yuugetu さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
安定して良い作品
2021年4月配信開始のWEBアニメ。隔週金曜日更新。全26話。
シリーズ構成と作画班(アニメ会社)の一部が交代しているみたいだけど違和感ないの凄い。
【各話感想】
{netabare}第1話
GRは尺が2クール分になり隔週更新になるみたい。海外ではだいぶ売れているようだけど本格的に海外展開に合わせたアニメになってきているみたい。
平和になってはいるけど爆丸がいなくて寂しいオーサム・ワン。リアが結構こたえてるらしいのが可愛い。
ヴェストロイアに会いに行こうとするがモバイルゲートが上手く開かなかったり、ドロームがうまく起動せず爆丸バトルで建物や木が破壊されてしまう。ドラゴノイドがゲートをこじ開けて帰って来るがヴェストロイアの方も異常があるらしい。ドラゴだけが皆から力を貰って何とかやってきたという。ベントンとウィントンが新しいモバイルゲートを用意して改めてヴェストロイアへ向かうが、何体かの爆丸とトラブルになり戻る。そのまま爆丸たちが付いてきてしまい、ゲートも閉じてしまう。
ドラゴノイドのデザインがリニューアルされているのは、玩具が新しいデザインで発売されるからっぽい。ドラゴとニリアスだけは続投だと聞いているけど新しい爆丸達も可愛らしくて個性的。隔週なのが残念だけど最後まで楽しもうと思う。
第2話
自由な爆丸達に手を焼くオーサム・ワン。フェネカとリアはエベレット・レイにバトルを仕掛けられることに。爆丸バトルゾーンという壊れることを気にしなくていい公園みたいな所が出来ている。フェネカはリアの言うことを一切聞かなくて負けてしまう。フェネカは負けても消えない爆丸の一体らしい。レイの後ろに誰かがいる。
オーサム・ワンの秘密基地にクリスタル・ブルーが現れる。超能力を持つという彼女は爆丸バトルを見たがり、フェネカ、フェラスカルは負けても消えないことがわかる。クリスタルもレイと同じ相手に連絡している。
爆丸ブローの投げるカット新規になっていて可愛い。リアとライトニングは振り回されるけどケンカ仲間みたいで和む。皆可愛いけど次回はウィントンとアジットの爆丸かな?
第3話
放課後の学校でストラタに襲われるリア、ウィントン、アジット。奪われ操られたフェネカ、フェラスカルがピンチタウラーとファルクロンを襲う。戦う意志のないピンチタウラーを戦わせるために逆鱗に触れる発言をトリップのせいにするアジット。ピンチタウラーはストラタをボコボコにして気が済んだのか元に戻る。
カザミは外宇宙の敵への備えとして衛星兵器を開発している。マキューは海へ逃げ、シャークターとシュンが追う。海中ではシャークターは強いがシュンとマサトをかばってダメージを受ける。シュンのアドバイスで切り抜け、マサトは新しいドロームの開発を約束する。
アジットもピンチタウラーも二つの顔を持つ点はある意味共通かも。アジットの対応が良い。
シュンの頭の良さとシャークターとの関係の構築。爆丸を取り巻く状況が変わってもマサトの言うようにどう関係を作っていくかは変わらない。今回の二人も振り回されつつ信頼関係を築いていくのが良い。
(2021.5.3)
14話のラママンに怯えるリアの可愛さよ
エボニー再登場嬉しいー。好き勝手しつつ面倒見の良さがいつもの姐御!
クイズネタで〇×じゃなくチェックマークと×なのが海外アニメらしい。
マグナスってばAAで一区切り付いたら面白い所が増えたから素はこっちかなあ。BPの序盤も笑ってしまうようなところがあったし。結構天然…(笑)
15話
前半のカレーの話好き。アジットのために皆がカレー作るのも好きだしクリスタルのマイペースぶりとかも。15分だからあまり重い感動話じゃなくてちょっと良い話って塩梅に仕上がってるのが楽しい。
後半はリアとフェネカの災難。ベントンたまにしか出てこないのに毎回肝を冷やす。気の毒(笑)
17話
前半。訓練中に噴火。だいたい大丈夫って言ってたことは起こるんだよ…(苦笑)そういえばウィントンが訓練参加しなかったのって簡単にピンチ脱出できるからかも。
後半ウィントンサイドなのが良いなあ。兄弟の話が好きなので楽しかった。小さい子なあ…長男は大変。ピラビオン可愛い
18話
前半マグナスとトラベルストーン、今後どう扱われるか。ヴェストロイアから来た白い爆丸はこれから関係してくるのかなあ。
後半エーイとエグジット登場。地球とヴェストロイアの関係が物語の根底にあるせいか、たまにエコ的な視点が入るのが独特。エーイ達は年長者で爆丸バトルが出来ないからちょっと捻った展開だよね。ルール無用なバトルだしチーム戦に持ち込んでるの上手だと思う。爆丸出せなくても爆丸好きな人がいるっていうのを、バトル以外の関わり方で見せるの良いと思う。
19話
バトルジャッジメント開幕。レイが恐ろしくめんどくさい小物になってるの辛い。ヴァイロックさん手段を択ばないなあ…。
トーナメント第一戦はヴァイロックVSアジット。アジット敗北。
ドラゴがアーティファクトをひとつ入手。水の都アイクラでシュンVSマキュー。トラノイドはアルティメット化できなかったっていうのは純粋に制御力不足だったりブローラーとの絆の有無なんだろうか。
20話
後半アクイラのアーティファクトを手に入れる時、クリスタルとのバトルでもパートナーの絆をきちんと描いている。クリスも手持ちの爆丸のことをわかっていて複数のジオコアを強制されることを良しとしなかったのは良かった。爆丸の気持ちはわからなくてもクリスは彼女なりに関係を作ってる。
21話
風と大地のベンターナ。ベンターナのアーティファクトを取りに向かうダン。対戦はマグナスVSウィントン。マグナスはリードにとって計算外。リードどころかヴァイロックにとってもそうかも。
それにしてもニリアス格好いいなあ。焦るマグナスは珍しいものを見た気分になるな。
力のマグナスと知恵のウィントンって感じ良かった。
後半 バトルはシリアスなのに対してダンとドラゴ側がコミカルなの好き。リアとフェネカのチームワークが初期に比べ独特ながら出来上がっているのに対し、ストラタは相変わらず…。フェネカが耳大きくて可愛い。
それぞれのエリアでのアーティファクト獲得にそれぞれ条件がある?
ベンターナのアーティファクトは友情。最初のが力や心?アクイラのは自然への敬意とか?最後まで見ないとわからないけど
22話
ハオラーでダンVSハケット。信頼関係もないのに実験体のように扱われたクラスティリオンの怒り。それを見たダンとドラゴの怒り。
ウィントンが前回同じことをしていたり、以前ダンを追うためにマグナスはニリアスをわざと倒させたりしたけど、信頼関係の上に明確な目的があった。
関係性の構築と同じ目的を持つこと。戦うことが本能に組み込まれている爆丸にブローラーがいる意味はこういう時に現れる。説明しなくても積み重ねで見せられる長期アニメの強み。これがハオラーでのアーティファクト獲得の条件?かも…?二人の怒りは爆丸のためのものだから。
アーティファクトを追うダンとドラゴ。急にドラゴが小さくなってしまう。肩に乗ってるのが可愛い。
シュンとレイの対戦はレイの作戦勝ちだったねえ…。
ダンとドラゴはアーティファクトを手に入れたがマグナスに助けられ、そのまま転移してしまう。このタイミングでどこに行くんだろう。
23話
ダンとマグナス幼児化したけどすぐ戻っちゃった…。可愛かったのにな~。
マグナスVSライトニング。意思疎通できるようになっちゃうとさすがにマグナス強いなあ。会話できないけど意思疎通は出来てるっていうのが、却って特別感あって好きだったんだけどなー。
後半、ダーカビアのアーティファクト捜索。闇の試練らしい試練だった。
マグナスVSリアは終始マグナス優勢ではあるもののリア健闘。最終的には爆丸の地力の差で決着した感じかなあ。ニリアス強い。
24話
炎の試練はシンプルに心身の強さを試すもの?闇の試練は相棒への信頼あるいは自身の心の弱さに打ち勝つことかな?
ベヒモス、人間と関わらない爆丸としては友好的だと思う。こういうのを両世界の行き来を制限するかという本筋の隙間に入れてくるのが好きな所だなあ。
後半、レイVSダン。アーキレオンがレイに翻弄されるがマグナスに発破かけられて勝利。バトル自体は非常に良かった。ベヒモスの登場も逆転展開にしっかり組み込んだ。
海外の感覚がどうかわからないけど日本のアニメとしてはジオガンの扱いは特殊だなと思う。
最初は決着だけジオガンに持ってかれる感じがしてモヤモヤしていたんだけど、途中から限定条件付きの交代制2VS2のバトルの様相を呈する。戦略性の有無が生まれてくると、設定上ジオガンとブローラーは絆を育むことが出来ないのでジオガンが少し気の毒に感じられてしまった。ジオガン自身の意思で現れているのかが不明だからかも。
最初は爆丸にダメージ蓄積+ブローラーとパートナー爆丸の目的意識の共有が条件と描いていたと感じたんだけど、敵もジオガン召喚できるのでどうしてもね…。
玩具販促アニメの難しさは結構感じる作品だなと思う。楽しいし好きだけど
25話
ダンVSマグナスの決勝戦。作画好き~。エフェクトも良い。ジオコアでまだ戦えたかもしれないけどマグナスは負けを認めた。デバイスなしでニリアスと一緒にいられるようになったことが理由の一つかも。
ヴァイロック、地球まで滅ぼすつもりだったから力も必要でバトルに持ち込んだのかな?
単純に繋がりを絶ちたいだけならドラゴの最高評議会入りをなぜあっさり認めたのかなと思っていたので。
でもアーティファクトの試練にそれぞれ意味があったと考えると、アーティファクトは人と爆丸の絆を認めているんだと思う
最終回
ジオガンのいるエリアに初めて立ち入り爆丸やジオガンを感じる力を手に入れたのがクリスタル・ブルー。全属性の力を手に入れるヴァイロック。
グレートネクサス、地球とヴェストロイアをつなぐゲート。それを破壊すれば地球は滅ぶ。
人と関わったジオガンと爆丸がドラゴに力を貸してくれたのは地球とヴェストロイアが共存していくことを認めているということだと思う。GRのメンバーは各属性のアーティファクトの守護に残る。
トロックスたちが帰ってこれて良かった。火のアーティファクトはドラゴの幼馴染が守ってるんだろうなあ。
1年間一緒だったメンバーがなかなか出られなくなるのちょっと寂しい気もするけど、良い終わり方だった。もし翌年に続かなければ綺麗なラストだったと思う反面、故郷で役割があっての別れなので前向きなのは好き。{/netabare}
【全体感想+主人公とライバルについて】
{netabare}最終回まで見て、マグナスの行動って成人男性だったらすっごいモヤッたと思う(笑)。リアの言う通りめんどくさいヤツ。
確か前に「爆丸バトルが自分のすべて」と発言してたと思うので、勝利を望みつつもバトルそのものを重要視してアルティメット化を拒否したんだろうな。いつになくひどく悩む仕草と演出を入れていたと思う。
ニリアスと会話できるようになってスタンスも変わった印象。いつ別れが来るかわからなかったのが、今や他の子どもたちと同じく名実共にパートナーとして一緒に歩んでいけるのだから、両世界の繋がりが絶たれるのは嫌だろう。
マグナスとニリアスはパートナーとしては理想的な関係性でありながら、デバイスを使用せざるを得なかった。自覚の有無は不明だけどマグナスなりに悩んではいたんじゃないだろうか。
会話できなくても意思疎通は出来ている=大人でも爆丸をパートナーにする資格がありそれがマグナスだと私は解釈していたけど、作品としてはマグナスは「子供」だったんだろうな。
それはそれで納得する。その役割はマサト兄さんや他の大人キャラがすでに見せてくれているから。
ダンが皆とのつながりを持つ主人公。マグナスが孤高のライバル。っていう所3年間やって全くぶれてないのが好き。
ただ今作では二人の決着は横やりが入ってしまって消化不良気味だったので、最終作の最終回とかでやっとしっかりしたバトルが叶うんじゃないだろうか。
今作は尺が半分になったのでお話がコンパクトになっていて、少々物足りない気もするけど本筋は過不足なく描けていたかと思う。
本筋進めつつ一話完結の単発回をできる限り入れてくれたのがとても良かった。日常回の中で人にとって爆丸はかけがえのない存在だと描いているからこそ、地球とヴェストロイアの断絶を主人公達以外の人々も嫌がるだろうと想像できるので。
日笠陽子さんがラスボスで聞けるとか思わなかった。格好良かった~。この作品は悪役だった爆丸を後からフォローしてくれることもあるので、新シリーズでも再登場してくれたらうれしいけどどうかなあ。{/netabare}
(2022.4.24)