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「ユーレイデコ(TVアニメ動画)」

総合得点
62.0
感想・評価
81
棚に入れた
202
ランキング
5103
★★★★☆ 3.1 (81)
物語
2.9
作画
3.1
声優
3.2
音楽
3.2
キャラ
3.0

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ユーレイデコの感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

構造主義と情報化の中で大事なのは、仲間と体験と家族と自分を信じること。

 23年7月に再視聴3回目か4回目だと思います。23年4月までに書いたリアルタイムと追記のレビューをまとめています。ほぼ主旨は変えていません。評価は4.6を5にしました。


 テーマ性のあるアニメのいいところは、興味が尽きないという点もありますが、引用元や難解な思想をかみ砕いてエンタメの形で見せてくれることです。
 エンタメという表皮がかぶさるので、直接見えないため食べる時に中身を口の中で咀嚼し、味わないと何が入っているのかわからないという難点もありますが、本作はかなり上手く料理しているのではないでしょうか?

 本作、大きなフレームで言えば、構造主義の奴隷問題ですね。要するに自分自身というものは生物、社会、言葉、情報、その他さまざまな自分を取り巻く、事象によって外部的に規定されている。その制約からは逃れられず、自分の考えや欲望などは無いという話です。
 そこに対する答えが、ならば、大切なのは実体験と仲間であり家族の記憶である、という事なんでしょう。「DO IT YOURSELF」「スーパーカブ」がまさにこういう話だったと思います。

 初めはパノプティコンのようなフーコー的な世界観も考えたのですが、それはちょっと考えすぎなのかもしれません。が、島が円形で上から監視される形で監獄を連想させます。

 または、もう少し視座を落としても、情報ネットワークに支配された人間の生活もまた、逃れようがない未来という視点もあったと思います。むしろ、最終話まではこちらの話がメインだったと思います。

 オーウェルの「1984」のような監視社会におけるデオドランドされた社会という問題がありました。正義の定義の画一化は思想統制そのものです。社会は骨抜きにされ、表層だけは平和な社会ができる。「リコリスリコイル」「サイコパス」でも扱っていたテーマです。

 情報の真偽の問題があります。これは情報に踊らされるという面もありますが、流通される情報量によって、無いものが実在化する、という点も描いていました。ユーレイデコのユーレイの部分。つまり、情報的に認知されない存在は実在しない。ゆえに情報がないものは排除する。
 ただ、ネガティブな事だけでは無かったですね。なぜウワサを信じるのか?好奇心ですね。好奇心が行動につながりました。
 
 もちろん「攻殻機動隊」や「シリアルエクスペリメントレイン」「電脳コイル」などの後継としての役割もあるでしょうが、ゼロ現象は集合的無意識のようなものではなかったので、サイバーパンクとしての問題提起は薄かった気がします。


 デコの存在は、自分が見たいものだけみる。自分を見られたいように見せる。そして、社会が見せるべきものだけ見せる。ラブポイントは承認欲求であり、価値観の統一化です。評価=経済でした。
 これはSNSのいいねはコカインよりも人を中毒にさせる問題とも関連しそうです。ここから言えるのは、自分を信じること。自分の価値観を持つことでしょう。

 本作で気になるのは、マークトゥエインという「作者」とトムソーヤという「作品」の関係。そして「ハックルベリー=フィン」という「登場人物」の関係ですね。
 ハックルベリーは経済社会、労働社会に嫌気がさして死を偽装して逃亡します。どこまでメッセージを込めたのかは制作者に聞かないとわかりませんが、アナロジーを考えると面白いネーミングです。ただ、これはまあアナロジーというほどでもないかなあ。冒険にひっかけているだけかも。


 で、これだけ詰め込まれているのに、話は面白いんですよね。1回目はちょっとハックの独特な言葉がひっかかりましたが慣れると気になりません。これは、言語によってハックの自由さ、無垢さを象徴しており、ラストにつながってくるのでしょう。

 それとデコが壊れて=視点が自由になる。また、情報から消えることでユーレーになる。そしてどんどん広がっていくベリーの世界。この展開がストーリーの面白さにつながっていました。

 作画は良いですね。キャラは独特ですが、この話は萌えではちょっと伝えきれない気もします。その一方でもし「リコリスリコイル」のキャラデザでやってればという気もします。そこで損している感はありました。

 音楽。いいですね。OPEDとも毎回ほぼとばさなかったです。途中のBGMも楽器が少なめのピュアな音だったのが、雰囲気を盛り上げました。

 トータルでテーマとして情報化社会、ポスト構造主義の中で生きる視点を与えてくれて、非常に良い出来だったと思います。
 そして、SFとして設定も話もよくできていました。種まきも伏線回収も展開も良質だったと思います。
 キャラも必要十分な配置を無理なく使い切っており、また、キャラ造形も上手いかったと思います。

 サイエンスサル。いいですね。「平家物語」「映像研には手を出すな!」などTVは絶好調です。こういうのを作りたいという想いが感じられます。

 本作は見れば見るほど面白くなる、不思議なアニメです。最近上で上げたように同じようなテーマの話が増えている気がします。

投稿 : 2023/07/26
閲覧 : 619
サンキュー:

14

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – らぶい!

サイエンスSARU制作のオリジナルテレビアニメ

住人たちが仮想空間と現実を行き来して暮らす情報都市の真実とは


<メモ>
特殊なデバイス「デコ」を使い超再現空間にある学校に子供達はアバター姿で通い、大人達は仕事をする
動物園の動物も本物ではないので触れるし鵺のような伝説の生き物も見ることができる
近未来はこんな世界になるのかな

寝たきりの老人がロボットに入って移動できるのは実現してほしい


仮想空間と現実を行き来するという設定なのですが、「デコ」のせいでリアル空間にもアバターがいたりしてどこまでが仮想空間なのか分かりずらい
最終話でハックが捕らわれた物語の世界だけがリアル世界に近かったです

SNSで承認欲求を満たす人達やデマを信じてしまう人それと環境問題を風刺しているのかとも思ったけど深く考えなくてよさそう

ベリィのお母さんが言っていた情報を操作しても「本当に大事なものはなくならない」が真実でありますように


<主要登場人物>
・ベリィ:川勝未来     好奇心旺盛な女の子 ハックから「ガジガジ」と呼ばれている
・ハック:永瀬アンナ    デコ迷彩で姿を隠している謎の少年
              
・フィン:入野自由     スラム出身のユーレイ探偵団 デコアレルギー
・マダム44:定岡小百合   寝たきりの老婦人だが、ベッドがロボットに変身し外出できる
・スマイリー:釘宮理    マダム44の孫


<ストーリー>
情報都市トムソーヤ島の住人たちは視覚情報デバイス「デコ」の使用義務があり、「デコ」を使い超再現空間と呼ばれる仮想空間と、現実を行き来して暮らしている
(デコは眼球に直接施術の方法と眼鏡型がある)
好奇心旺盛の女の子ベリィは右目の「デコ」が不具合になったことで(デコをハッキングして見えなくしている)透明な少年を見てしまう

この街の住人は"らぶ"と呼ばれる評価係数(SNSのイイね!みたいなもので通貨にもなる)を集めるのに必死なのだが、
その"らぶ"を消失させる「0現象」をおこしているらしい怪人0にベリィと少年は追われる

0現象や少年の事を調べようとコンテンツモデレーターの父の仕事場の超再現空間にあるカスタマーセンターに侵入したベリィは大人達が不適切な情報をDELETEしていることを知る
皆が不安になるようなことを見えなくしているという

少年を探すため家を抜け出したベリィは少年を探しているフィンと出会う
住民登録のない人々はユーレイと呼ばれていて登録がないのでどこへでも誰にも見つからずに行くことができるのだという
少年は天才ハッカーのハックで怪人0と疑われカスタマーセンターに捕まっていると知り助けに行く
ベリィは逃走時に死亡したと偽装したためユーレイとなってしまいフィンのユーレイ探偵団で暮らすことになる

フィンは子供の頃、廃棄物処理施設のシステムが壊れている事がデコアレルギーや気管支系の病気の原因だとつきとめ
カスタマーセンターに修理を依頼するが相手にされなかったため下町の未来のため浄化システムを正常化しようとする
が、システムを正常化すると住人の"らぶ"が0になると知った住人から怪人0と疑われてしまう
ベリィ、ハック、フィンの3人は自分達の疑いを晴らすために天空にある「マークトゥエイン」へドローンで向かう

カスタマーセンターを統率し人々を見守り管理しているという怪人0ことインジャンクションジョーはベリィとハックに怪人0を譲るという
ハックは申し出を受け入れマークトゥエインに残るがベリィは両親の元に戻る

一年後"らぶ"の評価は適正だけではなく不適正にも対応し、ベリィの両親のようなコンテンツモデレーターは不都合を隠すのではなく良くない事は良くないと伝えるように変わっていた


22.11.9

投稿 : 2023/05/26
閲覧 : 128
サンキュー:

5

ロリ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

妄想の世界に入り込んでる時点で現実が見えてない

どんなに屁理屈こねようがつまらないものはつまらないです。

万人受けしていない時点で内容が終わってる。

シナスタジアでもペルソナでもない上滑りした凡作。

たとえテーマ性を持たせた作品だとしても虚無にしか見えなければ、クソアニメと何ら変わらない。

100人中99人が見てわからないものを作ってること
自体がダメなんですよ。

普遍性の高いアニメの性質を考えれば当然に行き着く結論なのに、そんな単純なことにも気づけない。

この作品は高尚で、自分は理解力がある人間だから他の人とは感じ方が違うとか勘違いも甚だしい。

この作品を高い評価している人は作品褒める前に自分の感覚がおかしいのではないかとまずは疑った方がいいです。

あと、他の人のコメントを遮る形で大して中身もないのに、それっぽい文章を書いて他の人の判断を惑わすレビューするのはやめた方がいいでしょうねえ~。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 139
サンキュー:

2

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

少し消化不良かなぁ…。

まず、ほんの少し敷居が高いポイントがあるかもしれない。

第一に見た目。
→サイバー空間が舞台装置となっているため、パンクとは言わないまでも、ヴィヴィットな見た目で演出してある。
これは、苦手な方もいるかもしれない・・・、と言うよりも、拒絶反応が出る一因となり得るでしょうねぇ。

第二に知識面として。
→第一のポイントと重なる、あるいは類似するかもしれないが、ネットについての関心、知識が多少なりとも必要かと。
でないと何をしているのか、どういう事になっているのか理解しづらいかもしれない。


幸い、私自身はここら辺の事は視聴の障害にはならなかったのだが、苦手な方はキツイだろうな、と推察します。


ま、設定面や舞台装置の面では特に視聴の障害とはならなかったとは言う物の、実は私の苦手なタイプのキャラクターがおりまして、その点については「慣れ」でカバーしたと言う事実も申し添えておきましょうかw。


もろもろ考えますと、
ちょっとクセを感じる作品と言ってもいいかもしれないですね。


物語自体は、こと最近のネット時代、サイバーな時代となっては、それほど目新しさは感じませんでしたね。
類似のテーマで作り出された映像作品はアニメに限らず、いくつか思いつきそうです。

個人的には、4話くらいまでは、視聴中止も頭のなかで検討していました。
なかなかにストーリーの「流れ」が見えてきませんで、少々、辛かったです。
それが、変化し始めたのが、4話あたりだったでしょうか。
そこら辺から、少し先への興味が湧いてきた気がしています。


ただ、やはり驚きをもつほどの展開と言う印象は持ちませんでした。
これは、この辺のテーマを内包した作品を見てきた場数も影響しているかもしれません。
この作品が、こういったタイプの作品としての初見だったなら、もう少し新鮮な目でみられたかも、とは思ったりもします。


私的には、
途中の予測としてワールド・イン・ワールドが何重かに入れ子になっていたりするのかも・・・とも思っていたのですが、そこまでひねってはありませんでした。
リアル⇒サイバー空間と思っていたら『真のリアル⇒リアル(と思っていたサイバー空間)⇒サイバー空間』みたいなパターンです。
が、違っていました。
ああ、これは、余談ですw。

ただ、レビュータイトルにも書きましたが、畳み方が少し雑でしたかね。
あるいは、私が予想したように、あるいはほかの手段で、もう少し捻れたかも、と思いましたね。

この辺が物足りない印象でした。
また、ボーイミーツガール的な見せ方も中途半端で弱かったですね。
ラストでああいうシーンを入れるなら、もう少し、友情や仲間以上の感情をほのめかしても良かったのかなぁ、とも思いました。
もっとも、それが狙ったポイントではなかったのかもしれませんが…。


そして、個人的にはキャラも全体的に魅力不足、パワー不足と言う感想でした。(要は気に入ったキャラがいなかったということですねw。)


キャラ名を聞いているうちに、何故か、世界名作劇場の「トム・ソーヤーの冒険」を思い出しました。
昔は、よく再放送で学校へ行く前の時間帯にやっていたのを覚えています。
そして、OP曲「誰よりも遠くへ」あれは名曲だと思います。
久しぶりに、某ようつべで探して聞いちゃいました。
ジェンダーフリーの時代にこんなことを言っては何ですが、「男の子ごころ」をくすぐる歌です。
もちろん、女子も可な事は言うまでもありませんが、あくまでも、私(男性)の子供時代を思い出しての所感です、悪しからず。

これを久しぶりに思い出したのは割と収穫だったかなw。



あ~、一応、良いところも言っておくとすると・・・。
作品中に内包されているテーマは多彩だったかもしれません。
家族の問題、ネットリテラシー。
昨今、取り上げられることの多いネット上の問題、課題。
真実を見抜くとは、どういうことか。
環境問題、大多数がごく少数を叩く(八つ当たり、理不尽なケース)、ネット依存、いいね依存・・・etc/
じっくりと、考えて観るともっとあった気がするなぁ。


もっとも、詰め込み過ぎって事もあるのかな~、一つ一つの濃度や密度は薄いので、気づかない方もおられるかもしれませんね。
作品自体も、そこにスポットを当てた、説教臭いつくりにはなっていませんしね。


面白いかと言われると・・・、どうだったかなぁ、という思いも多少あるのですが、クセを除けばフツーに多彩なテーマを内包した作品でエンタメ性もそこそこある、と評価できるのかも。

ここら辺は、ご自分の目でご確認くださいませ。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 237
サンキュー:

15

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

この題材やテーマから生み出される無数の佳作の内の一つ

他人のプレイしているストーリーゲームを横目に見ているのと似たアニメ
あとゲジゲジとか言ってるキャラの口調及び、デコいなどの狙って入れてる語録がマジで不快
3話くらいからやっと理解しかけていって物語も進んでいくが、ずっと置いてけぼりというか少なくとも自分は何か起きている事を取り敢えず追っているだけ
超再現空間でのあれこれも実際なんでも再現出来るから、何やってんのって理解が追いつかないし説明も難しい
特に後半の駆け足描写は、他人がやってるゲームのムービー集を見せられてる感じで、なんでそうなった?動いてるところが見たいのにいつの間にか仕込みが終わっててなんなんだよってずっと思ってた

ラスト、ハックってやる気あるんだろうけど、絶対失敗するよね。最終話に唐突に過去話いれて補完してたけれど、自分の見たものを「認識」としている以上、そういう役目をさせるのはなんか違くねとも思う

ここからは趣味の話というか、とあるウォシャウスキー姉妹監督の作品のネタバレを交えて結構本質とはズレまくった考察を綴るのでスキップ推奨
{netabare} 自分が見たものが認識される、脳が信号を発して見たと認識する。って何かで聞いたなって思ったら、『マトリックス』で確かモーフィアスがネオ言ってたセリフだった気がする。要はあの空間では認識する事こそが重要であり、そうすれば動きも良くなるみたいな1作目の修行シーンの会話から読み取れる、レジスタンスのマトリックス世界への認識
そもそもマトリックス世界へ反抗するためにマトリックス世界を理解するという行為、それも実は全て計画通りだったんだよから始まる最終戦争で、ネオは別の道を示した。それは支配も対立も無い新たな道、共存。理解したが故の新たに生まれた怪物に対抗するために。それが実際に行われるかは、これからも検証が続けられる。という三部作の締めでラストシーン{/netabare}

新たなシステムの一つになるという今作『ユーレイデコ』の終わり方を見ると、やはりセリフや他作品の描き方を考えて改めてみると、結構無理しているように見える。まぁ殆どの人間があの世界にのめり込んでいる以上、どっかの映画みたいな、仮想現実よりリアルを楽しもうぜ!みたいな、メインターゲットの客層を唐突に突き放すドン引き展開よりは、新たな試みがどうなっていくのでしょう…という終わり方は良かったとは思うけれど
怪人0と言う名の前管理人の主張は、人間の行動の原理を一様に管理するのは不可能であるということ。何が真実で隠された物かという事すら見分けるのが難しいデコ空間の管理、つまり何が真実かを見極めることを諦める役にするという、生贄をハックに任せてしまうという終わり方。これは実に勿体ない。ある意味そうするしかないという皮肉とも、この世界の矛盾を突いたとも言えると捉えるられたかもしれないが、なんとも勿体ない描写不足感はラストの結末をガタガタにしてしまった要因かな
別の道を求めるというやり方を見せずにシステムの一部になるというある意味挑戦しなかった姿勢は、今更そんな方法を見せられても響かない

仮想空間やそれに入り浸る利用者達、そして大きくなっていくこの仮想空間の社会を管理という名目で制限や秩序の統制を行なっているという設定も、何というかこういうディストピア的な監視社会系作品を描きたいクリエイターいるけれど、結局草創期の作品群が偉大すぎてそれら薄めた佳作に収まってしまうありがちーな作品に過ぎなかった。湯浅率いるサイエンスSARUが作っているから尚更そう感じた。こういう意欲作を作る集団を応援はしていきたいとは思っているけどね

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 179
サンキュー:

5

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

探偵活動もの

探偵活動もの
VRやARが普及した世界観での探偵活動

4話切り

投稿 : 2023/01/02
閲覧 : 105
サンキュー:

1

ソース さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

期待してたが...

湯浅さん,佐藤さん原案だし期待値は高かったですが、終始惹き込まれず虚無でした...

投稿 : 2022/12/24
閲覧 : 138
サンキュー:

2

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ホンモノってなんだろう?

オリジナル作品(2022.12)
うまく言えないけど、作品の印象は現実世界と仮想世界がごった返したファンキーでファンシーな近未来?(割と意味不明)が舞台で、キャラデをはじめ作画もそういう雰囲気を表現する為に無駄なものをそぎ落とし割と平面的な造形となっている。その為かなり幼稚なモデルに見えなくもない。
物語は人工的に作られた情報統制が行きわたった島で人々はそれなりに不自由なく人生を謳歌しており、この島での価値は「ラブ」とよばれる個人評価点?が全てであり、それを集める事に一喜一憂する世界で一種の「バグ」扱いになった少女達のこの世界への挑戦的なものだろうか。
この「ラブ」とは今で言えばはお金ととバズる事で得る他人からの支持といった所だろう。仮想通貨と考えてもいい。
まだまだ現実社会はお金という現物が大きな価値を占めているが、今後仮想通貨やソシャゲ内でしか通用しない価値等、見えない怪しいモノに浮かれていく現代社会を風刺したり警鐘を鳴らす意図があるかはわからない。
が、作品ラストは何ともうまく纏めれたとは思えなかったかな。

私のツボ:女子だったのね

投稿 : 2022/12/24
閲覧 : 121
サンキュー:

4

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

風呂敷を広げすぎて間に合わなかった感

視聴完了
全12話

ジャンル
近未来冒険もの

あらすじ
舞台は発達した近未来で、さらにその中で主として電脳空間で生活する世界。
そのものの価値を決め通貨としても取引されているらぶ、と、それを消失させる怪人を取り巻く物語。
最初主人公は怪人を捕まえようとするがその過程で事故にあい世間的に死亡。その後はそのような者たちが集まる街で、いろいろな人の依頼を解決しながら、怪人を追うこととなる。
最終盤に怪人は世界の管理者であることが判明しバトルの後、怪人の座を譲る話が突然勃発。主人公の仲間であるハックがその座につき世界は平和になった、らしい。

感想
総評30点

よかった点
中盤の社会風刺的な話は良かったと思う。
また、絵柄やキャラに反してストーリーには一本芯があり迷子にならなかった。
悪かった点
ラスト。
依頼の中でいろいろな伏線を張っていたのに最低限のものだけ無理やり回収して終了。
そのため意味不明なことだらけ。
結局ラブ消失現象はなんだったのか?ハックが管理者になってそれは行わない?主人公は日常に戻ったが、求めていたものは手に入ったのか?など。

個人的に近未来的な絵と、かなりはっちゃけたキャラは嫌いではない。

投稿 : 2022/12/06
閲覧 : 111
サンキュー:

2

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

取っ付きにくいだけでブッ飛んだ内容でもない

 
序盤が一番取っ付きにくい構成。
その後はそれほど尖った内容でもないので、序盤で切らなければ最後まで観れると思うが、それだけに満足感はイマイチかな。

しかし仮想空間の将来ってどんなんだろ? 今のメタバースとか見てると実につまんなそうで居たたまれないんだよね。無理すんなよ…みたいな。
なーんて思ってる自分には、本作は元々ノリの合わない内容だったのかも。将来の不透明さを描いてるのなら少々分かりにくいか。

この作品世界に最初から没入できる人はまれだと思うが、あまり身構えず何となく感じる程度にラクに観るのが正解かも。

投稿 : 2022/11/10
閲覧 : 134
サンキュー:

2

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

偽物語

新しいことにチャレンジする気概や良しだと思います。
素狂人と狂人風常人の間には超えれない壁があり、狂人のアイデアを一般向けアニメ作品に昇華できる制作会社はいまのところそんなにたくさんはなさそうです。
本物を目指す偽物はだからこそ本物に近く美しい、的なセリフを貝木が吐いてましたが、そうなってほしいと思います。 全てのNHの人が松浦亜弥を好きな理由とでもいいましょうか。

投稿 : 2022/10/24
閲覧 : 282
サンキュー:

4

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

尻上がりに面白くなった

全12話

3話くらいまでは世界観も話も良く分からずあまり面白くありませんでしたが、ベリィがユーレイ探偵団に入ってからは尻上がりに面白くなった印象です。

設定はVRやメタバースが日常に溶け込んだ近未来的な世界観で分かりにくさはあります。
又、この世界で人々の価値を決める「らぶ」というものがありますが、これは現実世界での「いいね」と同じようなものであり、現代社会の風刺になっていると考えられます。

あまりこういった分かりにくい作品は得意ではありませんが、探偵団が依頼をこなしていく中で目的である怪人0への手掛かりが集まっていき、最終話で綺麗に話がまとまっていたので最後まで楽しく視聴できました。

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 168
サンキュー:

7

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

やっぱり個性的な作品でした

かなり人を選ぶ作品。

原案に湯浅さんがいるってことでかなり個性的な作品になっているように感じます。
過去に湯浅作品を何作か観てきましたが、どれも個性的で言葉や演出までも独特…このノリについてこれるか、これないかで人がわかれますね。
まずハックの話し方で好き嫌いがわかれそうですね(笑)

またキャラクターはイケメン美女ぞろいって訳じゃないので、ビジュアル重視の方には合わないかもしれないです。

とりあえず最新の3話まで視聴しましたが、今のところつまらない!って訳でもないので引き続き観ようと思います。

※観終わりました。
とりあえず最後まで観ました。
やっぱり人を選ぶ作品で、観て自分に合わないと感じたらやめてもいいと思います。
自分も最後まで観ましたが、最終回も「え?それだけ?」ってちょっと思ってしまった。
{netabare}前半は探偵の仕事をしつつ仲間の過去話しなど挟んみ、後半は空に浮かぶ島マークトゥエインについて知るって感じの流れです。
ハックは結局確実な過去話しはなく、視聴者に委ねるって形で最後まで語られることはありませんでした。
0現象やハックの過去が最終回手前まで語られなかったり、きっとハック絡みなのかな?って思ってたんですが、まさかの後継ぎを探すためだなんて…。違う展開を予想していたので、「そんな理由だったの?」ってなりちょっと残念。

作画は、逃げたりちょっとした戦闘があったりするものの、動きがなく緊張感が伝わってこなかったです。ただ声優さんの演技はよかったと思います。{/netabare}

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 221
サンキュー:

4

ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

ちゃんと尻上がりに面白くなっている。

 情報管理都市を舞台にし、評価係数''らぶ''を用いることで現代社会と通じる部分を出すことや、キャラデザ キャラ設定、世界観から なんというか こう Eテレの夕方枠のようなものを感じました。
 それこそ「ビットワールド」のワンコーナーにありそうですよね。
 しかし、実際は深夜枠 どういうターゲット層狙いなのでしょうか? それか今は配信サービスが充実しているので時間帯はあまり関係ないのでしょうか。

 こういった近未来の情報化社会を題材にした作品は、半端にやるとただの 近未来あるある になりますし説教臭くなるだけです、かといってポップになりすぎるのも考えものです。
 現状あまり芳しくありませんが、それでも何かあるんじゃないかと思わせる期待感はあります。
 
 途中経過
 {netabare} 探偵事務所に所属してからはだいぶ良い感じですね!
 情報管理都市で起こりうる話をポップに描きながらもちゃんとディストピア感もあり、事務所のクセのあるメンバーを掘り下げる話でもある。
 1話ごとに区切りがついているが、主題の謎からも離れていない。
 1つ1つの話がちゃんと積み重なっているのは面白いですね。

 と、思っていたら事務所の解散宣言がなされてしまいました。前フリがちゃんと効いていたのでこれからどうなるのか期待です。{/netabare}

 最終回を見て
 {netabare} 面白く、エンタメ性が高かったかと言うとあんまりでしたが、原案、脚本の佐藤 大さんの趣味、好きなもの、やりたいことがちゃんと表現されていた良いアニメだったとは思います。{/netabare}
 

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 274
サンキュー:

5

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

監視社会での楽しい冒険?

【総合評価☆☆☆】
 原案の湯浅政明と佐藤大、脚本の佐藤とうえのきみこら、くせ者たちの手になるストーリーは、先端的でかなり面白い。残念ながら作画と演出が今ひとつで、アニメとしての完成度は必ずしも高くないが、意欲作として評価できる。
 舞台となるのは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)が日常的に活用され、教育やショッピングでは、作中で「超再現空間」と呼ばれるメタバースが実用化された社会。ただし、高度な技術がもたらしたバラ色の未来などではない。カスタマーセンターによって常時行動がチェックされる、自由のない監視社会である。
 市民は、視覚情報デバイス・デコの装着を義務づけられ、そこに表示される“らぶ”という評価値に一喜一憂する。この“らぶ”とは、SNSの「いいね!」やフォロワー数と似ているが、実は、承認欲求を満たしてやることで市民を馴致する手段。物語は、“らぶ”を強制的にゼロにしてしまう「怪人ゼロ」が出没するところから始まる。主人公のベリィやハックは、住民登録されず管理対象とならない「ユーレイ」の立場を獲得し、自由人として管理の実態に迫っていく。ただし、この実態解明の描き方が、どうにも中途半端である。
 情報技術の過剰な発達がもたらす恐怖は、視覚的に表現しやすいからか、『電脳コイル』『フラクタル』『サイコパス』など、多くのアニメで描かれてきた。これらに比べると、『ユーレイデコ』における監視社会は、陰惨なディストピアとしての側面よりも、冒険の場という性格付けがなされており、切迫感に欠ける。ベリィらの行為は、管理者に逆らう命懸けの反抗のはずなのに、キッズアニメ風の作画のせいで遊び半分にしか見えない。また、表現の上でリアルとバーチャルが明確に区別されておらず、システムが機能しなくなったときの描写が先行作品ほど衝撃的でない。例えば、『電脳コイル』において、システムが個人情報にアクセスできなくなったときに起きるショッキングな出来事は、『ユーレイデコ』の楽しい冒険世界とは無縁である。
 第10話以降の物語展開は脚本がよく練られており、作画と演出にもう少し工夫があれば、かなり優れた作品になったと思われるのだが…

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 152
サンキュー:

5

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ディストピアSFかと思ったら少年探偵団だった<52>

やけに狭い世界とか、歪みが伺えそうな評価経済とかまったく活用されず、ただジュブナイルな少年探偵団で終わってしまった。
中盤以降キャラ担当回やって、最終回で長々と説明セリフというオリアニにありがちな脚本よわよわな構成の作品。

キャラも魅力がない、ハックの内面とか描写されるのかと思ったらちょっとハッキングができるだけのガ○ジのまま、最後には世界を裏からどうとでもできる力受け継いで納得感薄い。
その理由もピュアだからという呆れ果てレベル。実は美少女ってのを取ってつけてもどーにも魅力薄い。
脚本ダメだから喋らない猫のおっさんが一番キャラ立ってるように見える始末。余談だがラーメンにワカメ入れないでほうれん草にして。
親との関係も盛り込みが足らず、最後また一緒に暮らして仲良くハッピーエンド感出してるのもまたとってつけた感で寒々しかった。

ドラマがお留守気味<58>
3話視聴。
この作品も3話でチュートリアル完了。
世界背景の設定はそれでいいとしても、ドラマが不足気味。
小道具凝ってもここまでのエピソードはカチャカチャターン式のハッカーが解決するやつとあんまし違いがない。
主要キャラも追加されてるのにお話があまり膨らんでる印象無い・・・?
次回から次の段階に入るだろうから、とりあえず期待。

すでに来ている未来からのSF<65>
1話視聴。
授業・仕事はVR、街の装飾はAR、評価経済と、ネット普及以降の未来世界をSF的に描けてますね。
ハックの「ガジガジ」「ギラギラ」等のセリフもよくある不思議ちゃん描写ではあるけど、ベリィが友達同士とは独特なネットミームで会話してた後なのでそこから離れたクラスタという意味が出てくるのねん。

VR上での視界不良がそのまま現実世界でも起こり、医者に行くよう言われるというのが攻殻的な身体改造をさらりと表す。
評価本意性通貨として使われている"らぶ"を消失させることができるというのは世界の基盤的なところまで手が及ぶのでは。
街の装飾がすべてARなので、システムがダウンすると共産国風の灰色ディストピアになるんじゃないか。
と、先を期待させる初回でした。
世界はオッケー、後はドラマをどう入れていくかといった感じでしょうか。

投稿 : 2022/09/28
閲覧 : 238
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6

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

【最終感想】取っ付きにくい

最終話視聴完了

設定は面白いと思う。
メタバース?仮想空間?バーチャル?
そういうの詳しくないので自分はしっくりこないけど時代的には合ってるのかなと。

でもやっぱり取っ付きにくい。
こういうアニメって他に無いのでもっとわかりやすく作って欲しかったなと思う。
わかりやすく作って手応えがあったら1つ上のレベルの作品を作るという感じで段階を踏んでみたら良かったかもしれない。

初稿でも書いたけどキャラクターやキャラデザ、作画が取っ付きにくい。
わかりにくい上に取っ付きにくいのはマイナスだと思う。
各話ごとにコラボレーションソングを作るとか音楽に力を入れる事を否定したくはないが力を入れる方向性が違うんじゃないかな。

見る前から敷居が少し高いし、内容や音楽面で意識高い系匂わせてくるしその辺はどうにかして欲しかったな。
自分の理解力が無いと言われればそれまでだけどw


-----------------------------------------------------------
初稿

5話まで視聴
自分には難しい話なので詳細は公式や他のレビューを読んで下さい。
バーチャルの世界で何か起きるアニメですw

3話まで見ても正直よくわからなかった。
4話で主人公が探偵団に入ってちょっとわかってきた。
5話のヌエの情報を修正してくれという依頼でこのアニメの面白さが少しわかった(と思う)
自分の理解力不足は否めないが。


小難しい設定やストーリーにコラボレーションソングを作ったり劇伴にアーティスト起用してますとか意識高い系の「サニーボーイ」を思い出させる感じで苦手。
楽曲は大事だと思うけど、そこに力を入れてますよって感じも苦手。
正直鼻につく。
音楽に疎いので作ってるアーティストが知らない人ばかりというのも苦手な理由。

ストーリーや設定が取っ付きにくいのに作画も取っ付きにくい。
海外のアニメみたいな作画は今のアニメの作画に慣れてると違和感あるし、視聴意欲を削がれる。
最初は見なくていいかと敬遠しようと思ったくらい。
作画悪くはないんだけどね。

キャラデザが独特で癖が強い。
バーチャルだから色んなキャラがあって良いとは思う。
主人公が男の子に見えなくもない感じで萌え要素は一切なし。
これも今のアニメに慣れているとどうも気持ちが乗らない。
可愛ければいいってものじゃないし可愛くする必要も無いのだけど、やっぱり取っ付きにくいんですよね。
話が難しい上に作画もキャラも癖が強いというのはハードル高いなぁって気がします。

話は「サニーボーイ」より理解できる気がするし5話は面白かったと思う。
かなり人を選ぶアニメではあるが自分みたく頭使ってアニメ見るのが苦手な人でも、少しでも内容を理解できれば面白さが見えてくると思います。

評価は視聴終了後に。

投稿 : 2022/09/25
閲覧 : 289
サンキュー:

5

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

らぶい世界

電脳社会が進んだ世界。
「らぶ」と呼ばれている評価システムで、人々は「らぶ」を集めていた。
その「らぶ」が無くなるゼロ現象。
好奇心旺盛な学生のベリィと透明化できるハックは、共に怪人ゼロを追うのであった。

1~3話までが、電脳社会でのベリィの生活。
本作品の世界観の説明と考えて良いでしょう。
4話以降が怪人ゼロを追う、ユーレイ探偵団での活動。
4話以降が本命ですね。
とりあえず、3話まで視聴して、本作品を視聴するか断念するかを判断して下さい。

「らぶ」の評価システムは、現代社会への警鐘ではないでしょうか。
SNSなど簡単に他人と繋がる事ができる社会になりました。
ツイッターのイイネに代表される承認欲求を数字でカウント。
今では、簡単に数値化されて、承認欲求を稼いだりする事も可能です。
しかし、承認欲求に振り回されていないでしょうか?
過激な動画や映える料理など、個人が投稿する写真や記事は多いです。
情報発信は簡単にできるようになりましたが、一方、悪意のある犯罪も増えています。
所詮は進化していない人間のする事。
簡単に承認欲求の高い評価を稼げる社会というのも、
一歩間違えたら怖い世界という事を忘れてはいけません。

ユーレイ探偵団の活動ですが、個人的には幻のラーメン回が好きですね。
噂となっていた美味しいラーメン屋。
実在するかどうかも分からないので、ユーレイ探偵団は捜索を開始します。
結果的には、ラーメン屋は存在していました。
屋台の主人は人工知能エンジニア(ロボット)。
ここでも天国の情報を得て、物語は進んで行きます。

天国では、ベリィとハックが怪人ゼロと対峙。
バトルシーンとなって怪人ゼロを倒してめでたしめでたし、では普通の作品。
本作品では、ハックが怪人ゼロの後継者となり、トムソーヤ島の情報管理を任されます。
情報を管理された社会が良いのか、自由に情報をやり取りできる社会がいいのか。
どちらかを選択するのは難しい事ですが、それは人間次第かなぁ。
悪意を持った人間は、どんな社会でも一定数は存在します。
でも、善意の人も多数存在。
絶対的な存在である神様ぐらいでないと統治する事は難しいでしょう。

怪人ゼロの力を受け継いだハック。
そのハックの正体が美人という事には驚きましたが^^;
ハックは、どのような社会を選択するのでしょうか。
ハックは、人間を信じる事ができるのかどうか。
未来を信じたハックの選択した社会に期待しましょう。

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 143
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17

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

VR?メタバース?ディストピア風刺の少年探偵団?テーマは良かった割に面白さはイマイチ

湯浅政明氏原案のオリジナルアニメ全12話。トムソーヤーの冒険がモチーフ?
仮想空間と現実を行き来しながら生活し、「らぶ」という相互評価?社会評価?が重んじられる世界観で、らぶを巡る陰謀?に巻き込まれたヒロイン達が冒険して真相に迫っていく。

【良い点】
今日的なトレンドである仮想現実やSNSの相互評価至上主義をテーマにした、独創的な世界観は面白い。
面白い上に、分かり易いのも良い。
テーマや製作者のメッセージは分かり易く、SNSの相互評価に縛られるディストピア風刺として良く出来ていた。
過度に進んだ情報社会、陰謀を追うと見えてくる情報管理の闇…ディストピアの定番ではあるが、世界観と見せ方に独創性はあり、そこは面白かった。

こういう題材は闇が深くなりがちだけど、本作は良くも悪くも子供向けというか、Eテレ辺りでやってそうな雰囲気あり、あまり殺伐さは無い点も良い。
冷静に考えると管理者の思惑一つでユーレイにされる(現実で隣国の権威主義国家が押し進めているような?)世界観はかなり怖い、そこをあまり掘り下げなかったのは良し悪し。

仮想現実が現実を凌駕した未来世界で、「らぶ」がどんな価値を持つのか?持たないのか?
らぶ消失を巡る陰謀を追う過程で仲間が集まり、次第に真相に迫る流れも悪くない。

序盤はさりげないセリフやキャラの言動行動や奇抜な思考様式から、極自然にSF感を出せていて期待を持たせた。
主人公(女の子)のベリィの今時の子?ぽい?独特なミーム連発もキャラと世界観を印象付ける。

キャラデザはともかく、世界観描写は味がある。

【悪い点】
世界観とテーマは分かり易かったが、そこからのキャラドラマが今一つ。
テーマはちゃんと描けていたと思うが、ストーリーの面白さには繋がらず。
1クールでキャラが多過ぎ、癖の強いノリでなりゆきで合流していくためか、一人一人の印象が弱い。
会話劇の癖が強いというか、意識高い?印象もあり、個々のキャラに共感しづらかった。

序盤こそ煙に巻かれつつも世界観にワクワクさせるが、早期に驚きが出尽くし以降地味な少年探偵が続き飽きがち。
解決をハックの能力に頼りがちで単調。活劇の良さがイマイチ。
次第に明かされる真相もこの手のディストピアのお約束の域を出ず。

良い点と裏腹、折角の鋭いテーマが子供向け?の域を出ない。惜しい。
安心して見れる点は良いが、裏を返すと波乱が乏しく地味。

キャラデザが可愛くない。
これはこれで味があるのかも知れないが。

【総合評価】3~2点
悪くないというかどちらかというと良い作品だった気はするけれど、面白くはなかった。
設定は良いけど文芸面が弱い。
もっと尺取ってこの世界観とキャラを掘り下げてほしかった。
(トムソーヤーのアニメは全49話)
評価は「普通」

投稿 : 2022/09/23
閲覧 : 169
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8

リアっぴ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

まだ始まったばかり

現在4話目の途中まで見ていますが、物語がやっと動き始めたところ…!!
という感じですね。

まだ何が善で悪かは分かっていませんが

とりあえず、あにこれのあらすじを見て初めて
トムソーヤ島だったのねと知り、だから主要人物の名前が
ハック(ル)、ベリー、フィンと勝手に納得しました(笑)

今の予想としてはゼロ怪人は本当に悪いヤツなのか…? とか思ったり。ゼロ現象を起こして何がしたいんだろう?
この先の流れが気になりますね。

I Love アイ、ラブい は既に脳内にインプットされました(笑)

ところでフィンさんのまつ毛長くね-ですか、地毛?

投稿 : 2022/09/22
閲覧 : 103
サンキュー:

3

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

目に映る虚構と心に映る真実

【紹介】
「情報化社会の歪に疑問を投げかける」メッセージ性全振りな作品で、メッセージのいくつかには共感しました!
VTUBERにメタバース、ARにVR、そのうちこんな風に仮想空間と現実が融合した世界で生活する日が来るのかも?

【感想】
こういうものを作りたいっていう意思とオリジナリティが感じられていい作品だと思いますし、面白かったです!
面白かったけど、なんか好きになれなかった

意識高い系のデザインやキャラクターは尖っていて個性的だけど、狙いすぎかも、わたしには良さが分からなかったです
それから「ラブい」「ゲジゲジ」とかバズらせようとしてるようなオリジナルワード連呼もニガテ
流行語ってみんなが使っていればエモいけど、みんなが使わないキャッチーなワード連呼してる人を見てるといたたまれない気持ちになります
それを意識高い系な雰囲気で堂々とされると、うーん・・・?って微妙な気持ちに
そういった意識高い系な作りとなんかずれてる感じが好きになれないとこかなー?

{netabare}
作者の伝えたいメッセージ伝えることには成功してるけど、伝えることに一生懸命でシナリオが犠牲になってる気がします
ベリィやハック達の生き方を中心にした話じゃなくて、伝えたいメッセージにキャラクターを登場させているだけな感じで物語の軸がないように思います

それから世界観の設定も不思議なことが多くて、これだけ情報化社会が発達しているのにどうして人が手動で管理してるの?とか(国中??都市???に流れる情報を全部人が管理って、何人必要なの?)大事な情報を管理しているところに簡単に侵入できてしまうセキュリティとか
すごいのかすごくないのかよくわからないです
たぶん有害な情報かどうかなんて今でもAIが識別して管理できると思うの
{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
大量の情報の中から取り入れる情報を取捨選択できる世の中ですが、情報を取捨選択している気になっているけど実は与える情報を管理されている嘘で塗り固められた世界
現実世界でもそういうところはあるけど、それが行き過ぎた世界がユーレイデコの世界観

みんな自分が知りたい情報、見たい情報、楽しみたいコンテンツを自分で選んで自分で判断している「気になっている」けど
その自分で選択して手に入れた情報はホントウに真実?
それは管理者によって都合の悪い情報は削除され、都合の良い偽情報によって塗り替えられた虚構・・・
ただの文章や映像ならいいけど、それが視覚や聴覚まで塗り替えられるようになったら、人は真実に気づけるのでしょうか?

「ラヴ」がないと楽しい生活はできない、なりたい自分になるにも、見たいものを見るにも「ラヴ」が必要
このラヴは多くのSNSにある「いいね」と同じ、あにこれにもありますよね

この「いいね」を集めないと生活できない世界の歪な姿を描くことで、いいねを集めるために何でもする世の中への疑問を投げかけているみたい
わたしも同感です、人からいいねをもらうこと、人から評価されることを最優先にしていくと、大事なことを見失う気がして
本当に魅力的なものは、他人の評価を気にせず、自分が一番いいと思ったものを見せることじゃないでしょうか?
それは多くの人には受け入れられないものかもしれないけど、誰か一人から「最高!!!」って言ってもらえるものになるかも?

こんな風に情報化社会のいろいろな「変なこと」を痛烈に風刺しながら「忘れちゃいけない大事なこと」をメッセージとして発信しているみたいで
いい作品だと思います
{/netabare}
【例えばこんなメッセージが込められていました】{netabare}
・真実でも有害になりそうな情報は検閲して削除してしまう世の中は正しいの?
・情報を削除されるとすぐに忘れてしまうくらい人間の記憶は曖昧、でも大事なことは絶対忘れない
・目の前に実物があるのに、登録されてないor身分が証明されてないと信じてもらえない、見えてるのに見えなくなることの奇妙さ
・目で見たわけじゃないのに、誰でも編集できるwikiをホントウだと信じて疑わないこと
・ネットにあふれる嘘の情報、真実がどうかよりも書いたもの、騒いだものがち、声の大きな意見が正義という歪んだ世論
・人は真実でも嘘でもないただのうわさを信じるのか?誰からなのかわからない噂を伝言ゲームみたいに人から人へ伝えていく謎のシステム
・悲しみは一人でも十分に味わうことができるけど、喜びは誰かに手伝ってもらわないといけない

シナリオ書いた人の伝えたいことはなんとなくわかって、共感ポイントが多いアニメでした

{/netabare}

投稿 : 2022/09/21
閲覧 : 287
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14

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

キャラデザマシにならんかったものか

{netabare}
湯浅原案作品。
キャラデザは大嫌いだったけど、話は面白いんだろうなぐらいで見てたけど、結局話も微妙でした。

まず、キャラデザ。
湯浅作品大体に言えるけど、こういう気持ち悪い(≠奇抜な)キャラデザは大嫌い。
有象無象の他作品とは違ってこれは高尚な作品ですよ、と言われてるようでほんとに気持ち悪い。
キャラデザじゃなくて内容で個性を出してくれよって思う。
自称分かってますよ系の人や評論家様はこういうキャラデザ持ち上げるんだろうけど、本気でこのキャラデザを好きと思ってる人なんているんですかね。
正直このキャラデザはマイナス補正しかかからない。
ストーリーが仮に面白かったとしても、好きな作品にはなれない。

キャラデザはこの辺にしておいて、ストーリーも特段面白いと思える点がなく。エンタメ性が全然ないかな。
その上に話の出来も良くなく、毎回しょうもない風刺を見せられるだけだった。単話なので一話一話の感想は特に書かないけど。
ラブがその人の価値に直接関わる世界観というのも良くわからない。
ベリィとか特に惜しむことなくユーレイの道を選んでたしね。
ユーレイって要はスラム住人みたいなもんだろうに。
そもそもユーレイって何かしらの理由で住民登録がされてない人たちという設定だったはずだけど、何かしらってなんだよって...。
なぜそこを曖昧にする?
仮にシステム不具合が関与してるなら然るべき処理ながされるべき存在じゃないのか?って思う。
住民じゃないけど、スラム的な場所に住んでます、普通に街をうろつけます、裁判も受けないといけませんはさすがに中途半端すぎないか?と言いたくなった。
特殊な世界観のわりにキャラやその回の話ばかりに焦点が当たっていて、肝となる部分(世界観)の描写が不足してるかと。

最後の全員協力でハックたちを目的の場所に連れて行くパートは少し面白いとは思ったけど、この辺もここまでに比べて比較的エンタメ性があっただけで普通かなと。
ポップな世界観にはぐらかされがちだけど、あのパートはリコリコ並みにガバガバだったと思う。
まず、フィンの過去回やその他の回などを見るあたり、この世界は物事の判別までITに委ねられていて異常にIT化が進んでいるけど、そんな中で情報の仕分けだけは人が集まって手動でやっているというねw
現代でもある程度自動化できてるようなことが、この近未来な世界観でなぜか手動というw
そして、ベリィたちが、自分たちが逃走できたのは奇跡ではなく両親のおかげだとか言ってたけど、いやいや、自分たちの情報の処理があの大人数の中から偶然両親に委ねられている時点で奇跡でしょっていう。
そもそも両親が処理している情報なんて氷山の一角なわけで、あれで大衆を騙せたということは、偶然ベリィたちの画像の処理が約半数以上両親に任されていたということになる。
他にも逃亡パートは追いかけ役が銃を撃てる状況で全く撃たなかったり、対国家機関へのハッキングが普通に成功したり、あれと大差ないですね。

ゼロ現象という本筋の話に迫っていく話は少し面白かったけど、結局オチが微妙で。
怪人ゼロの正体が世界の管理人というところまではいいとして、結局ゼロ現象を起こして何がしたかったのか。
それっぽい雰囲気だけ出して結局全部投げ出して終わってしまった。
ハックがゼロの後を継いで終わるけど、それによって世界の何が変わったのかにもフォーカスしてほしかった。
ユーレイたちがある程度救われたことぐらいしか分からなかった。
他のユーレイ探偵団の今後は詳細に描かれてたというのに肝心のハックだけないというね。
この作品のテーマはメタバースや高度にIT化された世界への是非だろうし、そこに対してもっと踏み込んで描かれるのかと思ったら、拍子抜け。
この世界の慣習の問題点などをもっと掘り下げてくれるのかと思ってたが。
最後はなぜか2人が再会してエンド、それっぽさだけ醸し出して終わってしまった。

ちょっとだけいい点も書くと、ベリィだけに焦点を当てれば、自分の目で見えるものが真実と認識するまでの物語でジュブナイルとしては悪くはない?
主人公達だけの物語で終わってほしくはなかったが。
最後のエンドも2人に好感が持ててたなら感動できたかもね。
そういう意味でもキャラデザはマイナスでしかない。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
内容ではなくキャラデザを変にすることで個性を付ける作品は大嫌い。
気取って持ち上げる奴はいても心の底からいいと思う奴なんておるんか?
現代風刺系か、嫌い。バーチャル空間?

2話 ☆5
こういう自分わかってますよ系オタクしか褒めないようなデザイン誰得だよ。
複垢。言論統制社会ね。ログイン情報も消された?
てか何でこの操作をvr世界でやってるのと思ったけど、vr世界=ネットの海みたいなもんか。
中国かな? 臭いものには蓋をする? ネットの世界に逃げてる?

3話 ☆4
ユーレイは住民登録されていないというのに、裁判やるのね。
秘密裏の裁判に立ち会いなんてできる状況なの? 何を見せられてんねん。
ほんとこの移動シーン凝ったことやってますよって言ってるようで気持ち悪いわ。
そう簡単に裁判所忍び込めるのかよww ガバガバ管理やめろ。

4話 ☆4
実質二次元オタク いいね消えたのってゼロ現象しかないだろうに。
カッコつけた評論家しか持ち上げないだろう本当の意味で誰にも需要ないアニメと言う意味ではなろう系以下。
これどゆこと? バーチャルなのに実体に干渉できんの?
それとも実体に見えてこいつもバーチャル? ガバガバセキュリティ
今はまだってなんだよ。戻れる目処ないだろw
有象無象の低俗な作品とは違って高尚な作品ですよみたいな造り手の思考が伝わってきて気持ち悪い。
簡単な話を無駄に複雑で難しい見せ方をするのもそう。

5話 ☆2
wikiの情報が間違っているという証拠はw まあそんなんどうでもいいのか以来さえ達成できれば。
まあ表現は上手いと思うよ。何が正しいかわからないって話にしたいんだろうけど、それなら本も盲信できないよねw
何がしたいねんこのシリアスw

6話 ☆3
持ち主探しね。キャラデザグロ。
偽りの仮面で本当の顔を隠してるってのを表現したいんだろうけどそういうありきたりな皮肉もはや不快でしかないわ。誰だよこいつ。
ドロンの心配してやれよ。なんだそのつまらないオチ。
オチ回収あっさりすぎだろw お前は知りすぎた...。
つまんなすぎて流し見してたら内容わからなくなったからクソアニメ2週する羽目になった。
まあハケットだったりカーニーの謎から本筋につながるのは良かったかな。

7話 ☆5
マギレコかな? はらぺこった ほんとこのガジガジ言ってる奴キモいわ。
怪我した奴はどこで怪我したんだよw けどリピート客はいるだろ。
AI壊れてんのに誰も気に書けないw 誰か悲しんでやれよ。
AIに対する意識の表れ?

8話 ☆7
そんなもん宇宙で廃棄しろw
衛星から落ちてくる物を国より先にキャッチとかめっちゃ技術力必要だな。
国に対して隠蔽するのも。知ってた。

9話 ☆4
コレマジで誰向けアニメ? なんで違法ログインとして関係ないやつに危害加えてる? ひっどい絵。10ぐらいええやろ。
てかラブってそんな重要そうに見えんが。
主人公とかあっさりラブへの固執捨ててたし。

10話 ☆5
証拠隠滅大変そう。終盤感出てきたな。ガバガバで草。
このアニメ人の心持ったやつあんまおらんから父と母浮いてんな。
さすがに今回は面白いな。ほんとこの勘違いキャラデザしね。
いや、撃てや、なんで銃持って突っ立ってんねん。リコリコかよ。

11話 ☆5
てかこの情報の仕分けが手動なのくっそ面白いな。
いや、あんな大人数いる中で両親がその仕分けを行うことになってる時点で奇跡でしょ。バトルアニメかな? 物理攻撃で草。無
リコリコ並みにガバガバだと思うよ。

12話 ☆5
おう、これ主人公? さっきまでのパートなんだったんだよ。
シミュレーション仮説でも語りたい訳? はぁつまんね。
100万人のゼロ? で、なんでバレてないの?
あの紙飛行機で真実流してたから?
それとも敵はシステムに従うしか出来なかったから?
結局ハックがゼロを継いだことで何になったんだよ。
他のキャラの将来とかどうでもいいからさ…。
フィンの故郷の村の人達がラブ認められたってだけじゃん。戻ってくんなw
このラスト2人に好感持ててたらもっと印象に残ったかもね。

曲評価(好み)
OP「1,000,000,000,000,000,000,000,000 LOVE」☆7
ED「あいむいんらぶ」☆6
8話挿入曲「」☆7.5
12話挿入曲「Utopia」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/09/21
閲覧 : 219
サンキュー:

10

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

Eテレで流すような子供向け

VRとSNSのいいねをモチーフにして、超管理社会を揶揄するような底の浅い設定。
〇〇探偵団が好きそうな子供向けにはいいのかも。
日曜日の夕方に放送すべき作品。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 130
サンキュー:

4

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

退屈でした

メタバースの中のような独特な世界観。
OPも含め壮大な劇伴もあって、とても期待していたのだが。
中盤から失速。
特にユーレイ探偵団の日常は退屈で、睡眠にちょうど良かったという感じ。
{netabare}
ゼロ現象の元凶は最終話でようやく判明するが、
けっきょくあのおばさん、何がやりたかったのか分からず。
言葉で論理を説明するんじゃなくて、映像で感覚的な説明してくんない?
結局はぐらかされた感しか残らないんだよね。
最後のラストシーンだけは良かったのに。
{/netabare}
まあ、トム・ソーヤ島の名前にもある通り、下地に「トム・ソーヤの冒険」があるのだろうが、もう古い作品だしね。
若い2人の冒険物語だと割り切っても、私には興味を引きませんでした。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 158
サンキュー:

11

ノエル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

独特の世界観

2話までは話もよく分からず、3話4話で、何となく世界観を理解出来て、話の方向性も分かって来たので、最後まで視聴出来ましたが、途中、良かった話もあったものの、自分向きではなかったです。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 155
サンキュー:

2

ネタバレ

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

現代らしい童話なのかな

マーク・トウェインの作品を拝借しつつ、仮想未来都市を設定。
POPでカラフルでありながらも、奇妙な雰囲気が漂う世界が舞台になっている。
お節介で直情的なベリィと、自己中心的なハック。
子供を主人公にすることで、ストーリーは無軌道な感じになる。

だが終わって見れば、シンプルな物語だった
情報規制、情報隠蔽によって、犯罪抑止された世界が理想的なのかを問う内容。
このメインテーマを直線的に描くと、殺伐とした雰囲気になりかねない。
そこで、子供たちがメインの物語にしたのだろう。

後半は目標が明確になり、分かりやすくなった。
だが、序盤の散乱したイメージが強すぎて、高評価は付けにくい。
作品同様、感想もまとまりを欠いてしまう。

ということで、以下雑感。
{netabare}
「トムソーヤ島」
冒険少年の名を冠する島。その実態は監視社会(某大国でしょうか?)。
だが、枠にはまらない者は必ず生まれる。否定したくても、人間は元々多様です。

「オノマトペ」
ハックがやたらと使う耳障りな擬音。彼が嫌いで脱落した人も多そう。
実は、教育を受けていないため、語彙力が無いことを表現しているのかな。
海外向けには、どのように翻訳するんだろう。

「嘘から出たまこと」
トイレットペーパーが不足するというデマ情報。これをメディアが否定。
その結果、トイレットペーパーに関心が集まり、買い占めが起き、不足してしまう。
人間は万物の尺度。最近は扇動目的のデマも多い。気を付けましょう。

「主観だけで体験し判断することでは、感情と言う罠に嵌り、時に真の評価を...」
情報リテラシーにも通じそうな、フィンのセリフなんだけど、まさか、
"感情移入できないので、つまらないとか言ってると、本当の面白さは理解できないよ"
という意味じゃないよね。過剰な深読みであって欲しい。

「Complete Control」
The Clashの1977年の曲。
"Oh, complete control, even over this song"
この曲でさえ、完璧にコントロールされている。
{/netabare}

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 299
サンキュー:

5

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

意識高い系ポップ作品

独特の世界観とタッチで、かなり人を選ぶ作品の様に思います。先鋭的って言うんでしょうか、「分かる人は分かる」みたいな、意識高い系の作品に感じます。作画もわざとなんでしょうけど、外国の子供向けアニメ見たいなのっぺりしたキャラデザに、のっぺりポップな近未来電脳空間的背景。内容も「メタバース(AR)」とかSNSのイイね偏重主義?とか扱っているようで、なんか深そうな雰囲気を醸し出してはいますが、意識低い系の私には意味不明。
美術センスの高い人とか、文芸をしょって立つような「わかる人」が楽しめばいいんでしょうけど、まあ一般ウケは厳しいかと。2話までトライしましたが、やはり無理でした。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 204
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

名作か迷作か

AR・VRが普遍化し、「ラブ」=他者からの評価値が社会の中心をなす世界。


今期の中ではかなりの異端児。
絵も世界観もキャラも独特で、やばい何かがあると思わせる作風は
サニーボーイやピングドラムと近いものを感じる。

細かい説明がなく、視聴者に対する優しさに欠ける作品だが、
物語の地盤が固まる3, 4話以降話が分かりやすくなり
面白くなってくるので、0話/1話切りは勿体無い。


(1話)
百眼の巨人、ベリィのデコの異常、零化現象、怪人ゼロなど、
物語の核となる材料は既に色々出てるので後はどう調理するか。
そしてぶっ飛んだ会話劇の中でも、

「ゼロの前にラブはない」(ベリィの言葉)
「アイ ラブ アイ」  (怪人ゼロの言葉)

の意味が気になる。'ラブ'が本作固有の評価係数としてのラブなのか、
他者への愛情としてのlove=愛なのか、またベリィの口癖である
「ラブい」=ワクワクや希望に満ちている、の意味なのかによって
作中各セリフの意味合いが変わりそう。

前者は、後半のラブをベリィと同じ意味で解釈すると
「ラブ(=他者への評価)がない世界に希望が訪れることはない」
となりしっくりくる。
後者は両義的であり、怪人ゼロの視点ならば
「I love I 」= 他者への評価より自己への評価を求める
と読めるが、ベリィ視点で考えると
「I love 愛」 = 他者への評価「ラブ」が世界には必要だ
だろうか。最終話を迎えたときこれらの言葉を
どういう意味で反芻することになるのか期待したい。

(2話)
思ったよりは分かりやすい方向に話が進みそう?{netabare}
ベリィの両親の仕事はSNS投稿の検閲・管理だが0騒ぎに関する投稿の削除は実質隠蔽。
局員は普通に仕事してるつもりが実際は怪人ゼロの恣意的な情報操作に一役買ってそう。
怪人ゼロは悪意を持った巨人の象徴で、巨人が孔雀(=全ての人にとって公平な存在)に委ねた
百の目(=あらゆる情報へのアクセス/管理権)が欲しいんだろうか。
{/netabare}
(3話)
世界観が少しずつ見えてきた。{netabare}
ハックやフィンたち「幽霊」はデジタル社会の戸籍難民。
ベリィもこのまま行けばデコが完全に壊れて幽霊化しそう。
カスタマーセンターが幽霊の存在を意図的に隠蔽しているあたり、
幽霊が生まれた経緯にセンターやデコの闇があるんだろうか。
{/netabare}
(4話)
舞台準備完了。{netabare}
娘を亡くしてから大切なことに気づく両親を見て、今までは興味本位の延長だった
ベリィの行動に「大切なものを消させない」という理由が生まれた。
3話までと比べて人物の描写が増えた分。
{/netabare}
(5話)
依頼を解決する流れは4話と同じだが、中身はちゃんとある。{netabare}
「正しい情報」に囚われた結果大切なヌエを自ら消去するのがなんとも複雑。
ヌエが架空の生き物だというが、逆に実在したことだって誰にも否定できない。
情報の完全性を証明する術などなく、結局ハックの言う通り
情報の正しさは個々が自らの規則で判定すべきもの。
ハックがベリィにキレたり、匂いを逐一嗅いで確認する仕草にも
表されており、やはり4話以降は話が分かりやすい。
{/netabare}
(6話)
依頼回やりつつ重要な情報撒いて後半戦へ。{netabare}
今後は、マダムの夫の死と管理局・ゼロの繋がりを調べる方向に
話が進むようで、依頼で尺を浪費することはなさそうなので一安心。
今の所サニボよりはよほど話が平易な反面、あちらほどのインパクトは
ないので後半ではもう少し暴れてほしいところ。
{/netabare}
(7,8話)世界の真相に近づいてて面白いんだけど、尺が……{netabare}
情報都市トムソーヤ島には「マーク・トウェイン(以下MT)」なる造られた何かが
関係してるらしい。島の外、上空で浮遊する城らしきものが
おそらくMTで、管理局の情報操作を可能にしているってことだろうか。
あとMTに固執してるフィンの目的もよく分からない。
怪人0に興味がないってことは、家族なり何なり誰か探してる人がいて
管理局の方に恨みがある、って感じだろうか。
怪人0、フィンの目的、MT、ハックの過去、ベリィのデコの不具合、
これらをあと4,5話で回収するのはキツそうだが大丈夫か……?
{/netabare}

投稿 : 2022/08/28
閲覧 : 368
ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

がちゃがちゃごちゃごちゃなのと、無理に流行をつくろうとしてるのが。。

絵がポップっぽいなぁと
湯浅さんの名前が冒頭出てたので観てみたけど

ストーリーがごちゃごちゃ
絵がポップな感じと思ったけど、結局は思いついたことをただ描いてるだけのようで下手なのかと感じがっくり
ラブいとかゲジゲジだかガジガジとか。。むりに言葉なども流行らせようとしてる感があり、これで面白ければいいけど話が面白くないのでうざく感じる
絵のポップっぽい感じといい、JKとかにバズ。。いや流行らせたかったのかな

で6話まで観たので断念

湯浅さんは原案なので、まぁあまり責任ないかなと
湯浅さんが監督ならなんとかなったかととも。
その中でも異色のカイバ。。は意味不明だったけど一応目的とかあったので観れた気がしたし
ケモノヅメもダメな人はいると思うけど面白かったしで
ま、監督違うからいいや

結局作画、キャラデザ、話の展開など全てがおもちゃ箱をひっくり返したようで
と言う意味では統一感はあったかもですが。。

あと半分は観る気力がなくなったので断念
でした

今季はもうメイドインアビスしか観るものがないなぁ。。

投稿 : 2022/08/08
閲覧 : 257
サンキュー:

6

ネタバレ

バフォメ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

性に合わん

視聴を始めてすぐ性に合わねえと思ったので視聴を辞めた。俺の「嗅覚」が思考過程をすっ飛ばして結論を導き出した。冒頭のナレーションが回りくどくて嫌いだ。言いたいことが有るならハッキリ言えよ!とヒートアップは免れない。エアコンをつけろ。クールダウンが必要だ。メタファーを用いるのがダメだと言ってるわけではない。
本作には個性的な風味というか独特な灰汁の強さがある。つまり癖の強い作風を好む物好きにとって本作は「くさや」の様な魅力を放っているに違いない。食いたい人だけ食えばいい。それは本作に限った話ではない。そういえば俺は以前、それがくさやだと知らずに食ってしまったことがある。口に入れた直後、俺の味覚が拒絶を示した。状況的に吐き出すわけにもいかず、無理して飲み込むんだ。同時に二度と食わねえと決めた。食う前に臭いを嗅ぐ必要性を身を以て学習した瞬間だった。あれはきつかったな。その時くさやを食ってた連中とは疎遠になって久しい。もう会うこともないだろう。
本作からはどことなくガッチャマンクラウズみたいな臭いがする。「誰にも頼まれていないのに勝手に問題提起して大衆批判を始める精神を映像化しました的なノリ」とかそっくりだ。表現界隈には全体主義の否定を装ったエリート主義の容認みてえな様式美を踏襲する一派とかがあるのかもしれん。こうした作品には古典的な意味での自由主義と個人主義の視点が欠落している。それ故にどんな過程を経ようと設計主義に帰着せざるを得ない。俺はそうした臭いを放つ作品には全く魅力を感じない。
本作を最後までみたわけでもねえのにいい加減な事を抜かすなと自分でツッコミを入れざるを得ない書き方をしてしまったが、俺の嗅覚予想は当たると思ってるので、俺はもう本作は視ない。予想が外れたとしてもそれはそれで俺にとって悪い話じゃない。

投稿 : 2022/07/14
閲覧 : 232
サンキュー:

4

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ユーレイデコのストーリー・あらすじ

情報都市トムソーヤ島。ここの住人たちは視覚情報デバイス「デコ(デコレーションカスタマイザー)」を使い、超再現空間と呼ばれ る仮想空間と現実をリニアに行き来する生活を営んでいた。さらに「らぶ」と呼ばれる相互評価が数値的に可視化されており、バラン スのとれた価値観を保つことで平和な社会を形成している。多くのらぶを集めることでデコが拡張されることもあり、住人は多くのらぶ を集めるために日々奔走していた。そんな島では「怪人0」が引き起こしている、「0現象」と呼ばれるらぶ消失事件の噂が広がってい た。ある日、0現象に偶然巻き込まれてしまったことから「ユーレイ」と呼ばれる住人登録の無い、見えない存在になってしまった少女 ベリィ。彼女は天才的なハッカーでありユーレイのハックと出会い、怪人0と0現象の謎を突き止めるため、ハックが率いるユーレイ探 偵団に参加する。ユーレイとして舞い込む依頼を解決していくなかで、ベリィはトムソーヤ島に隠されたある真実に近づいていくことに なる。 (TVアニメ動画『ユーレイデコ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年夏アニメ

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