さあや さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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金の国 水の国の感想・評価はどうでしたか?
さあや さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
よ! さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
みのるし さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アマプラもなんか最近劇場公開された映画をどんどんリリースするんで見たい映画が目白押しで実に困る!
そんなに次から次へと映画ばっかり見てる時間とかないですから!
…っとうれしい悲鳴をあげつつですな。
お彼岸の3月20日。ホントは墓参りに行く予定だったのですが雨風がすごい大荒れの天気となり急遽中止となり、そんなわけで時間ができちゃったのでおはぎと日本酒を買って一杯やりもって見ましたですよ。
劇場公開されてた時に行きたかったんですけどもちょっと時間作れずで、気が付いたら終わってたみたいな。
大ヒットロングランとかだったら見れたりするんですが、こおゆうのんよくあるんですよねぇ。
いやまあでも。なんかいい映画でしたねぇ。
見た人すべてがなんか幸せな気分になるとゆうかですねそおゆう異様なやさしさにあふれまくった映画でした。
こおゆう中東っぽい地域をロケーションにした話なんて珍しくないですかね~。
ボクなんかはアラジンと魔法のランプくらいしか思いつかないのですが。
さてそんなわけでもちろん原作未読でまったく予習もせずに見ましたので、まあおそらくラブコメで、ぽっちゃり系のお姫様とやんちゃな王子がおりなすドタバタかなと思ってたんですが全然違いました。
対立する国同士の政略結婚みたいな感じなんでその当人同士、お姫様と王子様がなかなか恋に落ちない(笑)
初めて会った時からお互いにリスペクトはしてる感じなのだけれど好きかってゆわれるとなぁとゆう間柄が延々と続きます。
なのでハナシの骨子は何なのかといえば国同士も実にポリティカルなとゆうか、まあ危機に瀕した富める国と自然豊かではあるが貧しい国との政策的な合意をどのようにまとめるかとゆう外交がテーマでした。
そのお姫様と王子様のやさしさと愛情がもたらす外交政策の結果、両国の皆が幸せになるとゆうそんなわけあるかーい!と文句ゆう人もいるかもですがボクはなりませんでした。
ならないどころかエンディングを迎えてうんうん世の中そうだったらええなと激しく同意した次第でございます。
しかしなあ。このタイミングで中東を舞台にした話か~~~。とゆー思いはぬぐえませんでした。
イスラエルとパレスチナ(てゆーかハマス)と現実的にドンパチやってるなかでこれはなぁ。
金の国もトルコっぽいアレで、クルド人問題で揺れに揺れてる地域も国内であるしですね。
とりあえずうーんと。
まあそーはいってもややこしい火種のもとになってる宗教的な切り口はこの物語の中にはみじんもなかったのでそおゆうところはまあ安心して見れまっせと。
そこはご安心おばとゆーときます。
そんなこんなで金の国水の国。
面白かったです!
ところでこの作品の中で出てくるキャラクターなんですがライララとゆー子供の落書きみたいなキャラクターがすごい好きでした。
沢城さんが声あててはるんですが、ライララのシールとかほしいなと思いました。
そおゆう感じでした!
おわり。
かんろ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
小中高生くらいに見てもらいたい
童話に近い児童文学的アニメ映画。
昔話によくある国と国の争いと
{netabare} その穏便で理想的な治め方{/netabare} と
恋を含む物語。
アラビア世界の美術背景、
特に模様が細かく描かれていて、
雰囲気があって美しい。
金と水と夜空、
自然の美しさ描いている。
大人が見たら、子供っぽくて
絵空事に思える内容だけれど、
{netabare} 上手いことハッピーエンドに
まとめられていて理想的にできている {/netabare} 。
また、主役を含めキャラクターが
美男美女礼賛でなく
中味や思想が大事にされていて
人の汚い部分が描かれていない。
夢のような優しく理想的な世界観。
また音楽は今売れっ子のEvan call、
制作はMADハウス。
フリーレンの前身が感じられるかも。
子供たちに大切な事を
教えてくれる良い作品だと思う。
アルジャーノン さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
K2 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
メガマインド さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
鸐 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何年後かには埋もれてしまうかもしれないけど、ふと思い出したときにいいアニメだったと思わせてくれるような柔らかい恋愛映画。
少女漫画原作の恋愛アニメ映画として、「蛍火の社へ」と雰囲気が近いイメージでしょうか。
起承転結の転での緊迫感は強く出さない感じで、「蛍火の社へ」と比較してもさらに柔らかい心穏やかに見ることができる映画でした。
作中で緊張感が高まりすぎないような前振りもしっかりありましたが、さすがにこの後何もないことはないでしょ~と斜めに構えていたこともあってちょっと拍子抜け感はあったかも。とはいえ、ここまで柔らかさに徹したのは新鮮で面白いと思いました。流石は「この漫画はすごい!」の1位を取った漫画原作のアニメです。
細かいキャラ付けや設定は理屈が通っていて安定感がありました。
頭の片隅でうまく行き過ぎという考えが何度かよぎったりもしますが、原作は女性向けの漫画ですし、突っ込むのは野暮というものでしょう。(求めてもいないですし。)
限られた尺とコストで最大限のパフォーマンスを引き出しているの純粋にすごいと思います。
すごいといえば、{netabare}作中で一番印象に残った隠し通路でのやり取りは途中でイマジナリーラインを超えて、恐怖の橋げたから美しい街並みに切り替えていてお見事な演出だと思いました。{/netabare}
丁寧に作られている感じが伝わってきます。
タック二階堂 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
fuzzy さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
すずめの戸締りの時に予告編を見て気になっていた映画です。いや、予告編下手すぎでしょう。想像の10倍…いや、100倍面白かったし、感動しました。
冒頭の3分の導入部が、ちょっとその説明は緊張感がなくなるんじゃない?と思いましたし、20分くらいまではゆるいご都合主義のちょっと低年齢層向けの物語かと思ってしまいます。ですが、それを過ぎると急に物語の出来の良さと深みが分かってきます。
本作のプロットだけを説明すると、それほど珍しい話ではないと思います。むしろよく見る話かと思います。
しかし、何といってもこの作品のすごいところは、主役以外を馬鹿にすることで物語を作っていないことです。つまり、ちゃんと理屈が通っている物語になっているということです。勧善懲悪ではない。低レベルな思想でもない想いがそれぞれのキャラにあるので、ストーリー展開に迫力がありました。
50年、100年、1000年。そういう自分は関われないかもしれない遠い未来のために命を懸けられる人たちの話です。唯一の例外が…まあ、それは映画を見てみてください。
この話の最大の特徴である犬猫の話は、初めはサーラ姫のところにナランバヤルが婿入りする話じゃだめなの?と思いましたが、ラブストーリーにも両国の話についても、猫と犬の工夫が良く効いていました。
含意として、お姫様が少し体重が多目だというのは見た目でわかると思います。その内面の美しさを愛でる、というのも意外ではないでしょう。ですが、その逆もありました。それぞれの登場人物の奥深さが見た目とは全然違いました。
それと恋愛ですね。美男美女じゃないというのが効果的なのはもちろんなんですけど、その人の内面とか行動とかに惹かれていくところが丁寧に描写されていました。なにより姫の諦めが切なくて…それだけに…まあ、ネタバレなので止めておきますが、2時間の映画でよくぞこのカタルシスが描けたなあと思います。
一応、欠点を上げるとすると、金の国の王様の描写と行動の裏付けが弱かったかなあ。唯一馬鹿に見える人物との組み合わせも含めて、ここの展開にもうちょっと工夫があれば最高でした。
ですので、後半20分くらいの納得感については意見があるかもしれません。この点が減点要素です。
作画はいいです。まあ、動きが少ないので作画がいいと言うと変ですけど、丁寧な絵作りでした。あと、第1王女とサーラの雰囲気のギャップが凄すぎて、ちょっと戸惑いました。で、サーラ姫がちゃんと後半可愛く見えるのが不思議です。あとで確認したいですが、何か絵柄を変えてるのかなあ、感情移入のせいかもしれません。(髪と瞳のツヤは増したような…??)
ルッキズムのストーリーを作るならこういう風に作れよ、と思うぐらいサーラ姫に心を持っていかれました。
まとめると、大きな話は単純。ですが話の組み立てに工夫があって展開が非常に面白かったです。またそのストーリーの上で動くキャラの感情表現と行動原理、この2つが見事すぎるくらい見事です。
2時間退屈しないどころか、面白くて感動も深い素晴らしい物語になっていると思います。
かんぱり さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アルハミドとヴァイカリという2つの国がありました。
1000年前につまらないことで争いが起こり、500年前に一度和解しようとするけどまたつまらないことで再び争いになり、いつしか2つの国の間には壁が作られてしまいました。
お互いの国は一番美しい娘と一番賢い男を相手の国の婿・嫁にするという500年前に結ばれた約束をもとに嫁と婿が贈られることになるけど・・で始まる物語。
原作は岩本ナオさんの漫画全1巻でこのマンガがすごいにも選ばれたみたいですが未読です。
絵は綺麗で、細かいところまでよく描かれていて好印象です。
中東っぽい文化の世界なところもいいですね。ヨーロッパ風な感じの作品が多いので。
おっとりして優しそうな感じだけど芯が強いサーラ王女と賢くて機転がきいて優しい建築士のナランバヤルの二人はお似合いだなぁって思いながら見てました。
サーラの姉のレオポルディーネに良い相手を選ぶにはどうしたら良いかと聞かれたナランバヤルの答えがすごくわかるなぁって。
きつそうに見えたレオポルディーネが{netabare}妹のサーラを気にかけていて、ナランバヤルが本当に賢い男でサーラにふさわしいか、わざと時計の部品を隠して試したり、自分の国をとても愛していて戦争に反対だったりといい人だったり、それから軽そうな感じの左大臣のサラディーンが意外としっかりしてたりと映画の短い時間ながらも人物に深みを感じるところもあったりして、{/netabare}そういうところも良かったです。
意外と好きだったのはレオポルディーネの配下のライララ。黒い布で顔を隠していて眼だけ出してるんだけど、ときおり見せる表情とか言葉でいい人なのが分かるし、なによりかっこいい!
ラスト。{netabare}それから10年後くらいの後日談があったのと、EDのスタッフロールの絵も含めてその後の様子が描かれていたのも満足でした。{/netabare}
感想も少ないみたいであまり知られていないみたいですけど、優しい感じの作品が見たい方におすすめします。
ゆん♪ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
俳優さんがメイン声優を…なので、正直期待薄かなって思ってたけど、二人ともすごくかわいくて一生懸命でちょっとヌケてるとこ?天然?なところとかあったりであっという間に観終わってました。
観終わって心がほっとするような映画で、最近観た劇場版ではかなり心穏やかに劇場を後にできたお話でした
(通常、萌えキャラに萌えすぎてはぁはぁ(笑)してたり感激しすぎて心穏やかになれなかったりする作品も多くて…w)
王女の愛人?サラディーン様と建設大臣?ジャウハラとその息子さんとかも好みだったしルクマンとオドンチメグの2匹も可愛かった~
薄雪草 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
このマンガがすごい! 2017 オンナ編 第1位(宝島社)。
以前から本屋さんに並んでいるのは知ってはいたんです。
なので、映像化されると耳にしてから、期待ばっかりが膨らんで、矢も楯もたまらず原作を読み耽りました。
読後の印象としては、「うーん、あんまり絵が動いていないなぁ。」という感じでした。
紙芝居といってはなんですが、アニメの「止め絵」的な表現を多用している感覚です。
これってアニメではセリフ重視でお話を進めていくときによく使う手法です。
なので、どんな演出で動きを仕上げていくのかが、わたし的ポイントになりました。
それから、描画がとても繊細で、すごく緻密な線で表現されているんです。
それって、風景全体が均質的に見えてしまって平べったい印象になってしまう弱点にもなるんですね。
ちょっと薄味というか、物足らないかなっていうか、そんなふうに思えるところもありました。
でも、そのぶんキャラクターの造形や所作に心を砕いてる様子がありありと窺えました。
心情の表現性にぐっと配点を寄せている感じです。
もとより共感性の高い作品なのは承知のところ。
だから、映像を早く観たくて仕方なかった、というのが本音です。
そそくさと封切初日に足を運んでしまいました。
~ ~ ~
まず驚いたのは、作画の動きも、風景の遠近も、色彩の豊かさも、全てが私の予想を超えて作り込まれてありました。
でも、もっともっとびっくりしたのは "声のアテ" だったんです。
主人公のナランバヤル役に賀来賢人さん、サーラ役に浜辺美波さん。
お二方の声が私のイメージをはるかに超えていて、それはもうとんでもなく良かったです。
実は、本を読みながら、いろんな声優・俳優さんの声を脳内アテレコしていたんですが、ドンピシャとはこのことか~とストンと腑に落ちました。
なので、漫画の魅力指数が瞬間的にポポーンと跳ね上がりました。
劇場での期待度数も開始数分でドドーンと膨れ上がりました。
~ ~ ~
物語の展開は、原作をきっちりと踏んでいますので安心して観ることができました。
意外だったのは、漫画のような止め絵がいくらもないのに、気持ちがどんどん温まっていくのです。
そのくせ声もいいものですから、主人公の心情を語れば抜群に響いてきますし、いっそう感情が解きほぐされ、やさしく揺さぶられます。
ほかのキャラクターの声も、皆さん十分にはまり役だったと思います。
大きな冒険はありませんが、大きな破綻もありませんでした。
なので、本当に安心して物語に没入できました。
~ ~ ~
"初見の方" へは、オフィシャルのイメージボードの通り、と申し上げておきます。
「国が、動いたー 2人だけの"小さな嘘"から。」
どんないきさつから?
どんなやりとりを?
それは "観てのお愉しみ" です。
私としては "大人の方にこそ観ていただきたい作品" って思います。
女性はもちろん、男性の皆さんのキモチも優しく包んでくれるといいかなって思っています。
だって・・・ボードの2人の笑顔。
ステキだと思いませんか?
~ ~ ~
さらりと書きましたが、色彩映像が本当に美しくて、いつまでも見惚れていたい、何回でも見初められたらと思いました。
(すでに2回、劇場に行ってしまっています・・・。)
特に、クライマックスシーンの色彩の豊かさが、ナランバヤルとサーラに愛らしい息吹を与え、揺るぎない国の未来図を楽し気に予感させています。
金の国 水の国
この物語があなたの心にどのような顛末を見せるのか、ぜひご鑑賞のあとでお確かめになってみてくださいね。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
【あらすじ】
{netabare} 経済発展は目覚ましいが水資源等は乏しい“金の国”アルハミト。
自然豊かだが貧困に喘ぐ“水の国”バイカリ。
犬猫レベルの名目で戦争と国交断絶を繰り返してきた両国。
“金の国”のおっとり第93王女・サーラ。
“水の国”で持て余している設計技師・ナランバヤル。
二人が“偽りの夫婦”を演じることで両国関係が動き出す。{/netabare}
同名コミック(全1巻・未読)の劇場アニメ化作品(117分)
【物語 4.0点】
両国対立の理由が表面上は短絡的に見えて実は構造的。
そこから展開する物語も意外と長期視点。
よって本作は鮮やかな伏線回収等によるカタルシスでガツン!と来る感動系ではない。
温かい空気の中で、広い視野から家族観や文明観を語り、鑑賞者の人生観に引き出しを与える。
後になってジワジワと価値を噛みしめることができる良作。
恋愛や家族愛など様々な愛の形について。
{netabare} 理想の結婚相手について尋ねられ答える男性アニメ主人公{/netabare} とか中々いないかと。
文明や名声について。
{netabare} 今回の両国の開戦危機は、あと50年で水資源が枯渇し廃墟になってしまう“金の国”の中長期の課題が背景。
加えて“金の国”の開戦派の国王・ラスタバン3世には、“水の国”への弱腰外交で愚王の歴史評価を受けたラスタバン2世から継承した汚名を、戦勝で返上したいとの晩節の焦りがある。
さらにラスタバン3世は外交のため娘たちを砂漠の向こうの国々へ嫁がせた。
第一王女の反戦派・レオポルディーネとは内紛状態。
老父の寂しい親心を優しく包み込んだサーラ。おっとりしているけど凄い娘だと感心しました。{/netabare}
解決策もスケールが大きい。
{netabare} ナランバヤルが提唱した両国和平により水路を引き“金の国”へ水を供給する。
工期見積もりは50年なので即断が求められる。{/netabare}
今、現実世界に、これ程の国家大計を構想、実行できる傑物はいるのでしょうか?
総じて刺激的ではないが、深イイ話だったとの余韻が何時までも続きます。
【作画 4.5点】
アニメーション制作・マッドハウス
“水の国”の風光明媚。“金の国”の荘厳美麗。
百聞より説得力のある一見を再現するだけの画力は十二分。
終盤、{netabare} かつて両国の親交を深めたラスタバン2世が腰抜け王ではなく、
平和をもたらし民から愛された名君だった。
肖像画の出来栄えがそれを物語っている。
と論述する{/netabare} 件がありますが、これも相応の画力があればこそのシーン。
“水の国”≒中国風。“金の国”≒中東風。
必然チベットやアラブ諸国等が主な参考資料に。
一方、意外な所では、“金の国”の栄華を象徴する“漕がなくても登れる川”の再現に、
富山県のパナマ運河式の「中島閘門(こうもん)」が参照されたこと。
これは思わぬ聖地。“金の国”は富山県にありますw
【キャラ 4.0点】
“水の国”の技師・ナランバヤルが開戦阻止のための盟友として接近した
“金の国”左大臣・サラディーン。
イケメン俳優から政界入り。反戦派の第一王女・レオポルディーネの愛人。
一見、お飾りのプレイボーイ大臣に見えますが、これが中々の曲者。
{netabare} 俳優として“金の国”で名を馳せる前は遊牧民。
水問題含めた“金の国”の隠された危機を、よくある定住国家の栄枯盛衰として、
良くも悪くもドライに捉えている。{/netabare}
世界観にいっそう深みを与える視点を持ったキーキャラクターでした。
こうした戦争阻止のシナリオは得てして勧善懲悪となりがち。
ですが本作は決して愚昧な開戦派を、賢明な反戦派が諭すだけの軽薄な人物相関ではありません。
一見、悪徳な祈祷師に思える“金の国”開戦派筆頭の右大臣・ピリパッパでさえも、
言動には国王を慕う故の理由がある。
複雑な人物像が絡み合うからこそ、ナランバヤル技師が暗殺含みの宮廷政治を綱渡りするのがスリリングですし、
野心と無縁なサーラ王女が彼の癒やしになり得るのです。
そんな伏魔殿を暗躍する正体不明の黒づくめ暗殺部隊・ライララが私のツボ。
キャストの沢城 みゆきさんいわく「1人だけ一筆書きで描けそう……!」
確かにこれなら私でも描けそうw
単純明快なデザインで忍ぶわ煙玉投げるわ。神出鬼没なライララさんオススメですw
【声優 3.5点】
主人公“水の国”ナランバヤル技師役の俳優・賀来 賢人さん。
飄々とした言い回しの中に強い意志を込める。
中々の難役でしたが、左大臣サラディーン役の神谷 浩史さんのアドバイスも良かったのか、まずまずの対応。
ヒロイン“金の国”サーラ王女役。こちらも、おっとりした中に芯もある声が求められる難役。
ナチュラルにフィットする声の選定は難航の末、俳優・浜辺 美波さんに落ち着く。
声はそれなりに合っていましたが、漫画的なリアクションを求められるシーンは正直苦しいかなと感じました。
ここは人工的でもボイスを作れる声優からキャスティングしても良かった気もします。
脇で戸田 恵子さんや、銀河 万丈さん、茶風林さんらベテラン勢が渋い演技を決めていたから余計に。
何なら、みゆきちがライララと王女を兼任しても良かったのですよw
アニメ『ラブライブ!』シリーズでアルパカ、ふくろうと多種多様な動物を全受けして来た動物声優・麦穂 あんなさん。
本作では両国の犬猫のじゃれ合いを一手に引き受け、架け橋となる貫禄を示す。
【音楽 4.0点】
担当はエバン・コール氏。
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ。
アニメ映画版『ジョゼと虎と魚たち』
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
そして本作と連続エンカウント中の私。
今回も中華VS中東への対応力も求められましたが、
多彩な世界観を表現してきた氏のオーケストラならお手の物。
今回は琴音さんをボーカルに迎えて劇中歌も提供。
PVでも使用された「Brand New World」辺りは疾走感もある良曲。
ですが、どの歌も2分弱程度の劇中歌サイズというのが勿体ないです。
今後は是非フルサイズの挿入歌まで作曲して頂き、ヘビロテしたいです。
ニャンキチ君 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
てとてと さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ホロムギ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
こはく さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
より さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
kakelu さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
チャリア さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
アニメガタリ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まかろん さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
enotake さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ZunLJ84303 さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
める さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゆにこん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
kuroneko さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
takekaiju さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
金の国 水の国のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
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100年断絶している2つの国。“金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと“水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのか―。(アニメ映画『金の国 水の国』のwikipedia・公式サイト等参照)
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ラインヴァン王国の王女だったが、マウゼル神より下される預言により“16歳になった時世界を滅ぼす猛毒”と告げられた幼い王女は秘密裏に処分されるはずだった…。 しかし、助けられ15歳にまで成長していた。パシフィカと名付けられた王女は、生存を知った王国軍と教会に狙われることになり、血の繋が...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年冬アニメ
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、...
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放送時期:1990年春アニメ
西暦2801年を宇宙暦1年とした遥かな未来。宇宙に進出した人類は、専制政治を敷く銀河帝国と民主共和政を唱える自由惑星同盟の二大勢力に分かれ、 150年にもわたる断続的な戦争を続けていた。長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦700年代末、両陣営に2人の英雄が出現する。銀河帝国の貧...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
主人公、木春由乃(こはるよしの)は、田舎から上京し短大の卒業を間近に控えた、いわゆる普通の20歳の女の子。 東京には何でもあって、きっと特別な何かになれるのではないかと夢みて、30社以上の面接を受けるも、未だに内定はない。銀行の残高は920円。このままでは、田舎帰って普通のおばさんに...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
拡がり続ける「雪海」により、大地が消えかけた異世界――。 人々は巨木「軌道樹」の根元や頂から広がる「天膜」の上でかろうじて暮らしていた。 天膜の少年カイナと、地上の少女リリハが出会うとき、滅びかけた世界を変える物語が、始まる――。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
ポケモンマスターを目指してバトル&ゲットな修行の旅を続けている少年・サトシとその相棒のピカチュウ。 川で出会ったレンという少年とのバトルを終えた後、父親と会うという母・ハナコとトナリタウンで会う約束を交わす。 しかし、その道中でピカチュウがどこかに姿を消してしまった! ピカチ...
ジャンル:Webアニメ
放送時期:2022年12月28日
デスゲーム――。 それは死を伴う危険なゲーム。 ゲームで負けることは死を意味する。そして、ゲームの参加者は大半が負ける――。 この理不尽なゲームを運営し、参加者に非情な判断を下すゲームマスター。 死と隣合わせの究極状態に陥いる参加者を見て、ゲームマスターは愉悦に浸る。 ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!? 鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…! もう2年も外に出ないで いかがわし...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
世界を滅ぼそうと「地鳴らし」を発動させたエレン。無数の巨人たちが進撃を開始し、あらゆるものを踏み潰していく。 ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ハンジ、ライナー、アニ、ピーク、そして瀕死の重傷を負ったリヴァイ……。残されたものたちがエレンを止めるため最後の戦いに挑む。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2023年2月17日
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」 ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。 雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。 卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
U.C.0105――。 地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。 そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2023年1月27日
100年断絶している2つの国。“金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと“水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
悪夢は終わらない。 絶望は破滅を誘い、厄災は惨禍を招く。 ジャガーノートとの闘いのさなか、奈落に消えたベルとリュー。 行き着いた先は、全ての冒険者が恐れるダンジョンの深淵――『深層』。 満身創痍、孤立無援、迫り来る厄災の脅威。 迷宮決死行の渦中、五年前の後悔に苛まれる妖精はかつての仲...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
新たな千年紀を迎えたデンマーク・ユトランド半島南部。仇敵・アシェラッド亡き後、生きる目的を失ったトルフィンは、「奴隷」として地主・ケティルに買われ、彼が所有する農場で開墾作業に従事していた。そこで、同じく奴隷の身分へと堕ちた青年・エイナルとの出会いをきっかけに自らが犯した罪と...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2023年冬アニメ
パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。 魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ...