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「グッバイ、ドン・グリーズ!(アニメ映画)」

総合得点
69.4
感想・評価
69
棚に入れた
206
ランキング
1828
★★★★☆ 3.7 (69)
物語
3.4
作画
4.1
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.5

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グッバイ、ドン・グリーズ!の感想・評価はどうでしたか?

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この映画のCMを3年くらい擦っていたものです。

「空よりも遠い場所」という作品がありましてね。
その作品のキャラたちが「グッバイ!ドングリーズ!!」をprしてくれるCMがあるのです。

そのキャラたちが「あ〜!これ知ってる!!『グッバイ!ドングリーズ!!』だ!これ流行っているよねぇ〜♩」というセリフをいいます。
この言わされている感が私のドツボに入りまして、3年くらい擦っていました。

そして、時間が空いていたので見てみました。公開して3〜5年過ぎているけど

感想
若人よ!夢を持って、羽ばたけ!つう内容でした。
メッセージとしては嫌いではなかったです。
ただ、なんかキャラたちの表現がねちょねちょしていました。
自分BLものを、ほぼ見ないから、感じたものかもしれません。

それと熊との対決シーン、正直あんなギャグテイストで映してほしくない。
自分の知り合いに若い熊と遭遇して、何を思ったか、戦えば勝てる!と思い、戦いを挑んだ人がいます。
結果は病院送りでした。死ななかっただけ、マシですけどね。
本当に熊がいる地域に住んでない人は熊を甘くみている。
だから、クマとの対決シーンはいいものではないと思います。

投稿 : 2024/07/30
閲覧 : 42
サンキュー:

1

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青春映画としては及第点以上、しかし尺が足りないのか難も多い、おすすめ度★★★★☆

Twinkle Twinkle little star

宇宙よりも遠い場所の監督によるオリジナル映画。女子高生4人の青春群像劇だったよりもいとは違い、こちらは男子高校生3人の戻れない時を描く。

シナリオは男子高校生のひと夏の冒険的な展開で、楽しげな雰囲気での大冒険が描かれていてなかなかに面白い。終盤で序盤のシーンの伏線を回収したのは、なかなかに衝撃的なもの。しかし山火事事件の話が有耶無耶になったり、終盤の急ピッチな展開が、色々と損している。

キャラの不快感が減ったのはよし。花田脚本特有の悪辣なキャラ描写でよりもいはマイナス点になってしまったが、本作では極端なギスギスが少なく、ほんの少しのシーンしかなくなっただけ良かった。

ドングリーズは不快感はよりもい程では無いがシナリオの丁寧さは若干下回ってる。ただ個人的には本作の方が好きではある。

投稿 : 2024/05/29
閲覧 : 76
サンキュー:

1

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

さよならはわか〜れ〜のぉ言葉ぁじゃなくて〜

んーよくわかんなかったー
主題が。。

ジュブナイル的な物語なんでしょうが半分すぎて
早見でしたし、大きな展開も熊くらいなのでなんでこうなってんの?ってわからなくなり何度か巻き戻し(巻き戻しは死語らしいっすね)

警察が探してる横で大声出したり
熊よけにスプレー使って
マンダムってわかるのか。。今時の子が。。

熊よけのスプレーが本当にあると知りそれはためになった。

キラキラ星を歌いながら恥ずかしいダンス
小さい子が大人の意見を言うのがなんか違和感。。脚本家がちらつく

外国人なのかな、キャラ付けとはいえ髪が長く金髪で怪獣のパーカー着てるのがなんかがちゃがちゃするし
と思えば主人公は学校に戻り金髪の子が亡くなったという大事なシーンなのに変な髪にしてるわ、そっちに目がいって入ってこなかった。。
その後主要キャラ二人があまり意味なくヘアスタイル変わるわ

カメラで繋がった女の子との話かこちらかどちらかにすればいいのに。。
ってこちらもよくわからないし

んーフォーマットは良いのになんでだろ
三人がとある事から冒険して価値観の違いで衝突しながらわかりあっていく
と王道なのだが。

ま、結局近場でふざけあってるような冒険なのと。
譲れないって主張があるわけでもなく
では他にひくものは?っというのがもやっと感の原因かな。

この時期他の映画を観たら最初の予告によく出たから気になっていたのだが。。残念

メイン系のキャラをあんなあっさり亡くしてしまうのならもっと泣けるようにできたのだろうにと、とってつけた感の死がとても可哀想だと思いました。
キャラとはいえ命は大事に。。


※※追記
テレ東のサタシネでスタンドバイミーを改めて観ましたが、まんまですね、本作。
オマージュとパクリの違いとは
オマージュはもろ真似ててもそれを上回る発想があることかなと思いました。

投稿 : 2024/02/05
閲覧 : 111
サンキュー:

4

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界は広い、見上げて宇宙の大きさを知り見下ろして自分の思考の狭さを知る。

いやーNetflixでふざけたプレビューしか見てなかったんでなんの情報もなくふと見始めたたら、、めちゃくちゃ良い
作画も構成も本も丁寧だし音楽もいいし音効もめっちゃいい
絵はマジで丁寧。インスタ消す瞬間とかむちゃいい
自然とか全力
3人の声優も流石

テーマが人生哲学のよう
歳を重ねる毎に気づいていったその瞬間を思い出させてくれる
自分の悩みの小ささであったり、色々な意味で世界の広さ、自分の世間知らずさ
居なくなるはずがないと思っていた人間の死であったり、知らずに他人に影響を与えている事
何気ない時間の大切さや有り難さ
それぞれ見えてる世界の違い
本当に何を大切に、宝にして生きるのか
お前はどう生きてる?と問われたような気がします
あなたはそこにいますか?的な
受験シーズン狙ってたのかも知れないが幅広い世代に刺さる気もする
ただ私が18〜22歳あたりで見ても感じ取れるか不安
まわり道にこそ、道草にこそ大切なものがあったなんてことは振り返ってみなければ気付かない
かと言って無駄だったなんてのは死ぬまできっとわからん訳で
ポジティブが勝ちなんだよなーきっと
って思いを巡らすほどの作品だとはNetflixのプレビュー見ただけでは絶対想像もつかんわw
あのプレビュー損してないか?笑
そのシーンはそのシーンで上から見下ろしてる最中でめちゃくちゃ青春してるしフラグ立つ瞬間でもあるから大事ではあるが、、

1番脳が痺れたのは最後の電話ボックス
冒頭で海外に電話をかけたシーンでスピーカーにして呼び出し音が鳴る中、結局相手は出ない
と思いきやロウマを励ますためトトが熱く語ってるシーンでスマホ画面は通話中になっていた
はて?相手出とるやん?と思っていた伏線の回収たまらん
もうそっから!?え、そこぉ!?ってなる構成にも唸るけど、なによりそこに"いた"っていう痕跡というか証というか
その痕跡が1番堪えるんよな
作り手は分かってらっしゃる
号泣してしまった笑

トトに影響されて周囲に笑われながらもヘアドネーションしてるとことかも泣ける

明日からも道なき道をタラタラと歩いて行く人生を楽しんで行こうと思えた

投稿 : 2024/01/21
閲覧 : 64
サンキュー:

3

さとう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よりもいと比べたら見やすい

よりもいファンからは不評だけど個人的にはこっちの方が不快感なくて好きかな…ただ終盤の展開の切り替えははっきりいって謎すぎた。

映画じゃなくて1クールアニメでやった方がもっと深く作り込めたと思う。

投稿 : 2023/10/01
閲覧 : 81
サンキュー:

3

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

2回目。内容が絞り切れないのは、言いたい事が希薄だから。

 初見の翌日、2回目見ました。そうかあ…ドローンと風景を見下ろす、つまり劣等感から脱して、世界を見下ろせ…という意味ですか。
 それと、友人論…15歳の冒険を共にする「真の友人」ですねえ。でも、だったら、やっぱりチボリは余計な気がします。


 ドロップの{netabare} 死別{/netabare}です。「最後の冒険」の意味と関連しますが…うーん…せっかく「15歳の」という成長過程の意味で「思春期の冒険」の意味を入れようとしたのに、{netabare}病死 {/netabare}だと意味性が変わってくる気がします。
 そこは勇気をもって、別離の理由を別に置くべきでは?恋愛をどうしても入れたいなら、チボリとドロップの結婚とかでもいいじゃないですか?やっぱり最近のアニメはこの点が安易です。よほどの理由がない限り、感動ポルノにしかなりません。

 しかも、振り返りの時期ですけど、やっぱり高校時代に振り返るのではまだまだ同じ状況です。もっと年齢が行ってから「15歳の意味」を振り返らないのは良くなかったです。そこもドロップの設定が邪魔をしている気がします。

 クマなあ…クマ。「スタンドバイミー」の「鹿」と対応しているのはわかります。同作では自分だけの経験・発見という意味性があったんだと思いますが、本作のクマは何を象徴しているのでしょう?3人だけの冒険の意味性でしょうか?

 この作品、クマとかチボリとか山火事とか尺が不足なんじゃなくて、テーマが絞りきれていないんだと思います。学校のシーンとチボリ全カットで、劣等感なんてセリフと回想だけでいいじゃないですか。極端なことを言えば3人の冒険中の会話劇だけでもいいくらいです。
 90分という尺を精査して削り切ったでしょうか?尺不足じゃなくて削り足りてないと思います。

 それと作品を精査しましたが、{netabare}国番号違いの電話番号{/netabare}、電話番号があそこにつながる、そこにたまたまドロップがいる、そして、そのドロップが2人と出会う…全部偶然みたいですね。いっそのこと、ならばそこはファンタジーを入れればよかったのに、と思います。それにしてもこの電話ボックスの意味が弱いですねえ…。

 それと星ですねえ。見下ろすがテーマなのに、見上げちゃいましたねえ…星の下では平等的な意味や、人間の小ささなどの意味にもとれますが、どういう意味でしょうか。やはり友情は美しい、なんでしょうか。それとも醜いようでも世界は美しいかもしれません。

 とにかくアナロジーがはっきりしないのは、テーマ性・メッセージ性が絞り切れていません。15歳の最後の冒険が見下ろす…劣等感の克服につながるのか?恋愛が登場した意味は?なぜ {netabare}病気{/netabare}を持ち出したなどなど、やはり完成度が低い映画だなあという印象でした。

 もう、頭が否定的になっているのでこれ以上は書きませんが、やはり私には何も刺さらなかったです。背景美術も私はそれほど魅力的に感じませんでした。



以下、1回目のレビューです。

劣化スタンドバイミー。何を伝えたいのか全くわからないです。

 ほぼ話の骨格は「スタンドバイミー」です。細部や動機は違いますけど、それは問題ではないでしょう。秘密基地と仲間、不条理な環境と疎外感、そして冒険へ。そして成長後に訪れる知らせ。そういったものすべてが「スタンドバイミー」でした。
 
「線路を歩く」というセリフがありましたので、制作者側もそこは意識しているのでしょう。つまり、結末に何も見つからないけど、冒険した意味をかみしめる映画です、という一つの骨格があります。

 まあ、元の話がいいので当然そこはある程度良い話になるに決まっています。そこをどう評価するかですね。「スタンドバイミー」を見たことが無い人にはいいと思いますが、正直比較するのが古今東西の映画でトップクラスの名画なので、どうしても大きな減点要素です。
 最近「リコリスリコイル」で例のオマージュがあったので、見直したばっかりなので余計ですね。

 なにより死の理由ですね。「スタンドバイミー」であの最悪の環境で育った悪ガキだった彼が {netabare}弁護士になって喧嘩の仲裁をして刺されるという意味性と、病気では全然違います。「線路」と「死を探す冒険」は人生そのものです。そういう重要な要素が拾えてないので換骨奪胎になっておらず、意味性がすっぽりと抜け落ちてしまっています。 {/netabare}

 で、まあそこに別の意味性を加えるために、何を重なるかですが、もう一つのストーリー、チボリという女の子への恋心の話です。しかし、ここは弱いですねえ…観客がチボリに恋しないと成立しない気がします。あるいは風景写真に対する情熱のようなものが必要でしょう。「美しい」が何を象徴しているかがはっきりしません。友情…なのかなあ…そうなると、チボリの意味性が希薄になってしまいます。

 国際電話の意味とか、電話ボックスが何を象徴するのかとか、そもそも話の偶然性の要素とかまあ、なんか煙に巻かれたというか、スタンドバイミーにしないために、無理に作ったストーリーというか…
(そういえば、ドロップは相手が誰かをどうやって知ったのでしたっけ?後で確認しますけど、1回目視聴時は拾えてません。偶然だとしたらご都合主義もいいところすぎです。可能性としては、{netabare}ドロップが相手が国番号を間違えたことに気が付いて、チボリと連絡を取って仲良くなって素性を聞いて… {/netabare}うーん、あり得ないですねえ…)

 しかも、平成になって成長が無くなったせいか、ノスタルジーという感情が成立しなくなっています。もちろん、個々人には生まれ育った環境がありますが、わざわざ田舎暮らしを設定しなければ舞台が作れない時点で、この企画・脚本が何を描きたかったのが見えてきません。つまり旧世代の作家の作劇法から脱しきれていない気がします。

 田舎を脱出したいというモチベーションなのか、東京という幻想なのか、更に先にある世界なのか。空港を見せたということは、ある程度、世界への広がりは意識したんだと思いますが、この話で世界に夢を見られるのかは、ちょっと疑問でした。
「空の青さを知る人よ」でも扱いあぐねていましたが、なぜ今の時代になっても田舎をモチーフにするのかは、情報の均一化や東京への憧れの意味性が無くなってきたことから言って、難しい問題だと思います。

 日本を脱出する、というならそこはもっとちゃんと描かないと、国名で言葉遊びをしているだけに見えました…というより、コーラにしても国番号にしてもジャストアイデアであって、そこにメッセージ性が全くありません。

 要するに伝えたいことがまったくないように見えました。だから、キャラが立たないのだと思います。

 総評すると、描きたい何かがあって作ったというより、何か作らなければならないから、スタンドバイミーを下敷きにしたエモい話を無理無理創り出したという感じの作品に見えます。
 ストーリー、キャラともに2点以上はつけられません。作画・音楽もあまり目立った良さはないし。まあ、声優さんがどうこうではないですが、オール2かなあ…満足度からいえば更に低いかも。

 

投稿 : 2023/09/21
閲覧 : 146
サンキュー:

6

ネタバレ

マサ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

【75点】よりもいスタッフによる完全新作、そこそこ面白いが尺不足感は否めない。

オリジナルアニメ。ロウマ、トト、ドロップの3人組の少年の大冒険の物語。

出来は無難でそれなりに面白いけど物足りなさはある感じ。ただ全体を俯瞰して見ると尺不足感は否めない。いしづか監督ワンマンでやってるからかエピソードがとっ散らかり気味ではある。山火事騒ぎで疑われた自分たちの無実を証明!とか仲間との思い出を巡る主人公たちの最後の冒険!とか主軸がブレていて山火事の方がなんか有耶無耶にされたのが気になる。

正直よりもいと比較すると面白みには欠ける。ただ、3人の関係性を90分できちんと描けているしギスり方についても無理なく不可抗力的な物になっていたため、よりもいよりはキャラ描写は幾分かマシにできている。エンディング主題歌の爽やかさと切なさは心に残りました。流石Alexandros。

投稿 : 2023/08/30
閲覧 : 127
サンキュー:

2

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少年と地平線

マッドハウス制作。

高校1年の夏休み、少年たちは、
森の中へと消えたドローンを探索する。
このひと夏の小さな冒険がやがて、
彼らの生き方を決める大冒険へと繋がる。

見慣れた町のすぐそばに、
世界へと繋がる扉があった。
少年たちは世界のどこかにきっとある、
自分たちの宝物を見つけようとしている。

いしづか監督の眼差しは、
前作、宇宙よりも遠い場所と同様に、
{netabare}その道は歩いたものにしかわからない、
ということである。
外の世界に向けて歩き出すこと、
そこに至る過程は清濁様々であり、
好奇心や探究心の躍動だけではなく、
閉鎖的な環境からの逃避であったりもする。{/netabare}

いつもと違う夏の匂い、気配に、
なんだか少し心が躍る少年たちの物語。
そしてそれぞれが抱えている葛藤と、
人生の岐路に於いて大切なもの。

魅了されるものはたくさんあります。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 421
サンキュー:

21

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ずっと俯瞰の状態で少年の気持ちになれず。

【概要】

アニメーション制作:MADHOUSE
2022年2月18日に公開された95分間の劇場版アニメ。

監督は、いしづかあつこ。

【あらすじ】

関東の田舎町で農家の両親の農作業の手伝いをしている一人息子のロウマ(鴨川朗真)は、
学校でもクラスに溶け込むことが出来ずに、仲間はずれやバカにされたりで浮いている存在。

似たような扱いの幼馴染の秀才メガネくんのトト(御手洗北斗)だけが友達で、
トトとふたりでドン・グリーズを結成して、秘密基地で遊んでいたのだが、
そのトトが、親の病院を継ぐために東京の高校へ進学して、
ひとりぼっちになってしまったロウマ。

夏休みに入ってトトが帰郷、同い年だが見た目が幼い少年・ドロップ(佐久間雫)を加え、
トリオでドン・グリーズを再結成。

毎年、隣町で夏の花火大会が行われていて、
学校のみんながつるんで行くのだがロウマとトトは誘われたことが一度もなくて、
自分で買った花火での二人だけの花火大会が恒例で、

今年は大量の打ち上げ花火と、それを空撮しようとドローンを購入して準備。

三人で同級生らにちょっとした仕返しをして、そのまま花火大会を始めたが、
なかなか着火せずに花火の打ち上げに失敗。ドローンも操縦失敗で行方不明に。

しかも当日に起こった大規模な山火事がロウマたちの仕業だと決めつけられて、
同級生らの手で現場に残されていた市販の花火の写真を掲載されてSNSに書き込まれてしまう。

自分たちの無実の証拠として、ドローンで当夜に撮影した映像の回収のために、
位置情報でおよその位置が判明しているドローン探しに三人で山中まで冒険しに行くことに。
十五歳の三人は様々なハプニングに見舞われながら、自分たちの心を見つめ直していく。

【感想】

「宇宙よりも遠い場所」のスタッフ(脚本家の花田十輝氏はいない)による、
少年たちの小さな冒険と友情と物語。ネタバレになりますが死を取り扱っているあたり、
ちょい、「スタンド・バイ・ミー」のスティーブン・キングを意識しているですか?

自分のやりたいことが特に無い、ただぼんやりクラスの日陰者を生きているロウマが、
現実の嫌な人間だらけのつまらない日常から、
数少ない友人との山中の自然での冒険と語らいで一時的に解放されることで、
目線を変えれば世界は広くて知らないことだらけで素敵に溢れているんだぜ?
との視聴者へのメッセージ。自然の中で三人が小気味よくコミカルに動き回ったりするのですが、
ボンクラ寄りの彼らのこと。ドローン探しは順風満帆とは行かず、口喧嘩が始まったりもする。
各々の十五年間なりの人生が抱えている葛藤や閉塞感を吐露したりで、
三人の絆が深まったりする。割りと山歩きを舐めていて失敗だらけの彼らなのですが、
その泣いたり笑ったりする青春を受け止めて楽しめば良い作品なのかもしれません。

三者三様に心に靄がかかっているドン・グリーズが次のステップに進むためのひと夏の経験。
地味なテーマである作品ながらも、演技・演出・カメラの動き・美術・花火の映像などは、
よりもいのスタッフらしいクオリティでしたが、ただ話自体は無茶苦茶面白いわけでもなく、
例えば田舎の陰湿さの表現なのでしょうけど、女子はそこまで悪くは描かれてないのですが、
同級生のモブ男子どもがキャラデザも表情も、ドン・グリーズに悪意を持ったノータリンそのもので、
よりもいでも感じられた主人公たちだけの世界と、主人公たちをあざ笑う人たちの世界との温度差が、
アニメスタッフによって露骨に強調されてるなと。そこは、各々の制作のポリシーの違いですが、
よりもいと同じく花田十輝氏がシリーズ脚本を担当していた「響け!ユーフォニアム」では、
既に卒業して回想にしか登場しない、吹奏楽部のやる気のある後輩と対立した頑張らない先輩たちが、
見た目自体はマトモだったのを思うと、こちらの作品ではバカばっかりのクソガキどもの世界で、
ドン・グリーズだけはきちんと悩んでマトモなんだぞって見せようという色分けが微妙ですかね?

リアルのイジメでは、一部の積極的な加害者とイジメに関わりたくない大多数の傍観者がいて、
イジメをする人は根絶しないものの年齢が上がっていくにつれてイジメが減っていくのを見てると、

脚本を書いた、いしづかあつこ監督の考えている思春期男子ってあんなもんかと?
私がリアルに過ごした高校時代と比較すると、幼稚なガキだらけの世界にすごい違和感。
あれが性に目覚めたてかつイジメ全盛期の小5~中2の世界ならともかく、
十五歳の世界にしては子供っぽすぎやしないか?と思ってしまいました。
学校によっては空気が違うのかもしれませんが。

ロウマが家の農作業の手伝いで牛糞をリアカーで運んで言えるのをバカにされていて、
肥やしどんぐりとアダ名をつけられてからかわれているのを見てると、
いやいや?イジメてる連中も随分な田舎者丸出しだろうと突っ込みたくなるものですが、
そういう理不尽な閉鎖的な人間関係を強調することで、序盤は面白くはなかったかな。

各々の深刻な問題を抱えていて真剣に悩んでいるトトやドロップと、
ぼっちなだけのロウマを近い序列で並べるには、
そこまで周りをぞんざいに扱わないといけない話の都合ですなと。
普通の人は高校生になったらわかりやすいイジメをしませんからね。

まあ、いしづか監督がドングリーズトリオに萌え萌えきゅんするためのおじゃま虫としての必要悪。
それが、だらしない表情をした田舎っぺ丸出しな心無い同級生たちなのでしょうね。

子供から大人になる前段階で悩める主人公たちのエモな部分が主成分であるのは悪くはないですし、
花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩と、人気男性声優を揃えたドングリーズ役の芝居は良かったですが、
ARIA並のセリフ量で説明的に喋らされている感が強くて、感情いっぱいに表情を見せていて、
キラキラや手ブレなどと多用した画作りであるはずが、キャラへの共感も没入感も薄くて、
ドタバタコメディな部分はともかく、人生上手く行かないことだらけだけど心に“宝物”があれば、
生きているみたいな話とは思うのですが、青春ストーリーとしての感動はイマイチだったかな?

序盤から散々に匂わせがあったドロップのアレをきっかけとした、
95分間のアニメ映画で本編ラスト15分ぐらいでアイスランドに行く展開が拙速かつ強引であったりで、
よりもいとドン・グリーズを比較すると、
話の尺の整理と花田十輝氏との脚本の構成力の違いが見られたでしょうか?

よりもいに他の人ほどハマってない自分としては、
よりもいに似た画作りで感動を呼ぶ試みで作られた作品のはずが、
技術の流用はあってもシナリオ面では足りない部分だらけのアニメだと思いました。
スタッフが少年の世界を描きたいので、
よりもいに出てきそうなキャラデザのヒロイン?のチボリの出番が殆どないですし、
主人公トリオに女子を入れたほうが売れただろうアニメなのですが、
男子のみで構成されてないと作れない距離感であったり、
女性が描く少年像にありがちな友情以上の過剰な依存関係などが存在しないなど、
ドン・グリーズの描き方は悪くはなかったですけどね。

思春期に見たら良い話だったかもしれませんが、
そこまで心が若くはないためか自分はそれほどは刺さらずに楽しめなかったです。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/05/25
閲覧 : 158
サンキュー:

22

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

スタンドバイミーを目指したが尺が足りなかった微妙な作品。

田舎で暮らす少し周りから浮いた少年たちがチームを結成して秘密基地を作りそこに自分の居場所を作り、その集まりに加わった少年と一夏の冒険をするお話。
まず、自分が一番好きなアニメが「宇宙よりも遠い場所」で、その監督とスタッフが作った作品と宣伝されていたのですが、あまり面白くはなかったです。面白くなる要素自体はあるし、やりたいこともなんとなくはわかりますが、それを納得できるだけの心情描写や説明、キャラのことも世界観も足りないし、理解しようとしてもそれを説明できるような余地が映画の中にはなかったです。解釈しようとしても奇跡に頼った突飛な展開があまりにもこの世界観とマッチしていなくて、感動できるような演出でもその前段階で疑問に思ってしまって見れませんでした。あと、思ったより感情の昂ぶりが少なかったですね。よりもいでは感情を出して激しくぶつかりあいながら友情を育んでいったり成長して話が展開していきますが、この作品ではすでにでき上がった関係とむちゃくちゃな伏線回収があり、話の構成としても現代でやるにはかなり難しすぎる設定で、やりたいことと、お話の整合性が全くあっていなかった感じでした。
確か監督は女性の方なので、女性から見た男子の友情を、「スタンド・バイ・ミー」風に映画で表現したかったのかと思いますが、それにしてはちょっと綺麗すぎますし、痛すぎますね。キャラの距離感自体は悪くはないのですが、そうやって描くならリアリティーが欲しかったです。もうちょっとキャラとしての役割が弱いですし、関係性もですが、台詞回しもちょっとくどすぎます。どこに面白みを持たせたいのか、盛り上がりにかける映画でした。
ファンタジー展開で作るならもう少し世界観を変えればいいのに、変にあくまで現実世界での話にしてるからとても地味になっていますし、冒険自体の色が濃くないんですよね。結局田舎で冒険して帰ってくる、それだけで何を見いだせたのかががっきりしていなくて、結局ファンタジーみたいな突飛な展開で、言いたいことだけやられてもリアリティーが担保されていないのであーわかりましたとはならないですし、説得力がないから没入感がなくて、見ていて面白くはならない。起承転結もなくてお話の起伏がしっかりしていなくてバラバラと展開が続くので休まるところも全部やりたいことだけでした。よりもいではそこに感動できる理由があったから泣けるんですけど、たとえ劇伴を流して作画レベルを上げたとしても、説得力がないから感動しないんですよね。
ただ、アニメ自体が面白くなる要素自体はあったので、尺があればもうちょっとお話が面白くなっていただろうとは思いますし、よりもいスタッフが作った作品と言わなければ、まあこんなもんか、とはなる作品だと思います、面白くはなかったです。

投稿 : 2023/05/05
閲覧 : 102
サンキュー:

5

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

黄金の滝

いしづかあつこさん初の長編アニメ映画監督作品らしいです。
いしづか監督は実力派のイメージがあったので、今まで映画撮ってなかったのかと驚きました。

伏線をちゃんと印象付けて、きれいに回収していく様は本当にすごい。
一気見が基本の映画に仕掛けがばっちりはまっていて最後まで見た時の満足度が非常に高い映画となっていました。
欲を言うなら、途中のごたごたは助長に感じてしまったので、もう少し映画的に調整してもらえたほうが気持ちよかったかもですが、まだ1回目の映画ならば、次はきっと凄いものが出てくることでしょう。

3Dを使った映像も綺麗でしたし、もちろん美術も綺麗でしたし、カーチェイス的な一連も臨場感があるし、自転車の大胆な捨て方!!
マッドハウスさんの熟年の技と、バランサーとしての監督・Pの力量が伺えます。

あまり評判聞かなかったので正直期待していませんでしたが、全然。
また同じチームで映画作ってほしいです。

投稿 : 2023/03/05
閲覧 : 110
サンキュー:

10

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自然のアニメ表現(特に水)は評価できる

マッドハウス制作らしいですが、特にマッドハウスらしさはなかったもののそこそこ観れました。

と、言うのも。。。背景美術が素晴らしかったからです。

特に俯瞰した自然描写は特筆すべきものがありましたね。

ただ、ややBLというか。。。ショタコンまではいかないものの、こういった清々しい男子ってリアルにはあまり存在しないので、そこまで感情移入できたかというとそうでもありません。監督の個性だと思います。

投稿 : 2023/02/17
閲覧 : 113
サンキュー:

8

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宇宙よりも遠い場所の監督による、21世紀版スタンドバイミー的なジュブナイル

2018年のTVアニメ屈指の良作だった「宇宙よりも遠い場所」(よりいも)のいしづかあつこ監督による、オリジナル映画96分。
田舎で疎外されていた少年たちが、ひょんな事から世界中冒険するジュブナイル。

【良い点】
田舎で閉塞している少年たちのジュブナイルとして良く出来ている。
ドローンという2020年代のトレンドを扱っており、2020年代版スタンドバイミーな趣あり。
特に現代日本人の良い子から外れている彼らが自由闊達に冒険に打って出る気風は痛快だった。

同監督の「よりいも」を彷彿とする展開で、閉塞し疎外されていた少年たちが、ひょんな事から広い世界に打って出る展開が痛快。
濡れ衣展開こそあるが、冒険のきっかけであって、あまり不快展開ではないのも良い。

会話劇が凝っていて、印象的なセリフが多い。
「敷かれた線路の上しか歩いちゃいけない?」などなど。
男の子三人の掛け合いのテンポも小気味良く、三人のキャラはそこそこ立っていた。
特にトリックスター的なドロップは四畳半神話体系の小津的な感じで面白い子だった。

2020年代を代表する豪華声優陣の好演。

【悪い点】
話が地味でカタルシスが足りない。
少年たちの成長の具体的な成果も分かりづらい。

会話劇もやや理屈っぽい。

個々のキャラはそれなりに立ってはいるが、掘り下げ不足。
感情移入するには描写が足りていない。

ストーリーはやや強引、特に後半ダイジェスト気味。

【総合評価】6~5点
良作ではあると思うけれど、やや地味だったかなと。
コンセプトは良かったけれど、尺不足。
「よりいも」を越える事はできなかった。
評価は「良い」

投稿 : 2023/01/24
閲覧 : 170
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10

hidehide さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

『世界』に対して

自身は、何と『狭い世界』で生きているのだろう…

何を以てして狭いとするのか、難しいですよね。
大抵の人は、
自宅〜学校、自宅〜職場、この人生でしょう。
その中で、
他県に行ったら、色んな国に行ったら、
それは『広い世界』に手を掛けた事になるのだろうか…
習い事をして何かを身につけたら、手を掛けた事に…


…知識や技術として『知っただけ』…ですよね。


結局、
どこに コンパスの針を刺すのか、なんだろうな、と。
そして、そこでどれ程の円が描けるか、なのでは。
『腰を据え』、『地に足を』と、
歳を重ねる毎に、刺す針が深く刺せる事が大事で、
どんな大きさと太さで円を作るのかが より重要で。
…けれど、
若い内は、それが国内でも、国外でも、どんな場所でも、
色んな場所に針を刺せばイイと思います。
それが、数ヶ月でも、数年でも、針を刺したら
少しでも円を描けるのが理想です。
色んな所に針を刺す度に、円を広げる度に、
針先は研がれ、鋭利になり、
先々、深く、強く刺してくれる場所では、
必ず力を発揮してくれるのではないでしょうか。

アイスランドに刺した針。
ドロップは、そこで円を広げたのでしょう。
黄金の滝の事、電話の事がその円に…
そして彼は向かい、そこで、
円の中には、滝や電話だけではなく
2人がいる事を知り…
彼は、『知った』事でより輝く場所に針を刺す為に、
彼らの元に向かったのでしょうね…

そんな彼と出会った彼らは、
針を刺す事、どんな所に針を刺したのか、
『知った彼』を『知る為』に、コンパス片手に
星の場所に向かったのではないか…
そんな風に思いました。

高校生が、
南極〜アイスランドまで、
少し凄い場所、が過ぎる気もしますが(笑)
若者を世界(世界)に行かせる、というスタンス、
好きですね。

投稿 : 2022/11/24
閲覧 : 138
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4

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

Dont Gray!

この話は田舎でクラス高校一年生の話

まぁなんでしょ。正直期待はしてませんでした
主役は花江夏樹さん、梶裕貴さん、村瀬歩さん。
そしてヒロイン役に花澤香菜さん。
超がつくほどの大物を...それもメインキャストに...
まぁメインの男性声優三人は女性ターゲットでしょう。
炭治郎にエレンに日向君、と見事なまでに女性向け。(異論は認めます)

さてそんなこんなで期待値ゼロ(用法間違い)で始まった本作、結論から申し上げますと「雰囲気だけ」
内容としては「よりもい」に近しいものを感じました。同じ監督だから偏見が入ってることには入ってるのでしょうが、ヒューマンドラマというか人間模様を中心に書いている、という点では共通していると思います。
まぁ、あちらは北極に対して、本作は日本。さらにあちらは女子高生4人に対して、本作は男子高生3人です。違うと言えば違うのですけど。

個人的にはあまり好きではありません。
特にキャラ。よりもいは面白かったのですが、本作のキャラの自分勝手が過ぎていて好きになれませんでした。花澤香菜さんだけはまだ良かったのですが、それ以外は正直…
{netabare}村瀬歩さんが一番無理ですね。なんですかあのキャラ。セリフはイタイし、発想はイタイし、考えはイタイ。頭の中お花畑がふさわしい人で心底嫌になります。{/netabare}

{netabare}ロウマとトトが「ドングリーズ」というグループをつくり、逆張り花火大会を例年してたんだけどそこにドロップが参加、ドローンを奮発するも風に流される。同時刻に起きた山火事の犯人はドングリーズだとクラスメートに言われ身の潔白のためにドローン探しの旅に出る。その途中で友情UPそしてドロップの短命を知る。ドローン発見。帰還。ドロップ死。遺品の中に宝の地図。アイスランドに旅立ちドロップが言ってた「黄金の滝と公衆電話ボックス」を探す。見つけた。その電話番号が昔かけた間違い電話の電話番号であることが判明し、とんでもない奇跡の確率を認める

という話。まぁなんでしょ。無実を証明するためにドローンを回収しようするのも意味分かんないですし、律儀に通行禁止を守ったり、なんかいきなりアイスランドに行ったり、もうよくわかんない(泣)

トンデモない確率だとは思います。偶々電話番号を間違えて、しかもその事に偶々気づかずに、それっぽい単語がその時だけ出て、その間違えた先に偶々日本人がいて、偶々その日本人が人生の一番の宝ものを探していてその単語を聞いて、声と電話番号だけで個人を特定し、更に近づいて友達になり、ものすごく良いタイミングで死んだ。奇跡ですね(投げやり)
あとあんだけ珍しい場所なんですからネットかなんかに絶対情報あると思うんですけど…無いんですかね。だとしたら相当すごくないですか?主人公達。確率的に無いことは無いと思うのですが、まぁ無理でしょう。ご都合主義にも程があります。いしづかあつこさんは割と「確率的に少しでもあるなら通る」という節がありますよね。偶々かもしれませんが。
{/netabare}

基本スタッフは「よりもい」の方ですね
監督・脚本はいしづかあつこさん
キャラデザは吉松孝博さん。
劇伴は藤澤慶昌さん。
アニメ制作はMADHOUSEさん。

作画は良く、情景描写が上手く表現されていたと思います。特に自然の描写が最高峰でした。おそらくいしづかさんがこだわったんでしょうが、とても良い結果となったのでそこは感謝したいです。
声優は…まぁ…あまり好きではないです。なんでしょうね。

誰が一番幸せを見つけたか
ということで締めます

投稿 : 2022/07/31
閲覧 : 175
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6

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ネモフィラの群生からてんとう虫を見つける

アニメーション制作:MADHOUSE
監督・脚本:いしづかあつこ
キャラクターデザイン:吉松孝博
美術監督:岡本綾乃、音楽:藤澤慶昌

学校のクラスという閉じられた社会では、
理不尽な差別やいじめが普通に起こる。
とても狭い価値観が主流になることもある。
ロシアや北朝鮮のように「国」という大きな社会でも
ひとつの価値観を持つことを強要され、
従わなければ殺されたりするわけで、
小さな社会のなかでも当然のように起こり得るのだ。
そんなときに、自分の住むちっぽけな世界から飛び出したい。
気の置けない仲間たちと冒険をしてみたい。
と誰でも1度くらいは思ったことがあるだろう。

この作品は田舎の閉塞感から逃れ、
大切なものを探す3人の少年の物語だ。
いしづかあつこ監督のオリジナル作品ということで、
「宇宙よりも遠い場所」を想起する人が多いだろうし、
実際、宣伝でも大きく表示していた。
よりもいの大ファンの私としては、
大きな期待感を胸に映画館に足を運んだ。

結論から言うと、優れた良い作品だったと思う。
オリジナル作、地味な作風という売れない要素に加え、
同時期に人気作があったという悪い条件が重なり、
興行成績はかなりの低調になるだろうが、
映画の完成度は高かった。
映像の美しさには目を瞠るものがある。
この作品の裏のテーマには自然の美しさという部分も
あったのかもしれない。
昔は自然の景観なんかを見に行くことの
何が楽しいんだろう?と思っていたが、
美しい景観や自然が放つ特別な「何か」が
人の心に良い影響を与えることがあるということくらいは、
理解できるようになった。

ストーリーの大半が森の中の出来事。
日常から離れ、3人の仲間たちが旅をすることで
今まで見えなかったものも見えてくる。
昔から思い込んでいた「正しさ」が
実は間違っていたことに気づくこともある。

この作品を観て、スティーヴン・キング原作の映画
『スタンド・バイ・ミー』を想起する人は多いだろう。
私もそのひとりで、懐かしい気分になった。
地味な作風のため、初めて『スタンド・バイ・ミー』を鑑賞したとき、
作品の魅力が、すぐには心に入ってこなかったが、
少し時間が経ってから、良さが沁み込んでくる感覚があった。
傑作ではないが、思い起こすと、じわりと響いてくる。
『グッバイ、ドン・グリーズ!』にも似たような
魅力があると思う。

ただ、やはりマイナス要素に感じる部分もある。
私が思い出したのは、『ブルーピリオド』で
大場講師が告げたセリフだった。
「焼き回しだもん。鮮度がない。挑戦も工夫もない」

挑戦や工夫は、この作品にはあったと思うが、
よりもいの焼き回しとされるのは、
仕方のないところだろう。
閉塞した街から思い切って飛び出す子供たち。
{netabare}大切な人を亡くすことの辛さ。
奇跡のようなメッセージを発見したときの喜びと悲しみ。{/netabare}
人生において何が大切なのか。
作家という部分では、ぶれていないのだろうが、
やはり1本のアニメとして考えると既視感がある。

とは言え、鮮烈に脳裏に残るシーンもたくさんある。
それは、やはりこの作品が優れているということだろう。
{netabare}ドローンからの花火の映像。
ネモフィラの青の群生から見つけた小さな赤いてんとう虫。
アイスランドの大自然で発見する友人の想いの痕跡。{/netabare}

テーマははっきりしていて心地良い。
世界は広く、つながっている。
友人と時間を共有すること。
大切な人とつながることは、
かけがえのない宝物なのだ。
(2022年3月21日初投稿)

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 469
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26

Cat さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

微妙でした(完全ネタバレなし)

公開から三週間目の週末に観ましたが、私たち以外に観客は9人でがらがら。少し心配になりましたが…
●長所
絵がキレイ!
メインキャラクターは声優
キャラクターの個性が立っている
●短所
投げっぱなしの部分が多い
厨二病
日本人が歌う英語の歌に違和感
脚本が良くない

話はスタンドバイミー的な少年の成長と冒険ストーリー。絵はキレイだし、景色の絵は綺麗でした。でも設定がゆるゆるなのか、わからない部分が多かったです。偶然が重なりすぎて、ご都合主義なのがちょっと…。もう少し掘り下げられなかったのかと思う部分が多数あり、モヤモヤしました。
指原さんやロンブーの淳さんが声優で参加していましたが、メインキャラクターではないので、そんなに違和感はありませんでした。
あと、途中の挿入歌や音楽がうるさい。ここで、泣いてくださいね~とばかりで、白けてしまいました。日本人が無理矢理歌う英語の挿入歌が複数ありますが、そこは日本語の歌でいいんじゃないでしょうか。違和感半端なく、大人の都合なのかな。
アニメファンではない相方と観ましたが、点数聞いたら5段階中2らしいです。アニメに興味ある人だと点数はもう少し高いかもですが、一般の映画レビューサイトではもっと厳しいレビューが多い印象です。繰り上げで点数は3にしましたが、実質2.5くらいです。

投稿 : 2022/03/20
閲覧 : 194
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4

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

テーマ全力投球 青春も冒険もキラキラ星も全力で

『宇宙よりも遠い場所』のチーム制作とやたら宣伝していて、内容も同じように青春系。まぁ比較しないわけないよねということで、花田大先生のいない中でどのような青春ストーリーを見せてくれるんだとかなり期待して鑑賞

テーマは「自分の本当に大事なもの」で、それを終始セリフにしてキャラに言わせるので、特に考察するということも無ければ、自分で考えて深めるということもない、言わばかなりの直球タイプ。ちなみに『宇宙よりも遠い場所』はそれとなく示すけれどはっきりは明示しない考察させるタイプと思っており、人によって様々な解釈の仕方があって面白かった

これらの良し悪しは置いておいて、問題はそのテーマが良いか、加えて、それに辿り着くまでの過程を楽しめたかということ

この作品は、最後のドロップの電話の展開が無ければ“テーマゴリ押しの少し苦しい作品”と思ったかもしれないけれど、ラストの、実は最初から繋がっていたんだぜ的な展開によって、最期にロウマやトトにも「大事なもの」を気付かせ、残したというドロップの願いには感心させられて、良い展開だと思った

ドローンを見つけるための大冒険、『スタンド・バイ・ミー』のようで、子供の頃の漠然とした不安というよりは、もっと大人な、共感されやすい、はっきりした分かりやすい悩みや想いが分かりやすく描かれているが、ありきたりではあるから、特別思い入れを感じることもないというのが実際のところ

『宇宙よりも遠い場所』チーム制作。とやたら宣伝して、上がった期待値というか比較対象がそもそもバケモンだから仕方ないのかもしれないけれど、『よりもい』みたいな一話一話面白くて全体としてのテーマもはっきりしてすごい作品、の方が全体を通した時の満足感はあると思う。(まぁそれがテレビアニメの強さではあるのだけれど、そんな作品滅多にないので出来てるよりもいが凄いのであって讃えるべき点)
対して『グッバイ、ドン・グリーズ!』は、ラストの展開で全てを理解し、「なるほどこういう作品だったのか」と感じる作品ではあると思うから、自分は『宇宙よりも遠い場所』の方が好きかな

投稿 : 2022/03/17
閲覧 : 172
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9

うおお さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:----

タイトルなし

そんなに腑に落ちるような展開ではなかったかなぁ
ただ単に私の読解力の問題かもしれんが
キャラの心情はリアル感があって好きでしたね。共感できる部分があった。

投稿 : 2022/03/16
閲覧 : 157
サンキュー:

5

ネタバレ

しゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少年3人による青春映画!!!

【物語の評価】
途中もっと膨らませそうなところ({netabare}2人がアイルランド、じゃなくてアイスランドを冒険するシーンなど{/netabare})を音楽でまとめていたけど、そこは英断だった。あれをまともにやっていたら逆に長いだけだっただろうから。
ところで、{netabare}どうやってドロップはあの二人の居場所を知って、住んでいるところまで行けたんだろうか?{/netabare}
【作画の評価】
山の中の自然やアイスランドの自然の描写が素晴らしかった。
【声優の評価】
主役の3人は言わずもがな巣晴らしかった。
ロンブーの田村と指原が出ると知ってそこは少し不安でしたが、ちゃんとできていたどころか良かった。
【音楽の評価】
挿入歌はよかった。
【キャラの評価】
3人のバランスがいい感じにはまっていた。
【感想】
絶対に見るべき。これがヒットしないなら世間はアニメの見る目がないぐらい。

投稿 : 2022/03/10
閲覧 : 198
サンキュー:

9

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ドングリ? ドン・グリーズ♡

うん。

キービジュアルからドングリっぽいです。

テイストは、いつもの "いしづかあつこ監督作品" って雰囲気。

でも、じわじわ沁み込んできそうなコクの深さも楽しめました。



ストーリーは、"おろしたてのセカイ系トーン" がかけられていた印象。

ディテールも、ほどよく取捨選択されていて、私には小気味良かったです。

一瞬のエアポケットに置いてけぼり感がありましたが、それこそ脚本と演出の妙だと思いました。

"物語観" が変わったか?と言うと・・・今はまだぼんやりとしています。

油断なく観ることをお勧めします。



“LIFE”(生き方)を変える新たなアニメーション、というふれこみ。

それは、ものすごくエモーショナルなものだったかと言うと・・・。

そこはもう "人それぞれ" としか言いようがありません。

でも、ファンの方には、ぜひ、スクリーンで観てほしいと思いました。



アイスランド+αの旅を、ご自身のその肌に体感してみてください。


{netabare}

お話の主人公は、ロウマ、トト、ドロップ、チボリの4人。
一人ひとりの背景は、ジツは、ほとんど描かれていません。
ですから、観るがわの "物語観" がひとえに "キモ" となります。

なんとなくヒントになるのは、山あいにある小さな町の閉塞感と、15の春の境目だということです。

誰にでも訪れる、自分らしくあるための夢探しの旅。
その "始まりの始まり" が、ぶつかり、受け止め合うなかに表現されています。

そして、生きてきたことに意味を見つけ出そうとする旅。
その "終わりの始まり" が、薄いベールのようにして、かけられています。

〜  〜  〜

物語の冒頭、都会で髪を決めてきたトトが、牛糞臭に塞ぎこむロウマにマウントを取ります。

「お前も勇気を出せ!」と。

ふたりの進路は、地元と東京に分かれていて、それはまだ、それぞれの道程がどうなるかは思いもよらないものです。

でも、種を蒔く人としての "きっかけ" を、どうにかして見つけたいとも思っているようです。


何気に放ったドロップのひと言が、3人に真っ暗な森をさまよわせ、行き詰まりの夜半に、流星群を仰がせます。

天上に輝く一瞬に中てられ、抑えていた本音をぶちまけるシーンには、彼らの目指すべきもの、探すべきものを、共有しあえる尊さが感じられました。


アイスランドへの旅路の果てに、ロウマとトトは、ドロップとの出会いのルーツ、 "黄金の滝" に辿りつきます。

懸かる虹をさらに見上げれば、巨大な岩肌が天を衝いて立ちふさがっています。

忽然と現れたのは、ドロップが祖父から伝え聞いていた赤い電話ボックス。
荘厳な水の洗礼に清められれば、いぶかしさも、まるで宣託を願うかのようです。

端緒は、トトが押し間違えた "小さな一文字" 。
実態は、ロウマへの励ましの "大きなお節介" 。
仮にそうだとしても、ドロップにとっては、勇気と期待と覚悟のともし火になるのです。

〜  〜  〜

どうしてこんなに素敵なシーンの連続なのでしょう。

古い伝承が彼らを導き、奮う健脚は奇縁を固くし、人生の目標を確かにしていきます。

「よりもい」を象徴する "ざまあみろ" と "ふざけんな" とは、全く趣の異なる "物語観" だと感じます。

ながら、「私たちはまた旅に出る」と結んだキマリたちの "もう一つの続編" だったのだ、という確信を得ることもできました。

〜  〜  〜

さて、もう一つはチボリの立ち位置と存在感です。

彼女はロウマにとっては憧れのマドンナのようですが、私には、チボリにとっても同じに感じられました。

彼らは、それぞれに親の事情を懐に抱えていて、どうしたって自分の人生をそこから創らねばなりません。


カメラを媒体にした演出が、気を利かせている本作。

彼女が、フレームに何を収め、生き方をどう枠づけ、いかに理想を写し出そうとするのかは、実はロウマ、トト、ドロップとまったく共通しています。

理想を見上げれば足もとにヒントがあり、足元のぬかるみからまた天空を見わたしてみる。

ファィンダービューもシャッターチャンスも、セカイを認知し、世界をつかみ取っていくプロセス。
なれば、もはや地球そのものが被写体であり、自分のパフォーマンスを突き固めていくだけです。

もしかしたら、チボリは「よりもいカルテット」からの "一つの発展形" なのではないだろうか?とも思いました。

彼女が南極でも北極でもないニューヨークのど真ん中にいたのは、それを "やってのけていく気概" と "象徴" として捉えることができそうです。

あるいは、いつかロウマやとトトとの邂逅を得て、地球を駆けまわる3人の英姿を、私自身が期待してしまっているのかもしれません。

〜  〜  〜

世界を股にかけ、地球規模で才能と才覚を磨いてゆく旅。
宇宙よりも、もっと遠い場所を目指していくグレートジャーニー。

グッバイ!ドント、グリー。
ストップ!ドント、グリー。

私たちは、もっとなりたい自分になっていい。

遠慮は要らないんだ。
さあ、また旅に出よう。

宇宙よりも、さらにさらにステキな場所をめざして。
{/netabare}

投稿 : 2022/03/06
閲覧 : 389
サンキュー:

17

hana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ハードルが低かった分、楽しめはした

https://filmarks.com/movies/97863/reviews/129663924

投稿 : 2022/03/02
閲覧 : 145
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1

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何やらファンタジック?、ドンとグリ

 何やら、お別れみたいな焚き火をしようとする二人が、過去を振り返るお話だったです。

 とある田舎でロウマ、トト、ドロップ三人組が、ドン・グリーズとして活動をしてたです。花火が失敗したり、小遣いつぎ込んだドローンが、遠くに離れたりしたです。
 そんなさなか山火事が起き消し止められたものの、SMSでロウマ達が山火事の犯人をされてしまう羽目にです。
 無実を証明するため、GPSを頼りに無くしたドローンを探す冒険に出るのです。
 冒険の後にも続きがあって、ドン・グリーズどうなるのか?どこに誘われるのか?も描かれているです。

 ロウマ、トトに無邪気にドロップが、中二病っぽいというのか?美しいような感性を持つ語りや純真さ良かったです。
 冒険のさなか行く先々のトラブルの連続、気弱になった誰かさんの態度が、年相応の人間らしさを見た気がしたです。ロウマの思い出に出て来るチボリというのが、少し存在感あったです。
 終着点に訪れたとき、がっかりか?と思いきやのその先に救われるような三人組を見たです。

 さらにその数日後、どうなっていくのか?も見逃せないところだったです。思いもよらない景色、過去につながる真実にたどり着いたです。奇跡か?偶然にしてはあり得なそうだけれども、三人の絆の深まり、今まで感じた事の景色を彼らだけに見えたようにな気がしたです。

 冒険に訪れる作画背景などは、良かったと思えたです。一方でよくわからなかったことは、{netabare}あんなに元気だったドロップが、病名も分からないままいきなり死んだことになり、その連絡内容も良くわからないことだったです。また、アイスランンドの山奥に、電話ボックスは怪しいし電話が鳴るのも{/netabare}不自然で、仕組まれたようにしか見えないです。

投稿 : 2022/03/01
閲覧 : 206
サンキュー:

10

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

【辛口コメント】世界や自分の大きさを受け止めて少年は成長していく

【物語 3.0点】
1クールアニメ企画を劇場版に押し込んだような窮屈な構成。


少年期の悩みの大半は、理想とする自分と現実とのギャップから来るのだと思います。
踏み出せないのも、世界の大きさに直面し、自分の矮小さを思い知るのが怖いから。


田舎の男子高校生3人組"ドン・グリーズ”による、夏のある日の冒険を通じて、
共感できる葛藤を掘り起こす。

その他、永遠に思える少年時代とリアルでは有限な時間など、
興味深い青春要素が宝箱の如く詰まってはいるが、整理しきれず。

エピソードをメイン3名から、さらに主人公ロウマ1人の視点に絞って突破を試みるも、
半端に示唆した他キャラの過去等が未消化感を残す。
(トトの東京デビューの現実など、掘り下げ不足と感じる要素は、スピンオフ小説に回る。)

アイルランドだの、アイスランドだの、スケールのデカイ話を勿体ぶりつつ、
近所の裏山よりは遠い場所を徘徊する”冒険”が、
キッカケ程度ならまだしも、メインエピソードとしてダラダラ続くのも微妙。

この何気ない掛け合いの積み重ねこそが青春ということなのでしょうが、
1クールの1話の中でやるならほどよい脱線でも、
1本の映画の中でやられるとストレスが溜まります。
終盤{netabare}アイスランド編やそこに至る過程{/netabare}が短すぎたので余計に。
{netabare}「きらきら星」{/netabare}合唱シーンに尺を費やすくらいだったら、
例えばロウマが資金作りのために牛糞処理に精を出すシーンでも詳述してくれた方が、
私はまだ感動できたと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・MADHOUSE

背景美術はリアル志向。
主要な冒険の舞台となった森林は、夏でも緑の色彩が控えめな本邦のジメジメした雑木林。
田舎って本当に道から数歩外れると原始林に迷い込むので危ないですし、クマも出ます。

この土台の上に終盤、満を持して披露される{netabare}アイスランド・黄金の滝{/netabare}は圧巻。


その他、適宜CGも交えて躍動するチャリンコ、キックボード、安物ドローンなどが、
免許取る前のガキンチョの目一杯を体現。

表情描写も口には出さないけど微妙だと思ってる、ノリ気じゃない。
漏出する本音も捉える上々の作画。


【キャラ 2.5点】
中途半端にサブに残したヒロインが主人公の焦点をぼかす。


理想の自分を大きく持ちすぎて黒歴史を重ねて来たトト。
(例えば{netabare}タイトル回収{/netabare}とか)
自分を卑下しすぎて他人に見えている長所を見逃しがちなロウマ。
(ユグドラシルのお浸し……是非、賞味したいですw)
二人に心のままに生きるよう背中を押すドロップ。

メインの少年キャラ3名はシンプルにまとまり良好。


ノイズに感じたのがロウマとトトの中学時代の同級生・チボリ。
過去のマドンナポジションとしてはありだと思いますが、
広い世界を意識させる存在がドロップと被ってしまうのが難儀。
サブの少女が眩しすぎて、メインのドロップがかすんでる感。

監督・脚本・いしづか あつこ氏によると、
当初、憧れのヒロインを助ける少年3人のプロットを構想したが、
男の子ならではの話を書こうと思い、思い切ってヒロインをメインから外したとのこと。

であれば、さらに思い切ってドロップかチボリ。
“ヒロイン枠”はどちらかに集約して欲しかったです。


【声優 4.0点】
ロウマ役・花江 夏樹さんVSトト役・梶 裕貴さん。
繰り広げられるトークは、傍から見れば森に迷い込んだ少年たちの奇声なのでしょうが、
当人たちは真剣に人生に迷って叫んでいる。
よく通るCVで葛藤を好表現。

転機をもたらすドロップ役の村瀬 歩さん。
女声の如き天使の少年ボイスで二人を導く。

サブに回されたヒロイン・チボリ役には花澤 香菜さん。
先駆けて旅立った世界から、少年と鑑賞者の心を溶かす甘いボイス。

……そうか、結局、俺はこの冒険に女っ気がなくて、
ざーさんボイスの女の子と冒険したくて、文句を垂れているだけなのか?(苦笑)


【音楽 4.0点】
劇伴担当・藤澤 慶昌氏。
これ!と決めた明快なメインフレーズを散りばめて、刷り込んで、
ここぞの場面でガツン!と回収して決めに行く、清々しい構成。

その他、ふんだんに挿入される英語詞のバンド曲群にも、
チャリンコ全力疾走をクライマックスに押し上げる勢いがある。

ED主題歌は[Alexandros]「Rock The World」
サビの歌詞でメインテーマをジャストミートする優秀な主題歌。

ここまでなら4.5点以上ですが、
{netabare}「きらきら星」{/netabare}合唱したのでやっぱり0.5点減点で(←しつこいw)


【感想】
『よりもい』スタッフ陣の作品とのことでしたが、
また違った物を見せてくれた時に『よりもい』引きずって鑑賞して折り合えなかったら嫌だなと、
『よりもい』の記憶はなるべく消しての鑑賞。

が、スタッフが想像以上に『よりもい』意識したと思われる構成で、否応なしに『よりもい』を参照せざるを得ず。
終始ぬかるみに足を取られたような劇場鑑賞でした。

ですが絶景に青春解明の一説と心には残りそうな一本。
観るのであれば、音響共々、劇場じゃなきゃ絶対に後悔するのは間違いないので、
興味のある方は、劇場へ急ぎましょう。

投稿 : 2022/02/28
閲覧 : 490
サンキュー:

25

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

幻想的な世界へ

この物語は少年たちの宝探しの冒険。その冒険で彼らは、大人への階段を一歩、一歩と上っていきます。少しずつ成長していきます。

物語の舞台は山に囲まれた田舎町。夜になると暗闇に閉ざされる寂れた場所です。
主人公のロウマは農家の倅。学校から帰宅すると毎日農作業をしています。
そんなロウマの唯一の友達だったトトは東京の高校へ進学しましたが、夏休みだけ戻ってきました。
そしてロウマとひょんなことで知り合ったドロップ。
その三人で失くした大切な物を探す冒険をするのですが…、

ところで、子供の頃に誰もが持っている宝物って、一人ひとり違いますよね。
そして、成長していくと誰もが、”ものとしての宝物”と”ものではない宝物”があることに気づくようになります。
その”ものではない宝物”を、彼らは冒険中に見つけます。
やがて、冒険はアイスランドへ…


いしづかあつこ監督の作品は、言葉が心に響きます。そしてその響きが感動を呼びます。
それは『宇宙よりも遠い場所』のときと変わりません。

但し、映画の短い時間だと、背景が詳しく説明されていないために感情移入しづらいのが残念です。
この作品は、ワンクール12話でやってほしいですね。
そうすれば必ず涙がでるほど感動するでしょう。

ところで、
茨城県にある国営ひたち海浜公園では、毎年春になると約450万本のネモフィラが丘一面を水色に変えます。
空の青と重なって幻想的な世界に浸ることができます。
機会があれば、一度は行ってみてください。きっと感動しますよ。

投稿 : 2022/02/27
閲覧 : 369
サンキュー:

34

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青い鳥文庫(凝縮版)

近くの映画館でやっていたので見てきました。
あまり前情報なしに行ったので、
予想外半分、予想どおり半分でしたね。

予想外だったのは、可愛い女の子が出ないことですw
私が知っているいしづか監督作品は、
女の子がむしろ主人公だったので、
最初から最後まで少年押しだったのは新鮮でした。
(村瀬さんの声のおかげでドロップは女の子寄り?)
それもあってか、何となく青い鳥文庫を思い出しました。
端的に言えば、児童文学っぽいんだけど、
大人のセンチな部分にひっかかる、そんな作品です。

予想どおりだったのは、いしづか節が随所にあったこと。
それと同時に、花田十輝さんが手を加えないことで、
いしづか監督が表現したかったことが良く見えてきます。
そして。これまた同時に、だいぶ端折られますw
1クールやると冗長すぎるし、
花田脚本であればもっとドラマティック
だったかもしれないけど、
本作は結局これで良かったのかもしれません。

個人的に、女性監督に映画を作らせたら、
今のところ山田尚子監督が総合的に一番かな。
(作品でいえば岡田監督のさよ朝ですが)

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 210
サンキュー:

22

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひと夏の冒険譚と思うことなかれ

いしづか監督最新作、南極のあとはアイスランドにスポットを当て、15歳の男三人衆のひと夏の冒険を描いています。
花田十輝氏がノータッチ?なのか、やや構成に面白みがないと思いました。しかしながら、よりもい視聴時の興奮ほどないですが、ストーリーとしてはよくできています。後半ちょっとうるっとする場面があったりと、いしづか節が感じられ、今後のオリジナルアニメにも期待が持てる内容でした。

投稿 : 2022/02/23
閲覧 : 208
サンキュー:

6

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よりもい大ファンのボクとしては

オミクロンがどうであろうが劇場に必ず足を運ぶぜ!

必ずだ!

いしづか監督ぅ~!まためーーーーーーーいっぱい!
泣かせてくれよぅ!!

たのむよーい。

::::::::::::::::::::::::::

イヤー見てきましたよー。

これまだ公開したてですからいろいろ書かないほうがええ思いますが、映画の最中はほとんど笑ってて、最後にちょっと泣けて、家帰ってからじんわりする。そんな映画でした。

自分の中高生ぐらいの時のたわいもないことでワイワイやってた頃をぼんやり思い出してみたり。

あの頃仲良かったやつとか今頃どおしてんのかなと懐かしく思ってみたり。

もうとっくにいなくなったやつのこととかあの時オレってどんな気持ちだったっけかなぁとちょっと顧みたり。


やっぱこおゆう映画は沁みる。

めちゃくちゃ面白かったかといえばまあそこまでではなかったですが。
沁みました。


ディアハンターって映画。
アレ思い出しましたわ。


この映画、3時間半もあるながーい映画で、始まってから1時間半くらいずーっとバカ騒ぎしてるシーンが続くのですが、それぐらい長いバカ騒ぎのシーンがあってこそベトナムから帰還してきてからおかしくなってゆく様に説得力があったとゆうのがあの映画のええとこなんですが、あんな感じです。


ドングリーズの延々続くバカ騒ぎ。
見ごたえありました。

ディアハンターのラストの乾杯シーンで涙が止まらなかった人はドングリーズもきっと楽しめます。

と思います。

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 346
サンキュー:

13

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スタンド・バイ・ミー+よりもい=???

詳細は公式サイトでも見てください。

制作・MADHOUSE、監督・脚本・いしづかあつこさんという「宇宙よりも遠い場所」スタッフで送る劇場版アニメですよ。

今回(というか今後?)、脚本に花田十輝さんの名前はないです。ここが、唯一「よりもい」と異なる陣形になりますね。

もちろん、個人的TVアニメ史上最高傑作の「よりもい」スタッフが制作ということで、面白くないわけがない、とハードルを爆上げして観に行きました。

ここからはネタバレを含みますので、観ていない方は開かないように願います。いや、フラグじゃなくてね。
{netabare}
ぶっちゃけ、ストーリーは「スタンド・バイ・ミー」オマージュです。そして、いしづか監督は「よりもい」も意識して作ったんだろうなと感じさせる描写が随所にありました。ドン・グリーズの会話とか、追いかけっこのようなシーンとか。

作画は圧巻でしたね。まあ、新海監督「君の名は。」以降、劇場版アニメは背景美術や作画を圧倒的にしないと観られないということが基本線となっているのでしょう。なので、作画がいいのは大前提となっていますね。

では、ストーリーはどうかというと、「スタンド・バイ・ミー」と「よりもい」を足したような作品にも関わらず、どちらにも遠く及ばないといった内容になってしまいました。

ざっと箇条書きで、この作品の良否のポイントを挙げてみますね。

・見え見えの伏線を張りすぎ。なんていうか、フィギュアスケートの日本選手みたいに「今から飛ぶよ飛ぶよ」という感じでトリプルアクセルを飛ぶみたいな。「これは後で伏線回収するよするよ」って感じがクサい。
・映画の尺の使い方が、これが正しいのかどうか。本来なら描くべき「なぜドロップはロウマと友だちになったのか」とか「ドロップが死んでしまったことを、どうやってトトは知ったのか」とか「そもそもチボリはなぜ留学したのか」とか、そういうの一切なし。そのくせ、山の中での野営のシーンにやけに尺を使うとか。
・で、そういった描写のないシーンが、実はけっこう重要だったりする。それがあることで、クライマックスの電話ボックスでのシーンが生きてきたはずだったのに、ないもんだから泣けもしない。
・ラストをドローンで空撮しているような描写で乱暴に片付けた。あのさ、チボリがアイルランドからニューヨークに移ったことを「地図の端から端だぜ。ダイナミックだ」からの、「あれ、実はすぐ近くじゃん」なんて、誰だって最初の時点で気づくでしょうに…

とまあ、なんというか極論を言えば映画の尺で描くようなストーリーではなかったのが微妙な評価の要因だったと思います。

これが1クール13話ぐらいの作品であれば、ロウマとチボリの淡い初恋的なことも描けたでしょうし、ドロップがロウマと知り合えた描写もできたでしょう。また、これは敢えてなのかもしれないですが、ドロップが死んでしまうといった描写も欲しかった。ロウマのモノローグで「人はあっさりと死んでしまう」などのような説明はいらないし、涙を誘うシーンにできたはず。

監督が見せたいシーンだけを脚本に落とし込んだんでしょうね。黄金の滝のシーンとか、そういうのは凄く繊細に描けていたとは思います。でもね、観ている側としては、もう少しスッキリとしたいわけで。ちょっと、そこに尺を割かなすぎた嫌いがありました。
{/netabare}
とまあ、いろいろと言いましたが、設定とか世界観は非常に好みでしたし、やり方次第では凄く面白くなったとは思います。あ、別に面白くないとは言ってないです。水準以上のクオリティはあると思います。

でも、やっぱり「よりもい」以上を期待して観に行くと、少し物足りなかったなというのが素直な印象ですね。

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 211
サンキュー:

12

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「宇宙よりも遠い場所」いしづかあつこ監督が送る

「さくら荘のペットな彼女、ノーゲーム・ノーライフ、宇宙よりも遠い場所」を手掛けたいしづかあつこ監督の劇場作品。

東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。 周囲と上手く馴染むことができないロウマは、 同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。 その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。 「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」 高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。 ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、 無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。 ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”生き方を一変させる大冒険へと発展していく。(公式サイトから引用)

制作会社は「宇宙よりも遠い場所」同様のマッドハウス。アニメーションに関しては終始完璧でした。

また、劇伴も全体的に良く、Alexandrosの主題歌もハマっていたと思います。

しかし、物語面としては全体的に微妙。主要キャラの関係性、立ち位置の描き方が不十分であるため感情移入ができない。ドロップとの邂逅も描かれていない。また、中終盤にかけた急展開にもついていけず置いてけぼりにされてしまった。花澤香菜さん演じるチボリの必要性も皆無である。ただただ「良い台詞」を言うためだけに存在した終始謎の存在。多分4カットくらいしか出番なかった。主要キャラの心を動かした部分をもっと大きく見せてほしかった。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 180
サンキュー:

8

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グッバイ、ドン・グリーズ!のストーリー・あらすじ

東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。
周囲と上手く馴染むことができないロウマは、
同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。
その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。

「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」

高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。
ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、
無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。
ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”生き方を一変させる大冒険へと発展していく。(アニメ映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2022年2月18日

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