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「シャインポスト(TVアニメ動画)」

総合得点
71.2
感想・評価
141
棚に入れた
330
ランキング
1401
★★★★☆ 3.7 (141)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.4
音楽
3.8
キャラ
3.6

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シャインポストの感想・評価はどうでしたか?

パンデラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アイドル物ってアツいんだよなぁ

アイドル物を久々に見たけどここまでハマるとは正直思っていなかった。ストーリー良し歌も良しキャラも可愛いとまぁ言う事なしで、おまけに6話で泣いてしまった。
ダンスシーンのこだわりは圧巻。
何周もしてしまうという謎の中毒性がこの作品にある。
ゲームも出るそうだが..情報が未だに出てこないのがツライ。
あまり知られていないのが勿体無いが是非口コミで人気になって欲しい作品。2期に期待!

投稿 : 2024/04/03
閲覧 : 55
サンキュー:

1

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に良作

アイドルをテーマにしたアニメとしては王道のストーリーだけど、とにかく作画が良かった。
ライブシーンの作画は、これまでに見たアイドルアニメの中でもトップクラスだった。ラブライブシリーズのように3DCGっぽさはあまりなく、手書き感のある作画でこの作品の雰囲気に合っていた。
作画について強いて言うなら、色調がかなり明るくて、画面がつねにくっきり・はっきりした色使いなので、少し疲れるかもしれない

{netabare}ストーリーは、後半の「春が本気を出していない」という部分が、ちょっととがり過ぎた展開に感じた。でも新しいストーリーに挑戦するという気概は感じた

声優については、プロの声優が演じるキャラとそうでないキャラの差がけっこう露骨だった。紅葉を担当した人は、プロの声優ではないようだが、上手だったように思う{/netabare}

続編見たいです

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 88
サンキュー:

2

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

令和の新しいアイドルアニメ。

令和の新しいアイドルアニメって感じです。
原作は「俺を好きなのはお前だけかよ」の駱駝先生みたいです。
普通のアイドルアニメかなと思って見ていたのですが、ちゃんとキャラも掘り下げられており、ストーリーもうまくまとまっていたかなと思います。
劇中アイドルTINGS(ティングス)楽曲も良い曲だったと思います。

投稿 : 2023/10/26
閲覧 : 117
サンキュー:

14

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

輝く道しるべ

売れないアイドルグループにタイムリミットが設けられた話
まあよくあるやつですよ
「𓏸𓏸までに𓏸𓏸しなければ解散よ!」
「えええええ!!!!!」
ていうアレ。
もう散々使われた古典的展開。今更!?と思わないこともないですが、個人的にアイドルアニメは嫌いじゃないので「うんうん大変だね〜」という後方腕組み恋人面をしながら見始めました。
Q結局面白かったの?
A面白くは無い

結論から言いますが面白いとは思いませんでした。全体的にストーリーが子供だましであり、伏線の張り方は雑で「な、なんだって!?」という部分はありませんでした。もしかしたらそういう風に作られていないのかもしれませんが、だとしたら純粋に物語として平凡と言わざるを得ません。正直アイドル系はアイマスとラブライブで粗方の展開は出し尽くしちゃっていると思うので(全方位から攻撃を受けながら)、今更何をやるんだ、という感じです。それこそ世界の危機、ていうレベルじゃないと。終盤も流れは同じで、「あーはいはい才能あるね君たち〜」という感じでおしまい。是非とも彼女らにはアイドル界のイデオローグ、シャインポストになって欲しいですね(他人事)
悪い点をある程度書いたところで良い点。
なんといっても作画。マジカルバナナ(いま通じるのか分かりませんが)で「シャインポスト」と聞いたら「作画!」と答えるくらい本作の(数少ない)アピールポイントだと思っています。ライブ映像がほぼ手書き2D。ダンスシーンも変態並みのクオリティ。恐らく3Dのダンスモーションを上から塗っているのでしょうが、なにぶんヌルヌルすぎる。圧巻と言うしかないでしょう。是非作画を重視する方はご視聴を
あとはキャラですかね。アイドルアニメはやはりキャラが重要度の半分近くを担っているといっても過言では無い(当社比)ため、あるキャラを気に入ればスムーズに本作のファンになれると思います。
ちなみに個人的にはケイちゃんが好きです{netabare}電話でのケイちゃんかなり好きだったのに最後ライブに来たホタルちゃんだと微妙でした。あくまで個人的にですが。{/netabare}

ストーリー
{netabare}社長「中野プラザ満員にしないと解散!マネージャー付けてあげる!」主人公「可能性あるからマネージャーやったる!」トラウマを克服させ、踊るのを辞めさせ、離れた2人を戻させ、センターに本気を出させて、色々頑張ったら中野プラザが満員になったとさ。社長「次も解散よ!」

昨今のアイドルアニメは既存の大手アイドルコンテンツが独占に近い状態でファンを確立しています。アイドルアニメ単品でファンを獲得するのは難しくなってきています。なのでこういうアイドルアニメって大抵マルチメディア展開なのでゲームやラノベ、漫画などで続く、広がる、というケースが多いわけです。てなるとアニメで終了するとゲームが続かなく、もしファンの獲得に成功してたとしてもそれが一時的なものとなり、せっかくの成功が無駄になります。

何が言いたいかと言いますと、解散するわけないんです。なので全くもってハラハラしませんし、それ以外の展開も素晴らしい、という訳では無いためアニメの優先度としては下の方になります。
作画は素晴らしいんですがね。

あと個人的に歌が好きではありませんでした。ここでの好きでは無いは嫌いではないという意味ですが、その後の持続コンテンツとして歌はかなり重要になると思っているため、その歌が微妙だったのがプラスではありませんでしたね
{/netabare}

輝かせたのは誰なのか
ということで締めます。

投稿 : 2023/05/22
閲覧 : 192
サンキュー:

4

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:今観てる

作画のレベルの高い王道アイドルアニメ

作画自体はかなり丁寧で、アイドルのライブシーンもきれいでしたが、正直シナリオ面ではこれといった面白さはわかんなかったです。結構楽しめましたが、響いたのが理王さまの回ぐらいで、あとはキャラの感情もよくわからないし、これといった明確に面白い特徴があるといったわけでもなかったのでちょっと残念でした。曲が良かったらアイドルアニメとしてはまあまあいいのかなーとも思うのですが、なにか盛り上がりにかける曲が多く、ダンスも5人しかいないのでどうにもバリエーションを出すのも、フォーメーションダンスをするのも難しく、キャラデザもちょっと度が濃すぎてキツい印象でした。声優さんの演技はあまり上手いものではなかったので本当になんとも言えず、キャラクターの個性自体はありましたがしっかり掘り下げられてもいないので評価できないですし、なんのためにアイドルなのか、どうすごいのかもふわっとしたままでアイドルアニメなのでしょうがない部分はあるんですけどはっきりとしてほしかったです。1クールのアイドルアニメとしてまとめた分はそれなりの及第点で面白かったとは思います。

投稿 : 2023/05/04
閲覧 : 295
サンキュー:

4

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私の本気を見せてあげるわ!

※追記
デレマスの島村卯月役のへごちんちゃん(大橋彩香)が螢役でした。漢字間違え→蛍×

▩物語 4.0点→4.5点
 作画 4.0点→4.5点(最終)

疑問点について主要部分にだけ色々と突っ込みを入れておきます。(長文ですがこれでも1/3ぐらいに削りました。理解力が足りなかった人はパンドラの箱を開けるかもしれないので閲覧注意)

{netabare}先ず春がHY:RAINを辞めた理由は蓮が春の本当の実力を知ってしまい、春がグループに残り実力を出すか相手に合わせるかの何れを選択しても、絶望した幼馴染の蓮を傷つけるジレンマを抱えていたから。
自分にあって他人にないものが分かっていたので自分の居場所がなくなり、相手の気持ちを考えHY:RAINを辞めることを選択した。
話し合いの場を持っても個人の能力差の話なので解決できる問題ではなく、これ以上内容に触れ相手を傷つけないために、何も言わずにいなくなることがその時の春の胸中を考えればベストな選択だったと思います。
法律上の話になりますが、事務所側はアイドルを辞めたい人間を止める権利は一切ない( 民法の「退職の自由」に規定)ので春の考えていたことから話し合いを持つことにはならない。
じゃあ一緒に切磋琢磨してできるようにしてあげればいいじゃんという疑問が出てくるけど、それは高みを目指して頑張ったことがない人の恣意的な意見だと思います。
地方のアイドルや地下アイドルと呼ばれる人達はある程度の実力があればやっていけるだろうけど、トップアイドルになるには努力だけでは足りない立ちはだかる大きな壁の存在があり、それが才能と呼ばれるものだと思いますが、その壁を破って上に行けたもののみがトップアイドルの地位に立てる。
春はそのことを分かっていたから壁にぶつかり落胆してしまった蓮のために、自分なりに考え行動を起こしたことが判断できます。
一般には理解されにくい他人の痛みや悲しみを自分の感情のように感じるエンパス("にゃんぱすー"ではない)と呼ばれる共感体質を持つ人は自己犠牲を考える傾向にあり、自分も同様な性質と経験があるので春の考えはよく理解できる。

そのことに関連してソロのトップアイドルの螢に憧れる春がTiNgSでアイドル活動を再開したのは、杏夏と理王が春の本当の実力を知らないので、自分の実力を隠して相手に合わせていればメンバーを傷つけずにアイドル活動ができると思っていたから。
その後春が実力を隠していた事情が露わになり、葛藤を抱えていたことが分かるのですが、相手に合わせるのではなく、自分が相手の気持ちに応えてあげることでもっと高みを目指せることを理解し、グループのメンバーと共に努力していくことの大切さを知り、全力を出すため所属していたHY:RAINではなく、そのことを気付かせてくれた未完のTINGSのメンバーと共に中野サンプラザの舞台を目指し結束することが目標になっていく。
春の心の葛藤が消え、成長が垣間見えた瞬間でした。
このことからアイドルとして完璧に見える春は優し過ぎるというのが一つの欠点になるので、メンタル面の強さ(負けず嫌いの性格やリカバリーの早さ) が要求されるソロアイドルには不向きだから、本当の実力を発揮できるという意味では杏夏と理王達が支えてくれるTINGSのメンバーが春にとってはかけがえのない存在であり、探していた居場所ということが言えます。

マネージャーの嘘を見破る能力はこの作品にとっては必要。
なぜなら様々なシーンでそれが伏線になっていたから。
「どんなアイドルになりたいか、どんな夢を持っているのか」とTiNgSのメンバーがマネージャーに聞かれた時に、その能力から杏夏と理王は嘘をついていたけど、春だけが嘘をつかなかったところに含みを持たせていて、マネージャーの前で3人でダンスを踊っている時に春だけがしっかりと踊れており、杏夏と理王はバランスを崩したりタイミングが遅れ、踊り終わった後も息を切らしメンバーの中では最初から実力差が出ていた。
このことから杏夏と理王はアイドルとして活動していくことに葛藤を抱えていて、その後の課題を解決する話の展開にその能力が寄与していたことが分かります。
嘘を見抜く能力があることで反対のことを言っていることが分かり、何故嘘をついていたのか物語の核心部分に触れることができるが、その能力がないとそこで話が終わってしまい、登場人物の内心に迫れないので適切なアドバイスを行うこともできない。
だからメンバーたちの考えていることが能力を通してより伝わり、感動を与えることができた。
「君達はアイドルだ。常に自信を持って胸を張って定期ライブに臨んでほしい」とマネージャーが語っていた時に、杏夏と理王が輝いて見えた時も同じことが言え、日生直輝がTiNgSのマネージャーを引き受けた理由が"春だけが本当の事を話し輝かなかったから"なので、同僚を傷つけてしまった過去の経験から3人の関係を見て状況を把握し、「春の本気の言葉にTiNgSに希望の光を見た」と言っていたことから、嘘を見抜く能力がこの作品にとってはとても重要だったということが分かります。
そして事務所の社長が第1話で解散宣告をした本当の理由は、最終話で「解散」の言葉を口にした時に輝いて見えたことから本音ではなく、メンバーが一つに繋がり成長してもらいたいと願う社長の親心からくるものと分かり、始まりにはしっかりと理由があったことで「繋がり」というテーマに見合ったよく考えられた脚本の流れでした。
このことは社長がマネージャーとの対談で肯定的な意見を言っていた時に、嘘をついてマネージャーを試していたことからも読み取れます(要するに中野サンプラザのステージを成功させることが本当の目的ではなかったということ。あくまでも解散宣告は当て馬です)。

そのマネージャーの能力は表情や仕草、目や口の動き、声の調子などで相手の考えていることや次の行動を読み取る「ノンバーバルコミュニケーション」に該当するもので特殊能力ではないと思います。
アニメーションなので分かりやすくするために色を付けて可視化し、FBIの取調官が取り調べ時に活用する読心術のように訓練によってある程度は相手の考えていることが分かる類のもので、マネージャーはその能力が人より長けているのだと思います。
そのように考えるとSF要素やご都合展開といったものではないことになる。

以上を踏まえTINGSが本来の力を発揮し中野サンプラザのステージを成功させるには、メンバー自身での課題解決が求められていて、マネージャーが必要以上に肩入れをしなかったのはメンバーの自主性を重んじる必要があったからで、きっかけを与えるのみに留め、周りから見守るのもマネジメントの仕事だったということが分かります。
よって日生マネージャーは社長の意図を理解し、適切に行動ができていたということになりますよね・・・。{/netabare}

物語の評価はアイマスのようにプロデューサーがアイドルを売り出すために奔走したり、メンバーが営業などを行いアイドル活動で苦悩を抱えながら、経験を通して成長していく王道アイドルものですが、お手本のような脚本で、解散宣告に始まりお互いが抱える葛藤を克服してTINGSのメンバーが一つに繋がり、中野サンプラザでのコンサートへの目標途中でHY:RAINのメンバーの存在がアクセントになっていて、メンバー同士お互いを高め合いエンディングを迎える全12話よく纏まった内容でした。

内容以上に作画表現力が優れていて、制作会社がスタジオKAIなので、モーションキャプチャーを使用していたと思いますが、メンバーのダンスシーンでは実力差が分かるように使い分けがされていて、春は他のメンバーに合わせるように卒なく踊れていたが、理王はバランスやテンポ感、体力面等で動きが劣り、杏夏はその中間の立ち位置。
第1話のマネージャーの前でのダンスシーンでは3人の実力差が顕著で、第2話の定期ライブではマネージャーに掛けられた言葉に触発された春だけが突出して踊りが上手く、第4話の杏夏がセンターのライブシーンでは3人のダンスが成長に合わせるように比較的綺麗に揃っているといった、その時のメンバーの心境を映し出し作画が丁寧に描かれていました。
口や手の動き、顔の表情などもシーンに合わせ繊細に描かれていて、2Dと3DCGを組み合わせた高い表現技術があったからメンバーの気持ちを適切に捉え、レベルの高い内容に仕上がったのだと思います。

内容はシリアスよりで暗くならないように所々コメディ要素を入れ、全体的に明るい雰囲気で前向きなイメージがあり、それに伴いメンバーの個性がよく出ていました。
いつも明るく皆を思いやる気持ちが強い春の笑顔とジョークに難がある(?)が杏夏のブレないパフォーマンス、 ムードメーカー的存在のリオの懸命な努力。
それぞれの長所がTINGSを支え、雪音と紅葉を加えて一つの目標に向かいメンバーが努力していく。
テンプレなのかもしれないけど、細かな気配りができた作画や思慮を重ねた脚本において、スタッフの想いが伝わる高い評価ができた作品内容でした。


※余談
成長に合わせて「リオ・ザ・タイフーン」→「リオ・ザ・サイクロン」→「リオ・ザ・トルネード」に進化していったのがワロタw


□以下過去レビュー

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
物語は解散宣告をされたアイドルグループ”TiNgS”が、コンサートで中野サンプラザの会場を満員にすることを条件に解散を取り消してもらうため、グループのメンバーと共に手を取り合いマネージャーなどの周りのサポートを受けながら、大きな夢を抱いてアイドル活動で奮闘していく、いわゆる成長型の王道アイドルアニメ。
街頭でのチラシ配りや結成当初観客が少なくて苦労しているところは、AKB48の初期メンバーに姿が重なります。

序盤での点数評価はニュートラル付近であまり高い評価はしていなかった作品ですが、描かれているものが"できる側"の視点と"できない側"の視点、逆接関係ではなく対比関係。つまり個人に主眼を置いたものではなく、他との関係において成り立つ相対的なアビリティやポテンシャルが論点となっていて、アイドルグループという競争社会における「人との繋がり」がテーマになっていると思います。
グループから離れていた雪音と紅葉がメンバーに加わり”TiNgS”から"TINGS"へ。大は小を兼ねるという言葉から5人が一つに繋がり本当の意味での「TINGS」に。
各々が抱える苦悩や目標を各話別視点で物語が描かれており、それぞれの想いが一つに集約して未完のアイドルグループが開花していくところは、テーマに沿った形で物語の構成の巧さを感じる作品。
課題をクリアにして成長していく側と本来の実力を出す側の抱えているものにスポットを当て、深みを持たせたエピソードを挟みながら、今まで噛み合っていないかったものが重なり合い、その想いをテーマ曲にのせて届けるシーンは、展開が予想できても落ち込んだり、一生懸命だったり、唇を震わせて相手に気持ちを伝えたり、声優さんの演技もそうですが、音声映像の表現力が高いと心に響くものがあり素直に感動できます。

評価を変えるきっかけとなったのは、やはり8話辺りから明らかになる春の採った行動。
物事への考え方が成熟していない年頃なのに、メンバーを決して蔑むことなく、自分の存在を消して大人でもなかなかできないことをしてあげる純粋な心の優しさ。めちゃくちゃいい子。
「TiNgSが大好きだから本気を出してみんなを傷つけたくなかった。
自分にしかできないことを見つけはじめた杏夏ちゃん。歌声でみんなを魅了し始めた理王ちゃん。
歌もダンスもパフォーマンスもまだまだだと思ってた。だからみんなを守らなくちゃいけないと思ってた。」
そんなメンバーを思いやる気持ちを持つ誰よりも早く振り付けを覚え、誰よりも上手く踊れて、自分の才能で誰かを傷つけてしまうのが怖くて実力を出せなかった春と、春に合わせるため本気の自分たちを見せるために努力していく杏夏や理王達"TINGS"のメンバー。
第9話でその想いが結実して中野サンプラザでのコンサートへ繋げるシーンは本当に素晴らしかったです。

今期メイド・イン・アビスが今までは頭一つ抜けていたけど、この作品がストーリーの評価で並びました。

クライマックスに向けて一気に駆け抜けてもらいたいですね。

投稿 : 2023/03/07
閲覧 : 584
サンキュー:

12

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本気出してないって?あーた!

TINGS表記とTiNgS表記って間違いかと思ってたけど、あのライバルみたいな二人のことなんだねえ。

青天国春が以前所属していた現在かなりの人気を誇るグループで他メンバーを圧倒的な実力で傷つけてしまって以来、本気出していないってなんぞそれ?
逆に傷つけてしまいそうなんだが。
最初のおとぼけは一体何だったのか。

とはいえ、本気出してない話以外はそんなにイライラポイントはなく、アイドルたちの友情は見ていて素敵だった。
私様という一人称は意味不明だが、キャラ作り大変ですね。アイドルは確かに生き残るためには本当の自分を偽ってでもキャラ作らないとですもんね。


OP
ワンダー・スターター TINGS
ED
パレットガールズ TINGS
ワンダー・スターター TINGS
一歩前ノセカイ TiNgS
Yellow Rose TiNgS
挿入歌
Sweet Surrender 螢(大橋彩香)
前奏曲 螢(大橋彩香)
TOKYO WATASHI COLLECTION TiNgS
Be Your Light!! TINGS
GYB!! HY:RAIN
On Your Mark!! TINGS
パレットガールズのメロディって結構頭に残る。癖になる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「世界中の人達にアイドルを大好きになってほしい!そのための輝く道標……それが、シャインポストだよ!」大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニット『TiNgS』の玉城杏夏、青天国春、聖舞理王。彼女らに救いの手として用意されたのは、曰く最強マネージャー、のはずが……「僕、マネージャーはやらないよ」現われたのは、まるでやる気のない男、日生直輝だった。だが、彼には一つ特別な力が備わっていて……?これは、絶対アイドルを目指すため、君と少女たちが光り輝く物語。


1. 青天国春は《輝かない》
「君たちTiNgSには解散してもらおうと考えているんだ」。その日、アイドルグループ”TiNgS”の青天国春(なばためはる)は、所属事務所の社長にそう告げられた。メンバーの玉城杏夏(たまききょうか)、聖舞理王(せいぶりお)と共に、コンサートで中野サンプラザを満員にすれば解散は取り消されるという。頼みの綱は、突如充てがわれたマネージャー、日生直輝(ルビ:ひなせなおき)の手腕だけ。だが、そんな彼からも予想外の言葉が飛び出して……。「みんながみんなのアイドルを、大好きって大きな声で言えるようにしたい!」。はたして春は、自身が言い放つ「輝く道標(ルビ:シャインポスト)」になれるのか。

2. 青天国春は《不安定》
定期ライブのチケット完売を目指すTiNgS。同じ事務所の祇園寺雪音(ぎおんじゆきね)と伊藤紅葉(いとうもみじ)によってイジられていた。彼女たちに、マネージャーである直輝から待望の作戦が伝えられる。それは、ただ「頑張る」こと。その言葉を皮切りにTiNgSのチケット販売が始まった。必死に声を張り上げる彼女たち。それを見た直輝は、自身も「頑張り」を見せようと動き出す。「十分もあれば楽勝だよ」。あっけらかんと笑う直輝にTiNgSが連れてこられた場所とは。

3. 《引き立て役》の玉城杏夏
杏夏はあの日の夢を見る。TiNgSでセンターを務め、自分が「特別ではない」と思い知らされた、あの夢を。定期ライブのチケット販売に勤しんでいたTiNgS。その際、杏夏の熱心なファンであるトッカさんから告げられた言葉に、杏夏が不審な態度を取り始める。春と雪音が悩みを吐露するよう促すも、拒絶する杏夏。だが、さらに直輝が放った言葉に、杏夏は戸惑いの色を見せる。「本当は君もセンターに立ちたいんじゃないのか」と。

4. 玉城杏夏は《目立たない》
杏夏は思い出していた。アイドルになった理由を--。「誰かにとって特別な存在になりたい」。そう願った彼女はオーディションで不合格を繰り返しつつも、ついに芸能事務所入りをはたす。実力が認められ抜擢されたセンター。しかし、その重圧に彼女は押し負けてしまった。そして今--。彼女は誰かにとっての特別な存在になるため、「一歩前」へと踏み出す。

5. 《我侭》な聖舞理王
定期ライブも満員が当然になったTiNgS。だが、まだ大きな課題が残されていた--。中野サンプラザでのライブチケットの販売を間近に控えた彼女たちに、大きなチャンスが複数舞い込んでくる。そんななか重要度が高い一日店長ではなく、あえて地方テレビのロケに立候補した理王。その様子に直輝は違和感を抱く。当日、緊張しつつも懸命にロケを進めていく理王。そんな彼女に、最大の難関が待ち受けていた。

6. 聖舞理王は《褒められたい》
「新曲のセンターは理王」。突然のその宣告に反発したのは、自信満々のはずの理王自身だった。その場から逃げ出した理王は、アイドルになった理由を思い出す。「誰かの力になってみたい」との想いを胸に、どうにかオーディションに合格した彼女。しかし、次第に足を引っ張っている自覚に苛まれていく。そんな彼女はセンターに立って、春や杏夏を助けることができるのか。誰かの力になるために--彼女は今、歌い出す。

7. 伊藤紅葉は《戻らない》
中野サンプラザで成功を収めるため、直輝は次に採るべき方針を考える。それはTiNgSの「i」伊藤紅葉と、「g」祇園寺雪音に戻ってきてもらうことだった。ふたりが合流して初めて彼女たちは本来のTINGSに至れるはず。直輝の話を聞き、春たちはTINGSだったあの頃に戻るため、どうにか雪音を説得しようとするが、取り合ってもらえない。そこで今度は紅葉をターゲットとするのだが……。

8. 祇園寺雪音は《許せない》
「あの頃に戻りたいと思ったことなど、一度たりともない」。そう春たちに言い放った雪音。彼女は思い出していた。かつて同じ青春と夢を共有する五人だった--「TINGS」だったあの日のことを。その頃、TINGSは初の全員揃っての楽曲「Be Your Light!!」に苦戦していた。そんななかリーダー的な存在として、グループを引っ張っていた雪音。努力の甲斐あって、ついにダンスの合わせが成功する。だが、ほどなく彼女は春に纏わる重大な秘密を目にしてしまい--。

9. 青天国春は《信じない》
揃って「HY:RAIN」のオーディションに合格した、幼なじみの春と蓮。だが、春だけがメンバーの中で飛び抜けた才能を発揮する。自分の才能が蓮を傷つけてしまった事実を知り、春はHY:RAINを脱退する。本当の春を知らなかったことにショックを受けるTINGS。彼女を本気にさせるためには、自分たちも本気をぶつけるしかない。だが、三人用の楽曲を五人で歌うことはできない。--そのとき、杏夏はあの楽曲に思い至る。

10. 黒金蓮は《戻りたい》
チケットお渡し会を通じて、これまでよりもファンの数が増えていることを実感するTINGS。販売枚数も1000枚を超え、目標まで半分を切った。だが、そこからが伸び悩む。知名度アップ大作戦を決行し、可能な限りスケジュールを埋めて様々な媒体でアピールする春たち。その輝きは届き、広がっていった。ファンのSNS活動によってついにチケットは完売し、喜ぶTINGS。だが一難去ってまた一難。彼女たちの目の前にHY:RAINの黒金蓮が現れ、衝撃的な一言を言い放つ。

11. 玉城杏夏は《挫けない》
蓮と春。仲良しだったふたりは、かつて一緒にHY:RAINのオーディションに応募し、そして合格した。もっと高く、どこまでだって行ける。そう思っていた蓮だったが、どこまでも行けるのは春だけだった……。春の脱退をきっかけに、もう一度アイドルをやり直すため、蓮は自身を鍛え直す。そして今。「HY:RAINなら春の全力に応えられる」と、あらためて春に想いを告げる蓮。そんな彼女の強い気持ちは、思いがけず杏夏にも影響を与えることになる。

12. TINGSは《輝かない》
中野サンプラザのライブを控え、身を引き締める一同。だが、蓮から「間違えない、でもそれだけ」と言われていた杏夏は、不安が拭えない。そんな彼女に春は「信じて。私たちと--マネージャー君を」とエールを送る。それを受け、杏夏もついに踏ん切りがついた。これまで関わった仲間やライバル、そしてファンが見守る中、直輝から授けられた「秘密兵器」を携えて、TINGSはステージへと踏み出す。そしてそれは、それぞれの目標に向かってのスタートでもあった--。

投稿 : 2023/02/24
閲覧 : 141
サンキュー:

8

ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

ライブシーンは凄いが、 シナリオの技術的拙さが目立つ。王道で分かりやすくとは、脚本が楽をすることじゃない。

 第1話視聴しました。
 {netabare} メディアミックスを念頭に作られたライトノベルを原作とした本作品。 このジャンルに王道で新規参入とは非常に好戦的で良いですね。

 さて、第1話を視聴しましたが、やはり目を引いたのはライブシーンですね。元々3DCGのレベルが高いのはもちろんのこと、寄りのカットでは2Dに切り替えたり、バックダンサー達も丁寧に処理されていたりしてとても魅力的でした。2分弱の尺の中に情報量が詰め込まれていて、さすがスタジオKAI と感服しました。
 全体的に見ても作画は良く、何気ない仕草やカットにも気を配っているのがわかり、これからに期待したくなるような第1話でした。
 
 しかし、だからこそ気にかかるというか、懸念材料なのはマネージャーの 日生 直輝 の存在です。
 彼の存在により若干主眼がブレてしまっているように感じました。
 他の大手アイドルモノとの差別化、これからのゲーム展開のために、このマネージャーという立ち位置があるんでしょうけど、ここにラノベ臭が詰まりに詰まっているのがなんとも不安です。
 彼のセリフ 立ち振舞い、特殊能力はもちろんのこと、彼のバックボーンについてもラノベ主人公感がプンプンします。
 今回少し語られましたが、会社で結果を出し過ぎたら他の人を傷つけるからもうやらない。ってうーん…微妙だよなぁ…。同僚もマネージャーもいい歳した大人なんでしょうよ…中高生の部活じゃないんだからさ…。
 あの同僚の担当してるアイドルの子から何か言われる とかならまだ分かるんですけど…。
 
 この先の展開次第では彼の存在は必要だったのか?という論争が起きそうな予感がします。
 基本的なものは良いのに個性を出そうした部分が足を引っ張るなんてことにはならないように願っています。 今後に期待です。{/netabare}

 第2話視聴しました。
 {netabare}2話目は「TiNgS」のライブシーンとマネージャー君の有能さを出すという目標があった話でしたね。
 ライブシーンはやはり身を見張るものがありました。1人だけテンポがずれている というのをちゃんとやるのは、キャラを揃えて動かすより難しいと思うので手間をかけられているのがわかります。
 
 もう一方の目標も全体で見ると達成できていたと思うんですが、やっぱり ドヤ顔ポエムマネージャー君は気になりますね。
 有能ということはわかるんですが、キャラが立ってなく個性がないんですよね。かと言って親しみさがあるわけでもない。
 ずっと「有能である」という''設定''を見せつけられているように感じます。なのでセリフに説得力がないんですよね。
 脚本担当は、マネージャーは丸い人物になるようスペックは高くしつつ、前に出すぎないようにした。とコメントしています。 実際、狙い通りになっているんですが、結果 一番つまらないキャラになってしまっています。アイドル達を立てようとする意識の弊害とも言えますね。
 現状、そのつまらないキャラが主軸になっているので、ベースのストーリーラインはベタですが、良いのにどこか突き抜けられていない印象を受けます。

 さらに言うと、売れないから解散、チケットの手売りは上手くいかない、グループ内の人気格差などのシビアな要素があり、それらを乗り越えるためにアイドルのマネジメントにスポットが当たっているのに、そこをライブ終わりの客を狙うことで、すぐに興味を持ってもらい、チケットが次々に売れ、すぐ翌日のライブにみんな来てくれるような''やさしい世界''にしてしまっているのはなんだか惜しいものがありますね。

 客層については、リアルにゴリゴリのアイドルファンの男性ばっかり みたいにされても微塵も嬉しくないのでこれで良いと思うのですが、あんまり''やさしい世界''過ぎるとマネジメントの面白味にしても、マネージャー君の有能さを出すにしても効果が半減してしまうように思います。
 
 今回のライブの成功により、ライブの客は見抜けたものを事務所は見抜けなかった という無能さが露呈したわけですが、これからどうなるか期待です。{/netabare}

 第3話視聴しました。
 {netabare} センターを務めることに苦手意識を持ってしまっている玉城 杏夏ちゃん。その苦手克服へと踏み切ろうとする今話でした。
 第1話で彼女がついた嘘の真意を知ることができましたね。
 これからのグループの活動方針にも関わることなのに、所属事務所の自分たちを売り出そうとしてくれているマネージャーに向かって、これ以上踏み込まないでください!はあまりにとんちんかんな気がしますが、若さ故の青さということで流しましょう。
 過去話へ至るまでのコメディパートですが、コメディは受け取り方に大きく差異が出る部分なのであまり言及しませんが、なんだか底が見えてしまったような気もします。

 さて、今週のマネージャーちゃんですが、今話は次回に続くとなったのでどうなるかわかりませんが、現状マネージャーちゃんがしたことは事情を全部教えてもらって、じゃあセンターをリトライで と言っただけで、敏腕さが際立つわけでも、嘘を見抜く能力が活きているようにも思えません。
 アイドルの彼女たちは目標未達成で解散という崖っぷちに立っているのに対して、マネージャーちゃんはノーリスクであるというのも気になるところです。
 ただ、TiNgSに引き立て役は必要ない、みんなが主役になれる力を持っている。というセリフは印象に残りました。
 この世界はソロのアイドルでも天下が取れる世界線なので、この作品がアイドルそのものとどう向き合っていくのか、TiNgSをどういう存在にしていくのか、気になりますね。 {/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare}前回からの続きで杏夏ちゃんがどう自分のトラウマを乗り越えるのかというお話。

 今話で私がまず感じたことは、「脚本、楽してんなぁ」です。
 一番顕著だったのは杏夏ちゃんの過去回想のところです。キャラが勝手に自分の過去を回想をし始め、さらに自分でナレーションを入れ解説する。ってこれ よっぽどじゃない限り脚本においてタブーですよ。
 確かにわかりすいですよ? でもしかし、この技使ってしまうと、言葉を選ばず言いますが、馬鹿でも脚本書けるんですよね。
 状況も心情も簡単に説明できるわけですから、非常に安易な手です。
 ただでさえ、この作品にはマネージャーちゃんという都合の良い存在がいるのに、こんなところでも楽をしてどうするんですか。

 回想の内容自体は、彼女のオリジンと春ちゃんへの感情を知ることができたので良かったと思うのですが、少し気になるところも。
 蛍ちゃんのライブで杏夏ちゃんがサイリウムのことを棒だなんだ言っていましたが、サイリウムのことを知らないのは、アイドルのカルチャーに疎いというよりモノを知らない馬鹿っぽさが先行すると思うんですよね。
 さらに、その後の蛍ちゃんのライブを見た感想が、「私の苛立ちを晴らしてくれました。」ってこの表現で良かったんですか? 彼女の苛立ちの感情はこの日だけの感情ですよね? もっと別の言葉で効果的に今までの価値観が変わったと言えるような気がするのですが…。


 過去回想が終わってからは2人でファーストフード店でお話ししてライブへ、となるんですがこの辺り色々腑に落ちないことが多々あるんですよね。
 ありすぎるので、杏夏ちゃんを追いかけて来といて、自分もしっかりセットを頼む余裕があるマネージャーちゃんのことは流しましょう。

 杏夏ちゃんがマネージャーちゃんに言った、そんなに誰かと自分を比べなくても大丈夫。に対する、見透かさないでください!というセリフ。これは本当にそうなんですよね。
 この杏夏ちゃんの抱える問題に対して、事情を見透かしてさらっと解決に乗り出してる場合じゃないんですよ!ちゃんとマネージャーちゃんが彼女の抱えるものに切り込んでいかなくてどうするんですか!
 ここもまた脚本が楽をしている場面ですね。
 
 今話で一番大切だったのは何なのか。今一度、前話から続く杏夏ちゃんの抱える問題を整理して考えてみましょう。
 
 TiNgSがこれからさらに躍進していくためには杏夏のセンター曲もあった方がいい。
          ↓
 しかし、杏夏はやりたくないと言う。この考えは彼女の課題である。
          ↓
 彼女がセンターをやりたくない理由とは何なのか?
          ↓
 メンバー曰く、以前自分がセンターを務めたライブを失敗したことがトラウマになっているのだろうと
          ↓
 直接話を聞いても彼女は頑なにセンターを拒否する。
          ↓
 それでもマネージャーちゃんは杏夏をセンターにしてライブをすると告げる。

 ここまでが前回までの流れです。そして、今回の杏夏ちゃんの過去回想により、彼女のトラウマは2つの要素で構成されていることがわかりました。
 まず1つは、単純に大事な場面で失敗してしまったということ。 
 もう1つは、春ちゃんへの劣等感、厳密に言えば春ちゃんのような「特別」な存在への劣等感。です。
 この彼女に関する一連の話で一番大切なのはもちろん後者です。
 マネージャーちゃんはしっかりとここに切り込んでいかなきゃいけませんでした。 
 しかし 脚本の手によって、杏夏ちゃんは回想にて自分の思いを言った気に、マネージャーちゃんは特殊能力からか聞いた気にされてしまいました。これは非常に悪手であり、危険な兆候です。
 脚本の頭の中だけで成立している という事なので今後さらに大きく崩れていく可能性があります。
 
 話が少しそれましたが、杏夏ちゃんの問題点は「特別」な存在に劣等感を抱いている というのを念頭に彼らの会話を聴いてみましょう。 
 
 杏夏ちゃんの「私は教えられたことを教えられた通りにしかできない。目を引く魅力なんてこれっぽっちもないんです。」
 彼女が犯したミスは、歌い出しの歌詞を飛ばしてしまうという、教えられたことを教えられた通りにできなかったというものなので、この言い分はおかしいですね。さらに、初っぱなにミスして後は下がっていたので目を引くも何もないですよね。
 その後、私は「特別」ではないのでセンターにはなれないという意のことを言い、そんな彼女にマネージャーちゃんがかけた言葉は、「アイドルは正しい事をやるんじゃない、やりたい事をやるんだ」と返します。
 ずいぶんフワッとしたこと言いますね。じゃあ理王・ザ・タイフーンもやらせてやれよとツッコミたくなります。
 そして「本当はやりたい事があるのに、自分は向いていないと言い聞かせて我慢していた。それが君の悩みの正体。」と続けます。
 言い聞かせて我慢していた というより、春ちゃんを見て諦めた 心が折れてしまった という方が正しいような気がします。さらに、センターのことを振られるとブチギレて騒いでいたので、我慢しているというニュアンスも違うような気がします。
 これらのことプラス、杏夏ちゃんの劣等感のことを考えると、それが君の悩みの正体 という言葉には納得しかねます。
 さらに、失敗してもなんとかするのがマネージャーだよ と言ってくれましたが、前話で理王が口を滑らした時、ただ固まってた人に言われても信憑性がないですよね。

 劣等感と失敗からセンターを務める自信がなかった子に、やりたい事をやるんだ は随分的外れな気がします。最後に心で思っていた、君はすでに誰かの特別なんだよって方をかけてあげれば良かったのでは?と思いました。

 正直、杏夏ちゃんがこういう問題を抱えているなら、春ちゃんとぶつかった方が良かったように思います。マネージャーちゃんがサラッとやってしまうので、TiNgSの結束が弱いままのように感じます。

 現状、この作品の問題点は誰が話を引っ張っていくのかがあやふやなところだと思います。
 様々な大人の事情からマネージャーちゃんのキャラは前に出過ぎないように設計されていますが、結局今は彼が引っ張っています。この異質さがいまいち話がノッてこない原因だと私は考えます。 
 ちゃんと誰が主人公なのかをキチッとさせてほしいです。これからに期待です。{/netabare}

 第5話視聴しました。
 {netabare} いやぁ…。正直 つっこみどころが多すぎて何から言ったものか…。ほんと…もうちょっと考えて脚本を書こうよ。

 とりあえず、最初の方から行きたいと思います。
 社長室にて、社長とマネージャー君の話し合いの場面。
 社長の「劇場の半分すら埋められなかったTiNgSが今では満員が当たり前、着実に成長しているね。」に対し、マネージャー君は「まだまだ課題は山積み、今のままだと解散は避けられないだろうね。」と返します。
 ここで私は少し違和感を感じました。なんで解散なんて話が出ているんでしたっけ?
 
 ちょっと整理してみましょう。TiNgSはライブの集客不足を理由に解散を宣告されますが、3ヶ月後の結成1周年コンサートの会場 中野サンプラザを満員にできれば解散は撤回すると言われています。
 ……あれ?解散理由の集客不足 解消されてませんか? 会社として専用劇場の定期ライブを満員に出来るアイドルを解散させるメリットてなくないですか?
 社長の狙いは何なんでしょうか。自らスカウトし、自慢の秘蔵っ子とまで言っていたグループを9ヶ月間もほったらかしにしていた理由が分かりません。
 伝説は多い程いいと言っていましたが、自社で売り出せなかったアイドルを他所の会社から引き抜いたマネージャーが成長させるって伝説って言えますかね? 
 2話の時も書きましたが、自社の無能っぷりを晒すだけなのでは?

 この解散危機は物語の主軸となっていますが、こんなに社長が好意的なら正直ただの出来レースなんですよね。  
 元々、そういう契約または企画として1年で中野サンプラザ満員があるか、マネージャー君が啖呵を切る形でこの条件を出したならわかるんですがね。

 ここまで頑張ったご褒美として仕事を貰えることになりました。
 頑張った、て…、マネージャー君もTiNgSも特別何か頑張ったことありましたっけ…?
 コネで人気アイドルの客を狙ってチケット売り捌くハイエナ行為をしただけのような…。

 なにはともあれ、貰えるものは貰っときましょう。しかし、貰ってきた仕事の内2つがバッティングしている様です。
 いや、何してんの? そのバッティングを何とかするのがマネージャーの仕事なんちゃうの?
 
 そしてここから、謎すぎる理論が展開されていきます。
 TVのロケと洋菓子店の1日店長、重要なのは1日店長の方だそうです。
 …いや、そんなわけないやろ…。
 何でもTVは知名度向上にはなるけど、ファン獲得にはなりにくく、1日店長の方はファンの獲得に繋がりやすいんだそうです。
 ……いや!やったら圧倒的に知名度向上の方とるやろ! 
 中野サンプラザの2000人集めないといけないんですよね!? 
 ファン獲得よりもまず知って貰うことが大事なんじゃないですかね!?
 3話で実力はあっても認知度が足りず結果を出せなかったアイドルの話してましたよね!?
 マネージャー君もそれはTiNgSの課題だって言ってましたよね!?
 南青山の洋菓子店に来る客層がアイドルライブに行ってみましょってならないと思うんですけどね!?
 そのTV番組 同じ事務所の大人気アイドルの七海ちゃんも出るんですよね!?
 2話で出したアイドル好きを狙う理論はどこいったんですかね!?
 しかも、よくよく話を聞いたらその店の店長は杏夏ちゃんのファンで、ぜひうちの店を使ってくれって言ってるんですよね!?
 じゃあ! 日にちを! ずらして! 貰えば!いいんじゃないですかねぇ!!??

 いや、もうほんと馬鹿なんじゃないの…?おかしいところはないかとか考えないんですか…?
 そんだけ言ってた1日店長はと言うと、普通にゴリゴリに店員して、客に宣伝するだけという…。

 場面変わって、ロケ現場にてマネージャー君が七海ちゃんに「信頼は実績より実力で得るものさ」とカッコつけてましたが、いや、だからお前がこれまでに何をしたっていうねん。

 その後、ロケが始まりましたがヘラクレスオオカブトが腕に留まっていたり、トマトのいい間違いにめっちゃウケて、マネージャー君が「偶然と必然の産物だな」と意味不明なこと言ってますが、この一連の流れ単純に何が目的なのかさっぱりわからないんですが、迷走ルートに入りましたか?
 それとも本気で、腕にヘラクレスオオカブトが留まっていたり、トマトをトムトと言い間違えるのが面白いと思ってやってるんですかね。だとすると…それはそれは…なんとも可哀想に…。

 そして、採った野菜をいざ実食となりますが、七海ちゃんが嘘をついている描写を入れるあたり、とりあえずTVを下げとけばいいだろっていう考えの浅さを感じますね。 嘘と建前の区別もないのか。 
 このアニメを放送してる媒体もTVだというのに…。あまりにも考えが浅い。

 彼女を掘り下げるためにロケで失敗させて泣かせるってどんだけ話を作るセンスないねん…。

 マネージャー君も理王ちゃんもまず謝るべきは農家の方にやろ。迷惑をかけてごめんなさいというより、ピーマン食べて生産者の前で苦いとわめき散らす人間性がヤバい。

 さらに言うなら、1人でビラを配っているのも視聴者としてはわかるんですが、通行人にしてみたらアイドル衣装を着た女の子が半泣きになりながらビラを配っていたら、正直引きますよね。
 なんだったら事務所に「おたくのアイドルの女の子が泣きながらビラを配っているが、彼女はどういう待遇を受けているんだ!」と苦情が入りそうなものです。
 アイドルが悲痛に訴えかけて、同情を誘ってライブに見に来てもらって何がいいのか。
 そんなことを考えない、彼女の人間性がヤバい。
 マネージャー君も見てないで止めろよ。事務所の評判が終わるぞ。

 さて、本当に色々とやらかしていますが次回以降で取り返せるのでしょうか。ライブシーンがある時は前半どれだけグダッてもある程度締まるんですが、ない時はとても苦しいですね。
 次回に期待です。{/netabare}
 
 第6話視聴しました。
 {netabare}や…やりやがったコイツ…。またあの悪魔の手法に手を出しやがった…。

 という訳で、第6話 理王の掘り下げ回後半となりましたが、まず冒頭 マネージャー君から次のミニライブでの新曲は理王ちゃんをセンターにすると発表され、驚き拒否する理王ちゃん。 
 ……あれ?なんかものすごいデジャブなんですが? マネージャー君の手法、突然センター抜擢宣言以外にないんか?
 前回の引きで、見えたよ とカッコつけてましたが問題点が見えてもその解決方法が1つしかないならあんまり意味ないですね。

そして、マネージャー君は「今回の曲ではほぼダンスをなくすことにしたから」と続けますが、な、なんでこんな言い方するんですか…?
「次の曲は理王の歌唱力を活かしたバラードだから」で、良かったのでは?
 ダンスの出来を気にしている子に向かってそんな言い方すればどうなるかなんてわかりきってますよね!?
 コイツは人が嘘をついているかが分かるっていう、相手の心情を汲み取ることにアドバンテージを持ってるキャラですよね!?
 なんでこんなことになるんですか!?
 百歩譲ってわざとこんな言い方したにしても、自分で問題起こして自分で解決してりゃ世話ねえですね!
 これ、最後にバラードって意外性を出したいのは分かりますけど、そこへ至るまでがあまりにも下手すぎる…。

 そして、飛び出して逃げた理王ちゃんは蛍ちゃんのポスターを見て、回想シーンへと移行します。
 もうすっかり、自発過去回想からの独白という麻薬にどっぷりじゃないですか…。
 なんですか?後、3人分おんなじことを繰り返すんですか?
 もう、事務所周りの蛍ちゃんのポスター剥がしとけよ…。

 回想にて、小学生の理王ちゃん登場です。
 えっと…、小学生の頃と現在でキャラの差分はないんですね…。
 今まであまりキャラの年齢は気にしていませんでしたが、理王ちゃんは作中2022年現在14歳。蛍ちゃんのライブがあったのは2018年。つまり、4年前で理王ちゃん10歳の頃の話。
 あー…そうですか…。キャラの14歳と10歳の頃で差異を設けないんですか…。
 このアニメでキャラデザのところまで手を抜き始めたら、いよいよ救いようがない気がするんですが…。
 いや、この事が物語においてどれだけ支障があるかと言われれば、別になくても成立はしますけど、キャラクターの記号としての部分が疎かになっているので、手抜きだと言われても仕方ないですよね。
 
 さらに言うなら、この当時から 「沢山の人がいるところは苦手、そこにいると自分が消えちゃいそうな気がするから 」って自分に自信がない子が、こんな髪型にしますかね?
 アニメでの髪色や髪型に言及するのは野暮だとはわかっているんですけど、10歳の時から金髪ハーフツイン毛先オレンジメッシュ縦ロールっていう いかつい髪型しておいて自信がないって言われても説得力ないような…。
 アイドルを志した時か、オーディションに受かった時とか、口調を変えたタイミングとかで見た目も変えた。とかの方が良かったんじゃないですかね?
 それと、隣にいた保護者的な人は誰ですかね?
 
 理王ちゃんの年齢を調べていてふと気付いたんですが、杏夏ちゃんは15歳なんですね。
 あれ…?杏夏ちゃんは過去回想で、制服を着て連立方程式をやっていたような…。えっと…蛍ちゃんのライブを見に行ったのが4年前だから、彼女は当時11歳の小学6年生になったばかりなんじゃ…。
 ものすごくアクロバットな教育方針のエスカレーター式エリート私立小学校に通ってるってことですか?

 回想が終わり、1人戻ってきたところにニュッと現れるマネージャー君。そしてここから諭すパートへ。 なんかまた物凄いデジャブなんですが…。
 理王ちゃんの みんなに心配や迷惑をかけたくないってのはわかったんですけど、突然飛び出して帰ってこないっていう心配をかけたことをカウントしてなかったり、現状ダンスが下手で迷惑をかけていることをカウントしていなかったり、前回の14歳半泣きビラ配りもそうですが、変なところでは宣言通り唯我独尊ができているのは何なんですかねぇ。
 というか、マネージャー君も 待ってたよ じゃねぇんだよ!?
 探 し に い け よ!!!
 14歳の子が飛び出したまま、20時過ぎまで帰ってこないことにもっと危機感を覚えろ。
 元はと言えばオマエの失言のせいでこうなったんだろうが!!
 この 待ってたよ は朝イチの練習室の前で言うなら格好つくんですけどね。

 そして、本格的に理王ちゃんを諭していくんですが、実力が足りてなくて悩んでる子に優しい言葉で励ますだけって、コイツほんまに何してんの?杏夏ちゃんの時は心理的なものだったのでまだ分かるんですが…。
 これじゃあマネージャー君はマネージャーというより、ただのカウンセラーではありませんか?
 なんでもかんでも便利なマネージャーが励まして解決していくのになんの面白味があるというのか。こういう見透かした感じでしか、優秀な人というのを描けないんでしょうね…。
 優秀な大人、敏腕マネージャー像の想像力が貧困すぎやしませんか。

 ミニライブ本番、理王ちゃんセンターの新曲発表です。
 バラードはとても素敵だったんですけど、第1話の頃からずっとダンスが課題とされていた子が、急に上手なバラードを発表しても、「あ、歌は上手いんだ」くらいにしかならないような…。
 別にこのライブ成功のためになにかを乗り越えた訳でもないので…。
 これからのメディアミックスのためにも楽曲にバラードのようなレパートリーが欲しいのはわかるんですがね。
 やはり、ダンスについてもこのライブで多少の克服があった方が良かったような気がします。
 楽曲についても、ダンスもあって途中から彼女がセンターになってソロパートがありそこだけでも完璧にするとか、一番の見せ場としてアカペラパートがあり歌唱力で見せつけるとかの方が、今話の存在意義があったように思います。
 まあそれでも、これまで歌が上手いなんて前フリは無かったので突然になってしまうんですけどね。
 
 
 今話であったような、過去の事象に対して多角的な視点で語られるというアイデア自体は良いと思います。
 しかし、そこに至るまでが 取り敢えずセンターに任命する。とその後に励まして頑張るというのが前々回と全く同じフォーマットで進行しているのは問題だと思います。
 ただでさえ、自発過去回想の独白は悪手であるのにその他も同じであるなんてただの焼き増しではないですか。

 来週は諸般の事情から振り返りスペシャルですが、振り替えるほどなにも起きてないのがかなしいですね。{/netabare}
 
 第7話視聴しました。
 {netabare}あー…これは…なんとも…。作品のストーリーの話ではないんですが、なかなかに残酷なことになってますねぇ。大変いたたまれない気持ちになりました。
 
 というのも、今回ふつうに面白かったと思います。
 「ゆきもじ」の2人は元々TiNgSのメンバーだったことが発覚し、その2人を復帰させようとワチャワチャしているだけでしたが、それでいいし、それがいいと思いました。
 やっとTiNgSが主役になったように思います。
やはり、マネージャー君は大人しくしてる方が面白いですね。
 今回のマネージャー君はちゃんと設定された役割を全うしているように感じました。
 話の流れとして、マネージャー君がきっかけを作って、TiNgSのメンバーが話を動かしてくれて、マネージャー君が切り込む。と、今話のこの形こそが本作品のあるべき姿なんじゃないかと私は思います。
 嘘がわかる能力も第1話のときぶりに効果的に使われていました。
 紅葉ちゃんと理王ちゃんの関係も前回までのフリがちゃんと効いているのが良かったです。
 春ちゃんについてのことなど気になる引きを作って次回へとなりました。

 …おやおや?これまでの拙さはなんだったのか?
ここからが本領発揮…なのか!?
 と、思いながらEDを見ていたら衝撃。

 脚本、樋口達人さん じゃないですか!

 あぁ…どおりでちゃんとしてる訳だ…。こんなにもはっきりわかるもんなんですね…。最初にも書きましたが、これはなかなか残酷ですよ…。

 正直、私はこの作品を見ようと思った理由は、制作会社と、監督、そして脚本に樋口さんの名前があったからです。
 蓋を開けてみると期待していた感じとは違いましたが、これはこれで楽しもうとしていたところに今話です。
 今まで意識的に考えないようにしてましたが、樋口さんが全編脚本を務めるアイドルもの が見てみたかったなぁ…。

 ストーリー以外の点で言うと、ダンスのCGがちょっと残念になっていましたね。
 色々と事情があるので致し方ないことではあるんですが、ダンスパートやライブパートのCGはこの作品の生命線なのでなんとか耐えてほしいですね。
 次回に期待です。 {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare}前回に引き続き「ゆきもじ」にフィーチャーしたお話。
 雪音ちゃんを軸に語られますが、結成当時の TINGSの様子や、雪音ちゃんと紅葉ちゃんの関係性、前回から投げかけられている春ちゃんについてのことにも言及された過去回想でした。
 今までのダラダラと垂れ流されるだけの自発過去回想語りとは違いますね。

 今回の話でちょっと気になった点として、ゆきもじの2人が屋上で本気を出して踊る春ちゃんに衝撃を受けるシーンなんですが、あんまり春ちゃんの凄さに説得力がないように思いました。
 ダンスCGの流用で「歌もダンスも表現力も桁違いだ」と言われてもな…。

 もうひとつ気になったのは、「ゆきもじ」の結成は社長命令によるものだったんですね。
 社長は前のグループで上手くいかなったであろう春ちゃんを、1人でもやっていけそうなのに新人グループに放り込み、本気を出させる為に とメンバーを脱退させライバルとし、更には解散もチラつかせるって…。
 物語の当初からそうですが、この社長はずっとなにがしたいんでしょうね。
 春ちゃんの過去についてやる時に色々わかるんでしょうが、作品の様々な根幹に社長の思惑が関わっているので、これがしょうもないと作品全体が崩れてしまいますが大丈夫でしょうか。
 これからに期待ですね。

 そういえば、ついにマネージャー君は一言も喋らなくなりましたねw
 このまま影を薄くしていくのか、それとも春ちゃんの時にポエミーなことを言うために我慢しているのか。その事にも期待ですね。{/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare}今回のお話で「TiNgS」は正式に「TINGS」へと戻り、メンバーと春ちゃんのわだかまりも精算されて、また目標へと向かって走りだそう!となりました。

 率直な感想と致しましては、「春ちゃんについて2週程引っ張ったわりに そんなもんか…。」です。
 これといった意外性もなく、心理描写は淡白に、展開はあっさりとして解決してしまいました。

 では、春ちゃんの過去話から見ていきましょう。
 
 またしても、自発過去回想語りで進行していきますが、モノローグの「わかっていなかったのだ」とか「やってしまったのだ」とかが連発されていて、ラノベ臭がすごいですね。 それか原作者はハム太郎でしょうか。

 センターを決めるテストで本気を出したら、幼なじみが泣いていたので、アイドルを辞めることにした春ちゃん。
 え、実際にセンターとして活動する前に辞めんの?
 徐々にメンバー達との溝が深まっていって…とかではなく?
 正直、辞める程のことか? そんなこと言い出したら事前の審査を合格した時点でその他大勢を蹴落としているような…。
 幼なじみの子にしても「春みたいに上手になりたいよ」って悔しさから泣いているなら、別に辞めなくてもなんとかなったのでは?
 辞めるに至るまでをもうひと堀り欲しかったですね。
  幼なじみの子や他のメンバー、マネージャーらしき女性との対話がないのは、HY:RAIN側からの視点がある前フリだと信じたいですね。

 
 落ち込む春ちゃんを社長がスカウトしに来ました。
 春ちゃんは「もうアイドルはしません」と言っていますが、彼女は活動前に辞めたのでアイドルだったことは一秒もありませんでしたね。
 
 春ちゃんは社長の話を聞いてもう一度アイドルをする事を決意しました。
 ……社長の話の中に、HY:RAINを辞めてすぐに社長のところでアイドルしよう!となる要素ありましたか?
 ウチの子達は傷つかないよとなんの根拠もない自信と、君にも夢があったんだろう?的なこと言われただけですよね?
 このくらいのことで考えをコロッと変える子をHY:RAIN側の事務所は止められなかったのか…?
 春ちゃんのこの行為は、HY:RAIN側の事務所からすると手塩にかけてレッスンして才能を開花させた逸材が突然辞めて、別事務所からデビューするっていうとんでもない裏切り行為なんじゃないの? 
 事務所に何の非があったって言うんだ…。社長もこんなことしたら業界からすごい干されそうですけど…。
 
 そもそも、春ちゃんはグループアイドルでなければいけない理由はなんなんでしょうか。
 憧れている蛍ちゃんもソロアイドルで、実力もあるんだからソロアイドルを目指せばいいんじゃないでしょうか?
 
 社長はウチの子は傷つかないよ的な事を言っていましたが、しっかりとメンバー全員傷ついていましたね。
 そして、メンバー2人を脱退させライバルとさせてみたりしましたが、9ヵ月が過ぎどうにもいかなくなり、解散をチラつかせてマネージャー君にぶん投げるって…。
 ひょっとしてこの社長、強キャラの雰囲気を纏っていますが実はとんでもなく無能なのでは…?

 社長の無能さがバレてしまった後、マネージャー君による春ちゃんの説得パートへと移ります。
 マネージャー君の中高生みたいなバックボーンは春ちゃんに同じ経験があるんだと言うためでしたか。
 全部を失ったのは、会社の完全なる不当解雇と当時の担当アイドルへの無責任さからくるものなのでなんとも言えませんね。
 ほんと当時担当してたアイドルの子にはなんて言って辞めたんでしょうね。
 そんな会社の人間関係で辞めた奴が、アイドルの子の熱意でもう一回マネージャーやろう! はおかしくないですか?
 前の事務所でアイドルの子といざこざがなければ辻褄が合わなくないですかね?

 お願いを聞いてマネージャーになったから、僕からのお願いも聞いてと言いますが、マネージャー君はセンターに突然抜擢 以外特になにもしてないんですよね。
 相変わらず、コイツが喋ると途端に薄っぺらくなりますね。

 春ちゃんの本気ライブでオープニング曲が登場はそりゃ結構なんですけど、いつまでもド ホームの定期ライブでやっててもなぁ…。
 この作品の目標でもある、中野サンプラザ2000人満員というリアリティラインは良いと思うのですが、そのせいか話がほぼ事務所の中だけで展開され窮屈な印象を受けます。
 過去話が本当にただの過去話で終わっているのも残念です。
 今回の春ちゃんとTINGSのメンバーとの決着のつけ方なら、別にHY:RAINの子達ともちょっと対話すれば問題なかったと思うんですよね。
 TINGSでしか為し得なかった感がありません。 絆が深まりそうなエピソードをマネージャー君がやってしまった弊害ですね。
 
 これから今一度 目標へ向かって頑張るわけですが、最早この目標死んでるも同然なんですがどうなっていくのでしょうか。
 これからに期待です。{/netabare}

 第10話視聴しました。
 {netabare} コロナの影響で制作進行が困難な中、頑張ってくださっているスタッフの方々にまずは感謝です。
 間の穴埋めもただ再放送するのではなく、特別番組を組んだことには驚きました。
 マネージャー君の薄っぺらい台詞を取り上げて、名言クイズと称してコーナー化していたのはなんとも居たたまれない気持ちになりました。
 逆に一周回ってめちゃくちゃイジッてるのかとも思いました。


 さて、10話です。 やはり、一番印象に残ったのはHY:RAINのライブシーンですね。
 二週休んだ甲斐もあってか、(前半にあった紅葉ちゃんのブレイクダンスもそうですが) ダンスにキレがあってカッコよかったですね。
 CGも丁寧に処理されていて、カットの1つ1つに見応えがありました。
 
 今話のこのライブシーンの出来は確かに良く、本作品の名場面の1つではあるんですが、裏を返すと黒金 蓮ちゃん登場のシーンまでの約14分間の話があまりに薄味過ぎるとも言えます。

 ではその薄味過ぎる話の内容をみていきましょう。
 まずは冒頭、今度は二週休んだ弊害とも言うべきか、前回の振り返りとこれまでの振り返りからスタートです。
 改めて振り返ってしまうと、やはり「中野サンプラザ満員じゃなきゃ解散」という目標の存在意義が無いことを考えてしまいますね。
 何故、解散かと言うと定期ライブの集客不足が原因なんですが、それはもう解決しているし、そもそも「TINGS」を発足させたのは社長だし、途中で分断させたのも社長だし、結局上手くいかずどっちも人気が低迷している中ほったらかしにしていたのは社長だし で、もうただの気まぐれに言っただけみたいになっており、この目標には何の効力もありません。


 マネージャー君が知名度UPのため可能な限りスケジュールを埋めてきたとタブレットを見せつけます。
 やっとマネージャー君の敏腕っぷりが発揮されるのかと思いきや、これ…そんなどや顔で見せつけるようなもんですかね? ほぼレッスンじゃないですか。
 いや、これ演出としてわざわざスケジュールの内容見せる必要ありましたか?
 アイドルのメディアへの露出のレパートリーが思い付かないなら、タブレットをメンバーに渡す、メンバーの反応、お仕事ダイジェスト で良かったんじゃないですかね?
 なんでわざわざ粗が目立つようなことを…

 目立っていたので言及します。
 そもそも「TINGS」の知名度を上げようって事なのになんでソロ活動ばっかり?
 デビューしたての雪音ちゃんに足つぼロケのオファー入る理由とは?
 せっかくの土日をまるまるレッスンとかに使うなよ!
 定期ライブってそんな週間ペースであんのか?

 などなどありますが、今こうして知名度UPのため奔走しているのを見ると、テレビ出演を犠牲にしてまで行った洋菓子店の1日店長ってなんだったんですかね。
 理王ちゃんはディレクターに気にいられて次の仕事に繋がってますしね。
 各人頑張っていることを描写したいのはわかるんですが、学校やら友達、身内でチケットをはけさせようとしているのは妙にリアルで嫌ですね。

 その後チケットは順調に売れ、完売となります。
 それは、まぁいいんですが、今までどうやって2000人を集客するかを散々引っ張ってきたにも関わらず、歌とダイジェストと残り枚数のカウントダウンで済ませてしまうんですね。
 具体的な数字を出したのなら、そこに向かってもっと具体的な作戦やプロデュース力を出すべきだと思うんですがね。
 ファンによる後押しとかは最後の最後でしょうよ。

 ここまでずっとダイジェスト気味に進行していたのが今話の薄味な原因の1つですね。


 ここから、黒金 蓮ちゃん及びHY:RAIN登場なんですかその間マネージャー君はずっと棒立ちで
顔だけ驚いているのはなんだかシュールでしたね。
 蓮ちゃん自身や発言がなんだかギャグっぽい扱いだったので事なきを得ましたが、もし「HY:RAIN辞めてなんでこんなとこでアイドルやってんのよ」って言われたら、春ちゃんまともに反論できないんですよね。
 HY:RAINとしてデビューが決まっていて、レッスンもつけてもらって、センターもほぼ内定していたのに、勝手にショックを受けて、急に対話もなしで辞めて、すぐ他事務所で元気にアイドルやってる訳ですから。
 連れ戻すうんぬんは、まぁさておきHY:RAINが敵みたいになっていますが、悪いのは完全に春ちゃんなんですよね。
 あぁ、だからギャグっぽかったのか…。

 とりあえず、春ちゃんはHY:RAINとその事務所に謝りに行きましょうね。社長も一緒に。

 次回に期待です。{/netabare}
 
 第11話視聴しました。
 {netabare}蓮ちゃんによる過去回想がメインと、再び杏夏ちゃんの悩みについて触れられる話となりましたが、正直この話をする必要ありましたでしょうか。
 蓮ちゃんの過去話は、ほぼ只の春ちゃんの時の焼き増しでしかなく、杏夏ちゃんの悩みも3話4話にかけて彼女についてやった事はなんだったのかという内容。
 この終盤でとんでもなく足踏みをしている印象です。
 諸事情により制作が難航する中で、シナリオにも影響があったのかは分かりませんが、放送期間を延長してまでやるような話ですかね。


 では内容の方を見ていきましょう。

 暴走気味の蓮ちゃんによって春ちゃんと杏夏ちゃんは再び彼女と対峙することに、そこで蓮ちゃんの想いが語られます。
 回想にて、幼なじみの3人は性格も誕生日もバラバラなのに仲良しと語りますが、普通 誕生日ってバラバラじゃないですかね?
 その後、春ちゃんがHY:RAINを辞めるところまでずっと知っている話が続きます。
 視点を変えた過去回想なのに、新しい情報がまるでありません。 蛍ちゃんのライブ見て感動!のくだりも、さすがにしつこいです。

 春ちゃんが辞めた後、HY:RAINのメンバーは春ちゃんの本気についていけるよう歌やダンスを頑張ったそうですが、結局 第9話の時にも引っ掛かった、何故 辞めようとする春ちゃんとメンバー同士の話し合いがなされなかったのか、どうして事務所は引き留めなかったのか。という問題に再度着地します。
 ボーカルトレーニングやダンスレッスン、食事管理などアイドルとして至極真っ当な努力が、どうして春ちゃんをセンターに据えながらは出来ないのかという話なんですよね。
 本気を支えられると言っても、TiNgSでサボっていた春ちゃんを支えられるようになったところで…というような気がします。
 そんなに強い想いがあるなら、どうして言葉をかけなかったのか、幼なじみで学校も同じだと言うのに…。本人には気まずくても第三者の金髪ドリルの子もいると言うのに…。

 というより、蓮ちゃんはHY:RAINに途中加入した蓮ちゃんとキャラデザが被りまくっている菜花ちゃんのことはどう思っているのでしょうか?
 随分と蔑ろにされているような気がします。

 
 回想が終わって、春ちゃんは蓮ちゃんに「ごめんね、HY:RAINには戻らない」と告げます。
 
 いや、春ちゃん。謝るのはそこじゃないやろ。

 「TINGSはHY:RAINに負けないよ。」とかって話じゃないねん、春ちゃん。

 まずは、ろくに話し合いもせず勝手な自分の都合だけでHY:RAINを辞めたことを謝ろう。
 それから、辞めてすぐ別の事務所でのうのうとアイドルしてたことについて釈明して謝罪しよう。 話はそれからですよ。

 社長はこんな私をスカウトしてくれた。と言いますけど、なんでちょっと被害者面してるんですかね。
 その理屈で言うなら、春ちゃんの素質を見抜きオーディションを合格させ、手塩にかけてレッスンしてくれたHY:RAINの事務所のRAINBOWの立場
がないんですけど。
 前にも書きましたが、事務所に何か非があったでしょうか。
 メンバーが彼女に心無い言葉をかけたでしょうか。
 いずれも否です。 事務所が春ちゃんの実力を見てソロデビューの方に舵を切り、HY:RAINは解体され蓮ちゃんとの溝が深まったり、事務所の方針が合わなくなっていったとかなら分かるんですがね。

 彼女は 勝手に 自分の都合と 思いこみで辞め、大変な迷惑と 多大なる不義理を働いて今があります。
 
 そしてその今も、社長 自らが集めたにも関わらず、社長によって分裂させられ、あげく解散の危機に瀕していたのだからもう意味がわかりません。
 
 この作品は特に、社長、春ちゃん、蓮ちゃん、マネージャー君の四人の言動 心情 動機 行動 のつながりの部分が曖昧かつ不明瞭なので、なんでこいつらこんなことやってんだ? というハテナが付きまといます。
 崩れかけのジェンガを見ているようです。


 とりあえずこの11話を見て率直に思ったのは、「もうさっさとライブせぇや」です。
 作中通してずっと言っていた中野サンプラザ2000人は達成され、その後降って湧いた 春ちゃんを連れ戻す戻さないの問題も、事務所関係なくいちタレントが感情で言ってるだけでしかありません。
 蓮ちゃんが納得しようとしなかろうと移籍するわけでもないので、ライブの成功の為の障害でもなんでもないんですよね。
 ですので、そこを捏ねくり回しても何も起きないんだからさっさとライブやりゃいいのにと思ってしまいます。

 今回の話をまとめると、
 蓮ちゃんの過去回想は幼なじみ設定が多少補強されたくらいで、別に得られたものは特になく、むしろ 辞める際に話し合いや引き留めがどうして行われなかったのかという謎と、もう一人の幼なじみの金髪ドリルは何やってんだ という謎が深まっただけでした。
 杏夏ちゃんは、一度解決した問題を掘り起こす二度手間なことをし始めるという、最終回を目前にやるような話ではありませんでした。

 最終回はどうまとめるのでしょうか、期待です。{/netabare}

 最終回視聴しました。
 {netabare}まずは途中、制作が困難になり放送延期が余儀なくされましたが、それでもなんとかこうして 無事最終回を向かえられたことに安堵しています。 本当にお疲れ様でした。


 さて、最終回です。
 前回の引きや冒頭で触れられた、マネージャー君の秘策とは何なのか気になりながら、いよいよライブ直前です。

 関係者席のような所で、誉ちゃんと蓮ちゃんの邂逅がなされます。
 個人的にこの2人の関係性には、前回にも書いたこともあって注目です。
 誉ちゃんは理解ある幼なじみムーヴをかまし、「わかってるよ、ずっと見てきたし」と宣いますが、じゃあ 何で今までこんなに拗れるまで2人を放置していたのか、という前回に引き続いての疑問がここでも顔を出します。
 この作品の「言動と行動が一致していない」という特徴がよく出ていますね。
 わざわざ友人Aから、幼なじみへとランクアップさせた意味がまるでありません。
 こういう設定の詰めの甘さもこの作品の特徴ですよね。

 
 楽屋にて、なにやら社長がためになる事を言ってくれていますが、これまでの行いから何の信憑性もなく、無能さをひけらかし続けている社長は黙っていた方が恥ずかしくないですよと教えてあげたくなりますね。
 そういえば 前回の回想から、昔はアイドルだったらしいことが仄めかされていましたが、触れられず終わりましたね。

 マネージャー君の立ち姿が腰に手を当てているポーズしかないのは、ちょっと可哀想ですね。
 まあこれは、ケーキ屋のおっさんがエプロンのままライブに来ているっていうネタと同じようなものなんでしょうけど、なんともねぇ…。


 シャインポストというタイトル回収のため、再びあの散々見た過去回想となります。
 2018年の蛍ちゃんのライブを大事にしたいのは分かるんですが、なんでもかんでもをここで済まそうとし過ぎじゃないですか?
 撤収作業中の会場に一般客が入り込んで、忘れ物をアイドルが届けてくれてそのまま喋るっていう違和感を黙殺してまですることですかね。
 そんでそもそも、流れとしてマネージャー君と昔会ったことがあるって情報は、本当に今、このタイミングで必要だったでしょうか。
 別にどうでもいい1話の伏線を回収してご満悦で得意顔という訳ですか。
 機を逸脱した過去回想や伏線回収ほど無様なものはありませんね。
 
 春ちゃんとマネージャー君の出会いを運命的な美談にしたいのは分かるんですけど、でもそうなるとやっぱり 出会うまでの春ちゃんのこれまでも書いた諸々の行為が気になるんですよね。
 「優秀なマネージャーとも出会えたし」じゃねぇんだよ。
 じゃあなんですか?HY:RAINのあの女マネージャーらしき人は気に食わなかったってことですか?
 その前も「大切な人を傷つけたり、辛いこともあったけど」ってなんか悔いている感じ出してますけど、春ちゃんはその事について一言も謝ってないですよね?
 これまでのことを春ちゃんが美談のように語る資格なんてこれっぽっちもありません。

 そして、春ちゃんの件で隠れがちで作中でも最初に語られたので忘れがちですが、そもそもマネージャー君が事務所を辞めた理由も社会人としてなかなか苦しい、中高生の部活みたいなものだったはずです。

 最初から美談になんてなりようもないのに、無理やりその方向に向けすぎです。


 いよいよライブパートへと突入です。
 さすが、見せ場だけあってライブパートは瞠目させられました。
 でも、しかし欲を言うと、前半のライブ前の待機列のファンの様子など明らかに手を抜いた割に、一曲だけなのか。と思いました。
 この作品はライブパートくらいしか見るところがないんだから、ゆきもじが主役、理王ちゃんが主役のもう2曲くらいはやって欲しかったですね。
 あんなに中野サンプラザでのライブを引っ張った割にえらくあっさりでした。
 3話でマネージャーが言っていた、TINGSはみんなが主役になれる力を持っている。という言葉の真意をぜひこのライブで体現していただきたかったものです。
 
 そして、蓮ちゃんを納得させるためのマネージャー君の秘策として、春ちゃんと杏夏ちゃんのツートップという答えは、良いと思います。
 ただ、それならば、このライブへ向けての杏夏ちゃんの努力の過程を省くべきではなかったと思います。
 この作品は比較的、アイドルの地道な努力やレッスンの様子などを描いてきました。
 ライブのビラを配ったり、チケットを手売りしたり等や、HY:RAINのみんなもレッスンやトレーニングに勤しむ様子がありました。
 アイドルというキラキラした世界の裏には、本人たちのたゆまぬ努力があるのだと示してきました。
 なのにここにきて、「些細な切っ掛けがあれば一晩で劇的に進化する。それがアイドル。」みたいな着地の仕方はどうなんでしょう。
 
 3話4話にて、杏夏ちゃんは努力する凡人、いわゆる秀才タイプとして描かれていました。
 今回のこのツートップという形は、絶対的センターとして、追いかける対象として春ちゃんを見ている蓮ちゃんに対して、春ちゃんという天才に並ぶため、凡人が努力して秀才となり、その秀才でも天才と並び立つことができると示した。という対比が美しいのに、そこを、杏夏ちゃんにも才能があったんだよ。としてしまうのはあまりにお粗末としか言いようがありません。
 「アイドルの才能」とかを持ち出してきた割りにこんな幕引きですか…。
 この作品はなんというか、テーマは色々出すくせにどれも一貫しませんね。

 ライブは終了し、第1話を踏襲しつつこの先ゲーム化しやすいように余白を残してENDとなりました。
 そういえば、第1話の時 練習でもライブでも本気を出さず、さらに出す気もないのに、あんなにルンルンで社長に対して、今日の私は絶好調なのに!?と叫んでいた春ちゃんは今思うとだいぶ狂気ですね。

 なにはともあれ、一応ちゃんと終われましたし、実際にライブをすることも決まったそうですし、これから色々頑張ってほしいですね。{/netabare}

 全体を通して
 {netabare} 私がこの作品の評価を低めにしているのは様々な要因がありますが、一言に集約するならば「この作品には "芯" がない。」だと思います。
 アイドルという要素を使って何を表現したかったのか。
 この作品が一番大切にしたいテーマは何なのか。
 物語において非常に基礎的な部分が不明瞭で、設定の一つ一つの詰めが甘いなんとも行き当たりばったりな印象を受けるシナリオでした。
  
 ライブパートには力が入っていましたが、ではそのライブパートが一番盛り上がる話作りになっていたか というとそうでもありません。
 雑なストーリーの尻拭いの為だけのものになってしまいました。

 
 この作品の芯の無さを顕著に表していたのは、「中野サンプラザ2000人を埋めなければ解散」という目標設定です。
 通常 結成9ヵ月で最大でも30人程しか集めたことのないアイドルが、3ヵ月で2000人を集客できるようになるのは無茶だと思います。
 この無茶な目標を敏腕マネージャーはどうやって乗り越えていくのか、そこにドラマが生まれるはずなんですが、そうはなりませんでした。
 2000人という具体的な数字や、実存する会場名を出すなどしてリアリティを出していましたが、その肝心なプロデュース内容はというと 首を傾げるものが多く、芸能活動 ひいてはアイドルそのものに対して非常に蒙昧であるとしか言い様のないものでした。

 マネージャー君がした仕事についてまとめてみます。
 ・コネを使って他所のアイドルのファンにチケットを売る
 ・杏夏ちゃんと理王ちゃんにセンターを経験してもらう。
 ・抜けていたメンバーに戻ってきてと提案だけする。
 ・仕事のスケジュールを組む
                  以上。
 
………敏、腕?…………優、秀? どこにそんなものが感じられるというのでしょう。
 いかに、芸能活動やアイドルの仕事、プロデューサー業についての知識がないか がハッキリと出てしまっています。
 優秀な人というキャラクター像も貧困で、「作者は自分より頭のいいキャラは生み出せない」という格言が脳裏をよぎります。

 何故こういった知識が足りないのに、具体的な数字や会場名を出してしまったのか…。
 目標のリアリティさだけが際立ってしまい、自分で自分の首を絞める結果になってしまいました。

 しかし、さらに問題なのがそんな目標も本編の中盤を過ぎた辺りから破綻していることがわかります。
 解散の理由だった定期ライブの集客不足は解消されていますし、急に解散を告げたのは社長ですがそもそもTiNgSを作ったのは社長であることが発覚します。
 何故、解散しなくてはいけないのか?という疑問は当然のように出ますが、スルーされてしまいます。
 最早、何の効力もない目標に頑張られてもしょうがないんですよね。
 
 本作品の大きなストーリーラインのはずなのに、破綻した目標に向かって蒙昧な活動をする というどうしようもないものに仕上がっています。

 正直、マネージャー君のプロデュース力の無さについてはこの際目をつぶるにしても、何故彼女達が頑張るのか に繋がる「中野サンプラザでのライブを成功させなくてはいけない理由」の方はもっと熟慮すべきだったと思います。


 では この作品を、彼女たちTINGSの成長の物語として見てみるとどうでしょうか。
 この要素も作品の中で大きな割合を占めますが、そうなってくるとマネージャー君の存在が邪魔をします。
 特に前半のパートについてのことなんですが、というよりこの作品は6話までの脚本が本当に酷い。
 どう酷いのかは各話の時に書いたので省きますが、キャラのそれぞれの悩みに対してマネージャー君が諭して励まして解決という手法しか取られませんでした。
 その影響で6話が終わったところでもTiNgSの絆が深まったなんてことはありませんでした。
 特に杏夏ちゃんの悩みなんかは春ちゃんとぶつかってこそ味が出るのに、便利なキャラクター マネージャー君を使うことで楽をして済ませてしまいました。
 マネージャー君は話の主軸にいるはずなのに、あまり目立たないように設計されたことによるギャップでおかしなことになっていましたね。
 そもそもの悩みについても、杏夏ちゃんと理王ちゃんで共に自分に自信がないということで被ってしまっていたのも残念でしたね。
 
 まとめると、キャラとして、グループとして大きく飛ぼうとしているのに、マネージャー君の介入によって無難な結果になり、伸び悩んでしまった印象です。
 一人一人のキャラが、何故そう考えるのか、何故そういう行動をしたのか、何を思ってその言葉を口にしたのか、をキチンと考え向き合うこと。これがこの作品に足りなかった要素だと思います。


 キャラについて、春ちゃんのことは各話の時に散々書いたので省くとして、今一度社長について考えたいと思います。
 正直、この作品がワケわかんなくなっている元凶はこの人です。
 様々な切っ掛け作りをしていましたが、本当に何がしたかったのかわかりません。
 このくらい意味不明な行動をするならば、いっそのこと既に他界してしまっている、くらいやってもいいような気がします。
 その方がマネージャー君との親族という関係性も活きてきますし、アイドルをスカウトしてきたことにも特別な意味が出てきそうですし、生前の行動がどれだけワケわかんなくてもその真意はもう聞くことはできない…と出来たように思います。
 派生して、事務所倒産の危機!?とかアイドル部門廃止!?とかにもできそうですね。

 マネージャー君について補足すると、あの嘘が分かるという設定はなんだったんでしょうね。
 作中での嘘は別に光らなくても嘘だとわかりますし、嘘だとわかってところでそれが面白さにも繋がるわけでもありませんでした。
 典型的な変な設定で、完全に出オチでしたよね。


 最後に
 この作品は一応原作としてのライトノベルが存在するのですが、こんなことを言うのは大変不遜なことは重々承知の上なんですが、王道アイドルものを書けないならちゃんと書けないと言いましょうよ…。
 作者は普段ライトノベルを読まない層にも向けて王道を意識した。と語りますが、もうこの時点でちょっと色々履き違えてますよね。
 王道とは展開作りを楽にすることでは決してないはずです。
 そして結果隠しきれない特殊能力などのラノベ要素が変な違和感を生むことになっています。
 
 同時期にやっていたアニメで「Engage Kiss」という作品があります。シナリオをラノベ作家が担当し、アプリゲーム化も見据えたオリジナルアニメ、と共通点の多い作品です。
 ジャンルが違うので一概に比較は出来ませんが、少なくともこの「Engage Kiss」という作品はラノベ作家としての自分の得意を活かした作品だったと思います。
 それに比べてこの作品はどうだったでしょうか。
 王道ってこんなもんでしょ という浅はかさに加え、話作りとして難しいところ、テーマとして重要な部分からは逃げ、向き合うことをしないそんな作品です。
 この作品は、細かいことも大きくことも気にならない、ただアイドルであればそれでいい人や、考えることが面倒臭くなっちゃった人にオススメです。{/netabare}

投稿 : 2023/02/14
閲覧 : 1121
サンキュー:

6

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想

ラブライブと同等かそれ以上の良作でした。
一番好きなエピソードはリオです。
泣きました。
意外に真面目な作品なのが良かった。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 134
サンキュー:

3

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

どの辺が飛び抜けているのかはわかりづらい

オリジナル?作品(2022.12)
今期アイドルモノは「Extreme Hearts」に続いて2作品目です(あれはアイドルモノ?なのかはさておき)。
自分はアイドルモノって苦手というか先が読めてあんまり観ないんですよね。大体展開的に同じになりがちだし。
この作品を観るきっかけは主人公がマネージャーだと思ったからで、そのマネージャーが特殊能力?特異体質?の持ち主だったのでちょっと違うのかなと期待したからなんですが、うーん、冒頭は意味があった様に思いましたが後半はアイドルモノのそれが中心であまり関係なくなっちゃったのが少し残念でした。
ただ、非常にシナリオでのキャラ同士の繋がりや作画面の丁寧さがあって、観てて印象が良かったです。
ただ、自分は所謂アイドルという職業?に関心がないのでレビュータイトルにあるようにどの辺がとんでもない素質があるのかとか感じ取れませんでした。何が凄いのか?これは現実のアイドルと呼ばれる人達に共通して自分が感じる部分です。
まぁ、これはアニメ知らない人にこうだからアニメが凄いと言っても理解されないのと同じ事なんだと思います。
アニメ業界に「シャインポスト」となる作品がどんどん出てくるといいですね。

私のツボ:なんですか?その棒

投稿 : 2023/01/01
閲覧 : 162
サンキュー:

7

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 アイドルものは、後発作ほど既発表作との差別化を図るためにも付加要素が増えている感が
あるが、本作は設定と言い展開と言い、至極オーソドックスなものといった印象。
 主人公である日生 直輝が嘘をつく人が輝いて見えるという超能力的設定があったが、これも
他人の嘘に敏感な人を映像的に表現した演出とも言えなくない範疇のレベル。
 「TINGS」のマネージャーになった日生が温厚なメガネ君ということもあって、
「THE IDOLM@STER」を思い出したりした。あっちはマネージャーじゃなく、
プロデューサーだけど。

 「TINGS」のメンバーそれぞれに問題があり、それを解決していくことで「TINGS」自体も
進んでいくという展開も割と無理がない感じで、単話としてもいい感じ。
 この各メンバーの問題に関わる、それぞれの長所短所なども「そういう設定です」と
言うだけでなく、映像や音でうまいこと表現されている感があった。
 まあ内容自体は良くも悪くも定番の範疇で、斬新さはないが、正統派アイドルものの楽しさを
堪能できるもの。

 アイドルものに関しては既にブランドイメージを確立しているシリーズが人気で、後発作品は
大変な印象があるが、本作のような秀作は評価されてほしいなとは思う。
 キャラクターデザインや絵の感じは個人的には結構好みでした。

2022/12/11

投稿 : 2022/12/11
閲覧 : 194
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これは、絶対アイドルを目指すため、君と少女たちが光り輝く物語。

この作品の原作は未読ですが、さゆみんこと鈴代紗弓さんと、おなつこと夏吉ゆうこさんが出演すると知り視聴を決めた作品です。

加えて嬉しい誤算が…
キャラデザがキラキラしていてメッチャ綺麗と思ったら、キャラデザはブリキさんだったという顛末。
ブリキさんと言えば、「電波女と青春男」や「僕は友達が少ない」のキャラデザを手掛けられているのは周知の事実だと思います。
これを知って視聴意欲が俄然増しましになりましたよ^^


「世界中の人達にアイドルを大好きになってほしい!
そのための輝く道標……それが、シャインポストだよ!」

大きな夢を抱くも
小さな成果しかあげられないアイドルユニット
「TiNgS」の玉城杏夏、青天国春、聖舞理王。
彼女らに救いの手として用意されたのは、曰く最強マネージャー、のはずが……

「僕、マネージャーはやらないよ」

現れたのは、まるでやる気のない男、日生直輝だった。
だが、彼には一つ特別な力が備わっていて……?

これは、絶対アイドルを目指すため、
君と少女たちが光り輝く物語。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

流れる汗を拭うこともなく邁進し続け、アイドルであることを全力全開で全うする…
ブリキさんのキャラデザ効果も相まって、一生懸命であることをひしひしと感じられる作品だったと思います。

私が個人的に同じような印象を持った作品が「IDOLY PRIDE」でした。
流れる汗がしたたり落ちるなか、歯を食いしばってトレーニングしているシーンがとても特徴的。
そういえば、この作品に登場する伝説のアイドルである長瀬麻奈を演じていたのは神田沙也加さんでしたね…
本当に感慨深いモノを感じずにはいられません。

物語は「TiNgS」の玉城杏夏、青天国春、聖舞理王の一人ひとりに焦点を当てて丁寧にキャラを深掘りしているので、それぞれのキャラがとても印象に残りました。

3人には、いわば「リミッター」のようなモノによって本来の実力が発揮できずにいました。
性格だったり資質だったりとリミッターはそれぞれ違うのですが、大きな足枷になっていたのは間違いありません。
徹底的なトラウマとも言える足枷なのですが、それを素直に口に出来るほど彼女たちは大人ではありませんでした。

分かってるんです。
相談したら、きっとみんな親身になって聞いてくれる…
自分の不出来をカバーさえしてくれることでしょう…
私たちの仕事だったら、きっと「困ったら相談」のスタンスが正解です。

でも、アイドルはそれじゃダメなんです。
自分で克服し乗り越えなければ、みんなと同じ場所に立つことができないから…
きっと周りが許してくれたとしてても、自分で自分が許せなくなってしまいます。

でも、乗り越えて一回りも二回りも成長しないと課せられた命題に辿り着くことはできません。
背中を少し押してあげただけ…
レッスンで流す汗以上に流した涙の分だけ強さと勇気を手にしましたから…

特におなつが演じる第5話~第6話の聖舞理王回…
おなつが演じていたのも相まって、この理王回で推しが確定です。
根拠なき絶対の自信を持つ結構なお調子者と公式サイトのキャラ紹介欄には記載されていましたが、それが理王様らしさ溢れる理由なんです。
第6話が特殊エンディングで、理王様がセンターで歌う「Yellow Rose」という楽曲が使用されましたが、思わず目頭が熱くなってしまいました。
おなつは歌がとても上手ですが、この「Yellow Rose」は正に理王様…おなつのために書き下ろされた楽曲と言っても過言ではないほどハマっているんです。
この組み合わせは最強だと改めて実感しました。

アニメーション制作は「スタジオKAI」さん。
「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズの主要スタッフ陣が、「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」の次の作品として手掛けられたそうです。
視聴したら気付くと思いますが、ダンスシーンが手書きで制作されていました。
これもキャラのイメージを壊さないためのこだわりなんでしょうね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ワンダー・スターター」
エンディングテーマは、「パレットガールズ」
どちらもTINGSが歌っています。

1クール全12話の物語でした。
そう言えば、2回ほど刺さり込まれた特別編も中々良きでした。
1回目は物語の中盤で前半戦の繰り返しを、2回目は「TINGS」を演じる声優の皆さんでオープニングテーマ「ワンダー・スターター」のMVの制作風景とMVが公開されました。
今の声優さんは歌って踊れるスキルが必須なのではないでしょうか。
誰がどのパートを歌っているなど新しい気付きもあったので収穫でした。

この作品のゲームの配信も予定されているとか…
ゲームには手を出せませんが、しっかり堪能させて貰いました。
最近のアイドルアニメ…クオリティが高くて見応えがあります。

投稿 : 2022/11/20
閲覧 : 184
サンキュー:

15

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いや〜良かったわ(笑)

アイドルものとか合奏ものには弱いのだけど
凄く良かった!
ラブライブよりアイドルマスターよりなのかな?
これは二期が楽しみ!
ってかあるのかな?

投稿 : 2022/11/20
閲覧 : 242
サンキュー:

4

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

光り輝く道標

アイドルユニット『TiNgS』の3人組である、青天国春、聖舞理王、玉城杏夏。
社長の日生優希に呼ばれて、コンサート会場を満員にさせないと解散させる、と言われる。
敏腕マネージャーの日生直輝の手助けもあって、地道なアイドル活動を続けて、
『TiNgS』解散を阻止しようとメンバーが頑張るのであった。

センターの重圧に耐えられなかった玉城。
ダンスが下手な理王。
実力の格差に悩む春。
アイドルという出発地点には立っていますが、中々先に進めません。
各々が課題を克服して成長していく様は、視聴していて気持ちいいですね。

3人組のTiNgS。
コンサートを成功させるために、祇園寺雪音と伊藤紅葉を加えた5人組のTINGSとなります。
最初は売れないアイドルでしたが、だんだんと活動を大きくしていくTINGS。
マネージャーの日生の指摘とメンバーの地道な努力。
努力の積み重ねで、成功への階段を登っていきます。

アイドル物として作品をみたら、成功の部類ではないでしょうか。
同時期に『ラブライブ!スーパースター!』2期があったので、知名度は低いのかもしれません。
自前の劇場も埋められない所から、中野サンプラザを満員に。
グループ解散通告という劇薬があったとしても、成長は著しいですね。

本作品はコロナの影響で、特別編という実写が2回あります。
最近の声優さんは、歌やダンスもしないといけないのですね。
春役の鈴代さんが働きすぎという感じもしますが……

アイドル物としては良作。
春の実力が他のメンバーと桁違いという事も、グループを成長させるために必要だったのでしょう。
嘘を吐くと人物が光って見える日生の特殊能力は序盤は必要でしたが、終盤は……
すでにゲーム化される事は決まっているみたいですが、そちらのほうは微妙かも。
でも、アニメは見ないと切腹させられますよ。

投稿 : 2022/11/19
閲覧 : 139
サンキュー:

19

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

せっぷく

アイドリ―プライドを少し思いださせられたが、マネージャーがそれなりに前に出てくるアイドルアニメは面白い。
そして、歌パートはかなり動くし作画も綺麗。キャラのダンスの熟練度で動きを分けたりと細かく秀逸。

1話目から特殊能力持ちのマネージャーから見た、輝かない特殊能力持ちの主人公というシチュエーションがキャラに厚みを作っていて導入面白って思える。
マネージャーがアイドルをしっかり引き立てていくのは、アイドルアニメには少ないが王道展開に味を付けた感じで良い。残り二人の魅力をマネージャーと共に引き出す前半、追加メンバーの後半。
マネージャーだけでなく、しっかりメンバーも厚いキャラのつくり込みがあって、テンポよくサクサク引き込まれて見ていける。
最終に向かって春やマネージャー背景は勿論、おきょんが熱い。

100点中80点

投稿 : 2022/11/19
閲覧 : 178
サンキュー:

5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アイドルものに興味は…ただ作画は綺麗。嘘を見抜く能力も興味深い

1話感想 3.4

タイトルで語ってしまいましたが、果たして見るかどうか。

作画はなかなか良好ですね。キャラ絵は可愛らしくぬるぬる動いています。
また嘘を見抜く能力をどう活かすのか気になったので、見たい気持ちはあります。
ぶっちゃけ相手プロデューサーの望んでいるものを見抜いて、的確な戦略を練る、という使い方がベストですが、それはちょっとずるいというか浅ましいというか… どうするんでしょうね。

ただ、一番の問題はヒロイン達をあまり気に入っていないという点でしょうか。
特にオープニングの、数人しか居ないファンにテンションだだ下がりな所が微妙でした。
アイドルたるもの、お客さんが1人しか居なくても全力の笑顔を見せて欲しい。
客が少ないからってあからさまにテンションが落ちているようでは、その少ないファンに失礼です。

色々気になるものの、純粋に面白そうというほどではないですね。
見るかどうかは本数で考えます。

全話感想 3.6
なんとなく全話見ました。
そんなガツンと面白いという程でもないですが、絵は良いですしキャラもそれぞれ愛着も持ててきて、なんとか最後まで見られた感じです。

あまり評価していないようで、何となく気に入って最後まで見てしまった感じなのですが… あ、絵は良かったです。ちゃんと作画は評価しています。

問題は内容の方ですが、何かこの駱駝という人の書く文章は微妙に変なノリがあって、その変なノリが何となく掴みきれない感じが癖になるというか…
何か独特な変なテンポがあるんですよね。同じネタや同じセリフを延々繰り返すのですがその割には飽きが来ないというか。

そこに些細な違和感はあるのですが、不快感というわけではないので、逆に気になる感じになって、何となく次も見るか… という流れの連続で、結局最後まで見てしまいました。
気に入ったってことなのかなぁ? なんとも良くわかりませんが。

最後まで見れば何となくいい話だったと思いました。

投稿 : 2022/11/15
閲覧 : 209
サンキュー:

5

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

社員の郵便受け‥‥‥ではありませんw

原作未読 全12話

アイドルユニット「TiNgS」(ティングス)のメンバーは壮大な夢を持っていますが、駆け出しでまだまだファンも少数でライブも閑散としていました。
そこで事務所は最強のマネージャを用意しましたが、何か訳ありな感じです。そして事務所の社長からある約束を果たさない場合は「解散」を言い渡されます。
その約束を果たすため様々な困難を乗り越えながらアイドル活動を行っていくお話です。

メンバー一人一人のことを丁寧に描いていましたね。

メンバーそれぞれの悩みやトラブルなど様々なことを一つ一つ解決していきます。

出てくるキャラは多いですが、他の作品とは違って主要メンバーである「TiNgS」は人数が少ないので分かりやすかったですね。

お話はこれからという感じで終わっていますが、きちんと一区切りしたところで終わっています。

OP・EDは「TiNgS」が歌っています。

最後に、シャインポストとは「世界中の人達にアイドルを大好きになってほしい!そのための輝く道標」らしいですが、作品タイトル見てどんな作品だろうと思いましたw

投稿 : 2022/11/12
閲覧 : 209
サンキュー:

14

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なぜかハマらなかった

{netabare}
たぶん今期のアイドルもので一番評価が良かった作品なのかな?
実際最近のアイドルアニメにありがちなキャラ多すぎ問題もなく、アイドルグループTINGSの成長と言うテーマを真面目に描いていた良作だったと思う。
けど、あまりハマらなかった。
自分でも何故好きになれなかったのかわからない、アイドル物嫌いじゃないし、キャラデザも好みだったし。まあ強いて言うならこの監督作品のキャラのノリが合わないというのはあるけど。

無理やり自分が合わなかった理由を好み以外の問題に押し付けようとしているだけな気もするけど、一応たぶんこれが合わなかった原因だろうなと言うのも書いておくと、キャラの行動が違和感あったことかな...。
理王の行動もちょっと行き過ぎていると思ったし、その後の話での晴やゆきもじの行動や処遇もちょっと漫画的すぎるように思えて、リアルなアイドルを描いた作品としては展開にフィクション臭さを感じてしまったのはある。
無理矢理人間ドラマを作ろうとしてる感?
だけど、そんな部分はおまけに過ぎなくて、仲間との高め合いからのキャラの成長といった軸の部分はしっかりと描けているし、結論上手くできていた作品ではある。

これだけは駄目だと思った点は、男が掘り下げ薄な割に万能すぎて少し気持ち悪さがあったのと、嘘つきが光る能力があまりストーリーに活きていないことか。まあ、これもこの作品においてスパイスでしかない部分だけど。

好み補正ありだと物語とキャラの点数が2.5ぐらいになるけど、その評価は違うと思うのでこれぐらいで。
自分の感想なんかより他の人が書いてる感想の方が妥当。
合わなかったけど、こういう真面目な作品は評価されるべきだと思う。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
初手ライブ。このハイテンションいいわ。巽かな?
何この透けブラ表現。気持ち悪い。異世界転生しそう。
思ったより悪くない。謎の主人公指名。ピッカピカで草。
嘘を見抜ける能力? お前つまんない嘘つくね。
嘘つき二人いるとか絶対ギスるじゃん。

2話 ☆6
OPいいな。ピカピカで草。男の描写をメインにしないと不味くない
このアニメは。孔明かな? さすがにそうはならんくない? 体目的。
アイドルオタじゃないから知らんけど。キモい客多いな。

3話 ☆7
主人公に特殊な設定があるんだからもっと主人公の方をメインにして欲しい感はあるな。ピッカピカで草。認知度大切。
tingsって前々からあったんだったな。
普通にセンターにしていくw 普通に面白いけどそこ止まりだな。

4話 ☆7
これ決して悪くないけどなんか好きになれん...。ノリ嫌い。

5話 ☆6
なんかこの男も完璧すぎて気持ち悪さあるんだよな。いい曲。

6話 ☆5
謎企画。ピカピカを大してストーリーに活かせてないよな。
これのギャグ顔嫌い。はい黒人激怒。ピーマンそんな苦ない。
これ却って足引っ張ってるやろ。
こんなことやってたらそれこそイメージダウンだろw
ちょっと行動が行き過ぎてて気持ち悪さがある。

7話 ☆7
シリアス回か? さすがに他人思いが行き過ぎててちょい違和感あるな。
ピカピカで草。期待してやれよ。歌上手いな。

8話 ☆6
ギスった。ピカピカで草。カード払いにしろ。強引な勧誘だなw
なんで今になってそんなに戻らせようとしてるw 本気出してないとは。
黒幕ムーヴ ピカピカで草。

9話 ☆8
クエかな? そういや前もそんなこと言ってたな。
なんでそんなん分かるん。これが過去回だと今気づいた。
わざわざそんな事のためにライバルになるってすごいな。
同じチームで追い抜く努力しても良かったのに。ピカピカで草。
やっぱ話はいいよねこれ。

9話 ☆8
上手すぎる人いても言うほど傷つくか? なぜ辞めた?
上手すぎるだけでそんなことになる?
辞める方がメンタル弱いだけじゃね?
実力あるのに仲間のために本気出してないとか現実味がない話だからあまり共感できない…。1人で無理なのに4人だと行けるの?
CMで先にこれから流す予定の曲流すなw
マネージャーと普通に会うんかい。
何で合わないんだろうなぁこれ
やっぱり大文字になるのね。曲いいな。これあと3話何するんだろう。
CGも、作画もクオリティ高いな。ルミナスにも分けてくれ()
さすがに最後のシーンはTINGSの団結力感じられて良かったな。
ある意味勘違いしてるハルを正した的な。

10話 ☆5
そんなに売れんのか?前回の回想の、晴についていけなかった人達だったりする? てか今更だけどこの作品のメインって晴の方なのね。
アイドルアニメでスポーツアニメみたいにライバルが描かれるのがあまり好きじゃないんだよな…。

11話 ☆7
話ずっと暗いな。怖い。本人たちの前でそれ言っちゃうの性格悪い。
杏夏曇らせ。まあ、真っ当にやってるアイドルアニメという感じはする。

12話 ☆8
マネージャーずっとサブキャラだったな。
結局自分が合わなかっただけで良作という感じはする。

曲評価(好み)
OP「ワンダー・スターター」☆6.5
ED「パレットガールズ」☆7
4話ED「一歩前ノセカイ」☆7.5
6話ED「Yellow Rose」☆9
1話挿入曲「TOKYO WATASHI COLLECTION」☆8
9話挿入曲「Be Your Light」☆8.5
10話挿入曲「GYB!!」☆7
12話挿入曲「On Your Mark!!」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/11/08
閲覧 : 344
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7

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私は、嘘はつきませんよ(キラーン)w

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
アイドルアニメ。低予算感はあるが、なかなかに面白い。ちゃんとサクセスストーリーだし、キャラクターも立っていた。ぱっと見の印象だけでは切らないで欲しい作品。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これは、今まで観たこともないような斬新なアイドルアニメですね(キラーン)。

声優さんは全員上手いし(キラーン)、出会ったばかりで何の理由もないのに一心にマネージャーを頼むとか、まったく販促っぽくない展開(キラーン)。

でも、キャラクターはそれぞれ良くて、特に青天国春の眼鏡&三つ編みギャップは可愛らしく、終わってみれば普通に良いアニメだった(シーン)。
{/netabare}

投稿 : 2022/11/04
閲覧 : 153
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15

ネタバレ

マッシュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ダークホース!

今期、最強の大穴ダークホース。
ぶっちゃけ純粋に面白い。

投稿 : 2022/11/02
閲覧 : 104
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1

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

結成して時が経過している不遇アイドルの成長サクセスストーリー。遅れてきた正統派の良作だが若干華に欠けるか

全12話。
鳴かず飛ばずなアイドルグループの女の子たちを、「嘘が輝きで分かる」異能持ちのマネージャーが導く。

【良い点】
売れないアイドル物として王道ド真ん中で、良い意味で泥臭くストイックな内容。
既に結成して時が経過し挫折しかけているアイドルたちが、各々の課題や葛藤を経て成長していく。
甘えた憧れの段階ではなく、挫折からスタートしての正統派の成長譚を1クールで丁寧に描き切った。
主要ヒロインを三人に絞り、各キャラのドラマを丁寧に掘り下げている。
特に一見自信家な理王様の挫折から吹っ切れていく成長はかなり良かった。一番可愛かった。
天才肌メインヒロイン・春の闇と、成長した仲間たちの葛藤ドラマからの真にアイドルグループとして完成する展開も申し分ない。

アイドルに真摯に向き合うが故にギスギスもあるが、各キャラの性格が良いためか、比較的ストレスは控え目。
掛け合いや日常の雰囲気は良好かつキャラ絞っている分、関係性が良いのもある。
ギスギスや落ち込みに無駄が無く必要な過程だとちゃんと分かり、各々着実に成長していくため、安心して見守れる。

主人公(といっても脇役に徹する)マネージャーの「他人の言動や態度の嘘が光って見える」異能の活かし方が上手い。
普通ならば「輝いている」は無条件にポジティブになりそうなもの、本作は不安や自信の無さ、偽りの笑顔を輝きと捉え、「輝かない」輝くアイドル像を見せてくれる。
メインヒロインの春だけが輝かない、一見快活な自信家な理王(りお)は輝いてばかり、だから春が本物で理王はアイドルの資格無し…?と思わせて、回が進むと春の抱える闇や、理王の葛藤や殻を破る成長を見せる。
偽りが無い事が真のアイドルとも限らない、アイドルとして輝くって何だろう?を真摯に描いたストーリーはかなり良かった。
主人公の立ち位置も絶妙、要所でしっかり導きつつ、あくまでアイドルたち自身に考えさせ成長促している。
主人公は地味だが欠かせない存在感あり、輝かないアイドルたちとの交流で彼もまた成長する。

キャラデザの可愛さ、ライブシーンなどの作画は申し分ない。
楽曲も各キャラのテーマに沿っていて良質なドラマを盛り上げていた。

【悪い点】
難癖気味で悪い点ではないはずだけど、王道そのものなアイドル成長系で地味。
不人気アイドルが地道なレッスンと活動する話が続き、途中経過でのカタルシスが無い。
ライバルチームの凄さが分りづらく、また当初の目標設定も有耶無耶など、徐々に盛り上げていく勢いは弱かった。

ストーリーが真面目で重くなりがち。

メイントリオの中では杏夏(きょうか)ちゃんが若干見劣りする。
ドラマ自体は十二分に丁寧なんだけど。

難癖気味だけど、スター性というか、華に欠ける印象。
うまく表現できないが、何となく…

【総合評価】7~6点
既に出尽くしている感のあるアイドルアニメとしては正統派の良作。
マネージャーの異能とは裏腹に、奇をてらわぬ誠実なアイドルアニメで完成度は高かった。
女子アイドルアニメが好きな視聴者ならば満足度が高いと思われる。
ただ、絶賛する程面白かったかと言われると、若干迷う。
評価はとても良い(8点以上)が妥当とは思うが、厳しめの「良い」

投稿 : 2022/10/30
閲覧 : 184
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9

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こらまたすげえアニメやってますぜ。

ホントに応援したくなりました。

なに?ティングス?どこでビラ配ってんだ!?
オレもライブ行って応援するぞ!

…とゆー気持ちにマジでなります。

ボク的にはアイドルアニメといえばラブライブなのですが、このシャインポストとゆーハナシにはラブライブやアイマスにはない下駄ばき感があり、才能があって運がない少女たちの努力と葛藤をプロのマネージメントによって少しづつ実らせてゆくとゆープロセスを丁寧に描くことによってただのキャッキャウフフな世界ではないシリアスでセールスドキュメント的なストーリーとなっているところがすごい面白いのであります。

結構前にブラッドピットが主演してたマネーボールとゆう映画ありましたが、ああゆうテイストです。

…とまあボク的にはそおゆうふうに見てるんですが、そーはいってもそこまでマネージメントに特化したハナシなのかといえば実は全然そうではなく、もちろんカワイイアイドルが主役で、歌とダンスと女の子たちの努力と涙と汗の物語がメインなのです。

ハナシのほとんどが少女たちの心の葛藤を描いたものとひたすら続くレッスン、そして観客もまばらなライブで汗水たらしながら懸命に歌って踊る女の子の姿を描いたもので、何話か見てるうちに『この子たちはオレが支える!』みたいな妄想が脳内を激しくめぐるようになってきます。


・・・ヤバいです(滝汗)。


そしてまあ、ハナシもさることながらダンスシーンやライブシーンがものすごい。何がすごいってとにかくすごいのでそれはもう見て下さい。

何話か忘れましたけど、主役の子(はるちゃん)が屋上で一人ダンスの練習するシーンがあったんですが、それはもうそれはもう。


・・・泣いちゃいました。


あとですね歌なんすけどね、これがまたええんすよ。

なんかいろんなバリエーションがあってこれって曲書いてる人曲ごとに違うのかな~。なんて思って恥ずかしながらWikipediaを見てしまったのですがまさにその通りでこれまた贅沢なんですよねぇ。

特にボクはEDのパレットガールズって曲がすごい好きで毎日聞きまくってます。

こおゆうちょっと前のソウルっぽいダンスミュージック(とゆういい方もどうかとは思うけど)をアイドルの曲に使うなんてこれはいいですよ!

オケもストリングスとホーンセクションなんかも入ってて超贅沢。
間奏のトランペットのソロなんかもう涙もんですぜダンナ!

とゆうことでふむふむ。この曲誰が書いてるのかと恥ずかしながらWikipediaを見てみたらやはりなるほどな方でした。


いやー。これ。面白いですよ。

今期、リコリコやらアビスやらラブライブやらオバロやらダンまちやらほかにもいっぱい面白いのがあって豊作のシーズンだからあんまり話題になってないかもですが、ボクはこのシャインポスト必ず見てます。


1話につき2回見てます。
いや2回以上見てます。

ラブライブも面白いですがシャインポストも見逃せないですぜ。

おススメです。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


いやー。最終回よかったですねぇ~。

TINGSのみんなキラッキラしてたなぁ。
ぐすん。

あんまり作画レベルって気にしないほうなのですが、この作品は最後までめちゃくちゃきれいでしたねぇ。

サンプラザで歌った新曲もすごいよかったですねぇ。演じきった後に息が上がってゼーゼーゆって肩を揺らしてるシーンとか。

ね。マジでこの子達応援したくなったでしょうが!ホントにそこにいるみたいなね。

TINGSの歌もダンスも素晴らしかったんですが、どおゆうわけかハイレインの『ゲッチュバッ ゲッゲッ チュバッ』が頭から離れなくて困っております。

武道館で対バン形式でTINGSとハイレインでライブするって話も盛り上がってきてるし、その辺のストーリーで2期もあればいいけどなぁ。

あーでも杖ついてる社長の話を深堀りするのんもいいかもなー。


総集編が2回続いたのにはびっくらこきましたが、総じて面白かったです。
楽しませんていただきました。

お疲れさまでした。
ありがとうでした。

投稿 : 2022/10/24
閲覧 : 310
サンキュー:

19

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全体的な出来は良いがストーリー面でもう1歩足りないかな

まーたアイドルアニメかと思ったけどガチガチのアイドルアニメはセレプロ以来だと思われる。
CUEも似たようなものだけどね。

それはともかく感想を。

【良かった所】
ちょっとだけ設定が他のアイドルアニメとは違った事。
大抵のアイドルアニメはグループ結成前後から始まる事が多いが、シャインポストはグループ結成からある程度の時間が経っている。
それだけでも「いつもとは違うかも」と思うくらいアイドルアニメはありきたりな作品が多いんですよ。
それに解散しないために中野サンプラザを満員にするという目標があって、これは面白そうだなと思った。

作画が凄く綺麗だしキャラは好みじゃないけど可愛いと思う。
それなりにキャラ数居るけど話の中心はTiNgSとマネージャーだからごちゃごちゃしてなくてアイプラやセレプロより見やすい。

曲も結構良い。というかアイドルアニメは曲が良くないと駄目。
作画が良くてライブシーンの出来が良いためか曲が映えてた気がする。

ストーリーはメンバーの掘り下げができてるし、過去の事もしっかり描かれている。
斬新なエピソードがあるわけじゃないけどハマれば感情移入できて楽しめると思う。


【イマイチなところ】
中野サンプラザを満員にするという当初の目標が薄れた。
自分がハマらなかったのはたぶんこれが原因。
そこをメインに見せてくれるのだと思ってた。
目標にしっかり向き合う話は最初と申し訳程度に終盤に少し触れるだけで後はメンバーのエピソードばかりだし、最終的な目標がHY:RAINの黒金蓮が納得するパフォーマンスを見せるのが目標になってた。
中野サンプラザを埋めるのは特に労せずあっさり。

目標が変わるのは悪くない。
中野サンプラザを満員にするというのが良くなかった気がする。
最初からHY:RAINに勝つくらいの目標で良かったのでは。
何よりマネージャーが呼ばれた意味が薄れる。
優秀という触れ込みなのに活かされた場面がほとんど無かった。

中野サンプラザを満員にするという目標があるならどういう策を練ってチケットを売っていくのかというパリピ孔明みたいな路線でやって欲しかった。

最終話の最後にHY:RAINとの対バン的なライブが決まったけど、本編で見たかった。
ベタだけど対決要素は欲しい。

自分の見落としかもしれないが絶対アイドルの螢の存在感がほぼ無い。
目標になるスーパーアイドルはどのアニメにもほぼ居て、よく語れる存在なのにこのアニメでは全然話題に上がらなかった気がする。
居た意味があまり無かったような。


【その他】
何人かのキャラをアイドルが演じてたけど決して上手くはないが無難で良かったと思う。
その中でも玉城杏夏をアイドルが演じてるけど、TiNgSはリアルでもライブやるからパフォーマンス的な部分では現役のアイドルが入ってると声優に好影響を与えると思うし良いと思う。
絶望的に下手だったり、某クイズアニメみたくあからさまな政治的キャスティング(しかもあのアニメはメチャクチャ棒だった)じゃなければ誰が声優やっても良いかなと思うところはある。



【総評】
悪くはない…悪くはないけど刺さらなかった。
場合や内容によるけど目標はブレない方がいいと思います。
良い所が結構あるけど売れるのかというとドルオタの力を借りても厳しそうな気がする。
アイドルアニメで売れるのはやはり難しいなと思う。

出来が良いのでスタッフも演者も頑張ったんだろうなというのは伝わってきたので不満はあれど嫌な気はしない。


【余談】
結構メインキャラ演じてるけど鈴代紗弓の1.5軍から抜け出せない感。
ハイスコアガールで知ってから期待はしてるんだけどなぁ。

シャインポストはTiNgS、神クズ☆アイドルはZINGS
紛らわしいと思ったのは自分だけだろうかw

投稿 : 2022/10/23
閲覧 : 152
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8

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アイドル系に興味なかったが、これは違った

 
(全話視聴後)

おかしいな…自分がこんな高い点数つけるとは(笑)
アイドルやそれらのアニメ作品等に興味なかったが、この作品は違った。途中まではこれほどと思ってなかったが、今は個人的年間ベスト5に入れるかもってくらい気に入ってる。

過去に観た作品では「キャラの立たないアイドルアニメって…」と思うことが多く、本作も視聴前は興味薄かった。けれど観てみると、ちゃんとキャラを描こうとしてるのが序盤から見えたこともあり切らずに済んだ。
言ってしまうとアレだが、王道というサインポストを辿るならキャラさえ上手く立てときゃ何とかなる。キャラの目を通して目指すところを見れるんだから。

また、言うまでもなく作画は素晴らしい。昨今2Dと3Dのキャラを不自然に並べて失笑させる迷作も散見されるが、本作のステージ場面ではむしろそのシームレスな繋ぎと適切な使い分けに感心した。
楽曲もアイドルアニメとしてなら申し分ないし、劇伴とその使い方の上手さも本作を一段高いところに押し上げてると思う。

分かりやすい内容だし、年齢性別関係なく普段アニメ観ない人にもオススメしたい。つか早く続きを頼む。

__________

(5話視聴後)

アイドル自体に全然興味ないのでアイドルに関する細かいことはどうでもいい。ちょっとした異能が出てくるファンタジーなのも正直どうかと思う。とは言うものの、今のところ嫌いではない作品。

むしろ作画のチカラの入れようは感心するし様々な演出が上手いし、キャラデザ含む設定も結構キマってて無理なく飲み込めるし、身長164cmの子の声が個人的にとても苦手なことを除けば非常に良く出来ていると思う。

アイドルを大変ご存じの方はツッコミいれないと苦しいと思うが、心底どうでもよく無知な自分には分かりやすい作品なので今後もまあまあ期待している。
先入観を持たずアニメ観る人ならとりあえずご覧になっては?

評価はあらためて。

投稿 : 2022/10/23
閲覧 : 269
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3

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

監督が及川啓だと一定以上の完成度になるという見本、あと曲が良い。

嘘ついた人が黄色く見えるアイドルの元敏腕マネージャーが、ある女の子を一流のアイドルにしようとするお話。

いわゆるアイドルものであり、後々スマホアプリとか出るのであろう。

アイドルものはいくつか見たが、ポイントになるのは良い曲をどれだけ作れるかだと思っている。

その中では「アイプラ」が一番良い。被ってたりするもののキャラも立ってるし。
「ラブライブ」が人気だが曲はイマイチだし声優もイマイチな印象。
「アイドルマスター」も同じく。
このアニメでスーパーアイドル役を演じる大橋彩香は、歌は上手いがさすがに本気で歌われると十代の声じゃない。

一部の声優がショボい(歌も含めて)のにこのアニメが面白いと思えたのは、ひとえに監督が及川啓だったのと出てくる曲が良かったのに尽きると思う。

三次元じゃ表現できない二次元アイドルを認めざるを得ないかもと感じたアニメだった。

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 112
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3

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

(見えそうで)見えなかったね・・・。

タイトルは、エロい意味ではないですw
作品中に出てくるマネージャー君の口癖を拝借したのですが、
いろいろな部分が惜しかったです。

とりあえず、視聴前は「及川啓」監督推しということで、
ジャンルも関係なく視聴リストにセット。
すると、やっぱり及川作品にハズレなしということで、
序盤からかなり期待大の作品でした。
皆さんの人気もそれほど出ている感じではなく、
まさに本作のTINGSのように、
知ってる人だけが知ってる感も相まって
★4入りは確実かと思ってました。

ただ、中盤の総集編の多さがやっぱり
終盤にかけての盛り上げに欠けてしまいました。
ウマ娘2期のすごいところは、無駄回がないんですよね。
だから、最終回の感動がすごい。
シャインポストもTINGSの描き方は良かったけど、
周りのキャラとの絡みが若干薄口だったかな。
あとは、ウマ娘2期は、白熱の競争シーン→圧巻のライブシーンと
度肝を抜かれましたが、
今回は圧巻のライブシーンだけだったので、
ちょっと期待しすぎてしまったかもしれません。

ただ、総集編を除いて一気見すれば、
他のアイドル物にはない熱量が伝わるかも。

それにしても、こちらもウマ娘1期同様、
2期がくるまでゲームは稼働しないパターン
なのでしょうか・・・。

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 244
サンキュー:

17

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

輝き

アイドルアニメですね。
最近、アイドルアニメって増えましたよね。
こちらもその作品の1つです。

あまり売れない小さなステージでライブを頑張る3人のアイドルのティングルス。
やる気はあるけど人気が追いついて来ないグループです。
そんな彼女達は解散を言い渡されます。

回避方法は3ヶ月後の1周年記念ライブで会場を満員にする事!
その為に、マネージャーとして選ばれた青年の
彼には1つ特殊能力がある。
それは嘘を見抜く力があるのです。

そんな彼はその力に悩みを感じていました。
人は本音と嘘を使い分けます。
嘘じゃなくてもお世辞とかも嘘にカウントされてしまう為に、彼にとって他者の言動は本心か嘘でしかない。

嘘が解るって辛いですよね。
言葉を聞く度に傷ついてしまう……
正直メンタルが持たない……だから彼は最初はマネージャーを断るけど、真にアイドルに向き合う女の子がいました。

青天国 春

唯一輝かないアイドル
マネージャーは嘘をついた人間は輝いて見えるのですが、彼女はアイドルへの意気込みやマネージャーをして欲しいって気持ちに一切の嘘がないから、だから輝かないアイドル。
それはアイドルに対する向き合い方に嘘がなくて、彼はそんな彼女に惹かれてマネージャーを引き受ける。




玉城杏夏

彼女はトラウマがありました。
以前のライブで彼女のセンターで新曲披露で頭が真っ白になって歌詞を忘れてしまう。

杏夏自身もセンターには興味があったけど……怖かったのです。
1度大きなミスをしてしまうと同じ事をしようとすると心が恐怖震える……また、同じ事になったらどうしようと……乗り越えないといけない事と知っていても、簡単に切り替えることは出来ない……だから彼女の勇気を持てない気持ちも痛い程にわかります。

それでも彼女は自分に何かが足りたいと思った学生時代、アイドルのライブを見てアイドルが自分にとっての特別な存在になる。

「自分も特別な人間になりたい」と自分がそう感じられるアイドルに出逢えたから。
自分も誰かの特別な存在になれたらって、自分が感じていた違和感を埋めてくれたアイドル。
そんな自分の様な人達の特別に自分もなれたらって。


杏夏は言います「ティングルスは春がいるからこそ成立しているグループ」

チームに置いて誰かが居るから成立するなんて事はありません!
グループなんです!グループなら全員が居るから成立するし、全員が居るからグループの色がでるのです!

杏夏「私には平凡な才能しかない」

誰もがそうです!
平凡な才能が殆どです!
でも、それじゃダメなんです……平凡な才能だと自分の才能を押さえつけて、平凡だから自分に出来ないなんて思い込む為の理由にして踏みとどまるなんて……自分の才能を開花させてあげられるのは最終的に自分自身です!

杏夏「目を引く魅力なんてない」

これは私は違うと思う。
しっかりファンが居るし、今の事務所にもスカウトされたのは魅力があるからじゃないでしょうか?
彼女の場合は熱心なファンもいてくれてるし、しっかり周りを見てあげて欲しい。
誰かの応援してくれてる気持ちを、目を引く魅力がないなんて理由で気づかないなんて、きっと応援してくれるファンは寂しいんじゃないかな?

結局……
多分、プロのパフォーマンスとしては歌詞を飛ばすなんてあってはいけない事だしステージ関係者など沢山の人に迷惑が掛かったり後から厳しく注意されたりするかもしれません。

でも、完璧な人間は存在しません。
案外、それでも最後はファンは理解してくれると思うんですよね。
彼女にも熱心な女の子のファンが居ました。
彼女はずっと聞きたかった杏夏がセンターで歌う曲が聞きたい。
握手会で無剥きになって気持ちを伝えようとするくらいに。

でも、最後はセンターとしてトラウマを克服出来ました。
やっと彼女は1歩踏み出せたのですね。
そうして、少しアイドルとして何か成長した気がしました。

そうして、ティングルスに1日店長の話が来るけど、杏夏が選ばれる。
彼女がセンターで踊る姿を見て店長がファンになったんだって♪
あるじゃん♪目を引く魅力♪


聖舞理王

彼女はなんだろ?
ファンが少ないのかな?
チケットが1人中々受け取って貰えなかったり……握手会しても1番先に列が途切れるのは彼女で………
で、少しパフォーマンスも苦手で、それでも必至に頑張って、1番努力家かな?

でも、努力するだけで人気は上がらなくて……
それでも、自分が出来る事を探してチラシ配りしたりして、新しいファンになるかもしれない人に見てくれるのが自分じゃなくても、メンバーの凄さとかを訴えて、2人をみてくださいってチラシ配れたり、優しい子だなぁ〜頑張り屋だなぁ〜ってのが第一印象ですね。

ただ、彼女は自分に自信が無さすぎるかな?
彼女は言葉は偉そうだけと、その言葉は去勢で自分に自信をつけようとしてるかのように見えました。

偉そうにセンターに立候補したのにセンターに選ばれると否定しちゃうw
彼女の虚勢は弱い自分を隠す為の皆に心配を掛けないようにする為の彼女の精一杯の武器だから……

彼女はセンターになりたくないと逃げ出してしまう!

彼女はアイドルのライブで、アイドルの凄さに魅了されてアイドルを目指した。
誰の力になれる!誰かに元気を与える事が出来ると思いアイドルになった。
それでも、アイドルの道は厳しく……ダンスが上手くいかない彼女の選べた唯一の道。

それが、虚勢を貼り自信があるように見せかける事、笑われてバカにされても仲間に心配させないようにと……

本当はダンスを教わりたい……それは彼女にとってはメンバーに迷惑をかける事を意味する……自分が下手だから、その時間を自分達の為に使ってほしいから誰かに教えてとは言えずに……

でも、マネージャーに元気付けられる。
「何も持っていない人がアイドルになれるわけがない。」
アイドルになれた理王には誰かを助ける力を持っている。

観客は理王には特に期待していない。
だから、理王がセンターで歌う事に唖然となる。

私は素敵な舞台で彼女は歌えたのではないかと思いました。
周りが誰も期待していない。
だからこそ理王のイメージを覆す事が出来るし出来た時の衝撃が大きくなる。
プレッシャーが凄い分成功した時の感動も凄い。

何より理王の凄さを知っているからマネージャーは彼女にこのステージを与えたのでしょうw
最後は虚勢の仮面も剥がれてステージで泣きまくりw
よく頑張ってたなぁ〜って少し感動しましたw


TINgsがまだ未完成なユニットであり本当のユニット名は大文字のTINGSが完成系だったのはビックリしました。
アレだけデビューしてライブしてて実はユニット名は未完成でしたってwww

さて、それには2人のアイドルの存在がありその雪音と紅葉……
2人は元々TINGSのメンバーだったそうで、分裂した時にユニット名も少し変わった。

しかし、分裂のきっかけは……
突然の事だった。
2人は理由も言わずTINGSを脱退する。
そこで、マネージャー達は2人を連れ戻そうとする。

この2人はTINGSに戻らないの一点張り。
言葉も厳しいけど……それ以外は優しくて、実はメンバー思いな1面もあり最初は脱退理由が全然解らずでした(*꒪꒫꒪)

雪音はTINGSに戻りたいけど、その半面頑なに戻らないと言う紅葉……原因はハルでした。
1度も全力でライブをしたことが無い青天国 春……
彼女は「私は、全力でしてるよ」って言った春が初めて光った。
嘘をついたら輝いて見えるマネージャーの能力に彼女はそう映った。


祇園時 雪音と紅葉

雪音はリーダー気質。
自分には女優の経験があるからこそ見える物がありメンバー、一人一人をしっかり見る事が出来るし練習メニューもしっかり考えている。
彼女は本気だった……だからこそ……許せない。

紅葉は雪音がカッコよく振る舞う演技をしていた事を見にく観察力がある。
彼女は雪音の理解者だった。
そんな彼女はハルの演技を見抜いた……ハルは本気をだしてなかった。

そんな2人はハルの秘密の個人レッスンを目撃してしまう……
それは驚く程別人だった。
練習では、そんなに下手ではないけど上手ではないレベルだと思われたハルはそこにいなくて……
そこにはアイドルとしてレベルが違うハルがいた。
人を魅せるアイドル。

その姿を見た雪音と紅葉はショックをウケる……
社長からハルが本気を出さない理由を聞く、ハルが本気をだしたらレベルが違いすぎる……だからハルは本気を出さない……
メンバーが、自分との差に絶望して傷つかない様に……

だから、2人はライバルとして彼女を本気を出させる為にグループを抜けて雪文字を結成したのです。

これはショックだね。
多分、雪音は本気だった。
全員が本気でアイドルに取り組んでいると信じていたから頑張ってこられたのだと思います。


で、ハルの本気を出さない理由ですが……
正直、私は理解出来なかった。

彼女は友達のレンとアイドルオーディションを受けて2人とも合格し、アイドルとしてのデビューの為に行なわれたセンターオーディション……圧倒的な実力差でハルがセンターに決まる。

その後、彼女は見てしまう。
レンが一人で泣き崩れている姿を……ハルはアイドルを辞める

そんな彼女は今の事務所に入る条件に「今は本気を出さない条件」で契約します。

本気を出したらきっとまた皆を傷つけて全部失ってしまう……だからTINGSが自分と同等レベルになるまで本気を出さない。

私には、ハルの気持ちは理解出来ないかな……
それだけ大切なグループがTINGSってのは解るけど……

正直、ハルが友達を傷つけたオーディションですが……オーディションってそうですよね?
選ばれるのには限りがある。
センターなら1人。

圧倒的な実力で掴み取った?当然でしょう?
その為に沢山練習してるんだよね?

実力が足りなかったから落ちた?当然でしょう?そんなのは全員理解してる。
そりゃ、落ちたら泣くよ……涙はそれだけ頑張ってきた証だよ。

けど、レンがわざわざ別室で泣いたのは、その姿を見せたくなかったから……
彼女は傷ついてないと思います。
傷ついたよりショックって感じかな?
彼女は「私もハルみたいに上手になりたいよ」って泣いてました。

自分にはその実力がまだない。
そんな悔し涙です。
それを見て傷つけたと思ったみたいですが……
結局はただ、ハルがそう感じた思い込みではないでしょうか?

正直、ハルがアイドルを辞めるって……
どうなの?
レンからすれば溜まった物ではありません。
辞めてたからセンターオーディションをもう1回しますってオーディションして合格しても喜べないかな……

TINGSメンバーにとってもそうです!
結局、杏夏の言う様に信じて貰らえなかったと思われても仕方ないレベルです。
本気を出せない理由な自分達のせい?それはメンバーを見下してるのと同じです。
本気を出したら傷つく?勝手に決めるなよって思いますよね。
寧ろ、そうして気を使われる方が傷つくよ。

実力差があるなら実力差を埋める努力をすればいい!それが、簡単じゃない事も解ってる。
けど、上手いならアドバイスして欲しいって思うよ。教えてほしいよ!
そうして、頑張っていく事が大切なんじゃないかな?

でも、このエピソードでTINGSがギューと引き締まったのが解るエピソードですよね。

5人での初ライブの時は怒ってました。
当然です。
本気を出せなかった理由にされたり、守らなきゃいけない存在にされていた。
同じステージに立ってるのに。
だから、当然の反応。

ライブでのトークはお客さんに気持ちを伝える中でハルにも気持ちを伝えてくれました。
その言葉や表情は凄く優しくて、ハルは優しい子だから1人で背負い込んでしまう。
そんな彼女に優しく伝えてる気がする言葉でした。

ライブ後は心強い言葉がありました。
ハルの全力は凄かった。
全員が息を切らす程に消耗する。
けど、ハルは動じません。

多分、メンバーは自分達のパフォーマンス。
ハルに比べたらまだまだだったと思う。
やっぱりレベルは違う……けど!彼女達はハルに食らいついてきました。
彼女達のパフォーマンスは証明です。
私達は成長出来るんだ!頑張ってるんだ!実力差なんかで傷つかない!
その証明はライブの後の彼女達の姿です。

彼女達はの言葉は前向きでした。
まだまだ成長出来ることを感じました。
少なくともハルと同等までは成長できる!
前向きな言葉がメンバーから出てきてましたね。

ハルはそのパフォーマンスと言葉を信じる事にしたのだと思いました。
TINGSの1歩目ですね。


【ハイレイン】

ハルが以前所属していたグループで友達のレイがリーダーをしている人気アイドルグループ。

レンがハルを連れ戻しにくる。
自分達は1から鍛え直した。
ハルと一緒にステージに立てるレベルまで。
だから、迎えにきたと……

多分、レンは気にしたんだろな……
結果的に自分の実力不足でハルが辞めたのだと……だからハルに帰ってきて貰いたくて頑張った。

そして、ハルと一緒にアイドルをする。
そう約束していたみたいでそれを果たそうと……
レンって、ハル以外には当たりがキツイけど、毎回、お土産持っていったり律儀ですよね。

ハルが去ったのは自分に実力がなかいからだと思い込んで居たんだろうね。
だから、約束を果たさなかったんだって……

でも、ハルの「ハイレインには戻らない」って言葉聴いて私は少し安心したんです。
TINGSの皆の気持ちがしっかりハルに伝わっていたのだと安心しました。
「もぅ1度本気出してみようかな」と思えた場所。

そして、次のライブでレンと1つの約束をします。
TINGSのステージでレンにTINGSを認めさせると言う掛け……認めて貰えなければ、ハルをハイレインに連れ戻す。

その一方で、杏夏が悩み初めます。
レンから「…………間違えない、ただそれだけ」と言われたからです。
他のメンバーは長所があるけど自分には目立った長所がない……それはアイドルとして自分が目立ってないと言う事……

「間違えない事」は私は羨ましいかな?
それって長所じゃないかな?
間違えないのは裏を返せばパーフェクト。
ずば抜けた才能ではないしわかりずらい武器だけど、磨けばパーフェクトにもなれる可能性を秘めた才能に私は思いました。

そして、間違わない彼女にマネージャーが提案したのは……
なるほど、そう来ましたか、確かにこれなら活かせますねw

要するに、黒子のバスケの黄瀬涼太のパーフェクトコピーみたいな感じにハルをコピーする。
覚えた事を間違えない彼女だから出来た技ですね。
6人になったしダブルセンターはいいですねw

さて、LIVEなんですが……
短すぎません?
なんだろ?最近のアイドルアニメにしたら少し短いかな?
一昔前ならこのくらいのライブシーンでも違和感ありませんが、最近は1話の3分の2くらいライブシーンを入れてるアニメも多いし、私は音楽も好きなので、バンバン音楽を流す1話を使ったライブシーンって好きなんですよね。
だから、ライブシーンは物足りない……
全13話にしてでも時間作って欲しかったなぁ。

ただ、キャラも衣装も可愛いし曲もいい。
ライブシーンも動いてたし楽しい。
特に最後のステージは力入ってたしよかったけど、最後のライブシーンが短いのが残念かな……
このライブを目標に頑張っていたのだから、そのライブを思い切りして欲しかったかなw

でも、素敵な作品です(੭ ›ω‹ )੭

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 290
サンキュー:

16

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは驚きの傑作アイドルアニメ

数あるアイドルアニメの中でも、トップクラスの素晴らしい出来でした。
オリジナルアイドルアニメでまだこれだけのものが作れるのね。
すごい!

とにかくクオリティに感動する。
{netabare}
ようやく5人のTINGSとなった9話での「Be Your Light」のダンス。
位置取りからステップから5人すべて異なっていて、
どんだけ手間かけたのというくらいだ。
演出が素晴らしいのと、声優の演技も素晴らしい。
それぞれの個性を生かした演出と映像と演技。
全てがマッチしているのがすごい。
とくに天然キャラであるはずの杏夏。
締めるところをしっかり締めて、たいしたものだ。

満を持して出てきたHY:RAIN。
いや、いままでのTINGSのダンスがいかにバラバラであったのか分かる、
素晴らしいダンスシーン。これをアニメで表現するなんて、
いや、それが分かるように表現しているのがすごい。天才か?

とにかくこのアニメ、とっても微妙な表現に特化している。
MMDもやったことあるから分かりますが、
モーションはホントに細部の動きが大事なんですよ。
わずかな唇の動き、手の動き、肩のうごき。
そういうところに注意を払っているからこそ、
登場人物の心情が伝わるというもの。
HY:RAINのダンスを見て鳥肌が立ってしまった。
最終話のTINGSのダンスもすごかったが、HY:RAINのキレの方が
上だったかな。
アニメでダンスのキレの違いが判るなんて、アニメの進歩もすごいなあ。

表面的な表現ばかり褒めてましたが、内容もまずまず面白くて、
毎回とても楽しみにしていたアニメでした。
終わってしまってとても寂しいです。

最終話のTINGSのコンサート、もっとガンガン曲とダンスを出してくれたら、
ケタ違いに評価上がったかも。
さすがに、作画カロリーめちゃ高そうなすごいダンスを
いくつも表現するのは無理だよね・・。
{/netabare}

「切腹」の電話の相手は予想通りでした・・。

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 156
サンキュー:

11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

アイドルは人生

KONAMI様のメディアミックスプロジェクト。
ゲームも石油王御用達のロイヤル仕様になるのか。

重課金兵選抜アニメって印象。アイマス勢ならいけるのかな。放映される全てのアニメをチェックするような日々研鑽を積むことを惜しまないアニメエリート以外のニワカには敷居が高い仕上がり。リコリコ程度のアニメにツッコミが止まらないニワカにとっては今作は延々と続く地獄の茶番劇に気が狂うでしょう。ひたすら「なん…だと…」の繰り返しです。アイドルアニメに見せかけて中身は完全にエロゲアニメ。逆に言えばスコープがあまりにも明瞭明確なグレイトワーク。リコリコやクラナド等が好きなアニメエリートには至高の傑作であり、それ以外のニワカはあまりの馬鹿馬鹿しさに叩く気すら失せてしまうので、ゲーム開始前から先立ってアンチを排除しておくというスペシャルな施策。顧客になる気がない奴に低評価レビューされたらたまりませんからね。

あえて世界観や設定まわりをガバガバにする視線誘導でキャラの被弾低下に勤めたリコリコに似たソリューション。キャラと作画と歌以外の作品を構築する全ての要素があまりにもあんまりなので、アンチの非難はアニメの出来自体に誘導でき、本体のキャラや歌への誹謗中傷は最低限に出来る仕掛け。ゲームが始まってしまえばあとはエコーチェンバーが加速するのみなのでどうとでもなる。ゲームは運営次第でもあるが、もともとKONAMIゲーは廃課金仕様しかないのでもう悪くなりようがない。

ただソシャゲというか札束バシーンゲーで言えば現時点での最適解とも言える、意識高いエリート集団が月5億の搾…売上を達成するためにパク…制作した完全無欠の養分育成搾取装置「メメントモリ」が爆誕したので企画の成否は不安。とはいえなんだかんだで今でもアイプラゲーは続いているのでこれも半年で即死みたいなことにはならないのかもしれないけど。

夏吉ゆうこ初見勢はましゅましゅを見ましょう!

投稿 : 2022/10/21
閲覧 : 127
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

《全身全霊》アイドルアニメ!

【まえがき】
アイドルに関する独り言が長いので折りたたみw

{netabare}以前、中年になった元・昭和の女性アイドルたちが座談会にて、
若い頃、自分はお菓子作りとか全く興味ないのに、
雑誌プロフィールに趣味・お菓子作りとか載せていたと放言していた件が妙に印象に残っています。
が、私はそこに不快感は覚えません。
何故ならアイドルは虚像を飛ばして人々に夢を与えるものだと思っているからです。

アイドル(英:idol)はラテン語の偶像崇拝(宗教的な堕落を揶揄するニュアンス込)をルーツに持つ語句。
「アイドルはトイレに行かない」と言われた頃の往年のアイドルについては、
時に、アイドルを虚像と換言してまで、ブームの熱狂を相対化する言説がはびこったものです。

私は度々、会いに行ける群ドルより、カリスマ的なソロアイドル(本作でいうと“絶対アイドル”螢)の出現を待望しています。
これは近年の群ドルは距離が近すぎて、ファンもアイドルも現実と虚構の区別が付け辛い。
それに起因して、グループ内外で、嘘の扱いの不器用さから様々な問題が発生している。
手が届かない神格化できる存在に、現実と虚構を明快に線引して欲しいという願望が一因となっています。

まさに嘘はアイドルの核心なのです。{/netabare}


【物語 4.5点】
嘘を見抜ける主人公の男性敏腕マネージャーの登場という初回からシビれたアイドルアニメでした。

嘘付きが禍々しいオーラを放って見えるのではなく、輝いて見えるという設定がまた素晴らしいです。
嘘に塗れたアイドル業界に疲弊して、不人気アイドルTiNgSが所属する事務所に落ち延びて来た形のマネージャー。
ですが、決して全ての嘘を否定しているわけではなく、{netabare}ロケで苦手なピーマンを笑顔で食べる{/netabare}といった、
夢を壊さないための嘘ならば方便として認めている。
ただ、嘘をこじらせて真実を見失い、才能を発揮できずにいるアイドルたちを観察し、
{netabare}「アイドルは正しいことをするんじゃない。やりたいことをやるんだ」{/netabare}
などと的確過ぎる指示、助言(名言)を送ることで、背中を押してやる。
アイドルの核心を見事に捉えた、この設定、パターン。
スタッフたちが自分なりのアイドル論を突き詰めないと絶対に出て来ない。
そのアイドル愛に悶えます。


構成はグループの危機を起爆剤に、5人の主要メンバーを約2話ずつ使って掘り下げる。→転機→まとめ。
という典型的なアイドルアニメ。
が、足腰となる設定が強固なため、見知ったド直球な筋書きでも、心にズドン!と来るパワーがあります。
{netabare}TiNgS→TINGSで完全体{/netabare}という仕掛けもベタですがテンション上がりました。
アイドルアニメファンならば、杏夏→理王の{netabare}劣等感→覚醒{/netabare}コンボが決まる6話までにほぼ確実に落ちると思います。
と言うより、アイドルアニメファンなら見なきゃ切腹ですw

そして、本作で1クールアイドルアニメのメンバー数は5人が最適解との確信が一層、深まりました。
各人のアイドル志望のキッカケを“絶対アイドル”螢のワンステージに集約したプロットも、
シナリオ混線防止の観点からも、シンプルで良かったです。
「シャインポスト」の本当の意味でのタイトル回収もプロットの骨格として機能していました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・スタジオKAI

昨年、アニメ版『ウマ娘』2期のウイニングライブでも魅せてくれた同スタジオ。
放送中コロナ禍により延期を挟みながらも
(お陰様で私はギリギリ最終回までに視聴猛追間に合いましたがw)
CGも交えながら躍動感のあるアイドルステージを死守。
作画カロリーも然ることながら、来春、中野サンプラザにて、
これをライブで再現するキャストさんのカロリー消費量も相当なことになりそうです。

ただ、トップアイドルが絶望する才能などの違いについてはやや演出に頼った感。
そこを作画で伝わるレベルになればもっと突き抜けたという欲は残りました。

泣きの心情描写も手慣れたもの。
特に、涙を嘘で隠し損ねる表情。グッと来ます。


【キャラ 4.5点】
杏夏が「お茶目なジョーク大成功です♪」などと滑っていた序盤などは、
正直、このキャラたちで1クール押すのは難しいのでは?との懸念もありました。
が、彼女たちが見せるキャラクターは、本音をグループ、作品内外に覆い隠すための虚飾。
それらが引き剥がされ、虚実が一体化したアイドルたちの真実の輝きが眩しいです。

良作アイドルアニメに良ファンあり。
杏夏推しの古参ファン・トッカさん(CV.金元 寿子さん)。
推しに貢ぐだけでなく、ちゃんと苦言も送れるドルヲタの鑑。
ただ推しの晴れ姿に撃ち抜かれたら気絶するのがw
{netabare}中野サンプラザでも序盤で敢なく失神w
これ、推しが武道館にいってくれたら死ぬんじゃないかと心配になりますw{/netabare}
その他、勝負どころで、ファンたちがTiNgSを広める力になる描写。
ロケ先の色んな職業の方々が新規ファンになって行く流れも熱かったです。

敏腕マネージャー・日生(ひなせ) 直輝とは違った意味で凄腕なのが日生 優希・社長。
発掘した才能のためなら笑って嘘も付ける食えないお方w
若くしてついている杖の理由。詳述待ってます。

【声優 3.5点】
青春国(なばため)春を演じた鈴代 紗弓さんみたいな歌もいける声優さんもいれば、
聖武 理王(りお)役の夏吉 ゆうこさんみたいに当初から声優アイドルとして発掘、育成された方もいれば、
玉城 杏夏(きょうか)役の蟹沢 萌子さんみたいに現役アイドルからの声優初挑戦もある。

キャラの二面性を演じるには経験不足を感じる場面もありました。
が、アイドルグループ内の嘘も飛び交う悲喜こもごもを捉えた本作においては、
心情を理解しているであろうアイドル経験者の声には、時折、技術云々を越えた説得力も感じました。

某エピソードでは歌唱力も求められましたが見事にクリア。
{netabare}CV.夏吉 ゆうこさんの「Yellow Rose」。デパートで耳にしたら私も思わず足を止めると思います。{/netabare}


ただ、マイMVPは、主人公マネージャーを演じた山下 大輝さんの包容力がある落ち着いたイケボかなと。

【音楽 4.0点】
『ラブライブ!』シリーズ等にも楽曲提供してきた高田 暁氏・作曲・編曲のOP主題歌「ワンダー・スターター」を始め、
アイドルアニメソングとしては、変哲もないメロディ。
が、典型的な歌詞世界に隠された、
エピソードを見届けた視聴者だけが知ってるアイドルの本音。
というプレミア感が付加されれば心に染み込んでくる。
これもベタですがアイドルアニメの醍醐味。いとおかし。

楽曲として好きなのがHY:RAIN(ハイレイン)の「GYB!!」
嘘が上手すぎて自縄自縛するアイドルたちの中にあって、
HY:RAINリーダー・黒金 蓮は、突出して嘘が下手。{netabare}変装{/netabare}も下手w
クールなアレンジに乗せて“Get you back!”と直球で連呼する歌詞に、
不器用さが滲み出ていて、何か癒やされます。

投稿 : 2022/10/20
閲覧 : 471
サンキュー:

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シャインポストのストーリー・あらすじ

「世界中の人達にアイドルを大好きになってほしい!そのための輝く道標……それが、シャインポストだよ!」大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニット『TiNgS』の玉城杏夏、青天国春、聖舞理王。彼女らに救いの手として用意されたのは、曰く最強マネージャー、のはずが……「僕、マネージャーはやらないよ」現われたのは、まるでやる気のない男、日生直輝だった。だが、彼には一つ特別な力が備わっていて……?これは、絶対アイドルを目指すため、君と少女たちが光り輝く物語。 (TVアニメ動画『シャインポスト』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年夏アニメ

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