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「異世界薬局(TVアニメ動画)」

総合得点
71.1
感想・評価
305
棚に入れた
950
ランキング
1429
★★★★☆ 3.4 (305)
物語
3.4
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.3
キャラ
3.4

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異世界薬局の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

そらはこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

【良作】心地良いテンポと世界観だけに消化不良

適合率75-80%

サクサク進んでいく心地よさ。
だいたいみんないい人。
いい感じの薬学無双。

からのvsペストがアツい。
主人公でもギリギリの局面。
これヤバくね?はやくきてくれー!

からの秒の決着、キンクリ終結。
丁寧に広げた風呂敷、雑に畳みすぎじゃないですかね……

どうしてこうなった

投稿 : 2022/11/02
閲覧 : 132
サンキュー:

6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

異世界ナーロッパの限界を露呈したリアル路線アニメ

異世界転生モノには珍しく現代技術へのリスペクトを感じる作品です。ただ、それ故に主人公が中途半端に魔法を使います。現代の処方薬は伝統的な万能薬と異なり、科学的な検査によって症状の原因を突き止めなければ処方しても毒になります。工業製品としての現代薬を主人公のチート魔法で合成出来ても、流石に検査道具は作れません。レントゲンやMRI、血液検査キットが作中に出てきたら、物語が破綻します。現代の医学は工業力に裏付けされているという厳然たる事実を、無視している点が、傑作になれない理由だと思われます。丁寧に作られている分、とても残念です。

投稿 : 2022/11/01
閲覧 : 185
サンキュー:

10

ネタバレ

ミスターK さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人情感(?)が強かった作品

主人公ファルマくん役の豊崎愛生さんの「おかえりラジオ」で始めて知り、原作を読んでから観ました。なるべくネタバレのない感想を書きたいので具体的には言いませんが、他の作品と比べて人情の厚い、またはピュアな作品という印象が強かったです。

特に主人公のファルマはどういう時でも人を助けたい、誰でも差別なく救いたい、という感情がとても強く、本当にいい人だな、と言うのが毎話伝わりました。異世界薬局という名前であり、もちろん舞台は異世界ですが、このジャンルの作品では観ない主題で良かったです。

ただ、一つ微妙に思った点は(ここからはネタバレです){netabare}終わり方が中途半端な気がしたところです。最終話では、OPで毎回見た不気味なキャラがやっと出たと思うと、すぐにファルマと対決をし、意外とすぐに滅びたので、個人的にはちょっとペースが速すぎたと思いました。戦闘アニメでないことは理解していますし、むしろ望んでいないので感謝はしていますが、そうやって期待を持ち上げてすぐに終わらせるのはアレかな、と思いました。{/netabare}

原作の方ではまだ色々な面白いことがあるので2期が発表されることを期待しています。

投稿 : 2022/11/01
閲覧 : 102
サンキュー:

8

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「薬局」というか半分以上「医者」という気も。1クールの尺にやや詰め込みすぎ感。

「小説家になろう」掲載から商業出版&コミカライズという、お馴染みのなろう作品からのアニメ化です。

私はアニメ化前からコミカライズ版のみ既読でした。アニメ視聴後も原作は未読のままです。

お話としては、現代日本で最先端の医薬研究を行っている主人公が異世界で宮廷医師を家業とする貴族家の次男として転生するというものです。

なろう転生物の転生のタイプとしてはいくつかありますが、本作では子供時代に肉体を乗っ取りそれ以前の記憶は失ってしまうというものです。

主人公ファルマの能力は「物質合成」というもので、化合物の分子式を知っていると合成可能というとんでもない能力です。

そこになろう転生物でお馴染みの「魔力」、「魔術」という要素が加わって無双します。個人的にはまあまあ楽しめてはいたのですが、広くウケるタイプの作品ではないと思うのでお勧め要素はあまりありません。

キャラとしてはファルマの家庭教師を務めたエレン先生がなかなか良かったとは思うのですが若いとはいえファルマよりかなり歳上、ロッテは年齢的にはファルマとマッチしてはいますが使用人ということで身分違い。ということで恋愛要素としては強みがない作品ですね。

あと、いくつかエピソードカットした上でアニメ最終回までのストーリーを進めるにはなおかつ尺不足の感じがありました。

投稿 : 2022/10/31
閲覧 : 376
サンキュー:

28

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

死者にはザОリク。解決。

 
原作未読。

(全話視聴後)

大まかな話は別に悪くないと思うものの、その裏付けとなる部分は知りませんみたいなトボケた作り。何も考えず俺TUEEEをサラっと眺めるだけなら悪くないかと。
けど主人公の想像力の乏しさやら意味不明な都合の良さやらに引っかかりを覚えてしまえば途端に興味が薄れるかも。

ぶっちゃけ何でもありなんだから、魔法で何でも解決すればいいじゃないの。魔法でバトルできるんなら回復系魔法スキルなんかソリャ凄いよね?なんて幼稚なこと思うくらいには興味薄れた。
それに安易なバトルは邪魔でしかない。山の作り方それじゃない感。

まあ、ハナシが雑な点を除けば特に悪くもないんで流し観には向いてるかも?

__________

(3話視聴後)

とてもテンポがよく観やすい作品。…なんだけど、テンポを良くするため本来描くはずの部分もシレッと削ってる感じがする。なので、細かいところが気になる人はモヤっとするだろうし、気にしない人なら楽しく観れるんじゃないかと。

個人的には脚本で少々丁寧さを欠いてると思ってるんで、まだ微妙な気持ちで視聴中。評価はあらためて。

投稿 : 2022/10/29
閲覧 : 151
サンキュー:

5

うおお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

まぁ良かった

第二話、ちゃんとSOAP形式で記録してて笑った
ペストのあたりはコロナが蔓延している現実世界とリンクしててタイムリーに感じた。

投稿 : 2022/10/22
閲覧 : 103
サンキュー:

4

じょうのうち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニウエー

えー、ロリコンとしては妹ちゃんがとても可愛いアニメだった。
薬学的にもしっかりしてるみたい(知らんけど)なので、安心して見れた。
あまり不快に思うキャラがいなかったので、心地よい作品だと感じる。

投稿 : 2022/10/20
閲覧 : 87
サンキュー:

4

lucido さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

薬が安く売れるわけないでしょ

転生して庶民に薬が行き届いてないから安くいいものを売って、一人でも多くの命を助けよう!っていい話なんだけど、、、
なんで薬が安く売られてるのかわかってないのか?
健康保険って制度があるから日本は安く医療や薬を提供されているんですよ!
ただのほかの薬局つぶしとしか見れませんでした(-_-;)
ただ、ストーリーというか一生懸命に人の命を救いたいってところはよかったので最後まで見れました。

投稿 : 2022/10/16
閲覧 : 79
サンキュー:

5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

救いたい 一人でも 守りたい この世界を

この作品の原作は未読です。
世の中には溢れんばかりの異世界系の作品が存在しますが、その中でも特に「優しさ」の光る作品だったと思います。


現代日本の薬学研究者であった薬谷 完治は
目を覚ますと、宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、
ファルマ・ド・メディシスとして転生していた。

ファルマは間違った治療法や薬の調合、
医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療に絶望する。

前世で培った現代薬学に加え、
異世界で手に入れたチート能力【物質創造&物質消去】、
貴族だけが使える【神術】を駆使し、あらゆる疾病に立ち向かう。

そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく『異世界薬局』を開業する……。

異世界チート×現代薬学!異世界の医療を変える人助けファンタジー、本日開業!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走後にwikiをチラ見してビックリしました。
主人公であるファルマ・ド・メディシスを演じていたのは、あきちゃんだったんですね。
言われてみると確かにあきちゃんだ…
ですが、恥ずかしながら視聴最中には全く気付くことができませんでした。

これまで薬局という切り口の作品は、異世界モノじゃなくても少ないのではないでしょうか。
確かに、21年には「チート薬剤師のスローライフ」という作品が放送されましたが、製薬部分や材料などはリアルではなかったので、実際に再現するのは不可能でした。

ところが、この作品は実在する医薬品と疾患を題材としているため、専門家や医療従事者による指導のもとで執筆されているんだそうです(wikiより)。
だから、現実に薬の再現が可能なんです。
この違いは極めて大きく、知識がないと執筆できない類の作品なので、これまでに輩出された実績が殆どないジャンルだったんですね。
「薬」×「アニメ」でググっても、この作品しか出てきませんので…

ファルマは転生する前も、寝食すら惜しみながら薬学研究に没頭していました。
それは、彼が薬学研究の道に進んだ理由に直結していたんです。
これまで彼は適切な投薬治療が出来たら救えた命を見てきたからにほかなりません。

まぁ、本来死んじゃったら元も子も無いのですが、彼の場合、異世界で転生できたので結果オーライということで^^;

私は薬学に関しては全くの無知です。
だから難しいことは良く分かりませんが、これまで人類が克服してきた病が相手だったら治療できない訳はないんです。
ですが、人類が病を克服するまで数えきれない命を無くしてきたのも事実です。

天然痘、この作品で取り上げられた「黒死病」よ呼ばれるペスト、コレラ、インフルエンザ、エイズやコロナなど、パンデミックを起こした病原体は幾つも存在します。
この中で天然痘以外は、現在も根絶出来ていないのですから、本当にやっかい極まりありません。
中でも14世紀に発症した「黒死病」は、ヨーロッパだけで全人口の4分の1~3分の1にあたる2,500万人が死亡したんだそうです。

「薬さえあれば…」
きっと感染した誰もが思うことだと思います。
そして、ファルマが転生した世界は病に対する治療法が確立されておりませんでしたが、もし、治せるならチートでも何でも使えるモノは全部使って立ち向かう…
これがファルマの疫病に対する基本姿勢なんです。

「無」から色んな材料を生み出す事なんて、きっと神様にでも出来ないことで究極のチート能力だと思います。
でも、そんなチート能力もひけらかす素振りは微塵も無いので、嫌みが全く感じられないのも、個人的には高評価だと思いました。

それにあきちゃんをはじめ、本渡さん、麗奈ちゃん、伊藤静さんや長縄さんも素晴らしい演技を披露してくれているので、この加点も個人的には大きかったかな。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、石原夏織さんによる「夢想的クロニクル」
エンディングテーマは、Little Black Dressさんによる「白雨」
個人的にはオープニングに軍配です。

1クール全12話の物語でした。
「優しさ」の光る作品でしたが、全てがファルマを直ぐに受け入れられる筈もありません。
これまでの「しきたり」がまかり通っている世界において、ファルマの言動は異端であり害悪でしかありませんから…
でも、人々が何を選択するか…そしてその理由…変わるべくして変わっていく兆しをしっかりと満喫させて頂きました。

この作品も続編が制作されるのを心待ちにしています。

投稿 : 2022/10/16
閲覧 : 151
サンキュー:

16

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ファルマの動かし方に問題あり

なろう系に薬局…
またチート薬師や真の仲間なんちゃらみたいなの始まるのかと思いつつ視聴。

序盤はまあまあいい感じ。
だが自分が特殊な存在であることを自覚してない節があり、エレンに影が無いと恐れられたり、父親に存在を怪しまれてもスタンスを変えず自分を貫くというとこが少し気になったし、その部分が悪い所になっていくという…

《段々おかしいなと思ってくるストーリーとファルマの行動》

中盤から何かおかしいなと違和感。
5話で化粧品を販売。
そこに手を出していいの?
経営メインの話じゃないよね?

6話7話と異端審問官の話は居らないかなと。
ファルマは凄いんだよってのをアピールしたかっただけにしか思えない。
影が無いんだから異端審問官に怪しまれるのはわかるけど、そもそも影が無いという設定も要らないと思う。
ファルマはそこを気にしてないし。

個人的に1番引っ掛かった8話
ピエールの娘を助けてあげて、薬師ギルドから追放されて店をメチャクチャにされたピエールを助けるという一見とてもいい話だが…
ファルマが市場を独占してしまったが故に起きてしまったわけで。
市場独占という事に対してファルマが何のアクションも起こさないのがいただけない。
ファルマが何もしなくても誰かが危惧してストップかけるとかしなきゃ。
そういう部分をちゃんとやっていたのが「本好きの下剋上」だった。
あっちを見てたからどうしても受け入れがたい話だった。

ギルド長を悪役に見せてるのも酷い。
言い方は悪くてもギルド長の言う事は間違ってない。
閉店に追い込まれるかもしれないんだもの。死活問題ですよ。
ピエールを追放するのは仕方ないかなと思ったけど店を破壊するのはやりすぎ。
ファルマを引き立たせるため、いい話にするために悪いキャラにしてしまうのは違うんじゃないかなと思った。

10話
黒死病の金を国に入れないための船の検疫シーン。
ここも船の船員が悪い印象を持たれそうな感じに描かれてる。
でも船員が言う事はごもっとも。
馬車を手配してる。生ものが腐ってしまう。
そういった部分に対するフォローが無い。
船同士が揉めてるのを東イドン会社の船が砲撃して収めるというのはファルマの凄さを引き立てるために作られたんですかね?
ここまで見てればファルマが凄いのはよくわかってるんですけど。

船は一隻じゃあるまいし検疫するとなれば揉める事は予測できるでしょうに。
エレンと手分けして検疫するとか、モブキャラでいいから店員を雇って検疫担当させるとか対策できたはず。
エレンは検疫できるとファルマ言ってたし。
ファルマがそこに気付かなくても国や周りのキャラがフォローしてあげればいいのに。

エスターク村に向かう際、エレンの静止を振り切って飛んでいったけど、周りが見えてないというか人を助けるということ以外考えてないよね。
人を助けるというその使命感は立派だけどね。
自分が動いたらどうなるかって事をわかってないよ。

村を出させろとヒートアップ気味の村人に対して氷の魔法で村全体を覆うという強引すぎる手段。
村人を止めるにしてもやりようがあっただろう。
ここまでくると自分の目的を果たすためなら手段を選ばない人に思えてくる。
そもそもエスターク村の知らせを聞いたらまずは国に報告したら?と思うのだが。

他のレビュアーさんも書いてたけどファルマに何でもやらせすぎ背負わせすぎ。
ファルマ1人だけで解決させようとしなくていいのに。
ファルマ自身人手が足りないって言ってるんだもの。
どれくらいの患者が居るとかある程度の情報くらい聞いてから村に向かえよと思う。

ファルマが人を救っていくのは良いけど過程に粗が多すぎ。
ファルマを無駄に引き立たせるような展開は「なんだかなぁ」という感じ。
転生前は学者だった割には周りへの影響とか、自分が動いたらどうなるんだろうとか後先考えてないような行動が目立つ。
妹を亡くしている過去があるとはいえ色々見えてなさすぎだなと思った。
有能なブレーンを付けるべきだった。
そこをエレンが担当しても良かったしね。
嫌味は無くて不快なキャラではないけど無自覚系主人公の気もある。


《設定とか気になったところ》

魔法や特殊能力は要らなかった。
11話のエスターク村の患者や最終話のロッテとピエールなど、どんな毒や菌かを能力で見て魔法で取り除いてたけど、それができるなら薬要らないじゃんとなってしまう。
取り除いた後に投薬するというのはあったけど。

異端審問官やカミュとバトルアニメな展開になったけどバトル部分も要らないんじゃないかなぁ。
ファルマは薬師なのにやってる事が薬師じゃないのよ(笑)

ほとんどの事をファルマ1人にやらせるから他のキャラの存在感が薄い。
ラストに出てきたカミュの方が目立ってた。

住人に異世界という概念が無いのに店名が異世界薬局っておかしくない?
自分は異世界人だよってアピールしてるの?
それなら皆不審がるだろうしなぁ。
それにお店大きすぎない?笑

国がバックについてたりファルマの能力がチートだしでご都合展開多いし、バトル面に関しては何の苦労も無い。
なろう系アニメだし今に始まった事ではないが(笑)


《良かった所》

作画は良かった。
ロッテが可愛かった。
テーマ自体は良いし、全てというわけじゃないが人を救えてる事。
豊崎愛生のショタボイスが新鮮。
でも最近はねっとりした声の役が無くて少し淋しい(笑)


《全体的な感想》

結果的に人を救っていて表面上はいい話だけど、そこまでの過程に粗が多かった。
何でもかんでもファルマ1人にやらせたのが良くなかったし、ファルマに全て委ねるなら思慮深いキャラにするべきだった。

魔法とかチート設定を盛り込んだ事で薬師とか薬から話がブレてる。
異世界で現代薬学を使ってどうやって人を救っていくのかという話なら良かったかも。
毎話違う患者を出して、ハートフルとか泣き系とか色んな路線のストーリーを展開していく展開だったら高評価だったと思う。

なろう系だし細かい事気にしたら駄目だと思われるかもしれないけど、あまり考えずにアニメ見る自分でも「うーん…」と思う作品だった。

《余談》

同クールのなろう系と比べると、黒の召喚士=異世界ハーレム>薬局>転生賢者になるかな。
召喚士はあれが限界かもしれないし、転生賢者はアニメ化の時点で駄目な気がするけど他の2作品はもうちょっと何とかできたんじゃないかと思う。
原作読んでないけど。

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 149
サンキュー:

11

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

多くの人を救うために

新薬の研究をしていた薬谷完治。
過労のため死んでしまったが、異世界のファルマという子供に転生。
ファルマは異世界で薬学の知識を使って、多くの人々を救おうとするのであった。

ファルマは異世界転生物にありがちなチート能力持ち。
分子構造をイメージできる物質を創造したり、患者の悪い箇所を診察できたりと、
医療行為に特化した能力です。
私は文系なので、分子構造などは忘れていますが、原作者は理系なのかなぁ。
分子構造や薬の知識などを持っているファルマ。
現世での知識を異世界でも役立てます。

本作品の良い所はファルマの控えめな性格ですね。
他の異世界転生物だったら、チート能力を自己都合で使います。
では、ファルマはどうでしょうか。
薬学という専門知識。
物質も創造できるので、便利ですね。
分子構造の事は、よく分かりませんが、ファルマは薬を創造します。
多くの人の助けとなる薬。
他人のためにチート能力を使うファルマには好感が持てました。

本作品の主な病気は結核とペスト。
結核は女性の皇帝陛下の病でした。
日本でも戦前は薬が無く、結核といったら死を連想する、恐ろしい病気でした。
今は抗生物質があるので、不治の病ではなくなりました。
皇帝陛下の病気を治した事で、ファルマは自分のお店を持つ事を許可されます。
異世界薬局という名づけのセンスには納得できませんが^^;
ファルマは薬局の店主となり、多くの人に効果のある薬を処方する事となりました。

もう1つの大きな病気であるペスト。
私はペストは歴史の教科書で勉強したくらいですが、流行り病は怖いですね。
ペストは悪意のある人物が、世界を混乱させようとしたのが原因でした。
ファルマは、感染者を隔離。
衛生面にも気を付けるようにと周知させます。
戦闘シーンには、個人的にいらないかなぁと思いましたが、悪人を倒すためだと割り切りましょう。

本作品は異世界転生物。
主人公にはチート能力があります。
しかし、他の作品と違って、他人の為に力を使う所が良いですね。
チート能力を使っての人助け。
たまには、こういう作品があっても良いでしょう。
ファルマ役のCV豊崎愛生さんのショタボイスも聞きごたえあり。
異世界ものとしては楽しめる内容でした。

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 104
サンキュー:

23

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

異世界薬局

いつもの「なろう」枠。

同系統のお店系「なろう」枠アニメよりも格段に
作画が安定していた印象。

{netabare}
現世での妹は病で助けられなかったけど、
転生後は、溺死しそうな妹を助けられて、
主人公の無念の1つを晴らせたのは良かったかな。
{/netabare}

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 109
サンキュー:

5

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

薬学を使った無双作品

全12話

現代日本で世界的薬学の権威だった研究者が過労?で倒れて異世界に転生する話です。
戦闘能力もチートですがどちらかといえば薬学を使った無双作品です。

視聴前は期待しておりませんでしたが、1話から楽しく視聴できました。
黒死病の話はそこまででしたが、序盤から中盤は本当に面白くて次回が待ち遠しかったです。
特にお店がオープンした後の話が好きでした。
薬学での無双は面白かったですが、魔法での無双はそこまで好きではなかったので、魔法の設定がなくて現実の中世ヨーロッパにタイムスリップする話の方が面白かったかもと感じました。
主人公最強系にありがちなイキリがなく性格的にも常識人な主人公だったのも良かったです。

12話で綺麗に終わったので続編があるのか分かりませんが、あればぜひ続きを視聴したいと思える作品でした。

投稿 : 2022/10/14
閲覧 : 108
サンキュー:

9

ネタバレ

あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全話面白かった

不作クールの中、シナリオがしっかり最後まで出来ていて良作でした。

投稿 : 2022/10/13
閲覧 : 92
サンキュー:

3

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

転生したら神だった

サクサク進むストーリーとキャラ数が程よくまとまっているので、見やすい。その分あっさりもしてる。
素材を無から作り出す特殊能力から商品にする工程があまりないため疑問残るところはあるが、元の世界の知識を使って物語が進んでいくのは異世界転生物として個人的に好き。
薬師ギルドと貴族階級の薬局遊びの深い溝など薬局運営は中々よかったので、もっと深掘り欲しかった。
ただ最後が薬学ではなく神の御業だったのが勿体無かった気もする。

100点中69点

投稿 : 2022/10/11
閲覧 : 96
サンキュー:

7

らぶしゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待以下

小説・漫画は非常に面白かった。
しかし、アニメは何故かイマイチと感じた。
派手な動きが無いからかのかな?

投稿 : 2022/10/11
閲覧 : 89
サンキュー:

2

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なろう異世界版「仁」な感じ。真摯で好感が持てるが、佳作に留まる

過労死して異世界転生した、前世が薬学研究者な貴族少年が、現代知識と転生特典チートを合わせて、中世欧州基準の現地医療を変えていく。

【良い点】
主人公の前世がプロフェッショナルで現代知識無双に説得力あるのは「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」同様の良さ。
主人公の父の立ち位置や関係も似ている。(異世界薬局が先輩の模様)

主人公が有能かつ医療従事者としての使命感あるのと、中世の常識で生きながら最善を尽くす有能な大人たちが協力し合う事で、スムーズに進んでいく。
主人公のチート能力と権威味方に付けるのも、展開のスムーズさに繋がる点は良かった。
ドクターストーンが何話もかける展開をショートカット。
どちらも良さある、本作はなろうライトノベルなので、ライトに楽しめるのは良い点。

中世ヨーロッパの低い医療水準や迷信などを描写、これを現代知識で覆していくのは痛快。
主人公の謙虚さ、異世界の論理も尊重する姿勢、異世界人も有能など、現代知識で中世を見下すありがちな難点をあまり感じさせない。
チート無しで柔軟な視点を持つ主人公父は主人公以上の傑物で、父子が尊敬し合う関係も良かった。

素人向けの疫学や薬学講座的な面白みもあり。
敵の陰謀による防疫の攻防は見応えあり。

女の子が可愛い。ロッテちゃん可愛い。エレンも。
キャラデザが素直に可愛い。
豪華声優陣含めてアニメの作りが良い。

【悪い点】
良い点と裏腹、展開がスムーズ過ぎてアッサリ気味。
現代知識無双も、チート能力で過程をショートカットするのはスムーズな反面、物足りず。

折角、中世異世界の常識や知識水準を丁寧に描写しているのに、そこから変革する過程の面白みが足りず。
既得権者との抗争は本好きの下剋上でも見たが、ここの件もイマイチ。

ストーリー自体は単調で、終盤の防疫攻防以外盛り上がりに欠く。

異能バトル要素が邪魔。

キャラは良いんだけど地味。
エレンはともかく、ロッテちゃんは可愛いだけであまり役割持てていない。
主人公が人当りは良いが本質的には孤高かつ忙しく、日常系的な掛け合いの面白みに欠く。
女王とか提督とか良キャラだけど、役割以上の魅力はいまいち。

【総合評価】5~6点
現代知識活用ファンタジーとして好感が持てたが佳作止まり。
評価は「良い」んだけど、初見で期待していたよりは物足りなかった。

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 122
サンキュー:

13

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界 + 現代薬学的なw

なろう系ラノベが原作ですね。
メディアミックスでコミック化され、そちらをベースにアニメ化されたようです。

主人公(薬学研究者)が、激務の果てに過労死して、異世界でチート少年になって転生するという、お決りのスタートでしたw

転生後の世界でも、神力という魔法のような力がありますが、治癒魔法のように病気や怪我を直したり、死んだ人間を蘇生するような力は無いみたいです。

という事で、前世の現代薬学の知識で、病人や怪我人を、次々と治療していくといいうお話です。

異世界で、現代医療で治療というのに、ちょっと違和感を感じますが、主人公がひたすら真面目なので、安心して視聴できました。

まあ、派手なバトルやエッチなシーンは無いので、そういう意味では、人を選ぶ作品かもしれませんw

投稿 : 2022/10/10
閲覧 : 133
サンキュー:

16

koaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

清く正しく真っ直ぐな薬師様

まるで赤髪の白雪姫のように
安心して見ていられる清浄なお話

見ているだけで浄化されていくような安心感
現世で亡くした妹さんが可愛すぎて
「にぃに にぃに」って慕う姿が泣けて来て
なんとも理想的過ぎるお話しでした。

こういうのは大好きですよ。

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 105
サンキュー:

7

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

結構面白かった

続きも見てみたいです。医薬系の異世界ものだと現代人の有能さが明確になってわかりやすかったです。

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 100
サンキュー:

4

ビマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作は現代知識チートファンタジーの中でトップレベルの面白さ!

勿論、原作所有しております。めちゃくちゃ面白いです。

簡単に紹介すると
大人気となったTVドラマ『仁〜jin』の異世界(中世ヨーロッパ風)の貴族の子供に転生、薬学無双版みたいな話+魔法もあるよ的な感じですね。
このくらいならタイトルからも想像できるのでネタバレじゃないよね?

まだ作画も声優陣も確認してませんが(怖くて)原作は問答無用に面白いのは間違いありませんよー!コミカライズ版も面白いのでアニメに不満があってもなくても読んでみて下さい!

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 195
サンキュー:

4

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

異世界アニメだけど現実寄りのようです

過労死した現代の薬学研究者が異世界へ転生し、異世界で薬局を経営する物語です。
なろう系の小説が原作なのですが、原作は専門家や医療従事者の指導のもとで書かれているそうです。
だから病気の原因や病気の媒体になるもの、そして病気の対策などの説明は、しっかりしています。

主人公は、ある大学院の薬学研究科の准教授。彼には幼くして病気で亡くなった妹がいました。
だから彼は、妹のように病気で亡くなる人を救おうと日夜研究に没頭しています。
そのため、極度の過労により、彼は亡くなるのです。
そして彼は、異世界で宮廷薬師見習いのファルマに転生します。

この異世界は、現代よりも医療技術が劣っていました。
そして転生後のファイルマは、薬の分子構造を思い浮かべるだけで、その薬をつくることができる特技を身につけたのです。
そのファルマが現代医学を駆使して{netabare}女王陛下の命を救い、{/netabare}薬局を経営することで多くの人の命を救うのです。

だから、このアニメは、わりと現実的で真面目な物語です。
こんな異世界系物語ならば私は好きです。続きを見たくなります。
{netabare}
但し、私にとって良くないと思った点が一点あります。
このファルマ、薬学に優れているだけでなく最強の魔法使いであり、戦えば必ず勝つ無敵戦士です。
なぜ原作者は、ファイルマを最強の魔法使いにしたのでしょうか?
そうすることで物語のねらいがぼやけたような気がします。
{/netabare}

ところで、日本の医者の過労死の確率をネットで調べたところ、
なんと勤務医の約60%が過労死ラインを超えているそうです。
特に20代後半の男性勤務医の1週間の平均勤務時間(滞在時間)は、約75時間だそうです。
しかも近年は、コロナの影響で、その時間がさらに増えているようです。
だから、医者が過労死するのは、アニメの世界だけではなさそうです。
コロナの報告を簡単にするようにとの医療現場からの要求が、身に沁みてわかりますね。

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 419
サンキュー:

28

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もっと深掘りして、2クールでも良かったと思います^^

原作コミカライズ版既読(発行巻購入済み)  全12話

あらすじ
薬剤師だった青年が異世界転生して薬を広めるお話し


では感想を
こ~ゆ~状況だからこそ色々と考えさせられる作品だと思います
まあ、コミカライズ版既読者としてはツッコミ満載ですけど(苦笑)

原作コミカライズは良作品なのに1クールの為に詰め込み過ぎ感満載^^;
色々端折りすぎて、(えぇ~~~)って作品になっていますね

その為、星評価は原作込みの評価となっています
2クールでしっかり原作を落とし込めば、もっと良い作品になったはず

題材が薬やワクチンなだけにかなり深いお話しのはずなんですけどね
それだけにかなり惜しい作品です


作画は普通。
キャラデザは個人的に好みだし、THEアニメって感じです^^

声優さんは声優さんの本気を見た気がします^^
主役の豊崎さんの少年声には驚きましたし、速水さんの低音ボイス、静御前や長縄さん、飛田さん、中井さんなどなど凄かったです

音楽は普通。特に印象なし^^

キャラは突拍子なキャラはいませんし、嫌みなキャラとかもいません


1928年、イギリスのフレミングと言う学者が世界初の抗生物質(ペニシリン)を発見した事から始まり、約100年の間に色んな薬が発明されました

私達が飲んでいる薬も先人たちの努力の結晶を受け継いだものです
でも、コロナのようなさまざまな治療薬が効かない病気もまだまだあるんですよね

治療薬やワクチンが出来るまで十数年かかり、認可されるまでさらに時間がかかります
それが海外製の薬ならば、日本で承認されて使えるようになるまでさらに時間がかかります。

昔は難病でも現代では治療薬を飲み続ければ治る病気も沢山あります
当たり前のように病院に行けばもらえる治療薬

でも、本当は当たり前じゃないんですよね

そんな治療薬の歴史を振り返るにはもってこいのアニメじゃないでしょうかね
出来ればアニメじゃなく原作やコミカライズの方をお勧めしますwww

公式コミカライズ版はこちら↓
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000031010000_68/

興味がある方は是非読んでくださいな^^


では最後に一言
絶望した~!最後に力技で締めるアニメに絶望した~!
コミカライズ版と違い過ぎてツッコミ満載!
何のためにコミカライズ版があるんですか!
人気作だからアニメ化したんでしょうが!
ここまで詰め込み過ぎると説明不足で視聴者は納得しませんよ!
絶望した~~~!

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 173
サンキュー:

17

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

★★★

2022.10.6 ★★★☆(3.2) 1度目観賞評価

投稿 : 2022/10/06
閲覧 : 85
サンキュー:

0

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

視聴は問題無いけど 65点

どうも、一定の年齢を超えていた人が子供に転生してからの言動には違和感を感じてしまいますね。
会話ってある意味癖で行う行動だと思うので、毎度の敬語使いの言い回しは飽きてしまいますね。
同じキャラが別作品に出ているやれやれ系主人公みたいで、オリジナリティが無いですね。
制作側としては楽なんでしょうが、魅力が無いですね。

本作は医療を除くとありきたりなキャラに先が読めてしまう展開が退屈に思いました。
作品としては視聴断念するほどでは無いですが、すぐに忘れてしまうタイプですし、見返すことも無いタイプかと思います。

投稿 : 2022/10/05
閲覧 : 88
サンキュー:

6

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界転生の際の設定が生き生きしている

視聴完了
全12話
漫画版視聴済み

ジャンル
異世界転生

あらすじ
医者の主人公が現世で過労?で死亡。貴族の家の少年に
異世界転生した。
転生した際に能力を得ており、構成式を認識している物質を作成・消去できる神術と、対象を手メガネで見ることで患部が光り、病名を当てるとまた光り、治療名を当てると光が消える左目と、望遠機能付きの右目。
右目を除いていずれも知識がないと使えないもの、
神術は構成式がわからないものは出せない、消せないし、左目は患部が解っても病名がわからないと何にも判定できない。
元医者である主人公は、元の世界の知識を使って薬を作り不死の病と言われる病気を治し、万民のための薬局を作る。

最終局面、父親の同級生がペストを帝都で流行させることを企み攻め込んできて、それを防ぎ同級生を殺すことで物語は終了する。

感想
漫画版は見ていで面白かったので、期待していたが期待していた通りだった。
ストーリー的にもちょうどいいところまででまとまっていて、良かった。
総評90点

よかった点
映像が綺麗
主人公を筆頭にキャラが良い
設定がすごく秀逸

悪かった点
特になし

投稿 : 2022/10/05
閲覧 : 113
サンキュー:

5

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪霊ばいきんまんにアンパンチな薬神の錬金術師

異世界薬局というか異世界病院というか異世界保健所というか…
異世界なのに前世と同じ化学物質やら病気病原菌…
魔法はあるが回復魔法だけないっぽい。
治療にはお薬必須。
作り方は化学物質出し放題からの調合…
そこまでするなら魔法の方が潔い気がする。

一瞬でやられる悪霊ばいきんまん。
トドメはもちろんアンパンチ。

JINやドクターストーンのようにコツコツ材料作るか
チートで無双するかせめてどっちかにしないと
なんだか両方ともなんとも言えない気持ちになる。

終盤びっくりする程盛り上がりに欠けたけどもうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。

投稿 : 2022/10/04
閲覧 : 110
サンキュー:

5

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

薬剤師と薬神

全12話 2期ありそうではある。
オープニングの映像が全てを物語っている
薬神の証〜いろんな傷や病気のサイン
全てにおいて綺麗に纏まった。
主人公は転生ではあるが、雷に撃たれる前の記憶がない
その辺もうちょっとやってほしかった。
前世のキャラは、過労でお亡くなりに
妹が病死して独りになってからも
研究に研究を重ねて自分も亡くなった。
妹を治せなかった、という未練があり
異世界では妹がいるって知った時
また同じ事にならないように、と決意
主人公がファルマになる前は
どうやら性格から口調、平民に対する態度が
何もかも変わったが
薬神がついていたり、優しくなったファルマに惹かれ
かつては協力などするようなことがなかった
父とも協力したり薬局を開く資金を
もらったりと家庭環境は前よりも順調
このシリーズでは、名前しか出てこなかった
兄と今後どうなっていくのかが興味深い
薬剤師として必要な薬の知識や
平民と貴族を平等に扱ったり、販売価格も
激安にしたりと本当に暖かい。
貴族から最初、嫌がらせを受けたり毛嫌いされてたが
ファルマの人のいい性格でそれも乗り越えて
ギルドから追放された貴族を自分の店の店員にする。
難病の黒死病も回復させた。
気になる話はまだまだあるが
セカンドシーズンをやってほしい

投稿 : 2022/10/03
閲覧 : 94
サンキュー:

4

ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

自分の想像力は使いません! 楽に楽に話を作ろうとしたが故の無味。

 第1話視聴しました。
 {netabare} なろう系なので転生の理由とかチート能力持ってるとかはもうどうでもいいんですけど、国立大学の分子創薬学の准教授が1人になってまずすることが、水の神術について考える ってそりゃないでしょうよ…。
 この人世界トップクラスの研究してたんですよね?妹の無念を信条に多くの人を救うため日々研究に勤しんでたんですよね? その研究もめちゃくちゃ途中だったんですよね?  情熱と信念を持ち、そしてそれらを実現できうる頭脳を持っているんですよね??
 そんな人が目覚めてまず包帯の具合気にしてる場合ですか??もっと他に気にすること山のようにあると思うんですが…。
 俺…死んだのか…の一言で現世への未練はすっぱり断ち切ったんですか…。その精神性の方がよっぽどチート能力だと思うんですが。
 
 この作品は現代薬学×ファンタジーが売り文句ですが、であるならば、ファンタジー世界の設定と同等かそれ以上に''現代''のディティールも凝らなければいけません。ですが、1話の時点で主人公の頭の中がファンタジーなので、これから先 こいつに現代を語られてもなんの説得力もありません。 
 設定は目を引き、キャラの動きはそこそこに良いため余計に残念です。
 少し考えれば分かるような ダメな部分が ''だって なろう系だから'' という甘えでまかり通っていることが本当に無念でなりません。 {/netabare}

 第2話視聴しました。
 {netabare} 2話目も変わらず主人公の頭の中がファンタジーでなんかもう恐ろしくなってきました。

 前半、家庭教師の彼女となにやらありましたが、1つ疑問があります。
 すでに薬神の化身と畏怖される程 常人として見なされていないのなら、異世界人だと告白してしまえば良いのでは?

 一度に大勢に秘密を明かすのはリスキーというのは理解出来るのですが、もうこの上なく怪しまれている彼女にここに来てまだ秘密にする理由がわかりません。 結局、諸々の事情も彼女への説明もうやむやにして、自分を薬神様と誤解させておくメリットはなんなんでしょうか?
 神術について教わるにしても、これから先この世界のことを教わるにしても彼女に対しては打ち明ける方が合理的だと思うのですが…。

 なにやら誠実そうの雰囲気出していましたが、ようは 神術使えなかったら薬師貴族としての立場が危ういから、彼女の知識を利用しようって話ですよね?
 自分の中身はすっかり違うのに、彼女に対してはこれまで通り接して欲しいて図々しいにも程がありませんか。

 今話で色々な薬を調合していた主人公ですが、
現代の常識が通用しない神術というものがある世界で、自分の現代薬学が正常に働くという根拠は何処からくるんでしょうか。
 その薬自体も未知の神術から生み出したものだというのに。
 生み出した化学物質がこの世界の人にどんな副作用があるかもわからないし、そもそも生み出した化学物質が本当に自分の思っているものかもわからないのに確かめもせずに、人や妹に飲ませるという所業。倫理観が少々バグっているように感じます。
 力の代償について考えていましたが、調子に乗って薬をバラまいた後に言われても、その危機感は始めに持てなかったのかと思うだけです。
 
 話の後半で、彼はこの世界の身分制社会と薬価問題を憂いていましたが、その問題は現代でもありますし医学の進歩については転生前の彼が率先して行っていました。
 ですので正直見ていて、技術発展中のこの世界をブーストするよりも、転生前にしていたことの方がスケールが大きいなと思ってしまいます。
 大量の水を放出するよりもすごいことを転生前の彼はしていた訳ですし。
 こういうなろう系の作品で転生前の方がすごいって珍しいですよね。
 そもそも寝落ちのように転生した彼が自分の死についてかように自覚的なのが謎です。

 ここまでの話のなかで、さらりと流されている主人公の内面が気色悪くて仕方ありませんが、今後に期待です。{/netabare}

 第3話視聴しました。
 {netabare} いや、もう本当にひどい。もはや面白い 面白しろくないのレベルではありません。

 今話は 病気の陛下のために薬作ったぜ!って話な訳ですが、まず単純に美術背景の辻褄があっていません。
 この世界の光源はロウソクの火なんですが、なんでこんなに蛍光灯つけてるみたいな明るさなんですかね? 細菌見るために明かりをって言って燭台差し出してましたけど、じゃあこの馬鹿みたいな明るさはどこから来てるというのでしょう。
 制作側は自分たちで作っていておかしいと微塵も思わなかったのでしょうか?
 ライティングが面倒だったなら、神術の明かりとかでいいじゃないですか、なんでわざわざロウソクにして拙さを晒すんでしょうか。

 しかし、そんな事も霞むくらい内容の方もひどいです。
 
 今話の 陛下の病気の治療 には2つの障壁があったと思います。
 1つは 薬の精製の難しさ
 いかにチート能力と言えど、自身のレベルアップが必要で技量の研鑽を描くのか、それともなにか別の道を模索するのか。

 もう1つは いかに陛下に薬を処方するか
 子どもの薬師見習いの立場でどうやって自分の作った薬を周りの人間に認めさせるのか、またどうやって陛下に信用してもらうのか。
 
 以上が今話の障壁とそれを乗り越えるための面白くなりそうなポイントです。

 そしてこの作品が出した答えは、作るの難しいって思ったけど紙に書いたらすぐできました!と、やりたいです!って言ったら任せる!と言われ周りの人間もわぁすごい!で終わりました。
 
 いや…もう…愕然です…。なんの面白味もありません。この原因がアニメにあるのか原作の時点でこうなのか分かりませんが、よくもまぁこんなにつまんなくできるものだと感心してしまいました。

 チート能力についてですが、こんな感じでホイホイできてしまっては、現代の薬をお取り寄せ!と何が違うのかという話です。ファンタジーとリアルのどっちのいいところも消しているように思います。
 
 細菌を見せてドヤ顔していましたが、細菌の発見 証明に、そして医学界の常識を崩すため病原菌理論の完成に一体何人の学者たちが苦しめられたと思っているのか。それらをないがしろにして、みんなでわぁすごいすごーい!て頭が沸いてるとしか思えません。

 そしてこの度、主人公は頭の中がファンタジー野郎から、嘘つきファンタジー野郎に進化しました。
 まだできてもおらず、できるかも分からない薬を「新薬があります。」と平気で陛下に嘘をついたり、薬の精製方法の出所を聞かれ、夢です。と嘘をついたり、この病を恐れることはもうないのです!とチート能力でコイツしか作れない現状でまた嘘をついてみたり、父親に息子のつもりですと嘘をついたりと、とにかくコイツは嘘をつきまくります。
 本当にいつか痛い目にあってほしいと思います。

 本作品のCMなどを見ると、「間違いだらけの異世界医療を変えていく!」と紹介されていますが、ここまで視聴した限りこの世界の医療は間違っているというより、ただ単に技術が発展中なだけではないかと思います。
 実際お父さんの治療もできる手段がこれしかない、というものでしたし、主人公が変えていかなくても勝手に発展していくと思うんですよね。
 今話では主人公が周りの会話を聞いて、「星のめぐりだと!?」と言っていましたが、自分は薬の精製技術を聞かれ、夢で見た とほざいているので、どっちもどっちなんですよね。
 占星術に基づいた医療VS夢でみたと言う薬をよくわからない方法で作る子ども な訳ですから。

 結局この作品は何がしたいのか、じたばたもがく様をこれからも見守ろうと思います。{/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare}陛下の治療を始めて数ヶ月。お父様と知識の共有をしているそうですが、それでもやっぱり転生のことは伏せとくんですね。聡明で人格者なお父様なので、自分は転生者で自分の知識は科学に基づくものだときちんと説明してもいいような気がするんですがね。その方が異世界医療を変えていくという名目に沿うように思います。
 結局、彼の言い分では 神術を使わなくても白死病の薬はできますよ、私は使いますけどね。ってそりゃあんまりだろ…。
 数ヶ月あっても薬の流通する気がないって、まんまコイツが危惧していた特権階級だけが命を救われてる状態じゃないですか。
 レシピを教えてもらえなかった人たちにも救いたい白死病の方がいたと思うと心が痛いですね。
 自分の知見を薬神の天啓です とこれ以上嘘を重ねてどうしたいんでしょうね。

 陛下は順調に回復しているようでなによりですね。陛下との会話で、二度目の生はより良く生きましょう とかいい事言っている風ですが、お前は自己管理を怠ったせいで死んだんだろうが。陛下とは訳が違うだろうが。もっと猛省しろ。

 その後 陛下から薬局開業の勅許をもらい、どこをどうしたいのかわからないヘンテコな足場を組みながらも爆速で薬局が竣工しました。
 現代の薬学者は建築物の図面まで引けるんですね。さすが薬神様ですね。
 なにはともあれ無事、夢であった 異世界薬局 開業となりました。おめでたいですね。

 
 あの……。前からずっと気にはなっていたんですが、そもそもコイツの目標は妹を殺した病気の薬を作ることじゃないんですか?
 最初からずっと薬局薬局って言ってますけど、転生前にやっていた研究は別にやりたくなかったってことですか?
 そんなに薬局やりたいなら転生前からやっとけばいいじゃないですか。
 しかし、そうせず薬学者の道を選んだのは、目標と信念があったからなんでしょう?
 転生してからその研究のことには触れず、悔やみもせず、薬局の夢ばかり気にかけているのは何故なんですか。
 中途半端なまま自己責任で死んでおいて、薬学者の信念とか言われても説得力ないですよ。
 
 薬局をやりたいって夢を立たせるならば、もうちょっと理由付けが必要な気がします。
 例えば、自分のやっていた研究が実を結び、薬が承認されたかなんかして人生の目標を叶えたところで気が緩んで心筋梗塞で死んだとか、それこそ事故死したとかなら、現世での目標は一応達成したのでセカンドライフとして薬局をやりたいというのもわからなくないんですがね…。
 転生前と後で彼の心情に大きく齟齬が出てしまっています。
 まぁファルマくんの身体を乗っ取っておいて、セカンドライフもクソもないんですけどね。

 現状、ファンタジーの要素がキャラの頭の中だけで、世界観が薄いのが気になりますが、薬局を構え、この先どう人々の信頼を得ていくのか期待です。{/netabare}
 
 第5話視聴しました。
 {netabare} 美味しんぼかな? 今話を視聴して初めに抱いた感想です。
 「一週間後にまたここに来て下さい、本物の化粧品を見せてやる」ってかw どこの山岡士郎だお前は。
 この美味しんぼスタイルをとったおかげで、今までの話の中で一番マシでしたが、今話がもつ面白味って 昔の白粉には有毒物質があった。とか瀉血をしてまで美白を求めた時代性 っていう史実としての面白さですよね。
 その史実としての面白さにプラスして物語としての面白さを出していかなくてはいけないのに、この作品はそこを 出来ましたー、ウケましたー、やったー で終わってしまっているのが非常に残念です。 どうやって鉛白と水銀が人体に影響があると証明したのかもさらっと流してしまいますしね。
 つまるところ、この作品には 異世界で薬局を
開くことの面白味がまるでありません。
 やっていることは医療の歴史トリビア発表に過ぎません。
 異世界と銘打っておいて、ファンタジー世界観の構築に1ミリも頭を使っていませんよね。
 ただただ、楽に楽に話を作ろうとするとこうなるんですね。

 Cパートにて、陛下が主人公のダンピングに言及し、貴族が平民の商いを踏みにじるな とおっしゃっています。
 まさしくその通りで、主人公も はい! と返事をしていますが、そうしていくと結局 彼の理想とは反していくように思うのですが今後どうしていくのでしょうか。
 彼の理想は帝都で薬局を開いていても叶わない気がしますけどね。今後に期待です。{/netabare}
 
 第6話視聴しました。
 {netabare}主人公のチート能力の異端さを今一度 掘り下げる話となりました。
 
 薬局を開いてすぐに一週間休んで海に行ってるのは少々アレですが、まぁ楽しげなので流しましょう。

 お父様に海では注意するように言われて、海についてからも注意していて、足先だけと念を押していてもそれでもやっぱり海に流されてしまうんですねw。 
 なんかこう、ダチョウ倶楽部の『押すなよ、押すなよ』的なことでしょうか。
 これ、展開といいカットといい「離岸流 !?」って言いたいだけですよね。ほんと薬のこともそうですが知識をひけらかしたくてしょうがないみたいですね。 知識は物語に昇華してこそだと思うんですがね…。

 溺れている人を助けにきて、この水がなければっ!と思うかどうかはピンと来ませんが彼の能力の覚醒の足掛かりなので良しとしましょう。

 海にぽっかり穴が空いている様子はなにか見たことがあるなと思いましたが、ドラえもんの 水よけロープ でも似たようなことが起こっていましたね。

 能力を発揮したことで再びちょっと引かれている主人公ですが、どうやら子供に見られていたようです。
 海に穴を空けたという衝撃がありつつも、影がなかったことにまで注意深く観察していた少年は将来有望ですね。
 というか、主人公の影がない設定はまだ生きていたんですね。屋内でも、ましてや屋外でも気にしている様子は全くなかったので、てっきり死んだものだと思っていました。

 その後、薬局が営業妨害をうけたりなど色々ありましたが、主人公が神聖国の異端審問官と対峙することになります。
 他国の異端審問官がどれだけこの国で裁量を発揮するのか気になりますね。
 
 それにしてもまず異端視されるのが薬学の方ではなく、チート能力の方なんですね。
 なんというか、薬局を立てると異世界の要素が立たず、異世界の方を立てると薬局から離れてしまうという2つの味が分離しているように感じますね。
 これから先で真なる意味での ''異世界薬局'' が見れられることを期待します。{/netabare}

 第7話視聴しました
 {netabare}なんか第7話にして一番''なろう''していましたね。
 ピンチに陥ったかと思ったら、チート能力で撃退して、一転して神として崇められるようになってあっさり味方になって、強いアイテムもらって、やったーっていう、なろう的というか昔話的というか…。
 まぁ実際なろう作品なので、なろう系のなろうらしい所を否定してもしょうがないんですが、やっぱりこの作品のテーマでもある医療についてはもう少し大事にして欲しかったなと思います。

 手術をする前の、この人を救えるのはこの場に自分しかいないんだから、なんとかやるしかない。 というのは人命を尊ぶ主人公像としての心情がよく出ているなと思いました。
 まぁこの人が怪我をした原因は自分なんですけどね。
  
 神官たちの顔の作画や、馬の作画など良いなと思うところもあるんですが、やはりあの症状や処置の是非がわかる左目が出てくると一気に冷めるんですよね。
 そこまでお膳立てされているなら、''ヒール''って魔法で治すのとどれだけ違うのかって話なんですよ。
 なにより、この左目の能力は話を面白くさせる為のものではなく、作り手が楽をする為のものである。というのが冷めるポイントなんだと思います。
 
 医師に求められるものって、知識や技術もそうですが判断力もその1つだと思うんですよね、医療モノでは常に最善最良を模索していく様が面白いのに、そこをカットしちゃうんだもんなぁ…。
 専門外なら専門外らしく苦戦していく描写があって然るべきだと思うんですけどね…。
 
 そしていきなり数ヵ月後になり、元気になった神官さんがやってきて便利な杖をプレゼントしてくれました。
 ずらずら設定の説明がなされテレビショッピングみたいでしたね。
 選ばれたものにしか触れない杖はどうやって箱にしまったんでしょうか。

 さらに便利アイテム ''カゲガデキール'' をもらい影が出るようになりました。
 なんか嬉しそうにしていましたが、コイツはこれまで影のことなんかこれっぽっちも気にしていませんでしたよね?
 このアイテムのおかげで影がないという設定は完全にご臨終となりました。
 こんなことで大丈夫になるなら、最初からわざわざそんな設定つけなきゃいいのに…。

 イベントが1つ片付いたので街を歩いていると、偶然、たまたま、奇遇にも街の人が薬局で話していて、たまたまその声が大きくて、たまたま思いがけずその話を盗み聞きしてしまって、計らずとも偶然に自分たちの現状を知ってしまい、次に自分がやるべきことのフラグがゲームのように立つことってありますよねぇ~!
 もうちょっと展開作り上手くなるといいですねぇ~!
 次回に期待です。{/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare}今回の話は、ファルマ君のせいで薬師ギルドを追放されたピエールさんを仲間にした 。というお話なんですが、また まぁなんとも残念な部分が多いですね。

 前回に引き続き、たまたま街を歩いていたら病気の娘を背負った男性に出会うという…。
 偶然、バッタリ!以外に話を展開できないっていうのはなんとも…。
 壊された店の前で出会うというのは、ご近所さんという事を加味すればまだわかるんですけどね。

 そして、病気の娘さんをファルマ君が診ることになり、一段落したところで思ったんですが、これ インフルエンザである必要ありましたか?

 メタ的に言うと、問診とかをやってちゃんと現代医学に則ってますよってアピールなんでしょうけど、結局インフルエンザだって判断するにはチート能力使ってんだから何がしたいのかわかりませんね。

 ファルマ君も「所謂、インフルエンザですね。」ってそんなとこで知識マウントをとってどうしたいんでしょうか。
 ピエールさんにはなんのこっちゃな話ですし、視聴者的には身近な病気が登場し、そういえばインフルエンザって厳密にはどういう病気なんだろうとなるところを別に言及せず、インフルエンザでしたってだけで終わらせたので、じゃあわざわざこの病気を持ってくる必要はなかったような…。なまじ知ってる用語な分浮いてしまっているような…。
 ていうより、感染が広がらないようにと気を付けていましたが、この家族とかはもれなく感染してそうなもんですけどね。
 インフルエンザについて取り上げたいなら、街全体で流行っているとかでよかったんじゃないですかね?

 ピエールさんは、粉薬を吸入することに驚いていましたが、その反応って錠剤の飲み薬に慣れている現代人的な反応じゃないですかね? この人らが扱っているのって薬草とかですよね? そこまで意外ですかね。

 娘さんの容態が落ち着き一安心のピエールさんは、豊富な知識と親身に寄り添ってくれたファルマ君に対し、薬師の本来の姿を感じてましたけど、豊富な知識についてはアレだとしても、親身に寄り添うかどうかはただの営業努力なんじゃないですかね?

 場面変わって再びギルドの会議シーンですが、この一連の流れも、薬師ギルドの主張自体は間違っていないのに悪役を押し付けてられてしまっているのは悲しいですね。
 ギルド長も倫理観はちょっとアレですが、言ってることはむしろ正当なんですよね。
 ただ、ファルマ君の行為のとばっちりを受ける苦労人にしてはグズな要素が多く、悪役にしては言っていることは正当でファルマ君の方に非がある。というなんとも中途半端なことになっていますね。
 
 現状のファルマ君の行動は貴族の道楽と言われても仕方ないですし、実際 現代の知識だけでなくチート能力も使っているし、で全く擁護できないんですよね。

 異世界薬局に感銘を受けたピエールさんは、意を決して発言します。
 ピエールさんは「我々は効くかどうかもわからない薬草を詐欺まがいの文句で売り付けている」と言っていますが、異世界薬局の薬がよく効くことと、自分たちの医学を否定することは違うと思いますし、論理が飛躍しすぎと思いますけどね。
 医学はその時々の倫理観や価値観に左右されますし、国の宗教的なことも関わってきますしね。
 この国で積み重ねられてきた先人たちの教えを蔑ろにするのは薬師として風上にも置けない行為だと思いますし、異端と言われるのも当然です。追放されたのは仕方ないですね。
 ファルマ君の現代医学も先人たちの叡知の結晶ですしね。
 現状、神術なんていう現代の常識が通用しない世界で現代医学サイコー!となるのは危険ですよね。
 下手すると文化までも壊してしまいそうです。

 そもそも、この世界の医療がどう間違っているかの描写なんて全然ないですよね。
 この作品は医療というテーマを扱いきれていないように感じます。
 

 その後、ギルドを追放され報復もされたピエールさんですが、運良くファルマ君に拾われ再起することできました。ですが、正直ファルマ君はこういう人が出る前に色々行動を起こしてとけよ という話なんですよね。
 皇帝に怒られてから何をしてたんでしょうねコイツは。
 正味な話、薬師たちはまだギリギリ大丈夫そうですけど、薬草の卸売り業者とかは普通につぶれてそうですよね。

 新しいギルド創設して異世界薬局の薬を色んな店舗で取り扱えるようになったとしても、ギルド長の指摘通り彼がいなくなったら機能しませんよね。
 しかもその薬を格安で販売するとなると、薬師が儲からなくなりますが大丈夫なんですかね。実家が太いファルマ君は良いですけど、平民たちは結局食っていけないような…。
 ピエールさんは学んで行かなくてはと言っていたので、ファルマ君に弟子入りでもするのかと思いきや、まさかいきなり異世界薬局のフランチャイズ店の店長をすることになるとは、現代でいう薬局の登録販売員みたいなことでしょうか?
 ウイルスや細菌の概念を知らなかったのに、「栄養補助ウエハースの準備もよし」!と【栄養】という概念を理解しているのは、作中では意外と時間が経っていてしっかり勉強したということでしょうか?

 
 やっぱりファルマ君の多くの人に平等な医療をって理想を叶えるなら、薬局を開いているだけではダメですよね。
 前半にあった子供の料金は少なめでっていうところ。そういう福祉的な考えはおおいに結構なんですが、結局なんでそんな事ができるのかっていうと、家が貴族で財力に余裕があり金に困ってなく、薬もチート能力で生み出せるからですよね。
 こういうことを勝手に1店舗だけでやるのをやめろって皇帝に怒られたんでしょうよ…。

 ファルマ君が政治的なことはしたくない、思慮が浅い人間なのはもうしょうがないので、色々そういう根回しを諸々考えてくれる皇帝以外の政治家キャラか、野心を持った経営を担当する商売人のキャラが側にいて欲しいですね。
 とはいえ元々、大学の准教授なら自分の行いがどういう軋轢を生むかそこそこわかると思うんですけどね。
 次回に期待です。 {/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare}今話は最終回の山場へ向けてのきっかけ作りの一話なのであまり多くは語れませんが、なんでしょう…こう…「小学館 マンガでわかる医学の歴史」を読んでいるかのような感覚…。
 
 いや、そりゃまぁペストがもたらした影響と、それに立ち向かう人類の様子は興味深くあり、 面白いので観ていられるんですが、これって前にも書きましたが「史実」としての面白さなんですよね。
 わざわざ異世界という設定でやることでしょうか。それこそ、その当時の人間がどう立ち向かったかを知る方が面白いような…。
 この史実としての面白さをそのまんま出されてもな…。物語に昇華して欲しいですね。
 
 皇帝たちの動きについても、火急の事態に最善最良で柔軟な動きは見事なんですが、こうなっていればいいなって理想をそのまんま出されても、しょうがないんですよね。
 理由もファルマ君を信じている。で済ましてしまいますし。
 まぁでもこれは、冒頭やCパートに出てきた男による想定外の出来事が起こる前フリだと思いましょう。

 そして、この男に関してなんですが、まさかここからバトル展開とかになりませんよね?
 もらった薬神杖でバーンでしょうか?

 いよいよ終盤へ向かってきた本作品。どうなっていくのでしょうか。
 そういえば、ギルド長についてはもう出番はないのでしょうか。結局ファルマ君は新興ギルドで
既存の勢力をすり潰す道を選んだんでしょうか。
 そこを含めてどうなるか期待です。{/netabare}
 
 第10話視聴しました。
 {netabare} ハッハッハッ!こいつはひでぇや!何でこんなことになるんだ。もう笑うしかないですね。

 黒死病 上陸を防ぐため船の検疫をするファルマ君。手早く検疫を終わらせ、さらに船員の壊血病を見抜きビタミン剤を処方します。
 あの…ウエハースの時にも書いたんですが、【この世界には「栄養」の概念がある。】でいいんですね?
 この作品が散々頼っている現実の史実では、「栄養」の概念が出来たのは病原菌の発見より後の事なんですが、その辺はもうどうでもいいんですね?
 多くの栄養学者が「人間には摂取しなければいけない食べ物がある。」という事象を人々に浸透させるのに血反吐を吐きながら奮闘した歴史を、どうでもいいと主人公をドヤらす為に使い捨ててしまうんですね。
 間違いだらけの異世界医療を変えていくってテーマはどこいったんでしょうか。

 この検疫に対する補償はどうなるんだ!って問題に対し、ファルマ君は何もせず東イドン会社ってパロディネタの艦隊が登場し武力で黙らせるってなんじゃそら…。
 薬局を開くこと自体もギルドを作ろうとした時もそうでしたが、この作品は問題に対して結局のところ根本が解決してないんですよね。
 問題を提起するなら、ちゃんと最後まで面倒をみろ。

 宮廷薬師で領主様の息子が直々に診てくれるんだぞ!と艦長は息巻いていましたが、それならばより一層その辺りの補償を何とか考えてくれって私なら思いますけどね。

 実際、この港の領地はファルマ君の家のもので、皇帝とも個人的なパイプがあるのだから、一応話をつけるのが筋だと思うのですがね。結局また誰かが泣き寝入りですか…。

 その後 水際対策を続けるものの、黒死病が上陸してしまう事態となります。
 すぐさま飛び出そうとするファルマ君を不安そうに止めるエレンにファルマ君は「検疫はエレンにもできるよ」と励まします。
       コイツ まじか…。
 前世の死の反省を何も生かさず、ろくに引き継ぎもせず現場を離れるんですか…。
 チート能力使って検疫してるのに、エレンにもできるよって… できそうな描写一ミリもないので何の根拠もないように映るんですが…。

 
 薬神杖のすり抜けバグに対して、「古文書の言い伝えでは数々の能力が言い伝えられています。」ってそりゃあいくらなんでもズルじゃないですか?
 もうなんでもアリにしますってことの宣言で言い訳じゃないですか。

 ファルマ君が村に到着してからの一連の流れですが、
 これって氷の壁を作る前に、先に自分の身分を明かせば済む話だったのでは? なんのための権力なのか? お前中身、いい大人でしょうに。

 そういえばこいつ、前世で患者さんとのコミュニケーションがとれていないことを憂いていませんでしたっけ?
 だから薬局を開いたんですよね?
 未知の病気を恐れてパニックになっている人に、対話するのを放棄していきなり氷の壁ドーンの実力行使って、なんか話が違くありませんか? 対話を描くの下手くそ過ぎませんか?
 そこがブレ始めると、コイツはこの先 薬局に飽きたら、研究に没頭したいとか言い出しそうですよねw
 ファルマ君の神術を見せたいのは分かるんですが、武力で黙らせるのは東イドン会社(笑)の艦隊でさっきやりましたよね。
 ちゃんと住人に説明してから囲いましょうよ。
 この壁で死者がでたらどうするつもりなんでしょうか。
 説明してから、「では、まずは区画を分けます」で氷の壁ドーン! ワー!ヤクシサマ スゴーイ!!で良かったのではないでしょうか?

逃げずに治療を受けて下さい、でないと助けられません!ってそんな普通のことドヤ顔で言われてもな…。
 それから、逃げるもなにもお前が氷の壁で囲ったせいで逃げられませんけどね。

 こんな無茶苦茶なことしておいて、トリアージについて説明されても、住人からしたら恐怖でしかないですよね。
 この世界に生きる人々とのコミュニケーションをサボるなよ。

 最後に重症患者がいる区画に入ったところで次回に続くとなりましたが、次回の予告が「エスターク村の奇跡」なので助かるんでしょうね。

 さて、なんでしょうねこの話。最初にも書きましたが、もう笑うしかないですね。
 もはやファンタジーとも言えない、作り手に都合がいいだけの世界で、黒死病ってワードだけを引っ張りだしたくせに、肝心の治療シーンもガンガン削ったりして、もうなにを表現したいのか完全に迷走してしまっています。
 エレンを励ましたり、神術で黙らせたりとやりたいシーンだけをやっている。そんな印象です。 
 あ、後そういえば、全滅した船を沈めようとするところで、艦長が弔ってやるつもりで必ず当てろと前フリしておきながら、すぐさま外しているのはツッコミ待ちですか?
 次回に期待です。{/netabare}
 
 第11話視聴しました。
 {netabare}今回のお話、細かいところで気になるところが多々ありましたが、前回よりは目的のある1話だったと思います。

 気になる点としては、ファルマ君が患者に「治療の効果を高める神術」をかけるシーン。
 治療の効果を高める神術!? そんなのあるんですね…。そしていつの間に習得を…。もう最初からそれでええやん…。
 薬学とファンタジーの融合ってそういうことじゃないでしょうよ。
 
 新キャラの教授が急に出てきて、カビから新薬を作るぞ!からそのカビならもうあります!とさっくりといっているのは少し気になりますが、恐らく原作ではもっとこの教授についても描写があると思いますし、尺の都合があるのでまぁ流しましょう。

 それにしても、菌から新薬を作り出すとかは父上は理解して人に説明できるくらいで、頑張るぞー!くらいでやれるもんなんですね。
 この作品は間違いだらけの異世界医療とあったはずですが、物語の当初から 何ができて何ができないのか の線引きがよくわかりませんね。

 ロッテちゃんの「マスク召しませ~」は良い言い方だと思ったのですが、着けているマスクが明らかにウレタンマスクなのが残念ですね。

 仰々しい竜巻の神術でモモンガを飛ばしていたのはシュールで笑ってしまいました。

 さて、気になった点をつらつらと書きましたが、最終回直前の話ということもあって、エレンさんや父上、教授、皇帝などサブキャラの活躍が描かれ黒死病に総力戦で挑んでいることがわかる話でした。
 最後はやはりバトル展開でしょうか、最終回に期待です。{/netabare}

 最終回視聴しました。
 {netabare}大方、予想通りバトル展開となり薬神杖でバーンで終わりました。
 いや、Finじゃないんですよ、Finじゃ。

 冒頭、聖騎士が五人攻めてきたことからすぐに黒死病が持ち込まれたと判断するのはこじつけ感がすごいですが、お父様がすこぶる優秀だということで流しましょう。

 ファルマ君が帝都に到着し、モモンガを発見します。
 前回は流しましたが、モモンガねぇ…。げっ歯類で滑空することで感染の伝播が早いってことを言いたいのはわかるんですけど、これ モモンガじゃないとアカンかなぁ…。 
 なんかしれっと当たり前みたいにモモンガって言ってますけどここ異世界ですよね?
 (馬とかもそうですが)もっと異世界について想像力を膨らませられないんですかねぇ?


 その後、黒幕によって刺され、さらに毒をくらったロッテちゃん達。ファルマ君が急いで治療にあたります。
 毒物を診断してるとき、そりゃ毒物は大変だと思うんですが、二人とも思いっきり刺されているので、毒物が分かるその前に失血死してまうんじゃないかと心配になりました。
 一言、刺し傷に対してのフォローがあれば済む話なのに何故 蔑ろにするのか。
 
 そして、この毒物の診断も無機化合物とかで括って診断してしまうの大雑把でズルすぎません?
 そんで片っ端からしらみ潰しで言っていって当たっていたらそれを消去!消去!ってなんだかなぁ…。最早、医療でもなんでもないような…。
 再三言いますが、「ヒール!」って魔法をかけているのと何が違うのかって話なんですよね。


 処置を終えたファルマ君は黒幕のカミュさんと対峙して、カミュさんに薬剤師パンチをお見舞いして、薬神杖のチート浄化の能力を使って幕引きとなりました。
 見た人はみんな思った事だと思うのですが、そんなチート浄化があるなら今までの苦労はなんだったというのか…。
 薬剤師パンチもそうですが、医療とは全く関係ない方法で事態の収拾をしていたらこの作品の存在意義が失くなってしまいますね。

 さて、数話前からちょこちょこ姿を見せ、今回の黒幕として登場したカミュさんですが、結局 彼
は何がしたかったんでしょうか?
 この辺りが不明瞭なので終盤にかけて盛り上がりが弱く、薬剤師パンチのところも変に面白い感じに仕上がってしまっています。
 
 何と言うか…マッドサイエンティストには「美しい!」と言わせておけばいいと思っていませんか? こういうところも想像力が乏しいと感じる点です。
 
 お父様が色々と彼について説明してくれましたが、振り返ってみるとカミュさん全然活躍しませんでしたね。
 薬局でロッテちゃん達を襲った理由もよくわかりません。
 ファルマ君たちに見つかった時点で何故逃げないのか。
 時間をかけて準備した黒死病の行く末を見ることより、急にロッテちゃんで実験したくなっちゃったんですか?困った人ですね。

 せっかくなのでカミュさんの発言を確認してみましょう。
 人は誰しも死ぬと言うのに。
 病に侵され死にゆく人は美しい。
 衰弱と絶望と死そして病に耐えた少数の勝者による再生への営みは人類をより強かにする。そこに生命の美しさその真髄がある。
 凡俗どもは必ず我々のような真理の探求者を排除するぞ!

 うーん…。彼はファルマ君に何故、私の思想が理解できない!と激昂していましたが、そりゃこんなフワフワしたことだけ言われても理解もくそもないですよね。
 彼のバックボーンがないから、何故そのような思想になったかのつながりがありませんし、何故今回のような事件を起こしたかの理由になっていませんし、どうなれば目標達成だったのかもわかりません。
 自分を排斥した帝国への復讐かとも思えますが、隣国ネデールで召し抱えられるまで返り咲いたんですよね?
 ならそれでいいじゃないですか、なんで拾ってくれた側にも攻撃を?
 分からないことが多いですが、薬剤師パンチで倒しちゃったので仕方ありませんね。

 その後はナレーションによって、全て片付けていきます。
 大事な薬を作るところも、できましたってナレーションで済ませ、エレン先生の検疫もナレーションで済ませてしまいました。
 ファルマ君なしでどう頑張ったのか気になるところですが、仕方ありませんね。

 2ヶ月後に終息宣言が出され、ようこそ 異世界薬局へ! で終了しました。
 いや、だから全然~Fin~な事ないんですけどね。{/netabare}
 
 全体を通して
 {netabare}
良かったところ

 ・作画が安定していた。

 背景・美術はそんなに優れていた訳ではありませんが、動きの部分でいうと中々安定していた
ように思います。
 決めカットも随所にあり、最終話の戦闘シーンも格好よくなっていました。


あんまりだったところ

 ・この作品がもつテーマの面白味を生かせなかった。

 医療とファンタジーをどう融合させるのか、という部分をサボってしまったので、異世界で薬局を開くことの面白味がまるでありません。
 この作品において「異世界」とは、作り手にとってどこまでも都合のいい世界という意味で用いられています。

 ・チート能力で盛り下がる

 通常チート能力とは、作品の個性を出し話を盛り上げるためにあります。ですがこの作品においてチート能力は話を面白くするためのものではなく、作者が楽をする為に存在しています。
 現代医学の知識を持っているという能力に加え、実家が太い、高い神術、物体の創造 消去、病気の診断ができる左目、薬神杖 とやりたい放題です。
 異世界という舞台でどう現代医学を絡めていくかという問に、チート能力をもりもり盛ることでしか解を出せないのなら、このテーマに手を出すべきではないと私は思います。
 チートヒーラー系のなろう作品の方がよっぽど潔いです。

 ・ファルマ君について

 妹を殺した病気の薬を作ろうと邁進していた彼が、異世界に来てすぐに気持ちを切り替えて薬局をやりたいと思うか疑問ですし、そもそも薬局を開くことだけでは彼の理想は叶いません。
 この事は作中で何度か触れられ、彼が薬局を開くことでの問題点も多々ありましたが、ついぞ それらが抜本的に解決することはなく、なあなあで終わってしまいました。
 
 ファルマ君はゴテゴテとチート能力を盛られたため、何でもこなさなくてはいけない役割でしたが、能力を調整しもっと役割を割り振っていった方が良かったと思います。
 経営を担当するキャラや、皇帝以外の政治を担当するキャラなどです。
 特にファルマ君に戦闘力はいらなかったように思います。
 キャラは、何が出来るのか というのは重要だと思いますが、反対に何が出来ないのかというのも同じくらい重要だと思います。
 これは能力についてもそうです。制限があることでさらに設定に深みが出ると思います。

 
 総評

 この作品は、テンプレートの異世界よりさらに設定の純度の悪い異世界で、現実の医学の歴史を中途半端に持ち出し、チート能力で全て解決し、それでも横たわる諸問題は見なかったことにする、自分の想像力は一切使わず、いかにして脳ミソを働かさずにいられるかに挑戦した、そんな作品です。{/netabare}

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 696
サンキュー:

6

ネタバレ

さばとら さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラスボスは黒死病だった件

最近、異世界系でも様々なジャンルの作品が出てるなと思いつつも
期待せずに軽く流し見してみたら結構面白かった。

前世はエリート薬剤師でその知識×転生後のチート能力で薬局TUEEE。

薬剤師としても優秀なのに、戦闘もチートだったらもう神様だわw

見ていて爽快だし、無職転生に似てアニメーションにも凝っている。

彼はもう国の救世主だよ。

11話
ペストは人的による拡大だった。
帝都にも黒幕がやってきて、感染源であるリスが放たれた。
ほんと恐ろしいことするなw
何が目的なのやら。

12話
「その眩い一生を支えるために我ら薬師は存在しているのだ」
薬師様強すぎです!
犯人は父親の元同僚のカミューだった。
病に蝕まれていき、選ばれた人間だけが生き残っていくのが素晴らしいらしい。
正直分からない訳ではないけど、自ら進んで人類滅ぼすのはどうかと思うけどね。
父親が苦戦していたのにも関わらず、ファルマはワンパン。更に町中のペストを滅ぼすバフ付き。
薬師としての知識だけではなく、戦闘力もチート。ハイスペックすぎて飯が進むぜ。

投稿 : 2022/10/01
閲覧 : 169
サンキュー:

5

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異世界薬局のストーリー・あらすじ

現代日本の薬学研究者であった薬谷完治は目を覚ますと、宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、ファルマ・ド・メディシスとして転生していた。 ファルマは間違った治療法や薬の調合、医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療に絶望する。 前世で培った現代薬学に加え、異世界で手に入れたチート能力【物質創造&物質消去】、貴族だけが使える【神術】を駆使し、あらゆる疾病に立ち向かう。 そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく『異世界薬局』を開業する……。 異世界チート×現代薬学!異世界の医療を変える人助けファンタジー、本日開業! (TVアニメ動画『異世界薬局』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年夏アニメ

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