Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
優しい嘘から始まる家族の楽しい幸せ――
この作品の原作は未読ですが、何やら巷を賑わせた作品になりましたね。
「鬼滅の刃以上の記録を達成!?」とか、人気の理由などがネットに掲載されていました。
事実、私もしっかり堪能させて頂きましたけれど…
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。
東国オスタニアと西国ウェスタリスは、十数年間にわたる冷戦状態にあった。
西国の情報局対東課WISE所属である凄腕スパイの黄昏(たそがれ)は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。
その名も、オペレーション梟(ストリクス)。
内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。
黄昏(たそがれ)は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。
だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!
3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
ハプニング連続の仮初めの家族に、
世界の平和は託された――。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
確かに偽装家族という設定はありきたりですが、スパイの世界観にはどう考えてもミスマッチだと思います。
でも、この作品はこのミスマッチこそが面白さの源だと思うんです。
それに輪をかけているのがキャラに命を吹き込む声優さんです。
種﨑さんとはやみんが出演すると知り視聴を決めましたが、この2人が演じたら絶対面白くなると思っていました。
しかも、アーニャを演じるのが種﨑さんと知り、思いは確信に変わりました。
「響け!ユーフォニアム2」の鎧塚みぞれ
「この音とまれ!」の鳳月さとわ
「フルーツバスケット」の魚谷ありさ
「Vivy -Fluorite Eye's Song」のヴィヴィ
「その着せ替え人形は恋をする」の乾紗寿叶
そう、種﨑さんと言えばドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)は外せませんよね。
ほんの一部だけしか抽出しておりませんが、どれも重要な役どころばかり…
もう流石としか言いようがありません。
しかし、改めて公式サイトを見てみるとこの作品の人気の度合いが窺えます。
まずあっちこっちでコラボしていたみたいです。
恥ずかしながら公式サイトを見るまで全く知りませんでした(*ノωノ)
白猫プロジェクト、プロ野球、セブンイレブン、モンスト、マツキヨココカラ&カンパニー、献血、ローソン…
ビックリしたのはプロ野球と献血でしょうか。
プロ野球では、各12球団でポーズや表情の異なる可愛らしいアーニャのデフォルメビジュアルと、フォージャー家の書下ろしビジュアルを使用したグッズを販売するとか…
献血はキャンペーン期間が終了していたので詳細は分からずですが、オリジナルクリアファイルを
30,000名様にプレゼントとバナーには記載されていました。
wikiをチラ見したところ、アニメのみならず原作に方の売り上げも半端無いんだとか…
「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは正にこういう状況を指すのでしょうね。
きっとここから加速度的に面白さを増していくんだと思います。
個人的には偽装家族がいつの間にか本物以上の家族になっていくのを期待したいです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
アニメーション制作は、WIT STUDIOとCloverWorksの共同制作で、音楽プロデュースは(K)NoW_NAMEさん。
(K)NoW_NAMEさんは、「灰と幻想のグリムガル」や「Fairy gone」などを手掛けられているユニットです。
今回は挿入歌を提供されているようです。
オープニングテーマは、Official髭男dismさんによる「ミックスナッツ」
エンディングテーマは、星野源さんによる「喜劇」
個人的にはオープニングに軍配です。
1クール全12話の物語でした。
既に続編の放送が、今年の秋アニメで放送されると発表されています。
続編の視聴がムッチャ楽しみです。