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「Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)」

総合得点
67.9
感想・評価
173
棚に入れた
459
ランキング
2290
★★★★☆ 3.5 (173)
物語
3.3
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.4

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Buddy Daddies[バディダディーズ]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かわいいだけじゃ…った

【First】

 親子ものでかわいい子供が登場するストーリー。
 とても子供らしくかわいいキャラクター描写でけっこうリアルに描いている脚本であるけれど、およそ日本とわかる国で銃をつかってドンパチするのは…と思いつつも、まぁそういう世界観ねと一歩後ろから見ていたけれど、3話目来ちゃいましたね。母親の擦れかたがとてもリアルっていうか、ぶっちゃけ銃をぶっぱなす一方で正論をかます主人公よりも感情が乗っかってしまいました。
 脚本の子供が妙にリアルな感じで描かれていたり、母親のセリフが地に足ついていたりして、この辺りは本当に良いです。

 今後どうなるか分からないですが、この方向性であれば、続けて観てみたいと思います。


【Staff】

 原案/シリーズ構成   下倉バイオ(ニトロプラス所属)
 監督          浅井義之
 アニメーション制作   P.A.WORKS

 ニトロプラスは本来ゲームメーカーさんでして、その中でシナリオライターとして活躍するスタッフがアニメのシリーズ構成や脚本を担当するケースがある感じですね。虚淵玄さんもこのニトロプラス所属の脚本家さんです。
 アニメの脚本も手掛けるようになって久しいので、そこそこ期待しても良いとは思っていましたが、今回はちょっと企画書が見える位につまらないシナリオで残念でした。若干ニトロプラスの看板大丈夫かと心配になるレベルです。
 監督には浅井義之さんです。
 こちらも個人的にはハマっていない監督さんでして、『Charlotte』『Fate/Apocrypha』『神様になった日』んで今作ですね。絵は良いものの作品全体でキャラに乗れないっていうか世界観が作れてないから、キャラが乗らないっていうか…? そんな雰囲気です。どの作品にもいくつかの嘘があって、それをどう受け入れさせるかって点が抜けてしまっているように思えてしまいまして…。
 アニメーション制作会社は【P.A.WORKS】好きだった人は多いのではないでしょうか。オリジナル作品と言えば、という感じですね。
 本当に好きな作品は多いです。岡田磨里さんや横手美智子さんなどの頃は良い作品が多かった印象ですな。
 直近の『アキバ冥途戦争』もなかなかコメントしづらい作品になってしまっていますよね…。どうしちゃったのよぉ~。

【Review】

 まぁここまで読んでいただいた方はお分かりかもしれませんが、ちょっと酷評になってしまいます。
 この作品が好きで汚されたくない方はブラウザバック推奨で。

 スパイファミリーの影響がないとは言わせまい。疑似家族で、幼女をかわいく見せて、殺し屋で、コメディタッチで感動もさせちゃおうっていうミックスジュースです。

〇良い所あるよって話。
 子供の性質を描けているっていう割と稀有な作品だと思います。
 大人では思いつかないような予想外の行動に出たりするので、その辺りを描くことはできていて、ミリちゃんみたいな子は本当にいそうな気がしてきます。また、その母親の持っている悩みや考えってリアルなんですよね、冒頭にも書いてますが、本当に地に足のついた感じ。だからこそ彼女の使い方が残念に思えてしまう部分でもあります。本当に妙にこの二人の存在感だけは厚みがあったように思えます。お母さんの温めるだけのハンバーグが好きとかそれだけで泣けなくもない。逆に主人公たちが…って話は次で。

〇世界を作れていないよねって話。
 冒頭にも書いたのですが、日本であれだけドンパチしてるのは、一応マスの中で行われているわけではないという前提で有りなのかもしれないと解釈しつつも、殺し屋っていう職業と彼らの日常とがリンクしない。すると主人公の二人が世界観の中に入っていかんのです。
 殺し屋としての生きる事と父親として生きる事のジレンマを抱える事を描かずにどうするん? こんな仕事で父親としてって見せる必要があるとおもうんです、そうすると彼らの暗い部分をもっと視聴者に見せてその対比の大きさが葛藤の大きさになるようにせんでどうするん? 最終話だってバシバシ殺しちゃってるじゃん。ちゃんとした父親になる為に殺さないようにしようって思ってその枷のためにピンチになるとかあるのでは…?
 スパイファミリーのレビューでも書いたのですが、あのバランスだから良いものになったんですよね。
 しかもあの世界観はちゃんとスパイがいてもおかしくない世界を選んでいて、必然性があるんで、説得力があるんですよね。
 今作は所謂、これ殺し屋である意味ってないよね…ってやつ。
 作りこみ甘すぎるのではないかと。だから企画書が透けて見えてしまうんですよ。

〇バランス感
 チューニングに失敗してます。
 シリアスとコメディ。
 リアルとファンタジー。
 っていうチューニングがあったとして、シリアスであれば、それだけリアル寄りになる傾向で、コメディであれば、それだけファンタジーよりになるっていうのは作り手としては気を付けるべき点だと思います。
 例えば、同時期に放送している『ヴィンランドサガ2』ではマンプ(『ぼのぼの』で使われる焦っている時の汗の表現とか)の使用はない。リアル路線で、シリアスだから。 
 日本っていう場所が現実的な背景で描かれてしまっているので、シリアスな作品として描く方が良い。ある意味海外のどこかみたいな設定だったらまだワンチャンあったかも?
 一方で、日本で銃撃戦をするとか殺し屋がいるのはファンタジーです。(一般人からしたら確認できないっていう点でファンタジーだと考えないと視聴者の想像力に頼りすぎッて話になっちゃう)そうするとコメディーとして成立する部分もあるよねって事になりますが…ここを認めるにはもう少しそういう日本なんですって見せるのは必要でした。例えば、新聞とかニュースが流れて毎日のように事件があったり、テロが行われていたり、犯罪が多くなっているとか。
 母親殺して感動させるならシリアスに振るべきだったしそれなら説得力をもっと持たせる必要があったわけですね。

〇マクガフィン
 殺し屋って設定がただのマクガフィンで終わってしまっている点はどうしたものか。本来はテーゼであるべきだと思うんですよね。
 つまり殺し屋の視点で物語が進んでいない。殺し屋っぽいことはしてるけれども…ね。
 殺し屋としての視点から、父親(仮)の視点になって、殺し屋を捨てて本当の父親になっていくっていう流れを描こうとしているはずなのに、この殺し屋としての視点(苦悩)がないからストーリーに厚みがないなと思います。
 設定としてのキャラでしかないように感じられてしまうって話でした。

〇作画について
 バチクソ綺麗ってこともないけれど、大きく崩れることもなく、ペラペラでもなく、PAらしさのある作画にはなっていますが、一時代を築いたPAからすると若干物足りないと感じることもあったりなかったり。


【あとに】
 アニメのオリジナルシナリオはスタジオで力を入れてる作品が多いと個人的には思っておりまして、品質の良い作品ができやすいのはありますね。
 『花咲くいろは』『TARITARI』『凪のあすから』『SHIROBAKO』この辺りの作品はとても印象に残っています。
 新しい脚本家さんを入れてみて色々と試してる感じはあるので、今後も期待したいのですが、もう少しちゃんと練らないといけないのでは…と思わざるを得ないなという印象でした。
 オリジナルに挑戦する制作会社さんで劇場版にいかないので、スタッフの皆さまは本当に頑張っていると思うので、PAさんは今後も期待しています。
 ちょいと酷評ではありましたが、好きな方はすみませんでした。
 何卒よしなに~。

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 205
サンキュー:

6

ネタバレ

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

家族愛アニメとして捉えると胸糞悪い。

作画、声優、音楽は完成度高く安定していて物語に集中できた。
ストーリーも可愛いかったり悲しかったり、緊張感もほどほどにあり普通に楽しめた。
ただ、主軸を家族愛のアニメだとすると少しイヤな気分になる。
{netabare} 父親を殺しそれを打ち明けずに育て、改心した母親が現れ一度は引き渡すもゴタゴタに巻き込み母親も死に結局それを打ち明ける描写もなかった。
それでも、終始元気でい続けるミリとそこまで気に留めてない、せいぜい気まずいくらいにしか思ってなさそうな主人公2人。
最後高校生になった姿が現れ幸せそうではあったけど、
母親の存在を軽視しすぎだし、子供を馬鹿にしてるともとれる。子供だし何もわかんないでしょ?みたいな雰囲気を前提で作ってる。{/netabare}
そして、バトルアニメにしては戦闘シーン都合が良すぎる。
主人公補正ききまくりの最強幸運人間。

明るい雰囲気といい事やってるって雰囲気を出しているが、主人公たちがやっているのは身勝手で自分の行動に酔ってるだけ。
どのアニメでも主人公は大概自己中心的なもんだけど、
今回のこれは常軌を逸してる。
そして、その主人公の為の都合のいい世界、設定、人物達。
それらと、明るい雰囲気が合わさる事によって胸糞悪くなる。

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 124
サンキュー:

3

ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

いざ!アクションホームコメディブームの波に乗れ!

 はじめに
 {netabare} 殺し屋バディがひょんなことから4才の女の子を引き取るハメに、慣れない育児に悪戦苦闘しながら仕事の依頼もこなさなければっ! この先一体どうなってしまうのかっ!? というお話。

 イントロダクションやテーマから、某スパイな家族作品の流行の影響を感じますが、せっかくのブームですから積極的に利用していきましょう。

 気がかりな点としては、『作品の個性を出せるか』という点です。
 家族愛という面では前述した作品の存在が今は大きいですし、殺し屋×幼女という組み合わせも目新しいとは言えません。
 となるとバディの関係性の方に期待ですね。

 もうひとつ個人的に注目している点として、ストーリー原案、脚本に 下倉バイオ の名があるところです。
 下倉バイオといえば、あの伝説のクso…、、いえ、怪物アニメ「東京24区」でストーリー構成と脚本を務めていらっしゃいました。
 この作品は当時、頼むから同時期にやっていた同じcloverworks作品には迷惑をかけないでくれ、と祈られていた程でした。
 今回はP.A worksとのタッグですがどうなるでしょうか、期待ですね。 {/netabare}

さて、第1話です。
 {netabare} 全体通してなんだかコテコテな感じは否めませんが、1話らしいといえばらしい回でしたね。滑り出しとしてはまずまずだったと思います。
 サブマシンガンの弾をトレイで受けとめていたのはちょっと笑いました。ホテルのトレイがカッチカチで良かったですね。
 
 細かいところで気になったのは、ターゲットを殺して 撤退する場面です。
 子供を抱えてエレベーターを待つ人混みを叫びながらかき分けて進んでいましたが、仕事を終えた殺し屋がそんな目立つことしていいんですかね?
 ケーキ作戦は考えても退路の方は考えてなかったんでしょうか?
 ていうか、なんでエレベーターで悠長に降りようとしているんでしょうか?
 相棒のように颯爽と降りれば良かったんじゃないでしょうか?
 子供がいるから、と理由付け出来なくもないですが、その割には階段で降りるハメになった というコメディにいくわけでも、子供を抱えながらも颯爽と降りるカッコ良さにいくわけでもない。なんとも中途半端で何がしたいかよくわからないシーンでしたね。
 
 後は世界観設定についてなんですが、ここは一応日本なんですね。敵も自分たちもえらく気軽に銃をぶっぱなしていましたがそういう世界線ということでしょうか。
 今後の話で言及があるかもしれませんね。カジノのシーンとかは前フリだったりするんでしょうか。
 作品の雰囲気的に海外の方が合っていそうですが、なにか日本としていることで得なことがあるでしょうか? 今後に期待ですね。{/netabare}

 第2話視聴しました
 {netabare}1話目のまずまずな滑り出しの勢いそのまま順調な第2話だったと思います。
 後半のドタバタコメディな部分も、第1話にて作品の雰囲気が分かっていたので安心して見ることができました。
 コメディなだけでなくちゃんと次回への引きがあったのも良かったですね。

 私は、この作品は何故舞台がパッと見海外っぽいのに日本なのか?という疑問を持っていましたが、これは世界観設定上の深い理由があるとかっていうよりもっと単純に、 2人のパパの行為が虐待と取られないように みたいな部分が大きいんでしょうね。
 今回も車にミリちゃんを置いていこうとしていたりしてましたしね。
 4才の子供が電車乗り継いだりっていうのも日本という設定ならギリ許容範囲といった事でしょうか。

 他に言う事といえば、OPとEDがつきましたね。どちらも楽しげで非常に良いですね。
 特にEDのミリちゃん七変化は可愛らしく仕上がっていました。
 現状ミリちゃんは若干ヘイトを集め気味なので、こうしたEDでフォローが入るのは大切ですね。
 この作品はミリちゃんが嫌われてしまうとだいぶ破綻してしまうので、この先の展開でただのクソガキじゃないことを存分に出していってほしいですね。

 さて、1話2話と順調に進行している様子を見ると、放送前 下倉バイオという名前に戦々恐々としていた私としては安心したのと同時にちょっとだけ拍子抜けでもあります。
 いや、真っ当に面白いアニオリが増えることになんの文句もないんですけど、如何せん前作のインパクトが凄かったもので…。
 とは言え、この1話2話と脚本は 柿原優子さんが担当されているので、これから先どんな展開になるのかはわかりませんね。次回に期待です。{/netabare}

 第3話視聴しました。
 {netabare} 今回のお話はミリちゃんの母親が登場したり、零パパについて触れられる回となりました。
 母親の方はこれからミリちゃんと暮らすための理由付けであったり、零パパの方はキャラの紹介的な役割もあったりして、全体的にこれからの話に繋げるためのブリッジになった回だったと思います。
 
 個人的に気になった点が3つあります。

 まず1つ目は冒頭で一騎パパが、所詮俺らは日陰者だからミリちゃんとはいられない、みたいな事を言っていましたが、これはちょっとおかしいですよね。
 ミリちゃんと暮らしているこの現状が不味いのは自分たちが日陰者であるとか以前の問題のはずです。
 この時点ではまだ母親の人物像は掴みきれていませんし、少なくとも父親の方は自分たちで殺している訳ですしね。
 この発言はもっと後の展開で発揮されるものであり、今聞くとちょっと自分の境遇に酔いすぎな発言になってしまっています。

 2つ目は、全体的にハードボイルドさが足りていないことです。
 ミリちゃんの母親の話などシリアスなところでもどこか軽さを感じました。なんというのでしょうかテンプレートな感じが否めないんですよね。
 ああいう事を言いそうなキャラがそのまんま喋っていて、わりと重要なキャラなのに舞台装置でしかないのは残念ですね。
 そのせいか、一騎パパの台詞も浅いものだけで構成されていました。
 あのチンピラも登場して殴られて逃げるだけで何がしたかったんでしょうか。

 3つ目は、零パパの株の上げ方です。
 終盤、警察官の前で自分がパパだと宣言するいいシーンでしたが、そもそもなんであの警察官はあんなにも高圧的だったのでしょうか?
 相手迷子の4歳の女の子ですよね? 嫌がる子供の腕を強く掴むとかしないと思うんですけどね?

 いや、このシーンの役割は零パパの株を上げることで、殺し屋という裏家業をしている都合上 警察が敵役になるのはわかるんですけど、わざわざ敵役ではなく悪者にする必要はあったでしょうか?
 警官として適切な対応をしている方がより脅威に見えますし、パパ達の裏家業のリアリティも上がったように思います。

 この株の上げ方の何がそんなに不味いのかと言うと、一方のキャラを上げるために片方のキャラを下げる、という非常に安い手が使われていることです。
 この手法がすべからく悪いというわけではありませんが、主要キャラの初決めシーンで使われるとこの先の展開にどれほど期待できるのか疑問になってしまいます。

 まぁともあれ、まだ3話目まだまだ期待したいですね{/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare} ミリちゃんの保育園入園回となりました。
 本作品の見どころでもある、新米パパのわちゃわちゃが存分に出ていた回だったと思います。
 
 ただ、作品の大きなラインとして社会モノをやりたいのはわかるんですが、いちいち雑なんですよね。
 保育園に入るまでの苦労をやっておきながら、最後はめんどくせぇ!でハッキングで偽造ではい解決!とかやってしまいますしね。
 その辺りをギャグっぽくしてしまうなら始めからしなきゃいいのに…。

 後、思ったことは、わちゃわちゃのところもそうなんですが、ちょっと一騎パパのキャラがいまいちよく分からないんですよね。
 子供に関することに無知で不慣れである事と、常識がない事が一緒くたにされているように感じます。
 参謀担当でありながら、保育園の下調べや貰った資料を読まなかったりとかですね。
 殺し屋に常識を求めるのも変な話ですが、バディのバランスが悪いように感じます。


 これから先、注目していきたいのは二人のパパのミリちゃんへの向き合い方が、「育児」になっていくかどうかですね。
 今はまだミリちゃんの扱いがペットとさして変わりありません。
 ミリちゃんのクソガキムーブの描写に余念がないことは結構ですが、前にも書きましたがミリちゃんにヘイトが集まり過ぎてしまうことが心配です。
 正直個人的には、色々事情があるのは百も承知ですが、何でこの子にこんなしてあげなくちゃいけないんだ、という気持ちが無いわけじゃないです。
 常識のない金持ちの育児アニメ、からいち早く脱却すること期待します。{/netabare}

 第5話視聴しました。
 {netabare} まだまだ日常パートのターン! という事で今話も割とほんわかした話となりました。
 殺し屋だという設定は一旦忘れていきましょう。
 
 冒頭、出費がかさんだ事と仕事をしていないことから金欠であることが明かされます。
 一騎パパは領収書を取っていたり、家計簿をちゃんとつけていたりするんですね。その割に考えなしに出費をしたりするので、几帳面なのかだらしないのか相変わらずよくわかりません。
 零パパはよくこんな人間にお金の管理を任せていますね。じゃあ、自分で出来るのかというと無理そうなんですが…。

 その後、仕事に復帰しようかというタイミングで保育園が学級閉鎖になって、てんやわんやとなっていきます。
 話のフックとしてこういう展開になるのはある程度致し方無いんですが、いい加減ミリちゃんの存在を足枷として扱うの止めましょうよ。
 ミリちゃん引き取ってるのも金欠なのも仕事が捗らないのも全部全部、自業自得ですよね。
 なんで全体的にちょっと被害者面してんだよ。
 
 それと、今回ミリちゃんが2人のパパの仕事について興味を示していましたが、第2話での出来事はミリちゃん的に完全にお出かけとして処理されているんでしょうか?
 銃を撃っている姿は保育園の面接官にも話すくらい印象に残っていたはずですが、忘れちゃってしまったのでしょうか。

 
 私はこれまで、ミリちゃんに対していまいち好感が持てない という旨の話を何度か書いてきましたが、何故そう思うのか5話という時間を経てようやく府に落ちました。
 それは、制作陣によって表情豊かに表現力も溢れ、EDでオシャレに着飾っていても、それはあくまでガワでしかなく「キャラが確立していないから」だと思います。
 ミリちゃんは比較的等身大の子どもとして奔放な様子が描かれていますが、かと思いきや銃撃戦の火中でも平気で笑っているような 子どもの無邪気さを詰め込まれたキャラ としての一面も見せる非常に曖昧な存在です。
 話を動かしていく役割としては力不足だと思います。
 
 また、ミリちゃんによってもたらされたモノがトラブル以外に無いというのも大きい要因ですね。
 ドタバタな感じを出すにしても仕事の邪魔をする、汚す、壊す、散らかす以外にも手はあったはずです。
 この感じが続くなら、疑似家族のホームコメディとするより、ギャグっぽく子連れ殺し屋としていた方が幾分マシです。
 これからに期待です。{/netabare}

 第6話視聴しました。
 {netabare} まだまだ続くよ日常パートのターン!
 殺し屋の設定は一旦忘れましょう…っていうかなんかもう別に殺し屋じゃなくていいですねこれ。
 7話以降の後半から活かしてくるのでしょうか。


 さて、本編です。私は今回の第6話 非常に "逃げ" の一話 だったように思います。

 まずはアバンパート、一騎パパがなにやら父親としての義務感に燃えていましたが、ここで1つ疑問 彼はいったいどのタイミングで「父親」としての自覚が芽生えたのでしょうか?
 これまでもミリちゃんを気にかけている様子はいくつもありましたが、でもそれはあくまでも保護対象としてだったはずです。
 ヤンキーミリちゃんの妄想は良かったのですが、あの年齢くらいまで育て上げるという心の踏ん切りはいつついたんだという話なんです。
 なにかそんなに親子の絆が深まるようなイベントありましたか?
 この作品において父性の芽生え、赤の他人の子を娘だと自認すること、父親として自覚すること、をすっ飛ばしてしまったら何をやってるのかわかりません。
 前回のキューちゃんの最後のセリフが切っ掛けになるのかと思っていたらこの冒頭に飛ぶんだもんなぁ…。
 父親としてちゃんとしなきゃ をギャグっぽくしてる場合じゃないでしょうよ。


 OP終わっていざ遠足へ となっていくパート、ここも色々となぁ…。
 細かいところ言うと、一騎パパがミリちゃんを迎えに来て貼り紙を見て一言「ん、明日は遠足かぁ 弁当気合い入れねぇとなぁ!」……いやいや
今ここで知る訳わけねぇだろ…。 またお前は資料とか貰ったプリントちゃんと読んでねぇのか。何故この違和感あるセリフを放置するんだ…。

 そして、ケンカのことを知らされる訳なんですがよくよく聞くと変なんですよね。
 ミリちゃんとタイガくんのやり取りを見ていた他の子が「2人がケンカしている」と先生に伝えた とのことなんですが、ミリちゃんはもちろんタイガくんもケンカしていたと思っていないなら何が問題になったのでしょうか?
 子供だから説明が上手くできないと言っても、2人に「ケンカしたの?」と聞けば、2人とも「ケンカしてない」と答えるでしょう。
 当人同士の釈明は子どもだからと無為にして、目撃した子どもの証言の方は信じるって中々に気色が悪いですね。
 タイガくんを爪で引っ掻いてしまって血が出たとかなら問題になるのもわかるんですがね。
 
 今回の諸々の件、問題は大人の早とちりでミリちゃんは意外としっかりしている子、としてしまう事になんの意味があるのでしょうか、なにが生まれるというのでしょうか。
 ミリちゃんはパパ達の影響関係なく元々いい子ということにして、子どもが衝突から学び成長するといった描写ができる機会を潰し、一騎パパ自身が親無しであるが故の「親とはなにか」という苦悩を描くわけでもない。
 
 こういった、子どもが起こした問題 というものを物語で出す場合、その子と親に対して明確な意図があるべきです。
 今回のような、問題は初めから無く子どもを信じてあげるべきだった などという耳障りだけが良いような言葉で流してしまうのは非常に悪手だと思います。
 まがいなりにも育児を主題におく物語で、「育てる」という言葉の意味合いから逃げるな。


 後、ボコられるためだけに登場したコンビニ強盗犯さん こんなものは言わずもがな最悪です。
 こんな強盗いないだろ、とかいうレベルじゃない。
 メイン軸の中身がないことを悟ってか、しっかりとオチの付け方に困っちゃってるじゃないですか笑。
 爆破オチ、夢オチとやってる事さして変わらないですよこれ笑。
 一応、拳銃(おもちゃ)を出して緊迫感を出そうとしてるのが健気ですね。

 なんですか?めちゃくちゃ眠たい時に脚本を書いたんでしょうか?

 次回、新キャラ登場でなんだか話が動きだしそうな予感ですね、そういえば2話と5話で出てきたガチ殺し屋のおじさんも未だに空気ですね。
 次回に期待です。{/netabare}

 第7話視聴しました。
 {netabare} 今回のお話はこれまでと比べると見応えのある回だったと思います。
 展開や演出はベタでしたが、ベタならではの魅力が出ていたように思います。
 
 この作品はこれまで、育児のあるある 又は 子どもが登場する作品のあるある をふんだんに用いてきました。
 この試みは確かに共感を呼ぶという目標は達成していたように思いますが、あるある を用いてのプラスアルファがなかなか見受けられませんでした。
 あるある を使っての展開作りというよりも、この あるある をやりたいが為の展開 と言ったところでしょうか。
 これをすると話が総じて薄い印象になったり、行き着くところまで行くと前回の話のようなことになります。

 さて、今回はどうだったでしょうか。

 今回は「非協力的なパートナーに堪忍袋の緒が切れる」というものでした。
 本物の家族ならなかなか笑えない展開になるところですが、深刻さも出しつつポップな感じで進行することができました。 疑似家族ならではですね。
 さらに言うと、一騎パパに一人で思考させる時間を生み出し過去のことに触れる切っ掛けにもなっていました。
 正に あるあるを用いてプラスアルファを生み出す、今話でようやく あるあるが正しく運用されたように思います。

 
 では中身についてです。

 まず冒頭、すごく細かいところで重箱の隅をつつくような指摘なのはわかっているんですが、一騎パパはなんであんな門のところで待っていたんでしょうか?
 普通、先生たちが立っている所まで迎えに行ってそのまま待ちませんか? 雨も降ってんだし。
 このシーンでの目的は一騎パパのトラウマスイッチを押すことなので、そこに至るまでを省エネするにしてももっとやりようはあったように思います。

 その後、家事に忙殺される一騎パパは幸せについて考えます。
 ここで1つ疑問なんですが、そもそも一騎パパは幸せになりたかったんでしたっけ?
 自分のせいで妻を殺してしまったと自罰的になり、贖罪のため生きていたんじゃなかったでしたっけ?
 このシーンの時点で自分の幸せを考えているのは些かおかしいような気がします。

 そして、俺はお前らの家政婦じゃない!とキレるシーン。
 ついつい一騎パパに同情し肩入れしてしまいそうですが、よくよく考えると一騎パパって家政婦みたいなもんですよね。
 第1話の時から、掃除洗濯炊事を一手に担っていたように思います。
 その時の零パパの「居候…」というセリフから、収入の大部分を 受け取ってもらえない仕送りにあてている一騎パパを家事と引き換えに住まわせていることが分かります。
 もしかすると、食費や光熱費も出してもらっているかもしれませんね。
 つまり、一騎パパがやっている家事のあれこれは善意からの行為ではなく、正当な対価であるように思います。
 ですので、今回のキレ方は割と逆ギレと言っても過言ではありません。
 ミリちゃんについてのことも気持ちは分かりますが、拾ってきたのは一騎パパですしね。
 中途半端に手を出すなという自分の言葉が特大ブーメランになって返ってきてしまいましたね。


 場面変わってキューちゃんに愚痴る一騎パパ。
キューちゃんから楽しそうで変わったな、と言われますがいまいち得心しかねます。
 前にも書きましたが、ミリちゃんによってもたらせたものがないので、変わったなと言われてもピンと来ません。
 5年前と比べてということかもしれませんが、こいつは殺しのために特大ケーキを拵えたりと意外と楽しそうだったように思います。


 かりんちゃん登場により一騎パパのトラウマが明らかになりました。
 そりゃあんなピタゴラスイッチ的に事故がおきてしまっては自分を責めるしかありませんね。
 そして、何故か当然のように墓地でエンカウントするかりんちゃん。
 向き合って話すことで元気になった一騎パパ。
 正直1話から振っていた割にえらくあっさりと解決した感じは否めません。
 「一騎も前に進もう、その方がお姉ちゃんも嬉しい」この一言で吹っ切れてしまう程度のことだったんですね。
 何より気持ちの整理をつける場面でミリちゃんのことをほっぽって来ているのはなかなか致命的な気がします。
 ミリちゃんとは関係ないところで勝手に吹っ切れてどうする。
 なんらかの理由をつけてミリちゃんと一緒にお墓参りにきているところにかりんちゃんと出会うで良かったんじゃないでしょうか。(親戚の子を預かっていると聞いているうえで)
 かりんちゃんは一騎が殺し屋をやっていて、預かっている子どもというのが、自らが父親を殺して成り行きで預り始めたものだと知ったらどんな顔するんでしょうね。
 
 これから先、殺し屋をやめるにはみたいな感じで展開していくんでしょうか。
 

 それにしても、下倉バイオは愛する人を人的要因の事故で亡くしてしまった悲哀、みたいな設定好きですね。 {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare}今回のお話は零パパのパーソナルなことが語られたり、一騎パパとの出会いの回想があったりと注目ポイントの多かった回だと思います。
 そしてなんと言ってもアクションシーン、とても格好良かったですね。
 スピード感や迫力は勿論のこと、アクションの中に展開があったのも素晴らしかったです。
 また、激しい戦闘の中でもキャラの表情はお互いのことを知っているが故の心情の乗った渋い表情が描かれ、トータル非常に"魅せる"アクションシーンだったと思います。
 零パパは前回から、真っ当にこの作品のテーマに沿った姿を見せてくれますね、一騎パパと違って。
 本当に良いアクションシーンだったので、スーパーで買い物してる一騎パパの後ろの商品棚の距離感がバグっていたり、かと思ったら次のカットで魚から肉に変わっていたりしたことはスルーしましょう。

 
 今話は概ねつつがなく進行していったと思うのですが、やっぱりどこか小骨が引っ掛かる感じがするのは一騎パパなんですよね。
 最初の電話のシーン。帰りが遅くなることを伝えた零パパに対して「こっちにも都合ってもんが…」と返します、気持ちは分からなくもないですがそれを言ったらブーメランになることが何故わからない…。「仕事か?」の一言が何故言えないんだ…。
 この辺りが一騎パパの気持ち悪いところなんですよね。
 
 後、個人的には正直 一騎パパが迎えに来たことによってシーンが非常に盛り下がったように感じました。
 電話した直後にもう車で到着している、とか どうしてもちょっと展開的にゴリ押し感が否めないんですよね。
 電話を切られた後の一騎パパが行動に移すまでのカットがあるとか、時間経過がわかるカットがあるとかのフォローが必要だったと思います。
 そして、零パパの「ミリを置いてきたのか」という当然の疑問に、一騎パパは「心配ない」と一蹴。これ、なんの根拠もないですよね?
 
 そして、車内で2人が出会った頃の話が語られます。
 2人が共同生活を始めるまでがサラッと明かされましたが、一騎パパは奥さんを亡くしたダウン時期を如何様にして抜け出して一緒に住もうとなったのでしょう?
 ボスパパに会うのは3年ぶりということから零パパが1人暮らしを始めたのがそのくらい、事故から2年程しか経っていません。
 しかも、その頃から掃除や炊事をバリバリこなしていた模様、一騎パパメンタル強いですよね。
 もちろん、悲しい出来事があったら生活が滅茶苦茶にならなければいけない なんてことはありませんけどね。

 しかし、そうなると というかそもそも、一騎パパはなんで殺し屋やってるんでしょうね?
 そのメンタルの強さと生活力があれば別の道もありそうですが。
 第3話で、親無しでグレてそのままこうなった と言っていましたが、奥さんを亡くしてからも続けている理由はよく分かりません。
 ボスパパにも腕は三流とか言われていますしね。
 零パパやコンセプトおじさんはスタンスがハッキリしているんですが、一騎パパは謎です。
 なんとなく社会悪がターゲットになっているようですが、本人にそういった目的があるわけではない。
 一騎パパについて心象があまり良くないのは、立ち位置がふわふわしているから ということがありそうです。

 今後、あのコンセプトおじさんが敵となり、奥さんの仇みたいになるのでしょうか、ちょっとしょうもないですね、次回に期待です。{/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare}前回は総集編だったので、一週飛んでしまいましたね。
 総集編のタイトルを「intermission」=幕間 とか「cherry pick」という風にちょっとでも良さげな感じにしているのは、なんだか健気でかわいらしいですね。


 さて、本編です。 と、言いたいところですが、今回のお話は 保育園の運動会に行きました、楽しかったです。 と、まぁこんだけです。
 良くも悪くも中身のないほのぼのとしたお話でした。 前回の不穏な引きは一旦忘れましょう。
 一応、零パパの心境の変化や家族の絆風なことがありましたが、個人的にあまり印象に残らなかったのは、ミリちゃんとはともかくバディ同士の繋がりがいまいち弱いことにありそうです。
 二人の出会いについては前回で終了なのでしょうか。
 まだまだビジネスパートナーという印象が強いなか、俺たちは家族だ!と一足飛ばしに言われてもなぁ。
 というか、親子参加レースの借り物お題が「かぞく」って、なんか頭痛が痛いみたいなことになってますね。

 cパートにて、コンセプトおじさんが久ちゃんに依頼の催促的なことをしていましたが、運動会での写真をパシャパシャ撮ったりできるならもう自分で調べたらいいのに笑
 次回への引きが前回と全く同じになってしまいましたがこれはいいんでしょうか、次回に期待です。{/netabare}

 第10話視聴しました。
 {netabare}今までの話の中で一番良かったように思います。
 ミリママは久しぶりに登場して事情をペラペラと喋ってくれました。
 彼女の言葉にはなにか裏があると思うのは勘繰りすぎでしょうか。
 場面変わって楽しいお出かけシーンの中には、葛藤や諦念 哀愁を感じることができ、これまでの積み重ねも大したものではないにしろ作用していました。
 続きが気になりますね。


 私は今話が一番良かったと書きましたが、何故そう思ったのか、それは この「Buddy Daddies」という作品の"切り札"である「疑似家族の解消」が使われたからだと思います。
 上手く切り札を使えたことに安堵しつつ、同時にここから先が本作品にとって正念場になると身構えさせられました。
 残り2話、これまであれやこれやと書いてきましたが、ここの2話をきちっと締めることができれば御の字だと思います。ぬるい結末だけは勘弁してほしいですね。
 本当にここからの2話の出来にこの作品の命運がかかっているといっても過言ではありません。
 

 これは完全な妄想なんですが、最終話らへんで時系列がいきなり飛んだりしそうですよね。
 高校生くらいになったミリちゃんがお母さんの遺影に手を合わしてから、「いってきます」って学校にいくみたいな登場しそう。
 6話の時に出た、成長したミリちゃんが伏線になってたりしないでしょうか。
 そこからなんやかんや事件に巻き込まれて、見ず知らずの殺し屋に何故か助けられる…みたいなことありそうです。
 ミリちゃんは2人と暮らしていたことはほとんど覚えていないけれど、3話のときのミリちゃんの「困ったとき助けてくれるのがパパだよ」という台詞が伏線として機能したりしないでしょうか。
 ただの妄言ですけれど。

 いずれにしても次回以降に期待です。{/netabare}

 第11話視聴しました。
 {netabare} ミリちゃんがいなくなって生活のハリがなくなってしまった、一騎パパと零パパ。
 哀愁を漂わせながら会話する二人の様子が印象的でした。
 
 零パパはボスパパに会いに行き、そこでミリちゃんに危険が迫っていることを知ります。
 ボスパパは殺しが完了してから零に報告すればいいものを、先んじて伝えてしまうなんてよっぽど言いたくて仕方なかったんでしょうね。可愛らしい一面を垣間見ました。
 この終盤にあたってとても分かりやすく悪役を引き受けてくれるボスパパに感謝ですね。

 そして、コンセプトおじさんのお仕事の時間です。
 相手の最後の言葉を聞くため即死させないというおじさんの信条は、作品の展開上 都合が良くて助かりますね。
 一騎パパの頭脳プレイ(笑)は相変わらずガバガバですが、作中で散々 三流だ三流だと言われているので流しましょう。
 それにしても「警察って知ってるか」のくだりは大分ダサかったですけどね。ニヒル気取ってる感じがラノベ主人公的と言うか、厨二病的というかなんと言うか…。 もっと普通に殺し屋がすぐ警察に頼るっていう裏切りの感じでいいのに。
 というか、第3話で警察をあんな感じに描いておいてよくもまぁ…。


 いや、そんなことより、ミリちゃんのママ殺されちゃいましたけど…。それも とばっちりで。
 唐突に改心して登場して実は病気でしたって同情引いたのに、次話で殺すってなんだかなぁ…。
 ミリちゃんを親から引き剥がしといた方が作品の都合上良いからって、これはないでしょうよ。
 なら、最初から孤児って設定で良かったやん。
 

 セーフハウスにて、これからについて言い合う二人のシーンはバディっぽくて良いなって思いましたけど、もうだいぶ取り返しつかなくなってる状態で守るだなんだ言われてもしょうがない気がします。
 マジでミリちゃんに関わるべきじゃなかったですよね、ミリママも中途半端に実はいい人ムーブをしてしまいましたし。
 どうせ殺すなら、クズキャラを全うした方が良かったように思います。

 もうほんわか家族模様を見せられてもちっとも笑えませんが、これからあの二人がミリちゃんにどう接するのかは見ものですね。
 
 当初の予測通り、殺し屋をやめる という方向性で行くようです。
 具体的にどうするのかはめちゃくちゃフワフワしてますが、基本的に1話完結で進んできたこのアニメで目標らしいものが設定されたのは良いことですね。
 次回に期待です。 {/netabare}

 最終話視聴しました。
 {netabare} 迫る組織の魔の手からどう逃れるのか!?という問題に、テンションで乗り切るという見事な手法を披露してくれました。素晴らしいですね。
 どうせ追われるなら、カチコンで暴れてやるぜ!はヒャッハー過ぎませんか?
 逃げることはできないけど、殴り込んで暴れて生きて帰ることはできる勝算ありなんですか、んなバカな。

 前回、零パパから考えるのはお前の方が得意だろ!と発破をかけられていたので、何か作戦の一つや二つ考えてくれるもんだと思っていましたが、「たった一つの冴えたやり方さ」とか零パパにツッコまれる程のテンションの高さなどのギャグっぽく済ましてしまいました。 参謀としての見せ場なしですか。

 というか、そもそも、組織としてはあまり関係ないミリママを殺しただけで標的(最優先はミリちゃん、次いで一騎パパもかな)は逃している状況で、パパ達にとっては非常にピンチのはずです。
 何を呑気に家に戻ってフレンチトースト焼いとんねん。
 何を普通に保育園の送迎やってんねん。

 前回に書きましたが、ほのぼのされても「でもお母さん殺されてるしな…」という考えが脳裏をよぎります。


 なにはともあれ、諏訪家の門前までやってきました。
 ここで一つ疑問なんですが、なんで一騎パパから仕掛けてんですか。一応は話し合いに来たってスタンスなんですよね?
 だいたい、このカチコミ自体のゴールはどこなんですか?
 なにがどうなれば成功なんですか?

 零パパが屋敷には8人って言ってましたけど、なんか詰所みたいな所にいた人たちはカウントしないんですね。
 ってか早々に8人以上出てきてますけど、なんなんですかね。

 そこから、コンセプトおじさんとの戦闘になります。
 おじさんは公式ホームページには仕事を求めては各地を転々としている、とあるはずなんですが、このおじさん何でそんなに組織に忠誠を誓っているんでしょうね。
 
 零パパも話し合いに来ただけだ!って自分たちから仕掛けといてそりゃ無理がありますぜ…。
 下っぱ達も一応まだ次期当主であるファミリーの御曹司を容赦なく撃ちますね。
 下っぱにしてみれば零パパを殺してしまった時の方がまずいことになりそうですが。
 
 コンセプトおじさんの裏切り者宣告によって誤魔化されそうになりますが、零パパは家に来た時点では別に裏切ってないんですよね。
 ほんと何であそこで仕掛けたんだ…。

 おじさんとの決着は、自身は最後の言葉を残すことができなかったという皮肉めいたもので良いなとは思ったんですが、同時に惜しい気もしました。
 最後の刺され方、プロの零パパの不意打ちは避けられたのに、一騎パパのはくらっちゃうのか…。
 何故、おじさんは壁に首を両手で絞めながら押し付けるという分かりやすく背中をがら空きにしてしまったんでしょう。
 そんなに零パパに因縁ないでしょうよ、あんた。

 
 応急措置も済んで、ボス部屋とたどり着きました。
 ボスに対して護衛の一人もいないって、ボスの人望が心配ですね。
 
 零パパがケジメとして腕を撃ち抜くのは漢気が溢れていて格好良かったですね。
 ですが、ボスパパの言い分によるとここで重要視されているのは殺し屋としての腕前ではなく、諏訪家の血筋そのものな気がしますね。
 ボスパパにしてみれば、腕なくても継いで欲しいなぁ…が本音でしょうね。
 その後、クリスマス会に出ることもできて良かったですね。

 場面変わってエンディング。
 私の妄言が一部ですが的中してて驚きました、行ってきます のところで吹きました。
 ただ、ボスパパに私が死んでも組織から追われるぞと脅されたのに、高跳びしたりせず普通に日本で暮らしてるのはなかなか舐めプをかましていますね。
 まぁでも、ただただ気の毒な子供になってしまったミリちゃんがハッピーエンドを迎えられて良かったですね。{/netabare}

 全体を通して
 {netabare} 私がこの作品になにか言葉を贈るなら、「見通しが甘い」だと思います。
 物語の序盤から、なんだったらイントロダクションを読んだ時から、さらにさらに言うならこういう設定にした時から、当然出てくるような疑念や障害にほとんど答えることができませんでした。

 殺し屋がバディを組んでいると聞いたら、そのバディの間にはどんな関係性があるのだろう となるのは当然でしょう。
 子供の父親を殺し更に自分たちがパパだ嘘をつけば、そんな誤魔化しでいいのかという疑念は当然出るでしょう。
 ミリちゃんのクソガキムーブが出れば、二人が「育てる」ということにどう向きあうかが気になるのは当然でしょう。
 殺し屋と育児は両立できるのか!?と言われれば、お仕事描写と育児描写のバランスが気になるのは当然でしょう。
 母親が戻りミリちゃんが二人の元を離れたなら、今後はどう関係を持っていくかが気になるのは当然でしょう。
 自分たちのとばっちりで大好きなお母さんも殺されてしまった子にどう接するかが気になるのは当然でしょう。
 殺し屋をやめると言うなら、何故殺し屋をしているのかが気になるのは当然でしょう。(一騎パパお前のことだぞ。)
 

 これらの事に対して、尺が足りなかったとか他に優先したい事があった とはとても思えず、逃げやがったなテメー、という気持ちの方が大きいです。
 話のとっかかりや主題を決める際に時代の流行を意識しただけで、やってること「東京24区」の頃と変わんないじゃないですか。
 話作りの難しいところをサボるなってば。
 
 そんなんだから、この作品にとってミリちゃんの存在がほぼペットと同義になってしまうんですよ。
 パパ達もミリちゃんを可愛がることはしても「育てる」ことはしませんでしたしね。

 家族愛というのはいつの時代もうける不動のテーマだとは思うんですが、本作品にしてみればこのテーマで特に言いたいことはなく、かといって冷静に武器として扱うこともできなかった、というところでしょうね。
 更に言うと、二人のパパという家庭環境や保育園に入るためのハードル などの社会的トピックスについて、出来もしないくせに中途半端に手を出すのは本当に下倉バイオの悪癖だと思います。
 
 この作品を語る時、どうしても某スパイ作品がよぎってしまいます。
 大雑把なジャンル分けだけで比較するのは不粋だと思いますが、オリジナルアニメーションでありながら世相の流行作品と比べないで欲しいというのもまた無理があると思います。
 真剣に見た身とすれば、某作品との狙いの差は分かりますが、「あ、流行にあやかろうとして上手くいかなかった作品だ」という意見に反論できないのは悲しいですね。

 次の下倉バイオ作品に期待ですね。良い意味でも悪い意味でも。
{/netabare}

投稿 : 2023/04/05
閲覧 : 590
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6

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

説明がなさすぎるというか

ミリちゃんは可愛いし、カズキやレイもギャグシーンは面白かったし、なんならずっと3人の日常シーンでもよかったくらいです。
殺し屋やマフィアが絡んでるせいで、シリアスなとこはありましたが逆にこれが邪魔だったように感じる。

※個人的に思ったところ
ミリちゃんの母親再登場は個人的にいらなかったかな‥自分勝手すぎる。
再登場させるならとことんクソ親であってほしかった。
再登場した時きっとマフィア関係で来たんじゃ?なんて思ったのですが、普通に引き取りに来ました。
でもそれが面白くないと‥‥自分が捻くれてるからそう思うのでしょうか(汗)
またカズキの妻ですが待ち合わせ場所で待っていたらたまたま旦那の仕事を知ってしまい、オギノが撃った弾がターゲットの車にあたりたまたま近くにあった大型タンクローリーにぶつかって爆発し、たまたま隣に立っていた妻も爆発に巻き込まれて死ぬって‥。
何故カズキは待ち合わせ場所をターゲットがいる近くに指定したのか疑問に思う。
オギノがビルの上からターゲットの車をスナイパーライフルで撃ってるあたり計画的だったと思うので、そこを待ち合わせ場所に指定するのはおかしい。
しかも弾撃ったのはよりによってオギノで、最終回では知らずにカズキは妻の仇?のオギノを殺してると‥なーんかモヤッとするんですよね。
なんならオギノがカズキに恨みかなんにか理由があって妻を殺し、後にオギノから話されて復讐を果たすとかベタではあるけどサッパリしててそっちのがいいかなと思う。
そもそもなんですが、カズキがオギノの存在を知ったのは最近なんですよね。レイから話されて知った感じ。
したら何故妻が死んだあの日オギノはあそこにいたんだ?あのシーンだけ見るとカズキとオギノが一緒に仕事してるように見えますが、作戦的なやり取りをしてた訳じゃないと?したら二人共別々にターゲットを追っていたと?
あーもう!「東京24区」でも思ったけど、下倉バイオは説明がなさすぎる。

本当に、なにも殺し屋やマフィアを題材にしなくてもよかったんじゃ?と思うアニメ。
しかも3人で今も暮らしてますハッピーエンド!って感じで終わりましたが、あの2人はミリちゃんに本当の父親のことや母親を殺させてしまったことちゃんと伝えたんでしょうか?‥うーモヤモヤしてしまう。

投稿 : 2023/04/05
閲覧 : 284
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4

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

殺し屋である必要はないと思う

クリスマスに殺しの依頼を受けた二人組一期と麗
ホテルのパーティに潜入したところ一人の女の子に出会う

海坂ミリ4歳です(CV木野日菜)

任務に成功はしたがミリが家に着いてきてしまう
殺し屋という職業から警察に届けられず
なし崩し的に二人はミリを家に置くことになる

ミリは天真爛漫で好奇心旺盛
厳つい顔で無口の麗にもパパと呼んで接しており
初めは興味なかった麗も徐々にミリと仲を深めていく

一期は家事全般が得意でありミリの母親代わり
保育園に入園した後に男の子といることで変な妄想したり
ママ友とも良好な関係を築いているのは
コミカルな要素として見せている

霊は殺し屋組織のリーダー諏訪家の一人息子
殺しとゲーム以外は興味のない性格だったが
ミリと過ごすうちにミリへの愛情が芽生え

やがてそれは殺し屋の組織として身内でも
排除することを厭わない父への反発につながる

好意的に解説したらこんな感じかな
言っちゃなんだが殺し屋という設定なのに
全体像がガバガバで機能していない

ミリの通う保育園の保母さんが肥満体型なのも
意図があるのかと思っていたが特になし

なぜ殺しを請け負っているのかや
組織の掟を厳格に守る理由が述べられていないから
ミリや母親を殺す動機が弱すぎる

ミリの母親も初めはミリを産んだ後悔があり
一期の前でいなくなって清々したと言ったが

病気で命が限られているのと二人が殺し屋と
九棋に教えられたからとミリを引き取る
ならばわざとらしく血を吐かせるようなシーン出して欲しいよね

九棋は殺しの中間業者という設定だが
諏訪家とも繋がっているような模写があったので

二人をミリから引き離したのは
諏訪家の暗殺を手引きしていたかと思ったわ

なんか点と点が線にならなくて
ミリのキャラクターに引っ張られてしまった感じがする

結局二人は諏訪家との対決をして
ミリと共に過ごす日々を送ったというラストだけど

実の父親が殺された事実も知らなくて
二人をパパ扱いしているのってご都合だよね

てっきりミリが事実を知ったことで
殺し屋の世界に身を投じていくのかと思っていたし

東京24区も変な設定出した時点で
視聴やめた経緯があるんだが

下倉バイオは本当に薄っぺらい
それっぽい設定を繋ぎ合わせているだけで
結局整合性もなく雰囲気のみだった

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 134
サンキュー:

6

ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

芝居×FAMILY

●「564」で「絆」は得られるものか?

組織の中でしか生きられない宿命を負った{netabare}レイパパが新しい生き方を見出し
生まれ変わろうと奮闘する姿については好意的に受け止めることができます。

家族の絆を知らずに生きてきたレイパパの成長物語として考えたら、それなりの出来栄えであり、
最後に家族で記念撮影して終わるという展開も悪くはないようにも思えます。

しかしながら、やはり5648稼業の業を負い、ミリの父親を手にかけた罪について
何のお咎めなしというのは少々虫がいいようにも思え、素直にハッピーエンドに
喜べないようなところもあり、釈然としない引っ掛かりのようなものが残ってしまいます。

思っていたよりも組織は弱く、ボスも息子には甘く、ショットガンの威力も微妙でありました。

レイパパは親から英才教育という名のある種の洗脳を施されていたような形跡がありますので
そういう前提で考えたら5648稼業は親に無理やりやらされており、情状酌量の余地があると
言えなくもないので、罪の重さを測るのが難しいような気も致します。

二人は改心したからこそ足を洗ったのでしょうが、改心したならばやはり娘には
父親の件は告知すべきだったでしょう。

息子はボスを殺さず。ボスも息子を殺さず。
それは組織の論理に反するものの、親子の「絆」によるものでしょう。

もしも娘の父親殺して得られる「絆」があるなら、それは家族の道理に反し
「絆」に傷成す皮肉となるのみ、そんな風にも思えます。

ミリの両親とダディーズのいきさつについて本人に詳細話さずに
娘との信頼関係が深まるというのにはやや苦しいところがあるので
これについては省略すべきでなかったような気がします。{/netabare}

●退路は断たれた

ミリ母のあまりにも鮮やかな{netabare}心変わりには裏があるのではないかと勘繰っていましたが
組織によるものではなく、Qちゃんの配慮が働いていたということでした。

娘を巻き込まないためダディズが身を引くという選択肢を選ぼうという流れでしたが
組織はそんな生ぬるい考えに断固たる行動を示すのであります。

格上の殺し屋と対峙しカズキパパが生き残れたのは幸運であると言うしかないですが
身を引くという生ぬるい選択肢は意味がなくなり、組織と全面対決するという
最悪のシナリオに嵌ったようです。

生まれ変わりの伏線は機能していますが、この路線で果たして着地成功できるのか?
非常に興味深いものを感じずにはいられません。

ラストスパートで巧い事見せ場を作れたら、評価は一変することもあり得ます。{/netabare}
次回以降、期待値はぐんぐん上がって参ります。

● Happy rebirth day to you♪
レイパパの誕生日回であります。

誕生日と言えば誕生日ケーキでありますが、{netabare}誕生日ケーキに蠟燭立てて火を吹き消す
という習慣の起源は【フリーメイソン】と言うことらしいです。
お前らどんだけお姉ぇ系タレントと【フリーメイソン】が好きなんだ!という話にございます。

ちなみに【8】話なので「誕生日ケーキ」が必然的に出てきます。
「蠟燭の炎」は【灯火】であり、自由の【女神】が右手に持つ「希望の【光】」を暗示します。

ケーキには「6」本の蝋燭と「12」コの苺が載っていますが
6と12を合わせると【18】(=【666】)になります。
お前らどんだけ裏設定好きなんだ!という話でございます。

よりにもよって誕「生」日にマフィアの父親から56「死」の指令を受けるとか
皮肉もいいところでありますが、そもそも自分の父親殺したダディーズに
育てられる娘と言うのも大いに皮肉めいた話であると言えるのかもしれません。

564のターゲットは愛するものために組織を抜けようとする裏切り者であり、
レイパパのかつての相棒と言うべき存在であります。

レイパパが現れてターゲットの男は「待ち人」が来ないことを悟るわけですが
愛する人を失ったにも拘らず全く動揺しない彼の強靭過ぎるメンタルを目の当たりして
むしろ見てるこっちが動揺してしまったりもいたします。

銃撃戦と言うよりは、二人の男の信念、あるいは生き方を掛けた戦いであるというのが
このシーンの描写意図だと思われますが、リアリティがどうとか別にしても
見応えは十分あったように感じました。

組織以外のところでは生きられない宿命を背負うレイパパが、誕生日に
自分の人生を振り返り、生き方を「変えよう」と決意する展開には心惹かれるものを感じますが、
但し、守りたいものを守ろうとし生きたいように生きようとするのがほぼ不可能な
このような設定を敢えて仕掛け、難易度を上げまくっておいて
無事に着地できるかどうかは際どいものを感じずにはいられません。

しかしもしも「誕生日(ケーキ)」が伏線だとしたら、奇跡のランディングも
{/netabare}あり得るということで終盤戦に期待をしたいところであります。

●5648稼業の奮闘記

殺し屋稼業と「FAMILY」から想起されるものと言えば {netabare} 「マフィア」。
もしも「ダディ・ペア」がマフィアに属し「FAMILY」のために人を殺すと言うなら
視聴者の理解が追い付かないまでに整合性が取れないこともなかったでしょう。

「SPY家族」のヨル夫人はマフィアに属しているというわけではないですが
故あって殺し屋稼業に身を置いていることについて、一定の理解は
得れられているような印象を受けます。

悪党のみを暗殺対象とした「正義の殺し屋」?という線ならば殺し屋設定も
正統化されそうであり、ヨル夫人もそういう側面が無いこともないと言えるのかもしれません。

まるで人気作品「SPY家族」を意識し過ぎたかの如く?本作でも5648コンビが大活躍しますが、
本作の独自性を出そうと奮闘するも「正義の殺し屋」路線の再現はなかなかに
厳しいものを感じてしまいます。

コメディの世界観と言うのはとても便利で巧いこと笑いが取れれば、細かいことは
流されるという最大の利点があるのですが、その反面シリアス路線との相性は最悪で
特に「人の命」を題材にした物語でコメディ劇場を展開した場合悪趣味と言えるまでに
物語の世界観は歪な形にねじ曲がってしまいます。

トラウマになる程辛い大切な人の死のエピソードを無事通過したようですが
「殺し屋設定」の地雷を踏んだような状況に追い込まれ、弁解するのが
更に困難な状況に陥ったようにも思われてしまいます。

「命は大事で、家族も大事」というある種の一般常識
殺し屋稼業のダディ・ペアはこの命題に対して{/netabare}如何なる答えを導き出すか?
それが今後の最大の見どころとなるのかもしれません。



オーソドックスな人気作品の王道的手法はキャラで釣るというものでありますが
本作もそのセオリー通り幼女キャラを全面的に押し出すことにより、狙い通りの
成果を出しているように思います。

子どもを基点に展開されるホームコメディドラマでありますから、やはり
「SPY家族」を意識しているということになるのでしょう。

成り行き上の子育て奮闘記を描いたような作品は一昔前に映画などでよく扱われており
今更感や出尽くし感あることを否めないですが、コメディ路線ではある意味王道であり
エンタメ性もそれなりにある無難なものに仕上がることがある程度保障されているため
余程の下手をこかない限り話の途中で失速することもなく、完成度も相応のものができると
考えられるわけであります。

「アーニャ・フォージャー」同様、幼女キャラは本作最大の強みでありますが
逆に言うとそれ以外のところでは見せ場が今一つないというのが、ウイークポイントであります。

今までのところ無難な線をキープできていますが、最後の最後で王道を外れたような
衝撃展開が用意されているのかと言えば、それはなかなか難しいように思えます。

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 302
サンキュー:

4

ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

【失敗作の典型例-4】安易に子供に頼りすぎ →「臭いものには蓋」プロとして最低の仕事ぶり/2023/4/2追記

【レビューNo.48】(初回登録:2023/4/1)
オリジナルアニメで2023年作品。全12話
「糞作品にレビューを書かずにはいられない」という、レビュアーさんの気持ちが初めて
理解できたかも(笑)まあ怒りに任せた緊急レビューということでw

(ストーリー)
一騎と零は裏社会で生きる殺し屋バディ。この日も仕事でターゲットが主催するパーティー
に潜入する。作戦決行の直前何故か4歳の幼女ミリが紛れ込んできて、作戦はハチャメチャ
となるもどうにか任務を完遂。ところがミリは暗殺したターゲットの隠し子だったのだ!
次に母親に子供の引き取りを依頼するも拒否されてしまう。そんなこんなで2人の殺し屋と
幼女の奇妙な同居生活が始まる。

(評 価)
{netabare}・安易に子供に頼りすぎ
 ・「アイデアに困ったら子供と動物を使え!」
  「CM業界の鉄則」で昔そんな話を昔聞いた記憶があり、実際「3B」というものがある
   (美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast))
  らしいのだが、本作も「安易に『幼女』に頼ったな」という印象しかない。
  ・「殺し屋」×「幼女」にすれば、意外性のある面白い作品が作れるだろう
  ・幼女を出しておけば、「萌え」とか見栄えのいい画が描けるだろう
  ・幼女に家族アピールさせとけば、アットホームな作品になるだろう
  という、浅はかな計算しか感じなかったんだよね。
  で、作品を観ると
  ・幼女に家の中を引っ掻き回させ、コメディ展開にするぞ!
   → 回数や限度のバランスを考えず、ミリが邪魔で鬱陶しい存在に感じてしまう。
  ・そろそろ家族愛アピールでアットホームな話入れよか♡
   → とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  ストーリーに自然に馴染ませるのではなく、制作陣の都合だけでミリを動かしてる感
  が強く、ミリの扱いが雑すぎでかわいそうだったなと。(ミリに罪はないのに・・・)
 ・殺し屋と育児の両立について
  本編は「表の優しい育児の顔/裏の非情な殺し屋の顔」の両立をどう描いていくのか
  ・特にこの甘々な世界観で本当に人殺せるの?
  ・で、人を殺した後どの面下げてミリと接していくの?
  ってところに注目していたんだが、そんな心配無用でした。だって殺し屋業開店休業
  中なんだものw最後にミリに危険が迫ったから、大儀名分を得て立ち上がるがそれは  
  別物でしょう!
  結局「一番難しい命題からは、目を逸らして逃げました」という最低の仕事ぶり。
  「じゃあ、なんで『殺し屋』設定にしたの?」と作品の根幹を疑うレベルですね。

・一番かわいそうだったのは、ミリの母親。
 ・個人的には制作陣都合に振り回されてかわいそうだったのは、ミリの母親なのかなと。
  ・2人とミリを同居させたい
   → 子供に愛情を抱けないから、引き取り拒否します!
    → まあわかる
  ・そろそろドラマチックな展開が欲しいな
   → 改心したからミリを引き取りたい(まあ一応裏工作もあったけど)
    → ちょっと待て!なんや、この取ってつけたような展開は?
  ・で、ここからどうやって2人に戻していく?
   → 邪魔やな。殺し屋に母親処分させちゃえ!
    → ファーーーーー!!!!
  ・それで最大の問題「母親が死んだこと隠してるけど、どこで打ち明けるの?」 
   → 面倒なことは先送り、ミリは真っすぐな女子高生に育ちました!!
    → 結局ここでも「臭いものには蓋」ですか(呆れ)
 ・あと、細かい突っ込みとして
  ・最強の殺し屋「小木埜」をどう倒すのか?
   → あれほどの殺し屋が後ろ無警戒で、背中からブスリって・・・
  ・「組織の掟は絶対だ!、地の果てまで追い詰める!!」
   → えー、あれで落とし前が着いたの?!
  ・(話は戻るが)零に初めて「父親の自覚」を持たせるには?
   → 警察官を高圧的にして悪者にしちゃえー?! ・・・etc
 なんというか「ご都合主義の権化」というか、欲しい結果を得るためなら
 ・そのプロセスは何でもあり
 ・都合の悪いところはすっとぼけ
 という、「プロの仕事としてそれはどうなの?」っていうのが多すぎて・・・

「組長娘と世話係」もそうですが、普段は子供でアットホーム感を演出するために血生臭い
設定はなかったように振舞っておいて、いざ新しい展開が必要になったら、ヤクザや殺し屋
らしいことを始めるという、ダブルスタンダードはホンマにやめろや!!
例えば、よく比較対象となる「SPY×FAMILY」は
・偽装家族ということを登場人物も視聴者も分かっているし、コメディに大振りしてるから
 → どこかで本物の家族になりたい
というささやかな願いや多少無茶な言動が受け入れられるわけで、こんな練り込みのない世
界観でこの作品はどこへ向かおうとしていたのか?
なまじ作画やアクションの出来がよかっただけに、余計「殺し屋と育児の両立」というのが
難しく、思いつき感満載の歪な作品に仕上がったという印象ですね。
(個人的には、コメディ/シリアス/ハートフルを作品としてどう扱いたかったのか理解不能
 とりあえず全部ぶっ込んでおけば、何か刺さるやろ位にしか見えなかった)
なんかミリや母親の扱いが酷く、しかも都合に合わせて片方には目をつぶるという、ダブル
スタンダードぶりにご立腹って感じですかね。{/netabare}

最後にちょっと怒り任せてレビューしちゃったんで、乱文お詫び上げますm(_ _;)m

(追 記)
てぶくろさんの
「いざ!アクションホームコメディブームの波に乗れ!」
というのが秀逸で、「そういう企画だけでそれっぽい作品つくりました」と説明されれば、
「なるほど」と確かに腑に落ちますね。

(2022/4/2追記)
追記しようと思ったら、書きたいことは上手くてぶくろさんがアップしてくれてましたね。
>逃げやがったなテメー、話作りの難しいところをサボるなってば。
>ミリちゃんの存在がほぼペットと同義になってしまう

・人物描写をサボっている
 ・ミリや母親は物語を都合よく動かしてくれるための「駒」であり、ことミリに関して
  は家族愛をアピールするための「道具」であり、ほぼ人物描写ができていない。
 ・それは主役2人にもいえることで、エピソード等でこういう過去を持つという「設定」
  は増えていくが、その後まともに向き合っていないから人物描写が浅い。
 ちゃんとキャラと向き合って、人物をしっかり描こうよ。

・話作りの難しいところをサボってる
 ・「殺し屋と育児の両立」については、上述の通り。結局都合の悪い部分から逃げたよね。
 ・上述 >とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  「家族愛」についても結局人物をきちんと描いていないから、「何をしたか」という表
  面上のことしか描けておらず、「同じ時間を共有したから、それはもう『家族』だよね」
  という浅いメッセージしか伝わってこない。

クリエイターなんだから、そういうところで汗をかいてこそ「この作品しっかり練られている
な」と、こちらも心を動かされるわけで、それを微塵も感じられなかったのは残念。
(予め決められたゴールへ最短ルートでサクサクと到着するために、都合のいいものだけ利用
 して、面倒なことから逃げましたとしか思えなかった)
この構図どこかで見たことあるなって思ったら、異世界モノの「スマホ太郎」やん!!
「現世で『スマホ太郎』やりました」って説明されたら、なんかスッキリとするなwww
(「スマホ太郎」に興味を持たれた方は、ググってみてください)

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 361
サンキュー:

8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

犯罪者を主人公にすることの難しさから逃げてしまったのは、大幅な減点です。

 最終話(12話)まで観ました。

 作画は最後まで良く、アクションも迫力もありましたが、脚本が悪すぎます。

 ラストもノリとアクションのみで逃げ切りましたが、納得出来ない方も多いと思います。

 殺し屋は、どう言い訳しても最悪の職業犯罪者です。営利殺人者を良いやつと評価して良いのでしょうか?

 敵役の殺し屋は、女子供でも容赦なく殺す人物でしたが、主人公達も命令があれば同じことをやる連中なのでは?

 最初のルパン三世が殺人も躊躇しないハードボイルド路線で人気が出ず、義賊として人を殺さない宮崎ルパンで国民的キャラになったように、人殺しを受け入れるのはハードルが高いです。

 ゴルゴ13が、実はマイホームパパだったら、作品世界が崩壊します。

 本作品は、殺し屋と子育てという、難しいテーマを設定しながら、ミリがちゃんと育ったから良いだろ的にナァナァにしているのがご都合主義すぎて、良くありませんでした。

 話の流れから、子連れ狼の様に組織の刺客から逃げまくり、戦いまくりながら、ダイゴロウ、チャンの生き様を見ろ!的な話にしたほうがまだ説得力がありました。

 上手く料理出来ていれば、かなり評価されそうな良作だったので、とても残念です。
………………………………………………………………………

 7話まで観てのレビューです。

 作画はとても良く、アクションシーンも良く動きます。ヒロインのミリも、とても可愛く描かれています。

 ただ、「梨花はわたくしのもの」さんや、「てぶくろ」さんのレビューどおり、主人公達の殺し屋設定が上手く活かせれてない印象は受けます。

 7話で、一騎の過去が描かれるのですが、状況的に自宅の近所で殺しをやっているような描写は、流石に無理があります。

 感動回なのに、一般人を巻き込んでの騒動で何で逮捕されない?という疑問を強く感じます。

 この世界は一見平和ですが、そこら中に死体が転がっていても誰も気にしないディストピアなんでしょうか?

 ミリを可愛く活躍させるために平和で豊かな世界を描きたい。飢えた犯罪者予備軍として子供を描くのは避けたいと言うのは分かります。

 ただ、平和な世界だと、たとえ正義の味方だとしても、殺し屋が職業として成立するのは無理があります。

 この、世界観設定の不備が、今後も悪影響を与えて来そうです。

 現代人の考える平和とは、行政機関がきちんと機能していて、飢えや殺人事件が無いことが前提だと思います。

 一般市民の生存権を保障せず、戦争や権力奪取のための武装蜂起以外の市民間の犯罪は自力救済で、民事的問題の解決は、武装犯罪組織に依頼してね!という夜警国家的な社会は、今の感覚では平和で豊かな社会とは言えません。

 7話では、赦しと癒しが描かれていますが、そうなるか?根本的に登場人物の感覚が現代人と異なってないか?と疑問しかありません。

 これからどうなるのか、破綻しないで終われるのか?目が離せません。

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 324
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7

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『2人を守れないならこの腕に意味はない』

殺し屋のイケメン2人が子育てをするホームコメディ

最初ゎSPY×FAMILYに近いものを感じながら視聴してたけど、

面白かった!

今期結構上位で良い作品だったと私ゎ思ってる

零のギャップも含め、殺し屋っぽいことしてる時が最高
作画も内容も高評価🙆‍♀️
歌もとても好きで作品の雰囲気と合ってる!

家族についてのお話で登場人物の成長がとても暖かく感じた

愛剥き出しの一騎に比べて零の成長ゎ普通に泣けた

ラストのボスの行動も親子だな。と思わせるシーンでしたね。

見返したいくらい好きだった作品

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 122
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2

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3人の関係性

殺し屋のバディである2人がミリと出会うことで、変わっていく物語です。殺し屋なので、流血シーンはあります。作画はとても綺麗です。

一騎は料理ができて、感情的になりやすい性格。家事全般を彼が行います。零はクールでゲーム好きなスナイパーです。

3人の関係は、徐々に家族らしくなっていき、それぞれの過去と向き合う時があります。ミリのシーンではほのぼのとして、コミカルですが、任務のシーンでは迫力があるアクションにも注目です。

その後の関係性まで描けていて素敵な作品でした。

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 109
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2

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もう少し 期待してたのだけど・・・

もう少し 期待してたのだけど・・・
残念な 感じに 終了していったって感じですかな

投稿 : 2023/04/02
閲覧 : 83
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1

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ふつー<50>

スパイファミリーが受けたからは企画説明には使っただろうけど、内容的にはスリーメン&ベビーとかさんざん擦られた王道のやーつー。
いたって普通という感想だけど、PAのアニオリとしては成功の部類。

幼女拾って子育て奮闘コメディが主で殺し屋描写は適当。
大オチの組織と縁を切るのも。組織が組織がと言ってた割には父親が納得したら解決だったり。
コメディ部分もにぎやかといった程度で笑いまで持っていけてはいない。
あとは作画でなんとか。


チグ&ハグー<50>
1話視聴。
殺し屋バディが子育て、と。スパイファミリーの支持層は女性が多いから、より女性向けにという感じの企画の立て方なんやろか。
総評的にふつーのオリアニといったところ。

作品世界を示す初回なんだけど、弾は当たらんぜーなオシャンティーリッシュアクションしたかと思えば幼女はリアル調だったり、料理や掃除まめなキャラかと思えば賭博ですったり、どう受け取らせたいねんその描写いるのか、と。
猫を捨てに行くところもダンボールに放置していくのにマフラー渡して優しさをって描写も意図して頭の悪さを描写してるわけでもなさそうで。

ところで、猫捨てたとこから幼女登場のカットに繋いでるから、もしかしてモンタージュ理論的に言えば・・・?
いや、まさかそんな馬鹿な展開を・・・とは思うけど、初回で示してる作り手の資質的に可能性は無限大やね。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 335
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1

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本物の家族になりたくて

これは凄く面白いです!
今期スタートの新規枠で1番面白かったかもしれませんね。
2人の殺し屋の一輝とレイはある日、ターゲットを殺害する任務を達成した後に1人の少女ミリに出会う。
ミリはそのターゲットの娘で母に捨てられた女の子を育てていくって話なんですが。

まず、子育ての苦労の代表格的なのが多いですねww
中々言う事を聞いてくれなかったり、保育園に入れる苦労であったり、友達と喧嘩した理由を話してくれたり、友達に中々馴染めなかったりなど色々と悪戦苦闘しながら子育ての経験がない2人が子育てをします。

2人が楽しそうにミリと接する場面は凄く楽しそうで心が暖まる♪
パパの優しさであったりいきなり子育て始めた戸惑いだったりとかがよく描かれてるし、ミリも子供らしさがよくでてる。

一輝とレイがミリをお菓子で引きつけて仕事に行こうとして途中、ミリにバレてミリがドアを泣きながら叩くシーンとか、私も昔、父が友達の所に遊びに行くと聞いて私は連れて行けないとお母さんとお留守番になるんですが、泣きながら玄関先まで走ってドアを叩いてドア前で崩れて泣いた記憶がありますねw
たまに、ミリを見てたらそうした子供の頃の事を思い出しますので子供らしさも詰め込まれたキャラだなぁ〜と思いました。


実は一輝は昔、奥さんとお腹の中の赤ちゃんを事故で亡くしていたり、レイも殺し屋家系で家庭に問題があったりするわけで、そうした話も中々に面白く楽しめました。
ママ友とも仲良くなるのもいいですねw
馴染んでるwww


一輝の任務中に家族を巻き込んでしまう話も、私は一輝は何も悪くないとは思う。
あんな所に奥さんが居るなんて思わないし一輝は何も悪くない……多分、奥さんもお腹の赤ちゃんも一輝は責めないよ。
不幸な事故だよ。

けどさ、それは第三者だから言える言葉なんだよね。
多分、一輝の立場だとやっぱり自分を責めちゃうと思うんだ。
だから、気持ちはわかるかな?
最後の一輝の「もぅちょっと頑張ってみるか」ってセリフは素敵かな♪


レイは居場所がなかったんだと思います。
家が家だし、、、
けど、ミリと接するウチに自分の居場所を見つけたのかな?と思いました。
最初はミリに苦手意識あったり少しウザそうに相手にしてた感じはしたんですが、少しずつミリを大切に思うようになる描写は素敵。
ミリも最初は「レイくん」って呼んでたけど「レイパパ」に変わったよかったですね。
けど、改めてミリの大切さに気づいたのは誕生日のエピソードかな?



一輝はミリの母に会いにいくのですが……
最低の母親でした。

「あの子とは関係ない」

関係ないわけがない!
たまに親子の縁をきるとかもあるけどさ、あれだって本当の意味では完全に縁を切るなんて事は出来ないと思うんです。
やっぱり親子って事実は無くせないし無くならない。

「あの子を好きで産んだとでも?」

状況なんて関係ないよ。
子供には関係ない……それを子供に押し付けたり当たったりしていい理由になるわけがないですよね。


「もう、あの子の顔なんてみたくない」

だから、捨てたのか……
そんなしょうもない理由で……
全部、自分勝手な理由ばっかりで何一つ伝わらないですね。


「子供が笑いかけてくると殴りたくなる」

子供って解るんです。
お父さんをお母さんを毎日見てるから様子がおかしいなあ?とか疲れてるなぁ〜とか不機嫌だなぁ〜って……

だから、ミリはそんなお母さんが元気になって欲しくて笑ってくれたらって、思って寄り添おうとしてくれてたんじゃないの?
それを殴りたくなるって最低だよ。

けどさ、殴りたくなった、って事は実際殴ってないんだよね?
どうして、そこで踏みとどめられるお母さんが、ミリを捨てるなんて選択肢になるのですか……私には理解出来ない……

母の指示でミリは1人で父の所に向かってます。
1人であんな小さな子にリュックを背負わせて、迷子や事故に巻き込まれたらとかも考えもしなかったの?
平気で子供を捨てられる様な人には考えないか……

で、このお母さん、後日ミリを迎えに来ます。
一輝もレイも警戒心Maxでした。
で、ミリと一緒に暮らしたいと……
男に捨てられて、病気で歌えなくなって、職場をクビになって、いつまで生きられるか解らない?……

確かに、大変だったんだと思います。
けど、それでミリと暮らしたい?勝手すぎでしょう!
自分が捨てて酷い事してるのに、また勝手な我儘でミリを振り回そうとすのは違う。
こんな奴に、ミリは託せないよ。

だって、また環境が変わったらミリはどうなる事やら……正直身勝手が過ぎる。

「私は母親です。一緒に暮らす権利があります」ってよくそんな事言えるなぁ〜と思いますした。
この人に、こんな事言える権利あるの?
その前に、もっと先に言う事あるでしょう。
今更、母親ぶるなよって思いますね。

けどさ、それは多分大人の勝手な気持ちかもしれない。
ミリを見ていたらミリはお母さんが大好きなのが伝わるんです。
自分は捨てられたと言う事実を知らずに……

勿論、母親は許せない……
けど、そんなのは大人の勝手な考えでミリはお母さんが大好きで……
大人の勝手な考えで母親と引き離して、子供の気持ちを無視するのは、どれだけ相手の事を思った選択肢だとしても、それすら勝手な話なのかもしれません。
大切なのは子供の気持ちなのかな?と思ってしまいました。

だからこそ、お母さんと暮らす方がいいのかな……とも……

そして、一輝とレイの組織がミリを消そうとしていました。
だから、2人は母親の元に帰す事を決意する。

これは……ね。
守るなんて選択肢もあるけど、結果ミリを巻き込む事にもなるし、ミリの事を考えたらね……
お母さんの元に帰す……パパとしての精一杯の優しさなのかなと思いました。

傍に居られなくても、安全に元気で楽しく過ごしてくれたら充分かなともね……

そして最後の家族サービスが始まる。
めちゃくちゃ楽しそうに過ごしてて良かったですね。
最後の観覧車は切ないね。
一輝とレイの会話……一輝とレイとミリの家族の会話……夢の時間の終了。

パパ達から最後のサプライズプレゼント……
「ママとのお泊まり会」
お別れ……まっ、本当の事は言えないよね。
別れを言えない別れっのが1番寂しいよね……

一輝とレイはミリが居なくなった違和感に中々慣れなくて……

ミリはお母さんと楽しそうに生きてて……
このお母さんもまぁ……変わろうとはしてるのかな?と。

そんな中、レイのパパがミリを始末すると言い始め、ミリの母と母は襲撃を受ける。
ミリの母は銃撃されてしまう……
徐々に弱っていく中最後は息を引き取ってしまう…………

酷い人だとは思うけど、命の危機の中でも娘を守ろうとしたり、娘の事を最後まで考えたりしてたのは、やっぱりお母さんかな。

それで、一輝とレイの話し合った結果……
一輝の「ミリの痕跡を全て消して遠くの施設に送る」方法と、レイの「ミリを引き取り傍で守る、今度こそミリを幸せにする」どちらにするかの話し合い。

自分達の守りたい者を遠くに預けて、他人の手に委ねるか、守りたい者を自分達の手で守るか、どちらいいのだろうか……
いゃ、違う……どうしたいか。ですね。

2人の選んだ「殺し屋家業を廃業してミリの父親になる。今度こそ本物家族になる」って選択肢は素敵だなぁ〜と思いました。

皆さんは、良い親とはどんな親だと思いますか?

私は良い親とは、子供が自分の両親がお父さんとお母さんで良かった。と思ってくれる両親かな?と思っています。
親と子で接した時間の中で、子供がそう感じてくれたら良い親なのかもしれませんね。

結局、正解なんてないのです。
良い親なのかは子供が決める事だと思うのです。

ミリの「困った時に助けてくれるのがパパなの!」ってセリフがありますが、慣れると思うよ。私は。

2人の背負った罪は消せないし、そのせいでミリからお母さんを奪ってしまったかもしれないけど、私も2人ならミリを幸せに出来るきがするんです。

そして、クリスマス当日。
保育園のクリスマスパーティ当日。
2人の殺し屋は最後の戦いに挑む。
ミリを守るために…父になる為に家族になる為に小さな平和を守るための戦い。

組織に乗り込む。
この作品、2人は殺し屋ですが、殺し屋としての場面は少なくて本格的な戦いでしたね。
敵の組織のメンバーは少ない気もするけどこんなもんなんでしょうか?


レイvsボス……
ミリの為に組織を抜ける事を告げるレイ。
いつもは最後はボスの言いなりだったけど今回は自分の意思は一切曲げない。
守るものがある人は強くなれますね。

レイは結局、ボスは殺さなかった……いゃ多分……殺せなかった……そもそも殺すつもりはなかったんだと思います。

結局、父親なんですよね……
殺し屋のボスと息子だろうと親子でレイも知ってるから沢山の暖かさを

だから「殺し屋の血が邪魔して2人を守れないならこの手に意味はない!」ってセリフで自分の殺し屋としての価値を下げる事を選んだ。
ボスを撃つのではなく価値を下げて説得する。

ボスもレイを最後に撃とうとしたけど、撃たなかった。
殺し屋のレイなら彼は撃ったかもしれない……
けど、目の前に居るのは殺し屋のレイじゃなくて息子のレイだからね。

殺し屋としては甘々かもしれないけど、父親としては優しさ選択だと私は思います。


一輝とレイがクリスマス会に来たけどボロボロwww
でも、カッコイイお父さんだって思うよ。
クリスマス会の写真がいいよね。
運動会の時は殺し屋だから痕跡を残しちゃいけなかったから、渋々応じた記念日写真も、今なら大丈夫。
お父さんだから、ただの普通の家族の記念写真だから。

ミリ!
大きくなったねww
JKだww

一輝の心配していた不良娘にならなかったんだねw
2人が頑張って子育てしてたのが伝わるなぁ〜
レイは相変わらずフレンチトーストだけしか作れないけどお店の看板商品なんだねw

一輝は相変わらずの女遊びしてるだw
「ゲームは下手だけど女に金を使うのは得意なんだ」とかダサいセリフを娘聞かせてた時を思い出すww

きっと、一輝が店を抜け出して女遊びしてミリに叱られてレイがため息ついてるような日々が何か目に見えるww

きっとミリがそんな普通の幸せを2人に教えてくれて、レイと一輝が母親の分まで沢山愛情をくれたんだね。

親子がテーマにされていて、家族だから感じる暖かさがある作品ですね。
殺し屋って言うけどそんな殺し屋ではなく子育てに物語の視点を置いていた点は良かったかな。
あと、やっぱり、殺し屋を辞めて父親になるって決意もかっこよかったし、殺し屋が父親になるまでの心境の変化も描かれて良かったかな。

最後のシーンで2人の頑張りも伝わったし上手く完結したかな?と思いますw

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 123
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11

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そうなりましたか・・

作画と動きは素晴らしい。
殺し屋という裏稼業をしている二人が、
流れ的にミリという女の子の面倒を見なければならなくなった話。
この作品の感想というと、うーーんとなってしまう。
最後はハッピーエンドで良かったね、となるのだが・・。
{netabare}
ホントの父と母の真実をミリは聞いたうえで高校生にまでなったと思うが、
二人を恨んだりしなかったのだろうか。
ミリが奇跡的にも良い子だったということなのか。
心理的な深堀はなく、淡々と事実だけが描かれていく作品なので、
状況判断するしかない。
それは零が組織から抜けるときも感じた。あんなんで大丈夫なの?
判断材料が極端に少ないため、どうにもリアリティに欠けるという印象を受けてしまった。{/netabare}

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 126
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2

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ミリちゃんかわいかった

ミリちゃんかわいかった

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 92
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1

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ありがとう、P.A.WORKS!いい作品でした!

詳細は公式でも。

殺し屋のバディ、一騎と零。きっちりとした生活を好むが女にだらしない居候の一騎、ゲーム好きのヒキニートの零。でも、仕事はきっちりこなすコンビ。

そんなふたりにクリスマスの日に依頼が。
そんな折、2人の前に現れた幼女・ミリ。実は彼女は…

というお話。

大人ふたりと幼女が、疑似家族を形成して生活を共にするという構図は、そうですね。「SPY×FAMILY」と同じです。こちらは大人ふたりがアサシンですが。性別も違いますが。

うん。初回は上々の滑り出しだったんじゃないでしょうか。
まあ、これからの展開次第ではありますが、第一印象は悪くなかったと思います。作画も、さすがのP.A.WORKS。カーチェイスもガンアクションもよく動く。

ただ、1点だけ不安なのが、原案・シリーズ構成にニトロプラスの下倉バイオ氏が入っていること。駄作「東京24区」を手掛けた方なので…

とりあえず初回は問題なかった(「東京24区」もそうだったけど…)ので、今後に期待しましょう。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
紆余曲折あって、零が父親と訣別。そして3人は本当の家族になったのでした。めでたしめでたし。

競馬用語に「テンよし、中よし、終いよし」という言葉があります。スタートからゴールまで、理想的に進んで勝つといった意味ですが、まさに本作は「テンよし、中よし、終いよし」という感じでした。

アニオリ作品だけに、先が読めない展開にワクワクドキドキさせられました。そして最終話では、そういう落とし所にしてくるんだ、って感心しました。やー、ミリちゃん可愛いですね。

キャラの配置的に、某スパイ家族と類似していると思いましたが、僕の中では「大差勝ち」です。後出しジャンケンと言えなくもないけど、後出しだからこそ上回らなければ意味がない! それに十分すぎるぐらい応えてくれました。

やー、こういう良作を出してくるからP.A.WORKSは嫌いになれないんですよね。「パリピ孔明」「アキバ冥途戦争」そして「Buddy Daddies」と3連続ヒット。猛打賞ですね笑

こりゃ、春からの「スキロー」にも大きな期待ができそうですね。
{/netabare}

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 257
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5

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

放送時期とか色々悪い・・・

P.A.WORKSなので作画は安定。

偽装家族→「SPY×FAMILY」
ダブル父親&ガンアクション→「リコリス・リコイル」

どちらと比較しても、劣化版としか言えないかな・・・
ミリが回を重ねるごとにウザさが増していくのが、
個人的にはマイナスも大きい。

P.A.WORKSのお仕事シリーズなら、女性キャラメインの方が、
やはり当り確率高いのでは?と。

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 117
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2

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

飽きた

最早1話で飽きた
3話くらいまできたけど
子供介入しなくてよかったと
バディの意味なくないか?

投稿 : 2023/03/27
閲覧 : 77
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1

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あ、P.A.works今期出してたんだっていう作品

殺し屋2人のパパとミリと呼ばれる少女3人が紡ぐファミリーアニメ。まぁ良くも悪くもない微妙なPA作品。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 119
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1

BCixY08611 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

スパイファミリーの二番煎じ!!と結論付けるのは時期尚早では?

辛口コメントが多いですが、とりあえず10話見た現時点では良作。
舌が肥えている人達が多いので、声を大にして言えませんが
個人的には見て良かったと思える作品です。
特に、保育園や児童福祉に興味があったり働いている人や子育て世代には
それなりに響くアニメだと私はおもいます。
感情移入の強い外国人の方達には好評のようです。
裏稼業&疑似家族がSPYFを連想させるので、そこらへんを考えると
評価が低く見積もられるのは仕方ないのかもしれない。
記憶をなくして1から見たい!と思う作品と同じように
類似作品との相対評価で見てしまうと、悪いバイアスで
アニメを純粋に楽しめなくなるなって思う。
あと3話、楽しみにしています。

投稿 : 2023/03/21
閲覧 : 145
サンキュー:

3

ネタバレ

あらにぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

タイトルなし

世界観の設定がよくわからない
殺し屋が 近所で?殺しをして回ってる
のに 説明が一ミリもされてないのは
違和感しかない  でもまあ
日本にもヤクザはいるし 本職の殺し屋も
間違いなく見えないだけで いるにはいる
そんな中 幼稚園もホテルデパートも
その辺にいくつもあるから
別におかしくはないのだろう

だから
その辺は強く気にならなった 
なんたってキャラはいいからね

投稿 : 2023/03/18
閲覧 : 133
サンキュー:

1

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

相変わらずのP.A.WORKS…

 
録りためてたので今さら視聴開始、即脱落。

何が楽しいのか全くわからない。1話から全然ダメで切ろうと思ったが一応3話まで観て思い残すことなく脱落決定。相変わらず「作画のみのP.A.」健在を見せつけられた。

今回は個人的な嗜好からハズレまくってるのも大きい。コメディでドンパチやってる殺人者と天真爛漫?な幼女の組み合わせからして寒い。
あくまで3話までだが幼女はウルサイだけで感じ悪いし、大人2人のバディ感もまるで無し。今後どうにかなるとしても3話まででこれだけツカミが酷く中身が無いと期待も持てない。良かったことといえば、マンガ等の原作がない柿原さんなら切りやすいことかな。

作画は結構いい感じ…というかそれだけ。
にしてもどっかの幼女と違って全然カワイクナイ幼女とか残念すぎ。作中、基本的にイイ人が見当たらないのも致命的。

投稿 : 2023/03/10
閲覧 : 222
サンキュー:

2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:----

一見するとゴールデンで放送されてもおかしくない絵柄だと思ったけれども

わりとスタイリッシュな感じのアクションアニメといった側面もあるかな。

全体的にコミカルで、イケメンな男二人で女の子の面倒を見るというのは内容的には深夜ではなく、ゴールデンの時間帯でも問題ないのではと一瞬思いましたが二人の男が殺し屋で職業柄、どんどん人を殺していくシーンがあるので、これは深夜の内容だなと納得。

料理の作画がかなりレベル高いのだが、それはどちらかといえば作ってる人の料理スキルの高さを誇示している意味合いが強い印象で、個人的にはそこまで飯テロ感は感じない。そして、アクションシーンもキレがありながらオシャレなのですが、人がバタバタ死んでいくのをサラッと流していく感じゆえ悪く言えば命を軽視している印象でちょっとあれかな。

何よりメインの女の子の可愛さがあまり伝わらず個人的には鬱陶しい印象が強く感情移入しづらいのが難点で、総じて質は高そうながら自分には肌の合わない作品でした。

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 179
サンキュー:

6

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:今観てる

東京24区の2周目を見てる気分

アキバ冥途戦争に続くP.A WORKS産のオリジナルアニメ。イケメンの殺し屋二人がミッション中に偶然幼女を拾い、育てるという内容。
良い点は作画が良く、アクションシーンのレベルはかなり高い。前作のアキバ冥途戦争を思わせる出来になっています。声優や音楽も気合いが入っており、登場人物の掘り下げも塩梅が良い。1話の掴みは悪くないです。
懸念点は脚本、ストーリー構成が下倉バイオだということ。彼が以前手掛けた東京24区はシナリオが破綻しており、完走した私の評価としてはクソアニメと認定するには十分なレベルでした。
あちらと同じように当作品もツッコミどころが多い。防弾に使ったプレートが異様に硬過ぎるとか、潜入の仕方があまりにも下手だったり、カーチェイスのシーンで潜入してる奴がいるなら追わなくても良くね、など、よくよく見るとガバガバです。
しかしながら1話から色々おかしかった東京24区と較べると良くできてはいると思います。

6話まで観て
ここまで観て思ったのは殺し屋と子育ての相性が悪過ぎること。ミリに殺人の片棒を担がせるわけにはいかないから必然的にストーリーの展開がミリによる殺し屋の仕事の邪魔か最近やっている話である殺し屋とほとんど関係無い子育ての話の二つに絞られる。
こうなると話の幅を拡げられず、必然的に殺し屋要素が要らないという結論に至るんですよね。ミリがいるためにまともに殺せない以上、彼女を絡めた殺し屋の話をするなら誰かにミリを誘拐させて一騎たちが助けるくらいしかカタルシスのある話を作れないから展開が読みやすくなるし、それ以外だと後味が悪い話にしかならないしでこの組み合わせだと面白くするには相当の技量が必要なことが伺えます。
現に殺し屋と子供の要素をうまく合わせられておらず、それぞれの要素を独立した話でバラバラに展開しているので、安易にSPY×FAMILYの流行に乗っかろうとして失敗したようにしか思えなくなっています。
また、この作品は露骨な悪役を出して株を上げる展開を作ることもかなり多い。
絶対いないとは言わないけど日本の警官が子供にあんなに威圧的にはまずならんでしょ。この作品世界はどこのスラム街ですか。零の株を上げたいがためにモブを露骨な舞台装置にしてるのが透けて見える。
6話のコンビニ強盗も子供から弁当を巻き上げようしており、めちゃくちゃダサかった。こんなしょうもない奴を倒しても盛り上がらないです。もうちょっとまともな展開は無かったのでしょうか。
他にも一騎が24区のシュウタみたいな力の無い偽善者路線に入りかけているのも気になるところ。ミリの子育てに忙殺されていて殺し屋としての仕事があまりできておらず、口だけ達者な情けないキャラになっています。シュウタと違ってすぐウジウジしないところはまだ良いですが、やはりこの点は24区を思い出して不安になる部分です。

頼むから東京24区ルートはやめてほしいです。

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 321
サンキュー:

3

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

SPY×FAMILYを真似てるとは思わないけど

スパイ。。は偽装家族
こちらは子育てメインなので
目的は違うとは思うけど
殺し屋である意味がないような

殺し屋ということで深夜なら
ミスのできないエリートサラリーマンか探偵とかでよかったんじゃないかな主人公の設定

子育て大変なあるあるを入れてるようなので
お子さんがいる親でイケメンキャラ好きな方がターゲットかな。。って
なんか難しいねぇ、ターゲット。。

ぐっとくる話もなかったので半クールで脱落。。

脱落した6話
おもちゃの銃を持った悪党ヅラのおっさんが子供の弁当とるってどこの国の話?

投稿 : 2023/02/11
閲覧 : 155
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

悪夢再び

イケメン殺し屋コンビ&幼女というアレ。
時流に乗るのはビジネスの鉄則。

物語・いつもの
作画・色使いだけはいい
声優・ふつう
音楽・信じられないレベルで劇伴がダサい
キャラ・ビジュアルだけはいい

野崎まどレベルに悪名轟くバイオさん原案シリ構。以上。

01
売れ線に乗っかるのは全然いいのです。作画は悪くないので踊る気満々でした。殺し屋コンビの幼女育成奮闘記。ありえない設定を楽しむのがアニメの醍醐味。幼女はSPY×FAMILYの後釜狙いではなく、イケメンの株を上げる小道具でしょうか。どちらかというとイケメン版リコリスリコイルかも。時代がまだBLを許容出来てない以上、イケメンアニメの類型は限られて同じ構造には出来ないだけで。

ニトロプラスで察し、の令和の子供すら騙せない子供騙し。エロゲは目的があるのでガバガバで構わないのでしょうが、なんでこの人は一般向けイケメンアニメに手を出しちゃうのか。アレだってコレだってエロゲで培ってきた強みをなんら活かせない作風。あの虚淵さんだってちゃんと自分の強みを理解して深夜アニメしか作ってない。自分に出来ることを自覚して出来ないことは一切やらないのが虚淵さんの凄さ。ああそうか虚淵さんと同じ土俵では勝てないとわかってるってことかな。虚淵さんでも一般向けアニメは無理なのになぜ張り合っちゃうのか。

エロゲアニメでいうなら自身の犯した過ちを被害者の子供本人にコストなし無条件で許して欲しいっていうクラナドも吐き気がするほどの身勝手さ。深夜アニメってのはある意味ケア動画なのであれがいいってのは理解はできた。でも今は一般向けですら親の都合を子供に簡単に完全に理解してもらおうだなんてエスパー忖度幼女キャラが流行るっていう醜悪さ。アーニャ可愛いってそりゃ可愛いでしょうよ都合が良過ぎるんだから。今はこういう肌触りのいいものしか売れない時代なのか。売れるものしか作れない業界は衰退の道を辿ってることに他ならないのだが、これからはAIがなんでもつくってくれる。というか人類は自分に都合のいいAIを愛でることしかできなくなるのでしょう。

リコリコ同様キャラが良ければ全てヨシ。リコリコ信者はアンチの目線で見れるのである意味貴重な学びを得る体験ができると思います。信じられないでしょうがこれをカッコいい!可愛い!面白い!という方もいるのです。誰かの萌えは誰かの萎え。芸術に触れる大事さというのは感じ方は人それぞれ違うということを可視化出来ること。その真髄を知らしめてくれるこの作品の存在に我々は感謝するべきなのでしょう。

ホテルのトレーが硬いという知見をもたらしてくれる作品。というかあえてのトンチキ描写もリコリコメソッドなのか。それよりもあのネコ。戻すのがありえないとかもうそういうのはどうでもよくて、あのネコの顔面をひざうえみたいな作画にしたのが本当に信じられない。使い捨てのキャラ説明の小道具でしかないとしても、だからこそ細かいところの積み重ねが大事でしょうよ。設定がありえないのは全然いい。もうコイツを脚本に使うことがありえない。そして劇伴も信じられないくらいにダサい。耳障りとかそういうレベルじゃない。

つまりゴミ。

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 152

*** さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

作画は良かった

1〜3話まで作画は良かった。
ストーリーや演出にリアリティはないけど、そもそも殺し屋の若い男2人が子育てをするって設定から現実味がないんだし、その辺はまぁ...
とりあえず飽きるまでは続けて見てみようと思ってる。

スパイファミリーと比較されてる意味がわからないんだけどなんで??まさかメインキャラに幼女がいるから???

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 278
サンキュー:

1

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

コメディ寄り

ハードなモノでは無く、コメディ寄りの作品みたい。
いろいろ銃撃戦にツッコミを入れたくなる演出だが、まあ、娯楽アニメとしては普通かな。
本当に実子なのかは、写真だけなら何とも言えないだろうが、男には確認のしようが無いのも事実だな。
写真の金髪男はてっきり主役の金髪の方だと思ってたら、ターゲットのマフィアの野郎だったのか、ぢゃんと見て無かったな……。

こちらもいい年なので、子供がフォークを持って走り回ると、危ない! と良くない意味でハラハラしますし、家に一人で置き去りも、トイレにすぐに対応しないのもネグレクトが連想されて、アクションでのハラハラでは無く、嫌なハラハラになってしまっています。

アクションも今どきだとちょっと雑。コメディだからこんなものかもだが。
主役の声優二人のアニラジでも、ネタにしていた。そう感じるよね。

投稿 : 2023/01/20
閲覧 : 181
サンキュー:

1

ネタバレ

あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

スパイファミリーに似てるようで…

ストーリーに深みなし
雰囲気がなんとなくカッコよければよし的な感じ。

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 235
サンキュー:

2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

質は高めですが、キャラに好感が持てない… 大幅劣化版スパイファミリーです

今期はアニメの本数が多くて、かつ全体的に質が高い作品が多くて、どれを残すか悩ましいです。
本作もクオリティそのものは高めでした。

ですが、ちょっとキャラに好感が持てなかったですね。
男2人が父親を務めるわけですが、金髪の方は血の繋がらない父親ではなく片方は普通に父親。
だったら育てて当然ですよね。
スパイの仕事をしているからでしょうが普通にモテる男でイケメンで仕事も有能で… はいはい。まあムカつきますね。

別にゲイカップルというわけでもなくバディをやりながら父親も、という感じなのでしょうか。
黒髪の方は普通にとばっちりなのでは…。
まあ、こちらも別に性格が良かったり好感の持てるタイプではないので別に良いですが。

で、子供もとても愛らしいかというとむしろムカつく。いや動くなと言われたら動くな。
まあ子供ってのはそんなものですが、でもね。

まあ、昔からアニメに子供が出てくると大体こんな感じで、糞ムカついてヘイトを一身に集めるガキが多かったんですよね。

近年は健気な可愛らしい子供も増えましたが…。
アーニャは本当に珍しいんですよ。あんなにトラブルメーカーなのに、たまらなく可愛いというのは。
奇跡のバランスですね。

それらのバランスが全然取れていない、劣化版スパイファミリーなので、全然代わりになりません。これは見なくて良いですね。

というわけで切れるのはありがたいですね。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 229
サンキュー:

4

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Buddy Daddies[バディダディーズ]のストーリー・あらすじ

殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ! (TVアニメ動画『Buddy Daddies[バディダディーズ]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年冬アニメ

スタッフ

原作:KRM’s HOME
監督:浅井義之
ストーリー原案:下倉バイオ(ニトロプラス)
シリーズ構成:柿原優子、下倉バイオ(ニトロプラス)
キャラクター原案:エナミカツミ
キャラクターデザイン/総作画監督:佐古宗一郎
総作画監督:さとう沙名栄
衣装設定:石井かおり
プロップ設定:鍋田香代子
銃器設定:秋篠 Denforword 日和
美術設定:竹内志保、牧野博美
美術監督:杉浦美穂
色彩設計:中野尚美
撮影監督:川瀬輝之
3D監督:鈴木晴輝
2Dworks:向井吉秀(J.C.STAFF)
特殊効果:村上正博
編集:髙橋歩
音楽:北川勝利(ROUND TABLE)
音響監督:飯田里樹
音響効果:小山恭正
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
制作:P.A.WORKS

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