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「明日ちゃんのセーラー服(TVアニメ動画)」

総合得点
80.7
感想・評価
468
棚に入れた
1483
ランキング
450
★★★★☆ 3.9 (468)
物語
3.7
作画
4.3
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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明日ちゃんのセーラー服の感想・評価はどうでしたか?

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純粋無垢な少女、穢れた心を浄化しよう

イラストレーターである博氏原作のアニメーション作品になります。監督は「FGO、空の青さを知る人よ」などで演出を担当された黒木美幸監督。制作会社は「青ブタ、冴えカノ」を手掛けたCloverWorksになります。

セーラー服が印象的な主人公明日ちゃんが紡ぐ青春ストーリーになります。女子校が舞台になっているので、出てくる男性は明日ちゃんの父親くらいでしょう。ギクシャクした展開が1つもないので毎話明るく気分良く見られます。とにかく純粋な青春ストーリーという感じです。また、フェチ作品とも言われており、一つ一つの演出に気合を入れているのが感じられます。その演出をCloverWorks手掛けるアニメーションが美しく彩っています。手元に置いておきたくなる映像美です。

キャスト陣のアフレコもとても良いのですが、やはり主人公明日ちゃんを演じられた村上まなつさんが本当に素晴らしかったです。役にばちばちにハマっており、新人さんの中ではトップレベルです。

厄介オタクの捻くれた心を皆さんで浄化しましょう。

投稿 : 2022/06/05
閲覧 : 232
サンキュー:

14

ネタバレ

ゆうゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日常系、予想以上に面白い

 原作は見ていません、今期は駄作連続で期待せずに視聴。
ストーリーにツッコミどころ(何故、自分達の住んでる中学の制服が変わったことを知らない・・・)あるが、話としてはかなり面白いですね。
 日常系が好きならおススメします、内容はネタバレするとつまらないから書きません。
 

投稿 : 2022/05/25
閲覧 : 213
サンキュー:

8

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

徒歩圏内の学校の制服間違えるなんてことあるか??

「いくら入学資料を確認してなかったからと言って、自分が入る学校の制服が違ってるのに気づかないなんてあるか?しかも徒歩で通学できる範囲の学校だぞ?小路の代から変わったのなら分かるけど、上級生もブレザーだったからそれはないし、明日一家マヌケすぎない?」
・・・・・・・なんて、心の中で思ってたから序盤は頭に入ってこなかった。


作画はすごいキレイ、特に風景作画が見ごたえあるけど、劇場版や単話のOVAならともかく、日常系のTVアニメで作画のキレイさは必要ないと思う。日常系は食い入るように観るより、時々ラジオ感覚で観る場合があるから、どうしても見逃してしまうシーンがあるし、もう少し起伏のあるアニメの方が、アニメーションをフル尺で観れたと思う。


意外とキャラが多いから名前と顔が一致するまで少し時間が掛かったけど、それなりに面白かった。とはいえ、良くも悪くも物語に起伏が無いし、途中から目を逸らすことが多くなった。
序盤は偏見やいじめがあるかと思ったけど、最初から最後まで天真爛漫な少女が周りと関わっていくだけのただただ平和な作品だった。同時期にやってた『その着せ替え人形は恋をする』もそうだけど、最近王道のシリアス展開を抜いた話が多いのは、そういうのが流行りだから?


どうでもいいけど、作中だと主人公達が通う学校は頭のいい学校として描かれてるけど、モデルになった学校はそうでもなさそう(笑)

投稿 : 2022/05/21
閲覧 : 171
サンキュー:

6

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

小路が良い。

作画は申し分なく、止め絵素晴らしい。キャラの表情、表現、魅せ方、どれも良い。
小路がとても良い子。とにかく良い。
話の展開は学校生活物でクラスメイトの一人一人と小路が絡んでいく展開。
クラスメイトも個性豊かできれいな話と合わさり、いいアニメを視聴したと毎回思わせてくれるアニメでした。

マリみてを少し思い出したが、こちらは本当に爽やかだった。

100点中82点

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 172
サンキュー:

8

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ずいぶん

ませた中学生たち。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 178
サンキュー:

4

ののこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

絵が綺麗。明日ちゃんかわいいかわいい話。

投稿 : 2022/05/17
閲覧 : 174
サンキュー:

4

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キラキラのJCを。。いや、その眩しい青春を愛でましょうぞ 

 
ええと・・
あしたちゃんじゃなくて「あけびちゃん」ですか。
観終わって判りましたw

 原作:ジャンプ系の少年マンガ
 制作:CloverWorks
 放送:2022年冬
 視聴:2022年春
 
一言でいえば青春日常学園ストーリー。
(一言じゃないような気もしますが)
のんのんびよりのキャラを少し誇張したよなカンジ?

個人的には「あざとさ」が目につくところも部分的にはあるっちゃーあるけど。ま、少年マンガ界で目立つためには仕方がないかと。

ストーリー的には日常。
演出は少年誌原作とは思えないハートフルなもの。
後半スポ根的要素もあり。ベタだけど悪くはない。

キャラは個人的には蛍。出番が少ないのが残念。
その分、妹の花緒がcv含めてよき。 

ちょっと観てみるつもりが、
ウマ娘をPlayしながら気楽に楽しめたので一気に完走してしまいました。

キラキラ輝く美しい青春のひと時を愛でる。。
そこに特化したような作品だったかと。
 

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 368
サンキュー:

38

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

萌え少量リアルきらら枠かな?

原作:漫画 未読

感想

皆がブレザーを着た中、独りだけセーラー服で女子中学生デビューを果たした主人公の明日小路。
最初は、独りだけセーラー服でいじめられないかな?と心配しましたが、出て来るキャラみんな良い子ばかりで杞憂に終わり安心しました。

2話3話と観ていくと、小路が明るく元気で裏表のない子なので清々しいです。
周りの子も少しづつ影響されて友達の輪が広がり、みんな仲良くて和気あいあいの展開。
見てるこっちはマジで娘の成長を見てるようでした。^^

きらら枠のように男子は出てこないけど、キャラデザのせいか?萌えはあまり感じられず、学校の行事をこなしていく日常系の青春ものって感じ。

性格の悪い嫌なキャラも出てこないし、娘の成長を見る感覚で毎回ほっこりさせてもらえました。
何気に癒されて良かったです。

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 236
サンキュー:

38

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ノスタルジーでおっさんホイホイ

自分が中高生くらいの頃になんとなく身に覚えがあるようなことを、なぜか女子中学生がやるアニメ(笑)。逆に作中人物の当該年代にはこの作品はそんなに響かないような気もします。

何というか各キャラが、ビジュアルがどうこうというところを超えてその行動の随所に懐かしみや共感を感じてそこが可愛い。

もちろん各キャラの仕草などにフェチ的な要素がかなりあって、ここも本作のストロングポイントなのは言うまでもありません。

「明日ちゃん観察日記」的な見方もアリかもしれないです。

巷のレビューは2番目、3番目の観点で書かれたものが多いと思うので、私はあえて1番目の観点を中心に書きたいと思います。視聴する楽しみを損なうような確信的なネタバレは避けているつもりですが、そのレベルでも気になる方はここでさようなら。



全話からじゃないですが、自分が特にピックアップしておきたいのは以下の各エピソードです。

第6話: 経済的に余裕を持って育つと、いざ事を始めるときにはクオリティ高めの道具を揃えて形から入りがち。名門校的な扱いを受けるような私立の学校ではわりとありがちな風景な気がします。

第7話: 本当は大したことなかったりそもそもまったく出来もしないのに「出来る」と大見得を切ってしまうのは中高生年代では特にありがち。ただ、それを少しでも本当にしようメンタルを持っているかは人それぞれ…。

第9話: 何かに熱中していると、自分が降りるはずの駅やバス停を乗り過ごしてしまいそうになります。
それと、雨上がりで水たまりがあるときに子供は飛び込まずにはいられないのです(笑)。

第10話: 自分がわりと得意だったことをもっと軽快にやってのける人物がいると、「以前は自分もあれくらいできた」とかブランクを言い訳にしがち。でも、実際そんなことはなくて本当にどうやっても追いつかなそうなハイスペックな人っていうのがいることに大人になると気がつきます。

良い青春アニメでした。

投稿 : 2022/05/13
閲覧 : 384
サンキュー:

43

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

百合??

結局 男 二人しか出てこなかった
そして 最終回のダンス・・ 主役より友達のほうがすごい
ピアノにバイオリン・・ 
まさに コラコラ友人A 主役を喰おうとするんじゃないわよ! と 思ったに違いない・・

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 187
サンキュー:

3

ゆーな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おとなまでのセツナ

男性向けのアニメで女の子だとニガテな子も多いとおもうケド、わたしはほのぼのしてて好き☆

でも眼の描き方とテンション高い時のあけびちゃんだけちょっとニガテ↓↓
10話のチアリーディングして部活の応援していく回だけあけびちゃんのハイテンションがずっときつかった(´Д`|||)

みんな仲良くわいわいしてるだけで面白い話はなかったけどあけびちゃんとクラスメイトの可愛さを見てるだけで楽しめるアニメでしたd(゜ー゜*)
クラスメイトみんな優しくていい子ばっかりで毎日楽しそうな中学生しててうらやましかった。

通学路の景色もあけびちゃんの家も学校もとても綺麗で背景見てるだけでも心が癒されるーヽ(゜ー゜*ヽ)
あけびちゃんの家かわいいー(≧∇≦) あんなステキな家に住みたい!
通ってる学校も広くて綺麗でオシャレなパーフェクトなお嬢様学校☆彡
お嬢様学校の理想の姿なのかな?雰囲気は出せてると思うけど、こんな無菌室みたいな学校どこにもないと思う☆

セーラー服と言えば、大人の階段のイメージでした。
お姉ちゃんが中学生になった時はカッコ良く見えて憧れて、自分が着る時は私も同じ階段を上ってる感じがして、お姉ちゃんが卒業して高校のブレザー着た時にはまた置いて行かれちゃった気がして、いざ中学卒業してセーラー服とお別れした時には、あれだけ憧れていたセーラー服に袖を通すのが恥ずかしくなって、そうしているうちに大人になっていくのかなあって思った。

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 324
サンキュー:

33

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

典型的な作画だけのアニメ。評価が高いのはまあ頷けるが

今期の話題作らしいですけど、個人的にはそこまで刺さりませんでした。
映像美は今期最高峰なんですが、着せ恋や無駄遣いみたいなストーリーラインやキャラクターの個性みたいなのがあまり無くて一言で言えば地味で退屈。
キャラクターも主人公の明日小路を除けばまだまだ記号的なキャラクターの域を出ず、3話でのキャラ見せもそこまで印象に残りませんでした。それに加えてCUEやプリコネ並にキャラが多いので1クールで捌ききれるのかという不安もあります。キャラデザも個人的には微妙な部類です。
前述した作画の凄さや、現状余計なストレスなどが無しで気楽に観られるのは高評価ですかね。フェチズムを刺激するという点においては、美麗で細かな肉体描写やそれに食い入るようなカメラワークは強力な武器になっています。
総括すると作画は良いけどストーリーやキャラクターに注目すると学生の日常を描く類似作品(?)である女子高生の無駄遣いに劣るかな……といった具合です。

5話まで観て
つまらない、って程ではないけどやっぱり作画の凄さに反してキャラと話がかなり弱いです。この作品はあくまで作画を楽しむ特殊な日常系と割り切ってもそこがとにかく難点かなと思います。4話のお菓子作りの話はそこそこ面白かったので良かったとして、5話のロリっ子の話は生徒会役員共の萩村スズとか女子高生の無駄遣いの百井咲久のくだりまんまどころかほぼ劣化。それらのキャラのような魅力があの子には無いので微妙でした。他の話も基本取るに足らない小さな話を取り上げるばかりで大きなイベントに繋がらないので、ストレス要素が無い代わりに全体的な緩急に乏しい。キャラの掘り下げもそのせいで弱く、キャラ萌えもし難いのはこの手のアニメでは致命的な気がします。
そもそも掘り下げられるだけの魅力がこの作品の世界観やキャラクターにあるとは思えず、底がまだ半分も行っていないこの時点で見えてきているのがなんとも……

6話
明日小路と1話に出てきた金髪ツインの少女、木崎江利花の友情回。
このアニメはこういう形式でじっくりキャラを掘り下げるやり方が一番相性が良い気がします。のんのんびよりにも通ずる豊かな自然がいきいきと根付いた田舎の風景と休日の遊びを通じて絆が深まる描写は心が温まります。この回は特に文句無しです。
こんな風に膨大にいるキャラをもう少し絞ってくれたらなあ……7話以降、5話以前の感じに戻るようならまた評価は下げようと思います。

11話まで見て
うーん、蛇森さんの話とか水泳の話は良かったですかね。他は言うてといったところで、印象にも残り難い。9話は話としてあまりに地味過ぎるし、公開されている全話通してキャラも明日小路以外弱いのが致命的。とはいえみんな良い子なので所々で和んだりするのは事実です。作画を始めとして良い点は明確なんだけど、なんかこう、手放しで絶賛するには全然物足りないです。

最終話まで総評して
最後までほぼ印象は変わらず。
作画は最高。キャラデザとキャラ、ストーリーは微妙。正直なところ、最高の作画で魅せられる女子中学生の何気ない日常を覗く以外のものは何も無いアニメです。
個人的には垂れ目がちなデザインの癖の強さからキャラがあんまり可愛く見えなかったのと、肝心な中身の魅力に乏しいのがいただけなかったです。他所で見たキャラの寄せ集めというか、とにかく登場人物の性格が記号的で、ソシャゲ並みのキャラの多さと合わさって一人一人の印象が完全に薄まっていました。個々の掘り下げも差があり、影が薄いキャラも結構出ていました。
あとは前から触れていましたが、ストーリーに山も谷も無い。それらしいのはありますが本当にそれらしいだけで虚無。日常系アニメとしてもろくに話が動かないというのはかなり残念でした。
評価は高いですが、性質上人を選ぶ作品なのは確かです。

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 501
サンキュー:

16

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

細い首に丸アニメ顔で違和感ある

『なんだこのヘタコラは!?!?』
初見の素直な印象がこれでした

顔、首、胴体のバランスが違っているためサイズが合ってない
ゼレンスキー大統領のディープフェイク動画見ました?
https://youtu.be/8h4GWv0v3OY?t=283
首長はヘタなコラージュでありがちです

OPの22秒 これシルエットにしたらヘンだよ
https://www.youtube.com/watch?v=6doKKoHQmTI&t=22s
画面を離すほどETみたいな形に違和感を覚える人もいるはず


明日ちゃんの丸いアニメ頭骨+極デカ目+にょろ首+8頭身体型
結果、デコ眼の首長民族というビジュアルになっちゃった
この造形で頭と首以外はリアル寄りだから違和感が強調されてます
原作に寄せすぎんでもいいって!
「ボールルームへようこそ」より首が長いアニメがあるとは驚きです


首の骨である頚椎はヒトもキリンも7個ですが、
アンガールズ田中さんなど稀に8個ある人が存在します
明日ちゃんもそういう奇形だったかもしれませんが、
モデルの世界にはちょいちょい居るんだそうです
なので「モデルさんみたいだよね」と言われていた明日ちゃんの造形は正しいかった

投稿 : 2022/05/07
閲覧 : 223
サンキュー:

10

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

漫画原作、作画的にもストーリー的にも"美しい"作品。

原作は博先生によるとなりのヤングジャンプ連載の漫画。原作は未読。
絵からして作画の美しさが目を引く作品です。
また、お話も中学に入学した女の子が唯一のセーラー服着用というのを活かしてクラスメイトと中を深めていく様子が描かれます。

まず何より作画がきれいなのと、主人公の明日(あけび)ちゃんの明るい性格により見たくなる作品です。話題になっていたので観てみましたが当たりでしたね。クラスメイトもそれぞれを深く掘り下げる演出があり、魅力的に描かれていました。

日常アニメ、癒される作品を求める人にはお勧めの作品かと思います。

投稿 : 2022/05/06
閲覧 : 200
サンキュー:

27

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

セーラー服は、女子学生のシンボルです

集英社のウェブコミックサイト掲載の漫画作品が原作です。

主人公の、明日小路は、明るく活発な女の子。
物語の舞台となる、蝋梅学園は私立で中高一貫の女子校、全国から学生が集まるエリート校という。
憧れのアイドルが、CMで着ていた蝋梅学園のセーラー服を着るために、難関を突破し入学する事になった。

ちょっと、目にくせのあるキャラデザでしたが、作画は安定していました。
けど、中学1年生というには、大人っぽすぎという感じですねw

ストーリーは、限りなく白く眩しい学園生活で、汚れ要素は微塵もありませんw
エリート女子校恐るべし、でいいのかな?

多分これ、男子が妄想する理想的な女子学生像なんでしょうね。
セーラー服は、女子学生のシンボルですしw
サービスカット的な、体のアップも多々ありますしw

何フェチかというなら、女子学生フェチという感じの作品でした。

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 294
サンキュー:

25

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ようやく気づいた○路のヒミツ。

明日小路は、12歳の女の子。

お家は田舎の瀟洒な一軒家。

家族は、多忙で不在がちな父、洋裁を生業とする母、しっかり者の妹と暮らしてる。

過疎の小学校をひとりきりで卒業し、中学では友だちづくりに興味津々。

母が通った歴史ある名門女子学園に進むことを決めている。

理由はただ一つ。

セーラー服すがたへの憧れ。

ところが、時代はくだってブレザー制服。

ユニホームの違いは目立つこと請け合いなのですが・・・。

思いを定めた旬なる心気に、洒落っ気たっぷりに応える学園も大度量をみせます。

いよいよトモダチオーラも準備は万端。

小路の気分は、夢満開にブレイク寸前です。

桜の校門をくぐる胸中に芽生えるワクワクな期待感。

教室のドアにかける指もふるえるドキドキな高揚感。

隣り合う席と教室とに満たされていく不思議な陶酔感。


入学式の初日。

母校はブレザーでも、小路ちゃんの気持ちと同じでした。



~    ~   ~



・・・と、いわゆるあらゆる意味で、たまぎる "無菌室設定"。

雑菌の侵入は、もとよりシャットアウトなんですね。

生まれたてピヨピヨだから、エロティシズムは皆無。

匂い立つフェティシズムでさえ、寸止めぎりぎり。

ところが妄想カットのチラリズムは、むしろあけすけ。

ぴちぴちに弾ける少女性を寸分なく入れ込みました、みたいな秘計の連続攻撃にタジタジだったのではございませんか?


でも、間違ってはいけません。

この "まな板の上の鯉" のような調理法は、セーラー服の "中身" を受け止めてくれるトモダチに向けてってこと。

誰かへの恋しさへ移り変わる、ちょっと前の "好き"。

ステディな愛おしさを感じる、ほんの少し前の "好き"。

つい名を秘す前に訪れる、未だ無垢なままの "好き"。


そうした "好き" が、無菌なままに届けられてるってことなのです。


~    ~    ~


とは言え、初見は「新種の色モノ?」と感じたのは正直なところ。

キャラ造形がすごく独創的で、「このデザインの方向性は何だろう?」と思いました。

よくよく見ていたら、特に顎のラインがくっきりしているのに目が留まりました。

これは "胸鎮乳突筋(きょうさにゅうとつきん)" のことですね。

首を横に傾けると、耳の後ろから鎖骨の上にかけてつっ張るような感覚で実感できる筋肉です。

ほぐしたり、ストレッチしたりしてシャープなフェイスラインが獲得できるということで、美顔の追求には、つとに有名です。

背中の「僧帽筋」や「菱形筋」を鍛えるのも効果的。

それに気づいてからは、いつもそこばかりに目が行ってしまいました。



いえ、以前から知ってはいたのです。

知ってはいたのですが、元気いっぱいの小路ちゃんを見ていて、いささか気持ちが苦しくなる理由にようやく行き当たりました。

彼女たちのみずみずしさにあてられたというよりも、首周りのくたびれ感に気が滅入ってしまうことにあったらしく・・・。

つまり、わたし自身が "旧種の色モノ" ってこと。



今さら気づいた○○路のヒミツ。

粗相にて、「小路ちゃん」をご重覧くださいませ・・・ね。

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 301
サンキュー:

24

ネタバレ

sawatti さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

尊い

尊いね。兎に角尊い。
原作者のみならずアニメ制作陣も尊さとは何かがわかってるね。
随所に散りばめられた尊さが最初から最後まで尊かったことに感服。

いやぁ尊いわぁ。

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 152
サンキュー:

7

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

きらきらに溢れる少女達の学園生活を最高の映像美で描いた作品!

2022/01/13 1話視聴

水の表現がおそろしく綺麗。
背景が綺麗。とろけ落ちそうな目が綺麗。
澄んだ空気がすごいするし、きらきらしてる。
綺麗なとこに、絶妙なエロスが散りばめられてるので、なんかすごいフェティシズムを感じる。

今期見てる作品の中で1番刺さった。女の子が可愛いくて透明感溢れてるので、癒しを求めて見続けます。今後の物語がどう進むか楽しみな作品です。

2022/05/01 全話視聴完了。原作未読。
~あらすじ~
主人公"明日小路"は、憧れのアイドルが着ていたセーラー服に魅了され、いつか自分も着たいと夢見る少女。母の母校で、念願だったセーラー服を身にまとい、クラスメイトたちと学園生活を送ることとなる。
少女達のきらきらした青春の日々を描いた作品。

最高の作画の中で、とっても魅力的な少女達が生き生きと描かれていて、凄く良い作品でした。

この作品に出てくる少女達は、女子の持つ嫌な部分が無く、とっても素直で"清らか"という言葉がぴったり当てはまるような子たちばかりでした。
そんな中、そんな少女たちを、ちょっといやらしい、ちょっと見てはいけないような、絶妙なエロスを感じる画角で描いていて、背徳感とフェティシズムを感じながら見ていました。

物語としては、主人公あけびちゃんとクラスメイトたちが友達になるまでのお話を描くので、少し盛り上がりには欠けますが、あけびちゃんがとっても素直で明るく、笑顔が魅力的ないい子なので、楽しそうにしている姿を見るだけでも、充分にこちらも楽しめました。各回でメインになるクラスメイトが変わるので、面白さに少し差はありますが、6話と7話は特に良かったです。

声優について、主人公役の村上まなつさんは、今作がアニメ初主演という事ですが、新人とは思えない上手さでした。堂々とした演技素晴らしかった。今後の活躍も楽しみな声優さんです!
あけびちゃんの妹役の久野美咲さんも最高に良かった。可愛すぎた。あまり出番は無いけど少し登場するだけでもかなり癒されたし、11話の妹の体育館での一言はかわい過ぎて泣けた。最高。

OP曲『はじまりのセツナ』はあまりにも名曲すぎる。
歌詞も曲も歌も素晴らしい。配信日に即DLしました。

1話から最終話まで作画が崩れることなく美しいまま進み、キャラクターも作品の空気感も音楽も良く、真っ直ぐに全力で学校生活を楽しむあけびちゃんがとっても魅力的でした。学校生活って友達っていいな、楽しいなって思っちゃうような素敵な青春作品でした。かわいい少女達のきらきらな学園生活、癒されて前向きな気持ちになれます!オススメです!

投稿 : 2022/05/01
閲覧 : 368
サンキュー:

33

ネタバレ

大学生 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

(かなり人を選ぶ)萌えアニメ

人を選ぶ、というワードを使ってしまったら元の子もないですが「明日ちゃん」はその類の中でもかなり人を選ぶでしょう。私個人の感想としてはとても面白かった。様々なクラスメートが明日小路ちゃんにインスパイアされ自身の成長に繋げていくというストーリー。お高い田舎の女子校の話という設定だけで自分は飯が食えたが、何よりクラスメートのキャラクターが全員立っている。中学校って皆んな個性が顕著に出ていてこんなだったなぁと懐かしくも感じた。
何より明日ちゃんは圧倒的な作画だろう。京アニを彷彿とさせる丁寧な描写の連続は1クールのTVシリーズとは思えなかった。冒頭の人を選ぶ理由に戻ると「フェチ」がかなり追求されているからだ。女子中学生の体がフェチの対象(しかもかなり限定的な)として使われていることに「気持ち悪い」と思う人がいるのも普通に理解できる。
まあ色々言ったが2期来て欲しいね。

投稿 : 2022/05/01
閲覧 : 198
サンキュー:

13

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美しさと無垢の向こう側

アニメーション制作:CloverWorks
監督:黒木美幸、シリーズ構成・脚本:山崎莉乃、
キャラクターデザイン:河野恵美、
サブキャラクターデザイン:川上大志、安野将人、
総作画監督:河野恵美、川上大志、安野将人、
美術設定:塩澤良憲、美術監督:薄井久代、守安靖尚、
音楽:うたたね歌菜、
原作:博(集英社「となりのヤングジャンプ」連載)

人によって、見え方が大きく変わる作品だ。
萌え要素や可愛い女の子を愛でる人にとっては楽しいだろうし、
合わない人は強烈な拒絶反応を示すほど、
偏った視点で女の子が描かれている。
おそらくそういう狙いで制作されたアニメであることは間違いない。
脇を見せたり、太ももを強調したり、お風呂シーンが多かったり。
主人公がすぐに脱ぐアニメとも言える。
口についたクッキーのかけらを舐めるシーンを見せるなど、
フェチ的な要素も満載だ。
初めて観た直後は、それらのシーンがかなり鼻についたのだが、
途中の回の1話分をじっくりと観終えたとき、
この作品がとても高いレベルを目指して、
とんでもない労力と優れたセンスで作られていると感じた。

原作は集英社のウェブコミックサイト
『となりのヤングジャンプ』で連載中。
作者の博氏は、いかに可愛らしく女の子を描くかということを
最重要視するような漫画家でイラストレーター。
アニメ化された『スーパーカブ』では、
ライトノベルの挿絵も担当している。

アニメのウェブサイトを覗くと、この作品には
かなりの資本と期待がかけられていることが見て取れる。
中心の3人以外は、それほど出番がないのに
声優陣の顔ぶれは、主役をのぞいて有名どころばかりで、
全員のコメントまで付いている。
アニメーション制作は、
最近、質の高い作品を手がけることが多い
ソニーグループ傘下・アニプレックスの
子会社であるCloverWorksだ。
そのなかでも特に力を入れた作品だろう。

おそらく、かなり優秀な人材が集められたチームで、
中心は女性スタッフで固められている。
題材からすると、かなり「イロモノ」として
見られる作品のはずだが、女性スタッフが
男目線を排除しているので、それほどいやらしさは感じない。
当初は進んで観ようとは全く思わなかったが、
1度観てみると、その絵作りの見事さと、
何気ないけれど、描きたいことが
はっきりしているストーリーに魅了されてしまった。

特筆したいのは、やはりその絵作りだ。
OPアニメーションは鮮烈。
木崎江利花がシャボン玉を吹くと、
主人公の明日小路のいる教室に
揺れるカーテンを掠めて
多くのシャボン玉が入ってくる。
まるでたくさんの友だちが現れたように。
それを見て微笑する小路。
やがてイントロとともにいくつもの絵が映し出される。
水道からの水を指で押さえて飛ばしているのを
騒ぎながら避けようとしているシーン。
神黙根子を背負っている小路を笑顔で見る谷川景。
「足の美しさ選手権?」を開催している構図は
アンリ=カルティエ・ブレッソンの写真で
見たことがある気がするほど決定的な瞬間を映し出している。
どの止め絵も構図や人物の動きがしっかりした計算で配置されていて
1枚の絵として純粋に楽しめるクオリティがある。

それらの絵よりも驚いて、細部まで見入ってしまったのが
体育館の舞台で小路のクラスメイト16人全員が
目を瞑って裸足で座っているシーン。
舞台の質感や赤い幕、左上から射し込む陽光。
キャラクターそれぞれの姿勢など、どれも完璧な構図。
一瞬しか映らない絵にとんでもない労力をかけている。
これを発見したとき、得をした気分になった。
もちろん一時停止して細部まで見入った。
芸術家がこだわりぬいた絵画のような凄みがある。

アニメーションそのもの美しさとセンスで、
ここまで驚かされたのは、京都アニメーションくらいかもしれない。
比較として思いつくのは藤田春香監督のヴァイオレットの外伝だ。
絵が綺麗というだけではないレベルの高さがある。

内容もかなりクオリティが高い。
物語は、小学生時代に過疎の学校に通っていて、
ずっとひとりぼっちだった明日小路が、
新しい学校で友だちを作るというだけのシンプルなもの。
しかし、細部の表現がとても丁寧で、
それぞれの心の動きも感じさせてくれるため飽きさせない。
例えば、2話のクラスでの自己紹介からの
給食の流れの話は、小路の純粋さと周りの反応を
とても上手く掬い取っている。
クラスのみんなと友だちになりたい小路は、
自己紹介のときに、思い切りアピールをして、
クラスメイト全員のことをノートにメモする。
給食の時間には、すぐに名前で呼びかける。
相手を喜ばせるために、いろいろなことにチャレンジする。
また、9話のショッピングモールに出かける回では、
バスに乗り込んだ小路が、読書に夢中になっている智乃に気づくのだが、
邪魔にならないよう近くに座るだけで、
降りる場所が来るまで黙って待っているシーンがある。
何気ないお話のなかに誰かのことを思いやったり、
他人が何を欲しているのかを想像して、
努力をする行動がとても微笑ましい。

{netabare}この積み重ねによって小路は、ほぼ全員と仲良くなり、
最後には自分が通った過疎の小学校の体育館に招き入れる。{/netabare}
セーラー服がテーマの物語ではあるが、
内容は小路が友だちを作るために努力をし、
好きなことに夢中になって周りを幸せな気持ちにする物語だ。
これが「アイドル」の物語というなら確かにそうなのかもしれない。

私はこの作品を観て、登場人物全員に名前があって、
きちんとそれぞれの背景が考えられていることや、
キャラの心の動きを重視しているところなどから、
『響け!ユーフォニアム』に通じる部分があると感じている。

ユーフォのシリーズ構成を担当していたのが山田尚子監督。
彼女の大好きな映画に『エコール』という作品がある。
当時、同僚だった山本寛はそれを聞いて、
「ロリペドの変態が作った映画だ!」と書いて、
山田尚子をクソミソに貶すわけだが、それは女性監督の作品だった。
映画は「美」と「無垢」をテーマにしており、真っ当な内容の作品。
だが、観る人によっては、変態映画に見えてしまう。
例えば、中原俊監督の『櫻の園』という
私の大好きな映画があるのだが、
これも、同じような視点で捉えられてしまうこともある。
岩井俊二監督の作品も然りだ。
昔の芸術家も世間からは白い目で見られることがあっただろう。
この作品にもある種の際どさみたいな部分があるのは理解できる。

しかし全12話という括りで、
とても上手く構成されているのは間違いない。
最終回のひとつ前の11話がクライマックス。
それまでも、毎話、とても完成度が高いが、
11話は特別で、元担任の先生の想いや小路自身の夢を叶えたことで、
これまでの流れを完全に1本のお話として意味のあるものに収斂している。
12話は、おまけ的ともいえるかもしれない。

音楽もとても好感が持てる。
杉山勝彦が手がけたOPの『はじまりのセツナ』は、
ドラム、バイオリン、ピアノを中心に、
コーラスと歌が絶妙に重なり、何度聴いても飽きない。
クラシック音楽調の劇伴も作品の内容とよく合っている。

ひとりぼっちで友だちの欲しかった少女。
彼女はセーラー服から勇気をもらい、
相手を思いやり、積極的に接することでクラス全員と友だちになる。
人との関係性が希薄になりつつある時代にあって、
真正面から人と関わることの大切さを説いているようにも見える。

努力と無垢な心が人を幸せにする物語だ。
(2022年4月30日初投稿)

投稿 : 2022/04/30
閲覧 : 665
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49

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私的アニメ感想簿42

(ナレーション)
「この世に萌が足りなくなる時、必ず現れるという伝説の制服、セーラー服」
(チャラチャララランラン♪だ~きしめた・・・)

って、それは星矢(違)

「セーラー服は戦闘服だ(ウソ)」
という言葉がある通り(?)セーラームーン、スケバン刑事など過去に様々なセーラー服戦士が現れましたが、この
「明日ちゃんのセーラー服」
もそれらの作品に肩を並べられる出来に仕上がってます(そ~かな~)

まあ、それだけ魅力的なセーラー服だったという事で(おいおい)
何というか、実際の13歳の少女の物語というより、男性が考える理想の物語っぽい感じもする作品ですが、いじめもなく出てくる生徒それぞれにスポットが当たるいい物語(ストーリー)でした。
それだけでなく、きちんとある方々のフェチにもきちんと配慮しており、着替えシーンやあれやこれに喜んだ方もいたと思います。

えっ?自分ですか。
な、何を言ってるんですか(冷や汗)そんな邪な目で観てる訳ないじゃないですか(あわわわわっ)こんな純真な作品にそんな事思ったりしませんよ。
ねえ、チトさん(にゃ~)・・・って作品違うわっ(自爆)

まあ、冗談はともかく単純に楽しめた作品でした。
あの主題歌(時間が止ま~れ~ば~♪
)が流れてくると、一瞬でアニメの世界に入ってしまう位、作品にあってたと思います。

投稿 : 2022/04/20
閲覧 : 227
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21

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひたすら

ひたすら尊い。眩しくて目が開けられない。
こんなオッサンが見てよかったのか、、、
うちの娘もこう育って欲しい。
まあ、息子しかいないのだが。
何点か気になる所が。
13歳ってことを考慮するとエロはもう少し抑えても
良かったのではないかと。
あと、りりの『ありがとう』は『おおきに』が良かった。
もしくは『ありがとう』のイントネーションがね。
関西人としてそこは気になります。
これは観る年代によって評価がかなり変わる作品だと。
オッサンには眩しすぎます。
素敵な作品でした。

投稿 : 2022/04/18
閲覧 : 313
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17

ネタバレ

J さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現代アニメーションの最高到達点

この作品の感想を調べると「エロ」や「フェチ」といった表現がとにかく目立ちます。そういった要素を感じ、着目する人がいることは否定できませんが、その表現が主題であるかのようにレッテルを張ってしまうと、本作の正当な評価を見誤ることになります。先入観と煩悩からくる偏見をいったん脇に置いてみれば、これほどまでに細部に力を入れ、繊細な筆致で世界を描き出した青春アニメは他にありません。

物語は過疎地域で育った主人公が母と同じ中高一貫の女子校に進学し、周囲のクラスメートと関わりながら日常生活を送る形で展開しますが、彼女にとって目の前で日々起こる出来事は何もかもが新鮮で、まっさらなキャンバスに色を描くように周囲と前向きにかかわっていく姿は瑞々しく、見ているこちらも幸せな気持ちになります。

また、16人いる全てのクラスメートに名前があり、焦点が当てられ、全員が個性を持って活き活きと動いています。お互いの関係性や心の機微の表現も豊かに描かれ、青春群像劇としても捉えることができる作品です。{netabare}基本的に性格の悪い人はおらず、いじめなどの問題も起きない、ある種ファンタジーな舞台ですが、そういった側面がテーマの作品ではないため捨象して差し支えないでしょう。{/netabare}

本作は原作から美麗なイラスト集のような漫画で既に完成度が高いところ、アニメ化にあたって物語として必要な補足を的確に加え、オリジナルのストーリーも極めて完成度が高く、しかもそれらが違和感なく繋がっていて一貫性があります。これは、原作側とアニメ制作陣がしっかりと意思疎通できていて、監督、設定制作、脚本、シリーズ構成、演出、スクリプターなど、物語の骨子に関わる全員が妥協せずに同じ方向を向いて仕事をされている証拠です。

技術的な面でも、一貫した超クオリティの作画や驚愕の一人ED作画だけにとどまらず、圧倒的な背景美術や光の表現の特殊効果、バレーボールの空気穴や床の木目、机の傷まで描く意匠へのこだわり、回り込みや主観のブレ、視点移動の後追いなどの撮影技術、背景動画と色指定で感情の揺れ動きを表現するアニメーションの技法、{netabare}最終回での1話冒頭のリフレインや主題歌2番のED起用{/netabare}といったアニメ的構成の工夫など、挙げるべき点は枚挙に暇がありません。それらのテクニカルなスキルを総動員して、あらゆる制作セクションが徹底的に細部にこだわり抜いた質の高さを感じられます。

このような制作現場の士気の高さとスキルによって、一つ一つの出来事が少女たちの心の動きに与える影響を説得力を持って描き出すことに成功しており、彼女たちが織り成す日々の美しくきらめく刹那を切り取り、何気ない日常を情緒あふれるドラマチックな物語に昇華させています。

それは誰もが通り過ぎてきたであろうリアルな思春期の一ページであり、誰もが憧れたであろうファンタジーな世界であり、誰もが郷愁を誘う心の原風景であり、、、そんなノスタルジックで眩しい青春を観る者に追体験させてくれる作品です。

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 488
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17

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

画に全振りかと思いきや

原作は読んでいない。

1、2話見るだけで、作画に対する尋常でないこだわりを感じることができた。学校の机の木目まで描いていたりといった書き込みの細かさだけでなく、動きのあるシーンも、感動するほどの出来。

どうしても絵に目が行くのだが、ストーリーも良かった。{netabare}終盤の体育祭関連の話を除いて、{/netabare}特に大きなイベントは起きていないのだが、キャラの心情の変化を、丁寧に表現しながら話が進んでいくので退屈しなかった。青春っていいなと素直に感じた。

OP曲は、普段AKBや乃木坂などの音楽を聴かない自分ですら、それっぽい音楽だなーと感じた。作曲者を調べてみたら、AKBや乃木坂に曲をたくさん提供している人らしく、やっぱりと思った。

続編が見たい。

投稿 : 2022/04/14
閲覧 : 237
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17

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きがあふれてる。

オープニング曲「はじまりのセツナ」
聴いてるだけで高揚します。
一番最初に広い世界にふれた時、一瞬一瞬がキラキラと輝く。
その目くるめく眩しさが青春の一頁なんでしょう。

主人公の明日小路(あけびこみち)はとにかく元気な子。
好奇心旺盛で「友達いっぱい作るんだ」の勢いで中学校に入学します。
憧れのセーラー服でひとり浮いている。
というか、飛ぶが如く躍動します。

自然に囲まれた学校に優しい友人たち。
光る川、透き通る空、飛び散る汗と流れる髪。
どれもこれも桃源郷のような美しさです。

私の好きなのは6話の釣り回です。
隣の席の木崎さん。
金髪ハーフツインが不自然に突っ張った子です。
一緒に遊ぶ、湖畔の休日。
湖に跳ねる水飛沫が美しい。
濡れたハーフツインを下したら、超絶美少女が出現。
究極の美に見惚れました。

優しくなれる。
愛おしくなる。
時々超笑える。
軽く感動する。
胸の奥を妙にくすぐられるアニメです。

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 317
サンキュー:

37

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

正統派制服フェチ

とゆうことでいいじゃあないですか!

おそらくこの世には存在しないであろう優しく美しく清純で汚れを知らない女の子はもはやおっさんの妄想の産物なのであります。

しかもその子が通う学校ではブレザーもセーラー服も同時に楽しめるとゆー制服フェチ垂涎の設定となっております。

とゆうことでもうこれ以上申し上げることはなにひとつないのでござる。

::::::::::::::::

いやー。最後まで見たっすわ~。

ヌキどころ満載で毎週楽しみにしておりましたが、11話~12話はなんともグッとくる話だったですな!アケビちゃんの小学校の恩師がえらい泣かせよりました。

うーむ。ただのエロアニメだとばかり思ってましたが、違いましたな!

でもプールは水泳帽をかぶって水中眼鏡をして泳がなあかんのやないかと思います。それしたら誰が誰やわからんやんけとゆわれるかもですがそおゆうときはゼッケンをつけたらよろしかろう。

水でにじんだゼッケンがアレな人もいてはりますんやで。


・・・そゆことではなく?

ままとにかく。
なんかまあよくわかんなかったですが面白かったです。

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 262
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27

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハイクオリティなJC日常アニメ

※長々とムダが多かったので少し削りました。

【紹介】
いろいろとおかしなところは多いしただの女子中学生の日常で話の面白さはないですが、とてもいい作品だと思います。
妹が女子校通っていますがこんな天国とは程遠いカオス空間のようです。
類似作品だと女子高生の無駄遣いが近いけど、こっちはよりユートピア感が強いですね。

私はまるで男が透明になって男の目を気にせず無防備になっている女の子達を覗き見ているようなシーンが時々あるのが気持ち悪く感じたけど、こういう平和なアニメは好きです。
なにより好きなものを全力で作る姿勢、嫌いじゃないです! 

【制服を着るシーンについて】
{netabare}
1話と8話の着用シーンは結構違ってて、1話の時は上着着るときにトレーナーみたいな着方でちょっともたついてるけど8話の時は袖を先に通してから着ていて、狙ってやっているのなら細かいなあって思いました。
1話のほうはスカートのファスナーしめ忘れてますが、これは明日ちゃんがしめ忘れてるのか描写カットしただけなのか、作画のミスなのかどれなんでしょうね?
8話のほうはスカートや上着のファスナーの位置やフックなどが正確で手順が細かくて、これは絶対やりたかったんだっていう魂を感じました。
この辺は男が描いてると思うと気持ち悪いので、女性が描いていると思いたいです。

中学の制服をはじめて着る時って5cmくらい大きめに作った制服がちょっとぶかぶかなのに引き締まった感じがして確かにあの瞬間すごくドキドキするんですよね。 大人に一歩近づいたような誇らしさというか。
その緊張のシーンが、綺麗な作画とキャラの表情と間で見事に表現されてて並々ならぬこだわりが感じられました。
{/netabare}
【キャラクター】
{netabare}
好きなのはエリカと鷲尾さんと蛍ちゃん。

キャラクターの顔の描き方にかなり癖があって、目が他のパーツに対して目立ちすぎるのが違和感強くて最後まで気になった。

明日ちゃんは最初はテンション高すぎてちょっと苦手だったけど、3話あたりからいい感じに落ち着いて見やすくなりましたが、やっぱり時々テンションが高すぎてもう少し声落として欲しいときありますね。

{/netabare}
【シナリオ】
{netabare}
最初はこの子絶対いじめられるって思ってビクビクしながら見てて、給食の時間中ずっと班の子と大声で騒いでて周りの班の子みんな無言?で静かに淡々と食べながらちらちら明日ちゃんの班のほう見てるんですね。
絶対これいじめの前兆でしょって思った。

明日ちゃん空気読もうとしないから全然その視線にも気づいてなくて大声でしゃべってて、どういう感情でちらちら見てるのかわからなくて最初はすごく怖かった。
でも優しい世界だったのでストレスなく安心してみていられますね。

私は中学も高校も楽しい想い出が多かったけど、何人かは嫌な感じの子もいたのでこんなハートフルな学校いいなーって思いました。
{/netabare}

【各話】

6話
{netabare}水着で泳いだ後に何事もなく服を着てるけど、なんで濡れないの? {/netabare}

7話
{netabare} 後ろ向きだった蛇森さんがクラスメイトの頑張る姿を見て刺激受けて挑戦しようとする姿が良かった。
頑張っている姿を見て自分も頑張ろうって思える人には好感が持てますね。

どれだけ練習したのかわからないけど、独学でギターで一曲弾き語りできるまでって結構かかると思うのでいっぱい努力したんでしょうね。
{/netabare}

8話
{netabare} 期末テスト出てて全科目平均95点以上なんて相当勉強しないと取れないと思うけど明日ちゃんいつ勉強してるんでしょ?
体育祭の水泳のアンカー決めて全国大会でる子とタッチの差で、4人で体育祭絶対勝とう!って言って練習もしてたみたいだけど、そんな2人が入っているチームに普通のクラスが勝てるわけない。体育祭どころか、全国優勝目指そうよ!ってレベルじゃん。

この話で明日ちゃんが負けたのは、飛び込み後のドルフィンキックとターンとターン後のドルフィンキックの差がかなり大きく、小路のほうが速いですね。
明日ちゃんがスタートとターンの練習するだけでかなりの差になってしまうので、水上さんは危機感持たなきゃいけない気がします。
{/netabare}
9話 
{netabare}お母さんに髪切ってもらうのは、田舎あるあるですね。
雨の中を外ではしゃいでいたけど、服装からして下着透けそうだからやめたほうがいいと思う。バスで帰るんでしょ?

{/netabare}

【作画】
背景がとてもリアルで、日常系アニメでは最高クラスの作画ですね。
室内のタイル1枚1枚、木の床の一枚一枚の木目と光の反射、小川の水の流れ、空を鏡のように映す田んぼ、木陰や光の当たり方など1つ1つの場面をちゃんと実物見て描いている感じがすごい。

人間の作画もこれまた凄い。一枚一枚魂を込めて描いたって感じがしますね。
特に決めるべきときの絵の気合いの入り方が凄くて、美術作品みたい。

ただ、一話で言うと足の匂い嗅ぐシーンの時の顔がかなり崩れていましたし、引いた絵になると乱れるときありますね。
背景の作画が良すぎるために、一瞬の作画崩れがすごい際立って見えて損してる気がする。

【フェチズム】
これは作者のかたの執念を感じますね。すごいこだわり。
カメラアングルや線の描き方など、まるで覗き見てるような感じでとても変態的なシーンが時々あります。
気持ち悪いと思う部分もあるけど、視聴者の需要を考えれば仕方ないかな。

【おかしなところ】
{netabare}
・明日ちゃんの魔女のアトリエみたいな家とか、ヨーロッパのお嬢様学校みたいな学校とか可愛いけどファンタジーすぎてビックリ。お金持ちすぎない?

・明日ちゃん一家はなんでセーラー服じゃなくなったって気づかなかったの?
ずっと徒歩で通える距離に住んでるなら目にする機会ありそうだし、学校案内とかパンフとか受験とか、入学説明会とかは?? 憧れの学校なら見に行ったりしなかったの?

・8話で夏用セーラー作ってたけど、今度は知らなかったは通用しないけど誰も突っ込まない。

・主人公の小学校は主人公と妹しか通ってない学校みたいで、たぶんこうなる前に廃校になると思う。
校舎をずっと維持するコストよりも、明日ちゃん一家を毎日町の学校まで送迎するコストのほうが低そう。
そんな超ド田舎なのに、徒歩で通学できる距離に私立の女子中学校があるのは無理があると思う。

・ド田舎すぎる明日ちゃんの家と、みんなでショッピングモールに行く回のショッピングモールのスケールの大きさのギャップ。
ド田舎暮らしのはずの明日ちゃんは何度もこのモールに来ていて、都会の子っぽい他の子は初めてみたいだったけど、他の子は一体どこから通ってるんでしょうか?謎ですね。

{/netabare}
【感想】
制作者の方々の作りたいものを全力で作ったっていう執念を感じます。
合う合わないかなり分かれる作品で特に女性から気持ち悪がられることが多いと思うけど、万人向けに毒を抜いたつまらない作品よりも特定の層にクリティカルヒットする尖った作品のほうが私はいいと思う。

こんな優しい世界ありえないけど、優しく癒されるいい作品だと思いました。

投稿 : 2022/04/12
閲覧 : 524
サンキュー:

47

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

優しくて元気な美少女が主人公のアニメ
勘違いから一人だけセーラー服を着る事に・・・

この美少女が中心に物語が進んでいき終始優しい世界でした。

投稿 : 2022/04/11
閲覧 : 186
サンキュー:

6

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

好きな回と微妙回の差が激しかった

漫画原作 原作未読 全12話

セーラー服に憧れて私立の名門女子中学校に入学した主人公の明日ちゃんでしたが、入学したら実は制服がブレザーに代わっていてセーラー服は明日ちゃんただ一人でした。
学校側に許可をもらってセーラー服で通う明日ちゃんとクラスメイトとの日常を描いた作品です。

序盤は作画が綺麗なだけで内容が薄く、制服が違ったと言う出オチからどうやって話が広がっていくのか見えなかったので微妙だと感じましたが、中盤以降で好きな回が出てきました。
また、一人だけ制服が違っていて女子高ということもあり、いじめとか重い話があるのかもと思っていましたが、そういったエピソードは一切なく最後まで温かい話だったのは良かったと思います。

この作品は基本的に明日ちゃんとクラスメイトの女の子1人~3人とのエピソードを1話ごとにやっていく構成になっています。
エピソードごとに良かったと感じる回と微妙だと感じる回の差が激しかったです。

好きだった回は7話の蛇森さんの話と8話の水上さんと龍守さんの話です。
どちらも一つのエピソードとして話が綺麗にまとまっていて、登場するクラメイトの女の子も魅力的だったのでとても好きな回でした。
個人的に終盤の体育祭の話は微妙でした。
大勢の女の子が出てくるエピソードより特定のクラスメイトにスポットを当てた話の方が好みだったからです。

作品全体の醸し出す空気感は好きだったので、掘り下げがほとんどできていない子を中心にやってくれたらもっと好きになれる作品だと思いました。

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 179
サンキュー:

15

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「クラスメイトじゃなく、友達になりたい」そんな想いでいっぱいのセツナとは、今日から「明日(あした)」にかけての、今、この時

女の子しかいない学級ものなのに、派閥も悪者もいじめも出てこないなんて・・・。
これは、きっとファンタジー。
最初は、そう思っていました。
でも、事情がちょっと違うようです。

主人公「明日(あけび)」は、廃校寸前の小学校で6年間一人学級でした。
友達はおろかクラスメイトさえいませんでした。
そんな明日にとって、悪者やいじめは、気にする以前の問題として頭にありません。
「一年生になったら友達100人できるかな」と言う純粋な気持ちのままです。
その「一年生」が、小学一年生ではなく、中学一年生だったと言うだけです。
そんな明日にとっては、これはファンタジーなんかではありません。
これから実現したい想いでした。
この物語は、それが実現した世界なのだと思えば、なぜだか納得できてしまいます。


■「クラスメイトじゃなく、友達になりたい」
{netabare}
これは、OP曲「はじまりのセツナ」の歌詞でもあり、明日の想いです。
この気持ちは、とても大きいです。
なぜなら、「友達になりたい」と思った瞬間、行動が変わるからです。
クラスメイトなら、なった時点で終わりで、無理に関わりを持たなくてもよいです。
しかし、「友達になりたい」と思ったら積極的になれるし、ならないとできません。

「友達になりたい」は、実は、だれでも内心そう思っています。
でも、なかなか積極的になれない人は多いはず。
しかし、何の下心もなく純粋に自分と関わってくれる人が出てきたらどうでしょうか?
それは、とても嬉しいことですよね。
明日は、そうやって友達を増やしていきます。
でも、一番うれしかったのは、誰よりも明日本人でした。

小学校の6年間、ずっと一人だった明日。
物語後半でその想いが分かり、この歌詞と重なったとき、泣けるものがありました。
{/netabare}


■セツナ
{netabare}
「セツナ」とは、「きわめて短い時間。瞬間。」と言う意味です。
この曲のタイトルは、そこから「青春」を連想させるものとなっています。

しかし、「セツナ」には、別の意味もあります。
それは、「過去や将来のことを考えないで、ただ現在の瞬間を充実させたい。」です。
明日にとって、友達をつくることって、こう言うことなんじゃないかと思いました。
明日は、将来を計算して友達を作っているわけではありません。
明日は、「今、そうしたいから」、友達を作っているだけです。
この「今、そうしたいから」が、とても青春らしいと思うのです。
だから「セツナ」なのです。


「明日(あけび)」と言う名前もそれをよく表していると思います。
それは、「未来」とか、ずっと先を意味する名前ではないからです。
友達をつくって、今、この瞬間を充実させる。
それは、今日から「明日(あした)」にかけてのことだからです。

だから、明日(あけび)は、第2話で大きな声で言います。
「みんな、また明日(あした)!」と。
友達と言う関係をとても象徴する言葉だと思いました。
{/netabare}


■カリスマ
{netabare}
友達になりたいと思うそんな明日の気持ちがまわりをどんどん巻き込んでいきます。
そして、まわり同士も繋がっていきます。

「カリスマ」と言う言葉は、よく聞く言葉ですし、意味も知っています。
カリスマは、当然、本人に魅力がなければダメなことも分かっています。
しかし、一人の人物がどのようにカリスマになっていくのかは、なかなか曖昧です。

私は、この作品を観ていて、なるほどと思いました。
本人も「カリスマ」になろうなんて思っていなのです。
そして、まわりのみんなもそんな目で見てもいないのです。
つまり、まわりが同調や結託で一人を持ち上げようなんてしていないのです。
あくまでも一人対一人の関係なんです。

このクラスには、モブキャラは一人としていません。
みんな個性がある個人なんです。
その個人個人、つまり、一人一人が、明日に関わろうとします。
逆に明日が関わっている一人一人は、みんななのです。
つまり、そのことが、結果として、みんなの視線が明日に注がれることになります。

カリスマは、地位や名誉、権力ではありません。
ましてやお金で買えるものではありません。
一人対一人の関わりたい気持ちが一人に集まり、結果的にそれが一人対みんなとなる。
それが、「カリスマ」なのかもしれない、そう思ったのでした。
{/netabare}


■私は、「鷲尾 瞳」推し!
{netabare}
私がとても気に入ったキャラは、長身でバレー部の「鷲尾 瞳」です。
OPのあの不機嫌そうな顔が最初から気になっていました。
しかし、ずっと出番がなく、ミステリアスなままでしたので余計に気になりました。
最後にやっと出番がありましたが、思った通りイイ感じのキャラでした。
美人なのに、なぜか「カッコイイ」という言葉が似合います。
そして、近寄りがたい雰囲気を醸し出しつつ、実際は、少し違っていました。
そのギャップがいいですよね。
{/netabare}


■まとめ

最初の印象とは違い意外と面白かったと言うのが素直な感想です。
最初は、キャラデザも微妙だし、フェチだし、なにこれって思っていました。
しかし、話が進んでいくと、かなりまじめな青春ものって感じでした。
青春ものって、その目的が部活で何かを目指すとか、恋愛とかはよくあります。
しかし、この物語は、それ以前に、ただただ友達をつくりたいだったのです。
そんなの当たり前のことすぎて忘れてしまいがちですが、一番大事なことです。
それを友達がいなかった明日を主人公に据えたことにより気付かされました。

また、OP曲「はじまりのセツナ」も青春ど真ん中っぽい感じがしてよかったです。
この曲と物語が本当に良くあっているなと感じました。

確かにフェチ要素は、評価が分かれるところかと思います。
でも、派閥も悪者もいじめも出てこないなんて・・・。
こんなにも安心して観られるものかとちょっと驚きでした。
そして、なによりも真面目に丁寧に作られた作品だったと言うのがよかったです。



※以下、1話視聴時の感想
{netabare}
日付  :2022/01/12
タイトル:原作の顔は結構いいのに、アニメ化のキャラデザが微妙・・・。

独特なキャラデザがちょっと慣れないなぁと言うのが第一印象。
原作もこうなのかなと気になり、ちょっと立ち読み。
原作の顔、結構いいじゃん。
内容はさて置き、原作のキャラデザ自体は小学生向けでも行ける感じ。
一方、アニメのキャラデザは原作の特徴を押さえているようにも見えるけど・・・。
やはり、何かが違う気が・・・。
恐らく原作の顔はとても絶妙なバランスで成り立っているんでしょうね。
でもそれを動かすとなると・・・、ああなってしまうのか・・・、ちょっと残念。
{/netabare}

投稿 : 2022/04/10
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明日ちゃんのセーラー服のストーリー・あらすじ

舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。 あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、 明日小路。 念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるがー 「私はセーラー服に決めました」 決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪ クラスメート、給食、部活動… “初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける! 少女たちの、キラキラ輝く青春日記。 「友達いっぱいできるかな?」(TVアニメ動画『明日ちゃんのセーラー服』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年冬アニメ

声優・キャラクター

明日小路:村上まなつ
木崎江利花:雨宮天
兎原透子:鬼頭明里
古城智乃:若山詩音
谷川景:関根明良
鷲尾瞳:石上静香
水上りり:石川由依
平岩蛍:麻倉もも
四条璃生奈:田所あずさ
神黙根子:伊藤美来
龍守逢:伊瀬茉莉也
峠口鮎美:三上枝織
蛇森生静:神戸光歩
苗代靖子:本渡楓
戸鹿野舞衣:白石晴香
大熊実:小原好美
明日ユワ:花澤香菜
明日花緒:久野美咲
明日サト:三上哲
福元 幹:斉藤朱夏

スタッフ

原作:博(集英社「となりのヤングジャンプ」連載)
監督:黒木美幸
シリーズ構成・脚本:山崎莉乃
キャラクターデザイン:河野恵美
サブキャラクターデザイン:川上大志・安野将人
総作画監督:河野恵美・川上大志・安野将人
美術設定:塩澤良憲
美術監督:薄井久代・守安靖尚
色彩設計:横田明日香
撮影監督:川下裕樹(MADBOX)
3Dディレクター:宮原洋平
キャラクターレタッチ:カプセル
編集:齋藤朱里(三嶋編集室)
音楽:うたたね歌菜
音響監督:濱野高年
制作:CloverWorks

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