当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「もういっぽん!(TVアニメ動画)」

総合得点
72.6
感想・評価
209
棚に入れた
520
ランキング
1125
★★★★☆ 3.6 (209)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

もういっぽん!の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かなりソフト

スポーツを良く魅せれていた

ただ
作画がどう言えばいいか
確かに良くはあるが
若干の癖
それもあまり良くない方に転びそうな

投稿 : 2023/10/05
閲覧 : 128
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

柔道愛から生まれた柔道漫画が原作の柔道アニメ。

【概要】

アニメーション制作:BAKKEN RECORD(タツノコプロ)

2023年1月9日 - 4月3日に放映された、全13話のTVアニメ。
原作は、『週刊少年チャンピオン』で連載されていて、
同じく秋田書店のwebサイトの『マンガクロス』に移籍した漫画作品。
著者は、村岡ユウ。

監督は、荻原健。

【あらすじ】

埼玉県の中学3年生の園田未知は親友の滝川早苗とともにふたりで、
自分たちが引退したら部員ゼロで休部になる青葉中学柔道部の部員として、
中学最後の大会に臨んでいた。

3対3の団体戦で人数不足で先鋒が不戦敗。中堅の早苗が一本負けを喫し、
チームとしての敗北が決定、人生最後の柔道の試合を一本勝ちで締めくくろうとした未知。
だが、見たことのない相手の選手がやたら強く、未知は善戦したが、
絞め技が完全に極まりギブアップを拒み失神しての一本負け。

練習はしんどいし頑張っても気持ちよく勝てないし、彼氏できないし、
これで柔道は卒業だと受験勉強に専念する彼女たち。

もとから優等生の早苗にしごかれた未知は、やたら絡んでくる南雲安奈とともに、
9ヶ月後には偏差値が高い青葉西高校に進学。

しんどい部活なんてやらずに彼氏作って高校3年間を遊び倒す予定の未知だったが、
未知を是非とも剣道部に勧誘したい安奈に誘導されて高校の武道場に着いた、
未知と早苗は、中学最後の試合で未知を絞め落とした氷浦永遠と再会。

部員ゼロで部活停止状態の青葉西高柔道部。武道場は剣道部専用になるところを、
3人いれば部活ができると主張する永遠。
未知たちと一緒に柔道をしたくて青葉西に入った永遠と、
小学校の時からずっと未知に好意を持っている安奈による、未知の奪い合い。

早苗に足を引っ掛けられて安奈がバランスを崩して未知の手を離してしまい、
永遠が未知を引っ張る柔道の組み手の形になってしまい、
条件反射で永遠に気持ちよく一本背負いを決めてしまった未知。

柔道の気持ちよさを思い出した未知に、もう一回柔道やろうと誘う早苗。

未知に剣道をさせることを全く諦めてない安奈をよそに、

未知・早苗・永遠の3人の新入生と顧問の夏目紫乃先生で、
青西柔道部の部活動が再開するのだった。

【感想】

武道の理想を高校部活動を通して描いている原作の女子柔道漫画は、
村岡ユウ先生の初のヒット作との認識でいいのかな?

高校時代にエグいイジメを受けてた男が28歳のときに、
自分をいじめてた相手がボクシングのチャンピオンになってるのを知って、
倒してカツアゲされた数万円を取り戻すためにボクシングを始めたという内容の漫画で、
いじめてた男が人気者の王者になっていて、噛みつこうとする主人公が狭量であるとして、
肯定的に描かれずにすっきりしない終わり方をしていた。

柔道部の太眉で小さくて弱くてカッコ悪いキャプテンが、
転校生のイケメン(性格もイケメンの黒帯)が片思いの娘を彼女にしようとしてるのに、
ムカついて柔道で負かそうとするけど完敗を喫してリベンジに燃える話。

などなど恵まれない男のリア充への憤りみたいな作風で、
歯が折れたり失禁したりで暑苦しくて汗臭い漫画を描いては打ち切りが多かったのですが、

それが後年になるほど、汗臭いが暑苦しくはない作風に変化していきました。
自分が描きたいものと読者に配慮した作品づくりの落とし所を見つけるのに、
時間がかかったという感じです。

同じく週刊少年チャンピオンで連載していた男子柔道漫画「ウチコミ!!」も、
暑苦しさが抜けていて見やすく、楽しみに読んでいたのですが7巻で打ち切りエンド。
チャンピオンは一部のベテラン漫画家先生以外は直ぐに連載を切るイメージですね。

そして、軽めの女子柔道4コマ萌え漫画(全1巻)の「やわらか」を挟んで始めた、
「もういっぽん!」が23年7月時点で24巻まで続いていての今までにない連載の長さ。
青葉西高校柔道部の総決算と言える、未知たちが3年生になっての高校最後の、
金鷲旗高校柔道大会が原作で現在進行中です。

中学、高校と柔道部に励んできて自身が黒帯でもある原作者のライフワークである、
何度編集部に断られても打ち切られても柔道漫画を続けてきた。
今までの創作活動が実って連載が5年間続いて、アニメ化されたのは良かったと言えるでしょうね。

それが、このアニメに対するAmazonでの批判的レビューで、

『なぜこのアニメが評価されているのか意味がわからない!作者は柔道への理解が足りない!』
みたいな意味不明なのがあって、アニメ作品にいろんな感想があって然るべきにしても、
批判者本人としてはうまいこと批判したつもりが、
作品のバックグラウンドを知ってしまうと的はずれな思い込みだと感じてしまいます。

柔道経験者である柔道好きの作者が伝えたい柔道の楽しさ、
努力していくら頑張っても必ずしも報われると限らないながらも、
敗北もまた心身ともに成長の糧になる。
ダメなスポーツ作品と違ってライバルもまた主人公たちに負けじと努力と成長を続けているので、
未知たちも散々練習して着実に実力をつけていってるのですが、しょっちゅう負けてばかりです。

原作で未知たちが3年生時点で全国の強豪に引けを取らないチームに成長しても、
県内最強チームだとは言えないのは、主人公チームの強さのみがインフレして、
周りを置いてけぼりにすることがよくある高校の体育会系の部活ものとしてはかえって斬新。
この作品での埼玉県の高校女子柔道部は強豪校揃いでして、
現実の高校野球での大阪や神奈川などの激戦区状態を勝ち抜くのが至難でして、
全国上位レベルの強さのチームがインターハイ予選で消える、決して甘くはない環境。

その点では、1年生だらけのチームが半年で地元・静岡の高校をゴボウ抜きして、次の年には、
全国常連の名門ライバル高も噛ませ犬にしてしまった河合克敏先生の「帯をギュッとね!」より、
実力のバランスとしては絶妙。「柔道の父」と呼ばれる嘉納治五郎氏の柔道の理念である、
『精力善用』『相助相譲』『自他共栄』の精神が作品のテーマで勝つことだけが全てではない。
柔道が好きで強くなりたい高校女子柔道選手たちのひたむきな姿、
ライバル関係から生まれるリスペクト精神・交流・絆が爽やかな作品として機能している。
女子っぽさのキャラ付けを作者をしようとしてますが、
この作品は本質的には少年漫画の王道を行っていまして、
私自身が原作漫画に対しては名作レベルに近い内容だと思っています。

アニメとしては、原作7巻までの展開をきちんとやっているのですが、
作画の力では原作と比較してキャラクターの表情が弱いと思いました。
(アニメの2話で未知に寝技をかけてるときの早苗の泣き顔を比較すればよく分かる)

原作の魅力として、丹念に描かれた道着のシワであるとか、道着の上からでもわかる、
リアルな太い体型の柔道女子の試合写真みたいな作画力。

アニメの作画は漫画より線を減らして動きやすくするのがどの作品でも鉄則ですので、
原作そのままの再現が難しいですね。日常シーンでは省略的な演出で作画カロリーを減らして、
その分を作画が難しい試合シーンに注力。スポーツアニメを本気で作ろうとしたら、
試合の映像を資料として徹底研究して映像で再現するためには、
本当にアニメーターの負担が大きいのですが、
やりたいことのために制作をコントロールできるのは有能な現場。

アニメの最終回の永遠vsエマ戦の他の試合を上回る頂上決戦的な映像が、本当に見応えがあった。
特に、フランスからの柔道留学生のエマ・デュランの圧倒的強者感が動きで表現されていたことから、
もっと予算と制作期間があれば、もっと細部の作り込みが多くの場面で出来て、
現状よりブラッシュアップされた名作アニメになれたのが惜しいかなと思いました。

本当に素晴らしい原作ですので、アニメを面白いと思った方は、
「マンガクロス」で検索して原作漫画も読んでください。お願いします。

ちなみに、私が好きなキャラは姫野先輩の妹の姫野梢(姫コ)でして、
作中比では美少女ではあるのですが、
体格に恵まれずに実力者でも天才でもない彼女がコンプレックスを感じながら、
未知たちに引っ張られるように諦めずに練習して成長していく姿に読み応えがあるのですが、
アニメで下級生の姫コとツカちゃんの試合をするには3期まで進まないと厳しくて、
続きもアニメ化して欲しいのですが、それが難しそうで残念に思いました。
あと、続きやらないと神童・南雲安奈が剣道部から柔道部に転部しただけで終わってしまいますしね。
(ちなみに安奈は転部後ものちに剣道に戻るのを前提に家では父親と剣道の稽古を続けています)


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/09/03
閲覧 : 216
サンキュー:

33

ネタバレ

ゆっきん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通の女子高生の柔道にかけるひと夏を描く

総合評価:C
SS:最上級・永久保存 S:神作・大好き A:超良作・好き B:良作・まあまあ好き C:普通・及第点 D:惜しい・好みでない E:問題外・途中断念

全12話鑑賞。原作未読。
原作:村岡ユウ(秋田書店)
監督:荻原健
アニメーション制作:BAKKEN RECORD

ジャンル:スポーツ(柔道) 青春 部活動

全体評
女子高生の柔道にかける青春ストーリーとしてはリアルさもあり、なかなか良かった。ただ、話が飛びすぎて感情移入がしづらかったのが残念。作画の柔道の描写は迫力があってよかった。キャラも主人公の突き抜けた明るさが人を惹きつける魅力があった。物語に入りきれなかったのでC評価。

投稿 : 2023/08/29
閲覧 : 93
サンキュー:

2

ネタバレ

ささみジャーキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

試合の初めは左足から出る。試合の終わりは、線の前に立って右足から下げて礼をするなど、柔道の基本が抑えられておらず、一部描写に問題があったが全体的に良かった。特にキャラデザが可愛いすぎることなく、柔道やってる現実の女子にも探せばいそうなラインを攻めたことは評価したい。

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 63
サンキュー:

3

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

元運動部特攻

23年冬アニメは不作。なんて前評判が飛び交っていたのも既に懐かしさを感じるこの頃。私も『お兄ちゃんはおしまい!』以外は過去作を観る期間に充ててしまったな……転天革命や天使様も一応、観たんですけどね。
上記のように「不作だー豊作だー」とのたまうのはアニオタの中でも“萌えオタ”に分類される輩が中心だ。キービジュアルで並ぶ美少女たち、美麗な挿絵をはさんだライトノベルのアニメ化、どれも前評判だけで当時の話題をかっさらっていく。その中で話題に挙がらない作品はどれだけ内容が良くても1クール分、本当に全く話題にならない。これがアニオタ全体の、本作に対する非情な扱いでもある。
こんな良い作品をこのまま埋もれさせるわけにはいかない。
そう思った同志が沢山いるようで非常に心強く、私も遅筆ながら冷めない内でのレビューを投稿しようと決意するに至った。誤字脱字・解釈不備・引用過多などがあれば遠慮なくご指摘ください。
女子柔道をテーマに、その大変さや悩みをリアルに描きながら、柔道の楽しさが伝わってくるのが魅力。女子高生らしいゆるくかわいい日常にもクスッと笑える作品。

【ココが面白い:元運動部を魅了する第1話】
中学でやってきた部活を続けるのか辞めるのか────その代表的な分岐点となる高校1年の春に心が揺れ動く主人公・園田未知(そのだ みち)を軸に描いた第1話に先ずは心掴まされる。
彼女は『YAWARA!』のような天賦の才や英才教育に恵まれた主人公ではない。多少身体が柔らかく、これまでコツコツと経験を積んできただけの「凡人」だった。自覚もある彼女は中学3年で柔道を辞め、高校では彼氏を作り甘酸っぱい3年間を過ごそうとしている。
「武道」というのは本当に辛い。夏の猛暑でもムダに着込むし、逆に冬に冷やされた館内の床でも裸足で歩くのがデフォルト。試合は殺し合いではない────でも本気で命のやり取りをするのかという気迫を持って相手と闘うのだから怪我を負わされても無礼講というなんとも野蛮なスポーツである。とても嗜み程度の覚悟で続けられるものではなく、ミチのように中学で芽が出なければ辞めてしまうのは、高校生活に夢見る少年少女にとって至極、真っ当な選択だ。
しかしそんな武道にも良いところがある。それが“1本”。鍛えた自分の成果が「相手を倒す」という形で現れるその瞬間。これがとても気持ち良く、病みつきになるからこそ辛い稽古に耐え忍んで力をつける。そんな1本の気持ち良さがミチの後ろ髪を引き続けていく。
中学最後の試合に負かされた相手・氷浦永遠(ひうら とわ)との再会。そのトワからの不器用ながらも熱烈な廃部決定の柔道部への勧誘。揉み合いの末に思わず決めてしまった1本の背負い投げ────全てが「柔道をやれ」とお膳立てされているようで、然れどそれに従えば自分の高校生活は武道で台無しになってしまうんじゃないかという葛藤が良く表れている。『思い出させないでよ』と辛そうに絞り出したミチの台詞がとても印象的だ。

『ミチ……もっかいやらない?』

決め手は“未知の正妻”なんて異名を持つ親友・滝川早苗(たきがわ さなえ)。彼女もまた強い柔道家にはなれそうもなく、親とは高校からは勉学に専念するよう約束まで交わしている。そんな彼女がミチの本当の気持ちを見透かしたかのように、嘗て自分が誘われた時のお返しをする。
彼氏を作ってイチャイチャしたい。
夏は海へ行き、日焼けを気にせず遊びたい。
でも────やっぱり柔道もしたいんだ。
全てがミチの本心であり、相反してるように思えたからこそ葛藤した。そんな時の親友の後押しほど心強いものはなく、彼女は自身で自他問わず納得のいく答えを出せるこの作品の主人公だ。

『柔道もする。彼氏も作る───1本、取りまくる!』

こうして廃部が決まり畳も剥がされかけていた柔道部は3人の新入生で結成・復活・再始動する。ワクワクできる「1本」が未来にあると強く信じて……。
私も中学高校は元運動部員、しかも南雲安奈と同じく剣道部ということもあって、ミチの気持ちにはものすごく共感してしまった。「そこまで書いて柔道部じゃないんかい」ってツッコミは無しでお願いします(笑)

【ココがすごい!:ガッチリ体型な女子の魅力と柔道シーン】
このアニメが残念ながら多くの人の目に届いていない(主要なまとめサイトすら取り上げなかった)のは主に「柔道」というテーマと独特なキャラデザが主な要因に挙げられる。主人公ですら辞めようか続けようか悩みに悩んでしまった柔道────年々競技人口も減らしている「武道」はハッキリ書いて我が日本でももうオリンピックくらいでしか沸くことのないマイナーなジャンルだ。本作は深夜帯アニメだが萌えオタに刺さることも殆どないだろう。
キャラクターデザインも往年、人気のある女性キャラに共通するスリムでバストの有無だけで差別化したようなスタイルの良さはなく、5頭身くらいで「横幅」をしっかり取った太ましい体型をしている。淡い色彩と現実的な髪色(茶髪すら教師の指導が入る世界観)から一定のリアリズムも感じられるが、そういったキャラクターには野暮ったい印象が抱かれ、萌え豚には食指の動かない作品になることも多い。
ただこのデザインは柔道をしっかりと描くにあたっては最適なビジュアルだ。その理由を製作陣の1人がこう語る。

『アニメの原則論として、頭身が高いと動きが硬くなるんですよ。動きをちゃんとやろうと思ったら、6頭身が限界だと僕は思っているんです。今回は、原作の絵がだいたい6頭身ぐらい。僕はあの頭身でも魅力を損なわずに表現できると思ってましたし、柔道をちゃんとやるにあたってはこれ以上高い頭身は無理だったというのが結論としてありました』(アキバ総研, BAKKEN RECORD/大松裕, 2023-05-04)

6頭身はアニメ・マンガで女性キャラクターを描くにあたり最も起用される頭身だ。そこから敢えて1段階落とした5頭身で描くことによって取っ組み合いのある柔道の描写に一切の躊躇いが無くなっている。仮に作画が崩れて伸びてしまっても6頭身。この違和感を等速視聴で拾える者は素人の中にはいないだろう。
組み手争いから握り崩し、踏み込み、投げ……柔道の細かな一挙手一投足が凝ったディテールで描かれており、尚且つダイナミックなカメラワークや演出で各キャラ向かい合って思いをぶつけ合う迫力が、身体の幅を広めに取っているからこそより凄まじく感じられた。
本作の女性キャラがそこまで萌えないこともない、とも主張しておく。5頭身スタイルは『魔法少女まどか☆マギカ』と同じくらいであり、表情の幅広さは『宇宙よりも遠い場所』に匹敵する。EDのサビ部分から始めるダンスを恥ずかしそうに踊るトワちゃんの可愛さには誰も異論を唱えることは出来ない。

【そしてココが熱い:女子柔道部をテーマに描く青春ドラマ(1)】
ここまで書くと本作は柔道をテーマにしたスポ根アニメという印象を受けるだろう。それも間違ってはいないのだが、それでもこの『もういっぽん!』は単なる熱血スポ根ものとは大分趣が異なっているように私は思う。なぜなら柔道における勝ち負けを「二の次」として見せているからだ。
「ミチの『1本を取りたい』って要は勝ちたいってことでしょ?」と思うかもしれないが、少し違う。彼女は純粋に投げることへの快感を求めており、それが柔道へのモチベーションとなっている。部活も乱取り(技を掛け合う自由練習)を好み、他校で背負い投げの上手い娘がいれば煙たがられようと師事を仰ぎに行くなど、投げへの研究には事欠かない。しかしストイックで、勝利に対し執念深いかと言われるとやはり違うのである。
{netabare}金鷲旗(きんしゅうき)3回戦がその象徴だろう。対戦相手に腕の関節を極められてしまい、強引に抜け出そうとするミチ。それを仲間が制止し後を任せるように言う。
ここで終わりじゃない。この大会は団体戦で、自分の後ろにはまだ3人もいて、仲間たちとの柔道がずっと先に続いていく。でもここで無理をしてしまえば──
確かに負けん気も強い彼女だが、第1話ではそれが祟って失神負けをしてしまっている。その時は笑い話で済んでいたが、気道を押さえ込まれるというのは死に直結する危険な状況だ。柔道において怪我や事故を防ぐには、技を極められた者が勝利への執念を捨てる覚悟や判断力も求められる。
ミチは相手の背中を2回叩く。「参った」の合図だ。自ら敗けを認めるのは何も知らない周りから観れば情けなく映るのかも知れない。しかし自らの敗けを“選べた”ことが彼女にとっての成長であり、その報酬として彼女は怪我を負って柔道を中断することはない。絶え間なく「1本の気持ち良さ」を求め続けることが出来るのだ。{/netabare}

【そしてココが熱い:女子柔道部をテーマに描く青春ドラマ(2)】
ミチにとって────結成・復活・再始動した青葉西高校にとって────そして他校の柔道部にとっても柔道は“青春”の一部だ。どれだけの強豪校でもその裏ではハードな練習メニューに愚痴をこぼし、ミチと同じく彼氏を作って甘い一夏を過ごしたいと考えている者もいる。強面の主将ですら『私も彼氏を諦めてはいない』と言いきった時は思わず吹き出してしまったが、なんてことはない。この作品のテーマは「女子柔道部」。登場人物の大半は皆、等身大の乙女なのだ。
登場人物らは柔道が好きだから「大会」という一つ処に集まる。そして青葉西高校と出会い、柔道で心が通じ、繋がる。相手の強さや努力を本心から褒め称えることで馴れ馴れしくも距離を急速に詰めるミチ、逆に柔道をしている時としていない時のギャップが凄まじく誤解やすれ違いを生みやすいトワなどを中心に、他校という遠い関係性であっても繋がりが連鎖し太く束ねられていく様が高校時代、運動部の「理想」な日常や青春を表しており、観ているこちらも気持ち良い。
柔道そのものを格好良く描く試合のシーンにも目が見張るものの、個人的にはそれよりも終わった後の「礼」や合間の団欒・絡み、大会終了後の緩んだ空気、そして何より「柔道を続ける・始める」という選択を取る際の各キャラクターに用意されたドラマに趣を強く感じ取れた。
もちろん勝利の喜びや敗北の悔しさはスポーツ物に付いて回る要素であり、この作品も弱小チームが強いチームに果敢に挑んであわよくば下していくような「アンダードッグプロット(成り上がり)」というジャンルの側面も強く持つ。しかしそれでいて必要以上にキャラクターたちが勝利にガツガツしていない。もちろん皆、向上心はあるものの、それよりは1人1人の青春や思いを勝利至上主義ではない形で描いている。私がこれまで押さえてきたスポーツジャンルの作品とは違う、より澄んだ空気が備わっており、この作品の大きな個性となっている。

【他キャラ評価】
南雲安奈(なぐも あんな)
彼女が最初に剣道部にいた理由はメタ的に考えてしまえば幼馴染みの主人公との「近くて遠い距離感」を表すためだと思う。柔道部と剣道部は同じ武道を扱う部活であり、活動場所も隣同士で置かれることが多い(畳を常設するために離している高校もあるが)。同じ武道場を使い大会の日程・場所も被る同級生、しかし「違う部活」という時点で安奈とミチの高校生活は共にあるとは言えず、そんな彼女を置いてミチが早苗やトワ、他校の柔道部の娘らと仲良くなっていくのを「観ることしか出来ない」というもどかしさを序盤、描写していた。運動部の大きな目標であるインターハイ(全国大会)の切符をトワに託すシーンからも伺える。
ミチと安奈は小学生からの長い付き合いであり、安奈はミチに相当入れ込んでいる。何でもかんでも百合として観るのは私も良くないとは思うのだが「好きな友達とあらゆる場所・場面で一緒にいたい」という気持ちは現実の女子高生らしい「親愛」の描写に他ならないだろう。
{netabare}だからこそ第6話、剣道部に入るようミチを誘い、剣道を極めんとしていた安奈が柔道部への転部を表明する流れは本当に複雑な気持ちを抱いたが、最後には納得することができた。
1年生でレギュラーを取り、インターハイ出場まで狙える剣道少女が一転して柔道を始めるというのは常識で考えれば有り得ない選択だ。あまりにも勿体ない。しかし劇中で丁寧に言及・描写されたように、その「常識」におとなしく従い剣道を続けた場合に予期される後悔、常識に抗わなければ手に入らない彼女の望みとミチに対する気持ちの吐露を見せられた後には、「有り得ない・勿体ない」という感想こそが安奈のような部活選びに悩む少女を萎縮させ、灰色の青春を送らせてしまうのではないかと考えるようになった。
親愛を優先した部活変更があってもいい。部活は高校生活、かけがえのない個人の「青春」の一部なのだから。そこに大きな悔恨が残らぬように常識を返す「勇気」を振り絞った安奈に、架空のキャラながらリスペクトを禁じ得ない。{/netabare}

【総評】
23年冬アニメを代表するに相応しい、視聴者を大別することのない総合力のある作品だと評する。テーマやビジュアルなどの第一印象から放送当時は敬遠されていたようだが、私よりも先にレビュー・感想を挙げていく人の口コミから、6月現在は徐々に視聴する人が増えてきている印象があり、そのポテンシャルが認められていると判断して良いのかも知れない。
平成元年の『YAWARA!』という作品以外には存在しなかった柔道アニメを令和に作り出したという事実に先ず大きな意義があり希少価値が高い。さらに柔道を単に厳しいもの・熱いものとして描くのではなく、部活動としての楽しさや爽やかさ、ある意味で「気楽さ」なども取り入れて女子高生の青春物語に落とし込んでおり、柔道というスポーツで勝利の栄光や敗北の悲哀を描くのでもなく、柔道を経て各キャラがどう上向きに変化していくのかというドラマの濃密な描写に重きを置いて先達との差別化がきちんと図られているようだ。
{netabare}中盤には2年生次に退部してしまった先輩・姫野紬(ひめの つむぎ)が3年で復帰し最後の大会──勝ち抜き団体戦・金鷲旗──に挑むという展開が行われ、柔道を楽しむ青葉西高校にも“負けられない理由”ができ、以降の試合は激化する。{/netabare}
そんな柔道の試合のシーンも流線などのマンガ的表現を控えて純粋に描画・音響の高いクオリティで勝負しており、一切の誤魔化しが無い。脚本・アニメーション共に強く見せたい部分がハッキリしているのでアニメ全体に凄い緩急があって大きく引き込まれていく。
この作品は物凄く明るい。登場人物の様々な因縁や葛藤、コンプレックスなど暗い落ち込んだ感情があっても、前述した「繋がりの連鎖」の中でその負の感情は霧散してポジティブな感情へと昇華されていくのである。そうやってどの人物に対しても全面肯定的に寄り添って描いているのはやはり創作物としての「理想」であり、現在でこそアニオタだが、これでも学生時代は運動部でしっかり汗を流していたんだ、という人には特に痛烈に刺さる作品である。

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 213
サンキュー:

15

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公愛されすぎでしょ?(笑 )

原作未読(2023.7)
少年誌連載の女子柔道スポ根モノ。
同誌で最近のスポ根アニメだと「弱虫ペダル」が定期的に制作されてますね。キャラも立ってるんですが、「弱虫ペダル」の強烈さには及ばない為、もう映像化は厳しいかなぁ。
女子柔道モノと言えば自分は「YAWARA」世代で柔道の試合で赤白の帯を締めるようになったのすら知りませんでした(道着紺色じゃないんですね、作中国際試合用みたいな台詞ありましたが・・・)。あくまで高校生の部活という括りなので単純に「YAWARA」とは比較できませんが、柔道に興味持ってもらえればいいですね。
余談ですが、最近の国際大会ってちゃんと組んで1本取りに行ってるんですかね?五輪メダリスト田村亮子選手(通称ヤワラちゃん)世代の頃、外人選手は強い日本に対し組手を嫌がり、最後まで1本を取りに行かない試合が多く、つまらなくなって見なくなりました(ルール上問題はない)。最近は改善されたんですかね?勝つ柔道と1本取りに行く柔道・・・やはり日本は後者に拘ってほしいなぁと思うのは古い人間なのかしら?

私のツボ:あのフランス人引き抜けそうじゃね?

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 114
サンキュー:

6

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

普遍的なジュブナイルと柔道を融合した

「YAWARA!」以来実に30年ぶりになる
女子柔道を題材とした作品

原作は週刊チャンピオンに連載されていたが
マンガクロスというWEBコミックに移籍する

高校生で埼玉県の部活ものって最近なかったな
直近だと珠詠になるから約3年ぶりか

物語をリードする未知は楽天的で前向き
コミニケーション能力高くぼさろの虹夏ちゃんポジ

そしてぼっちは当然試合中ににたぁと笑う永遠さんやろw
柔道着着ないと声が出せないしな

未知の中学からの同級生でママ味十分な三つ編みキャラ早苗
未知とは憎まれ口を叩く間柄で剣道部のエースだった南雲

未知たちが入部する前の唯一の部員であり
現在は半ば引退状態の姫野紬

この5人が福岡で開かれる
予選なしのトーナメント金鷲旗に臨むという流れ

格闘技作品は天才的な素質を持つ主人公と
それ以上の化け物が戦って上回るなんてのがお約束だが

この作品は第一話の冒頭で中学時代の未知が
あっさり永遠さんに締められて落とされているw
似た系列で言うとちばてつや先生の「キャプテン」じゃないかと

未知や早苗は高校では柔道を辞めようとしていたが
永遠の説得と「一本をまた取りたい」と言う衝動によって
再び取り組んでいくし

永遠と南雲は未知と柔道がしたい為に
私立の推薦蹴って同じ学校に入った永遠
小学生から続けてきた剣道を辞める南雲

ジュブナイルらしいほとばしるきらきら感が
爽快感と共にキャラを応援したくなる

ライバル校のキャラも素人の永遠を一から教えたが
中学最後の大会でレギュラー決定戦に負け
その時ににたぁ〜とされてから敵視している天音

未知たちと同じ廃部寸前から立ち上げて
金鷲旗に出場してきた博多南高校

未知と同じく楽しく柔道をするのが好きで
敵が強ければ強いほど力を出す立川学園のエマなど

合間に入るエピソードからの試合に入る
流れがとてもいい雰囲気でノイズになっていない

そして驚いたのは試合の作画
本当にこれはスタッフ頑張っていると思う

格闘技はいわゆる接点の多い場面が作画として難しいので
動きをつけるよりも止め絵で見せる演出が主流
現に「YAWARA!」も浦沢先生のコマを忠実に再現していた

こちらは組み手争いの動きにしても
技の掛け方にしても体制の崩れ方にしても
違和感のない動かし方をしているので
実際の試合と変わらない緊張感を持てた

金鷲旗が終わって彼女たちの夏が終わると言うラストは
締め方としてはスッキリしているし後腐れないが
二期見たいよなぁ( ´ ▽ ` )

余談

制作会社はどうやらタツノコの関連みたいだ
グリッドマンで評価上げてきてムテキングで下げてw
この作品でまた上がったんだな

投稿 : 2023/07/06
閲覧 : 164
サンキュー:

9

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 女子柔道部を扱った作品ということで、部活ものというとその分野の向上を第一に考える
真剣主義と楽しむことを優先するエンジョイ主義の葛藤や選択の問題があったりする。
 まあ競技ものを題材にすると、ほとんどの作品が話の展開上、勝利を目指すために真剣寄りに
ならざるを得なくなるけど。
 本作も柔道という競技種目を扱うため、勝利のための行動を取っているのだが、エンジョイ
部分もおざなりになっておらず、それを両立させる描写が見事。
 特に主人公の園田 未知は決して才能に恵まれたタイプではないだけに、彼女が柔道を続ける
モチベーションの説明としても、このエンジョイしている部分の描写が結構大きいように思える。

 この園田を始めとする青葉西高校柔道部の部員や顧問、そして対戦相手校なども含めて
バックボーンが描かれるが鬱になるような重いものではなく、更に悪役のようなキャラも
いないため、全体的に清々しさを感じさせる雰囲気。
 そのために素直に柔道に対する熱さを感じることができる作品。
 男子キャラを出して、恋愛要素を絡めるようにしなかったのも柔道そのものに焦点を絞ると
いう点では良かった。

 着替えや入浴シーンもあるが、ファンサービス的なエロさは感じさせず、部活動の一部を
切り取った結果という印象。

2023/07/02

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 88
サンキュー:

4

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

他のスポーツなら良いけど柔道だと…

女子柔道部のスポ根作品。原作は未読。


無駄のないシンプルなストーリーだから観やすかったし、最近こういう王道スポ根作品は少ないから面白かったけど、技術的なことは少ないから柔道を知ってる人には少し物足りないかも?



多少好みは分かれるだろうけどデザインも悪くない、問題は動き。
しっかり動かす部分もあるけど、技が入るとこは静止画(髪を動かして躍動感を表現してはいるけど…)と畳に当たる音で誤魔化してる。
確かにスポーツアニメだと野球の打った瞬間だったりサッカーの入った瞬間みたいに静止画と音で表現するのは良くあることだけど、この作品の場合、背負い投げみたいな分かりやすい技はともかく、複雑な体勢からの技だと、どうやってその体勢になったのか分からないことがある。ある程度形が想像しやすい球技なら分かるけど、体が複雑に絡み合う柔道だと、その作画は致命的だった。



それと、どうでもいいけど話数変わるときの切り方が悪い。
普通、話数が変わるのは、「試合が始まる瞬間」とか「試合が終わった時」なのに、この作品の場合、試合の途中で終わることが多い。他のスポーツみたいに一試合に掛ける時間が長いなら分かるけど、柔道はそんなに長くないし、一試合に一話かけることもないから調節できると思うんだけど、制作側は気にせず作ったのかな?……まあ最初に言った通り、どうでもいいことだから、別にいいけど。


結論として悪い作品ではなかったけど、手放しで絶賛するほどの作品でもなかった。友達に「面白かった」と言われたから観たけど、おそらく二期が無い限り、もう一度見ることはなさそう…。

投稿 : 2023/06/28
閲覧 : 62
サンキュー:

2

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

みちみち!

『もういっぽん!』(“Ippon” again!)は、村岡ユウによる日本の漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2018年47号から2023年17号まで連載後、『マンガクロス』(同)に移籍して2023年4月6日より連載されている。埼玉県を舞台にした女子柔道漫画である。
2023年1月から4月までテレビ東京ほかにて放送された(wikipedia)

柔道部を舞台とした女子達の友情もの……というどころかもうほぼ百合ものといった印象。
主人公の園田未知(そのだ みち)の気を引こうとする他の部員たち。中でも特筆すべきは幼馴染の南雲安奈(なぐも あんな)、彼女は剣道でインターハイに出場する実力を持ちながらも未知と一緒に青春を送りたいという一心から柔道部に転部するという考えられないレベルの暴挙に。
それにしてもこんなことされたら剣道部の仲間は立つ瀬ないですよねえ、今まで苦楽を共にしてきたのは何だったのって感じ。しかも練習場はまっ隣、こんなん居た堪れなくなって逃げだしちゃいそうなものなのに彼女は余裕綽々、確かに大物の素質はありそうです。
でもまあ、園田も止めてあげろよって正直思いました。

そんなこんなで園田未知ちゃんは誰からも好かれちゃうわけですが、実際にこんな子いたら多分ハブられるだろうなあw
ある種のメンタルお化けでもある彼女は超強豪である立川学園の部員とかにまで平気で声をかけます。しかも勝手に「重戦車」とか呼んだり失礼極まりない奴。何でこんな奴が愛されキャラやってんのかよくわかりません。とか言ったらダメなんだろーなーw

展開としてはスポーツものとしてはよくある多人数視点。主人公サイドだけでなく敵サイドにも主観やドラマがふんだんに用意されているためどちらが勝つのかわかりづらくなっています。ですがやや狙いが見え透いてる部分もあって、所謂「負けフラグ」だと察してしまうこともしばしば。
とはいえ本作が基本1年時の大会ということもあってか、強豪校相手に無駄に勝っちゃたりしなかった辺りは評価ポイントかも。

本作の良い点としてはJKの部活ものであるにもかかわらずほぼ全く色気がないとこ。最終話のEDで水着回がありましたが全然エロくなくむしろ臭そうまであるため誰もが安心して見れる作品であると思います。

そういやこれチャンピオンの作品みたいなんですよね。今までこの雑誌でのアニメ化作品って初見で見破れなかったことがなかったんですが今回ついに途切れました。ひょっとしたらチャンピオンらしからぬ絵柄だったから移籍させられてたりしてw

投稿 : 2023/06/26
閲覧 : 136
サンキュー:

15

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のスポーツアニメ。個人的に冬アニメNo.1です。

部活ものか…どうせ声豚やキャラ豚に媚びたアニメなんだろうな…なんて思って見てみたら全然違った。

≪キャラクター≫

全員ひたむきで真っ直ぐ。
相手の高校も含めて嫌なキャラが居ないので見てて清々しい。
主人公の未知が特にそれを表してる。
主人公なのにエースじゃないの珍しいなと思ったけど団体戦の事を考えると先鋒にした方が出番多くて描きやすいんだろうなと解釈。
なるほどなと思った。
決して強くは無いがガッツと熱さがあり試合が面白い。
負けを引きずらないので気持ちいいキャラ。

早苗も強くないし気弱なところはあるけど錦山高校の堂本相手に食らいつく事で次につなげるという見せ場がしっかりあったし、未知の最大の理解者という役割もあり大事な一員である。

エースの永遠は強くて気持ちいい。
立川学園の小田桐を破ったのはスカッとした。
永遠が部員と少しずつ仲良くなっていくのは微笑ましかった。
負けた部員がエースに託すシーン好きです。
話反れるが小田桐はちょっと生意気で嫌な感じだったけど強豪校のレギュラーであるが故の自信に満ち溢れたキャラだと思うと納得のいくキャラ付けだった。
口が悪くて相手を挑発してヘイトを溜めるキャラじゃなかったしね。

元剣道部の南雲も本当良いキャラしてる。
剣道の実力あるのに辞めるのは予想してなかった。
試合に出れないながらも部員をしっかり支えてる。
初心者で危険だからという事で金鷲旗に出れなかったけど、そういう話にしたのが何気に凄いと思う。
だって試合に出したくなるキャラだと思いませんか?
自分が作者なら金鷲旗に出場させてるよ(笑)
続編やって欲しいよ。南雲ちゃんの試合見たいもん。

姫野パイセンはまず可愛い(笑)
一人きりだったという所と辞めていた時期があるという所は結構ベタな設定ではあるが自分こういうキャラに弱いので感情移入してしまう。
なので経緯は全然違うけどスラムダンクの三井も大好き。
最後の試合は負けてしまったけど散り際の美しさに感動した。
その後に永遠が勝つという流れも含めて本当良かった。

顧問の夏目は柔道経験が浅く実績があるわけではないが柔道をよく知っている。
だからこそ的確な指導とアドバイスができる。
部員の事をよく見てるし感情的にならず冷静で良い指導者だと思う。
少し過去の事が描かれてたけどもっと見てみたい。
続編があれば深掘りして欲しい。

一人ずつ書いてると長くなるので省略するが他の高校の部員も愛着が湧くキャラばかりで良かった。
霞ヶ丘高校の部員との関係性や、金鷲旗初戦の相手だった博多南高校との仲の良さも好き。


≪作画と演出とストーリー≫

作画は問題無し。
キャラクターは決して可愛いとは言えないが美少女にしてウケを狙おうとしてないので好感持てた。

試合の描写がとても素晴らしい。
上手く言えないが「魅せる」見せ方という感じ。
作画が崩れたり止め絵になってしまう所が無く臨場感あるし、キャラクターの良さも相まって感情移入するし見てる方が力入ってしまう。
一見可愛くなく見えるキャラでも魅力的に見えてくる。
何度も涙ぐんで泣きそうになった。
ただただ本当に良かった(語彙力)

ストーリーはとにかくテンポ良く進む。
無駄なシーンがほとんど無く脱線しない。
回想も必要最小限に抑えてると思う。
(回想に1話丸々使うどこぞのアニメは見習って欲しい)
部員の絆を深めるために使いたくなるエピソードである運動会をさらっとダイジェストで済ませたのはナイスすぎる。
このシーン見た時、「このアニメ、できるな。良作間違いなし。」と思いました(笑)
きっと原作もそうなんだろうけど、媚びアニメなら1話丸々使って運動会やってると思う。
ストーリーで1番評価してるのはこの部分かもしれない。
脚本家が良かったと思う。
真剣に柔道やってたのに最終話のEDに水着シーンを持ってくるというお遊びは嫌いじゃない(寧ろ好き)

イケメンや美少女を出しておけばいいってものじゃないんですという事をアニメの制作者は見習うべき。

《まとめ》

今まで見てきたスポーツアニメで1番良かったかもしれない。
最近のスポーツアニメは試合描写以外の所に力を入れててキャラと声優で惹き付けようとか、本筋外れた所でキャラ同士イチャイチャさせる…みたいなのばかりだった。
こういう素晴らしいアニメがあるなんてまだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。
柔道の事はわからないのでちょっと勉強になった。
金鷲旗という大会知らなかったし、部活の大会といえばインターハイだと大雑把に思ってたくらいなので(笑)

やっぱりスポーツアニメは熱さと感動ですよ。
続編見たい!

《余談》

制作のBAKKEN RECORDはタツノコプロが立ち上げたレーベルらしいが本体より良い作品作ってるじゃないですか(笑)
同じ冬アニメの閃の軌跡と比べると出来の差がよくわかる。

投稿 : 2023/05/27
閲覧 : 111
サンキュー:

12

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

等身大の未知の道

【First】

 柔道は日本発祥の武道であり、原型は柔術で、【柔よく剛を制す】という原理と目的に達する道を【柔道】とする。意訳してはいますが、講道館のサイトから頂戴した文面になります。
 勝つ事は目的を達成するための要素であって目的になっていないってところが割と深い気がして、近代のスポーツで勝つ事が正義だという流れとは実は主旨が若干違うっていうのが日本の武道精神的だと思います。
 それゆえ、ドラマにしやすくこれまでも様々な作品が制作されてきたという流れがあるかと思います。
 しかし、近年こういったスポ根作品では【勝利】が絶対的に必要な要素になっていて、主人公は勝つことが目的になっています。
 確かにその過程を描く事でドラマを作り出すっていう点は柔道だろうと、サッカーだろうとバレーボールだろうとバスケだろうと変わりないです。
 しかし、この柔道というテーマを選んだ時点でこの流れに一石を投じたような気がしています。
 それは彼女たちの動機からくるものだし、そしてなぜ主人公が女性であるのかというところまで等身大で描かれている点にこの作品の稀有な面白さがあふれ出ています。

 ゆるくふわりと、おすすめしたいです。

【Staff】

 原作者            村岡ユウ
 監督             荻原健
 シリーズ構成         皐月彩
 背景             獏プロダクション
 撮影             トゥインクル

 原作者は村岡ユウさん。
 まぁこの作品に触れるまで知らなかった漫画家さんですし、まだ読んだこと無いので、実際にはどういった漫画を描いているのか分からないわけですが、この『もういっぽん!』よりも前に同じく柔道マンガの『むねあつ』という作品や『もういっぽん!』の基となった『やわらか』という作品を描いていました。柔道好きなんだなと言った印象ですね。ここから分かるのは何となくこのテーマを選んでアニメ化までこぎつけたわけではないって事ですね。
 描きだしたい軸みたいなものがある仮定して作品を堪能することをおすすめしたいです。私は何となく観始めちゃったので…。
 監督には荻原健さん。
 こちらは調べたところ元々は撮影スタッフで撮影監督さんをしていた時期もありその後絵コンテや演出をするようになって今回監督をすることになったという感じみたいです。
 あまり聞いたことのないキャリアではありますが、撮影は最終的な絵作りに関してかなり重要な要素なので、確かに面白い試みだぁという感想です。
 撮影の技術や機能が日々進化しているようなので、でできる事とできない事を熟知していれば、作画の負担を軽減でき、演出の幅も広がりそうですね。
 実際、光の処理の中で、影との境目にグラデが入っていたりチラの入り方だったり、こだわりを感じる部分が多々あります。夕日とか本当に綺麗ね。
 シリーズ構成には皐月彩さん。
 経歴は元々脚本家志望だったが、最初はウルトラマンの仕上げ進行から脚本家へ2018年にデビューして今回アニメのシリーズ構成は初になるのかな?って感じです(間違えていたらすみません)。
 一話目であそこまで物語を動かした構成は良かったです。そこから最終話があそこで終わるのも一つの区切りで良かったです。ただ、続きがメッチャ気になってこのまま続編出なかったら嫌だなーって思います(漫画読めば良いんだけどね…)。
 背景と撮影は老舗で安心安全の獏プロダクションさんとトゥインクルさんでした。制作会社が老舗のタツノコプロからの新レーベルからBAKKEN RECORDさん昔から一緒に仕事をしていたんじゃないかなっておもっておりますです。
 背景はテクスチャーが自然で良いですね、綺麗すぎない、使われてきた感じが出ていて雰囲気を感じます。

【Review】

 スポ根ものはどうしてもストーリーラインに既視感が出てしまうものだなと思いました。
 これはもはや受け継がれし伝統ってことでそれ自体で作品が落ちるみたいなことは思いませんが、違いを出さなければ埋もれてしまうのは確かでしょう。
 さて、そうなると視聴してオススメレビューを書いたんだから違いってやつを書かないといけないですね。
 
 まずは、主役たちが女性である点。
 一括りにするのは良くないとは思いますが、概ねリアリストが多い気がしています。これは、男のスポ根ものだったらまず、全国大会優勝で日本一! を目指したり、ちょっとリアルにしても全国出場とかって話になりますよね。
 ところが主人公である園田未知は一度はもう柔道はやらないと決めたけれど、あるきっかけによりやっぱり一本を取りたい。ってところからのモチベーションでした。
 この瞬間の気持ちを大事にする感じが女性らしさでもあると思います。
 そして違いの2点目が、この目標の違いです(現実ではまたちょっと違うけど)。
 少年漫画とも少女漫画とも違う絶妙なバランスでありながら実はここがボリュームゾーンだったりします。
 全国目指してないから本気じゃないって誰が決めた! と私は思います。スポーツを楽しむってそういう事でしょ? そしてそれを描いている作品だと思うので、これで良いと私は思います。

 本当に主人公が等身大でずば抜けた身体能力があるわけでもなく、天才的な技術があるわけでも無い点。
 やっぱり女性の柔道といえば、浦沢直樹さんの『YAWARA』が頭に浮かびますよね? 世代によるか…。あの作品では天才って感じだったような記憶です。帯をギュッとねも身体能力の化物的な印象(懐かしいなおい)。
 スポーツものの主人公でここまで普通だと華が無いって感じてしまうのが普通の感覚かなと思いますが、先述している通り、頑張っている姿を描き、ハラハラする試合を描けていれば作品的に勝ちなので、主人公に魅力があればいいのです。
 そして、天才が同じ部活の中にいるからOKみたいなノリですね。ついでに同じ部活内に天才がいる『ハイキュー!』という作品はバチバチにライバル心を燃やしているが、お互いに切磋琢磨している様子ではあるもののライバルだ! みたいな描写ではないですね。
 どちらも観ていて良い関係だと思えるのは変わりないですが、見せ方は明らかに違うと言って良いです。

 とりあえず、違いについてはここまで。

 さて、ストーリーラインは王道ではありましたが、いかんせんスポーツものは話が長いったらもうね。
 んで、今回12話ではなんと!春から始まって夏までです!
 インターハイ予選と夏の金鷲旗って大会に出たよってところまでです。試合をするとどうしても尺とっちゃいますからね。仕方ないってことでやっぱり12話きついっすわ。
 ってな事で最終回の最後のは夏の金鷲旗で優勝候補と対戦して相手の秘密兵器である留学生のエマ・デュラン。フランス人でした。
 このエマさんも愉快で良いキャラをしていました。スポーツを楽しむことを忘れず一生懸命です。
 
 海外の選手も先述した日本の柔道を体現していたように思えます。
 その道を行く者たちの純粋な姿には心を惹かれずにはいられません。
 2期目には個人的に好きなキャラの南雲安奈ちゃんの活躍がきっと描かれるでしょうから期待しています。
 2期目やらないなら漫画買っちゃうからね!
 本当この後の彼女たちの躍動する姿を見たいと心から思います。

【おわりに】

 作画の事とかキャラの魅力とか掘るところもありましたが、ちょっと疲れちゃったったので、軽くここで。
 作画に関しては、柔道っていうかなり繊細な動きを専門家ではないアニメーターが描くのはかなり大変だったと思います。映像とかいっぱい見て書いたんだと思います。本当に頑張っています。
 絵のキャラデのデフォルメがあれ位で良かった、原作がリアル寄りだったらヤバかったでしょうねw
 南雲安奈もそうですが、途中加入の先輩で姫野紬も良いです。可愛いっていうのもそうですし、面倒見の良い先輩でこんな優しい先輩いたら甘えたくなるだろうなって思いますね。途中加入ってこともあり一歩引いているところもあるけれど、見えないところで頑張っている姿とかキュンとして時雨です。

 あー続きみたい。ただそれだけ。製作委員会様よろしくお願いします。別にスタジオ変わっても良いですし、声優変わっても良いので!

 では、よしなに(笑)

投稿 : 2023/04/23
閲覧 : 119
サンキュー:

9

ネタバレ

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

YAWARA?

女子スポーツもの良いよね〜
続き気になるな〜 コミック読むかな〜
キャプテン勝たせてほしかったな〜

投稿 : 2023/04/16
閲覧 : 75
サンキュー:

7

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

運命の動画

視聴完了
全13話

ジャンル
青春部活もの

設定
(世界観やアニメが始まる前の時点での状況)
現代日本
主人公未知は、柔道は中学までと決め最後の大会に挑む!
その大会のとある対戦が、この後の運命を変えることとなる。

ストーリー展開
'未知'の中学の最後の対戦は有名選手'ひうら'とだった。
強敵相手に全力を出したが'ひうら'の優勢、'ひうら'の締め技が決まるも'未知'はギブアップせず、最後は失神という形で幕を閉じた。
その後家から1番近い高校に入学した'未知'と中学からの
柔道仲間、'さなえ'は柔道を離れ青春を謳歌する、つもりだったが、幼馴染の剣道部'しの'にだまされ武道場に、そこで'ひうら'と再開する。

'ひうら'と'さなえ’の熱意に押されて高校でも柔道をすることになった'未知'は、経験者の先生の指導のもと大会に向けて練習の日々を過ごす。

時間軸としては4月から、秋の大会まで。
当初は3人だがインターハイ以降秋の大会まで3年の先輩が戻ってきたり、'しの'が剣道部から柔道部に移籍したりしながら、インターハイ、秋大会に出場したくさんのライバルと書いて友と読む的な人たちを増やしながら、強豪立川学院と善戦するも敗北し物語は幕を閉じる。

感想
総評100点

よかった点
キャラ、ストーリー展開、映像
悪かった点
なし
レビュー
シンプルな部活動青春ものの上に、魅力的でシンプルなキャラクターたち、作品ない時間としても短い分濃厚な内容が織りなすテンポが素晴らしい。
また、柔道シーンは人間としての迫力のある映像ですごく見応えがある。
軽い気持ちで見れ、熱くなれる素晴らしい作品。

投稿 : 2023/04/14
閲覧 : 83
サンキュー:

5

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

高評価意見が多い中、低評価です

公正な評価のため敢えてレビューしますが、脚本が「ハイキュー!!」のファーストシーズンそのものでした。

詳細に触れると、

・導入部分、中学生最後の大会。
日向と影山の対決がキャラ似の未知と永遠の対決(主人公側が敗れる)。

・舞台を高校に変え、再会して同じ部員になる。

・烏野高の烏養コーチ、青葉西高の夏目体育教師の指導者を迎える話。

・烏野のエース旭先輩と秘密兵器先輩の姫野が部員に加わる話。

・練習試合の音駒高校戦がインターハイの霞ヶ丘高校戦で、「ハイキュー!!」のインターハイ予選が「もういっぽん!」の金鷲旗。

・インターハイ予選又は金鷲旗で初戦から勝ち進み両作品とも3回戦において接戦負け。→ エピローグが入ってエンディングを迎える展開。

その他
・青葉西高校と青葉城西高校、高校名がほぼ同じ。

・日向と未知が試合外で他校の部員と接点を持つ。

・影山と永遠がライバル校の元部員。

・先輩に嫌な奴がいない。

・部員との一悶着があり解決してくいつもの流れ・・・。

どうしてこんなに似せてしまったのでしょうか?

スポーツアニメの中で最も知名度が高い人気作から脚本を引用すれば面白く感じるのは当たり前で、言ってしまえばオリジナリティ0です。

アニメも時代とともに日々進歩し、スタッフの努力とたくさんのアイディアにより変化に富んだ作品が生まれますが、この内容だと私は評価できませんでした。

手短ですが以上です。

投稿 : 2023/04/13
閲覧 : 221
サンキュー:

6

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これは これで 面白かった

意外や意外  面白かった
一生懸命の子供たちを見るのはいいものだ・・

投稿 : 2023/04/08
閲覧 : 114
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

柔道少女たちの日常?。。@1話目

公式情報は©村岡ユウ(秋田書店)/もういっぽん!製作委員会
{netabare}
公式のINTRODUCTION
{netabare}
『週刊少年チャンピオン』にて大人気連載中! かわいくアツい、柔道ガールズ・ダイアリーがTVアニメ化! 柔道はもう卒業(おしまい)! 高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。 日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。 だから……だから思い出させないでよぉ。 この”一本”の、気持ちよさ。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:村岡ユウ『もういっぽん!』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:荻原健
シリーズ構成:皐月彩
キャラクターデザイン:武川愛里
美術監督:西山正紀
色彩設計:のぼりはるこ
撮影監督:小西庸平
編集:坂本雅紀
音響監督:亀山俊樹
音楽:成田旬
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーションプロデューサー:大松裕
アニメーション制作:BAKKEN RECORD

主題歌
.OP:「Stand By Me」Subway Daydream
ED:「いっぽんみち」青葉西高校柔道部
{/netabare}
キャスト{netabare}
園田未知:伊藤彩沙
滝川早苗:安齋由香里
氷浦永遠:三浦千幸
南雲安奈:稗田寧々
姫野紬:永瀬アンナ
夏目紫乃:内山夕実
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


第1話 いっぽん!
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
青葉中柔道部の園田未知と滝川早苗は中学最後の試合に臨んでいた。これでもう柔道をやめようと決めた未知は「スパっと一本勝ちで終わりにする!」と宣言する。しかし、結果は真逆で相手の絞め技で一本を取られ、その瞬間の失神した顔のアップがネットで晒されるという悲惨なことに……。何とも残念な終わり方になってしまったが、これで柔道は卒業して受験に専念。9カ月後、青葉西高校には無事に合格した未知と早苗の姿があった。
{/netabare}
感想
{netabare}
中学最後の試合で未知は、柔道だけじゃなく苦しい部活は止めよう
って思ってたんだけど、高校に入って、中学最後の試合に負かされた永遠が
柔道部を復活させようとしてるところに出会い、成り行きでいっぽんを決め
いっしょに柔道してた早苗にも後押しされ、また柔道を始めることに。。



スポーツ系青春部活物ってゆう感じかな。。

キャラは、脳筋だけど明るい主人公
主人公に誘われて柔道をはじめた友だち、無口なライバルキャラ?
いつも主人公を自分のいる剣道部に勧誘する友だち
の4人に絞ってて、みんな主人公のことが好きみたい^^

キャラデザは、アニメでは割とめずらしい、ふくよかな顔だけど
ちゃんと美少女^^

おはなしは、ちゃんと試合して、ちゃんと動いてたけど
何としても「勝とう!」みたいな熱さより、楽しんでやってるみたいな
スポーツ少女たちの日常ってゆう感じだったけど
まだ1話目だから、これからどうなるのかな?

はじまったときは、まだ中学生だし
未知が青春を楽しみたいってゆう思いで、部活をやめようとしたり
でも、もう一回やっちゃって
楽しさがよみがえって。。ってゆう気もちが伝わってきた^^


ふつうにおもしろそうだから、続けて見るつもり☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第2話 結成!復活!再始動!
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
中学最後の対戦相手・氷浦永遠と再会した未知は柔道の楽しさを思い出し、永遠と共に高校でも柔道を続けることを決意。現在は部員がいないため活動停止中の柔道部だが、3人いれば部活の再開が認められるという。その3人目となる早苗は高校では勉強に集中することを親と約束していたため、入部の決心がつかないままだった。一方、永遠は未知に何やら話したいことがあるらしく、昼休みの屋上でおもむろに柔道着を取り出した。
{/netabare}
感想
{netabare}
早苗も柔道部に入りたかったけど
親と、高校では柔道部に入らないってゆう約束してて
入部届にハンを押してくれって、言い出せなかった。。

でも、昼休みにタタミの片づけをしてた未知が
いっぽん取った時の思い出話をはじめ、早苗がそれを聞きながら
2人で柔道ごっこをしてたんだけど、未知が早苗の初めての一本を話しはじめ
その時のことを思い出した早苗は、涙が止まらなかった。。

永遠も購買で、ほかの生徒たちにまぎれて注文する勇気がなかった。。

でも購買のおばちゃんが1つとっておいてくれたから
とりあえずゲットできたんだけど
後から来た未知にそのパンをあげて、今までの思いを話すことになった。。

永遠は最後の試合で、未知を締めすぎて変顔させちゃったことを気にしてて
あと、いっしょに柔道をしたいって思ったからこの学校を選んだんだって。。

あやまる永遠に、未知が気にしないように言って
話題が明日のお昼のパンの買い出しになったから
永遠が、いっしょに買いに行ってほしいって^^

その夜、早苗も勇気を出して、お母さんに柔道部入部を許してもらって
3人+安奈で購買に乗り込んで、チョココロネゲット♪

そのあと3人は入部届を出して、いよいよ部活開始♪

どうでもいいことで言い合いとかしながら練習する、楽しそうな3人を
入り口で見つめる先生が。。ってゆうところでオシマイ^^


ちょっと思ったけど、先生がついてないのに稽古するとか
事故でも起きたら問題になるから、やらない方が良いんじゃない。。



お母さんに相談することや、パンを買うとか
そんなちょっとしたことでも悩む青春ってゆう感じで良かった☆

ちなみににゃんは、今でもスタバとかで並べないけど
行かなければいいだけって分かって、それで悩むことはなくなったから
もう青春は通りすぎたんだ。。ってw
{/netabare}
{/netabare}
第3話 空気、変えてくれるんです
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
部員が3人そろって、いよいよ結成/再始動/復活となった青葉西柔道部。出張中で不在の顧問の先生も、じきに戻ってくるという。教室でスマホの“乙女ゲーム”をプレイしながら、イケメンの先生が現れることを妄想する早苗。そんな早苗のスマホは突如現れた強面の体育教師・権藤先生に没収されてしまう。どうやら権藤先生は出張帰りらしく、ということは柔道部の顧問なのかもしれない……。戦々恐々とする未知たちの前に現れたのは!?
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、早苗が期待した、出張中のイケメン顧問は妄想で
パワハラ親父みたいな体育の先生!?って思ってたら
イケメンっぽい紫乃先生だった。。ってゆうおはなし^^

経験は浅いけど、永遠を投げ飛ばすくらいに強くって
パワハラ先生のことを止めてくれたけど
先生抜きで乱取り稽古をするのを禁じたり^^

あと、剣道部の安奈が、柔道部の方を気にしてたりして
先生から、貴重な3年。。って聞いた時、なんだか悩んでたみたいだったけど
もしかして本当は、柔道部に入りたいのかも。。


後半は、3人がファミレスでインターハイの打ち合わせをしてたら
霞ヶ丘高校の天音恵梨佳が永遠に話しかけてイヤミを言ってきたんだけど
永遠の中学の時の1年先輩で、3年の時、永遠に負けてレギュラーを取られ
恨んでるみたいで、インハイでは自分と同じ中堅になれって言ってきた。。

それで気にする敏感な永遠に対して
空気を変えてくれる脳筋な未知のコンビが良かった☆


最後はインハイ会場で、恵梨佳に会い、圧をかけられる永遠に
未知が柔道着を着せ、強気にさせたところでオシマイ。。



出張から帰ってきた体育の先生がパワハラ気味だったけど
根はいい先生みたいでよかった^^


ライバルキャラの恵梨佳は、よくある感じだけど
永遠にうらみを持ってるみたいなところは、ニガテかな。。

本当はいい人だといいんだけど☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第4話 3人いるから、大丈夫
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
新生・青葉西柔道部の初陣はインターハイの埼玉県予選。順調に勝ち進めば、因縁の相手・霞ヶ丘高校とは2回戦で戦うことになる。先に試合のあった霞ヶ丘は先鋒・中堅・大将の三者とも一本勝ちの完勝で2回戦進出を決め、次は青葉西の出番。だが、先鋒の早苗は緊張のあまり畳でつまずいてしまい、そのまま立ち上がれなくなってしまった。そんな早苗のお尻を叩いて、気合いを入れる未知。ひとりじゃない、3人での戦いが今ここから始まる!
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は、青葉西と、霞ヶ丘が、それぞれ一回戦を勝ち抜くおはなしで
霞ヶ丘が先によゆうで勝ちぬき、青葉西も先鋒の早苗が押さえ込みでいっぽん
中堅の永遠もいっぽん取って、さいごの未知が引き分けってゆう
悪くない二回戦進出だった^^


後半はついに、青葉西と霞ヶ丘の戦いで
早苗が技あり2回でいっぽん取られ、中堅の永遠と恵梨佳の勝負で
両名とも、いっぽんが決まりそうで決まらない接戦。。

そんな時、恵梨佳のスキを見つけた永遠がしかけようとしたけど
自分が先輩の恵梨佳に勝って、見下して笑ってたって勘違いさせたままなのを
思い出して失敗。。技ありを取られた後、仕切り直したとき
永遠は未知から「いつもの永遠で」って言われて、平静に戻った^^

そしてつづきがはじまる時
永遠は、せっかくレギュラーを奪ったのに
団体戦で不甲斐ない結果になったことを恵梨佳にあやまりたかった。。

恵梨佳は、自分が負けたせいで
永遠にプレッシャーをかけたことをあやまりたかった。。

だからおたがいの学校で強くなって、おたがいに相手を超えたって
笑顔で仲直りしたい、って思ってた、ってゆうおはなし^^



前半は、キャラ紹介ってゆう感じで、まあまあだったかも^^

でも、男の先生の圧が強いからって
いきなり背後から倒すのは違う気がした^^


最後の方はおたがいに、勝って仲直りしたいってゆう
漢はこぶしで語り合う系の、よく分からない理屈だったけど
実はうらみじゃなかった、って、熱いのに、さわやかな感じが良かった☆

どっちにも勝たせてあげたいけど
主人公補正で、やっぱり勝つのは青葉西の方かな。。
{/netabare}
{/netabare}
第5話 気持ちいいですね、柔道って。
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
永遠と天音、中学時代のわだかまりを乗り越えた2人の試合が終わった。残すは未知が出場する大将戦のみ。「今度こそ一本取る」と意気込む未知だが、霞ヶ丘の大将である亜実もさすがに手強い相手だ。仲間がそばで見てくれていることで集中力が研ぎ澄まされた未知と、仲間の優しさに応えようと力を振り絞る亜実。そんな2人の試合はお互いに一本が取れないまま、最後の数秒までもつれ込む。はたして勝つのは未知か、それとも――?
{/netabare}
感想
{netabare}
永遠と天音の試合は、天音の陰に隠れるように練習してた永遠が天音に勝って
弟子が師匠に勝ったような、泣きたくなるようないい試合だった。。

未知と亜実の大将戦は、最後まで分からない戦いで良かったし
攻めて行こうとする未知の姿も良かった。。

それで、負けちゃったけど、すがすがしい永遠も良かったんだけど
そのあとのテスト勉強で、サボる永遠を見てたらガッカリ。。

攻撃的なのはいいんだけど、亜実との戦いは最後は逃げた方が勝てたみたいで
未知が何も考えないで勝てる天才だったらいいけど
今はどっちの方が勝てるか?って考えることも大事だと思うから
そのためには、勉強もしないと、って思った。。

ただ脳筋な未知を見て、柔道はじめたり続けようと思ったりする人もいるから
変に考えないで、未知は未知のままでいいのかもだけど
柔道が好きで、努力し続けてても、強くなれない人はいっぱいいるんだから
何も考えないで練習だけしてても、勝てるようにはならないかも?


後半は安奈のおはなしで、全国大会に行くことが決まったけど
それより未知たちのことがうらやましそうだったから
剣道をやめて、柔道をはじめるのかな?

ってゆうか、剣道部の中にだって、仲良くできる友だちがいそうだけど
安奈は部活以外はいつも、柔道部の子たちとつるんでるから
安奈と仲良くなりたい剣道部員が、かわいそうかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第6話 後悔したくないから
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
剣道部の南雲安奈は未知の幼なじみ。未知とは対照的に成績も優秀で、県予選では1年生ながらエースとして剣道部を5年ぶりのインターハイ本選に導く大活躍を見せた。そんな彼女が未知の前で口にした「もし私が剣道部やめるって言ったら、どう思う?」――柔道部の仲間たちと過ごす未知の笑顔を見て、安奈の心にはある思いが芽生え始めていた。未知を追って青葉西に来た永遠の言葉、そして未知との電話を通して、安奈が選んだ答えは?
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで、安奈が転部を決めるおはなしと
転部した後の練習風景や、はじめての全国大会には出れないけど
柔道部員としていっしょに戦えるってゆうおはなし。。

そして最後は、大会への数合わせのために
柔道部が廃部になる前にがんばってた先輩を
先生が呼び戻してくれるみたい。。



安奈が柔道部に転部したいって思ったのは
未知がいるから、ってゆうことなのかな?

そうゆう動機もアリだと思うけど、何だかもったいない気がするから
ほかの人たちが止めなかったってゆうのはどうなのかな?

それくらい未知のことが好きだった、ってゆう事?

でも、運動神経も頭もいいから
柔道をはじめたら、あっとゆう間に未知を追い越しちゃうかも^^


ここまで見てきて思ったけど、はじめは早苗、次は永遠、そして安奈、って
みんな未知の魅力にひかれて入部してるし、そのうち2人は
柔道が好きだからじゃなくって、未知が好きだから始めたって
ある意味、ハーレムアニメなのかもw
{/netabare}
{/netabare}
第7話 秘密兵器先輩
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
青葉西柔道部が次にめざす大会は高校柔道三大タイトルのひとつ・夏の金鷲旗。インターハイとは違い、予選なしで出場できる大規模な全国大会だ。ただし、金鷲旗の団体戦は1チーム5人制。初心者ゆえ出場を避けた安奈を負傷扱いの不戦敗として頭数に加えてもメンバーがひとり足りないが、夏目先生にはもうひとりの心当たりがあるという。未知が“秘密兵器”と期待する5人目は3年生の姫野紬。彼女は今、コンビニでバイト中だった。
{/netabare}
感想
{netabare}
夏の全国大会の金鷲旗戦に向けて
先回戦った霞ヶ丘高校との合同練習とかのおはなしと
元柔道部の姫野紬先輩のおはなし。。


合同練習は、先回負けた高校が相手だから
青葉西のみんなも、いろいろ学ぶことが多かったみたい^^

紬先輩は、前から夏目先生に声かけられてたみたいで
でも、それほど情熱が残ってなくって、また始める気はなかったんだけど
中学の同級生だった霞ヶ丘の亜実から、続けることにした
って連絡を受けて、ちょっと迷いはじめてた。。

そのあと、本人から直接電話がかかってきて
この前未知に勝ってスッキリし、またやる気が出て来た、とか聞いた紬も
残ってた柔道への思いがよみがえって見学に行き
みんなの練習を見て、そのまま入部を決意したってゆう感じ^^



紬は、強い思いがあってやめたわけじゃなく
1人になったから、何となくやめちゃった、ってゆう感じなのかな?
実は、また始められて、よろこんでたみたい^^


紬が再入部するきっかけは亜実で
その亜実が柔道を続けようと思ったのは、未知に勝ったからだけど
未知って、自分でも気がつかないうちに
みんなを柔道に引き付けてて、何だか柔道の女神みたいかもw

これで、もうちょっと強かったらいいんだけど☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第8話 夢の続き
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
姫野が復帰し、5人となった青葉西柔道部は金鷲旗が開催される福岡へと乗り込んだ。開会式に参加する選手の数に圧倒されるなか、1回戦の対戦相手に決まったのは地元・福岡の博多南高校だった。奇遇にも、博多南の1年生・湊幸と未知は博多駅のバスターミナルでばったり出会って“さっちゃん”“みっちゃん”と呼び合うほどに意気投合した仲。フレンドリーな幸だが、チームメイトの“なっちゃん”こと梅原夏はピリピリしていて……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで
博多に着いて、開会式の会場に遅刻しそうになった青葉西が
会場行きのバスを教えてくれた博多南の湊幸と仲良くなって
とくに未知は「さっちゃん」「みっちゃん」って呼び合うくらいになった^^

そして会場でまた会った2人は、おたがいに初戦の相手だって気付いた。。

その晩は、露天風呂に入りながら打ち合わせ^^

そして、先鋒になった未知は、初戦の朝
初めての試合で、自分より大きな男子を投げ飛ばしたときの夢を見た。。

そして初戦の相手は70キロ級の先回の全国大会で3位だった幸だけど
それを知っても未知は楽しそう。。



金鷲旗編開始ってゆう感じで、本番はこれからかな。。

博多南のなっちゃんが
未知と仲良くする幸を止めるところがわざとらしかったけど
みんなを「ちゃん」付けで紹介するコント?はおかしかった^^

未知の夢は、あんなに体格に差があっても
投げれる未知って、ホントはすごい子だったのかも^^


青葉西は4人だけど、博多南は3人。。

柔道って、女子にはそれほど人気なさそうだから、5人そろってる学校って
わざわざそこに、柔道女子が進学してくるような強豪校で
それ以外は5人もいない学校がほとんどなんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第9話 柔よく剛を制す
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
安奈が欠場で4人の青葉西だが、対する博多南も出場する選手は3人。だからといって容赦はしないことを誓って畳の上で向き合う未知と幸。個人戦で福岡3位の実力の持ち主であり、体格も上回る幸との試合は未知にとって圧倒的不利かと思いきや、大舞台で実力差のある相手と試合することを未知はいつも以上に楽しんでいた。そして、未知は思い出す。霞ヶ丘との合同練習で妹尾からアドバイスされた、自分より大きい相手の投げ方を。
{/netabare}
感想
{netabare}
対博多南戦の続きで、未知は緑子から教わった技で幸を投げ一本取った!

次のこっちゃんは、実力のある幸が負けたことでビビってたみたいで
あっさり勝てた。。

さいごのなっちゃんも、OBの応援でプレッシャーを感じてたけど
こっちゃんが応援を押さえてくれて、いつもの調子で試合をはじめられたけど
勢いのある未知に押さえ込まれて
OBたちのアドバイスで逃げて、技ありで済んだ。。

そして、柔よく剛を制すで、技ありを返して引き分け
未知に向かって行ったけど、その勢いを使った未知に投げられて負け。。


未知は3人抜きで、よっぽどうれしかったみたいで泣きそうになってたけど
幸に勝った技を教えてくれた緑子は
5人抜きの盾をもらってたからすごい!!


そして、次の相手は山口の錦山高校で、5人そろってて
ポイントゲッターの子は、山口県大会個人戦78キロ超級2年連続2位だけど
こんどは早苗がやる気を出してて「5人抜きの盾が欲しい」とか言ってたから
こんどの主役は早苗かな☆彡



青西が1人多くて有利だったのかもしれないけど
博南の応援はちょっとやりすぎだったみたい。。

なっちゃんが押さえこまれた時、ただでさえ地元で、博南有利なのに、
場外から抜け出し方を教えるとか、何だかインチキっぽくてイヤだった。。
{/netabare}
{/netabare}
第10話 勝つ以外ある?
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
2回戦の相手は山口の錦山高校。先鋒・次鋒と未知が2人抜きしてチームに勢いをつけるが、中堅の堂本恵にはあえなく一本を取られてしまった。78キロ超級2年連続山口2位のポイントゲッター・堂本の力を目の当たりにして、固唾をのむ青葉西一同。次鋒の早苗も動揺を隠しきれないが、未知にかけられた一言で自信を取り戻し、強い決意で堂本との試合に臨む。圧力だけでなく運動量も豊富な堂本に勝つために、早苗が取った作戦は……?
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで、未知の2人抜きはあっさりと勝ち
3人目の78キロ越えの堂本には、あっさり負け。。

それで今回のメインは、堂本対早苗、その後の紬の勝負だったみたい。。

はじめから手玉に取られ、技ありを取られたけど
早苗からはぜんぜん技を出せなくって指導まで受け
得意の寝技勝負に持ち込んだんだけど、相手は体重で押さえつけてくる。。

それでも粘り、相手の力をうばって、次の人の負担をへらす作戦?
と思わせて、一本取るのをぜんぜんあきらめない戦いを見てて
にゃんも涙が出てきちゃった。。

けっきょく負けちゃったけど、次は紬の番。。

紬は思いを残したまま部を止めちゃったから、負けたらこれが最後の試合で
じわじわ相手の体力を削ってって、体重のある相手のあるあるを逆手に取って
相手の動きが荒くなったスキを狙って一本取った♪

次の相手とは引き分けで
決着は永遠対相手の大将の小出寧々の戦いになった。。

小出はオドオドしてたのに、「はじめ!」の合図で急にキリッとなって
キレのある攻撃をしかけてきて青西のみんなをビビらせたけど
さすがに永遠は青西のエースだけあって、一本勝ちで終わった^^


最後は、2回戦を1分で5人抜きした実力の小田桐華のいる
優勝候補の立川学園のメンバーがちらっと映ったけど、
彼らが3回戦の相手になるみたい。。

こっちは4人だし、どんな戦いになるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第11話 黄金時代
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
2回戦も突破して、さらに勢いに乗る青葉西。3回戦の相手は強豪私立、優勝候補・東京の立川学園だ。そのメンバーは中学時代から名をはせた選手がずらりと率いる黄金世代と呼ばれ、柔道マニアの夏が「柔戦車」「畳の鬼」「技のジャングル」「武道場のアナコンダ」などと仰々しい異名をつけるほど。そんな選手たちを集め、育て、鍛え上げたのが監督の犬威凛架。常に厳しい態度を見せる犬威だが、夏目とは浅からぬ関係があるようで……。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじ↑のおはなしで
立川との試合は始まったけど、最後にやっとってゆう感じ^^

初戦は未知対あの5人抜きの小田桐で
夏目先生の作戦で、未知が彼女の襟をつかむフェイントをかけ
それを払おうとする小田桐の反対の襟をつかんで投げるみたいで
そこでオシマイだった。。


それまでは、立川のチームたちの様子を見せながら
どんなに怖ろしい相手かを見せてた。。

博南の人たちから情報をもらったり
立川の顧問の犬威先生か実は夏目先生の後輩で、怖そうに見えるけど
高校の時、ラブレターを渡したくらい夏目先生のことが好きで、ベタベタして
夏目先生から、今は敵同士なんだからって注意されて、おかしかった^^

あと、キャラが濃そうで、立川のみんながそれぞれ気になったけど
エマ・デュランの情報がほとんどなかったから、一番気になった。。

そう言えば、エマは未知のこと気にしてたみたい。。


それから、EDの「いっぽんみち」って
博南の梅原夏が未知に着けてくれた二つ名で
未知が一本取るってゆう意味みたい^^

いつの間にか仲良くなれたみたいで良かった◎
{/netabare}
{/netabare}
第12話 自分史上最強だから
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
立川学園の先鋒は2回戦秒殺5人抜きのスーパールーキー・小田桐華。強大な相手を前に武者震いする未知は、実力以上の結果を出せるのだろうか? 試合開始早々に奇襲をかけて、会心の背負い投げを打ち込む未知だったが、仲間たちの応援に後押しされながらも一本が取れず、逆に関節技を極められてしまった――。勝負を諦めたくはない。だけど、無理に我慢をすると大怪我につながってしまう。未来のために、未知が選んだ答えとは?
{/netabare}
感想
{netabare}
未知は小田桐にしかけて行ったけど、相手はうまく避けて技あり止まり。。

そこをさらに投げたけど、逆に押冴えられ、腕を固められ
体の軟らかさでそこから何度か抜け出したけど、最後は足も固められ
ムリをすると腕が折れる、ってゆうとこまで追いつめられ
みんなと行く、先のことを考えてギブアップした。。


次鋒は早苗で、得意の寝技で勝負することにしたんだけど
投げられてあっさり終わり。。

1分で5人抜きした小田桐だから、にゃんは予想してたけど
何にもできずに終わるなんて悲しすぎる。。


中堅は紬だったけど
チュウケンって聞くとハチ公の像を思い出して、笑っちゃったw

柔道をやってる人だと
チュウケンって聞くと、すぐに中堅のことだと思うのかな^^

紬は、ムダにした半年を取りもどそうと、永遠と自主練して
やり切ったってゆう感じを目指して、小田桐に次々技をかけてったけど
最後はスタミナ切れで、もうちょっとのところで負けちゃった。。

ずっと、少ない仲間といっしょにやってきたから
今回は、5人で活動できてよかったのかもだけど
負けたのはくやしかったみたいで
いろいろ背負ってて、複雑なキャラだったみたい。。


最後は永遠で、前の2人を見てたから、はじめから何が来るかを予想して
技ありのあと、小田桐を押さえ込んだけど抜けられた。。

でもすぐに彼女を投げて一本取って、出た「ニヤリ」に
小田桐は見下されたって思ってたけど、中学の時の練習試合で
白帯だった永遠に負けたのに見下してたのは、彼女の方だと思う。。

アオリ運転じゃないけど、攻撃的な人ってスナオに反省しないで
恨みになるから怖いと思う。。


次はいよいよエマが出てくるみたい。。
どんな戦いをするのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第13話 もういっぽん!
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
小田桐を破った永遠の前に立ちはだかる次なる相手は、留学生のエマ・デュラン。ここまで出場がなく実力は未知数だが、決して侮ってはいけない相手であることは確かだろう。マイペースなエマは客席に応援のクラップを求め、あっという間に会場の空気を自分のものにしてしまう。その中でも集中している永遠の脳裏によみがえるのは、嫌いだった過去の自分と、そんな自分を変えてくれた未知との出会い。そして永遠は、雄叫びを上げる!
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は永遠対エマで、エマは何でも楽しむタイプみたいで
キャラは未知にかぶってたかも^^

エマの下に潜り込むようにして攻めてた永遠だったけど
一度2人でもつれ込んだまま、観客席に突っ込みそうになったところを
永遠を抱えたまま止まるってゆう、すごい身体能力。。

そして、相手にやられるのを楽しんで受ける前向きさで
攻撃を受ければ受けるほど、強くなっていって
永遠に、ありったけの技を出させたすごい試合だった!

結局永遠は負けちゃって、申し訳ない思いでいっぱいになってたけど
2人の試合を見て「すごかった!」って喜ぶ未知に、癒されてたみたい☆


後半は、今回戦えなかった安奈の決意と
目立った活躍ができなくって落ち込む早苗の良いところを教える先生。。

そして、敵、味方、関係なく
誰にでもグイグイ迫っていって仲間にしちゃう永遠に
みんながハッピーになれて終わったみたいでよかった♪
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


柔道の部活物のおはなしだったけど
主人公の明るさに魅かれて、みんなが集まってくる。。

勝ったり負けたり、いろんな思いを持って熱くなるけど
主人公の明るさで癒される。。

そして、試合ごとに、ムリのない感動を与えてくれる
良いおはなしだった☆














.

投稿 : 2023/04/08
閲覧 : 335
サンキュー:

41

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

中々楽しめた。

柔道アニメですね。
私は柔道は全然解らない、、、
TVですら見た事がないかな……
まっ、しっかり柔道をしてますね。

↑⚠︎︎柔道を知らない人の発言⚠︎

ただ、なんだろ?雰囲気は「バンブーブレイド」に似てる様な気がするww
全然関係ないとは思うけどw

不思議な面白さがあるかな?
柔道は解らないけど、それ以外でもいい話も多いかな?と思います。
何だかんだと言いながらもやっぱり部員達は凄く仲がいいし、そういうやりとりだけでも楽しく見えるのではないでしょうか?

柔道が凄く大好で廃部した部活を復活させようとした日浦。

柔道は中学までと決めて居たけど自分が柔道を好きだと改めて気づいたミチ

部員不足で柔道を辞めるしかなくて、中々再び始めようと踏み出せなかったけどミチ達の姿に感化されて再び踏み出した姫野先輩

柔道は中学で高校は勉強に集中すると親と約束したけど、やっぱり柔道をしたいと親を説得する早苗

自分が続けてきた才能のある剣道を辞めてまで友達と同じ部活で頑張りたいと柔道に転向してきた南雲

そんな5人の柔道部で挑む大会は良い出だしでしたねww
ミチが大活躍しましたねww

早苗は頑張ったけど力及ばずでしたが、姫野先輩が敵討ちしてくれて取り返してくれましたね。
ずっと1人でしてきた人だから仲間に託されて託して出来るのはやはり力になるんでしょうね。

日浦は流石でしたね。
2回戦は日浦は危なげなく勝利決めてましたし……

ただ、次の対戦相手強豪校でしたね。
立川学園……

けど、先生の生徒に勝たせてあげたいって気持ちは素敵だなぁ〜と思いました。
そりゃ、やっぱり1番傍で見ている人だもんね。
応援って点では1番してくれる人かもしれませんね。

この試合の展開がリアル……
間違えなく青葉西は強いです。
けど、立川学園は強豪です。

よくアニメで無名高校と強豪校との戦いで無名高校が同等にやりあえるなんて話はよくあります。

けど、実際そんな上手い話は中々ありません。
気合いがあっても勝つ意思があっても簡単にはいきませんが、この作品はそうした勝負の厳しさやリアルを描いています。

先手は最高の一手だったミチ
呆気なく負けた早苗
互角にやりあえていた姫野

結果としては3連敗します。
柔道は解りませんが、私もチームプレイはした事があり上を目指して努力しても強豪には勝てない悔しさとかも解るから何か……思い出してしまいましたね。
展開がリアル…………

最後の全国レベルの氷浦は1本取り返します。
残り4人……
しかし、それでも激戦の後に立っていたのは……

氷浦は頑張ったと思う。
勝利へのプレッシャー、「4人抜かれても氷浦が抜き返す」って仲間からの期待。
まだまだチームで戦い続けたいって強い気持ち。
そうしたものを背負いながらも彼女はやりきった。

涙は悔し涙だったかもしれないけど、最後の笑顔はやりきったから仲間を見て笑えたのだと思います。

早苗は自分が足でまといって考えてたみたいだけど勝負の世界ってのは本当に不思議なもので、頑張って練習しても本番で思うように動けなかったり、結果が出せなかったりするなんてものは良くある事です。

けど、どんなチームでもチームに居る以上は足でまないなんていないのです。
チームに居て隣りに仲間がいるのが証拠で、力になれてるからこそ、その場所の居られてる訳で仲間も居てくれるのです。

ホントに姫野先輩の言う通りで、「チームに絶対に必要な人」なんだと思います。
チームとは多分、必要な人で出来てるのだと思います。

勝利と敗北しかない世界では直接結果に結びつく事はないかもしれない。
けど、そうした事の積み重なった先にチームとしての纏まりや絆やモチベーションが産まれ。
結果に結びつくのだと私はおもいますね。

さて、1クールには区切りのいい終わり方ではあるかな?
姫野先輩は引退かな。
個人的には先輩が好きなキャラかな?と思うので少し寂しいかなww

ただ、やっぱり面白い作品かな?と思いますし2期あれば是非みたいですね。
OPはテンポがよく作品に合ってるしEDはなんか元気よくて可愛いイメージがありますねw

最初は柔道知らないし流し見でいいわ、くらいのノリで見てたので正直以外と楽しんでる私が居て私が1番ビックリしましたね。

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 116
サンキュー:

15

ネタバレ

オレンジカメラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても面白かったです

とにかく明るい雰囲気で、かわいらしさと熱さがあって気持ちよく視聴できる作品でした。

・物語
主人公たちは普通に負けたりしますが、勝っても負けても得られるものがあることを描いていて、決して勝利至上主義でない部活動としての物語がとても爽やかで素晴らしかったです。
それが嘘くさくならないのは、自他共栄を掲げる柔道という題材ゆえでしょうか。それを体現している未知が主人公なのも納得できます。
笑えるシーンもありますし、素直に熱くなれて感動できる良いお話です。

・声優
声優に疎いのもあって知らない人ばかりでしたが、皆さんキャラクターに声が合っていましたし、試合シーンの迫力を熱演で支えていました。

・キャラ
青葉西の皆は勿論、他校のキャラクターもそこまで描写は多くないのに一つ一つがしっかり印象に残って、すぐに好きになれてしまうような見せ方で良かったです。

・作画
柔道の動きがわかりやすく迫力たっぷりに描かれていて素晴らしかったです。キャラクターデザインもリアリティとかわいらしさのバランスがちょうどいいと思います。あまり細くしすぎると柔道できそうに見えないと思うので。
ただ試合描写に力を入れているぶん、日常シーンはかなり抑え目かな?とは思いました。ただ大きく崩れてはいなかったですし、ギャップを作り出す効果として良い面もあったかもしれません。

・音楽
OPは安心感のあるポップで真っ直ぐなロックで素晴らしいですし、EDも駆け抜ける青春を表したようなポップパンク風(青春パンクという言葉もありましたね)の曲で良かったです。
この項目はOPとEDがよければ大体星5にしてますが、この作品は劇伴も良かったです。雰囲気を壊さないアコースティックな楽曲が多く、作品に寄り添ってくれています。

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 48
サンキュー:

6

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続私的アニメ感想簿75

ちゃんちゃ~ちゃららちゃんちゃんちゃららんらら~♪
「続私的アニメ感想簿75、熱い心を強い意思で包んだ柔道部員達」

・・・って、それGメン75じゃね~か(自爆)

少年チャンピオンで連載されていた(といってもマンガは継続中ですが)
女子柔道を題材とした令和の柔(ミ~ラクルガ~ル♪)ともいうアニメになるはずだったんですが、面白いんですけど、ど~しても最後まで乗り切れずに終わってしまいました。
やめようと一旦は思ったものの、再び柔道を始める子
好きだった剣道を辞めて柔道に入る子
それぞれに様々な理由があり、練習に試合に見どころは多かったですし、面白かったんですが、なんというか絵柄が・・・可愛くない(こらっ)

最終回の試合も手に汗握る熱戦で、良かったんですけど、試合後の着替えのシーンや彼女達の水着の姿が観れたのに、何故だ、全然エロくないぞーっ
(ギャーッ)

もうこれは完全に自分の好みの問題になるので、しょうがないですけど、アニメとしてはいい出来でしたので、ぜひ2期をやって欲しいですね。

それで出来るならエマ・デュランちゃんの水着のシーンを
「(おいっ)」
「はいっ(クルッ)・・・あ、あなた様は」
「いや普通にアニメの感想を書いてただけで特に(問答無用だ)うぎゃ~~~~~~っ」

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 120
サンキュー:

8

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

令和の「YAWARA!」ここに誕生!

詳細は公式でも。

中学時代に2人しかいない弱小柔道部に所属していた未知と早苗。中学最後の試合で、絞め技で失神してしまうという醜態を晒した未知は、これが人生最後の柔道の試合と決めていました。

そして、晴れて未知と早苗は一緒の高校に入学。腐れ縁の幼なじみ・剣道部の南雲とともに高校生活をスタートしました。そんな矢先、武道場で騒動が。廃部になった柔道部を復活させようと、撤去されていた畳を敷き直していたのは、未知の最後の試合で一本勝ちした相手・永遠だったのでした。

というお話。

秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載中の、村岡ユウさんによる漫画のアニメ化作品です。制作はタツノコプロの新レーベル・BAKKEN RECORDです。

柔道女子のお話だから「YAWARA!」を思い浮かべるのは当然ですが、猪熊柔はいわゆる柔道の天才。しかし、未知は天才というわけでもないけど、柔道に…というか1本勝ちに賭ける情熱は負けてはいないという印象。

そして、令和の時代に合うように、仲間を集めて部活を復活させましょうといった、日常系の要素もありそうです。

作画よし、声優よし、キャラよし、ストーリー、特にコメディの掛け合いのテンポよし。完璧な初回でした。なろう異世界モノだらけで不作と言われている冬アニメの期待の星。一気に覇権をオール一本勝ちで決めてくれそうな雰囲気のある初回でした。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、ちょっともう今期では突き抜けちゃったかな。
ダントツに面白いですね。

まだ部の立上げと部員集め、そして来週に登場するであろう顧問というところなので、本格的に始まっていないのに、ぶっちぎりでトップです。

日常系としても面白い。
なにげに剣道部の南雲の存在が大きい。彼女がいることで、高校生の日常感がうまく演出できているってところ。

毎週が楽しみになるいいアニメですね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
今クールのNo.1は本作だと言ってもいいでしょうね。初回から最終回まで、ずっと高いクオリティで素晴らしかったです。

本作は『週刊少年チャンピオン』という少年誌に連載中の作品ということもあり、女の子ばかりが出てくるアニメなのに萌え要素がほとんどないといった稀有な造り。部活モノの王道である、ガッツはあるけど(まだ)強くない主人公の未知を中心に、柔道部の面々が非常にキャラが立っていて、観ていてワクワクする作品でした。

終盤、金鷲旗全国高等学校柔道大会のみとなってしまった構成というのも、続編を睨んでのものであれば許容範囲。その試合シーンも見応えがありました。

個人的には、剣道一筋だった南雲が、親友(悪友?)の未知と一緒の部活で高校生活を過ごしたいという気持ちで、未経験の柔道部へ入部する6話が秀逸でした。

なんていうか、こういう作品がきちんと評価されるべきだなと思います。もちろん、原作の面白さがあってこそなのでしょうけど、1クール全13話として、しっかりとキャラの成長も描き、コメディあり、カタルシスもあるという見事な構成でした。

また、敵チームのキャラも人間らしく描いているのも秀逸なところ。たとえば強豪校の立川学園のメンバーも、試合から離れれば「彼氏が欲しい」とか言ったりしているところとか。そりゃそうですよ。強豪柔道部員だって女子高生なんだから。こういう人間味を描いているから、キャラが生きている感じがこちらにも伝わってくるんですよね。

「百合百合てえてえ」もいいけれど、こういうストーリーで一本背負いを決めてくる本作のほうが僕は好きですね。
{/netabare}

投稿 : 2023/04/04
閲覧 : 293
サンキュー:

10

ネタバレ

lOdAc51037 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

意外とレビュアーさんの評価が少ない作品ですね

原作未読で、11話まで見ました。

{netabare}柔道青春物で、キャラもしっかりとした印象です。キャラデザ的にはそんなにかわいいかんじはないんですが、それぞれがしっかり魅力的ですね。作画もしっかりしていてストーリーも個人的に大好きです。13話のようなので、あと2話たっぷり堪能したいと思います。因みに、まだ見てない人は見たほうがいいかなと個人的には思ってます。、ツンリゼも面白いですが、こっちも面白いですよ^^ ~ {/netabare}

投稿 : 2023/04/04
閲覧 : 122
サンキュー:

5

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

柔道アニメの傑作、かつ女子スポーツのアニメとして最高峰!

高校女子柔道部の青春物語。
いや、素晴らしかった。傑作と言っていいでしょう。
最初のスタートから面白い。理想的な1話。
「いっぽん!」には笑いましたが、それがとてもいい。

柔道のうごきがとてつもなくすごい作品。
柔道を知っていても、人間の複雑な動きはうまく描けないものだが、
よっぽど研究しているのだろう。
試合での駆け引きや、一瞬で勝負の決まる恐怖など、
柔道の試合の面白さは群を抜いている。
それで全国の強豪女子高生と戦うのだから、盛り上がらないはずがない。
が、このアニメのもっとすごいのは、等身大の女子高生を描いていること。
どんなに練習が厳しくても、みんな部活帰りに寄り道したいし、恋話したいし、
美味しいスイーツ食べたり、カラオケで騒いだりしたいのだ。
とにかく楽しそうな主人公達を見ていると、元気が湧いてくるだろう。
決して登場人物は美人ではないのだが、どういうわけか美しく見えてしまう。
つらくてきつい、という柔道のイメージは一切ない。
今の時代にピッタリな作品。
{netabare}
金鷲旗での全国強豪との闘いは必見。
死に物狂いで戦って敗れたキャプテン滝川の敵討ちをする姫野先輩、カッコよすぎ。
感動で涙があふれます。
圧倒的実力差のある立川学園と戦い、展開上勝てるのか?という雰囲気でも、勝つようなこともない。
女子高生のお着替えシーンなのに色気が全くないし。
汗臭そうな雰囲気だ。
立川学園との記念撮影シーンとか、このアニメの特徴が良く出ている。
そういうシーンを重ねて、キャラクターに対する愛着がどんどん湧いてくる。{/netabare}
もっともっと、彼女らの活躍を見ていたい。そう思わせる素晴らしい作品だった。

オープニングとエンディング。部員が増えるたびに描き込まれて、手が込んでいる。
でもまあ、本編が素晴らしすぎるので、いいね!程度に思うくらいですが。

投稿 : 2023/04/03
閲覧 : 116
サンキュー:

13

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

個人的に今期アニメではぶっちぎり1位だと思います

今観てます~めちゃくちゃ面白いですねえ

当たりのスポーツアニメの面白さと感動は半端ないですね!

今10話まで観てますがここまででも歴代トップクラスに面白いし感動出来てます!

まずキャラの掘り下げが上手いんですよね、相手校もじっくり取り上げて負けたくない理由も視聴者と共有させて、でもちゃんと主人公チームが勝つ!この辺のバランスもとても良いですね!

永遠ちゃんはちょっと天才キャラ(南雲ちゃんもかな?)なんですが、決して圧倒的タレントがいる訳でも無い地味な高校柔道チームの物語ってのがとても良いんですよね、主人公も普通に負けまくるし

あと、1人で頑張ってた姫野先輩の本当に最期の最後の大会を追ってるのも濃厚で贅沢だと思います
根性出した早苗を引き継いで姫野先輩が闘う10話はめっちゃ感動しました!ちゃんと南雲ちゃんの情報が役立ってましたしね!

毎話最高を更新して行ってるので毎週凄く楽しみにしてます
ワンクールってのはもったいなさすぎますよ!

投稿 : 2023/03/18
閲覧 : 174
サンキュー:

12

みつき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/07
閲覧 : 5

ドログバ先輩 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/12
閲覧 : 4

黒ひじき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/04
閲覧 : 5

ニッキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/31
閲覧 : 4

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/18
閲覧 : 5

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/28
閲覧 : 5
次の30件を表示

もういっぽん!のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
もういっぽん!のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

もういっぽん!のストーリー・あらすじ

『週刊少年チャンピオン』にて大人気連載中! かわいくアツい、柔道ガールズ・ダイアリーがTVアニメ化! 柔道はもう卒業(おしまい)! 高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。 日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。 だから……だから思い出させないでよぉ。 この”一本”の、気持ちよさ。 (TVアニメ動画『もういっぽん!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年冬アニメ

このアニメの類似作品

この頃(2023年冬アニメ)の他の作品

ページの先頭へ