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「サマータイムレンダ(TVアニメ動画)」

総合得点
84.1
感想・評価
616
棚に入れた
2089
ランキング
299
★★★★☆ 3.9 (616)
物語
4.0
作画
4.0
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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サマータイムレンダの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

傑作!

タイトルに「夏」があり,しかもタイムリープものということで,ハズレるはずがないと確信を持っていましたが,その期待を十分満足させてくれました.
何度もやり直しながら状況が変化していくタイムリープもののアノ感じはもちろんなのですが,後半の主題歌が何となく私の大好きな妄想科学シリーズを連想させる雰囲気があり,好印象でした.
最後のハッピーエンドにきちんと1話を割いてくれたのも良かった.
あと女性陣の声優さんの名前をあまり聞いたことがなかったのですが,皆さん好印象でした.
いやぁ~素晴らしい.しばらくぶりの傑作でした.

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 147
サンキュー:

3

ネタバレ

はなまるき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハイネが可愛い

タイムリープもの
シュタインズ・ゲートとか僕だけがいない街のようなサスペンス系アニメ
タイムリープものなので少し考察はいるが、ストーリーは十分楽しめる。

戦闘シーンは迫力があり、主人公、ヒロインの青春さも相まって凄い良い作品でした。

終盤のハイネは可愛くて泣けた。
シリーズ通して25話だがそれを感じさせない程、話にのめり込みやすく、最後はハッピーエンドで締めくくられている。

過去にも劣らず久々に楽しませて頂いた。
こういう作品がもっと出て欲しいところではある。

投稿 : 2023/02/05
閲覧 : 174
サンキュー:

4

ネタバレ

グレイシア さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

敵も強くなるのが良い!

戦闘シーンが多いし、リープするたびに敵も策を考じて手を打ってくる。

一歩一歩距離を縮められていくのがゾクゾクして面白い。リープできるから無敵、じゃなくてちゃんとゲームオーバーがあるから飽きずに見れるんです。

四腕さんもなかなかぶっ飛んだ敵キャラで口調が好きすぎましたね。

2クール構成ですが、やはり2クールは成功しやすいよねーとちゃんと思えたので、完成度は高かったと思います。全員集合のハッピーエンドも時には好きです。

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 146
サンキュー:

4

ネタバレ

さとーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見応え十分

25話もあってきちんと完結してくれるのがとても嬉しいです。
オリジナルアニメばりの満足感を得られます。

僕が良かったと思うところ。
1、まずはミステリーとして伏線がたくさん散りばめられていた事。見返す度に色んな情報がみつかって気になって仕方ないんですよ。
2、キャラクターがとても良いです。無料のコミックス1話だけ読みましたけど、アニメ化で魅力が200倍くらい増してますよね。澪も可愛いけど、ひづるさんも可愛い。
3、和歌山弁頑張ってくれて嬉しい。澪だけ圧倒的に上手(で可愛い)でしたが、ときちゃんが下手すぎましたね。
4、後期のオープニング最高でした。最近J-POPアーティストのアニメタイアップが多すぎて辛く悲しいわけですが、志倉氏の夏夢ノイジーはやはり格別でしたね!アニソンはこうでなくちゃです。
5、最終話で何だかとても嬉しい気持ちになりました。原作者先生様、制作に関わった皆様ありがとうございます。

投稿 : 2023/01/22
閲覧 : 116
サンキュー:

3

ネタバレ

Judge さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最高だった

独占配信が解除されたと聞いたので、見始めたが、正直な感想…
これ独占配信はもったいなすぎる。

投稿 : 2023/01/22
閲覧 : 113
サンキュー:

3

ネタバレ

A. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

情報なしで見ました。
巨乳からのパンツ展開見た時は、あーそっち系か…と思っちゃったけど、巨乳もパンツも後々話の展開で出てきたりもして。
基本的にはシュタゲやひぐらし等のタイムリープ系だったけど、戦い方?はアスラクラインを一瞬思い出した。
エンディングのその後が一話分あったので、たっぷり見れた感じは良かったです。

投稿 : 2023/01/22
閲覧 : 95
サンキュー:

2

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ループが基本

田中靖規原作漫画。和歌山県和歌山市の離島を舞台としたSFサスペンスらしい。未読。

シリアスな展開で見てるの辛いなあと思っていたのだが、徐々に引き込まれた。
ミステリー、ループ、バトルが入り乱れた内容。
バトルとか過去までの追跡とかでよく分からない部分もあったけど、そこを流せば普通に面白くてスリリング。
人狼みたいな側面も無きにしも非ず。

最終話は夢オチなんかと思った。
愛が溢れていた。
{netabare}ハイネや弟がちゃんといるんだなあ。全ての過去が改変されたと。{/netabare}


OP
星が泳ぐ マカロニえんぴつ
夏夢ノイジー 亜咲花
ED
回夏 cadode
失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。 りりあ。
志倉千代丸が携わった楽曲があるとは。どこかしらSTEINS;GATEみたいな雰囲気もあるものね。
ED2曲目のタイトル長いな。独特や。透き通った歌声と歌詞が心に突き刺さる。涙出そう。



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷に帰ってきた。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、慎平はある不吉な噂を耳にする。

1. #01 さよなら夏の日
幼馴染・小舟潮の訃報を聞き、和歌山市『日都ヶ島』へ2年ぶりに帰郷した網代慎平。葬儀に参列した慎平は、親友の菱形窓から「潮には他殺の可能性がある」と打ち明けられる。さらには潮の妹・澪までも潮は殺されたと訴える。日都ヶ島には、自分と同じ姿の「影」を見たものは死ぬという伝承があった。生前、澪は潮の「影」を見たという--。

2. #02 影
澪の「影」に頭を撃ち抜かれたはずの慎平だったが、意識が戻ると日都ヶ島へ向かうフェリーの中にいた。その後も「撃たれる前と同じ」出来事が繰り返される。一人思案する慎平は、島の駐在・凸村が澪に包丁で刺し殺される現場を目撃。さらには殺された凸村から、凸村の『影』が生成される様を目の当たりにする。眼前で起こる出来事にショックを受ける慎平の前には、包丁を持つ澪の姿が--。

3. #03 漂着
「影」の澪に刺された慎平はまたも7月22日を繰り返す。「影」の真相を探るため、潮の葬儀翌日に一家失踪した小早川家を訪ねる慎平は、潮の事故のきっかけとなった少女・小早川しおりの「影」と遭遇するのだった。一命をとりとめた慎平だったが、手詰まりになり全てを窓に打ち明けることに。日は変わり7月24日、日都ヶ島夏祭り。束の間の穏やかな時間を過ごす慎平だったが--。

4. #04 未視感(ジャメヴ)
夏祭りの夜、慎平の前に現れた潮の「影」。他の「影」とは異なり、まるで生前の潮本人のように振る舞う彼女に混乱しながらも、もう二度と会えないはずの潮との会話に慎平は喜びを隠せない。「影」を警戒する澪や窓に見つからないように慎平は潮を隠すが、妹たちに会いたいと不満げな潮。その後、窓たちに合流する為ヒルコ様に向かう慎平の前に「影」の澪が再び姿を現す。

5. #05 渦
慎平の危機を救ったのは、フェリーで同乗した女性だった。彼女は慎平が敬愛する作家・南雲竜之介を名乗り、「網代慎平」を助けに来たという。さらに彼女は、「影」についての数多の知識を持ち合わせていた。一方、夏祭りの会場内では「影」による大虐殺が行われていた。慎平は助けに向かうも、次々と殺される友人たち。やがて「影」は島中の人々を飲み込んでいき--。

6. #06 軌道共鳴
四度目の7月22日。慎平とフェリーで出会い、彼に「南雲竜之介」の名を語った女性・南方ひづる。彼女もまた日都ヶ島を故郷としており、携帯電話に残された謎のメッセージを解明するため、14年ぶりに帰郷していた。「影」そして「ハイネ」の存在を知るひづるは、猟師の根津と合流し、島民の多くが「影」と入れ替わっている事を知るのだった。

7. #07 仇敵
慎平がまとめたループの記録を読み、彼の身に起こっていることが事実であると判断したひづる。かつて彼女は慎平の話を信じる根拠となる経験をしていた。「影」に姿を知られるリスクを冒さないよう多くを語らないひづるだが、慎平に力を貸すという。小早川一家の「影」を倒すため、小早川家に向かう慎平、ひづる、根津。三人はしおりの「影」の捕獲に成功するが--。

8. #08 メメント
一周目で現れた澪の「影」を倒すべく、ひづると根津が見守るなか小舟家へと戻った慎平。しかし、まだ「いるはずのない」潮が現れる。潮は、慎平と同様24日の夏祭りからループしてきていた。突然の出来事に驚く慎平は状況を整理しようとするが、突如予定外に澪の「影」の襲撃に遭う。潮の助けで絶命を免れた慎平だが、代わりに潮が腕を切り裂かれてしまう。

9. #09 流れよ我が涙
潮の遺した携帯電話に残された一つの動画ファイルには、潮と潮の「影」が二人一緒に写っていた。出会ってから動画を残すに至るまでの出来事を語り始める二人の潮。自身を“本物”だと疑わない潮の「影」に戸惑う潮だが、やがて協力して「影」の真相を探るようになる。動画をみて全ての記憶と力を取り戻した潮は、慎平たちに自身が死ぬ間際の追体験をさせようと試みる。

10. #10 闇の中へ
潮の死の真相を知った慎平。潮と潮の「影」が残した動画から、「影」に関する手がかりがタカノス山にあると考える。そこには、窓の実家である菱形医院の旧病棟があった。旧病棟へたどり着いた三人は、院内に鎮座するヒルコ像と、さらにその奥に地下壕へと続く隠し扉が現れる。奥へ進もうとする一行だが、隠し扉には鍵がかかっていた。

11. #11 食餌の時間
影に囲まれた慎平、潮、窓。しかし、「影」が狙うのは潮ただ一人だった。その頃澪は、凸村とともにしおりの「影」を目撃、その足取りを追っていた。慎平の居場所としてマンホールの下を指すしおりの「影」。澪たちはしおりの「影」を追う。さらにその姿を、ひづる(竜之介)と根津が目撃していた。なんとか窮地を乗り越えた慎平たちの前に現れたのは、意外な人物だった--。

12. #12 血の夜
これまで、「食餌」と称しヒルコ様に死んだ人を与えてきたと語る窓の妹・朱鷺子。ヒルコ様とは、夏祭りの日、日都ヶ島神社に現れた大きな「影」・シデが「オカアサン」と呼んだ着物の少女・ハイネのことだった。朱鷺子は影を操り、慎平たちの計画を阻もうとする。そんな中、シデが現れて、澪を人質にとる。シデは慎平を生かしながら夏祭りの日を迎えることを目論んでいた。

13. #13 トモダチ
五度目の7月22日。意識が戻ると、ひづるが慎平をタイムトラベラーであると確信したタイミングだった。潮の力でこれまでの体験をひづるに伝えると、慎平を信じてともに行動することを決める。しおりの「影」を確実に仕留めるために一行は小早川家へ向かうが、ひづる(竜之介)が予想外に襲撃されてしまう。全滅した慎平は六度目を迎えたと思ったが、14年前の世界--ひづるの記憶の中にいた。

14. #14 to be/not to be
かつて友人だったひづるとハイネ。しかしある日、ハイネが“空腹”に耐えられず暴走してしまう。過去に起きた一連の出来事により、ひづるの中で竜之介が生きるようになるまでが明かされる。ひづるの記憶の中にいた慎平と潮は、気が付くと小早川家突入前に戻っていた。作戦は中止、その夜日都ヶ島小中学校に窓たちを集めた慎平は、潮の力でそれぞれにこれまでのループを追体験させていった。

15. #15 ライツ カメラ アクション
体育館で仲間達の結束を深めた慎平だが、「影」に狙撃され突然七度目のループに突入する。慎平がループを重ねるごとにその始点が徐々にずれていることに気が付いたハイネは、慎平を完全に排除する方法に作戦を修正していた。その夜、シデを倒すために慎平たちは日都ヶ島小中学校へ再び集う。多数の「影」を引き連れてやってきたシデ。「影」対慎平たちの総力戦が始まる--。

16. #16 オリジナル
シデ率いる「影」たちの総攻撃に耐え、無事生存できた慎平たち。そんな中、澪は自身の「影」を仲間にすることを提案。潮の力により、澪の「影」を引き入れることに成功する。澪の「影」や朱鷺子の話を手掛かりに、菱形医院に向かう一行。しかし、家の中は空っぽ状態で、あらゆるものがなくなっていた。医院内のヒルコ洞へ続く参道へ進むと、窓の両親の姿があった。

17. #17 決断
窓の父であり、菱形医院の院長・菱形青銅からシデの正体を聞いた慎平たち。医院で束の間の休息をとった翌朝、「影」の気配を辿りながら、慎平と潮は島に潜む「影」の駆除を試みる。「影」に襲われながらも、危機にさらされた子どもたちを救った慎平たち。その後慎平が向かったのは、ヒルコ様--日都神社、すべての始まりの場所だった。

18. #18 対面
日都神社を訪ねた慎平は、宮司の雁切を訪ねる。慎平が雁切に見せた70年前の写真には、今と変わらない雁切の姿がいた。彼こそが菱形医院の初代院長・菱形紙垂彦=「シデ」であると問い詰める慎平。やがて亡くなった両親の仇でもあることを知った慎平はシデを倒そうとするが、「影」ではなく人間である紙垂彦の殺害に躊躇ううちに、雁切の姿にある違和感をおぼえる。

19. #19 メイドインブラック
潮を失った慎平たち。絶望的状況のなか、雁切とハイネが新たな動きを見せる。慎平からの連絡により潮の死を知った澪とひづるは慎平が指定する合流地点へとそれぞれ向う。窓とともに“慎平”の元へ向かった澪を待ち構えていたのは雁切だった。一方、ひづるが向かった先には“慎平”が待っていたのだが--。

20. #20 All is (not) lost.
激闘を繰り広げるひづると雁切。朱鷺子が操るギルとロズも加勢し戦いはさらに激しくなっていく。その一方で慎平と澪の「影」は、もう一人の雁切の元へ向かう。澪の「影」が紙垂彦を迷わず刺殺するが、その後「影」の気配をたよりに移動すると、息絶える寸前の朱鷺子の姿が。ひづると根津に救われたと語る朱鷺子は、すぐにひづるたちの元へ行くよう慎平に懇願するが--。

21. #21 網代慎平の一番長い日
ひづるの死に絶望する慎平の前に現れた菱形青銅。青銅との会話の中で、慎平はシデに関する新たな手掛かりを得る。シデは、自らの死体を保管して肉体のスペアとしていた可能性があった。さらに慎平は、日都ヶ島夏祭り当日--7月24日、まだ何も知らない潮が帰って来ることを思い出す。潮復活の兆しが見えるが、ハイネと雁切もまた潮をとらえようとしていた。

22. #22 帰還
潮の「影」が残したネックレスを握り、全ての記憶を受け継いだ「一度目の潮」。慎平の目論見通り潮は完全復活を遂げた。迫りくる雁切に対して正面突破を試みる潮。しかし、それを冷静に押し止める慎平。潮を無きのもにすべく対峙した雁切とハイネに問いかける慎平。「どっから来たと思う。オレが」ハイネ達が慎平の本当の「確信」に気付き驚愕する中、ヒルコを叩く最善手へと慎平はその銃口を向けるのだった!

23. #23 常夜
ヒルコに突き立てた潮の拳はハイネの叫びと共に岩壁を砕いた! しかし、そこにはまだハイネの気配が漂う。共鳴する潮と慎平の右目。確かに倒したはずのシデが不死身の如く再び目の前に現れる。潮の持つ「観測者の目」の新たな覚醒を鋭く感じ取り、それを奪うべく決戦の地へと誘う雁切。切り開かれた闇の先へと慎平と潮は固く手を取り合い突き進むのだった--。

24. #24 Summertime re-rendering
刺し違える覚悟で雁切を攻撃する潮だが、その本体は現世にあり、完全に鎧を消し去らなければ勝利できないことを知る。そのためには、潮のハッキング能力をシデにぶつけるしか方法がなかった。シデとの激闘! 互いを庇いあい闘う慎平、竜之介そして潮。ハッキング準備が完了するまでの時間は2分間。永遠とも感じる高密度の時間軸を生き抜けるのか…。最後の戦いの幕が上がる--。

25. #25 「ただいま」
シデを倒し、すべてを終わらせた慎平。そして、「影」である潮は消えてしまうのだった--。新たなる7月22日、目を覚ました慎平、そこはフェリーの中だった。和歌山市・『日都ヶ島』へ二年ぶりの帰郷。海へ行ったまま帰らない猫の鳴き声と潮騒の記憶。故郷の波止場に立ち思いをめぐらせる慎平。慎平は少しの違和感を覚えつつも平和な時間が過ぎる。夏祭りの準備で活気づく島内、慎平と潮はついに再会を果たすのだった--。あまりに短い夏だけで、彼らは何を残していけるのかな……。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 138
サンキュー:

7

ネタバレ

Lilac さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

幾度ものタイムリープの果ての感動の再会

島の伝承にある風土病や影の存在がミステリアスな雰囲気を醸し出して仕上がっていてとても面白かった。また、主人公や敵の能力、物語の設定も細かいところまで考えられていて作品に没入しながら見ることができ、作画もとても繊細で綺麗で見やすかった。終わり方もハッピーエンドでスッキリとした気持ちで見終われた。

投稿 : 2023/01/02
閲覧 : 133
サンキュー:

9

ネタバレ

きたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

予想外に面白かった

ノーマークだったので年末年始に一気見しました。
キャラデザが好みかつ一貫して作画が良かったです。とくにアクションシーンが素晴らしいです。とにかく見応えがあり引き込まれました。
ループものですが、ループに関してはあまり難しく考えなくても分かるので全体とストーリー進行と比較してもいいバランスだと思いました。
ループに関してあまり念入りに考えてしまうと穴がありそうな気もするのでそこはフワッととらえた方がいいと思います。

最近のアニメ特有の「喋りすぎ」感が強いアニメだなと感じました。いくら原作に忠実であってもパートに寄ってはノイズのように耳障りです。また個人的な好みですが最終話不要だなと思ってしまいました。24話が最後でも良かったと感じてしまうほどに。
なので物語の評価があまり乗せられませんでした。

ただ本当に満足感のあるアニメだと思いますし、人にも進めたいアニメです。キャラ付けも凄く好きです。
歯列をリアルに描くアニメは面白いという個人的観測法を持っているのですが、気持ち悪さの描き方もとても気持ち悪くてよかったです。

投稿 : 2023/01/02
閲覧 : 96
サンキュー:

3

ネタバレ

カミリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作品自体がデジャブ

シュタゲとか東リベとかリゼロとかユーニードイズキルとか似たような作品はいろいろあるので、これらの作品を知っている人にとっては物足りないかもしれません。少なくともシュタゲよりも先に世に出ていれば神アニメと言われていたかもしれない作品でした。世に出る時期が遅すぎたというか、似たような作品が複数存在しているので、どうしても○○みたいなアニメどまりになってしまったと感じる作品です。

個人的にはループはおまけ要素で、どちらかというと何をもってその人がその人であるかを証明するのかという一種のシュレディンガーの猫的な問いかけがメインなのかなと。

投稿 : 2022/12/28
閲覧 : 132
サンキュー:

4

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

繰り返す中で掴んだ未来は

ジャンプラの月曜黄金期の3作品の中で、一番最初に脱落してしまった作品と記憶している
確か、番外編みたいな手記だか日記だかの考察が多くて、基本サラ読みが多いジャンプラ作品では少し複雑過ぎて振り落とされてしまった。その時読んでいたのは洞窟辺りだったかな
まぁそれでも、結構面白いサスペンス作品でありながらアクション系も含んだ好みな設定もりもり作品で、改めてアニメ化に際して分かりやすくなっているだろうし、2クール走り抜け完結と発表されているから、最後まで追おうと決意して視聴

内容は『バイオハザード』や『サイレントヒル』なんかのサバイバルアドベンチャーホラーを漫画として作ったみたいな作品で、孤島というクローズド空間内で発生する事象に対して時には戦い、探索をして謎を解いたり、過去に発生した事から現在への影響など結構作り込まれている。特に探索で謎に迫っていく部分は自分がプレイしているかのように感じられて、世界に入り込めた

ループ物だから安易な行動を取りガチみたいなことを言われてたが、その一人での行動に意味がなく、無駄に一回のループを無碍にしたならまだしも、今後の展開のための偵察や淡い希望を抱いての事実確認の為の行動という心情が1から100まで示されていないと不満なのかな。主人公という“人間”は常に慎重で超知的で、常に合理的な判断が出来きて全く苦戦せずに最高の選択を取り続けなければならないという何の人間味も無ければ物語性も生まない主人公を望んでいるらしいです

ちなみにここで述べられていたのは前半の祭当日までの話で、後半の行動については自分も少し疑問も生じたというのは予め述べておく

あと、アニメの演出に所々「?」が生じる所がある
読んでないので憶測ではあるが、原作の漫画の静止画だけだとわかりにくい部分をセリフで説明する手法が取られている部分も、アニメ化する際にアニメで分かりやすくするのではなくそのまんま同じようにセリフで説明させてるから、テンポ的に一旦止まるという事が生じてしまうのが気になる


途中までの潮との出会いから影とはなんぞやと調べていき、その黒幕の正体からループする者同士の二転三転する戦いのテンポがめちゃくちゃ良く、それでいて毎話に伏線や衝撃展開を入れてるから全く飽きない構成になってるのは凄い。複雑になっていくからアニメで毎週ちゃんとやってくれるから理解がし易い

複雑になっていく過程での設定の追加やチート気味の能力、キャラ心情の描写不足には結構なご都合要素を感じた。特にシデと慎平の対面の際に慎平は火傷痕がないという事を気付いているのに倒したと油断して潮がやられる展開は、今までの慎平の慎重さ、特にその後に南雲先生が言った「気になった事は徹底的に気になる」という慎平の性格と合わないのが、それがかなり重要な展開でのご都合要素に思えた
バトル展開ももう少しリアル志向なバトルかと思ったけれど、人外に対抗するために人外の能力を手に入れて、そこに様々な思惑を含ませた頭脳戦の要素もあって盛り沢山なのはよかった。もう少し民俗ホラーサスペンス的なのはあって欲しかったけれど
本当の最終話は24話で、正直25話の展開はおまけ的な感じでいいかなーって思う。こういう世界もあったよね的な。でもタイトルから掴んだ未来を描く事が重要っぽいので、このラストの展開に大きな意図を作者は込めてそうだけどね

「ジャンプ+」連載で、アニポケのOLM制作ながら一つのラインで集中制作しているからクオリティは申し分なかったけれど、ディズニー+独占配信でかなり話題が絞られてしまったのはマジで勿体ない。でも配信解禁しているので是非見てほしい
繰り返していく中で、変化していく状況や少しずつ敵に迫っていき、しっかりと組まれたプロットでしっかりと展開していくストーリーはとても面白く、良いループ物ながらサスペンス要素も含んだ作品だった

さいごに
2クール目のキービジュの慎平がデコに血がついているのも合わさってめっちゃ炭治郎に見えた

投稿 : 2022/12/19
閲覧 : 182
サンキュー:

14

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

予想もつかなかった複雑なタイムリープもの

ジャンプでの連載作品が原作なようですが、そちらは未読です。この作品はいわゆるタイムリープものだと思いますが、それが単純なものではなくて、時間軸を移動するたびに移動先の時間もどんどん流れていくという、時間の概念的に現実的な物理法則に基づいて構成されています。従いまして、この主人公はやり直すために何度もタイムリープを繰り返すのですが、回数が増えるにつれ、移動先が破局点の時間に近くなっていくというデスゲームの仕様になっています。そのあたりが手に汗を握る展開になっているという趣向です。

お話はそういった構造をしているのですが、ひなびた離島の町、私の住む関西近辺の和歌山県の友ヶ島がモデルの舞台となっており、登場人物も和歌山弁をしゃべるあたりが非常に親近感がありました。またごく普通の家庭が主要人物の家庭環境なのもわかりやすかったです。全体的に高橋留美子先生のホラーものっぽくて、また小さな病院が舞台なあたりは仁木悦子先生の推理小説「猫は知っていた」を思い出しました。戦時中から戦後にかけての事物が関係しているのも、「猫」的だったです。しかし作画的にはかなり良かったと思います。キャラのアップの顔や表情が丁寧だったです。特にリアル風の変顔の顔には独特な味がありました。またアクションシーンにはキレがあり、ジャンプ漫画らしかったと思います。

全25話とやや長い作品ですが、途中中だるみもなく、山場も数多くあり、最後まで楽しく拝見できました。ただ血糊に免疫がない方には、視聴はやや困難かと思います。ゲームでよくあるホラーものだということです。それに、子供の遊びの「影踏み鬼」の伝承要素が加わった作品です。

投稿 : 2022/12/18
閲覧 : 164
サンキュー:

11

ネタバレ

botch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

安定して面白いが…

ラスボスのバトルシーンでバックに曲が流れるとか、最後のタイトル回収とかはかなり安っぽいというか古い、ダサい演出だなぁと。終わり良ければ…の逆で少しマイナス。

{netabare}ストーリーなどはオリジナリティはそこまで無いが(ちょっとSIRENに似てる)楽しく観進められた。
ただ、歴史改変のラストにしてはご都合主義が過ぎるハッピーエンドだなという印象。{/netabare}

投稿 : 2022/12/14
閲覧 : 108
サンキュー:

2

ネタバレ

さすらいの批評家 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

全体的に中途半端かつ微妙

良かった点
・キャラデザが良い
・序盤の盛り上げ方
・アクションシーンの作画

キャラデザに関しては普通にいいと思いました。
個性的なキャラが多数登場しているので、好きなキャラも見つかりやすいかと思います。
序盤の盛り上げも面白く、謎が謎を呼び新たな展開を繰り広げていく形で引き込まれました。
アクションシーンも躍動感がしっかりあって見てて面白かったです。

悪かった点
・何のジャンルで売り出しているのかイマイチ分からない
・終わり方が雑

今回最も不満だったこの二点に絞りました。
まずジャンルですが、アクションなのかサスペンスなのかラブストーリーなのか全く分かりません。
正確には、この全ての要素が入っているのですが全部中途半端でどれが売りなのか分かりません。
例えば、デスノートなら頭脳戦、ドラゴンボールならアクション、銀魂ならギャグ、ニセコイならラブストーリー等、何かしら作品の強みや特徴となるものがあるはずですが、この作品からは中途半端さしか感じませんでした。
序盤はサスペンスにタイムリープ要素で始まり、時を巻き戻しながら謎を解いていくのかとワクワクしてましたが中盤から影との戦いでアクション強めに…謎解き要素はどこへやら。
その戦いにおいても何だか中途半端、頭脳戦っぽいことやってる割には頭脳キャラ感出てる人いないし、味方側の戦力差がかなり激しいし…

終盤はラブストーリー要素持って来るも終わり方が雑のなんの。
記憶を無くした主人公及び仲間達が平和に暮らす様子が流れ、最終的に主人公&ヒロインがささいな事で思い出し感動的な感じも無く普通にハグして終了、さすがにはぁ?って思いました。
ラブストーリー要素を終盤に持ってきた割に涙の再開も無し、ロマンチックなキスシーンも無し、挙げ句付き合ったのかどうかすらも分からない。
適当に綺麗な花火上げてそれっぽいセリフ言っときゃ丸く収まると思うなよってのが正直な感想です。

結局、このアニメに何を求めるかで評価が大きく変わると思いました。

投稿 : 2022/12/12
閲覧 : 114
サンキュー:

3

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後はやはりハッピーに。

一言で面白い。一気見がオススメ。
「影」という概念にタイムリープものを合わせたストーリーに引き込まれます。
まず主人公の頭の良さと物語の展開のはやさに引き込まれます。
主人公が有利になったと思ったら急にピンチになる。そんな急展開に胸を熱くされました。

プラスで恋愛の甘酸っぱさもある。潮も可愛いんだけれども、澪が可愛いんだわぁ〜。恋する乙女、シンペイにまっすぐなのがいいですよね♪


{netabare}

主人公のシンペイは一言でかっこいい。頭がいいのも魅力だが、諦めない心がみんなに希望を与える。

ヒロインの潮。明るい性格とシンペイと同じく諦めない心、それが後にみんなを救う。

澪。かわいい。恋愛好きには、シンペイに恋する澪ちゃんはたまらないです。

ひづる&りゅうのすけ。

窓。かっこいい親友。澪助かるとこは必見。

トキコ。正直、裏切られた時は一番絶望感が半端なかった。味方になって心強さはパナい。
あとは影澪との戦闘の時の指立ててる時の可愛さも異常。

その他はまた記述したい。

{/netabare}

投稿 : 2022/12/06
閲覧 : 109
サンキュー:

8

ネタバレ

llil さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うん

若干、設定が崩れていたけど。
面白いから。
うん。

投稿 : 2022/12/04
閲覧 : 103
サンキュー:

2

ネタバレ

あや さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少し難しい

現実であったことを最後夢オチにするのは、ちょっとご都合主義だけど…、ハッピーエンドで良かった

潮がカワイイ

投稿 : 2022/12/04
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

nobody さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

序盤から引き込まれる

 序盤の緊張感が好きで続きが気になり、25話ですがマンネリ感が比較的少なく視聴できました。ジャンルとしてはタイムリープを主軸にしていて好みのの作風ではありましたが、段々とバトル要素が濃くなっていき、グロが結構な頻度であるので、頭脳戦だったり、グロが大丈夫な方は楽しめるのかなと思います。
 
 個人的なマイナス点を挙げるのであれば、主人公の声が他の作品のキャラと重なってしまったこと、「俯瞰」という言葉が多用されたこと、方言慣れができなかったことです。まあこれは良さと考えられますし些細なことです。

 話の終わり方はしっかりとまとまっていて満足でした。キャラは南雲先生がスタイルがよく頭もさえているで好みでした。

投稿 : 2022/12/04
閲覧 : 124
サンキュー:

7

ネタバレ

のびのびこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一気見したくなるアニメ

久しぶりに一気見の衝動を抑えられない作品に出会えて幸せ。
一話見て、先の展開が気になってしまった。
画もキャラも綺麗。
ループのくだりでややついていけない時もあるけど、テンポの良さがよい。
どうやって敵に勝つのか予想つかなかったけれど、最後気持ちよく倒せた。
後日談に一話使い丁寧な終わり方でスッキリ。

投稿 : 2022/12/03
閲覧 : 106
サンキュー:

4

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 タイムリープといったSF的要素と土着系伝奇ホラー要素を合わせ持った作品ということで、
「ひぐらしのなく頃に」のような系統の作品だと思っていたが、終わってみるとそれほど
おどろおどろしい感じはなく、ホラー要素よりSFサスペンスの要素が強かった。
 このサスペンスという部分においては日都ヶ島という隔離された舞台というのも、
サスペンスものとして色々と効果的な役割を果たしていたように思える。

 タイムリープものの多くは主人公にとって望まない未来を回避するのが目的のうえ、
タイムリープ事情を知るのは主人公及びその周辺の一部。
 そのため明確な敵が存在する作品もあるが、むしろその望まない未来を運んでくる「運命」と
いった無形の存在がラスボス的な印象になっている作品が多い。
 その点、本作はハイネやシデを中心とする影という明確な敵がありつつ、影側もタイムリープ
事情を分かっているため、主人公である網代 慎平を中心とするグループと影の2陣営の抗争と
いう図式が主になっており、この戦いがシーソーゲームのような頭脳戦の応酬になっていて、
なかなか見応えがある。
 この頭脳戦だがタイムリープ自体の周回が相当あり、この作品を味わいつくすなら、
「周回ごとのキャラの行動を記録していくぐらいしないといけないだろうな」という感じ。
自分はそこまではしなかったけど。
 ラストの周回は誰も死んでおらず、更に慎平と小舟 潮の純然たるラブロマンスものに
なっていて、これまで頑張った慎平と潮に対するご褒美といった感じのなかなか良い締め。
まあ作中で頑張っていた潮は影の方だけどw。

 キャラに関しては潮と澪の姉妹が印象深い。姉と妹それぞれに異なった魅力があり、加えて
慎平を挟んだちょっとした三角関係にもなっていることで、3人の関係性の描写も面白い。
 更に澪は同時に影の澪も登場することもあって、本物と影の差異も興味深いところ。
 差異と言えば、一人の体に姉と弟の人格が同居する南方 ひづると竜之介もキャラ自体の
魅力もさることながら、慎平サイドの戦力としても頼もしい存在だった。
 影側のハイネとシデもなかなか印象に残るキャラで、共に中の人である久野 美咲と
小西 克幸の演技がより悪役として魅力的な存在になっている。

 日都ヶ島が和歌山県という設定で、ほとんどのキャラが和歌山弁を使う。
 和歌山弁に詳しくないので、和歌山弁として正しいのかは分からないが、少なくとも雰囲気は
良かった。

2022/11/27

投稿 : 2022/11/27
閲覧 : 253
サンキュー:

3

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:----

よく練られたタイムリープ物作品

リゼロの最大の難点

どうせ何回でもループしてそのうち解決するんだろ?
というタイムループ物でおなじみ無限にループを繰り返してごり押ししてくる設定をしなかった作品



制限のあるタイムリープやタイムリープを利用した敵の立ち回りが非常によく練られていて一気に見てしまうほど引き込まれた(多少ガバなところもあったが


ヒロインである潮の明るいキャラが良く、暗い話なのだがいい感じのスパイスとなって最後まで完走できた


久々に面白く当たりの作品


グリーンソフトが食べたくなる作品
抹茶アイスが好きなら和歌山に行ったら是非食べよう

投稿 : 2022/11/23
閲覧 : 470
サンキュー:

4

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

足しすぎた

お話しの筋はとても面白いです。
入りからすごい引き込まれました、初めてリゼロ見たときの感覚に似てます。見れば言ってることわかるとおもいます笑

しかし徐々に雲行きが怪しくなり要らぬ要素で萎えて感情移入していたところに脱水をかけられた気分になってしまいます
その原因がバトル。スク水で命かけて戦ってシリアスな雰囲気だそうとすんな?笑
いやこれがそう言う話の筋のアニメで世界観が統一されているならなにも文句はないのですがこの作品でそれやります?って感じで
諸々突っ込みたい所が満載、統一感というか作品を通しての雰囲気から逸脱してるのがバトルシーン
飛躍しすぎてしまってわけがわからなくなる。そうじゃない感

もっと現実的な内容に纏められたら全く評価も変わっていました。
そこはリゼロよりじゃなくてシュタゲ寄りにしてほしかった笑
どうにか違う形に出来なかったものか、、、

有明小説家の巨乳メガネ姉さんがシャーマンキングでハンマーやら散弾やら薙刀ぶん回して激強!!!作品知らない人がこれだけ見たら開いた口が塞がらないでしょう

リゼロ、ひぐらし、シュタゲを綺麗に混ぜきれずにバトルというスパイスを入れて見たら効きすぎて崩壊してしまった感じ
混ぜるな危険

もっと引き算してほしかった、、作画もキャストも豪華なだけに脚本もっとなんとかなっただろーと思ってしまうそんな作品

ただ舞台とかテーマはとても良かったと思います
和歌山行きたくなりました

投稿 : 2022/11/23
閲覧 : 263
サンキュー:

2

ネタバレ

Puny さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サスペンス・ホラーの皮をかぶったチートヒロイン物?

溺れる女の子を助けようとして死亡した
ヒロインの葬式に参列するために、
島に帰省した主人公の話。

死ぬたびに、記憶を保持して過去に戻る
タイムリープものだが「ひぐらしの鳴く頃に」に激似。
ヒグラシが鳴くシーンが何度も挿入されているので
意識している模様。

違いは、
タイムリープが明確に描かれていることと
対象が、村人全体に広がったことと、
ドッペンゲンガーに変わったことくらい。

主人公だけしか、記憶を保持してタイムリープできず
なぜ、できるか分からないのは、毎度のこと。

良いと思った点

{netabare}
・徐々に、始点が遅れ、変えられない過去が増えるという設定
・タイムリープがテンポよく、予想を裏切るタイミングで起きる
・愛があれば、どんな設定も乗り越えられる!というメッセージ
・ヒロインが魅力的
・絵が奇麗
・ハッピーエンド
{/netabare}

良いと思わなかった点

{netabare}
・ムダに、エロい。 ムダに、照れる。

 読者サービスのためか、ムダにエロいシーンが多く、
 好意のある、家族同然のヒロインが殺されているのに、
 主人公や、脇役の赤面シーンが多く、緊張感に欠け、白ける。
 かなりグロいのも、好みが分かれる所。

・結局は、始点を潰して、すべてを無かったことにするだけ。

 ドッペンゲンガーの起源にまつわる言い伝えを聞いた時点で、
 鯨を消して、すべてが無かった事にして、ハッピーエンドが見える。
 その為に、何か苦労する訳でもなく、ラスボスを倒せば、
 受動的に、過去に飛び、過去には触れられないだの、
 今まで「できない」とされてきた常識を無視してしまう。

・繰り返される、ご都合主義的な展開

 ラストだけではなく、それまでは、できないとされていたことが、
 急に、可能になることが多く、ご都合主義的だと感じる。
 敵や味方の能力に関しても、後出しジャンケンのような感じで、
 しかも、原因不明で、能力が強大化して、前提が崩れるため、
 ピンチになっても、どうせ、反転するのだろうな。と思っていると
 その通りの展開が繰り返されて、見ていてイライラする。

・ラスボスが、強くなる理由が分からない

 ラスボスをただの人間にしたかったのだろうが、
 純粋な影より、鎧化した影の方が強靭で、かつ、
 ただの人間が、影を上回る身体能力を発揮できる理由が分からない。
 これも、作者のご都合としか、感じられない。

・頭脳戦になっていない

 主人公に、知的さを感じられない。
 頭脳戦にしたかったようだが、結局は、ヒロインのチート頼み。
 誰かに、殺してもらわないと、死ねない、死に戻りヒーロー。
 
・両親は?

 鯨を消滅させ、影の起源を潰したあとの世界は、
 恐らくは、主人公の理想?
 ヒロインは殺されず、葬式ではなく、夏祭りのために帰省する
 ことに変化しており、主要キャラも、全員、生存の大団円。

 だが、主人公の両親は、影に殺されているはずなのに、
 復活している風はなく、ヒロイン一家の元へ、戻る主人公。
 両親が生きていては、ヒロイン一家との親密な関係がなくなるから?
 一番、ホラーに感じた。
{/netabare}

生きるか死ぬの、一大事でも、
巨胸や、パンツの柄、告白を、ドキドキ満載ととらえ、
物語に感情移入できるなら、面白いと思える、良作。

ヒロインのチート能力が、理由もなく、どんどん増大し、
強大な敵も、ちょちょいと寝返らせ、
昨日の敵も、今日は味方を繰り返す展開に、
ハラハラ・ドキドキできるなら、楽しめる。

サスペンス・ホラーの皮をかぶった、なろう系、チートヒロイン物

投稿 : 2022/11/22
閲覧 : 128
サンキュー:

4

ネタバレ

chikuwa さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

登場人物のほとんどが賢い、見ててイライラしない良質なループ系作品

【感想(最終回までのネタバレあり)】
原作は未読
{netabare}
・ループものは手垢がついているため、ちょっと面白い程度では「これは面白い!続きが気になって仕方ない!」とはならないのだが、本作はそうなる回が多かった
・その一番の理由はテンポの良さと敵味方戦力のバランスの良さ
・ループものは往々にして登場人物(特に主人公)がバカで、現状把握や問題解決の遅さや遠回りにイライラさせられるが、本作は主人公を筆頭にほとんどのキャラが賢いため非常にテンポよく進む
・また、{netabare}敵にも記憶引継ぎ能力を付与することで、タイムリープという超強力なスキルをもつ{/netabare}主人公との戦力バランスを取り、駆け引きを面白くさせている
・どの回も見どころがあり面白かったが、それまでテンポよく進んでいたのと15話が良すぎたこともあって16話以降がやや冗長に感じた
・最後は無難にキレイにまとめてて○

・数年後、記憶が薄れた頃にまた見たいと思う良作だった
{/netabare}

【各話評価】
{netabare}
基本は○、良いと○→☆→☆☆と星が増える、悪いと○→△→×となる

1話 さよなら夏の日 ○
2話 影 ○
3話 漂着 ☆
4話 未視感 ☆
5話 渦 ○
6話 軌道共鳴 ☆
7話 仇敵 ☆
8話 メメント ☆
9話 流れよ我が涙 ○
10話 闇の中へ ☆
11話 食餌の時間 ○
12話 血の夜 ○
13話 トモダチ ☆
14話 to be/not to be ☆
15話 ライツ カメラ アクション ☆☆
16話 オリジナル ○
17話 決断 ○
18話 対面 ☆
19話 メイドインブラック ○
20話 All is (not) lost.  ○
21話 網代慎平の一番長い日 ○
22話 帰還 ☆
23話 常夜 ○
24話 Summertime re-rendering ○
25話 「ただいま」 ☆
_______________________________________________________________________________
☆☆☆☆ 超神回:1年に1回あるかないか  ☆☆☆ 神回:1クールに1回あるかないか
☆☆ 優秀回:何度も見るくらい面白い    ☆ 良回:非常に面白い
○ 並回:普通に面白い  △ イマイチ:一部面白いところもある  ×:つまらない/視聴断念
{/netabare}

【全体評価】
{netabare}
基本は各話評価の平均点、突出して良かった回悪かった回や最終回の良し悪しで多少変動

上の下:非常に面白い  各話評価平均点 0.52(13/25)
_______________________________________________________________________________
☆:1つにつき1点 ○:0点 △:-1点 ×:-2点 視聴断念:-100点
上の上(あにこれ評価 5.0)1.3点以上:数年に1つあるかないか
上の中(あにこれ評価 4.8~4.9)1 ~ 1.3点:1クールに1つあるかないか
上の下(あにこれ評価 4.5~4.7)0.5 ~ 1点:非常に面白い
中の上(あにこれ評価 4.0~4.4)-0.2 ~ 0.5点:普通に面白い
中の中(あにこれ評価 3.5~3.9)-0.4 ~ 0点:普通
中の下(あにこれ評価 3.1~3.4)-0.4 ~ -1点:イマイチ
下(あにこれ評価 3.0)-1点以下:つまらないor視聴断念
{/netabare}

投稿 : 2022/11/11
閲覧 : 463
サンキュー:

6

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なかなか 見ごたえあった

なかなか 見ごたえあった
ただ 最後の世界線は 主役の男の子の理想通りになりすぎてるのが 
少し 納得できないけど・・・ 苦労は報われるってことなのかな?

投稿 : 2022/11/09
閲覧 : 181
サンキュー:

2

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲームの電源を切るラスボス

「影」と呼ばれる怪物が暗躍する和歌山の離島を舞台に、
タイムリープ能力を有した主人公少年らが謎に挑む同名コミック(未読)の2クールアニメ化作品。

【物語 4.0点】
いわゆるループ物ですが、厄介なのはタイムリープして状況を繰り返し、俯瞰できるのが主人公の専売特許ではなく、
黒幕のラスボスも同等以上の異能を有し、主人公たちをじっくり観察した上で手を打ってくること。
主人公・網代 慎平の死んで戻る能力には、{netabare}タイムリープする度に、開始時点が遅くなり、
死亡時点と同一になったら限界を迎えるという{/netabare}回数制限がありますが、
敵はそこもネチネチと突いて来ます。強敵というより難敵でした。
{netabare}ゲームの電源を切るみたいに世界を終わらせたいという動機もイカれていますが、
長寿過ぎる故のエラーと受け止めればあり得るかなとは思いました。{/netabare}

チート能力者同士の駆け引きは、先が読めないスリルもあり、もはや何でもアリだなという諦観もあり(苦笑)
ただループ6周目にて敵陣営が、{netabare}計画を実行に移そうとした慎平を狙撃して出鼻をくじいた{/netabare}件は、興奮させられました。


世界は情報により成り立っているという視点が刺激的でした。
“食事”と称してコピーする人間の情報を求め彷徨う「影」たちは、
今や人間の三大欲求に匹敵する情報欲のおぞましさを想起。

情報は同一でもコピーは命に取って代われない。
が、例え、命が抜け落ちていても、意志のこもった情報には奇跡をもたらす力がある。
情報について哲学できた有意義なひと夏でした。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・オー・エル・エム(TEAM KOJIMA)

舞台のモデルとなった和歌山市・友ヶ島にロケハンを敢行。
実写を取り入れた前期ED映像は成果の一端。
取材によりスタッフが実感したというのが、歩いて一周できてしまう程の島の狭さ。
クライマックスになるにつれ、時間との戦いも激化しますが、
離島内だからって移動が強行スケジュール過ぎない?となる部分も、根拠があって映像化しています。
あと、閉鎖空間であるこの島では、立地的にも作画の見せ場的にもスナイパー最強です。


同スタジオの中でも作画を追求してくるチームが、
光と影、生と死の強烈なコントラスト。
容赦ないグロによる凄惨な戦闘シーンと、描き込まれた花火などの夏の風物詩。
繰り返される、ひずるさんの巨乳へのダイブwなど作品世界を好表現。

コピーした人間と入れ替わった「影」はキャラデザが同一ですが、
画像が乱れたようなエフェクトと、表情の不自然さで、違和感を伝える誘導も丁寧。


【キャラ 4.0点】
・主人公・網代 慎平

・小舟 潮……方言喋るフランス系・金髪少女。{netabare}死んで「影」と入れ替わった主人公の幼馴染。「影」でありながら敵陣営の支配を受けずに、コピー能力や戦闘スキルを駆使して戦況打破のキーマンに。
(コピー元と同一の方が維持が容易だからとスクール水着姿を貫くのも高ポイントw){/netabare}

・小舟 澪……方言喋る日焼け少女。{netabare}取って代わろうとする「影」に抹殺されそうになる。
が、病んだ私は段々と“影”澪の方に惹かれて行きましたw虫も殺さぬ顔で包丁刺して回るクセに、乙女心もコピーできていて、“本体”に慎平へのアタックをけしかける件がジワジワ来ますw{/netabare}

血みどろの中でも、メイン3人のひと夏の三角関係(菱形の澪・特攻も忘れてはいけません)という青春ドラマを忘れない。
これがラストの余韻の良さをもたらしています。
{netabare}平行世界を股に掛けたループと歴史改変の果てに、もたらされたのは主人公とヒロインとの間にあったチョットしたわだかまりの解消。
この青春の過大評価も定番ですが好感できます。{/netabare}


亡き弟・竜之介の人格データに身体を貸し与えている姉・南方 ひづる。
他、サブキャラに至るまで、死者のコピー情報への未練が内包され、波乱要素に。


【声優 4.0点】
主人公・慎平役の花江 夏樹さん。「俯瞰しろ」と自分に言い聞かせる状況説明は、視聴者の私にとっても作品理解の命綱。

ヒロイン・潮役の永瀬 アンナさん。清楚な方言娘と思いきや、凶暴な口調の戦闘員というパワーも求められる役に対応。

澪役の白砂 沙帆さんは和歌山県出身で方言への対応もスムーズ。
多くのキャラが「影」にコピーされ、キャストに実質一人二役が求められる中、
彼女もまた慎平に片想いする純情な妹から、慎平に刃を向ける“影”澪の怪演まで奮闘。

「影」たちを束ね、情報を貪食するハイネ役の久野 美咲さん。
ここでもまたノリノリで狂気のロリをこなす好調ぶり。


【音楽 4.0点】
劇伴は音楽制作集団・MONACA所属の3人が担当。
定番のアレンジに、スパイスされた木琴などの打楽器の音色。
優しい打音で、のどかな離島の夏を演出してみたり、
不気味な打音で、影が忍び寄る不穏なムードを醸してみたり。

OP主題歌……前期・マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」/後期・亜咲花「夏夢ノイジー」
ED主題歌……前期・cadode「回夏」/後期・りりあ。「失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。」

やはり絡んで来たのが「夏夢ノイジー」作詞・作曲・志倉 千代丸氏。
アドベンチャーゲームの興隆もライフワークとする氏。こういう企画への嗅覚は鋭いです。
他の三曲が青春サマーソング風味なのに対して、
この曲は“神のアルゴリズム”がどうのと運命の選択を迫る
科学アドベンチャー始まった~って感じでエッジが効いた厳し目のナンバー。
『ゆるキャン△』で癒やしを提供している亜咲花さんのボーカルもここでは切れ味重視です。

来冬には志倉会長のMAGES.から同じく亜咲花さんの主題歌で、ゲーム版『サマータイムレンダ』も出すそうで。
この貪欲さ。ハイネ級ですw


【付記】
Disney+独占配信作だった本作ですが、
ゲーム化の宣伝もかねてか11/15(火)にアマプラでの配信開始。
他サイトにも配信解禁の流れが波及すれば良いのですが。
見逃していた方も、視聴機会があれば、挑んでみて下さい。


【1話感想】TVer・1週間限定見逃し配信で辛うじて視聴できていますw

{netabare}
夏の孤島で超常ミステリー要素?という舞台設定から醸される
既視のアドベンチャーゲーム風シナリオ再提供の予感に私は中々腰が上がりませんでした。
が、スク水・金髪碧眼フランス系美少女&褐色日焼け妹属性+方言
というフェチ要素への渇望が上回り視聴開始w
{netabare}いきなり潮の葬儀からスタートして悲しかったです。{/netabare}

ラッキースケベ体質だが、自分を俯瞰するメンタルコントロールができる主人公少年。
→脚本の破綻をエログロやパニックで誤魔化す懸念は少なそうだ。

草薙による夏の背景美術の美しさだけに頼らない。
水滴の描写に心情を溶かし込む作画表現。
撮影のフィルター切り替えも交えて伏線を示唆する映像編集。
あとは「洋食コフネ」の"飯テロ"兵器・エビフライとかw
→隅々まで考察する視聴にもちゃんと答えを返してくれそうだ。

こうした作風に求めたい私的視聴継続チェックポイントをクリアしてくれたので、
2クール完走に向けて、まずは順調な滑り出しといった所です。


【余談】
地上波放送局少なめ。あとはBSなどのため、私の環境では録画できず。
見放題配信はDisney+独占。
→関西テレビによるTVerの1週間無料見逃し配信の救済措置で
何とか首の皮一枚繋がっている視聴状況。

サブスク最後の黒船Disney+と、
公共電波を格安利用する特権(いわゆる電波利権)にあぐらをかいてきた民放各局による
進まない改革の象徴たるTVer。
NHK受信料払わなくてよいサブスク専用テレビも登場する時代を背景に、
両者を俯瞰する本作のON AIR体制は中々興味深い構図w

高解像度&各種立体音響に対応するサブスクのトレンドに乗り遅れたTVerの貧弱なサーバー&UI。
これじゃ開国&明治維新というよりアヘン戦争&洋務運動だなw
と視聴環境に文句を垂れつつw夏の終わりまで毎週視聴頑張って行こうと思います♪{/netabare}

投稿 : 2022/11/04
閲覧 : 432
サンキュー:

33

ネタバレ

ノエル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった

タイムリープの回数も多く、複雑だったので、前の周回を観返す事も多かったですが、良く練られてるストーリーで、単純に面白かったです。
異能バトルっぽかったり、何でもあり的な感はありますが、キャラも良かったし、とても良い結末でした。

投稿 : 2022/10/23
閲覧 : 156
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ループ回数多すぎ

まず、アニメ化する時点で全25話というのは
事前に知っていたし個人的には幸せなエンドを
迎えられたと思っているから
終わりよければ全て良しなんだが

主人公が終盤で、ループ回数が無限ではないこと
自分が死ぬことでループし
前の世界線では、死ななくてすんだキャラが
死んでしまったこと。
逆に、死なずにすんだキャラが死んでしまう
事が多く見てて痛々しかった。
7周目あたりで、登場人物味方と結託し
キーパーソンとも話せてヒントを手に入れるが
次でループが最後かもしれないから
次死んだらジエンドみたいな空気なのに
ウシオの協力もあり連れて行ってもらえたから
8周目も普通に次もってのが曖昧だった。
最終的に10〜11周して
途中で活躍したキャラもみんな生き延びてて
影が存在しない世界線になったので
よかった。そして、何年前に死んだであろう
キャラも生きててハイネが子供になっていた時は感動した。
気がかりなのは、しんぺい自身記憶を失ってしまい
微かに覚えてはいるものの
影に対する記憶、闘ったこと全て
はっきり覚えてるのは
まさかのヒロイン、ウシオのみ
他みんなも記憶を失ってるがリュウノスケは
ちょっとしんぺいが
戻った最後の世界線でリュウノスケに
ヒヅルのファンだってことを覚えてるから
リュウノスケは記憶を引き継いでる可能性がある。
中学生の時に、亡くなったリュウノスケが
成長しハイネが娘になっているのは嬉しい
そして、サマータイムレンダは
ヒヅルが原作として新しく描いてタイトルという
ことに胸熱。

投稿 : 2022/10/19
閲覧 : 206
サンキュー:

5

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私も俯瞰してみるフリをしてみたところ・・・。

これはミステリというには少々キビシイかも・・・。

たしかにアイデアとしてはユニークなポイントがいくつもあります。
しかし、過去にいくつもの同じニュアンスを含む作品を観てきた者として、それこそ俯瞰してみた場合の話です。

曰く、
ひぐらしシリーズ
うみねこ、
シュタインズシリーズ、
そして、
死に戻りで言うならRe.ゼロ・・・。

特に、Re.ゼロで「死に戻り」というシステムで若干の不快感(痛そうな思い、苦しそうな思い)を感じていた私としては、死に戻りのシステムは少し苦しかったですね。


さらに、もう一言だけ加えさせていただければ「影」という存在との争いにおいて、ファンタジー色というか敵の何でもアリ感というか、敵方の説得力が薄れ、そういう相手なら何でもありでいけるな≒ミステリにおける制限が外れてしまっている感が出てしまっていましたね。

まあ、そもそもミステリを謳っているわけではないので、ここにケチをつけるのはいちゃもんかもしれませんが・・・。
行きつ戻りつ、解決法を試行し続ける系の物語としては水準以上のつくりをしていると思いました。

「ああそういう事か!」とか「こういうトンチを使って前回の窮地をクリアしていくのか」的な部分では、いくつか「ほ~っ、そう来たか!?」と思わせられる部分もありましたので、物語として成立していないとまでは言えませんでしたので、そこまで評価を下げる必要もないとは思いました。


ただ、繰り返しになりますが、この新しい気づきや、物語の進捗の起点が「死(に戻り)」なのですよねぇ。
これは仕方のないことなのですが、見るたびに、少しモヤります。
常識的には、絶対にできない、ありえない事ですからね。
キビシイ言い方をしてしまえば、それだけで説得力を失っても仕方のない話なのです。
それを、物語の中で、いかに忘れさせることが出来るか、説得力を持ったものにできるか、という点では少しだけ力不足だったのかもしれません。

また、物語が進むにつれて人物の様々な関連性、繋がり、そしてループではないものの、ある意味での「繰り返し」の演出、エピソードも登場します。
これは、物語としての面白み、深みを増幅させる意味で大きな要素となってきます。

総合力としては「最後が気になる・・・」という意味においては、力のある作品ともいえると思います。



そして、私は潮が消えてしまうエピソードでは、またあの言葉を思い出してしまうのです。

「撃たれる前に撃て・・・」

そう言えば、根津銀次郎はどことなくアンタレスに似ていますな・・・、余談でしたw




作画については、大変きれいな部類であったと思います。
特にキャラクタの描写はシャープで緻密な点も感じられ、好印象でした。
特にミーハーなオタク目線かもしれませんが、女性キャラは魅力的に見えました(私の目線では、です)


声優さんも特に問題は無かったと思います。
私個人としては主人公の網代慎平は某炭治郎の声に聞こえてしまって、なかなかに苦労してしまいましたが、これは相性の問題でしょうw。


音楽も特に気になるところは無かったかなぁ。
私的には後半になってからのアクティブなOPが好きだったかなぁ。
ところで、この後半のOP、そこはかとなくシュタゲを思わせるつくりになっているのでは?というのは私の気のせいでしょうかね。


さて、キャラクターとしては、前述したように、
女性キャラで観ていて楽しいキャラが何人かいました。
楽しいだけではなく、物語を動かす上では、大変重要なポジションを演じていました。


・小船潮:金髪で、大変アクティブなキャラクタでした。物語の起点としても、主人公の相棒的な意味でも、大変重要なキャラクタです。
なんか、勢いのある性格と主人公とのカラミが観ていて好きなキャラでした。

・小船澪:こちらも潮とは別のカラーを持った(外見じゃないよ)性格で、かわいらしく観ていました。
方言交じりのおしゃべりのイントネーションが楽しかったですね。
なんか自然な感じがしました。
声優さんが上手だったのかな?

・南方ひづる(南雲先生):そして、一番のお気に入りはこのキャラクタでした。
独特の言い回しと、クールで皮肉めいた口調が大変気に入ってしまい
ました。
分析力を伴って、物語を進めていく感じも良かったです。
そして、いくつかの秘密も抱えていましたし、ある意味では、本当の意味での今回の物語の起点となった人物の一人かもしれません。


さてと、しばし余談を挟んだ上でですが、終わりが気になる物語としての総合力はある、と評価したこの作品の「終わり」についてです。

最終的にはこのタイプの物語をハッピーエンドで終わらせるためには「この手の終わらせ方」しかないのですかねぇ、と思いました。
ちょっとイヤな言い方をしてしまいましたが、悪気とか悪意があってのものでは無いです。

まるっと清算して大団円となるこの形が一番無難で、現時点では満足度が高めな終わり方であるというのは間違いないと思います。


曰く、{netabare}今回の今作がそうだとは言いませんが、夢オチ的なパターンとか、繰り返し繰り返しアタックしてたどり着いたただ一つの正解とか、やっと見つけた理想のカケラ系・・・。
{/netabare}


もしかすると、このタイプの物語で、この手以外のエンディングを見つけることが出来るとしたら、また、一皮むけた味わいのある作品が出来上がるかもしれませんね。


そして、現時点では満足度の高い終わり方(ある意味では、似たタイプの作品でも選択されてきたようなエンディング)を選択するという事であれば、そのエンディングでのカタルシスの差は、各キャラクタが挑んできた「過程」と「そのキャラの魅力(思い入れ度、感情移入度)」に比例、または等比級数的に高まるのでしょう。

小難しい分析のフリをしてしまいましたが、要は・・・です。

私的には、そういう意味では、この作品は結構な満足度でした。
主人公キャラはフツウな感じだったのですが、周りを固めるサブキャラに魅力を感じるタイプのキャラが多かったので。

そして、最後に各キャラがフツーにお祭りを過ごすシーンを観て、しみじみと「よかったねぇ~」と思いました。
そして、しっかりとメインキャラ二人がここに至る「過程、苦労、努力」が確かにあったことを確認する・・・。

ここに至って、私の満足度と充実度もしっかりと高めさせていただきました。

総合的に見て、終わりが気になる ⇒ 総合的に見て終わり方に満足した。

となったのですw。



適度なボリュームもありますし、物語、キャラクタの造形、作画もしっかりとしており、キャラクタ自身の魅力も感じられる良作だったと思いました。
ただ、作品中に苦手な方は、苦手な表現(主に痛い系、メンタル系)もありますのでご注意くださいませ。

私としては機会がありましたら、観ていただきたい作品だと思いました。

投稿 : 2022/10/18
閲覧 : 282
サンキュー:

31

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:今観てる

バトルものとしてなら良作だが、ミステリとしては微妙。キャラも魅力に乏しい

良作が多いタイムリープサスペンスジャンルの新作アニメです。
わたしはその手のジャンルを結構観てきたクチですが、今作の場合は他と比べてなんか掴みが弱い感じですね。作画はかなり良いんですけど、話は今のところ妙に淡々としていて乗り切れないというか。どうにも一歩離れた視点から眺めてしまいますね。
何話かかけて謎を少しずつ散りばめていくのと相性の良いひぐらしみたいなホラー要素があるのとは裏腹に、どちらかというと1話時点ですぐに惨劇を見せて畳み掛けるリゼロに近い構成ですが、1話の出来はあちらに軍配が上がりますね。あっちは初回一時間でしたけど。

もう少し様子見します。もしかしたら一気見の方が観やすいタイプかもしれません。

良い点
作画がかなり良い。今期の中でも上位に位置するレベル。
海によって隔絶された島という舞台がホラー要素を引き立たせています。
キャラデザもなかなか良い。

悪い点
設定や展開に突っ込みどころがあり過ぎてサスペンスとして破綻しています。素人目にも分かるレベルであり、しっかりした設定であるという触れ込みは一体……。
主人公側がめちゃくちゃ弱いのに敵が無駄に強過ぎ。例えるならレベル1の勇者パーティが過程を無視してレベル99でカンストしている魔王(しかもそれが複数)に挑むレベル。この作品はバビロン第2期ですか?
全体的にキャラに魅力が無い。メインヒロインの一人のはずが、中盤ろくな出番が無い澪が顕著。窓や朱鷺子も家の事情の解説が唐突で薄いのもあってこの二人も魅力を感じられない。特に慎平が守るべき存在である澪は南雲先生以上に目立つべきだと思いました。
14話は作画崩壊が酷い。

3話
いくらなんでも展開が読みやす過ぎて考察する価値がほとんど無いですね。大体そうやろなあのオンパレード。それに展開編とはいえその展開自体がかなり地味で考察したい気持ちを根こそぎ吹き飛ばしてくる。一応主人公が理詰めで死に至る展開を潰していき、未曾有の危機を乗り越えようと努力しているのは伝わって来ますが……
登場人物の考え方も引っかかる。秘密を共有するもの同士付かず離れずでいた方が良いのでは?
そもそも影がベースとなる人物の記憶をコピーするのを前回の世界線で主人公は見ていますよね。どこまでコピーしているのかは不明瞭ですが、その質によってはあんな暗号とか無意味な気が……。

4話まで観ました。
みなさん絶賛している中ですみませんが、正直に酷いと言っても良いでしょうか。影がオリジナルの人間より身体能力に優れているという設定が出て来ましたが、これがバランスをぶち壊しています。
祭りに来た客を普通に皆殺しにできてる時点で、前の話でありましたが、影が澪の家の前でコソコソやる必要が無いですよね。銃だと音が出るんだって言うなら持ってる包丁と身体能力を使い、堂々と家に侵入してやればいいでしょうに。誰かに逃げられるリスクはあらかじめ増殖させておくこともできるだろう他の影で出入口を封鎖することで潰せますし、澪をコピーしている以上、彼女の家の構造なども把握済みだと断定できます。澪のコピーが祭りの場で慎平を拘束した際に、慎平のコピーとは別に島民を殺す影を用意していると発言している描写があります。慎平をコピーしたことでタイムリープ能力まで看破し、あえて慎平を殺さない手段をとったりすることから、コピーした記憶を活かすことも容易にできる高い知能はあるはずです。
影一体で大人含めた人間がいくら束になろうが皆殺しにできる戦闘能力があり、完全に遺体を消すという形で証拠隠滅までできる。今のところ主人公サイドが平凡なのに敵にこんなチート能力盛りまくってたら話が成り立たないと思うんですが。
誰が敵か味方か分からないみたいな触れ込みがありますが、上記の欠陥のせいでそういった駆け引き要素が破綻していると言わざるを得ません。せめて影の能力を人並みにするべきでした。記憶コピーと増殖能力だけでも普通にまともなストーリーにできたでしょうに。

この調子だと主人公側もタイムリープ以外に敵に直接対抗できる超能力に目覚めそうですが、そんな異能バトルはファンタジー要素のあるリゼロで十分なので、現実世界に則した舞台であるこの作品にはちょっと求めてないんですよね。

元から期待はしていませんでしたが、これは予想の斜め下ですね……

5話
敵が世界を終わらせるレベルで強そうなんですが。
それに慎平の目の前に現れた黒いカイリキーやばない?カイリキーが本来覚えないはずのかげうちがチート威力過ぎて島民皆殺しです。
しかも空からはお母様と呼ばれる羽入みたいなのが高みの見物を決め込んでいます。シュークリームあげるんで帰ってください。

話としてはこれまでの事件の糸を裏で引いていた黒幕の顔見せ、慎平のタイムリープのルール整備といったところでしょうか。アニメとしては慎平の目的がより明確化したので見やすくなったと思います。
でもやっぱ敵の規模おかしいですよね。銃とか影を見破る能力ごときでどうにかなるレベル超えてます。
この破滅的なバランスをどうするのか、気になりますね。

6話
この作品、ひぐらしやシュタゲ、まどマギなどが該当するサスペンスというよりは彼岸島のようなバトル漫画の趣が強い気がします。サスペンス要素は今のところそれっぽいだけで中身はそんなに複雑怪奇でもありませんし、多分最終的には頼れる仲間を集めて影をやっつけてやるぜ!みたいな少年漫画的なノリになりそうです。

12話まで観て
うーん……ポテンシャルはある作品ですが、何か物足りない。窓や朱鷺子の母親が死にかけだったとかもっと前から伏線張れましたよね。今更ポンと出されても困ります。もしかしたら見逃してるだけかもしれないけど、思い返した分では彼女の描写多分無いですし。話運び自体は丁寧な部類なんですが、細かいところが甘いんですよね。あとカイリキーがしょうもない強さなのは相変わらずで出て来ると萎える。12話辺りなんてカイリキーがチート能力でコピーした銃火器を撃ちまくるだけでキャラがころころ死んだり致命傷を負うオチだから絵面的にめちゃくちゃつまらないです。だからバビロンかって言いたくなりますね。アレも一般人をチート能力者が蹂躙していましたし。
叩くばかりだと流石にアレなので良いところを挙げると12話で慎平が死ぬ場面は良かったです。あそこまでの窮地で淡々と死ぬ道筋を立てられるのは他作品のタイムリープ作品には無い病的なまでの冷静さの持ち主と言っても過言ではありません。そこら辺は見ていて熱くなりました。

15話まで観て
まあ予想通り異能バトル路線になりましたね。朱鷺子の影召喚や南雲先生の先読みなど、異能バトルであるあるの力がほんとに馴染んでいないです。東京リベンジャーズ同様、タイムリープ要素はあくまで舞台装置であり、ライブ感重視で観た方が良さそうですね。ただあちらと違って本作は登場人物に魅力とか積み重ねがほとんど無いからそういう楽しみ方をするにもちょっと厳しいかもしれません。
これまで観てダメだと思った要素を箇条書きにしておきます。

・シデに引き続き潮もチート過ぎ
慎平たちが勝利する上で打ち破らなければならない最大の壁として立ちはだかっているシデ(わたしはこれまでは名前が分からないからカイリキーと呼んでいた四つ腕の化け物)がチートで1クール目では全く手の打ちようが無かったのですが、彼に対抗する策として作劇上一番違和感が無い方法であろう、これまでのループで戦い方を学んで新しい能力を開拓してきた潮を軸に、15話ではシデ、ハイネと互角以上の戦いを繰り広げていました。ただ、前から語っているようにシデの能力が慎平たちの小細工程度ではどうにもならないくらい強過ぎるのが潮の能力を肉付ける上で裏目に出ており、シデたちに拮抗するためには設定的に潮にも相応のチート能力を与えざるを得なくなったのは容易に想像がつきます。
潮の能力でこれまで判明しているのは敵対している他の影と同じ能力、慎平がこれまで世界を観測して得た記憶を他人に共有する力、他の影のコントロール権をハイネの支配から奪取する力(12話で潮がハイネに抵抗し、侵食し返したやつの応用だと考えられる)、大まかに分けてこの三つです。
この中で特に問題だと思うのはループ記憶共有ですね。他二つの能力はシデとの戦いを盛り上げる上で良い要素になるのですが、この記憶共有はシデのチートな強さ以上に便利で今やっているギリギリの駆け引きに組み込むにはリスクが全く無くやり過ぎ。この能力は正直なところ、作者がキャラクターの深堀りを怠けるために用意したものに過ぎないと思います。これのせいで慎平が自分の力で仲間との信頼を築く機会が無くなり、1クールやった今でも影が薄い澪、窓、朱鷺子の掘り下げに支障が出るという問題が出て来ています。この能力のせいで南雲先生の時みたいな協力関係を築いていく過程が無くなったので、彼らにいきなり信頼できる仲間みたいになって出て来られても全然感動も感情移入もできませんでした。

・影が火に弱いという設定の扱い方
1クール目では影も形も無かったこの設定は、15話になって唐突に出て来ました。ハイネを含めた他の影と違い、影を攻撃しても効果が全く無いシデにも火による攻撃は効果があり、慎平はガソリンによる引火、延焼と組み合わせてハイネとシデに手痛い傷を負わせ、撤退させることに成功しました。
この設定の問題点はやはり唐突に生えてきたの一点に尽きます。5話の夏祭りの惨劇の際、シデたちの側にはキャンプファイヤーがありましたが、それに怯えたり影をそこから露骨に離したりなどの伏線らしき描写はありませんでした。仮にわたしが何らかの描写を見落としていたとしても、俯瞰に優れることが散々強調されている慎平がこれに気付かないのは不自然です。彼はどんな状況でも冷静にある程度の情報を得ることは分かっていますし、さらには猛毒を躊躇いなく飲むイカれっぷりなので、多少追い詰められたからといって勝敗に直結する重大な情報を見逃す阿呆とは思えませんでした。
また、火が即死するレベルの弱点なら影は火を恐れ、普通ボロを出しまくるでしょう。人の心があるという描写があるので、死に繋がるものは本能的に拒絶するはず。潮の葬式の際の線香から出る火とか料理で取り扱う火とかに怯えると思うのですが。影の戦闘力ならそのせいで目撃者が出てしまう度に口封じしてるとかが好意的な解釈になるでしょうが、こう考えるとなんか間抜けな感じが凄いです。あとわたしの考察を前提にすると、14話の小早川家の一幕でシデが火を使わないで作られた冷や飯を食わされていると考えたりもできますね。不味いに決まっている冷や飯を食わされているとしたら、おかわりを所望していたシデはしおりちゃんたちに何か弱みを握られているのかもしれません。

・ひぐらしのなく頃にからオマージュしたと思われる要素をことごとく使いこなせていない。
夏祭りが惨劇のターニングポイント(こっちは皆殺しが起こる終着点、ひぐらしはどの世界でも同日に必ず富竹ジロウが謎の変死を遂げることで、圭一たちの疑心暗鬼に繋がる土壌が出来上がる)、ループ記憶の共有からの澪の懺悔(ややこじ付けだが罪滅し編における圭一のレナ、魅音への懺悔シーンを想起させる)、周囲から隔絶された閉鎖的な舞台(ひぐらしの舞台である雛見沢は村人の結束が強い反面、余所者や村が敵と定めた人間を敵視、排除しようとする排他的な土壌となっている)、医療機関が黒幕と繋がりがある(ひぐらしだと入江機関がこれに該当)、ヒルコ様の伝説(ひぐらしは舞台となる雛見沢にて、オヤシロ様と呼ばれる存在への異様なまでの土着信仰がある)など、ひぐらしから持ってきたと思われる要素が目白押しです。本作はひぐらしとは根本的にシナリオが違うので、そこにおける類似性はありませんが、作品を作り上げる設定群に着目すると、オマージュがあると思われても仕方ないくらいに様々な部分がひぐらしに似ています。わたしにおける決め手はひぐらしの鳴き声と澪たちに話し掛けてきた胡散臭い刑事でしたね。胡散臭い刑事は後に活躍すること無く死んでハイネの餌になりましたし、ひぐらしの鳴き声も一回きりで以降は出て来ません。
夏祭りがタイムリミットという設定以外、その他の要素も今のところシナリオに活かされた形跡はあまり無く、死んでいる設定が大半を占めています。
多分シナリオが全く違うひぐらしから無理に引っ張ってきたせいで設定があまり馴染まなかったんだと思います。7話の脈絡の無い顔芸連打もそうですが、この作品は良質な作画で誤魔化しているものの、貪欲に色んなところから引っ張ってきたネタを使っては、使いこなせないパターンがかなり多いんですよね。

想像通りだったとはいえ、後は異能バトルみたいなことをズルズルやって終わるんじゃないでしょうか。ホラー要素は無いし、サスペンス要素や日常要素も薄い、バトルシーンは良質なものの、ぱっと見サスペンスやミステリーの色が目立つこの作品に求めるものとは違うし、悪い意味で王道展開の目玉であるライブ感特化のバトルシーンに繋げたがるジャンプ系原作の要素が表れていました。

21話まで
ウシオがやられるところから復活までのギミックは最序盤の伏線回収を合わせて良くできていたと思います。ただ、謎とかはやはり薄味でバトル重視なのはいつも通りです。キャラクターも一部を除き台詞での背景説明がほとんどなのでかなり感情移入し難い。物語にあまり関与していない凸村はともかく、澪、窓、朱鷺子辺りはもう少し良い魅せ方があったと思う。主人公の慎平に関しても彼が影と戦う大きな動機の一つになろう両親の死の話が台詞だけで片付けられるのは味気無さ過ぎる。南雲先生の描写の強さに主人公が負けてるんですよね。それこそ南雲先生の方が主人公に見えてしまうくらい。潮との過去話もちょっと断片的でいまいち乗り切れるものではありませんし。
東京リベンジャーズみたいにタイムリープものとしてはアレでもキャラクターが良いって作品もあるにはあるので、こんなに謎解き要素を薄味にするならキャラクターにもう少し振った方がドラマ性も出てもっと盛り上がったでしょう。

全話観て
14話を除いて作画はかなり良いです。特に戦闘描写。シデ、ハイネとの駆け引きは序盤こそ戦力的に理不尽に差がありすぎて張り合いが無かったけど、中盤後半から終盤は悪くは無かったです。
謎解きとしてはなんでもありな影や異能の設定が足引っ張り過ぎで微妙。影にろくな弱点が無いのもあってウシオが覚醒するまでは実りが無いことを延々とやっているようにしか見えなかったです。
ラスボスの目的も他作品と比べてめちゃくちゃしょうもなかったかな。もう長く生きられないから世界と心中してやるって……人間からかけ離れた化け物をボスにしたことによる弊害だと思う。
自分にとってはまあ普通の作品、くらいの評価ですね。

投稿 : 2022/10/18
閲覧 : 945
サンキュー:

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サマータイムレンダのストーリー・あらすじ

「潮が死んだ―――。」幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される――!」さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして......!?紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!(TVアニメ動画『サマータイムレンダ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年春アニメ

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