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「アニメ ブルーピリオド(TVアニメ動画)」

総合得点
74.1
感想・評価
279
棚に入れた
888
ランキング
947
★★★★☆ 3.7 (279)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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アニメ ブルーピリオドの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生で一番若い日は、今日

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
美大受験をここまで丁寧に描いたアニメは、多分、初でしょう。

雰囲気は完全にスポ根。熱いです。また、知らない絵の世界を覗ける楽しさもあります。

レビュータイトルは、このアニメを観て思ったこと。「今が一番若い」という永六輔さんの言葉を引用。

「青春とは人生のある時期ではなく、 心の持ち方を言う」と言ったのは、アメリカの詩人だったかな。

私は30半ばを過ぎたオッサンですが、何か何かを始めたくなってきましたね。そういう、青臭く、熱く、哲学的な美術アニメでした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの一番凄いと思うところは、「良い絵がちゃんと良い絵に見える」ということ。

アニメの中で、「この絵は良い」「この絵はダメ」「この絵は凄い」「この絵は技巧に走っている」というのが、絵だけでちゃんと伝わった(少なくとも私はそれを感じた)。

これはスゴい。まして私は、絵に関してはド素人だ。

このスゴさを感じたのは、実に「響けユーフォニアム」以来だ。あの名作は、「音」でそれを感じさせてくれた。

また、「言葉の力、深さ」というのも本作の素晴らしさ。

「技術で本音を隠すより、本音を技術で武装する。」(6話目)

「息を抜くのは、次に息を吸うため。」(8話目)

「正しいから優秀だけど、正しい場所からしか話せない。」(9話目)

「落ちたら俺のせい、受かったら俺のお陰。」(10話目)

「後悔はない、反省は山ほどある。」(12話目)

いずれも芯をくった言葉だと思う。かなり共感した。

さらに、ドラマ性も高い。特に鮎川龍二のストーリーには厚みがあった。文学的なニオイがした。また、1話で「自己表現のため」絵を描き始めた八虎の絵が、12話で世田介君に伝わり、感涙するという壮大な伏線回収(ドラマ作り)は素晴らしかった。

基本、ダメなところは見当たらない。でもじゃあ、☆5になるほどのずば抜けた(天才的な)何かがあったかと言われれば、やや微妙。

そういう意味では、八虎に似た、真面目によく作り込まれた秀作なんだと思います(笑) 2期、期待ですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
青年誌原作って感じの、キャラデザや雰囲気、ストーリーだな。自己表現の方法ね。ハンカチ王子?

2話目 ☆3
なんだ、不合格して浪人生として主人公と恋愛&ライバルになるかと思ったのに。絵とは、描く以上に見るもの。

3話目 ☆4
ライバルキャラも出てきて、いよいよ青春群像劇。

4話目 ☆4
まあ、変わったことやるのが、迷走の可能性もあるよな。桑名、ヒロイン候補? 悔しさで書いたオレンジの絵、迫力あったな。

5話目 ☆4
このアニメのすごいところは、良い絵がちゃんと良い絵に見えること。自分の絵の焼き直し。難しいよな。鈍感力が必要だが、それでは多分、一流にはなれない。

6話目 ☆5
俺たちまだ、高校生じゃん。大切な気づき。恋ちゃん、男前。初めた頃の楽しさね。技術で本音を隠すより、本音を技術で武装する。良い言葉だ。✕か。

7話目 ☆4

8話目 ☆4
熱いシーンが、ちゃんと熱いな。ヒロイン候補が、またもや。息を抜くのは、次に息を吸うため。博物館で目立った人は、ある種の死亡フラグだったな。


9話目 ☆4
救命胴衣は持ってきても、海には飛び込まない。正しいから優秀だけど、正しい場所からしか話せない。高校生には辛いやな。性同一性障害も。上手い魅せ方だな、駅のとこのカット割。

10話目 ☆4
蕁麻疹が出る程のストレスを、リュウジは抱いていたか、という定義。落ちたら俺のせい、受かったら俺のお陰。その通り。

11話目 ☆4
スポ根だよな、実質。ヌードモデルをエロく見られないのは分かる気もする。知らんが(笑)

12話目 ☆4
戦略を練るのも、その人らしさだよ。伝わるということの嬉しさは、1話の伏線回収やな。努力と戦略は自分の武器。後悔はない、反省は山ほどある。この繰り返しをするから、表現者はシンドイんだよな、多分。受かると思ってなかったんだ。諦めたらそこで完成。桑名マキ、泣くよな、そりゃ。2期は、大学生編か。この熱さを、どう維持できるかだね。
{/netabare}

投稿 : 2021/12/20
閲覧 : 224
サンキュー:

24

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは素晴らしい。元ワナビとしてはめちゃくちゃ突き刺さる内容です

いや…刺さりますね。素晴らしいです。
客観的にも普通に面白いのでは無いでしょうか。作画も良く、内容も良い。
キャラクターも良いですね。初めて自分の心を見せてそれが人に届いた感動。主人公の心情がこれでもかと共感できます。
素晴らしい。これは傑作級です。

ただ元ワナビだからこそ、突き刺さるものもありましたね。
オタクというものは一度くらいは、自分の好きな作品を自分の手で生み出してみたいと思うものでは無いでしょうか。
しかしどこかで、何らかの理由で諦めていくものです。諦めなければクリエイターになっているわけですから。
絵が下手だからとか安定性を求めてとか、何か言い訳して。
しかし心のどこかではそうした好きなものに向けて突き進んでみたかったというくすぶったものを抱えて残りの人生を生きていくものです。

そんな好きなものに向けて一心不乱に突き進めなかった自分には、突き刺さりますね。自分もどこかで、やってみたかったなぁ…。という気持ちがあるので…。
今からだって遅くない、と言われても生活の安定というものは重要ですからね。それがないと生きられませんから。
早い所AIが全部の仕事を奪ってしまい、人間は働かずに創造的な仕事だけするようになってくれないかな。

とにかく、自分ができなかったことをしようとする主人公をとても応援できます。素晴らしい。文句なく視聴継続です。

全話感想
ただもう、とにかく素晴らしい作品でした。

良かったことを語る時は自信がないのですが… まあ適当に思ったことをバラバラと。まとまりは一切気にしないで。

年がバレますが私も昔受験案内を眺めたことがありますが、その頃は芸大は40倍くらいはあったように思います。
作中では20倍、今は倍率が15.5倍ってのは、学生の数が減っているからでしょうね。
とはいえ受験の過酷さ自体はそう変わるものではないでしょう。
だって学校でトップクラスに絵が上手い人が予備校に行ってさらに磨き上げて、そうして選びぬかれた人が受験する中での15倍なんですからね。

作中で起こる悩みが全部等身大というか。身体に蕁麻疹が出たり熱が出たり。
普通の少年が普通に苦しんで描いているのが、なんかもうね…。とても良かったです。

お母さんの対応とかも良かったですね。
私立を受ける金は無かったかもしれませんが、それ以外の家庭環境には恵まれましたね。
竜二とは違って。竜二の環境も特別というわけでもなくて、あのような子供なら当然のように感じる葛藤でしょう。
もちろん世の中理解ある親も居るわけですが、そうだったら話にならないので…。

美術についても非常に良かったですね。
いや絵を描いているだけでも面白い。
どのような作品を描いたのか、その作品がどのように評価されているか。それだけで面白いですね。
描く絵についてとか、何を考えてどのように描いているかちゃんと解説してくれるのがすごくわかりやすく良かったです。
なるほど、こういうのを良い絵だと思わせるのだなぁ…と。
なんとなく美術についてわかった気分にさせてくれるところも実に良かったですね。

絵を描いている人は、これだけ皆さん考えて描いているのですかね。
上手いだけじゃなくて頭も良くないと、美術ってのは難しいのかもしれませんね。

美術を知っている人にも面白かったのではないでしょうか?

投稿 : 2021/12/20
閲覧 : 220
サンキュー:

18

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白かったけどもっとやれたはず…

高校生の矢口八虎がふとしたきっかけで美術に目覚め、日本の美大の最高峰と言われている東京藝術大学を目指す物語。

不良?だけど勉強も友達付き合いも良好で、ゲーム感覚でタスクをこなしていくことに充実感を覚えている八虎。
美術に触れたことでタスク消化では得られない自己表現に目覚め、必然の流れで自身を見つめ直していくことになります。
青春モノに加えて、「美術専攻」という交わる機会が少ない世界の説明も交えた業界モノということになると思います。

原作は追ってます。
アニメでは、既刊11巻のうち{netabare}藝大合格まで{/netabare}に相当する6巻までのお話が描かれます。

個人的にアニメは面白かったと思います。
ですが、1クール12話で原作的に区切りのいい6巻まで収めた?影響で、心情描写などが結構省略されています。
{netabare}
・序盤での「サッカー中継に真剣に見入る八虎の父親の横顔」(ワンカット)がカット。
・原作では美術に対する興味が膨らんだ八虎が親に内緒で貯金から自腹を切り、2年の冬に予備校の冬季講習に通う。この下りが丸々カット。
(原作では自腹での冬期講習を経て本格的に美術を志すことになる)
・上記の影響で「父親は一度事業に失敗している(からお高い美大に行くのは厳しい)」というセリフと状況説明がカット。
{/netabare}
こんな感じで割と印象が変わる気がする細かいカットが結構あります。

話が圧縮されているので八虎がやたら泣く印象になっていたりして(まあ泣くんですが)、1クールの歪みが出てしまっているなぁという印象でした。
また、単純に作画もコンテ(見せ方)?もレベルがよろしくなく、それ次第で印象が変わるシーンも多い気がしたので、そこも残念。
とはいえ、二期があったら見るとは思います。

以下関連記事。

「美大は“絵で食べる方法”を教えてくれない」 漫画『ブルーピリオド』作者と完売画家が考える“美術で生きる術”
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/23/news004.html

『ブルーピリオド』のように美術素人が高2から藝大を目指し現役合格した人はいるのか → 藝大受験のプロに聞いてみた
https://rocketnews24.com/2021/10/31/1553492/

OPがやたら山下達郎言われてた気がしますが、ポップで結構お気に入りです。

投稿 : 2021/12/20
閲覧 : 188
サンキュー:

8

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絵の描写はさておき、人物描写は?

登場人物たちは、絵が上手いのは当たり前。主人公もあっという間に上達。
好きこそ物の上手なれ、努力に勝る天才なし、なんでしょうけど。
絵心の無い者が見ると、ああ、別世界の人間だなあと感じる。

あとは、どれだけ世界を見る力が違うか、なのかなあ。
対象を努力して見て、写実と異なる感覚を得て、それを表現するってことかな。
知らんけど。

やはり、こういうタイプの人間とは距離を感じてしまう。
でも、登場人物の描き込みが少ないのも、距離を感じる一因だと思う。
主人公ですら、家庭の状況が良く分からない。
美術予備校の先生だけは、生き生きと描かれていたけど。

さて、絵画は良く分からないので、生理学ネタを。

「明け方の渋谷の街が青く見える」って、どうなの?
これはプルキンエ効果かと思われます。
暗い所に目が慣れると、青がはっきり見え、赤は良く見えなくなる。
網膜の細胞の中で、短い波長の光に反応する細胞が、良く働くためだそうだ。

つまり、渋谷の街が青かったのは、目が慣れたためで、感性のせいではないと思われます。
このエピソードだけで、ピカソの青の時代を連想させるタイトルを持ってきたの?

さらに蛇足
北野 武 監督の映画は、一時期「キタノブルー」と呼ばれる青っぽい作品が多かった。
大きなバイク事故のあと、強い光が苦手になってしまったのが理由らしい。
これまたプルキンエ効果の影響かと思われます。

投稿 : 2021/12/20
閲覧 : 167
サンキュー:

3

ネタバレ

まにわに さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

藝大王

 
4話: {netabare}確かに、芸大を目指す話なら、何をもって合格とするのかは難しいかも。
採点競技と同じで、素人目に正しく評価できているということはなく、違うのは、競技なら成功しましたで済むが、1枚の絵でどうやって合格に説得力をもたせるのか。
一番簡単なのは、そこまで話を進めないことだが。
かなり下がって、これで合格したのだからというのを見せる手もあるだろうが。
そこを、どうもって行くのか興味はある。

よくわからない話だったが、ヒントはあった。
大きな流れ。テーマに適している。主役云々。四隅云々。絵が上手い下手の段階はとうに過ぎているから、これを話に置き換えると、いい話かそうでないかってことになる。
大きな流れの問題点は上記の通りだが、とくに藝祭前後の流れは最悪と言っていい。どうして芸術に興味ない奴と行くのか。コーヒーで酔うとかクソどうでもいい。絵に説得力があったらというシーンに説得力がない。主役ってこんなだったの? てかこれで行くの? 脇役のことは意に介さない、終始適当に接している。
そうまでして話の出来を悪くして、何が言いたいのか。
絵は、たぶん認められたいという絵なのだろう。自己主張するだけの連中という内容が多かったので、これが自伝なら、学生で絵を描いていた頃、自分を含めて周りに碌な奴がいなかった、ぐらいの話になるのだろうか。

で、
ブルーピリオドの意味を調べてみたら、どうやらそんな話になるみたい?
辛気臭い話になるのは覚悟する。正直、名言なんてどうでもいい。
ただただ、主人公が不可解で話を作るのは、もう勘弁して。{/netabare}

6話: {netabare}わかりにくいのが、白黒の絵の話なのが漫画向きなのと、メンブレのためにネガポジ両面を無理めに入れ込んでいるため。
ポイントはショートケーキで、たぶん漫画だと矢口のセリフで一目でわかる場面で、アニメだと色付きなのでセリフが必要なくなっている。が、ここで木炭画を出されても、カラーの直後なので認識が色に引っ張られる。これが比較の危険なのだと思う。
桑名の悩みは、正解が目の前にあるからで、いい絵を描こうとするほどそっちに引っ張られる。あるいは、いい絵に見えるのは、正解に補足されているからとか。
一方で矢口は、正解のない課題をこなしている段階。これが、まだ悩む域に達していないからなのかどうか。(ちょっとだけ強みになると思えるのは、所詮は漫画家の作る話だから)
白黒のまとまり感がよい。{/netabare}

10話: {netabare}自分を見つめ直すのにセルフヌードがお薦め、ぐらいに見てればいいと思うが。

ふと思ったのが、ヌードとセーラー服またはスクール水着を着るのと、八虎的にどちらが恥ずかしいのか? それを絵に描く・撮影するでも話が変わってくるが、そういう変態さんも世の中にはいることだし、裸になる・好きな服を着るは誰でもやってることだし。
ここで重要なのが、すべてを捨て去ったとしても命までは捨てない、と但し書きをしていることで、これにより何を纏うか、何が纏うかに問題が絞られる。
何を纏うかは、メタ的には漫画家だが、広義には絵描きで、現状では素っ裸に等しいので、ほぼ何が纏うかと同義。
この点が3話を思い出させ、フィルターを通して何も出てこなかったのが、搾りカスは残るようになったのは成長、と私は見たが。

これはちょっと考えたことがなかった。{/netabare}

見終わって: {netabare}ブルーピリオドの意味について検索して、名言の数々みたいな紹介をされているのを見て、絵を描く話で何か巧いことを言って描けたことにしてしまうのでは、とゾッとしたものだが。
そうなる危惧は確かにあって、絵をあまり見せないとか、絵だけで勝負しないところ(2話)とか。
まさかそんなはずはないなと、シリーズ構成を信頼して見ていくと、
次第に自伝色が強くなって、1次試験は得意分野という感じがしたし(漫画家に要求される体力勝負でデッサンも怠らないのだから何なら余裕さえ感じた)、理論武装と言うだけあって理詰めの話が多く、よく考えると漫画でセリフで表すのは当たり前で、最終話でこの作品の感想が名言なのもあながち間違いではないと思い至る。

ちなみに、最も印象深かった名言(?)は、
東大出の芸人? アホちゃうか。
もとい、
なんで藝大に行って漫画家? 4話での世田介のセリフ、ほぼ意味のない形で言わせているので、私にはこう聞こえた。作者も実際に何度も言われたことがあるのだろう。
東大芸人は、今でこそ一定の地位を築いているが、かつては笑えない、キャリアを棒に振る、でこう言われた。
なぜ藝大で漫画か、2話時点なら漫画の売り文句のためと言っててもおかしくないが。
そんな漫画のアニメ化、スタッフは藝大以外の出身だろうから、現場はさながら「藝大王」だったかと想像すると面白い。{/netabare}

投稿 : 2021/12/20
閲覧 : 285
サンキュー:

3

ZZZxq38369 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

とても良かった。

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 143
サンキュー:

1

はる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

ハマる!

絵って才能のある人歯科描けないものだとばかり思ってたけど、技術と練習である程度までは描けるようになるんかな?って思えた。絵久々に描いてみよっかな。

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 130
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語(公式)

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「アフタヌーン」連載)
総監督:舛成孝二
監督:浅野勝也
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:下谷智之
美術監督 :仲村謙・金子雄司
美術設定:緒川マミオ・中島美佳
撮影監督:服部安
色彩設計:歌川律子
3DCG 監督:大見有正
編集:関 一彦
特殊効果:福田直征
音楽:井上一平
音響効果:小山健二
音楽プロデューサー:酒井康平
音楽制作:DMM music
音響監督:菊田浩巳
制作:Seven Arcs

主題歌
OP:「EVERBLUE」Omoinotake
ED:「Replica」mol-74
{/netabare}
キャスト{netabare}
矢口八虎:峯田大夢
鮎川龍二:花守ゆみり
高橋世田介:山下大輝
橋田悠:河西健吾
桑名マキ:宮本侑芽
森 まる:青耶木まゆ
佐伯昌子:平野文
純田:福西勝也
恋ケ窪:神尾晋一郎
歌島:橘龍丸
海野:平塚未玖
白井:長谷川育美
城田:根本優奈
山本:古賀葵
大葉真由:和優希
岡田さえ:陶山恵実里
石井啄郎:村田太志
桜庭華子:大西沙織
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


Ep.01 絵を描く悦びに目覚めてみた
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夜な夜な友人と渋谷の街に繰り出すヤンキーにして、昼は成績優秀の高校生。矢口八虎はそんな毎日に空虚さを覚えていた。美術部の部室で出会った一枚の絵は、八虎に描くことのワクワクをもたらす。常に感じていた渋谷の「青」が表現出来た時、初めて覚える生きてる実感。「藝大一択?」八虎の眼前に進路は大きく開かれた
{/netabare}
感想
{netabare}
進路に不安を持って勉強がんばってる八虎クンが
絵を描くことに目覚めて
競争率20倍の東京芸大に挑戦するおはなしになるみたい。。



八虎クンは、学校でタバコを吸うような不良っぽいところはあるけど
家のつごうで公立大学にしか行けないから、勉強がんばってるってゆう
マジメだか不真面目だか、よく分からない子なんだけど
ちゃんと勉強してるところを見ると、多分マジメなんだと思う。。

ほかに、学生服にスカートをはいてる子とか
生徒の下ネタに、マジメに答える美術の先生がいたり
ふつうのおはなしより、キャラが濃いみたい^^


今までやりたいって思うものがなかった八虎クンが
家の事情で大学行くために勉強がんばろうとしてたけど
気がつくと絵を描いてて、美術部に入ろうとするとか
やりたいことが見つかると、違うよね^^


芸大のおはなしは、前季の「ぼくたちのリメイク」にもあったけど
前にアニメの監督さんのウィキペディアを見たときに
芸術大学卒だけど、授業にはほとんど出てなかったとかで
芸術大学って、そうゆうところなんだ。。って思ったことがあった^^


あと、にゃんは高校の美術の時間に
自分ではよくできたって思う作品を先生に見せたら酷評されちゃったけど
美術に正解なんかないハズなのに、ボロクソに言われるって
きっと先生の心の中に、何かの感情が生まれたってゆうことだから
たぶん、芸術だったんだと思うw
{/netabare}
{/netabare}
Ep.02 全然焼けてねえ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
顧問の佐伯先生の指導の下、八虎の美術部での日々。夏休みが終わり、デッサン30枚を仕上げた八虎に唖然の部員達。八虎は「天使の絵」の森先輩が、予備校では下から5番目と聞き、衝撃を受ける。年が代わり、森先輩は八虎に「ニケ」の絵を残し、卒業する。八虎は藝大受験を認めない母に、母の日常を描いた絵を差し出すのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじの通り、八虎クンが絵を描きたい!って思う気もちが
本物だ、ってゆうおはなしだったみたい。。


デッサン30枚は、いやいや描いてたら、多いのかもだけど
たとえばゲームとか、徹夜してでもやりたい!って思う人もいるみたく
自分の好きなことしてる時って、時間なんか関係ないと思う。。

とくに八虎クンは、絵を描く楽しみを見つけたばっかりだから
楽しくってしょうがないんじゃないかな。。


それから今回のおはなしで、森先輩との絵の交換で
先輩の描いた絵に、祈りがこもってるって聞いて
芸大進学を認めてくれないお母さんに
家事をするお母さんの絵を描いたんだと思う。。

絵を描くことで、描くもののことが分かるようになる。。
お母さんの大変さが伝わってきた、ってゆうところはうるうるして
卒業の日に、森先輩の絵を贈るところでは、涙が出てきちゃった^^


そんな感じで、おはなしはよかったけど
美術のおはなしだから、もうちょっと作画もよかったらよかったのに☆彡
{/netabare}
{/netabare}
Ep.03 予備校デビュー・オブ・ザ・デッド
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
八虎は腐れ縁の女装男子、鮎川龍二と共に予備校「東京美術学院」に入学する。「天才」高橋世田介。「絵描きフェチ」橋田悠。「美術サラブレッド」桑名マキ。彼らを束ねる講師の大葉真由。世田介の画力に舌を巻き、男性に振られた龍二に翻弄される。大葉に言われた「自分の『好き』を見つける」ことに汲々とする八虎だったが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
予備校に入ってのおはなしだったけど
新キャラの紹介、天才の絵を見てショック!、絵の描き方とかコツ
鮎川クンの恋愛、美術館とか画集を見て"自分の絵"を描けるように練習。。
そんな感じで、すごい情報量のおはなしで、30分が長く感じた^^

絵のことは、にゃんは美術のクラスを取ってたから
石膏像とか描いたことあるけど、ぜんぜんバランスがおかしくって
絵の才能がないって分かったw

それと、どこかで知ったか忘れたけど、芸には守破離ってゆうのがあって

守は、先生のゆうことをよく聞いて、基本を守る段階
破は、基本ができたら、ちょっと変えてみる段階
離は、先生のやり方から離れて、自分の芸を作る段階
って、ふつうは進むみたい。。

でも、この予備校では
基本がまだできてない生徒にも、破とか離を教えてるみたいで
そうゆうのでもいいんだ。。って思った^^

あと、鮎川クンの恋愛のおはなしで思ったのは
鮎川クンが男の人のことが好きなのはぜんぜんかまわないけど
鮎川クンが男の人を好きになるの自由があるように
相手が女の人を好きになるのも自由だって認めてあげて欲しい☆彡
{/netabare}
{/netabare}
Ep.04 我々はどこへ行くのか
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
世田介に、自分が描いた絵を、好きな絵の「上澄みを掬ったよう」と指摘され、凹む八虎に、大葉は「構図」と「視線誘導」の重要性を伝える。浪人生と合同の夏期講習が始まり、温度差に面食らう八虎。最終の公開コンクール、1位になると受からないというジンクスに、トップのマキは落ち込むのだった。そんな中、世田介が予備校を辞めると言い出す。
{/netabare}
感想
{netabare}
世田介クンや悠クンは、八虎クンの質問にふつうに答えててすごい!


大葉先生は先生だけあって
「構図」とか「視線誘導」を教えてくれたけど
そんな基本は、もっと早く教えた方がいいんじゃないのかな。。

それとも初歩すぎて、知らない方がおかしいとか?


コンクールで1位になった人は受からない、ってゆうジンクスは
前にYouTubeか何かで
「Sports Illustrated Cover Jinx」ってゆうので解説してたけど
「平均回帰の法則」ってゆうので説明できるみたい。。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/平均への回帰)

「Sports Illustrated」って、スポーツ雑誌なんだけど
その表紙を飾った選手やチームは
そのあと調子をくずしたり、ケガをしたりして
活躍できないってゆうジンクス。。

有名な雑誌の表紙に載るような人って、そのころいい成績を残した人で
そんな人は、いつもの平均より調子がよかったり、ツイてた場合が多いから
そのあとは、調子を悪くしたりして
結局、平均に落ちつく、ってゆうことみたい。。

きっと、コンクールに1位になるってゆうのも
トップの人たちの実力って、そんなに変わらないはずだから
そんな中で1位になれるとしたら、たまたまいいアイデアが出たとか
ちょっとツイてたりする場合が多いから
入試のときには調子が悪くなったりして、平均にもどっちゃうのかも。。


あと、世田介クンが八虎クンに言った
「何でも持ってるやつが、こっちに来るなよ」は
「リア充爆発しろ!」ってゆう意味かな。。

でも、天才なのは世田介クンの方で
うらやましく思ってるのは八虎クンもおんなじだと思う。。

誰も、人の事なんか分からないから
文句があるんだったら逃げるか、がんばるかしかないと思う。。

世田介クンは逃げる方を選んだみたいだけど
にゃんはもちろん逃げる。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.05 課題が見えてもどうしようもねぇ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
11月。予備校は少人数での実戦対応に移行する。モチーフのないイメージ課題に苦闘する八虎。龍二は無理解な父母との確執に悩んでいた。高校の美術室でばったり会った二人は、武蔵美に森先輩を訪ねる。主のいないアトリエで見た「祈り」の絵に天啓を得た八虎は、「天使の絵」と同じF100号にトライする。テーマは「縁」。
{/netabare}
感想
{netabare}
今回のおはなしは、ちょっとむずかしかったかな。。

たぶん、八虎クンはブレイクスルーしたけど
毎回、その時の感覚でやろうとするから
そこで止まったままになっちゃう、ってゆう感じかも?

ほかの人の感想も見てみたいな☆彡


龍二クンはどうなのかな。。

にゃんの家もそうだったけど
親は、何か事件とかないと、分かってくれないよね。。

たぶん龍二クンも、親の気持ちを考えて自分を変えようとはしないハズだから
親もきっとそうなんだと思う。。

いちど、親と真剣に話した方がいいと思うけど
聞いてもらえなかったら、どうしたらいいのかな。。

そうなったら子どもって、引きこもるか家出するくらいしかできないし
それもできなくって、ムリに親に合わせてると
いつか心がこわれちゃったり。。

でも、そうなってからじゃ遅いかも。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.06 メンブレ半端ないって
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「縁」で掴んだと思えた八虎だったが、その後の作品が「縁」の焼き回しと気付かされ赤面する。予備校を辞めた世田介から突然の電話。年明けの湯島天神で、二人は噛み合わない本音をぶつけ合う。センター試験を終え、1次試験まで40日を切ったこの時期に、大葉の、油画ではなく素描中心の指示。八虎は耳を疑うのだったが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
世田介クンは八虎クンのことがキライだけど
友だちがいないから、お母さんに言われて電話してきたみたい。。

八虎クンも、そんな世田介クンのことが好きじゃないんだけど
才能がある人が、自分をイシキしてくれてるのがうれしいってゆう
おたがいに相手のことをうらやましく思ってるみたい。。

でも、世田介クンは、人にはあんまり興味がない、って言ってたけど
だったら八虎クンのこと、うらやましく思うことないんじゃないのかな?


それから今回は、マキとのカラミが多かったみたい。。

マキもお姉さんをイシキしすぎて、精神を病むギリギリなのかも。。
それ以外に受験って、メンタルをやられるみたい。。

にゃんはやりたいこと以外できない人だから
受験勉強って特にしたことなくってよく分からないけど
就職するためとかじゃなかったら
そこまでして大学に入る意味ってあるのかな?

予備校に通ってるだけで、十分勉強できそうなんだけど。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.07 1次試験開始
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
1次試験まで1週間。大葉曰く、恐るべき成長を遂げた八虎にただ一つ足りないもの、それは楽しむ力――「自分勝手力」。パティシエの道に進むという友人・恋ヶ窪に誘われた夜、祝ってやらねばならない八虎が、逆に励まされる始末。右腕の蕁麻疹に悩まされながら、迎えた試験当日。世田介がいる。そして日本画会場では、龍二が…。
{/netabare}
感想
{netabare}
試験をすぐ前にして、八虎クンに足りない対応力と楽しむ力がおんなじとか
先生も難しいこと言うなぁ。。

にゃんだったら、どうしていいか分からなくって、投げ出してたかも。。

恋クンがパティシェを目指すってゆうのは意外だったけど
八虎クンを見て、ってゆうのはうれしいよね^^

ホンネを出さないようにしようってする八虎クンが
恋クンに注意されて、グチを言ってたけど
楽しんでやったことが否定されたら立てなくなりそう
ってゆうのはどうかな?

にゃんは変わり者だから
クラスメートがアイドルとか、ファッションとかの話しをしてても
ほとんど関心なかったし
あにこれに来るまで、楽しいって思う物に共感してくれる人もいなかった。。

だから、前にも書いたけど
高校の美術の授業で、先生にボロクソに言われても
あー、やっぱり。。ってゆう感じで、そんなに落ちこまなかった。。

八虎クンは今まで、好きなことをしたことがなかったのかな?

にゃんのまわりの人が、カーストの高い人といっしょに
イジメに参加したりするの見てて
この人、ホントにそれが楽しいって思ってるのかな?
って思ったことが何度もあるけど

みんな共感してもらいたいから、テキトーに友だちにつき合ってるだけで
ホントに自分がやりたいことをしないでいるのかも。。

あと「八虎の努力は自信のなさの裏返し」ってゆうのは
にゃんもそうかも。。

自信がない、ってゆうのとはちょっと違うかもだけど
いったんあきらめたら、そのままどこまでも落ちてきそうで心配で
落ちこんでも何でも、毎日コツコツやっちゃうだけなのかも。。


何だかんだあったけど、けっきょく八虎クンは試験の日
楽しんで描けそうだった。。

でも龍二クンは
キャンバスに×を描いて出てっちゃったけどどうしたのかな?
{/netabare}
{/netabare}
Ep.08 脳汁ブシャー
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
1次試験の課題は「自画像」。自らの二面性をテーマに挑もうとする八虎。鏡が割れるアクシデントを、ヒントに変えて乗り越えようとするが…。試験を終えた受験生達を、大葉は「息抜き」と称し「骨の博物館」へと誘う。戸惑いながらも楽しもうとする彼らだったが、実はそれすら「課題」の一環だった。発表当日。果たして合格者は?
{/netabare}
感想
{netabare}
前半は試験で「自画像」を描くことになったおはなしで
鏡が割れて、分割するってゆうアイデアが出たけど
そんなことって、めったに起きないことだから
すごいヒントになったんじゃないかな^^

それより、そんなにうまく行ったのに
引きずってる八虎クンが、見てて嫌な感じだった。。

もう終わっちゃったことはどうしょうもないし
それも、後悔するような内容じゃなく、うまく行ったんだから
悩む理由はないと思う。。


あと、鏡を割った子は、中の人が花澤さんだったから
きっと、大学合格して、八虎クンといっしょに勉強するとかかな^^

でも、そんなことがあったら、八虎クンより
ぶつかっちゃったこの方が、精神的ダメージ多そう。。
にゃんだったら、相手に迷惑をかけちゃっただけで緊張して
絵に集中できなくなると思う。。


後半は、骨の博物館に行くおはなしで
ふつうに見るのと、絵を描こうと思って見るのとは違うって言ってたけど
そうゆうんだったら、外に出るときは写真が趣味の人みたく
カメラを持って、写真を撮るつもりで歩いた方がいいかも^^

それと2人以外みんな同じようになったってゆうのは、本当?って思った。。
にゃんの目には、みんな違うように見えたけど。。

お肉とジャガイモ、玉ねぎ、にんじんを渡されて
麻婆豆腐が出てきたらびっくりすると思うけど
具材はこまかく刻んで入れました、って言われたら
「あぁ。。そう。。」ってゆうかもだけど、ちょっと違う気がする。。

2人がやったのは、それといっしょで
卵と炒めてトルティヤの皮に包んで、ブレックファストブリトー
とかもできるけど

カレーの材料なら味付けが変わっても
ふつうは煮込み料理になるのといっしょで
おなじ博物館なんだから、同じようになるのがふつうで
麻婆豆腐にするって、すごくひねくれてると思うけど^^;


ちなみに「選択のパラドックス」ってゆうのは

「現代の自由主義の社会においては選択肢が多いほど人は不幸を感じやすくなるという心理作用のこと。」
https://makitani.net/shimauma/paradox-of-choice

で、おはなしの中で言ってたのとはちょっと違うかも?
{/netabare}
{/netabare}
Ep.09 さまようナイフ
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
1次合格者は、八虎、マキ、橋田、そして世田介。残された5日で「色」を極めねばならない八虎は、画材店で龍二に出会う。「美大には行かない」と龍二。試験も棄権していた。夜の街で女性として働く龍二を、放って置けない八虎だったが…。そして龍二と両親の対立は決定的となる。ホームで龍二は八虎に、「溺れに行かないか?」
{/netabare}
感想
{netabare}
美大の試験に×を書いて出てきた鮎川クンのおはなしで
家で親に否定されて、おばあちゃんだけが鮎川クンを愛してくれる
ってゆう感じなのかな?

日本画を専攻しようと思ったのは、そのせいだったのかな?

でも、八虎クンが最近の鮎川クンの絵を見て気が付いたのは
日本画より、服の絵の方が良いってゆうことで
鮎川クンってもしかして、本当は服のデザインとかしたいのに
好きなおばあさんに合わせて、ムリに日本画にしたのかも。。

そうゆうところが本当はどうなのか
分からないところがこのおはなしの難しいところだけど
鮎川クンが悩んで、誰かに分かってほしい
って思ってるのは伝わってきた。。

八虎クンは、そんな鮎川クンのこと気になって電話したりするけど
自分のことをまず考えて、会いに行こうとはしなかったんだけど
自分がやらないことの方に、新しい世界のヒントがあるかもって
時間はないけど、鮎川クンにつき合うことにした。。

そんなおはなしだったのかも?



もうちょっと、鮎川クンの家の事情とか分からないと、だけど
お父さんが暴力振るったりするのは良くないと思う。。

でもたぶん、いちばん苦しいのは、家族が分かってくれないことかも。。

にゃんは小学3年生のころまでクラスに合わなくって(からかわれたりして)
授業を抜け出して、親が毎日のように呼び出されてたけど
そんなことしても嫌われるだけって気が付いて
できるだけ大人しくしてる様にしたけど、反抗期だったのかな。。

でも、誰にも分ってもらえない気持ちはすごくって、ずっと悩んでた。。
子どもって親を選べないけど
親も生まれてからずっと親だったわけじゃなくって
親もたぶん、どうしていいか分からないってゆうのは何となく分かった

よく人生相談とかで、人の気持ちを考えなさい、とかゆうけど
人の気持ちが分かっても、その人に合わせようって自分を押しつぶして
自分の悩みは大きくなるだけだと思う。。

それで病気になったり、死んだりして、はじめて周りの人は
「そんなに苦しかったら、言えばいいのに」とかゆうけど
言っても「お前が悪い」「ガマンしろ」って言われるだけだし
みんなもきっと苦しくって、聞くよゆうなんてないんだと思う。。

親が毒親って、よく聞くけど
毒親もきっと、自分が間違ってるなんて思ってなかったり
思ったとしても、どうしていいか分からないんじゃないかな。。

じっとガマンしてる人も、好きなことやってる人も
この世に生きてる人、みんなかわいそうな人だと思う。。
だってみんな、人のことを心配しても、助けるよゆうがないから。。

今回の八虎クンもそんな感じで
心配はしてたけど、よゆうはなかったと思う。。

そんな中で、鮎川クンにつき合おうってしたのは
今までの自分にない、新しい何かを見つけたかったからで
それがムダにならない、って思ったからじゃないのかな。。

これが試験の当日だったら
試験をやめてまで付き合おうとはしなかったと思う。。

でもそれがふつうで、鮎川クンのことも大事だけど、自分のことも大事。。
悪いのは、人が2つのことをいっぺんにできるようになってないことで
この世界って、地獄なんだと思う。。

でも、そんな世界でも
自分ができることを少しずつでもやってくしかないのかも。。

鮎川クンも、好きなことしたらいいと思う。。
じゃなかったら、周りの人をよろこばせることをするか。。

好きなことしたら周りの人には嫌われるかもだけど
自分はしばらく生きられる。。

周りの人をよろこばせようってしたら
自分の心を押しつぶして、死んだみたいに生きなくっちゃいけなくなって
聖書のヨハネの黙示録が言ってるみたく
「生きてるとは名ばかりで実は死んでいる」になっちゃう。。

どっちがいいのかな。。
{/netabare}
{/netabare}
Ep.10 俺たちの青い色
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
二人が辿り着いたのは小田原だった。海が見える安宿で、布団を並べ、八虎の問うままに、龍二は語り出す。何故日本画を始め、辞めたか。祖母の存在と、中学時代の友人の一言…。だから「アタシはまだ死ねない」二人で海に沈む夢から覚めた翌朝、館主の心尽くしの朝食の後で、龍二は共にセルフヌードを描くことを提案するのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、海は見えたけど、あんまり関係なくって
八虎クンが鮎川クンと話すのがメインだったみたい。。

この前から気になってたんだけど鮎川クンは龍二ってゆう名前で
八虎クンとは龍虎(実力のあるライバル同士)で
二と八を足すと十になるってゆうのは
2人合わせると完全になるってゆう意味かも。。

ちなみに名前の八は、明るい未来とたくさんの幸せを願って、
二は、あきらないで自ら道を切り開くことを願って、つけるみたい。。


鮎川クンが家を出た理由は、自分の持ち物をぜんぶ捨てられたからで
日本画をはじめたのは、前回にゃんが思った通り、おばあさんが原因で
おばあさんは鮎川クンの心の支えになってくれたけど
鮎川クンを日本画にしばり付ける、鎖にもなってたみたい。。

それで家を出て、服飾関係の仕事をするみたい。。
「ランウェイで笑って」につながる世界かも^^


はじめは試験前であせってた八虎クンだったけど
2人で裸の自画像を描いて、いい刺激になったみたいでよかった☆

でも試験当日、とつぜん目が痛くなったって
ストレスって、そうゆうこともあるのかな。。、どうなるんだろう?
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Ep.11 2次試験開始
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
八虎の2次試験は、眼精疲労の激痛と蕁麻疹と共に始まった。課題は「ヌードモデル」。八虎が導き出したテーマは「裸イコールありのまま」。小田原でのセルフヌードは無駄ではなかった。しかし不調を抱え、作業は遅々として進まない。一日目を終え、大葉は「テーマが平凡」と手厳しい。そして「飛び道具」の使用をアドバイスする。
{/netabare}
感想
{netabare}
試験一日目、眼の痛みと熱と湿疹に悩まされた八虎クンは
ほとんど何もできないまま終わってアセってたけど
大葉先生に言われた通り周りを見回すと、進んでるって思った人たちも
実は下塗りくらい。。

二日目になってもまだ悩んでる八虎クンは
森先輩とか鮎川クンのことを思い出して、ありのままでいいって思うんだけど
先生に、弱い、って言われてたの思い出して
スケブにテレピン油をたらしだしたの。。



にゃんは受験勉強ってとくにしたことないからよく分からないけど
ストレスがハンパないみたい。。


画材を持って上がってくれた桑名さん
みんなが自分のことで精いっぱいの時に助けてくれるなんて、やさしい。。

ってゆうか、あのお弁当の量w
女子であれだけ食べれたら、大食いタレントにだってなれそう^^

とくにストレスとかあると、食欲がなくなったりするけど
桑名さんは大丈夫みたい^^


あんまり関係ないけど、エプロンしてる大場先生と桜庭が
岡田、石井クンといっしょに立ってると、何だか幼稚園みたいw
岡田、石井クン2人のキャラデザが手抜きすぎかも^^;


さいご、テレピン油をたらしすぎ。。
あれだけこぼしたら、床に水たまりみたくなってそう。。
もしかして、部屋の中のみんなを中毒にしようとかしてない!?w


あと、飛び道具って画材か何かだと思ったけど
けっきょく、熱さまシートのことだったのかな^^
{/netabare}
{/netabare}
Ep.12 色づき始めた自分
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
2次試験も大詰め。テレピン油をこぼした紙が半透明になる現象を、キャンバスに置き換える。「ヌード」は盛らず、ディティールを描き込んで「ありのまま」に、逆に周囲の「服を着た人」は、絵具を厚く盛って対比を明確に――八虎なりの「戦略」を、世田介は看破していた。「上手くなりやがって」その一言に涙する八虎だったが…。
{/netabare}
感想
{netabare}
試験最終日と合格、そして卒業とそのちょっと後のおはなし。。


試験はさんざん悩んできたせいか
八虎クンは落ち着いてたみたい。。

試験に受かったことより
世田介クンに分かってもらえた方がうれしかったみたい^^

なみだを流してよろこぶ八虎クンと
いっしょに見られたくなくって離れる世田介クンがおかしかった^^

そういえば橋田クンが電話した時、あっさり切られて
お姉さんたちから「フられたー」ってバカにされたところもおかしかったw


あと、八虎クンにお父さんがいて、ちょっとびっくり!

母子家庭だから公立大学しかダメなんだ、って思ってたのにふつうだった。。
鮎川クンよりよっぽどよかったかも。。


卒業式で盛り上がったりもしなかったし
わりとたんたんとした最終回だったけど
じわじわ合格の実感がわいてくるみたいな、いい終わり方だった☆
{/netabare}
{/netabare}


見終わって。。


リア充だけどまじめな男子高校生が
ある日、絵を描きたいって真剣に考えるようになって
難しい芸大入試を目指してがんばるおはなし。。


主人公も入れて、よくあるなろう系みたいなキャラがいないのに
みんな個性的でよかった◎

原作者が東京藝大卒で、ちょっと難しいところもあったけど
表現とかも考えられてたみたいだし
裏話とかテクニックの説明とかも面白かった。。


続きがあれば見たいおはなしだった☆彡





 
.

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 428
サンキュー:

40

ネタバレ

すぴりっと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

終わり…だよね?

主人公は取り繕うのが上手い高校生。
とある先輩の絵がきっかけで絵の世界にハマっていき、芸大受験を通じて変化、成長してゆきます。

芸術という、僕には正解不正解が曖昧な世界。
見る人が見れば良し悪しというのは明確に分かるものなのでしょうか?
感性って人それぞれだから評価する側もされる側も難しそう。
それとも技術と着眼点を見るのかな?

キャラはみんな好きだけど、特に佐伯先生と大葉先生、あと森先輩が好きです。
いい先生と先輩ですよね。
この人達との出会いが無かったらきっと受験完走出来なかっただろうなってくらいバリバリの重要人物です。
今後も接点あるのかな?あるといいなあーなんて…

なんだか普通に続きがありそうな感じで終わりました。
来週の予約をしようとして気付いたくらい笑
それにして勝負事には特に運の占める割合が大きいとはいえ…ジンクスって怖いなって思いました。
来年も受験するのなら…1位は取りませんように。

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 150
サンキュー:

6

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

受験戦争の厳しさに戦慄する?

最終回見てなぜだか涙が止まらない。
{netabare}
ラストシーンは龍二かと思っていたが、まさかの森先輩。
そして八虎の絵を見ての一言。
「先生、素敵ですね。この絵。」
いやあ、感動が止まりません。
八虎、この場にいなくて良かったかも。
世田介くんにうまいと言われて泣いてしまうくらいなのに、
森先輩に言われたら・・。その場で倒れてしまったかもね。
最後の一言に、このアニメのすべてが詰まっていたと言っても過言ではない名シーン。
森先輩が絵を見て表情が変わるところ、そして上記のセリフの演技が秀逸でした。
{/netabare}
ちょっと内容振り返ると、表向きは受験の恐ろしさを痛いほど描いたこの作品。
もちろん自分も普通の受験は経験してきた身ですけどね。
何が怖いって・・
東京藝大を受けた予備校生、1次試験にみんな向かっていったのに、
帰ってきたのは半分。
まるで戦地から生還した兵隊のようだ。
藝大なんて受かるのか?見ている限り東大よりも無理ゲーな気がするぞ。
お受験なんて生易しいものではない。作中でもメンタルをやられてしまう生徒、入院する生徒が続出。
主人公八虎ももじんましん出まくりだもんなあ。
恐ろしい世界だなあ。あんな二次試験をやるんだね。
一般の大学受けた方が身のためだと思ってしまったよ。
まあ、藝大出ればその先は引く手あまたかもしれないが・・

受験というイベントを通して、高校生の成長、悩み、葛藤を描いたこの作品。
美術を題材にしているだけあって、1つの芸術作品のような印象も受けました。
八虎が二次試験で描き、森先輩が見たあの絵。はっきり言って私には良さが分からない。
美術的に見てどうなんでしょ?
でもそんなことは些細なことだと思います。
感想は一言、「素敵ですね。このアニメ。」

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 187
サンキュー:

13

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分とは何かを問い続ける

放映前から話題作と言う事と
舛成さんが関わっているとあにこれで知り視聴

原作ファンの方と同様
12話に圧縮した影響でキャラの魅力は薄れたが
作品本来の本筋は凄く爽快感ある内容

仲間と夜な夜な遊びそこそこ勉強もできる
主人公矢虎が一枚の絵を見て衝動を受け
自らも絵を描くことに踏み入れる

何の気なしに書いた青一色の渋谷の風景画を
褒められたことで美術部に入り

自分の目標を芸大合格に設定し
苦闘しながら現役合格を目指す

絵描き志望なのでクセの強いキャラが多数出てくるけれど
矢虎と同じく自分の立ち位置を通じて
悩みだったり嫉妬だったり焦燥感がある

矢虎は周りとの差を痛感する所から始まり
予備校で技法を知る事によって
真似事から段々と自分の書きたい作品を描き出す

天才肌の世田介くんは
矢虎を反射的に嫌悪する存在であるけれど
相手が尊敬の意を示す事で段々と存在を認めていく

高校のクラスメイトで女装しているユカちゃん
祖母の期待を受け続けた事で自ら苦しみ

受験当日に画用紙に×を書いて退出し
自らの否定と明日を模索する道を選ぶ

それぞれが道の途中で
出した結論が全てではないけれども
精一杯もがき苦しんでいる姿は美しい

見守る大人も過度な干渉はせずに
ポイントポイントで声をかけていくので
全体的にいい雰囲気で観られた

芸大進学した後もまだまだ矢虎は苦悩するけれど
二期制作するかなぁ~

アルテ同様このまま落ち着きそうだけど

投稿 : 2021/12/18
閲覧 : 183
サンキュー:

9

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絵を描いてみたいなと思わせてくれた作品

不良であり優等生でもある主人公の矢口八虎が同じ高校美術部員の一枚の絵に魅了され、絵画の世界にのめり込み難関の東京芸大合格を目指す。

原作未読。
最初にこの作品を知ったのはYOASOBIの群青という曲がきっかけだった。
とても良い歌詞だと思って調べたらブルーピリオドが元ネタだと知って、
アニメ化もされるとの事で期待して視聴。

八虎が2年生から美術部に入部し努力の結果芸大に合格する展開は何浪もしている生徒がいる中出来すぎだろうとも思ったが、才能、努力、運があれば始める時期はさほど関係ないのかも知れないと納得。

八虎や彼の通う美術予備校生達を中心に美大を目指すプレッシャーや葛藤が上手く描かれていて話に惹き込まれた。

八虎は絵を始める前は一見、リア充に見える生活を送っているが、内心は目標も何もなくただ何となく生きていて友人にもあまり本心は見せず当たり障りのない対応をする空虚な人生を送っていた。
こんな悩み抱えている人って自分もそういう部分があるし結構いるんだろうなと共感出来る部分もあった。

また同じ予備校に通う世田介は絵の才能はずば抜けているが、友達もいなくコミュニケーションを取るのが苦手でリア充に見える八虎を妬ましく思っている部分があり、これもこれで共感出来る。

そして最も特徴的なのは八虎の同級生の龍二。
トランスジェンダーな男子で八虎を絵の世界に惹き込んだ人物。
家庭問題や性の問題など深堀りしている場面もあったが、
最後八虎にセルフヌードを描かせるための伏線だったのかな。
この後どうなるのか分からないが、もう少し良い結末に持って行って欲しかった。


美術部顧問の佐伯先生もなかなか生徒たちの導き方が魅力的な先生で良かった。

声優陣もキャラクターの感情表現がとても上手く出来ていたと思う。

美術の世界に限らず、凡人がいくら努力をしても才能のある人間が同じ位努力をしていたら凡人は絶望に近い感覚を覚えてしまうだろう。
プロを目指さなくても部活等をしていると才能の差を感じてしまう事は誰しもある事。
そう考えると学生生活って厳しい現実をまざまざと突き付けれらる場所だなと遠い過去を振り返ってしまった。
ただ、美術は才能や上手さだけでは無く、観る人がどう感じるかという部分も大きく、八虎より実力のある同じ予備校の桑名が不合格になるというのも一筋縄ではいかない世界だなと思わされた。

自分は美術の事も良く分からないし絵もあまり鑑賞しない。
子どもの頃はイラストとかを描いていたが、中学に上がり美術の成績が常に2か3だったのでセンス無いなと思い、殆ど絵を描く機会も無くなってしまった。
ただ、この作品を観て絵には上手い下手が無く、観る人がどう感じるかなんだよなと思って久々に絵を描いてみた。
完成して観ると上手くは無いけど悪くはないなと思った。
これは描き続けるともう少し上手くなるかもしれないと、嫌いになっていた絵を描く事に再び興味を持つきっかけを与えてくれた作品になった。

原作は芸大入学後も続いているようなので2期期待したい。

投稿 : 2021/12/15
閲覧 : 202
サンキュー:

16

ネタバレ

しんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

芸術にがむしゃらに向かっていく、青春。

原作未読。
成績は優秀だけど日々をテキトーに生きているだけの不良、矢口八虎が絵画に目覚め、東京藝大の絵画科を目指す話。
主人公をはじめ、声優陣はそれほど有名でもない人たちをたくさん起用して、ストーリーと演出で直球勝負に出た作品という印象だったが、結果から言えば「大成功」だったと思う。
特に、吉田玲子さんの脚本が秀逸だった。
「絵を描く」という、高度に抽象的で非言語的な営みに挑む高校生たちの心情や、入学試験が近づくにつれて高まっていく、息の詰まるような緊張感が、主人公のモノローグを通じて巧みに表現されていた。特に後半は毎回緊張感MAXなところで話が終わるので、次週が待ち遠しかったし、最終話の入試最終日のシーンはカタルシスがすごくて、主人公といっしょに思わず涙がこぼれた。
もちろん、八虎役の峯田さんはじめ、声優陣はすごく良い演技をしていたので、それも高評価のポイントだ。トランスジェンダー女子のユカ役に花守さんを充てたのも、良かったと思う。そして、声優陣の演技に作画が負けてなかったのもすごかった。

また、OPとEDにはあえてセルではなく油彩や水彩タッチのカットを挿入したりと、作画もていねいで素晴らしかった。
音楽も、OP・EDともすごく良い曲で、今期のNo.1だったと思う。ただ、劇伴にところどころ人の声を使った現代音楽っぽいサウンドを使っていたが、(芸術の話だからと使ったのだろうけれど)少し耳障りであまり良くなかったかも。

ただ、トータルで見ればシリアスなストーリー展開が続くにもかかわらず緊張感が途切れない演出が奏功して、完成度の高い作品になったと思う。

以下は、ストーリーに関する感想。
{netabare}
思うに、この「入試編」のストーリーの軸は、ど素人だった高2からいきなり美術部に入り、藝大を目指すことにした八虎と、「絵を描く以外自分には何もない」というコンプレックスに苛まれてきたライバル、世田介との対称的な関係性だった。

最初はトランスジェンダーのヒロインとの絡みが軸なのか?とも思っていたが、そしてもちろんユカと八虎が2次試験の直前に小田原の海を見に行く展開の部分は2次試験における八虎のメンタルを支える大きな出来事だったのも事実なのだが、自分が思っていたほどユカと八虎の絡みというのはこの物語の主軸ではなかったのが、少し肩すかしだった。

トランスジェンダーの人物を(ギャグではなくシリアス展開の中で)メインキャラにしたアニメというのは非常に珍しいと思うので、ユカにはもう少し重要な立ち位置でストーリーに絡んでほしかったのだけれど、彼女の家庭の問題とか葛藤といったものがあまり深掘りされないままに1クールが終わってしまったのは残念。

八虎とは「腐れ縁」と称するユカが、藝大入学後の八虎の人生にもいろんなかたちでかかわる展開になることを期待したい。2期が楽しみ。
{/netabare}

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 162
サンキュー:

8

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

美術に心惹かれたエセ不良の物語

美大を目指すことに決めた受験生 矢口八虎の物語。
物語的には可もなく、不可もなくといった印象。ただ、キャラクター1人1人の心理描写を描ききれていないと感じる部分があり、中々感情移入ができない部分がある。

キャストの皆様のアフレコは素晴らしく、やはり鮎川龍二役の花守ゆみりさんが素晴らしい。

OP,EDも良く、特にEDは今期1です。入り方が素晴らしい上にとてもおしゃれ。

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 215
サンキュー:

3

沙耶遠藤 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

原作既読勢は問題ないが、少々飛び飛びな印象

原作既読。

個人的には非常に楽しめてるが、尺の都合のせいか、かなり飛ばし飛ばしになっていて、あっという間に時間が経ってしまっているように感じてしまう点が少し残念だった。

原作を読めば(漫画は文句無しの名作)、ストーリー補完ができて、問題なくこのアニメを楽しめるので、視聴する場合は是非とも原作既読推奨の作品。

投稿 : 2021/12/01
閲覧 : 131
サンキュー:

3

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自分が今まで全く知りえることのなかった世界(6話まで視聴して)

原作未読です。

芸術大学志望ということは
”芸術”がテーマの作品ってことでいいのでしょうか?。
基本的には絵画?がメインになってくるのかな?。


自分、中学・高校の頃は
絵を描くのがけっこう好きでした^^。
・・でも、現実的に進路を考えた時
それらで食べていける未来は全く思い描けず
早々にそれらは進路の選択肢から除外されてしまいました・・><。


自分にとって本作は
「もし、美術専門学校を進路に選択していたとしたら
どんな未来が待ち受けてくれていたのだろう??
・・という、ちょっとしたif:仮想世界に感じられて
とても興味をそそられました!!。


芸術を描く作品である以上
作品には”説得力”が求められると思います。

本作の作画はけっこう”ゆるめ”で
若干不安な気持ちでの視聴でしたが
この、少し”ゆるめ”にしてくれていることで
視聴者が入りやすくしてくれてるようにも感じました^^。


今の時代、さまざまな創作物が世に出てきていますが
”パクり”とかと叩かれてしまうことが非常に多くなってしまってますよね・・><。
そういったことに対する”恐怖”も
入り口を狭めている要因のように感じます。。


”全くの無”から創作できることって、どれほどあるのでしょうか?。
ほとんどは、先人たちの経験・遺産等からインスピレーションを受けて
派生したものがほとんどなのではないでしょうか?。

絵画・デザイン・音楽・歌詞・小説・アニメ・映画・・等々

新たなものを創作して公開するのが、やや困難な時代になってしまっている気がして
少し残念に、寂しく感じてしまいます・・。

完全なコピー品でないものであれば
”先人たちへのリスペクト”ということで、いんじゃあないでしょうか?。
(そこに、お金等が絡んでくると、もう少しややこしくなってしまいますが・・><))


本作の主人公の友人たち。
すごくいいヤツばかりですよね♪。
そこはある意味、かなりファンタジーだとも思えますが
そこが”救い”になってますね^^。

他にも、自分の今まで全く知りえることのなかった
美術・芸術等に対する知識・・に触れることができ
非常に好奇心そそられている作品です!。

もちろん継続視聴ですし、原作マンガも読んでみたくなってます^^。


あ、OP曲、カッコいいですね♪。
アーティストさんのことはよく知りませんが
蔦谷好位置さんが絡んでいるのは嬉しい^^。

投稿 : 2021/11/10
閲覧 : 275
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17

やくも さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

1話のインパクトだけ

不良が絵を始める物語
これだけ聞けば楽しそうだが、不良が全く不良じゃないし、起承転結が起承起承起承って感じ。
ヒロインをわざわざオカマにする意味もわからないし、作者は不良の設定忘れてるのか?
名作は全く興味無いスポーツや趣味を「やってみたい」と思わせるがこのアニメ観てもまるで揺さぶられない
絵は見る人によって評価が変わる物で明確な勝ち負けやゴールは無いのに無理矢理ゴールを作っている

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 163
サンキュー:

2

ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

才能と才能のぶつかり合い。青い!けどそこがいい

超難関といわれる芸大への現役合格を目指し、絵心に目覚めたばかりの主人公が悩みつつも壁にぶち当たりながらも、成長していく姿を描く青春群像劇。

自分は途中参加、いきなり3話からみはじめたんですが、この3話がすごかった。
美大専門の予備校に通う主人公に対し、主人公も一目おく才能をもつ友人から、「お前、作品の上澄みしか見てないんだな。本質をわかってないだろ」とまあ、そのものズバリのきついきつい一言をもらうんですよね。

絵を学び始めたばかりの主人公ですからね。
そりゃこれまで絵を見て何が良いのかなんて考えたこともないでしょう。
わかりきってるよそんなこと。そう言いたいけど、他の誰でもない、自分がスゴイと思った人から突き付けられた現実、自分がまだ未熟なのだという事実に
、芸大合格への道が果てしなく遠く感じたことでしょう。

まあ、なにが正解なんてないのが芸術だし、道もひとつではない。
才能だってひとそれぞれで、ひとの数ほど才能の違いもあって、アプローチの方法も違うもの。
でも、自分との違い、差異が気になるのも若い証で、言わずにいられないんでしょう。
このあたり、すんごいよくわかります。

身近なところで同じように芸大へ奇跡の現役合格をした友人の女性がいるのですが、彼女は予備校の講師からあなたの実力では現役での合格は無理!ときっぱりと言われてかなり落ち込んでいたんですよね。
それが結果、見事に現役での合格で、あいつは見る目がなかったといまだに怒っていますw

芸術に限らず、小説でも絵でもなんでも、創作物やモノをつくるという行為にゴールはありません。
どれだけ他人に称賛されようと不安にさいなまされ、ときに他人の才能をうらやみ、身も心も削って魂を注ぐことになります。

これから先、彼らの間でどれだけの才能がぶつかり合い、火花を散らし、それぞれが成長していくのか楽しみでしかないです。

相変わらず異世界もの中心の新番組が多い中で、こーいうまじめで、でもやたらめったにおもしろい作品をアニメ化してくれるTBSは貴重な存在かも。

投稿 : 2021/11/02
閲覧 : 153
サンキュー:

7

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

エセ不良が絵を描くことに目覚める青春モノ。

あら、なんか爽やかなイメージですね。

あ、詳細は公式サイトでも見てください。

講談社『月刊アフタヌーン』に連載中の山口つばささんによる漫画が原作の作品。高校2年生の主人公が1枚の絵と出合い、絵を描くことの楽しさを知って、東京藝大を目指すというストーリーです。

東京藝大って、国立の超難関美術大学です。

家が裕福ではない、成績の良い主人公・矢口八虎が、絵と出合って東京藝大なら学費も安いから一択だと。そのために、美大向けの予備校に通ったり、同じ目標を持つ仲間と出会って、ぶつかったり、友情を深めたりして受験に立ち向かっていく青春群像劇といった感じのようです。

ちょっと昔の作品になるけど、原秀則さんの漫画『冬物語』の美大版って感じになることを期待しています。僕も予備校に通っていたけど、大学受験という目標に向かって、それでいて遊びたいざかりの若者にとっては、高校とは違う青春があるのよね。バラ色のキャンパスライフを前にした、地中の球根みたいな、どことなく薄暗さを感じつつ、楽しさもあるという。

TBSのアニメイズム枠で放送予定で、制作はTBS傘下のセブン・アークス。「リリカルなのは」シリーズや「アルテ」「トニカクカワイイ」の制作を手掛けた会社。注目は、シリーズ構成・脚本が「けいおん!」の吉田玲子さんというところ。これは良作の予感がするので、注目しないわけにはいかないでしょうね。

受験モノというジャンルは珍しいので、ちょっと期待できそうです!

=====そして第1話視聴後、所見です。
{netabare}
高校生なのに、タバコは吸うわ、酒は飲むわ、渋谷でオールしてサッカーの試合観るわという、おチンピ―な主人公・八虎。でも、陰勉して成績は全国でも一桁台という、ある意味「エセ不良」です。

そんな八虎が、オール明けの渋谷を青く感じ、それを美術の授業で「教えたい風景」という課題で、自分なりの青で表現したという話。

初回としては、非の打ち所がないスタートだったと思います。さすが吉田玲子脚本ですね。

ただ、作画がねぇ…

まあ、ある意味では無難ではありましたし、肝心なのは「絵」なので、そこに注力した感じは伝わりました。おとなしいパイセンの絵は、なかなかの仕上がりでしたしね。

キャラデザは、のっぺりとしたアニメ絵って感じで、ヒロインのスタイルも、まあリアルはそんなもんなんだとは思うけど足太いなー…

まあ、ストーリーが面白ければ、ある程度は作画も許容できると思いますので、そこに期待していきましょう。
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
いや、ここはあくまで序章だからというのはわかりますが…

先生に東京藝大に行けるかなと相談して、もう次の春ですよ。はやみんCVの穏やかなパイセンが、もう卒業ですって。

って、えっ?
調べたら、早見沙織さんじゃないの? 青耶木まゆさんですって。いや、声が似てますねぇ。

そんなことはともかく、ちょっと溜めが効いてない気がするんですよね。八虎が絵がうまくなる(ていうか、少なくとも描ける)レベルにいくまでの過程を、もう少し見せてくれないと…

そして、作画が案の定、怪しくなってきました。卒業式の体育館でのモブ。ちょっと微妙でしたよね。

ストーリー展開もアニメーションとしても、このレベルでは今期では苦しいのかもしれません…
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
いや、悪くないんですよ。おそらく、すごくいい話なんだろうなという気はしていますけど…

なんだろう。「ランウェイで笑って」を観たときと、まったく同じ気持ちなんですよね。

いい話の上澄みだけをサーっと掬って、それを見せている感じ。

だから、たとえば予備校の外人っぽい男と遊んで告られて泣いた龍二。いや、男だって初めて知りましたよ。えっ?花守ゆみりさんがCVなのに少年じゃなくて男?
というレベルで、原作未読勢は意味がわからないですよ?男名を自称している女子だと思ってたもん。

たとえば世田介に「全部持ってるくせに、こっち来んな」みたいなことを言われ、ないまぜになった感情を絵にぶつけるシーンで涙を流す八虎。

溜めが効いていれば、こっちも涙を誘われるシーンだと思うんです。でも、「なんで泣いてんだこいつ」になっちゃう。

藝大の学祭で偶然会う八虎と世田介。ひと通り一緒に回って別れるシーン。カット割りがおかしくありません?なんか、変なつなぎだなって思ってしまいました。

原作を、どれくらいぶっ飛ばしてアニメ化しているのか知りませんが、まるでダイジェストを見ているよう。

このままだと、やっぱり「ランウェイで笑って」レベルで終わる気がしますね。

あ、EDは好きです。ちょっとサカナクション意識してるかなって気はしますけど。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
漫画大賞受賞作。面白いのでしょう、たぶん。でも、それは原作の話。

このアニメに関しては、それを感じません。

キャラを愛せない。たとえば「大正オトメ」は、夕月や珠彦、珠子だって愛せるキャラですが、ここまで観ても主人公やヒロインの男、ヤンキー仲間、予備校の先生や人々、誰も愛せていません。かろうじて高校の美術のおばあちゃん先生と、穏やかな先輩くらい。

深掘りもそうですが、こちらに好きになるに足るエピソードを描けていないから、感情移入ができません。

この主人公の魅力って何ですか?

こんな上っ面だけ良さげな、あらすじみたいなストーリーを観せられて、面白いと感じるわけがないです。1話がとても長く感じます。

ここまでにします。お好きな方にはごめんなさい。
{/netabare}

投稿 : 2021/11/02
閲覧 : 401
サンキュー:

8

大貧民 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

良い作品だと思うが、原作に比べると物足りない

原作は公式のマガポケで読んでいる最中。
原作にあった美術部の他の部員の個性の出るやりとりや、父親の母親との対比などがばっさり無くなっている。
アニメ作品としての全体の尺があるのだろうが、もの凄く勿体ない。
作品の深みはそうしたところに現れていると思っているので、原作がいいなと思っている人などは特に不満に思うことだろう。

アニメとしては、平野文演じる佐伯先生の存在感が良かった。原作でも存在感があるキャラだか、雰囲気がとても印象に残る。
作画に関しては、原作に比べるとやはり表情などの機微がちょっと繊細さに掛ける。原作にあったイメージ映像とかも無いので、やっぱり物足りない。
酷いとまでは思わないが、アニメとしては凡庸か。

原作を読んで、ちょっと期待していた作品なのでやや辛口になるが、アニメとしてもそれなりに面白いとは思っているので、視聴は続ける予定。

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 219
サンキュー:

5

北山アキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

タイトルなし

原作既読
6巻までいくんだろう。

2話まで観て
原作組だけど良いアニメ化だと思う。
端折ってる感もあまり無く、シーンの再構成も自然。
原作の画風の再現はできないと思っていたし、そこはそれほど期待してない。
ユカ/龍二のエピソードが好きだけど、丁寧にやってくれそうな期待がもてる。
OP凄く良い。

投稿 : 2021/10/13
閲覧 : 172
サンキュー:

3

古川深夜 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

原作は最高傑作だと感じるが アニメは観なくていいかも

アニメだけの感想ですが ひどい
絵と作画が不安定、2話に関してはストーリー展開が急すぎるし キャラクターの心情描写が全く描けていない 2年生からすぐに3年生になり 先輩が卒業
子供みたいな落書きを先輩に渡したり 主人公が芸大を目指すのを母親に言うシーンは 慎重かつもっと感動的に描かないといけないのに 絵でみせるシーンで絵が子供が描く絵を渡しているし 台無しです 節々原作のセリフの良さ 絵の奥深さの説明はあるが アニメの絵、展開、全てを台無しにしています こんな脈絡もなく一年が終わり 3話は予備校に そして普通だったら 主人公と少し男性ぽい同級生の関係がわからないと入り込めないし 絵が1番大切な作品なのにアニメが全くできてない 侮辱にすら感じました

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 265
サンキュー:

4

poco さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

美術がテーマなので。。。

作画や美術演出に美術的センスが溢れたものを期待するかもしれませんが、そこは…です。「歌がイマイチなアイドルを歌手と呼べない」とか「下手ウマという慰め概念が許せない」という人にはお勧めできません。ただ、原作はストーリーが良いので、アニメもストーリーものとして見れば楽しめるはずです。

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 166
サンキュー:

3

ネタバレ

ぬるま湯 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

たぶん美術の魅力を教えてくれるんだろうけどとりあえず次回も見てみないとわからない。でももしかしたら見ないかもしれない。

第一話視聴。

なんとなく見ただけでしっかりレビューしづらいので軽く。

収入不安定な職なんてありえない!と安定した将来のためにしっかり勉強がんばってたけど絵を描くことにハマり芸大を目指すってストーリー。
これを見る前は美術は個性が大事なんだから画法やら技法を学ぶとか意味わからん。って思ってたけど、テクニックという知識を学ぶことで表現の幅が広がるから大事なことなんだなぁと勉強になった。
でもそこに至る前に冒頭で高校生のくせに不良仲間と夜遊び、酒、タバコをしていて流し見モードに。っていうかかなり不快。タバコは付き合いで吸ってるだけらしいけどどんな理由でも吸った時点でアウトだから。将来のために勉強頑張ってるなら生活態度を改めろよと思った。まあ本筋は趣味や生きがいのない人間が美術に出会ってイキイキするってところだろうからストーリー的には些事なんだろうけど。

とりあえず主人公に共感はできないけど、このアニメは美術の魅力を教えてくれるのかなとほんのり期待して見ることにする。

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 194
サンキュー:

3

ざび さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:今観てる

今を頑張る人に観てほしい

これは実際に芸術系大学受験を経験した人にしか描けない作品で、原作の山口つばささんもやはり芸大出身者ですから納得の内容です。

私自身も美術系高校から3浪で芸大へ入学し、挫折し中退した経歴があります。もうウン十年も前の出来事ですが。

そういった経験からか原作を読んでいると、若かりし頃に努力と青春を全て絵に捧げてきた事を思い出して少し胸が苦しくなります。

絵を描くという事はどういうことか、モノの本質とは何か、芸術とは何か、学べば学ぶほど苦しさは増えていき、結局私はそれを重圧と捉え、人生をかけて絵を描き続ける覚悟もなく挫折し逃亡。筆を置くことになります。

あれから時は経ち、このブルーピリオドを手にする機会があり、あの時代をあまり思い出したくないと思いながらも読み始めました。

嫌いだったデッサンも、何百枚も描き続けると空気の流れまで見えてくる。あの瞬間が大好きだった。
どうやったら上手くなれるか友達と夜な夜な議論する熱苦しさも、ただただ楽しかった。

でもそれは受験の為の努力で、芸大に受かる=ゴールではない事を知るには私は若すぎた。

芸術系大学の受験で描かされる絵は所謂「受験絵」で、当たり前だが予備校で教わる事も一辺倒。
作品を読む限り恐らく今の時代もあまり変わっていないでしょう。

しかし受験に成功しても途中で挫折しても、ひとつも無駄な事はない。自分自身で考え表現する事が如何に大切か、それを実感できる日がくるからだ。

激しく特殊な芸術系大学受験という世界で、今を頑張る若人たちにそれを分かってもらう為に漫画というカタチで表現してくれた作者に敬意をはらうと共に、せっかくのアニメ化ですし、多くの人達にも観ていただきたいです。

私もこれを機会に、ロフトに封印してある画材を引っ張り出してみようかと思います。

投稿 : 2021/10/06
閲覧 : 177
サンキュー:

12

ponsuke さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

好きなことやってる奴は最強

何気なく見始めました
一話視聴済み

作画はいい感じで、先生の目が開いた演出面白かったです。

効率やコスパが優先される世の中に在って
食えないものに時間を費やすのは無駄

私は幸運にも好きなことを仕事にできて
しかもその仕事は結構食える仕事でした

子供のころ色々な夢や希望を持ちつつ
生きるためにそぎ落としてきた

今の若い人が少しでも希望を現実に変えられればいいな

そんな気持ちになったアニメです。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 152
サンキュー:

5

SK さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/30
閲覧 : 0

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/25
閲覧 : 0

あめ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/02
閲覧 : 0
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アニメ ブルーピリオドのストーリー・あらすじ

成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!(TVアニメ動画『アニメ ブルーピリオド』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

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