chikuwa さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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メイドインアビス 烈日の黄金郷の感想・評価はどうでしたか?
chikuwa さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期と、劇場版の3作は視聴済です。
と久々にwikiをチラ見したところ、ゲームが発売されているのを知りました。
これまで、前後編に分けて公開された劇場版は後編がPG12指定で、「深き魂の黎明」はR15+指定になっていました。
ですが、ゲームはレイティングが18才以上のみ対象とした「CERO:Z」となっていました。
これまでも結構視聴していて「痛い」と感じる展開はちょいちょいありましたが、このレイティングを見ると、今まで以上に痛みを伴う内容になっているんでしょう。
見てみたいけど少し腰が引けてしまう…ゲームに対する心情はそんな感じです^^;
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。
どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、
今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。
「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。
アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、
いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。
ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。
リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。
深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。
リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。
ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。
そこで、出会ったプルシュカと名乗る女の子は、ボンドルドに育てられ外界を知らずにいた。
リコの冒険話に夢中になり一緒に冒険に行きたいと願うが、あえなくボンドルドの実験に利用されてしまう。
しかし、プルシュカは形を変えリコの白笛となり、
一同は深界六層「還らずの都」へと進む。
そこには、成れ果てが独自の価値観を持って生活している
「成れ果ての村」が存在していた。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
しっかりプルシュカの事も記載されていましたね。
プルシュカ…CVがいのりちゃんだったからなのか、今でも色々ハッキリ覚えています。
きっと、相応の痛みを伴ったからだと思いますけれど…
リコ、レグ、ナナチの3人はいよいよ深界六層である「還らずの都」に到達しました。
ここは、深度13,000m~15,000mの地点で、上昇負荷は人間性の喪失もしくは死です。
六層からの上昇負荷によって異形と化した者は「成れ果て」と呼称されています。
ここより深層への降下は致死的な上昇負荷により帰還が実質不可能となるため、「絶界行(ラストダイブ)」と呼ばれる(wikiより)。
もう二度と地上に帰ることのできない場所に足を踏み入れました。
深度が深くなるにつれ、深海の様に何も無くなっていくのかと思っていたら、3人を待っていたのはまさかの「人としての営み」だったんです。
もちろん金銭などは無いので、やり取りは物々交換が基本で、「価値」を何より大切にしている…というより価値に縛られていると言った方がより適切かもしれません。
自分の言動が自分の価値に見合うかどうかを常に監視されている、と言っても同義だと思います。
今回の作品は、深部を目指して突き進む訳では無く、「成れ果ての村」に纏わる物語が主体となります。
考えてみると色々不思議ですよね。
ラストダイブ地点の先にどうして村が存在するのか…
村人全員が第六層までの冒険を望んでいたのか…
どうして第六層だったのか…
彼らは生き延びるために何を選択したのか…
これらは物語の進展に伴い明らかになっていきます。
うーん、これ以上は何を書いてもネタバレになりそうなのでレビューはここまでにしたいと思います。
完走して振り返って思うこと…
リコは物凄い冒険をしていると思います。
しかも動機は母の存在の可能性であり、確証は何もないのです。
リスクに見合う見返りは達成感しかありません。
そしてその達成感を誰かに伝えることもきっと出来ないでしょう。
それでも歩みを止めないリコ達の選択の重さを再認識した感じです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、安月名莉子さんによる「かたち」
エンディングテーマは、MYTH & ROIDさんによる「Endless Embrace」
どちらも夏アニメのアニソンの一曲でした。
私は春夏秋冬のクールに合わせて、当該クールのアニソンを通勤中や車で出かけた際に聴いています。
格好良い曲は多いのですが、楽曲数も相応の数があるので殆ど覚えることが出来ません。
昔の様に、月1でカラオケに今でも行っていたら姿勢も変わるんでしょうけれど…
1クール全12話の物語でした。
まさかここで終わることは無いと思うので続編は制作されると思いますが、原作が不定期連載なので原作のストックが気になるところではありますが、こればかりは待つしか無いのでしょう。
続編の情報を楽しみにしています。
k57x83 さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
䨩 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「どん底から」はシーズン1から劇場版に続いて今を見ました。シーズン2の炎天下の黄金郷はとても好きです。しかし、終わりは少し別れのシナリオで、私たち中国のファンは少し受け入れられません,しかし、これはこの動画の採点を高得点にする決定にもなります。作者が深淵第四層のシナリオを書くことを願っています。私たちも評論の中で作者のためにインスピレーションを推薦することができます。作者が叙事詩級の作品を書けることを願っている。
をぬ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
菊門ミルク大臣 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ダークでシビアな冒険ファンタジーものなのかな?
今期は一ヶ所に留まった感じで冒険っぽさはほぼ無かったけど…
個人的には異形スプラッター系ホラーというか怖いもの見たさで見てたような気もする。
過去と現在織り交ぜつつ話が進行して大体の形が見えてきてからの後半から
ストーリーがそこまで進む事なく急に足踏みのような状態で長いことやってたなぁと。
場合によってはうわぁ…ってならん事もないかもしれない。
好きな人には申し訳ないけど。
サック! さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白かったけど1期で冒険して色んな遺物が出てたのに対して1つの村の中での物語と過去編だったから観ていてワクワクさは無かった。
それでも過酷な環境で生存していく難しさとキャラクターそれぞれの感情は伝わってきたのが良かった。
フィリップ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アニメーション制作:キネマシトラス、
監督:小島正幸、副監督:垪和等、
シリーズ構成・脚本:倉田英之、
キャラクターデザイン:黄瀬和哉、黒田結花、
音楽:Kevin Penkin、原作:つくしあきひと
アビスに下りることは、
中世ヨーロッパにおける登山のようなものかもしれない。
かつて、ヨーロッパにおける山は、悪魔の棲み家だった。
人間が足を踏み入れる場所ではなかったのだ。
これは山を「神」として崇めた日本人との大きな違いだ。
例えば、スイスアルプスの玄関口、グリンデルワルトという村について
18世紀の書物には、こう記されている。
<地獄のような永久の闇の立ちこめている谷間で、
寒さは身を切るばかり、そして底知れぬ水たまりのある、
恐ろしい食肉鳥の飛んでいる場所>
どこか、アビスの情景と似ていないだろうか。
人間の未知の場所に対する畏怖が込められている。
しかし、そんなものを飛び越えていく人々もいる。
山に登った記録は紀元前からあったが、
継続して登り、きちんと紹介したのは、
近代博物学の開祖とされるスイスのゲスナーが有名だ。
趣味で山に登り、植物や景観を楽しんだという。
16世紀にピラトゥス山に挑戦して登山記を上梓。
それが一般に広まると、次第に多くの人々が
未知の山に挑戦するようになっていった。
冒険者はいつの時代にもいた。
しかし、登山が幅広く知られ、盛んになったのは、
近代の19世紀になってからで、
その頃になると標高の高い山も
次々と登頂されることになった。
そして登山はどんどん先鋭化していく。
ガイドを付けずに単独で岩壁や氷壁に登る時代もあった。
より難しい場所、より人が入り込めないような場所に
何かを求めて挑戦し、多くの人が死んでいった。
なかでも不可能といわれたのが
先述したグリンデルワルトの近くにある
アイガーという山の北壁だった。
アイガーの北壁は凍てついた氷に覆われている難関。
天気が最高の場合以外、条件は最悪。
落石や雪崩が絶えず起こり、
冷たい突風、あられなどが降らないことのほうが珍しかったという。
万年雪と万年氷が岩の溝や裂け目から
四方八方に張り巡らされていた。
その情景から「蜘蛛」と呼ばれた最難関は、
登山者の行く手を大きく阻んでいたが、
登攀しようとする人は後を絶たなかった。
多くの犠牲者を出し続けたため、
国から登攀禁止というお触れも出たという。
ハインリッヒ・ハラーたち一行が登頂に成功した様子は、
著書『白い蜘蛛』で詳細に記されているので、
ご興味のある方は読んでみて欲しい。
そんなことを思いながら、この作品を観ていて、
栗城史多のことも頭に浮かんだ。
彼とは1度、話をしたことがあり、
未知のことに目を輝かせて反応する気のいい人だった。
エベレスト登山に何度も挑戦しては失敗し、
凍傷で指を9本失ってもなお挑み続けたが、
最後には35歳の若さで命を落とした。
最近、友人の付き合いで時おり登山をする。
お陰で富士山も天気の良いタイミングに訪れることができた。
1日で登って下山するスケジュールだったこともあり、
8合目の途中あたりから、高山病を経験して、
(アビスでいうところの「上昇負荷」のようなもの)
少しペースを落としたが、何とか山頂まで到達。
山頂では高山病も快復し、
火口を1周することもできた。
登山自体は、私にとってスポーツをしているような感覚だが、
友人と一緒に行って感じるのは、
登山者の心は、一般人とは、かなり違うのではないかということだった。
山に登っていると否応なしに危険な場所に遭遇する。
「死」を意識せざるを得ないことが多々ある。
ところが、登山者にとっては、そういう意識が薄まっている。
もしくは、そういう危険を乗り超えて、
体験する空気感や目にする壮大な景観などに
何かを賭けてまでも辿り着きたいと思っている。
個人的には危険な場所には行きたくないが、
彼らは難しい場所に挑戦したいと思ってしまう。
冬山の挑戦など、その最たるものだろう。
主人公のリコは、行方不明の母を追って
幼いながらにアビスに挑戦するが、
その道中で、真実に直面する。
下層に行くに従って、欲望のようなものが
直接体に作用して、人間性を失ってしまうことが
あることを知る。
いわゆる「成れ果て」になってしまう。
その現実を目の当たりにしても、
大怪我を負っても、彼女は怯まずに先に進もうとする。
こういう感覚は、登山者の精神性を
反映しているのではないかと想像する。
私などは、「なぜ山に登らなければならないのか?」と
思ってしまう。その人を形作っている
価値観のようなものが全く違うのだろう。
この作品でも「価値」というのが
ひとつの重要なキーワードとなっていて、
作品を読み解く鍵となっている。
1作目の後半や映画などを観ていると、
自然と関わる人の営み、その罪深さを
表現しているようにも思える。
そして今回の2期は、6層に存在する
成れ果て村とその住民の話でまとめられている。
{netabare}この成れ果て村の住人である「ガンジャ隊」は、
登山者の精神性とは少し違っている。
彼らは、故郷から捨てられた人々。
何らかの理由で故郷から見放された人の集まりだった。
そんな彼らが、自分たちの居場所としての「黄金郷」を目指す。{/netabare}
ワズキャンは「望郷」と言った。
ただし、それは「故郷を想う気持ち」を意味しない。
「どんなに求めても得られない憧れの気持ち」だという。
ヴエコにとっては、イルミューイの存在だった。
成れ果て村の真実。
人間の欲望が自身を別のものに変えてしまう。
そして、世界までを変化させる。
激烈な想いや悲しみが広がらなければ、
人は欲するものを手に入れることができないのか。
欲望や価値観の先にあるもの。
この作品は、ひとつの答えに辿り着けるのだろうか。
(2022年11月5日初投稿)
ninin さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
全12話(12話のみ1時間枠)+特番(最終話前のキャストさんたちによる振り返り)
メイドインアビスの2期です。1期と劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」を事前に観ることをオススメします。
アビスと言われるどこまで続くか分からない巨大な大穴をある目的のために探検する物語。
ダークファンタジーということで、可愛いキャラクターではありますがアビスは残酷な世界。
今回は深界六層 : 還らずの都のお話。
この作品はお気楽に観ることのできないので1期も劇場版も観るのにかなりの覚悟が必要でした。
今回も覚悟して観ました。心のグッとくる場面が多かったですね。
いつか分からない過去のアビスに向かうものたち(調査隊)と現在アビスを旅するリコ・レグ・ナナチが交差するとき深界六層 : 還らずの都の「成れ果ての村」で様々なことがおこります。
新キャラ{netabare}のファプタ{/netabare}が出てきます。今回のお話の重要な鍵になるキャラですね。
今回はほぼ「成れ果ての村」でのお話でした。過去も現在もかなり壮絶なお話でしたね。
{netabare}
まさか、ミーティが出てくるとは思いませんでした。1期を思い出して涙が出てしまいましたね。
{/netabare}
伏線もきちんと回収されていました。そして。まだまだ冒険は続きそうですね。
OPは安月名莉子さん、EDはMYTH & ROIDさんが歌っています。EDは映画のような感じでしたね。
最後に特番で印象深いシーンをキャストやスタッフにそれぞれ聞いていましたが、音響監督さんのマジカジャさんの歩く音の作り方が面白かったですね。
ノエル さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カモミール さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
のび太 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
メイドインアビス2期です。
アビスという、あまりにも過酷な黄金郷で、成れ果てとなって生き延びている人々が暮らす村。
そこにたどり着いたリコ達が知る事になる壮絶な真相。
運命を受け入れながらも、それに抗う事をあきらめない。
進む先に光が見えなくても、さらなる先に光がある事を信じて。
最初は、成れ果ての村の住人たちが、何とも気持ち悪かったんですけどw
ずっと観てると、この異形のキャラ達が普通に見えてくもんですねw
こういう過酷なストーリーは、今の日本では受けないとか言われてますが、
自分的には、嫌いではないですね。
アビスの最深層に、楽園があるような気は全くしないのですがw
リコ達の進むその先に、希望がある事を祈らずにはいれません。
シン☆ジ さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
楽しみにしていました。
数多(あまた)あるアニメの中でも自分の中では稀有な存在。
最高に好きかと言われたら、まだ上はあるんですけどね・・
まず、キャラが苦手でした。
でもこの過酷な世界にシリアスなキャラは度が過ぎるような。
今やキャラも高評価ポイントとさえ思っています。
何より未知の世界への冒険という点は、自分には刺さりまくり。
考えてみれば宇宙や海底だけでなく、地中は最も身近で未知な存在かも知れませんね。潜るのはいいけど上がるのに負荷がかかるという発想もいい。
こんな設定だから、色んなストーリーが生まれそう。
~{netabare}
今回は、ブエコの過去ストーリーと、ファプタの現在ストーリーが交錯しての進行でした。母の想いが作り上げた世界と、その子であるファプタの想いが相反する構図は、少し強引な気もしましたが納得がいかない程でもなかったかと。
ブエコはちょっと好きなタイプの娘だったので、その生立ちには感情移入してしまいました。。
そして特筆すべきは、ヴエコ役の寺崎裕香さん。
花澤さんかと思うほどとても耳に心地よく、感情表現も豊かで、感情移入することができました。アニメとマンガは違っていいと思うし、ディレクション含めて絶妙な加減だったと思います。
そしてプルシュカ、正直どうなったのかうる覚えだったので劇場版「深き魂の黎明」を観返しました。あの白笛、プルシュカだったんですよね。残酷過ぎる。しかも父親を憎んでいないなんて。
ワズキャンはこの事態を招いた張本人とはいえ、完全に憎むこともできず、その点少しやるせなさが残る構成でした。憎しみをぶつける相手が見つからない。。
{/netabare}~
家族や友人を起因とした愛憎は、珍しさはないけど納得はできたかと。
そこで独自性を出すのは難しいと思うし。
作画も劇場版と大差なく綺麗だし雰囲気も出ていて動きも良かったかと。
ちょっとグロいシーンもあるけど、この世界を語る上では欠かせない要素と思うし。
そして・・何より・・
演技がね、とても刺さるんですよね。
セリフもいいけど、声がとてもしっくりじんわりするし、キャラの感情が伝わって来て、まるでその場に自分も居合わせているかのよう。
もうこれは、稀代の名作と言っていいんじゃないかと。。
3期、早めに見せて欲しいです。
また最初から観なおすのはさすがにキツイw
あ、また劇場版でも挟むんでしょうか。。
そうでもしないと生業としてやっていけないのなら甘んじてお受けします。
ここで打ち切りはナシでお願いしたいですw
=2022年秋、Amazonプライムビデオにて視聴=
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
米麹米子 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私は好き
泣いたし
胸糞、鬱展開、グロ耐性ありがおkの人なら
多分大丈夫だけど
大声で好きと言いづらいかな、、、
まどマギいけるならいけるか
どうかなぁ
うーん判断が難しい
いや、、、一応注意としてね
ゲームも出たらしいけど
こちらも鬼畜仕様らしく
ちょっと気になってるけど
そんなにすぐに時間取れないし
やりはじめたら眠らずにやってしまいそうだし
私にとってはマアアが救いだった
作画もいいし世界観色彩も良い
たださいしょからちょっと、、
EDがよかった
あえて感想のみのレビューで終わりにしたいと思います
wiseman さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
我慢して録画溜めて一気に観たけど面白かったです。
よくもまあこんな残酷で愛が深い面白いストーリーを考えられるなぁと思います。
生きている間に完結まで観たい作品の1つです。
たくすけ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
1期を見て、原作を全て買いました。
当然、劇場版から、2期も全てリアルタイムで見て来ました。
絵柄ジワジワとかわいい×えげつなくグロい。
ストーリー意味不明ながら、奥深いものがヒシヒシと伝わってくる。
何なんだ!? このお話は。
面白いのは、「考察」レビューを漁っても、皆、分析しきれていない…
作者の言動に振り回されているのが、とても楽しい。
み~んな、好きなように、この意味不明な世界観に平等に浸れるって、作者がどれだけ凄いか… って事で、私自身も振り回される頃に喜びを感じています。(笑
アニメ、原作に追いついちゃったけど…
サブストーリー(ハウアーユードコカ)を広げてアニメ化してくれないかなぁ…
あっちの方の伏線も、リコたちにどう影響してくるのか… 楽しみなのです。
レグが犬から進化していたシーンなんて最高です!
U-yan さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』のレビューを割愛してしまったので、ここで少々・・・。{netabare}深海五層「前線基地(イドフロント)」でのボンドルドとの決闘。ボンドルドの手で呪いを代わりに受けるとされる「カードリッジ」とされてしまったプルシュカは、リコの「命を響く石」となった。リコとの冒険を強く望んだプルシュカと共についに深海六層へ・・・。 {/netabare}そしてこの2期では深海六層からです。新たなキャラクター「ファプタ」はナナチ同様もふもふ系で可愛いですw成れ果て達との出会い、そしてその成れ果て達の過去。また出会いと別れ。このアニメは結構グロ要素もあるんですが、何より出会いと別れにしっかり尺を使って制作されていて、観ていて悲しくなったり感動したりと涙腺を刺激されますね。深くなるからには景色や生き物もさらに幻想的になり素晴らしい世界観でした。後半は劇場版なのか?というくらいの内容だったと思いました。
shino さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
キネマシトラス制作。
探窟家の少女リコは、レグ、ナナチと共に、
秘境にあるアビスの深淵を目指し冒険を続ける。
深界五層にある絶界の祭壇の球体へ入り、
六層へと向かう。そこは還らず都と呼ばれていた。
物語は黄金郷を求めて旅をする、
{netabare}決死隊ガンジャの少女から展開されていく。{/netabare}
映像、音楽、構成、とても魅了される物語だ。
奈落の底への挑戦に鼓動は高まり、
超常の遺物、この世ならざる景色、呪い、
また新しい絶望が始まろうとしている。
7話視聴追記。
{netabare}ヴエコが語る決死隊ガンジャの回想、
そして成れ果て村の忌むべき成り立ち。
人の欲望の限りのなさに心が揺さぶられる。 {/netabare}
そこまでして得るものはあるのかと、
救いのない苦悶、あまりに不愉快である。
最終話視聴追記。
{netabare}イルミューイとその家族の物語である。
それは成れ果ての姫ファプタが継いだ、
喰われ冒涜された者たちの復讐劇である。
ファプタが生に価値を見出した時、
ヴエコは思い出とともに土へと還るのです。{/netabare}
奈落を目指すには、あまりにも試練が多い。
それでも冒険者は新たな旅を続けるのでしょう。
ヘラチオ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今期一番印象に残っているのはマアアさん。
かわいいぬいぐるみが好きなうえ、ピンク色で見た目かわいいゆるキャラ。「まああ」しか喋らず癒し系な雰囲気。ガチャ〇ンにも見える。
なんといっても一番の特徴は後ろ姿が描かれた際の汚いお尻笑。丸出し笑。乾いたうんちを優しくしたみたいな臭いもするらしい。
メイニャを気に入り抱きしめると、力加減がわからなかったのか「プヂュッ」っと押し潰してしまい、メイニャは左目とお尻の内側が飛び出してしまった。
あああメイドインアビスらしさ全開の展開を早速見せつけてくれる。作風になかなか慣れなくてここでもう心折れそう。{netabare}幸い、メイニャは軟体動物だったのか圧を逃がすために飛び出しただけで命は無事だった。一安心。{/netabare}
マアアさんはリコの「価値」であるメイニャを傷つけて「精算」を受けてしまう。これまた残酷で辛い。{netabare}大切にしていたぬいぐるみと右腕と左目の周囲の皮膚が無惨にも剥ぎ取られて無惨な姿になったが、右腕と皮膚は色は変わってしまったものの再生した状態でリコとメイニャが危険な成れ果てに連れて行かれた際に姿を現して、強烈なパンチで撃退。メイニャのお尻の無事まで確認してくれる優しさ。{/netabare}
「まああ」しかしゃべれないから本当の名前は不明だが、リコが「マアアさん」と命名して終盤まで手を繋いだり、抱き着いたりして行動を共にす
ることに。臭いは慣れか?
深界六層がメインで今回は冒険譚ではなく、村を拠点に話を繰り広げる。
ヴエコの過去回想から本作は始まる。
もともと孤児で屈強な里親のジュロイモーの思い出を聞きながら犯される映像は衝撃。相変わらず安定の酷い話!!
{netabare}
逃れて決死隊ガンジャに入隊して船に乗り、栄養不足やら嵐やらでメンバーをかなり減らしつつたどり着いた島の穴に潜っていく。お互い子供を産めない体であることに共感したのかイルミューイも連れていくことに。ヴエコの役割は体調の優れない隊員の看病をすること。また、交尾の臭いがするということで男性の下の世話もどうやらしているようだ。
ヴエコは水もどき症状を発症したイルミューイを救うために欲望の揺籃を使用し、イルミューイは赤ちゃんを生むようになり、ヴエコを含む決死隊ガンジャはそれを食べることで水もどき症状が治った。なんだかんだでイルミューイ自体が村になった。ヴエコはイルミューイから大切な赤ちゃんを取り上げて見殺しにする行為を続けることの葛藤に苦しみ自殺をはかるも、ワズキャンによって阻まれてドグープ(目の奥)に囚われてしまった。成れ果てにはならないまま、送られてくる信号を通して成れ果て村の様子を見ていた。{/netabare}
あと気になるのは干渉器というロボットのようなもの。元々は何体かいたようだけど、深界六層・還らずの都にはガブールンのみに。{netabare}イルミューイの最後の子供であるファプタと行動を共にする。ある意味育ての親。母の体の中には戻れないという設定はなるほどと思った。そして、最後は住人全員死滅してるやん。やりすぎでしょ。{/netabare}干渉器はアビスの層をまたいで移動することはできず過去には各層に配置された干渉器が通信で情報交換を行っていたらしい。今後の物語にも関わって来るのかなあ。
久野美咲さんの演技はかなり力入っていた印象。かすれ声になるほどの大声なかなか出せないのでは?
見終わって 相変わらずグロというか残酷描写が多くて辛い。成れ果ての造形も可愛いものもいるけど、うーん。
OP
かたち 安月名莉子
ED
Endless Embrace MYTH & ROID。
挿入歌
GRAVITY Arnór Dan
Kevin Penkinという方が音楽に携わっている
楽曲はまさにメイドインアビスという感じ。
以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴「アビス」。その不可思議に満ちた「アビス」へと挑戦する冒険者たちは、次第に「探窟家」と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街「オース」に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。ある日、記憶喪失のロボット・レグと出会い、共にアビスへ潜ることを決意したリコ。旅の途中でリコの命を救った「成れ果て」のナナチも仲間として迎え、さらにアビスの奥へ――。3人は深界五層でのボンドルドとの壮絶な戦いを終え、ついに“二度と帰ってはこられない”と言われる深界六層「還らずの都」へとたどり着く。そこには、成れ果てが独自の価値観を持って暮らす「成れ果ての村」が存在していた。
1. 羅針盤は闇を指した
黄金郷を求めて旅する決死隊「ガンジャ」。隊の一員・ヴエコが持つ「星の羅針盤」を頼りに未開の地の航海を続けていた。ある日、激しい嵐がガンジャ隊の船団を襲う。次々に他の船が波にのまれていく中、羅針盤が屹立していることに気づいたヴエコ。隊のリーダーであるワズキャンにすぐさま知らせたその時、嵐の向こうに島が現れる。ようやく辿り着いたその島で、ガンジャ隊は見渡す限りの巨大な大穴を見つける。
2. 還らずの都
ボンドルドとの壮絶な戦いを終え、リコ・レグ・ナナチは二度と帰ってはこられないという「絶界行(ラストダイブ)」の末、ついに深界六層へと辿り着く。見たことのない建造物や生物を興味津々で観察するリコ。再び孤児院の仲間たちに手紙を書いて伝報船を飛ばすが、目の前で巨大な原生生物に邪魔されてしまうのであった。そんな中、探窟を続けるリコたちの背後に怪しい影が忍び寄る。
3. 成れ果て村
何者かに奪われたプルシュカ(白笛)を探すうちに、知性を持った「成れ果て」たちが棲む不思議な村に辿り着いたリコ・レグ・ナナチ。戸惑う3人は、住人の一人・マジカジャから「村の案内をする」と声を掛けられる。警戒しつつも、白笛の在りかを知っている様子のマジカジャの後をついて行くと、村の工房で成れ果てが白笛を削って加工していた。レグは慌てて止めようとするが、リコはプルシュカが嫌がっていないと感じ取る。
4. 友人
レグの前に、成れ果ての姫と呼ばれるファプタと謎めいた人形・ガブールンが姿を現す。ファプタはレグのことを知っている様子だが、レグは記憶が曖昧ではっきりと思い出すことができない。一方ナナチは、お腹を壊したリコのために、村の市場で水と果物を探す。マジカジャから村での取引には「価値」が必要だと教えられ、自分にとっての「価値」とは何かを考えるうちに「ミーティ」のことを思い出すが…。
5. 秘匿
マジカジャから「ミーティは三賢のべラフが使っている」と教えられたナナチ。べラフの部屋へ向かうと、そこにはお別れをしたはずのミーティの姿が…。取り乱すナナチに、べラフは「何を欲してここに来た?」と問いかける。一方ファプタと別れ、村へ戻ろうとするも道に迷ってしまったレグ。原生生物のリュウサザイに執拗な攻撃を受け、苦戦を強いられていたところをガブールンに助けられる。
6. 呼び込み
自分自身を「価値」として売ってしまったナナチを取り戻そうとするリコ。「両目か、両足か、臓腑の半分か」とベラフに対価を迫られる。悩みながらも意を決するリコであったが、マジカジャが「何とられてもおわり」と寸前のところで止めに入る。さらにナナチも「ほっといてくれ」とミーティから離れようとしないため、マジカジャはリコを外へ無理矢理連れていくのであった。その矢先、原生生物のオオガスミが突如、村に襲い掛かる。
7. 欲望の揺籃
決死隊「ガンジャ」の生き残りだと明かしたヴエコは、「成れ果て村」の忌むべき成り立ちについてリコたちに語り始める。かつて「還らずの都」へと辿り着いたワズキャン率いるガンジャ隊。黄金郷を見つけたという喜びもつかの間、昇降による異形の呪いのせいで地上に戻ることができないことに気づく。隊員たちは「黄金郷で最初の民として生きていこう」と決意するが、食糧と水場の確保に難航する。
8. 願いの形
「水もどき」に侵され、次々と倒れていくガンジャ隊の面々。ついにヴエコも発症するが、ワズキャンから与えられた“香ばしいもの”を食べて回復する。同様にベラフも回復していたが、“香ばしいもの”を食べてしまったことを深く後悔し、精神を壊していた。動揺するヴエコを、ワズキャンは落ち着いた様子でイルミューイの元へ連れていく。そこでヴエコが目の当たりにしたのは…。
9. 帰還
ナナチをベラフから取り戻すため、レグはファプタに「一部が欲しい」と話をする。すると“ある約束”を果たすことを条件に、ファプタは迷いなく自らの体の一部を引きちぎり差し出す。心配するレグをよそに、“不滅”であるファプタは平気な様子だが、血の匂いにけものたちが狂い出してしまう。レグは急いで「成れ果て村」に体の一部を持ち帰るが、どうしてもファプタとの“ある約束”を果たすべきかどうか答えを出せず…。
10. 拾うものすべて
レグの火葬砲で「成れ果て村」へと入れるようになったファプタが、復讐を誓い乗り込んでくる。村が破壊されていくなか、眠っていたナナチが目覚める。ベラフは自らの価値と記憶を託してナナチを解放するが、境界線を越えると「ミーティは消える」と告げる。ミーティと再び別れてリコとレグのところへ向かうか、留まってミーティと一緒に留まり続けるか、ナナチは選択を迫られる。
11. 価値
ファプタの笑顔や泣き顔など、記憶の断片が蘇りつつも、依然はっきりと過去を思い出すことができないレグ。暴れ続けるファプタを止められないまま、攻撃を受けて気を失ってしまう。レグとの戦闘を終えたファプタはさらに怒りの矛先をリコに向けて襲い掛かるが、ガブールンが身を挺して止めに入るのであった。ショックを受けたファプタは、怒りが収まらず再びリコを襲おうとするが、そこへ現れたのは…。
12. 黄金
原生生物との激しい戦闘を続けるファプタの代わりに、レグが戦いを引き受ける。ファプタと村人たちに対話をさせるためであった。ファプタが“村人を食べ尽くして村を崩壊させ原生生物を倒す”と告げると賛同する村人たち。一方、呪いによって成れ果てとなったヴエコは、ファプタに母親イルミューイの記憶を伝えて息を引き取る。崩壊した後に残ったのはリコたちとファプタのみ。レグはファプタに仲間にならないかと誘う。
Jeanne さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
snow さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
作り込まれた世界と容赦のない事象で彩られる深淵の冒険も深度13000mを越える深界六層へ。
漫画だと薄墨風で奇怪な形態のキャラがわさわさ出てきて把握しづらかったが、アニメだとカラーで形もはっきりしてて分かりやすくなってた。
ガンジャ隊の物語にリコさん隊はバラしてとりこまれた形で物語は進む。
深き魂の黎明はナナチの物語だけどすでに身内になってから関与だった、ファプタは敵対したままなのでリコさん隊もバラされているし、成れ果て村でも機械みたいなおっさんやケツの汚いオバQ等の核心から遠いキャラと行動してるので主人公一行の物語としては薄め。
作者の悪趣味は全開で「ナナチが死んで悲しかった?じゃあもう一回」とかはかわいいほうで、苦と惨と悲をからめたエピソードを次から次へと出してマルキ・ド・サドか、と(称賛)
その世界をかわいいキャラでコミカル描いていくことでエロスとタナトスの巨大な振れ幅で振り回されるのがたまらない。
毎回、エンディングへ入るところで映画一本みたような視聴感がありました。
このシリーズで原作のほとんどを使い切ってしまって、1クールより短い劇場版分でも描くのに4年ほどかかる見込みだとか。アニメで続きははるか先で、作者の健康問題もあって果たして観られるのだろうか。
始まった(遅刻)<80>
2話まで視聴。
ヴエコの嘔吐を見てゲロインだねぇと思っていたが、脱糞するヒロインはなんと呼べば良いのでせう?
音付き、湯気付きはサービスなのか?
とはじまる初回、評価の定まってる2期は後にまわして新番組優先してたら2話も放映されちゃった。
何か似ている入り口からなれはて村へ。炸裂しつづける作者のアレ。
風景等じっくり見せていってる展開だけど、多分原作が4巻分くらいだから尺に余裕があるのかな、といったところ。
567 さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【物語 4.5点】
深界六層“成れ果て村”滞在記を描く。
冒険記としては停滞していることにもなりますが、中弛み感は微塵もないです。
約150年前に成れ果て村が出来たいきさつなど、アビスの大穴と探窟家が積み重ねて来た業が、
文字通り忌憚なく、グロも部位欠損も自重せず、情け容赦なく語られることで、
アビスの最深部を前に、物語はますます重厚化。
↓以下、道中あまりの凄惨さに取り乱して書いた長文感想。
【7-8話感想】あまりの地獄に人間やめたくなる
{netabare}
引き続き原作未読で視聴中。
既読組から、2期はもっと地獄になるだろうとは聞いてはいました。
ただ私も視聴者として、1期で折るは、劇場版で溢すは、
あれだけの惨状を乗り越えて来たなら流石に慣れるだろう。
飯時の視聴だけ避けとけば大丈夫と楽観視していましたが、とんでもありませんでした。
序盤の展開から黄金郷“決死隊”の食糧事情逼迫により人食くらいはあるかな?
とは思っていたので、その辺りを警戒して重点的に想像をたくましくしていましたが、
7~8話で語られた「成れ果て村」の成り立ちに関するエピソードは、
ガードの上から、良心をすり潰す勢いで呵責してくる衝撃。
すなわち(※核心的ネタバレ&グロ注意)
{netabare}・決死隊が飲める水は、水に擬態して産卵する宿主を探す原生生物「水もどき」のみ。飲んでも死ぬし、飲まなくても死ぬ。
・遺物「欲望の揺籃」により、1日1体、1日で死んでしまう奇形の“赤ちゃん”を生み続けるように“成れ果てた”少女。
・「水もどき」の症状を抑えるには、“母親”が泣き叫ぶのも構わずに、“赤ちゃん”を強奪し、食し続ける他ない。{/netabare}
7話、8話に関しては、視聴後、何で俺はこれを目撃して狂うことができないのだろう?
などと自問して、放心している内に数十分経過するという有様でした。
お茶でも飲んで落ち着きたい所ですが、
{netabare}あの内容では「水もどき」を思い出すので水を飲むことすら憚られます。{/netabare}
ただ、悲惨なだけでなく、価値観を揺さぶられるという意味で有意義な体験でもありました。
{netabare}私は神、原罪、救世主を夢想し、信じるものは救われると説く信仰など、
真理に目を背ける愚かしい行為だと思っていますが、
あの極限状況なら宗教も有用だと思います。と言うより信じなければ狂死あるのみです。
またワズキャンみたいに組織のために飄々と心をなくせる人間など、
私は組織の犬、歯車の慣れ果てと軽蔑しがちですが、
あの難局を乗り越えるにはベラフみたいに理性を捨てずに狂ってしまうリーダーでは生き残れません。
(にしても、ワズキャン、“新生児”をザクザク調理するのはヤバすぎでしょ(泣)){/netabare}
この先もタフな視聴が続くのでしょうが、
裁きでも何でも良いので、「成れ果て村」の彼らにも少しは救済があることを祈ります。{/netabare}
生と死、光と闇、願望と呪い。
表裏一体性にも着目し咀嚼された言葉の洗練度も相変わらず。
初回、ベラフの美と眼差しについての考察からして深さが違います。
その後、語られていく、価値とか、望郷とか、黄金とか。
とにかく熟語一発、一発が重た過ぎて悶えます。
ラストの1時間スペシャルで私が感極まったのは1期同様。
が、2期の感動は、深淵で真の価値や黄金、愛について、
真理の一端を垣間見せられた故の昂りだったように思います。
【作画 5.0点】
アニメーション制作・キネマシトラス
圧倒的な背景美術によるアビスの絶景に加え、
総勢195体の成れ果て村の住民をデザインし再現した集落のワラワラ感は壮観。
マジカジャさんの“速身体”などの形態変化もバッチリです♪
新たなるモフモフ・ファプタの毛並みも触り心地が良さそうで、
モフモフには見境がないレグも楽しげ?ですw
で、{netabare}その毛並みを躊躇なく血に染め、成れ果て村住民を虐殺、捕食する。{/netabare}
ゆるキャラだろうが、モフモフだろうが、表現の踏み込みには迷いがありません。
原材料不明な村の飯テロも度し難かったのですが、
私がトラウマだったのは、{netabare}その料理に当って、腹を下したリコが利用した
触手がトイレットペーパー替わりの公衆?便所。
平然と用を足すリコの探窟家スピリッツが私には分かりませんw{/netabare}
【キャラ 4.5点】
かつて黄金郷を目指し大穴に挑んだ決死隊「ガンジャ」
如何にもリーダー気質なベラフ。→{netabare}極限状況で正気を失う有事には向かない性格。{/netabare}
飄々としているが“予言”が当たるワズキャン。→{netabare}極限状況でも怖いくらい冷静な有事のリーダー。{/netabare}
瞳も性格も暗いだけのように見えるヴエコ。→{netabare}終わってみれば“母性”を持ち闇の中に光を見出し人間であり続けた彼女が最重要人物だった。{/netabare}
“三賢”を成した3人が地獄を経て立ち位置が変わっていく様も示唆的でした。
“価値”を取引材料に成り立つ成れ果て村の経済・社会。
価値に対する執着から、この村の狂気性が滲み出ます。
そして、価値のくびきに囚われたナナチにも試練が。
ナナチは、今回もモフモフで、{netabare}終盤見せた新スタイル{/netabare}もカッコよかったです。
エンドカードで何度強行指名されようと、『ポプテピ』にナナチは絶対に渡しませんw
【声優 4.5点】
ただただ、久野 美咲さんの演技が凄まじかったです。
成れ果て村が積み重ねて来た因縁と愛憎を全身全霊で表現した彼女こそが、
本作のと言うより本年のMVP声優で良いと思うそす。
対照的に淡々とした演技で背筋が凍ったのがワズキャン役の平田 広明さん。
平坦なボイスと言えばマジカジャ役の後藤 ヒロキさんも掴みどころのない独特の味わい。
そんな中、人情味溢れる食堂のおっかさんボイスを提供したムーギィ役の斉藤 貴美子さんと、
「まあああ~」の声色の変化で喜怒哀楽を伝えたマァァさん役の市ノ 瀬加那さんが癒やし。
【音楽 4.5点】
劇伴担当は1期以来のケビン・ペンキン氏。
痛切な弦楽の調べと清らかなコーラスをアレンジして、
美と狂気が一体となったアビスの世界観を好表現する手腕は変わらず。
2期になってどうか?という迷いなど一撃で吹き飛ばす、
壮大な挿入歌「GRAVITY」は火葬砲クラスの威力。
OP主題歌は安月名 莉子「かたち」
よくある自己模索型のアップテンポソング。
が、もはや原型を留めていない成れ果て村の住民を鑑みるとタイトル含めて歌詞世界は重量化。
ED主題歌はMYTH & ROID「Endless Embrace」
中盤以降に真意が明かされると心に染みてくるスルメ曲。
ケビン・ペンキン氏の心を掻き毟るようなストリングスと、
KIHOWの中低音に沈降していくボーカルの化学反応は劇場版『~深き魂の黎明』EDに続き2回目ですが、
本作でより融合度、完成度がアップした印象。
【感想】
“母子の愛”の重要性が改めて強調されたエピソードだったと思います。
そう言えば、1期にて、オーゼンはアビスの奥底でライザがリコを産み落とした時は死産だったと語っていますが、
生死をも超越する奇跡と引き換えにアビスは何をもたらしたのか?
そもそも“アビスの呪い”とは何らかの願望の結果なのだろうか?
卵が先か、鶏が先か?欲望が先か、揺籃(ようらん)が先か?
想像するだに恐ろしいですが、ここまで来たからには深淵を覗かない訳にはいかない。
蛮勇も私の中に確かにあるので、続きのアニメ化を慄きながら待望します。
薄雪草 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1期では、母への慕わしさを動機として、アビスに潜るリコのワクワク感と、レグ、ナナチの心意気を織り交ぜながら、探窟の世界観をさまざまに描き出しました。
劇場版では、アビスに囚われた狂気、アビスに咲いた純真が、疑似親子の信愛の情とは裏腹に、度し難い悪行と許しがたい不条理として、鋭く強調されました。
そして2期。
いよいよアビスは混沌を増し、今も昔も、そこに辿り着いた者たちを完膚なきまでに打ちのめします。
人とはいられぬあまたの姿があり、人らしくありたい小さな願いがあり、人とはなれぬ憤怒の形相がありました。
それぞれに守りたい者がありました。
それぞれに進むべき道がありました。
アビスでしか生きられない選択。
アビスでしか見つけられない価値。
それほどに度し難い、かつてヒトだった者たちの生き様でした。
~ ~ ~
当然、3期があるもの。
そう期待します。
リコがどれだけ強くいられるのか。
レグの生い立ちはいかなる経緯なのか。
ナナチがミーティとの別れの先に何を見つけるのか。
待ち受けるのはアビスの地底。
挑み突けるのは人間の腹の底。
底なしにまさぐり合い、底なしにぶつかり合うアビスとアビス。
深淵の暗闇に、混沌の火花を散らします。
アビスはかくも魅惑に満ち、幻惑へといざないます。
~ ~ ~
度し難い探窟の先に進みたい思いは、尽きず湧きあがるばかりです。
ですが、そう期待してしまう私が、
{netabare}最も度し難い存在 {/netabare}・・・なのかも知れません。
みのるし さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
しっかしまあめちゃくちゃおもろいすな。
烈日の黄金郷。
1話から徐々に徐々に謎が明らかになってゆくストーリー展開。
まさに点と線がゆっくりとつながってゆく様。
背筋がぞぞっとなる。
しかしまあ。えげつない話を考え付いたもんですなぁ。
あの水飲んだら耐性の無いもんから下痢になってからだおかしくなってゆくんだけど、飲まなきゃ死ぬし、飲んでもおかしくなるしで、ハナシのなかでもゆってましたけどよくまあ気が狂わんかったなと。
ヴエコとか寝床で下痢してるのをみたらこれまた躊躇なく下痢を触って状態を見るのね。
そこらへんからしてもうエマージェンシーモード全開なんだなと、見ていてわかる。
んでエルミューイの生んだ赤ん坊らをね。アレするのね。
姿かたちが人間ではないからまだ意識を保ってられるのかもですが人としての倫理的なものは完全にぶっ飛んじゃってます。
それをまた淡々と作業をこなしてゆくワズキャン。
極限状態でのリーダーの在り様としてはそうなんだろうけど、まあでもワズキャンがいなかったらガンジャ隊は全滅してたんだろうか。
神がかりの予言者ワズキャン。この人の存在がこのハナシの肝だ。
最初っからなんだか達観した感じのあるおっさんだったけどああゆう人が有事になるとこうなるのか。
おそらく100人のうち99人反対したとしても事を行う決断力のある人なんだろう。
そおゆうリーダー像を今この日本で物語のテーマとして肝に置くとゆうことをなんだかボクは恣意的な意味もあるのではないのかなと勘ぐってみたりもしますが。
ま。それは考えすぎか。
いずれにしても8話で一気に話がつながった感があって、これは一旦ここで中締めかって余裕をこいてるとおそらく痛い目にあうかもなので、油断せずに続きを見てゆこうと思う。
最終話はなんと1時間とのこと。
これはまた傑作アニメが出てきちゃいましたな。
やばいやばい。
やばいやばい。
:::::::::::::::::::::::::::::::::
とゆうわけで最終見てしまいましたわ!
しっかし今期は豊作でしたなぁ。
この烈日の黄金郷も毎週めちゃくちゃ楽しみにしていた作品の一つでしたわ。
昔、男がいて夢があるからと私を置いて出て行った。
夢をかなえて必ず帰ってくると。
しかし待てど暮らせど帰ってこない。
もう忘れようとした頃にひょっこり帰ってきた。
帰ってきたはいいがなんだかメガネっ子の女とぬいぐるみみたいなやつが一緒だ。
しかも私のことはすっかり忘れてるときた。
なんやとーごるぅあ!いてもうたるさかいな!
…とゆうハナシかなと思って見てましたがそおゆう痴話バナシではなくもっと難しい話でした。
最終話を見終えて頭をよぎったのが『絡合(らくごう)』とゆう考え方とゆうか概念とゆうかまあそおゆう言葉っすわ。
どおゆうアレかと申しますと例えば鰯の群れ。
外敵があらわれると、それよりも大きな群れをなし一体化し、リスクを最小限にしようとうねうねすると。
リーダーがいるわけでもなく、前もって打合せしたわけでもなく、より安全な内側に我がちに争って入ろうとすることもなく、全体としてひとつの生命体としてうねうねと統一した動きをするわけです。
その情報伝達はどのようになされているかとゆうことは実はわかってないと。
人体もそうらしいですね。
約60兆個の細胞でできているけどもそれぞれ細胞の一つ一つが独立していて人体を形成していると。
その連携は神経を介しているのではなくなんで連携できてるのかってこともよくわかってないらしいです。
要するに個ではなく全であるとゆうですね(滝汗)。
とゆうことはイルミューイの体=村(国)が全でそのの中にいる成れ果てひとりひとりが個であると考えてみるとですよ。
なので原生生物やファプタに食われてもまあ平気とゆうか。
成れ果て村を存続させるのはファプタが生き続けることだとゆうそおゆう考え方かと。
その考え方とゆうか発想とゆうかそれ自体はイルミューイが最終的に皆を生かすために我が子を食料に提供するとゆう行動にいたる過程でたどり着いた結論だったりするのかなと。
そういえばイルミューイは初めの頃はわんわん泣いてましたけど体が肥大化してもはや人ではないものになったときにどのように思っていたのかわからんすけど、うーんひょっとしてそおゆうアレかなと。
え"ーーーーーーっ!これってこんなに難しいはなしなんですかっ!?
とゆうわけで頭こんがらがってコングロマリット状態で最終回を迎えてしまいましたが、まーとにかく面白かったですわ!
ファプタとレグの痴話喧嘩も一件落着したし(違)。
とにかくこれはいったいどおゆうハナシだったのか整理できてませんのでまた正月休みとか連休にボンボルドの話から見返してみたりして
ゆっくり考えてみたりするのがいいかもですな。
いや。面白かったです。
お疲れさまでした。
ありがとうです。
アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
世界観には独自性があり、濃厚、壮大、広大のこってり豚骨風味。
本作は他を圧倒する底力、潜在力を持っていると言えるでしょう。
そして音楽面も文句のつけようもなく、{netabare}特にedの「味噌&ロイド」の曲は世界観にベストマットしてるものと認めざるを得ませんが、、
如何せん!{/netabare}どうにも度し難い!!のは、この「胸糞」展開であります。
●総評
{netabare}
独特の世界観や雰囲気には目を見張るものがあると言えますが
それに対してストーリーの評価となると残念ながら巧く機能していないような印象を受けました。
よって最終的に物語評価を更に下方修正いたします。
「烈日の黄金郷」のヒロインかつ主人公はプリンセスファプタでありました。
故に彼女の復讐物語が成就すべきであることも、彼女の復讐物語に正義があるのも
大いに納得がいくところでありますが、それに対してアビスの真のヒロインかつ主人公であるリコは
成れ果て村の住人との交流があり、親近感が生まれたことによりファプタの復讐を阻む立ち位置に
あるはずなのにもかかわらず、残念ながら存在感がまるでありませんでした。
本来の主人公であるはずの彼女の見せ場と言えば
笛吹くか、脱糞するしか、なかったような気がいたします。
プリンセスファプタの戦闘力が異常に高すぎたため、人間であるリコに対抗手段がまるでなかった
というのもファプタにバランスが片寄り過ぎたという問題に繋がりますが
それ以上にリコであれ、レグであれ、ファプタの復讐劇を止めるだけの動機や
正義みたいものを示せなかったのがかなり大きかったような気がしました。
正義の天秤がファプタの復讐劇に片寄り過ぎたなら、住人皆殺しの大量虐殺完遂
こそがハッピーエンドみたいなおかしな話になるようにも思います。
リコやレグは住人たちを守る側の立ち位置でもっと自己主張なり、自分の思いを
復讐の姫にぶつけることにより天秤の均衡を自らに引き戻すべきであり
復讐の正義が圧倒したままの状態では物語に「葛藤」は生まれず
それなら姫と旧知のレグも復讐の手助けをすべきということに
なり兼ねないのでは?という話になります。
本作のヒロインVS本シリーズの真のヒロインが正面からぶつかり合うことで生まれるはずだった
「葛藤」を巧く描けなかったのは痛恨の空振りであったと判断いたします。
べラフの記憶を利用してヴエコとファプタを結びつけるというやり方は便利で合理的ではありますが
ヴエコとファプタの人間関係をなにかしらのエピソードでもって個別に描かなかったのも
なんだか物足りないような印象を受けました。
二人の直接的関係性についてほぼ何もないような状態で最後にヴエコとの別れが来たとしても
そこに何かを感じろというのは無理な話に思えてなりませんでした。
ファプタを主人公扱いする気持ちが強すぎてレグやリコとの本格的な対立、激突する状況を
躊躇ったために、救済措置としての「デウスエクスマキナ」を安易に発動させたのも
美味くないように感じました。
「デウスエクスマキナ」とは主に悲劇などに使われる手法で「機械仕掛けの神」を意味します。
ファプタがリコに対して危害を加えようとした時にそれを阻んだ「ガブ」はまさに
文字通りの「張りぼての神」でしたが、住人皆殺し以外に解決方法がない
プリンセスの復讐物語の結末をアビスの原生動物の突然の乱入により無理やり別の方向に曲げ
復讐物語を有耶無耶にしたことも同じ手法を安易に繰り返したように見えて仕方ありませんでした。
物語において「デウスエクスマキナ」を安易に多用し過ぎるとそれは
ご都合主義の「張りぼての神」に転じて、興醒めすること甚だしいという
オチに成れ果てる運命にございます
総じてストーリー性は弱く「ベルセルク(蝕)」のオマージュも却って逆効果で
劣化版ベルセルクであるところのただの雰囲気アニメに過ぎず
ストーリーも1期に比べるとかなり落ちるだろうという結論に至ります。{/netabare}
最終話を見た後に極めて個人的な感想を言うならば
{netabare}ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかも不明で
何とも言えない宙ぶらりんのままにスルリと閉幕がやってきたような
そんな印象が強かったような結論にございます。{/netabare}
●ヴエコ・イルミューイ・ファプタ
この3人のうち{netabare}いずれかに感情移入できればそれなりに楽しめたのかもしれませんが
感情的には断念してる当方としましては、3人の関係性を頭で分析することがやっとできた辺りで
限界点を迎えてしまい、残念ながらそれ以上のものを本作から感じ取ることはできませんでした。
ヴエコは自分と同じ絶望の闇を持つイルミューイが愛おしく思え、そこに希望の光を見出しますが
イルミューイにとってもヴエコは唯一無二の特別な存在であったようです。
イルミューイの意思と思い出を受け継いだプリンセスファプタにしてみても
ヴエコには思うところが色々あったのでしょう。
成れ果て村の崩壊とともにプリンセスの復讐物語も終わります。
そこにどんな「価値」があったのか?を見出すには
恐らくヴエコが抱えた絶望を体現する必要があるようにも思われますが
キャラに対して親近感が湧かない時点で当方には
それを語る資格がないということなのかもしれません。{/netabare}
●「お【日】様みたいな匂い」という言葉から思い浮かんだある仮説
原作ファンの方が指摘していたこの言葉とそれについての解説にインスピレーションを受け
思い至ったものは{netabare}「ベルセルク」{/netabare}でありました。
{netabare}終盤におけるプリンセスファプタの復讐戦の展開はベルセルクの「蝕」に酷似していたのは
偶然ではなく必然で、意図的にオマージュを踏みに行ったようにも考えられます。
蝕とは「(皆既)【日】蝕」を示し、また「食」には「食べる」という意味合いもあり
ガンジャ隊御一行もイルミューイの子供たちも村の住人も「食べる」というキーワードで
その関係性が結ばれているのも意図的なもののように思われます。
ガンジャ隊は鷹の団であり、ヴエコはキャスカと(性的虐待事案も含め)
どこか似ているように思います。
鷹の団団長のグリフィスのキャラ性は、べラフとワズキャンとイルミューイに
3分割されたような形になっているような気もいたします。
グリフィスにはべラフのようなクールさ、ワズキャンのようなリーダーシップとカリスマ性
そしてイルミューイのような無邪気で純粋な面をすべて兼ねそろえたような特徴があります。
またレグの火葬砲はガッツの義手砲と似ており、ヘルメットも少年時代のガッツが初回の登場シーンで
被っていたのが印象に残っています。
レグは黎明卿たちにより片腕を切断されますが、ガッツも「蝕」での激闘の末に片腕を失います。
「蝕」の背景には「日蝕」があり、その際に行われる降魔の儀では生贄が捧げられますが
ベルセルクでは鷹の団、本作では成れ果て村の住人がそれに当たると考えられます。
降魔の儀がとり行われる周辺地域と外界には境界が生まれることにより隔てられる状況も
成れ果て村の障壁によりファプタが容易に侵入できないような様子と一致しているようにも見えます。
以上の事から「お日様みたいな匂い」という言葉には、ベルセルク「蝕」
のオマージュを示唆する意図が込められていたのであろうという結論が
導き出されるわけであります。{/netabare}
●覇王の卵と妖怪大戦争
{netabare}本作がただの雰囲気アニメという指摘は激辛の評価でありますが
前回から続く妖怪大戦争展開が、もしかしたら厳かで重々しい本作特有の世界観を台無しにしてしまうことになりはしないか?という懸念を抱かずにはいられません。
プリンセスファプタの復讐劇はベルセルクの蝕みたいな状況になってしまいました…
同じダークファンタジー作品なので両者がなんとなく似てるのはまぁいいとしましょう。
ヴエコから始まりファプタに至る物語。
もしかしてファプタの名付け親がヴエコなのか?とも考えましたが、そうではなく
べラフを媒介にして記憶のバトンを渡すことによりヴエコとイルミューイとファプタの関係性が
とりあえず繋がるという流れだったようです。
それを受けて視聴者の視点からファプタの復讐劇に感情移入ができるのか?という話になりますが、
個人的にはそもそも「子作り」というワードで繋がれたヴエコとイルミューイの関係性に対して
共感できる要素が何もなく、そういうわけで、結果ファプタの復讐劇にも特に感じるところは
何もないというのが本音であります。
妖怪カオスの状況を打開する可能性を持った最後の切り札=レグは眠ってしまい…
プリンセスファプタと成れ果て村住人プラスアビスの原生動物が入り乱れる妖怪大戦争は
更に激化し、事態は混沌を極め言葉を失ってしまうような情況であります。
降ればどしゃ降りの雨で、どうやらプリンセスファプタは不死身体質らしく
もりもり食べて華麗なるグレートリセットを成し遂げますが、
ある意味ゲゲゲの鬼太郎みたいなプリンセスの雄姿を見て思い至った結論は
物語の評価を下方修正しようというオチでございました…{/netabare}
●プリンセスの証明
{netabare}ファプタが何故にプリンセスであるかと言えばイルミューイの娘だからですが
イルミューイがプリンセスの由来となる事情について少し深堀りしてみたく思います。
イルミューイとは不可侵海域の孤島に住む原住民の「子供」であります。
重要なポイントはイルミューイの背中には刺青があるということです。
原住民が刺青してるのだから、そこにシャーマニズムとの関係性が
あるのではないかという推測が成り立ちます。
そしてイルミューイのあの「目」ですが、焦点が定まってないような
虚ろな目をしてたりするんですが、その理由として2つくらいの要因が思い当たります。
1つはやや危うい話になりますのでここでは詳細に触れませんが2つ目の理由と大雑把に言えば
同じようなものなので、それについて言及するとそれは「トランス状態」を暗示してるのでは?
ということであります。
シャーマニズム文化圏に属するシャーマンはトランス状態に入ることにより幽体離脱や降霊術を
可能とする聖職者階級の種族であります。
シャーマニズムと言えば縄文文化やアイヌ文化(ゴールデンカムイの大ババも刺青あります)
に繋がる要素も含みますがもう一つの特徴として挙げられるのはピアスなどの装飾品と
密接な関係性をもつということです。
イルミューイが飼っていた小動物が死にその骨でヴエコがネックレスを作り彼女に渡しますが
彼女はそれを大いに気に入ります。
一見して悪趣味な骨で作った首飾りなどはまさにシャーマニズムに関係する
装飾品以外に考えられないと思います。
そしてベルセルクの「ベヘリット」みたいな「欲望の揺籃」も
シャーマニズムに関連する装飾品という風に考えられなくもないような気もします。
イルミューイの文化圏においては彼女の母親がそうであるように子作り大推奨の考え方が主流
でありますが、このことは縄文文化においても同じような特徴があると言われております。
イルミューイにまつわる文化的傾向と世界各地に分布する諸文化の特徴を比較し導かれる答えは
「シャーマニズム」の一択しかないという結論になります。
イルミューイの正体とは即ち、「シャーマニック・プリンセス」ということになります。
「ベヘリット」がグリフィスのもとにあるべくしてあるように
「欲望の揺籃」もイルミューイのもとにあるべくしてあるのは
彼女が「シャーマニック・プリンセス」であり、それを使える
資格があったからということを表し、
(シャーマニズムという)闇の中に「光」=イルミネーションをヴエコが求めたのも
イルミューイこそが「シャーマニック・プリンセス」であることの証明しており
コンパスの針が闇の中(の光)を示したこともそれを裏付けるものと推測いたします。
そしてシャーマニズムの「シャーマン」とは「呪術使い」とも言い換えることができますが
「呪術」の「呪い」とは「アビスの呪い」に繋がる概念なんだと推測できます。
ダークファンタジーにしてもファンタジーにしてもその世界観と密接に絡んでくるものは
「剣と魔法」という要素になりますが、本作においては魔法の代わりにシャーマニズムや呪術が
重要な鍵を握っているように思われます。
ちなみに「子供」の「供」とはお供え物を意味しますが、
そういう文化圏に属する最下層民は時に大変残念な扱いを受けることもあるようです。{/netabare}
底知れぬ大穴=「アビス」とは何であるについても上記の仮説を前提に考えれば
答えは導けると確信いたします。
障りのあるヴエコの真相について晒します
{netabare}この物語はヴエコから始まり、イルミューイに繋いで、最終的にファプタに
バトンが渡る展開となっております。
よってまずヴエコとは何であるのか知らずには先に進めないというのが道理ではないでしょうか。
しかしながらヴエコというキャラには放送コードに引っ掛かるような類の問題があったため
制作サイドとして自主規制をかけざるを得なかったような事情があったのではないかと
推測いたします。
そのような自主規制という判断自体は適切だと思いますが、その副作用として
圧倒的多数の視聴者には真相が伝わらなかったという可能性がかなりあるものと思われます。
7話におけるイルミューイとヴエコの会話からヴエコの真相を解き明かすキーワードを抽出するならば
「交尾」「不妊」といった言葉に妙な引っ掛かりを覚え、
そこには重要な意味合いや含みを持たせているのではないかという予感が立ち上がります。
1話におけるヴエコの回想シーンでは孤児のヴエコを引き取った「酷くろくなものではない男」が
登場しますが行為の主体者であるところの「この男」に関係するキーワードを抽出すると
「事の度に聞かせてきた」「使い古しのお前でも」という言葉が検出されます。
「事の度」の「事」と「使い古し」もしくは「使い古す」は同じような意味合いを持ち
要するに「交尾」を意味するものと解釈できます。
更に問題の回想シーンでその男は高熱の炎で焼かれた鉄棒を用いて
サディスティックな変態性癖を示すかのような行為に走り、
その被害を受けた結果として「不妊」体質になったのではないかという予想が成り立ってしまいます。
このようにかつてヴエコが性的虐待を受けていたことが判明するわけですが
ここで更に注目すべきは時間軸と時間経過であります。
「交尾」の話はガンジャ隊に入り黄金郷に到達した後、あるいは現在進行形で
繰り返されているのだということがイルミューイの証言から明らかになるのですが、
それを裏付ける台詞がないか探してみると
1話の黄金郷を目指す旅路の船上にて行われたべラフとの会話の中に
「売り物にもならない醜い体」「お世話するしかできない私」というものが見つかります。
「醜い体」とは「交尾」を暗示しますが、「お世話」も「交尾」を暗示する言葉で
あろうことが結論として導き出されます。
ガンジャ隊のお世話係とは隊員の性的な部分もお世話するという意味合いも含まれており
結局ヴエコとは本作の中では性奴隷のような扱いを受ける極めてコメントし辛いキャラ
であるというのが真相だったというオチであります。
自主規制はしたがヴエコの真相を探る手掛かりを制作サイドが完全に抹消することはしなかったのには
恐らくヴエコがイルミューイに加担していく動機についてはどうしても伝えたかったという
制作側の意図がその背景にあったのだと推測いたします。
ヴエコが「お世話係」になることを最終的に決定する権限があるのは
ワズキャンであり、決定権がなくとも反対しなかったのはべラフであり
他の隊員にとっても「お世話係」については重宝したものであると予想できるからこそ
ワズキャン他とヴエコの関係性はかなり微妙なものがあり
最終局面でヴエコがガンジャ隊かイルミューイかの2択を迫られた際に
イルミューイに傾くことについての動機付けの要因になったことについての
一定の理解は得られるのかもと言えなくもなさそうです。{/netabare}
●プリンセスファプタ{netabare}暴れる妖怪大戦争!?{/netabare}
しかし当方の感情は途中で断念してるため、一切感情移入ができておりません…
一番まともなレグしだいで、なんとか頭はついていけるかもですが
10話を見たが完全に何もなかったというのが個人的感想です…
「美しさとは【目】だ」
1話で三賢のべラフが口にした言葉は{netabare}伏線{/netabare}だったのでしょうか?
{netabare}胸糞感や基地外感が{/netabare}強烈すぎて個人的に感情移入できなかったキャラ選手権【ワースト10】
{netabare}
1位 イルミューイ
2位 ヴエコ
3位 ファプタ
4位 マアアさん
5位 リコ
6位 ナナチ
7位 ベラフ
8位 ワズキャン
9位 マジカジャ
10位 レグ
{/netabare}
その理由
{netabare}まずレグは本作において一番マシでニュートラルなポジションであります。
三バカトリオの一角で天然ボケな部分もありますが他と比べたらかなりマシに思えます。
基本的に「成れ果て」の外見が苦手でして、グロカワ系キャラを好意的に捉えることができませんが、マジカジャには知性と紳士的な姿勢を感じるので「成れ果て」の中では一番マシに見えます。
ワズキャンは本作においては最上級の基地外キャラな面を有しており、
黎明卿に通じるところありますが、カリスマリーダーだからこその決断だと理解はできます。
成れ果て化しなければもっと好意を持てたかもしれません。
ベラフはクールで一番常識的?なキャラのようにも見えますが、その一方で人間味に欠けており、
そういう意味では隊員中で一番成れ果てに近い存在だとも言えそうです。
ナナチは見た目が緩すぎてかなり苦手です。本作において緩キャラや緩いパートが多用されるのは、
展開に「緩急」つけるための作為であると予想されます。
その効果は確かにあるとは思えますが、それにしてもあまりに多用されると
緩パートまみれで食傷気味になってしまいます。
三バカトリオの突っ込み役的立ち位置で突っ込み役は貴重な存在ですが
突っ込みの切れが悪いようにも思え、残念ながら好感は持てません。
リコは究極の天然ボケキャラで無神経鈍感、面の皮がやたらと厚く、基本的に空気読めない人です。
彼女得意の脱糞シーンが象徴するように?将来大物冒険家になり得る大きな器を持っていますが、
天才とバカは紙一重という言葉通り紙一重過ぎて感情移入するのはほぼ不可能です。
究極の緩グロキャラがマアアさんです。
見た目も声も行動パターンも不快でなんだか気持ち悪いものを感じます。
ボディに2、3発ぶちかましてやりたい衝動が抑えられません。
トップ3の一角=プリンセス・ファプタの真の基地外性!?
それが発揮されるのは10話以降なのかもしれませんが、血は争えないという言葉通り
イルミューイの性質を多分に感じられ、自分の腕を引きちぎる野蛮性があったりとか、
その反面レグに対しては度し難い程にデレデレするようなそのすべてのアンバランスさに対し
感情的対応が全く取れません。
この空気が読めない自由奔放さは主人公のリコに通じるところありますが、
このプリンセスには突っ込み役不在のため制御不能で、さじを投げたくなります。
本編のストーリーテラーであり、表のヒロインであるのがヴエコですが
彼女もかなりの天然ボケ傾向あり、過去にトラウマ体験した割に
繊細さに欠け大らか過ぎて肝っ玉も強靭です。
強靭化とは狂人化を意味するのか?と思えるほどにスーパーサイヤ人化したような印象を受けます。
このキャラには厄介なところがあり、見た目は成れ果ての中では一番マシにも思え、そういう意味では
べラフやワズキャンよりはまともな人間性を有していると言えそうなんですが、
残念ながらイルミューイの考え方をあっさり受け入れ、英断を下したワズキャンと対立
してしまうように行動原理に明確な理由がないような側面が見受けられます。
彼女にとって最大の価値がイルミューイというならば、
トラウマの元凶である「ジュロイモーの残像」的装置は顕在化しないはずではないでしょうか?
彼女の性格を踏まえて考えてみると、彼女にとって
イルミューイこそが大事(=闇に差し込む一筋の光)ということならば、
他のものは対価として支払っても構わない、いかなる犠牲を強いる覚悟も既にできていると捉えるべきであり、そうであるならその時点で過去のトラウマは克服できていると考えられませんでしょうか?
百歩譲ってトラウマは完全には克服してないというならば、ヴエコのまるで被害者意識が欠落
したようで繊細さに欠ける、あの鈍い性格は何でしょう?という話になります。
キャラ設定が混乱してるのか何なのかは不明ですが、兎に角何がしたいのか意味不明で
感情移入できないことだけは確かです。
結局ヴエコとは真のヒロイン(イルミューイ&ファプタ)を引き立てるだけの補完キャラにすぎず
ストーリーテラーは偽ヒロインであったというのが当方の見解です。
※すべては7話のイルミューイとヴエコの会話の中に忍ばされていたようです。
時間経過を正しく押さえ、二人の会話を注意深く聞いてみると矛盾するような要素が
出てくるのですが、その矛盾を解消するような答えを見出せればヴエコの「役割」が見えてきます。
7話の会話から1話に戻り再検証するとそれに気がつきます。
あまりにあれ…なので、物語の評価を下方修正いたします。
{/netabare}
堂々たるトップオブ{netabare}胸糞基地外{/netabare}クイーンはイルミューイです。
イルミューイの{netabare}何が気持ち悪いのか冷静に考え直してみて気づいたのは{/netabare}あの「目」です。
あの目にどんな意味があるのか考察してみるとなかなか厄介な話になりそうですが・・・この続きはいずれ致します。
個人的には7話が過去最高に胸糞感が度し難く、{netabare}こみ上げた具が
尻の穴から内部爆裂してしまいました。
とは言え「途中で断念した」いうのはちょっとした「シミュレーション」ですが、
その意図するところは今回で断念した人が意外と多かったでは?みたいな、
ある種個人的な見解に元づくものです。{/netabare}
何故ヴエコの性格態度に納得できないのかについて{netabare}もう一度思いを巡らせた後に気づいたことは
時間経過と急激な環境変化により、もはやヴエコは昔のヴエコではなくガンジャ隊の三賢の一角を
なす指導者的存在にスケールアップしてるという話であります。
黄金郷に憧れていた時期のブエコと実際に黄金郷に辿り着いたブエコは別人格と言えるほど
急激な進化を遂げたということなんだと思います。
もしも日常生活がデッドオアアライブの繰り返しみたいな環境に置かれたら過去のトラウマに
囚われてる暇なんてあるわけないというのは確かにその通りであり納得はできます。
そのように思い8話を見たら、確かにその理屈を手堅く固めにいってるような要素を
多分に感じることができました。
本作の原作者はなかなかに計算高く、よって最後まで事の次第を見守らず評価を下すのは早計であり、独断専行的な感想を抱くのは愚かであることについては一定の理があると思います。
とりあえず、いままでの展開については十分理解可能です、頭では…
頭では理解はできるのですが、如何せん感情がついていけず
頭では8話までついていけてるのに、感情的にはダメらしく
感情的には7話で断念、ギブアップしてしまったというのが個人的な実情あります。
ブエコとガンジャ隊ご一行は急激な環境変化に適応し、メンタルは超人級の強度を有する
化け物みたいな存在に進化を遂げたようですが
メンタルが並みの人間レベルでしかない当方にしてみると理解し難い違和感や戸惑いを覚えた
という感が強く、およそ凡人と超人では価値観の乖離が惨過ぎてそのギャップを埋めることには
ある種の虚しさを感じるだけというのが個人的な話のオチであります。{/netabare}
心と頭をざっくり断絶させる末恐ろしい作風は天才的でもある
と言える一方で狂気さえ覚えてしまうような問題作であるため、
敢えて注意喚起させて頂きたく思いました。
(思いっきり蛇足ですが、{netabare}日本の平和憲法特に憲法9条
というのは現実逃避のロマンチストが妄信してるような類のものと個人的には考えていました。
しかしながら自分という存在がおよそ凡人でしかないという真実を知った今となっては
「現実逃避大いに結構!」というのが自分の信条であります。
本作において見た目は子ども、でもメンタルは超人!?みたいな主人公にその他の
メンタル強靭キャラが敷き詰められている理由としては、冒険者とは強靭なメンタルを持って
しかるべきという信念が背景にあるものと推測いたします。
個人的な趣味嗜好の話になりますが、「俺強系」の作品が苦手の当方としましてはメンタル面における「俺強系」にも抵抗があるらしく、あから様と言えるほどのメンタル強靭設定に対しても
生理的には受け付けないということが判明しました。
メンタルが超人級の冒険者になるよりも平和憲法の幻想に酔ってるだけの臆病者の夢想家
である方が遥かにマシな人生であるというのが、極めて個人的な人間的生き方の結論であります。)
{/netabare}
えたんだーる さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルの「黄金郷」は「おうごんきょう」であって、「エル・ドラード」とか読ませたりはしません(笑)。
とりあえずTVアニメ1期目と劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明- は観終わってから本作を観ましょう。『マルルクちゃんの日常』は観ても観なくても良いですが…。
世の中には「こんなん書/描いたら命削るよな」って思う作品がいくつかありますが、『メイドインアビス』は間違いなくそんな中の一つです。
もう「面白い」とか「つまらない」とかいう尺度で計っちゃいけない気がしますけど、面白いです。「じゃあ、どこが?」って聞かれると「曰く言い難し」ってなっちゃいますけど。
ただ「可愛いキャラがキャッキャウフフ」するのを求める方には向かない作品であるのは間違いないです。
『メイドインアビス』ですが、とにかく単なる予定調和を許さないっていうか、ストーリーのベクトルは短観で予定調和的であっても描写は確実に想定を上回ってくるし、長期的には結局話がどこに向かうのかさっぱりわからないんですね。
いや、リコたちがアビスの底を目指しているからどんどん穴の深層の話になるのは自明なんですけど、それにしたって「アビスの深淵」は本当に「深淵」なんですね。
OP主題歌の映像で歌詞が「あふれるよほら掌(てのひら)握り返してくれ」って歌っているときに何気なく映っているアレとか、本編観終わった後だと「何見せてくれてますのん」って感じですし、ED主題歌のウネウネも「ああっ!」ってなりますよね。
余談その1: 成れ果て村のパッコヤン、一部では「単眼ちゃん」などの異名で呼ばれて人気キャラでしたね。確かにカワイイ。
余談その2: コミックス収録の外伝「ハウアーユードコカ」がけっこう面白いんですが、何かの購入特典とかでアニメ化されて欲しい気がします。
出オチ さんの感想・評価
3.8
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
メイドインアビス 烈日の黄金郷のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
メイドインアビス 烈日の黄金郷のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
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