もちとり さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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【推しの子】の感想・評価はどうでしたか?
もちとり さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
kakelu さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
作品名、見た目とアイドルものだと思っていたが、蓋を開けてびっくり!
まさか、サスペンスものだとは!
特に1話目にどんでん返しにはびっくりした。
長い時間を使った意味がわかる。
芸能界の闇が見えた気がしてかなり面白かった。
キャラデザはさすが『かぐや様は告らせたい』の作者なだけあって可愛い。
個人的には、有馬かながとても良かった。
音楽もYOASOBIで大ヒット。
総評として、めちゃくちゃ面白い!
今時の若者から社会人まで、みんなが刺さる物語だった。
アニメにそこまで興味ない層に見て欲しい神アニメだった。
CfrzK48306 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
良くある芸能界ものに「復讐」の要素をミックスしたのは新鮮でした。
作画は良く、歌や音楽も良かった。ストーリーも一話は衝撃的だったというのはわかる。
しかし「ウリ」の一つのキャラが思ったほど魅力的でなかった点が気になった。
個人的には「めむちょ」が可愛くて性格が良くて好みでした。
しかし、他には「有馬かな」のようなちょっとウザくて性格が良いとは思えないキャラがいた点にいらいらしました。
主人公はクールで女性には受けが良いかもしれないが私には魅力的でなかった。ルビーは影が薄すぎる。
黒川あかねはちょっと鋭すぎて好きにはなれなかった。
uQcus51094 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ヘラチオ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中島野球しようぜ さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
この芸能界において嘘は武器だ。
「かぐや様は告らせたい」、「クズの本懐」作者によるタッグ作品。世間からの評価は上々だが、個人的にはハマるほどの魅力を感じないと思った。
そもそも売りになっている転生要素は形骸化しているようなものであり、後はダラダラ芸能ドラマとサスペンスでうだうだやっているだけであまり面白みがない。(一応、アイの生涯やあかねの話はツッコミどころこそあれど面白くは出来ていたと思うのでまったくダメというわけではないが…)
キャラクターの思考回路からして苦手意識が強く、アクアの高慢な態度はテンプレートなやれやれ系イケメン風ウザキャラといった感じで見ていて鼻に付く。ルビーは若干立ち位置として弱く、現段階では主人公感がない。アイについても作中で魅力ある人物らしく描かれているが説得力に欠ける。
あとこれは個人的な完成によるものだが声優の演技もイマイチで、主演の伊駒ゆりえと大塚剛央は声がプレーンすぎてあんまりキャラらしい感じが出てない、転生後も声優無理に変える必要がないと思う。黒川あかね役の石見舞菜香もあまり合ってない感じがする。反面、大久保瑠美は安定していて、潘めぐみはHUNTER × HUNTERのゴンのような少年役のイメージがついてる人からすれば新鮮かもしれないがそこそこハマってた。
作画の派手さや高いレベルの演出も、その辺は目を引く価値はあると思われる。けしてつまらなくはないものの過大評価気味に感じる作品。
追記
原作とアニメ第2期の体たらくに合わせて評価を格下げ。1期、もとい原作初期の話のアイドル編の積み重ねが活きていない終盤の有馬かな卒業ライブの話が雑にスルーされたのは流石に失笑。カミキヒカルとの決着もそこまで期待してないし…
sMYVP12210 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
YOASOBIには興味ないんだけど、集英社が少しゴリ押し気味にしてたので気にはなってた作品。
ほんとたまたまamazonで1期1話みたら、食わず嫌いだったことに気づいた。
超絶おもしろい設定と1話だった。
2話目見たら、だいぶ熱が冷めたが、男主人公がよかったので見続けた。
以降、YOASOBIのOPまでは割と見れた。
が、よくわからんOPに変わったころから潮目が変わった。
というより別アニメになった。駄作に。
と思ったら2期だったらしいw
1期なら見ていいと思いますー
RFC さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
かとー さんの感想・評価
1.5
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
アニメは3話まで見ました。YOASOBIのテーマ曲はやっぱり凄いと思う。ただ、個人的にあまりにも過大評価すぎる作品だと思います。漫画は右肩下がりだと思うし、途中で一切見なくなりました。絵の担当の方は18禁作品をメインに描いてたはずだし、かぐや様の作者もありきたりなストーリーを提供してるだけ。底は見えてる作品だと思います。一部の熱狂的なファンがひたすらこの作品の評価を上げてる印象があります。他に面白くて良いアニメたくさんありますよ!
2期も当然見ません。
トウスイ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アイドルとしての魅力や物真似で本当に本物と錯覚するほどの存在感。
演技が下手なキャラは、確かに下手だと感じ、アニメ内で注目集めている人に私も目を引かれた。
俳優やアイドルが出てくるので、カメラ移りを意識した部分があり、その点も良かった。
アニメとしてここ最近の作品で一番だと感じる。
キャラの作画自体も良くて、話の流れが幸せとも不幸とも言えないバランスも良かった。
登場人物の一人一人の舞台裏、アイドルを始めるまで、俳優としての内面が出てくるため、ただ明るいハッピーエンドじゃないのも良い。
正直、外を歩いてた時に、店頭のアイの看板が凄く好みで見始めた。
アイの活躍を見たかった部分はあるけれど、ただアイドルが活躍する作品だとここまで目を引かなかった。
私の推しのアニメです。
音楽もいいよ!
イチゴン さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
みなみな さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
覆面反対 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最終回見れない さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
転生、大切な人の死、復讐、ラブコメと人気の出やすい要素を詰め込んだ作品
アニメ初心者にも見やすい作品だと思う
op、edの音楽評価は100点です
2期が楽しみ
アルレット さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
missing31 さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
これを観て違和感を感じない人間は単純に鑑賞能力が低い。「推しのアイドルの子供になりたい」というキモい願望をキャラと設定でコーティングしただけの底が浅い作品。
本来産まれるべき赤ん坊の命を奪い、母親を乗っ取っている事に違和感を感じない人間が絶賛してるのか痛々しい。日本人のアニメ鑑賞能力、鑑賞年齢はここまで低くなったんだなと感慨深くもある。
日本は妊娠22週以降は中絶が禁止である。つまり、22週までは
「人間として扱わない、自由に中絶OK」だ。
推しの子ではこの点を意識して入れ替わるのは22週より前のギリギリのタイミングで、本来の子供が殺される(作者にね)。そしてアイが愛情を注いでいた本当のアイの子供とシレっと入れ替わった大人2人と繰り広げる、ご存じの大層な第一話のお涙頂戴扉越しシーンで「あいしてるよ」とかもう寒気する。
いやいや、22週より前だろうが何だろうが子供返せよ。お前誰?となるのが普通の親(この場合はアイ)の感情である。書き手も読み手も想像力がゼロすぎる。もし大切にしてるペットの中身が突然わけわからんオタクになって、元々のペットの魂消えて無くなったらどう思う?ましてや自分の子供だぞ?これが許されるのは、腹の中の子供が、アイに愛されていた表現などが無く、よくわからんがいきなり転生してた!みたいなアホ転生設定のみである。子供は15週や16週でも十分に人間で、必死に生きているし、18週で耳も聞こえるし手も脳もあり心臓も動く。声に反応して動いたりもする。
よくある「わ!うごいた!」みたいなのは21週前でも全然ある。だから母親は、大きなおなかをさすりながら愛を注ぐのだ。
漫画なんだから~、アニメなんだから~、転生ものだから~とか言うやつもいるだろう。が、作家は産み落とした命に責任を持つべきである。本来産まれるはずだった「本当のアイの子」は消えてしまった。そしてその存在を無視したまた、くそ下らない学園&アイドルの三流ミステリーとしてちんたら続いているコミックと同じくシーズン2は忘れ去られていくだろう。
話はちょい逸れるが
ラーメン発見伝という漫画に「奴らはラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだ」というセリフがある。このアニメを高評価する人も大半はこれだろう。作品そのものの感想は全て人任せ。人の評価や世間の評価をそのまま自分の感想、評価だと思いこんでいる。
このままアニメも視聴者も漫画も何もかも、どんどんレベルが低下して、いずれ不毛地帯になるんだろうなと感じさせるヒット作だった。(主題歌だけは凄いと思う)
白毛和牛 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
インキ さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
アニメ好きなオタク さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おおかみ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
Witch さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【レビューNo.122】(初回登録:2024/5/5)
コミック原作で2023年作品。全11話。(初回は90分)
元々YOUTUBEで原作が紹介されていて、原作買うか迷ったんだよな。
(結局マイナー感溢れる「早乙女選手、ひたかくす」にしたんだけどw)
まあいうてる間に、順当にアニメ化されたなっと。
・交流あるフリークスさんのレビューに刺激を受けた
・ちょうどABEMAで一気見放送してて復習できた
を受けて、リアタイ時に残念したレビューを書いてみようかと。
(ストーリー)
田舎の産婦人科医ゴローは、自分に懐いていた患者・少女さりなの影響により
アイドルオタクになっていた。そんな彼の元に、活動休止中の彼の推しアイド
ル・星野アイが双子を妊娠した状態で現れたことで物語が動き出す。
(評 価)
・「星野アイ」と「物語の起点」をしっかり印象づけた初回拡大放送
{netabare}主人公は高校生になった星野アイの息子・星野愛久愛海(アクア)なのです
が、物語を進めていく上で
・彼にとっての「スーパーアイドル・星野アイ」という存在の位置付け
(そして双子の妹・瑠美衣(ルビー)にとっても)
・彼が芸能界に関わる強い動機付け
をしっかり印象づける必要がある訳ですが、これを出し惜しみせず初回拡大
放送で一気にみせ、視聴者のハートを鷲掴みにするという・・・
これはホント上手い戦略でしたね。
本作の構成的にも、初回分は完全にプロローグ的な位置付けですからね。
キリがいいプロローグを一気に片付けて、2話以降から本編を展開していく
というやり方は、理にかなっているなという印象ですね。
まあこれも「覇権アニメ候補」という金看板があるから打てる強気な戦略な
んでしょうが、それが功を奏したように思います。{/netabare}
・芸能界の表と裏を描写した秀逸なストーリー展開
{netabare}(アイドルアニメとか基本観ないので、詳しいことは知らないのですが)
アイドルやマネージャーなど一部の関係者にスポットを当てた作品は数あれ
ど、こういう大局的な視点から芸能界の表と裏を描いた作品って今まであっ
たんですかね?!
・まず掴みのアイで
「この芸能界において嘘は武器だ」
という新しい切り口を提示
・次にアクアを
・他のアイドル志望者のように芸能界に憧れを抱いておらず
・復讐劇のために芸能界に関わっている
という1歩引いたキャラ付けをした上で、彼の目線を中心に
・ルビーで
・アイドルに強い憧れをもち、芸能界はキラキラした世界
という従来のアイドルアニメ要素も残しつつ
(この2人が二律背反的に描かれているのがホント上手い!)
また定番的なタレント達の人間ドラマを描きながらも
・ここに監督やプロデューサー、ADなど制作陣側の視点なども加えていく
(これを善や悪というバイアスをかけることなく、それぞれの立場からの
道理として客観的に描いているのもナイス!)
・更に「ネット炎上」という社会問題をぶっ込み、一般人まで巻き込む
多角的に芸能界を描いているストーリー展開がホント秀逸です。
これを(2クールと引っ張らず)11話の1クール作品として濃密に描き、最後
はアニメ演出が最も映える「アイドルライブ」~「2期のプロローグの引き」
で完璧に締めるという・・・{/netabare}
・キャラをポイ捨てせず有効活用も上手い
{netabare}新展開を創るために
・新キャラを出してポイ捨て→で、また新展開のために新キャラ登場
という作品も多いですが、本作はキャラをポイ捨てせずしっかり有効活用
しているのがニクイですね、
・その象徴的なキャラが”有馬かな”ですが
・子役として典型的な「天狗になったキャラ」として描かれるも
・高校生になり、今度は「挫折を知った『元天才子役』」として再登場
・更にまさかのルビーのアイドルユニットに参加
以降芸能界のよき先輩やアクアのヒロイン候補としてレギュラー入り
・また「恋愛リアリティショー編」で共演した2人も
・MEMちょ →実は昔アイドル志望で、ルビーのアイドルユニットに参加
・黒川あかね →2期の「2.5次元舞台編」で再びアクアと共演決定
(しかも有馬かなとは子役時代からの因縁つきw)
いや~、早速使い倒してますねえw
それに監督やプロデューサーなども長い付き合いになりそうで
「狭い芸能界=人脈(人の縁)がモノを言う世界」
というのを体現している部分もあるように感じましたね。
「使えるキャラをしっかり育てて次に繋いでいく」
そういうことがきちんと出来ている作品かなっと。{/netabare}
芸能界の表と裏を多角的に描く、「新しい芸能界エンタメショー」を展開しつ
つも、アイドル要素はガッツリやり、ライブシーン(劇中歌・振り付け・ファ
ンとの一体感)といったアニメ映え等との親和性やバズりを狙った
「最初からメディアミックス化を意識した計算された構成」
だったのかな、というのは強く感じましたね。
(タレントの人間ドラマなんか実写映えもしそうですし)
もしそうなら、まさに狙い通りなんだろうし。
本作の難点を挙げると、最初に
{netabare}「黒幕を捜して復讐劇」
というミステリーをぶち上げたものの、それがほとんど進まないところですが、
これは長期連載を意識した大人の事情的な部分もありますからねえ。
(これがサクサク進むと連載終っちゃうんでw){/netabare}
さすが「覇権アニメ候補」と前評判が高かっただけのことがある、満足度の高
い作品だったと思います。
OP「アイドル/YOASOBI」
・今更いうまでもなく世界を獲っちゃったし、その功績で「日米首脳会談」に
も招待されたしねw
ED「メフィスト/女王蜂」
・女王蜂の曲は独自性が強く個人的には苦手なんですが、今回もいい意味でブ
レていないのかなっと。今回は飛ばさず聴いてましたね(笑)
最後に刺激を下さったフリークスさん、アザ━━━(*゚∀゚*)ゞ━━━ス!!
skarubos さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
フリ-クス さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2023年のアニメシ-ンを席巻した、
なんて言っても過言ではないのが本作『推しの子』であります。
(ちなみに、いつものごとく原作未読)
ぼやぼやしていると二期が始まっちゃいますので、
おさらいの意味も込めて、廉価ワイン飲み飲みまったり再視聴。
う~~~ん……やっぱいいですね。
おそらく二期も今年のトップランクに入ってくるでしょうし、
ぎっちりしっかり中身が詰まっておりますので、
いろんな方に、ぜひ、見ていただきたいモンダイ作でありまする。
作品の内容は、
原作者の赤坂アカ先生ご自身がおっしゃっているように、
サスペンス仕立ての『現代版ガラスの仮面』。
{netabare}
アイドル歌手アイの双子として転生したアクア(男)とルビー(女)。
出産時アイは16歳で、父親はわかりません。
隠れ出産後もアイドル活動を続け、徐々に、そして大きくブレイク。
親子三人で幸せな幼少期を過ごしていたのですが、
アイが20歳になる直前、狂信的ファンによって刺殺されてしまいます。
兄のアクアは、
そのファンにアイの情報を漏らした犯人は自分たちの父親だと推理します。
そして、その父親は業界人以外考えられないことから、
父親を突き止めるため、
映像制作を経由して役者の道に進みます。
妹のルビーはあまりムズカしいことは考えず、
もともと前世で母親のアイ推しだったドルオタでもあり、
アイと同じくアイドルの道へ進みます。
様々な芸能活動を通じ、
少しずつ、確実に名前が売れ始めていく二人。
はたしてアクアは、アイの死の真相にたどり着くことができるのでしょうか、
みたいなお話ですね。
タイトル的にはアイドルものっぽいですし、
実際、その要素もある程度大きめに含まれているのですが、
そいでもやっぱり『ガラスの仮面』なんですよね。
純粋に『お芝居』の品質を追求するだけではなく、
そこに『ビジネス』という要素を加えて展開していくことによって、
現代エンタメの抱える光と影が、
よくできたレリーフのようにくっきりはっきり浮かび上がっており、
総体としてリアリティのある作品世界を構築しています。
厳密に言うなら
ルビーパート→アイドルもの
アクアパート→役者もの
というハイブリッド形式になってるのかしらん。
ただ、アクアサイドの乗り入れが激しいので線引きがムズカシイかもです。
{/netabare}
芸能・演劇界のウラ話的な内容が多数あり、
あの『テラハ事件』に類似したプロットがあったことなんかから、
芸能界の闇を暴く問題作、
みたいな見方をするヒトもおられるそうですが、
そこのところは赤坂先生ご自身がインタビューで否定されています。
関連するご発言をざっくり抜粋すると、こんな感じ。
>そこ(芸能界の闇)をメインにしてしまったら、
>作品としては終わりじゃないかなとも思うんです。
>ジャーナリズムをやりたい作品ではないので。
>むしろ、みんながいい作品を作るために必死に頑張っているんだけど、
>いろいろなしがらみや慣習に縛られることで、
>結果的に幸せな形にならないことが多々あるんだよ、という実情を描きたいんです。
>作り手と受け手側のディスコミュニケーションを
>少しでも埋められる漫画になったらいいな、
>と思いながら描いているところはありますね。
(『ライブドアニュース特集』より引用)
ココロある製作・制作関係者はパチパチパチ、
ココロない製作・制作関係者は「ちっ」と舌打ちしそうなご発言ですよね。
とにもかくにもモノづくりで食っていくというのは、
アタマみっつぐらい抜きん出た実力がないと、
いろいろとタイヘンなのでありますよ。
お話は、1ク-ルの中で大きく四部構成になっており、サクサク進みます。
拡大一話 プロローグ。転生~アイの死まで。
二話~四話 マンガ原作ドラマ編
五話~八話 恋愛リアリティショー編
九話~11話 B小町デビュー編
拡大一話。初見のとき、恥ずかしながら号泣。
で、再視聴して、もっかい号泣。
泣くわ、こんなもん。
{netabare}
名前の「アイ」が皮肉に思えるほど『愛』を知らないヒロイン。
そのアイが自分の子どもを持つことで
はじめて『愛』というものの本質に(無自覚のうちに)気づきます。
惜しみなく与えること。
代償を求めず、ただ、与えること。
慈しみ、見守り、心を込めて与えること。
死の間際に子どもたちに「愛してる」と伝えられたことで、
自分がそれをとっくに知っていたことに気づき、
アイは、虚飾にまみれた人生の終わりを本物の『愛』に包まれて迎えます。
自分が本当に愛する誰かに思いを伝え、
その誰かからも愛され、見守られて最期のときを迎える。
それは、おそらく不遇な生い立ちを持つであろうアイにとっては、
『幸福な死』と呼べるもの、
いや、むしろそう呼んであげなければ、
彼女の人生の全てがムダになってしまう死であったと思います。
ただしそれは、あまりにも哀しいハッピーエンドであり、
後に残された者が誰一人として、
それを『幸福な死』と定義づけられない理不尽な最後でした。
{/netabare}
このパ-トで描かれたアイの強烈なキャラクターと生涯、
虚飾にまみれた芸能界でひょうひょうと、
そしてしたたかにのし上がり、
手にした最上の幸福とふりかかった最悪の悲劇が、
ここから始まるアクアとルビーの物語の通奏低音として引き継がれていきます。
いやもうこれ、
拡大一話に『すべき』というより、
拡大一話に『しない理由がない』ぐらいの完璧なスタートではあるまいかと。
そして、二話~四話のマンガ原作ドラマ編。
男子アイドルを売り出すための『宣材』として、
演技力『度外視』で製作されるネットドラマのキャストとして、
アクアが有馬かなと一緒に出演するおハナシです。
内容的には、
アイタタの現場でアクアが『きちんと積み上げてきた』お芝居を見せ、
触発された有馬かなが本来の実力を発揮する、という流れです。
おハナシとしてはかなりド直球な内容なんですが、構成と演出が実によき。
・アイタタ作品の制作ゲンバの空気感
・ふだん視聴者が気にしない、プロ役者が『あたりまえ』に配慮していること
・優良な原作者のホンネ的がっかり感
みたいなことがしっかり描かれていて、ぐいぐい惹き込まれていきます。
本作で描かれたネットドラマだけでなく、
こういう低品質な作品が邦画やゴ-ルデン帯のドラマでも多いのは周知の事実。
そのわりにこういう切り口って確かにいままでなかったよなあ、と、
赤坂先生の着眼点に感心させられることしきり。
とにもかくにも斬新感がすごいっス。
あと、なぜか役者(声優)さんって、こういう
ヘタな芝居の演技
が大好きなんですよね。ほんと、なんでなんだろ。
あの『氷菓』の学祭映画編でも、
大物役者さんたちが嬉々としてダイコン芝居をやっておられましたね。特に小清水さん。
ちなみに、テレビアニメの場合のアイタタ作品つて、
確かにキャスティングミスも多いんですが、
それよりもむしろ、
出版社が『原作を売るための宣材』として、
ハシにもボーにもかかんない作品をアニメ化する方がモンダイかと。
そこ、制作関係者や役者さんはみんなわかっちゃいるんですが、
現場はそれをオモテで口にしちゃイケナイ
みたいな不文律がありまして、たぶん、それはこれからも直りません。
業界の本質にかかわってくる重要な議論が、
飲み屋でのグチでかき消えちゃう、
そういうのが、この業界の実態であったりするんですよね。
なお、この『マンガ原作ドラマ』という言葉を聞くと、
『セクシー田中さん』ドラマ化による芦原妃名子先生の訃報を
思い出す方も多いと思います。
これについては拙的に強く思うところがあるのですが、
本作に関係ないので
最後にネタバレでまとめて書いておきますね。
そして、五話~八話が『恋愛リアリティショー編』。
巷では『テラハ』事件と関連付けて『不謹慎』なんて批判もありましたが、
この原作のプロットが書かれたのは、事件の二年前なんですよね。
いちいち『過ぎた正義』を振りかざしたい方は、
文句を言うまえに、
最低限、調べるべきことを調べた方がいいんじゃないかしら。
で、ちょっと脱線して『リアリティショー』のハナシ。
けっこうサツバツとした話ですから、
ネタバレで隠しておきますね。
{netabare}
『テラハ』放送以前からこうした『リアリティショー』では、
米・仏・韓・英・スウェーデンなどで
自殺者・自殺未遂者が多発して社会問題になっていたんですよね。
とくにアメリカでは、
2004年から16年にかけ、少なくとも21人の出演者が自殺しています。
そして『テラハ』の放送は2020年。
すでにそういう問題が発生していることは充分に知られていました。
それなのに制作側は、
出演者に対してまともなサポ-ト体制を作らず、
むしろ炎上する方向へと無責任にハナシを誘導していったのです。
あれはもう『不幸な事件』なんかじゃありません。
過去の事実から容易に想像できることに何も手を打たなかった、
愚かなメディアによる『業務上過失致死』だったと僕は考えています。
言葉は人を殺せます。
実際、自殺を選んだ中高生の多くが『言葉によって』殺されています。
生物学的な『死』にいたらなくても、
言葉という凶器によって『心を殺された方』というのは、
それこそ無数におられるのではないかと愚考します。
SNSというのは本質的に『銃社会』みたいなものです。
ヒトを殺せる凶器が、日々、ろくな制限もないまま飛び交っています。
誰もがその凶器を冗談半分で使えるぶん、銃社会より怖いかも知れません。
そこに対し、視聴率や再生数欲しさに『エモノ』を投げ込んでいく。
そういう方が一定数いて、しかも増加傾向にありますから、
こういう事件は(形を変えて)
今後とも繰り返されてしまうんじゃないかと僕は強く危惧しています。
{/netabare}
本作で描かれた『リアリティショー』もけっこうエグかったんですが、
そこは最後、黒川あかね役の石見舞菜香さんが、
ものの見事にぜんぶもってっちゃいました。よきです。
アイの性格を緻密に分析し、
アクアの前でアイになりきって顔を上げるシ-ンはガチの鳥肌もの。
目のホシってコピーできるのかしら、
そういうしょうもないツッコミがまるで意味をなさないほど、
演出もお芝居も完璧、スヴァラでした。
あと、アイ化したあかねにアクアが簡単に転がされるところが、
ちょろくてかわいかったですよね。
そして 九話~十一話がB小町デビュー編であります。
拙はアイドルというものにほとんどキョーミないですし、
劇中で歌われるB小町の楽曲もなんかちょっとアレな感じなんですが、
そういう拙でもついつい惹き込まれるデキになっています。
惹き込まれる、と言っても
アイドルっていいなあ、楽しいなあ、憧れちゃうなあ、
というミ-ハ-(←死語)な感じではありませぬ。
B小町メンバー三人それぞれの、
生きざまなり人間性なりがしっかり鋭く、しかもコミカルに描かれていて
『お仕事アニメ』そして『青春群像劇』
としてリッパに成立しているところに惹かれるんですよね。
プロット自体は、
有馬かなの職業的葛藤とアクアへの恋愛感情がメインとなっております。
プロットだけだと、ほんとそれだけ。たいしたことないんですが、
ドまっすぐなルビーと有馬の対称性や、
めむちょ(←正式表記は『MEMちょ』)の狂言回し的な役づけ、
そしてふわふわしてない業界の裏側描写が、
そのプロットを『青春群像劇』に押し上げているんですよね。
それでもこの展開が12話つづくと『しんどい』と思うのですが、
三話ですばっと切って次に進んでいるのが実によき。
しかもライブシ-ンは早々に切り上げ、
二期へとつながる『つかみ』をきっちりぶち込んでおりまして、
まさに完璧な締めだったのではと愚考する次第であります。
拙の全体的な作品評価は、堂々のSランク。
これまで拙が好き勝手に評価してきたアニメのなかで、
レビュー点が歴代三位にランクインしております。
きらら的なアレだとかラッキーハ-レム系のナニ、
俺TSUEE! な異世界転生系のアレ、
登場キャラがみんな花背負ったゲイに見える少女マンガ調のナニ、
そういうのを『期待しておられない』方には、
まんべんなくお勧めできる良作ではあるまいかと愚考いたします。
物語はほぼ完璧な仕上がりでありまして、
ムリして突っ込もうと思えばツッコめなくもないですが、
それはあんまり意味がないかなあ、と。
赤坂先生がちゃんと『取材し理解した』うえでのデフォルメだと思いますし、
いちゃもんと膏薬はどこにでもくっつくものでもありますし。
たとえば、有馬かながアクアにくっついて監督の家へ行ったとき、
監督のおかあちゃんにご飯のお替りすすめられて
「あ、大丈夫です。糖質抜いてるんで」
という言い方でにっこりと断るシ-ンがありますよね。
この「糖質抜いてるんで」というコトバが誰にでも、
カントクのおかあちゃんみたいな方にも通じると思ってるところが、
よくも悪くもいかにもギョ-カイ人。
こういうセリフって、
ちゃんとアンテナ立てて取材していないと書けないと思うんですわたし。
ですから、赤坂先生は『ちゃんとわかった』うえで、
マンガやアニメに適合するよう、エンタメに話を振ってるんだなあと。
あとは味付けの『好み』のモンダイですから、
好き嫌いを言うことはできても、
良し悪しや正誤で語るのはちょっとチガウような気がいたします。
登場するキャラは、『テンプレ感』が全然ありません。
一人ひとりが背景と独立した思考をもつ『血肉のある』キャラになっており、
誰に対しても違和感なく感情移入していけます。
そういうのってキャラづくりの基礎基本なんですが
いまどきアニメって、半数以上ができていませんよね(←何様発言)。
みんな『設定(器)』づくりにばっか必死になって、
器だけは凝ってるけれど、のっかってる料理(人格)はサルマネ、みたいな。
その点、本作はひとり一人のキャラをじっくりと味わえます。
拙が個人的に好きなのは、めむちょと黒川あかね、です。
めむちょは、苦労人のくせに歪んだところがなく明るくて、
そのくせ群雄割拠のネット界で生き抜くだけのしたたかさと知恵があります。
さらに、
年下のルビーや有馬かなに好き勝手を言われても、
同じ目の高さでワイワイやっていける包容力と謙虚さがステキかと。
拙的『ともだちになりたい女子』ナンバーワンであります。
黒川あかねは、拙の大好きなタイプの『役者バカ』ですね。
私生活においてはほとんど『ジミ女』。
でしゃばることもせず、積極的に何かしようとしてもうまくいきません。
おおよそ、プライベートでオ-ラを発揮するなんて皆無ではないかと。
そのぶん、情熱や才能が『芝居』という領域に特化しています。
ここのところが実によき。
落差が『セクシー田中さん』的で好感もてるんですよね。
{netabare}
アニメ業界のキャスティングも、
実写系ほど極端ではありませんが、
いわゆる『演技力本位』じゃないところがあります。
ただ、事務所のチカラ関係で左右されるということはあまりありません。
本人のビジュアル、ラジオやイベントでのト-クのうまさなど、
いわゆる『番宣における使い回しのよさ』が、
オ-ディションで加点されちゃうことがしばしば(しゅっちゅう?)かと。
製作出資した連中も、ムチャとかクチャとか言ってきますしね。
役者は『役を演じる』のがお仕事であります。
ところが『声優』という呼称になると、
なぜか製作もファンも
『お芝居以外』の要素でひゃあひゃあ言う方が増えてきちゃいます。
ほんとやだわ。誰かなんとかしてくれないかしら。
{/netabare}
本作は、そうした『血肉のあるキャラ』をしっかり演じられる、
実力派の役者さんでキャスティングされていて、実に耳ごこちがいいです。
そしてそのなかでも、
拙がとりわけ耳を奪われてしまうのが、
ルビー役を演じている、新人の伊駒ゆりえさんであります。
お芝居の品質も新人離れしているんですが、
なんといっても『声質』がすごくいい。おそろしくいい。
ルビーのもつバカっぽさ、まっすぐさ、純粋さ、熱量みたいなものが、
『声』そのものからド直球に伝わってくるんですよね。
こういう役柄なのに『ねらってる感』がまるでありません。
ルビーって、競走馬なみの視野と思考回路しかもってないキャラなのですが、
伊駒さんの声質とお芝居によって、
そこのところが『魅力』の領域にまで押し上げられています。
これ、天から与えられたすごい資質だと思います。
ただし、使いどころがムズカシイかと。
きらら系とか演らせたら秒で埋没しちゃいそうな声質ですし。
すっごく丁寧なくせに思い切ったお芝居もできる、
ほんと貴重な人材だと思うので、
うまく育成して大成させてあげて欲しいですね。
ちなみに。有馬かな役の潘めぐみさん、めむちょ役の大久保瑠美さんって、
いつの間にか34歳になられてたんですね。
落ち着いた、幅と奥行きのあるいいお芝居をされています。
(もう、うかつに「潘さんのお嬢さん」なんて呼んじゃイケナイですよね)
音楽は、OP・EDだけなら文句なしの五点満点。
楽曲ももちろん素晴らしいんですが、
それに合わせたカット割りと作画にタマシイ入ってます。
ほめどころはたくさんあるんですが、
とりわけ、アイとルビーの『類似性』と『相違点』の描き分け、すごいです。
ただ、残念ながら、
B小町の楽曲とか有馬かなのPVとか、
劇中歌がイマイチだったので満点ならず。おしいっス。
作画は、あくまでも拙の『好みのモンダイ』で四点にしてますが、
全体的に、とてもよく描けていると思います。
キメなきゃいけないところは、きっちりキメていますしね。
ほんと『好み』とか『相対評価』のハナシであって、
コレ、という欠点があるわけではありません。
ぐいぐい惹き込まれるレベルの映像ですのでご安心をば。
いずれにいたしましても、欠点らしい欠点のない作品であります。
とにもかくにも構成とテンポがいい。
三話単位でメインモチ-フが変わりながらも、
前のモチ-フと人脈・情報が密接に連動して奥行きが深まっていきます。
この構成が緻密にできていますから、
根気のない拙でも
テンション落とすどころか回を追うごとに惹き込まれていきましたしね。
お芝居に関するウンチクの部分も、
もちろん脚色・デフォルメはされてますが『ホンモン』であります。
(アイドルやユ-チュ-バ-に関しては正直わかりませぬ)
赤坂先生、ほんときっちり取材したんだなあ、
と思わされる描写があっちこっちにあって感心させられることしきり。
ここのところがしっかり描けているからこそ、
それが理不尽によじ曲げられてしまう『エンタメビジネス』の、
光と闇が鮮明に浮かび上がってくるんですよね。
ところで、第二期は『2.5次元編』からスタートだそうです。
(いわゆる『マンガ原作舞台編』ですね)
テレビドラマと舞台では、求められるお芝居が、
それこそ『声の出し方』からしてまったくチガウものであります。
そこのところを、
アニメでどんなふうに表現されるのかとても楽しみです。
ほんと、わたしは楽しみ。楽しみすぎて死にそう。
ちなみに、拙は2.5次元舞台なるものを観たことがないのですが、
知り合いがチョイ役で出ておりまして、
フライヤーもらったついでにいろいろ聞かせてもらいました。
とにかく演出とかアクションがど派手で、
高所からの飛び降りとかバク宙とか、やたら体力使うんだとか。
(もちろん、作品とか役柄によると思いますが)
そういうのをリハの段階から、
カントクが「よっしゃ」というまで際限なくやらされるので
「いやもう、カラダぼろぼろっスよ」
とかなんとか、ひきつり笑いを浮かべながら話してくれました。
(超イケメンのひきつり笑いって、見ててオモシロいです)
ちゃらちゃらしてるような舞台でも役者はタイヘンなんだなあ、
そんなことをつらつら考えたわけですが、
いやいや、同情するぐらいならチケット買ってあげなさいよ、僕。
************************************************
ここからは、完全なオマケ。
世間を騒然とさせた『セクシー田中さん』事件に関する私見です。
本作とはまるっきり関係ありませんし、
読んで楽しい気持ちになれるハナシでもありませんから、
ネタバレで隠しておきます。
お断りしておきますが、
僕は『マンガ原作テレビドラマ』の仕事を受けたことはありません。
(企画モノの仕事ならあります)
自分がテレビに出演した経験も、二回しかありません。
ですから、情報ソースはいろんな機会で知り合ったテレビマンや、
漫画家さん、出版社の方々ということになります。
決して『当事者』ではないので正確性は担保されておりません。
また、ここから書くことは、
コンテンツビジネスやネットリテラシーに、
興味やモンダイ意識を抱いておられる方むけのおハナシであります。
事件の概要を把握されていることを前提に書いていますから、
知らない方はおいてけぼり。
そのへんはどうかご了承くださいませ。
{netabare}
一連の報道やネットの反響を見ていて僕が危惧していたのは
脚本家の相沢友子さんが自殺されないか
という一点のみでした。
今日までそうした悲報が報道されず、ほっとしています。
一時期のネット上では、
相沢さんの最初の投稿に関する批判だけではなく、
彼女の人格を否定する声、
それも三流週刊誌の噂話レベルを真に受けて糾弾する声が、
あたかも正論のごとく飛び交っていました。
そうした声に対する僕の感想は、
たいへん汚い言葉になって申し訳ないのですが、
ふざけんなよド素人が
というものでした(たぶん、同業者の多くがそう感じたと思います)。
脚本家がプロデューサーの指示・意向を無視して、
勝手に原作を改変することはありません。
(そういう方がいる『可能性』は否定しませんが、僕は聞いたことありません)
こうした方が面白くなるんじゃないか、という『提案』があっても、
必ずプロデューサーに(ほとんどは事前に)確認を取ります。
相沢さんご自身が、最後のブログで
>私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。
>もし私が本当のことを知っていたら、という思いが頭からずっと離れません。
ということを明言され、
最初にSNSで発信してしまったことを猛烈に悔いておられました。
その言葉を積極的に疑うべき理由は『ない』と僕は思います。
事前に全てを知らされていたのなら、
ああいう形で最初のSNSを発信する理由がありませんから。
相沢さんの言葉から推察できるコトの経緯はこんな感じです。
プロデューサーに言われたとおり粛々と作業をしていたら、
次から次へと原作者からリテイクが入ってきた。
さらに、伝聞で聞いた指示どおり直したのに、
同じ個所に対して再びリテイクになることが頻発した。
やりにくい&わけがわからない状況でストレスがたまっていった。
そしていきなり
原作者が「相沢はダメだ、ラスト二話は自分で書く」と言ってると告げられ、
決まっていた仕事を降ろされた。
(これ、脚本家にとっては『恥』で『負のキャリア』になります)
しかも、上がってきたラスト二話の脚本は、
ストーリーは原作と別物で、
おまけにピンとこない、中途半端で面白くない内容だった。
さらに、ラスト二話は原作者が書いたものであるにもかかわらず、
視聴者から「相沢が書いたもの」と見なされ、
つまらないモノを書く脚本家だと批判される状況におかれた。
その理不尽さに耐えきれなくなり、
そうした状況を誰かにわかって欲しくて
ついSNSで発信してしまった。
たぶん、そんなところだったのだろうと僕は推察しています。
そんなことあり得る業界なんですか、
という問いに対する答えは「ふつうにあり得る業界」です。
もちろん、制作の裏側をSNSで発信してしまったことは、
職業倫理として批判されるべきことです。
しかし日本全国の、業界事情を何も知らない赤の他人から
『人殺しよばわり』
『全人格否定』
をされなければならないほどの大罪だとは、僕には思えません。
最初にSNSで発信したことが相沢さんの罪だ、人殺しだ、というなら、
それにのっかったネット住人も同罪です。
真偽もわからないまま相沢さんのSNSを鵜呑みにし、
故芦原先生を『勘違いマンガ家』と断定。
罵詈雑言を書き散らかし、
先生がことの経緯をSNSで説明せざるを得ないように追い込んだわけで、
彼らネット住人たちは全員『人殺し』です。
そしていま現在、
業界のことなどなにも知らないのに勝手な正義感を振り回し、
相沢さんを糾弾し続けている人たちもいます。
もしも相沢さんが自殺をしてしまったら、
かれらもまた、全員が『人殺し』の仲間入りです。
僕はあえて『人殺し』という極めて強い言葉を使っています。
言葉とは、
ほんとうに人を殺せる恐ろしい道具なのです。
また、日テレの原作使用料が数百万円だったことを、
安すぎる、原作者軽視だ、
なんて騒いでいる方も多いですが、これもおカド違いな発言です。
テレビドラマ化は、原作本の最強販促策です。
ドラマ化されると原作単行本は、ほぼ間違いなく増刷・増販になります。
『セクシー田中さん』は既刊7巻です。
これが単巻あたり15万部売れただけでも105万部の増販。
出版社の一冊あたり限界利益は原作印税を差し引くと150円ぐらいですから、
それだけで1億五千万円以上の利益になります。
原作者にも、印税10%として5700万円以上の金額が支払われます。
ゴールデン帯で放映された原作の増販はそんなものではありませんから
電子書籍などの関連売り上げを含めると、
その数倍の利益が原作者と出版社にもたらされることになります。
このことが、原作者軽視の一因になっていることは否めません。
テレビ局は、それだけの利益を相手にもたらすわけですから、
視聴率がとれるよう、好きに改変させてよ。
結果的に、そうした方がそっちの利益になるわけだしさ。
という言い分になっていきます。
(彼らは彼らで、コンマ1%でも視聴率を稼ぎたいのです)
出版社は、いまの出版不況で経営が大変ですから、
目の前にある何億円という利益をけっとばす覚悟がなかなかできません。
結果、テレビ局にたいして弱腰なことが多くなります。
(編集者は、ほとんどが作家を守ろうとしますが、
従業員個人が会社の経営にタテつくことがいかに難しいかは、
論を待たないところかと愚考します)
原作者は、ほんと『人による』としか言いようがありません。
ただ、カネよりも作家魂や原作愛を貫こうと思っても、
ふだんお世話になっている・自分を育ててくれた出版社や担当編集者が、
なかば人質にとられている状態なので、
板挟みで悩み苦しむこととなるケースが少なくありません。
(そして、なぜか出版社は、作家をテレビ制作者に会わせたがりません)
このあたりのパワーバランスは、ほんとケースバイケースです。
あまりにもケースバイケ-スすぎて、
契約書は統一された『ひな形』を使用するのが一般的です。
当事者名や金額などを書き込むだけで、
個々の約束ごとをいちいち契約書に明記するということは、
かなり稀ではないかと思われます。
(これは、契約実務を経験した方ならご理解いただけることかと)
いずれにいたしましても、
そうした『利害関係』『パワーバランス』『過去慣習』が複雑に絡み合い、
絶望的な『伝言ゲーム』になっていたことが強く推認されます。
もちろん、僕は相沢友子さんを個人的に存じあげているわけではないので、
彼女が『悪の権化』であった可能性を完全否定できません。
できませんが、そう考えている業界人は、ほとんどいないと思います。
ちなみに、事件を時系列でみると「ん?」と思うところがあります。
① 12/24 ドラマ最終話放映日
相沢氏が、原作者の希望で『脚本協力』になったとSNSで発信。
(この段階では、攻撃的な表現はありません)
↓
② 最終回の内容を批判するコメント・DMが多数、相沢氏へ。
↓
③ 12/28 相沢氏がSNS再発信。
9、10話の脚本が原作者の手によるものだと明記。
『脚本家の存在意義について深く考えさせられる』
『苦い経験』
『同じことが二度と繰り返されませんように』などと記述。
↓
④ ネット上で、故芦原先生に対する批判・誹謗中傷が大量発生。
↓
⑤ 1/26 故芦原先生が、小学館とすり合わせのうえ、
経緯説明する文章を発信。
↓
⑥ 今度は相沢氏への批判・誹謗中傷が殺到
↓
⑦ 1/28 故芦原先生がXの投稿削除、失踪。最悪の結末へ。
これ、⑤までの過程においては、
芦原先生が自死を選ばなきゃいけない理由がなにもないんですよね。
間違ったことを発信されて炎上していたので、
あらためて事実確認を行い、
正しいことを発信しただけのことに過ぎません。
そして⑥の状況を『客観的に』見て心を痛めたのだとしても、
そこは再びSNSでフォローすれば、
事態の沈静化が図れたのではないかと思われます。
ですから、
1月26日から28日までの間に、
先生に対して直接、死を決意させるだけの『なにか』があった。
そう考えるのが自然であると僕は思います。
そして九分九厘、
その『なにか』は番組の利害関係者からもたらされています。
いずれにいたしましても、
本件は刑事事件ではありませんから捜査のメスは入らず、
真相は闇の中に埋もれていくと思われます。
いまはただ、故芦原先生のご冥福を祈るばかりです。
なお、本レビューのタイトルに関し、
ああいう事件があったのに『不謹慎』だろう、ふざけんな、
という方もおられるかと存じます。
そういう考え方を、僕は決して否定いたしません。
ただ、少なからずモノづくりに関わってきた者としては、
自分の魂を削るようにして描いた作品が
あたかも『忌み言葉』のように扱われる
ということを望むような作家は
ほとんどおられないのではないかと愚考しております。
未完の名作としてあたりまえに扱う、
それが僕の弔意であり、先生へのリスペクトです。
そのことを不快に思われる方には、本当に申し訳なく思います。
ただただ、
己の文章と人間としての未熟さを恥じ入るばかりです。
{/netabare}
四ツ谷ミツル さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
去年バズりにバズった本作だが、流石は覇権アニメ。面白かった。
衝撃的な1話の長さからの衝撃的な展開の連続。美麗過ぎる作画が一切崩れることなく11話まで駆け抜けた秀作。
このアニメ、作画がもう限界突破して美しい。
細かい髪の流れや繊細なまつ毛。推しの子を象徴するギャラクシーアイが神秘的だし、それらが表情豊かに動く様なんてまさしく神作画だ。
ライブハウスのBGMも「これこれ!」と思わせてくれるリアルさ。音へのこだわりも十二分に感じられる。キャスト陣もみんな可愛かった。
続きが気になってしまいアニメ後に全巻読んだが、なるほど原作へのリスペクトも素晴らしい。
やはりモノクロの原作に豊かな色彩が付いて動いて喋るとより一層魅力的だ。
個人的には重曹ちゃんの野球シーンが特にイチオシ。
OPEDもAyase氏が元々ファンだった事もあり、これ以上はないと言うくらい推しの子――ひいては星野アイを象徴する素晴らしい出来だ。
各話のEDへの入りも秀逸で女王蜂の歌唱も良かった為、飛ばさず毎回EDまでしっかり聴いてしまった。
とまあ、めちゃくちゃ素晴らしい本作だが、扱っている内容が芸能界の闇でありSNSの良くない所だったりと、可愛らしいアニメーションとは裏腹に扱っている内容は重めだ。
恋愛リアリティーショーのSNSシーンなんかは特にそう感じる。
社会現象アニメだが、手放しで万人に勧められるストーリーかと言えばそうでも無いので、気になった方はぜひ1話を見て判断して頂きたい。
1話の描写が問題無ければ後は合うと思うので、ぜひ製作陣の描く豪華なアニメーションと、時にコミカルに、時にシリアスに紡がれる芸能界の光と闇の目撃者になって欲しい。
ato00 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
勘違いをしていました。
推しの子ってそういう意味だったんですね。
そして、{netabare}1話の終盤に度肝を抜かれました。
主人公と思っていた星野アイが命を落とすなんて。
前情報なしでの視聴は怖楽しいです。{/netabare}
サスペンスミステリー的転生ラブコメディー。
様々な要素を素材として緻密に構成された作品です。
そして、芸能界の闇をリアルに描いています。
{netabare}もっとも、印象深かったのが6話です。
SNSの怖さに冷や汗をかきました。
表面的な情報を基にした放言が集まることにより虚像が実像に。
そして、偏差な正義感が人格を否定する。
信じるものを熟考し、慎重に判断する重要性を改めて感じました。
それにしてもアクアの切り替えしはお見事。
サイレントマジョリティーを味方にする方策を心得ています。
ただし、一歩間違うと再炎上ですけどね。{/netabare}
なんだかんだとこのアニメ、シリアスにもかかわらずお笑い成分も多いです。
言葉のキャッチボールが絶妙といいましょうか。
ボケとツッコミが良いテンポといいましょうか。
中でも有馬かなとルビーのやり取りがお気に入り。
それにアクアが加わると、クオリティーの高いトリオ漫才になります。
アクアのクールなツッコミは絶品です。
2024年7月より2期開始です。
いったいどこまで謎が明かされるのでしょう。
ドキドキです。
青龍 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』などの赤坂アカ(現在は漫画家としては引退し漫画原作者に専念)、『クズの本懐』などの横槍メンゴ(作画)による原作漫画は、『週刊ヤングジャンプ』と『少年ジャンプ+』(いずれも集英社)で連載中(既刊13巻、原作既読)。
アニメ1期は、全11話(ただし、第1話のみ90分。2023年)。原作は、漫画と異なり、赤坂アカと横槍メンゴの連名。監督は、『私に天使が舞い降りた!』、『恋する小惑星』などの平牧大輔。制作は、『イエスタデイをうたって』、『NEW GAME!』などの動画工房。2期は2024年7月から放映。
(2024.4.7 概要を追加、長いので…2期に向けて一部推敲)
タイトルの「【推しの子】」とは、主人公(アクア:CV.大塚剛央)が「推し」ていたアイドル(アイ:CV.高橋李依)「の子」に転生したという意味(さらに、【】の意味とそこから考えられる本作のモチーフの考察を末尾に追記)。
そうすると、アイのアイドルとして輝くティザービジュアルや、恋愛コメディの『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカ原作ということもあり、アイドルのファンが、そのアイドルの子としてアイドルとキャッキャウフフする話かと思いきや…
実は、結構、ドロドロとした内容なので、「甘いと思って食べたら苦かった。だから、美味しいと思わなかった。」という現象がおこる可能性がある(※ただ、本作は、そのミスリードを狙っていると思われるため、そういう手の込んだことをしてくる作品ともいえる。)。
そこで、観る前のミスマッチを防ぐため、注意事項について必要な範囲で核心的なネタバレに触れないよう心がけたので、視聴の判断に迷っている際は参考にしてもらえれば幸いだ。
【注意事項】
{netabare}まず、第1話の内容は、アイが主人公たち(アクアとルビー:CV. 伊駒ゆりえ)を産んで数年間育児をした後、ファンに殺されるまでを描いている。もっとも、そのファンがアイの関係者しか知るはずのない情報を知っていたことから、そのファンに情報を漏らしたアイの関係者がアイ殺害の黒幕と考えられる。
そこで、第2話以降は、高校生となった主人公が『かぐや様』同様の恋愛コメディ要素も交えながら、その黒幕の正体を暴いてアイの復讐を果たそうとする復讐劇が始まる。
したがって、ミステリーや復讐劇の要素が話の根底にあるので、どこか主人公のアクアに暗さがあって、単に明るいだけの作風ではない(ただ、このあたりは、1話の感じで2話以降からゴリゴリのミステリーかと思ったら、ミステリー要素が控えめになって、意外と恋愛・コメディ寄りという感想もみる。)。
次に、本作は、社会問題ともなったフジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さんが命を絶った事件に酷似した内容を含んでいる。また、この問題に鋭く切れ込む分析や視聴者に問題提起もしているので、完全に大人向け。
最後に、芸能界の裏の部分を結構赤裸々に描いている(かなり具体的に描かれているので、関係者に取材したのではないかと思われるレベル)。
したがって、アイドルについては、現実を知りながら、それでも夢を追い続けるというリアリティのある描き方となっているので、アイドルを単に華があって夢のある職業というような描き方をしていない。{/netabare}
というわけで、単に明るい話ではなく、ミステリー、復讐劇、社会問題、芸能界の裏側といったグロテスクなリアリティも含んでいるので、気楽に観ようとすると面食らう可能性がある。
ただ、そういう内容だと知ってみれば、緻密に組まれたプロットに引き込まれ、面白いこと請け合いの作品である。
【「言葉によるコミュニケーション」(感想)(以降、核心的なネタバレを含むので注意!)】
{netabare} 私は、原作未読で、今クールで話題になっている、なんかアイの目の★が輝いてる、原作が結構売れている、『かぐや様』の赤坂アカ原作くらいの知識で観始めたので、本作の内容のグロテスクさに面食らった人間の一人である。
ただ、私はたまたまグロテスクなリアリティが好きだったので、話数が進むごとに引き込まれたが、上でも書いたが期待していないと面食らうだろう。
特に恋愛リアリティ番組の話は、よく知りもせず勝手な憶測で相手を非難するSNS等の書き込みが、非難の対象とされた者を精神的に追い詰めていく様子を木村花さんの知り合いにPTSDの症状を引き起こさせる程度に赤裸々に描かれている。
匿名だから、金をもらってないから、たくさんの人がみるわけでもないから、相手を傷付けたとしても他にもたくさんいて自分のせいではないから、とコメントを書く側は、気軽に書くのかもしれない。しかし、それがもたらす結果は、時に人の死という取り返しのつかないものとなる。
非難の原因は、お互いの誤解やコミュニケーション不足から生じることが多い。
本作でいえば、あかねは、ゆきと和解していたにも関わらず、その部分を番組制作サイドにカットされ、あかねを視聴率のために悪女にするという演出がなされたため、和解を知らない視聴者が、あかねに対する非難をSNSで繰り広げることになる。
また、本作では、木村花さんの母親が娘の事件と酷似した内容を娘の命日に近い日に扱ったことに配慮不足と憤ったらしい。しかし、娘と同じ境遇の者を再び出さないという点で両者は一致できるはずなので、これもお互いのコミュニケーション不足という似たような構造がある。
言葉によるコミュニケーションは、不完全であるがゆえに、その扱いには常に細心の注意を心がけたいものである。{/netabare}
【「本作のテーマは?」(2023.7.3加筆追記)】
{netabare}2期に向けた自分の考察をまとめる追記。
まず、本作のテーマについては、「虚構と現実」、「フィクションとリアル」、「ウソとホント」。
よくよく考えれば、私がこのレビューの冒頭で注意喚起している内容が、「虚構と現実」だなあと。
スポットライトを浴びるアイのティザービジュアルから、「華やかなアイドルの話」(虚構)かと思って見ると、アイは1話でファンに殺され、アイドルの厳しい実態まで暴露され、グロテスクな「現実」を見せられる結果となる。
あと、「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」というキャッチコピー。嘘だと視聴者に分からせるには、現実を知らせる必要がある。だから、現実を描く。
ただ、「虚構と現実」のギャップを描くだけではなくて、虚構を演じているうちに、それがリアルになることの功罪(善し悪し)が、テーマなのかなと。
例えば、アイは、初めは愛情を知らない自分がアイドルなんかできないって言ってたのに、アイドルを演じるうちにアイドルになっていった。
でも、アイは、愛情を知らないから、ファンに対して虚構の愛を完璧に演技して振りまけたというのは違うと思っていて。
どういうことかというと、声優の津田健次郎さんが、演技において、自分が全く経験したことのない感情を完全に0ベースから作っても、その感情にはリアリティが感じられないので、共感されないといった趣旨のことを言っていて(詳しくは、齟齬があるかもしれないので鈴村健一社長のところのyoutubeを見てください)。
実際、アイは、一部のファンに作り笑顔を悟られていた。だけど、アクアたちを産んだ後、子供の事を想って自然な笑顔ができるようになった。
1話の最期のシーンでも、最初は「家族ごっこ」だったのかもしれないけれど、子供たちに向けられた最期の愛情は、嘘ではないでしょう。だから、アイは、産後、誰からも愛されるキャラクターになりえた。そこに嘘はなかったから、一部の例外もなく万人に愛されるキャラクターになり得た(アイは自分を殺したストーカーすら愛そうとしていた。)。
身近でも、最初は、経験がないから、そういうものだと「自分が想像していたもの」(虚構)を演じていたら、そのうち経験を伴って、それが本当になったなんてことはありますよね(例えば、【母親】、【上司】とか)。
あと、アイは、電話での会話の感じ(高橋李依さんの演技)しか根拠がないんですが、もはや菩薩のようだったので、双子の父親に騙されているとわかったうえで、それでも本人が幸せならいいじゃんと悟ってたんじゃないかって感じがしました。
だから、きっかけは「ウソ」だったのかもしれないけど(愛情を知らないなら僕と家族を作ってみればいいとか言われたんじゃないでしょうか)、現実と真剣に向き合っていくうちに、ウソではなくなっていくを良い方向で体現したのがアイだったのかなと。
対して、ゴローは、アイの復讐を果たすアクアという虚構を演じているのではないでしょうか。なぜなら、アクアの性格は、転生前の産婦人科医ゴローのものと比べて別人格かと思うくらい変わっている。それに、アクアは、自らキャラを作ることが自分の精神を守ることに繋がるとも言ってましたしね。
仮に、ゴローが完璧な復讐を果たすためにアクアを演じているのだとすれば、それがリアルになるというのは、必ずしも良いことだともいえないので、悪い方向で体現するのがゴローなのかなと。
他にも、苺プロダクションの社長夫人ミヤコが、はじめは仕方なかったのかもしれないけれど、役割を演じることで、すごく変わっている。当初は、芸能関係者になって、イケメンと再婚することが目標だったり、アクアたちの出生の秘密を週刊誌に暴露しようとするようなキャラだったのに、芸能プロダクションの社長や母親を演じるうちに、すっかりそれが板についてきている。
(「板につく」を調べてみたら、演劇と関係があるようなので、今後キーワードになってくるかも?『板につくの「板」は板張りの舞台のことで、「つく」は見事に合うことを意味する。 経験を積んだ役者の芸は、舞台にしっくりと調和されていることから、経験を積んで動作や態度が職業などにしっくり合うことを「板につく」と言うようになった。 「板付き」という舞台用語を語源とする説もある。』(語源由来辞典))
恋愛リアリティ番組の内容も、テレビ番組で恋愛を演じていたら、リアルの恋愛に発展したとみることができる。また、アクアとあかねがあくまで恋愛の演技を継続しているのが対照的。
本作は、こんな感じで、今のところ説明できそうなんですが、この整理が当たっているかも含めて、二期が気になるところですね。
【遂に漫画に手を出す(笑)ただ、アニメ勢に対する核心的ネタバレはないと思う(2023.7.11追記)】
続きが気になって漫画を読み始める(笑)。漫画では、アニメで結構カットされているシーンがありますね。漫画で気になった描写があったので、備忘録的に追記します。
漫画の1巻8話、アニメだと1話の最後の方、イチゴ社長がアイをスカウトするときの回想シーン(アニメだと漫画のセリフを全部言ってなさそうなので、知りたくない人は回避推奨)。
漫画だとアイは、{netabare} 「嘘が本当に その言葉を聞いて私はアイドルになることを決めた 私は誰かを愛したい 愛する対象が欲しかった アイドルになればファンを愛せると思った 心の底から愛してるって言ってみたくて 愛してるって嘘を振りまいてきた ルビー アクア 母親になれば子供を愛せると思った」 {/netabare}
と言っている。
ただの回想シーンではなく、アイがアイドルになるきっかけとなる重要なシーンなので、「ウソとホント」、そして、ウソをつき続けるうちにそれがホントになる、という構図を補強する内容。
あと、背景が黒く塗りつぶされている吹き出しがあり(漫画ならではの描写)、その内容に「グロテスクな現実」が含まれているので、「きれいな嘘と汚い現実」を意識的に対比しているのは間違いなさそう。
目の★にも白と黒があり、演じている役割が愛などの善の方向でリアルになると白く輝き、復讐などの悪の方向でリアルになると黒く輝くと説明できなくもない。それが強くなると両目になる?
日本のアニメ・漫画の登場人物の目は、なんでそんなキラキラしてんだと揶揄されてきたわけですから、漫画・アニメの表現として、すごく面白い試みですよね。{/netabare}
【【推しの子】の【】の意味は?】
{netabare} 漫画1巻は2話から冒頭で後に撮られることになる映画のインタビューが入っているのですが(アニメではカット)、そこで、インタビュー【アイドル】、【マネージャー】、【ドルオタ】という表記がある。これが【推しの子】と関係あるとすると、アイドルやマネージャーは「役割、役目、配役」と抽象化できます(全く関係ない可能性もありますが、設定がしっかりしている漫画は、結末をある程度決めているので、序盤でそれを匂わせてくることが多いですよね)。
これと私の上の整理(「ウソを演じているうちにホントになる」)を併せて考えると、【推しの子】とは、アクアとルビーが「推しの子」という虚構の役割・役目・配役を演じていると解釈できます。
ただ、正確なタイトルには、【】の外側に線があります。私は、これを二重括弧(【【 】】を省略した形)と捉えて、アクアとルビーが二重の意味で「推しの子」を演じていた。つまり、アクアとルビーは、自分の意思で「推しの子」を演じていると思っていたら、実は日本神話で芸能を司る神であるアメノウズメに与えられた役割を演じていただけだった(そのために転生させられ、アメノウズメの手のひらの上で踊らされていた?そうすると、真の黒幕はアメノウズメでしょうか?)、と解釈すれば綺麗にタイトル回収できそう。もっとも、目的が不明ですが…(アメノウズメがサルタヒコと巡りあうためとかだとドラマチック?)。
日本神話と関係があると考えるに至ったきっかけはいくつかあって、ミヤコがアクアたちを週刊誌に売ろうとしたとき、ルビーは唐突にアマテラスオオミカミを名乗った。ルビーは、12歳で亡くなっているので、前世の知識だとしてもあまりに具体的すぎて不自然な演技。
そして、ゴローが勤務していた病院のあった宮崎県の高千穂町には、アメノウズメがサルタヒコと結婚したとされる荒立神社がある。
ここまでがアニメ勢にもネタバレにならない根拠ですが、漫画勢には、これ以上の根拠があることはいうまでもないでしょう。
あとは、他の方のレビューを見ていて、「劇中劇」という言葉をみつけて、仮にアクアたちが二重の意味で「推しの子」を演じているのだとすれば、上でしたような解釈もできるなと。
最後に、私の考えが正しいというつもりは全くありません。全く見当はずれなことを言ってる可能性もあると思っています。ただ、こうやって色々と考察できる【推しの子】の魅力を少しでも伝えられればと思っています(こんなことをやってるうちに、ついつい色々と書いてしまい段々長くなってすいません)。 {/netabare}
【【推しの子】のモチーフは、日本神話の天岩戸か?(原作漫画12巻読後の考察。アニメ勢はネタバレ有り。)(2023.7.23追記)】
{netabare} ようやく最新12巻まで読み終わりました。考えながら読むので1冊読むのに2時間くらいかかりました・・・。私のレビューが、興味の向くままに書いていたら、ツギハギだらけで読みづらくなってしまい大変申し訳ないのですが(多分、これで最後だと思う・・・)、2期への期待と現時点での考察をまとめておこうと思います。
【推しの子】は2期が決定していますが、2期は原作漫画の他メディア展開の裏事情とか、舞台における役者同士の駆け引きだったりがメインになってくると思うので、また好き嫌いがはっきりしそうな内容になりそうです。
ただ、舞台における役者の演技の駆け引きは、無音声かつ静止画の漫画だと表現しにくいので、音声有りかつ動画のアニメ向きとはいえます。それだけに声優の演技と作画にかかっているともいえるので、楽しみではありますが、アニメ化は大変そうです。
【【推しの子】考察の現時点でのまとめ】
今の時点で考察をまとめると、【推しの子】は日本神話の天岩戸の話をモチーフにした話ではないかと考えています。
まず、天岩戸の話とは、簡単に説明すると、日本神話(古事記)で、アマテラスオオミカミ(太陽神)が天岩戸(洞窟)に引きこもってしまったので、世の中が闇に包まれ様々な禍が発生した。しかし、アマテラスがなかなか出てこないので、アメノウズメノミコトが岩戸の前で(セクシーで)楽しそうに踊り、それを見た八百万の神が一斉に笑ったところ、アマテラスがそれに興味をもって岩戸を少し開けたので、それをきっかっけに天岩戸から出てきたというお話。
次に、カミキヒカルは、アマテラスなんじゃないかと思っています。おそらく漢字が、「神木光」になると思われるので、「神」と「光」から、アマテラスオオミカミ(天照大御神)が連想されるからです(現時点でカタカナ表記なのは、漢字にするとあからさまなので、それを隠す意図ではないか)。
そして、カミキヒカルは、両目が黒い星であることから闇落ちしていると考えられるので、天岩戸に引きこもった状態のアマテラスを表しているのではないでしょうか。
次に、アクアと五反田監督が製作している『15年の嘘』という映画が、「アメノウズメが岩戸の前で踊った」に当たると考えられます。
どういうことかというと、この映画は、アイ殺害の復讐を果たすため、事件を白日の下に晒して、アイ殺害の黒幕と考えられているカミキヒカルを追い詰め、引きずり出すために作られたからです。これは、アマテラスを(事件の)闇の中から引きずり出すという点で、アメノウズメが岩戸の前で踊った理由と同じになる。つまり、アメノウズメがアマテラスを引きずり出すための踊り(芸能)として用意したのが本作では『15年の嘘』なのではないでしょうか。(漫画では、アメノウズメと思われる少女がアクアとルビーに役目を果たせと言っている。)
そうすると、私が以前【推しの子】の【】の意味の考察でした、【【推しの子】】が雨宮ゴローと天童寺さりなが二重の意味で「推しの子」を演じている象徴だとして、アメノウズメが何の目的でゴローとさりなを星野アクアとルビーに転生させたのかが回収できる。
【推しの子】の日本神話との関連性、タイトルの意味なんかを考えると、こんな感じなんじゃないかというのが今のところの考察のまとめになります。上でも書いたのですが、こんな感じで説明できるから奥の深い作品だよねってのが一番伝えたいことです。とにかくそれが楽しい。個人的には一通り考えたのですっきりしました(笑)。これで心置きなく2期を迎えられそうです。
ただ、アイが五反田監督に託したDVDの謎がわからない(材料が不足しているのでこれ以上考察はしませんが・・・)。おそらくアイは、自分の命が長くないことを悟っていたから、遺言のように子供たちにDVDを残したのだと思っています。
ここから先は、根拠がほとんどないので想像になりますが、アイは、劇団ララライのワークショップでカミキヒカルと出会い、そこでカミキから洗脳・マインドコントロールされて、本来のどす黒い本性を隠して、明るく愛情あふれる虚像(アイドル)を演じることができるようになった。カミキはアイドルとして成功させたアイを殺害することで自己の存在意義を確認する。一方、アイは、自分がカミキに利用されていることに気づきながら、闇落ちするより、嘘でもいいから明るく愛があふれる人生の方がいいと悟ったとか。
映画『15年の嘘』の内容がアイ殺害の黒幕に対して、アイ自身が「許し」ていたのかどうかがキーっぽいので、そんな感じなのかなあというのが現時点での妄想です。{/netabare}
【早くも天岩戸説否定される?(笑)(※漫画最新刊13巻のネタバレを含むので注意。2023.11.22追記)】
2期始まる前に忘れそうなので…備忘録的に追記。
{netabare} 13巻で謎の少女がいうには、「前世の記憶を持つ者が神」らしいので、この少女とカミキヒカルが「神」っぽい。
それで、13巻の問題の発言は、「芸能は私の司る所じゃない あくまで私は月の光と共に人を導き運命を司る…」つまり、私は、アメノウズメではなく、ツクヨミだと言っているわけです。
というわけで、天岩戸説の前提となる私の謎の少女がアメノウズメ説はハズレです。しかも、彼女は、その後、明確にツクヨミ表記で出てきます(笑)。
ただ、カミキヒカルは、アマテラスの生まれ変わりで闇落ちしており、そこから引っ張り出そうとしているという天岩戸説は維持できそうです。
なぜなら、ツクヨミは、アマテラスと兄弟関係にあるので、ツクヨミがアマテラスにこだわる理由が出てくる。そして、ツクヨミは、アクアのカミキヒカルに対する復讐を成就させようとしている。そうすると、ツクヨミがカミキヒカルへの復讐に関与する理由は、彼が兄神のアマテラスだからと説明できそうだからです。
また、ツクヨミがカミキヒカルを罰しようとしているのは、兄神であるアマテラスが闇落ちしているからという説明もできる。実際、人知れず悪いことしてますからね。
加えて、アクアとルビーが前世にゴローとさりなとしていたのは、宮崎県高千穂町。その周辺には、特に岩戸隠れ神話にまつわる地名が多く存在するので、これが無関係とは思えない。
そうすると、天岩戸説自体は、まだ維持できそうです。ただ、天岩戸の話なら、アメノウズメは必須でしょうから、謎の少女がアメノウズメでないなら、アクアとルビーがアメノウズメなのか、アイがアメノウズメなのか、はたまた別のもの(映画『15年の嘘』)なのか。
また、ツクヨミがアマテラスに対して直接手をくださず、アクアたちを利用するという間接的な手段を用いている点も気になるところです(太陽と月の神なので、同時に近くにいられず、お互いに直接会うことができないとか?)。
ただ、ツクヨミの名前は、ゲームの『女神転生』などで知ってる人が多いかもしれませんが、改めて調べてみるとほとんど何も記述されてない神だったんですね(創作でどう埋めてくるのか)。そうなってくると、三貴神のもう一人、スサノオも出てくるのでしょうか。
ツクヨミというキャラが明確に出てきたことで、アクアたちの転生には、【【推しの子】】というタイトル通り、日本神話に関係する二重の意味がありそうです。
謎の解明を先延ばしにして、ツクヨミとアマテラスの前日譚を描いた神代編とかに大々的に突入しないと思うので(回想とかはありそうですが(笑))、クライマックスまで見逃せませんね。
あと、古事記によれば、イザナギノミコトの左目からアマテラス、右目からツクヨミが生まれたこと(ちなみにスサノオは鼻)と、本作での目の星の意味が関係してくるかもしれませんね。 {/netabare}
残飯処理班 さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
人気作と言うほど面白いか?ぶっちゃけ駄作。
2期3期やるつもりとはいえど話のテンポが悪すぎ、芸能ドラマとサスペンスどっちも混ぜて中途半端なのに恋愛も入れてとにかく中身がめちゃくちゃ。ギャグもうすら寒くて失笑もの。
話のノリやキャラの性格(特にアクア)がキツすぎてリタイア。
シン☆ジ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
11話まで?
話題作とはいえ、「お涙頂戴」的なものはちょっと・・
と後回しにしていました。
事前にネタバレ的な情報も入ってきてしまったこともあり、
身構える程ではなかったにしろ、それなりのインパクトはありました。
序盤~中盤はミステリアスな部分が多く、大いに興味を惹きつけられました。
後半は、アイの人間性が見えて来て、そこは知りたかったことではあるけど、その影響でアイの神格性みたいな幻想が薄れて来た部分もあり、なんだかよくある話のようにも思えてきたり・・
1期だけの総合評価としては、まあまあかな。
エイ8 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。(TVアニメ動画『【推しの子】』のwikipedia・公式サイト等参照)
アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ
原作:赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:平牧大輔
助監督:猫富ちゃお
シリーズ構成・脚本:田中 仁
キャラクターデザイン:平山寛菜
サブキャラクターデザイン:澤井 駿
総作画監督:平山寛菜 吉川真帆 渥美智也 松元美季
メインアニメーター:納武史 沢田犬二 早川麻美 横山穂乃花 水野公彰 室賀彩花
美術監督:宇佐美哲也(スタジオイースター)
美術設定:水本浩太(スタジオイースター)
色彩設計:石黒けい
撮影監督:桒野貴文
編集:坪根健太郎
音楽:伊賀拓郎
音響監督:高寺たけし
音響効果:川田清貴
アニメーション制作:動画工房
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