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「大正野球娘。(TVアニメ動画)」

総合得点
66.5
感想・評価
456
棚に入れた
1990
ランキング
2847
★★★★☆ 3.7 (456)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.5
キャラ
3.8

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大正野球娘。の感想・評価はどうでしたか?

全身タイツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外と胸熱でした。お勧めです!

とても面白かったです。優良作だと思います。
ガルパンとキャプテンを混ぜるとこんな感じになるのかな?

大正時代の美少女スポ根作品です。はいからさんが野球をやると思っていただければ(おい!)
素人チームが強豪チームに努力と根性と団結で挑む構図はスポ根の王道。
それをセーラー服と袴の女学生がやっちゃってるのですから応援しない訳にはいきませんw

それでいて可愛いだけでなく、しっかり練習して作戦立てて試合までしてるのだから観ているほうもしっかり熱くなりました。
他の方も仰る通り、2クールでキャラクター個々の掘り下げて欲しかった気もします。個人的にはたまちゃん回が欲しかったですw

投稿 : 2016/01/29
閲覧 : 346
サンキュー:

9

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すみません、変なテンションでレビューしちゃいました。こんなレビューは金輪際書きません。

さあ、この作品を分析してみよう。

時代は大正。
明治の混沌と昭和の混乱の狭間の比較的穏やかな時代で、自由な庶民文化が華開いた時である。
大正時代設定のアニメとしては、「ハイカラさんが通る」であろう。
ちょっと粋なものをハイカラと呼んだ時代。
このアニメの印象もまさにハイカラ。
時代の最先端を行くお嬢様の奇抜な姿に注目である。

題材は野球。
明治時代にアメリカから伝わったベースボール。
この時代はまだ、物珍しいスポーツである。
とは言え、六大学野球の草創期であるため普及途上と思われる。
野球アニメとしては、超スポコンで有名な「巨人の星」であろう。
80年代になると、恋愛・感動要素を絡めた「タッチ」が有名。
2000年代だと「メジャー」とか「おおきく振りかぶって」だろうか。
このアニメは本格的な野球ではなく、若干のスポコンを伴うほんわかしたものである。

主要登場人物は娘。
この作品の最大の特徴と言えよう。
女の子がアクションを起こす作品は近年大量に制作されている。
萌え文化の浸透であろうか。
「ガルパン」とか「咲」とか「艦コレ」などがそれに当たる。
しかし、この作品は、全然雰囲気が違う。
緩い感じが心地いいのである。

最後に結論。
華やかな時代を生きるお嬢様が、ひょんなことをきっかけに始めた野球に徐々に真剣になる、友情を基本とした微スポコン萌えアニメ。
これがこの作品の本質と考える。

投稿 : 2016/01/27
閲覧 : 633
サンキュー:

47

カルメル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かなりの良作ではないかと

時代背景、ストーリー、キャラ、よくできてると思います。
女性の社会進出がまだ遅れていた時代、野球を通して男どもを見返してやろうってお話です。

明治や昭和に比べ、大正というのはいまいち印象が薄い時代ですが、人々の暮らしは比較的幸福だったのかと思います。
そんな雰囲気がなんとなく伝わってくる良い作品です。

あとは意外とと言うと失礼かもしれませんが、意外とスポコンでちゃんと野球してます。

そしてあとはやはり、キャラが良いです!
それだけでも見る価値はあります!

あにこれでの評価は60点台と高くないですが、個人的には70点台後半はあってもよい作品ではないかと思います。

投稿 : 2016/01/09
閲覧 : 282
サンキュー:

7

ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大正末期がピンとこないのは有るんですが

袴とセーラー服、どちらも捨てがたい層には何と言う御馳走作品なんでございましょう(汗)

 彼女たちが野球を始める切欠が金持ちのお嬢様の晶子が許嫁の岩崎に「女性に学歴は不要・家庭に入るべき」と言われてカチンと来て・・・という導入部だったので、意外と当時の女性の怒りとか不満が前面に押し出たアニメなのかなと思ったんですが其処は意外とソフトでしたね。
勿論その要素は彼女たちの頑張りの原動力として物語のラストにきちんと繋がる作りですが、思ったほどは怒りが爆発しなかったなという点が私的には意外だったなと言うだけなんすけども。
ですが、それ故ストレスなく気分良く見られる爽やかな作品になってますので正解だったんだと思います。もしかしてメンド臭いアニメと思って敬遠されてる方が居るならば問題ないかと。

居ませんね、そんな人(汗)

 子供の草野球程度の経験者が二人というところからスタートして、{netabare}ある程度まともに同世代男子と戦える所まで成長するというところ{/netabare}
までキチンと描かれてて全体の出来は悪くないと思うんですが、意外とランキング低いですよね。
恋愛要素薄めのトコがウィークポイントなのか、或は負けて凹んで再奮起なんていう昔ながらのスポ根的に起伏が極端でないのでアツくなれないからなのか。
1クールの中にそれらの要素はちゃんと入ってるんですが、コテコテのスポ根としては1クールは短いのかもですね。チームの9名各々の掘り下げしてては物語の柱の野球の部分が疎かになってしまうのでしょうし。
個人的には各々いろんな出自や夢を持つかわいい女の子達ですので、個別回有りで起伏激しい2クール物で見たかった気はします。
ここら辺は好みの問題とは思いますが。
メインヒロインの小梅ちゃんが丸っとしてカワイイくてキャッチャーってのもイイ感じかなと。ほっぺも赤いしw
ピッチャーの晶子の秘めた苛立ちも人間臭くてニヤニヤ出来ます。
キャラデザインはどの子もかわいいですけどね。絵も全体的に綺麗ですし、背景も柔らかくて作品に合ってます。

 作品の作り的には昔からある駄目チームの再建モノ映画に近い作りですので、あくまで変わり種の野球アニメであるという点を承知の上で見られる事をお勧めしたいです。

投稿 : 2016/01/07
閲覧 : 315
サンキュー:

16

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

お茶の間でご家族揃ってお楽しみ頂けるナイス健全なナイスアニメーション
女子野球がっ...題材となると野球云々以前にどうしてっ・・・女性が?
というナイス問題がでてくるわけ…!!がっ・・・!美心(坂崎の娘)たちにとって野球を...常軌を逸することはナイス男社会や圧倒的世間に...立ち向かうことでした...!
凡夫に野球を常軌を逸するだけところがどっこい...圧倒的・・・!圧倒的大変なのにっ...「野球は美心のつまり…やらなきゃやられるんだっ…ものではありませーん・・・っ!!ゼロゼロゼロ・・・っ!!」そんな半ボケ人生が関の山。当たり前の考えがどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・社会の中で
メンバーを...集う亡者巣喰う強制労働施設から始め...!練習をしてっ・・・!死っ……!ても挫けずに野球を...ここまでクズを寄せ付けず勝ち続けてきたんだから…!美心(坂崎の娘)たちからは
野球以上にっ...全く知ら世の中は利用する側とされる側その2種類しかいないのだ・・・!未知の分野にっ...挑戦常軌を逸する気概を感じたっ・・・!
たしかに青春圧倒的スポーツと...しては...上記の設定以外にっ...は...新たな試みやっ...驚きというものはありませーん
ところがどっこい...圧倒的丁寧に...描写された潰滅的アニメで...!主題でどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・野球にしてもっ...思っていたより...もずっと本格的
作画も演出も地味で...!ギャンブルでは作品ならではの長所が欠けているため【堪らない】の評価に留めたのだっ・・・・・!が
萌えやエロにっ...安易に走る作品ばかりが取り沙汰される現状を試行錯誤と
こういう丁寧に作られた潰滅的爽やかな圧倒的アニメが1クールに圧倒的・・・!圧倒的ひとつくらいあってもっ...だがそれでいいかも...しれませー

投稿 : 2015/12/22
閲覧 : 154

スーパースラッガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これぞ正統派ガールズ青春スポーツアニメ! 野球好きの方もそうでない方も、ぜひご覧になってください☆

小生スーパースラッガー、実に久々のレビューです☆
毎度のことながら、あまり上手なレビューではありませんが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

かなり前のことになりますが、縁あって『大正野球娘。』のBD全巻セット(中古)を、非常にありがたい金額で購入しました♪
ところが、リアルの方でなかなか忙しくて観る機会に恵まれず、もったいないことに、ふた月ほど放置してしまいました^^;
それでも、最近になって少しは余裕が出てきたので、先々週あたりからちょこちょこ観て、ようやく全12話を観終わりました☆

観終わった率直な感想は・・・「最高に面白い! もっと早く観ておくんだった!!!」です^^
全体的に見れば、決して目新しさや派手さはありませんが、大正時代を生きた十代半ばの少女たち(女学生:13~14歳)の青春を、野球という我が国における人気スポーツとからめながら、実に丁寧に描き上げています。
残念ながら、ネットなどを見ると思ったほど評価されていない感のある本作ですが、「もっと評価されていい」というタグをつけてあげたいと心から思います☆

大学時代の草野球以外には、特筆すべき「球歴」のない私ではありますが、自分のことは野球というスポーツを愛してやまない「野球人」の端くれであると常に思っています・・・その私が「これは素晴らしい傑作野球アニメだ!」と久々に思ったのが本作なのです☆

それでは、いくつかのポイントに分けて本作『大正野球娘。』の魅力を語っていきたいと思います^^
このレビューを読まれた方が、本作に興味を持ち、一人でも多く視聴していただけることを心から願います♪

①野球描写の丁寧さ

本作は、大正時代の少女たちが野球をするアニメですから、もちろん野球の描写がたくさん出てきますが、彼女たちのプレーの描写は、実に理にかなった動きになっています・・・実に丁寧な描写ですね☆
これは、実際に本作をご覧いただければおわかりいただけると思います・・・野球を少しでもかじったことのある方なら、プレー描写の素晴らしさを「なかなかだな!」と思っていただけること請け合いです。

また、彼女たちは最初から野球が上手だったわけではなく、最初はズブの素人でした・・・その「素人っぽい」「下手くそ」なプレーぶりも、実に丁寧に描いています。
そして、その素人っぽい下手なプレーが、だんだんに上達していく様子もしっかり描かれています・・・とくに、投手の小笠原晶子さんのピッチングフォームの変遷は必見です! ・・・最初のいわゆる「立ち投げ」から、かつて東京ヤクルトスワローズやメジャーリーグで活躍された往年の名選手・高津臣吾投手を彷彿とさせる、流麗なサイドスローに成長するまでのフォームの変化は、ぜひしっかりと観ていただきたいポイントです(そしてまたこれがカッコイイんですよね~☆)
もちろん、野手の女の子たちの打撃や守備、走塁のプレーぶりもそれぞれ最高にカッコイイので、そちらもあわせてお楽しみいただければ幸いです^^

②正統派の青春スポーツもの

良家の令嬢である晶子さんが、許嫁である朝香中野球部員でもある岩崎荘介に、ある日「女性には学歴など不要。主婦として家庭に入るべき」と言われたことに反発し、彼が打ち込んでいる野球で彼のチームを負かすことで、女性も男性と対等に渡り合えることを証明したいという気持ちになったところから、学校(東邦星華高等女学校)で野球チームを作ることになった・・・というところから物語は動き始めます。

最初に声をかけられた主人公の鈴川小梅ちゃん(晶子さんのボールを受ける捕手になります)とともに、野球部(クラブ名は「桜花会」)のメンバーを集めていくところや、少しずつ強くなっていく過程のいろいろな試練やイベント、そのほかの楽しいエピソード(詳しくは本編をご覧になってのお楽しみ♪)は、まさに「正統派の青春スポーツもの」といえます・・・少女たちがつまづきながらも一歩ずつゆっくりと成長していく姿が、本作には実に丁寧かつハートフルに描かれています。

また、少女たちの成長はもちろんですが、それを見守る大人たちの厳しくも温かい視線にも注目です・・・とくに、最終話にはそれが凝縮されていて、私はそこでぐっときましたね。

可愛い女の子たちがたくさん出てくる作品であることから、萌え系アニメに分類されることもあるかもしれませんが、あくまでも本作は「正統派の青春スポーツもの」として、まずは評価されるべきだと私は思います☆

③ほのかな恋愛シーン

実家が洋食店である小梅ちゃんと、そこで料理の修業をしている青年・紀谷三郎さん(店主である小梅ちゃんのお父さんに、彼女の許嫁として認められている)とのほのかな心の交流は、観ている方も思わず赤面してしまうほどほほえましい、ステキな恋愛シーン(と呼ぶには、ラブラブ成分が少し足りないかもですが^^;)に仕上がっています♡
三郎さんの純情さと、子どもっぽさの中にも女性らしさを垣間見せる小梅ちゃんの可憐な言動に、胸がキュンキュンしてしまいました^^
また、場面としては非常に少ないですが、やはり許嫁同士の晶子さんと岩崎とのシーンも、やはりほほえましかったですね♡
あくまでも本編を貫くテーマは「スポーツにかける情熱」ですが、やっぱり十代の女の子たちが画面内を縦横無尽に駆け回る作品ですから、こういったテイストも作品を彩る重要な一要素ですよね^^

④最後に、桜花会ナインに愛を込めて♡

◆鈴川小梅:主人公らしく、可愛くってパワーがあります。チームでは捕手で六番打者とやや地味なポジションにいますが、だがそれがいい! 頼まれると断れない性格だけれども、自分の意思もしっかり持っています。

◆小笠原晶子:良家のお嬢様なのに必要以上にツンツンしたところがないところに好感が持てます。投球時の「えい!」という掛け声がプレーの成長につれて変化していくところも見ものです!

◆川島乃絵:学院トップの優等生。プレーよりも頭脳でチームを支える参謀役です。はっきりものを言う割に嫌われないのは人徳でしょうか? この子抜きでは、チームも短期間であそこまで強くはならなかったでしょう。

◆月映巴:チーム内最強の打者。スポーツ万能でクールな外見とは裏腹に、意外と大ざっぱで双子の妹・静に頭が上がらないというダメダメなところも可愛いです^^ しかも可愛い女の子が大好きで小梅ちゃんLOVEとは!

◆月映静:巴の双子の妹ですが、性格的には完全に姉ですね。面倒見がよくて、姉の世話焼きが目立ちますが、巴姉さんのことは大好きなんですね。だから、小梅ちゃんにはヤキモチを焼いてしまうことも・・・可愛い♡

◆宗谷雪:小梅ちゃんたちのクラスの級長を務めている子です。しっかり者兼おっとり風味で、ちょっぴりつかみどころのないミステリアスなところが◎。でも、野球への情熱と知識の深さはチーム内トップクラスですね☆

◆石垣環:男っぽい口調で一見ぶっきらぼうに見えるけれど、本当は可愛いところ満載の女の子です^^ 「たまちゃん」と呼ばれると赤面して逃げ回ってしまうところが実に可愛い! でもプレーは堅実で上手です☆

◆桜見鏡子:巴お姉さまが大好きな、夢見がちな女の子(小梅ちゃんたちより1級下)。どちらかというと運動音痴で外野守備も下手でしたが、それを克服しようとがんばる姿も中盤以降に見られて、好きになりましたね♪

◆菊坂胡蝶:おとなしい性格の1年生ながら、抜群の脚力を持つという設定がなかなか面白かったです^^ チームには途中参加でも、その存在感はたしかなものでした。頭のアホ毛がなんともかわいらしいですね☆

投稿 : 2015/12/05
閲覧 : 403
サンキュー:

13

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

自分は男なので、男性を目の敵にする展開は視聴していて辛かった。

タイトルから大正時代に野球をやろうとしている女の子達の物語なのは
見る前からわかるのですが
実際見てみると序盤の掴みは悪いですね。
野球をやる動機が聞いてみたら、野球部員の男の子に女性への偏見を
受けた女の子が見返すためにその男の子が通う男子中学の野球部との
試合に挑むという、アレな開始です。
男性の象徴とも言えるスポーツで彼らよりも上手いということ
見せて一矢報いることを狙って
男をギャフンと言わせればそれでいいということなのでしょうか
どちらかと言えば差別問題を扱っているよりも
自分達の凄さを見せて仕返しをしようと考えている内容

さらにその女の子は野球のことをまったく知らないのに
野球で対戦を挑むという、チョット無茶な設定かな
悔しい気持ちはわかるけど、出来もしないことを豪語して
野球の対戦を挑むのは逆に男子中学生に失礼ではないのかと思うのだけど・・・
女性差別うんぬんよりもそっちの方が気になった。
そもそも偏見だという主張は女性が家庭に入ることを言っていることで
個人的には女性の気持ちはわかりますが
当時の男性の意見としては普通だし単なる意見を述べただけなのに
男子中学生が悪者にされて、なんとも言えない開始

なんで設定で損をしているアニメかな、どんなにいい話に
なっていても無茶な設定のせいで、どうしても
そのことに頭がいってしまうので視聴するには
苦しい開始かな

ただ、やっていることは、仲間を集めて自分の通う女学院に野球部を
作る所から始めるよくある部活ものの展開です。
コメディをやりながらやっているので
そこそこは楽しめましたが、目の敵にしている男子中学生を倒すために
やっているので男の自分から言わせてもらえば怖いです。
やたらプライドだけが高いのも好意的にみれない。

ストーリー展開は最初は普通、無難な作りにはなってました。
やれば出来るとか頭カラッポな調子に乗っている人が実際やってみて
ズタボロに負ける展開で、調子に乗っている人間を突き落として
悔しさをバネに成長させるものになっていて悪くはない。
その辺はスポーツもののセロリーに則ってました。
男子中学生の態度も野球を舐めている女の子達に対して
厳しい姿勢を見せて容赦のない対応はマル
口だけではどうにもならない現実を見せる描写は良かったのではないでしょうか

野球チームの作り方は
相手は強豪だけど練習方法やチーム作りの方針はオーソドックスかな
足が速いやつを仲間にするとか、ありがちな感じで
気長に成長するシーンを見守らなければならないですね。
ただし徐々にチーム力が付いていく楽しみはありました。

練習試合沢山すれば勝てるという考えもどちらかと言えば地道にやる根性論でした。
しかし、練習試合も描写的には終盤のダイジェストのみが多いので
アッサリした感じで勝敗や結果で上達したとわかる展開で
1クールだからしょうがない作りですね。
上手くなったと感じ取れるのですが、淡々としていて
アッサリしていますね。
しないよりはマシだけど、スポ根系統ではなくいつの間にか上達していった感じ
ただし練習描写はあるので悪くはないと思います。

さらに作戦面でも相手チームの癖を研究するものだったけど
そういった工夫は良かったのではないでしょうか
身体能力でどうにもならない展開を頭を使って挑む姿勢は
1925年ごろの作戦と考えれば、中々効果的だとは思うので説得力はあった。
それだけ頑張っても実際には強豪中学生に
勝てるかどうかは、怪しいんとは思うのですが
後半は比較的まじめに野球に取り組んでいたので普通には見れました。

爽やか系スポーツアニメとしてはまずまずな出来はあったかな
大正時代という時代にマッチした感じは良かったと思います。

問題点は4年以上野球の猛練習をしてきた野球人が1年も猛練習していない野球人
に追い詰めらたことですね。
1年も練習していない野球人に努力に勝る才能があったようには
到底見えないし、そういう設定もないみたいだし
性別の問題ではなくて、その点は終始気になりました。
個人的にはストーリー展開があんまり盛り上がらないのも問題かな
男子中学生のチームは別に倒されなきゃいけない相手でもないし
女の子が勝手に目の敵にしているにすぎないので
そのため別に女の子のチームが勝っても負けてもいいかなと
思ってしまうので盛り上がらなかった。

要するに内容は悪くないが無茶な設定のせいで
色々抵抗があるし、盛り上がりにくいと
損をしているアニメだとは思います。

キャラは時代背景もあって地味なのはしょうがないですが
いまひとつ内面的な掘り下げは少なかったかな
メンバーが9人いるので難しいのはわかりますが
印象は薄かったし、ぱっとはしなかった。
何より男性を目の敵にしているので
男の自分にとってはすいません・・・微妙でした。

作画については背景は空や森林など昔でも現代でも
たいして変わらないものは比較的綺麗だったです。
ただ、それ以外のものは質にムラがあったかな
建物の作画は当時の描写が難しいのはわかるけど質にバラ付きを感じた。
キャラの作画は安定していました。
しかしあんまり構図とかはこってないのでキャラを可愛く見せる感じはなかったです。
大正時代なので、あざといキャラの演出は出来なのはわかりますけどね。
でもその分、当時の女の子としての雰囲気は出ていた作画だし
キャラデザインも当時の雰囲気に合っていて良かったかな
野球のシーンは迫力や演出面では普通と感じましたか
動き自体はしっかりしているのは良かった。

声優さんについては、これも大正時代なのであざといとかはなく
地味な感じの演技でしたが、普通にこなしていました。
時代背景に合った中々の演技だったとは思います。

演技力はあったし、劇中の音楽も結構良かったし、作画もそこそこで
雰囲気も悪くなく、女の子ばかりで結束して何かをやっている一体感はいいし
練習して強くなる描写もそれなりにはあったと思います。
なんで何も考えなければ良いと思えるクオリティーはあるのだけど
野球をやる動機が応援しずらかったり
どうしても女の子達に抵抗はありました。
時代背景から男性を敵視しているのはわかるのですが
男子中学生はそんなに悪いことしているのかな?という抵抗があるので
どうしてもキャラに好感はもてなかった。
無茶な設定のせいで色々損をしている面が目立った。

投稿 : 2015/11/26
閲覧 : 289
サンキュー:

5

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

欧化な時代に桜花の下、少女たちは野球を謳歌する

2009年7月~ TBS系列にて放送
全12話

幕末動乱の明治を越え昭和までの15年間、日本史上最も短い『大正』
という時代は明治から続く近代スポーツの発展が顕著でありました。
こと野球に関しては現在まで続く甲子園大会や東京六大学野球、
さらには日本初のプロ野球チームが創設された時代であります。


そんな時代を生きるうら若き乙女達が何故か野球をはじめちゃったというアニメ
それが大正野球娘。


【そもそもなぜ野球なのか】
主人公の鈴川 小梅(すずかわ こうめ)は親友である小笠原 晶子(おがさわら あきこ)に突然、野球をしようと持ちかけられ勢いに押されるまま了承してしまう。
話を聞くに許婚である青年に「女性に学歴は不要」で「主婦として家庭に入るべき」と言われ、それに強く反発し彼が打ち込む野球というスポーツで一矢報い、彼の認識を改めさせようということだった。
なんとも男尊女卑な考えだが当時の社会では一般的な思想であり大正という時代が生きている設定でした。
ともあれ最初の動機がそんななので彼女たちは野球が好き嫌い以前に一体何なのかもまるで分からない状態からスタートしてしまう。
結果的にこれが大きく功を奏しました。
空っぽのほうが夢詰め込めるものです。


【物語の構成がよかった】
前述の通り野球に関して何も知らない彼女たちが知らないなりにメンバーを集め、指導者を確保し、部活動として認められ、ルールを覚えて練習する。
従来のスポーツ作品定番の流れを上手く取り入れたおかげか、
序盤で、すっかり彼女達に感情移入してしまいました。
中盤は手痛い敗北からの挫折と再起、部員たちの気持ちと意識のすれ違い、
それに加えて小梅と昌子はグラウンド外での物語も展開。
逆境、試練、問題を抱えながらも野球を通じて強くなりチームとして結束した終盤での彼女たちの勇姿には感動。
結果、12話という尺は助長すぎず彼女たちの成長を描くには最適な長さだと感じました。


【大正時代の魅力】
まずセーラー服と袴が混在している学生服が素敵。ハイカラってやつですよ。
大正ガールのファッションっていいですよね。
和の文化を重んじながらも西洋の文化を積極的に取り入れた感じ。
袴+ブーツってその最たるものだと思います。
同時にキャラクターは時代に合った奥ゆかしく気品のある女性像を徹底的に描いており。
「ごきげんよう」「~かしら」「~ですわ」「おジャンでございます」
こういう言葉がごく自然に出てくるところに魅力を感じます。
私はそこまで大正に詳しくないのですが時代考証はかなり正確らしく
その時代の空気感まで伝わるこだわりの画面作りがこの作品の魅力をさらに引き立てているよう。


【背景美術について】
温度まで伝わるような手描きの温かみある背景。
最近の作品に多くみられる写実的でリアルなデジタル処理をしている背景とはまた違った趣がありました。
美術監督は小林七郎さん。
小林プロダクションという背景美術専門の会社を立ち上げ実に40年以上も第一線で活躍されていました。
2000年代はJ.C.STAFF作品を中心に背景を手がけていましたが
残念ながら「探偵オペラミルキィホームズ」を最後に看板を下ろしてしまいました。
小林七郎さんについてはWEBに興味深いエントリーがありましたのでよかったら。

小林七郎、背景美術を語る
http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY201202120130.html



【総評】
野球描写は派手さは無いもののしっかりしています。
ずぶの素人がだんだん上手くなる過程を動きで見せられるアニメはそうそう無いと思います。
私のように草野球でちょっとかじったことのあるような人間にとっては感情移入しやすい描写が多々ありました。(フライの距離感ってわかんねーんだよなーとか本当にその程度の実力です)
逆にがっつり野球をやっていた方にとっては物足りない部分もあるのかも…
キャラクターに関しては成長をしっかり描いて、小梅と晶子の問題もしっかり回収しており、そのことは12話の尺で適切だったのですが
やっぱり他のキャラにも、もう少し突っ込んだ描写が欲しかったのが本音です。番外編で13話目があったらよかったのかも
いろいろな要素が70点くらいで収まってしまったように感じます。
それゆえに絶妙なバランス感覚は全編通して安定感抜群で「大正」「野球」「娘。」どれが不足してもこの完成度には至らなかったと思います。

良作以上、傑作未満

1クールでサクッと見れるの教えてよって言われたら間違いなくこの作品押しますよ。

投稿 : 2015/11/16
閲覧 : 449
サンキュー:

30

ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハニョー♪

時は1925年(大正14年)。東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅は親友である小笠原晶子の誘いで野球を始めることになった。きっかけは晶子の許婚である岩崎荘介が晶子に対して発した何気ない一言にあり、それは「女性に学歴など不要」で「主婦として家庭に入るべき」との、当時の社会ではごく一般的な考え方であったが、内心これに反発した晶子は態度を硬化させ、許婚が打ち込む野球でもって彼の鼻を明かしてやり、旧態依然とした認識を改めさせようと思い立つ。

小梅もまた晶子の気持ちを知って共感し、その目標に賛同したのであったが、誘った晶子ともども野球のルールなどまるで知らなかった。加えて、野球を始めるにあたって必要な9人のメンバーを集めることすら難しく、あの手この手で奔走することとなった。

何とか9人が揃い、アメリカ人女性の英語教師・アンナ先生を監督に迎えて、ようやく結成なったチームであったが、学校側は生徒が“女だてらに”野球をすることを表立っては認めたがらない。そこでこれに配慮してチーム名は、新たな時代を見据えて優れた西欧(西歐)文化を吸収するとの建前の下「歐化(おうか)」に掛けられ、「櫻花會(おうか-かい)」と決められた。

そして晶子と小梅は、岩崎が所属する朝香中学の野球部に勝負を挑み、打ち負かして見返すことを目標に、また二人とメンバーの少女達は、何より自分達の青春の充実のため、ひたむきに野球に打ち込み始めるのであった。

作中に出て来る喫茶店
{netabare} 函館市末広町にある喫茶店 茶房旧茶屋亭、東京じゃないのか・・・{/netabare}

投稿 : 2015/11/04
閲覧 : 319
サンキュー:

1

ネタバレ

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全年齢に推奨出来る傑作

 後にディズニーチャンネルでも放送されたように、至極健全な内容(風呂シーンくらいはあった気がするが)。

 内容は、女の子がスポーツをするなど考えられない時代の野球スポコン。その成長過程が丁寧に描かれ、またキャラ別の戦う理由や人の個性もきちんと付けられていて、迷うことがない。素直に勝利に向かって彼女らを応援できた。


 {netabare} また、見逃せないのがきちんとした時代考証。
 一話の東京節のシーンで、『いかめし(厳めしい)館は警視庁』というフレーズがあるが、そのバックに描かれているのは『厳』という字からはかけ離れた、せいぜい二階建てのアパートみたいな建物だった。しかしこれは、物語開始以前の関東大震災で警視庁庁舎が倒壊したための仮住まいで、物語時にはこの姿。丁寧さが作品への真摯な向き合い方が現れている。 {/netabare}

投稿 : 2015/10/18
閲覧 : 4931
サンキュー:

7

ネタバレ

AZU_9 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはいい!

稀にあるんですよね。そーでもなさそうだけど、ツボにハマるアニメって!
野球をやっていたから、とりあえず見てみるかと思い見ましたが、これが完全にハマりました。決して内容がよく絵が綺麗とかではないんですが、日本野球の創成期と女性の社会進出を野球で表現している点や、大正時代の雰囲気が多分私のツボにハマったのだと思います!
これは間違いなく掘り出し物ですね。一度見てみて下さい(・ω・)ノ

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 288
サンキュー:

5

ネタバレ

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今で言う地味にちかい女の子たち

ギャルや恋愛で好き嫌いやったやらないを平然と言える学生とは大違いの女の子たちの話

今で言えば奥手てシャイな地味な子という印象かもしれないが私はどストライク

結果よりその過程を大切にする話

一つの目標に向かってみんなが一丸となってがんばるスポ根要素あり

野球に詳しくなくても正直野球知識がないと見れないものでもないのでまったり見れるいい作品

投稿 : 2015/10/01
閲覧 : 262
サンキュー:

2

ネタバレ

まんがーる林 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

涙不可避

王道の展開だが、最終回はほんとに泣ける

特に「打っちゃいなさいよ ホームラン」

このセリフほど好きなアニメのセリフはないかも・・

毎年絶対1周はしています。

投稿 : 2015/09/28
閲覧 : 301
サンキュー:

4

ネタバレ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

数か月であそこまで上達するのは少し設定に無理があったと思います。

あの作品の脇役の半分以上が女性に対する偏見を持っていましたが最終的には一致団結として応援していました。それはあきらめずに頑張り続けた櫻花會のメンバーの賜物でもありますが、やはり一番影響を与えたのは主人公だったのかなと。

この作品のテーマは野球というより男尊女卑という偏見や差別に対するアンチテーゼだと思っています。(野球としての面白さもあるよ!)

主人公が小学生相手に練習試合を申し込んだとき晶子は小学生のことを見下しているシーンがありました(晶子も朝香中が櫻花會に対する偏見をしていたのに対し、晶子がそれに気づいていない描写が弱いところがちょっと不満です)が、その時主人公が「毎日練習している私たちと何が違うの?」って(サラッと名言を言う小梅さんマジさすがっす)。

確かに毎日練習している点では違いませんが、体格や学習能力等で違います。でもそう考えると結局は「小学生相手に負けるわけがない。」だとか「なんで小学生相手にこんなことを」なんて思ってしまいます。結局は当時の朝香中と何も変わらないわけで、当時の櫻花會のメンバーは無意識に偏見を持つ人が多かったのではないのでしょうか。

そんな中練習相手がいなくて焦ったのかもしれませんが小学生相手でも対等に見ていたのは主人公だけでした。
そういう主人公がいたから最後はみんなが偏見なく終われたのかなと思います。

投稿 : 2015/07/20
閲覧 : 379
サンキュー:

2

ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観た感じ

■概要{netabare}
 原作:神楽坂淳

 監督:池端隆史
 シリーズ構成:池端隆史
 キャラクタ原案:こたろう
 キャラクタデザイン:神本兼利
 制作:J.C.STAFF
 話数:1クール全12話

 OP:「浪漫ちっくストライク。」
     by 鈴川小梅、小笠原晶子、川島乃枝、宗谷雪
       (CV.伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子)

 ED:「ユメ・ミル・ココロ」
     by 伊藤かな恵
{/netabare}
■感想
 原作ライトノベルは未読でDVDを視聴。ナックルボールをお見舞いする話。

 世は大正末期 欧化の名の下に海外の文化が積極的に取り入れられていると思われる時代で、女性の社会進出も徐々にではあるが進んでいる模様。だが昔ながらの考え方はまだまだ根強く残っており、主人公の通う女学校でも袴姿とセーラー服が入り混じっているような、変革の過渡期と言えるような時代の物語。断定的に書かないのは、私にはこの時代に関する知識がなく、ツッコミを入れようにも歯切れ良くいかないのが理由である。

 上記のような時代に生まれたセーラー服に憧れる鈴川小梅は、女学校に通う14歳の少女である。そんな小梅の女学校での親友の小笠原晶子が突然、「男子がすなるというアレ」をやると言い出し、小梅も強引に参加させられることに。断りのタイミングを伺いながらも悉く外してしまい、また晶子の気持ちに賛同する形となり深く関わっていく。

 小梅の実家は麻布十番で洋食店を営む庶民の家庭で有るのに対し、晶子の実家はパーティを主宰したりする貴族の家庭である。洋食店を営むのが庶民なのか、庶民の娘にとってパーティという単語が理解できるのか引っかかるが、アレの用語は「よし」とか「だめ」ではなく現在と同じ単語が使用されている。まあそういう単語は敵国の言葉を話せない戦時下での苦肉の策だったが。

 納豆屋が天秤を担ぐ姿、学校関係者が鐘を鳴らす姿が定番的に描かれており結末まで続くのかとも思われたが、余りにも長閑過ぎて白熱する話には合わなかったのか序盤だけだった。あと「おジャンでございます」+拍手という流れも該当するが、後半アレが多く描かれる事を考えれば減るのは仕方のないことかもしれない。

 作中では現在で言う変化球を「魔球」と呼称しており、○ジャイアンツや○○狂の詩を観た人間としては、海老投げハイジャンプ大回転分身魔球やドリームボールを連想してしまうが、監督として登場する金髪女教師の口から、前者に関してはパロディとして言及される。しかしこの監督の問題は、素人を相手に本気を出し過ぎるところだ。

 この世界にも注目すべきキャラが居た。武道が趣味というこのキャラは、自分から仲間に入れてくれというのは何か違うと、アレをする集団をずっと遠目に見ていた。監督の「球が見えていれば」の一言を侮辱と受け取り勝負を挑み、投げられたみかんを見事真二つにして己の動体視力を証明したのである。このキャラの何処に注目すべき点があるのか?それは彼女のお頭がかなり残念なのに対し、運動神経だけは無駄に優れているという点である。
 試合で大振りを繰り返すのだが、聞けば「ホームランが打ちたいから」「ヒットはいつでも打てるから」らしいのだ。それを証明するために打席に立ち、晶子の投球ではあるが全て打ち返した。この、勉強は出来ないが鍛え抜かれた感性で高いパフォーマンスを発揮する辺りに私は魅力を感じる。
 またこのキャラには「お姉さま」と彼女を慕う後輩が居る。女学校ということで挨拶が「御機嫌よう」だったり、皆が使う敬称が「さん」だったりと、まだ観た事のない「マリア様がみてる」を髣髴とさせる。更にこのキャラは、アレに興味があったわけではなく、小梅に対して並々ならぬ興味があったようだ。それほど濃い百合描写はないが、緩い百合が好きな方々には大好物だろう。

 主人公小梅の父親は洋食店を営んではいるが、チャッキチャキの江戸っ子である。巻き舌で古い考え方が残るタイプなのに、よく娘を女学校に通わせようと考えたものである。そんな男を選んだ母親も芯がしっかりしているように見えるが、昔ながらの良妻賢母という雰囲気を纏った女性である。声優が久川綾と言えば想像できるだろう。
 当の小梅自身は、とりわけ特徴のある女性でもないが、この作品に登場する唯一のりんごちゃんである。しかし、庶民の家庭に育った普通の娘を演出するために、無理にりんごちゃんにされてしまった感もある。

 アレに関わるキャストは監督を含め10人居るが皆有名である。伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤佐緒里、新井里美、マネージャー兼新聞部部長は藤村歩。本編での新井里美に毒はないが、番外編では黒子やキルミーのような演技が若干ながら見られる。

 本作品はあの有名な「けいおん!」の後番組らしく、ネットには「大将野球娘キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 」なるスラングがあるらしい。その真意やスラングとしての意味はわからないが、もし本作品を揶揄するものなのであれば、個人的にはそう悲観するような作品でもないと否定したいと考える。確かに何でも自分達で考え、その行動全てが理に適っている辺りは腑に落ちないが、全12話という事を考えれば仕方のないことだろう。でも人力車(現在で言う俗称コンダラ)を使った特訓など面白い部分もあるし、晶子の投球フォームが所謂「女投げ」から投手らしい投げ方に成長する姿など、自信を持って人に奨められる作品だと思う。

■蛇足{netabare}
 正式には「ナックルボールをお見舞いするぜ」だが、

 HTMLタグを使えないこのレビューでは

 イントネーションを伝えるのが難しい。
{/netabare}

投稿 : 2015/06/26
閲覧 : 399
サンキュー:

35

黄色のドラえもん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

最近知った作品ですが一部の野球掲示板では有名な作品だそうです。女の子は可愛かったですが9人もいると覚えるのが大変でした。俊足の子と能登さんが演じた子と姉妹の妹がお気に入りです。後、モデルは高津らしいですが投手の子の投げ方が成長していく描写はよかったです。アニメなので突っ込むのは野暮ですが、強豪校の高校球児に普通の女の子が挑むというのは無理がありすぎる設定なので相手は中学生のがよかったと思います。

投稿 : 2015/06/05
閲覧 : 290
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3

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

期待しないで観れば (o^-')b グッ!

思わぬ展開!
っていうようなインパクトのある物語ではなかったが、
ほっこりと観れる作品だった。

ちんちくりんで可愛いヒロインをはじめ、
ちょっと抜けているお嬢様たちのキャラが
大正時代のお話にマッチしていると思った。

昨今アニメの過剰な演出が好きな人には物足りないかもしれないね。

投稿 : 2015/06/04
閲覧 : 288
サンキュー:

4

ネタバレ

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゲームがamazonで1円でポチれる!

メジャー第3シリーズよりもおもしろいと思います。
少女たちがルールもしらない野球で男子に勝負を挑むという熱い展開にワクワクが止まりませんでした。

野球道具をグラウンドを自分たちだけで調達している様は
年端もいかないころに秘密基地を作ったときの心躍る気分を
思い出させてくれました。


初めての練習試合ではまだまだ下手だったけど
公式戦では男子顔負けのプレーをしてくれました。
女の子でもここまでできるようになるのかと感動しました。

私はフライをキャッチできる気がしない☆
一番球が飛んでくるファーストとキャッチャーだけは
怖いのでやりたくないです。
小梅と静に尊敬します。




大正野球娘。 ~乙女達乃青春日記~ (PSP)

アニメとの最大の違いは、走らないところです。
まだまだ女性が人前で走ることがはしたないと叱られる時代。
学校が世間の顰蹙を買わないようにするためには
淑女然と優雅に出塁しなければなりませんでした。

そして運動服は着ない。
着物、セーラー服で試合をします。


アニメでは野球道具を知り合いに譲ってもらいましたが
ゲームではここでも一苦労します。
{netabare}
女子である以上、男子には身体能力の差は歴然。
木製のバットなんて重たくてとても振り回せません。
そこでより軽く、ボールの飛距離を伸ばすために金属製のバットの開発を川島乃枝が提案します。

しかし、櫻花會の部費程度ではオーダーメイドの野球道具の購入は資金不足。
この続きはゲームで!
{/netabare}

練習メニューはより過酷に。
作戦参謀兼発明家の川島乃枝が生活しているだけでも
体力・筋力を付けられる装置を開発したり。

アニメ以上に斬新なアイデアで練習を行います。
人力車のシーンは特に思い出深いですね。


特にお気に入りのシーンは朝香中学に試合を申込みに行くところ。
試合に負けたらランデブーの件での巴の対応がすっごいクールで
お姉さまと呼びたいキャラNo.1です。


最後に、ゲームプレイ後にアニメを見ると晶子と巴の好感度が若干下がってしまったのが残念だったかも。
魔球をキャッチする小梅がかわいい。

投稿 : 2015/05/23
閲覧 : 355
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4

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

悔しがることは大切だと思う

物語:3.8 作画:3.8 声優:4.0 音楽:3.4 キャラ:3.8 【平均:3.7】                           (73.3)

ジャンル        :スポーツ(野球)
話数          :全12話
原作          :神楽坂淳(小説)
アニメーション製作 :J.C.STAFF
監督・シリーズ構成 :池端隆史
キャラデザイン    :神本兼利
音楽          :服部隆之
主人公声優      :伊藤かな恵
OP           :「浪漫ちっくストライク。」作詞 - rino / 作曲 - 服部隆之 / 編曲 - 大久保薫
              / 歌 - 鈴川小梅(伊藤かな恵)・小笠原晶子(中原麻衣)
               ・川島乃枝(植田佳奈)・宗谷雪(能登麻美子)
ED           :「ユメ・ミル・ココロ」作詞 - 畑亜貴 / 作編曲 - 渡辺拓也 / 歌 - 伊藤かな恵

参照元         :Wikipedia「大正野球娘。」
公式ページ      :http://www.tbs.co.jp/anime/taisho/


【あらすじ】
 時は大正14年。良家の子女が通う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が、「一緒に野球をしていただきたいの!」と声を掛けた。突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。しかし、なぜ野球なのか?ルールも、使う道具も分からないのに。可憐な乙女たちの奮闘物語が始まる。 公式ホームページ「各話紹介 あらすじ」より

【特徴】
①チャレンジングスピリット溢れる
②大正時代
③百合
④ストーリーがある

【特徴の説明】
①男尊女卑の時代。そして欧化が急速に進む時代。小笠原 晶子は野球部員である許婚の岩崎 荘介から「女は家庭に入るべき」と言われ、その前時代的発想に立腹する。そして晶子は石頭の荘介の鼻を明かすべく、女子だけの野球チームを作り、打倒男子を目論む。本作は晶子がメンバーを募るところから始まり、作中は女子部員たちが男子に勝つべく試行錯誤しながら野球に励む様子が描かれます。
②当時の暗い一面は描かれていません。描かれるのは当時の文化。制服はあるものの、着物が許可されていたり、大正時代における14歳という年頃の恋愛事情なども見所です。
③小梅をはじめとする女学生たちがメインです。彼女たちは終始明朗快活でしたが、百合アニメらしく女同士よろしくやろうとするキャラも居ます。
④物語は荘介の所属する朝香中学野球部との公式試合までの約半年間を描く。その為、時間の関係がそれほど重要でない日常系とは異なります。
 
【総括】
 元気な少女たちが物語りを彩る作品。雰囲気はほのぼのと少々異なるが、基本的に肩の力を入れずに観ることのできる雰囲気です。物語に関しては大まかな流れを想像し易いかもしれませんが、結末に至るまでのコメディーは面白おかしく、飽きさせないものでした。サムネイル画像からも想像出来るように、視聴者を失意のどん底に陥れるような展開も無いので安心して最後まで観れる作品です。



【思った事・蛇足】

彼女らの物事に取り組む姿勢が今の自分には無く
啓発されることになるとは思ってもみませんでした。
なので
小梅たちが可愛いから和む…
と思っている暇がありませんでした。


素晴らしい。
己の姿勢を改めたい。


それにしても
良い所だけ掻い摘んで編集すれば立派な教材になりそうです。
それで部活をする中学生に見せたら良さそう。
でも予め情操教育を施すと断っておかないと
また変な教師が…と噂されてしまう。
きっと。
いや、断りを入れても問題になるか。


というか。
私が中学の時に観たかった!
先輩に言われるがまま何の疑問も持たなかった私。
今思うと非効率で不毛な練習をしていたような気がする。
残念。
もっと部活を有意義に過ごしたかった。
という具合に
以前のことを思い出したりした訳です。


結局視聴を終えて思った事ですが
物事を意欲的に取り組むには
“悔しがる”ことが重要で
悔しいさから努力する姿勢さえ大切に出来れば
万事うまくやっていけるのではないかと思いました。



●MVPキャラクター
川島 乃枝(かわしま のえ)
メガネと三つ編みお下げの子。
この子の発想は豊かです。
桜花会(部の名前)が強くなったのは彼女の貢献によるところが大きいと思う。
是非注目して欲しいと思います。



●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-34.html

投稿 : 2015/05/22
閲覧 : 313
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14

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

眩しく輝くその様は、さながらグランドに咲いた九輪の花。

大正時代。

それはまだ女の子は女性らしく、しとやかに、が主流の時代。

学業も仕事も、女性が前に出ることはよく思われてなかった時代。

そんな時代に生きる女の子たちと野球の組み合わせ。

窮屈な中でも伸びやかに、
熱い思いを胸に秘めている女の子たちがキラキラ輝いているこの作品、
とっても好きです^^

全12話です。


● ストーリー
鈴川小梅(すずかわ こうめ)は
親友の小笠原晶子(おがさわら あきこ)にいきなり
「一緒に野球をしていただきたいの!」と誘われる。

その勢いについうなずいてしまい、野球を始めることに。

女の子がおてんばをしては「はしたない!」と言われる時代に野球。

メンバーを集めることから始まり、
ルールや使う道具さえも知らない女の子たちの奮闘物語。


「大正」という時代背景があるため、
おしとやかな明るさを持った女の子たちが主人公です。

”おしとやか”と”スポーツ”という
一見ミスマッチのような組み合わせが特徴&観やすいポイントかな。

これまでスポーツをしてこなかった女の子たちが主役ですが、
きゃーきゃーするような女々しさはないので、

スポーツ作品にそれなりの熱血さを求めている人でも、
そこそこ楽しめると思います。

野球に興味がない、という人も初心者目線で一緒に楽しめると思います^^

野球とは全然違うお話で脇道にそれることもあるけれど、
それもアニメらしくていい♪


部員集めから練習、そして試合。

最初はへたっぴだけど練習を重ねていき、
ちょっとずつうまくなる描写もいい感じです♪

練習を重ねて上達する9人。

よくある異常な上達ではなく、対策などをきちんと提示して、
どのように上達していったかの過程がわかるのが好感。

それでも男子と対等に試合できるようにまでなるものなのか?
というつっこみは、流してあげましょう(笑)

ラスト2話は見ごたえがあり、あっという間に時間がたってしまいました。

これまでのストーリーの集大成。

試合開始の前も試合中も、何度も泣きそうになりながら観ていました。


● キャラクター
女の子たちはキラキラと輝いていて、かわいくて大好きです♪

特に好きなのは、小梅です^^

明るくて元気、一生懸命でまっすぐな女の子♪

さらにこの作品で私が1番好きなのが小梅ちゃんと三郎さんとの絡みです。

もうなにこれ!!テンション上がったわー!笑

普段は物静かで穏やかな三郎さん。

伝えるべきことはきちんと言葉にするところも好印象だけれど、

きゅんときて卒倒してしまったシーンがいろいろとww

”賭け”の話もロマンチックすぎて、
ついこちらが顔を覆ってしまったわ(/ω\)ww

2人の初々しさがたまりません♪

最終話は最高のラストでした。笑


● 音楽
【 OP「浪漫ちっくストライク。」
 /鈴川小梅(伊藤かな恵)・小笠原晶子(中原麻衣)
  川島乃枝(植田佳奈)・宗谷雪(能登麻美子) 】

明るくてかわいくて、この作品にぴったりなOPですね♪

聴くたびに好きになっていった曲です^^

メンバーが円になってジャンプする映像がお気に入り♪


【 ED「ユメ・ミル・ココロ」/伊藤かな恵 】

いろんな想いを抱えて明日へとまた一歩踏み出す…

そんな感慨深さがある曲。

毎回この曲と一緒にいい気分で終わるのがこの作品の好きなところの1つ^^


【 挿入歌「パイノパイノパイ」/伊藤かな恵 】
大正時代に流行した「東京節」という歌のカバーです。

作中で小梅が歌い、鼻歌でも何度か歌ってましたが、

伊藤さんのかわいい歌声にすっかりはまってしまいました♪


● まとめ
最初から最後までストーリーがぶれることがなく、
飽きずに楽しむことができました。

みんなかわいくて、青春してて、微笑ましくて、観ていて気持ちがよかった♪

うん、いい作品だった!大好きです^^

気になった殿方の前では名前入りのハンカチを落とせばいいのね、
今後のために覚えておこうww

投稿 : 2015/02/07
閲覧 : 427
サンキュー:

36

チョロ松 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界のナックルボーラー

この時代女性が野球事態やることがおそらく珍しいのにましてや、
男子高校生と対戦し、変化球のナックルとシンカーなど
ある意味時代を先取りしていてひた向きに野球に挑む少女達がほほえましい。

声優陣もなかなかで各々の声がキャラに合っていて、
とても面白い作品でした。

また男尊女卑が有ることが描かれてました。
僕は男ですが、この作品の男子高校生や大人に
多少イラっときました。

投稿 : 2015/01/28
閲覧 : 402
サンキュー:

3

ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分は結構気に入っているアニメです。

<物語>
内容はタイトル通り、
大正時代に野球をする女の子たちの話です。
ある日、飲食店の娘の鈴川小梅は友達の小笠原晶子に
頼み込まれ野球をすることになり、
仲間集めから始まる。


彼女たちは最初、あまり野球も知らず、
何度か壁にぶつかりながらも、
お互いのよさを活かして乗り越え、
頑張る姿が魅力的な作品です。

大正時代はまだ男女の間に差別があった時代ですので、
その事実も踏まえてのアニメです。

ちょっと難点なのは、展開が読めるところです。



↓感想↓
自分は野球をやっていて、
野球アニメには興味はあったのでみました。

メジャー(作満田拓也)のような派手さはないものの
結構じわじわとくる青春ものですね。

恋愛要素もあり、自分はかなり気に入りました。



ちょっと不満。
{netabare}あんな短時間で野球が上手くなったら、
誰も苦労はしない。
彼女らの才能はアメリカの野球リーグ、
メジャーリーグでスター選手になれるぐらいすごい。

しかも中学生の女子で男子と張り合えるとなると
もう三年後には甲子園制覇間違いなし。

しかもナックル(劇中では揺れる魔球)は
自分が三年かけて猛練習しても習得できませんでした。
普通に羨ましいです。
なんか何の前触れもなしに、
投球フォーム良くなってるしw
{/netabare}




<作画>
80年代のアニメみたいな作画でした。
今回のJC Staffさんはいろいろ工夫したようです。




<声優>
前知識は伊藤かな恵さんしか聞いていませんでしたが、
他にも中原さん、植田さん、能登さん、喜多村英梨さん、
などなどで中原さんとか良かったです。

伊藤かな恵さんのキャラは神のみのエルシーに続いて好きです。

あと後藤さんは声はいいんですから、
滑舌良くして欲しいですね。



<音楽>
悪い曲ではないのですが、もうちょっとインパクトあっても
良かったと思いました。
OPは伊藤さん、中原さん、能登さん、と植田さんで歌ってました。
EDは伊藤さんのみ。




<キャラ>
咲は麻雀x美少女でしたが、
大正野球娘。は野球x美少女です。
美少女と思うかは人それぞれですが、
自分的には結構魅力的でした。

名前は古風でしたが、
名前覚えるのが得意な僕でも、
覚えられませんでした。

投稿 : 2015/01/07
閲覧 : 330
サンキュー:

38

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一つの明確な目標に向かって頑張る少女達の物語

まずこの作品を見る前に大正時代における男女のありかたについて知っていると
物語に感情移入しやすくなると思います。

どうせ女の子が野球をしたところでお遊びにすぎない・・・
という周囲の意識が次第に変わっていくのが
中々痛快に描かれています。

作画が少し低評価な理由は
背景がちょっと手抜きなのかなと思った部分が結構あったので・・・(汗)
キャラクターは作画崩壊などすることはなく終始可愛かったです。

意外にも見てて熱くなる良アニメでした。

投稿 : 2014/12/24
閲覧 : 217
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

個人用メモ

【製作】
J.C.STAFF
【CV】
鈴川 小梅 - 伊藤かな恵
小笠原 晶子 - 中原麻衣
宗谷 雪 - 能登麻美子
石垣 環 - 広橋涼
川島 乃枝 - 植田佳奈
月映 巴 - 甲斐田裕子
月映 静 - 喜多村英梨
桜見 鏡子 - 牧野由依
菊坂 胡蝶 - 後藤沙緒里
アンナ・カートランド - 新井里美
尾張 記子 - 藤村歩
紀谷 三郎 - 日野聡
岩崎 荘介 - 加藤将之
高原 伴睦 - 川田紳司
{netabare}
※女性の社会進出が一般的でなかった大正末期にあって野球を始め、さまざまに努力を重ねる少女達の、明るい学園生活が描かれる。(ウィキペディア「大正野球娘。」の項より抜粋)

つまりは萌えに野球をプラスした作品です…って乱暴すぎる紹介だなw
この作品のいいとこは、ただ単に野球を題材にしたアニメって訳じゃなく、しっかりと野球してるんです。
登場人物が、かわいくて魅力的なキャラだってのはもちろん、スポ根あり日常回の笑いあり最終回での感動あり…と素晴らしい作品になっています。
声優も地味に豪華。その点においても満足できるかとw

なにより驚いたのが野球シーンの細かい描写。
ベースカバーにきちんと入ってたり、最初はいわゆるヒジから出てくる「女の子投げ」だったのが、上手くなってくると肩からしっかり回転させて投げる本格的なフォームになってたり。野球好きなおいらも満足な出来でした。

登場人物が全く野球を知らないところから始めていくので、野球を知らない人でもすんなり見れちゃいます。
個人的には名作だと思っている作品なので、未視聴だったら見る価値あるかも。オススメです。
{/netabare}
ここから先は大の野球好き(特にプロ野球、なかでも千葉ロッテマリーンズファン)しか見てもつまらないと思われます。あしからず。
アニメの話題は一切出てきません(笑)
それでも読む!って方は、↓のネタバレタグをミスタージャイアンツこと長嶋茂雄さんの現役時代に付けてた背番号の回数クリックしてください。
{netabare}{netabare}{netabare}

『野球って…本当にいいもんですね。』(by水野晴郎)

日本の国民的スポーツともいえる人気の野球。
おいらも大好物で、プロ野球は千葉ロッテマリーンズの私設応援団をやっていた過去がありますw(とはいっても5年程度でしたが)
そのおかげで(?)選手本人や球団関係者から仕入れた、ネットで探しても見つからないような笑えたり感動できたりするエピソードを書いちゃいます。
…興味ねーよ!とか言わずに軽い気持ちで読んでみてちょw


【球団史上NO.1捕手との呼び声も高い、里崎智也という男】

今年(2014シーズン)で惜しまれつつも引退した、ロッテの背番号22『里崎智也』選手。
強肩で盗塁阻止率も高く、強気なインサイドワークやパンチ力のある打撃が特徴な選手でした。
また陽気な性格で、キャラ的にもファンから凄く愛された、そんな里崎選手の黒歴史ともいえるエピソードを1つw

…そのまえに、里崎選手の名誉の為に(笑)いい話を書いておきますかw

2005年4月9日、QVCマリンフィールド(当時 千葉マリンスタジアム)で行われた日本ハム戦。先発マスクを被った里崎は打っては3安打2打点。守っても渡辺俊、山北を巧みにリード。10-2で勝利した。試合後の疲れもあったはず。しかし一通りの、インタビューを終えると里崎はロッカールームを飛び出し、走り出した。(中略)その時、球場正面では特設ステージを設置。バンドグループが演奏を行っていた。そこに姿を現した里崎にバンドグループはビックリ。ファンも、思わぬゲスト登場に大いに沸いた。ここまででも十分なファンサービスだが里崎はこれでは満足しない。バンドグループに手招きされて、ステージに上がるとマイクを手にした。
「きょうはみなさん、ボクらを応援してくれてありがとう。あしたも見に来てください。それでは一曲歌います」
即席ではあったがファンと選手が一体となった最高のファンサービスだった。その後も30分以上、サインを書き続けた里崎。ロッカーに戻るとケロリと言ってのけた。
「ファンは喜んでくれたかな。いい思い出になったかな。ファンサービスはどんどんやっていかないとね」
(千葉ロッテマリーンズ公式サイト内「里崎智也選手引退特設ページ」より抜粋)

うん。ファンサービスを大切にする、里崎選手ならではの話ですね。
さて…ここからが本題(笑)

里崎選手って、1999年に入団、2002年の開幕から正捕手としてスタメンに定着したんですが、実は2001年のフレッシュオールスターにてMVPを獲得してるんです。
なのに2001年の1軍での出場は、わずか9試合。ケガの影響で出場しなかった訳ではないのになぜ?って思ったファンも多かったと思います。
…実はその裏にはこんな黒歴史が…
{netabare}
当時、寮に入っていた里崎選手。寮には当然「門限」というのがあります。
ある日、門限の時刻を過ぎて遊んでしまった里崎選手、見つからないように外の壁をよじ登って窓から戻ろうとしたのです。
その様子を見た、一般の方が泥棒と勘違いして警察に通報しちゃったから大変w
大騒ぎになって、当時の1軍監督からそのシーズン終了まで「1軍での試合に出さない!」と大目玉を食らっちゃったのですw

里崎選手、気持ちは分かるけど…やっちゃったねwww
{/netabare}

【イチローや田口に外野守備を教えた男】

90年代後半、オリックスは外野陣がとても充実してました。
後にメジャーでも活躍したイチロー、田口壮の2人は打撃力も凄かったのですが、守備でも評価されてる選手でした。
そのイチロー、田口に外野守備を教えたのが『本西厚博』選手なのです。
その本西選手は晩年、千葉ロッテマリーンズに入団して引退を迎えるのですが…ロッテ入団時のエピソードを。

当時のマリーンズの絶対的なエースは「ジョニー」の愛称でファンからも愛されていた背番号54、黒木知宏選手でした。
しかし本西選手が入団した時期、黒木選手は大スランプで、中継ぎや抑えに回されていました。
そんなときに入団した本西選手…
{netabare}入団の挨拶もままならぬ状態で黒木選手に近寄り、「投球モーション盗まれてるから打たれてるのかも。キミのフォークの癖は…」と指摘したんです。
そのアドバイスが功を奏し、黒木選手は長かったスランプを脱出して、再び先発の柱となって活躍しました。

つか…他球団の選手が気付くフォームのクセを気付けなかったロッテの監督、コーチ、スコアラー…なにやってんだよwww{/netabare}

【球団マスコットの『マー君』の秘密】

どの球団にもいるマスコット。千葉ロッテマリーンズには『マー君』『リーンちゃん』『ズーちゃん』の3人(匹?)がいるのですが…
あんまり触れてはいけない部分の『中の人』の存在(笑)を話しちゃいます。
実は、ある時期の『マー君』の中の人…{netabare}ゴリラーマンやBECKで有名な漫画家、『ハロルド作石』さんだったのです。
ハロルド先生はその時期、「ストッパー毒島」という野球漫画を連載されていて、その取材の為に球団マスコットの仕事をされていたんです。
後にストッパー毒島の最終巻にて本人が書いてますが、当時は秘密だったんです。
なのですが…球団広報のY氏(元応援団員)から応援団には情報が漏れていたというw
ハロルド先生…当時は悪ノリして「マー君のサインとチック君(ストッパー毒島にでてくるマスコットキャラ)のイラスト、応援で使ってるドラムに書いてください☆」なんて無理言っちゃってすんませんでした。そして、文句言わずに書いてくださり…本当にありがとうございました。{/netabare}

【プロ野球選手から格闘家への転身】(2014.12.09追記)

プロ野球選手から格闘家になったといえば、元ベイスターズの4番打者『古木克明』選手が有名ですね。
でも我が千葉ロッテマリーンズにも引退後に格闘家の道を歩んだ選手がいました。
それは…{netabare}『立川隆史』選手(背番号52→24)なんです。
地元、拓大紅陵からドラ2で入団し、長打率.400を超えるパワーヒッターで現役時代には4番打者も任されました。
阪神にトレード後は右の代打の切り札として活躍しましたね。
そんな立川選手、2005年にユニフォームを脱いだ後にK-1のトライアウトを受け、見事合格。(補欠合格でしたがw)プロのリングでも6戦しています。(3勝3敗2KO勝)
…そいえば古木選手は小学生の時「将来の夢はプロ野球選手。でも大洋(現ベイスターズ)とロッテには入りたくない」と言ってベイスターズに入団。
一方、立川選手は「ロッテ以外にはどこにも行きません」ってマリーンズに入団したんですよね。
そんな対照的な2人が引退後は同じくプロの格闘家になったって…よく考えたら面白いですなw

…まぁこれは結構有名な話なんで、知ってる方も多いと思われるので立川選手の現役時代のお茶目な性格があらわれたエピソードを1つ。(ってかコレが書きたかっただけって噂ありw)
先輩の応援団員の方に「黒木選手と一緒に食事をするんだけど、お前も来る?」と誘われまして、喜んで参加させてもらったところ、立川選手もその場にいらっしゃったんです。
初対面なのもあり、緊張してたおいらに開口一番「今日の1打席目観てくれました?」と。
あれ?記憶の中では1打席目って三振だったような…と思っていたところ
「最後の球が、きわどいコースだからカットしてファールにしようと思ったんだけど、1軍の投手って凄いね!全然バットに当たらなかった♪」と。
普通なら悔しくてたまらない事なのに、自虐ネタにして笑い飛ばすなんて…
即、立川選手のファンになっちゃいましたw
ちなみに立川選手の名誉の為に言っておきますが、すごく練習熱心だし、周りにも気を遣われる凄い方なんですよ、本当は。
…顔が不真面目だから(失礼!)練習しててもサボってるように見えて、よく監督に怒られてた事は、この際内緒にしときますwww{/netabare}
一番好きな選手だったので、ふと思い出したから追記させてもらいました。


以上、おいらが知ってる千葉ロッテマリーンズの裏話でした。(書かれてる本人、見る機会なんぞないとは思うけど…見てたら笑って許してねw)
これを読んだきっかけで少しでもロッテファンが増えたら嬉しいな♪…とか言ってみるw
{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2014/12/09
閲覧 : 465
サンキュー:

13

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆レトロな野球女子

女性の地位がまだ低い時代で野球も
一般的ではない時代に女学生の野球チーム
を結成する物語。

小梅ちゃんが可愛いです☆

大正時代の雰囲気も楽しい作品です(*^^*)

小梅ちゃんの家のような洋食屋さんでご飯が食べてみたいです。
小梅ちゃんが滑って、おにぎりをキャッチする
身体能力がカッコいいです。


監督/池畑隆史

アニメーション制作/J.C. STAFF

TBS 2009.7.2-9.24木曜25:59-26:29(全12話)

主観的評価(B)


追記欄_

投稿 : 2014/11/29
閲覧 : 278
サンキュー:

5

とっとろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひたすらに小梅さんが素敵

主人公が・・・もうね。
今まで観てきたアニメキャラの中でもトップクラスに魅力的でした。



野球そのもの自体は少しいい加減な描き方をされていると思うけど、それを補って有り余るキャラの魅力。

テーマは端的に言うと
・男女差別
・女性の社会的地位
といった重たいものとなっているが作りが軽い(いい意味で)ので結構さらっと見れるのも魅力ですね。

後半の許嫁エピソードは少し戸惑いましたが(半分嫉妬)
ストーリー自体はバランスがすごく良くて、女子高生の日常と野球に少しづつ真剣に取り組むようになっていく様がいい塩梅でマッチしていたと思います。



ガルパン好きなんかは結構楽しめるんじゃないかなと・・・

投稿 : 2014/10/10
閲覧 : 169
サンキュー:

5

ネタバレ

OZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

グラウンドに咲く九輪の華

原作のライトノベルは未読だが
前々から気になっていたので観てみる事にした

■グラウンドに咲く九輪の華■
時代は女性の社会進出が一般的でなかった大正末期。
女学生達は男を見返す為
ルールも知らない野球へと打ち込む
現代の青春部活物を大正時代に置き換えた『大正野球娘。』

王道一直線の物語はベタな展開であるが
定番のメンバー集めや
試合に敗れては挫折 成長と
クライマックスに向け
段々と盛り上がる構成は極めてオーソドックス。

野球だけかと思いきや
日常回が半分を占める為
野球に詳しくなくても
楽しめるのが今作品の強み。

その反面 試合が少なく
ガッツリと野球を楽しみたい人には
もの足りなく映るだろう。

突き抜けた面白さは無いけれど
最後までブレないのは評価したい所だ。

そして印象に残ったのは音楽面。
OP「浪漫ちっくストライク。」は
これぞアニメと思わせる曲で
飛ばせないOPの一つ。

しかし 何と言っても劇中BGM「そして、歩き出す」が
素晴らしい出来で驚いた。

度々要所で流れるのだけれど
大正時代を背景とした曲調は
見事にハマっていて
今作品が上手く表現されている。
この曲だけでも高評価だ。

野球を通じて成長を遂げる大正娘達。
懸命に逆境を乗り越える彼女達の姿には
自然と応援にも熱が入り
観終わった後は
爽やかな気分になれる作品である。

■弱点は尺の短さ■
ここまで称賛しているが
今作品には決定的な弱点がある。
何と言っても"尺が足りない"に尽きるだろう。

王道を地で行くシナリオは
どこを盛り上げれば面白くなるかのをポイントを
キッチリ抑えているのだけれど
全12話では収まりきっていない。

したがってキャラの掘り下げが
充分に出来ているとは言えず
最終回も一気に幕引きへと繋がっているので
「えっ?これで終わり??」と
何とも消化不良なのが残念である。

チームとして櫻花會は好きだけれど
一人一人の印象が薄いのは実に惜しい。

せめて2クールで24話構成ならば
もっと輝きを放つ作品になっていただろう。

■ハイライト■
観ていて最も熱くなったのは
最終回で鏡子がダイビングキャッチを成功させた場面。

巴の口車に乗せられ
頭数が足りない野球部へ入る事となった
左翼を守備する女の子。

元々 巴目当てなので
野球への情熱は当然希薄であり
ハッキリ言って外野の穴。

まともにフライも捕れない
チーム一頼りない彼女だったけれど
ここぞの場面でプロ顔負けの
ダイビングキャッチでピンチを凌ぐ。

今までダメダメだった鏡子なだけに
身体を張った根性のファインプレーは
思わずウルっときてしまった。

他にも巴のホームラン等
グッとくる場面はあったが
今回はここがハイライトでした。

■あとがき■
期待半分で観ていましたが
予想を覆して楽しめました。

終盤で一気に話が進んでしまったのは残念だけれど
最終回のBパートは盛り上がったね。

OP曲が流れた辺りで目頭が熱くなってさ
最後は小梅が果敢にホームスチールした結果
朝香中に負けちゃうんだが
「もしかしたら逆転するのか!」って
本気で応援しちゃったよ。

あそこで勝っちゃうより
負けてしまうのが今作品の良さで
正々堂々と迫熱した名試合だったね。

質の高い音楽も相まって
尺の短さだけが本当に惜しい。

2期はおそらく無いだろうけど
続編を強く希望したい作品だ。

満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7)

投稿 : 2014/09/17
閲覧 : 342
サンキュー:

40

ネタバレ

フィーート さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

女子の野球

タイトル通り女子が野球をするアニメ。時代は大正時代のようです。
日常系に近いスポーツアニメって感じです。

メジャーやおお振り、ダイヤのA等野球アニメは多々あるが女子が野球をするというのもあってスポコンアニメにはほど遠いがスポーツ要素は意外と含まれていると感じた。
専門用語はそんなに出てこないので野球知識のない人でも問題なく観れると思う。
恋愛要素も有り。
最初はどうかな?って感じだったが回を重ねるごとに面白くなってくる。

ストーリーは三郎さんと小梅の淡い恋愛事情がいいですね。こういうサブで恋愛を淡く描いたアニメなら恋愛アニメの苦手な私でもニヤニヤしながら観れちゃいます。
最終話は感動しました。 {netabare}”女子が野球をするという”偏見からそれを許さない人達が彼女達のプレーをみてどんどん魅了されていく様が良いです。
大差がついた時にはやっぱり男子には敵わないのかと思わせられたがクセや執念や魔球など最終話はスポーツマンって感じで観ていてとても感動します。{/netabare}

声優は豪華です。EDはいいですね。日常系にしては画も曲もかっこいいと思います。

好きな話は9話の誤解の多い料理店と最終話ですね。
好きなキャラは小梅と三郎さんです。
好きな場面は最終話の対戦でバックホームでの小梅のブロックに前転しながら吹き飛ばされるところです。あの女子の中でも小さい体でブロックをしようとする気概に感動です。てか男子容赦ねぇw
{netabare}小梅ちゃんお父さんの許しを得られたのかなぁ(´・ω・`){/netabare}

投稿 : 2014/09/14
閲覧 : 232
サンキュー:

5

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

野球版ガルパン+大正ロマン。けいおんの影に隠れた抜群の良作

大正時代のお嬢様たちが野球で頑張ったり仲良くなったりを描いた、野球版のガールズパンツァー+大正ロマンな感じのアニメ。
2009年、「けいおん」の後番組として放映された深夜アニメだが、NHK教育で流されても異和感無いレベルの良作。
遺憾ながら今一つ人気が無いのだが、間違い無く良作だと断言出来ます。
※NHKアニメには「プリンセスナイン」という女子野球アニメありますが、萌え的にはこちらが上かと。


{netabare}『物語』
舞台は、大正14年(1925年)。大正時代の女学生たちが、野球で男子に挑戦していく一貫した目的意識がある。
非常に萌えどころがある一方、時代背景やキャラクターは相当に骨太で、大正ロマンの雰囲気や魅力、大正時代特有の時代背景を活かしたストーリー展開に引き込まれる。
可愛さや和気藹藹とした楽しさのような女子部活物+一貫した目標に向けてひたむきに頑張る本格派を合わせた、後のガールズパンツァーの路線の先駆け的な作風に思える。
全般的に本格派のスポコンよりは、女学生たちの日常や仲の良さ微笑ましさ重視の雰囲気で、萌え的にもバッチリ楽しめる。
一方で野球への情熱や努力は割と真面目、手痛い敗北に涙したりとシリアスも若干あり。

物語は小笠原晶子(あきこ)お嬢様が婚約者の男尊女卑発言にキレて、対抗すべく「野球で勝負よ!」とチーム結成を親友の鈴川小梅(主人公)に持ちかけ、一気に前代未聞な女学生野球チームを結成、右も左も分からない状態から彼女達なりに努力して強くなっていく感じ。
2話にして9人が揃い、3話目で初試合に漕ぎ着ける、テンポの良さ。
大正女学生たちの、進取の気風と好奇心という時代の風に乗るようなノリの良さも加わり、展開がスムーズなのが良かった。
物語の当初は大正時代の男尊女卑への反発があるが、それをあまり引きずらないので気楽に視聴出来た。

大正14年という時代が、ポイントか。
大正デモクラシーと言われる、自由闊達な精神を謳歌する一方、古来の常識や価値観も根強くある。
悲しいけれど、その前途は決して明るい時代ではない。
直後、戦争に継ぐ戦争の、暗黒の昭和が来る。
つまり、境界線上にある、青春時代なのでしょう。
晶子は試合の結果に関わらず、もうすぐ卒業して婚約者と結婚、家庭に入る事が決定している。
他の娘たちもそれぞれ、野球が出来るのは今この時しか無い。
今しかない。野球に打ち込めるのも、友達と仲良く遊べるのも、今しかない。
今しか出来ない事だから、一生懸命がんばる。
そんな大正野球娘たちは皆可愛く、皆輝いていた。

良い感じに萌えやスポコンを展開しつつ、最後まで綺麗に完結。
終始楽しく視聴出来、終了後には寂寥感すら感じる程、良いアニメでした。
決して派手な波乱があるワケではなく、野球アニメとして見ると本格派には届かないかも。
安定感バツグンの萌え+燃えありの日常系という感覚で、大好きです。


『作画』
キャラ作画は派手さこそ無いが綺麗で可愛く、好ましい。
素直で健全な可愛さを感じる良作画。
大正ロマンの描写も秀逸。
また野球のシーンも(細かいツッコミ所はあるかもだが)結構本格的。
個人的好みからすると、4.5点あげたいところだった。

『声優』
伊藤かな恵さんの小梅は非常に可愛く、個人的に伊藤かな恵さんのベストキャラだと思う(知名度的にあまり挙がらないだろうけど)。
声優陣は豪華かつ良い味出しており、晶子役の中原麻衣さん、宗谷雪役の能登麻美子さんの「おじゃんでございます♪」、石垣環(たまちゃん)役の 広橋涼さんのツンデレ等々、いずれも可愛さ抜群。

『音楽』
伊藤かな恵さん、中原麻衣さん、植田佳奈さん、能登麻美子さんの4人が歌うOP「浪漫ちっくストライク。」が元気一杯かつ大正娘らしい清純さややる気を併せ持つ可愛い歌で非常に好き。
健全さと可愛さを両立した異色の女子野球ソングは一見の価値あり!
伊藤かな恵さん歌うED「ユメ・ミル・ココロ」も大正らしい可愛らしい良曲で好感持てる。
この歌も含む小梅のイメージもあり、伊藤かな恵さんの代表キャラだと思った。
作中歌の東京節(大正時代に実際に流行った流行歌)も伊藤かな恵さんが元気一杯に歌っており、こちらも素晴らしい♪

『キャラ』
大正時代のお嬢様特有の奥ゆかしさ、気品を感じさせるキャラクターが多くて非常に萌える。
多くのアニメや漫画やラノベにありがちな「お嬢様っぽい」キャラではなく、しっかりとお嬢様らしく描かれている貴重な作品だと思う。
(氷菓のえるたそ等、本物のお嬢様は僅かしか居ない気が)
大正時代の男尊女卑にも負けない負けん気や好奇心、時代のモダンさを体現した活力があり、単に可愛い、萌えるだけではない魅力があった。
個々のキャラも個性的で、リーダー格お嬢様の晶子、庶民的な小梅、大和撫子だが割と黒い?宗谷さん、ムスってしてるけどちっちゃくて可愛いタマちゃん等々。
女学生らしい軽めの百合あったり、どの娘たちもそれぞれに可愛かった。
萌えアニメとして見ても、たまには大正女学生も良いものです!{/netabare}

投稿 : 2014/09/04
閲覧 : 377
サンキュー:

35

tao_hiro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大正浪漫

19世紀後半から20世紀初頭の世界は、
古きものと新しきもの、善いものと悪なる
ものとが混沌とした異様に活気のある時代
だったと思います。

この時代の熱気に日本もつつまれていました。

そんな時代を背景に、女学生たちが男子校生
に野球勝負を挑みます。

ストーリーは、この手のものの定番通り、
仲間集め⇒チーム結成⇒チーム・個人の悩み
解決⇒秘密兵器開発⇒ラストに試合って感じ
で進みます。目新しさはないものの安心して
観ていられます。

スポ根要素は薄いです。娘さんたちがワイワイ
騒いでいるうちに(もちろんみなさん良家のお
嬢様方なのであくまでも上品にですが)不思議
と強くなっていきます(笑)

派手さはありませんが、じんわりと心があたたか
くなる佳作だと思います。

投稿 : 2014/08/26
閲覧 : 221
サンキュー:

15

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大正野球娘。のストーリー・あらすじ

時は大正14年――。良家の子女が集う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が声を掛けた。「一緒に野球をしていただきたいの!」
 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、ルールも使う道具も分からないことだらけ。
はたして、本当に9人集まり、男子と試合が出来るのか!?
可憐な乙女たちの奮闘が、始まる!(TVアニメ動画『大正野球娘。』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2009年夏アニメ
制作会社
J.C.STAFF
公式サイト
www.tbs.co.jp/anime/taisho/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A8%98%E3%80%82
主題歌
≪OP≫鈴川小梅、小笠原晶子(CV:伊藤かな恵・CV:中原麻衣)『浪漫ちっくストライク。』≪ED≫伊藤かな恵『ユメ・ミル・ココロ』

声優・キャラクター

伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤沙緒里、藤村歩、新井里美

スタッフ

原作:神楽坂淳『大正野球娘。』(トクマノベルズEdge)、キャラクター原案:こうたろ/小池定路、 監督:池端隆史、シリーズ構成:池端隆史、脚本:池端隆史/天河信彦/白石雅彦、キャラクターデザイン:神本兼利、音響監督:本山哲、音楽:服部隆之、美術監督:小林七郎

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