チャリア さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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夏へのトンネル、さよならの出口の感想・評価はどうでしたか?
チャリア さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
リタ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
余計な描写が少なく、主に2人の事しか描かれない。
なので素晴らしい映像も存分に楽しむことが出来る。
話がとても分かりやすく、目的もはっきりしている。
若さや青っぽさ、素直さなども感じることが出来た。
大切にしていたものとか、縛られているものなど
2人の色んな気持ちが80分くらいの映画に詰め込まれていた。
頑なな心が変わっていく様子が素敵だった。
すごくシンプルだからこそ心を余計に感じることが出来たように思う。
◯作画
水面や景色が息を飲むレベル。意外に女の子より男の子寄りの美しさを感じた
◯声
やっぱり俳優さん起用だけどそこまでの違和感はないかも
◯ストーリー
わりとモヤモヤがスカッとする映画かも。
アニメ記録用垢 さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 1.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
まだ出会って一か月もしない間柄で10年以上も待ってくれる人なんていないから……
悲しいけどそれが現実。
現実味のないラブストーリーなんてファンタジーと一緒よ。
毎回この手の劇場アニメってなんで声優さんメインで使わないの?
感情の篭ってない棒読みしかできない俳優使うなって本当に思う。
nyaro さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
24年9月再視聴+原作を読みました。本作よりは川崎さんについてかなり描かれており、殴打問題のその後もありました。その点はいいんですけど、原作を読んで気が付いたのは、構造は新海誠氏の「ほしのこえ」そのままです。オマージュかなあとは思ってましたが、結構そのままです。つまり30分でいいよね、という気がしました。
本作はウラシマトンネルありきなんですよね。時間の経過に引き裂かれた2人の世界が中心にあってそれ以外はあまり内容がない気がします。その印象は原作でも変わりません。
で、原作にはないケータイメッセージのアニオリを入れたので余計に「ほしのこえ」でした。ケータイのメッセージは設定上からいっても矛盾だらけな気がしますので、やりたいことはわかりますがこれはSFとしては出来損ないです。(追記 いや、ここは濡れ衣かも。双方向で通信が可能…かも?少なくとも外→内の一方通行は行ける気がしてきました)
2人の家族からの孤立も孤立していれば理由は何でもいいし、孤立すら物語のテーマ性に関係がありません。マンガ家の設定もヒロインの側に残る理由が生じることしかありません。
主人公がなぜ妹に執着するのかは、幸せな家族像がそこにしかないからともいえますが、ヒロインはなぜ特別になりたいのか?なぜ、そこまで強いのかが、正直ありません。というか、ヒロインの人物像はインパクトがあるしはっきりしてますが、そのバックボーンがボヤーっとしています。親への反発がスタートですが、その反抗心の核が見えません。それは原作も同じでした。
結論から言えば、本作アニメ映画版よりも原作の方が丁寧だし納得感はなくはないですが、それでもフーンというレベルでした。で、何度もいいますが「ほしのこえ」の引き延ばしバージョンだという結論です。
23年6月レビュー
キャラが描けてない。SF・恋愛・家族・成長の何も描けず。
{netabare} ウラシマ効果のような時間遅延と願いをかなえると不幸になる話を組み合わせた感じです。要するに「トップをねらえ」「ほしのこえ」のようななSFと、「猿の手」「地獄少女」「笑うセールスマン」のような因果応報ものを組み合わせたような設定は良いと思います。
そうそう、死者との再会という点では「オルフェウス」「イザナミイザナギ」とも重なってきます。
そこまではいいんですけどね。肝心のキャラに全く深みがなく、SF的なセンスオブワンダーがあるわけでもなく、テーマ性も感動性も見いだせず。正直言ってずっと???のハテナマーク状態でした。
結局最後の30分、ヒロインとの再会ストーリー以外に何を描きたいのかわかりません。家族の問題がいろいろ出ていますが、キャラの厚みにもならないし、家族とはなにかという部分も全く描けていません。あるいは家族の再構築のような感動すらありません。
初めのイジメに対抗するヒロインのキャラ付けも効果的だったか…むしろあんな言動をしていればいじめられて当然。で、キレるわけですけど、キレた結果どうなるかもありません。
ヒロインの夢をかなえる的な話もキャラ造形がまったく役に立っておらず、キレキャラがどういう理由でそうなったのかが本気でわかりませんでした。毒親がいたので防衛的に…という感じだとしても、だからどうした?としか言えません。
そして、2人の関係性が変な見方かもしれませんが、コミュ障の共依存に見えなくはないです。つまり、ヒロインが病的すぎな気がします。
駅のシーンと花火のシーンがまあ感動シーンなんでしょうけどね。こういう薄っぺらいストーリーだと「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」の劣化版でしかないです。こういうのが見たいんだろ?感で非常にシラケます。
ウラシマ効果そのものに、意味性が付与できていません。主人公とヒロインでいろいろ調べる過程はいいんですけど、そこで何の発見も気付きもないです。
そしてラストの方の {netabare}妹との再会 {/netabare}ですけど、妹のキャラも主人公にとってどれだけ大切かと口では言ってますが、エピソードが描けていないので、まったく乗れません。妹がいてどれだけ主人公が助かっていたか…不幸な家庭の中の関係性が描き切れていませんでした。要するにカタルシスがないです。{netabare} 妹との再会{/netabare}の時に、主人公が何に気がついたのか全く不明な映画でした。感動ポルノとしてすら成立していません。
あと、インコも原稿も実物がよみがえったのに…なんで?と思わなくはないです。
プロットありきで話は破綻してませんが、映画として成立していない気がします。
無料でも時間の無駄と評価したいくらいです。アマプラで有料で見ましたので映画としての評価をすると、かなり低い点数をつけざるを得ません。
客観点だと2.1ですが、主観的には15点/100点くらいです。{/netabare}
タイラーオースティン さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
てんてん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ルカルカ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あまり知られていない作品なのでずっと観ていませんでしたが、何となく観てみようと思い観ました。
ただの青春アニメ的なものと思って今まで観てなかったのですが、こういうお話は好きです。
ただの青春アニメではなかったです。
時間も1時間半ないくらいで丁度いい長さでなので、皆さんも何となく観てみてはいかがでしょうか。
イチゴン さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
少ないbgm音楽と、声優さんの抑えた演技。
映像は、美しい。
ふだん観ているアニメの声優さんがいかに
重要なのか考えさせられた。
また、bgmの効果も。
でも、印象に残る美しい映像だった。
一時間半をこのアニメの物語のような感じで過ごした。
観て損はない。しかし、得したかどうかは分からない。
llil さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あと さんの感想・評価
2.2
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 1.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ウラシマトンネルという不思議な空間を共有する思春期の男女2人の青春恋愛SFストーリー。
個人的には青春恋愛ものは何個あっても良いとは思っていて、この作品もとてもきれいな世界観でトンネルをきっかけにして次第に深まる思春期の男女二人の恋愛模様を少しずつ描いていた中盤辺りまでは結構いい感じではあったのですが、ストーリーもそうですが結局こういう展開になるのか、ああそうだよな…と予想通りに進んでいってかなり消化不良でした。キャラの中が深まっていく感じもなんか腑に落ちない感じでした。ラブコメよりキャラが恋愛脳になっているのがちょっとラノベ的なご都合主義な唐突な展開。キャラクターのアニメーションなんかは結構自然なんですが…。
最終的にああ、まあこうなるのか…という予想通りのラスト。ウラシマ効果、まあそうだよね。ラノベならもうちょっと自然な流れで帰ってくるのかな。1時間半やってやることがこれだけなのかよって動きがなかったのも気になった点。主役二人の演技は悪くはないものの感情を表現するシーンがイマイチで恋愛シーンに心が入り込めずドキドキしなかった。
タイトルと世界観が良いだけに結構期待していたのだけれど、こんなに消化不良な終わり方になるとは。描いていないこともいっぱいある気がする…。評価できるところがあまりないかな。
あにめ酒 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
既読です。 さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
みのるし さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ウラシマトンネルそんなわかりやすいいところにいつもあるのかー!
しかもキミら以外使うてるやつおらんのかーい!
とか、
トンネル入ったら中と外で進む時間のスピードが全然ちゃうとか宇宙かよ!
しかもトンネル入ってる間に工事とか始まって埋められたりしたらどおするん!
とか、
主役の男女ともになんだかそっけなくてさっぱりしまくりなんで、この二人最終的に恋に落ちたりするのかなー、なんにもないまま話おわったりしてー。。。
とか、
とにかくドキドキしっぱなしでした。
なのでボク的にはあまり慣れてない話で、ああやっぱりボクはこおゆうSFだめだなぁと認識を新たにしたわけなのですが、女の子はタイプでした。
とゆーわけでラストシーンの{netabare}キスシーン{/netabare}を見たときにはこんな娘とキスできたら町中を逆立ちしたままラヴラヴアイラヴユーさけんでもいいぜ!とシブがき隊の歌の一節を思わず口ずさんでしまわざるをえない状態に陥ってしまい、ケッ!と吐き捨ててウイスキーをありつつエンドロールを見るとゆうですね。
まあ早い話そんな感じでした。
…どんな感じか全然わからんとゆう方はぜひご覧になってください。
SF苦手なボクが見ても退屈してしまうようなことはなかったんで、基本的には誰が見ても比較的面白い作品なんやないかとは思います。
それでは!
鸐 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 2.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
素晴らしい構成といい作画。
映像に目を引かれるものの何故かイマイチ乗りきれない。
声優の演技が固いにしてもここまで惹かれないのは別の理由があるだろうと考えて10分。
キャラのセリフの口調が書き言葉すぎるのが良くなかったのではないかという考えに至った。
まるで人間味がなくて、思いを伝える言葉が響かなかった。
セリフって大事だね。
オカルトマン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルもいいし、舞台が田舎って言うのもいいし、何といってもこのパネルが最高ですね。
気になってたので視聴しました。
期待を裏切らない作品でした。
一途に思い続けた彼女のメールがグッと来た。
ato00 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
特に「さよならの出口」が腑に落ちません。
個人的には「トンネルの先には」くらいがフィットします。
ジャンルでいうとガッツリSF、若干恋愛と言ったところ。
主にウラシマトンネルという謎の空間をめぐるお話です。
メインは高校生の男女のふたり。
出会いの印象は悪いけどってパターン。
しかし、恋愛よりもSF要素にワクワクする感じ。
結構、私の好きな物語でした。
恋愛の方は描き方が少々足りなかったような。
たぶん、尺の関係かなあ。
早足な分だけ消化不良でした。
キャラデザは良い方。
性格も互いにドライ。
そのせいか妙にあっさりして、癖はなかったです。
ただ、男の子の方の声優さんのセリフが淡泊で違和感があました。
最終的には、{netabare}過去の出来事による感情の喪失{/netabare}を表現したと考えれば良かったかも。
一方、女の子の声優さんは上手い方、そして性格は強気で私好みでした。
まあ、現実に居たらとても話しかけられる雰囲気じゃありませんが。
トンネル内がケバイとか、ガラ携メールが効果的に使われているとか。
全体にSF演出に趣向が凝らされていました。
だから、1時間22分の映画の割には短く感じたのかな。
なかなかの良作と思います。
overnao さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
夏・田舎・タイムリープ、決してコケるはずのない要素を詰め込んでなぜこんな無味無臭の作品に仕上がったんだ!!!!
原作では主人公とヒロインが学校の中で関係を築く過程にリアリティがあり、SF系展開が多少雑でも気にならなかったのですが、映画ではその過程がバッサリ切られてしまいました。
トンネルという舞台装置が物語の展開上大した意味を果たさず、何が主題なのかわからない凡庸な作品でした。しかもトンネルの作画表現がひどい。
硝 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
waon.n さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
【First】
まず、背景が美しい。
次に、撮影が素晴らしい。
こんなきれいな世界だったら映画館で見たかったなというのが、正直後悔する点だなと思う。
ストーリー自体はちゃんとしているので、テンポよく見る事ができる。
とはいえ『君の名は』の影響がなかったと言ったらうそになるんじゃなかろうかという二番煎じ感は否めない。
「自分の才能があると理屈抜きに思い込めるのが若者の特権だ」って話をしていた偉人がいたかと思うけれど、2022年の高校生は自分が自分の物語の主人公っていう感覚が無く、理想や夢よりも現実をみせられてしまっているのだろうか。
この映画が若者たちにぶっ刺さっているのだとしたらそうなのかもしれないけれど、大人の感覚を子供のキャラクターに乗せてしまったのかもしれない。
もしくは、ヒロインのあんずさんの親のようにそんな夢なんか見ても上手くいきっこないという親世代の問題を取り上げたかったのか。
問題提起としては、クズ親がどう子供に影響を与えていくのか…っていうところかとも思うのだけれど、主人公もヒロインも現代にひとつの未練もなく1000年後に行けてしまうほどに、歪んでしまっている。
こういった描き方は、それ故どうなっていくのか、もしくはどうなったのか、を提示して終わりにしてもらいたいな。
というのが正直な感想。
また、毒親という言葉が割と世間に浸透している。
これらの問題を取り上げるのであれば、やはりもう少し描写があっても良かったのかもしれない。どこまで、彼らが思いつめているのかという点が演出的に弱かったように思える。もちろん導線はしっかりあった。
恋愛要素を入れる事が正解だったのかは正直分からない。
ただの協力関係でお互いの親の問題点を共感しあって傷をなめ合いながら解決していったけど、どうにもならなくて…。
まぁ恋愛要素を入れる事で感情の起伏を作る事には成功しているので、制限時間内でと考えると仕方ないのかなと。
とはいえ、やっぱり恋愛を入れた時点で『君の名は』になっていく感はどうしても否めない。
ちなみに、これを書いている時は絶賛『葬送のフリーレン』が放送中ですが、こちらの方がアニメーションは好きです。
背景と撮影は『夏への~』さんの方が美しいかなと個人的には思っております。
【あとに】
ハインライの『夏への扉』をオマージュしているのかな。
題材が【時間】なのであながち間違えてはないかもしれない。
ハインラインはまだ『宇宙の戦士』しか読んだことは無いのだけれど『月は無慈悲な夜の女王』と並ぶくらいに有名な一作なので、読んでみたいなと思ってはいる。そういえば、邦画だかもやっていたような…?
『宇宙の戦士』はポリティカルな作風だったので『夏への扉』も勝手にそういうイメージなのだけれど、どうなんだろう。
外からのメールが本当は届かないって設定はなくても良いんじゃないかと思ってしまった。愛の力というご都合主義的な展開に見えてしまって仕方がない。簡単に破る縛りならない方が気持ちいいんだよなぁ。
まぁ細かい事を気にせず美しい画面をご堪能下さいと言って終わりとします。
では、よしなに。
tinzei さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
カミタマン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
teji さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 1.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
この話は転校生が来た話
個人的には嫌いでは無い
元々小説の存在は知っていて、いつかは買おうと思っていたのですが、先延ばし先延ばしにしてたらアニメ映画をやるというではありませんか。しかも結構作画が良さそう。見るしかないですよね
そんなこんなで見た本作ですが、個人的には嫌いでは無いです
もちろん(というと失礼に聞こえるかもしれませんが)「超好き!」という訳では無いのですが、予想していた中(俳優さんたちが声優をやるような映画という意味)では結構良い作品でした
異世界ほどファンタジーではありませんが、完全に物理法則をガン無視しているため、「現実的な作品しか私は見ないんだ!」という方には厳しいかもしれませんが、特にこだわりがない方は見ても良いかもしれません。
主人公がいわゆるダウナー系ですので、「こんな根暗な奴が主人公だったらコッチまで気分が沈むわ!」という過激派も厳しいかも。
アニメ映画ですので、やはり内容が凝縮されています。原作が激厚小説とは言わずとも短編とはとても言えないようなボリュームなため、アニメ映画という形が正解だと私は思いました。これでTVアニメだったらどんなにグダっていたか。
完結します。恐らく今後追加されるストーリーはないでしょう。あるとしても物語の本筋にあまり関係のない所か二次創作のどちらかでしょう。(と言ったが入場者特典をしっかり読んでいる)
悪かった点としては全体的に内容が薄い
{netabare}
見かけない女子高生(花城あんず)に傘を貸した主人公(塔野カオル)の学校に花城が転校生としてやってくる。父親から逃げた主人公が偶然発見した祠は時間の流れが極端に遅くなる代わりに願ったものが手に入る「浦島トンネル」だった。ついてきた花城に事情を話し2人の秘密(共同戦線)とした。調査を重ねる毎に二人の仲は深まる。家族から忌避されてる漫画の才能を手に入れたい花城の元に編集部が来た事を知った塔野は死んだ妹を取り戻すために単独でトンネルに入り妹に会う。そこで届かないはずのメールが届き花城がまだ待っていることを知る。自覚した塔野は花城にメールを送り13年越しに再開しキスをする
「有り得ない」とひと言で切り捨てることも可能ですが、私は本作を嫌いには慣れませんでした。主人公含め登場人物みんな(父除く)好き、ということもあり素直に面白かったと表現できます。
ヒロインが可愛い恋愛アニメはどうにも嫌いになれない、の典型例だと思います
見る前は「どうせトンネルはただのトンネルでトンネルのジンクスを経て人間として成長する、的なやつだろう」と思っていたのですが、まさかのガチファンタジー。ただのトンネルではなく、怪奇現象そのもの。これには甘く見ていた私もびっくり目を見開いて話をちゃんと楽しもうと決心しました。
合理的、というと少し違いますが、下手に人情を重んじるキャラではなく非常に助かりました。ちゃんと妹の為に身を犠牲にしようとしたのも好感が持てますし、花城ちゃんを置いて行ったのも非常に好感が高い。あと、花城ちゃんが後を追いかけなかったのも非常に良い
とはいえ13年以上帰ってくるか分からない人を思い続ける、なんて現実では相当有り得ませんが、まぁ浦島トンネルがある時点で「なんでもありだね」という結論に至ってしまうため、あまり深く考えないようにしましょう
話は変わりますが、妹の幻覚によってメッセージを受け取るあのシーン。非常に優秀ですよね。失ったものを取り戻す、という浦島トンネルでメッセージを受け取ったということはそのメッセージ、ひいては花城ちゃんを失った、ということ。そして「失った」、ということは同時に「得てた」という示唆であり、それに気づいた主人公が自覚をする、そして妹にあの日言えなかった「行ってきます」を言う。
この行ってきます、がマイナスなものではないことは明白ですが、過去にすがるのではなく未来に対して行ってきますと言うのは非常に素晴らしい。そしてその失った妹は「行ってらっしゃい」と言った。これは主人公の中での「失った妹」が過去に縋っていると自覚していた現れ、だと私は思っています。
果たして妹が言ったから自覚したのか、自覚があったから妹が言ったのか、恐らくそこを言及する必要はないでしょう。
なにせこの話は「未来」へ向かう話ですから。
{/netabare}
好きではありませんが嫌いでもありませんので時間があるときに見てください。
Tenjin さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ハニワピンコ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ひろたん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
けいP さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「君の名は。」の大ヒット以降
似たような青春ボーイミツガールな
アニメ映画が増えましたが
これもその類の作品ですね。
{netabare}
携帯電話のメールの時間差のやり取りなんかは
同じ新海誠作品の「ほしのこえ」を連想させる。
ただ女性側が一途なのはいいけど
借りた傘をずっと持ち歩いてるのは
現実的に考えるとやり過ぎかな。
単純に邪魔だし
どこかに置き忘れるかもしれないしw
{/netabare}
全体的には中々良かったです。
雰囲気が良かったし
少し怖いシーンもあります。
でこぽん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これは主人公にとっては、ほんのひと夏のできごと。
でも、現実世界では…
ウラシマトンネル。これは過去で失ったものを手に入れることができる魔法のトンネル。
トンネルに入ると過去へ行くことができるそうです。
但しトンネルの中と外とでは時間の流れが違います。
トンネルの中ではわずか数秒の時間でも、トンネルの外では数時間も時間が経過します。
主人公は塔野カオル(とうの かおる)。彼は過去のできごとにより笑顔を失った高校生。
彼には、とても仲の良い妹がいました。
{netabare}でも、些細なことで喧嘩して、その日に妹は亡くなった。
妹は兄に大好きなカブトムシをあげて仲直りするつもりだった。
そのために木に登り、木から落ちて…
その後、家庭は冷え切ってしまい、母は家を出て行きます。
それから父は、酒に酔うたびにカオルを責め続けるのです。
{/netabare}
こんなことがあったら、誰でも笑顔を失います。
だからカオルは、未来を向いて生きていません。
彼の願いはたった一つだけ。{netabare}「妹が生き返ってほしい」それだけです。
それは無理な願いだと、彼にも十分にわかっています。
でも、それができるのならば、他は全ていらない。自分の命すら… 彼にはその覚悟がありました。{/netabare}
そんな彼が駅で出会った転入生の花城あんず(はなしろあんず)。
彼女も決して笑顔を見せない女の子。
{netabare}
大好きだったおじいさんが売れない漫画家だったため、彼女の両親はおじいさんを嫌っていました。
でも、おじいさんの影響で漫画家を目指そうとするあんず。
両親は、彼女の将来の夢を全く認めようとしません。{/netabare}
その二人が偶然見つけたウラシマトンネル。
このトンネルをめぐって物語は進行します。
トンネルの中で咲き誇る紅葉が幻想的で、とても奇麗でした。
二人とも無口で笑顔を見せませんが、お互いに相手を思いやる気持ちが十分に伝わってきます。
だから、この物語は意外と優しい物語です。
私は、ウラシマトンネルよりも、カオルの心の葛藤にいたく感情移入しました。
亡くなった人は、決して戻って来ません。
喧嘩をした後で後悔して、今度謝ろうと思っても、その人は、そのときまでに生きていないかもしれません。
だから、仲の良い人と喧嘩をしたときには、すぐに謝ったほうが良いですね。
テナ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この作品は私が、ずっと楽しみにしてた作品の1つです。
原作を知ってる訳でもありません。
私はよくアニメ映画を見にくのですが、その中に必ずある映画告知でよく流れていたからです。
その時に、面白そうと感じたのが「夏へのトンネルさよならの出口」です。
2022年10月も凄く気になる作品がありますが、見に行きたいなぁ(*´˘`*)ニコッ
見たらきっとレビュー書いてると思います。
さて、私がこの作品に感じた事を書いていきます。
物語は、ウラシマトンネルと言う外と中では時間の流れが違うトンネルを発見する。
そのトンネルを潜ると欲しい物が何でも手に入る。
その対価として100年歳をとる。
そんな都市伝説的なトンネル発見した主人公とヒロインはお互いの願いの為にトンネルを攻略する共同戦線を張る!
主人公 カオル
彼の願いは「妹を取り戻す事」
妹のカレンは優しい女の子でした。
彼女は人の幸せを心から願える女の子です。
彼女の夢は「人が幸せになる世界にする事」
この幼い年齢でこの願いは凄いw
この歳だと、普通に可愛いぬいぐるみとか、欲しいゲームとか、願いませんか?
自分が恥ずかしくなるww
主人公のカオルの願いは「カブトムシが欲しい」コレコレ!コレが子供の夢よww
ある日、兄妹喧嘩をしてしまいます。
カオルは妹に「大嫌い」と言われて「大嫌い」と返して家を出ます。
妹はすぐに「嘘!大好き!いってらっしゃい!」と返すのですが、兄はそれも無視します。
彼が帰ると妹は木から落ちて事故死してました。
兄と仲直りしようとして兄の欲しいカブトムシを取りに行ったから起きた事故でした。
うん、これって結構キツいよね。
喧嘩なんて当然します……
でも、喧嘩をして永遠に会えなくなるのは……
私も似た経験あって中学生の時の思春期におばあちゃんと喧嘩しました。
その後、数日後におばあちゃんは亡くなってしまいました。
二度と謝る事もなく一緒に暮らしてる訳でも無かったので、それから言葉も交わさずに……
今でも心残りです。
だから、カオルの気持ちって凄く解ります。
彼が妹を生き返らせたいってのも凄く解る。
正直、多分、ずっと心残りになると思う。
いつになっても、「あの時なぁ〜」ってなります。
それに彼は妹が自分と仲直りしようとしての事なら尚更……
何を犠牲にしても叶えたい願いだと思いました。
アンズ
彼女の願いは「特別な才能が欲しい」
彼女のお爺さんは、漫画家でした。
しかし、売れる事もなく借金してまでも漫画を描き続けた。
そんなアンズも漫画を書く楽しさをお爺さんから教えて貰って彼女も漫画家になりたいと願うも踏み出せないでいました。
父に「お爺さんと同じになるつもりか!」と原稿をビリビリに破かれたそうです。
だから、彼女は漫画家になりたかった。
お爺さんを反面教師扱いする両親を見返したかった。
でも、自分の漫画は、どうしても普通にしか見えなかった。
出版社に持ち込んでもダメだと思い込んでしまう。
でも、自分も何か残したいと考えていました。
それが、彼女にとっては漫画でした。
実は私は彼女に凄く共感出来ました。
私も産まれて来たからには「世の中に何かを残したい」と思ってしまいます。
せっかく産まれてきたのですから私が私個人が生きていた証を……
で、私が他にも共感出来たのは自分の作品を自分の線引きで出版社に持ち込めないって点です。
自分の作品は普通だから……勿論書くがわからすれば面白いから書いてるけど、世の中には更に面白い漫画は沢山ある……だからこのレベルではダメだと……
実は、私も物語を書いていました。
今は書いてませんが……当時は、文庫本作家になってみたいなぁ〜とw
電撃大賞とかに出したいなぁ〜と思って書き上げたりしてましたが、結局は私も同じ理由で足踏みしてました。
文才も言葉も拙いのでw
結局、彼女は最後に編集に持ち込むので私なんかとは全然違うのですけどねw
で、アンズと私って多分、そんなに年齢変わらないです。
2005年になってたから1つか2つ先輩かな?
でも、同年代の子だと考えたら凄いなぁーって本当に思いますね。
だから、彼女の気持ちって色々共感出来ちゃいました。
ウラシマトンネル攻略 8月2日
攻略前日……アンズから自分の漫画を出版社に持ち込んだら気に入って貰えたそうなんです。
担当さんが付いて一緒に漫画を作りませんか?と提案されたのだと。
相談されたカオルは攻略の延期を持ちかけます。
それはウラシマトンネルの中と外では時間の流れが違うので数時間で数年経つ……すると多分、この漫画家への道は失われる……
しかし、カオルは1人でウラシマトンネルへ行きます。
アンズが気付いた頃には手遅れでした。
カオルのした事って正しくはあると思います。
共同戦線だからって最後まで付き合う必要はないし、トンネルは願いを叶えるのではなく、失った物を取り戻すトンネルだからです。
つまり彼女の才能は手に入らない。
それなら、尚のこと自分で掴んだ才能とチャンスを手放してまで一緒に来る必要はないのです。
でも、カオルはその反面考えが足りなかった。
アンズが自分の漫画が気に入られた時に相談したのは一緒に考えたかったのだと思います。
2人で共同戦線を辞めて2人で共に過ごす時間と、一緒にウラシマトンネルで妹のカレンを取り戻して3人で過ごす時間
その為なら、全てを投げ出してでも一緒に居たかった。
彼女は恋をしていたのです。
特別な才能が欲しかった彼女は、今はカオル特別な存在になりたかったのでしょうね……
でも、彼の決意は硬かった。
カレンダーを8月2日から破り捨ててました。
それは、それから先の時間は彼にはないからです。
更にはメールも全て消して、携帯も捨てて……
だから、決意の強さが伝わりました。
カオルは妹に再会します。
妹と兄の失われた時間。
カオルも子供になってました。
つまり時間が戻ったのです。
妹は自分が捕まえたカブトムシを兄にプレゼントします。
あの日、兄と仲良くする為に捕まえようとしたカブトムシ。
2人は幸せそうに話をする。
けど、カオルは気づく。鏡に映る自分の姿は高校生である事に……
そこに捨てたはずの携帯がメールの着信音を鳴らします。
そこには消したメールが全て復活してました。
ウラシマトンネルは無くした物を取り戻すトンネルですが、これでは言葉足らずです。
ウラシマトンネルは大切な物を取り戻すトンネルってのが正確だと思います。
過去の時間に戻ったって事は、元の時間の世界の大切な物を失ったと言う意味です。
だから、携帯もメールも戻った……そして自分の気持ちも。
妹も大事だけど妹と同じくらい好きな人……
実はカオルとアンズの2人はトンネルの外から中へのメールは届かないと実験していました。
しかし、今はメールが届いた。
それは、アンズの時間軸から無駄だ……届かない……そう知ってても送らずにないられなかったメール
経過する時間の中、アンズが送り続けたメール。
そのメールは、カオルが失った時間に送られたメールです。
だから、失った物としてトンネルを通じて彼に届いた。
彼は現実世界に戻るために走り出す!
カレンは知っていたのかもしれません。
兄が別の時間軸の兄だと……だから背中を押した。
カレン「大好きだよ!いってらっしゃい!」
自分に囚われてないで、気にしないでって彼女なりの優しさで。
喧嘩した時に本当に言いたかった言葉を添えて。
彼女の願いはなんだったけ?
「人が幸せになる世界にする事」
彼女が生きた時間のアンズは、引きずってる……カオルの事を……夢を叶えて連載を持っても彼女は笑えなかった……カレンの言う、人が幸せってのはアンズも含めてです。
だから、兄の背中を押した。
兄の幸せを考えられる強さを持ってるから。
私は死んだ人に生きてる人が出来る事って多くはないって思います。
でも、カレンにカオルがしてあげられる事がある。
それは現実世界で幸せになる事です。
人の幸せを願える妹の兄に出来るのは自身が幸せになり好きな人を幸せする事だと思います。
何故ならそれがカレンの願いだから……その1歩になる事が彼女に唯一してあげられる事なのかな?と思いました。
そうして、カオルとアンズは十三年ぶりに再会する。
13年……ウラシマトンネルの時間差……
13年間、ずっと待ち続けてくれたアンズ。
彼が戻る確信なんてなかった。
それでも、彼を待ってくれていた。
本物の愛なんでしょうね。
好きな人にそこまで待って貰えるカオルが幸せ過ぎますねw
理由はどうであれカオルは13年間アンズに心配を掛けて悲しませてきました。
これからの時間は、全力でアンズを幸せにしてあげて欲しいですね(*´˘`*)ニコッ
正直、この作品、ウラシマトンネルの調査中に大幅カットされてるような描写もあるけど、私に共感出来る事が多い作品でビックリしました。
因みに、ココに出てくる大人は最低の象徴として描かれています。
酔って暴力を振るうわ、息子が体調を崩すと心配すらしないで暴言暴力を振るう父親。
娘の夢を反対して原稿を破るわ、田舎に転校させ1人で暮らして頭冷やせとか言う両親。
この2人の出会いに……「親なんか居ないわ」「いいねそれ」って言葉があります。
最初は、カオルのいいね発言にビックリしましたが、これは2人が友達ではなく理解者であるんだろうなぁ〜と見ていて感じました。
ウラシマトンネルの共同戦線もお互いの利害が一致してるからでしょうし、お互いに理解者から恋人になるまでが描かれているのかな?とw
さて、この作品のタイトルって、「夏へのトンネル」はカレンの死んだ夏への入口、「さよならの出口」ってカレンへの未練を断ち切る為の、さよならの出口なんですね。
劇場版みた後に気づきました。
ある意味タイトルで盛大なネタバレされてるけど意外と気づけない上手いタイトルですね。
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あの日の君に会いに行く。
ウラシマトンネル――そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。
ただし、それと引き換えに……
掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。
これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。(アニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』のwikipedia・公式サイト等参照)
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