蒼い✨️ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
機動戦士ガンダム 水星の魔女の感想・評価はどうでしたか?
蒼い✨️ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
おおかみ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
いさ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
SF好き さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
用語に関して何も説明も表現もされないので何を言ってるか分からない。
人物も最初から多すぎるし回を重ねる事にどんどん増えてくから顔と名前どころかそもそも用語がわからないからどの顔の人が何をした人かもわからない。
SF本来の良さである戦闘シーンや世界観、人物の内面は最後まで見ても、描かれているかどうかさえ不明で見ていて何も面白くなかった。
ただのSFもどきですね。
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
中島野球しようぜ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
23年の振り返りをしつつ、今年NO1候補の本作を23年12月に再視聴再評価です。本作自体は22年ですが2クール目を合わせて23年アニメと定義します。
ガンダムシリーズって考えてたらモビルスーツカッコイイとか設定がどうとか余り思った事がないです。人間が描けている作品が面白いです。その点で本作は素晴らしいと思います。
本作の良さは何といってもスレッタマーキュリーというヒロインを丁寧に描いたことにつきるでしょう。本作のスレッタとエアリアルの関係の違和感が良くて、それはスレッタが強いという表現が全くない事です。
スレッタは毒親であるプロスペラに、歪んだ育てられ方をしました。母子癒着ですね。それが学校に行くことで居場所と友達を得ました。でもそれはエアリアルという存在がスレッタの居場所を作っているかのように見えます。
ニカなどを見ると必ずしもそうじゃないのですが、対人関係においてコンプレックが強く、自己承認が低いスレッタは母とエアリアルに庇護されないと自分が持てない存在でした。この時点でミオリネは母の代替であり依存の対象のように見えます。
後半の株式会社ガンダムのところでは、分かりやすくミオリネからの信頼を受け取れないスレッタと歪みと例のトマト事件で明らかになる毒親の結果主義あるいは非人道的な刷り込みが感じられました。もちろん、これは現代の家庭と学校のアナロジーです。人の命ではなく母親の望む結果。競争社会そのものです。現時点ではスレッタはプロスペラの道具として育てられたようにワザと誘導されます。
なぜエラン4号と共感できたのか、強化人間=歪んだ教育と重なることでしょう。
一方でグエルとミオリネの父親2人の父性を1期最終回で描かれます。この肉親による本当の愛情というのも同時に描いているのがこの作品の分厚さでしょう。
次の点。分断の問題がでてきます。地球と宇宙の関係性ですね。で、特徴的なのは学校運営に企業の力=親の力が学校に持ち込まれています。これはいわゆる「親ガチャ」の概念そのものです。もちろん人生なんて「親ガチャの運だよね」という話ではなく、地球寮の活躍やグエルの行動などで必ずしもそれがすべてではないことが分かります。
更にもう1点。過去のガンダムはほとんど=自己拡張でしたが、従来の作品では自分の暴力的な力の拡張でした。ですが、本作はガンビットによって守られる。バリアのような表現、取り囲む表現が多用されます。そしてまるで自動的に戦ってくれているように見えます。
プロローグで見せてくれたガンダムの危険性ってなんなんでしょう?これは2期で明らかになると思いますが、パーメット粒子ですね。つまり本作のガンダムとは保護者とコミュニケーションの問題だと思います。
ニュータイプのようなコミュニケーションをオカルトにするのではなく、パーメット粒子というSNSやネットワークと地続きの設定にした意味です。女子・ヒロインが主役の意味がこの辺で出てくるのではないかと思います。
ガンダムの身体拡張性を医療という問題とつなげることで、ガンダム=兵器という従来のガンダムとは違う視点を与えました。
1クール目は全体で言えば、あえてエアリアルというガンダムに個性・存在感を与えなかった理由。学校と言う場で生徒たちにとって生死の伴わない戦いを描いた理由。親たちの戦いと子供たちの戦いを重層化させたのか。復讐譚なのは?医療をクローズアップしたのか。そういういろんなメッセージを緻密に織り込んだ素晴らしい導入だったと思います。
4話くらいまでをドタバタ劇にして引きを作りつつ設定を説明したのは2クールという制約を逆手にとってテンポがいい導入になっていました。
それとあえて企業について丁寧な説明がないのは、どうでもいいからでしょう。そこに注目すると見方を間違えるからという点も考えられます。ガンダム以外のモビルスーツのデザインが結構適当なのも同じでしょう。要するにキャラを見るアニメだということです。
じゃあガンダムという名を冠するな、という意見もあるでしょうが、本作は旧来のガンダムのアンチテーゼであり40年以上経った古い考えをアップデートする作品です。その意味でガンダムでなければならない作品でした。
さて、本作の一番ゾクッとしたポイントです。5話で地球寮で父親のいないことを占いで当てられます。その後の質問で姉妹(兄弟)はいるという占いの結果にスレッタはいないと答えます。
という話の後に、エレンのクローン・強化人間問題が出てきます。強化人間じゃないと制御できないガンドフォーマットがリスクなしで操縦できる、そしてスレッタにとってガンダムは家族というとでした。
つまり、ガンダムは恐らくクローンの姉妹で操縦者に変わって生体がエアリアルに組み込まれているということがこの時点でわかります。この瞬間ゾクリとしました。
この占いのシーンが軽くオカルトを入れながらも最高にSFしてたな、と思います。
OPの夜遊びは素晴らしいのはもういいでしょう。
EDですね。冒頭がブラックロックシューターじゃんと思ったらSUPERCELL、RYOさんでしたね。そう考えるとEDのクリスタルに閉じ込められる表現のアニメですけど、初音ミク「Chaining Intention」という曲のMVにそっくりなんですよね。ニコニコ世代のクリエータが作ったのかなあ?あるいは「意図を変える」という意味があるんでしょうか。
オール5でいいかなあ。ガンダムという期待値から厳しい採点にならざる得ませんが、しかし、本当に面白かったし深さがあった。毎週見ているより2度目、一気見が圧倒的に面白かったです。いや、脚本の素晴らしさは本当に良かったと思います。2クール目よりも現状1クール目の方が面白いかも。
PROLOGUE 脱ガンダムはAI・サイバネティクス
{netabare} ガンダムシリーズは少年の力の獲得・拡張と成長の物語でした。その中でニュータイプという重要だけど説明がつかない訳の分からないオカルトを入れてしまいました。
さて、本作1話(PROLOGUEの誤りでした)の情報量がかなりありましたが、普通に見ていれば拾うべき情報はちゃんと散りばめられていますし、想像で補える部分がほとんどでした。スタートとしてはガンダムシリーズでは珍しいくらい丁寧な世界観の設定でした。もちろん不明点は今後明らかになるのでしょう。
本作は力の発露が少女どころか童女でしたね。これはいいですね。この後の葛藤が想像できます。物語の始まりがいつも唐突なガンダムですが、本作については母親がいましたからどういう理屈かは想像できます。今後少女が何と戦うのか、あるいは乗り越えるのかが描かれるのでしょう。
いままでの宇宙世紀ものでは、親は常に子供を裏切るか捨てる側でしたが、本作は親の愛から描かれていましたね。これも非常に新しいですね。たんなる復讐劇の伏線でなければ、次世代に継いでゆく…ガンダムの新しい子供が育ってゆくという感じもあります。
そして、ニュータイプでは描き切れなかった、人類の力の拡張に機械とのリンクを入れてきましたね。多分に設定はエヴァ的ではありますが、エヴァもSF的には説明不足でした。本作はエヴァとは違い丁寧に設定することで、人間の可能性の機械とAIとの融合という主体的な拡張の話になるのではないか、と思います。
なんとなくですが、このニュータイプというガンダムシリーズのトラウマを本作は覆すためのリスタートの気がします。そして親との断絶ですね。ここを変えてきました。男の子だと親離れがありますので、少女というのはいいかもしれません。
少女というのは、メタ的にいえばその方が数字が取れるというのはあるかもしれませんが、テーマ的になんとなく面白い視点が生まれるのでは?と期待します。
非常に期待感がもてるスタートでした。少女ヒロインで、ガンダムそして「機動戦士」を冠する必要があるかという疑問がありましたが、スタートを見る限り、何かテーマ性がありそうですね。非常に良い1話でした。想像の1000倍面白かったし、SF的にも良かったです。
それと作画…絵作りが非常に見やすかったです。ハサウエイよりもガンダム感がありましたし。それと背景美術が丁寧なのはさすがサンライズですね。高クオリティのアニメの画面にワクワクしてしまいます。{/netabare}
第1話 モロにガンダムウテナでしたね。
{netabare} ウテナのアンシーってトロフィワイフとして受け身でちょっとお姫様感がある印象ですけど、実際は結構主体性もあったし気が強かったですもんね。結局ウテナをたぶらかしたのはアンシーでした。
本作はデュエルで姫を奪いあう話で、トロフィってもろに言ってましたから、ウテナ要素が入るのは考察するまでもなく隠す気はないですよね。そもそも脚本家の人ってウテナの小説版やってますし。
ただ、ウテナは王子=姫という男女の構造を崩す。お城の虚構性つまり資本主義・拝金主義を暴く。つまり男性社会あるいは資本主義という女性を保護する社会構造から脱し、着飾ることを止める=ルッキズムの脱却という選択をしろということだったと思います。
つまり、今の社会は男性優位に見えて、実は女性はその中で自ら着飾ることで安穏としているんだぞ、という事です。
女性は自分で苦しみを背負うという選択をせよ、つまり、女性は裸になって男の庇護から荒野に出よという話でした。だから、ウテナカーは女性であり、運転手のアンシーも女性だったのでしょう。
もしウテナをやるなら、2人のヒロインがガンダムを駆って、すべてを捨てて、新しい秩序へ。学園社会、エリート、セレブ社会、あるいは地球圏から飛び出せるかどうかだと思います。
敷かれたレールの上の社会、価値観を決められた社会を「女性」が壊せということです。性の解放という浅いレベルにとどまらない、ポスト構造主義的な本当の意味でのフェミニズムを自ら実践せよ、という話になれるか?
ウテナは決して権利の話などではなく主体性の話だったと思います。そこを忘れて今風にウテナの真似をするとポリコレ的な性の自由と権利の話、つまり社会よ理解しろ、変わるべきだという話になります。
そうではなく、あの2人が「変える」話あるいは既存の社会を「捨てる」話になれるのか?
そこをどう描かれるのかがものすごく楽しみな点です。
更に、その先に何が描かれるか。母の作ったトマトとガンダムという共通点もあるので想いをつなぐような話もあるでしょうし、企業間の陰謀がどうなるか、水星VS地球になるのか、LGBTの深掘り、そして機械と人間の関係など、どんな展開になるのか楽しみです。
演出と展開はSFレベルを少し落としてみることにしています。冒頭のハッチが空くタイミングとか、決闘がいきなり生徒が沢山いるところで始まるなど、不自然なところはありましたが、ガンダムだから気にしてもしょうがないと割り切って見ることにします。
追記 公式の小説「ゆりかごの星」読みました。
ハードSFでジェイムスPホーガンに「揺籃の星」というのがあります。揺籃「ようらん」は「ゆりかご」とも読みます。まったくの同じ題名ですね。不気味です。非常に日本人に人気がある作家なので、SFの脚本家なら当然おさえていると思います。
水星と土星は違いますがちょっと設定は似ているので不気味といえば不気味です。「揺籃の星」は3部作で最後が「断絶の航海」です。ガンダム初の他恒星系の話になるんでしょうか?(注意として、一応ハードSF作家ですが、揺籃の星はかなりのトンデモ作品でSF慣れしてないと読んでてポッカーンなのでお勧めはしません)
今回は考察するのは、キャラのみにしてSF的な部分は見たままを受け入れる気なのでこれ以上の考察はしませんが、ちょっとドキッとしました。{/netabare}
2話 いや、面白過ぎるでしょ?
{netabare} 評議会でしたっけ?もろにルルーシュっぽかったですね。「お前に力はない」でした。毎話なにかいれてくるんでしょうか。
それにしてもトマトへのこだわりなあ。母かあ…母なあ…やっぱりガンダムエヴァでもあるんでしょうか?{/netabare}
3話 逆ハーレム…なんでしょうか?しかも性別関係なくみたいな。{netabare} つまり、決闘委員会が全員落ちる?真面目な設定が隠れていそうなので、いつ暗い展開になるか気を抜けませんが、今のところ頭を空っぽにして楽しめるところは、Gガンダムっぽいですね。チボデーみたいな髪の色だし。
ただ、モビルスーツより人間ドラマに興味が行くのはいいですね。面白いです。
母が義母なんでしょうか?プロローグで見た母親と腕の取り外しは一緒で髪と眉と目の形が違います。鼻筋は一緒かなあ。まあ、身分変えてるなら整形しないほうが不自然かあ。別人なのか、本当に事故にあって未来技術で顔を作ったか、ですかね。
それともなんかあるのかな?設定を深読みしてもガンダムは材料が後付けが多いので解答は出ない気がします。まずは楽しめるのでよしとしましょう。{/netabare}
5話 不穏すぎる。ガンダムは家族って…86展開?考察する気はなかったですけど…生体兵器だよなあ、やっぱり?
{netabare} 姉妹(兄弟)はいる?という話の後に、強化人間じゃないと制御できないガンドフォーマットがリスクなしで操縦できる、そしてガンダムは家族というとでした。
つまり、ガンダムは母かクローンの姉妹で操縦者に変わって生体がAIに組み込まれているということかな。エヴァであり86ということですね。プロローグのあの子供がエアリアルだったりして。
AIと人間の融合が多分ニュータイプに変わるテーマだろうなあと思っていたので、意外ではありませんけど。温い転嫁が闇墜ちするのはいつでしょうか。 {/netabare}
6話 ガンダムとエヴァの融合。スレッタのしゃべりに成長を感じる。ウテナ設定は忘れないようにしないと。
{netabare} どう見ても綾波でしたね。これは模倣ではなく、部屋の描写、コクピットから手をつないで出てきたところから言って意図的だった気がします。この悲劇は当然エアリアルも、ということでしょうね。
ガンダムとエヴァの融合。そのほかいろんな未来が見えます。機械と人間の融合はどういう形でなされるのか。
大人の思惑があるから学園の設定が無邪気なだけにちょっともどかしいです。ウテナ設定。つまり、2人で地球=企業の力学で動く資本主義、戦いでほしいものが手に入る弱肉強食の世界から脱出できるのでしょうか。
スレッタのしゃべり方は意識的にしっかりしてきています。彼女の成長の演出でしょう。いいですね。最後の切ない演出も良かったです。 {/netabare}
11話 もともと面白かったですが、7話から別物みたいに面白い。子供向けフォーマットに考察できる含意、深みを入れている気がします。
{netabare} これは初代ガンダムが子供向け作品に戦争のリアルを含ませたマインドを想起します。本作は、かなり子供っぽい展開のガンダムですが、そこに含まれた過去のガンダムの理念とその一方で生まれ変わるためのアンチテーゼとして読み取っていきたいです。
企業設立の投資家を募るところは茶番でした。ですが、ガンダムは大人向けであってはいけない。日曜夕方という放映時間から言って、その理念に立ち返った気がします。つまり茶番ではなく分かりやすくしているだけだと思います。
そして、子供だましであってはいけない。子供も大人も楽しめる作品でなければ。あるいは子供が見て何かを感じる、大人が見れば考察できる深さがある作品でなければいけない。本作のチューニングは素晴らしいと思います。特に感心したのは株式会社ガンダムの話です。
企業を守る、適材適所の運営。そして人を頼る、ステークホルダーに説明する。企業設立・経営の要素が日常パートに潜ませて描けていました。法改正=規則改正は頭の痛い話ですが、良くあることです。
そして、企業経営の一番大事なのは「誰も正解を知らない」ことでしょう。便所飯が痛かったですが、これは自分以外の誰もが正解を知っている、自分と違って役立っている、と思ってしまう、真面目で優秀な子が陥るわなですね。一つの失敗で昔の事を全部ネガティブにとらえる。
ミオリネのような経営者はいると思いますが、死に物狂いになっているだけです。放っておいても信頼できるパートナーは得難いです。そこの誤解が面白かったですね。企業の経営と人の心理を丁寧に描けていたパートだと思います。
で、医療技術という企業理念はいいですけど、技術は軍事転用可能ということですね。そこは一つのテーマになりえると思います。それは0話のPROLOGUEで言っていた話だと思います。あえてここの対立を見せたのは、この辺りが描きたいからでしょうか?
あるいは、表ではルール通りの紳士的な経営者でも、個人としては普通の良心を持っている人間でも、企業経営になるとなりふり構わないと言う部分もいいと思います。
ガンダムとしての設定は、やはり、人間のテクノロジーとの融合でしょう。あるいは機械に人間を融合させるというダークサイドも見えてきそうです。
そして地球VS宇宙VS水星は、貧困VS富裕層VS障碍者?学園と株式会社ガンダムがこれを融合させるのか、新しい世界を作るのか。展開が楽しみです。
ニュータイプはAI・サイバネティクスの融合になる。
戦争がリアルでは無い世代に対し、分断と学園内の居場所の無さでテーマを作る。そういう作品になると思います。
そうそう、サンライズが無くなり、コンテンツ管理の会社に成り下がるか、これからも新しい価値を生み続けられるかの正念場でしょう。本作の企業設立のリアリティはそういう実体験もあるんでしょうか?{/netabare}
11話追記 ロボットアニメって基本的には男の主人公です。パートナーやサブキャラで女性がやることはあっても、なぜ男性か。それは、ロボットとは自己拡張だからです。自動車、時計、スーツ、靴などの趣味と重なります。
{netabare} 一方で女性の主人公は何になるか?魔法使いです。魔法使いも自己拡張ではありますが、この自己拡張は「魅了」だと思います。つまり、化粧であり、ドレスであり、アクセサリーです。
本作で、なぜ女性が主人公で魔女なのか?本作のヒロインが、人たらしで周囲の人間を魅了してゆくという意味が一つ考えられます。
ヒロインだけあって、ガンダムは自己拡張ではなくて、本作ではパートナーであり庇護者の様に描かれています。となると、この先の展開ですが、ガンダムという庇護から抜け出す展開になるのか、ガンダムとの対等になることではないか。
庇護から抜け出す=ガンダムからの卒業、そして、ガンダムという機械と人間の融合、つまりそれが新しいニュータイプであると、そんな感じになるのでは? {/netabare}
12話 人助けなら何をしてもいいという「ガンダム大地に立つ」へのアンチテーゼか、あるいは人間の定義はどうなってゆくのか問題か?
{netabare} ネットで話題になったので、最後のシーンは知っていました。ネットのマナーは何とかしてほしいものです。
今回の話はいるんな発展の可能性があると思います。もちろん母と名乗るプロスぺラ・マーキュリーの思惑ではあるんでしょう。
ミオリネは、スレッタがガンダムで駆け付け、助けられました。そしてスレッタのいい笑顔です。演出から言って狂気性をはらんでいるように見えましたが、歴代のガンダムがみんなやっていることです。仲間のピンチをガンダムで助ける。ファーストガンダムから見て見ぬふりをしていた違和感です。「ガンダム大地に立つ」の異常性を表現するためにわざわざ学校にしたのでしょうか。ちょっと「ククルスドアンの島」にも通じる部分です。
あるいはガンダムは人を殺す作品である。だけど、それを見て喜んでいる視聴者は?というメタ視点でのアンチテーゼにも感じられます。
前半のシーンで実弾が条約で禁止というセリフがあえて入ってました。これがこの最後のシーンにつながるのでしょう。武器や殺し方で何かが変わるのだろうか?ということです。そしてそれは我々実社会にも関連してきます。
「ノーマルスーツをなぜ着ていない?」って最高の愛情の言葉だと思うのですが、そこの演出が親子が分かり合えない感じがいい演出でした。で、命の選択という言葉です。ここもこの後どうなってゆくかです。さっきの敵を殺さないと味方が助けられない問題と合わせて、テーマになるのでしょうか。
人の定義ですね。人の死の概念というものがスレッタから欠落している可能性です。ガンダムは故障しても治る。水星の身の回りの人は機械として生まれ変わっている。つまり、人の概念が普通の人とズレていたという可能性です。ガンダムを家族扱いする意味ですね。ガンダム=医療と言う部分の完全に逆手に取っている可能性がある気がします。
ガンダムがなんらかの形で人の脳や精神データを受け継いでいると考えていましたが、スレッタにとって人間の定義はガンダムと同じという可能性です。
そういういろんな可能性が考えられます。2クール目が楽しみです。
一応途中ですがキリがいいので評価します。今のところかなりいいですね。こんなにテーマとか話の行先にドキドキするガンダムは初めてかも。 {/netabare}
総評 2クール目を前に。学校である意味、身体医療要素、起業、親子、老人など
ストーリーの設定考察は沢山あるので、テーマに絞ります。この原作というか脚本者は本当にすごいと思います。ルルーシュの人ですかね?エンタメとテーマ性の両立が最高です。
まず、学校が舞台です。そこでは兵器を使っての戦闘について教えています。ですので、いざ戦闘となれば、人を殺すことになります。で、最終話ですね。「そのためのガンダム」である、ということをミオリネは忘れていた…わけではないと思います。ですが、現実を見たらあんなことになりました。学校は役立たない、学校でちゃんと教えているのに、現実に立ち向かえないということでしょうか。
学校内の成績、カーストの位置など関係ない。校内での孤立や派閥などもありました。
身体医療の要素は、機械と身体の融合による新時代のニュータイプでしょう。AIだけでなく人間の定義の問題が入ってきそうな気がします。クローン設定などのバイオ技術も含めて様々な要素が散りばめられています。
学校問題と絡んできますが、虐げられている差別されている人たちも、固まって拗ねているだけでなく起業してみたら?ということもあるかもしれません。ただ、上手くいかない雰囲気もありましたので、子供の遊びとして描いていたのかもしれません。いずれにせよ、これも分断の下層の被害者意識だけでなく、何かやってみろ、ということかも。
親子関係がクローズアップされていました。ミオリネ、スレッタ、グエルなどが代表ですが、毒親問題と親の愛情です。子供がどう育つのか。厳しい父を持つミオリネが一番まともで、グエルの父はリベラリストで拝金主義者。そしてスレッタは…?ですね。母のトマトをずっとクローズアップしてきたのもきついですね。つまり潰れると…グチャですね。
老人はまだ見えてきていませんが、彼らの残した遺産が子供に暗い影を落としています。水星という魔境…そこでどんな事が行われているのか?2クール目が楽しみです。
なお、OPです。夜系は苦手だったんですけど、慣れるといいですね。不思議な感覚になります。未来的でもありますし。歌詞もいいです。
そうそう、やっぱりプロローグの「ゆりかごの星」が気になります。やっぱり地球を捨てろっていう結論になるんでしょうか?ホーガンの小説「揺籃の星」との関連がやっぱり気になります。
ウテナがミスディレクションだという感じもありますが、最後はやっぱりウテナカー=スレッタガンダム?
リタ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オープニングがとても良い。
初めは、yoasobiどうなんだろー…と思っていたけど
この主人公と主要キャラの雰囲気と曲が妙にマッチしてお気に入りになった。
始まりの不穏な展開と主人公の境遇がとても良い。
1期までのストーリーは、よくあるのかも知れないけど
強すぎる展開がとても気持ちを上げてくれるし
今後何かあるんじゃないかと一瞬不安にさせる要素にもなっているし楽しい。
ここからどう落ちていくのかとか、想像しながら一緒に追っていけるのが良かった。
でえ さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キャラデザ、メカデザ、音楽、作画、短い話数
全てにおいてめちゃくちゃキャッチーに作られたガンダム
ガンダムファンに刺しにきていないですが、なろうアニメが量産され、鬼滅の刃が覇権となった令和のアニメファン世代にガンダムというものを刺しにきているような気がする作品です
全編通して非常に見やすいのでロボット物避けてた方や、ガンダムの話数の多さに抵抗感ある人にはとてもオススメできます
私はリアルタイムで見てましたが、完結して数ヶ月たった今最も印象に残っているのはYOASOBIの祝福かもしれない…w
リリエンタール さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
話の軸はめちゃくちゃ
キャラは不快な人間だらけ
スレッタもミオリネも魅力は無い
会社運営の設定もろくに活かされない
何一つ面白くない駄作
マサ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ポリゴン@Radio さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アニメ記録用垢 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私の知るガンダムと言えば〝戦争〟をテーマとした作品しかないが
今作は戦争がテーマではなく〝選択〟がテーマである。
『逃げれば一つ、進めば二つ』が作中で幾度なく言葉として出てくる。
身内、敵に限らず全てのキャラクターが〝選択〟をした結果がストーリーを左右する。
また今作は初の女性が主人公のガンダムであり、そういった面でも他の作品とは違う味を出している。
各々が自身で思考し、決断し、前に進もうとする姿勢は好むところであり
かなり評価できる作品。
観終わった後の感覚としては大作を観た後の感覚であり
それだけ今作が良い出来であることの証明。
アナザーストーリーがあれば、エリクトとエルノラに報われて欲しい。
タイラーオースティン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
女性主人公のガンダムに加え、令和初のガンダム作品になるのかな。
前半から学園を舞台に人間模様が描かれるさまに既視感があったが、ファイアーエムブレム風花雪月というゲームを連想させられるものがあり、時期的に多少影響を受けていたのかなと思いましたね。
トラブルが起これば決闘で、モビルスーツ同士のバトルはたいていそれと、わりと平和な感じでしたが、終盤シリアスになり、しかも最終話はものすごい気になる終わり方だったりと、続きが気になると思わせる時点で作り手としては成功だったんじゃないかなと。
二期も続けてみたいと思います。
lcXEE65136 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
終盤詰め込みましたね。
初代ガンダムみたいでした。
もう1クールあれば良作だったでしょう。
キャポックちゃん さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
【総合評価☆☆】
近年、映画やWEBなどさまざまなメディアを通じて発表される機会の多い「ガンダムシリーズ」だが、本作は、プロローグがWEBアニメ、本編が分割2クールのTVアニメとして制作された。以下のレビューでは、すべてを併せて1本の作品として扱う。
一言で評するならば、脚本に一貫性がない。いくつものモチーフを束ねて物語を構成しているが、単に並べただけで作品全体の方向性が見えてこない。TVシリーズとして前作に当たる『鉄血のオルフェンズ(第1期)』では、「自由を求める少年たちが、有能なリーダーに率いられて火星から地球に向かう」という明確なプロットがあり、さまざまなエピソードは、すべてこのプロットと関係づけられる。『水星の魔女』には、こうした骨格となるプロットが提示されておらず、話があちこち迷走する。
本作の大筋を考えたのは、シリーズ構成としてクレジットされている大河内一楼だと思われる。大河内は引き出しの多いライターで、過去作で使われた多様なモチーフを引っ張ってきては、一つの作品に詰め込むのが得意だ。「ゾンビと侍とエクソダス」とか「吸血鬼と学園と巨大ロボット」のように、異質な題材をかなり強引に合体させて話を作る。
シナリオ作りで大河内が中心になったと考えられる理由は、彼の関与した作品のモチーフが多く利用されていること。序盤で繰り広げられる「花嫁を決めるための学園内決闘」は、もろに『少女革命ウテナ』のパクリで、大河内はこのアニメのノベライズを担当していた。第1期後半から宇宙規模の企業活動が重要な役割を果たすが、これは、大河内が「宇宙の会社員もの」という谷口悟朗のアイデアに触発されて脚本を書いた『プラネテス』の基本テーマ。終盤で重要になる{netabare}ロボット内部に人の意識が取り込まれているという設定は、(オリジナルはおそらく『新世紀エヴァンゲリオン』だが)大河内の脚本による『革命機ヴァルヴレイヴ』で使われていた。{/netabare}
もちろん、創作活動におけるモチーフの流用は大芸術家でもごく普通に行うことで、それ自体は何ら問題ない。問題なのは、流用したモチーフがバラバラに並べられるだけで、ストーリーを推進するエンジンとして機能していない点(流用するなら原作を超えろ!)。
例えば、学園での決闘という一種のお遊びに、なぜ高価な大型ロボットが使われるのか。ここに「運営企業に陰の目的がある」とか「密かに人体実験が行われていた」という要素を付け加えれば、その後の展開とリンクさせられるはずだが、そうした工夫は見られない。軍事行動が始まるきっかけも唐突。同性同士の婚姻や親子の確執なども、他のストーリーラインとうまく結びつかないまま軽く流されてしまう。
どうやらプロデューサーたちは、急増中のにわかアニメファンを取り込もうと、「国家間の大戦争を舞台にしない」「複数の女性を主人公とする」といった、予備知識がなくても楽しめる設定の採用に気をとられ、肝心のプロット作りは脚本家に任せきりにしたようだ。大のガンダムファンだった監督の長井龍雪が、いかにもガンダムらしい骨太のプロットを考案した『鉄血のオルフェンズ』とは大違いである。
うにゃ@ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
女性主人公ガンダム。学園物で決闘ですべてが決まり、賞品が花嫁…ウテナみたいな設定。
スレッタの性格付けがとてもよく、他のキャラの性格付けや数も程よい良い感じ。学園物だけど今風でゲイナーやレコンギスタのような独特な人間関係の連帯感のノリはないけど、展開が早いわりに人間関係もわかりやすく面白い。
またオルフェンズのような水星の勢力がでてくるのかと思いきや、アーシアンとスペーシアンの大きな対立と同一グループ企業の争いで複雑ではなかった。金星宙域や木星帰りとせっかく水星までいったのに水星から来たというだけで水星感は薄かった。前日譚で謎を散りばめ伏線を張ったのは、先の視聴が楽しみになる。
1期後半から決闘が薄れシリアス展開になっていき、最終話の最後のスレッタはアルドノア的な1期終了で良かった。
評価高いのはガンダムだから。
100点中88点
あと さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ガンダムシリーズのアニメを見たことがなかったので初めて見てみましたが結構面白かったです。ただ展開はそんなにかな…。一期だけでは評価しようがないのでこのくらい。作画が良くて雰囲気もいいので結構楽しめます。
腐った牛乳侍 さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
1話の百合展開とかグエル没落編とかサイコパスエンドで終わったところとかインパクトだけで見れば最高レベル、中身は正直下の上。
スレッタとミオリネの魅力のなさが壊滅的で、話に関しても会社設立とか親の対立とかで迷走しまくってて、しかも新しい設定も生えてくるもんだからますます何がしたいのか分からなくなってきてる。
2クール目での挽回を期待したんだけどなぁ…
Mi-24 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Ⅰ 序
本作に関しては物語も作画も近年稀にみる名作であったことにおける感慨は多くの方々とシンパシーを共に得るものと思考する。
私自身はファーストガンダムリアルタイム世代であるが、近年のマンネリズムに伴い2010年以後の新作は総じてスルーとしてきた経緯がある。
そういった心置きにおいて本作も半信半疑で視聴を始めた経緯があるが、所謂旧作の「呪詛」を克服し新たな「ガンダム像」をステートメントしたことへは素直に敬意を表する。
私はかねてより伝統を重んじることの大切さを「保守主義」を通して訴えてきたが、なにがなんでも古い姿をまとい続けることが唯一の正解ではない。
時には「イノベーション」が必要であるが「イノベーション」が生まれず30年近くもがき苦しんでいるのが日本経済の姿が正解とは誰も思わないだろう。
「イノベーション」が想起するには社会の活力を推進する「自由」が不可欠であり、それは仮面的な自由(設計主義的合理主義)であってはいけない。
『水星の魔女』は「ガンダム」の伝統を継承しつつ「イノベーション」に成功した。
ゆえに本作はガンダムの新たな1ページを刻んだ栄えある作品として後世に語り継がれることを念じて止まないのだ。
物語全般の概観として、伏線未回収など本作は2クールでは尺不足を否めないことから、本編での説明不足、未回収分は今後、劇場版、OVA等で補完されることを期待する。
とは雖も、4クール相当に匹敵するだけの多くの伏線を散りばめそのほとんどを回収した大河内氏の構成の巧さには脱帽するよりない。
本作を仮に4クール作品とすれば、冗長感が生じたことは否めなかったであろうし、回収のタイミングを測り損ねると『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』のような忙しさとなり作品の魅力を損ねる結果となりかねなかった。
振り返れば、緊張感を持続するにはちょうど良い速度感だったことに収束する。
さて、私のレビューにおいて世俗的な感想を書き連ねることはもとより期待されてはいないであろうから、本作においてSF考証を担当された高島雄哉氏の考え方を中心に考察を深めたいと思う。
当然に私がレビューする以上は科学的根拠に基づいた内容となる。
古くからのフォロワー諸氏は筆者が物理学者であることを御承知かと推察するが、高島氏も理学部卒経歴である故に、爾後、敬意を表し記述する内容には「量子力学」、「素粒子論」、「宇宙物理学」etcの専門用語等を容赦なく使用することを前もって御承知置き願いたい。
以後のテキストを読む前に「量子論」と「素粒子論」の基礎の一部を過去の拙稿に記載してあるので、お目通しを頂き以後のテキストの理解の一助になれば幸いである。
『STEINS;GATE 0』
https://www.anikore.jp/review/1857368/
【簡単な物理概念のガイド】
①「量子論」
「量子」とは「粒子(見える物)」と「波(見えない物)」の場の状態であり、人間が目視観測しても認識不可な物体の状態を確率的に示す考え方を「量子論」と言う。
目視観測不可な事例として、死んだ猫と生きている猫が重なりあって存在している状態が典型的な「量子」の状態である。
「量子力学」と「量子論」はほぼ同意のものであり、量子の状態式の「ハイゼンベルグ方程式」が行列式で描像されることから「行列力学」の一形態として名付けられた。
量子状態を表す式としてはもう一つシュレディンガーの「波動関数」がある。
②「宇宙論」
二大柱は
宇宙の状態を記述する「一般相対性理論」と重力の状態を基準する「量子重力論」となる。
「量子重力論」は「素粒子論」とセットで解説されることが多いので後述する。
「一般相対性理論」は筆者の個々のレビュー内で説明をしているので参照して頂きたい。
③「素粒子論」
簡単に言えば素粒子は原子を構成する物質であり、物質の基本単位を扱う理論。
性質として「正物質」と正物質と正反対の性質を有する「反物質」がある。
具体例としてはプラスの電荷を有する「電子」は「反物質」である。
宇宙創世記には「正物質」と「反物質」は等量存在していたとされるが、「反物質」より微量質量が多い「正物質」との衝突で「反物質」の存在寿命は「正物質」より短い。(CPの非対称性)
「素粒子論」は弱い力の場を扱う分野でもあり量子力学で記述される場の理論と整合する。
しかし、量子力学では矛盾がなくても重力等の強い力を扱う相対性理論上では矛盾が生じる不都合が度々生じることから、これらを解決する「超弦理論」が提唱され現在帰納的事実の結果が待ち望まれている。
なお、本レビューは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』全般に及ぶ内容であるので、この場所に集約する。
本欄で記述しきれなかった場合、乃至は「Season2」に特化した内容特に「戦争シェアリング」、「百合・LGBT」等の政治思想の機微に触れる内容はそちらへ記述を行うものとする。
II 「データストーム」考
ここより考察本編に入るが前述したように専門用語、専門理論をシャワーのように用いるので、頭痛を誘発される恐れがある方はここで撤退を願いたい。
(1)パーメット粒子が意味するもの
本作では宇宙元素のパーメットなるものの存在が設定され、この元素同士では情報が瞬時に共有されるとしている。
しかし、我々は既にこのようなものを媒介しなくても瞬時に情報を伝達、共有する技術的スキームを得ている。
小耳に挟んだことがあるだろうが「量子テレポーテーション」がそれである。
この事実は高島氏も当然知り得てるはずであるが、なぜわざわざパーメットを設定したのかが興味をそそる点である。
私が愚考するところ「量子テレポーテーション」は特に人体を媒介する技術ではなく、そこにパーメットを設定することによってガンダムの「呪い」を演出する意図があったのであろうと推測する。
本作ではパーメット間の情報伝達の仕組みは解説されていないが、無線的でかつ瞬時の情報伝達を可能とするテクノロジーは「量子テレポーテーション」しか存在しないことから、パーメット間では量子状態の転送が安定的に行われているものと仮定できる。
①量子情報論における情報の定義
{netabare} 情報の単位は「素粒子」であり、情報量は不変で消滅はしない。
ここで大切なのは、情報統計学で扱う情報と物理学で扱う情報は性質を異にすることから混同されないように願いたい。
また、上記「量子情報論」上の定義は#24においてデータストーム上で死者が現界した理論的裏付けにもなるので、脳にチェックをしておいて頂きたい。{/netabare}
②量子テレポーテーション現象
{netabare} この内容が本レビューで発信された時点で調べた方は多いであろう。
多分、現実に体験する現象ではないので理解に苦しむ方の方が多いと思われるが、前述、『STEINS;GATE 0』のレビューを読めば量子の性質は理解できるはずなので詳細説明は省き、ここではデータストームに繋がる要点に絞り説明する。
まず、現在の技術では量子テレポーテーション通信は非常に不安定であることからA地点から発信した情報(量子ビット)をB地点で受け取った場合工学的エントロピーの発生で混濁する。
量子ビットの通信は理論上速度概念を超越するが、ビットのもつれを確定させる情報のやり取り(ベル測定)は従来通信に依存するため光速を超えることはできない。
量子ビット情報の確定レスポンスとベル測定の情報伝達速度の差が工学的エントロピーであり、数学的には密度行列式で表現される。
つまり、現時点では100%確実な通信は理論上は可能であっても工学技術的に困難であることは理学者にとっては周知の事実であるからパーメットなる触媒を設定してエントロピーの発生を回避したと思考する。 {/netabare}
③ブラックホール情報パラドックス概説
{netabare} これもデータストームで起きる不可思議な現象を説明するうえで大切なギミックであるので独立項目として説明しよう。
この理論は大変難解ではあるが、今後の科学の行方を左右する大変示唆に富んだ内容であるので是非頑張って読み進めて頂きたい。
「①」で量子情報は消滅しないと記したが半分は嘘である。
「②」でも注意喚起したように、量子状態は人間レベルでは普通の観測は不可な領域であり、そこで起こる事象は多々人智を超えたことも起こり得るのである。
半分は嘘の意味は情報は隠れただけで消えてはいないと現代宇宙論では仮説されているという意味である。
人間は目で見た事象は事実と疑わないが、見えたもの全てが真実ではないというテーゼが物理学の根底にはある。
逆説的に、見えなくてもそこには真実が存在する可能性が留保されるのである。
この真理を量子力学情報に当てはめると、認識不可な情報はその時点では消滅していることと等価であるという真理が生じる。
つまり、認識不可となっただけで情報というスカラーは消えたかどうかは定かではない。
このような事象を「情報パラドックス」と言い、情報認識の分界を「シュバルツシルト面(事象の地平面)」と言うが、量子力学情報の基本は粒子であり、粒子の状態が所謂情報(量)スカラーである。
理論的に量子情報スカラーの内容は変わっても情報の量はあくまで等価であって、棄損されることはなく宇宙空間のどこかに存在し続ける。
ここまで読み進めて頭痛がピークになった方はこれ以後はリタイアを推奨する。
ここから更に「量子重力論」、「量子意識仮説」の説明も入り相当難解になるので覚悟して読み進めてほしい。{/netabare}
④「意識」の正体はデータ
{netabare} 本作ではエリクトがエアリアルの中に生体コード(データ)としてとして埋め込まれているが、この発想は完全なフィクションではなく量子論として科学論文が発表されている。
これが「③」で記述した「量子意識仮説」を用いた設定である。
順番に説明するが先に申し上げたとおり難解な理論であるので覚悟して読み進めて頂きたい。
(a)人の意識の正体は電気信号である。
このことはあらためて説明することもなく、意識を掌る脳が活動すると電信号が発せられる。
この現象を医学的に利用した代表例が「脳波」であるが、近年、神経とシナプスで起こる複雑
な生体電気信号の実体が徐々に明らかになってきている。
ガンドアームの設定概念は、神経から発せられる電気信号をパーメットを介して量子テレポー
テーション技術で通信し、動作に反映させる考え方であろう。
脳科学は門外漢なので詳しくは検索で調べて頂きたい。
(b)電気信号とは電子の位相変位(電流と電子のベクトル位相は負の相関つまり逆)であり電流とは
電子の流れを意味するが電流は抵抗が無い場合は光速と等しい速さだが、電子の流れは質量のある
「フェルミ粒子(電子)」が移動するため速度は遅くなる。
何が言いたいかといえば、意識の根源は量子効果を取る「素粒子」であり、この状態は量子力
学で記述されるという理論フォーマットを説明している。
実は「量子意識仮説」は極めて新しい理論で、その真偽は今後の研究が待たれるが、概要とし
ては「細胞内小器官のひとつである微小管内で起きる量子現象が微小管上に存在する量子ビット
によって形成されている」つまり細胞内での量子効果が意識を生み出していると言う仮説であり、
ネットワーク構造と神経電磁気運動が一定のパターンをとったときに「意識」が現れるとされて
いる。
高島氏が「量子意識仮説」の知見を保有しガンドアームのSF設定を詰めたことはほぼ間違いな
いと推察する。
参考までに「量子意識仮説」の元論文(英文)のリンクを記すので興味がある諸氏は独自に学
習して頂きたい。
“The Science of Consciousness Conference”
https://consciousness.arizona.edu/science-consciousness-conference
(c)まとめ
・意識の根源は「素粒子」である。
・意識は量子力学で記述可能な量子ビット情報つまりデータである。 {/netabare}
⑤意識の行く末、宇宙の果て?
{netabare} さて、「④」では意識の量子力学的特性について説明したが、意識は人体が生命活動を停止したら意識である量子ビット情報は消滅するのか?否である。
量子ビット情報は物理学的に因果律を破らない以上消滅することはないことは「③」で説明済みであるが、では肉体を失い量子ビット情報として独立した意識はどこに行くのであろうか。
オカルト的には肉体を失った残った意識は「残留思念」として霊魂等で実体化することがあるとする主張を耳にする。
所謂仏教で言うところの不成仏な状態であるが、成仏した意識はどうなるのか、宗教的には天国などの死後の世界に行くそうだが、意識はあくまで科学的データである説明をしたばかりで、舌の根乾かず非科学的な内容でオチをつけるわけにはいかないであろう。
では、肉体から飛び出した意識(量子ビット情報)はどこに行くのであろうか。
ペンローズ=ハメロフ の提唱では意識は宇宙に拡散するであろうとされている。
ロジャー・ペンローズはノーベル物理学賞を受賞した英国の理論物理学者で、スチュワート・ハメロフは米国の医学博士で彼等は共同研究で「量子脳論」を提唱している。
ただし現状の「量子脳論」はどれもプロト科学のコンセンサスを得られていないことに留意を要する。
蛇足だが、ペンローズ=ハメロフの量子脳論がプロト科学に至らない最大の障壁は、意識の根源は素粒子とは違う物質と規定しているところだが、彼等の理論が科学的な評価を受けるにはまず素粒子以外の物質の発見がないとならない。
ただし、彼等がなぜ意識の根源は素粒子とは別のものと考えた動機には肯けるものがある。
意識である量子ビット情報は生きている間は体内に固定され、死と同時に体内から拡散する性質が必要であるが、既存の素粒子論ではこのような特異点の存在は説明が困難なことは言うまでもないことである。
反面、「量子意識仮説」では体内量子ビット情報の特異点の説明は困難であるが、意識の正体は素粒子であることは微小管内で波動関数の収縮が観測され実証済みの事実であることからプロト科学として受け入れられている。
ここではあくまで科学的言説とSF設定の考察であるので、明確な擬似科学以外は仮説として捉えても差し支えないとするが、プロト科学以前の学説援用はフィクション色がより濃くなることとして了知を願う。
最後に、意識が量子ビット情報として宇宙に残っているのであれば可逆が可能である。
ここで「(1)」の「②」で述べたデータストーム上での死者の再生へと駒が進むが、本作では前提条件として「パーメットスコア8超え」を達成しなければ死者が再現しない。
因みに、パーメットスコア8でエリクトとカヴンの子が現界した。
であれば、「パーメットスコア」の元ネタとなる科学言説の説明が先であろう。{/netabare}
さて、ここまででも長大な文章となったことから以下は次回に寄稿とする。
ただし、寄稿時期は未定であるw
予習の意味で『STEINS;GATE 0』のレビューでは未掲載であった論文を提示。
興味がお有りの方は御覧あれ。
{netabare} “Black Hole Entropy and Soft Hair”
Sasha Haco, Stephen W. Hawking, Malcolm J. Perry, Andrew Strominger
https://arxiv.org/abs/1810.01847{/netabare}
※本レビューは余所で私が記した論述の一部転載であり、著作権は筆者のみに帰属することを宣言する。
2023年7月8日初稿
徳寿丸 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
デルタ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
§レイン・スターク§ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
2023.06.26 ★★★☆(3.4) 1度目観賞評価
taka_2 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
Gレコをさておくと、ガンダムシリーズは結構好きなので欠かさず見ている方なのですが、なぜか本作はスルーしてしまってました。
いつも聴いてるPodcast等で良い噂を聞いたので、もう2期も終わりごろですが、遅ればせながら見始めました。
ガンダムに乗るとパイロットの体が蝕まれるという謎仕様と、主人公「スレッタ・マーキュリー」とスレッタが乗るガンダム「エアリアル」の場合はパイロットへの影響がないという点が本作のカギなんでしょうか。
20話まで一気見したせいで、登場人物と利害関係が分かりづらくなってきたので、整理しながら見るといいかも。
2期へ続く
ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
質問来てた!「彗星の魔女って、ガンダムを見たことない人でも楽しめるの?」
結論!「ガンダムを知らない人でも楽しめる、というのは事実ですが、かといってこれがガンダムのきっかけに必ずしもなるという訳でも無さそうです」
(ごめんなさい。ネタ知ってるだけでご本人のヨウツベ見たことないです...)
ガンダム、といえばおじさんおばさん大好きなアレ、という認識の若者が多い現代において、「明らかに若者向け」という作品が出るのは必定だとちゃんと理解していても、元々のファンからの「ちょっと...」という懸念はやはりありました。XWGからあったんですから、AgeやGレコや本作では尚更でしょう。まぁ結局AgeもGレコも上手くは行かなかったっぽいですが。しかし本作は割と成功したと言えるでしょう。ガンダムをよく知らない人でも何となくタイトルは知ってる、みたいな現象がやや起きてるらしく、私の友達も「あ、ガンダムやってたよね!」と話題を合わせてくれるあたり、知名度が伺えます(今までは放送されてたのすら気づかれませんでしたが)。
内容としても、宇宙世紀ではなく全く新しい歴史(ガンダム公式の解釈としては他の作品も一応は繋がっている?世界が滅んでまた再生しての繰り返しの中の一つのストーリーという設定らしいので、正確には全く別の話、という訳では無いのですが、話の内容には微塵も関係してこないため、独立した一つの作品として進ませて頂きます)なので、初心者にも優しく、尚且つストーリー内容も優しいものになっています。戦争というよりかは「学園モノ」という印象が強く、恐らく今後メインとして展開されるだろう「差」の要素を散りばめながら、爪痕を残し、終わった優秀な1クール目だと言えるでしょう。
主人公が女だったり(ポケ戦の主人公はバーニィだと私は思ってます)、機体デザインが基本的にまるっぽい(これに関してはターンAやGレコもそうでしたが)だったり、私の記憶では2クールの約25話のガンダムは無い(ユニコーンは元々は映画ですし、35話くらいあったはずなので、カウントしません)ので、何もかもが新しい試みとも言えるでしょう。
故にガンダムを全く知らなくても楽しめると言えるでしょう。ただ、本作が好きだからと言ってほかのガンダムが好きになれる保証はありません。というか可能性は正直低いです。本当にそれくらい今までのガンダムとは異なります。
正直な話、これがガンダムなのか?というのは感じます。もう名前だけ借りてる感が凄く、富野監督(最近はその本人が暴走していますが)やファーストガンダム制作陣(ククルス・ドアンリメイクでヤバさが露呈しましたが)が目指していたものとはかけ離れているような気がします。果たしてほかのロボットアニメではいけない理由があるんでしょうか。まぁガンダムなんて途中からそんなんばっかですし、宇宙世紀以外の作品で毎度言われていることなので今更ではあるのですが。
プロローグ(エピソード0)を見れば大抵の雰囲気は分かります。が、なんか見たことある設定ばっかなような気がします。{netabare}地球以外の惑星、ガンダムを犯罪扱い、角をおれば勝ち、幼少期からファングが自由自在、システムの使用による身体の負担、{/netabare}なんか見たことある要素てんこ盛りですが、別にパクリとかでは無いので「あ、こんな感じの設定どっかの作品にあったなぁ」とノスタルジーを感じるくらいがちょうど良いと思います。
結構明るいエピソードが多いことに変わりは無いのですが、それ故に残酷さが際立ちます。恐らくこのシナリオ書いた人は人間の心なんて持ってないんでしょうね。ね!
結構関係の無い話になるのですが、この作品が放送される前期に「リコリスリコイル」という作品がアニメオリジナルのくせして物凄く人気が出ました。ネタバレはしませんが、主人公は女の子2人で、2人が衝突(広義)しながら成長(広義)していく、みたいな話でしたのでその余波が本作に流れているらしい。本作を好きになった方はリコリスリコイルも見てみると良いかもしれません。またはその逆もオススメです
{netabare}
スペーシアンとアーシアンの差別がハッキリしている学園に編入した主人公(スレッタ)は、ホルダー(グゥエル)と戦い勝利する。その影響でその婚約者(ミオリネ)が主人公の婚約者となる。再びグゥエルに勝った主人公は冷徹男(エラン)と仲良くなるが、エランを作った企業の思惑により戦闘し、主人公が勝つ。エランは消滅し、グゥエルは寮から追い出され、企業の思惑により禁止されたガンダムを使用したとして主人公を避難するが、ミオリネの起業と父親(ダブスタクソ親父)への懇願により危機回避。アーシアンをメンバーにガンダムの医療技術開発を勧める一行とそれを戦闘で止めようとする会長(シャディク)に勝利。シャディクの指示によるテロによりダブスタクソ親父が瀕死、メンバーの1人(ニカ)が怪しいとこを見られ、グシャ!からの主人公「助けに来たよ」ミオリネ「どうして...笑ってるの...」
ひええ
人の心ないんか?グゥエルとエランが何をしたっていうんです...
エランが消滅する時、一瞬無音になって「エランさんまだかなぁ」はやばいでしょ。人の心無さすぎる。
あとグゥエルね。スレッタとガンダムっていう相手が悪かっただけなのに結局ボブとして父親殺しちゃうって...初めての人殺しが父親って...
ただただしんどい。グゥエルとエランのことを考えるととても辛いです私。もうエランは叶いませんが、グゥエルにはもっと幸せになって欲しい。
主人公ね。最後。びっくりしたわ。母親の(ほぼ)洗脳を物凄く前向きに捉えたのは紛れもない狂気です。しかもそのシーンは(わざとでしょうけど)明るい雰囲気で描かれています。この構成(演出)を思いついた人は控えめに言って尊敬と同時にドン引きします。
さてまだ1クールですが、主題が見えてきましたね。「差」が今回のメインテーマでは無いでしょうか。家庭の差、貧富の差、個性の差、実力の差、出身の差。
何を持って差なのかは当人だけが把握しているのでしょうが、それを予想し寄り添うという名目で個人に干渉する現代においては、差というのは許されざる、淘汰されるべきものなのです。
その差に対して(果たして主人公が差を認識するのかは微妙なところではありますが)登場キャラクターがどう立ち向かうのか、というのが今回の目玉ポイントでは無いでしょうか。まぁ展開上の要素と言うだけで実際は深い意味がない可能性だって十二分にあるのですがね。
主題歌はYOASOBIさんの「祝福(笑)」
皮肉ですね
OP詐欺アニメの結構上位に入ると思います
そうだよね!カテジナさん!
その内爆弾解体に失敗して死ぬキャラ出るんじゃないんですかね。
{/netabare}
どうでも良い話なのですが、水星の英語マーキュリーはローマ神話メルクリウス(Wのメルクリウスは100パーこれ由来でしょう)からきてるそう。このメルクリウスはギリシャ神話におけるヘルメスに該当するそう。そしてヘルメスは「学術」・「発明」・「体育」・「旅人」・「羊の群れ」・「死者の魂」なんだと。そしてこのヘルメス、生まれた瞬間からほかの神から牛を盗むんですけどそのやり方と嘘が上手かったんでゼウスから「嘘」と「盗人」の才能があるとされたんですって。暗喩でないことを願います
Progress さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
ドウ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:今観てる
機動戦士ガンダム 水星の魔女のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
機動戦士ガンダム 水星の魔女のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
その魔女は、ガンダムを駆る。 A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。 名は、スレッタ・マーキュリー。 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。(TVアニメ動画『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のwikipedia・公式サイト等参照)
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1994年春アニメ
これまでの「機動戦士」シリーズにおける宇宙世紀とは異なる世界を舞台に、これまで築き上げてきたリアルロボット路線ではなく、ロボットアニメの原点回帰ともいうべきスーパーロボット路線を打ち出した作品。未来世紀(FutureCentury, F.C.)60年、地球の覇権をかけてガンダムファイト第13回大会が...
ジャンル:OVA
放送時期:2010年3月12日
第二次ネオ・ジオン抗争、別名「シャアの反乱」の終結によって地球圏には束の間の平穏が訪れた。 それから3年後、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。政財界に絶大な影響力を持ち、地球連邦政府を影から操る ビスト財団が、「袖付き...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1999年春アニメ
正暦2343年、月の民(ムーンレィス)の少年 ロラン・セアックは、「地球帰還作戦」の潜入調査員として北アメリア大陸に降下した。旅の途中、川で溺れているところをキエルとソシエのハイム姉妹に助けられた。鉱山を経営するハイム家は新興富裕階級に属し、当主の長女キエルはロランが憧れる月の女王...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2007年秋アニメ
西暦2307年。世界はアメリカを中心とした「ユニオン」。ロシア、中国、インドの3つの国家を中心とした「人類革新連盟」。ヨーロッパ諸国を中心とした「AEU」の三大超大国に別れていた。枯渇してしまった化石燃料の代わりに、3基の軌道エレベーターと太陽光発電システムを巡り、各超大国群は己の威信...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1991年3月16日
宇宙世紀0123年、シャアの反乱から約30年が経った時代。大きな戦乱も無く平和な世界の中、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。しかし、地球連邦政府の疲弊・腐敗から、秘密裏に...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年秋アニメ
かつて“厄祭戦”と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから約300年。地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。かりそめの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。 主人公の少年である“...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
スペースコロニーへの宇宙移民開始を紀元とした未来世界、宇宙世紀0079年が舞台。人類は増え続ける人口のため、半数が月軌道周辺にあるラグランジュ点に浮かぶスペースコロニー群(サイドと呼ばれる)に居住していた。その中で地球に最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦からの...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2011年秋アニメ
圧倒的な強さを誇る、謎の敵『UE』を前に、 戦うことによって自己進化する、新たなるガンダムが動き出す。 今ここに、100年3世代に渡る、壮大なガンダム大河ストーリーが幕を開ける。スペースコロニーへの移民が始まって数百年が過ぎた宇宙時代。地球圏の覇権をめぐる戦争は終わり、平和な時...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年秋アニメ
時は近未来。 アニメ作品『機動戦士ガンダム』のプラスチックモデル ――通称『ガンプラ』が、1980年代に一大ブームメントを巻き起こしてから早幾年。 今、第2次ガンプラブームと呼ぶべき、新たな波が世界を席巻していた。 その人気を牽引しているのが、『ガンプラバトル』の存在である。 仮想空間のC...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2008年秋アニメ
4年が経過した西暦2312年。各国家群が地球連邦として統一され、世界は一つになったかに見えた。しかしその裏では、独立治安維持部隊『アロウズ』によって、反政府組織や主義・思想への弾圧や虐殺が行なわれ、世界は歪んだままであった。夢を叶えて宇宙技術者にとなった沙慈はアロウズによる弾圧に否...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりは 会話の頭に必ず「あっ」って付けてしまう極度の人見知りで陰キャな少女。 そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも 友達がいないため、 一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。 上手くなったギターの演奏動画を“ギターヒーロー”...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― 世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、ド底辺の日々を送る中、裏切りに遭合い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る──。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2022年11月11日
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、 「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。 彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、 まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、 古ぼけた扉。 なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ば...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2022年12月3日
キャプテン・赤木剛憲(三宅健太)のワンマンチームだった、湘北高校バスケ部。 1回戦敗退が常の弱小チームだったが、桜木花道(木村昴)、流川楓(神尾晋一郎)、三井寿(笠間淳)、そして宮城リョータ(仲村宗悟)の加入によって、全国レベルのチームに成長していく。 そして迎えた重要な一...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。 デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、“個性”で社...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2022年12月17日
秀知院学園の生徒会で出会った 副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行。 2人の天才は長きにわたる恋愛頭脳戦の末、 お互いの気持ちを伝え合い、“奉心祭”で初めてのキスをした。 しかし未だ明確な告白には至っておらず、 恋人同士になるかと思われた2人の関係性は曖昧なまま、 お互いをよ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。その名も、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。 集められたのは300人の高校生。しかも、全員FW(フォワード)。299人のサッカ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年秋アニメ
1999年 春 かわいいメイドに憧れて、 ひとりの少女が秋葉原にやってくる。 世紀末の“アキバ”は、 多種多様なメイドさんでいっぱいいっぱい。 メイドカフェ「とんとことん」通称『ブタ小屋』は、 今日もブヒブヒ営業中! 一緒に入店した新人メイドは破天荒さんで、 ドッタンバッタン大慌て。 推しメ...