llil さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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アキバ冥途戦争の感想・評価はどうでしたか?
llil さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
追記 なぜ本作が気に入らないのか。それはストーリーを排除して、キャラ設定、作画、メイドという要素を昭和任侠というフレームに乗せて動かすという作り方をしています。
これは日本のアニメの衰退のベクトルを早めるようなやり方だし、それを意図的にやっているからです。
「ストーリーの排除」というのはテーマやメッセージなどの思想性だけでなく、恋愛、冒険、戦い、旅、闘病などによる物語性も除外してしまっています。そういう「エピソード」はありますし、一見ストーリーがあるように見えますが、キャラ・世界観の背景(裏にある社会や歴史その設定が生まれた意味性)をすべて排除して「メイドが昭和任侠」を行うという表面に見える要素だけで作品を作ってしまっています。これは作品を貫く全体としての「なんの物語か」が無いと言う意味で、物語性がないということです。
では文学性はあるかというと、私小説的な経験もないし自然主義的な人間も感じられません。目標や選択がないので実存主義も感じないし、説明がないので読み取るべき構造も感じられません。少女が金の為ならメイド=可愛いという象徴で何でもやるならまだ分かりますが、昭和任侠の皮をかぶせたのでアナロジーが成立していません。
ヒロインに不条理性があるかもしれませんが、脱出可能な状況なのでそこも思想があるとは思えません。あるとすればポスト構造主義ですが意味のない脱構築は「滅茶苦茶」としか言いようがありません。
なろうに見られるような欲望も見えません。人情の部分もペラペラな表面上の関係性を見せているだけで置換不可能な人間のつながりがないので、感動も意味性もありません。つまり本作は中が空洞で虚無な「ガワ」でしかない気がします。
日本アニメが発展してきた大きな理由である高度な物語性に喧嘩を売っている気がしました。
本作はマーケティングの結果とも言えますが、その迎合の仕方がクリエータとしては「やってはいけない領域」に手を付けた感があるからです。
ですので、私は本作については非常に不快な気分になりました。日本のアニメが進んでほしくない方向を体現しているようなアニメだからです。劇場版SHIROBAKO、アクアトープ、本作とそのベクトルが強まっている気がしてなりません。
1回目レビュー
馬鹿にしてる?作画とキャラ萌えだけで良いんだろってこと?
途中断念しましたが、最終話を確認。あまりと言えばあまりの終わり方にちょっと苦言です。結局各話一応確認しましたが、いや、これは無いでしょう。
テーマ性、思想性、文学性などはエンタメ系としてなくてもいいと思います。1話2話くらいの掴みはあったと思いますのでそこまでは理解します。
ただ、メイドへの憧れとかメイドをやりたいというモチベーションや夢と、命のやり取りが全くリンクしません。人を喜ばせるあるいは自己承認または生活苦などの理由が全くないのに、命のやり取りをしています。
アンダーグラウンドな場面もありましたしフィギアが資金源みたいな感じがありましたが、なんの象徴にもなっていません。売春やクスリのアナロジーにすらなっていません。
最後の方の感動的っぽい感じも、単なる型でしかなかったですし…さらに、これが洒落やユーモアだと思うならセンスが狂ってます。ウイットが全然感じられません。
つまり、エンタメ極振りだとしても、せめて世界観と舞台設定、登場人物の行動原理に何か理屈とか整合性を持たせないと訳がわかりません。不条理、エログロ作品ですら設定については筋を通すと思います。
となったときに、作画が良くて、萌えキャラがいて、ちょっと変わった設定があれば話題になるだろう?面白いって言うだろう?的なマーケティング的な発想から作られて馬鹿にされている気がしました。
アクアトープも似たような作風でしたけど、本作はもっと極端なキャラと作画だよりな気がします。うーん、監督のヒストリーを見てもそんなにひどい作品を作る監督ではないと思うのですが、社風で企画が監督に優先するのでしょうか?
だとしたら会社の体質です。本作はちょっと虚無を通り越して、視聴者を貶めるような考えが無かったか反省してほしいと思います。
PAのオリジナルは2作連続だなあ…いや、神さまになった日とSHIROBAKO劇場版含めると4つ連続で似たような印象だなあ…うーん。かえって「天晴爛漫」の出来も確認したい気も…わかりません。どうしちゃたのかなあ…それが市場ってこと?
「シャーロット」は悪くなかったし「色づく世界」は最高だったのに…まあ、同社のお仕事系は正直出来が悪いと思ってますので、その流れかなあ…
私が見逃した、作画やキャラデザ以外で、作品としての優れたポイントがあれば撤回しますが、しかしなあ…
初回時のレビューは消します。6話断念でしたが、その時の感想は単なる昭和ヤクザ映画の女体擬人化でしかない、という感想でした。まあ、その通りなんですけど、昭和ヤクザ映画の事も、メイド喫茶で働く少女の事も、リスペクトしていない気がしました。
剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[文量→中盛り・内容→考察系]
すみません、「らきすた」のレビューが引退宣言っぽく写り、何人かの方にはご心配をお掛けしました(笑)
これからも、頻度が減るだけで、普通にアニメも観ますし、レビューも書きますよ、ということでよろしくお願いします(笑)
【総括】
メイド喫茶×任侠モノ の、PAオリジナル作品。壮大にふざけていますが、クオリティは低くないです。
色々ごまかしていますが、人があっさりと死んでいく数は、歴代アニメでもトップレベルではないでしょうか?
個人的には、本作を単なるエンタメ作品とは思えず、「作品の裏のメッセージ」を感じたので、多分、深読みしすぎな解釈を書きたいと思います(笑)
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作において、メイド=アニメーター、ではないのだろうか?
限られたパイ(ファン)を取り合う、弱肉強食の各店舗(制作会社)。上の命令でやりたくもない仕事を請け負う現場。生死をかけるような仕事になってしまったメイド(アニメーター)という仕事。全体として衰退するメイド(アニメ)業界。
そんな風に思ったきっかけは、7話。ラーメン屋の大将のセリフ。
「変わらずにいるために、変えなきゃいけねえこともある」
調べると、これはラーメン屋の「春木屋理論」というやつのパロディらしいですが、私は個人的に、同社PAの名作「花咲くいろは」の、
「変わらないというイメージを人に与えるための変化は非常に難しいのだ。喜翆荘は常に進化を続ける。変わらぬサービスを続けるため、十年一日のごとくを守り抜くため、従業員たちの気概を感じる、とても温かな居心地のいい旅館だった」
という言葉を思い出した。共に、「変化しないために変化し続ける」重要さを述べている。
すっかり変わってしまったメイドの世界。そこに、「本来のメイドって、こういうモノでしょ!」と、在りし日のメイドの姿を求め、戦い続ける、ナゴミ。
メイドはもっと、自由で楽しいはず。
本来、好きなものを好きに仕事するのを夢みてメイドになった、ナゴミの魂の叫び。
なんかそこには、かつての(楽しく美しかった)アニメ界を取り戻したくて、現状(売上重視の過重労働や、表現の自由の制限など)を変えようと戦う、アニメーター達の叫びを感じてしまった。
アニメはもっと、自由で楽しいはず。
ガリガリ君ナポリタン味は、売り上げ的には大失敗の問題作だが、「自由なチャレンジ精神が社員を育てる」という、赤城乳業の社風があるから生まれたと、当時のテレビで観た。
本作のめちゃくちゃな作風は、色んな意味での、PAのチャレンジ精神を感じた。
本作をアニメ業界の比喩のように感じるのは、私自身が現在のアニメ界を心配していて、PAや「花いろ」が大好きだから、、、多分、ただのこじつけだとは思う。
でも、もしかしたら、今のアニメ業界が、任侠の世界くらい厳しいのかもしれない。
もし少しでも、「そうかも」って思われた方は、本作とアニメ界を重ねながら再視聴してみて下さい。アニメ好きな皆さんなら、色々なことが感じられるかもしれません。分からんけど(笑)
{/netabare}
DNpZi11830 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
たくすけ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
はろい さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
違うのは分かっていますけど、色づく世界、凪あすより、
サクラクエストのように、主人公が新しい世界に投げ込まれて馴染んでいくのが好きです。
2話目が少し平凡だった以外は、笑い泣きもしています。
でも他の人の評価を観ると、思ったより低評価なので、期待しすぎないぐらいで観るのが良いのかもしれません。
くまごろう さんの感想・評価
3.6
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Tatsurei さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ウマ娘、艦これ、けものフレンズ、はたらく細胞など様々な美少女擬人化アニメがあり、その1つがこの作品になります。
私も詳しくはないですが60年代~70年代の流行ったヤクザ映画をモチーフにしてるそうです。
事務所はお店、献上金をおひねりちゃんなどメイドが言っても不自然にならないように凝っておりましたね。
内容に抗争がメインで主人公が所属するお店が構成員は少ないですがやたら強いですw
敵対勢力、同じグループのお店、第3勢力などありますが狂犬の様にどこにでも噛みつくノリ、勢いづいてに数的不利を覆す勝利するところが今作品の魅力ですかねw
主要キャラの背景や過去はあまり語られないので間延びせず展開が早いのも見やすかったです!
難解なストーリーはいいからノリと勢いがあり、可愛いのが観たいとう方にははお勧めですね!
是正 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一見すると出オチ系アニメに見えてテーマも筋もブレないまま1クール面白さを維持して綺麗に終わり切った名作
ただトガりにトガりまくってるため何点つけてもこの点数でほんとにいいのか?と迷ってしまう
とりあえず1話と2話みて合うならそのまま見たらいいし合わないならそのまま切ったほうがいいかもしれない
nas さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ジパミィナ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
良くも悪くもインパクトは秋クール1番だったかと思います。
ストーリーとしては今一つな着地ではありましたが、毎週今回はどんな展開になるのかという面が有り、視聴継続としては何ら苦になることはありませんでした。
トータルとしては2クールで掘り下げて、謎な部分を回収して欲しかったですね。
キャラは良い味出しているものから、グダグダな雑味的なキャラも多く、振り幅が大きいですね。
OPとEDは本作らしく味濃いめかと思います。
作画は安定のPAで良かったのですが、ネタを上手く表現出来ている部分と出来ていない部分は好みかと思いますが、もったいないかなと思いました。
キャッチーな台詞は癖になるレベルで好きでした。
内容的には好き嫌いが有るタイプですが、1話を楽しめる方は最後まで継続出来ると思います。
Jun さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
snow さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
超絶引き込まれた初回から最後まで昭和ヤクザ映画メイドをやりきった良作。
オリジナルアニメでこんなんでてくるんやねーという発想・企画の勝利と言った感じで、ゾンビランドサガを企画したCygames側の手柄なのかな?
初回のヲタ芸+銃撃がシーンとしては最高でそれを超えるシーンはなかったり、最初から最後までレギュラーなゆめち・しぃぽんのキャラ立てがイマイチとか、作り込みの密度はいかにもオリアニな面がありつつも企画の強力さでマイナス面をカバーして走りきった印象。
続編への色気を見せずにやりきったけど、同世界観で続編とかあるといいね。
ゴアでポップでキュート<68>
1話視聴。
メイドでヤクザ映画というかキル・ビルをやってるね、ふざけた死に様とかそういう感じ。
店内ライブ乗せてリズムにあわせた殺戮がゴアでポップでキュート!実にキマってました。
1999年だとメイド喫茶とかまだ秋葉原になかったので判っててやってる架空世界やね。
今どきメイドがどうとかいうのを見た時は、やっと制作の決定権握ったおっさんが若い頃妄想してたやつを押し通したのかと思ってましたわ。
CygamesとP.A.WORKSでお仕事アニメというのもてっきり伸び切ったラーメンみたいなのが出てくると・・・・・・思ってた悪い子は誰だー!
パー呼ばわりしてた悪い子は私に免じて許しておあげなさい。
とはいえ、長期のストーリー構築には悪い方に定評があるとかないとか悪い子が言ってたりするので、ストーリー展開なり新たなハッタリをかまし続けるなりして飽きさせないとかがほしいところ。
既読です。 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:今観てる
録り溜めしていた残りを
2022~2023年末年始に一気観。
感想は
1話のみ面白かったが
残りはチンピラメイドのヤクザアニメ。
酷い年越しをしてしまった・・・
現在の秋葉は
電気街の面影は薄く
空き店舗が目立ち
ヲタク臭も消え
お巡りさんの立番による客引き対策で
メイドたちの姿が激減し
なのにインバウンド客だけ
戻って来ている状態。
秋葉ビッグバンって何?
フリ-クス さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
金曜夜九時、中野駅近くにある安い居酒屋のテーブル席にて。
三十代の男Aと、職場の後輩らしき二十代半ばに見える男B女Aが、
生ビールを飲みながら話をしている。
すでに何度かビールのおかわりをして、半分ぐらい出来上がっている感じ。
男A「オレ思うんだけどさ~、メイド喫茶ってけっこうヤクザな商売だよな」
男B「あ、自分それわかります、センパイ」
女A「あたし、行ったことないからわかんない。そうなんですか?」
男A「そうよ。素人バイトが作ったオムライスやらなんやらでバカっ高い値段とってさ」
男B「まあ、ふつうの喫茶店として見たら、ほとんど崩壊してるっスよね」
男A「おまえさ、ちょっとこの焼き鳥に『おいしくな~れ、もえもえきゅん』って言ってみ」
女A「はい? (棒読み調に)おいしくなあれ、もえもえきゅん」
男A「食ってみ」
女A「はあ……。もぐもぐ」
男A「美味くなったか?」
女A「(口に含みながら)いいえ。……てか、なるわけないですよね」
男A「だろ? なのに値段が三割り増しとか倍とかなんだぜ」
男B「チェキとか、メイドさんと一緒に写真撮るだけで千円とかっスもんね」
女A「それ、めっちゃぼられてんじゃん。ま、かわいい子多いなら仕方ないのか」
男A「うんにゃ。ぜんぜん」
男B「まあ、並みならアタリって感じっスかね」
女A「え゛そうなの? ふへえ……。そんじゃ、みんな何しに行くんですか?」
男A「世界観の……共有?」
女A「いや、質問形で答えるのやめてくださいよ」
男B「あ~でも、わかるっス。その場の空気にカネ払ってるつ~か」
女A「なにそれ。水商売よりタチ悪いじゃん」
男A「だからヤクザだ、つってんの。水商売じゃなくて空気商売」
男B「オンナ慣れしてないヲタって、カネ巻き上げるのカンタンっスから」
女A「あこぎだ……ガチもんのあこぎだ……」
男A「だからさ、いっそ、全部ヤクザが経営してるって方がすっきりすると思うわけよ、オレは」
男B「あ~、それいいっスね。抗争とかあったりして」
男A「メイドもみんな構成員でさ。上納金あつめんのに四苦八苦してたりすんの」
男B「対立してる店のメイド、パンしちゃったりするんスかね」
男A「そりゃあるだろ、カチコミとかもふつうに」
女A「あのお~、オタクの人たちって、そんな物騒な店行くんですか?」
男A「いやほら、そこは表の顔と裏の顔ってやつでさ」
男B「きゃぴ~んなんて言われて大ヨロコビしてる連中っスよ。騙すのなんかわけないっス」
女A「ん~……そこはまあ、そうかなあ。あ、生チュ-おかわりください」
男A「でさあ、男だけでなく女の子もたまに騙されるわけよ。メイドに憧れて上京したりさ」
男B「そいで、タコ部屋にぶち込まれて抗争巻き込まれたりっスね」
男A「そ~そ~。そいでも『あたしは暴力キラいです』ってツッパったり」
男B「そのくせ、やたら戦闘能力高かったりするんスよ」
男A「んで、ムショ帰りの姉さんメイドに背中で語られたりするわけだ」
男B「そいで『極道』ならぬ『メイド道』に目覚めたりとかしちゃうんスよね」
男A「わかってんじゃねえかおい。まあ飲め飲め」
男B「飲むっス」
女A「(ためいき)はあ~っ。ほんと、男の子ってこういう話好きよねえ」
男B「好きっス。アニメ化して欲しいぐらいっス」
男A「ん? ん~~……ひょっとして、これ、いけんじゃね? アニメ化」
女A「はあっ?」
男B「おおっ」
男A「だって、男ってヤクザもん好きじゃん? メイドも好きじゃん? だったらいけんじゃん?」
男B「マリアー~~ジュうっ!」
女A「いやいやいやいや。そんなもん、誰が板買ってくれんですか」
男A「舞台をアキバにして人気声優とか使ったら大丈夫だって」
女A「いやいや、アキバって萌えの街なわけでしょ? ヤクザって似合わないじゃないですか」
男A「うんにゃ。アキバが萌えに走ったのって、この二十年ぐらいだから」
女A「マジで? 昭和の話とかではなく?」
男A「そ。それまでは小汚い電気街でさ~。設定を1999年ぐらいにしたら、雰囲気とかバッチシだから」
男B「そっちの方が、おっさんヲタが懐かしヨロコブんじゃないスか?」
男A「だよな。つ~か、おっさんヲタの方がカネもってるもんな」
女A「も~。またそうやって他人(ひと)のサイフ覗き込むようなマネを」
男A「なに言ってんだ、マーケティングだよマーケティング」
男B「そうっス。カネのあるトコロからかっぱぐのは正統なビジネスっス」
女A「あ、かっぱぐ言った」
男A「よっしゃあ、なんか燃えてきた。おいおまえ、企画書かけ」
男B「書くっス」
女A「マジですか~。やめましょうよ、通りませんって。また笑われるだけですよ」
男A「だいじょうぶ。ウチの会社バカばっかだからゼッタイ通るって」
男B「通るっス」
男A「タイトルは『アキバ冥途戦争』。あ、メイドはカタカナじゃなくって漢字。極楽浄土の『冥途』な」
男B「ぎゃはははは。サイコ-っス」
女A「え~~……」
というような会話が実際にあったのかどうかはわかりませんが、
おそらくはそんなグダグダ話だったのが本当にアニメ化までされちゃったのが、
本作『アキバ冥途戦争』であります。
制作はみんな大好きP.A.WORKS。
お仕事アニメに飽きたのか疲れたのか新機軸を模索中で、
前作『パリピ孔明』同様、みごとな迷走っぷりです。
面白いかどうかは、本当に「人による」としか言いようがなく。
僕個人としては、こういう
『アホなことを大真面目にやる』
という作風は大好きですし面白いとも思うのですが、
本当にパンしちゃったりしてるので苦手なひとは苦手かもです。
(というか、安倍元総理の事件の後でよくOAできたなあ、と)
基本的な構成は前フリ(長げ~よ)のように、
血で血を洗う抗争を繰り広げる1999年の秋葉メイドカフェ業界で、
そういう世界だとは知らずメイドに憧れて上京したヒロインが、
ガチやばい環境に巻き込まれつつ自分の道を模索していく感じです。
(まあ、広義のお仕事系アニメと言えなくもなく)
お話は、だいたいは1~2話完結式。
ただし、その都度状況が変わって物語がうまく転がっていくので、
惰性的なワンパタ感はありません。
物語の中心は主人公が勤務するさえないメイド喫茶で、
多店舗展開しているケダモノランドグル-プの最下層に位置する『とんとことん』。
対立するメイドカフェグル-プとの抗争だの合併だの、
15年前の抗争事件の仇討ちだのという泥臭い背景を抱えながら、
必死にあがいて生きていくメイドたちの群像劇的なアレになっております。
ふんっ、メイド+ヤクザなんて、
どうせ中途半端なスラップスティックコメディなんでしょ、
なんて思ってたら大マチガイ。
毎回、人、死にます。ガチで。
大真面目にメイドさんが任侠・極道やってるわけですよ。
もちろんコメディ的な演出も随所にあり、
なんでこんな街をケーサツが放置するかなとかツッコミどころも満載。
おバカな設定をこれでもかとシリアスにやりきる、
徹頭徹尾ブラック・ジョ-クに特化した、
ちょっと類を見ない感じの『おバカ殺伐エンターテインメント』なのであります。
{netabare}
「幸せになろうなとどはメイドの道に入ったときから考えておりません」
なんて台詞がさらっと出てきちゃったりして、
脚本家さんもノリノリで書いているのがまるわかりですしね。
{/netabare}
役者さんや制作者が口々に本作を『お仕事アニメ』と呼んでますが、
それもまたブラック・ジョ-クで言ってるわけで、
そこがわかんないとまるっきり楽しめない一本なのではあるまいかと。
僕的なおすすめ度は、
完全に『人による』という前提でAランク。
そもそもブラック・ジョ-クというのは、
アニメに限らず、基本的にあまり日本人ウケしないテイストなんですよね。
感性というか国民性というか、
『くまみこ』だってボコボコに批判されちゃうし、
天下の北野武監督だって、
ヴェネツィアで金獅子とるまでは国内で見向きもされなかったわけで。
(『ソナチネ』とか、めっちゃ面白かったんですが)
ですから、たとえばバーホーベンの『スターシップ・トゥルーパーズ』あたりを
こんなおバカな話にこんなカネかけて、ほっんとバカだね~
などと(好意的に)笑いながら見ていられる方なんかにオススメの一本かなと。
ただし、ホントに類を見ない作風なので、世界観をつかむまでは一苦労。
エラそうに書いてる僕にしたって一話を見たときは
えっと……なんじゃこれ?
とか思っちゃいましたし(一話切りした方、けっこう多いのでは)。
頭の上に『?』マ-クを浮かべながら2~3話ぐらいまで視聴して、
そうかそういうことかと腑に落ちてからは、
なんとなく目が離せなくなって、
4話あたりで自信が確信にかわった次第であります。
そう思って見てみると、キャスティングからしてブラックジョークそのもの。
主役である和平なごみ(近藤玲奈)さんを囲む『とんとことん』のメンバーは、
・万年嵐子(ムショ帰りで35歳の新人メイド)
→佐藤利奈さん『とある科学の超電磁砲』御坂美琴役
・ゆめち(店のエースメイドにしてバクチ打ち)
→田中美海さん『ハナヤマタ』ハナ・N・フォンテーンスタンド役
・しぃぽん(銃火器の扱いが得意なガングロメイド)
→黒沢ともよさん『響け!ユーフォニアム』黄前久美子役
と、極道とは真逆の出世作もってる役者さんばっかだし。
いやほんと、アクセラレータもまっつぁおのベクトル変換であります。
その他の役者さんも、ゲストキャラに至るまで豪華そのもの。
クライマックス直前、10話まで生き残っていたキャラでいうと、
高垣彩陽さんでしょ、それと皆川純子さん、小林ゆうさん、
さらにはパンダの中身が平野綾さんだったってのに思わずびっくり。
{netabare}
で、準主役だった佐藤利奈さんも11話でぶっすり。
皆川純子さんも最終話でパンされて、
いやほんと、近藤さん、よく最後まで生き残ったもんだ。
{/netabare}
それまでにあえなく死んじゃったキャラも豪華ケンラン。
諏訪部順一さん、内山昂輝さん、
喜多村英梨さん、石見舞菜香さん、竹達彩奈さん、小松未可子さん、
生天目仁美さん、小倉唯さん……{netabare}
高橋李依さんなんか「はい」「ありがとうございます」の台詞二つだけで、
出てきて30秒でパンされちゃってるもんなあ。 {/netabare}
まあ、役者さんというのは基本的に
こういう『おバカを真面目にやる』という芝居が大好きなので、
みんな大喜びで演ってると思いますが。
映像は、1999年秋葉原の『小汚い感』がしっかり出ていてよき。
作画や動きは……まあ、こんなものかしら。
あと『パリピ孔明』でコレジャナイ感が強かったモブキャラですが、
メイドカフェの客層の『たいしたことなさ』が見事に表現されています。
やっぱP.A.WORKSさんはパリピじゃなくてこっちですね。
あと、殺されちゃたけど、内山昂輝さんの演じた取り立て屋、
キャラデがとってもナイスです。
いやほんと、当時ってこんなやつばっかだったんですって。
音楽はOP・EDとも、映像との合わせ技で出色の出来。
OPは世界観をばっちり表現できてますし、
ただ歩いてるだけなのにガラ悪さが伝わってくる最初のカットが秀逸。
作画はもうちょい頑張れ。
EDは、わかる人にはわかる、爆笑必至のド演歌になっております。
歌詞もよくできているし、
なごみが銃弾ポトリと落とすカットは拍手喝采もの。
そしてなんと言っても、
これを唄っているのがレールガンこと佐藤利奈さんなのがサイコ-です。
(佐藤さん、楽しかったろうなあ)
最終話だけ歌唱が近藤玲奈さんに変わっているところも、
本編のシュ-ルなエンディングと合わせ、
いやあ、芸が細かい。
(近藤さん、時系列に合わせて歌と最後の台詞、声かえてますしね)
というわけで、僕的には大ヨロコビの本作なのですが、
賛同していただける方はけっこう少ないだろうなあと思っております。
何度も言うけれど、日本向けの作風じゃないんだもの。
ガイジンさんなら手を叩いて喜びそうだけど、
これ、海外番販売れるか?
大手はまずムリだからやっぱネット頼みしかないような……。
だからまあ「なんで作った?」という声はいつまでも続きそうだけど、
こういうチャレンジ精神は大事です。
よくやった、P.A.WORKS。
あと、MX、KBS京都、サンテレビと、
こんなヤバいアニメを地上波が三局も流してくれてるのというのは、
ほとんど奇跡みたいなものではあるまいかと。
まあ、KBS京都は地上波で唯一、
あの『異種族レビュアーズ』を定時枠で完走した局ですしね。
なんでもアリっちゃアリなのかも知れません。
そういえば『異種族レビュアーズ』も本作と同様、
誰得なのか皆目わからず、
作ったり演ったりしている人間が一番楽しそうなアニメでしたね。
まあでも、
制作も役者も最初から匙を投げているような作品が多い昨今、
こういうアニメは希少であります。
出版社だの声ブタだのが喜んでいるだけで、
制作者や演者はこれっぽっちも楽しくない、面白いとも思わない、
そういうアニメを日々『プロ』として粛々と作っているわけですから、
たまにはこういうご褒美、
キワキワの作品があってもいいんじゃないかと拙は思うわけです。
はあ? なに言ってんの。こっちゃカネ出してんだよ。
いいから原作どおり作りゃいいんだよ、
たかがアニメに芸術家みたいなこと言ってんじゃねえよ。
なんて真顔で言うやつら、ほんとにけっこういますしね。
ここだけの話、
誰かパンしちゃってくれないかしら。
太郎 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
細かくレビューすればするほど見る楽しみが減ってしまう作品なので多くは語れませんが、タイトルに偽りはありません。終わってみればアキバ冥途戦争そのものでした。
と言われても意味不明だと思うので、予備知識として1つだけ内容を言ってしまうと、メイドの皮を被ったヤクザ抗争ものです。メイド喫茶もヤクザ抗争もアニメのテーマとしては珍しいですが、それを合体させた点が狂気。特にメイド喫茶である必要性に疑問を抱く方は多いと思いますが、最終回でそれが活きてきます。個人的には2022冬アニメで1番の神最終回でした。
内容もツッコミどころ満載ですが、そういうアニメだと割り切り、シュールさを楽しむことがポイントです。無理に世界観に順応しようとせず、主人公と一緒に振り回されましょう。徐々にそれが癖になっていき、まともなシーンには物足りなさすら感じるようになります。そうなればあなたも立派な「ご主人様」です。
初回のつかみはバッチリで、序盤は主人公と一緒に振り回され、終盤は怒涛の展開に目が離せません。勢い重視のお笑い芸人のようなアニメなので、12話の中には退屈なエピソードもあるでしょう。でも深く考えたら負けです。
キャラクターは個性的で、店ごとに異なるメイド服のデザインの多彩さも見所。声優陣も豪華です。
アニメは面白ければいいんだ!という振り切りを感じる作品です。見る人を選ぶとは思いますが、シュールなユーモアを楽しめる人にはおすすめ。
のび太 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今期、色々と話題になったP.A.WORKSの意欲作ですw
メイド喫茶とヤクザの任侠物を掛け合わせた、とんでも設定となっていて、これを受け入れるかどうかが、視聴のポイントですかねw
メイド喫茶のメイド達が、真剣に任侠映画を演じ、それをギャグにしてしまっていますw
任侠物というと、昭和のイメージだったんですが、時代背景は1999年なんですよね。
調べた所だと、アキバのメイド喫茶第1号店は、2000年だとか?
まあ、この作品に時代考証は無用ですねw
けど、この作品を見てから、アキバの路上に立っているメイドさん達が、なんとなくカタギに見えなくなりましたw
実際ぼったくりとか、カタギじゃない店もあるみたいですね。
アキバの「萌え萌えきゅ~ん」には、ちょっとご注意をw
レオン博士 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
【紹介】
ギャグアニメで人が死ぬようなシリアスなシーンでも笑いをとりに来てるのが不快な人は見ないほうがいいかも
見た目がメイドなだけでやってることはヤ〇ザの抗争で、メイドの皮をかぶった過激なヤ〇ザアニメでした、美少女メイドさん達がガチな殺し合いをしているのを見て楽しめる人にオススメ!
【感想】
クオリティの高い出オチアニメ、話はありきたりだけど雰囲気とキャラクターの良さで最後まで勢い任せに突き抜けた感じ、主人公以外みんなぶっ飛んでいて何が起きるかわからなくて、最初に期待しすぎてちょっとガッカリはしたけど最後まで楽しめました
最初はゾンビランドサガの再来かな?って思ってワクワクした
見た目をメイドにしたことで過激な暴力シーンやシリアスなシーンがなんかギャグみたいになってるのをポジティブに感じるか、ネガティブに感じるかで評価わかれそう?
【シナリオ】
つかみが完璧で予想外すぎる展開で一気に引き込んだけど、2話以降は過激すぎる展開にごまかされがちだけどシナリオは普通かな?
【メイド】
衣装は可愛いけど、メイドカフェの雰囲気は出せてないかなー?
仕草とか、接客の流れとか、ふつうのカフェの従業員がメイドさんごっこしてるだけになってるので、そこをちゃんとしてほしかったかも
【主題歌】
主題歌のメイド大回転がOPアニメも曲調も斬新で好きです
サビの振り付けがかわいい!
キャポックちゃん さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「パロディするなら、こんくらいガチでやれ」---自信を持って、2022年秋アニメのベストワンに推せる快作だ。
日活無国籍アクションよろしく、コスプレとガンプレ(イ)のボーダーが華麗に取っ払われ、秋葉原を舞台にメイドたちが殺し合う。これを人間の俳優が演じると、どうしても人臭さが漂う。鈴木清順ですら、その弊を逃れるのに書き割り風の人工美を必要とした。ところが本アニメでは、「萌え萌えキュンキュン」のメイド姿が強烈無比の脱臭剤となって、人間社会の常識など気にせず血みどろアクションを堪能できる。
ベースがパロディなので、動機付けのような細かな心理描写を抜きにし、設定だけでストーリーを展開する。ただし、オリジナルとは異質な要素を混入することで作劇のパワーを方向転換するというパロディの本質は、踏み外していない。
パロディとは、ふざけることではない。『あしたのジョー』のパロディ(第3話)では、原作よりも遙かに激しいファイトが大真面目に繰り広げられ、見ていて熱くなる。第6話、嵐子が「このラーメンがあることで、自分はアキバでやっていけます」と言い、愛美が「何でもかんでも新しうなればええってもんじゃなぁ。変わっちゃいけん、変えちゃいけんものがあるじゃろ」と返すシーンでは、高倉健や菅原文太の姿が脳裏をよぎり、涙が出てきた。
私が特に好きなのが、無数の野球アニメをパロッたエピソード(第8話)。死体を使ったギャグが古典落語の大ネタ「らくだ」の「かんかんのう」を彷彿とし、不謹慎ながら吹き出してしまった。
泣いたり笑ったりできるアニメは少なくない。泣きながら笑えるアニメもある。だが、笑いながら泣いてしまうアニメには、久しぶりに巡り会えた。
えたんだーる さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
第6話まで視聴終了した時点で、このレビューを書いています。
たぶん企画主導はCygamesで制作現場はP.A.WORKSが仕切っているんじゃないかと思われるオリジナルTVアニメ作品です。
昭和の昔には「任侠映画」というジャンル(菅原文太とか高倉健が出演していたような奴)があって、今では「反社会的勢力」の一言で世間から白眼視されるいわゆるヤクザないしは暴力団と呼ばれる人たちを描く劇場公開作品が普通に全国ロードショーとなっていました。
映画のタイトルには「現代」とか入っていてもその時代そのものは50年くらいは前のことですね。
近頃のアニメでは『ハイスクール・フリート』の納沙幸子のように「任侠映画が好き」というキャラ付けがされる(そのせいで広島弁っぽい言葉で喋ったりする)ことはあっても、今はストーリーそのものが任侠映画たり得るとはなかなかに考え難い時代ではあるわけです。
しかし暴力団組織をメイド喫茶の各店舗およびその系列店グループ、組織構成員を店長やそこで働くメイドで置き換えることによって、本作では「任侠映画」的なストーリーをほぼ再現しています。そこに「メイド喫茶」という設定で味付けしている感じで、一種のパロディー作品と言えるでしょう。
たとえどれだけ「フィクションです」とお題目を唱えてみても現代のヤクザが出てきてこんな話をやったら放送倫理規定上看過し得ないストーリーなのでしょうが、年代を1999年、舞台を秋葉原、登場人物をメイド喫茶のメイドとすることで「どうやったってこんな話はフィクションでしかあり得ないでしょう?」というエクスキューズの下にストーリーを成立させています。
なお、ストーリーに関しては歴史考証的にしばしばおかしな点があり、本作最大のツッコミどころは「嵐子さん(35歳)が20歳の頃の秋葉原にメイド喫茶なんて影も形もないよね?」という点で、そういう意味でも本作は「任侠映画のパロディー」として観るのが正しそうな気がします。
とはいえ「兄弟杯」の代わりがじゃんがらっぽいラーメンとか、笑わずにはいられないですね。ただ、任侠映画まったく知らん人が笑えるのかはわかんないです…。
2023.1.1追記:
この作品らしいといえばらしい最終回でしたね。銃撃されても歌って踊れるなごみさんの根性と頑丈さ、ハンパない!
この物語の起点である1980年代の秋葉原は完全に「電気街」でした。当時電子部品やそれを組み立てる工具などを実際に買いに行っていたのが懐かしいです。
因みに1984年当時当時64Kbit D-RAM 8個セット(つまり計64KB、MBではない(笑))が1万円ほどしました。
で、メイド喫茶なんてありましたっけ…(笑)?
という意味では本作は紛うことなきファンタジー作品です!
(まあ、面白かったから、良いか(笑)。)
あと、暴力団にまつわる思い出といえば、何度か夫婦でも利用してた新神戸オリエンタルホテル(当時: 今は買収で違う名前)のティーラウンジで、銃撃戦があったというニュースを聞いて「もう行くの止めよう」って話をかみさんとしたくらいでしょうか…。
えりりん908 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
けいP さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
菊門ミルク大臣 さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ただの悪ノリ。
やってることはヤクザモノをメイドでやってるだけ。
残念ながらヤクザモノとしても酷いので救いようもない。
指詰めを髪詰めに置き換えたりオタ芸のノリで無双したり
序盤こそヤクザっぽさを秋葉やらメイド風にアレンジした
何とも言い難い独特の狂った魅力があったような気がしたけど
回を重ねるごとにその辺雑になって最終的にはもうとにかく終わらせたかったのかなと。
企画で盛り上がりいざ着手してみたら段々とどうしようもなくなってしまった感じがする。
やるならきちんと最後まで練った方がよい。
おふざけとバイオレンスなヤクザモノのノリがびっくりするくらいマッチしてませんでした。
うおお さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
想像を超えてくる展開に釘付けになった。
カオスすぎてずっと夢を見ているかのような感覚だった。
こんなに中毒性高くて余韻が残るアニメ見たのは久々かもしれん。
§レイン・スターク§ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2022.12.29 ★★★(3.1) 1度目観賞評価
ネムりん さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
mucci さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見る前と見た後、全く期待のベクトルが違っていましたが、逆方向に吹っ切れて楽しいアニメでした!
可愛い見た目と逆にストーリーがしっかり任侠映画になっていて、ギャップが楽しいです。
最後もなかり上手くまとめていて、最後まで楽しめました!
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1999年 春 かわいいメイドに憧れて、 ひとりの少女が秋葉原にやってくる。 世紀末の“アキバ”は、 多種多様なメイドさんでいっぱいいっぱい。 メイドカフェ「とんとことん」通称『ブタ小屋』は、 今日もブヒブヒ営業中! 一緒に入店した新人メイドは破天荒さんで、 ドッタンバッタン大慌て。 推しメイドや調教師、 秋葉外生命体も現れて、 赤バットはフルスイング! これは、 全てのご主人さまとお嬢さまに贈る、 渾身のメイドお仕事奮闘記。 「みなさまのお帰りをお待ちしてますブー」
(TVアニメ動画『アキバ冥途戦争』のwikipedia・公式サイト等参照)
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