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「明日ちゃんのセーラー服(TVアニメ動画)」

総合得点
80.7
感想・評価
464
棚に入れた
1468
ランキング
444
★★★★☆ 3.9 (464)
物語
3.7
作画
4.3
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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明日ちゃんのセーラー服の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

フェチアニメ要素も兼ね備えた女子中学生の青春物語、作画だけでなく内容も良質、おすすめ度★★★★☆

胸張って笑顔、でしょ

爽やかさと可愛らしさが同居した絶妙なキャラデザの良さが光る。作中舞台や校舎の風景がのどかな田舎的な感じで、牧歌的な作風を想起させられる。

とにもかくにも美少女の体型や動きへのディテールがすごい。脇やヘソ、足の描き方に原作者のこだわりをアニメで反映させましたと言わんばかりに綿密に描いており、見ているこちらも意識してしまうような絵作りができている。

内容は平凡な日常系といったものであるが、不快な要素はなく、明日ちゃんとその周囲のクラスメイトの他愛なくもうるわしい日常の風景を描いており、キャラの魅力や楽しげな雰囲気に注力された内容になっている。

作画のこだわりがとにかく素晴らしいので、そこだけでも見る価値はある。特筆すべき面白さは無いもののキャラの可愛さだけでも見る価値は大いにあると思う。

投稿 : 2024/08/30
閲覧 : 35
サンキュー:

2

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とにかく優しい世界

 原作は未読。
 ストーリーは女子中学生の日々の生活を描いたシンプルなものだが、少女達の生き生きとした
様子がとにかく魅力的。
 特に主人公の明日 小路は持ち前の明るさに加えて、ずっと一人だった小学生時代を経て
同級生ができたり、憧れだったセーラー服を着ることができたりと、とにかく喜びと楽しさに
満ち溢れている。

 小路を取り巻く環境もとにかく優しい世界といった印象で、ここまで明るく素直に接してくる
存在だと、クラスメイトによっては避けたり、下手すると「生意気だ」とばかりにアンチに回る
キャラもいたりしそうだが、本作品においてはそういった存在は一切なし。
 小路の家族も素晴らしく、牧歌的な場所に可愛いおうち、そして幸せ家族とこれはもう一種の
ファンタジーといった印象。
 妹の花緒とも非常に仲が良いようで、姉妹のやりとりは見ていて微笑ましい。

 小路以外にも魅力的なキャラが多かったが、クラスメイトに関しては構図的には小路と関わる
ことで紹介される形を取っており、更に小路の魅力に当てられるキャラが多かったこともあって、
小路を中心としたハーレムもののような感もあった。
 キャスティングに関して、主人公と数人の友人に焦点を当てたような作品は別にして、多くの
クラスメイトを描くような作品は予算的問題があるのか、新人クラス中心のキャスティングに
なることが多いが、本作のクラスメイトは他作品で多くの重要な役をこなしている声優さんが
キャスティングされていて、結構贅沢な印象。

 自然溢れる牧歌的な舞台や、地方の名門校といった蠟梅学園の様子なども作品の雰囲気作りに
一役買っている印象。
 それにしても蠟梅学園の部活や体育祭の種目が普通の中学校ではお目にかかれないような
ものが多く、「やはり名門校なんだな」という感が

 ストーリー的には後半は最終話に描かれる体育祭と後夜祭をクライマックスに、そこに向けて
盛り上げていく構成で、体育祭と後夜祭に関しては時系列ではなく、後夜祭の小路のダンスの
舞台描写に体育祭の色々を織り交ぜていくものになっており、これがそれぞれを盛り上げる良い
演出になっている。

 キャラや背景を描く作画が素晴らしく、「その着せ替え人形は恋をする」(以後、
「着せ恋」と表記)のレビューでも書いたが、いずれもCloverWorks制作でテレビ放映が
同時期であったため、CloverWorksという会社がかなり印象付いた。もっとも共に良作画だが、
その雰囲気はかなり異なるところ。
 やはり「着せ恋」のレビューで「エロいシーンが多いが、あまりエロさを感じない」的な
ことを書いたが、本作は逆に展開自体にはエロい要素はないのに、フェティシズムを感じさせる
切り取り方が多く、そういった部分にエロスを感じさせることが多かった。
 小路やクラスメイトの一瞬の表情を切り取ったようなシーンも、普段と異なりやけに
艶めかしかったりするが、少女が大人になりつつある時期ゆえのものかな。

2022/05/24
2024/08/25 加筆・修正

投稿 : 2024/08/25
閲覧 : 216
サンキュー:

8

アルフ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美しい表現

エロだなんだと騒いでる人達は視野が狭すぎてお話にもなりません。
おそらく美術館に行っても芸術を理解できずにさっぱり楽しめない感性のアレな方なんでしょう。

投稿 : 2024/07/30
閲覧 : 59
サンキュー:

1

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Aランクトップクラスアニメ

単なる日常系アニメではなくお色気要素も含んだ作品です
基本的に日常系アニメって自然体を重視していると思っているのでお色気はあまり使わないので珍しいなとは思っています
2022年の作品で二番目に評価している作品です
2020年代のAランクアニメの中では今のところ一番評価している作品です
Aランクアニメで500点満点中457点

投稿 : 2024/06/27
閲覧 : 169
サンキュー:

3

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

出来過ぎ感は否めないけどね

前リアルタイムで観てたけど途中で録画忘れてたので見直し。

こんな主人公や周りの子らみたいな学生生活なんて楽しくてしょうがないだろうな~。という感じですかね。
絵はキレイだと思うし(目は異常に大きいけど。。)、各キャラのストーリーとか友情とかも結構観ていて清々しい気持ちになりました。女の子しか出てこない青春アニメもありかなと。
ただ、ちょっと皆出来過ぎてていい子ばかりな所は1期だけでお腹一杯になってしまった感があったかな。

主人公がパーフェクト人間なのもね。。頭も良くてモデル体型で綺麗で優しくて運動神経も恐らく常人のそれを遥かに凌駕するもので、、おまけに欠点はおっちょこちょいってそれはもはや長所ですよね。。

ということで一回観る分には楽しく観られるんじゃないかなくらいの評価でした。

投稿 : 2024/05/26
閲覧 : 93
サンキュー:

1

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

足アニメ

 原作漫画は未読です。
 超ド田舎にある中高一貫の私立女子校へ入学した地元出身の中学一年生の女の子が色々なイベントを通してクラスメイトと仲を深めていく様子を描いた青春アニメです。この主人公はセーラー服に憧れて入学したのですが、ブレザーに変わっていて落胆します。それでも一人だけセーラー服での通学を認めてもらって目立ちながらも母親に仕立ててもらったセーラー服を着て新生活を始めます。
 この主人公は明朗活発、あまり空気を読まない性格で、通常だと「ウザい」と嫌われてしまうようなキャラですが、同年代の友人が全くいない環境で育ったため新しくできた同級生たちをとても大切に思っていてその気持ちをストレートに出します。同級生たちも多くは親元を離れて寮住まいであるため仲間意識があって、基本的にみな仲良しです。「いい子ちゃんと仲良しお友達」という関係性にリアリティをもたせてあってうまい舞台設定だと思いました。
 ストーリー上で描かれるイベントは大した内容はなく、一学期の体育祭まで粛々と進んで終わります。主人公以外のクラスメイトたちも内面まで描かれるキャラは少なく、目立つ主人公に驚き→主人公に直球で好感されうちとける、のワンパターンでした。声優さんたちはキャラクターにあっていて演技も上手だったと思います。

 この作品の特筆すべき点は作画です。主人公の特徴的な瞳と後方からみたうなじ・髪の毛と特に足を非常に丁寧に作画しています。他のキャラクターも含めて裸足のシーンが多く、足をとことんみせてきます。原作が足の描写にこだわりがあるのでしょうか。とても印象的でした。
 音楽はさわやか系OPにキレイなEDといかにもという感じです。シーンに流れる音楽は印象的で良かったと思います。

 中学生になったばかりの女子のキレイな青春というお話です。平坦なストーリーが異様にこだわったアングルをより印象強くしている感じですかね。
ちょっと浅いけど女の子どうしの友情が好きな人と、中1女子の足首が好きな人(いるのか?)にオススメの作品だと思います。

投稿 : 2024/05/23
閲覧 : 67
サンキュー:

2

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とんでもないフェチアニメ…、俺じゃなくても見逃さないね。作画とは伝えたいモノを表現する力。

 日常系は安易な道ではなく、作画も見た目が綺麗なら良いというような単純なものではない。この2つの道を見事に踏破した本作は凡百の作品ではない。



 日常系は物語を盛り上げる濃い味付け、即ち劇的なイベントは避けられる。それでいて視聴者に喜びを与えなければならないのだから難しい。成功している作品はそれぞれの戦略があるが、本作の場合それは圧倒的な表現力ある作画に基づいた少女たちのフェチズムと美術の素晴らしさにある。


 大きな出来事がなくても、世界はそれでも美しく素晴らしいと肯定させる力があるかどうかが日常系では大切だが、本作のフェチの描写は見事としか言いようがない。フェチといってもそこには下品な匂いが欠片もなく、そこに目をつけるかぁ!という視点の素晴らしさと、なによりそれを上品に表現する作画力が尋常ではない。さらに、キャラの描き分けや、その魅力を掘っていく丁寧さもあいまってシンプルでも退屈しない作りになっている。


 終盤の音楽に合わせて踊る描写は、色んな作品で何度もやられてきたことであるが、ここまで積み上げてきたものがあるから、そして心まで踊りだすような作画の表現力があるからこそ、「凄い作画だなぁ…以上」というような単なる技術自慢に対する感心ではなく、ジーンと胸に響く感動にまで高まっている。



 単に凄い作画といっても、それだけでは只の技術であって感心はしても感動はない。そこに伝えたいモノ、即ち感情やテーマが組み合わさって初めて人を感動せしめることができる。雄山曰く「人を感動させるものは、人の心のみなのだ」。

投稿 : 2024/05/23
閲覧 : 873
サンキュー:

34

ネタバレ

けけちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

フェチアニメ

作者のフェチが濃く反映された作品に感じた!!汗や肉感、肌の質感、手のしぐさがリアルに描かれていて、(私は女であるが)とてもドキドキした。特に小路が唇をつまむシーンは息が止まるぐらいかわいかった。

主人公の小路ちゃんだけではなく、クラスメイト1人1人にスポットが当たっていくような話の構成になっていて斬新だと思った!
キャラデザ、作画ともに素晴らしく、登場人物の魅力を120%引き出していた。原作を読んだことが無いのでこれを機に読んでみたい!

明日ちゃん(小路ちゃん)の言動すべてがかわいらしく、愛らしく、真似したい部分がいっぱいあった。

投稿 : 2024/03/18
閲覧 : 77
サンキュー:

4

ネタバレ

Shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これこそ文字通り「日常アニメ」

はっきり言ってしまうと物語性は薄い。
特に(他のアニメと比べて)事件という事件も起きないまま、中学生たちの日常風景が描かれる。
それもそのはず、原作を読めばわかるが原作からしてストーリーより1つ1つのキャラクターの絵にこだわった作品である。
パラパラ漫画にできそうなくらい少しポーズの変わった絵を何枚も並べるシーンが多いくらいポージングにこだわっている。
(たとえば今回まだ映像化されていない原作の話になるが…{netabare}夏休みに朝起きて景色のいい場所でラジオ体操をして「今日は何しようかな!」だけで1話が終わったりする{/netabare})
それが忠実にアニメ化された結果、ぼーっと何も考えずに観れる文字通り「観るアニメ、日常アニメ」になった。

そんな作品だから普通にアニメ化していたら何も残せなかっただろう。
この作品は第1話を見るだけですぐわかるがとてつもなく作画に力が入っており、
些細な少女の動きや綺麗な背景などが高水準のアニメーションで再現されている。
「綺麗」「すごい」という感想が尽きないアニメだ。

とはいえ、万人に勧められるかというとそうでもない。
これは原作からなのだがかなりのフェチ作品の面があり、
リアルな雰囲気から度々放たれるセクシャルな描写(じっくり描かれる少女の着替え、同性に対してキスをしかねない接近、また頬を染めて赤面するなど)は好き嫌いあるだろう。
また、原作に近づけたせいか主人公を含め一部のキャラの垂れ目が独特であり、これも見ていて苦手な人は出るかもしれない。
こればっかりは第1話を見て個人で判断するしかない。
幸い、第1話でこの作品の魅力は詰まっているので評価しやすいだろう。

日常に疲れているアニメ好きの方は是非気楽な気持ちで視聴してほしい。

なおこれは原作のネタバレになってしまうが、
{netabare}今回冒頭で物語性が薄いと書いたがこれは今作がキャラクターたちが関係を築いていく序盤のみだからでもあり、
もし続編が作られた場合、続くエピソードはそれぞれの登場人物の過去に踏み込む話が多く、
中にはいじめ問題や命の話などとても重い話もあるのでまた評価が変わってくるだろうと思う。{/netabare}

投稿 : 2024/02/20
閲覧 : 74
サンキュー:

4

きゅん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観たい

見直す

前に見て断念したけど評価良いし
覚えてないから見直す

投稿 : 2023/12/20
閲覧 : 64
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

つまらん!

つまらなくて途中断念!

投稿 : 2023/12/18
閲覧 : 59
ネタバレ

ナノトリノ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

カンペキ

非の打ち所がない。なんもかも強い。
どこまでも丸くどこまでも白い大粒の真珠。
これぞ完璧。


ただ人に勧めづらいという一点を除けば。
玉にキズですね

投稿 : 2023/10/22
閲覧 : 82
サンキュー:

4

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お伽噺のよう

この手の異性が全く登場しない女子会作品は,やはり男の私には深く理解することは難しく,なんかフワフワとしたお伽噺の世界のような不思議な感覚をいずも覚えます.
しかもこの作品は,いざこざや挫折的なエピソードも皆無.毎回これでもかというくらいポジティブ.
普段の自分なら,だんだんついていけなくなりそうな所ですが,12話という短さで,最後の体育祭でうまぁ~く話をまとめてくれたので,なかなか後味も良く,たまにはこんなのもアリかなと思いました.
あと,タレ目ちゃんがやたらと多かったのも印象的でした.

投稿 : 2023/10/09
閲覧 : 90
サンキュー:

3

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バロンデッセの靭性とブオンフレスコの屈託

原作は未読。

作画が良い。3分くらい眺めるだけで、CloverWorksだとわかるくらいに特徴的な作画。日常芝居にかぎれば、いま一番魅力的な制作会社ではないだろうか。ちょっとした繋ぎのカット、1秒にも満たない動きであっても、ハッとさせるような瞬間が差し込まれる。

彩色をリッチにした止め絵かのような画面を動かしているのもすごいと思うけど、そっちはまあ、それなりの効果にとどまっている。CloverWorksは彩色よりも動きだと思う。その点で、バリバリトレンドっぽい立ち位置でありながら、古典的なアニメの価値を守っていてすごくかっこいい。

ストーリーは眼を見張るものがある。ほんとうに空っぽ。スッカスカもいいところ。だけど、それがすばらしい。文学的な価値は皆無だけれど、それはアニメの仕事じゃないとばかりに、割り切ったテクストの彫琢は息を呑むような精度である。そしてその精度が、この作品を凡百の「日常系」に埋もれさせなかった。

ストーリーで作った広大なすき間を、すべてフェティシズムで埋めたのがすごい。エロティシズムではなくフェティシズム。アイドル界隈でいうところの「坂道的価値」のみをつかって、12話まるごと充填しきったのがすごい。その思い切り。窃視という行為を確信犯的にフレームアウトすることで、批評性を潔く切り捨てることによって、アニメ史にしっかりと傷跡を残す作品になったと見る。

同時期に同制作会社が手掛けた 『{netabare}その着せ替え人形は恋をする{/netabare}』よりも数段上の仕上がりになっている。あちらは脚本に決定的な瑕疵があったが、それがなくとも、ハンパに文学的価値を絡め手から差し込もうとしていたあちらよりも、あっさりそれを放棄したその思い切りがハマりにハマったこちらの作戦勝ちだと思う。

12話1クールという尺で展開するなら、このくらいの構成がちょうどだと思う。それにしてもあたらしい。坂道的感性がアニメにストレートに持ち込まれた記念碑的作品で、その斬新さでもって、2022年を代表する作品のひとつになったのではないか。告白するなら6話が終わるまで、自分がいったい何を見ているのかまったくわからなかった。それくらい、新しい。

衝撃:★★★★★
独創:★★★☆
洗練:★★
機微:★★☆
余韻:★★

投稿 : 2023/08/20
閲覧 : 113
サンキュー:

6

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – また明日と言える幸せ

博の漫画 2016年からウェブコミックサイト「となりのヤングジャンプ」にて隔月連載中
制作: CloverWorks

セーラー服にこだわる女子中学生が主人公の学園物語


<メモ>
人当たりの良い元気な女子中学生が主人公
優しい両親 かわいい妹 赤い三角屋根の素敵な家 と環境に恵まれているが
1つだけ足りないものがあった それは同世代の友達
クラス全員と仲良くなり、1人だけ違う制服のせいで学校で有名人となった小路は最高にハッピーというお話

元気な小路だけど、1人だけセーラー服を着て登校することに悩む楽天的でない一面や
友達を作るためにクラスメートの事をノートにまとめるような熱心なところも

小路以外の生徒も良い子ばかりで事件やトラブルは起きないし
体育祭だけで5話使うというゆる~いお話です

それにしてもたれ目率の高さよ

女子校に夢見すぎ(笑)


<主要登場人物>
・明日 小路:村上まなつ
・木崎 江利花:雨宮天    お嬢様 爪切りすると緊張が落ち着く
・兎原 透子:鬼頭明里    実家が洋菓子店
・古城 智乃:若山詩音    文芸部

・大熊 実:小原好美     物観察が大好き
・谷川 景:関根明良     クラス委員長 写真部

・千嵐 帆呼:種﨑敦美    中等部3年生 演劇部部長


・明日 ユワ:花澤香菜    母 洋服の仕立て屋
・明日 花緒:久野美咲    妹 小学3年生
・明日 サト:三上哲     父 単身赴任中?


<ストーリー>
明日小路(あけび こみち)はアイドル・福元幹がCMで来ていたセーラー服に憧れ制服がセーラー服の母の母校でもある名門女子校 私立蠟梅(ろうばい)学園に入学する。
小学校では同級生がいなかったため、憧れのセーラー服を着て通う中学校では、かっこよくなりたい、友達をたくさん作りたいと楽しみにしている。

生地を選んで母に仕立ててもらったセーラー服を着て入学式に行くと、セーラー服を着ているのは小路だけだった。
母の通っていた時代は制服がセーラー服だったがブレザーに変わっていたのだ。
校長先生のはからいで小路はセーラー服で通う事を許可される。

谷川景から写真を送ってもらったり
古城智乃と部活見学中に雨に降られたり
「満月寮」で兎原透子の作るお菓子を食べたり
*小路は徒歩通学だが、全国から生徒が集まるので寮生が多い
大熊実と人物観察したり
木崎江利花と釣りに行ったり
蛇森生静(神戸光歩)にギターを練習するきっかけを与えたり
体育祭の水泳競技のアンカーを水上りり(石川由依)と競ったり という学園での日常が描かれる


23.2.6

投稿 : 2023/08/13
閲覧 : 130
サンキュー:

7

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラデザはそんなに好きではないけど

キャラデザはクセが強くてそんなに好きではないけど
女子中学生の日常学園アニメとしては中々楽しめて
全体的にストレスフリーで観られる所は良かったし、
そしてこの作品は作画レベルがズバ抜けて高く
この作品と及び同日に放送されてた着せ恋の2作品によって
CloverWorksの底力の高さを見せ付けられた感じでしたね。

【評価】

79点・3B級

投稿 : 2023/07/26
閲覧 : 127
サンキュー:

5

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

優れた友情物語と歪んだエロスの視線。だからこそ文学を感じます。

この話、2つの大きな側面から見る事ができると思います。

 一つは、明日ちゃんが田舎暮らしで一人きりで、友達がいない。アイドルと沢山の人間がいる学校に憧れていること。

 その明日ちゃんは学校に通うことで、友人を作って行きます。が、単に友達作りの話ではなく、純粋な明日ちゃんの影響で、皆が自分と向き合ってやりたい事に挑戦するという事でしょう。

 たった1人のセーラー服。セーラー服は明日ちゃんの憧れでもありました。教室に沢山の人に対する憧れ、友達とは一見矛盾します。
 ですが、明日ちゃんはセーラー服が何より好きで、その自分に誇りを持っています。周囲と違う格好でいるのは、通常なら浮いた存在になると嫌がるところです。セーラー服が母の手作りというのもいいですね。時代を超えた良さという価値観にもつながります。

 で、明日ちゃんの自然なふるまいから、周囲を巻き込んでどんどん友達が増えて行き、最後のバレーの練習の時は自然に人が集まりました。

 一方でアイドルに対する憧れ…華やかな世界に対する漠然とした憧れに対して、自分の個性と一番の親友の協力で舞台で踊ることになります。最終的には、皆の前で踊る=学校のアイドルになるというカタルシスが待っていました。
 
 この友達、アイドルへの憧れ=セーラー服という象徴に対して、明日ちゃんは自分を周囲に迎合するのではなくあくまで自分らしく個性的に生きることで素晴らしい学園生活を実現しました。

 バレーで友情を表現し、ダンスでアイドルを表現する。そして、親友が楽器を演奏するという最終回はこの物語の結末として、そのことを非常によく表していました。

 小路が冒頭と最後にトラックの農家のタイラさんという人に挨拶します。この態度に変化がないのは、小路という少女の本質は変わらないという表現もあるのでしょう。



 もう1つの視点。それと同時に13歳の少女の無垢さ、自然のエロスを思う存分に堪能するという側面もあります。エロスと一概にいっても、性行為を夢想するものではないと思います。

 川端康成の「眠れる美女」という話で、枯れた老人が睡眠薬でぐっすりと眠ったうら若い全裸の少女の横で一晩寝られる、という秘密のサービスの店を扱った話があります。
 この話と同じで、本作の視聴者の登場人物に対する視線は、決して性行為の対象としてではありません。なので、性的な視線の対象となる少女の個人名はどうでもいいわけです。少女のアイデンティティは関係なく、自分を相手に知ってもらうこともなく、一方的に少女のエロスを感じるという事です。

 本作の視聴者層は決して老人ではないと思いますが、少女の無垢なエロスを盗撮的に覗き見たいという欲望はどこかにあるのではないでしょうか。マジックミラーのような一方通行の視線です。

 これは日本独特のものかはわかりませんが、すぐにペドフィリアにつなげる海外の倫理観を考えると、その違いに日本人に強く感じるところです。

 若さに対する劣等感が強く作用しているのでしょうか。世界的に日本人ほどルッキズムで若さ崇拝処女崇拝の国はないのではないでしょうか。つまり、醜い自分を美しい少女に知られることなく、そして処女を散らすような行為に及ぶことなく眺めていたいという欲求が文学的でもありました。

 本作って、2次創作の薄い本てあるんですかね?私としては、あまり成立しない気がします。それはこの作品が見ることそのものがエロスなので、行為に至ってしまうとエロスの質が落ちる気がするからです。

 フェチズム…特に下着、髪、足については非常に強く感じます。あるいは衣服そのものについてもでしょう。ここに少女たちを個性でみるか、形式で見るかの視線の分かれ目がある気もします。本作の場合、女子中学生あるいは13歳の少女という記号に対する視線なのか、明日ちゃんという個人に対する感情なのかの境界線があいまいです。

 この友情物語とエロスの視線。どちらもこの作品の本質かと思います。川端の文学は歪んだ老害の性欲の残りかすですが、それが新感覚的物語と私小説的な性癖の両面があって初めて文学となっていることを考えると、両立しているというより両義性が必要なのでしょう。
 女学園という場の13歳の女子中学生の友情物語は普段我々は本来覗き見ることができません。それを赤裸々に覗きみることは、友情に感動することでもあり、歪んだエロスを感じることもあるという両面性かと思います。
 

 キャラデザについてです。まず目の大きさの意味ですが、これって、内面というか感情を描きたいから?表情がちょっと大げさなくらいの描写でしたし。目がよく動いていました。萌え絵ではだめでしょう。特に髪の色が日本人としては、非現実ではありますが実際にある髪の色でないと駄目なんでしょう。

 また、それぞれの登場人物の制服の着方に個性があります。明日ちゃんのセーラー服は特殊ですが、クラスメイトたちの没個性の制服に「性格」が現れます。髪もそうですけど、制服の着方と目に非常に感情というか内面が表現されていた気がしました。

 少女にリアリティを与えると言う意味で本作は作画が乱れては話になりません。髪や衣服はもちろんですが、家も学校も、自然もプールや体育館など少女が配置される空間を含めてでしょう。
 明日ちゃんが学校生活の中で友人を得て行くは話にしても、少女を眺めるにしても、そこに現実感があるかどうかで、その価値はまったく変わってしまいます。
 本作は内容と作画の水準が高いレベルで相乗効果を生み出しています。

 あまりに悪意がない世界観ですので、少女のリアル…ではないですね。少なくともこんな悪意のない世界は世の中にありません。ただ、そのデフォルメされた世界に抽象化された「個性」についてのリアリティがあるんだと思います。また、そのリアリティのある少女の塊が、無個性な少女の集団でもある気がします。

 OPEDは更に上を行く作画でした。どこをとっても超ハイレベルな作品だと思います。縄跳びのEDは最高でした。



 22年8月までにリアルタイムでのレビューと、追記を数度重ねましたが、ゴチャゴチャしていたので、23年7月にまとめています。内容はほぼ変えていません。リアルタイムの時はそのあまりの13歳の少女に対する視線で、拒否反応が無くは無かったですが、しかし、改めて見てみると素晴らしい作品だと思います。

 評価は4.4だったですが、これだけ心に残る作品はめったにないと思います。再視聴も重ねていますので5にします。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 1085
サンキュー:

48

くまさん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

友達の輪が広がる!

私のお気に入りのアニメのひとつです。

もう、明日(あけび)ちゃん、可愛いし色々できてすごいぞ!みたいな感じです。可愛いキャラたちにキュンキュンしたい人にはおすすめのアニメです。

クラスメイト18名全員に魅力があって、どのキャラにも惹かれます。
とにかく画がきれいで女の子たちの魅力を余すところなく表現しています。

OPの「はじまりのセツナ」は、この作品にとても合っています。
何か始まるワクワクが感じられて何度も聞き返してしまいました。

応援したくなる明日ちゃんが、友達の輪を広げていくところ、
ぜひ見てください。

投稿 : 2023/06/29
閲覧 : 83
サンキュー:

6

hidehide さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

起 承 転 結 そして、また、起へ…

全く事情が飲み込めないまま、
体操選手バリの演技をあぜ道で披露。
そして、シーンは
先客のいる教室から、2人の会話へ…

やたらと同級生に擦り寄り、こび、へつらう様な。
セーラー服も目立ちたい『だけ』の小道具に過ぎないのか、
そんな事を思わせる話しが暫くは続くのですが…

一人一人との、
丁寧で、優しく、暖かく、本気で関わりを持つ姿に、
こびたり、へつらっていた訳ではないのでは?
ただ、
純粋に、欲していた、切望していただけ、なのでは?
…と思わされる様になります。

おや? と思うこの辺りから、
周りの友人が、
そして、それを見ている視聴者(少なくとも私)は
小路の一挙手一投足を違う目で見始めたと思います。

それでも、以後も、
『あぁ…いい子、だな』『いい友人に恵まれたな』
程度でしか回は進まないのですが。

それまでに刷り込まれた『明日小路』が…

12話で覚醒します!

今まで、決して日常回では無かったのだ、
11話のそこかしこ、に、『小路』の『素晴らしき様々』が
サブリミナルの様に散りばめられていたのだ、と、
12話で思い知らされます。

少し前まで、1人。あぜ道で披露した体操選手シーン。
それが、今は、多くの友人の前で、ステージで…

曲、画、構成、見せ方、個々の表情、全て、圧巻です。
なぜ、
なんで こんなにグッと来るのか、不思議でした。

そして、そんな夢の様な覚醒の瞬間も束の間…

シーンはまた、教室で。2人の会話へと…

素晴らしきかな連休。
イッキ見、をしましたが、よもや数時間後に、
涙している自身がいるとは思いませんでした。

『起承転…』が終わり…

シーンは最初の教室…最初の2人の姿が。
シーンは同じでも、
もう違う…もう、1人ではない…

教室での2人…そして、会話…

楽しかったなぁ、また、できるかなぁ?
できるわよ、たくさん…で終わる、『結』…

見事な起承転結、だったのではないかと思います。

そして…

あっ!おはよう!

…の言葉から始まる新たな『起』


作画がいい、声優がいい、
メインを張れる花澤さんがお母さん役なのも、
何だか、声もキャラも、ホッとしていい、
emyu(木崎江利花)のバイオリンがいい、
emyu繋がり + 一流の私学だから、グランドピアノも
一流をそのまま使っているのか…などなど。

良いところを挙げたらキリがなく、
だが、
ストーリー? 何が、どう? 何話目が?など、
説明するのは、何だかとても難しく…

敢えて言うならば、
初回や、途中まで見ても、それは過程、
ほんの僅かな かけら に過ぎない、と思います。
12話になって、ようやく完成する作品、
そんな感じの作品でしょうか。

いやはや…

何だか、ホント、いいモノ見たなぁ…
そう思わせてくれる作品でした。

投稿 : 2023/05/02
閲覧 : 125
サンキュー:

11

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

景色がよろしくて大変結構ですw

いやぁ、そんなでも無いとは思うんだけど、この作品もフェミニンな正義の味方のターゲットになりそうな要素を持っていますことでw。

タイトルの景色がよろしいというのは、ハッキリ申し上げて作画がよろしいという意味以上に、他の方も仰っておられますが、フェティティッシュな要素も含めての事です。

ここは誤解を恐れずに言っておこう!。

ただね、さすがにこのオッサンのにとっては、
女性を性的うんぬんといったレベルではなく、なんていうか、そうですねぇ・・・自分が小僧だった時(時代)を思い出すノスタルジックなちょっとドキドキするようなフィーリングのような気がしています。

まぁ、そっち系の正義の味方からみればキモイのは変わらんのでしょうが、そこは否定はしませんよ・・・ええ、無駄な抵抗はしませんw。

あ~無用の敵を作ってしまいそうなので、全体をネタバレにして隠しておこう、そうしようw。
と、自主規制をしておきますので、書き手のオッサンを悪く思わないでくださいね。



物語自体は、
あえて言うならば・・・、
女子高生のぞき見系日常系・・・。

あるいは、大人ののんのん日和・・・的な・・・、違うか。


しかしながら、この作品を観ていると、なんとなく、女子高生の私生活やマインドを覗き見ているような背徳感があるのは何なんでしょうねぇ。

主人公の明日小路は典型的な人たらし系の女子高生ですね。
1人の学校から大勢のクラスメイトのいる学校へ進学し、色々な友達の良いところを発見し、当人さえ築いていないような魅力を見つけ(開発)ていき、どんどん友達を増やしていくのは私の大好きな展開でした。
そして、繰り返しになりますが全体的な作画も含め「キャラクタ達も」景色がよろしいので、大変楽しかったです。
クラスメイトも、なんとも個性的、魅力的でしたしね。


さてと、作画については前述したように異様に美しいものでした。
何故にここまでカロリーを使われているのかわかりませんが、素晴らしいクオリティでした。
背景もそうですし、一つ一つアイテム、一場面一場面が隙のない密度でした。
キャラクタもとてもシャープで、1人1人のタイプも明確に違っています。
それぞれが、緻密に(フェティテイッシュな意味も含めて)個性分け、キャラ分けされていたと思います。

主人公の明日ちゃんのでっかい垂れ目(ちょっとメダマお化け的に見える瞬間もありましたかね、私的にはw)
江利花ちゃんの跳ね上がり系ツインテ。
谷川さんの細目系垂れ目。
古城さんのメガネ。
蛍ちゃんのロリ要素。
四条さんのむちむち系。
大熊さんの学者系ぼさぼさアタマ。
眠り系女子の根子さん・・・etc.

どちらかというと垂れ目系女子が少し多めなのかな。
私は松本零士系ヒロインで鍛えてあるのでw全然問題は無かったですが、この点なんか「クセ有り」って事で苦手な人もおられるかもしれませんね。

いずれにしろ、問題発言かもしれませんが、オジサンの目には若さ溢れる行動と、しなやかな肢体、活き活きとしたお友達との活動は眩しかったですね。
ノスタルジックな意味も含めて、とても魅力的に見えました。

声優さんについても、視聴中は全く気になりませんでした。
絵力、密度が強いのもプラスの要素かもしれませんが、声優さんの顔を浮かべてしまう事もなく、そのキャラをキャラとして楽しんで観ることが出来ました。
よかったです。

音楽は・・・OPが素晴らしかった。
好みの要素も大いにあるのですが、アコースティックなギターから始まり、美しい背景とシャープに描かれたキャラクタが活き活きと登場し、伸びやかな音律の中で奏でられる音楽とそして同様に伸びやかに歌われる歌詞。
歌詞の内容も、とても共感できるものでした。
真っただ中にいる現役の学生世代にも共感できる歌詞でしょうし、既に取り戻せないオジサンになった私にも(懐古も含めて)とても共感性の高い歌詞だと感じました。

某youtubeに公式MADとも言われているリリックビデオを何度も観直してしまいます。
なんていう手法なのか判りませんが「話さえぎるチャイム~」からのバックのフレーズにメインの歌詞が重なっていく感じが特に好きで・・・。
たしか某AKBの曲にも似たようなところが有って、その曲も好きだったんだよなぁ、と思い出しました。
なんていう、演奏技法(奏法)なのかなぁ、こういう曲を他にも聞いてみたいのですけどねw。

一転EDは線画と淡い色使いのみとなっており、曲調も少し落ち着いたものとなっていますが、こちらもとても印象深いものでした。
OPの元気で活き活きとした表現方法とうまく対比できていると思いました。
こちらも素晴らしかったです。



この作品というか、明日ちゃんをみて、大分以前に亡くなったばーちゃんによく言われていた言葉を思い出しました。

「人に可愛がられる人間になりなさいよ・・・」

残念ながら、私はその教えを守ることはできずに、少しだけ斜めった人間に育ってしまい、大変申し訳ないのですが・・・w。

そこそこ、生きてきてやっぱり思うのは、
素直で正直に、まっすぐ生きている方がこの世の中ってかわいがられるんですよう。
変にカッコつけたり、マウント取ったり、人を小バカにしたような態度をとる人は、結局、可愛がられません。

ちゃんと挨拶をし、素直で、人を思いやり、人に関心をもち尊重し、人の話を聴ける人、そして言うべき時(事)はしっかりと言える人が可愛がられていきます。

明日ちゃんをみていて、そう思いました。

アニメを本気にしなさんなって?
てやんでぇ、
こちとら長い人生斜めに渡り歩いてきての実体験でぃ!!


って事で、間に合う皆さんは明日ちゃんのように、元気に真っすぐ育っていってくださいな。



あくまでも、オッサン目線になりますが、大変、楽しく、そして少し懐かしく、ほろ苦くもあったかな・・・ってな思いを持ちながら見れました。
この作品は確かに「そういう要素w(?)」も含んでいるとは思いますが、そんな点ばかりにケンカを売らないで、もう少しピュアな目で視聴出来たら、本当に作品自体のクオリティを楽しめると思います。

私的には良作です。
是非とも、機会があれば視聴して観ていただければ幸いです。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 369
サンキュー:

34

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

眩しい青春もの

内容的にはなんてことないきららの日常系とかで描かれてそうなものなのだけど、丁寧な作画や絵柄とも相まって新鮮でキラキラしたものを感じます。

主人公がセーラー服で他の生徒がブレザーで浮いてしまうんだけど、それを強みにして色んな子達と関わって仲良くなれるところが凄い。登場人物も多いんだけど、主人公を軸にして話が進められていくので把握は容易でした。

いわゆるお嬢様学校というよりは素朴な女子校といった方が個人的にはしっくりきて、まさに癒し系の作品でしたね。

周りが結構豪華な声優陣で固められていながら主人公役の人も決して浮くことのない見事な好演ぶりでした。あと、花澤香菜さんが母親役をやっていたのにもびっくりしましたね。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 109
サンキュー:

13

ろれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ガッチガチのフェチアニメなのに健全

シリアス展開ほぼなしの健全でまぶしいアニメなのにいたるところにフェチをねじ込む革命的作品。
10代のころに見てたら拗らせてたので大人で良かった

投稿 : 2023/03/29
閲覧 : 115
サンキュー:

5

賭けくるい さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

作画だけ

ブラザー着用気づかない訳ないだろwwwwwwww

絵が綺麗なだけで、退屈

つまらん。

可愛いロリがらたくさん出るから非モテのおっさんは喜んで見るんじゃない笑

こんな子現実にいねーわ

幻想見てんなよ童貞ども

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 108
サンキュー:

3

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

明日ちゃんの明日はきっと晴れる

セーラー服を来た話
漫画は読みました
私の記憶が丁度途切れたとこで本アニメが終わったので、個人的にはとても印象が良い感じです

1話に1つの話。1話につき1人のキャラに焦点を当てて、主人公とどのように関わっていくのか、をポップに明るく、そしてテンポよく展開していきます。最悪、1つの話を飛ばしたとしてもどうにかはなりますが、最終話に響いてくるので、是非とも最後まで見逃さないで欲しいです。
キャラに焦点を当てることにより、全体的なイメージの構築と作品のイメージの向上が同時に行える、というのは物語構造的に優秀だと言わざるを得ません。
キャラが可愛く、最終回にのめり込めるのもポイントです

とはいえ日常系の、それも中学生の話ですので、「こんな綺麗事だらけの理想生活なんてあるわけないじゃん」と否定的に見れなくもないですし、テンポが良い故に内容が薄いとも言えるので、退屈な方も出るかもしれませんが、個人的な満足度としては上の方の作品です。

最終話が1番満足できるので是非とも皆さん最終話までしっかり見ることを是非オススメしています

{netabare}
セーラー服に憧れ母親の母校に合格した田舎住まいの主人公(明日)はセーラー服が制服じゃないことに入学式で気づき学園長から許可を貰い1人だけセーラー服で登校する。クラスメイトと仲良くなった主人公は体育祭にて最初の友達(木崎)の伴奏と共に踊りを披露しながら体育祭を思い返す

やぁ感動した。
というか漫画でも思いましたが、作画がすっごい。なんというか...こう...扇情的ですよね。うん。

木崎さんとの釣りも好きですが、蛇森さんの演奏も好きです。漫画で泣きました。

やはり最終回が神回でした。
漫画でも躍動感や感動が押し寄せてきましたが、アニメでの盛り上がりは異常なほど。どの競技もものすごく見所が詰まっており、特にバレーボールがやばい。とにかくやばい。
卓球で負けちゃったホタルちゃんが頑張るのもめっちゃいいし、バレー部2人が本気なのも良いし、最後を小路ちゃんが決めるのも最高。
最終話としてはこれ以上ないくらい最高のものだったでしょう。

正直2期とか来て欲しくないですね。漫画は続いてもアニメはこのままでいて欲しいです
{/netabare}

投稿 : 2023/03/27
閲覧 : 88
サンキュー:

8

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お話と音響と絵作りがいいだけのアニメ

だけってなにって話なんですけど、
これを認めてしまったら負けな気がして・・・
まあ、それを意識してしまう時点ですでに負けてるんですけど。
女子中学校の綺麗なところだけを詰め込んだ非常にキラキラした物語でして、明日ちゃんがとっても良い子なので、そんなキラキラした記憶もない自分がどんどん矮小な人間に思えてくるんですよね。
目は離せないけど、体感時間が長く感じて、非常に疲れるので倍速じゃないと無理でした。
性根の腐った人間にこれは毒です。
酸素濃度100%のガスを吸い続けると最悪死に至るようなものすね。
ほどほどなら体に良いんですけどね。

投稿 : 2023/03/19
閲覧 : 406
サンキュー:

18

趙海如 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白いのか?

ごめんなさい。「作画が綺麗」以外、記憶に残るものがありませんでした。
作画以外の良さを教えてください。

投稿 : 2023/03/17
閲覧 : 139
サンキュー:

3

太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こんな良い子見たことない!

配信で一気見したんですが、まず、こんなクオリティの高いアニメを地上波でやっていたことに驚きました。
特に、細かい動きまで徹底的にこだわった美麗作画と、その作画の魅力を最大限に引き出す演出が最高の一言。
主人公の小路ちゃんは、性格が良いことに加えて容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能と、非の打ち所がないほどの完璧主人公。(短所がないわけではない)ただ、1番の魅力は底抜けの純粋さです。
設定が中学生なのに、ルックスが完全に高校生なのはもうこの手のアニメのお約束なので気にしないようにしましょう。
ストーリーは小路ちゃんの友達との出会いとふれあいが中心。基本的にはいわゆる日常系なので、そんなに大きな起伏があったりはしません。
小路ちゃんの一番の魅力である純粋さを描くことに振り切った脚本なので、それに気付けるかどうかはこの作品を面白いと感じるか退屈だと感じるかに大きく影響すると思います。
4話?と最終回のなわとびEDが大好きでした。

投稿 : 2023/03/15
閲覧 : 118
サンキュー:

9

ダビデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

タイトルなし

2話で断念。ただただ、合わなかった。

投稿 : 2023/03/10
閲覧 : 115
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

線描は細かい

アニメーションとしてはかなりの枚数を使っているだろう。。最近のアニメの中では1,2を争うほど細やかな演出である。

原作は少女漫画ではなく「となりのヤングジャンプ」連載の青年漫画だというので、最近はアニメに少女漫画だの少年漫画だのといった垣根が存在しないのが分かる。

ただ、内容に関しては作画が綺麗だけにもったいないというか。。リアルな背景や作画はアニメ業界に10年もいれば慣れてくるものなので、「その先」の表現まで出来ているかと聞かれると難しいと思う。

投稿 : 2023/03/02
閲覧 : 162
サンキュー:

19

ネタバレ

みかんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

メモ

酒を飲みながら1人で一気に見ろ

よくある日常系。
なんだけどなんだろうこの気持ちは・・・
忘れてる何かを引っ張り出してくれるような・・・

1~11話は何気ない日々なんだけど一切無駄なシーンがない。
全ての描写に意味があるような。でもなんとなく雰囲気で受け止めればok。

からの最終話の体育祭の演出。
この11話で積み上げてきた明日小路がステージの上で踊るシーン。
クラスメートと仲良くなるために距離を縮めていた(=応援する側)小路が、
今度はクラスメートから『私たちが応援する番』と応援される側へ。

隣で伴奏してる木崎江利花は言わずもがな小路を1番応援したいという現われなんだろう。

12話でここまできれいにまとめた日常系を初めて見ました。
流し見する気だったのに画面にかじりついて見てしまいました。

投稿 : 2023/02/20
閲覧 : 105
サンキュー:

3

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明日ちゃんのセーラー服のストーリー・あらすじ

舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。 あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、 明日小路。 念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるがー 「私はセーラー服に決めました」 決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪ クラスメート、給食、部活動… “初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける! 少女たちの、キラキラ輝く青春日記。 「友達いっぱいできるかな?」(TVアニメ動画『明日ちゃんのセーラー服』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年冬アニメ

声優・キャラクター

明日小路:村上まなつ
木崎江利花:雨宮天
兎原透子:鬼頭明里
古城智乃:若山詩音
谷川景:関根明良
鷲尾瞳:石上静香
水上りり:石川由依
平岩蛍:麻倉もも
四条璃生奈:田所あずさ
神黙根子:伊藤美来
龍守逢:伊瀬茉莉也
峠口鮎美:三上枝織
蛇森生静:神戸光歩
苗代靖子:本渡楓
戸鹿野舞衣:白石晴香
大熊実:小原好美
明日ユワ:花澤香菜
明日花緒:久野美咲
明日サト:三上哲
福元 幹:斉藤朱夏

スタッフ

原作:博(集英社「となりのヤングジャンプ」連載)
監督:黒木美幸
シリーズ構成・脚本:山崎莉乃
キャラクターデザイン:河野恵美
サブキャラクターデザイン:川上大志・安野将人
総作画監督:河野恵美・川上大志・安野将人
美術設定:塩澤良憲
美術監督:薄井久代・守安靖尚
色彩設計:横田明日香
撮影監督:川下裕樹(MADBOX)
3Dディレクター:宮原洋平
キャラクターレタッチ:カプセル
編集:齋藤朱里(三嶋編集室)
音楽:うたたね歌菜
音響監督:濱野高年
制作:CloverWorks

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