テングタケ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ポリゴン星矢の第2期(追記)
1期は原作を借りつつ終盤はオリジナルストーリーでしたが、2期ではわりと十二宮編に準拠して作られています。と言っても尺合わせのために、スターヒルでの試練とか骸骨聖闘士(原作でムウの館の前に出てきたやつ)とかオリジナルを混ぜていますが、まあ悪くないです。
というか原作が面白いのでやっぱりアニメ化されても面白いです。この頃の車田正美は神掛かっていました。
何度も敵の攻撃を喰らいながら、対策を編み出していく面白さよ。もしアルデバランの登場が冥界編だったとしたら、
牛「グレートホーン!」
星「うわあ〜」
牛「グレートホーン!」
星「聖闘士に同じ技は通用しない!流星拳!」
牛「ぐわあぁ〜」
というつまらない展開になってたはず。
ちなみに脚本が外人さんなので、居合い云々は丸々カットでした。
あと超異次元対決の処女宮編は、日本人の仏教感を共有しない外人さんにはワケワカメだったのでは?天舞宝輪の曼荼羅がスコンスコンと出てくるところはカッコ良かったです。ただ一輝がボカンと自爆したあと、空から黄金聖衣が降ってきて勝手に組み立てられる余韻が欲しかったです。あと、フェニックスの聖衣だけじゃなく一輝自身も灰から生き返ったのは笑えました。もはや人間じゃねえ。
瞬が女体化したのでジュネは出てこないかと思いましたが、以外にもアニオリの出番がたっぷり与えられてます。ジュネってこんなオキャンな娘だったかな?
ちょっとだけ期待してた瞬の温めシーンはエロくなかったです。旧TV版でももうちょっとエロかったような?♂×♂ですが。
あと原作に合わせてカシオスが無理やり再登場します。死んだはずだよカシオスさん。まあすぐ死にます。
オープニングとエンディングは1期と同じです。オープニングについては以前書いたのでエンディングについて。ありがちなパワーバラードで英語歌詞の内容も分かりませんが、なぜか気に入りました。
2期はスコーピオンのミロの登場まで。ミロvs氷河とカミュvs氷河の掛け合いは聖闘士星矢屈指の見せ場です。3期が楽しみです。
追記(2025/1/17)
十二宮編の後半を視聴したので追記します。
いや~、やっぱり十二宮編は熱くて面白いです。
ミロ戦は多少物足りなさを感じましたが、カミュ戦、そして原作ではそれほど盛り上がらなかったアフロディーテ戦が良かったです。瞬を女の子に改変したのも結構アリかな?と思ってしまいました。
ストーリーは原作をなぞっていますが、オリキャラが出てきたり、もう一度デスマスクが出てきたり、邪武たち2軍ブロンズ達が、割愛されてたシルバー聖闘士と戦うというオリジナル展開もあります。原作では不遇だったシルバー聖闘士、まあ本作でも扱いは良くはないですが、殺し屋ではなく部活の先輩後輩みたいな感じが微笑ましく思いました。
オリジナル展開がいいアクセントになっているのですが、アテナの予言のくだりはあんまりいい出来ではなかったと思います。謎の予言者は途中からフェードアウトしてしまうし、偽教皇を倒してバンザイバンザイって、おいおい預言では隕石落ちてきて地球が滅ぶんじゃないの?アテナがどうとか言ってる場合ではないのでは。
車田正美と言えば熱くカッコイイ台詞が持ち味なんですが、原作台詞を英訳→和訳しているためか、一語一句同じでないのが少し物足りないでしょうか。まあ旧アニメでも結構改変されていましたが。
CGも綺麗だし声優陣もいい感じのはまり具合なので、このままポセイドン編も製作してくれないでしょうか。世間ではあまり評判が良くないかもしれませんが、私はポセイドン編も大好きです。あとできればアニオリのアスガルド編もお願いします。