ねごしエイタ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
これは、収容所の画家
寝たきりの爺さんが、孫に語るフランスの収容所に入れられたスペイン難民のお話で、ジュゼップという画家との出会いと交流を描いていたです。実話が、元のお話だそうです。
若いころ憲兵だった爺さんが、砂地に絵を描くジュゼップに関心を抱き、こっそり紙と鉛筆を渡したりという展開だったです。当時他の憲兵による、酷い扱いなども描かれてもいたです。
ジュゼップの描く絵の殆どが鉛筆がで、細かいタッチのよくできたものだったです。人間模様も描かれていて、子供が見るとやや退屈する進行だったかもしれないです。ヨーロッパのサッカー選手が話すみたいな言葉に聞こえるので、フランス制作であってもスペイン語だったようです。BS-1に出て来るスペインなど、街紹介に出て来る現地の人みたいな語り口調が、特に女性で印象的です。
悲惨なこともあり、思いがけない出会いありと独特なペースで進む中で、最後のシーンはどうなったのか?どうなっているのか?見た人が想像してくださいというような感じが、ヨーロッパらしさを感じたです。
今時にないヨーロッパ独特のキャラデザ、絵の具で描いたような絵画な背景画、何処か時代を感じさせる音楽、歌は見る人によっては悪くなかったです。
キャラが動くというより、静止画が移動する感じで、言葉が加わったりでアニメとして成り立つところが、ある意味凄いかもしれないです。