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「リコリス・リコイル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.0
感想・評価
1019
棚に入れた
2838
ランキング
173
★★★★☆ 4.0 (1019)
物語
3.7
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.0

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リコリス・リコイルの感想・評価はどうでしたか?

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間関係図を書いてみると‥

ある人物に集中します。
その名前は『ミカ』
この物語はミカの人生において出会いと別れを描いた話でした。
あのキービジュアルからまさかの物語の中心はミカ‥
面白かったです。

他にもわざとボケをかましているのか?
みたいなシーンがたくさんあり、よかったです。
特に好きなシーンは
敵の暗殺者の説明で
『奴の声は聞いたことがない』といいながら
終盤で
暗殺者が話始めるシーンです。
流石、ベントーの作者ですな〜

投稿 : 2023/03/14
閲覧 : 173
サンキュー:

8

ネタバレ

アニマル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

女子高生がかっこよく戦うアニメ

絵柄があまり好みではなく、同時刻にやっていた別のアニメを観たのでリアルタイムでは観ませんでしたが普通に面白かったです。

主人公である千束のようなお調子者キャラは基本苦手なのですが、戦った時のかっこよさのギャップや周りの人を献身的に助かる姿を見て好きになりました。

戦闘シーンの作画も良かったので躍動感のあるアニメーションが好きな人は好きなんじゃないでしょうか。

回を追うごとにたきなの千束への想いが大きくなっていき、当初の目的も忘れて千束を助けに行くシーンが良かったです。
また、強くて安心感のある主人公なので強敵が現れた時のわくわく感はアニメを見て初めて感じた感情かもしれません。

悪い点をあげるとすると、百合作品ではない(個人的に解釈)なのに友達の下着を勝手に履いたり、それを店内で晒し者にされるシーンが苦手でした。
そのシーンがある回からちょうど非オタの友達と観ようとしていましたが、あの回から見せてしまうと引かれてしまいそうなのであくまでもオタ向け作品の域は出ないかと思います。

投稿 : 2023/03/11
閲覧 : 153
サンキュー:

4

ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメファンの感性を残酷なまでに問われる惨い作品

日本国の治安を守る秘密組織機関に属するエージェント=「リコリス」と呼ばれる少女たち
「千束と たきな」 2人のバディを描いた物語。

銃撃戦もありますが、最大の見せ場は何と言っても
千束と たきな のバディの関係性の描写にございます。

人気実力を兼ねそろえた完成度が非常に高い超話題作。

エンタメ性も高くキャラも魅力的で評判は上々、一見の価値ありと
自信を持ってより多くの方々にお奨めできるタイプの作品であります。

お気楽吞気で全身脱力系の 千束 と
生真面目で融通が利かない たきな の凸凹コンビが繰り広げる
化学反応の超展開(けつキック合戦の模様を含め)どうぞご期待ください。

●メサイヤ×スクランブル~最終話視聴後の総合評価~
{netabare}総合的に考えると相棒系の物語としてはかなり上質の完成度であったと評価できますが
最終話で、 たきな の活躍が期待していた程ではなかったこと、そして
「心臓」の件は個人的には千束もしくは たきな の決断により解決してほしかったのですが
二人の父親同士の決闘の末、先生の独断?(あるいはすべてを見越した吉松氏の計略?)により
あっさり解決されてしまったのが少しだけ残念でありました。

「彼岸花」が暗示する「死亡フラグ」も吉松氏が全部引き受けることで
一番危うい立ち位置にあった千束、仲間思いの念が強すぎて見境なくなる
という意味で何かやらかしそうだった たきな も事なきを得たようです。

千束の二人の父親、先生と吉松氏のBL関係のごり押しは{netabare}あまりに露骨で悪趣味なものを
感じたので減点の要素としました。

実はエリートと呼ばれる人たちにBL系の人が多いというのは事実であり、ある意味アラン機関の
吉松氏が同様であるのもリアリティがあると言えばその通りですが、主人公の父親がともに
BL系というのはかなり微妙過ぎるものがあるように感じました。{/netabare}

人気・評判・実力の総合評価では今期最高水準であることを証明したような本作でありますので
続編が期待されるのは当然の成り行きでありますし、だからこそ千束や たきな の手によって
命の問題を解決させようとする結末を描かなかったのには理解はできるところもあります。
というのも、原理上、命の代償は命であるのが必然だからであります。

12話の展開の過熱感は限界突破をするほどの熱を帯びているように思えましたが
最終話ではピークアウトを迎え少しだけトーンダウンしたような印象も受けました。

ただ続編への繋ぎということならば、若干ぬるめのハッピーエンドみたいな締めでも
ファンにとっては好印象であったのかもしれませんし
まだまだ物語が続くなら、それを待たずして激辛評価というのも早計でありかつ
期待が持てる終わり方というのも印象は悪くなかったように感じました。
結論は、概ね着地成功という話にございます。{/netabare}

ざっくりレビュー{netabare}
1話 たきな は待機の命令違反を犯しリコリスの仲間を救出
この命令違反を理由に本部から左遷されますが、救世主に憧れる千束には好印象
たきな は仲間思いの「熱い」性格であることが判明します。

2話 千束のマトリクスディフェンス炸裂
カラシニコフは反動が大きいのでかわし易いということなのでしょう。
異常に目がいい千束は射撃手の腕の筋肉の動きから弾丸の起動が読めるというチートであります。

3話 健康診断受診前に飴を食べようとする千束に たきな が注意勧告
甘いものは血糖値を上げるからと正論を放つも実は思いやりがあるというのが たきな であります。
模擬戦煽り合戦で千束吠える!千束も たきな のこととなると熱くなります。名コンビ覚醒回であります。

4話 たきな 用下着の買い出しシーン。ショップで二人の禅問答が始まり
千束の一人乗り突っ込みが冴えわたる。所詮は百合サービスデート回だろうと油断していたら
二人の会話は盛り上がり、思い出話の暴露から信頼関係が強化されていく様子が描かれます。

5話 千束の秘密が明らかになる重要回。
手作りの「旅のしおり」は千束の観光ガイドの依頼に対する本気度が窺えます。
アラン機関によりもたらされた人工心臓、そして千束の使命とは?物語は動き出します。

6話 リコリス襲撃犯テロリストとの対決。千束の弱点、目潰し攻撃で追い込まれるも
たきな のバックアップで難を逃れます。

7話 アラン機関に選ばれた千束と運命の人との再会。
しかし両者のそれぞれの思いにはズレがあるようであります。

8話 たきな 渾身のオリジナルパフェを考案。
絵の才能に加え たきな は決定的にセンスがないことが判明。
旧電波塔事件に関与していた男、真島の正体はアランチルドレンであり
千束との運命的再会は彼にとってはリベンジマッチ千載一遇のチャンスとなるのであります。

9話 人工心臓に細工され千束の余命は数か月に。
先天的心疾患の千束を救った救世主=吉松氏は憧れの人。
千束の生存につながる情報の手がかりを求め本部復帰を決意する たきな。
思い出作りのため たきな エスコートで千束とお出かけ。
たきな らしい生真面目過ぎるデートプランであるも、千束は大満足。
二人の別れのシーンで待望の雪が降るという演出がとても印象的な感動回でありました。

10話 自分のために人生を棒に振ってほしくない千束は喫茶店の閉店を決意。
そしてテロリスト真島覚醒!その本領を発揮します。 {/netabare}

以下長文レビュー{netabare}
●「メサイヤ・コンプレックス」~テロリスト真島について~
{netabare}真島というキャラが魅力的に見えるのは、本人が言うように真島が弱い者の味方であり
現状の腐った政治が蔓延する日本という社会においては過激な改革こそが庶民にとっては
正義であり救いであるというのが真実であるからであります。

テロリストというのはある意味「メサイヤ・コンプレックス」という精神病理に憑りつかれている
ような存在でありますが、この狂った世界に生きていれば誰しもが病みを抱え鬱積した感情の
どろどろのマグマがやがて臨界点を迎えるのも致し方ないことのように思われるわけであります。

本作に登場する都知事が(ノンフィクション作家の著作)「女帝」というタイトルの暴露本で
学歴詐称並び公職選挙法違反の疑念を抱かれる対象の某都知事と瓜二つなのは、偶然ではなく
必然であると考えられますが、その問題の某都知事はジョージ・ソロスという世界的大富豪の
お知り合いという話でございます。

都職員による実績評価は過去最悪級の某都知事でありますが、どういうわけか?選挙にはやたら強く
某独裁与党に所属していた時から大臣などの重要ポストを当たり前のように手に入れてきたという
経歴を持つというなんとも「狐」につままれたような奇妙な話でありますが、政治の世界、
いえ、この世のすべては人脈やコネこそが肝心要であり、
実力やら誠実さやら信頼などは二の次三の次のことなのでしょう。

某与党で重要ポストを得てきた女議員とは、よく見りゃみんなよく似てる
「女狐」であるという笑えないオチであります。

だからこそ真島というキャラの思想性に自分の憧れや理想を重ねてしまうわけですが
テロを起こそうが起こすまいが、ガチガチの完全性で固められている現世界システムは
強固なる鉄壁性を示すのみでありましょう。

ただし、その鉄壁性という性質は我々庶民に対してのものであり
もしも権限ある強者たちが世界を変えると決めた時は、逆に多くの庶民が抵抗したところで
いともあっけなく劇的に変わってしまうというのは何とも皮肉な話であります。{/netabare}

●すり替えのトリック
{netabare}「プリンセスプリンシパル」と「探偵はもう死んでいる」から導き出される
「心臓のすり替え」には、トリックが仕組まれていたことが最終話で判明します。

千束の「代替心臓」は実はケースの中にあったというのが真相ですが、
では吉松氏が人工心臓を自らに埋め込んだという話はただのブラフだったのでしょうか?
個人的推測では、計算高い吉松氏のことですから実際に装着して性能テストをする必要性を感じ
ただろうということと、ただのハッタリでは千束が信じないかもしれないという判断から、
自身に人工心臓を埋め込んだのは真実であると判断いたします。

目的のためには手段を択ばない狡猾なトップエリートであるのが吉松氏の本性でありますが
そんな彼でも、千束には父親としてなんとかして生きて欲しいという願いを抱いて
いたという話であります。

愛娘のような千束を欺き、親友のミカを欺いてでも自分の思いを貫く純粋なる狂信者吉松氏と、
片やそのような一方的で残酷な解決法を望まない千束とは、考え方が真っ向から対立しますが
誰かのために生き、誰かの命を救うために生きることとは、千束にとっては理想的な生き方で
ありそれこそが彼女にとっての「救世主」であったというわけです。

千束としては、吉松氏の一方的なプレゼントとメッセージについてはひどく受け入れ難いものの
ため「これ」を海に投げ捨てますが、そのシーンで彼女が断ち切ったもの、断ち切りたかった
ものとは過去であり、ある意味吉松氏によって与えられた未来には真っ向から向き合って生きて
行く決意を表したような意味合いが、そこには込められていたようにも思えます。

今の千束には救世主に対する憧れはもうありません。
等身大の自分が生きる道、未来につながる道をひたすら歩んで行くだけです。

例え与えられた命でも生きる権利があるのは本人であり、
どう生きるかも本人の専権事項であります。

親がなければ子は生まれませんが、親はなくとも子は育ち、やがて巣立ちます。
未来とは親のためではなく子どものためにあるものです。
そして親とは子どものために、子どもを思い生きる存在であります。
自分の理想を一方的に押し付けるようなことは本来親がやるべきことではなく
もしも吉松氏が本当に千束を自分の子と思い、自分は父親と自覚していたなら
それが間違いであることに当然気づくでしょう。

吉松氏はどちらだったでしょうか?{/netabare}

テロリストの真島もなかなかいいキャラでありますが、いかにもエリートらしい吉松氏の{netabare}
目的のためには手段を択ばない純粋なる狂気っぷり加減もなかなかによい塩梅であります。
自分の信念を純粋無垢に貫いてブレない千束との対比効果が鮮明で個人的には
かなり燃える因縁の対決シーンでありました。

そして仲間思い千束思いの たきな の鬼の形相、必死すぎる表情も上手いこと描かれており
熱量が凄いことになっておりました。

組織挙げてのオペレーションの失敗の責任をすべて部下に押し付けて何事もなかったかのように
トップの地位にのうのうと居座り始末書の処理だけは優秀な楠木司令
この世界で出世し勝ち残り優秀と言われるのはお役所仕事をそつなくこなす方なんですが、
しかしながら要するに、そういう人は無能で信頼もできないし
自己保身が最優先事項なので実は全く使えないというのが真相でしょう。

ハッカーや真島に何度もしてやられて自分の面子や上司からの評価がガタ落ちの状況を
何とか打開しようと功を焦り、真島検挙の手柄を独り占めしようと目論み
自ら現場にしゃしゃり出てきたDA司令官でしたが…取らぬ狸の皮算用の狸が逆に化かされて
失態の上に失態を重ねて、上司激ギレの結果、切り札の千束を使えという鶴の一声のオチであります。

組織人ならば組織の命令や上司の命令に従うのはある意味当然ですが、
しかし上司が無能で組織自体も形骸化しており機能不全起こしてるならば
訓練された無能力集団の命令に従うことほど間抜けなオチはないと言えましょう。

真島やハッカーはそれについて十分熟知しているので
某都知事含めてコケにされているという展開であります。

優秀なる官僚主義である楠木司令も最後の最後で上層部に一矢報い名誉挽回できたようです。
最後の切り札=千束を政治力を駆使して温存していたこともありますが
それ以上に最後の最後でものをいうのは人脈であるということなのかもしれません。{/netabare}

「えんくうぼく」という名の電波塔とは5Gが普及する近未来を端的に示しており、
劇的な変化を遂げ生まれる新世界秩序の誕生を示唆しているようにも思えます。{netabare}

新世界秩序を作り出すための重要な鍵となるプレイヤーは中国とも言われており、
中国が推し進める一帯一路構想と5G建設計画には密接な関係性があるようです。
世界秩序の劇的な変化の反動、反発としてテロが引き起こされるのは
必然であると言えるのはないでしょうか。

第1話における東京で「桜開花の情報」のテロップが「東京」ではなく「関東」に差し替えられていた問題に関して考えられる仮説の一つとして挙げられるのは
情報操作=「情報のすり替え」の暗示があったのだと推測いします。

東京は関東に属しますが、仮に東京の桜が開花したとしても
関東全体が桜の開花したというのは確かに論理の飛躍が惨過ぎますよね。

そういうことがちゃんとわかっている賢明な?視聴者の方々は当然テロップの違いに
突っ込んでますが、本作における東京及び関東に属するような愚民風情の我がニッポン国民とは、
そんな明らかな論理の飛躍=あからさまな情報のすり替えや情報改ざんの類にはまるで気が付かない
間抜けでお人好しな、救う余地がまるでないような程に絶望感が惨過ぎるからこそ、
例えテロリストになってでも真実を伝えようとするような真島の真摯的な
態度には共感以外に言葉はなく、
一方であまりに哀れ過ぎる我がニッポン国民の愚民性をこのような対比でまざまざと見せつけられたら
笑って誤魔化すしか手立てがないとかいうのは、とても皮肉な話であります。

1話に登場した電波塔とは(改ざん可能な)高度情報化社会を象徴するシンボルであった
可能性が濃厚だと感じました。{/netabare}

1話において某作戦の失敗の原因は{netabare} 某リコリスのスタンドプレーによるものとして
組織内部では処理されていますが、要するにただの責任転嫁のしっぽ切りのために
たきな は左遷されたという話であります。
情報操作と虚飾にまみれた組織とそれによって守られた治安のいい?国家=我がニッポン、
そこに住まう意識が高い?国民性を持つ小奇麗な我が家畜たちの間抜けな幻想、
そういうもの一切合切を痛烈に皮肉ってるようなメッセージが胸に突き刺さります。

某「緑の」都知事には思わず苦笑w皮肉が凄いですw{/netabare}

●個人的に気になった用語
{netabare}・リリベル
リリーベルとは和製英語で鈴蘭の花を意味するらしいですが、
より多くの人に頭に焼き付けて欲しいのは「リリベル」という言葉自体
表記自体に重要な意義があるという話です。

・延空木
天空に延びる木なので、世界樹=ユグドラシル(ゼロ活のクジラ回にもあった)のことを
指しているようにも思えますが
「伸びる」ではなく「延びる」の方は時間空間的なものを指して使われるということです。
電波塔は塔ですから「バベルの塔」みたいなものとも解釈できますが、
「バベル」には「混乱」という意味合いがあるらしいです。
「混乱」という言葉には情報(の錯誤)というものが含まれ
結局のところ「延空木」とは情報網の枝が次元に延長されていった結果
構築される世界樹のようにスケールが大きい巨大情報網のことを指すようです。

5Gが実現する世界こそがまさにその状況を示すのだということになりますが、
最も肝心なことは高度情報化社会は既に進行しており、その社会に暮らす一般庶民とは
絶えず押し寄せる情報の海に溺れ漂流し続ける儚い存在でしかないという真実です。
ハッカーによる情報操作に翻弄され無様に踊らされるという本作に登場する愚民たちとは
結局のところ我々無力な庶民の事を示しており、現時点で真実が何であるのか見えているのは
限りなく無に等しいという…非常に残念なお話でございます。{/netabare}{/netabare}

●アニメファンが知らない秘密結社【フリーメイ@ン】
{netabare}感のいい方のお察しの通り本作ではとある「秘密機関」が描写されています。

一つは 【烏】。一つは【梟】。
「SPY家族」の「オペレーション【ストリスク】」、「惑星のさみだれ」の「【梟】の騎士」
そして「後宮の烏」には「【烏】妃」と【梟】が登場します。
これはほんの一例に過ぎず、特に【梟】が(意味深に)登場する作品を探し出したら
きりがないくらいに【梟】は至る所に存在するのであります。

世界の基軸通貨「ドル」の1$札にはさり気なく【梟】がプリントされていますが
恐らくこれはFRB(連邦準備制度理事会)の株主、つまり世界標準として
ドル基軸通貨体制を構築した「陰の実力者」の所属を示す【刻印】
のようなものであると個人的には理解しております。

【梟】が暗示する【メイソン】の情報をネットで調べたらそれこそ腐る程出てまいりますが
所謂「都市伝説系」の人達が積極的に情報発信しているこの手のものは特にフェイクが多く
当方も迂闊にこれに食いついて騙された口でありますが、得られた情報の点と線を地道に
つなぎ合わせるという地味な作業を長年にわたって継続した結果、パズルのピースはかなり
揃ってきたと実感する位までには到達できたように思います。

【メイソン】の話は某アニメ評論家の岡田斗司夫氏もtubeで披露しており
【メイソン】と【錬金術】の関係性を見事に暴露しているのは、核心をついていて
十分評価すべきでありますが、その一方で【ローマカトリック教会】の理解も含め
【メイソン】の本質には今一つ届いていないように思いました。

【メイソン】に関する話が厄介なことになる原因は今の組織が2重構造、ないしは3重構造
になっているからだと個人的には理解していますが、岡田斗司夫氏ご指摘の通り
「近代メイソン」はただの社交クラブ化しているというのは、ある意味
正しい解釈であると思います。

近代になり立ち上がった【フリーメイソン】は「自由・平等・友愛」を掲げる
ただの「社交クラブ」であることは多くの証言からしても事実であると考えられます。
しかしそれは組織の8割9割の部分でしかなく、「ロッジ」によっては【33階級】まである
とのことですが、例えば【33階級】の頂点を極めた重鎮が一般会員と同じように
社交クラブごっこを目的に活動してるのかと言えば、
そんなわけがあり得ないという結論に至るわけでございます。

【メイソン】とは【石工職人】であります。
この【石工職人】は【錬金術】の系譜の末裔であるというのは岡田斗司夫氏ご指摘の通りであり
【石工職人】の影響力が薄れた近代メイソンが社交クラブ化したのも
ある意味事実であるようにも思えます。

「【海賊】王女」で描写された【オーパーツ】的な「不思議な石」はある種の
パワーストーンでありますが、それを鑑定した【石工職人】とは恐らく
【メイソン】を暗示するものだったのでありましょう。

石工職人の系譜と関連深いのは【古代メイソン】であります。
それに対してその影響力が薄れ近代化したメイソンが今の【フリーメイソン】であります。

【古代メイソン】を近代化したのは誰だったのでしょうか?

一説によればその改革者は【イルミナティ】という輩であるとのことであります。

彼らは近代合理主義の洗礼を受け、「自由・平等・友愛」のスローガンを掲げ
革命の旋風を巻き起こした【陰の実力者】であります。

フランス革命を引き起こし、あるいは裏で煽動していた秘密結社が存在していた
という説がありますが、ある説によればそれは【フリーメイソン】であると言われ
またある説では【イルミナティ】であると言われています。

「自由・平等・友愛」とはフランス革命のスローガンでありますが、そもそも
それを掲げたのは【フリーメイソン】の中に暗躍していた【イルミナティ】という勢力
であったというオチであります。

世界史の授業で習いました近代合理主義における「【啓蒙】思想」という聞きなれない
「ワード」、【啓蒙】とは「闇を【光】で照らす」的な意味合いがあります。

【イルミナティ】とは「【光】に照らされたもの」「【光】の洗礼を受けたもの」であります。

早い話が「【啓蒙】思想」というワードの語源は【イルミナティ】であり
「近代【合理主義】」を世に拡散したのも【イルミナティ】であります。

近代革命の旋風に乗って現れた「フランス人権宣言」や「【理性】の崇拝」という奇妙な宗教、
【ギロチン】という悪趣味な処刑装置、すべては彼らの思想と連動しておるわけでございます。

1$札の裏面には【ピラミッド】とその頂点に【光る眼】が描かれていますが
ピラミッドは【石工職人】=【古代メイソン】の仕事であり
頂点に輝く【光る眼】は【イルミナティ】を象徴しております。

【フリーメイソン】や【イルミナティ】と言えば都市伝説扱いの話とされていますが
フランス人権宣言や1$札だけでなくありとあらゆるところにその形跡が
確認出来てしまいます。

アニメの元ネタが「フリーメイソン」という事例も挙げればきりがないほどありますが
さて、アニメ制作者の方々は皆【オカルト】マニアとでもいうことでありましょうか?

秘密結社に関する謎は深まるばかりでございます。{/netabare}

投稿 : 2023/03/07
閲覧 : 1202
サンキュー:

22

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本気モード、押し上げよう。

と、意訳しました。

事実は虚言と扱われ、醜態は美談に置き換わる。
嘘だと思いたいことが、マジモンとして身に降りかかってくる。
自分らしくありたいと願っていても、理不尽な圧力で意思を曲げられる。

今の世の "あるある" です。
たぶん、お話の端緒も、そのあたりにあるのかもしれません。

~    ~    ~

女子高生のファッションは、リコリスたちが、世を忍び、身を隠すためのカムフラージュ・・・。

いいえ、お話としては、それはあくまで形式的な見せかけ。
むしろ、現実的なテーマを、どストライクに描いているように感じます。


本来、女子高生たちは、青春を謳歌し、夢を人生に描いていくリコリスそのものと言えます。
ならばどうして、殺されたり、虐められたりするニュースが巷にあふれているのでしょう・・・。

これらの構図から察するに、女性から社会へのカウンターアタック、あるいはバックラッシュに近しいニュアンスが、テーマにあるような気がします。

~    ~    ~

千束がゴム弾を使っているのは、彼女なりの "鉄拳の代わり" なのかも。
敵を敵としない行動にも、きっと何かしらの意味があるのでしょう。
のちのち、彼女の心情や背景が、明かされていくのでしょうね。

リコリスは、"金色の髪を持つニンフ" を遠くに持つことば。
どうやら、千束のキャラのオリジンのようです。
となれば・・・、原典をギリシア神話に求めてもよさそうですが・・・。

今のところ、視聴は継続。
楽しみにしたい作品です。


おまけ。
{netabare}
いや、いや。すごい作品が出てきました。

1話を観たあとの印象と予想レヴューの、ぜんぜん斜め上からの展開に、ガッツンと脳天をやられてしまいました。

これは続編を出してもらって、あといくらかでも全体像を見せてくれないと、視聴する側がぜんぜん置いてけぼりの放置プレイ状態で、悶々とするだけになってしまうんじゃないかと心配になります。

そんな謎を謎のままにしておいては、残念過ぎるほどに、上質で、魅力的で、そしてとんがったお話だと私は思うんですが・・・。

ただですね。最終話のリコリコの面々の晴れ晴れとした表情を見ていると、そのままそっとしておいてあげたい気持ちにもなるのも、私の本音でもあります。

ああ~、ほんと、悩ましい!!



えっとですね。
まず、OP「ALIVE」とED「花の塔」。
画も曲も歌詞も、それはそれは上出来です。
毎回、絶妙に上げてくれてたし、神妙にさげてくる演出。
匙加減からしてどうしてすごくいい味を出しています。

とりわけても、あの「お尻キックタッチ」。
♪存在の証明♪に紐づけたなら、それはもう目からウロコの喜びです。

千束からたきなに、たきなから千束にの "あの演出" 。
どれほど語るに語れぬほどの出逢いの嬉しさを、そしてお互いの存在をリスペクトしあっているかが、じんじんと伝わってきます。


OPとEDを、私はどれだけ聴いたでしょう。
各話のストーリーに、どれほど落とし込んだことでしょう。
千束とたきなが交わしあう想いの深さに、どんなに重ねてきたことでしょう。

派手なガンアクションも、いくらかの百合っぽさも、DAと喫茶リコリコのギスギスした関係も、敵対しあう組織の抗争劇も、天賦の才能と必死の努力の交錯も、すべてが "千束の想いのなかにある構図" です。

つまり、千束はきわめて強靭なリアリストであり、同時に、緻密に計算するファンタジスタだってこと。

たきなの変化も、ミカの行為も、吉松の覚悟も、真島との語らいも、すべてが千束の才能の感化を受けてのこと。

だから、千束はハワイに行ったんでしょう?
だからこそ、シナリオに、ど太い筋が一本貫かれるってものです。

ここは、絶対チェックです。
いいえ、見落とし厳禁だと、私は思っていますよ。
ぜひ、最終話に、本気モードでアンテナを押し上げてください。

そんなわけで、私にはオール満点のカンペキな作品。
今期イチオシです。
{/netabare}

投稿 : 2023/03/04
閲覧 : 402
サンキュー:

29

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

秩序と逸脱のバランスを問い直す

超高度に発達した「管理社会」のシミュレーションとして観ることができる本作の構図には社会における「秩序」と「逸脱」のバランスをどう取るかという主題が内在している。この点、本作においてDAが「秩序」の極に位置するのであれば、アラン機関は「逸脱」の極に位置する。そして、本作はもっぱら真島というテロリストがこの「バランス」を「逸脱」の側からラディカルに問い直す役割を担っているが、本作の主人公、千束もまたこの世界における「バランス」を真島とは別の仕方で、すなわち「秩序」の側から問い直す役割を担っているといえる。

彼女は社会の「秩序」を担うリコリスでありながらもDA本部や他のリコリスほど「秩序」を自明視するわけではなく、DAのラジアータにハッキングを仕掛けた裏社会のトップハッカーであるウォールナットことクルミをリコリコで匿っていたり、テロリストの真島にさえもどこか相通じるものを見出したりと、いわば秩序と逸脱のグレーゾーンにあるリアリティこそを愛でるような生き方をしてている。そして、こうした千束のしなやかな生き方を支えているのが他ならぬ「リコリコ」という居場所である。

本作におけるDA、アラン機関、真島、そして千束の四者の行動原理は政治理論的には「基礎付け主義」「反基礎付け主義」「ポスト基礎付け主義」にきれいに割り振られる。ここでいう「基礎付け主義」とは政治や社会は何らかの普遍的原理によって基礎づけられるとする立場であり、これに対して「反基礎付け主義」とは普遍的原理など何も存在しないとする立場である。そして「ポスト基礎付け主義」とは普遍的原理による基礎付けを自明の前提としているわけでもなく、さりとて基礎付けの不在に居直るのでもなく、政治や社会はひとまず暫定的な価値によって基礎付けられるという立場である。

この点、現代ラカン派を代表する精神病理学者の松本卓也氏は『享楽社会論(2018)』においてフランスの精神分析家ジャック・ラカンの1950年代から1970年代における理論的変遷を参照し「基礎付け主義」は〈父〉という普遍的な理念を存在させようとするフロイト理論に依拠した50年代のラカンに対応し「反基礎付け主義」は〈父〉の不在を認める60年代のラカンに対応し「ポスト基礎付け主義」は〈父〉の不在を認めつつも同時に弱毒化された〈父〉を非抑圧的な仕方でサントーム(症状)として利用する70年代ラカンに対応するといいる。

そして本作においてDAやアラン機関が「秩序」とか「才能」といった特定の価値を普遍的原理とする「基礎付け主義」に依拠するのであれば、全ては「バランス」だという真島は「反基礎付け主義」に相当する。こうした中で真島とは別の仕方での「バランス」を生きる千束はいわば弱毒化した〈父〉としての「リコリコ」をサントームとする「ポスト基礎付け主義」であるといえる。

こうしてみると本作が千束に割り振った「バランス」は現実社会における「安心安全」とか「多様性」といった「秩序」から外れた「逸脱」をいかに掬い上げるかという問題に対する一つのメタフォリカルな回答であったような気もする。もちろん本作には棚上げされた問題とか未回収な伏線とかが色々と残っているので、今後の展開にもぜひ期待したい。

投稿 : 2023/02/27
閲覧 : 129
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7

ネタバレ

米饭 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観たい

タイトルなし

非常棒

投稿 : 2023/02/27
閲覧 : 137
サンキュー:

6

ネタバレ

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラクターを好きになれるか

少女たちが日本の対テロ対策を担う組織リコリスで奮闘する様がポップに可愛らしく描かれている本作。

正直、ストーリーはあまり深くない。陰で日本を守るリコリスという設定は面白いが、その設定を活かしきれていないところがある。事件に深刻さとかはあまり感じられず、基本的には単純そのもの。

つまりこのリコリス・リコイルとは、メインの千束とたきなのキャラクターに全振りした作品であり、彼女たちのやり取りを可愛いと思えない人は途中で脱落してしまうだろう。

声優さんはそれぞれ実力があり、特に千束のCV安斎さんは声がバチリとハマっていて演技も上手い。この演技を見るだけでも価値がある。

すでに続編が発表されているが、キャラクターの魅力は十分に出ている。あとは物足りなかったストーリー部分を強化できるかどうか。脚本家を変えてもいいと思うが、事件性を深く描けることができれば大化けする作品になると思う。

投稿 : 2023/02/27
閲覧 : 112
サンキュー:

7

マージマジマジーロ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

THE・過大評価

【物語】
A-1 Picturesのオリジナルアニメ。結論から言って、過大評価されていると思う。
まずシナリオの粗がすさまじい。リコリスの説明不足、生死に関するご都合主義、銃撃無双など枚挙に暇がない。
バディものとして作ろうとしているのだろうが、千束が完璧すぎるあまりたきなが微妙な位置どまりになってるキャラ設定も残念。

【作画】
かなり綺麗で、戦闘シーンの銃撃戦では特に力を入れているが、千束の銃は実弾じゃないから緊迫感がない。

【声優】
千束役の安済さんが評価分かれそうな気がする。個人的に序盤は気にならなかったが、途中からいかにも演技してるな、って感じがした。

【音楽】
OP(ALIVE/ClariS)はいい曲だと思う。
ED(花の塔/さユり)はネットミームにもされるほど曲の入りが良かった。

【キャラ】
本作の欠陥はメイン二人がかわいい以外の魅力の無さだろう。同じくA-1制作のSAO風のキャラデザは良いのだが、肝心な設定が欠落している。
まずたきなの成長を見れると期待して彼女に感情移入すると、フキとサクラにイライラする。しかし感情移入できるのはたきなくらいなので終始ストレス。
楠木はよくDAのトップ張れるな、という無能ぶり。
真島は行動理念がなってない。

投稿 : 2023/02/27
閲覧 : 554
サンキュー:

6

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リコリコ最高だけど、もっと神アニメにできたかも。

その期に放映されるアニメを見る、というのは、私のように、流行には本来関心がなく、質の高いアニメをみたい、と思うひとにとっては、あまり効率がよいものではありません。最終話まで既に放映されたアニメのうち、評価が高いものをみたほうが確実だからです。にもかかわらず、その期に放映されるアニメを見てしまうのは、やはり、日本の匿名のアニメファンと(おおよそ)同じ時間軸で、来週はどうなるのか、とソワソワしながら見る、というところに醍醐味があるわけです。そして、その醍醐味が特に味わえるのが、原作のないオリジナルアニメということになります。

残念ながら、多くの場合、そうやってソワソワしようと思ってみたオリジナルアニメの多くが期待外れに終わるなか、それでもオリジナルアニメを見てしまうのは、ときどきは、素晴らしいオリジナルアニメに出会えるからであって、リコリコは私にとって、そんな素晴らしいアニメでした。

世界観の壮大さと面白さと、カフェでの日常がうまく交差し、コメディ要素もバトル要素もある、というこの作品は、やはり面白く壮大な世界観と高校生活の日常がうまく噛み合った超名作コードギアスを彷彿させるものでした。

さらに、千束役は安済知佳さん。私が初めてこの声優さんの声を聞いたのは、「クズの本懐」の安楽岡花火ですが、当時、その美声に衝撃を受けました。一般には「ユーフォ」の麗奈役といったほうが伝わるでしょうか。

ストーリーは進展するに従って、ミカの秘密、千束死んじゃうの?から、最終話での、まさかさくら死ぬ感じ?ていうか真島不死身なんじゃない?まで、とにかく気になる展開が続いて、千束やたきなは可愛いし(ミズキ笑)、ミカ強いし、くるみも大人だし、フキずっとツンツンしてるし、とても楽しめました。

【ストーリーはがばがば?】
ここでも散々書かれているように、確かにストーリー展開が不自然だったり、もっとできたのに、と思う部分もないではないです。

ただ、その一部は、わざと、という解釈も一応可能かな、と思います。例えば、12話で日本人、くるみに簡単にだまされすぎじゃない、というところは、それだけ日本人が平和ぼけしている、と言いたい、とみることもできます。全体として、政府の隠蔽工作に気づかない日本人というストーリーラインが、森友・加計問題をはじめとする近年の政治家たちの隠蔽工作(と思われる一連の出来事)を念頭においたもの、というふうに読み取ることも不可能ではありません。

また、最強のリコリスたる千束が護衛対象(松下)から簡単に目を離してしまったり、AIがウォルナットにハッキングされたり、リコリスはみんな同じ制服で簡単に敵に識別されたり、挙句の果てに最終盤ではトイレから外部へ連絡されてしまったり、といったことも、設定ががばがば、と言えばその通りなのですが、日本の治安機関のだめっぷりを晒しているような感じもしないではないですね笑 そうだとすると、この作品は、日本の脆弱な安全保障システムを嘲笑って、あえてこのような設定にしている、という擁護は可能かと思います。

他方、そういう擁護の余地があまりなさそうな、ストーリーの弱さも結構あります。例えば、真島についてはほとんどキャラの深掘りがされず、なぜ彼がこういう行動に出ているのか、言っていることも話数によって結構違うし、最後は花火だし、よくわからないままでした。現状だと、ただの狂人な感じも否めません。またアラン機関やDAについてもあまり詳細な説明がなかったように思います。特にこの作品の最終話については、かなり思うところがあります(下記に別項目を立てました)。

【最終話について】
第13話を視聴した直後の感想は、うまくまとめてきたな、というものでした。実際、この終わり方だと、アラン機関についてや日本の政治におけるリコリスの位置付けなどが十分回収されていないことがそこまで気になりません。このエンディングでは、リコリスについて知らない日本人同様、千束も重要な情報について蚊帳の外に置かれている、と読むこともできるにはできます。

しかし、他方で、よく考えると、後身の悪さは否めません。結局、吉松を殺すという作業を千束が引き受けなかった代わりに、ミカが引き受けたから。千束(とたきな)に吉松を殺せなかったのは仕方ないけれども、結局、千束が望んでいなかったとはいえ、ミカが吉松を殺した(ってことですよね)ことで、ミカが殺人という重みを背負うことになってしまっている。それで千束はよいのか、といえば、よいわけはないでしょう。

さらに、千束の代わりに他の人が汚れ役を引き受ける、というのはミカだけにとどまりません。千束はDAからexitして、自分は殺人を犯さずに済んでいるかもしれないけれど、結局その役は他のリコリスが引き受けているわけです。もちろん千束もDAに協力し続けているわけだけれども、ただやはり千束がいない分、DAでは千束の代わりに他のリコリスが殺人を行なっているはずです。そうすると、千束はその重い事実を引き受けたうえで、「命大事に」を貫くほうを選んだのか、本編からはいまいちはっきりしません。ついでにいえば、おそらく千束がDAからexitすることが許されているのは、千束が類い稀な能力を持っているからであって、普通のリコリスがDAを辞めようと思うのならば、殺されてしまうのではないでしょうか。その意味ではDAからexitするという選択肢自体、千束の特権ということになります。こういった部分について考えて悩むような千束の葛藤を描けたならば、この作品は神作品になっていたのではないかと思います。

【リコリス・リコイルの今後】
リコロスですが、多分この作品は変に2期を作ったりしないほうがいいと思っていました。しかし、新作アニメの制作が発表されましたね。まぁ確かに、新作すぐやらないにしては、リコラジ続きすぎでした。
しかし、本格的な2期をやるとなると、なんか不死身っぽい真島とまた戦って引き分けになるのが目に見えていて、微妙な感じがします。八百長疑惑も出てきかねないですし笑 むしろ、スピン・オフでいろいろやってほしいです。ミカの過去とかも知りたいし。もちろん千束とたきなが変な事件に巻き込まれる、みたいなのもありです。

【追記】
1.自分のレビュー内容(特に最終話に関して)及び自分の他のアニメへの評価と比べて、初投稿時の物語評価(4.5)にずれがあるように感じたので、物語評価を変更しています。
2. 秋から冬にかけて2回目視聴したので、タイトルと、主に後半を編集しました(点数は変更なし)。

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 148
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17

ゆた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

完走はできる

とても話題になっていたが、ストーリーについては普通だった。作画の良いシーンと悪いシーンの差がすごい。

投稿 : 2023/02/25
閲覧 : 100
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3

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良きかな

新作決定!おめでとうございます!!

正直、9話あたりまでイマイチだなぁなんて、、、
ところがどっこい
10話からトップギア突入!
そこからはあっという間に駆け抜けました。
スパイファミリーと同じくキャラの大勝利。
たぶんキャラが確立したら後はストーリーが勝手に
どんどん創られて行く感じで出来た作品なのでは?
敵にも魅力があって最高でした。
勿論粗が目立つストーリーや設定はあります。
しかしそれを凌駕するキャラ!
これぞアニメって思わせてくれる良作です。
また2人に会いたいと思う事請け合いです!
素敵な時間を有難うございました。

投稿 : 2023/02/12
閲覧 : 165
サンキュー:

15

かとー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なぜリアルタイムで見てなかったんだ俺!

【2023.2.11 追記】祝 新作決定!

この作品の口コミが高いので見たらめちゃくちゃ面白い!間違いなく2022年度NO1のアニメだね!

キャラが良い
絵が可愛い
話がわかりやすい
主人公の千束とたきなのコンビが可愛い

これ当たり作品です。人気があるの納得!2期も来てほしい!JKの年齢のスパイアニメで有名なのは【プリンセスプリンシパル】もあるけど、どちらも良かったから制作会社さんには面白いJKスパイアニメの制作をお願いしたいです笑

投稿 : 2023/02/11
閲覧 : 207
サンキュー:

14

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うむ。。可愛くておもしろくてカッコイイ

いいですね~。

まずキャラがかわいい。
まあ最近のアニメの必須項目かもしれませんが、そこは充分だったかと。

最初はカワイイだけのアニメかとも思いましたが、
バトルも見ごたえがある。さすがA1。

物語としても引きこまれる要素があってどんどん先が見たくなる。

キャストも意外だったり納得だったり。
キャラが活き活きしてますね。

~ {netabare}
最後、あんなに一緒にいたがった、たきなに黙って千束が逃避行したのは理解しがたかったですが・・・
理由はさておき、展開というか終わり方としては良かったかと。
{/netabare}~

十分に楽しめました。

続編は・・・なさそうですね(笑)

投稿 : 2023/02/11
閲覧 : 290
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26

ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

楽しくも、切なく哀しい『Recoil(反動)』の物語

あなたの学校に、ものっそい美人、
しかもスタイルも性格も良くて、誰とでも気軽に接し、
おまけにスポーツや勉強まで充分以上にできる女子がいたとします。
そういう女の子って、
だいたい一割ぐらいの生徒から陰でディスられたりするんですよね。

 ・なんでもできますヅラが気に食わない、カンに障る。
 ・八方美人で、いい子ちゃんぶってヤな感じ。
 ・別世界の住民みたいで親しみがもてない。もっと庶民派の方が好き。

まあ、言いたくなる気持ちはわからなくもないですが、
そういうのって客観的に見ると『やっかみ』以外のなにものでもなく。
人間、素直がイチバン、などと思う拙なのであります。


本作『リコリス・リコイル』は、
そういう『学校イチの完璧美人』みたく考えていただければよろしいかと。
それが鼻につく方には鼻につくでしょうが、
僕ごときの浅学な身ではうまくイチャモンがつけられない、
全方位型のアクション・エンターテインメントなのであります。

ジブリや新海誠監督作品ぐらいしかアニメに接点がない方々にも、
ぜひに、とおススメしたい逸品であり、
2022年度のジャパニメーションを代表する一作ではあるまいかと。

ちなみに、物語の設定は明るくも楽しくもありません。

  政府の秘密治安維持部隊であるDA(Direct Attack)。
  そこは、犯罪者どころか『準備犯』までもを暗殺し続けることで、
  表面上の平和を維持する超法規部隊だった。

  DAは孤児を養成して殺人技術を身につけさせており、
  暗殺者として育成された女子たちは『リコリス』と呼ばれていた。

  そうした異様な治安維持に不審を抱いたテロリスト・真島は、
  その正体を暴いて白日のもとへ晒すべく、
  リコリスの抹殺、そしてさらに大きなテロを計画していく。

  そのリコリスのNo.1、『殺しの天才』と呼ばれる錦木千束(ちさと)は、
  ある事情から『不殺』を自らの信条とし、
  DAの支部扱いとなっている喫茶店『リコリコ』に身を置いて、
  暗殺ではなく『人助け』をして過ごしていた。

  その『リコリコ』に、井ノ上たきなというリコリスが、
  某事件の責任をかぶされた形で左遷されてくる。
  あくまでも『不殺』を貫き、明るく振舞う千束に反発を覚えるたきな。
  しかし、千束の事情や生きざまに接するうち、
  自分にも『人を殺す以外の生き方』があるのではと思い始める。

  しかし、そんな二人もリコリスと真島の抗争に巻き込まれていく。
  そしてついに大規模なテロが発生し、凄惨な現場に駆けつける二人。
  そこで千束に突きつけられる、生命の『選択』。

  そのとき、二人のとった行動とは……!?

とまあ、ハ-ドボイルド感満載な設定であり、
一つ間違うと『鬱アニメ』になっちゃってもおかしくないような、
あんまり『心暖まらない』ストーリーであるわけです。

ところが実際に作品を見てみると、
鬱になるどころか、爽快で、小気味よく、
わくわくしながら視聴し続けられる第一級のエンタメに仕上がっています。

これは、すでに見た方ならカンタンにわかると思うんですが、
単純に以下の三つの要素が作品を押し上げているからなんですよね。

  ① ビジュアルがめっちゃきれい。
    女の子が可愛く、活き活きしているし、
    アクションシーンもかっこよくて目が惹き付けられる。

  ② 演出・シリーズ構成が秀逸。
    パンツ回や喫茶リコリコのわちゃわちゃした日常など、
    楽しく見られるプロットが随所にあって悲壮さを引きずらない。

  ③ キャラ・役者の芝居がめちゃくちゃ楽しい。
    ヒロインである千束(Cv.安済知佳さん)を筆頭に、
    喫茶リコリコで働いている中原ミズキ(Cv.小清水亜美さん)
    同じくクルミ(Cv.久野美咲さん)たちの、
    カラッと陽気なお芝居が物語全体を明るくしている。
{netabare}
  第四話のパンツ回なんか、
  多数のリコリスが銃撃戦のうえ、無惨にも瓦礫の下敷きになって死亡。
  なのに、すぐ後のリコリコ店内のパンツ騒ぎで帳消しに。

  続く五話でも、リコリスが殺意をもった真島に車で轢かれ、
  そのあと、テロリストに囲まれハチの巣にされたのに、
  たきなが千束の心音を聴く『ちょい百合演出』で、これも帳消し。

  こういう『痛ましさを引きずらせない演出』が随所にあるんですよね。
{/netabare}
要するに、ハ-ドボイルド的な『苦味』のあるストーリーに、
美少女だのわちゃわちゃだのという『甘味成分』を大量トッピングし、
誰の口にも合うようマイルドに仕上げた作品なのであります。


ただし、単純にそれだけであれば、いわゆる
  絵がきれいで女の子がかわいいハ-ドボイルドアニメ
にしかなりません(そんなの、掃いて捨てるほどありますよね)。

  ハ-ドボイルド単体として見れば
   『政府が運営する秘密暗殺部隊』というのはやや古臭いし、
  その部隊が暗躍する理由が
   『外面上の治安の良さを維持するため』
  というのは、いささか無理筋な感じがしないでもなく。

僕が本作品を高く評価しているのは、
ハ-ドボイルド層+美少女層に加えてもう一つ、
第三の層とでも呼ぶべき重要なファクターが存在するからであります、

その三つ層のが分離不能なほど溶け合い、
融合して一つの世界を織りなしているからこそ、本作は『素晴らしい』、
近年まれに見る良作であると拙なりに愚考するわけです。

この層は作品タイトル『リコリス・リコイル』の意味に密着しているのですが、
未視聴の方は正直イミフになっちゃいますので、
まるっとネタバレで隠しておきますね。
{netabare}

本作のタイトル『Lycoris Recoil』は、
直訳すると『彼岸花の反動』で、
そのまんまだと、まるっきり意味がわかりません。

ですが、彼岸花の花言葉を調べていくと、その輪郭がはっきり見えてきます。

彼岸花は色によって花言葉が違うのですが、
千束に繰り返しかぶせて描かれている彼岸花の色は『赤』です。
そして、赤い彼岸花の花言葉というのは

  『情熱』『独立』『再会』『あきらめ』『悲しい思い出』
  『また会う日を楽しみに』『想うはあなた一人』

このうち、本作で千束に関係してくるのは、
通奏的なのが暗殺組織DAからの『独立』と、不殺の『情熱』の二つかと。
 (物語前半は吉さん(吉松)への『また会う日を楽しみに』、
  中盤以降は同じく吉さんとの『再会』という意味も兼ねています)

  ちなみにアイキャッチでクルミが来ているパーカ-の彼岸花は『黄色』で、
  花言葉は『深い思いやりの心・陽気・元気』。
  こちらも最終話近くの心臓探しあたりと密接につながっております。
  (いやあ、このあたり芸が細かい)

千束はアラン機関の吉松(吉さん)から人工心臓の提供を受け、
深く感謝すると同時に自分も他人の救世主になりたいと『情熱』をもち、
DAからの実質的な『独立』をはたします。
そして、憧れだった吉さんとの『再会』をすることに。
ここまでが、タイトルのうち『リコリス(彼岸花)』にかかっている部分ですね。

そして、千束の『情熱・独立』は、深刻な『反動』をもたらします。
ここからが『リコイル』の部分。

千束は『殺しの天才』としてアラン機関の援助を受けたわけですから、
いつまでも不殺を貫いているのは、その目的に反します。
そこで、エ-ジェントである吉松は、
その才能を発揮させる(人を殺させる)べく、
薬物中毒者を依頼人に仕立てて、千束と殺し屋と対決させます。

ですが、それでも千束は「私は人の命は奪いたくない」と言い切り、
その理由を「わたしを助けてくれた人みたいになりたいから」だと説明します。
それをニセ依頼者を操りながら聞いていた吉松は、
  「千束……それではアラン機関は君を……その命を……」
という言葉とともに、絶句し、交信を切ってしまいます。

  このセリフこそが、これ以降の物語の『トリガー』なんですね。

物語後半であきらかになりますが、
この段階で吉松はすでに、
千束を助けられる新しい人工心臓の存在を知っていました。
(それを手にしたのが延空木テロの一年前ですしね)
しかし、千束が期待された才能を発揮しない限り、
アラン機関の追加支援としてその心臓を提供することはできません。

  つまり、殺しをしない限り、千束の余命はあと数年が限界だ、
  ということがわかっていたわけです。

  だからこそ『リコリコ』に足を運んでミカの状況を確認し、
  進んで殺しをさせる意思がないと見るや、
  職権濫用で殺し屋を差し向けたりもしたわけで。

しかもこのときの会話で千束が殺しをしないのは、
人殺しはイケナイ、みたいな安っぽい人道的な理由ではなく
(千束はリコリスが人を殺すことを否定していません)
吉松を『人を助ける救世主』と思い、同じ道を歩みたいと願っていること、
つまり自分が誤解させてしまったことが原因だと知るわけです。

すぐに吉松は、バックグラウンドで走らせていた作戦、
アラン機関が千束とは関係なく『別枠』で支援していた真島を、
千束にぶつける作戦へ舵を切ります。

さらに、千束を時間的に追い詰めるため、
千束の体内にある人工心臓に細工をして余命を二か月にまで縮めます。

それは、表面的にはアラン機関の忠実なエ-ジェントとして、
千束の才能を世界に届けるためのものでした。
しかし、内心は違います。
吉松は、ただ『千束に生きていて欲しかった』こそ、
職権を最大限に濫用して、千束に『殺し』をさせたかったのです。

  そもそも、ミカに仕事ではなく『約束』として千束を託したのは吉松です。
  その際、吉松は「もう私たちの娘じゃないか」と言っており、
  その段階で『人殺しのための道具』だとはこれっぽちも思っていません。

  子どもを作ることができないゲイカップルの吉松にとっては、
  自分が生命を与えた千束は、
  ほんとうに自分の娘であるように思えたのかも知れません。
  (手術にも、本当の親のように、ミカと二人で立ち会っていますしね)

最後の仕上げとして吉松は自らの身体に細工をし、
自分が真島にわざと捕まるよう仕向けて、旧電波塔で千束を待ちます。
(クルミですら痕跡を追えなかった吉松が、
 ロボ太や真島に簡単に捕捉されるとは考えにくく、
 ここは『わざと』捕まったと思うのが自然です)

そして、真島を捕縛して対峙した千束に対し、
あらん限りの(心にもない)罵倒と挑発を繰り返して、
自分に抱く偶像を破壊し、罪悪感なく自分を殺せるように仕向けます。

  自分は憎まれても殺されてもいい、
  千束が夢破れて『人殺し』になってもいい、
  どんな代償を支払ってでも、千束には生きていて欲しいんだ。

  それは生物学的な親子を超えた、
  本物の親子愛と呼ぶべきものではないかと僕は愚考します。
  (もちろんそこには『ミカとの子ども』という付加要素も存在します)

かたや、ミカの方も心から千束のことを愛しています。

吉松に押しつけられた『親子ごっこ』は本物の親子愛に昇華し、
成人まで生きられないと言われている千束のために、
おそらく袖を通すことができないであろう晴れ着まで準備しているんです。
そのうえで、吉松を慕う思いを尊重して、
残り少ない人生を思うままに生きさせてやりたいと願っています。

  どんな形であったとしても生きていて欲しい、と願う吉松。
  死期を早めることになっても思うままに生きて欲しい、と願うミカ。
  そこに正誤だの優劣だのはありません。
  そこには、
  娘を心から愛する二人の父親がいるだけです。

最終話、傷ついた吉松とミカの会話が、二人の深い情愛を物語っています。
  ミカ「すべては千束のためだ……。そうだろう、シンジ」
  吉松「わたしは……わかってもらえなかったよ……」
    (中略)
  吉松「……狂わされたな。おまえも……あの子に」
  ミカ「……そうだな」
そこには、深い悲しみはあっても、後悔は一片も存在していません。
最後まで千束に真意を伝えられなかった吉松を、
(それを伝えたら千束は絶対に吉松を撃てなくなりますから)
ただ一人、理解して涙を流すミカ。
互いを愛し、そして娘を愛した二人の男の切なすぎる幕引きです。


つまるところ本作タイトル『リコリス・リコイル』は、
リコリスである千束の『情熱』『独立』、
つまりは『不殺』に対する『Recoil(反動)』の物語であるわけです。

もちろん、千束を中心に起こる全てのできごとがその範疇に入りますが、
とりわけ、愛する娘の『情熱・独立』によって人生を狂わされ、
それでもそれを甘んじて受け止める、二人の父親の物語が大きな要素となっています。

この二人の父親の深い愛情、
慈しみ抱擁するようなミカと、狂気じみた発露を見せる吉松の愛情が、
折り重なり合って物語のバックグラウンドを形成する構造こそが、
僕の言う『第三層』なのであります。

  わちゃわちゃと楽しい美少女たちの光景と、
  カッコいい、胸のすくようなハ-ドボイルド・ガンアクション。
  それらを下支えする切なく哀しいヒューマンドラマ。

  これらが密接に絡み合い、完璧に融合していることが、
  本作にものっそい深みとコクを生み出している、
  と、拙は拙なりに愚考している次第なのであります。
{/netabare}

僕的な評価は、ダントツのSランク。
おおよそ、エンタメに期待される要素をほぼ完全に網羅しております。
ハ-ドボイルドとしての世界観は若干『ぬるい』のですが、
それを補って余りあるアクション品質と、
ドラマ性のある濃密な『動機付け』が実によき。

同系統の作品は今後も出てくると思いますが、
それで本作を超えるのはちょっと難しいんじゃないかなあ、
と思わされるぐらいの完成度です。


唯一の欠点は、脚本がちょっと『わかりにくい』ことかと。
とりわけアニメ慣れしている方ほど、
その傾向が強くなるんじゃないかと危惧してしまう次第です。

  というのも、最近のアニメの傾向って、
  心情とか真意をセリフで語りすぎちゃっているんですよね。
  言葉と心情が乖離してるのって、
  わかりやすいツンデレ演出ぐらいのものでしかなく。

  その点、本作は心情解説的なセリフがほとんどないんですよね。
  映像や言葉の断片からそれを『推し量る』という、
  国語キョーイクみたいなスキルが視聴者に求められるわけであります。
  {netabare}
    最終話の日本リコリコ店内なんか、
    チビ千束の描いた『二人のお父さん』の絵がこれ見よがしに飾ってあって、
    いかにもメッセージを読み取って欲しそうにしていたり。
    その上からミズキが別の絵をかけて隠しちゃうところなんか、
    本作の作品構造をあらわすメタファーになってたりもするわけで。
  {/netabare}
  そういうのって正統的な映像作品の作り方っちゃ作り方なんですが、
  イマドキのアニメとは、正直、かなり違うわけでありまして。

  いわゆる『萌えアニメ』的な感覚で、
  オモテに出てくるセリフだけを追っかけていると、
    なんだコイツ、わけわっかんね~
  みたいなことになっちゃいそうなので、ご注意を。
  {netabare}(いやほんと、吉さんかわいそう) {/netabare}


作画は、ほんと言うことなし。ためらうことなく5点です。

かわいらしいカットはかわいらしく、
シリアスなカットは魂込めてシリアスに、
一枚絵として充分通用するレベルで繊細に描き分けられています。

  アクションシーンも、ガチでかっこいいですしね。
  他の方も指摘されてましたが、
  千束の独特な銃の構え方、きゅんです。
  {netabare}
  最終展開、ク-ルなたきなが感情むき出しにする作画は鳥肌もの。
  「心臓が逃げるっ!」と叫んだとき、
  ちょっとだけ楳図かずおが入っちゃったのはご愛嬌。
  {/netabare}
  あと、これはアニプレ系列作品の特徴でもあるんですが、
  女の子が『おしゃれ』。
  乃木坂46のデザイナーに依頼したというリコリスの制服もそうですが、
  千束とたきなをはじめとする女性陣の私服がステキ。
  ここんとこは、他の制作会社もぜひぜひ見習ってほしいところかと。


大評判になっている役者さんのお芝居も、文句なしの5点満点。

千束役の安済知佳さん、こんなはじけたお芝居ができたんですね。
いやすごい、楽しい、ほんとカワイイ。
さらに、これまでの役どころで培ってきた『気だるげ』なお芝居も健在で、
その温度差が千束のキャラをより際立たせています。
(個人的には最終話、真島との『中休み』グダグダ会話がイチバン好きかも)

  若山さん、小清水さん、久野さんも会心の一撃かと。
  とりわけ『感覚派』の天才児、小清水さんが、
  アドリブでめっちゃいい味だしていて、よきです。いンぬ。
  (久野さんも引っ張られて、新境地開眼ですね♪)

  ただ、女性陣ばっかに目がいって、
  youtubeはじめネット上もその声ばっかなんですが、
  男性陣(松岡禎丞さん、上田燿司さん、さかき孝輔さん)が、
  すごく渋くて味のあるお芝居をしているからこそ、
  女性陣がぐぐっと引き立っているのはわかってあげて欲しいかも。


音楽は、OP・EDともに、世界観と見事にシンクロしています。
劇伴もかなりいい出来なんだけど、
クライマックス、台詞に日本語のOP曲かぶせちゃったので満点ならず。

  OPにクラリスさん、EDにさユりさんと、
  さすがSME系列のアニプレ、持ち玉が豊富ですよね。
  ときどきヘンな外し方しますが、今作はきっちりと。

  OPの映像が、またよくできてるんだこれが。
  拙的には、サードリコリスが無言で歩いているカットが大好きです。
  (最初は通常、途中でスローにして爆炎をかぶせる演出がヤバい)
  最後をおしりの蹴り合いで楽しく締める演出も、
  まさに本作の制作コンセプトそのものですよね。まいった、降参。


監督は、これが初監督となる足立慎吾さん。
1996年に『機動戦艦ナデシコ』の動画マンとしてデビューして以来
作画・作画監督・キャラデで25年以上のキャリアのベテランさんですね。
SAOやWORKING!!のキャラデ・総作監として有名な方。

  これまで『画』は描けても『物語』には関われず、
  イマドキの流行りアニメに対して、
  かなりの想いを募らせてこられたのだろうと愚考いたします。

  アサウラさんの作成してきたプロットを『原案』にするまで修正、
  映像面の中間チェックを副監督にほぼ丸投げし、
  自身はシナリオと演出に集中するという力の入れよう。

  残念というか何というか、
  画と役者さんのお芝居が良すぎて視聴者の目と耳を奪ってしまい、
  シナリオの本質が十全に伝わっているとは言い難い状況かと思いますが、
  アニメの楽しみ方は人それぞれ。
  そこに良し悪しだの優劣だのつけるのはヤボというものですね。

     ただ、僕は好きです、こういうモノづくりの方向性。

  板がバカ売れしているとの由、必ず『次』がありますから、
  妥協して『わかりやすい安直アニメ』に寄せず、
  いまの信念を最後まで貫いて欲しいと心から願う次第であります。

  
とにもかくにも、実に緻密に織り上げられた物語です。

エラそうにこんなこと書いてる僕も、
一周目では、ばくっした全体像しか把握できず、
二周目で構造をようやく理解でき、
三週目でその緻密さに舌をまいた、というていたらくでありまして。

ほんと、見返すたびに新しい『発見』のある、素晴らしい作品です。
(僕がアタマ悪い、ぼんやり見てるだけかも知れませんが)

  未視聴の方はもちろんのこと、
  既に視聴を終えられた方にもヒマなときぜひ見返していただきたい、
  そんなふうに思ってしまう、

      エンタメアニメのハイエンドモデルなのでありますよ。


**************************************************************


ちなみに、最終話の読み方と、二期があったらの展開につきまして、
僕なりに書きたいことがあるのですが、
あくまでも個人的な推測に過ぎないわけですし、
そもそも、ここまででも充分に『長い』レビュ-になっちゃってるわけで、
まるっとネタバレで隠しておきます。

未視聴の方はまったく意味わからないので読むだけムダかと。
視聴済みの方で、おヒマであり、
なおかつ「ふん、読んでやらんこともない」というご奇特な方だけ、どうぞ。
{netabare}

まず吉さんの生死についてなのですが、
正直言って、いまの段階では『まるっきりわかりません』が正解かと。

人工心臓を自分の中にいれちゃうっていうの、
このヒトなら本当にやりかねないヤバさは確かにあるわけです。
ただ、そういうことになると
  ① いったん他人に移植した人工心臓を再利用できるのか
  ② 千束にネタバラシした後も、スーツケースを持って逃げたのはなぜか
という、ごくあたりまえの疑問が頭をもたげてくるわけで。 

それは千束の立場においても、まったく同じなわけです。
病院で目覚めたとき、自分が手術されていたことを知ったわけですが、
  それが『吉さんの体の中にあったモノ』なのか、
  それとも『ケースの中にあったモノ』なのか、
確信をもって判断できる材料はなにひとつないわけなのであります。

ケ-スの中にあったのなら全く問題ないのですが、
もしもそうじゃない場合には、

  誰かが吉松を殺し、奪った心臓を千束に移植した。

ということになるわけです。

もしも事実が後者だった場合、千束的に耐えられる話ではありません。
だから、仲間に会って真実を伝えられる前に、
誰にも見つからないところを求めて逃げ出した、というのがホントのところかと。

  少なくとも、千束が口に出したウソ、
    勝手に手術されていて『死ぬな』と思い、
    湿っぽくなるのがイヤで逃げ出した。
  なんてものよりは、よっぽど筋がとおる解釈ですよね。そもそも千束は
    古い心臓が修復不能で手術しても意味がない、
  ということを知っていたわけですから、自分が何をされたかは自明の理なわけで。

そして、たきなに見つかり、腹を括って話を聞くことにした。
たきなの口から伝えられたのは『前者』。
もちろん、それが真実かどうかなんて千束に知るすべはありません。

  ただ、冷静に考えてみれば、
  真実がどちらであったとしても
  たきなは『前者だ』としか言うはずがなく。

  そして、同じように、真実がどちらであったとしても、
  千束が『吉さんから再び生命を与えられた』という事実に変わりはなく、
  それを精一杯生きなきゃいけない、ということに気づくわけです。

  だもんで、真実は玉虫色のまま、ワイハへGO!!

という、まさに『どっちにでも転がせる』最終回だったわけですね。
本編にも吉さんが『死んだ』という映像はどこにもなく、
今後どんな展開になるのか、ちょっと想像がつかない感じであります。


あと、僕的に今後の展開で気になるのは
ずばり『ミカに対するアラン機関の扱い』です。

  だって、結局のところ千束は人殺しをしていないわけでありまして。
  つまり千束はアラン機関の追加支援を受けられない、
  そういう立場であったわけです。

  その千束を助けるために
    アラン機関のエ-ジェントである吉松を抹殺し、
    同じくアラン機関の成果物である人工心臓を強奪、
  ということであれば、ちょっと『ごめん』じゃすまないだろうなと。

  吉松が生きている場合でも、
    二人で共謀して心臓をだまし取った
  ということになりますから、やっぱ『ごめん』で済ますのはムリ。

  そしてその心臓を移植され、
  義務をはたさないまま生きている千束もまた、
  やっぱ『知らんかった』ではすまされないだろうなあ、と思われ。


というわけで、もし二期があるとすれば、
まだまだ『リコイル(反動)』の波が続いていくものと予想しています。

まるで正体の見えないアラン機関も姿を見せるだろうし、
リコリスの抹殺に使われようとした格上の『リリベル』も出るだろうし、
したっぱテロリストなんかより規模のデカい、
そして対人殺傷能力に長けた『敵』がおしよせてくるわけで。

  そんななか、千束が『不殺』を貫いて仲間を守り切れるのか、
  みたいなストーリー展開になったら、けっこうドキハラできるかも。


まあ、そういうのは『拙がライターならこう書く』という話で、
信頼性もなんも、あったもんじゃありません。
いきなり『萌えアニメ』になる可能性だってゼロじゃないわけで。

  常にスケジュールがパンパンのA-1 Picturesですから、
  いかに板が売れようとも、
  すぐに二期の制作にとりかかるのはキビしいかと思われます。

  朗報が届くのを首を長くして待つ間、
    自分ならこう書くなあ
  なんて想像するのも、アニメの楽しみ方の一つなんじゃないでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 481
サンキュー:

41

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラ立ち最高(≧▽≦)だけど・・・世界観が残念~( 一一)

キャラクターの魅力に尽きる!
そうとしか思えない作品でした。
だから評判がよかったの、すごく解ります!
私も、放送中は毎週、放送が楽しみで楽しみで(^^♪
千束ちゃんのキャラの強さがとにかく面白くて、
陰、というか悲しい秘密の部分も含めて前向きで明るくて、
親父~?みたいなノリも見せてくれたり{netabare}(普通の女の子だったら、たとえ洗濯してあっても、他人の下着なんか着れません!){/netabare}、
すごくガーリーで愛くるしくて仕方ない表情も見せてくれたり。
キャラデザもよかったけど、安済知佳さんの突き抜けた演技、最高でしたw

それでいて、{netabare}作品の中心となる戦闘シーンでは、
無類の天才っぷりを遺憾なく発揮してくれて。
殺さない決意も、恩人への感謝の気持ちもストレートで、
自分にも誰に対しても{/netabare}ブレないところも、とっても魅力的でした。

ガチの出世願望で月の裏側みたいに凍てついていたたきなちゃんは{netabare} 、
千束ちゃんの太陽みたいな人柄に照らされて、
回を追うごとに笑顔が増えて、喫茶リコリコのメンバーとして馴染んで行くの、素敵でした。
みずきさんもくるみちゃんも、一癖も二癖もありつつ面白くて、
メインキャラ陣は本当、よかったなあと思います。

惜しかったのは、マシマさんかな?
もっと圧倒的な「純粋悪」として、
狂気のような個性をもったキャラクターとして描いて欲しかったと思います。
そう、
バットマンのJOKERのように。
あるいは羊たちの沈黙のレクター博士のように。
せっかく、アランチルドレンとして登場しながら、
いちいちひるんだり、人間臭い側面見せたりの弱っちいキャラじゃ、
全然物足りないんですよね。
そういう意味では、彼の最後の登場シーンだけは、
静かで気味悪い、見事なヒールっぷりが冴えてましたけど。

で、残念でたまらなかったのが、
作品全体の世界観です。
これは、キャラ寄りにシフトして視聴してないと、
気になって気になって気になって。
何百年?も昔から、世界を陰で操作してきた筈のDAが、
こんなポンコツリーダーに指揮されている組織ってことで事足りるのですか?
そもそもたくさんの孤児の女の子を殺人マシーンに育成するほどの非情な機関でありながら、
現場で汚れ仕事するメンバーが、みんな揃って甘々なのはどうなの。
それでいったら、アラン機関はもっとひどいかも。
善悪を超然と超えた存在として世界に君臨する、
そんな面白そうな設定の筈なのに、
結局出て来たのは、エージェントのヨシさんと、その秘書役の女性だけで、
ここのあたりは、広げるつもり全然無しのまんま。
結局何だったの?無意味な存在じゃない!って不満、解消できませんでした。

最終回の最後で、
喫茶リコリコのメンバーが揃ってハワイに脱出してしまったのが、
救いのように見えてしまったのって、
こういう結末の方がさっぱりしていてよかったと思えるから、
DAとかアラン機関とか、本来なら重くなるそんな世界観、
持ち出さなきゃよかったのに。
そういう風にしか思えなかった。

私なりの考えとしては、世界の成り立ちが明らかになるにつれて、
正義の在り処が揺れ動くような作品であって欲しかった。

喫茶リコリコのメンバーが、他のリコリスたちも結集させて、
こんな闇のディストピア組織ぶっ壊す!
そんな展開でないのなら、
DAもアラン機関も要らないものだったというのが、私の結論になってしまいました。

キャラクター×アクションコメディとして、
地下鉄襲撃とか電波塔爆破とかいった事件は無しで、
4話目のパン〇回や、{/netabare}8話目のウン〇パフェ回みたいな
日常の事件やアクシデントを
もっとフューチャーして楽しませて欲しかったと思います。

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 193
サンキュー:

33

ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

転属バンザイ!!嬉しい嬉しい ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

女の子×銃というだけで
暗いお話だと思って遠ざけてたけど
可愛い絵に釣られて観始めたら止まらない!!

どんよりした暗さはなかったものの
平和な日本に潜む闇みたいな感じではあったけど、
千束(チサト)の明るさでプラマイ0✧*。
↑最初チサトって読み方分からなかったw

可愛いだけじゃなくて動きも丁寧で激しく
戦闘シーンがとても綺麗!
千束とたきなのタッグが最高すぎて
もっとペアで戦うところ観たかったな〜( ´ ꒳ ` )

この作品は個人的に内容よりキャラに惹かれました♡
千束は子供のような無邪気さを捨てずに成長した
全ての事を楽しみ尽くすパワフルガール。
たきなは普段のツンとした態度と
戦闘モードに入った時の熱血が素敵ギャップ。
そして1番大好きなクルミちゃん!!
ぬぼーっとしてるように見えてやる時はやる
中身はお姉さん的存在な凄腕ハッカー。
{netabare}
最後は千束の心臓は手に入らず余命通りに
お別れするお涙作品になるかと思いきや万事解決!
みんなの願いが届いたように
新しい人生を歩み出すことができて本当に良かった。
こんな素敵な人たちと出会えて、
たきなは転属できたことに感謝だね‪(*ˊᵕˋ* )
{/netabare}

あ〜幸せな気分〜♪

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 153
サンキュー:

25

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

謎を多く残したまま終わってしまった・・・

2022 年・7~9月期のアニメでいちばん話題になった作品ということもあって、期待大で見始めた。確かに、キャラもかわいくて作画も良いので人気が出そうだ。しかし、期待しすぎてしまったのだろうか、内容は不十分に感じてしまった。

面白くないわけではないが、最終回にかけて展開が怒涛すぎる。ちょっと詰め込みすぎ。謎を残して終わること自体は悪くないが、考察させたいならもっと分かりやすくしてほしかった。

〇テロリストは大方処分されたけど、真島はまだ生き残っているようだし、最終的な解決には至っていない。
〇相手が悪党とはいえ、少女たちが平気な顔で人間を銃撃していくのは少し違和感を覚える。
〇秘密警察組織ができた理由は?そもそも、テロリストの目的は?

投稿 : 2023/02/06
閲覧 : 116
サンキュー:

8

ネタバレ

ノエル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

気楽に観れる面白さ

少女を殺しのエージェントするという設定では、ガンスリンガーガールが傑作ですが、そういう切なさや悲愴感はなく、ハッピーエンドです。日常的なシーンも多く、設定の重さが伝わって来ないので、単に面白かったというだけの評価ですが、後半の真島との戦いは良かったです。もう少しシリアスに悲劇的な部分もあって終わった方が、心に残る作品になった気がしますが、気楽に観れて面白かった、というところで、まあいいかって感じです。根本的な解決をしてないので、2期があるのかもしれないですね。

投稿 : 2023/02/05
閲覧 : 118
サンキュー:

6

metabo さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

会話のラリーが心地よい

可愛い、元気いっぱい、会話がおもしろい

話題に上がっていた作品にはそれなりの理由があるということを証明してくれました。

「カタいのかな?」でお茶吹いたことは忘れません。

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 90
サンキュー:

4

是正 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:途中で断念した

自分は切ったけど人気があるのはわかる

絵が綺麗でキャラ魅力に優れているため人気があるのはまあわかるけど自分は4~6話くらいでまあもういいかなってなった。
ただ自分は切ったけど好きって言う人がいるのは全然理解できるクオリティしてると思う。主人公かわいいしね

投稿 : 2023/02/02
閲覧 : 134
サンキュー:

2

ネタバレ

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

設定は大味、しかしキャラクターの完成度は高い

リコリスという日本を裏で支える治安維持組織が、日本の犯罪者を問答無用で銃で撃つという、バイオレンスな作品かと思いきや、リコリスという組織に忠実で躊躇なく人を撃てるが、人との関り方が下手な「井上たきな」という女の子と、自由奔放でリコリスでも最強であるが、不殺の主義を貫き人付き合いが上手い「錦木千束」という女の子の二人が危機や付き合いを通じてどう変わっていくかを味噌とした作品である。

こういった作品で似たような作品と言えば、ゾンビ映画が挙げられるだろう。ゾンビという危険や壁を乗り越える人間ドラマを主軸とし、ゾンビという敵をそこまで深堀りはしないし、設定も大味な場合が多い。

リコリスリコイルで、ゾンビの役割を果たすのは、「リコリス」という組織、そして「真島」という敵の存在である。彼らに対してそこまで深堀りはされずに話は進むため、ストーリーに重きを置いている人達からすれば好みに合わないと思う。本作品はあくまで、二人を主軸とした物語である。それらをメインに、世界観や設定はあくまで副菜かデザートのポジションで見れば良いのかもしれない。

本作品の特徴は「百合」(女性同士の恋愛関係)に近い友情を上手く描いている点である。たきなが千束と関わっていくうえで、心の内が開けていく様は、表現としてもとても上手く、距離が縮まり、いつしかかけがえのないものになっていくのは観ていてとても心が温かくなった。
アクションシーンの作画もものの見事に描き切っていて、最後まで力尽きることなく完成しきった制作陣の方々には感謝しかない。

彼女たちはどこか不器用で、どこか繊細で、しかし信念や自分を持っている強い女の子である。そこに愛らしさも兼ね備え、まさに2022年を象徴するアニメキャラクターの一員になったであろうという事は間違いない。

ブレないテーマを貫き、魅力的なキャラを生み出した本作品は星4.3とする。

投稿 : 2023/02/02
閲覧 : 132
サンキュー:

6

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

彼岸花推しなのか??

2023/01/29 初投稿

良かったです!!

何が良かったって?千束ですw
もうちょい限定すると,千束の声というか話し方なのかな?
口調,イントネーション,アクセント?
なんか分からないけど,聞いていると幸せ♪ずっと聞いていたいw
オマケですがビジュアル的にも好みです。大きいけど,ブルンブルンわざとらしく揺れたり,ピッタリとラインが強調される乳袋を装備したりして自己主張しないのが好感度高いです。
さらにオマケで,弾丸を躱すアクションが意外に快感w
新たなアニメの表現の定番になり得る新発明と言えるかも!

もう一度言わせて下さい,千束の声が最高でした。演技なのか素なのかは不明。普段声優にほとんど興味持っていないのですが 安済知佳さん調べました!
「刻刻」の佑河樹里「灰と幻想のグリムガル」のメリィ印象に残っていない・・・
「響け!ユーフォニアム」の高坂麗奈。「響け!ユーフォニアム」まだ見ていないので見ないと!

「リコリコ」な話に戻ると
ストーリーもまあまあ面白かったと思います,ストーリー偏差値57くらい(もちろん適当な値ですw)
引っかかりポイントは,とにかく命が軽く感じられること・・・結構致命的なのですが,軽すぎてもはや重大に感じられないレベル^^;
千束は実弾使わない設定なのに,それでもどうしようも無く軽く感じます・・・

雑談
最近アニメにリコリスって良く登場する印象
どうやら彼岸花を含む種類の総称らしいけど,アニメではほぼ彼岸花が描かれている印象(印象ですので,事実と異なっている可能性有り)
ぱっと思い浮かぶところでは,86で彼岸花が出ていたシーンが印象に残っています。あとSAOでなんかリコリスなんとかってあった気がする・・・
って,具体的に思い浮かんだのは全部A-1 Picturesの作品ですね・・・
社内でブームになっているのか?
自分としては,彼岸花って不気味なイメージなんだけど・・・
見た目蜘蛛っぽいし,名前も不気味だし,お墓の近くで見るし,毒あるし,とにかく独特の生態だし・・・推す意味が分からない

さらに別件ですが
A-1 Picturesと言えば,最近のA-1 Picturesの作品によく見られる,トレス線の白い縁取りが無かったので良かったです!

最後にもう一回!
千束の話し方が最高でした!!

投稿 : 2023/01/29
閲覧 : 374
サンキュー:

40

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

たきなが人間になる物語

たきなが千束に影響されだんだんと人間の心を取り戻していく様が非常に秀逸に描かれている。
人間の心を取り戻すにつれ千束に恋愛とも家族愛とも異なる愛情を募らせる。
千束の余命が少ないことが分かると、他を全て投げうってでも助けようとするその愛の深さ。でもそれを咎める千束。
最終的にハッピーエンドに落ち着くところもこの物語のすばらしさ。

全13話に無駄な部分が一切なく、千束もたきなも、リコリコのメンバーもDAの名前のある人たちも、そして真島さーんも全てキャラが立ってて良かった。

2022この作品に出合えてよかった。

投稿 : 2023/01/16
閲覧 : 157
サンキュー:

19

Sophia さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良くも悪くも普通

楽しんで見れるラインの作品。
最初から最後まで特に驚かされることはなく、見れた。
尖ってないのでthe普通。
ガンスリをマイルドにキャッチーに作った故に強烈なインパクトもなく、数クール後には「そんなんあったな」くらいで忘れるだろう。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 168
サンキュー:

3

ネタバレ

ちょま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あの特製スイーツ食べたい

日本の平和維持のため密かにテロリストや犯罪者を抹消する秘密組織、という設定のもと、命令違反で左遷されたエージェントのたきなと、新たな配属先で出会ったトップエージェントちさとの二人が織りなす賑やかでシリアスな物語。町内会のお手伝い、子供の面倒、喫茶店業務、で、たまに発砲…

もうこれが作画がすごいしアクション派手ながら銃の構え方なんかはリアリティ感じさせてエンタメと現実描写の適度なバランス!オタク心のくすぐり方がわかってますよ!
生真面目なたきな×柔軟で楽しいことを求めるちさとの凸凹ながらなかなかいいコンビ感、バディ者としても良質だし百合の妄想しがいがある!
喫茶店マスターでパパ感あふれるミカや、ダウナーぽいけどホントは大事に思ってくれているハッカーのクルミ、元同僚で敵対的だけど信頼はしてくれるフキなど、脇を固める個性的で魅力的なキャラクターもいっぱい!
ん〜いい仕事してますねぇ!

メインストーリーはそこまで見所があるわけじゃないのだけど、やっぱキャラがいいからそこがとても楽しい。メインのたきなと千里以外が主役になる話はないのでちょっと物足りなさもあるが。

とはいえやはり、たきなとちさとの関係性はなかなかの見どころで、はじめこそちさとがたきなを引っ張ってあげてるのだけど、ちさとの明るさはどこか不自然で不穏さを感じさせる。終盤になってその理由が明かされるけれど、そこからはたきなの【生真面目で融通はきかないけれど素直に感情を表に出す】性格が心の救い!バッドエンドを漂わせる中で思わず「頑張れ!」って応援したくなっちゃう!
そんなたきなにちさとが心動かされる、みたいな描写はないので完全にこっちの読み違いだけど、ともかくハッピーエンド!あ〜良かった良かった…いやふざけんな!ちさとてめー!明るく振る舞ってりゃいいと思うなよ!たきなを見習えよぉ!もっと感情だせよぉ!涙涙

続編を匂わせるラストではないけれど、完全に設定が消化しきれているわけでもないのでぜひとも2期を所望する。しっかしこんな劇場アニメレベルの作画、テレビシリーズで見れるんだからすげぇ時代だよ

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 173
サンキュー:

8

aikawa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シナリオがイマイチでした

かなり期待していた作品でしたがシナリオの粗が多くガッカリしました。
世界観や作画は好き。
百合ファンにはたまらないシーンも多いと思います。
1話のAパートの雰囲気の延長線上が見たかったですが、直ぐに日常に落とし込まれて期待していた展開もなかったので残念。
予想通りの展開に進んでいくからワクワクできないし期待感も次第に薄れて、結局後半は13話のAパート以外は特に楽しめなかったです。
1話Aパートのディストピア感をもっと全面に出して欲しかったのと、ご都合主義展開が多すぎて意外性のかけらもなかったのがとても残念。
映画的セリフは自然な挿入ではなくかなりあざとい形だったので悪目立ちしていて、緩急の演出も微妙であまり楽しめなかったです。

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 149
サンキュー:

8

趙海如 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

オリジナルゆえに、期待を裏切ってくれた良作

ギャグのセンスがそれなりにいいし、シリアス部分も容赦なくシリアスにしてくれる、感動部分に涙を奪われました。
物語もキャラも良いし、声優もいい演技してくれました。作画に力も入れていますし、音楽も卑怯な程にいいタイミングに入れてくれて印象深いです。

ただ、伏線を全部回収できたとは言え、多く張り過ぎましたね。「考察班」とラジオのお陰て色々細かいところに気づく事が出来ましたが、テレビで一回しか見ない「一般人」にとって分かりにくかったのではなかったでしょうか?それによって秋アニメにの勢いに負けてしまったのかが心配です。

とても好きなアニメです。2期も期待!ですが、なくても特に気にしない自分がいる為、低評価にさせていただきます。

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 102
サンキュー:

5

ネタバレ

uQcus51094 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリー、キャラ、音楽のバランスが最高!

なんとなく広告で見かけたので視聴。
事前知識なしで見ましたが、はまり具合は2022年で一番だったかも。

ストーリーとキャラ、音楽、戦闘が非常によくあってます。

内容としては、ガンスリンガーガールや緋弾のアリアが近いかも。
でもこちらはギャグも多いので、見やすかったです。
千束のキャラが最高で、いつも笑わしてもらいました。
たきなとの組み合わせもよくあるパターンですけど、いいですね。

声優さんの演技も非常によかった。印象がかなり変わりました。

Clarisも自分は久しぶりに聞きましたが、相変わらずよかったです。

戦闘シーンはもう少し、銃撃戦が戦略的だとよかったかな。
主人公が無双すぎる。
リコリスももう少しいろんな人がでて活躍してほしかったかな。

終わり方はかなりカオスだったので、2期があるといいなあ。

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 98
サンキュー:

6

ネタバレ

れるびい さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現実にもDAやアラン機関は存在する??

個人的に2022年で一番の作品です。

特別この手のジャンルが好きな訳でもないし
視聴前特別な期待はしていませんでした。
観てみるとストーリーも作画も音楽も声優の演技も
パーフェクトに近かったです。

特に、半端じゃないなーと思ったのが
主人公千束の声優の安済知佳さんの演技です。
キャラクターの魅力が凄まじいなと思いました。

あと、登場する組織も非常に面白かったです。
モデルとなっている実際の団体があります。

リコリス達が所属する組織はDAという裏から
日本の秩序を守っている組織です。八咫烏(やたがらす)
という名前で古くから日本に存在しています。
3本足のカラスがシンボルです。6話で八咫烏の組織図が出てきます。

でもこれ、歴史や都市伝説好きな人の間では有名ですが
八咫烏は実際に日本に古くから存在する組織だと言われてます。
天皇を守護し、儀式的な行事を仕切っており、裏天皇とも言われています。
身近なところではサッカー日本代表のシンボルマークが八咫烏です。

組織としての八咫烏はさておき、戦国時代織田信長が
もっとも恐れたと言われる雑賀衆(さいかしゅう)
という鉄砲傭兵集団がいます。そのリーダー雑賀孫市の家紋は八咫烏です。
鉄砲をばら撒いた真島一味のモデルなのかなーと思ってます。

八咫烏のトップには大烏と言う3人のトップが居て
天皇にもしもの事が起こった場合、この3人が天皇の代わりを果たすそうです。
その下には十二烏と言う重要な役職の12人が居ます。

その下に居るのが烏天狗で、かなりの人数居ると言われています。
八咫烏の構成員は戸籍を持っていません。
この作品で言うと烏天狗がリコリスに当たると思われます。

明治維新以降、八咫烏は解体されかけた様ですが、
今もなお存続しているらしいです。

一方、千束や真島がバックアップを受けているのは
アラン機関と言う組織です。
こちらは現実世界で言うと完全にフリーメイソンという組織です。

活動は非公開の16世紀頃から存在する団体で、
歴史上の錚々たる人物たちがメンバーと言われています。
ウィキペディアにも載ってるので挙げるとキリがないですが
歴代アメリカ大統領やダヴィンチやウォルトディズニーなどです。

日本では数年前に高須クリニックの高須院長が入会して少し話題になってました。
東京だと、東京タワーのすぐ近くにグランドロッジ(日本総本部)があります。
シンボルがフクロウで、才能のある人にバッジを送り
資金や物資提供等の支援をする組織というところから、
アラン機関のモデルはフリーメイソンで間違いないと思います。

と言うかアニメとは言え、黒い噂も大量にある組織なので
ここまで露骨に描いちゃって大丈夫?と心配になるレベルでした。

DAの支部である喫茶リコリコを中心とした日常パートと、ガンアクション等の
ハードボイルドパートのバランスが絶妙で、引き込まれました。

最終的にリコリコメンバー全員でハワイに行くという
まさかのハワイエンドも予想外で楽しめました。

円盤の売り上げもかなりなものらしいですが、
ここまでの盛り上がりはスタッフさん達も予想していなかった様です。
2期が来なかったらアラン機関からの圧力でしょう(笑)

投稿 : 2023/01/07
閲覧 : 260
サンキュー:

34

のか さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

超!!面白かった!!でも、面白かったって言っていいのかな?

オリジナルアニメーション(らしい)
全13話

あらすじ
政府非公認の暗殺者となった女子高生たちが戦うお話し


では感想を
超~~~が付くほど面白かったですね。
そして色んな考えが混じり合ってとても深いお話でした

ツッコミ満載のアニメでしたが、それも良い!
アニメだから全てスルーです

思想アニメでもありました
キャラがめっちゃ可愛いので忘れがちですが、かなり人間思想の深いお話しをしていると思いますよ

何が正しい、間違っている。何が正義で何が悪か
視聴すると色んな事を考えさせられるアニメだと思いますよ

唯一の正解は
目に見える範囲の人を笑顔にしたい(みたいな事です)
と思いました(個人的意見ですよ)

それで良いと思います^^
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

アクションシーンもよく動いてましたし、色んな感情の動きもあります
他のレビューワーさん達も軒並み高評価!!

とても楽しめるアニメだと思いますよ


作画は良かったと思いますよ。
崩壊も無かったし、背景も良かったです

声優さんも凄かったですね!はまり役だと思いました
さすがはキリト君ですね。あれで死なないって(←視聴すれば分かります)

音楽はClariSは大好きです。
クライマックスにBGMでかかった時には鳥肌が立ちました

キャラは女性キャラは宝庫ですよwww
元気っ娘にクール、お姉さまにロリ、ツンデレ、僕っ娘
選り取り見取りだと思いますよ


百合アニメって言われる方もいましたが、私にはそこまで感じませんでしたよ
キャラデザ&性格で萌え成分を稼ぎつつ、アクションシーン満載!

そりゃ人気が出ますよね^^

ダブルヒロインなのに、片割れの活躍シーンが少なかったのはちょっと残念です
もう少しライトを当ててあげても良かったかなって


アクション系、青春系、成長系が好きなら絶対に完走できると思います。
ぜひ、続編希望!

って言って良いのか、分からないのがこのアニメなんですよね^^;
超~~~~面白いんですけどね

理由は絶望ネタで
まだ視聴していない方は是非見ちゃってくださいなwww




では最後に一言
絶望した~!女子高校生に殺しをさせるアニメに絶望した~!
そりゃ可愛い女子高生がカッコいいアクションすれば人気が出るでしょうよ!
確かに面白かったですよ!ハマりましたよ!
でも部活で戦車乗ったり、南極行ったり、戦艦に乗ったりとは訳が違います!
いくらアニメとはいえ、良いんですかね?
このアニメを面白いと思った自分に絶望した~!!
そしてこのアニメが高評価になって世の中に絶望した~~!

投稿 : 2023/01/04
閲覧 : 355
サンキュー:

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リコリス・リコイルのストーリー・あらすじ

東京の下町にある和カフェ「リコリコ」 。 カフェが受ける注文は、おいしいコーヒーにあま~いスイーツ……だけじゃない!? ちょっとそこまでのお届け物から心細い夜道の送り迎え、ゾンビ退治から巨大怪獣…!? なんでもお悩み、相談ください! お客さまの「困った」をなんでも解決しちゃいます! 皆さまをお待ちするのは、いつもスマイル看板娘と、クールで真面目なド新人。働きたくないちびっ子に、結婚を焦るアラサー女子? そして店長は、日本かぶれのナイスガァイ!! どんなご注文(オーダー)も、おまかせあれ♪ (TVアニメ動画『リコリス・リコイル』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年夏アニメ

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