STONE さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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平家物語の感想・評価はどうでしたか?
STONE さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
takato さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
確かパクさんこと高畑さんも映像化を考えていた「平家物語」を京アニの至宝「山田尚子監督」が外部のサイエンスサルに出てて制作というだけで興味深かったが、実に美しく見易いものになっている。
声優陣が豪華なのは当然として、オリジナルキャラである悠木碧ネキ演じる未来視ができる琵琶に置くことで、悲劇の結末に向かう物語という視聴者の視点を作品内に持ち込むことに成功している。なにより今や声優当代一といっても言い悠木ネキの演技が流石の領域。
平家は悪役にされがちだが、少なくてもそれは上の一部の男どものせいであって、少なくても女性や子どもたちには罪はなく、彼らは彼らなりの幸せをただ送っていただけだった…。その切なさが物語の推進力にちゃんとなっている。opでみんなが笑い、踊り、楽しんでいるのが余計にその想いを増す。
そして、本作の一番のポイントだと思うのはビジュアルの美しさである。京アニやユーフォ的な書き込まれた端正な絵柄とは正反対のシンプル過ぎるほどにシンプルな絵柄、それでいながらその少ない線だけで可愛さも複雑な表情も表現できる作画力、そして題材にあった背景力、全てが合わさって他とは全然違う美に到達している。なにより引き算の演出と、線の軽やかさが見事。
まだ全話見てないので途中レビューですが、少し見ただけで必見の作品として確定の出来栄えですなコレは!。
(追記)
全話視聴。後半の「平家物語」のメインともいえる平家の都落ちからの滅亡というクライマックスが少々はしょり過ぎな感じと、主役の琵琶がそこから外れてしまったのが少々勿体ないが見事な良作でした。やはり1クールでは厳しかったかな。どうせならnhk枠でやって欲しかった。
早見さんの演じる透き通るような美しい女性ってタイプは色々見てきたが、本作の徳子は思わぬ凄いハマり役だった。この物語は、男性は欲に囚われて現世の状況によって右往左往し「思い通りの人生」になんとかしようと必死に足掻いているが、女性はそういうった修羅界から外れて切なる祈りと赦しの世界へと解脱する存在として対になっているように思える。
女性キャラの代表である琵琶は、結末を知っていても何もできない少女だが、自分が共にあった人々のことを語り継ぐということで祈りとなす。もう一人の代表である徳子は母という大いなる赦しの象徴になって、単なる綺麗な女性キャラを超えた大きさに到達している。「思い通り」にならない人生を恨むのではなく、そのことを赦した人だけが得られる道がある。
覆面反対 さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヒロインコレクター さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
期待していなかったのですが試しに見たら以外と面白い作品だなぁと
建礼門院徳子と平重盛がこの作品を通じて好きな歴史人物になったきっかけでもあります
平清盛の直系の娘と息子だけあって気苦労が絶えなかったのかなぁと
奢れるものは久しからず
諸行無常の響きあり
の2つの意味が分かりますね
ぬぬ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
学生時代に必ず習う平家物語。
栄華を極めた父 平清盛の傍若無人ぶり。
その清盛と後白河法皇のあいだに入り、世を平穏に保とうとした長男 重盛。
清盛の思惑に振り回された長女 徳子。
重盛の死によってバランスがくずれ、清盛の死により平家が衰退し、宿敵源氏に追い詰められていく歴史の流れが、アニメだと大変わかり易く観ることができます。
壇ノ浦で源氏に敗れ、覚悟を決める平家の姿には悲しくなりますが、大変歴史の勉強になります。
作画はたいへんキレイで、時々出てくる花や鳥を観ていると、まるで植物や動物図鑑のようです。
学生の頃は嫌いだった歴史を、アニメで学び直すにはうってつけだと思います。
声優さん達みんな上手なのですが、特に悠木碧さんと早見沙織さんには星5つ差し上げたいです。
ペガサス さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
平家物語のテーマは鎮魂と救済である。
この物語を現代に蘇らせることに意義があるとすれば、京アニ事件もそうだが、3.11やコロナ禍を体験した現代人への鎮魂でもあるからだろう。
また放送中にウクライナ戦争が始まった。
時代は変われど世の理不尽さは変わらず、思いを残して亡くなる人がいるのも変わらない。
その背景には国津神(竜宮)=市杵島姫が控えていて、そこには阿弥陀如来という時代や人種を超えて通底する救済の思想がある。
「西のほうに紫雲がたなびいた。空に。室内には香りが満ちはじめた。譬えようもない美しい香りが。異香が。
そして空に音楽が聞こえた。お迎えは来た。女たちもまた。穢土より、浄土へ。」
五色の線は琵琶の音色となり導かれ、西方の空へと揚羽蝶が飛んでゆく。
魂の昇華を描写した美しくも鮮烈なラストシーンは圧巻である。
蒼い✨️ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
Mi-24 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
shino さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
山田尚子&高野文子、
制作、声優、条件が揃いすぎている。
平家の人々と琵琶を持つ少女びわ、
時代に翻弄されながらも懸命に生きる人々、
貴族社会から武家社会へ、激動の時代に揺れる。
諸行は無常であること。
羊文学の主題歌が美しく、
平家の栄華を描いたものであれ、
その日常に、その風景に、
無常観という魔法がどこか揺蕩い、
ここに生きた人々が愛おしくなる。
{netabare}亡者が見える重盛に、
亡者は何を語るのでしょう!?{/netabare}
やがてくる没落か、己の死か。
最終話視聴追記。
{netabare}水面に沈む平家の赤旗、叫べども届かず、
長門の潮の流れ、あまりにも美しい夕凪、
生者必滅、渦に身を投じ、ここに散る。{/netabare}
生きることは、語り継ぐことなのでしょう。
正しく喪に服し、亡き者に祈りを捧げる。
人の世にある苦しみを乗り越えるための祈りを。
沙羅の花、儚く美しく。
合掌。
ぴかちゅう さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
山田尚子さん監督作品で、かつ物語の素材がしっかりしている以上、外れることはなさそう、とは思っていたものの、キャラデザが好みでなかったこともあり、後回しになっていました。
実際、試聴してみて外れることはなかったのですが、特筆すべき何かがあったか、と言われると難しいですね。この作品の特徴は、「琵琶」という架空のキャラクターをナレーターとしてではなく、登場人物の一人として平家物語のなかに入れ込んだ、というところにあろうと思います。この試みが失敗したとは思わないのですが、とても成功した、という感じもしません。{netabare} 琵琶だけ成長しない {/netabare}という設定もちょっと変ですし。あと、EDはなんかちょっと違うかなーという印象でした。
[2023年12月追記]
完走した作品のみをレビューしているため、とりあえず完走できる質だったということで、これまで、レビュー点数は3.0以上としてきました。しかし、レビュー内容が辛口になっている場合でも3点台をつけているため、他の方の同じ程度の辛口レビューと比べて、点数がかなり高めになっていました。そのため、レビュー点数の下限を2.5点に変更し、この変更に合わせ、このレビューの点数も変更しています。
CfrzK48306 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本題に入る前に・・・なんだか「あくまでダイジェスト」が私の口癖になってますね・・・
ていうか古典、文学、ゲーム、漫画に限らず「原作付きアニメ」ってのは98%くらいの比率でダイジェストな気がします。
「進撃の巨人」みたいに最後まできちんとやってくれるであろうアニメは希少なんだろうなと思います。
ましてや、こんにちのアニメは1クール主流、2クール以上だと「ダレる」だの「中だるみする」だの文句を言う人が多いです。
で、このアニメ平家物語ですが、文庫本四冊分くらいの長い物語をうまく11話に落とし込んだものだとは思いますが、
それでも平教経の活躍とか義経の八艘飛びなどいろいろ名シーンが割愛されてたのが残念です。
ただ、ネット上の考察によると山田尚子監督が仏教思想とかいろいろ難解な表現に挑戦していたようですね。
そういう意味では山田尚子監督の作品とも言え、単なるダイジェストとも言えないのですが。
声優面も豪華キャストですが特に悠木碧さんが今までの自分の演じてきた役とは全く違う「びわ」というオリジナルキャラの少女の役を熱演してるのが感じ入りました。
きっと、そろそろ30代になる自分を変えようと奮闘したんでしょうね。
ace さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
素晴らしいね
真ん中くらいまで、正直退屈でしたが
そっからクライマックスまでの盛り上がりがすごい!
え?どうなんの?どうなんの?とグイグイ引き込まれ
目が話せない状態になるとは・・・
たった11話ですが素晴らしかった
実在する古典文学である「平家物語」のアニメ化
900年前の作品です
語り部である琵琶法師を主軸とし
平家の繁栄から一族滅亡までを全11話で描く
とても良かった
なんだかんだあっても
平家の者は全員が勇敢で立派な武士であった・・・
OPもとても良かった
youtubeでOP見てみる価値はあるよ!
俺は今まで見たアニメで最も良いOPは
NARUTOのシルエットだと思っている(見てみて!)
いまのとこ2位はGTOのDriver's Highだが
2位に匹敵するか、近いくらい良かった!
OPのみんなの笑顔だけで泣ける・・・
思い出に残る傑作!!
異世界転生や萌えアニメに埋もれ、日本アニメ界は
死にかけていると思っているが
現在でもこんな名作を作れるんだなぁ・・・
捨てたもんじゃねーや!日本アニメ界
おすすめ
くまさん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オリジナルキャラ、びわの視点で描かれた、
平家の栄華と滅亡の物語。
びわは、平家の良心、重盛に保護され一緒に屋敷で暮らすことになる。
平家と深い交流を持ったびわの視点で描かれるため、
平家の最期には史実で知る以上の悲哀が感じられました。
清盛の暴虐を諌めていた重盛の実直さ。
その重盛の3人の息子である、維盛・資盛・清経との日常。
清盛の娘、徳子へのあこがれ。
幸せなときはながれていき、だんだんと垂れ込める暗雲。
重盛の死をきっかけに、どんどんと切迫した事態へ。
戦術面・政略面の描写が控えめなので、
ところどころは調べてみて知識を補うとよいかも。
より平家の置かれた状況がわかり、
源氏に追い詰められていることが感じられ、息苦しくなります。
倶利伽羅峠で大敗を喫し、
大飢饉のあと苦労してかき集めた戦力を失った平家。
都を追われ福原へ逃げるも、一の谷で破れ、陸を追い払われる。
さらに屋島で負け、瀬戸内海の海軍拠点を取られる。
強みであった制海権を失った平家、
これを機に源氏へ寝返るものが続出。
根拠地でもあった九州でも、安息の地がなくなる。
そして、補給を絶たれ孤立無援の平家が、壇ノ浦決戦へ挑む。
生き残った者たちの胸中やいかに。
落日悲歌を味わう作品として秀作だと思います。
多くの人に見てほしい作品です。
青龍 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
本作は、日本人なら誰もがその結末を知る軍記物語『平家物語』のアニメ化作品である。物語は、平家の栄華の頂点から始まり、後半はそこから平家が一気に滅亡に向かって転落していく展開に引き込まれる。また、私は、予てより平氏は武家でありながら貴族として伸し上がろうとし、源氏はあくまで武家のまま天下を取ろうとしたところに両氏の明暗を分けた重要な差異があると考えていたところ、本作は、その対比がうまく表現されていると感じた。
以下、本作を視聴する上で気になった点が3つあるので、それについて書いていく。
【「びわの役割」について】
本作に登場するびわは、歴史上の人物ではなく、彼女が歴史の大筋を改変してしまえば、それはもはや『平家物語』ではなくなってしまうから、平家の大筋の歴史に介入することはない。
また、平家物語は、登場人物が多いため、それぞれの登場人物の異なる視点から語ったのでは、視点がコロコロと変わって視聴者が見難くなる。そこで、びわは、彼女からの固定された視点を通じて、平家一門の栄枯盛衰を眺められるよう視聴者の便宜のために設定された、いわゆる「狂言回し」である(例えば、NHK人形劇三国志で紳助竜介が演じたシンシンとロンロン。なお、「狂言」は能狂言の意であり「トリックスター」とは異なる。)。
したがって、彼女は、視聴者のために設定された便宜上の存在にすぎず、本当に存在したかのようなリアリティをある程度付与されてはいるものの、基本的に物語に介入しないのが「お約束」になっていると考えられる。
確かに、観る側は、彼女が作中の人物として描かれ(未来が見えるだけに物語に介入できそうに見える)、かつ本作は悲劇なのであるから、彼女に救いを求めてしまう気持ちはわかる。しかし、彼女は、基本的に傍観者であり、視聴者と同じ存在といえる(彼女の未来が見える設定は結末を知っていても何もできない視聴者の暗喩といえ、見た目が変わらないことも架空の存在であることを匂わせる。{netabare}また、重盛から受け継いだ左目は、負の連鎖を断ち切る「赦し」「鎮魂」の象徴なのだろう。我々が平家物語を通じて平家を忘れないことが鎮魂になる。なお、徳子が渦に巻き込まれる未来視は、彼女の死を暗示するものであるが、史実通り彼女は生き残る。この辺りは、本来何も出来ないはずのびわについて、監督が観る者の感情と折り合いをつけるための工夫だったのかもしれない。{/netabare})。
【「歴史モノ」について】
本作は、栄華を極めた一族(登場人物が多い)が一気に没落するまでの壮大なストーリーを全11話にまとめたのだから、どう考えても尺が足りない。それゆえ、それぞれの登場人物に複雑な背景を書き込んでいくだけの余裕がない以上、人物描写は簡略化せざるを得ない。その辺は、見た目、わかりやすい行動など、アニメである点を上手く活かしてキャラ付けが補完されていると感じた。
確かに、ある程度歴史の知識を持ち合わせた人間からすると、そんな乱暴なキャラ付けがあるかと憤る気持ちもわかる。しかし、冒頭で書いたように、「平氏は武家でありながら貴族として伸し上がろうとし、源氏はあくまで武家のまま天下を取ろうとしたところに両氏の明暗を分けた重要な差異」があり、それに基づいた意図的な色分けを感じた(平氏の貴族化と源氏(木曽義仲と源義経)の武者振りとの対比、源頼朝は両者の中間のどっちつかず(源氏の将軍が3代で終わり、後の北条氏による執権政治の暗示ではないだろうか))。
また、前述のとおり尺が限られており、説明不足の表現はかえって分かりにくくなるから、このように伝えたいテーマを絞って(大筋を改変しない限度で)歴史を再編集することは、情報の発信者としてむしろ好ましいとすらいえる。本作は限られた尺の中で上手くまとめられていると感じた。
このように歴史を再編集した場合、「歴史と創作」は、「原作とアニメ」の関係と同じ問題、つまり可能な限り史実(原作)に基づいた創作でなければならないのかという問題が生じる。これは、視聴者が歴史として学んだことや他の創作物から形成された既存のイメージとの乖離によって起こる。単純にいえば、自分が思っていた『平家物語』と違うことからくる違和感である。
確かに、「歴史モノ」である以上、本筋を変えない範囲(この辺の許容範囲も人によって異なるとは思われる)という制約はある。しかし、史実(通説)と異なると思われる演出には、製作者側に何らかの意図があるものだ。
例えば、『三国志演義』では、史実以上に関羽の武勲が盛られている。それは、演義を羅貫中に書かせた商人の出資者に、商人の神様であった関羽の名声を高めようとする意図があったらしい(youtubeの「ゲームさんぽ」で早稲田の渡邉義浩教授が言っていた。)。
もっとも、そうであるからといって、世界的に愛されてきた創作としての三国志演義の価値が低下するものではない。
「歴史モノ」は、あくまで創作であるから、フィクションの部分に史実と異なる違和感が生じがちである。しかし、それは製作者が一定の意図に基づいて歴史を再編集した結果生じるものであり、そこに製作者の独自性がある。また、その製作者の視点が歴史モノの面白さの一つだろう(同じ演目でも演者によって変わる落語みたいなもの)。
とどのつまり、『平家物語』も古典とはいえ庶民の娯楽でありアニメもエンタメなのだから、その製作者の独自性が、史実に基づいているかより、あくまで作品としての面白さにつながっているかが常に優先されるべきだろう。
【声優について】
本作では「声優全員主人公問題」が発生している。これは、声優をかつて主人公を担ったことがあるような豪華な配役にした際によく起きる現象である。
この問題は、配役がその人物の声に合っているかや演技の善し悪しではなく、「登場人物が多い作品であるにも関わらず」主人公のようなイケボばかりで特徴的な声の人物が少ないため、「声だけで誰かを判別しにくくなる」という問題である。また、男性の登場人物が多いため、びわを女性にしたのだろう。そのため、尺が足りない問題に加えて、「見た目」の差異に頼って人物を特徴づけざるを得なかったと思われる。
本作では、清盛役の玄田哲章さんや後白河法皇役の千葉繁さんは周囲との違いがわかりやすく、重要な役どころだけに配役への配慮を感じる。もっとも、声を聞いただけで声優の名前を判別できる層には共感されない(笑)。しかし、若本規夫さんが自分のように特徴的な声を持つ若手が育っていないことをよく危惧しているように、ポスト玄田、千葉、若本に該当する若手声優がいるのか?と問えば少しは共感してもらえるだろうか。
(追記:本レビュー投稿後、『Re:ゼロから始める異世界生活』のペテルギウス役の松岡禎丞さん、『ゴブリンスレイヤー』の鉱人道士役の中村悠一さん、『ダイの大冒険』のクロコダイン役の前野智昭さんが普段の主人公的イケボと違う特徴的な声を出していたことを思い出す。普段の発声を変えてまで出演を求められるくらいなのだからこういった声に需要はあるはずだ。今後はこういう芸達者な人が生き残っていくのだろうか。)
声優で特筆すべきは、上で書いたように「びわ」が架空の存在のため、ふわふわとした現実味のない役どころで演技によっては一気に現実味を失う危険もあるのだが、悠木碧さんの演技に違和感はなかった。琵琶法師としての歌にも迫力があった。
hidehide さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:----
記録、手記、口伝、など。
『歴史』とは、どこまでが真実なのでしょうかね。
恐らく、全ての歴史は、どこか、少しは間違いが
あると思います。
だって、誰も、その目で見てない訳ですから。
記録、手記、は、書き手の主観や感情が全くない、
…とは言い切れないでしょうし、
口伝に至っては、伝言ゲーム同様、
数人も経てしまえば、もはや、どれが、何が、原型なのか。
それでも、
簡略化された義務教育の範疇で知る歴史。
更に深く記したその他の書籍などでも、
およそのあらすじがズレていないのは、
だいたい、『こんな感じ』だったのでしょうね。
本作品、
『琵琶(ビワ)』という少女が登場します。
だいたいこんな感じ…の歴史、なので、
もはや、何でもアリでしょう。
重盛がそんな少女を引き取った、などという
記述はないかとは思うので…
本作品の架空の存在でしょうし。
先(未来)を知る事ができるビワ、が登場した事により、
更にフィクション要素がかなり増してしまい、
曖昧とは言え、
語られている歴史が台無しになってしまいそうですが、
そうはなっていない描き方は上手いですね。
ビワ。
未来から来た?どこから来た?
そんな、不思議な存在、に思いました。
(成長しないのも、そんな意味があるのでしょうか)
これは、ビワが見た平家の歴史、顛末。
そして、それを現代に語っている様な。
ビワ = ストーリーテラー なのでしょうかね。
確か、怪~ayakashi という作品の中で、
鶴屋南北が、
『自身が四谷怪談という架空の物語を書いたせいで
今、尚、その呪いが世に残り、後悔している』
…と、
自身の物語を自身が霊となり、語りべとして
今の世に伝える、という様な話しがありましたが、
それに近いモノを感じました。
凄く面白いか、と言われたら、
人を選ぶとしか、言えないのですが、
作り方、視点、として面白かったとは思います。
og3jar さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
てとてと さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ビックリヤングコーン さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
序盤はあんま得意な感じではなくて、ちょっと微妙な展開が続くと思いきや、中盤から後半は物語が加速していきあっという間に見れた。作画が綺麗でopからの物語が始まる感じも良かった。歴史物はなんか信用できなくて好きじゃないけど、物語として楽しむのはアリだなと思った。
Re伊藤みかん さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
はろい さんの感想・評価
1.1
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.5
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
何もかもが豪華過ぎるので、全員知らない人だと思い観始めましたが、やはり気になってしまいます。
劇中の音楽ですが、好きな音楽と、良くない音楽の差があります。
羊文学はメジャーデビューしてから、本当に悪くなりました。
EDは苦手です。
1話を観た限りだと、切ってしまいそうな勢いですが、これだけの人達なので、もう少し観続けたいと思います。
追記①
何度か挑戦しましたが、大好きな悠木碧さんですらわざとらしく聴こえ、観るのを断念しました。
そもそも面白いアニメは何も考えず観れますし、アニメを観ていて先に人が浮かんでしまう時点で失敗作だと思います。
追記②
時間が経ったので改めて挑戦しましたが、
絵柄、間、主人公の行動、演出など無理なところが多過ぎて断念しました。
何度か挑戦して、苦手なのが分かっているのにまた観たのは、平家物語だからという理由なのですが、そう考えると、せっかくの平家物語がこのように消費されてしまったのがとても残念です。
あまり関係ないですが、これを観るぐらいでしたら、うた恋いをお勧めします。
lcXEE65136 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
権力を持って好き勝手して没落していく。
1000年たっても人間は成長してないってのがよくわかる。
ゆーしゃん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なるほど〜平家物語ってこーゆーお話なのね!
と言うのが率直な感想、
平家めっちゃクズw
すっごい面白いってわけではないので、暇な時に見たらいいかなあ?ってアニメでした。
ShouyouACL さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
かとー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
平家視点の物語。
基本的には現実に忠実に再現されているアニメ。
(一部だけ歴史事変がありますが。)
声優陣が豪華で安定感が抜群。更に山田監督の作品というだけで見たくなりますよね。(笑)
ずば抜けて良い作品ではないけれど、充分に楽しめました。
nyaro さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2回目を視聴しました。というか1話、2話、9話をじっくり見直しました。
平家という集団の末端ではカブロが恐怖政治を担っていました。その犠牲者としてビワの父は死にました。が、平家の内部には個々の人間がそれぞれの生活をし、そこに喜怒哀楽もあれば家族もいました。
OPの歌詞です。花は種から咲いて枯れて種を落とす。つまり人間はその時代を生きて子孫を残す。その営みにすぎません。
白拍子とか女の部分ですね。祇王、仏御前、巴御前、ビワの母、そして静御前を描いていました。まさに平安の花ですよね。子孫を次代につなぐのは女の役割です。徳子も同じです。
ただ、この中で次代に子供を残せたのはビワの母だけ、ですかね。ビワがどうなったのかはわかりませんが、子孫を残せなかった女たちを描いたところに意味があるのかないのか。静御前と徳子も子供は作りましたけど…
また、平家の栄華は華ですね。これもまた枯れてしまいましたが、源氏へと時代が移り変わりましたが、確かにそこにはいた、ということでしょう。最終回が決まっていても…というのは、すべてに終わりがあるという意味なのか、あるいはメタ的に今リメイクする意味なんでしょうか。
平家と女の華を重ねて、確かに次を産み出した。だけどいつかは枯れる。その無常だけでなく、歴史の中の役割を言いたかったのでしょうか。そして、女の役割は子供を作ることもありますが、子をなさなくても時代を作る役割もあるんだということでしょうか。
ビワの名前、浅葱とは目の色の事だったんでしょうか。父が名前で呼ばない、つまり目の力を認めないということですね。
ビワと言う存在はやはり平家の過去と未来、つまり重盛と徳子という平家物語の中心だった人物を象徴し、確かにそこに平家があって、平家の中にもいろんな人がいた。善悪だけではない人間の営みがあったと、未来に伝える役割だったんでしょう。
義経、義仲をクローズアップしたのは、平家を倒した彼らもまた倒されます。
今この時代に諸行無常…平家物語に触れる機会があったことが良かったと思います。諸行無常の言葉通り永遠はありませんが、人は営み時代がそこにあり、そして、いずれも次の担い手がいます。
ポピュリズム=個人の権利や損得しか興味が無くなった時代に「次」を考えられたと思います。ちょっと「海賊王女」を見たくなりました。あれも女と時代をテーマにしていたとしか思えないのですがじっくり見ていないので。
1話 重盛か宗盛か…ヒューマンドラマか合戦か。楽しみです。
{netabare} 配信サイトの関係でいまさら1話です。平家物語というアニメーションを作るということ自体がまず素晴らしいです。幅広い選択肢がアニメには必要だと思いますので、数十本のうち1つくらいはこういう取り組みをお願いしたいところです。
平家物語というのは歴史の分野では苦手なカテゴリなので、祇園精舎の鐘の声、壇之浦の合戦と那須与一、一ノ谷の逆落とし、あとは清盛、重盛、宗盛のつなぎとかしか覚えていません。厳島神社が関係ありましたね。
むしろ手塚治虫の「火の鳥、乱世編」の印象の方が強いです。本作も傍観者としてあの少女を登場させたところなど「火の鳥、乱世編」との類似性は感じました。ただ、平家物語は重盛が途中退場して宗盛にバトンタッチしますので、傍観者を置かないと感情移入の視点が変わってしまいアニメにならないのでしょう。
絵柄は芸術性をねらいすぎて作り込みが追い付いていない気もしますが、見ているうちに違和感がないし時代の雰囲気も感じられるので成功していると思います。
さて、未来が見える設定や椿がボトリと首が落ちるように散ってゆく演出を語るまでもなく、平家物語は安徳天皇の入水となるわけですが、そこに至るまでのドラマですね。重盛中心か宗盛中心か。ヒューマンドラマなら重盛なんでしょうけど、宗盛の没落する様子が中心になるんでしょうか。盛り上がる一ノ谷と壇ノ浦は宗盛ですからね。
ただ、本作の重盛の設定、扱いから言って合戦は最後の方にサラリとやる感じでも面白いかもしれませんね。
このプロセスをあの琵琶の少女が語るのでしょうね。ということで800年の時を超えた一大物語です。楽しみです。{/netabare}
2話 うーん、このキャラデザが話を分からなくしている?
{netabare} 白拍子…祇王と仏御前…2話の最後のほうの出家後の話って説明なしに分かるものなんでしょうか?要するに祇王が出家した後に祇王寺と呼ばれる寺に、やはり清盛に捨てられた仏御前が来たという話です。
祇王の母娘はまあ説明があったのでわかりますが、後から来たのが仏御前ってわかります?眉毛と下睫毛で書き分けてはいるんでしょうけど…どうなんでしょう?
本作の前半でやった部分は、清盛に寵愛を受けていた祇王が飽きられて仏御前がその地位を奪うわけですが、その仏御前が元気がないので祇王に舞を舞ってくれ、という話です。ここはまあ理解できなくはないですが、そもそも祇王と仏御前が出会った場面で仏御前ってわかりました?
しかも当時の白拍子というのはまあ遊女ですよね。若干それっぽいニュアンスの説明がありました。この仏御前は清盛の子を妊娠していて…と話が続くのですが、最後、琵琶が見ていた椿が2つポトリと落ちる場面の意味…うーん。これ、読み取れますか?
それと祇王のやさしさもあまり表現しきれてませんでしたし…つまり、話がセリフで進行している感じです。そもそも清盛って間接的ですけど父親の仇らしいですね。(父は橘時長という人で、保元の乱で戦死だそうです)
高倉天皇(憲仁)、後白河上皇、清盛、重盛の関係なども説明抜きで理解できるものなんでしょうか。それとも今後説明があるんでしょうかね。まあ、最後のクレジットのキャラをWIKIで調べるか平家物語を読んだほうが早そうですね。ただ、平家物語…長いんですよね。だからアニメに期待したんですけど本末転倒だなあ。
話がゴチャゴチャして来るんでしょうか。キャラデザがアダになって人物の整理がつかない気がしてきました。徳子は一番わかりやすいし、後の建礼門院ですからね。実際に一番平家の行く末を見届ける女性なので彼女視点でもいい気がしますが…。
平家物語の概要が理解できるようなエピソード外の回を入れるなり、人物名をテロップで入れるなり、進撃の巨人みたいに情報をCM前後に挟んでもいいし、声優さんの特番でもいいので何かやらないとまずい気がします。私も若干しか記憶にないのでいろいろ調べながら見ています。
私の読解力の無さに加えて無教養なのでそう思うだけかもしれませんが、脱落組が結構でるんじゃないかなあ…と危惧します。{/netabare}
3話 女性…に注目でしょうか。2話と別モノかと思うくらい凄い回でした。
{netabare} 前回はキャラがごちゃごちゃしていてわかりづらかったですが、今回は人間関係も因果関係も良くわかりました。テンポが異常に早いですが、焦点が絞りたい部分があるのでしょう。
2話の祇王の話はサイドエピソードですが監督の山田尚子さんも脚本の吉田玲子さんもキャラデザの高野文子さんも女性ですから、女の人生について入れたかったんでしょうね。第3話の徳子の扱いも含めて「女」の人生について表現したかったのかもしれません。インタビューは本作を見終わってから見るつもりなのでどうコメントされているのか知りませんが。
子供が生まれないほうがいい…というセリフは多分アニメオリジナルだと思いますがあえてそのセリフを入れてきましたね。この先、この女性視点の部分は注目ポイントな気がします。
それと2話は、清盛のおごりと非人間性が今回の話につながるという事だったのでしょう。今回の展開にうまくつながってきました。
で、とにかくカット…展開が迫力がありました。光と陰の使い方もうまかったと思います。陰謀の場面、非常に良かったです。それと重盛の瞳の演技も良かったですね。
第3話。徳子と重盛を中心に人物がよく描けていました。平家のそれぞれの人間のスタンス、平家に対する貴族の立ち位置や考え方が凝縮されていました。23分があっという間でした。 {/netabare}
4話 時間の経過が早いけど、少数の主要人物が理解できると面白い。
{netabare} あっという間に時間が過ぎてゆきます。思ったより早い山場ですね。平家そのものの落日については主要なテーマではない感じ?いや、テーマではあるけれど、平家の構成員としてそれぞれのキャラのヒューマンドラマになってきました。そのヒューマンドラマを通じて諸行無常を描くのでしょう。
そのヒューマンドラマですが、1、2話の展開でポカーンでしたが3話くらいから主要な登場人物が整理されて感情移入もできますので、非常に面白くなってきて、この4話…ターニングポイントですね。彼…といえば見た人はわかるでしょうが、彼の思いをどうくみ取るかでしょうね。
それにしても琵琶って…育ってる?時の流れから浮いた存在ということ…なんでしょうか?いやちょっと大きくなってますかね?
古典だし原作に忠実みたいですが、この辺りからは独自解釈…というよりドラマを楽しむ感じになるのでしょう。
とにかく最後まで見ずにはいられない展開です。継続視聴はもちろんです。気が付いたのは、本作アニメとしての「平家物語」のストーリーを1回目に理解したら、2回目以降で人物や言動に注目するとより面白く見られそうな気がします。
ですので、レビューについては2回目を見終わったら改めて書きたいですね。以降、気が付いたことがあれば書くかもしれませんが、総評は2回見終わった後にします。{/netabare}
6話 ちょっと言いたい事が分からなくなってきました。
{netabare} 次は見終わってからレビューする気でしたが、ちょっとオヤッ?と思ったので。
重盛がいなくなって視点が定まらないですね。彼は合理的でかつ心の機微がわかる人格者として描かれていました。徳子と合わせて、現代にこれをやることの意義…登場人物の価値感を現代にアップデートして再評価するために平家物語をリメイクしたのかと思っていました。
ですが5,6話…うーん…落ちぶれる平家の栄枯盛衰を見せられてもそれは従来の平家物語でしかありません。清盛はもう次回予告にある通りですので退場します。徳子がもう少し女…現代の価値観から妻と母を表現するかと思いましたが、一般的な権力闘争の犠牲者的な部分をちょっと表現していただけでしたね。
となると琵琶ですよね。彼女が何を見るのか…今のところ傍観者…あるいは予言者(預言でなく)でしかありません。重盛の目を得たことで彼女が何を見るか、でしょうね。
どうなんでしょう?アニメという人気媒体で面白い演出と脚本とちょっと芸術性のある絵柄で平家物語を紹介するだけ?に終わるのでしょうか。それはそれで試みとしては面白いでしょうけど…例えばベルサイユの薔薇みたいなアニメ史的なコンテンツになれるかと言えば厳しいですよね。あれはフィクションですけど、フランス革命のエッセンスを非常にうまくくみ取りながらもエンタメとして最高でした。
平家物語は時間というフィルターを経て評価された名作ですから誰がリメイクしてもそこそこ面白くなるはずです。無常観、悲劇性はわかっていることです、そこを演出と作画とセリフで勝負するだけ?琵琶は単なる伏線…とも言えない悲劇の予感のためだけにいる?それとも誰のせいでもないとか、禅的な結論を語ってしまう?
5,6話は話は面白いですが、深みという点でアレッ?という感じでした…と言ってしまうと1~6話で面白かったのは3、4話だけだなあ…正直言えば雰囲気倒れの気がしてきました。{/netabare}
8話 琵琶は何のためにいるのでしょうか?
{netabare} 7話は徳子と清盛がクローズアップされて、おや、ちょっと持ち直した?と思いましたが…8話がなあ…
8話は特にそうでしたが琵琶が視点にすらなっていません。ここにきて客観の物語を見せられても、重盛と琵琶の関係に感情を置いていたせいなのか、圧縮版でわかりづらい平家物語を見せられているだけになっています。
特に8話は演出と音楽が過剰でした。平家の静あるいは貴族的な雰囲気にに対する源氏の動、武士的なのかを表現したかったのかもしれませんが、いや凡庸すぎるでしょう。ストーリーを展開させるのに演出に逃げるのは良くなかったですね。
というか特に義仲のキャラを過剰にしすぎていて演出しすぎで見苦しかったです。義仲を野性的を通り越して粗野で奇抜に見せて、キャラの説明をしたのかもしれませんが、武人としての迫力が全くありませんし。
戦の場面をほぼカットしているのはヒューマンドラマを見せたいからかもしれませんが、ヒューマンドラマになっていません。平家という一族の落日の儚さ描けていません。
祇王と仏御前をいまさら名前だけだしてみたり、琵琶の出自を仄めかしたり…この後すべてが繋がって何かがあるのでしょうか?{/netabare}
9話 なるほど祈りをびわに重ねましたか…
{netabare} 祈りって今は曖昧に使っていますが、もともとは平和とか他人の安寧のための願いですね。自分の願望を願う事ではありません。「祈るしかできない」とびわは言いました。祈りって重い言葉だと思うんです。特に源平の戦いは本当に悲惨で人の欲望丸出しですから。
その祈りを諸行無常と重ねました…天皇の大きな役割が祈ることです。国家鎮護というと仏教用語ですのでちょっとズレるかもしれませんが、天皇が国家の安寧を祈ることを忘れたからビワが変わりに?ということはびわの血筋ってそういうこと?無情に散っていった平家の魂が浮かばれる的な鎮魂みたいな軽い意味ならがっかりですけど。
祈りを見出したびわをどう扱うかが今後焦点になりそうですね。制作された時期的には昨今の世界情勢を考えて、ということではないと思いますが、今、必要なのは確かに祈りなのかもしれません。
ところでクレジットの静御前、月、あかり、という3人があの白拍子たちでしょうか。静御前って義経の愛人じゃなかったでしたっけ?そうそう確か…静御前って母子のエピソードありましたね。徳子の描写と合わせると、女性側の諸行無常の表現もをしている感じでしょうか。ただ、今のところあまりうまく機能してない気がします。
忙しい尺の中で、祇王や静御前なんかを省略しないで登場させた意味やびわの母が登場した意味を咀嚼しないとなんともいえませんけど。
清経のシーンはエピソード的には良いですけど、ちょっと感情過多になっていないかは?ですね。びわの内面を表すにはいいシーンだとは思いますけど。
それと敦盛ですね。織田信長の関係で調べたことがありますが、ちょっと違うというか省略した感じでしたね。意味合いがちょっと変わっちゃった気もしますが、私も史実に忠実である必要はないと思います。
でも、だったらもっともっとオリジナルな山田尚子さんとしての平家物語を見せてもらいたかったなあ。
ただ、8話でどうなっちゃうのか心配でしたけど、9話は持ち直しましたね。あと2話だそうですね。びわの祈りと徳子それと義経が描かれるんでしょうか。残りに期待しましょう。 {/netabare}
11話 徳子はなぜ生き残ったか…ビワはそういう役割でしたね。
{netabare} 平家物語そのもので感情が一番動く場面ですからね。ここで感動するのは当たり前ですが、10、11話はビワの使い方素晴らしかったと思います。途中2話、5~8話はかなり評価を下げていましたが遡って見れば意味があるかもしれません。
なるほど…なぜビワが必要だったか。建礼門院、徳子だけがなぜ生き残ったか。その意味がビワの目だったと。平家を見届け祈れ、と。だからでしょうか。最後はビワの目が光を失っているように見えました。ビワは平家を見るために特別な目を持った。重盛からもその子供たちからも愛された…だから、平家を見届けた後は語るだけの存在になりました。髪が白くなるとは老婆になったのか、あるいは人としての存在ではなくなったのか…
建礼門院もまた最後まで平家のために祈りました。ビワは徳子の別の形だったのかもしれません。そういえば重盛の目ももっていましたね。
鎮魂…というと私はちょっと浅い気がしていましたが、なるほど…そうくるとちょっと話が違いますね。祈るとはつまり歌の中に平家の人々が語られることでした。平家物語は800年後にも残っています。つまり、ビワと共に過ごした人々はまだビワの歌の中に生きているということでしょう。これで諸行無常の意味に一つの視点の転換をあらわしました。
考えてみれば平家は椿の花のように儚く散っては行きました。諸行無常の理の中で歴史から消えていったその悪役の平家が今現在なぜうたわれているか…それは悪役の平家も中に入れば様々な人々が懸命に生きていました。気が小さい人も芸術を愛した人もいました。平家ファミリー…という穏やかで幸せな感じの絵が出ていましたね。
初めにビワの父が殺された意味がここで考えるべき問題になりますね。悪とは何ぞや…と。確かに平家の支配下でひどい死にかたをしましたが、平家もまた人として憎めない人々でした。うーん、言葉にするのは難しいですね。あとでいい考えがまとまったらまた書くかもしれません。
平家を撃った義経…そして静御前が出てきたのも意味がありそうですね。義経は有名ですが、静御前と義経の子供のエピソードがあります。平家を滅ぼした義経。その先は…
驕る平家に何かを仮託しているのかどうかもちょっと考えたいところです。
全体としては徳子周り、重盛とその子供たちの話は全体としてよかったかったですね。もっとああすれば、とかあそこがなあ、という感想はありますが、結果的に11話が描けたので、良かったと思います。
ちょっと見終えたばかりで支離滅裂ですね。総評はまた2回目を見た後にするかもしれません。古典のリメイクなので評価は低めにしていますが、ビワその他について発見があればあげる可能性があります。 {/netabare}
テングタケ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
当方学が無い故、原作を読んだこともないし歴史の知識も乏しいです。その為、本作が原作に忠実なのか史実に忠実なのか、全然分かりません。
ですが、本作が滅びゆく者への情感たっぷりに描かれていることは理解できました。絵巻物のような平面的な作図が印象的で、平家の一族がみな魅力的に描かれています。これで敵が強カッコ良ければいいのですが、源頼朝は馬鹿みたいに描かれていてちょっと残念。
出来はいいと思いますが、私には少し分かりにくかったです。一族は名前が似ていて誰が誰だかすぐ分からなくなるし、登場人物が今どこにいるのか説明不足でした。最初の数話ぐらいは、登場人物が出てきたときに名前や簡単な説明が表示されるべきだし、日本地図でそこがどこなのか見せるべきでした。例えば福原福原と言われてもどこだか知らないし。そんなの自分で調べろと制作側が言うのなら、じゃあ観ないよと答えるだけです。最近のアニメは説明しすぎだなどとほざく輩がいますが、妄想の考察で飯食ってるような人の言うことを鵜呑みにしないでください。
あと主題歌があんまり平家物語にあってないような。エンディングはラップ&エレクトロニカ?で全く場違いですし、オープニングは爽やかな曲調と平和な題字のせいで、ひらやに住む貧乏家族の人情物みたいな感じでした。
萌えが何よりも重要視されるアニメ界隈で、そんなものと無縁なきらびやか且つ儚い歴史物に挑戦したスタッフに拍手。でも徳子は萌えキャラだったかも。
chikuwa さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
U さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
QWERTY さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今作でアニメオリジナルの琵琶法師に声を当てている悠木碧さんがインタビューで言っていた通り、平家物語における「ネタバレ」がどの辺に成立するのか難しいところですが、主に口伝で継承された弾き語りエンタメである点は論を待ちません。
史実を正確に再現するというよりは、より面白いエピソードが生き残り、誰かがアドリブで入れたであろう妖怪退治のくだりが増えたりしながら長年受け継がれてきた、継ぎ足し秘伝タレのような「創作ストーリー」と言えます。
武家屋敷を転々とする琵琶法師によって、伴奏と共に語られたこの物語は、現代の大河ドラマをライブで鑑賞するような位置づけの娯楽で、エンタメとして成立するように「観客によって鍛えられた」構成になっています。
原典を眺めると、どことなくライブのセットリストに似ているような気もしますし、時代が求めたお芝居の脚本という分類にも思えます。
そんな平家物語をアニメ化すると聞いて、山田尚子監督と脚本の吉田玲子さんの黄金コンビがどんなアレンジをするのだろうと楽しみでしたが、ワンクールという短い時間にきっちりと「人間模様」を落とし込んでくれました。
仮に自分が平家物語をワンクールでやれと言われたら途方に暮れて実家に帰ると思うのですが、お二人は見事にやり遂げていらっしゃいます。
原作エピソードの取捨選択が絶妙、巧妙で脱帽です。
倍の時間が取れたらダイジェスト感は軽減されたでしょうが、登場人物も絞れず散らかってしまったかも知れません。
軍記物語にあって戦闘描写だけに終わらず、調子に乗ってしまった「ある一族」が、お手本のように転落していく様を愛情たっぷりに描いています。
名前がごちゃごちゃになりがちなこのお話ですが、登場人物の特徴や背景を丁寧に描写してくれるので、セリフに分からない言葉があっても筋を見失うことがありません。
声優さんも超豪華でキャスティングに一切の隙なし。顔が浮かんでくるような主張するお芝居ではなく、キャラクターの肉声として自然と耳に入ってきました。
圧巻は悠木碧さんの語り。
引き締まった迫力のある琵琶の音色に乗せて、本職みたいな平曲を聞いたときには鳥肌が立ちました。もう一つの鳥肌ポイントはED曲でしょうか。
是非ご覧になって、お確かめ下さい。
最終話まで完走すれば、回避不能のバッドエンドに向かう船に同乗し、強烈な喪失感と無力感に襲われること必至です。
時代とともにエンタメの形は変わります。
いままでも、これからも。
今回の味付けもまた平家物語のバリエーションの一つとして、これから観客に揉まれていくのでしょう。
アニメが古い表現方法として廃れてしまう時代が来るのかも知れませんが、現時点では確実におすすめです。
ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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