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「REVENGER(TVアニメ動画)」

総合得点
66.8
感想・評価
132
棚に入れた
371
ランキング
2719
★★★★☆ 3.4 (132)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.3

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REVENGERの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

奇声

実は必殺好きの俺にとって大好物なアニメ、
しかも本虚淵とか最高すぐる
でも金箔を筆頭になんか微妙な殺り方
それに身内死も必殺の醍醐味なのにほとんどしなねーし
あと虚淵玄お得意のエログロ鬱炸裂するかと思いきや
ホモ微グロ微鬱なのも微妙
しかしコンクリート・レボルティオあたりからずっと
調子わりーね、フェイトゼロにサイコパス凄い好きなんだが
これはどーでも良いんだけど打ち込む際の奇声どーにかならん?
最初ビックリしたよ
示現流って「チェストー」じゃなかったけ、

投稿 : 2024/10/20
閲覧 : 23
サンキュー:

1

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見た目は『必殺シリーズ』の正統なオマージュ作品

本作は、『魔法少女まどか✩マギカ』、『PSYCHO-PASS』などの原作で知られる虚淵玄がストーリー原案・シリーズ構成をした、ニトロプラスと松竹によるオリジナルアニメ。
アニメは、全12話(2023年)。監督は、『終末のイゼッタ』、『怪物事変』などの藤森雅也。制作は、『かくしごと』、『ゆびさきと恋々』などの亜細亜堂。
(2024.4.27投稿)

【あらすじ】
主人公である薩摩藩士・繰馬雷蔵(くりま らいぞう:CV.笠間淳)は、「アヘン戦争」当時の時代背景をモデルとした架空の長崎で、藩命により許婚の父を殺す。しかし、それはアヘン密売の黒幕による嘘の藩名であり、その口封じのために殺されそうになった雷蔵は、碓水幽烟(うすい ゆうえん:CV.梅原裕一郎)をリーダーとする「恨噛み小判」の依頼を受けて復讐を請け負う「利便事屋」(りべんじや)こと「REVENGER」に救われる。
その後、雷蔵は、利便事屋が行う利便事(りべんじ)に協力するうちに彼らの仲間となり、やがて許嫁の父が追っていた事件でもある長崎でのアヘン密売の真相に迫っていくことに…


【見た目は『必殺シリーズ』の正統なオマージュ作品】
本作は、『必殺シリーズ』の配給元である「松竹」が関与していることもあり、池波正太郎の小説を原作とした『必殺仕掛人』に始まる一連の『必殺シリーズ』の正統なオマージュ作品といっていいと思われます。

BS放送などでは現在も放映されているテレビ時代劇シリーズですが、地上波で観ることはほぼなくなっているため補足すると、『必殺シリーズ』とは、金銭を貰って弱者の晴らせぬ恨みを晴らすために裏の仕事を遂行していく者たちを描いた時代劇。主人公たちの多くは、表向きまともな職業についているが、ひとたび依頼を受けると各々の商売道具を使った裏稼業を行う。シリーズ当初は、暗殺よりも依頼人の復讐を代行することが多かったようです(Wikipwdiaの『必殺シリーズ』参照)。

本作も、あくまで金のために殺しを行い、小判に恨みの証である歯型をつけた「恨噛み小判」を貰って、自らは果たすことのできない復讐を代行する「利便事屋」(リベンジャー)の物語となっています。

そのメンバーは、リーダーで秘めたる信仰(背中に彫られた「サンタマリア」)に生きる蒔絵師・幽烟、町の人たちに慕われる元海賊の町医者・徹破( てっぱ:CV.武内駿輔)、無邪気さと残酷さを併せ持つ両性具有の少年・鳰(にえ:CV.金元寿子)、酒と博打を愛するその日暮らしの博打打ち・惣二(そうじ:CV.葉山翔太)。それと後に加わり普段は絵師として生活することになる示現流の達人・雷蔵の5人。


このように本作は、設定などの見た目は『必殺シリーズ』の正統なオマージュといえる作品になっていると思います。ただ、時代劇好きとしては、その中身がどうなんだろう?と思ったので、これから書こうと思います(以下、批判を含むので嫌な人は回避を推奨します。)。


【キャラクター設定と描き方はこれで良かったのか?】
{netabare}本作は全12話で短いということもあってか、各キャラを掘り下げたエピソードがほとんどなく、その見た目と設定からキャラの背景を察するしかないので、キャラクターに厚みが感じられませんでした。


あと、雷蔵の示現流は、舞台が長崎で薩摩と近く、何かとイギリスとは因縁のある薩摩藩、雷蔵のまっすぐな性格の象徴といった面から採用されたのでしょう。だけど、示現流は「二の太刀要らず」といわれ、達人であればあるほど勝負が一撃で決まり、すぐ終わってしまうので「チャンバラ」に向いてない。
例えば、戦闘が長引いた時点で他の流派だと五分ということになるのですが、示現流は時間がかかるほど弱いということになるので、特に遍路の貞(CV. 諏訪部順一)戦では、最終的に無理やり一撃で倒してましたが、その辺の苦労を感じました。

また、徹破の武器が(元海賊なので弓で発射する「銛」なのでしょうけれど)商売道具と関係ないし、幽烟の金箔を顔面に貼って窒息死させる暗殺術も、商売道具とは関係ありますが、かっこよさとか説得力の面でどうなんでしょう(自分で口のところ破くだろ!というツッコミは、必殺シリーズの「お約束」として、してはいけないのかな…)。

というわけで時代劇好きとしては、少し違和感のあるキャラ設定でした。

ただ、利便事屋のメンバーに明確な女性キャラがおらず、恋愛要素もなく、両性具有とか男色とか、キャラクターのビジュアルがリアル寄りなことなどを考えると(ポリコレに配慮?)、もしかすると本作は海外視聴者をメインに想定して作られていて、時代劇の設定に拘りが少ないと思われる海外だとクールなのかも!?とは思いましたが…{/netabare}


【『必殺シリーズ』の魅力を継承しているといえるのか?】
{netabare}『必殺シリーズ』の魅力は、権力や暴力によって言うに言われぬ庶民の恨みを「仕置人・仕事人」たちが代わりに解消してくれるという爽快感。そして、陰ながら悪を討ち果たし正義を執行してはいるものの、あくまで「金」のために殺人を行っており、普段は普通の人を装って生活していて、そのことを威張っていない「ダークヒーロー的なところ」だと思うわけです。

私が本作の「見た目」は『必殺シリース』の正統オマージュと書いた1番の理由は、こういった魅力をきちんと継承しているのかといわれると、ちょっと疑問だと思ったからです。


まず、話の発端になる恨みを抱く被害者が、特権階級である武家(比良田)、武家の娘(唯)、遊女、男娼(市之丞)、清の役人(劉大人)と一般庶民とはいいがたいところがある。
なので、視聴者が感情移入して、利便事屋が我々の普段のうっぷんを代わりに晴らしてくれるという構図が成立しにくいので、爽快感を持ちにくい。
ただ、この辺は、時代劇が現代において廃れた理由と同じで、江戸時代の庶民の感覚が現代人のそれと共有し難くなってきたという面はあるかもしれないので、一般庶民であってもなくてもそこまで変わらないといえるかもしれません。


次に、設定の話とも重なるのですが、キャラが市井の人として描かれているシーンがほとんどないので、暗殺シーンとのギャップ(それがかっこよかった)がない(本作に似た作品としては、『さらい屋 五葉』があるので、その主人公の政之助と本作の雷蔵を比べると私の言ってることがわかりやすいかもしれません。)。


あと、「礼拝堂」の存在は、黒幕の闇の深さや企ての大きさといったミステリアスな雰囲気を醸し出すことには成功していると思うのです。
しかし、その一方で、「礼拝堂」の存在は、同じ虚淵玄原作の『PSYCHO-PASS』の「シビュラシステム」を思い出させるわけですが、利便事屋が命令に盲目的に従っているだけで自らの意志で悪と戦っているのではないという印象を与える(物語の終盤で、この辺の葛藤が描かれてますが、個人的には、もう少し掘り下げて欲しかった。)。
そうすると、利便事屋の正義には「シビュラシステム」と同じように疑問が生じるわけで、「裏で正義を執行する」という意味でのダークヒーロー的な魅力が弱くなってしまっている。


最後に、これまでの指摘(「側だけ継承して中身は変えた」)をわざとやっている可能性もありそうというお話。
どういうことかというと、時代劇自体が衰退傾向にあるので、時代劇を現代人向けに変えたときに、どうすればいいかを考えた結果として、本作のようになったともいえそうということ。
実際、OPやED曲含めて全体的に現代の若者向けに時代劇を変えているとは思いました(ちなみに、海外のアニメのコア視聴者は若年層らしいです)。

ただ、私を含めた視聴者の反応を見る限り、元となる時代劇が持つ本来の魅力も弱くなっているようにも見えて、その試みが必ずしも成功しているとは言えないとも思いました。{/netabare}

投稿 : 2024/04/28
閲覧 : 488
サンキュー:

2

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

1話 必殺仕事人はミスリードでしょう。残念臭もしますが、奇想を期待します。

 なぜ今「必殺仕事人」なのか?という問いかけが1話でした。これは多分ミスリードでしょうね。このままダラダラ「怨み屋本舗」「外道の歌」を続けるとは思えませんし、2話は設定の説明でショートエピソードかあるかもしれませんが、3話でどうなるかでしょう。

 登場人物の感じからは腐女子向け臭が無くはないですが、1話のラストのシリアスさからいってもある程度ストーリーは組み立ててくる気がします。

 時代考証はなんちゃって幕末だと思った方が良さそうです…というかほぼ無視している感じなので、幕末風異世界ものだと思った方が良さそうです。

 と言う事は、脚本の練り込み不足のやりたいことだけ雑に見せるだけで終わってしまう気もします。1話のサブタイトルが「Once Upon a Time in Nagasaki」ですからねえ…うーん、残念臭がただよってきます。凡庸?

 このテンプレっぽい作品だという予感を覆す「奇想」があるかどうかですね。ストーリーに驚きが無ければ、そこそこの水準の話で終わるかなあという感じです。
 ちょっとハードボイルド風味の腐女子向けなのか、驚きのドラマがあるのか。3話までチェックですね。期待しないでおきます。是非良いほうに裏切ってほしいかな。 


 →放置したままいつの間にか断念していました。

投稿 : 2024/04/15
閲覧 : 164
サンキュー:

6

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

虚淵らしい皮肉に溢れた作品

虚淵の作品の特徴はその理論性とノワール趣味だ。

虚淵は物語創作をかなり技術的にやっている人間でその作品の面白さはかなり理論に裏打ちされているものだ。
ある種文学的には古典主義に該当すると言えるところがある。
彼はもともと物書きの家柄な上、家系的にも結構名門の出のようで、学問として物語をやるということをやっていたのかもしれないというのはまあ勝手にな想像だが。

彼が多用していると感じる技術の一つが皮肉である。
この作品など露骨に皮肉に溢れている。
ここで言う皮肉とは次の2つのことを指す。

・人物の期待と反対の結果が起きること
 →例えばギャンブルでお金を増やそうとしてむしろ減らしてしまう
・客観的な期待と反対の状況/結果
 →例えば歯医者が虫歯になる。

「期待と違うこと」ではなく「期待の反対のこと」というのがミソである。
皮肉は特別な印象深い感覚を与えることができる。

物語において皮肉というのは常套手段だが、虚淵作品は皮肉に満ちているものが多い。
この作品もそうだ。

この作品における皮肉のリスト
{netabare}
・雷蔵は阿片密売人を殺すつもりで阿片密売を止めようとしていた人を殺してしまった
・藩に忠実な殺害者として行動した雷蔵が藩に殺害されかけた
・雷蔵殺害を頼まれた幽烟が雷蔵を救おうとする
・唯の願いでリベンジされるはずだった雷蔵自身がリベンジ屋になる
・永遠に絵を描き続けるほどに唯を雷蔵は愛し、唯に笑ってもらうことを願ったが、唯は雷蔵に非常な怨念を抱き怨みに顔を歪めて死んだ
・リベンジ屋である雷蔵が旋棍の捨にリベンジされて死ぬ。
・阿片密売の黒幕と目された劉は阿片取り締まりを目的としていた
・貞は僧侶の殺し屋である
・坂田は阿片取締をする奉行だが阿片の密売をしている
・修道女が賭博や女郎の仕事を行う
{/netabare}


脚本家でも情動的な書き方をする中に魅力がある物もいるが、彼の場合はこの皮肉のように技術的に物語の妙味を散りばめ精緻に物語を作り出すことができることが大きな強みである。


第二に彼の作品は常に悪や醜さへの愛がある。
彼は作品で悪や醜さを丹念に描く。
汚いものを汚く描く作品も世の中には存在するが虚淵作品はその系統ではない。
虚淵は汚いものに美しさを感じさせるために用いる。

【作品の感想】
並外れて新しい表現やキャラクタを作り出すことはしてないが、作品に一定の職人的な美学を感じさせるものがあり良かった。
細かい部分でも好みな部分が多かった。
作中で絵画描きを描き、その作中作を見せるようなことは書くのが難しいものだが、雷蔵の描く絵に対する演出は結構良くできていたと思う。
ニオのエピソードは本質と関係ないものの好みだった。
貞の仕事を殺しだと喝破するのも結構面白いと思った。

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 100
サンキュー:

2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

その罪、その咎、悔い改めよ。

アニメの視聴が終わって公式サイトを見てビックリ…
なんとストーリー原案とシリーズ構成を手掛けられたのは、ニトロプラスの虚淵玄さんだったんですね。
虚淵さんと言えば、「魔法少女まどか☆マギカ」や「PSYCHO-PASS サイコパス」が余りにも有名…
他にも「Fate/Zero」や「翠星のガルガンティア」も手掛けられています。

「時代劇だから」という仕方の無い理由で視聴を先延ばししてきましたが、実際視聴したらメッチャ面白かったですから…
そっか…虚淵さんの物語なら面白いのも納得ですね^^


信じていたものに裏切られ、帰る場所をなくした男、雷蔵。
そんな彼が拾われたのは、力なき人たちの復讐を代行する殺し屋「REVENGERリベンジャー」だった——。

普段は、「よろず利便事りべんごと引受け」の何でも屋を営む男たちが持つ、表の顔と裏の顔。
優しく温和な態度とは裏腹に、破壊衝動を隠し持った町医者。
天使のように愛らしい無邪気さと倫理観の無い残酷さを併せ持つ、両性具有の美少年。
金と酒に目がなく、他人に厳しく口の悪い博打打ち。
そんな個性的な面々を率いる、優美な容姿にクールな頭脳を持つ蒔絵師。

不器用で、まっすぐで、欠落を抱えた男たち。
共に過ごしていくうちに、雷蔵と彼らの間に奇妙な友情が芽生えていく。

『魔法少女まどか☆マギカ』や『PSYCHO-PASS サイコパス』など、
緻密に練られた世界観に、観る者の心揺さぶる人間ドラマを生み出してきた虚淵玄(ニトロプラス)が
本作で約10年ぶりにTVアニメのストーリー原案・シリーズ構成を務める。

監督を担当するのは『忍たま乱太郎』シリーズや『怪物事変』など熟練の演出で魅せる藤森雅也。
他にも数々の人気作品で実績を残してきたスタッフが名を連ねる。
キャストには、雷蔵役を務める笠間淳を筆頭に、梅原裕一郎、武内駿輔、金元寿子、葉山翔太が集結。
悲哀と歪さをはらんだ殺し屋たちを、情味豊かに演じ上げていく。

「その罪、その咎、悔い改めよ」
5人の殺し屋たちによるダークヒーローアクション史劇!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この物語の主人公は、元薩摩藩士で剣術の達人で、なんと示現流の使い手である繰馬 雷蔵。
実は私の知り合いに、鹿児島出身で示現流の免許皆伝した方がいらっしゃいます。
とは言っても木刀を振っているところは一度も無いんですけどね。

だからどんな流派なのか、名前しか知りませんでしたが、この作品を経てようやく示現流がどの様な流派なのかが良く分かりました。
「キエエエェェー!」と叫びながら一刀両断で戦いを終わらせる剣法なんだとか…

あとは、ひーちゃん演じる鳰(にお)も良き感じのキャラでした。
両性具有の少年だそうですが、この設定活かされていないんじゃ…と思いきや、しっかりこの設定も仕事していましたね。

作品のタイトル通り、利便事(りべんじ)を生業とする物語です。
だから決して己の情や私利私欲にかられて人を殺めるのではありません。
死んでも死にきれない後悔を持つ者が残した「恨噛み小判」の依頼を受けて復讐を請け負うんです。

最初は「恨噛み小判」と復讐のルーティンでした。
ルーティンとは言え、恨み形は星の数ほどあるので復讐も千差万別です。
法で裁けない悪もあるので、ある意味必要な仕事なんだと思います。

ところが、物語は中盤以降様相を変えてきます。
物語が一気に壮大になると言うか、諸悪の根源が明らかになったというか…
大きな意味でも復讐と考えれば合点がいきますけれど。

回数を重ねるごとに面白さの増す作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、レトベアさんによる「ダウンタイマー」
エンディングテーマは、坂本真綾さんによる「un_mute」

1クール全12話の物語でした。
完走して振り返ってみると、味わい深い作品だったと思います。
くだらない理由で視聴を先延ばしにしたことを少し後悔しています。
オリジナル作品だけあって、1クールの尺の使い方や物語のテンポも良かったと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2023/11/12
閲覧 : 202
サンキュー:

6

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ性

物語•アニメの唯一性を
求めるならば
敵わんもんだが
品質の良い作品
惜しかった
などとは言える訳もない

ソフトなシナリオでありながら
確実な流動性を保って
完結した

シンプルなストーリーになったからこそ
個性の有る面々であったが
それぞれが多く語られなかった部分は
否定できない

あくまでも
バランス良くはあった

投稿 : 2023/10/31
閲覧 : 86
サンキュー:

1

ネタバレ

ゆっきん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメ版必殺仕事人

総合評価:D
SS:最上級・永久保存 S:神作・大好き A:超良作・好き B:良作・まあまあ好き C:普通・及第点 D:惜しい・好みでない E:問題外・途中断念

全12話鑑賞。原作未読。
原作:オリジナルアニメ
監督:藤森雅也
アニメーション制作:亜細亜堂

全体評
悲しい!最後の主人公が笑顔で逝ってしまう所を描くために12話が作られたような悲劇の作品。作画はそれなりに良かったと思うが、題材的にずっと暗いので個人的にはハマれなかったため、D評価。

投稿 : 2023/08/29
閲覧 : 126
サンキュー:

2

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良くも悪くも虚淵玄

良くも悪くも虚淵玄だが、惹かれなかった。
心に残る作品ではない。

てかちゃんと調べもしないで、自身を育ててくれた親であり、恋人の父親を切り殺すとか
主人公が馬鹿を通り越して好きになれない。

投稿 : 2023/08/14
閲覧 : 219
サンキュー:

1

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時代劇テイストの良い作品

オリジナル(2023.7)
ニトロプラス虚淵玄氏が時代劇の「必殺仕事人」ベースに一人の愚直な薩摩武士の苦悩と恨悔、因果と報い、そして士と死を1クールで時代劇のエンタメ性の中で美しくというと語弊があるが綺麗に描いていると思う。それはEDの坂本さんの曲の締め方にも表れている(私感)。
最近は時代劇というとN〇Kの大河ドラマ(時代劇なのかは置いといて)位しかお目にかからない。自分が子供の時分は
月・・・水戸黄門・大岡越前・江戸を斬る(東芝劇場?)
火・・・新伍捕物帖・大江戸夢日記?
水・・・銭形平次
木・・・遠山の金さん
金・・・影の軍団
土・・・暴れん坊将軍
(殆どうろ覚え)のように毎日のようにあったもんだ。最後の方は「鬼平犯科帳」「必殺シーリーズ」がある位だったかな。
自分は時代劇好きなんだよね。子供時分に慣れ親しんでるから、侍言葉とか堅苦しい表現もある程度は理解できる。「忝い」なんて凡そ現代じゃ通じない。この作品若い人には言葉が通じなかったんじゃないかな?それはそれで文化とまで言うと大袈裟だけど廃れていくかと思うと物凄く残念で仕方ない。勿論、スポンサーがつかなきゃドラマ制作できないし時代の流れなんだけどさ。
そのうち、大河も全部現代語表現とかなったら笑い物だよね。ひょっとしてなってる?自分はもう十数年観てないから知らないけど、脚本家や構成作家だって世代が代わっていくわけで、時代劇に馴染みがない人達に時代劇が作れるのかって話。
そういう意味でもこの作品は「利便事屋」(リベンジャー)の語呂合わせといい時代劇と現代劇の合わせ方も良いセンスだと思う。

私のツボ:ネコの絵、

投稿 : 2023/07/30
閲覧 : 119
サンキュー:

1

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

パッとしないかな 61点

トータルな雰囲気としては時代劇、タイプは違いますが必殺仕事人的なアニメでした。

キャラ立ちはしているものの、オリジナル感は少なく、どっかの作品で出会っていそうと感じですね。

ストーリーとしても1クールで着地はしましたが、ちょっと消化不良でした。
もう少し全体的に掘り下げて欲しいところですが、いかんせん全体的に暗いストーリーですので2クールはちょっと辛いかなという印象です。

トータルとしては視聴継続ができない程では無いですが、引き込まれていく魅力はちょっと無かったです。

投稿 : 2023/07/26
閲覧 : 99
サンキュー:

1

ゲリオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

長崎卍リベンジャーズ

トーマン2期は回避して、こちらのリベンジャーズを観た。
ニトロプラス企画。『魔法少女まどかマギカ』『PSYCHO-PASS』の虚淵玄氏が脚本・構成を手掛ける。
内容は必殺仕事人アニメVerという感じ。
毎度捻りのある設定が定評のある虚淵作品だが今回は際立った設定は見られず。
シナリオ的にさして面白いとも感じず、虚淵氏…衰えたか?

時代劇アニメ、数クール前にもブシロードも『擾乱』とかいう作品やったけど、やっぱり地味で話題にならないね…。
実写の時代劇ってあまりやらなくなったから、せめてアニメで時代劇あっても良いと思うものの、そもそも時代劇好きな老人はアニメなんて見ないのかしら?
ともかく視聴者数が少なかった印象。
天下の虚淵アニメだったのになんで…
ってか、ちと暗すぎだーね。
主人公の繰馬雷蔵は、冒頭で騙されて許嫁の父親を殺してしまい、許嫁もショックで自殺してしまった悲劇の男。
舞台もアヘンで腐敗する長崎ということで色々とジメジメし過ぎだったなぁ。

利便事屋(リベンジャー)メンバーの戦闘術は本家必殺シリーズに習って各々特徴的。
雷蔵=薩摩剣士←分かる
医者=超ド級ボウガン←わ、分かる
博打ち=花札←え!?
チン有幼女=凧あげ←えぇ!!!?
リーダー=金箔のハンカチ←なにそれ????
う~ん、特にリーダー碓水幽烟の戦い方は不可解。
なんや、あの金箔は?
なんで、あれで死ぬ?
あれに関して他の視聴者の皆さんがどう思ってたのか知りたくても、見てた人が少ないので分かんねえ…(笑
ラストバトルでは池の上に浮いてたけど、この人手品師だったのかな?

ということで全話は見たものの、あまり真剣には見てなかったこともあり、組織の背景とかは詳しく分からなかったが、結局視聴後もそんなに深い作品ではなかったように感じた。
主人公周りの関係性さえ把握しとけば問題なかったと思う。
終盤に登場した黒幕とその手先グループ。やたらと大物ぶってた割に最終回で雑魚っぷりMAXで一掃されたのはワロタ。
繰馬雷蔵という男の人生の結末は切なかったが境遇的にこの締めしかなかったか。
最終回の評価だけなら70~80点あげても良いが作品全体の評価は60点だわな。
「オリジナルアニメやるなら虚淵さんのような実力ある脚本家が担当してほしい」
などと、自分もよく述べていたものだが、虚淵氏がやれば何でもかんでも名作となるというわけではないのだ…ということを思い知らされた作品だ。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 118
サンキュー:

2

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

長崎リベンジャーズ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
必殺仕事人をオマージュした作品。元ネタを知らない若い人はどう観るんだろうね?

といっても、私も、再放送を時々、祖父母と一緒に観た程度なので、あまり詳しくはないんですけどね。

アニメとしてのクオリティは高く、単なるモノマネには留まらない、キチンと真面目に作られている印象を受けました。

雰囲気としては、テレビアニメというより、映画のような感じです。最初から最後まで、ちゃんと暗いというか、作りたい作品を美学をもって作りきったという感じで、好感がもてました(世の中に迎合していない感じが)。

そのへん、流石、原案が虚淵玄さんだと思いました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
利便事屋で、リベンジ屋とは、ナイスなネーミングだと思った。金箔で人を殺せる理屈は、最後まで分からなかったけれど(笑)

ラストシーンを、どう考えるかで、その人における、本作の評価が決まるような気がする。

私は基本、ハッピーエンドが好きで、本作のように、主人公が死んでしまう展開は好きではない。

が、本作に関しては、なんだかしっくりきてしまった。

「無常」というか、「無情」というか。

繰馬雷蔵は、決して悪人ではないが、騙されたとはいえ、多くの者の命を奪っている。その対象は、悪人だったり愛する人だったり、金で雇われているだけの奴だったりもする。

でも、それが誰であれ、理由はなんであれ、きっと誰かの大切な人なのだろう。人を殺すということは、それだけ重い「業」を背負うことになる。

本作の上手いのは、絵描きとしての、ちゃんと明るい未来の可能性も見せたことだ。でも、雷蔵自身は、結局最後まで、自分を許せていなかった。

「正義と悪」「幸せと不幸」「生と死」

そんなシンプルな二択では割り切れないような、複雑に揺れ動く心情を丁寧に描いてきたからこそ、視聴者も(雷蔵の今後の人生について)迷うと思うし、迷って答えが出ないうちに、何気なく、呆気なく、主人公の命が奪われた。

その唐突な、不条理な感じは、ある意味でとてもリアルだった。

最後、雷蔵は多分、死によって救われた気になったと思う。でも、苦悩しながら、絵描きとして10年も生きたあとならば、死が救いになることはなかったかもしれない。

きっと人間なんてそんなもので、時間によって、環境によって、運によって、色々なことが変わっていく。

物語の最後を観て、私はモヤモヤを抱えてしまったが、なんか、雷蔵はスッキリしてたのかなと思うし、他の面々も、悲しみながらも受け入れ、普通に生きていき、どこかでそれぞれの死を迎える気がする。

本作はバッドエンドではなく、ビターエンド。余韻を楽しみ、想像を膨らますことができる展開。

こういう、ビターなラストが似合うように、脚本もシナリオも、逆算しながら、丁寧に世界観を作ってきた気がして、だから、私には珍しく、ビターエンドを受け入れたいと思った。

そんな作品は、久々だった。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/29
閲覧 : 161
サンキュー:

14

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

晴らせぬ恨み、これ有らば、その無念金貨一枚に刻むべし。裁きの沙汰、天に代わって請け負い候

これ即ち、必殺仕事人と申します。。。
必殺シリーズのアニメ版で長崎を舞台にアヘンをめぐっての大きなストーリーを基本に、仕事人としての細かな恨みを晴らすための裏仕事を重ねていく。
激しい展開はないけれど大人な渋い感じで、思うほどアヘン等の悲惨な描写もなく暗い話もない。そしてわかりやすい。
その反面、鳰は掘り下げあったが、仕事人仲間の過去は匂わせるだけで掘り下げなかった。12話で雷蔵の話を中軸にもっていく場合は仕方ないのだろう。そして世界観の背景は割と謎は謎のままに終わる。
主水を雷蔵が担っていたが、仲間は仕事人らしく殺しの技も独特でよかった。雷蔵の初太刀は示現流だからチェスト―って叫んでほしかった。

久しぶりに必殺シリーズを観て時代劇熱が上がったので三匹が斬るに近いサムライチャンプルーを久しぶりに見たくなった。

100点中77点

投稿 : 2023/05/09
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1

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たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ版必殺仕事人といったところだがメインは雷蔵の生き様か。

近年不作気味のオリアニであるが…

【良かった所】
歴史は詳しくないが実際の歴史を参考にしているのかなと思われる。
そういうアニメは沢山あるけど、安易に戦国武将や新選組を題材にしなかったのが好印象。
その辺はもう使い古されてるから、信長とか土方歳三とか出てたらウンザリしてたと思う。

終始暗く重たいのだが見てる方が鬱になる程ではないし、ご時世的に優しく甘いアニメが多いのでこういうのがたまにあると刺激的。
リベンジを果たしたところで全てが救われるわけでもなく、いい話だったで終わらないのが良い。

主人公の雷蔵は許嫁の父親を殺してしまい、許嫁は自死してしまうという重たい出来事を背負うが、心が晴れる事がないし最後は殺されてしまうのだがそれも1つの終わり方として良かったと思う。
数年後に明るいキャラになって平和に過ごしていますという終わり方なんかされたら低評価してた。
あまり目立たなかったキャラに殺されたのはアキバ冥途戦争を思い出した。
重たい物を背負ってるためキャラに厚みが出ててそこが魅力的だった。
雷蔵のキャラの描き方が上手かったと思う。

最近はバッドエンドだからって文句言う人が居るけどハッピーエンド=最高、バッドエンド=最悪というのは合ってるようで違うと思う。
潔癖な人が増えてると感じます。

あまり気にしてなかったけど虚淵作品なんですね。
まどマギくらいしかちゃんと見てないけど重ための話作るの上手いなと思うしもっと作って欲しい。

雷蔵役の笠間淳は認識してなかったけど演技良かった。
最近出てくる男性声優がどうもいまいちなので頑張って欲しい。

EDの坂本真綾の曲が良い。
この人の曲は毎回良いんだけどね。
暗い本編を浄化するような曲なので余韻がいい感じ。
まどマギのMagiaみたく重たいのが合ってる事もあるが。


【悪かった所】
バトル中心の作品じゃないので強力な装備は要らなかった気がする。
最近のアニメは強い武器とか能力が付き物だよね。
どうしてもそういうの入れたくなっちゃうのだろうか。
作画が良いので普通の武器のぶつかり合いで良かったかな。

雷蔵以外のメンバー、礼拝堂の事とか子安のキャラとか消化不良感あった。
雷蔵の事をしっかり描いていたのでそんな気にする程ではないが。

OPが好きじゃない。
ボカロ?歌い手?どっちだ?
ボカロも歌い手も興味無くてほとんどわからないのだが近年アニメに使われる事が多くなったので曲は耳にする。
どの曲も声が甲高いのが苦手です。
そういうものなんだよという事なのかもしれないが、そうであれば自分は一生ボカロも歌い手も好きにならないと思う(笑)
楽曲は悪くないんだけど速くて勢いのある曲ばかりという印象であまり違いがわかりません。
興味無い分野だから尚更そう聞こえるんだと思う。
そうじゃない曲もあるけど。
その辺本当わからなくてネットで発信してる人達は全部同じカテゴリーだと思ってる(おっさんにありがちなやつ)


【簡単なまとめ】
面白かったです。
本来暗いアニメは好きじゃないけど見れたのは引き込まれるものがあったからだと思う。
良いオリアニだった。

投稿 : 2023/04/23
閲覧 : 189
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4

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CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々に当たりの虚淵作品

{netabare}
江戸時代末期が舞台の必殺仕事人風アニメ。
最初の方はまあまあぐらいの印象だったけど、後半で上がった印象。。

阿片戦争後、日本にも流入したアヘンを用いた企みを阻止するというのが主なストーリー。
正直アヘンどうこうの話や礼拝堂の話は理解できてないところも多いけど、実際の歴史の出来事と絡めたストーリーは時代劇として面白かった。
大半が個人の恨みの話で埋まっているのでメインの話が動いたのは最後の方だけではあるけれど。
渋めの作風で陰鬱とした感じも出せていて良かった。

アヘンの処理という話がありながらもこの作品の軸となっているのは雷蔵の生き様。
許婚の父を殺した上、ゆいまで自殺に追いやったことへの自責の念を抱えつつの利便事屋への入隊、最後は利便事屋として人殺しを続けていることにも疑問を抱き、絵師への志し、と常に後悔や葛藤を抱えたまま、別の生き方を模索する雷蔵に共感のしやすい話だった。
最後は虚淵作品らしく、主人公の雷蔵が死んでのエンドだったけど、バッドエンドと言う感じはしない。
雷蔵自身ずっと父殺しのことが心残りだったようで、死ぬ時の笑顔を見るに雷蔵にとって悪い死ではなかったのかなと。
ゆいの恨み噛み小判も果たされ、恨みをかったものはいつか報いを受けるという、この作品のコンセプトにも沿っていていい終わり方だった。

物足りなかった点は序盤から中盤の話。
依頼人から依頼を受けてリベンジする...という内容にも関わらず、依頼人の掘り下げが余りない上、ターゲットがどういう悪事をしたかという描写も曖昧でキャラにあまり共感が出来なかった。
軸はバトルアニメではないので、敵が滅茶苦茶強い...というわけでもなく、無力な相手を一方的に蹂躙していくだけで戦闘も特段面白くはなかった。
けど、金箔や花札、雷蔵の厨二衣装とかは個性あって面白かった。

ただ、最初も書いた通り終盤の盛り上がりは良かったので、結果的に見て良かったと思える作品だったことは間違いない。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
物騒な始まり方。まふまふ 騙されて父を殺したってことか?
硬派な方のスパイ教室。1話で親の敵討ちは終わらせるのか。
絶対声が聞こえる。血がバシャバシャ出るのがいい。
ちょいファンタジー? 親の仇ぐらい殺させてやれ。
ちゃんと倒せたしOK リベンジ終了! EDいいな。

2話 ☆7
確かに殺しまくってるな。遊郭編。服脱ぐな。なんか草。
リベンジャーとしての道を選んだのね。金箔使わずに普通に刺せや。
あまり被害者女性にも加害者にもスポットが当てられてない気がする。
被害を説明するんじゃなくて、ちゃんと回想などとして描写して欲しかったな。

3話 ☆6
スラム街? この子供ウザイ。遊郭編。会話ばかりでつまらん。
この吸血鬼みたいな衣装草生える。花札w
アヘンのヤツらへのリベンジ?

4話 ☆6
表ではいい人ぶって裏では人殺しをすることに対する葛藤か。
けど、武士ってそんなもんでは? 坂田の裏にもう一人いたのか。
アズミヤとか坂田に対して印象ないんだよ。
戦闘シーンも一方的に蹂躙してるだけでなぁ。

5話 ☆6
意味わからん。鳰は堂庵出身なの? 戦闘があまり面白くない。
長崎だからカステラ?

6話 ☆7
何者。雷蔵を騙した人らか。唐人街ってほんとに中華系かよ。
金箔から助かったw 肉捨てるな。アヘン隠してなんになる?
まあ本筋は見えてきたな。

7話 ☆6
洗脳? またアヘンか。このBGM雰囲気にあっててめっちゃいいな。
やっとまともな相手出てきたな。2人はハッピーエンドだな。

8話 ☆8
碓心。義父殺しの主人公が絵師としての道に進んでいいのかどうかに葛藤するのがメインの話か。
まあ間接的には殺してることにはなるけれど。
人の時間を奪ってるという意味か。
こっちは小銭さえあればなんでもいいやつか。林則徐?
あっさり撃たれた。

9話 ☆9
アヘン戦争不可避。史実要素。なお処分した模様。
利便事屋としての使命よりも自分の責務を優先するか。こいつが雪梅?
要するに金儲けがしたいのか?

10話 ☆7
会所と劉目的は同じなのか。
要するに恨みさえあればなんでもいいなるようになるって脳死した考えかw

11話 ☆7
小判噛んでそう。恨み相当でかいな。結局身内贔屓でしかないのは確か。
サイコパスかな。

12話 ☆10
金箔を節約するな。そうはならんやろ。†悔い改めて†
碓心になれたか。妻殺しと言う心残りはまだ取れてないのね。
けど、虚淵にしては珍しく誰も死ななかったな。あっ…。
ゆいさんの恨噛み小判も果たされた。
まあ殺しをやってるといつか報いは受けるってことだな。

曲評価(好み)
OP「ダウンタイマー」☆8.5
ED「un_mute」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2023/04/21
閲覧 : 277
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6

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てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ニトロプラス版必殺仕事人?金箔の印象強いが、シリアスと娯楽性両立した良作

虚淵玄原案の、架空の長崎を舞台にした必殺仕事人めいた時代劇。全12話。
陰謀で全てを失った生真面目薩摩武士が、復讐請負屋組織に入り、仲間と共に復讐請負いする内に、長崎を麻薬で蝕む陰謀に立ち向かっていく。

【良い点】
必殺仕事人をアニメ作品的な解釈で独自の魅力に仕立てている。
復讐リベンジを「利便事(りべんごと)」などの絶妙なセンスも良い。
架空の長崎の情緒、博打打ちや男の娘暗殺者など個性的なキャラ達が醸す雰囲気良し。

ストーリーは個別の必殺仕事人パートと、縦軸の阿片密輸陰謀劇が絡み着々と進行して飽きさせず上手い。
縦軸のストーリーと、雷蔵たち利便事屋の交流を織り交ぜてドラマ作れていた。
無辜の人々を麻薬漬けにする悪逆非道なシリアスでありつつ、雷蔵の周囲のキャラが明るい為か雰囲気は暗くならず見やすいのも良い。

バトルも正統派時代劇から捻ったアニメならではの外連味タップリなギミック多数で見応えあり。
ニンジャアクションめいたギミックのキャラが多かったり、極めつけは金箔で窒息死させる珍妙な殺し方が印象的。
(ニコニコではネタ的にかなり受けていた、結構こういう要素は娯楽アニメとして大事)
これら大真面目だか珍妙な技の数々で娯楽アニメとして楽しめた。
正統派の殺陣やバトルも高水準。

キャラクターの魅力は申し分なく、どのキャラも陰を背負いながらも確固とした生き様感じさせる。
情に厚く、最初敬遠しながらも結局主人公気にかけてくれる博打打ちの惣二が特に良かった。
男の娘?な鳰(にお)ちゃんかなり可愛い。
リーダーや敵味方の上層部たちの虚々実々な腹の探り合い、敵の陰謀や狂気など、キャラが見えてくる程に面白い。

騙されたとはいえ許嫁とその父を殺めた罪業に苦しみながら、仲間との交流や利便事通しての主人公雷蔵の生き様も良かった。
剣よりも絵の才能開花させるも結局は因果応報な結末は、ビターではあるが納得感あり。
哀しくはあるが、因果応報に笑って逝く、雷蔵の物語として綺麗に完結していて完成度高かった。
…ちなみに同じくニトロプラスアニメの「ファントム レクイエム・フォー・ザ・ファントム」の結末を彷彿とさせる。
ストーリーの完成度的にREVENGERの方が良かった。

【悪い点】
もう少し雷蔵以外の利便事屋メンバーの交流掘り下げが見たかった。
作中十分に感じさせはするが、深堀りはされず勿体無い。
終盤の敵も性格も実力も非常に強かっただけに、やや勿体無かった。
(キャラ評価4.5に至らず)

依頼人とのドラマが弱い。(超強い中国人以外)
この点は必殺仕事人的にはイマイチ。

利便事屋と長崎教会の黒い関係や上層部の思惑など、完全に明かされず終了。
この辺は雷蔵のドラマが主と見れば仕方が無いか。

総じて1クールアニメとしての完成度は高いが、肉付けが物足りず地味な印象も。
こういう作品こそ2クールで見たかった。

【総合評価】8点
痛快娯楽(金箔などネタ的な意味でも)とシリアスなドラマが調和していた良き時代劇アニメ。
歴代ニトロプラスアニメで見てもかなり良く出来ている方。
評価は「とても良い」

投稿 : 2023/04/16
閲覧 : 151
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8

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

総じておもろかったです。

本家必殺よりも面白かったですわ。

本家に劣るところがあるとすれば、そうっすなぁ、菅井きんさんと白木万理さん的な役どころのキャラがいてなんだことぐらいですかねー。

あとはもう文句なしですわ。

アヘンの密輸を軸にしたストーリーと同業の敵キャラとのバトルもよかったし、
最後主人公が{netabare}刺されて死んじゃう{/netabare}とか太陽にほえろのショーケンとか探偵物語の松田優作とかみたいやないすか。

ま、逆にゆうとボクらくらいの世代の人じゃないと楽しめなかったかもしれないですが。

いずれにしても総じておもろかったです。

こおゆう昔の時代劇のリメイクアニメみたいなのまたやってほしいですわ。
今度は破れ奉行あたりのリメイクとか見たいなぁ(笑)

投稿 : 2023/04/10
閲覧 : 489
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12

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しろくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

残念

こういうのは1クールで終わらせたらただのキャラアニメだよ…って感じ。
毎回のお決まりのパターンと決め台詞のあるやつが個人的に嫌いでそこは毎回萎えた。1話完結タイプなのでそういうのは仕方ないのかもしれないけど。
絵が綺麗でキャラもキャストも良かったから素材は良かった。もっと設定とストーリーしっかり作ったらもっと人気出たのではと思うともったいなくて残念。
大体悲劇なコンセプトやストーリー自体もそこまで悪くなかったと思うけどなんかあちこち組織の関係とかはもろもろよくわからなかった。1クールでやる内容じゃなかっただろうって感じ。最後主人公殺して、このアニメ人気出んかったからもう続編やらんわって宣言の様に感じてなんだかな、と。
妻が雷蔵の死を願ったのが最後に叶った事で伏線回収して綺麗に終わった感じなのかもしれないけど、最後の戦いで討ち死にならまだしもなんか救いの無い感じがもやっとした。救いがない終わり方がストーリー的に合ってるのかもしれないけど、これで微妙な感じで主人公死んで、何だったんだこの1クール…っていう。せめて嘘でもいいから主人公が生き延びて続編があるかもしれない希望くらいは視聴者には持たせてほしかった。

惣二がお気に入りだったからもっと見たかったし、ちゃんと見応えある形で2クール以上で作ってほしかった。できれば1話完結じゃなく続き物ならもっとよかった。ほんともったいない。
結果的に最後まで見れないほどつまらなくはないけど、誰かにオススメしたくなるほど面白いものでもなかった。
こうやって1クールで微妙なやつ量産するより、数減らしてしっかり骨太のストーリーものを4クール以上でやってくれたらいいのになと。昔はほんと良かった

投稿 : 2023/04/10
閲覧 : 176
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4

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★

2023.04.07 ★★★(3.1) 1度目観賞評価

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 98
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0

ネタバレ

太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

必殺仕事人アニメ!

オープニングがカッコよくて毎週楽しみでした。

アヘンに人生を狂わされた元薩摩藩士・繰馬雷蔵が、闇の殺し屋「利便事屋」として生きる様を描いたダークヒーロー活劇。時代はおそらく幕末〜明治、アヘンが出てくるので1840年前後が舞台と思われる。

アヘンを巡って様々な組織が暗躍する骨太なストーリーに、アニメならではのバトル描写とキャラの個性が光る。

かなり言葉遣いが時代がかっていて、下手な時代劇より難解な単語も出てくるので、視聴の際は字幕必須。いちいち単語の意味を調べながら見てました。
あくまでも「繰馬雷蔵の生き様を描いた」ストーリーなので、主人公は雷蔵であって利便事屋ではない点は視聴に当たって心構えが必要。
{netabare}そのため、鳰を除く利便事屋の面々については過去や秘密についての描写はなし。また、利便事屋に殺しを依頼する礼拝堂の裏の顔についても伏線自体はあるものの、未解決のまま雷蔵が宿願を果たし死亡して物語が完結するので正体は不明。この辺りがだいぶ消化不良でモヤっとする点。まぁ虚淵玄らしいですが。{/netabare}
時代劇はお金がかかるので、今は大河と映画を残してかなり減ってしまいましたが、アニメでこういうのをやってくれるのはありがたいですね。

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 180
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5

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

力なき人たちの復讐の代行をする殺し屋チーム「利便事屋」のおはなし。。@1話目

公式情報は©REVENGER製作委員会
{netabare}
公式のINTRODUCTION
{netabare}
むかしむかし、私たちとは異なる歴史を辿った長崎で……。 信じていたものに裏切られ、卑劣な罠にかかり、許婚の父を手にかけてしまった雷蔵。 許されない罪を背負い、自らも絶体絶命の危機に陥ったところを、 町の何でも屋「利便事屋」に救われる。 実は、彼らの正体は力なき人たちの復讐を代行する殺し屋、「REVENGER」だった。 秘めたる信仰に生きる、優雅な蒔絵師・幽烟。 町の人たちに慕われる、元海賊の町医者・徹破。 無邪気さと残酷さを併せ持つ、両性具有の少年・鳰。 酒と博打を愛する、その日暮らしの博打打ち・惣二。 半ば拾われる形で、雷蔵は一癖も二癖もある殺し屋たちの仲間になることに。 生まれも育ちも主義も主張もバラバラな5人の間に、命がけの仕事を通じて奇妙な友情が生まれていく。 やがて、長崎で起きた事件の真相を追う中で、彼らは大きな陰謀に巻き込まれていく——。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
企画:松竹・亜細亜堂・ニトロプラス
監督:藤森雅也
ストーリー原案・シリーズ構成:虚淵玄(ニトロプラス)
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)、大樹連司(ニトロプラス)
キャラクターデザイン原案:鈴木次郎、憂雨市
キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治
サブキャラクターデザイン:立花希望
総作画監督:西岡夕樹、遠藤江美子
助監督:松尾晋平
プロップデザイン:ヒラタリョウ、石森 連
アクション作画監督:宮本雄岐、堀内博之
美術監督:岡本穂高
美術設定:須江信人、多田周平、斉 婉廷、滝沢麻菜美
場面設計・美術設定:関根昌之
色彩設計:中野尚美
撮影監督:佐藤哲平
編集:松原理恵
音楽:Jun Futamata
エンディングテーマ:坂本真綾 「un_mute」
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:中野勝博
アニメーション制作:亜細亜堂
原作:利便事屋
製作:REVENGER製作委員会

主題歌
OP:「ダウンタイマー」レトベア
ED:「un_mute」坂本真綾
{/netabare}
キャスト{netabare}
繰馬雷蔵(くりま らいぞう):笠間淳
碓水幽烟(うすい ゆうえん):梅原裕一郎
叢上徹破(むらかみ てっぱ):武内駿輔
鳰(にお):金元寿子
惣二(そうじ):葉山翔太
ジェラルド嘉納:大塚明夫
漁澤陣九郎:子安武人
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


第一話 Once Upon a Time in Nagasaki
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
卑劣な嘘に騙され、許婚の父を殺めてしまった雷蔵。
口封じのためにかつての仲間から襲われ、自らも絶体絶命の危機に陥ったところを、「よろず利便事(りべんごと)引受け」の何でも屋の幽烟らに救われる。
彼らから真実を明かされ、亡き義父の思いを遂げると伝えられた雷蔵は、自分を陥れた相手への復讐を果たすために動き出すのだった…。
{/netabare}
感想
{netabare}
時代劇で、舞台は長崎。。

藩からの依頼ということでダマされて
ひそかにアヘン取引をしてるという義父を殺した繰馬雷蔵が
藩からのお迎えに殺されそうになって、碓水幽烟とその仲間に助けられ
本当のアヘン取引の黒幕は、薩摩藩の勘定奉行の松峰だったと知らされた。。

実は雷蔵の義父(許嫁のお父さん)は、勘定奉行の悪事を調査してた方で
彼が雷蔵に殺された時、利便事屋に復讐をたのんだみたい。。

それでダマされて大事な人を殺したことを知った雷蔵は、松峰に復讐するため
利便事屋たちに協力して奉行の屋敷の情報を流したんだけど
抜け道はないことにして隠しておいたから、利便事屋たちが屋敷を襲い
松峰の部屋に着いたときには、松峰は逃げた後。。

そして雷蔵は、出口で待ってて松峰に復讐をし
許嫁のところに向かったんだけど
彼女は短剣でのどを刺して自害してた。。ってゆうおはなし。。



50年くらい前、TVの時代劇に「必殺シリーズ」ってゆうのがあって
うらみを持って死んだ人の代わりに利便事屋っぽいチームが
お金をもらって恨みを晴らすみたいなおはなしで
「地獄少女」の元ネタにもなったみたい。。

それでYouTubeの動画とかウィキペディアを見てみたら
必殺シリーズの大体のパターンは

被害者が殺されるまでのエピソードを中心にやって
被害者がうらみを晴らしてほしいって残したお金を受け取り
必殺チームが仲間でお金を分けたあと、犯人やその一味を殺しに行き
最後に、その後のおはなしが入ってオシマイってゆう感じだったみたい。。

今回のおはなしは、そのパターンそっくりだから
アニメ版必殺シリーズってゆう感じだと思うんだけど
利便事屋がダマされるってゆう、ちょっと変わったパターンだし
たぶんこのあと雷蔵は、利便事屋の仲間になるんじゃないのかな。。


雷蔵が許嫁のところに向かったのは、良く分からなかったけど
彼女に真相を話し、自殺するつもりだったのかな。。

でも、その前に彼女は死んでたって、救われないおはなし。。

あと、おはなしを見てた時には、利便事屋って便利屋みたいな仕事なのかな?
って思って気がつかなかったけど、感想書くのに入力したら
リベンジヤになってるのに気がついて
うまくタイトルに掛けてあるなぁって^^


それと公式のINTRODUCTIONには「彼らは大きな陰謀に巻き込まれていく」
って書いてあったけど、幽烟の背中にはマリア様の刺青があったから
虚淵さんの脚本だったら、ただの必殺シリーズじゃないと思う。。

アヘン取引の裏にはキリスト教が関係してて
利便事屋のボスがもしかして、本物の黒幕だったりするのかも?
{/netabare}
{/netabare}
第二話 Gold Opens Any Door
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
碓水幽烟一味と共に、許嫁の父の仇である松峰らを討った雷蔵は、自らの死により許嫁のゆいへの罪を償おうとする。
しかし、ゆいの自死によって償う術を失うことになった。
忠義を捧げた藩も、守ると誓った家族も失い、全てをなくして失意に暮れる雷蔵に幽烟は、とある提案をもちかける。
それは復讐を代行する殺し屋「利便事屋」への誘いだった。雷蔵は金で人を斬る「利便事屋」という生業に強く反発するが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
やっぱり利便事屋のボスは神父だった。。

幽烟が礼拝堂に行って神父に会い、金貨を渡すと神父は
そして幽烟に、神が復讐を命じた、みたいなことを言ってたけどイエスは

「『目には目を、歯には歯を』と命じられている。
しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。
だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」

って聖書の中で言ってるから、この神父はウソつきか
それとも幽烟が信じてる宗教は、キリスト教(カトリック)じゃないのかも?

ただ、世界中で神父が子供たちを性的虐待する事件が起きたりしてるから
神父が犯罪者だったりするのはめずらしくないと思う。。


そして幽烟は神父に、復讐は使徒にだけ許されるから
ほかの者に罪を犯させないよう、仲間にしろ、みたいなことを言われ
幽烟を勧誘しに行って、利便事屋の仕事がお金だけが目的じゃないことを
今回の依頼人のお通夜に連れてって、実際に見せた。。

依頼した女の人は、遊郭みたいなところに売られたんだと思うけど
さいごは病気になって捨てられたってゆう感じなのかな?

遊女の人がいったん病気になると、安いお店に売られたり
夜鷹って言って、外にゴザをひいて、男の人の相手をされたりして
さいごに死んだら投げ込み寺とかに捨てられたみたいで
平均寿命は22歳だったとか。。

いい人に出会い、身請けしてもらって、幸せになった人もいるみたいだけど
きれいなところしか描いてなかった「鬼滅の刃 遊郭編」と違って
梅毒とかの病気が多かった時代だから、いったん売られたら悲しいけど
今回のおはなしみたいな、悲惨な最期になるのがふつうだったみたい。。


でも、利便事屋は、お金のためだけじゃないって言っても
お金がない人は、だまって死ぬしかないのかな?って。。

それとも、それくらいのお金を用意できるくらい、人を恨んでなかったら
復讐はしてもらえないってゆうことなのかも。。


それで雷蔵が考えるって答えて、神社かお寺で水をかぶって
小刀を出したところで自殺?って思ったら
ひげをそりだして、思わず笑っちゃったw

そう言えば、昔の人って安全カミソリとかなかったと思うけど
ブキッチョな人とかは、しょっちゅう顔に傷をつけてたりしたのかな^^


そして復讐が。。

ってゆうのは、血なまぐさいシーンのハズだけど
最近、グロいおはなしが多くって、このアニメなんていい方で
鎧を着たマッチョガイが出てきたところは、場違いでおかしかったし
「オレの甲冑は、どんな矢玉も通さん」って言いながら、裏は丸開きだしw

そして、Dr.徹破が弓を弾くところも、服がビリビリってw
あれだと毎回、服代がかなりかかりそうだし
矢の勢いで船がひっくり返るとか、漫画みたいw

それに、徹破特性の長靴って、ただのスパイクシューズじゃないの?

ロケットでもついてれば
あのくらいのジャンプができてもフシギじゃないけど
ただのスパイク長靴だったら、雪道で滑らないくらいじゃないのかなw


シリアスな分、ギャグとのギャップがすごいと思う^^;
{/netabare}
{/netabare}
第三話 Fortune is Fickle and Blind
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
絶望の淵から意図せぬ形で新たな居場所を見つけた雷蔵。
だが、そんな彼を迎え入れる利便事屋の仲間は、ひと癖もふた癖もある者ばかりだった。
中でも雷蔵と一緒に暮らすことになった惣二は不満の表情を隠そうとしない。
そんな折、彼らのもとに次なる利便事の依頼が届く。
これを好機と捉えた惣二は雷蔵にとある勝負をもちかける。
{/netabare}
感想
{netabare}
華生屋の店主が、濡れ衣のアヘン密売の罪で捕まって
そのかたき討ちってゆうおはなしかな?


リベンジのおはなしは単純なんだけど、いろいろフクザツみたい。。

まず、与力(漁イサリ澤)が遊郭狂い?ってゆう濃いキャラで
彼に呼び出された幽烟に、雷蔵の行方を聞いてきたところから
部下の坂田の話になって
彼は“会所”の人たちとつるんで、漁澤を落とそうとしてるみたい。。

漁澤は、幽烟の裏の仕事を知ってて
たぶん華生屋から受け取った歯型金貨を幽烟に渡し
坂田に復讐するように仕向けたってゆう感じだった。。


スラム街に集められた、アヘン漬けの人たちのところに行った徹破と鳰は
廃人になった華生屋の奥さんたちから、坂田がアヘンをバラまいて
奥さんをアヘン漬けにし、華生屋の主人をワナにはめたことを聞き出した。。

それで坂田がしてることが自作自演だって分かった利便事屋たちは
漁澤の後始末も兼ねないといけないのを嫌がりながら、引き受けることにして
今回は、惣二が雷蔵を相方に選び、坂田の屋敷に行くことに。。

実は昼間、惣二の部屋に雷蔵が引っ越してくることになって
追い出したい惣二は、負けたら雷蔵が出てく条件で
殺した人の数を競う勝負を申し込んできたんだけど、同点になって
いっしょに住むことになった、ってゆうエピソードもあった。。

賭けに負けたら相部屋ってゆう条件を守ろうとする惣二に雷蔵は
「そなたの方が、よっぽど武士らしいと思って」って、認めたのかな^^


最後に、歯型小判を見る幽烟のところに
惣二と雷蔵が仕事を終えた報告に来た徹破が
「これ以上雷蔵を深入りさせると、ますますやっかいなことになる」
って言ってた。。

それってやっぱり、利便事屋が
アヘン取引に何かの形で関わってるってゆう事なんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第四話 Ask, and You Shall Receive
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
部屋をめぐる雷蔵と惣二の賭けは引き分けで決着し、ふたりは相部屋で共同生活を送ることになる。
だが、ふたりの性格は対照的で、惣二は早くも雷蔵の度を越えた生真面目さに辟易していた。
日がな一日正座する雷蔵に耐えかねた惣二は、彼に職をあてがおうとする。
一方その頃、幽烟は利便事屋の総元締め「礼拝堂」に呼び出されていた。
雷蔵と惣二が始末した長崎奉行所の坂田に協力者がいたことを知らされた幽烟は、新たな標的への利便事に向け、仲間と共に行動を開始する――。
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、雷蔵がマジメすぎて気が抜けない惣二が
彼に仕事をさがしてあげようってするおはなしで
徹破先生とか幽烟のところに相談に行くんだけど、なかなか見つからない。。


後半は、礼拝堂に呼び出された幽烟が
この前殺した坂田に仲間がいたことを知らされて
安曇屋とその愛人を殺すことになって、潜入調査を始めるの。。

それぞれ仕事が割り振られ、雷蔵は鴈来屋の丁稚として店先に座って
前の愛人宅を見張ることに。。

そしてある日、安曇屋が愛人宅に来たところで
鳰、徹破と幽烟が協力して2人を始末した。。

雷蔵は、帰ってきた鴈来屋の主人から、暇つぶしに書いた絵を認められて
絵を描くことになった、ってゆうおはなし。。



雷蔵さんがマジメ過ぎて失敗しちゃう、不器用なところがおかしかったけど
人柄が伝わってくるおはなしだった^^

礼拝堂は、神様の教えを間違って教えてるみたいで
幽烟は信じてるみたいだけど、ちょっと怪しくなってきてるのかも。。


雷蔵さんにもお仕事があってよかった☆
{/netabare}
{/netabare}
第五話 Love Never Dies
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
標的を監視するさなかに何気なく描いていた墨絵を、絵双紙屋の店主に絶賛された雷蔵。
さらに店主から、その絵を版元へ紹介したいともちかけられる。
剣を振ること以外、何も知らなかった雷蔵は、期せずして新たな生業の糸口を掴んだのだった。
そんなとき、雷蔵と惣二は同じ町屋に住む少女・はなから、友達である双子が行方不明になったと相談される。
彼女の頼みを受け、双子の行方を捜し始めた二人は、大道芸人一座を率いる堂庵という人間へと行き当たった。
その男は、鳰の因縁の相手だった…。
{/netabare}
感想
{netabare}
堂庵と言う男がひきいる旅のサーカス一座がやってきて
山の民の子供たちをさらってた。。

堂庵は以前、幽烟が鳰を買った相手で、鳰を化物って呼んで
幽烟のところに買い戻しに来た。。

幽烟は断ったけど、鳰は堂庵のところに行って勝手に取引し
自分を売って小判を手に入れると
家主の娘はなの、さらわれた友だちに噛ませ利便事屋に運んだ。。

そして利便事はうまくいった。。



鳰は男か女か分からないみたいだけど

半陰陽って呼ばれるような人なのかな?

でも、それだけじゃ、殺しをする化物にはならないはずだし
鳰にはどんな秘密があるんだろう?

それがこれから、メインストーリーにからんできたりするのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第六話 Adversary Advent
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
絵双紙屋での一件以来、利便事屋稼業の傍らで墨絵を描き続けていた雷蔵。
描きためた習作を携え再び絵双紙屋を訪れた彼は、店主から賞賛の言葉と仕事の依頼、そして画材をもらい受ける。
思いがけない評価に戸惑いながらも、雷蔵は少しずつ、侍としてではない新たな生き方を見出し始めた。
だが、そんな矢先の帰り道、彼は何者かに襲撃される――。
同じ頃、幽烟は漁澤から、唐人街が松峰を殺した人間を捜していると知らされていた。
唐人街に松峰の共謀者がいると睨んだ漁澤は、幽烟に調査を依頼する。
{/netabare}
感想
{netabare}
くわしいことはあらすじ↑を見てね☆彡

唐人街が松峰を殺した犯人を探してて、雷蔵を狙ってきた。。

漁澤は唐人街に松峰の仲間がいるかもって
幽烟に調査をたのんできて、雷蔵はひとりで唐人街に出向き捕まった。。

放っておけない利便事屋の仲間は、雷蔵を助けに行って
今回の事件で、松峰が大量のアヘンを買い付けて街のどこかにかくしたこと
唐人街や長崎会所がそれをさがして雷蔵を襲ったことを知った
ってゆうおはなし。。



6話目だし、そろそろメインストーリーがはじまりそうな感じだけど
奉行所も、唐人街も知らない秘密組織って言ったら
やっぱり利便事屋を動かしてる礼拝堂くらいしかなさそうなんだけど
唐人街や会所は、それとは別に利便事屋を狙ってきそう。。

ちょっとおもしろくなってきたかも☆
{/netabare}
{/netabare}
第七話 Rosy Pitfall
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
松峰の買い付けた途方もない量の阿片が、長崎のどこかに隠されている――。
唐人街での一件でその事実を知ってからというもの、雷蔵の様子は一変し、義父と許婚を失った直後のような状態に戻ってしまっていた。
だが、そんな彼の思いをよそに、長崎の街ではまた新たに、阿片にまつわる悲劇が生まれようとしていた。
舞台は法円寺という尼寺。そこは花街通いのできない僧侶に阿片漬けの陰間を斡旋する、尼寺とは名ばかりの色と欲にまみれた場所だった…。
{/netabare}
感想
{netabare}
アヘン中毒になった男の人を使って
女遊びができないお坊さんたちの相手をさせてた尼寺が
利便事の対象になったおはなし
そこに先回、雷蔵をつかまえた劉大人が現れてジャマをしたけど去った。。


最後は、漁澤がお奉行に呼び出されて
坂田の仇の利便事屋を調べるように命じられた。。

会所のボスの元方目付、宍戸斎門にそそのかされたみたいで
アヘンを取りしまろうとする漁澤と、宍戸の裏のかけ引きの話があったけど
最後に出て来たお坊さんたちが宍戸に協力して
漁澤を殺そうとするのかな?



長崎で、本当にこうゆう事があったかは分からないけど
ストーリー以外にも「陰間」とか、歴史の裏のことが分かって
そうゆうのも興味深(おもしろ)いみたい。。

あと、麻薬の怖さとかも分かっていいかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第八話 Two of a Trade Never Agree
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
松峰が残した阿片の行方を追う雷蔵と、そんな雷蔵の行く手を阻むように現れる唐人街の劉。
そして、裏から利便事屋へ干渉しようと企てる長崎会所の宍戸と、彼に睨みを利かせる漁澤…。
長崎のどこかに隠されているという大量の阿片をめぐり、さまざまな人間の思惑が複雑に絡み合っていた。
事態が混迷を極めるなか、雷蔵は「碓心」の雅号で、墨絵師として初めて依頼の品を完成させる。
それは自らが死に追いやったゆいを描いたものだった。
雷蔵の作品を見た幽烟は、彼に、これまでの名と過去を捨て墨絵師・碓心として生きていく道を示す――。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑の通り、いろいろな人の立場が交わってきて
おはなしがごちゃごちゃしてきたみたい。。

先回の唐人街のゴタゴタで、叱られるのかな?って思ってた
利便事屋たちだったけど
礼拝堂は逆に、唐人街のボス劉大人の殺しを命令してきた。。

恨噛みのない大判を渡された利便事屋たちは
この仕事を受けていいのか悩んだけど、鳰が唐人街に偵察に行って
礼拝堂の真意をさぐることにした。。


そのころ宍戸は、僧侶の姿をした利便事屋に誰かの暗殺をたのんでて
劉大人は、鳰と雷蔵の前で、僧侶姿の利便事屋たちに狙撃されたんだけど
雷蔵と話したときの劉大人は、アヘンの流通を止めたいみたいに見えた。。



宍戸の小判は何枚かあったけど、もしかして対象は劉大人だけじゃない?

あと、礼拝堂は恨噛みのない大判を渡してきたけど
ふつうに考えたら、自分たちがアヘンを流通させたがってて
ジャマ者の劉の暗殺を幽烟たちにたのんだんだと思うよね。。


あと4話だけど、幽烟たちが礼拝堂の正体を知って
潰して終わりになるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第九話 Mutual Understanding
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
劉への利便事を命じる礼拝堂の動向を不審に思い、唐人街で彼の素性を調査することにした雷蔵たち。だがその最中、宍戸が差し向けた利便事屋・貞一派によって劉が狙撃されてしまった。劉の言動から彼が敵ではないことを察した雷蔵は、目の前で起きた突然の出来事に戸惑いつつも、礼拝堂の依頼に背いて彼を守ることを選択。瀕死の劉を救い出す。
その後、徹破の処置が功を奏し、なんとか意識を取り戻した劉は、自らが阿片を追う理由を静かに語り始めるのだった――。
{/netabare}
感想
{netabare}
雷蔵たちは礼拝堂の依頼を裏切り、劉を連れて帰った。。

会所の利便事屋たちは、礼拝堂に話を通しに行って
雷蔵たちのグループは、礼拝堂には関係ないって言われた。。

雷蔵たちは劉を休ませながら、劉が清国の王の命令で
英国が日本に隠したアヘンを探し清国に持ち込ませないように遣わされたこと
劉の妹もアヘンの被害者になってて
恨みがあったことなんかを聞き出した。。

ひん死の状態で仲間に後のことを託そうとする劉を
雷蔵は中華街に連れて帰ったんだけど、劉の仲間は
会所の依頼を受けた利便事屋たちに襲われて全滅状態。。

雷蔵は劉に小判を噛ませ、復讐を引き受けることにしたけど
会所が関わってることはまだ知らないみたい。。



おはなしはだいたい、にゃんが思ってた通りに進んでるみたいだけど
礼拝堂と会所の関係は、まだよく分かってないのかな。。

黒幕の宍戸斎門は、お金のためにやってるってゆうか
ただのサイコパスみたいだけど、これからどうなるのかな?

もうちょっとおもしろくなりそうな気がしたんだけど
このまま雷蔵たちが宍戸や礼拝堂をつぶして終わったら、微妙かも。。
{/netabare}
{/netabare}
第十話 Nowhere to Run
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
劉の正体は、アンゲリアが日本に退避させた阿片を追い、清国から派遣された密偵だった。彼の死の直前に恨噛み小判を託された雷蔵は、改めて阿片一掃への決意を強固にする。
だが一方で、その阿片を手中に収める宍戸もまた、長崎の利便事屋を統括する礼拝堂に接触し、事態はますます混沌とした様相を呈するのだった…。
そんな中、宍戸が唐人街襲撃の黒幕であると確信した幽烟は、劉への利便事を命じた真意を質しに、一人礼拝堂へと赴く。
{/netabare}
感想
{netabare}
幽烟が宍戸に呼ばれ、茶器を作るようにたのまれて断ったんだけど
これで幽烟は
宍戸が長崎をアヘン漬けにしようとしてる黒幕だって気がついたのかな。。
漁澤のところに行って、そんな話をしてた。。

そして幽烟は礼拝堂へ報告に行き、劉へのリベンジ依頼のことを聞いたけど
礼拝堂は、そんなことをバラすわけないし
幽烟は劉からの依頼を受けたことを話し、礼拝堂を去った。。


あと、惣二が礼拝堂のシスターから
幽烟が雷蔵を仲間にしたわけを調べるように指示されてたけど
アレってはじめ
礼拝堂の司祭が仲間にするように言ってたんじゃなかったっけ?

何だかよく分からなくなってきたみたいだけど
礼拝堂は司祭とシスターが一体化してなかったりするのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第十一話 The Die is Cast
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
劉が刻んだ恨みを晴らすと決めた雷蔵たち。だがそれは礼拝堂への反逆を意味しかねない危険な決断だった。礼拝堂と宍戸、そして貞一派が密謀を巡らせる四面楚歌の中、一行は漁澤と共に阿片を捜索する。だが、ただひとり惣二だけは、礼拝堂の修道女の言葉に心を揺さぶられていた。
幽烟は一体なぜ雷蔵をかばうのか――?
惣二が問い詰めると、幽烟は懐から一枚の恨噛み小判を取り出し、松峰への利便事の裏に隠された真実を明らかにする――。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしだったけど
惣二はただ、幽烟が雷蔵をかばう訳が知りたかっただけで
結局、雷蔵を殺せなかった。。

そして、雷蔵が貞一派の注意を引き付けてる間
ほかの3人は、アヘンの隠し場所をさがしてて
やっと、それらしい場所を見つけて乗り込もうとしたところで終わったけど
それは罠で、貞一派が待ちかまえてた、ってゆうおはなし。。



雷蔵の義父の比良田が娘のゆいの結婚祝いに、幽烟にカンザシをたのんでて
比良田が雷蔵に殺されて、幽烟がそのカンザシをゆいに届けに行った時
利便事屋がお父さんから恨噛み小判を受け取ったことと
犯人が雷蔵だってゆうことを話すと、ゆいはすぐにそのことを信じた。。

幽烟が雷蔵をかばう理由は
その時ゆいから、雷蔵を殺すようにたのまれたのに
その恨みが間違ってたことに気付いて、雷蔵を殺すのを止めたからなのかな?

それと、雷蔵が父を殺したって聞いた時のゆいの反応は
とつぜん化けて出そうなくらいにキレて、にゃんは背中がぞっ!としたけど
ゆいが雷蔵を本当に愛してたとしたら
幽烟に「何かの間違いです!」とか言って、まず、かばうよね?

たとえば、結婚詐欺にひっかった人のところに、とつぜん警官が来て
「あなたの付き合ってた人は実は詐欺師で、あなたはダマされてたんです!」
って言ったとしても、普通の人はそんなことすぐには信じれなくって
「それは何かの間違いです!」ってゆうと思う。。

とくに比良田は、雷蔵を娘婿にするため、前もって養子にしてたみたいだから
ゆいが雷蔵を愛してたなら、会ったばかりの幽烟のとんでもない話より
いっしょに暮してて、もうすぐ夫になるはずだった雷蔵の方を信じるはず。。

なのに、知らない人から突然
愛する婚約者が父を殺した!なんて、とんでもないことを言われて
すぐに信じて、すぐに憎しみがわいてくるってすごく変。。

雷蔵は、ゆいが自分のことを愛してくれてるって思ってたみたいだけど
もしかしてゆいは、本当は好きな人がいたのにムリに別れさせられたとかで
はじめから雷蔵を憎んでたりしたんじゃない?

それでゆいは、自分がそうゆう憎しみを隠して雷蔵と付き合ってたから
雷蔵も比良田を殺そうとする気持ちを隠して自分と付き合ってた、って
すぐに信じられて、すぐに憎しみがわいたんだと思う。。

雷蔵の描くゆいの顔がいつも暗いのって
実はゆいが、そうゆう暗い気もちを隠して雷蔵と接してたからで
雷蔵の記憶の中には
そんなゆいの暗い顔がいっぱい残ってるからだったりして。。

そうゆう、裏のゆいの思いは描かれてなかったから
「信じるか信じないかはあなた次第です」だけど
原作者は男の人だから、女性のそんな裏の顔を描きたくなかったのかも。。

それはともかく、次回は最終決戦みたいだけど
どんなにいい人たちでも、今まで人を殺してきたのは確かだから
デッドエンドになってもおかしくないかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第十二話 The Sun Always Rises
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
古い灯台が立つ、長崎近海の小さな島——。そこが阿片の隠し場所だと突き止めた雷蔵たちは最後の大勝負を仕掛ける。
その襲撃を予期して待ち受けていた貞だったが、部下の報告に苛立ちを露わにする。一行は二手にわかれ、雷蔵、徹破、惣二は島へ。そして幽烟と鳰は本丸である宍戸邸に乗り込んでいたのだ。
阿片をめぐる攻防を制するのは、果たして…⁉
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで
バトルはアヘンの隠し場所での貞一派対雷蔵、徹破、惣二と
宍戸亭での幽烟と鳰。。

バトルはそれなりにかっこよく決まってたけど
人を殺すより、虎を殺す方を申し訳なく思う鳰が、何だか良かった。。


さいごは、みんなが生き残って
雷蔵も、はじめに幽烟と出会った場所で死んだことにしてたから
これから違う人生を生きていくのかな?って思ってたら
背後からホームレスの女の子に刺され、座り込んだから死んだのかな?

でも「ゆい」って呼んだ雷蔵の手に重なった手は
幽烟の手だったから、助かった可能性もあるのかも?


よく分からなかったのは、シスターが花魁になってたことと
結局、礼拝堂は、何だったの?ってゆうこと。。

それと、雷蔵を刺した少女は誰にたのまれたのかな?
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


この世界の江戸時代末期に似た、異次元の世界の長崎で
利便事屋って呼ばれる5人が、くやしい思いで死んでいく人たちの代わりに
恨みのある相手を殺して復讐していくんだけど
5人は、アヘン密売組織の秘密に巻き込まれてくの。。


近いおはなしは「地獄少女」かな。。

ダークヒーロー物で、アヘン廃人とかスラムとかをしっかり見せる
暗いエピソードが多かったけど、キャラが個性的で
ときどきコメディもあるからそれほど鬱な感じじゃなかった。。


最後はちゃんと結末がついて良かったけど
いろいろ謎が多いままだから、もしかして2期があったりするのかな?


あんまり盛り上がらなかったからか、萌えヒロインが出ないせいか
主人公たちが楽しんで、悪役モブを殺してるみたいに見えるせいかで
あにこれの評価はそんなに高くないけど
アニメのクオリティは高い方だと思う。。

ただ、薬物中毒廃人になった人とかが、ふつうに出てくるから
あんまりみんなにおすすめできるおはなしじゃないと思う。。





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投稿 : 2023/04/05
閲覧 : 279
サンキュー:

29

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最近では珍しい骨太な作品

【総合評価☆☆☆】
 復讐代行を請け負う「利便事屋」が、アヘンで人心を堕落させる謀略の闇を暴き出す。最近では珍しい骨太の構想に基づく作品で、原案・シリーズ構成を担当した虚淵玄の力業が堪能できる。
 主人公は、奸計に欺かれて許嫁の父親を殺めてしまった元薩摩藩士・雷蔵。許嫁が復讐代行を依頼したことから利便事屋との関わりを持ち、紆余曲折を経て組織に加わる。そこは、対照的な表と裏の顔を持つ殺し屋たちの集まりだった…
 私が好きなのは、利便事屋をバックアップするのが、朽ちた礼拝堂にいる司祭らしき人物であるところ。愛と平和を説くキリスト教が日本では邪教とされたように、いつしか正と邪が反転する。利便事屋のリーダーも背にマリア像の刺青を入れており、復讐を成し遂げた暁には肩脱ぎとなって、「いと慈悲深きサンタマリアの御前に、その罪その咎、悔い改めよ」と嘯く。この目眩く状況に酔える人ならば、アニメの世界を存分に楽しめるだろう。

投稿 : 2023/04/05
閲覧 : 235
サンキュー:

5

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良作でした!おすすめしたい作品ですが‥

脚本が虚淵玄さんってことで最初から安心していましたが、最後もしっかりした終わり方で良作だったと思います。

ただ残念なことに描写的に一部の人が見られないシーンもあり、全ての人が納得する作品ではないということ。
{netabare}男娼が出てきたり、それを楽しむ変態が出てきたり、男同士のアーッなシーンがあります。またメインキャラクターのニオは両性具有であり、服の上からですがハッキリ両性具有だってわかるシーンもあったりします。{/netabare}
内容的にも必殺仕事人的な感じなので、グロテスクなシーンは絶対あるので無理な方は観れない作品です。

でも観てほしい!それくらい自分の中では今期で最高のアニメでした。
虚淵さんの他脚本作品でも思うんですが、言葉選びや言い回しが好きで、聴いていて心地いいです。
ただ難しい言葉も多いので、自分はバカなんで理解が遅れるとこもありました(汗)
ですが、そこまで難解なストーリーではないので大丈夫です!
ただ作画は安定しないアニメで、アングルや表現も謎なとこがあったのが残念。
とくに妻が自殺するシーンはもっと暗くしてほしかったし、クリマが妻の自殺現場を夢でうなされるシーンとかも変で雰囲気が台無しになってました(汗)

※最後
{netabare} 侍としてではなく、絵師として絵を描いて生活するも、描くのは妻ばかり‥
多分遅かれ早かれ自殺はしたんじゃないかなって個人的に思うし、クリマの性格的に仕事も探してもらって、住まいまでもらって、死ねないとも思っていたのかも‥
最後はあの少年に刺されても驚きもせず、むしろ微笑んでましたし、妻や妻のお父さんのとこに行けて幸せだったんだろなーと。{/netabare}

投稿 : 2023/04/05
閲覧 : 224
サンキュー:

4

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

惜しい作品

アヘンや復讐屋など暗い雰囲気の作品。
主人公がなかなか絶望的な立ち位置からスタートして個性的なメンバーと復讐屋として立ちなおっていく?物語。
戦闘シーンは少しご都合的な感じがあるが世界観は割と好き。
ただ、個人的に惜しいのが三つ。
キャラデザ(特に主人公)が独特で好みが分かれそう。
戦闘方法が独特かつ決め台詞がちょっと寒い。
キャラの設定が少し薄い。

投稿 : 2023/03/31
閲覧 : 93
サンキュー:

2

nyamu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

必殺仕事人、幕末、長崎、アヘン、愉悦部

幕末の長崎で必殺仕事人。
こんなのいなかったはずだけど違和感なくみせてくれるのが良い。

主人公側のキャラデザは少し現代風なものの、便利屋さんは蒔絵師だし主人公側以外の登場人物はしっかり江戸時代の人っぽい。

作風は硬派で物語重視で見ていけそう。もう少しアニメならではの魅せ方が欲しいところだが時代設定的に難しいか。でもしっかり作られているので今後に期待できそうな感じはする。

それにしても、虚淵作品の主人公って大変だ。2話からやって行けるのかなという終わり方で1話から絶望してしまった(自分が)。

(追記:後の10話を見てもっと救われないことを知った。辛い)

--------------------
3話まで視聴。

アニメならではの魅せ方は2話でしっかりやってくれて満足しました。
1話で既に復讐は果たしていたのになぜ作品タイトルがリベンジャーなのか。それも2話で明かしてくれたのだけど、ああいう台詞回し好きです。

長崎の異国混じりの風景も良かったし、なんと言っても夜をしっかり暗く描くのは良い。
全体的に大人の男同士の全てを語らない抑え目な会話が良く、これから先の展開も読めないので楽しみに見ていきたい。

緊張感のある本編後に、しっとりと落ち着いた坂本真綾さんの歌うEDがあるのが何となく救い。

--------------------
見終わって。

いやー、面白かった。スロースターターかもしれないが、やっぱりシナリオがしっかりしてるって良いよね!
ストーリーの必然性として長崎という場所も、幕末頃の時代も利便事の理由付けもばっりち生かすことができるというのはやっぱり凄いと思う。

若い女の子は出ないし、俺TUEEEでもないし、派手さは無いというかもっぱら渋い内容で昨今の流れで受ける要素は無いかもしれないけど、変に濁さず12話で起承転結があって、各キャラは立っていて行動原理に矛盾が無く、そういう意味でのシナリオ上のストレスを感じないのが一番いい。

もう少し動きとか見せ方というかアニメ的な派手さが欲しかったかな。不満ではないがそういうのがあればもっと良かったというもったいない感。

許し許されることが当たり前として要求される今の時代だけども、実際には世の中全部がそんなことができるわけではないよな、という結末と優しいED曲が相まって泣いた。

繰り返すが派手さは無い、というか地味だ。でも私は満足しました。

投稿 : 2023/03/31
閲覧 : 200
サンキュー:

6

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

江戸卍リベンジャーズ~必殺仕事人編~

詳細は公式でも。

制作・亜細亜堂、脚本・虚淵玄によるオレジナルアニメですね。「よろず利便事引受け」の何でも屋を営む男たちが、罠にはめられて復讐をしたい人のために相手を成敗するという時代劇アニメです。

ええ、そうです。「必殺仕事人」です。

初回の暗躍も、まさに「必殺」シリーズを思わせるような仕留め方。まあ、アニメとしての出来は中の上といった感じなので、観ていればそこそこ楽しめるとは思いますが…

う~ん、「必殺」だなぁ、これは。

=====途中離脱、追記です。
{netabare}
中盤から終盤にかけて、dアニメのサムネもほとんど主人公が絵を描いてるシーンで変化なし。内容も、アバンで主人公が絵を描くところから始まるといった感じで、いったい何話まで観たのかわからなくなりました。

ひとえに、DMM.TVのみ地上波同時配信で、あとは遅れるというスケジュールだったので常にゴテゴテで観ていたというところが、どうでもよくなった一因。

内容も、僕の中では「必殺」のように1話完結で復讐の依頼をこなしていくといった方向性を期待していたのですが、中盤からずっと出島のアヘン取引にまつわるストーリーの一本道。大きく進展もしないといった感じで、継続意欲が減衰しました。

総じて「地味」。
悪くはないので、またの機会に全話一気観してみるかもしれませんが、離脱扱いで。
{/netabare}

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 1254
サンキュー:

3

ネタバレ

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

普通です。必殺技仕事人ね!ただそれだけ…

悪くないですが、タイトルのままな感想です。
作画良いですし、声優さんもキャラとあっていて良かった。
しかしコレといって特筆すべきもなく…わりと期待ハズレ感が!! 虛渕作品好きなだけに期待しすぎちゃいましたかね…(^_^;)
個人的にはコレだったら台湾?人形劇の方が数段面白いです。

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 111
サンキュー:

3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宗教的背景の描写は消化不良。重くて暗いのでエンタメアクション寄りにした方が良かったかも。

 最終話12話まで観ました。

 7話位で感じた違和感が最後まで継続してしました。敵も味方もキャラは良いのですが、あっさり死に過ぎです。

 殺し屋ものなので仕方ないのですが、悪者達も本領を発揮する前に殺されてしまうのが何か残念です。

 作画はかなり良く、キャラクターも良く描けているので、もう少し人間ドラマを展開できたのではと思います。

 リベンジ屋とキリスト教組織の関係も良く分かりませんでした。殺し屋稼業の制約とかに関わっているのでしょうが、何か曖昧でした。

 もう少し分かりやすい話なら、覇権を狙えたかも知れません。地味な印象を最後まで払拭出来ませんでした。

………………………………………………………………………
 7話まで観ました。どうやら物語の鍵は、アヘンとキリスト教のようです。

 是非はともかくとして、派手に色んな人物を殺します。悪い奴とはいえ、尼僧とか見世物小屋のビックリ人間とか、ちょっと殺したら可愛そうかな?とか観てて思ったりもします。

 アヘンが絡んでいるので、薬物中毒でボロボロな人も沢山登場し、何か全体的に話が暗い感じです。

 だいぶ物語の核心へ近づいて来たので、盛り上がる展開に期待大です。
………………………………………………………………………
 2話まで観ました。なかなか派手で面白いです。このまま登場人物達の活躍を観たいです。

 1つ気になるのは、仕事人達の背景にキリスト教の影がちらつくことです。物語の舞台は江戸風世界のようですが、現実の江戸時代は、ものすごくキリスト教徒を敵視した時代でした。

 幕府の宗教政策は、キリシタン皆殺し、仏教や神道等も逆らうなら流血の弾圧を加えるという暴力的なものでした。

 江戸時代中期頃まで隠れキリシタンの虐殺的弾圧は続いており、江戸幕府が崩壊して明治政府が誕生してもしばらくは日本人がキリスト教徒になるのを認めず弾圧したため、殉教者が出ています。列強の圧力で渋々布教を認めたという経緯があります。

 マジで宗教的非寛容な時代に宗教的要素を設定に入れてくるのであれば、作者達にはそれ相応の覚悟があるのでしょう。

 江戸風世界だからでお茶を濁さず上手くエンターテイメントに昇華させて欲しいです。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 220
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2

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

とにかく重くて暗い

流れとしては必殺仕事人そのものだね。
人の恨みを中心軸にした作品のため、最初から最後まで重くて暗い。
ストーリー展開としては結構面白いのだが。
最後も希望のない終わりになってしまった。
{netabare}最終回、主人公の繰馬雷蔵に関して言えば、
やはり生き残ってしまったことに対する
自責の念に苦しんでいたのだろう。
鳰(ニオ)も絵を見て何も変わっていないと言っていたので。
捨(ステ)に刺されたときの安堵した表情。彼はようやく解放されたのだろうか・・。
本当に希望のない作品だ。{/netabare}
鬱になりたい人にお勧め?
ちょっと危険な作品かもね。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 139
サンキュー:

4

ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

巨星、乙

最終話の細かい演出などを見る限りは光るものを感じますが、それでも
物語全般について考えてみると、特に設定面等で{netabare}大いにやらかした感があることは否めません。

長崎と言えば坂本龍馬の亀山社中でありまして、この工作員に資金提供し
駒の如く裏で操っていたのはジャージン・マセソン商会のトーマス・グラバーでありました。

天下のニトロプラスの大巨匠がこの歴史的事実を知らずして長崎が舞台の物語を描くとは
到底考えられませんが、しかしながら物語の結末は啞然騒然の結果となりました。

人身売買などの悪行を重ねたイエズス会の輩に対し豊臣秀吉はバテレン追放令を発布し
この鬼畜どもを血祭りにあげたわけですが、イエズス会の蛮行をまるで知らないようにして
本作で島原のリベンジがどうのこうのとかいうのにはどのような意図があるのでしょうか?

「サンタマリアの御前に悔い改めよ!」とか言いつつ、殺してます!
殺したら悔い改めできませんし、「汝殺すなかれ」の戒律に反します。
「悔い改め」の意味も知らずに言葉だけパクるのはやめましょう。

ローマカトリック教会にしてみたらすべては自己正当化のためのご都合主義でいいわけですが
彼らのような独特な宗教思想を持ち合わせてない者からしたら歴史的事実を捻じ曲げてまで
「サンタマリア」とかいう謎のオカルト思想植えつけんな!という話でございます。

坂本龍馬を裏で操る武器商人トーマス・グラバー、その背後にいた国際金融資本の陰の実力者
その名は【ロスチャイルド家】であります。

イギリスの【ロスチャイルド家】は維新軍を軍事支援し、仏蘭西のロスチャイルド家は
幕府軍を軍事支援することにより、相競わせ戦争ビジネスで儲けるというというのが
彼ら得意の手法でありますが、{/netabare}その話についてはまた別の機会に譲ることと致します。


現状での最大懸念事項を挙げると以下のようになります。

{netabare}①例のライフルの入手経路が未だ明かされていない。
②アングリアの武器商人と思しきものが未だ出てこない。
③大聖堂とイエズス会の関係性が未だ示されていない。

「アヘン戦争」まで匂わせておいて諸悪の根源たる【英国東インド会社】を描かないとしたら
かなり残念なフィクションに終わるような気がいたします。

元「海賊」の医者にしても「海賊」を深堀りする気ないなら、{/netabare}かなり残念で中途半端な
設定であるということになるでしょう。

●スナイパーライフルの出所

どっちに転ぶかはまだわかりませんが、{netabare}【英国東インド会社】とあのライフルを
どこで手に入れたかについて描かれるか否かで、本作が真の歴史をなぞっているのか
それともただのフィクションであるのかが決まるように思います。

史実によれば坂本龍馬を背後から支援し、コマのように操っていたのは
「アングリアの武器商人」ということになります。

アヘンや【イエズス会】、そしてアングリアという国名まで出しておいて肝心の武器商人の存在を
描かないとしたらかなり期待外れということになりますが、とりあえず今は
「長崎商人」の{/netabare}背後関係に注目したいところであります。


●「マリ」ちゃんは女の子

長崎に暗躍する「唐人街」の正体とはチャイニーズマフィアのように {netabare} 見えて実は
清国のアヘン取締りを指揮する大臣「林則徐」の密命を受けて動く諜報員
であったようであります。

ということは、アヘン取り締りの諜報員の暗殺を指令する「礼拝堂」とは
アングリア側のエージェントということになり、利便事屋とは外国商人などの犬である
ということで、坂本龍馬や長州薩摩藩の話と見事繋がるわけであります。

礼拝堂には「2本の柱」がありますが、これは「2柱の神」を表しており
その真ん中には「聖母マリア」の像が置かれています。
そして司祭様は「デウス」というラテン語を使っています。

これらのものすべてキリスト教とはほぼ関係が無いものなのですが、
「ローマカトリック教会」ではなぜか重宝される小道具だったりします。

「聖母マリア」と言っても「イエス・キリスト」を生んだだけでありまして
何か奇跡を起こしたとか言うエピソードがあるわけではありません。

「ローマカトリック教会」が「聖母マリア」を神として崇めるのには
ローマ帝国の宗教的都合による曲解が背景にあり、よりまともなキリスト教徒
であるところの「プロテスタント」にしてみたら理解不能なある種のオカルト宗教にしか
見えなかったりもします。

あまりに出鱈目な「ローマカトリック教会」の理屈だと【偶像礼拝】もアヘンの密輸も
人身売買も人殺しもすべてが正当化されるという世にも奇妙な宗教観でありまして
こんな組織がキリスト教を自称しているのは無理があり過ぎるため、プロテスタンが
ぶち切れたというのが宗教戦争のいきさつだったりします。{/netabare}

●率直に気持ち悪いので下方修正…
「リコリコ」の二人の父親や「黄金郷」のヴエコ
「不滅のあなたへ」のカハクなど{netabare}同性愛ゴリゴリの例を挙げたらきりがありませんが
それにしても今回の露骨な表現は惨過ぎでありました。

同性愛の糞坊主と言えば密教の「空海」が有名でありますが、密教においてのは性的な秘儀も
修行の内ということになりますので、場合によっては無神論者の中国共産党にとっては
少なくともその弾圧衝動を正統化する口実にはなり得るのかもしれないと思う次第であります。

キリスト教を「自称する」「ローマカトリック教会」においても同性愛的な不祥事事案が
社会問題化しておりまして、身分がお高い方々による修道士に対する性的暴行事案が
それこそ数えきれないくらいに発生しており、「モーゼの十戒」はどうしたのか?と
問い詰めたいところでありますが、そもそもローマカトリック教会とは最初からキリスト教を
真面目にやる気がなかった似非宗教団体であり、「統一教会」と本質的には何も変わらない
ペテン師集団であるというのが実態であります。

イエズス会がアングリア東インド会社と結託してドラッグを捌いていたのは概ね史実で
ありますが、唐人街=チャイニーズマフィアがドラッグの商いに絡んでいたというのは
坂本龍馬が暗躍する幕末の時代のことではなく、日本が満州国建設した以降の
シナ大陸における事案でございます。

昭和の妖怪と評される元総理大臣の祖父などが絡む「満州人脈」による
ドラッグ商いの話がもしかしたら本作で再現される可能性もないとも言い切れませんが
幕末の長崎におけるチャイニーズマフィアの暗躍は{/netabare}ただのフィクション
ということになるようであります。

●突っ込みどころ
①「サンタマリア」の刺青
②「汝、殺すなかれ」の戒律違反
③「神」とは言わず「デウス」と敢えて【ラテン語】で表現する
④「両性具有」の化け物?
⑤元「海賊」の医者・・・


●隠密同心を統べる者?

謎のフィクサー{netabare} 「漁澤様」が登場しますが、作中では色々と難しい用語が飛び交い
視聴者の理解が追い付いていないような印象を受けます。

いつものラスボス級声優が示す通り「漁澤様」は奉行所の重鎮であり
諜報活動の任務を与えられた与力(与騎)という身分のようであります。

清国でアヘンが蔓延した背景には、英国東インド会社の属する商人たちから役人が賄賂を
受け取り取締りの手を緩めていたようなことがあったのかもしれません。

日本ではアヘンの被害はそれほど深刻ではなかったようですが、証人とつるむ役人が
いるとしたらこれに対処するのが与騎という立場にある者の使命でありますから
利便事屋にその処理を押し付けたということなのでありましょう。

そろそろアヘンの密輸でぼろ儲けした某会社が登場する頃合でしょうか?

●「両性具有」の美少年
彼が身に着けている「かんざし」には【✡】が3つ左右に付いています。
【六芒星】は【6】でありますから「3×6」=【18】=【666】
「18×2」=36 

【666】や「36」(「369」)を「ミロク」と表現したりしますが
「ミロク」と言えば【弥勒菩薩】であります。

【弥勒菩薩】とは【サンタマリア】と同じ存在であると個人的には考えていますが
【サンタマリア】なら【女神】でありますから【8】(=8芒星)を表示すべきところを
【666】にしたのは、弥勒菩薩との {/netabare}関係性を暗示する意図が
あったからであると推測いたします。


一見して「必殺コロ助人」のようにも思えますが、あの虚淵氏が一枚噛んでいる作品だとすると
某作品のオマージュではなく別のところに意図があるように思います。

このようにある種の「フェイク」をかましてくるのが某巨匠の食えないところでありますが
やはり作風はシリアスで暗め、そして結末もあれ、な感じでございます。

「コロ助シーン」などの鮮血も生々しく、この辺も人を選ぶ作風であるといえますが
今期の中では、かなり完成度が高いものになるような気がいたします。

いきなり初回から{netabare}【阿片の密売】案件をしかもそれに薩摩藩が噛んでいたとか言うのは
むしろ史実の暴露でしかなく、しかも【サンタマリア】の刺青とか、【イエズス会】であります・・・

【英国東インド会社】による【阿片の密売】で莫大な富を得た勢力の側についていたのは
【サンタマリア】が示す某組織でありますが、そんな話題をいかに暗示的でも初回から
物故んでくる{/netabare}この巨匠は、ある意味厄介な性格の持ち主と言えるのかもしれません・・・

「謎の商人」の「背中」、つまり{netabare}「背後」には【サンタマリア】の刻印が示す「闇の組織」が
いたという暗示でありまして、例えば「坂本龍馬」という名の工作員が用済みになった後
綺麗さっぱりコロ助されたのも、背後に大いなる {/netabare}存在がいたということを
示唆しているものと推測いたします。

実は「利便事屋」とは「仕事人」ではなく{netabare}「海援隊」{/netabare}を暗示しているのであります。
すべてが繋がる「裏歴史」の暴露でございます。

投稿 : 2023/03/24
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REVENGERのストーリー・あらすじ

むかしむかし、私たちとは異なる歴史を辿った長崎で……。 信じていたものに裏切られ、卑劣な罠にかかり、許婚の父を手にかけてしまった雷蔵。 許されない罪を背負い、自らも絶体絶命の危機に陥ったところを、 町の何でも屋「利便事屋」に救われる。 実は、彼らの正体は力なき人たちの復讐を代行する殺し屋、「REVENGER」だった。 秘めたる信仰に生きる、優雅な蒔絵師・幽烟。 町の人たちに慕われる、元海賊の町医者・徹破。 無邪気さと残酷さを併せ持つ、両性具有の少年・鳰。 酒と博打を愛する、その日暮らしの博打打ち・惣二。 半ば拾われる形で、雷蔵は一癖も二癖もある殺し屋たちの仲間になることに。 生まれも育ちも主義も主張もバラバラな5人の間に、命がけの仕事を通じて奇妙な友情が生まれていく。 やがて、長崎で起きた事件の真相を追う中で、彼らは大きな陰謀に巻き込まれていく——。 (TVアニメ動画『REVENGER』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年冬アニメ

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