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「プリマドール(TVアニメ動画)」

総合得点
67.0
感想・評価
139
棚に入れた
430
ランキング
2651
★★★★☆ 3.4 (139)
物語
3.1
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.4

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プリマドールの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

B. ネタバレ注意 – アンドロイドの逆襲

Keyによるメディアミックス
制作:バイブリーアニメーションスタジオ

戦争のために作られたアンドロイドに未来はあるのか?


<メモ>
1話の印象で短い着物にランドセル風のカバンを背負ったかわいい少女達の日常が描かれるのかと想像しましたが、違って深いお話でした

戦地での任務を与えられたアンドロイド
アンドロイドと言っても睡眠をとるし、食事をし、涙(冷却液)を流し、お風呂にも入る、何より自分で考えて行動し感情がある
そして初期化されない限り記憶も残るので戦地での悲しい記憶を残していたり
身体の一部が痛んでいるオートマタも

休戦後、オートマタの兵器以外の使い方を模索する人間もいるが
オートマタを脅威に感じ処分した方がよいと考えたり、有事のために保存した方が良いと考えるなど勝手な人間も多い

感情があるので自分達をぞんざいに扱う人間に復讐しようと考えるオートマタが出現するのも仕方がないですね

戦争のためのアンドロイドになぜ感情を持たせたんだろう?


<主要登場人物>
黒猫亭で働く自律人形
・灰桜:和氣あず未          初期化されているので世間知らず {netabare} (元は桜花の記憶バックアップを持った兎型愛玩機) {/netabare}
・鴉羽(からすば):楠木ともり   黒猫亭のリーダー 戦地で救ってくれたナギを慕っている
・月下(げっか):富田美憂     元偵察隊所属 空が飛べる
・箒星(ほうきぼし):中島由貴   声が出せない
・レーツェル:鬼頭明里       元敵国ローベリアの潜入工作用オートマタ
・灰神楽(はいかぐら):黒沢ともよ

・遠間ナギ:村瀬歩         黒猫亭のオーナー 人形技師 オートマタ開発責任者の孫
・千代:久野美咲          灰桜の友達

・奥宮おとめ:諏訪彩花       皇軍警務隊所属の少佐

・夕霧:小松未可子
・桜花:中原麻衣          世界初の自律人形
・菊花:能登麻美子         桜花の姉妹機 二番機


<ストーリー>
皇国とローベリアとの間に休戦協定が結ばれて数年
皇都五区にある喫茶・黒猫亭の地下で目覚め灰桜と名付けられた少女型の自律人形(オートマタ)は初期化され記憶がない

少女人形は戦争の新兵器として作られ世代と系統があう人形とリンクして操ることで戦地で活躍したが
休戦協定締結後、オートマタの軍事利用が禁止となりメカニカ(第四世代?)全ての破棄が決まった

灰桜を修復したのは人形技師で黒猫亭のオーナーでもある遠間ナギ
ナギはオートマタ開発責任者の孫でオートマタと一緒に育ったため
友人のように思っていて兵器以外の平和利用を模索し喫茶・黒猫亭で働かせていた

軍事利用されていたオートマタを怖れる人々もいたが、黒猫亭は歌謡ショーの人気もあり客足がのびていた

ナギは皇軍警務隊の奥宮おとめから解析を頼まれた自律人形レーツェルを黒猫亭で働かせるが
教育係を任された灰桜はレーツェルの行動を不信に思う
実はレーツェルは侵入や破壊工作の任務を持った敵国ローベリアのオートマタだった
「ただちに玉砕せよ」という命令を受け自分を終わりにしてもらうため(壊してもらうため)騒ぎをおこす


大陸で見つかったオートマタ第一世代の「桜花」(灰桜達は第二世代)の調査に向かったナギが行方不明となり鴉羽と灰桜が探しに行く
皇統派(人形を利用し皇国と世界の平和を脅かそうとしている)に拉致されたナギを救出し黒猫亭に戻る途中灰神楽と名乗る記憶をなくした迷子のオートマタと出会う
実はナギが皇統派から修復を強制されたのは桜花の姉妹機 菊花だったのだがその菊花が大陸からついてきたのだ

「すべての人形を破壊し停止させる」という任務を与えられていた灰神楽が黒猫亭に火を放ちスリープモードに入る

ナギが退院し、灰神楽が目覚め黒猫亭の皆で「皇都博覧会」で歌を披露するはずが
舞台に立った灰神楽が1人で歌いはじめ保存されていたオートマタと強制リンクで戦闘を命じる
灰桜にも「一緒に戦おう」と誘う

灰桜は桜花がかわいがっていたイナバ(愛玩用兎型機械人形)に保存されていた桜花の記憶のバックアップから作られた いわば桜花と菊花の姉妹機だったのだ
灰神楽は自分達を戦争利用して不幸にした人間を灰にし人形が幸せに暮らせる世界を作ろうとしていた

灰桜は灰神楽を止めることはできるのか?


22.11.6

投稿 : 2023/05/25
閲覧 : 260
サンキュー:

4

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦闘美少女オートマタと平和の歌的な泣かせ系Key作品。ゆるふわで優しい分印象薄いガンスリっぽい?

大正ロマン?ぽく、戦争後の世界で、戦闘アンドロイド少女たちの日常や泣かせ話な感じ。全12話。

【良い点】
戦闘用美少女たちが戦争の傷跡と平和への願い云々な内容、良い意味であざとい。
戦闘用アンドロイドが戦後平和に生きる模索をする過程で葛藤したり、ゆるふわ交流の日々が尊い的な良き内容。
美少女アンドロイドの泣かせ系アニメからの反戦作品。

プリマドールたちは皆可愛らしく、個々に丁寧に掘り下げられている。
メインヒロインの灰桜ちゃんは記憶初期化されていて無垢だが実は戦争の記憶云々で良きヒロインだった。
見た目や性格的に幼い灰桜ちゃんが割と姉ポジションになっていくのも尊し。

個別回では7話の鴉羽ちゃんと老夫婦のハートフルな交流からの悲しき顛末が特に良かった。
ありがちではあるけれど、泣かせ系として申し分ない。

キャラデザの可愛さは勿論、作画がかなり綺麗。あざとい作風をしっかり盛り上げる絵の力がある。
歌を効果的に活かしており、声優による歌は上手いかはともかく、ドラマの盛り上がりは申し分ない。

【悪い点】
基本となる設定や世界観が説明不足なまま、ゆるい日常系とシリアスな反戦ドラマを詰め込み気味。
個々のエピソードは良いんだけど若干ありがちであっさり気味。
プリマトールは皆可愛いが、12話で人数が多すぎる。
灰桜と鴉羽など、印象が被っている子も。

個々の掘り下げエピソードに忙しく、ゆるふわ交流の中でキャラ同士の相乗効果で魅力発揮、とまではいかず。

このせいか、個々のキャラやエピソードが良い割には印象が薄かった。
オートマタの技師として彼女らに関わる重要キャラなナギの掘り下げが薄く、交流が弱いのも難。
交流自体は良いエピソードあるものの、人数多い分分散している。
ナギと灰桜の二人に絞って濃密に描いていけば良かったと思う。

【総合評価】6点
局所的に泣けるしキャラも絵も声も良いんだけど、佳作に留まった感。
好みだけと、もっと泣けるポテンシャルあったような。惜しい
評価は「良い」

投稿 : 2023/02/03
閲覧 : 150
サンキュー:

5

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待値上げて観ちゃったのかなぁ・・・。

第1話
導入部からの流れは悪くない感じ。
もちろん。まだなにもわからない事は言うまでもない。
ただしっかりとした作画と愛らしいキャラの造形は期待値を多少上振れさせてくれた。あとは、やはりKey絡みと言う点も期待をしてしまう点ではあるかな。
ただ、近年あまり響かない事があるのが気がかりではある。

1話では夕霧と千代のエピソードがポイントとなったかな。
少し薄いというか、軽いという感じもしないではないが、記憶を持った「ドール(モノ)」達と人間の間でしばしば描かれる様なタイプのエピソードとなっている。(あえて「モノ」という冷たい言い方をしています)
ただ、おっさんになってくるとね、それぞれの立場をしみじみと理解できるようになっているのか、切なさや、どうしようもない悲しみなんてものを、そこはかと無く感じてしまってね…。
まぁ、それなりに感情移入してしまいました。


第2話は月下のエピソードと言うことになりますかね。全体的な物語の中で描かれていくのでそれほど強く前面には出てきませんが、月下が「笑うことができない」というエピソード、過去の出来事、そして兵器としての一面も描き出されます。
エピソードエンドで月下がうっすらと微笑んだ様に見えたのは印象的でした。


第3話は箒星のエピソードでしょうか。
この娘は序盤から顔を出してはいたのですが、筆談が気になっていたキャラでした。エピソード後半では話せなくなっていた理由が明かされ、大きな悲しみと共に歌声を取り戻しました。
戦争にからむエピソードであり、なかなかにツライ物語でした。
これも、ありがちなエピソードではありますが、押さえるべくして押さえられた物語なのでしょう。
この作品、オーソドックスな泣かせポイントを短くシンプルに盛り込んでいる様子です。
今のところですが、よく言えばあっさりとシンプルに盛り込んでいると感じました。
このまま進捗していくのか、変化が起こるのか、興味深く見守ろうと言う気持ちです。

第4話は鴉羽のエピソードという事でしょうか。
鴉羽の過去の記憶とそこから始まるオーナーナギへの思いが語られました。
そしてドールにまつわるとある陰謀が明らかになり始めてきました。
灰桜と鴉羽のデュエットは様になっていました。
少し楽しい気分になりました。


第5話この回ではレーツェルと言う新人さんのドールが登場します。
登場する経緯も描かれてはいるのですが割愛、お店を手伝う中でレーツェルは優秀なドールで、教育係となった灰桜よりもよっぽど活躍するのですが、大きな闇を抱えています。
ドールの兵器としての一面を色濃く持ち「任務」に対して今なお忠実に行動しようとします。
戦争が終わっている今となっては、過去に捕らわれた悲しいドールの姿と言って良いでしょう。
今回もまた、戦争とドール、そして時代、環境の変化に翻弄されるドールの姿が描かれていました。
でも、やっぱりテイストはあっさり寄りですね。

第6話 中締めっぽい。
最後の乙女ちゃんのセリフが無かったら、そのまま終われたくらい。
全話をとおして、ここまでドールのワチャワチャ系以外のハートに訴えかける要素は割と薄め。
個人的には「テーマ的な意味」で、私の好むレベルまでの深掘り、重さがなく、少し残念。
私の好きな「人ではないヒト」的な哲学的な問いや迷い、そういったテイストの物語とは違うようだ、と現時点では思っている。

ただ、残念とは言ったものの、兵器として創られたドールたちが、戦争を引きずっているとはいえ、平時を取り戻した世の中でどのように生きていくのか、そのように周囲の人々と関わっていくのか、どう自身の存在意義を認めていくのか、といった観点はやはり興味深い。

第7話この回のエピソードは割と好きだった。
メインのストーリーラインの方では、オーナーのナギ氏にちょっとしたトラブルが発生したようだけど…。
黒猫亭では月下が中心となって物語が進行していた。
とあるきっかけで知り合った老夫婦と交流を深める月下、しばし和やかなムードで時は過ぎていくのだが・・・。
って感じ。

途中で何かイヤな予感はしたんだけどなー。
月下にとっては少しツライ出来事になってしまったかもしれませんね。
しかし、箒星が言った様に「全部がウソだった訳ではない」。
きっと月下の心には残ったモノがあったはずです。
きっと月下に変化が訪れる、そんな気がする回でした。

それにしても、この月下と言うキャラは不器用ですが、かわいらしい魅力的なキャラだとおもいました。
途中で披露した歌も思ったよりハスキーな感じ+アクティブで個性的で良かったです。

第8話灰桜と鴉羽のオーナー求めて大冒険!!って感じでした。
大きなストーリーの方に絡んでくるのでしょうかさかんに「桜花」型と言うドールの情報が描かれます。

余談ですが「桜花」と言うと、私的にはついつい特攻兵器「桜花」を思い出してしまいます。多くは語りませんが「大和」に並ぶほど日本人には知っておいて欲しい名だと思っています。
何があって、どうなったのかと言う意味を含めてね。
もっとも、このあたりのお話は「回天」「伏龍」「震洋」・・・etc.
まだまだあるのですがね・・・。

また、いらぬことを書いてしまいました。

とにもかくにも、灰桜と鴉羽の活躍?によってオーナーのナギ氏も救出され一件落着、という事なのでした。

大きい物語としては、これから・・・と言う事なのでしょう。

第9話アバン部分で大きなストーリーラインにからむシーンと思われるものが挿入されているもののこのエピソードでは、オーナーの元から黒猫亭に帰って来た際に出会ったドールの灰神楽が黒猫亭に馴染んでいく過程が描かれていました。
灰桜が教育係(と言うかお姉さん的立ち位置)として関係を築いていく。
そして終盤にはアバンで描かれていた大きなストーリーについて動きが・・・、オーナーの口から拐われた際に修復を強要されたドールが桜花型であった事明かされる。
その頃、黒猫亭でも不穏な気配が・・・。

まあ、灰神楽自身が何者か?桜花型とは?何が起ころうとしているのか?と言う点は残ったまま、後に続くと言うことのようだ。
灰神楽にスポットを当てながらの繋ぎ回的な印象。

第10話なんと黒猫亭が火災により全焼。
それぞれのドールはそれまでに築いてきた人間関係(ご縁)を頼りに、それぞれの場所にて生活をつづけていた。
ここら辺はいろいろと培われた関係が見え隠れし、いい感じ。
でも少し薄いかな・・・。
そして鴉羽が皇都博覧会に向けてのステージ練習場を確保し、再び皆の居場所が出来た。
この事をオーナーが「きちんと黒猫亭を守ってくれた」と評価していたのは、なかなかにイキな計らいで印象に残った。

いよいよ本ステージというところで・・・って感じ。

メインのストーリーラインが繋がってくるのだろうけど、あんまりいい予感がしないねぇ。

11、12話については・・・。
あまり多くは語らない事にしよう、そうしよう。

今作は結構真剣に視聴をしてきた経緯から、そういうようなお話になるのだろうとは思いつつの視聴ではあったのだけれども・・・。
どうにも、しっくりとこないと言うか、ダメじゃないけど、好きじゃない展開と言うか、なんというか・・・。

KEY作品だということ。
第1印象の絵面で「いい感じじゃん」と思ったこと。
作品のコンセプト、テーマ的なものが好みかも、と思ったこと。
実際視聴を継続していく中で、それなりの満足度があったこと。

あたりが理由となって期待値をあげすぎてしまったのかもしれない。


本当にダメじゃあないんだけど・・・っていう感じが一番しっくりくる感想。
あえて言うならば「惜っしぃなぁ」に近いかも。


この作品の少し前に観た「ルミナスウィッチーズ」のレビューにも書いた気がするけど、意表を突く展開やサプライズ、今までにない展開なんかを描き出すのもクリエイターの大きな才能だとすれば、同様にありがちなありきたりな着地点であっても、視聴者が望む着地点にしっかりと説得力を持って着地させるのもクリエイターの力だと思うんですよねぇ。

もちろん、今作のクリエイターさんが「俺は」こういう風に表現をしたかったんだ、と言われてしまえばそれまでなのですけどね、もちろん。

このことは当たり前なのですが、どちらがいいとは言えないことで最終結果として作品がどうなったか、さらに視聴者にどう受け取られたかによってのみ評価されるポイントで、結局、博打的と言いましょうか、運と言いましょうか、コレがモノを生み出す皆さんにとっての大きな苦しみと喜びの根源なのでしょうれども。

そういう意味では、私の好みに合う終わり方では無かった・・・と言う事になります。
まぁ、あくまでもこの感想は「私にとって」のものとなりますので悪しからず。

ただ、他の作品に負けない良い点が多くある美しい作品であるのは間違いないと思います。
機会がありましたらご覧くださいませ。

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 165
サンキュー:

14

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

絵は素晴らしい。話は…うーん。スタッフは元エロゲーマーとしては懐かしいが

今期はこれとアスルトノリアが、ニ大『絵は素晴らしいけれど中身はなさすぎて悩ましい作品』ですね。

Visual Artsにスタッフが魁さんとか、うわー、懐かしい、という感じに。
いえ最近自分がエロゲーやってないだけで、ちゃんと活動していたのかは知りませんが。
印象でいえば麻枝准じゃない方、という方ですね。
正直元エロゲーシナリオライターの中で、『この人はすごかった』というふうに名前が上がる方では無いと思います。
しかし、まあ往年のKeyの傑作を支えてきた方ではあるので… まあ懐かしいですね。

で、本作ですが…
まず絵は素晴らしいですね。可愛らしく作画が美しい。
絵の美しさには大いに魅了されて、期待して見ていたのですが…。

うーん、え、本当に話はこんな感じ?
せっかくのバトルものっぽい内容なのに、ゆるーいお涙頂戴展開がダラダラ続くんですかね?
正直話はかなり期待外れでした。

麻枝准であれなのに、麻枝准じゃない方じゃあやっぱりこれなのかなぁ…?
という印象を持ちました。

ただ作画はキレイなのでもうちょっと様子見したいのは山々なのですが、
正直2回目を見る気が相当削がれています。
見たい気持ちはあるのですが…。


途中感想
本数が多くなったのでやっぱり断念しました。特に残念でもありませんでした。

投稿 : 2022/12/29
閲覧 : 247
サンキュー:

6

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

メディアミックスが仇というか・・・

オリジナル作品(2022.12)
物語の展開的には「Key」作品らしい切ない話に収束させたいのは解るんですが、如何せん今後のキャラメインの商業展開が軸である為か設定等が雑というか戦争=悲しいという安易さを感じます。だから物語に厚みがないというか・・・。比較として適切かは置いといて同じ自動人形?を扱った切ない話なら「プラステック・メモリーズ」の方が断然ラストは心に沁みますし、兵器的扱いの人形で複数キャラなら「ガンスリンガー・ガール」の方が物語はよくできてると思います。
メインとしている「歌」もそれほど印象的ですらないというか・・・。うーん、ちょっとキャラ紹介程度の内容なのは苦笑ものですね。

私のツボ:あんこ

投稿 : 2022/12/09
閲覧 : 190
サンキュー:

5

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 メインモチーフがオートマタ。
 この手の人工の人っぽい存在を扱った作品の場合、感情や魂の有無や、そういったものが
生成されていく過程などがテーマだったりすることが多いけど、本作においてはその手のものは
普通に持ち合わせているみたいで、オートマタ同士、あるいは人とのやり取りは人間と
そう変わらないもの。

 逆に焦点が当てられているのは戦争に使用されたオートマタたちのその後の役目とも
言うべきもの。
 かっては兵器的存在だった彼女たちが歌を聞かせたりや黒猫亭の経営をしたりと平和的な
役目を担っており、本人達も幸せそうだからそれはそれで良いのだが、俯瞰的に見ると「如何に
人間に役立てるか?」という部分は変わっておらず、人間と変わらぬ接し方ができても、
「根本的には道具の域を出ないのかな」とも思ったり。

 このオートマタだが、背中の追加燃料タンクを始め、随所に機械然とした部分が
感じられるのだが、人間のように飲み食いはするわ、入浴はするわで前述の感情だけでなく、
行動様式などもやけに人間っぽい。
 その辺のSF的設定は割とふわふわした印象。まあ皆可愛いからいいけど。

 黒猫亭のオートマタたちだが、それぞれに焦点を当てた回があり、いずれも良いエピソード。
 ただほとんどが1話で発端から解決まで描こうとするため、感情移入するにはもう少し尺が
欲しかったところ。

 舞台となるのは東邦皇国という架空国家だが、その文化風俗などは明治後期から昭和初期の
日本風。
 そういった時代背景的雰囲気は最近増えてきた近代日本を舞台にした作品に通じる楽しさが
あるが、戦争直後ということもあって、他の近代日本作品のような華やかな雰囲気はあまり
感じられず。
 こういった世界観の中ではオートマタはオーバーテクノロジーな存在で、そういった
ギャップ感の楽しさはスチームパンク系作品に通じるものがある。

 クライマックスは灰神楽の暴走。
 ここで灰桜の正体と言うか、出自が明らかになるが、それまでは桜花を作り替えた?ものかと
思っていただけに、桜花と遊んでいた人形のイナバから作られたとは結構驚き。
 最終的には事件は収まるものの、灰桜が記憶を消すという悲しい終わり。
 ロボットやAIなど、この手の人工による存在をメインモチーフとする作品はどこかに悲しさが
ある作品が多いから、ある程度は予想できたんだけど。
 事件後に黒猫亭は再開できたようだが、こんな事件が起きてしまうと直接は関係ないにしても、
社会がオートマタそのものを危険視しないか?、と心配になってしまうのだが。

2022/10/30

投稿 : 2022/10/30
閲覧 : 120
サンキュー:

5

ネタバレ

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんというか…

前情報なしで見終わったのだけど

最後まで見終わってあれ?っと思ったら
やっぱりkey作品だった(笑)
らしいっちゃらしいけどこの終わり方は如何なものかと…
色々と良かったのにな~

投稿 : 2022/10/23
閲覧 : 239
サンキュー:

4

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ほんわかした雰囲気です

登場人物達は美少女で、喫茶をしながら日々を過ごしてます。ストーリに歌も入っているのであまり歌は嫌だと思う方はおすすめしません。話ごとにそれぞれの登場人物のお話があります。戦いあり、ほんわかしたり感動的な話もあります。

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 123
サンキュー:

3

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラが可愛いし作画や歌は良いけど話や設定が微妙

key作品はあまり馴染みが無くて、2000年代の三部作を始めほとんど見てない。
Rewriteはあまり分からなかった(もう覚えてない)
まともに見て覚えてるのは神様になった日くらい。

そしてこのプリマドールだが、全然泣けなかった。
泣くほど感情移入できなかった。
この作品に惹かれなかった。

キャラは可愛いけどかつて戦争に使われてたオートマタにしては可愛すぎる。
戦争において可愛さ必要無いじゃん。
戦争と萌え系のキャラデザがミスマッチに感じた。
あんな可愛いのに戦いに使われて可哀想に…という事かな。

戦っていたという過去はヴァイオレット・エヴァーガーデンが浮かんだ。
他のレビュアーさんはVivyと書いていたが納得。
歌うという所はVivyだよね。
喫茶店やってるというのも結構ありきたりだしなぁ。
同クールだと評判が良かったリコリコと被ってるし。

キャラデザは可愛いし作画も良い。
黒猫亭のショーは良かった。
アイドル路線に振り切ってくれた方が素直に見れた気がする。
そうなるとkeyぽくなくなるだろうけどww

戦いが絡んだ泣きアニメにするなら萌え系要素は排除するべきだった。
エロゲ原作じゃないんだしお風呂シーンや色気のあるショー衣装とかエロ系も要らない。
楽曲に力を入れてて凄いと思うが欲張りすぎというか色々詰め込み過ぎなのかも。
他のkey作品は詳しくないけど泣かせにいくなら設定をあれこれ盛らずに直球でいいんすよ。
若い人が入りやすいように萌え系キャラデザにして、近年出番が多い若手声優を起用し、歌要素を入れたのかもしれないけどね。

面白かったのかよくわからなくつまらないとは言い切れない微妙な感じ。
keyは有名ブランドだし他のアニメに無いような内容を(勝手に)期待してたのだけど、そういう点では神様になった日の方が印象に残った。

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 139
サンキュー:

7

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不穏な空気からの最終回

あんな最終話は許せない
いままでのkeyシリーズから
あんぱんやたいやきなど作品に入ってて
そして何より過去作に出演している
key声優さんも出てくれて、これ以上嬉しいことはないと
思いながら見ていたが

7話からの不穏な空気
明かされる、ナギの記憶と灰桜の正体や
納得のいく理由があり
11話まではよかったが
初期化してしまった灰桜に
もう目覚めることはない、灰神楽
初期化するまえ、黒猫亭のみんなで
歌うことができただけでも
まだいいのか?
ハッピーエンドで終わらせてるつもりのようだが
バットエンドだよおおおおお

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 125
サンキュー:

3

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

平和維持活動

戦争が終わり、復興していく社会。
かつて戦場で活躍した自律人形(オートマタ)たちも平和利用に。
遠間ナギは自律人形が働く黒猫亭を経営するようになった。

戦争が終わった頃の慌ただしい世界。
日本だったら太平洋戦争が終わった、昭和20年頃を想像してみましょう。
復興するために、今までは戦場で活躍していた兵士や将校も内地に復帰。
自律人形も兵器としての役割を終えて、黒猫亭は喫茶店として繁盛するようになります。

黒猫亭に灰桜が来てから雰囲気が変わりましたね。
灰桜は歌う事が得意。
黒猫亭でもステージに立ち、歌で客を楽しませる事に尽力します。
灰桜のステージに感化された他の自律人形も一緒にステージに立つ事となります。

戦争が終わっても、まだまだ己の利益の為に戦争を続けたい人もいます。
本作品では皇統派(漢字が間違っていたらすみません)が中心になって破壊活動を続けています。
自律人形は戦場で活躍した道具でした。
しかし、人型をしているので、普通の人間と同じような扱いをされていると考えていいでしょう。
戦争の道具になりますが、自律人形は意思のある機械。
作中では歌がメイン。
戦争中は戦意高揚、今では多くの人に平和を知らせる役割に。
灰桜の歌は、聞く人全てに安心感を与えているように思えます。

人間の歴史は戦争の歴史でもあります。
現在も世界の至る所で紛争は起きています。
日本は太平洋戦争後は平和な時代が長く続きました。
しかし、日本の領土を狙っている、C国・C鮮・Rシア・Aメリカは、まだまだ戦争をしたいと思っているでしょう。
本作品はどうでしょうか。
まだまだ戦争したい皇統派。
今では平和利用されている自律人形を戦力として使いたいでしょうね。
道具は使い方によって、平和にも戦争にも使えます。
個人的には平和利用して欲しいですね。

灰桜の歌は人々の心に届きます。
平和を象徴する灰桜の歌。
自律人形は戦争の道具から平和のために利用される事となりました。
それを認めたくない一部の軍部。
利害が相反します。

本作品は戦争を考えるキッカケになるかもしれません。
一部のエゴで多くの人が死ぬ戦争。
多くの人は平和な世界を望むでしょう。
灰桜の歌は灰神楽に届くのでしょうか。
人形技師である遠間の自律人形を平和利用したいと思う心は実現するのでしょうか。

本作品は歌がメイン。
自律人形の歌う曲も多いですね。
イベントが開催されたら、盛り上がる事は間違いなし。
まあ、担当CVの声優さんが歌っても問題は無いでしょう。

日本は戦争から離れています。
しかし、Rシアのように自国の事しか考えていない国もあります。
平和ボケではありませんが、真珠湾攻撃やポツダム宣言の事を、たまには思い出してもいいかもしれません。
灰桜には歌が似合う。
多くの人に平和の歌が届きますように。

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 129
サンキュー:

12

ネタバレ

567 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人より優しい心の持ち主...自律人形

キャラ ← ☆★☆ → 物語

keyらしい作品だったなと思います。

黒猫亭の5人の自律人形がそれぞれ違った魅力を持っていて、
とてもいい作品だったと感じました。

途中で灰桜は桜花なのかな...と思っていましたが、違ったみたいですね。
(記憶は多くを共有していたみたいですが)

キャラが多すぎると個々のキャラクターの魅力が薄くなってしまいますが、
メインのドールは5(6?)人だった為、丁度良かったかなと。



レーツェル可愛かったので満足です...

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 96
サンキュー:

4

ネタバレ

おそば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

歌が、、、

作中所々に歌う描写が出てくるのだが、その歌が酷いことになっていて正直落胆した。
決して歌っている人が悪いのではなく、それを編集、ディレクションした人のせいであると思う。

近年は録音済みの歌の音程やリズムを容易に編集できるようになっている(最近は編集していない作品を探す方が難しい)
単に音程やリズムを正確に合わせれば良いというものではないし、むしろそれによって歌の良さが全て死んでいる。
そこが気になって全然物語に集中できなかった。
あれなら、音を外してたとしても素音源のままの方が良かっただろう。

オートマタという事で演出のためにあえて機械っぽく編集しているのかなとも思ったが、オートマタ以外の人も同じように編集されていたのでその線は無いかなと。

個人的にはKey作品は音楽も醍醐味の一つだと思っている。

レビューを書く事は無いと思っていたが、書かずにはいられないぐらいの衝撃だった。

投稿 : 2022/09/25
閲覧 : 101
サンキュー:

3

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終わり良ければ何とやら

1話観ました。作画がもの凄く綺麗です。それ故ストーリーの構成の悪さが目立つ。感動モノのストーリーはもう少し後でお願いします。いきなりメインディッシュ来ても満足に食べられない。

とりあえず視聴は続けますがどうなんでしょう…。頼むぞKey

3話まで観ました。箒星の声に聞き覚えあると思ったらバンドリのリサ姉の人なんですね。歌ってる時が凄くリサ姉っぽくて個人的に良かったです。(バンドリのキャラの中ではリサ姉が一番好きだから)

各キャラを深堀りしてくれるエピソードはありがたいけど、後半のストーリーが足早にならなければ良いなあ。あと灰桜がちょっと受け付けないですわ()

9話まで観ました。また新キャラかあ。中々ストーリーが進まないなあと思ってたけどラストに不穏な感じが。こっからどうなるかねぇ。

11話まで観ました。まあkeyの中では間違いなく下位の作品ですねー…。単純に感情移入がしづらい設定っていうか。ここぞとばかりに泣けよってシーンでも泣けない。それでいてギャグ要素も微妙。次話で最終回だろうけど、期待出来ない。

最終話観ました。よく分からんけど暴走したモブ人形達は黒猫亭の人形達で停止したみたい。暴走を止める為に無理をした灰桜はぶっ壊れて記憶が消えてしまい、さらには覚えたこともすぐに忘れてしまうと。最終的には初期化することで全てリセットからの再スタートというトゥルーエンド?で〆。

最終話は正直、ちよちゃんが泣きながらオムライス食べる所と灰桜が他の人形達に別れを告げる所は普通に感動してしまった。中盤から11話まではぶっちゃけクソだと思ってたけど、最終話が良いとそれだけでチャラになるかも。

ぶっちゃけ戦争だとか暴走だとかそういうのは面白くなかったからそれらを全捨てして、のんびり喫茶店の話してたほうが個人的には良かったと思う。あと毎話毎話灰桜がなんかうるさいから黙れ。

投稿 : 2022/09/25
閲覧 : 554
サンキュー:

3

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

後1歩が足りない……良い話止まりの作品

人を幸せにする為に造られたオートマタ達の物語です。
初期化されたオートマタ、灰桜
彼女はオートマタ達が働く喫茶黒猫亭で働く事になります。
その中で沢山のオートマタや人に出会っていく。

基本的には1話完結型のアニメですが、基本全話、良い話で少し感動します。
ただ、話が短いので感動作とまでの深い感情移入は出来ないかもしれません。
しかし、詰まらないとか飽きるとか、そう言うのは少ないのではないでしょうか?


灰桜は、1人の女の子チヨに出会う。
女の子は夕霧と言うオートマタを姉の様に接していた。
だから、灰桜は彼女に会わせようと考え見つけ出すが、夕霧は故障してました。
しかし、奇跡が起きます。

灰桜が夕霧にチヨの話をすると奇跡的に起動したのです。
しかし、起動した夕霧は記憶がなかった。
それでも夕霧は姉として振る舞う。

だから、夕霧はチアと離れる決意をする。

チアは泣きます「1人になるのは嫌だ」と……当然です。
彼女には家族は居なくて、家族と呼べるのは夕霧だけなのだから、最後の家族と呼べる人にまで離られたらホントに1人に……

だから、それでも一緒にいて欲しいです。
事実を知ればショックを受けるとは思います。でも、多分チヨも解ってくれるでしょう。
何故なら、いつの日か必ず一緒に居てくれた事が嬉しくなると思うからです。


でも、夕霧の立場になると……
やっぱり、嘘はつけないと思います。
バレてしまうから……いいぇ、その子が大切だからこそです。

彼女は記憶を無くしてるけど泣いてました。
記憶を無くしても刻まれた物はしっかりあるからこそ嘘はつけない……つきたくないのです。
だから、彼女はチアと別れ眠りにつく事を選ぶのだと思いました。


箒星の話

彼女は声は出ません。
彼女が声を出せない理由があります。

彼女は戦場の歌姫で戦場へ行く兵士達へ歌を歌って欲しいと頼まれた。
生きては帰れない戦場へ行く勇気を与える為に……

しかし、彼女は途中で泣いてしまい歌えなくなってしまう。
戦場で生きる為に少しでも勇気を贈れればと思い歌ってきたした。
しかし、生きては帰れない戦場へ送り出す歌になる……彼女は思ってしまう……自分はホントは死ぬ為の勇気を与える為に歌ってしまってきたのではないかと……

戦場で生き残れないから歌ってくれなんて言われたら多分悲しいと思う。
勿論死ぬ為じゃないのは解っては居ても結果そうなるとしたら……
そんな風に言われたら泣いちゃうし歌えなくもなるよなぁ〜って……


彼女のいた部隊、第525連隊は全滅してました。
遺品が国に戻ってきた時に箒星に兵士から当てた手紙が入っていました。
そこで、彼らがどれだけ彼女の歌や存在に助けられたかが綴られてました。

そうして、よやく彼女は歌を歌えるようになる。
その歌を遺族会で披露する。
生きるために勇気をだして戦い続けた兵士達へ
……兵士達の親族が兵士であった家族が戦場で聞いていた歌を届ける為に。


烏羽の話

彼女の足は負担が掛かっていた。
灰桜はそれを直そうと言うけど……彼女はそれに怒ってしまう。
理由はマスターが彼女が負傷した時にパーツを必至に探し出して集めてくれた物だから。
その気持ちが嬉しかった。

誰かに貰った物って捨てられなかったりしませんか?
家族や友達がくれたものとかプレゼントとか、多分彼女にとって身体がまさにそれなんでしょうね。

そんな時にマスターがピンチに陥る。
彼女はマスターのピンチを知るも動けないでいました。
何故なら、彼女は黒猫亭のイベントの歌の披露の日でありマスターの命令は歌披露の方が優先との事だったから……

でも、灰桜は彼女の本気の気持ちを聞き出し烏羽は助けに向かう。
彼女は壊れそうな足を全力でアスファルトを蹴り走る。

戦いの後、マスターは身体を交換しようと提案します。
それでも、彼女は今の身体のままがいいと言います。
それが彼女に取っての誇りだからと。

贈り物ってさ。
物ってだけじゃなくて、沢山の気持ちや想いの詰まった心なんだと思います。
贈られた人はやっぱりそうしたものが、嬉しいから中々手放せないのかなって。
物よりも、その気持ちを。


敵国のスパイオートマタ、レイチェル

初期化し記憶をリセットした彼女は黒猫亭で働くも実は記憶は残っていた。
そこで、教育係に選ばれた灰桜はその事実を知ってしまう。

どうしたらいいか悩むけど、灰桜は自分の任務である教育係を真っ当する。
彼女は元々敵国のスパイですが、既に戦争は終了している。

それでも彼女の貰った命令は「戦争は終戦している。直ちに玉砕せよ」だった。
命令に従うレイチェル……
それを止めにきた灰桜

灰桜は最後までレイチェルの記憶がある事を密告しなかった。
それは多分……レイチェルが危害を加える事はしないと思ったのだと思います。
だからこそ、彼女は見守り続けたし、最後は助けようとしたのかな?って。
後、マスターは全て解ってたんだろうなぁw
そうして、彼女は本当の意味で新しく黒猫亭のメンバーとして働く事になる。

灰桜は随分とレイチェルに気に入られましたねw


月華の話

月華は歌う事をしなかった。
でも、実は前々から少し歌う事に興味があったけど、彼女は人前で歌うのが出来ないと……

しかし、1人で歌っていると2人の夫婦のご老人に聞かれてしまう。
そのご老人から黒猫亭に訪れてその時に、別日に夕飯に招待され亡くなった娘の話を聞く。
それからも老夫婦は月華と一緒に過ごしていく。
月華の歌を聞きたい!それが老夫婦の願いであった。

老夫婦の為に歌を歌う事を決意する。
披露の日……老夫婦の正体が明らかになる……
夫婦は手配犯だった。

でも、後に老夫婦の持ち物を確認した時に、老夫婦が話した事や気持ちに嘘はなかった事を知り、老夫婦は月華を利用したけど気持ちは本物だった。

この話は辛いですよね。
全てが悪意ならまだ全てを恨めるのに、その中に悪意以外の本物の気持ちもあると、少し恨みにくいよなぁ〜って。


マスターナギの行方不明

烏羽と灰桜はマスターを探しにいく旅に出ます。
烏羽は質屋でマスターの持ち物を見つけるのですが……情報を教えて貰えずにいました。
そこで彼女は土下座をして情報を貰おうとします。

土下座……
土下座なんてドラマやアニメしか見た事がありませんw
普通に土下座するって多分、余程自分が追い込まれる状態なのかな?と思います。

でも、烏羽はマスターの為に土下座をする。
土下座って極力したくないですよね。
やっぱりプライドとかもあるじゃないですか?
それでも、烏羽はマスターの為に彼を助けたくて土下座します。

誰かの為に頭を下げられる人は本当に、その人が大切なんだなぁ〜と思うし、そこまで大切に想ってくれる人がいるのはいいですよね。


そして、烏羽はマスターを助けに行くのですが、マスターを助けた後に灰桜が捕まります。
マスターは怪我をしてしまうのてすが、自分より灰桜を助けて欲しいと烏羽に話します。

マスターは、灰桜達はオートマタだけど、しっかり家族として考えています。
だから、黒猫亭に帰るのなら家族揃ってないと意味が無くなる。
何故、オートマタ達がマスターを慕うのか……それは、マスターだからではなく、マスターがそう言う思いやりを持てる人だからなんだと感じられた物語でした。


灰神楽が登場。

駅で出会ったオートマタで黒猫亭でお手伝いをすることになります。
そして、灰桜の妹分のようになるのですが、灰神楽にも秘密があるみたいで……

マスターナギが帰還すると店が燃えて無くなってました。
そうして、ナギは灰神楽の元へ向かいます。

そして、灰神楽は、菊花と言うオートマタでナギが昔一緒にいたオートマタの1人でした。
彼女はまだ戦争に囚われてました。

既に終戦した世界で彼女は言います。
「ナギ、戦争はまだ終わってないよ」と……
そこで、彼女はイベントである博覧会大ステージで歌を歌うのですが、歌に乗せて複数のオートマタを操作する為に強制リンクを使います。


そうして、町はパニックに逃げる途中に黒猫亭の仲間と逸れてしまう。
そこで、明かされた灰桜の正体。
桜花と菊花の心が宿った存在……灰桜

桜花は優しかった。
彼女は戦争に駆り出されたけど……本当は戦争なんてしたくなかった。
だから、自分が犠牲になっても戦争を終わらせられるならと彼女は思っていた。


菊花は「バカな人間がいるから戦争が起きる、だから肺にしてロボットが幸せになれる世界を作る」と言う。
そうして戦争を終わらせると……

灰桜は桜花が楽しかった日々を知ってました。
戦争が起きる前のオートマタと人間……桜花と菊花とナギで過ごした時間……ただ、その平和を取り戻したくて戦争を終わらせたかった。

終戦した世界で人間を滅ぼし戦争を終わらせる為に戦争を仕掛ける菊花のやり方では桜花が報われない……だから桜花の心を知る灰桜は菊花をいゃ、灰神楽を止める為に動き出します。

桜花と灰桜、そして菊花、やり方は違えど……戦争を終わらせようとする気持ちは同じなんですよね。

この場合は……菊花が悪に見えます。
終戦してるのに再び戦争を起こす虚しさ。
しかし、彼女に寄り添うと……

「バカな人間がいるからいるから戦争が起きる」
と言います。
そもそもオートマタは戦争なんて望んではいません。
人間が争うからオートマタが戦争に駆り出されるのです。
それで、オートマタにも桜花の様な犠牲が出る。 ……オートマタからすればトバッチリです。
だから、菊花は人を滅ぼそうとする。

でも、それじゃ菊花もバカな人間と同じです。

そもそも戦争を無くそうと言う言葉があります。
それは正しい意見ではありますが、無くすのは戦争ではなく火種です。

戦争はよくないものと思っていました。
しかし、私はある時期に「1番後ろの大魔王」と言うアニメのセリフを聞いて少し考えが変わりました。

「戦争のない世界は虐殺しかない世界」と言うセリフです。
戦争とは何故起きるのか、領土問題や食料問題や様々な理由があります。

例えば、A国がB国の国民にテロを仕掛けたとします。
B国が反撃すれば戦争が起きるし、B国が反撃しなければB国は虐殺され続ける。

はたして、B国はどうするべきでしょうか?
この場合は前者だと思います。
つまり反撃する事で戦争が始まります。
言い方変えれば戦争は防衛行為とも取れます。


つまり悪いのは戦争ではなく、悪意です!
人が他者や他国から何かを奪おうとする事がそもそも間違えです。
理由はどうであり、攻撃を仕掛けて何かを奪おうとか自分が思い通りにしたいからとか、そうした理由で攻撃しようとか争おうとか、そう言う事が間違えです。
本当に無くすべき事はそうした悪意であり火種です。

何かを奪おうとか、攻撃してやろうとか、そうした悪意や火種の数々が無ければ、そもそも戦争なんてしなくていい世界になるんです。

だから、菊花の言う事は解る。
解るけど、人間を灰にしようなんて悪意を火種にすると……再び世界は戦争を巻き起こす。
それでは、菊花が許せないバカな人間と同じにる。

桜花は戦争で幸せな日々を失った。
世界が平和になってるのにその平和をぶち壊してまで戦争を起こしたら桜花はきっと悲しむ……
だって、桜花が望んだ平和はオートマタだけの世界じゃない!
ナギ達人間とオートマタが一緒にいる世界なのだから!

戦いの最中…灰神楽は負荷が掛かり苦しんでしまう。

そうして、灰桜もまた無理を押して戦争を止めようとする。
でも、それは1人では難しくて……
そんな時に助けに来てくれたのは黒猫亭の仲間たちでした。
彼女達の歌でオートマタの暴走は止まる。
戦争は止まったのです。

しかし、負荷がかかったのか……
彼女は機能停止をする。
その時に、燃料切れになった仲間を見て別れの様な言葉を口にしてます。

その言葉の意味は……
目覚めた灰桜は記憶を失ってしまった。
多分、そうなる事を全て知ってた。
だから、今の自分が居なくなる前にその言葉を伝えた。

そうして、彼女の書いてきた日記を手渡され自分の記憶を探します。
彼女は後遺症として覚えても直ぐに忘れてしまう。
灰桜は記憶を思い出せない事に悩んでしまう……忘れたくないと……

灰桜は自分を初期化してそれを治す決意をします。
しかし、今覚えてる少しの唯一の仲間の名前すら忘れてしまう。

何故、彼女が初期化を選んだのか……
これから起きる事も忘れてしまう……
楽しい事も、大変な事も、当たり前の日常も……
でも、これから経験する事を忘れない為に覚えておく為に彼女は初期化を選んだのだとおもいます。

灰神楽は…… 封印になりました。
あれだけの事をしたわけですからね……
でも、灰神楽は何故あんな事をしたのか……
それは桜花……お姉さんの為なんですよね。

だから、彼女の「最後にお姉ちゃん(桜花(灰桜))に会いたいな」ってセリフには少し心に来ますね。

さて、この作品は冒頭で書いたけど良い話です。
keyが原作だから、その辺は間違いないですが、話が短くてやっぱり感動までは行かないですね(*꒪꒫꒪)
でも、いい話ではあります。
元々がこんな感じなのかな?

もしも、原作が……keyだからゲームかな?あるとしたらカットした部分あるなら2クールくらいで細かくした方が涙を流せたかもですね。
少し展開が早すぎな気がしました。

しかし、やはり良い話であるのは間違えないですw

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 194
サンキュー:

7

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ダーマエさんいないとパワー不足かも

原作は「カノン」「クラナド」で
アダルトゲームでありながらずば抜けた評価を受けたキー

物語は戦時中前線指揮の為に作られたオートマトン
戦争が終わり様々な後継機が喫茶黒猫亭でウェイトレスをしている

ある時目覚めた一つのオートマトン
戦時中の記憶もなく何をしてもドジっこ

灰桜と名付けられた彼女は
唯一覚えていた歌を歌う事で
周りとの関係性を深めていくと言うのが大まかな部分

女性型アンドロイドは「セイバーマリオネット」とか
「鋼鉄天使くるみ」など20年前によく使われた手で

喫茶店で歌謡ショーは帝国歌劇団よなぁ~

箒星さんはお当番回までは声が出せないから
メモで筆談とか古見さんかよw

可視感が多すぎてイマイチこの世界に没入できなかった

まあアメーバで1週先行配信していたのに
レビューの数が少ないんだから察してくれと(ァ

後半に入ると灰桜は初代オートマトンの意識を
移植されていたことがわかり

同じ初代オートマトンの意志を持つ灰神楽と
人間との関係性を巡って対立する

人間によって過酷な運命を背負わされたから
排除すると攻撃する灰神楽に

人間によって自己の存在を与えられ
日常の中で生きていた幸福感を忘れないと
灰桜が暴走を止めようとする

まあ~ここら辺もターミーネーターとか
良くあるロボットものの常套句よね

最終的には灰桜と黒猫亭のオートマトンたちにより
事態は収拾されたものの灰桜はブーストの影響で
記憶が定着できない状況になってしまった

そこで灰桜は大きな決断をする

最終回はBパートのシーンが
キーお得意の泣かせ演出のオンパレード

毎シーンキャラ達が泣いているので
私は見れば見る程引いて行くのを感じる事にw

個人的には殆ど作品見ていないけど
やっぱ「泣きゲー」を産み出したダーマエさんは凄かった
観終わった感想はそこに行きつく

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 184
サンキュー:

6

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お人形なのか兵器なのか

このアニメの非凡なところは、前線からの帰還軍人の精神的苦悩を
可愛らしいドールに負わせているところにある。
あまりの経験に声が出なくなったドール。
本国からの命令を待ち続け、自分が自害するしかないと思っていたドール。
痛々しいまでの戦争体験による心の歪みを、
主人公ドールである「灰桜」が真正面から受け止めて解消しようとする。
大きなストーリーは単調であっても、
各話で展開されるちょっとした出来事が素晴らしい。
それらが積み重なって展開するこのアニメは、かなりの良作と言えるだろう。

唯一気に入らないのが、主人公が幼女なことくらいだ。
精神年齢は高いのだから、別ボディでも良いのでは。
殺戮兵器とリンクして操ることができるようなドールを、
野放しにしておくのは治安的にどうなの、と思わなくもないが・・。
こまかいことは突っ込まない。
{netabare}
バッドエンドで終っているところも高評価。
(はっきりした描写は無いが、ハッピーエンドではないのは間違いない)
壊れてしまった「灰桜」が治るのかどうか。
何十年かかっても直したいと言っていたが、それはまた別のお話。
{/netabare}
OPの曲、とっても好きです。

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 157
サンキュー:

6

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

薄いお涙頂戴

5話で視聴断念

1話完結で毎回違うキャラのお涙頂戴単発エピソードをやっていく構成の作品ですが私の琴線には触れませんでした。

お涙頂戴をするにしてもそのキャラに対する思い入れがないので薄い感動を永遠と見せられているようで微妙に感じました。
やっぱりそこまでの積み重ねがあったから感動できるのであって、1話完結だと難しいですね。

最後は歌に繋げていく構成もワンパターンでありきたりなので、単純に飽きてしまったのと今後面白くなっていくビジョンが見えませんでした。

作画はかなり綺麗だったのでもったいなかったです。

投稿 : 2022/09/11
閲覧 : 191
サンキュー:

3

ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

厳しい

戦争に使われた人形が主人公の泣かせにかかるやつ
key作品だけど麻枝脚本ではないので、神様になる日が来ないことを期待してる

{netabare}1話の感想としては、キツいの一言
最低限の舞台設定を提示しつつも、主軸はよく知らん脇役とよく知らん脇役の悲しい物語
主人公が何者で、周りの人形や軍人がどうして喫茶店をしてるのか不明
なんで女性型なのか不明、人形が戦争でどんな役割かは曖昧

土台が何も定まってないのに脇役がピーピー泣こうが割とどうでも…
なんかもう安っぽすぎてマジで無しか感じられない30分だった
「AB!」で例えれば1話で目覚めた直後の陽動で岩沢が消える感じ
そして消えた岩沢さんに音無が感情移入してる姿を見せて1話が終わるやつ
この人がすごいんだなーとか、こんな世界観なんだなー、を提示する前にやる話じゃない
脚本家が違うからこの例え方は不適切かもだけど、ほんと悪い意味でkeyっぽい

提示してる情報も少ないし、メインキャストの絡みもほぼない
キャラをチラ見せしただけで、この1話って存在する意味がそもそも無いよね…?
こんな脇役話じゃキャラ紹介としても微妙だし、感動演出も過程が出来てない
なんか後半で伏線回収とかやってドヤ顔してきそうだけど、全情報伏せてんだから伏線もクソもない
1話のシナリオに関してはほんと見るべき点がなかった

キャラに関してはビジュアルが可愛い
キャラ付け、特に性格面はもうキツい
これも「戦争に使われた過去」の振りなのかな?
視聴者のメタ視点で意味付けしてやらないと主人公がただイタいだけに見えてしまう
素直にドジっ子可愛い!と思えないのはキャラ造形が雑なのか自分が捻くれてるのか…

歌に関しては現時点ではちょっと…
アニメの曲って基準では特に問題ないんだけど、この企画は歌を押し出してるわけじゃん?
歌をウリにしようとしてる割に、キャラに合わせすぎて歌唱のクオリティを楽しむのが難しい
まぁ1話は脇役回だし、ロリを中心に歌ってると思えば理解出来なくはない
ここから本格始動すると歌もしっかり歌うのかな?
{/netabare}

1話に関してはマジでキツかった
裏返した紙切れを見せて「アレもコレも伏線なんやでぇ〜」なアピールをし、
顔面にハンカチを押し付けて「こんな可愛い子が泣いてるなんて感動すんだろぉ〜?」と強要する
そんな空気が終始漂っていて全然のめり込めなかった
2話でちゃんとメインキャラに焦点が当たってからが本番かな…


3話視聴
これは駄目なやつだ…
なんか古い時代の泣きADVの個別ルートを序盤から見せられてる気分
共通ルートが長すぎて崩れた「神様」と対極的なんだけど、ゲーム的なシナリオって意味では同類

{netabare}一番の問題はメインヒロインの灰桜
このキャラがあまりにも記号的な萌キャラで、見ていてストレスになってる
灰桜の存在自体が伏線(伏せる気ねーから伏線失格だけど)だからか、バックボーンがない

物語でやってることをそのまま並べると、

「ドジっ子で失敗を繰り返し、
周りの人形の過去を無遠慮に聞き、
「自分の思う良いこと」を相手に強要し、
なにか困ったことがあれば歌って誤魔化す」

この辺りってほんとにエロゲ的、記号的な個性付けで、アニメの主役にするには割と厳しい
「健気で可愛い女の子だから」「後半で悲しい過去が明かされるはずだから」
そういうメタ的な目線で言い訳をつけてあげないと、この子の言動を受け入れるのが難しい

何より問題なのは、この言動を周りが全肯定していること
明らかに性格的な難があるタイプなのに、周りとの衝突が一切ないせいでご都合めいた空気になってる
設定は戦争だの初期化のリスクだの重みがあるのに、その「重み」を受け止められていない

全体の構想的にキャラ紹介を1話ごとにきっちり消化したいって意図が強すぎる
キャラ同士の衝突を描くには話数が足りないから、灰桜の言動に反発する展開には出来ないんだろうな
そのせいで「灰桜に都合のいい世界」みたいな薄さがでちゃって、世界観と摩擦が起きてる
キャラが泣こうが笑おうが、これじゃ何も感じられないかな…

あと、仲間を死地に送り出した過去から声をだせなくなった、なんて1話で処理していい問題じゃない
話数が足りないから灰桜を積極的に動かして、
話数が足りないから灰桜のお節介が全肯定されて、
話数が足りないからキャラの悲しい過去は即精算されて、
話数が足りないから場面に見合わない個別の歌を強引に歌わせる
せめて偵察兵の子みたいに後半に引っ張る形なら気にならないのに…

それぞれのエピソード自体は気になるところがあるのに、ノルマ処理みたいなサクサク感で白けてしまう
せめて各エピソードを2話前後編でやってたなら個々の人形の気持ちを掘り下げられただろうに
「戦争が遺したもの」なんてどれ一つとっても映画一本分になるくらい深いテーマなのに、
それぞれを30分弱で片付けられてもついていけない
しかもその処理の中心にいるのが「暴走がちな性格のドジっ子」とくるともう…
{/netabare}

喫茶店にはあと一人、さらに追加でもう一人登場するから、あと2話はこんな薄い展開が続きそう
1クールの半分が薄いってなかなか厳しいけど、後半でどう盛り返すかはある意味見ものかな

歌に関する余談
{netabare}なんかさー、歌ノルマの消化の仕方が雑すぎない?
各話で必ず歌わせるけど、でも歌の入れ方も歌唱の質もどうにも半端
つーかこんだけ歌を押すならミュージカルに振ってもいいと思うわけよ
あるいは人形の機能として歌をメインに据えて、「リンクした人形の指揮に歌を用いた」とか
「どうしてそこで歌なのか」があまりにも雑

歌をメインにしたいなら、こんな変化球やらずにアイドルアニメでいいでしょ
あるいは喫茶店でなく小劇場みたいな感じでもいい
シナリオと歌の繋がりが薄いせいで、感動ノルマと歌ノルマを無理に押し込めた感じになってる

3話に関しては、兵士達を送り出すための歌ってのは展開的に上手いなって思った
まぁ肝心の歌がインストありきの曲なせいで「機材のない戦地で歌うアカペラ」としては駄目だったけど…

売り出したいモノに対して各要素を馴染ませる工夫があまりにも欠けてる
シナリオをただ流しただけ、歌をただ歌っただけ、で相乗効果が全く無い
シナリオと楽曲の両面から人々を感動させたkeyにしてはほんとにお粗末
{/netabare}


6話視聴
{netabare}予想通り個別のキャラ回を2話やって、全員揃った最初の回
話を大きく動かす前の日常回って感じかな?

お風呂でお喋りしたり、
喫茶店のテコ入れ計画を練ったり、
仮装して歌って踊ってみたり、
可愛い女の子がキャッキャする普通の日常回
人形じゃなければ、戦争で疲弊した情勢でなければ悪くない

世界設定に対するこだわりより、その場の見栄えを優先した話
食材の目利き、機動力から黄色の子が材料調達に行くのはいい
でも、あの程度の野菜じゃ喫茶店で提供する1日の食材にはならない
可愛い女の子達がお風呂で戯れるのは、作画もあって見せ場にはなる
でも、そもそも人形が入浴する意味が分からない
加えて言えば全身綺麗に皮膚が覆われていて、人形らしさを感じない
人形が背負ったものがエンジンだか燃料だかなのはいい
でも、民生人形はエンジン不要で、灰桜達も入浴時は降ろしているので背負う意味自体がない

設定全般が毛ほども役に立ってない
「世論的に厳しい立ち位置でも頑張ってます」のためのただの記号
可哀想な女の子って記号のために設定を用意して、その割に設定を日常に落とし込む気がない
シナリオの作り方に「頑張る女の子の涙」以外の引き出しがないんだろうなと

あと、やっぱり灰桜を全肯定するための世界に変わりはない
これは今後も一切変わることはないんだろうなと確信させられる
「ライターの脳内では」灰桜のバックボーンや行動原理に筋道が通っているんだろうな
でも、それが作中で何も明かされておらず、明らかに灰桜の事情を知らない人間すら肯定的
視点の切り分けが出来てないせいで、誰と話しても得られる答えが同じになっている

そういう「灰桜のための世界」が悪い意味で一貫しているので、世界設定が蔑ろになる
元だか現職だか分からんけど軍属が「楽しそうだから」の一言で街の電力を浪費するって…
いや、それが許容されるほどポップな世界観なら別にいいんだよ?
でも資源不足はずっと言われてるわけで、その状況と反することをするって…

オーナーの監督責任と灰桜の考えなしが根っこにあるので、灰桜が泣こうが不快感以外何も浮かばない
「そらそうやろ」な理由で営業停止食らって、灰桜が軍人のお姉さんに謝罪する流れは完全にギャグ
そしてその流れを前提にしたお姉さんは「人形が皆お前みたいだったらよかったのに」なんて言い出す
もう話の流れが酷すぎてドン引きするしかないんだけど…

つーかここが一番引っかかるポイントなんだけど、人形へ向ける感情の流れおかしくない?
「人形は頼もしいが、敵としての恐ろしさも感じた」という理由で人形を怖がるんだとか
なんだろう、完全にギャグのつもりなんだろうか…

それは人間同士でも同じこと言えるよね?つーか銃だの剣だのも変わらないよね?
「人形がまるで道具のように…」みたいな話もあったけど、みたいも何も道具だよね?
「敵に車で逃げられた!だから車は悪いもの!」みたいなボケ方しててなんとも言い難い

多分だけど「人形の権利」みたいな話になるんだとは思う
でも、根底があくまでも「道具」としての認識なんだから忌避のされ方がそもそもおかしい
こんな設定にするなら「可愛い女の子の喫茶店」なんて欲張らずに奴隷兵役の人形って設定のがいいのでは…

なにより、人間と人形がキッチリ区別されてる世界観なのに、ビジュアル的な違いが分からないのがなぁ…
今までの話では背負ってるアレが人間と人形の違いだと思ってた
あの動力源で「異質なもの」と一発でバレるから、人間との区別がされてるみたいな
でも、実際にはアレなしでゆっくり入浴出来る余裕があって、戦闘外ではそもそも背負う必要がない
なのに、街中では一発でバレるし写真を見たらすぐ人形だと気付く
いやいやいやいや……
{/netabare}


結局「可愛い女の子」を優先したいがためにあらゆる世界観を投げてるんだよね
可愛い女の子が笑って、泣いて、歌っていればそれでいい
設定は女の子を泣かすフレーバーだから詳細を考える意味はない
そういう割り切り方を見る側に求めてるのかもしれない
それならせめて灰桜の出番を無くしてくれないかな?という感じ

{netabare}
話が酷いのは諦めるけど、歌の入れ方はマジでなんとかしろ
「じゃあ歌いましょう!」「それなら歌うんです!」「歌が得意なんです!」
この一言さえあれば流れをガン無視していいと思ってんのか?
歌に向かう流れがここまで全然上手くない

つーか歌ってる曲が世界観に沿ってないからほんとに浮いてる
入れたい要素をただ全盛りして、そのすり合わせを一切できてない
「リコリコ」見りゃ分かるけど、話がガバついてても見せ場の流れが成立してれば盛り上がるわけよ
歌につなげる流れがこれで、肝心の歌もあんなじゃ評判になるわけねーって…
{/netabare}

投稿 : 2022/08/08
閲覧 : 851
サンキュー:

8

ネタバレ

yuzune27 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

Key作品は難しい

1話視聴までの感想。
{netabare}まだ分からない部分が多いため詳細は割愛しますが、簡単に言えば、
昔の日本を舞台に、ある喫茶店で働く自律装置(オートマタ)たちの「思い出」を描いていく物語…といった感じでしょうか。

キャラクターは、一人ひとり魅力がたっぷりあって本当にかわいらしいです。声優さんもとてもいい演技をされていたと思います。
しかし思い出に関してですが、戦争に関係するストーリーがあり、このような見かけに反して設定はかなり重めのようです。
第1話から早速心抉られる濃厚な話が来ました。
なんというか、朝食からステーキが出てくるような感じで、観ていて既にお腹一杯になってしまいました。
とりあえず様子見でしばらく観てみますが、疲れたら途中で断念するかもしれません。{/netabare}

3話まで視聴した感想。
{netabare}喫茶店の少女たちの過去を振り返る内容となっていました。1話毎にここ感動させたいとこなのかな?って感じるところはありましたが、如何せんキャラの掘り下げが少なすぎて感情移入ができませんでした。
正直、ジャンルに関してははっきりしていただきたいと思いました。日常コメディなのか戦闘ものなのか、はたまた音楽ものなのかよく分かりません。
日常パートの中に唐突に戦闘シーンが混ぜられたときは頭がバグりそうでした。
何年か前に観たKey作品も観ていてよく分からず挫折しましたが、今回も無理でした。どうやら私とは相性が良くないみたいです… {/netabare}

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 307
サンキュー:

2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

兵器として作られた少女型ロボが、平和になった世界で喫茶のメイドになって働くおはなしみたい。。@1話目

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
喫茶・黒猫亭。 それは皇都五区の片隅に、ぽつんとある喫茶店。 そこで働くのは、技術の粋を結集した、自律式機械人形(オートマタ)の少女たち。 数年前に終結したばかりの大戦争。 そこで兵器として作られた彼女たち。 やがて迎えた戦後の平和。 新品同様に修復されて、ぴかぴかの着物に身を包んで、 新しい役目を探して、高らかに歌声を上げていく。 あなたも彼女達と素敵なひとときを過ごしてみませんか?
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原案:VISUAL ARTS、Key
原作:VISUAL ARTS、Key、バイブリーアニメーションスタジオ
監督:天衝
シリーズ構成・脚本:丘野塔也、魁
キャラクター原案:Na-Ga、藤ちょこ、原 悠衣、森倉円、lack
メカニック原案:石渡マコト(ニトロプラス)
キャラクターデザイン・総作画監督:矢野茜
美術監督:三宅昌和
美術設定:荒井和浩、佐南友理
色彩設計:太田ゆいは
CGディレクター:箕輪綾二
撮影監督:甲斐勇冴
編集:武宮むつみ
音響監督:土屋雅紀
音楽制作:VISUAL ARTS、NBC ユニバーサル・エンターテイメント
アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ
製作:プリマドール製作委員会

主題歌
OP:「Tin Toy Melody」シャノワール
{/netabare}
キャスト{netabare}
灰桜:和氣あず未
鴉羽:楠木ともり
月下:富田美憂
箒星:中島由貴
レーツェル:鬼頭明里
遠間ナギ:村瀬歩
千代:久野美咲
奥宮おとめ:諏訪彩花
夕霧:小松未可子
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


第1話 はじめての旋律
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
終戦後、穏やかな空気に包まれる皇都。
『黒猫亭』それは五区にある、人形たちが給仕をする喫茶店。
ある桜の舞う夜、【灰桜】は目覚める。
そこで出会うのはたくさんの仲間と、小さな友達・千代ちゃん。
新しい役目と共に、はじめての旋律を口ずさんでいく。

灰桜「わたしは皆さんのお役にたつ自律人形(オートマタ)です!」
{/netabare}
感想
{netabare}
戦争のために作られた少女型自律式機械人形(オートマタ)が
終戦後、喫茶・黒猫亭でウェイトレスをすることになって
そこに、新しく参加することになった灰桜のおはなしなのかな?

今回は、孤児の千代が
お姉さんのように慕ってた人形の夕霧と連絡が取れなくなってさがしてた。。

灰桜はその人形が黒猫亭にいたことを思い出して
会わせてあげようとしたんだけど修理中。。

でも、灰桜が一晩いっしょにいたら目を覚まして
千代と夕霧はまた仲良く遊ぶことができたんだけど
実は夕霧は壊れてて千代のことも覚えてなくって、千代にバレないうちに、
旅に出るって言って別れて機能停止した、ってゆうおはなし。。



作画もきれいで、雰囲気のいいおはなしだったけど
ある軍人さんも言ってた通り、戦争に送る人形を少女型にするって
悪趣味だと思う。。

それに
夕霧の論理期間を入れ替えれば起動するけど、それは夕霧とは呼べない
ってゆうんだったら、記憶を消去するのもおんなじ様な気がするんだけど。。

あと、千代はひとりぼっちみたいだったけど、今はどんな状態なの?

それと、はじめに出て来た人形の名前は「桜花」って言ってたけど
もしかして灰桜は、灰のようになった桜花を直したとかなのかな?


あんまり考えないで、雰囲気だけで見てたら泣けそう。。
{/netabare}
{/netabare}
第2話 月と奏でる
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
卵の入荷が無くて、料理が作れない?
引き揚げ軍人が増えて、世間は物資不足の様子。
灰桜は、クールな人形【月下】と一緒に買い出しへ。
皇都の賑わいに圧倒されつつ、卵を求めて奔走する。
どうやら月下は卵には特別な思い入れがある様子。
それは従軍中の記憶で……?

月下「別の役目……馬鹿みたいであります」
{/netabare}
感想
{netabare}
戦争が終わって、ドールたちがメイドをするようになった世界で、
月下は偵察隊だったときのことを忘れられないみたいで
今回も、どこからか送られてきたスパイロボをぶち壊して知らんぷり
ってゆうおはなしだと思う。。



見せたいのは分かるんだけど、今回の敵のスパイロボとか見たく
いかにもロボットってゆう感じの、シンプルなデザインのロボもいるのに
どうしてドールが少女型で
偵察に行くのに、どうして動きにくそうな着物を着てたりするのかな?

切ないおはなしにしたいんだと思うけど
見ててもただ、悪趣味としか思えないから
にゃんはここでやめちゃうけど、好きな人ごめんなさい。。
{/netabare}
{/netabare}
第3話 星空の鎮魂歌
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
声の出せない自律人形【箒星】
メンテナンスを受けるが、やはり直らず、灰桜は心配する。
どうやら彼女が壊れたのは、戦時中のある出来事が切っ掛けのよう。
そんな折、皇都に一報が入る。
それは、箒星の所属していた第525歩兵連隊が皇都に凱旋するというもので……。

箒星「その歌を聞けば、万死恐れることなし。単なる迷信です」
{/netabare}
{/netabare}
第4話 羽音は巡る
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
灰桜と箒星の歌謡ショーは大好評で、黒猫亭の売上も右肩上がり。
リーダーの【鴉羽】は喜びつつも、ちょっぴり複雑。
一緒に歌おうと誘われて、戸惑いを覚えている。
しかしナギや人形たちから背中を押されて、少しずつ前向きに。
そんなとき、皇都でまた人形暴走事件が発生して……

鴉羽「あたしはマスターに作られたんだもの。だから命令は絶対で……」
{/netabare}
{/netabare}
 
.また来週ノシ

投稿 : 2022/07/26
閲覧 : 278
サンキュー:

16

ネタバレ

めう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

二話で断念

一話感想
{netabare}key作品と聞いて期待は大きかったが、正直期待外れであった。泣かせたいのだろうな。といいうのは伝わってくるが、感動することはできなかった。でも、keyは後半に追い上げてくるタイプなのでこれからに期待。{/netabare}
二話感想
{netebare}前話が少し私の肌に合わなかったが、key作品ということで一話では切らずに視聴。だが相変わらずは肌に合わないと判断したので申し訳ありませんが、断念します。最終話まで放映された時に世間の評価が高かったら、再視聴するかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2022/07/16
閲覧 : 297
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4

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しるばぁ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

二つの意味で気持ち悪い。

開幕からお父様と呼ばれている製作者であろう人物が十代モデルの雌型兵器を作り、可愛く着飾ったあげくお父様のためと言わせ戦わせていると思うと気持ち悪い。

世界観が謎、雌型や人格の説明なし、娼婦として敵地へ潜り込ませるならまだしも命令指揮をするだけなので雌型の必要性が全くない。

何故喫茶店で稼働させているのかなどの説明も当然なく、女児型の作成理由も謎。性癖にしか見えない。

絵は良くキャラも可愛いが構成が全く面白くないので唐突にシリアスをぶち込まれても何も感じない。

最近は作画の良い作品が少ないので少し期待をしてましたが残念。つまらないので1話切りです。

投稿 : 2022/07/16
閲覧 : 588
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4

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タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

Key作品…ねえ…

詳細は略。

Key+VISUAL ARTS原作のメディアミックスプロジェクトとのことです。

メディアミックスといっても、想像されるソシャゲとの連動ではなく、フィギュアや楽曲、コミカライズやノベライズといった展開のようですね。

制作はバイブリーアニメーションスタジオ。「ごとよめ」2期を担当した会社ですね。

んで、メディアミックスを意識したためでしょうか。とにかく可愛い「自立式機械人形(プリマドール)」がたくさん出てきて、喫茶店をやりながらお涙頂戴のストーリーを展開していく作品といった感じです。

うん。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」×「ご注文はうさぎですか」+Keyといったイメージ。それに初回は「ゾンビランドサガ」を振りかけましたってなところ。

=====初回視聴後、所感です。
{netabare}
先の戦争で壊れてしまった夕霧ねえさん。そんな夕霧姉さんと親しかった幼女に、夕霧さんと会わせてあげると喫茶店に連れてった主人公・灰桜。起動しても記憶はないはずの夕霧が、なんと幼女のことを思い出しました。

でもね、それは思い出したふりをしただけだったのよ。という初回。

なんでこれで泣けると思った?

これが4話ぐらいなら、そりゃ泣けたかもしれませんが、なんの思い入れもないキャラとキャラが、何にもわからない過去のつながりをもとに再会して遊ぶ姿、でも実は…なんて展開が泣けるわけないです。

欲張りすぎたんじゃないでしょうか。
キャラの顔見せもしなきゃならない。舞台設定も説明しなきゃならない。有名絵師に原案を発注したキャラデザの可愛さを見せてフィギュアを売らなきゃならない。そこに、Keyらしさを見せるために単発キャラの泣けるエピソードを入れ込みましょうって、それは無理ってもんですよ。

そろそろ看板で商売ができるわけでもなくなってきたのは、「神様になった日」で分かられてきたのかもしれないですね。今作は、ぶっちゃけほとんど話題に上がっていませんでした。まあ、女の子だらけのキービジュアルで敬遠された感もあるかもです。

もっとキービジュアル考えたら良かったのに。Key(キー)×VISUAL(ビジュアル)ARTSなんだからw

お後がよろしいようで。退散します。これにてドロン!
{/netabare}

投稿 : 2022/07/09
閲覧 : 221
サンキュー:

4

ネタバレ

アハウ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

キャラが可愛い

キャラが可愛いけど最初から不穏な感じが。
似たようなアニメとは違います。
夕霧の記憶喪失は悲しすぎます。
オートマタって「祝福のカンパネラ」を思いだした。

ごちうさみたいな感じになるのかな。
でもそれぞれに深い話なら「このはな奇譚」も近いかも。
灰桜は柚みたいだし。声はフィナだけど。
ネコぱらも可愛い。
なぜ大正時代風?
月下は冨田さんで灰桜とは「くま」姉妹
鴉羽はミーシャとも葉月ともセレナ(魔女の旅々)とも違ってお姉さんポジションになってますね。

まだ1話しかみていませんが、どうなるのでしょう。

投稿 : 2022/07/09
閲覧 : 163
サンキュー:

7

ネタバレ

三途の川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

Keyといえば涙腺崩壊

この先見続けても俺の涙腺は微塵も反応しなさそうなので1話撤退。
声優さんもロリキャラ定番の演技で面白みゼロ。
まあそういうのを要求されての起用なんだろうけど。
キャラデザの好みは別として絵だけは一級品。

投稿 : 2022/07/05
閲覧 : 182
サンキュー:

1

ポテトモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/07/31
閲覧 : 9

REN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/07/12
閲覧 : 11

しぐま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 12

AQkkD13745 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/01
閲覧 : 9
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プリマドールのストーリー・あらすじ

喫茶・黒猫亭。 それは皇都五区の片隅に、ぽつんとある喫茶店。 そこで働くのは、技術の粋を結集した、自律式機械人形(オートマタ)の少女たち。 数年前に終結したばかりの大戦争。 そこで兵器として作られた彼女たち。 やがて迎えた戦後の平和。 新品同様に修復されて、ぴかぴかの着物に身を包んで、 新しい役目を探して、高らかに歌声を上げていく。 あなたも彼女達と素敵なひとときを過ごしてみませんか? (TVアニメ動画『プリマドール』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年夏アニメ

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