llil さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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かがみの孤城の感想・評価はどうでしたか?
llil さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
薄雪草 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
しろくま さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
リタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
想像出来る展開だったけど、それでもお話の中で懸命に生きている子達が
少しずつ明らかにしていく様子を追っていくのがとても面白かった。
音もエンディングもとても良かったし、それぞれのキャラも好き。
クセが強すぎないし、主人公は特にずっと共に進んでいく子なので
可愛いし素直だし愛着持ちやすいキャラだったのが良かった。
真実はいつもひとつ!ってほど真相解明に躍起になるストーリーではない。
マサムネくんの発言はニヤっとなったけど、ゆるく淡い感じの展開に好感がもてた。
観終わった時にエンディングを聴きながら、
あー なんか良いなぁ
ってジーンとした気持ちになったなら、きっと観て良かったはず。
skarubos さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ストーリーもキャラクターも演出も陳腐に感じた。こんなに見ていてはっきりと「つまらなかった」と思ったアニメはなかなかない。原作は読んでいないが本屋大賞を受賞しているくらいだから面白い物語のはずだが。演出がすべて台無しにしてしまっていたか。
主人公のキャラデザがかわいいだけの作品だった。
鸐 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
シームレスな盛り上がり方では無かったが、分かりやすいのは確かで、どこに重点を置くかでが評価が変わるのかなと思う。
私はもっと繊細な方が好き。
ちなみに引っかかった部分は、お城に初めて来たところと、階段のシーン。それと夕方のシーン。
夕方のシーンについては物語に関わる部分では無いが、南東京市という舞台に対し、夕日の太陽が山の反対方向に沈むと言うのはかなり場所が絞られそうだなと思った。
夕日が玄関出て右の方向にあるという事は玄関は南向き。北側や西側に山は無い。南東京と言うくらいだから、多摩とか稲城とかかな…それにしても、あの見え方はよっぽど珍しいよ。
もしかしたら勝手に夕方だと思ってるだけで朝方なのかな。
ルカルカ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
偶然見つけて何となく観た作品でしたが、こういう作品は好きだなと思いました。
物語の構成も良く出来ていて観終った後、とても満足した気持ちになれました。
久しぶりに感想を投稿しましたが、あまり知られていない作品なのでまだ観ていない人に観て欲しいと思い感想を書きました。
ネタバレは避けたかったのでざっくりな感想しか書けなかったのですが、多くの人におススメしたい作品です。
やまげん さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作は読んでいない。TVで放送されたものを視聴
絵はきれいだし、ストーリーもきれいにまとまっている。原作小説は上下巻合わせて800頁ほどある作品のようなので、けっこう端折って映像化されたであろうことは想像に難くない。でもそれを感じさせなかったので、上手くまとめたのだろう。内容的には中高生向けの作品だと思う
{netabare}集まった7人の年代が違っていたという部分だが、ちょっと苦しいと思う。特に、スバルとマサムネは一緒にゲームをしていたと言っていたが、二人の年代は30年近く離れているから、特にスバルはゲームが自分のいる時代より進み過ぎていることの不自然さに気づくはず
この「実は年代が違いました」という設定は他の作品でも見ることがあるけど、たいてい「いやお互い話していくうちに気づくやろ」という感想が真っ先に来てしまい、あんまり好きな設定ではない{/netabare}
声優はタレントを多く起用していて、上手ではなかったけど、聞いていられないほどではなく、他のタレントを起用したアニメ映画に比べたらかなり良いほうだと思う
あと さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
7人の不登校の少年少女が謎のお城で居場所をともにしていくアニメ。キャラデザは非常に好きな感じで、作画に関しては劇場作品なのでクオリティは高かったです。アニメとして面白いような演出がなかったり、盛り上がりがあまりなかったり、予想の域を超えてくるような面白さはなかったです。
で、前半は退屈なストーリーがだいぶ続くのですが後半で急加速して展開していくのもテンポ感で、原作を読んでいないので知らないのですが、想像できるような要素や余地をカットしてこころちゃんをメインに据えたのでなくなく他のキャラの描写や話の伏線が入らなかったんだろうと思うんですが、それにしても消化不良でしたね。伏線回収も曖昧だし用意されていた結末に向かっているだけのような気がして驚きがなかったです。話のキーとしてこのキャラたちの成長を見たかったのですがそれが見られずギミックの種明かしという推理小説のような種明かしをアニメ化するとこうなるという肩透かしのようなオチへの持って生き方でどうにも感動できず。話としてはいいとは思うのの、それに持っていくまでの過程がなんだか飲み込めなかった。かがみの孤城のシステム的な面も完全に謎のまま。
一番はいじめをテーマにしていて伝えたいメッセージがなんだったの?というところがよくわからなかった。こころちゃんが学校に行けたしみんなハッピーだったから良かったね、になるのか?いじめとどう向き合うのか、何を得たのか、というところが得られず、何も変わってないんだからまた学校生活でいじめに合うじゃんねこれと思うだけだった。
ゆかたん半島 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
小説を読んだ後にみました、
イメージが全て壊れた。
声優が残念すぎる。
作画や、キャラクター、ストーリー全てにおいて
裏切られた感が強い…
どうか、映像化に潰されずに原作を読んで
自分のキャラクターをイメージして読んでもらいたい
ato00 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
赤ずきん、狼、鏡、絶海の城等々。
至る所にファンタジーミステリー要素を散りばめた青春SF作品です。
主要登場人物は中学生の男女7人。
それぞれに何かしら心に秘めているような。
鏡を通して孤城に集められ、鍵探しにより願いを叶える。
その暁には、記憶を失うという。
一見単純だけど、それぞれの想いが交差して気になるストーリーでした。
{netabare}最大の謎は、何故この7人が集められたか。
ラストに明かされるその答えが、意外性のあるものでした。
それはともかく孤城での集いは楽しいようで、次第に打ち解ける面々。
しかし、各人が抱える問題も根深く、己のことは話したがらないようです。
現実世界と孤城との行き来により、様々な事件が発生します。
そんな中で少しずつ互いの素性が明らかに。
そして、タイムリミット直前の大事件。
それは、偶然を装って置きながら、仕組まれたことのように思えました。
記憶の消える直前の、狼さまの「善処する」
その口元がすべてを物語っているのでしょう。
結局、こころとリオンの物語だったのかな。
後味の良い感動に包まれて心地よかったです。{/netabare}
チャリア さんの感想・評価
4.1
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ファンタジー作品です。この作品も大好きです。好きな作品トップ10にはいるでしょう。作品を作った時の監督の話ですが、「現実の世界には“かがみの孤城”はないので、僕らは何かしらそういう子どもたちのことをちゃんと忘れずに、何かできる小さいことをできればいいなと思ってます。」という言葉も含めて、心に来るものがありました
タイラーオースティン さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
居場所を失っている子供たちに対して、ちょっと生きるヒントを与えてあげるような、決して甘くない世界だけれど、それでも道は見つけられる、そんな物語。誠実で丁寧な作りの映画。
物語にはいくつかの秘密があって、進行と共に明かされてゆく。7人の最初の距離感ならともかく時間を経た上での関係性を考えたら、そこまで延々気付かないのって不自然じゃない?って思うような秘密も複数あるのだけれど、それは作劇上、仕方ないと割り切っているのかな。描かれる期間が割と長いゆえに7人が結びついてゆく時間も多いと思う。意識し過ぎてしまうがゆえに逆に人との距離感を測るのが苦手なコたちゆえのぎこちなさゆえと解釈すべきなのかも。
真面目に作られた映画なのだけれどちょっと物足らなさというか贅沢な注文を言ってしまうとアニメーションとしてのダイナミズムとか躍動感とか、そういうワクワクした感じに乏しいと思った。原恵一監督は『クレしん』映画の時代にはそういう映像がいっぱい溢れていたのだけれど、それより後は誠実、丁寧、真面目の方は目立つものの絵が動いて楽しいって方面にはあんまり…みたいな印象。キャラクターデザインもアニメートも背景美術も決して悪くはないのだけれど、テレビアニメでも今はクオリティの高い作品が多いので、そこから映画として原恵一監督作品としての特別さというのは感じられなかったです。
映画の中に存在する最も大切な要素、その場所やトリックや構造がいかにテーマを語っているのか、見終わってじっくり考察してみるのもいいかもしれない。
esuriki さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2022年前後に公開されたアニメ単独映画としては,秀逸な出来だと思い書かせていただきます。たいていの作品がそうであるように、劇場で見て、感動を通り越したのでBlu-rayまで手に入れました。
2018年の本屋大賞の小説が,アニメ映画化されたとのことですが,もともとが良かったことも有り,映画化されるならもっと早い方が良かったかもしれません。
しかしながら,原作よりも私は映画の方が「訴える力があり」映画化されるまでの4年間以上?のタイムラグを感じさせない仕上がりになった作品だと思います。加えて、中学生はもとより大人まで見られて,それぞれの経験や見解と照らし合わせながら見られる万人向きの作品だと思います。
よく「いじめ」や「不登校」にかかわって感想を述べたレビューや大人批判・教育者や学校批判と絡めて、感想を書いたものを読みますが,私は真っ向からとまではいかなくとも,違うなと思っています。
「不登校」やそれに起因する「いじめ」『を』描いているのではなく,「不登校」やそれに起因する「いじめ」『で』(それをたまたま題材として)ヒロインの「こころ」をはじめとする思春期の7人が大人や同年代の中学生への確執,葛藤を描きつつ「一歩二歩」と成長していく純粋な物語だと思っています。
オオカミと7匹の子ヤギの取り上げ方にしても、一種の題材として原作者の考えた味付けとして考えていますし「巧妙」だなと感心します。
いかんせん,確かに映画の冒頭から,あちこちに「ネタバレ」の伏線(ヒント)がたくさんあって,勘の鋭い方には面白くないかもしれませんが,それを差し引いても立派な青春成長物語だと評価したいです。
リオンの「お姉ちゃんを家に・・・」という願いも、こころちゃんの願いもどっちが,大きくてどっちが小さいかなどとは思いません。
人は皆,精一杯生きている中でこうなりたい,こうしたいという願いがあり,凝り固まったときには現実から脱皮したいものです。
令和になった今でも学校や学歴に価値を置く人たちはたくさんいますし、それもまちがっはいませんが,「たかが学校」という考え方も「あり」だと思います。必要に迫られれば,あるいは興味関心を持てば,年齢がいくつであっても勉強する場所も機会も豊富にある・選べる時代です。
個人的な話ですが私も、社会人「も」入れる国立大の大学院で学びましたし、娘の一人は,公立高校をこの映画の題材のような事情で中退しましたが,紆余曲折を経て4年制大学まで進み卒業しました。
その気になれば、大切な「命や健康」と少しのお金さえあれば,勉強の挽回はいつでもできす。
私は仕事柄と大学院でなるべく批判的に物事をとらえないように訓練されましたが,ややもすると「かがみの孤城」を「批判的な捉え方」をしている人たちに、視点を変えて再度じっくり見てほしいなと思うヒューマンドラマだと確信しています。
フリ-クス さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
むかし、絶対音感のあるアメリカのジャズメンと飲んでいて、
ワタシ、日本のブンカは尊重してるんですが、
カラオケにはまず行きません。
音酔いというか、
機械のオンテイが不安定なので気持ち悪くなってしまうんですよ。
いまは世界中どこにでもカラオケがあって困ったものです。
なんてグチっぽい話を聞かせてもらいました。
拙にはゼッタイオンカンなんて大層なものはなく、
そういうご苦労ははかりかねるのですが、
そいじゃま次は女の子のいる店にしましょうかと言うと、えらく喜んでいました。
(おかげで死ぬほど払わされましたが)
もちろんプロミュージシャンにもカラオケ好きはいますし、
そこんところは人それぞれかと。
ただ、むかしザ・バンドとボブ・ディランがセッションしてた時、
ディランのギターがあまりにも気に障るので、
アンプからプラグをロビー・ロバートソンが引っこ抜いた、
なんて話もありましたよね。
気になる方はやっぱどうしようもなく気になるようであります。
なんでこんなこと書いているかというと、
僕はオンガクに関してはけっこう許容できるんですが、
お芝居に関してはダメだからなのであります。
ただ『それっぽく』演っているだけのお芝居
ジブンだったらと考え『役ではなく自分』で演ってるお芝居
気持ちばかり先行して『技術が追いついていない』お芝居
そういう『予選も通らない演劇部』レベルのお芝居って、
学園祭なんかだと微笑ましく見ていられるんですが、
商業作品になるとマジでダメで、ココロがささくれ立ってしまうんです。
で、本作『かがみの孤城』は、
辻村深月さんの同名小説を原作とした長編劇場アニメですね。
原作は未読なんですが脚本がかなりよく、
すぐれた脚本をつたない芝居でブチ壊している『よくある作品』のひとつです。
(少なくとも僕の耳にはそう聞こえます)
制作はみんな大好きA-1ピクチャーズ。
2022年12月の公開で、
興行収入10億円を突破していますから、
日本語でいうところの『スマッシュヒット』作にあたるのかしら。
{netabare}
ちなみに『スマッシュヒット』というのが、
いわゆる『そこそこのヒット』を意味するのはニッポンだけですね。
英語の『smash hit』は『大ヒット』という意味になります。
そこそこのヒットは『moderate hit』。
いわゆる『マンション』と『mansion』の違いみたいなものであります。
{/netabare}
お話は、明確なメッセージ性のあるファンタジーかと。
さまざまな理由で不登校になっている(ひとり違うけど)7人の中学生が、
鏡の向こうにある孤城に集められ、
なんでも願いをかなえてくれる『願いの鍵』を探すという物語です。
少年少女たちは現実世界と鏡の世界をいったりきたりしながら、
ちょっとずつ、お互いに心を通わせていきます。
けっこうリアルで残酷なそれぞれの事情が少しずつ語られ、
無慈悲で理不尽な現実世界に対峙するための『心や勇気』みたいなものが、
そうした交流を通じて芽生えていく。
そんな感じの組み立てが大きな流れになっております。
そう書いてしまうとなにやらセッキョ-くさい作品っぽいですが、
エンタメらしいギミックがあちこちに施されており、
山あり谷ありで飽きさせないまま、ラストまで突っ走っていきます。
丸尾みほさんによる脚本は、
原作の良さ(しつこいですが未読です)もあるのだろうけれど、
秀逸そのもの。
不登校になった原因の『いじめ』の書き方もそうなのですが、
そのことによってトラウマを植えつけられてしまった少年少女たちの、
・正論を絵空事にしか感じられなくなっている心の歪み
・自責・他責にすっぱり線を引けない未成熟さ
・自己憐憫と自己批判が渦巻き、極端に狭くなっている視野
みたいなものが飾らない言葉で切々と描かれています。
そこがきちんと描けているからこそ、
彼らの抱えている問題が
こういうファンタジーが存在しないと解決できなかった
ということに得心できるわけでありまして。
(もちろんそれ自体が
いまの社会に対する強烈なメッセージになっております)
このあたり、さすが辻村深月さんがOK出した脚本だなあ、と。
ほんとこの方から承認とるのは大変なんですが、
それは本筋と外れてくるのでネタバレで。
{netabare}
辻村さんって、NHKから損害賠償の提訴をされたことがあるんですよね。
ことの経緯はこうです。
彼女の『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』という長編をドラマ化しようという話になり、
講談社がNHKに対して2011年11月、制作許諾をしました。
ところが、あがってきた脚本に辻村さんからNGが出ちゃったんですよね。
修正協議を繰り返したのですが、
NHKの『部分修正』案と辻村さんが望む『抜本的な検討』が折り合わず、
ついに2012年2月、撮影開始直前に許諾を取り消すことになったのです。
撮影直前ということでNHKは、
役者の手配はもとより美術制作まで終わっちゃっていたわけで、
キャンセル料だの実費だので大損がでました。
で「いくらなんでもきついっスよ」ということで、
NHKが損害賠償請求をしたわけです。その額、なんと約5980万円。
結論は辻村さん(講談社)側の勝訴。
というか、東京地裁でNHKの訴えが棄却されました。
これ、拙が何度か言ってる著作権のおハナシ、
『映像化の許諾』と『お話に手を加えることの許諾』はべつのもの、
ということの典型事例ですよね。
いくら「映画化してもいいですよ」と言っていたとしても、
脚本や映像に著作権者からの承認がおりなければ公開できないんです。
そういうのって版権ビジネスのイロハの『イ』でありまして、
はっきり言って、NHKの大チョンボかと。
この損失補填はコクミンから徴収した視聴料で賄われております。
でもまあ、法的に担保されている権利とはいえ、
天下のNHK相手に作家ダマシイを貫き通した辻村さんがリッパかと。
なんせこのときは直木賞もとっておらず、
メフィスト賞と吉川の新人賞を取っていただけ、
文壇では『期待の若手作家のひとり』に過ぎなかったわけなんですもの。
(だから「押し切れる」とNHKも思ったんでしょうね)
{/netabare}
というわけで、この『かがみの孤城』は辻村さんのお墨付き、
ふつうに作っていたらたぶん『名作』になっていた作品だと思います。
ところが、ぜんぜん『ふつう』に作ってないんです。
キャスティングがめっちゃくちゃ。
学芸会とまではいいませんが、そのへんの市民劇団レベルではあるまいかと。
実はこの原作、先にオーディオブックが発売されているんですが、
そこからのキャラ替えがハンパありません。
メインどころでいうと、以下みたいな感じですね。
(『声優』という言葉好きくないんですが、あえて使ってます)
こころ 元:花守ゆみりさん 声優歴9年。主演アニメ30本以上。
↓
當真あみさん。女優。
(16歳。演劇経験なし。金ドラでちょい出演しただけ)
アキ 元:伊藤かな恵さん 声優歴16年。主演アニメ30本以上。
↓
吉柳咲良さん。女優。
(18歳。子役出身。アニメは『天気の子』ヒロインの弟役だけ)
スバル 元:西山宏太朗さん 声優歴10年。主演アニメ20本以上。
↓
板垣李光人さん。
(20歳。俳優・モデル。子役出身。アニメ・吹替経験なし)
マサムネ 元:小林裕介さん 声優歴9年。主演アニメ40本以上。
↓
◎高山みなみさん。
(59歳。いわずもがな、アニメ界の大御所)
フウカ 元:大和田仁美さん 声優歴9年。主演アニメ10本以上。
↓
横溝菜帆さん。
(14歳。女優・モデル。子役出身。アニメ経験3本)
リオン 元:島﨑信長さん 声優歴13年。主演アニメ60本以上。
↓
北村匠海さん。
(25歳。俳優・歌手・モデル。子役出身。ドラマ出演多数。アニメ経験3本)
ウレシノ 元:堀江瞬さん 声優歴7年。主演アニメ20本以上。
↓
◎梶裕貴さん。
(37歳。声優歴16年。主演アニメ90本以上)
オオカミ 元:東山奈央さん 声優歴12年。主演アニメ60本以上。
↓
芦田愛菜さん。
(18歳。女優・歌手。子役出身。ドラマ出演多数。アニメ・吹替経験そこそこ)
東条萌元:千本木彩花さん 声優歴9年。主演アニメ20本以上。
↓
池端杏慈さん。
(15歳。モデル。演劇経験なし。テレビドラマに一回出ただけ)
高山みなみさん、梶裕貴さんというスゲー方もまじってますが、
基本的には『経験豊富なプロフェッショナル』から、
10代中心で経験値の乏しいキャスティングへと変更されてるんですね。
もちろん『若いから』『経験がないから』ダメというわけではありません。
瀬戸麻沙美さんが『ちはやふる』を演ったのは高校生のときですし、
楠木ともりさんが『GGO』演ったのも18歳。
天才・沢城みゆきさんに至っては、
14歳・演劇経験ほぼゼロで新人オ-ディションに登場し、
僕の知り合いの音監が「いまだに当時のテープを聴いたら鳥肌が立つ」
というぐらい、全ての年代を完璧に演じわけてみせました。
ましてやほとんどのキャストさんが『子役出身』ということで、
花澤香菜さんや悠木碧さんを連想する方も多いかと。
ただ、子役や舞台・実写演劇に求められる表現技術スキルと
アフレコのそれは『似てるようでチガウ』んですよね。
バスケットボールとハンドボールぐらい違う。
球技大会ぐらいなら無双できても、
インタ-ハイレベルになるとごまかせなくなっちゃうんです。
(ここんとこ、一番うしろで『オマケ解説』しておきます)
そこをアジャストするには、
やっぱり『相当真剣な練習』をするしかありません。
基礎があるので習熟は早いですが、
そこんところもやっぱり人それぞれ違いが出てきます。
舞台・実写俳優さんで『アジャストするのがうまい』方はおられます。
アフレコ専業役者さんに遜色ないぐらい仕上げちゃう。
そういう『おそろしく耳・アタマ・心がまえがいい』方ってほんと尊敬いたします。
で、本作の演技品質の話に戻りますが、
正直言って『学生さんが演劇部に頼んでアフレコした自主制作アニメ』
ぐらいの評価が妥当なところかと思います。
決して棒読みではなく、
それなりに『痛みやつらみ』的なものも伝わってきますから、
あの『竜とそばかすの姫』よりは数段マシです。
オンガクで言うなら『カラオケ上手さんの歌』ぐらいのレベルでして、
こだわりのない方ならば、
いちいち目くじら立てなくてもよくなくない?
ぐらいに聴こえると思うんですよね。
ただ……拙にはちょっとキビしかったです。
元の役者さんが演っていたらどういうお芝居・音源になるのか、
おおむねイメージできちゃうんですよね。
そこ違う。もっとはって、背中まで鳴るように大きく。
いまのセリフ、語尾はもっと消え入るように。
長いセリフは『立てる』言葉、もっとはっきりメリハリつけて。
なんてことを視聴中ずっと考えてしまっていて、
モノガタリに集中しきれなく。
ああ、脚本がすごくいいのにスゲーもったいない、
大御所に「真実はいつも一つ」なんて言わせてる場合じゃね~だろこら、
なんてぷんすか怒りながら視聴していました。
なんでこんなキャスティングするかなあ。
オトナってやだわ。
作品としてのおすすめ度は、それでもB+。
声優と音楽、いわゆる『音響系』の評価がひくいので平均点が3.4なんですが、
見る価値のある映画ではあるまいかと。
見る角度や足の置き場によって感じ方が変わってくる作品なんですが、
脚本にしっかりした背骨がとおっているので、
どんな方でもココロに石を投げ込まれるような気持ちになると思います。
もちろん『いじめ』だの『大人の無理解』だのに、
明確な解決策なんかあるはずがありません。
あるはずがないからこそ、
たまにこういう作品を見ることによって、
一人一人が一歩ずつでも足を前にはこぶことがダイジなんじゃないかな。
そんなことを拙は拙なりに愚考いたしました次第です(←日本語おかしい)。
映像は、まあ、きれいかなぐらい。
A-1ピクチャーズだからといって何でもかんでもスゲーわけではありません。
カット割りやアングルは、けっこう実写よりですね。
いいカットは間違いなくいいんだけれど、
クライマックス、言っちゃ悪いけれど、演出がふるくさいかもです。
音楽は、劇伴うるさいです。
かと思えは無伴のシ-ンもけっこうあって、バランス悪すぎ。
ちなみに、
エンディングのクレジットにすら音響監督が明記されてないんだけど、
キャスティング改悪の件といい、なんかあったのかしら?
あと、エンディング主題歌、狙い過ぎて逆にあざといかも。
しっかりしろ、アニプレ。
というわけで、音響系はアイタタなんですが、
何度も言うように物語・脚本がすごくよく練られているので、
作品としての価値はけっこうあるんじゃないかと愚考いたします。
ラスト、人によっては『予定調和』みたく感じるかもですが、
すでに述べたように『ファンタジー』だからこそ、
それなりの調和にもちこめたんですよね。
じゃあ、このファンタジーがなかったら彼らはどうなっていたのか、
それこそがこの作品のウラ主題みたいなものでありまして、
政府だのキョーイク機関だのに押しつけてシャンシャンなテ-マじゃないわけであります。
ただまあ、アニメに『いやし』や『もえ』を求める方には不向きな作品ですし、
人によっては虎馬えぐられるかもです。
ココロに余裕があるときに、チャレンジしてみておくんなまし。
なお、拙と同じくキャスティングにモンダイを感じる方には、
オーディオブックという選択肢もございます。
ただ……全部で19時間越えちゃってるんですよね、マジで。
拙は時間もおカネも集中力もないので、
すっごく興味あるんですが、サンプルのみ試聴しております。
評判そのものはイイので、よろしかったら、ぜひど~ぞ♪
*************************************************************
ここからは純然たる『オマケ』です。
拙がおのれを顧みずエラそうに言っている
『実写』『舞台』『アフレコ』
のお芝居は、具体的にどう違うのか、というおハナシですね。
本編にはほとんど関係ないので、
いつもどおりまるっとネタバレで隠しておきます。
ご興味のある方だけ、どうぞ。
(はっきり言って、スゲー『長い』です。心して読んでね♪)
{netabare}
[設定]
男子Aと女子Bは、文芸部に所属する高校二年生。
わりとなんでも言い合える仲だけれど、付き合ってはいない。
男子Aは草食系、女子Bはやや勝ち気ではっきりモノをいうタイプ。
部活の買い出しで制服のまま商店街にいってベンチで休んでいたとき、
まえを横切った女子大生風のふたりが以下のような会話をしているのが耳に入った。
「あたし、またムネおおきくなっちゃってさ~。Cだときっついんだよね」
「わかる~。あたしもこないだDにしたし」
それを聞いて、なにげなく女子Bの胸元に目をやる男子A。
その視線に気づいた女子Bが次のセリフを言う。
「そうよ、Aカップよ。笑えば? あたしが代わりに笑ってあげようか?
あは、あはあはあは」
[解説]
このセリフ、特に難しいお芝居ではありませんが、
ウケをとるためには『実写』『舞台』『アフレコ』それぞれで、
ハイリョすべきポイントが変わってきます。
まず『実写』ですが、
これは(たいてい)カメラがバストアップ以上に寄ってくるので、
おおむね『顔芸』がダイジになってきます。
露骨にいかりを顔に出して目をむくのか、
いわゆる『ジト目』で、冷ややかに言い放つのか、
自虐・やけくそ気味に、視線を外し正面を向いて言うのか。
セリフそのものは、自分が選んだ芝居に合致していればよし、です。
感情が自然と言葉に乗るので、
発声自体に特別な技術をほどこす必要はキホン的にありません。
(感情の乗っていない『口だけ芝居』は論外です)
次に『舞台』ですが、
これは観客との距離が遠くて細かな『顔芸』が伝わりにくいため、
カラダ全体を使って感情を表現する必要があります。
いくつかパターンをご紹介いたしますと、
・自分の胸に手を当てる(役者によっては立ち上がる)。
・セリフのまえに、ドン、と足を踏み鳴らす。
・「あは、あはあはあは」に合わせて肩や首をリズミカルに動かす。
・笑い終わったあと、ストップモーションみたく相手をにらみつける。
こういうお芝居って、
実写で演ると『オ-バ-アクション』に見えることが多いですよね。
セリフの発声には『いきおい』がダイジになってきます。
早口にならないようテンポに気をつけがら、大きく、元気よく、そして強く。
(*同じ発声を実写で演ると『うるさい』です)
最後に『アフレコ』ですが、
これは役者が顔やカラダで関与できる余地がないため、
言葉の立て方や発声に細心の注意をはらいます。
コトバの立て方というのは、以下のような感じですね。
「『そうよ』、Aカップよ。笑えば?」
「そうよ、『Aカップ』よ。笑えば?」
「そうよ、Aカップよ。『笑えば?』」
これ、どこにセリフの『山』をもってくるかで印象がガラっと変わります。
最初のは『ふつう』、二番目は『コミカル』、最後のは『ケンカ腰』。
続く「あたしが代わりに笑ってあげようか?」でも、
さいごの「か」の『a音』をはっきりと発声するかしないか、
語尾を『スパッときる』のか『尻をあげる』のか、
全体を『フラットにいう』のか『嚙んで含めるように』いうのか、
そんなところで耳に届く印象がガラリと変わってきます。
そして最後の「あは、あはあはあは」が個性の出しどころです。
a.発声練習みたく、腹筋だけで、何の感情もこめない。
b.「あは、アハあはAHA」みたく『音をバラけさせる』。
c.最初かわいく、だんだん怒気をふくめる。
もちろん『発声のスピード』によっても印象が変わりますし、
役者さんによっては、
最初の「あは」に小さな「っ」をつけ、間を多くとったりもします。
動画などで役者(声優)さんの台本が映されたとき、
独自のマークなどが色ペンなどでびっしり書き込まれている、
というのを見たことがある方がおられると思います。
それは、そういう自分で考えた指示(実際はもっと細かい)を、
楽譜みたいに書き込んでいるからなんです。
総じて『役を読み解き、気持ちをつくる』というまでのプロセスは、
実写も舞台もアフレコも、大きく違いません。
ただ『作った気持ちを表現する』ときの力点が違うんですよね。
じゃあ、アフレコ役者さんの芝居が一番いいのか、というと、
それは一概に言えません。
アフレコ役者さんのお芝居をそのまんま実写にあてはめてしまうと、
どこかしら『作った』感じになっちゃうんですよね。
舞台のお芝居を実写でやるみたく『オ-バ-アクト』に聴こえてしまうんです。
それってやっぱり『視覚効果』の問題なんですよね。
舞台では、すでに述べたように、
リアルではありえないような『大きな動きや声』の方が、しっくりきます。
生身の人間が演じていますから、
まあ『リアル』っちゃリアルなんですが、
視覚・聴覚的には『セミリアル』なお芝居が求められることになるんです。
(逆に、舞台で実写ふうにやると『芝居が小さい』と怒られます)
これに対し、アニメは視覚的に『リアル』なものじゃないんですよね。
顔の四分の一とか三分の一が目なんて人間はいませんし、
ピンクとか緑色の髪の毛なんて、コスプレ以外の何なんだというハナシです。
背景が闇になったりカミナリが走ったりするエフェクトも独自のもの。
キャラの顔に斜線入ったり、いきなりポンチ画になったり、
とにかく『アニメ独自の表現手法』というものがカクリツしているんです。
そういう『非リアルな映像』だからこそ、
アフレコ役者さん独特のお芝居が生きるというのがあります。
ディ〇ニーランドの中を歩いていると、
おなかの出たおじさんが大きなミミつけて歩いてても違和感ないですよね。
あれ、区役所のカウンターに座ってたらタイヘンじゃないですか。
それじゃあ、アニメの演出やキャラデを限りなく実写に寄せたらどうなの、
というと、やっぱり『大丈夫』じゃないんですよね。
なぜかというと、
多くの人は『視覚体験』と『聴覚体験』がアタマの中で結びついている、
いわば『パブロフのわんこ』みたいな状態にあるからです。
たとえば、グランドピアノそっくりのシンセサイザーを作ったとして、
それでパイプオルガンの音色で演奏したら、
見ていてめっちゃ違和感を覚える人が少なくないと思うんです。
それって『グランドピアノ』という視覚から想起される音色が、
体験的にアタマの中にインプットされているからなんですよね。
同じように『実写』でアニメ声・お芝居というのも、
または『アニメ』で実写の声・お芝居というのも、
視覚と聴覚のギャップに違和感を覚えてしまう現象が生じてしまうんです。
つまるところ結論としては、
実写・舞台・アニメそれぞれ『求められるお芝居』が違っているため、
そこにアジャストしていく必要がある、ということになります。
もちろん作品によってその『求められ方』は違いますし、
実写の『演出』として舞台風・アニメ風のお芝居を取り入れることもあります。
僕が述べていることは、あくまでも『原則・基本論』にすぎません。
ですが『セイユウの芝居は作った感じがする』なんていって、
アニメに実写系の俳優を起用するぐらいなら、
最初っから実写で撮れよ、というおハナシにはなると思います。
視覚情報がコンポン的に違うんだもの。
テレビ俳優さんも舞台俳優さんもアテレコ役者さんも、
みんなお芝居の『プロ』に違いありません。
それぞれが、それぞれのフィールドで、
視聴・観劇者に『届ける・伝える』ためのお芝居というものを、
日々、身を削るような精進を繰り返して追及しています。
まず、そこにリスペクトがないと、おハナシになりません。
少なくとも『話題作り・マーケティングのため』などと称して、
Jリーグの選手をプロ野球の公式戦に出したり、
アイドル歌手をまともなオペラの舞台に上げたり、
小説家に連載マンガ描かせたり、
そんなおバカなこと、ふつうはしないじゃないですか。
それを『鉄火場』であるべき制作現場で実際にやっている、
バラエティやスポットじゃなく主演級にキャスティングしてるのって、
ほんとアニメだけなんですよね。
こういうのって『いじめ』と同じようなもので、
正論はなんぼでも言えるんですが、
すべてが丸く収まる解決策なんてファンタジーでしかありえません。
キホン『大人はわかってくれない』ので、
いっぽいっぽ、
地道に声をあげていくしかないんですよね。
{/netabare}
くまさん さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最初に、美術・中村隆さまのご冥福をお祈りいたします。
めちゃくちゃ、面白かったです。
かがみの中にお城があり、そこに集う7人の少年少女たちの、戦い。
謎解きあり、心の交流あり、伏線回収ありの、
観終わったら、もう一度見たくなる作品でした。
また、音楽の素晴らしさを感じる作品でもありました。
この作品はぜひ、何も情報を入れずに、見てください。
作中に、コナンがいます笑 これぐらいはいいかな?
かんぱり さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ある出来事から学校に行けなくなった中1のこころ。
ある日部屋の鏡が光り、その向こうにお城とオオカミの面をつけた不思議な少女がいて・・で始まる物語。
原作は辻村深月さんの小説で、2018年の本屋大賞も受賞しているみたいですが未読です。
ちなみにコミカライズ版も全5巻で発刊されているみたいです。
お城にはこころの他にも同じように鏡から来た中学生が6人。
オオカミ様は7人に城に隠されている鍵を見つけられた人は願いが叶うと話します。
こころにとって鏡の城で友達とも仲間とも言える子たちと過ごした時間は、{netabare}鍵を探して自分の願いを叶えてもらうよりももっと{/netabare}大事なものをもらえたのかなって思います。
そして3月。
{netabare}鍵の部屋で彼女が見たもの、そして願ったことは・・{/netabare}
アキが{netabare}喜多嶋先生だったのは驚きましたけど、考えてみるとストロベリーティー好きだったりと色々伏線ありましたね。
アキも同じような経験をして悩んだからこそ、あんないい先生になれたんですよね。{/netabare}
みんなの別れのシーンも、{netabare}それぞれ記憶がなくなってしまうことを考えたら、{/netabare}せつない気持ちに。。
あの孤城での一年は、{netabare}病気で中学に通えず、亡くなってしまったミオの願いが起こした奇跡だったのかなと思いました。
彼女と同じような、学校に行きたくても行けない子たちを自分の城に招いてその子たちに思いを託したのかなって。
なぜ7人だったのかは昔病室で弟に読んで聞かせた童話からなんですね。{/netabare}
{netabare}病室で{/netabare}おもちゃのオルゴールから流れるトロイメライを聞いてたらちょっと泣いちゃいました。
そして、ラスト。
{netabare}こころが冒頭で願ったことも、リオンとの再会で叶いましたよね。
こころはリオンのことを覚えていないかもしれないけど・・{/netabare}
エンドロールを眺めながら、あの子たちはあの後どうなったんだろう・・ってぼーっと考えちゃいました。
みなさんの評価が高いだけあって、かなり良かったしおすすめしたい作品です☆
nyaro さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2回目を見られたので少し感想を整理します。以前のものもそのまま残しています。原作は既読です。
まずこの作品の特徴として、映画館とパソコンで印象がかなり違います。映画館で見たときはかなり物語世界に入り込めました。が、パソコンで見た方がサラリとしたストーリーの印象でした。ですので、映画組とパソコン組だと評価が分かれるかなあ、という気がします。
それともう1つ。自分が過去、この問題についてどれくらい関心があって、関連書籍を読んでいたか、考えたか、自分・身の回りで類似例があるか、で印象が変わる気がします。
もちろん、アニメ作品ですからこんな単純な切り分け以外の評価の要素はあるでしょうが、この2点は実生活に近いテーマなだけに視聴環境による集中度合と、視聴サイドの蓄積で変わる映画=万人向けではない気がします。
ですので、感想や評価が合わない人がいても、それがこの映画の特徴かなという気がしました。なお、2回目みて、1回目よりも理解が少し進んだ気がしたので、ちょっと評価点をあげています。3.9→4.2です。
で、内容です。
いじめ、不登校というテーマをそれこそ真正面から取り扱ったのはとてもいいと思います。この点では、本当に優れていたと思います。
決して頭がいいとも思われないグループの理屈で教室が支配される。その中心的な少女の教師への媚びと、面倒をさけクラスの自治を、カーストのトップグループに任せてしまう教師の事なかれ主義、エゴ。
親の学校に行かないのは「おかしい」という思い込み。仮病ではく本当にどこかが痛くなる少年少女の身体と精神の密接な関係。そして、陰湿ないじめの実態。
その一方で、どうやってその状況と向かい合うか、打破するかと言う提示もありました。特にまず子供の話を聞くということ、学校がすべてではないということ、学校の他のコミュニティーが十分に子どものコミュニケーションの場になること。
全体としてこういうことが非常に丁寧に取り扱われており、個々の少年少女の状況も、いじめだけでなく、毒親、性的な虐待、仲間外れもリアルでした。
やはり引っかかるのが、なぜかがみの孤城なのか?おおかみの意味は?その黒幕の思惑は?ルールはなぜ存在する?というところです。
まあ、牽強付会なところはありますが、ちょっと考えたところです。ネタバレしないと語れないので隠します。
{netabare} 少年少女の救済の物語と、「狼と七ひきの子ヤギ」の内容です。「オオカミ」=「大人」に「騙されて食べられた子ヤギ」=「社会の犠牲になった子供」でしょうか。
「お母さんが帰って来て、狼から助けてくれる」=「カウンセラー、モノが分かっている大人、あるいは直接お母さん」
ただ、この図式だと救済者はやはり大人だけになってしまいます。やはり自力救済としての、かがみの孤城の意味が必要になるのでしょう。
そしてひっかかり、理解に苦しむのが、オオカミそれ自体は、本来は敵になる存在です。そしてルールの存在。
ルールからはみ出した子供たちを、更にルールで縛ることの意味です。オオカミに食べられるという恐怖は必要か?なにより連帯責任だと不登校の子供にマイナスにならないか?そして、このルールと恐怖はかなり物語のおおきなポイントとなります。
物語としてのルールの意味は病院の規則でそこしか面倒が見れないような意味があったり、学校に行っている時間と合わせている、という意味はありそうです。あるいは弟が日本の中学生と会える時間に設定したとよめなくはないです。
が、そもそも病気の少女の弟が学校に行ってほしいという願いが、かがみの孤城を作ったとして、少女自身がおおかみに扮する意味がわかりません。まあ、ヒントが自分自身だよ、というオチことかもしれません。
ですが、やはり、ルール+城主の少女と子供たちの救済の関係がよくわからないし、この童話の意味性が物語上のアイテムになっている気がします。
まあ、普通ならそこはよく考えた話だね、でいいのかもしれませんが、そういうレベルの内容ではないので、すべてに意味性が付与されるべきだと思います。
次に、かがみの意味です。鏡というのは、自分を映すもの。外部からの視点なのか、鏡に入る=内面に入るのか、あるいは両方の象徴なのか。
孤城は子供だけの閉じたコミュニティは逃げ場である、ということでフリースクールとつながってくる感じです。そこに集まる子供たちはなぜ集められたのか、という意味においては納得なんですけど、孤城です。
物語的な意味は、ある人物の関係者にまつわる話で、それは分かります。ですけど、少年少女の救済の場としての孤城ですね。
この城内に自分の生活上で一番関心がありそうなことが設置された個室が与えられます。やはり自分自身という感じはします。自分のやりたいことを見付ける…なら、かがみと合わさって意味性はでてきます。
ゲームにしても、恋愛マニアにしても、皆かなえたい願いを持っているということもあって、も、まあ、キャラ付けにはなっていますし、彼ららしさではあるんですけど…だったら、鏡というのはそれを見付ける話の方がふさわしい気もします。
かがみ、そして、孤城。こちらは、物語の舞台としての、雰囲気作りはあるでしょうが、社会から孤立した場所で自分と他の同じ苦しみを背負っている人たちと話し合う場=フリースクールの意味なんだろうなあ、と思います。
逆に言えば、あのフリースクールは「かがみの孤城でした」という事かもしれません。
子供が自分のやりたい事、コミュニティが学校だけでない事を理解する、場所が「かがみの孤城」、大人は原因でもあり、助けてくれるパートナーでもある。それが「かがみの孤城」+「狼と七匹の子ヤギ」という意味性はおぼろげながら見えてくる気がします。
映画館で見た第一印象でもそうでしたが、結局城主ヒロインのオオカミの仮面の意味、病気で死ぬという物語。かがみの孤城という場を提供した理由が弟を救う。そして、狼と七ひきの子ヤギのモチーフがが孤城の仕掛けになっている点で、テーマと物語が綺麗にかさなってこないなあ、という印象は残ります。
{/netabare}
それと大学教授の娘。あの子の使い方はもったいなかった。結局重大なヒントもくれるし、救済にもなりますが、どちらも物語を回すだけの薄い存在になった気がします。
で、総評ですが、面白いです。ダレもなく本当に面白い。テーマも深い。謎も面白い。キャラ造形も素晴らしい。作画もいいです。
ただ、やっぱり、なんで城主は狼でルールがあのルール?そして、かがみの孤城の秘密が〇〇と重なるの?という違和感が邪魔をしてしまいます。
言葉を変えると、この作品でモチーフ・アナロジーになっている童話は、このテーマを描くのに最適だらか?あるいはテーマやキャラ達の物語を深めるための作品だったか?
このモチーフの童話は正直万人が知っているとも思えません。集められた子供たちの素性とも関係ないです。よって、仕掛けとしての機能の方が強い気がしました。別に邪魔になっているわけでもないんですけど、やはり城主とルールだけはちょっとノイズだった気がします。
以下 一回目のレビューです。
本作は原作の辻村深月さんはミステリ出身ということもあり、内容に謎とき要素はあります。ファンタジー要素もありますが上手く使ってストーリーを構成していますし画面も良かったです。そして、さすが直木賞を取っただけあって文学的な雰囲気もあります。
この作品がアニメとして作られたことは非常に頼もしいと思います。2016年の「君の名は」「聲の形」は決して文学的ではないですが、しかしこの両作品の存在がアニメでこういう文学的作品が作られる下地を作ったのでしょう。
「ジョゼと虎と魚たち」「漁港の肉子ちゃん」を初め文学的なアニメ作品の流れで、本作が作成されたのはアニメファンとしては喜ばしい限りです。
話自体もとても面白く、2時間はあっという間でした。ですが、正直言えば全体的に消化不良というか映画で描きたかったものが曖昧になっている気がします。
本作で失敗があるとすれば、謎ときのストーリーとテーマ性が上手く融合していなかったことです。
イジメというか不登校、親、学校の関係がリアルで、ストーリ-への落とこみやキャラ設定は良くできており、テーマ・メッセージとしては優れています。
イジメというのは不条理で勝手です。そして教師はイジメのトップに立っている子…特に女の子の組織力を使ってクラスの自治をしようとします。いう事聞く子供がいい子だと思い込みます。
相手の親と話しても無駄です。そのイジメの張本人と同じ考え方だからです。学校に行かなくれもいい。親が子供の言い分をまずは聞いてあげる。そして担任ではなく校長などと話す。最終的に解決しなければ逃げてもいい。好きな事をやっていればいい。学校など3年…あるいはクラスなど1年で終わる。そういう部分はちゃんと描いていました。
その一方で、推理・謎解きというか仕掛けの部分については、考察しようと思えば半分くらいで謎が大体わかってくるし、フーダニットやホワイダニットの部分がカタルシスにもなります。そこに至る伏線も流れも設定も悪くはないです。
ただこの2つの優れた要素である「テーマ」と「謎解き」が上手く融合していない気がしました。謎解きがテーマを補完するような関係ならいいのですが、テーマと謎解きのが上手く融合していないような、バラバラ感がありました。
オオカミさんの正体と意味合いですね。肝心なそこの部分について悪く言えば感動ポルノどまりに感じられる気がするからです。要するにオオカミと7人の子どものアナロジーが、謎の設定とか仕掛け止まりになっていて、テーマを補完するものではない感じです。
お城のルールの意味わからないですよね。特にルール違反の罰則が意味不明です。そのルールを守ることが7人の子供たちの救済の意味として何だったのかが不明です。 {netabare}不登校たちが集まれるようにという配慮はわかりますが、なぜ食べられる?
あるいは守らないことが前提なんでしょうか?鍵は1人以外が食べられないと見つからない感じに描かれていました。{/netabare}オオカミさんにとってそのルールを設定する意味や大切さって何だったんでしょう?あるいは不登校の子たちにとってルールを守る意味など。要するにテーマである不登校とお城の謎の設定に乖離がある気がします。
そしてそれに気が付いたきっかけの近所の女の子。彼女は逆にテーマ的な意味はわかりますが、{netabare} その彼女の家に飾ってあった絵が {/netabare}謎に絡んでくる意味です。そこのご都合主義展開が読み取れなくてポカーンとしてしまいます。
そうなってくると、むしろオオカミさんの謎がノイズになって、不登校やいじめ問題のテーマ部分とどう重ねればいいのかがわからず、ちょっと頭が思考的になってしまい、文学として「考えるな感じろ」が無くなってしまいました。そしてテーマがある社会派の謎解きとしても、テーマと設定の分離があり、全体的に要素がバラバラな気がしました。
画面はお城の床の反射のエフェクトがかなりすごいので、それは見どころです。逆にそれ以外はあんまり見どころはない感じです。色彩がどんどんカラフルになって行く気がしたのは、何かの演出家もしれません。
演出も良かったです。暗い部屋で食べる鳥そぼろと鮭と炒り卵の三色弁当を出すセンス。自分の気持、親の気持、少し幸せな時間から孤独な時間。いろんな感情が錯綜する感じが素晴らしかったです。
総評すると、テーマとそのリアルさ、謎解きの面白さ、キャラ造形の水準の高さ、など非常に良くできた部分は沢山あり2時間退屈しませんでした。ただ「テーマ」「謎とき」が上手く絡んでおらず、要するに頭でっかちで「感じる」部分の文学性が不足して、下手をすればラストの方が感動ポルノに見えなくは無いです。特にエンドロールとおまけですね。ただ、キャラには感情的に乗れるのでカタルシスはありますけど。
途中であまり盛り上がりはないです。作品の性質上それでいいと思いますが、そういうアニメが好きな人はつまらなく感じるかもしれません。
ということで、もう1度見ようか原作読もうか迷いって、結局映画の帰りに原作買ってしまいました。読んで思うところあれば追記します。
追記 原作読み終わりました。
映画化は良くできていた、という結論です。途中若干説明の細かさや構成の違いはありましたがほぼ映像化できていると言っていいでしょう。文字と画面の違いを考慮してうまくアニメ化できていたと思います。と言うか話の内容からいって、映像の方が見やすいしキャラが良く描けていたのでどちらかといえば映画がお勧めです。
やはり初見レビューで上げた謎とテーマ・メッセージが合っていない感覚は、原作でも同じでした。舞台設定というか「鏡」「オオカミさまの正体の謎」「絵本」などのフレームが機能していない気がしました。
以下 映画の内容なので見る予定の方は気を付けてください。
{netabare} やはり色んな部分が「設定」というか「道具建て」でしかない印象でした。本来アナロジーやテーマ性、関連性などで物語を分厚くする部分が機能していないと思います。ということは推理小説の手法が裏目に出た感じが強いです。
「鏡」が何を表していたか?「オオカミと7匹のひつじ」を作品の舞台にした意味合いは?東条萌とミオ=オオカミ様のつながりは?ミオの学校に行きたいという気持ちがなぜイジメで学校にいけない子たちの救済になったのか?ルールを守ると食べられる意味は?
特にやるべきだった話として、東条萌の考え方「自分は自分」というか「学校なんて大したことない」という考えが「オオカミと7匹のひつじ」の絵本を通してミオと共有されるべきだったと思います。
また、喜多島=アキがミオという子のどんな気持ちを通じてイジメ・不登校の救済に立ち上がらせたのかが「病気」軸ではなく他の描き方は無かったのか。病気と不登校の意味はまったく違うのに無理にそこを重ねた感じです。
そして、ルール破りが「記憶をなくす」という作用の為だけになっている気がします。
つまり、東条萌、喜多島=アキ、ミオ=オオカミさまを大きく関連付けるものが「鏡」「オオカミと7匹のひつじ」というフレームになっている。そしてミオの悲劇が病気ではなくイジメ・不登校を乗り越える何かになっているという描き方ができれば、本当に説得力がある話になったと思います。{/netabare}
テーマとメッセージの重さは受け取りました。こころちゃんの救済の物語は素晴らしかったです。ただ、重要キャラ3人が肝心なのにうまく機能していなかったと思います。
若干評価下げます。ただ、映画として見た場合の満足度はまあまああると思います。
なお、原作は分厚くて2分冊ですが、文字が大きくて文字数がそうでもないのでそんなに時間はかかりませんでした。つまり今回批判した部分は、本が読める小学生、中学生、読書の習慣がない高校生程度でも読める配慮で複雑にしなかった可能性があります。
fuzzy さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Kansan さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
カミタマン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2023/06/18 初投稿
城がマグリットの「ピレネーの城」っぽくてその時点で結構高評価w
内容も面白かったです・・・
あとは,自分がひねくれているだけだと思うんですが・・・
こう言うの感動するでしょ?ってなんか押しつけられている気がするのです・・・
原作は本屋大賞受賞作らしいので,恐らく良い作品だと思いますw
自分がひねくれているだけです・・・^^;
たつや さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
eee さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
テナ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キービジュアルで前々から気になって居た作品です。
私は物語って好きで、私がアニメを見始めた原点は多分そこにあるのだと思います。
その好きな物語の中に御伽噺がありまして、第1印象では御伽噺のイメージが強く湧きました。
「鏡の国」「別世界」「オオカミの被り物の少女」辺りが私の作品への興味です。
被り物の少女……昔になるんですが「Doubt」と言う漫画があって、まぁ、シリーズは「JUDGE」とか色々続くデスゲームで、犯人達が動物の被り物をしてて、そのイメージが強く少しグロいイメージもあるのですがw
さて、物語はやはり御伽噺ベースでした。
題材がオオカミであり「赤ずきん」と「七ひきのこやぎ」ですね。
そして、登場キャラクターの共通点は「心に疵を抱えた少年少女達」です。
キャラが中学生の1~3年生と言う事もあり中学生らしい心境やら悩みを表してる作品でしたね。
7人の少年少女が鏡の孤城に呼ばれ、願いか叶う小さな部屋の鍵を探し出すのが目的。
だだし、願いが叶うのは1人だけ……
日本時間17時以降に城に残ればオオカミに食われる。
1人でも残れば連帯責任でその日、城に居た人間全てがオオカミに食べられる。
願いを叶えた場合は全員が城での出来事を忘れる。
願いが叶う。
願いか……皆さんなら何を叶えますか?
彼女達の願いの多くは{netabare} 「誰かを消して欲しい」 {/netabare}
中学生なんてさ、思春期だし悩みも多い年頃よ。
好きな人と上手く行かない、友達と喧嘩した、虐め……中でも作中は{netabare}虐めや嫌がらせ {/netabare}が目立ちました。
主人公のココロは{netabare} 虐め {/netabare}で学校に行けなくなりました。
多分、恋愛の縺れかな?
上手くいかなくなって、元彼が昔好きだった女の子のココロに八つ当たりしたのが始まりかな?
先生が当人同士の話し合いをさせようとしたけど、先生って大半がこれじゃない?「当人同士の話し合い」私はこの当人同士の話し合いって何の意味があるのか、ずっと疑問です。
確かに「話す」事は大事だけど、それは当人同士じゃないでしょう?
当人同士なんて上辺だけですぐに問題が再発します。
「当人同士」とか「先生が注意した」とかさ、あんなの何にも解決しないよ!
そもそも大人達がそんなんだから誰にも相談出来ない子供達がいるんじゃないのでしょうか。
ココロの{netabare} 虐め{/netabare}は酷いですね。
{netabare}大群で家に虐めっ子が押しかけてくるのは怖いよ……
家に籠るココロを卑怯だと言うけどさ、明らかに集団の中から人を傷つけ数の暴力を振りかざすお前が卑怯だろ! {/netabare}と私は思いましたね。
でも、だから、{netabare} 「虐めっ子の主犯が居なくなればいい」って考えるのも解るんだよ。{/netabare}
「{netabare}「ソイツが居なくなれば」{/netabare}全て上手く行く気がするけど……それは多分違う……
{netabare} ソイツが居なくなったら、第2のソイツが生まれてまた新たな悩みが生まれるだけだったりする気はするけど、最終的な願いは私は素敵な願いだと思います。 {/netabare}
でも、私は主人公ココロは本当に勇気のある女の子だと思います。
1つは相談出来る勇気です。
{netabare} 「虐められてる」って一言を言葉にするのは凄く勇気が必要だと思います。
助けをもとめても拒絶されたらどうしよう。
自分が虐められてるなんて言い出せない。
もし相談しても、もっと酷い事になるかも。{/netabare}
理由は様々で私はこの3つがパッと思いつきますが、多分相談出来ない子はもっともっと不安があると思います。
私がココロの立場だと相談出来ない気がする。
だから、勇気を出してお母さんに相談出来て良かったです。
お母さんも力になってくれてたし、彼女が踏み出した勇気の結果です。
お母さんと戦う決断をした事も立ち向かう勇気が素敵ですよね。
2つ目は{netabare} マサムネがリアル世界で皆と学校で会いたいと言って、結果会えないけど、皆が学校へ向かった事です。
きっと、それぞれが簡単に決意出来る事じゃなかった。
きっと悩んだと思う。
嫌な奴に鉢合わせしたら?とか考えたら怖いけど、友達……でいいんだよね?
友達の為に皆が学校に行く、別に行かなくてもいいとは思う。 {/netabare}
でも、友達の為に行動出来る彼らの強さには関心させられました。
3つ目はリオンです。
{netabare} オオカミに食べられそうな時に、普通ならきっと……いゃ、私なら「助けて」って自分の事をお願いしたと思う。
でも、リオンは自分が食べられる直前に「アキを助けてやってくれ」って他人を優先出来る選択肢に強さとカッコ良さを感じました。 {/netabare}
ココロが{netabare} 救った人達が将来的に彼女の味方で居てくれる。{/netabare}
凄く頼もしいですよね。
{netabare} ココロとリオンの再会のシーンは記憶がないココロは誰?状態だけどさ。
大丈夫だよね。リオンがいれば、きっと仲良くなれて学校にも通えるよね。{/netabare}
彼女の未来に少し希望を感じました。
さて、作中に出てくるキャラは全て重要なキャラ達でキャラの配役には無駄がありません。
伏線もかなり良かったです。
オオカミ少女の正体や先生の正体もあきらかになります。
オオカミ少女については、うん、あれだ深くは語らない方がいいかな。
ただ、少し我が強くて私としては余り好きになれない性格でキャラのイメージと声は合わない感じだったりしました。
けど、敢えて伏せるけど○想いな女の子です。
最後まで優しかった。
大嘘つきで○想いで優しい彼の○さん
もしかしたら、{netabare} 火のオオカミ {/netabare}の正体って……
北多嶋先生は……
彼女を私は最初はあまり信用してませんでした。
けど、作中で、こころ、ウレシノ、マサムネが良い先生だと言います。
{netabare} 彼女は何故傷ついた子供に寄り添えるのか、それは最後まで見たら、関係性が解るのですが、それだけではなく、彼女の心が疵ついた事があるからです。{/netabare}
傷ついた事がない人でも勿論優しくは出来ると思う。
でも、傷ついついた事があるから傷ついた人が、どうして欲しいのか、寄り添える。
他人である以上本人の以外はその傷……心の疵を理解出来る事はないのだと思う。
何故ならその痛みも苦しみも体験した本人が1番苦しくて辛いから……だから誰しも心の疵は完璧には理解出来ない……けど誰しもが必ず寄り添う事は出来る可能性を秘めてる。
彼女がこの道を選んだのも同じ様に心の疵に寄り添いたいと思ったからかな?と思いました。
残念だけど、こうした問題は無くならない……多分人類が永遠に抱え続ける課題なんだと思います。
「人を思いやる事」は素敵な長所に入ると思うんですが、個人的に私はその長所が当たり前になって欲しいと思うんです。
誰もが「人を思いやる心をもって欲しい」それが当たり前の世界に、でも現実問題、人を傷つけたり心を疵つける人は世の中に居て、一生、人の痛みや苦しみが解らない人も居て、多分そうした人はきっと解らないままなんだろうなぁ〜って……
けど、そうした事を伝えていく事は大切で、少しでも傷つく人が少なくなればいいと思います。
無くなる事はない問題ですが、周りにそうした人が居れば手を差し伸べたりする事で心に疵を抱える人を減らす事はできるのではないかな?と私は思いました。
この作品は少し暗い部分もありますが、そうしたメッセージ性。
学校には味方が居なくても家には味方がいるんだよ?
周りに味方が居なくても世の中には味方になってくれる人がいるんだよ?
1人じゃないんだよ。抱え込まなくていいんだよ。ってそうしたメッセージ性を作品から感じ取りました。
物語は理解しやすくメッセージは深い作品だと思います。
物語は悪く言えば単調ですがメッセージ性が深いだけに面白さもしっかりあります。
一人一人が結構考えさせられる、考えるきっかけになる?作品ではないでしょうか?
じょうのうち さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
以前にすずめの戸締りを見たときにcmで流れていて気になっていた作品。
ちょうど時間があり、cmから溢れ出るb級感に釣られて、バカにしてやろうと思いほぼ無情報で視聴することに。
結論から言うと、かなり面白かった。すずめの戸締りより好き。
特に中盤は泣いた。こころとお母さんの関係性が非常に繊細に、丁寧に描かれていて感動した。
思わずこころのお母さんに感情移入してしまった。心情描写がリアルでとても引き込まれる。
{netabare}
自分の子供が学校でこんな目に遭っていたら、いままでずっと言えずにいたのなら、そんな子供に冷たく接してしまっていた自分が許せないし、子供のために覚悟を持って戦うだろう。
{/netabare}
終盤は、泣けるというよりは消化試合だったけど、意外と伏線回収して驚き。ヒントを小出しにしたり、ミスリードしてくる脚本がうまい。
だいたい予想通りの真相だったけど、深読みしすぎかもなと思っていたので、甘く見ていたことに反省。素直に良作。
{netabare}
時間がずれてるかもと思ったのはこころが学校に来て、保健室の先生に確認したとき。
喜多嶋さんはこの中の誰かかもしれないと思ったのもこのあたり。
アキを助ける展開になったとき、アキが喜多嶋さんっぽいなと。
それで、孤島の最終日に苗字が違ったので考えすぎだったかなと思ったら結婚して苗字が変わったと。それは予想外だったなあ。
{/netabare}
素人声優が混じるのは仕方ない、アニメ映画の呪いのようなものだと腹をくくろう。
とはいえ、やはり終盤は駆け足で雑味を感じた。
以下、疑問点。私の観察力がないだけかもしれないが。
{netabare}
7匹の子ヤギが隠れた場所に刻まれたバツ印は他6人の墓標ってどういうこと?それが分からなかった。食われる前からバツ印あったやん。
鍵の部屋に現れたオオカミさまの服が破れていたのは、狼に立ち向かったってこと?ここ回収されなかったよね。
そして、結局あの孤城がどういう経緯でできたのかもよくわからん。
なぜリオンの姉がオオカミさまになったのか。
病室にあった城の置物を模して孤城を作ったのだとすれば、リオンの姉が何らかの能力を得てあの場所を創り上げ、オオカミさまを名乗ったのだと考えられるが。
それだとオオカミさまが創造主でありながら孤城のルールに逆らえないのが不可解。
もしこころが違う願いをかなえようとしたら、もしこころがカギを見つけられなかったら、みんな死んだままだったのではないか。
それとも、鏡の中での死は実は現実に影響しなかったり?
私が聞き逃しただけかもしれないが、ここは説明が欲しかった。
あと、単純に気になるだけだけど、最後はみんな記憶が残っていたんだろうか?
リオンとアキは覚えてるっぽい描写で、こころはどちらとも取れなくもないが覚えてなさそう。
もう一度見直して描写を確認したくなる。
{/netabare}
次は単純に不満点。
{netabare}
突然鏡が割れて、何事かと思えばアキが時間を守らなかったと。こころはその日城に入らなかったから狼に襲われなかった…だっけ?まあいいけど、こころの鏡が中途半端に割れたところに違和感。てっきりこころも狼の対象になるのかと思ったらそうでは無いらしい。なら何故割る必要があったのか。演出なんだろうけど、微妙。こんな都合よく部分的に割らなくても。
光の階段を駆け上がるシーン、躍動感がなさ過ぎて緊迫感に欠ける。
アキを助けるのが願い事って言うのは、あの状況なら当たり前すぎて肩透かし。もう少し上手い使い方を期待していただけに、残念。
アキを助けるときに他5人がいきなり現れて助けるシーンもチープに感じた。一人ひとりのアキに対する気持ちが全く感じられなくて、白々しいというか浅い。
あと、マサムネくんがいきなり真実はいつも一つ!とか言い出してビビった。声優ネタ入れる必要あったんか?
これは作品外のことだけど、1/20からの特典映像は蛇足にも感じた。
作品のその後は描かずにいたほうが視聴者が想像して楽しめると思う。
それよりも孤城ができるまでの前日譚とか、リオン姉の視点での補足が欲しかったな。
{/netabare}
以上、文句が多いのはそれだけ熱中できたから。
中盤までは本当に良かっただけに、終盤が惜しい。
予想以上に面白かったので思わず感想を書きたくなった。
Judge さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
メタルジャスティス さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
とかく、商業作品というのは、なんやかんやで広告、宣伝が大事。
人々に認知されなければどんな名作も観られる事はない・・・。
すずめの戸締まり、スラムダンクに隠れている感はありますが、本作は紛れも無い名作だと思います。
正直、すずめの戸締まりよりはこちらを推したい。
虐めが背景にあるので、そこに嫌悪感なりアレルギーがあると受け付けないかもしれないし、
そもそも「アニメ」ってだけで毛嫌い、色眼鏡でみる方はどうしたっている。
そんな人は仕方ないですが、アニメーションというものにアレルギーがないなら是非見て欲しい作品です。
本作は俳優系の人が多く声をあてていますが、割とフィットしているので、すんなり受け入れられるかと。
主人公、そして狼さまはぴったりです。
ヴァイオレットエヴァーガーデン程涙腺破壊はしませんが、じんわり優しい感動があります。
本作は多分にミステリ要素が特徴ですので、あまり内容には触れたくないのでこの辺にしておきます。
とりあえず、一つだけ、監督さんに聞きたい事があります。
中盤の「真実は・・・」のセリフはアドリブなんでしょうか?笑
てとてと さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。
ある日突然部屋の鏡が光り出し、
吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。
さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、
「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。
期限は約1年間。
戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。
互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。
そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めた頃、ある出来事が彼らを襲う――――
果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?
それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?(アニメ映画『かがみの孤城』のwikipedia・公式サイト等参照)
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