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「アニメ ブルーピリオド(TVアニメ動画)」

総合得点
74.1
感想・評価
279
棚に入れた
888
ランキング
947
★★★★☆ 3.7 (279)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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アニメ ブルーピリオドの感想・評価はどうでしたか?

ゆに さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的には

今期で一番良かったな〜
かなり見入ってしまいました。
けど、これも好み分かれそう〜笑

投稿 : 2022/01/26
閲覧 : 129
サンキュー:

2

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私的アニメ感想簿12

ナレーション
「(ラ~ラ~ラララ~♪)第一志望 東京藝術大学、急げ八虎。入学試験まで、あと650日!」

・・・それ、ヤマト(違)

ふとしたことから藝大入試を目指す八虎を主人公とする作品です。
原作漫画を読んでいたので待望のアニメ化でしたが、予想以上の出来でしたね。
上手い作品がキチンと上手いと感じさせられましたし、受験の難しさ、悩む姿をしっかり描いていたと思います。
(まあ、実際はもっと大変なんでしょうけど)
ただ、原作は藝大を受験して、ハイ終わりじゃなくて、その先も連載中なんで、いつかその部分もアニメ化してほしいですね。

おまけ
第1話「アニメの感想を書く悦びに目覚めてみた(ウソ)」
学校の廊下でだべっている八虎達
「八虎どうすんの?もう決めてたりするわけ?(ユカちゃん!)」
「(人を飛び越していくユカ)ユカちゃん走らなくていいから~」
こうして僕はユカちゃんの後ろをを走ってい森先輩に心を(違)

矢口
「あにこれに投稿したってどうせ将来性ねぇんだからその顔を生かして玉の輿狙うほうがまだマシかもよ(ッ!)」
佐伯先生
「やだ~よく分かってるじゃないですか天地人さん」
・・・いや、そういう話じゃないんですけど(汗)

おまけ2
第3話「あにこれデビュー・オブ・ザ・デッド(だから、これもウソ)」
八虎
「(ここにいる全員が美大志望なんだ)」
「(何、こいつ子供のくせにチョ~上手いじゃん)」
ネロ
「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ。(ネロ~~~~~~~っ)」

ナルサス
「我が名はナルサス。未来の宮廷画家にして、画聖マニの再来と心ある人は言う」
八虎
「(どれどれどんな絵を)・・・うわーっ(バタッ)」

投稿 : 2022/01/16
閲覧 : 200
サンキュー:

12

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リアル系な現代劇、こういうのを見たかった。

自分語りになってしまうが絵心は無いし、絵を描くの嫌いだし藝大なんて無縁の人生
そんな自分にとっては新しくもあり知らない世界を見せてくれたアニメ。

藝大は倍率が高く狭き門
普通の受験生と同じように予備校に通う
二次試験まである
絵を描くといっても絵の具だけじゃないし色んな技法があるし幅広い

何もかも初めて知るような事ばかりで興味深かった。


ストーリーは八虎を中心に各キャラの受験への向き合い方や葛藤がしっかり描かれてて感情移入しやすかった。
真剣に悩むのってなんか良いんだよね。
いいキャラ揃いだけど美術部の先生と予備校の先生のが特に好き。
生徒にちゃんとアドバイス送れる良い先生だなと思った。


リアリティーがある現代劇は好きだが恋愛や百合じゃなくて受験がテーマになってるのが良い。
誇張してるとこはあるのかもしれないけど藝大受験と受験生はこういう感じなんだろうなって知れただけでも見て良かったと思う。
「異世界転生」「現代+ファンタジーorオカルト」みたいなのはお腹いっぱいなので、できるだけリアルに寄せたアニメもっとやってくれないかな(笑)

藝大に受かったとはいえ大変な世界なんだろうな。
続きを見てみたい。
イラストレーターみたいな職業の人は沢山居るだろうけど、自分が描きたい絵を描いて個展開けるようなプロの画家なんて数えるほどしか居ないイメージ。

あまり書くこと無いのだけど絵を知らない人間からすると全体的に新鮮で良かったです。面白かった!

投稿 : 2022/01/15
閲覧 : 195
サンキュー:

9

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美術大学の受験を題材にした、アート系スポ根物語

美術大学の受験を題材にした、高校生の青春群像劇。全12話。
公式のストーリー紹介に「アート系スポ根物語」という言葉がありましたが、作風はまさにそんな感じ。物語は、なんでも要領よくこなせるけれど、夢中になれるものを持っていなかった主人公・矢口八虎が、ある日、美術室で出会った1枚の絵に心を奪われたことをきっかけに美術の魅力にハマり、最難関の美大である東京藝術大学の現役合格を目指して絵の勉強に励んでいく、みたいな流れです。
とりあえず、感想を結論から言うと、とても面白かったです。いちばん良かった点は、八虎やその仲間たちが、本当に身も心もすり減らすようにして受験に挑んでいく姿が、迫力をもって描けていたところ。絵画の技法、上達のための課題、受験のテクニック、本番の試験の形式など、ディテールが非常にしっかりしているので、作品全体に説得力があり、内容への信頼感のようなものが生まれていました。登場人物たちの内面の葛藤を描く人間ドラマ的な部分も悪くないですし、これまで知らなかった世界を知ることができるという意味でも興味深かったです。藝大の受験というのは、これほどまでにハードなものなのかと、ちょっと驚いてしまいました。
作画は、特に問題なし。声は、八虎の同級生の鮎川役の花守ゆみりが印象に残りました。キャラは、高校の美術部の佐伯先生と予備校の大葉先生が、どちらも良い先生だったと思います。
最後まで観終わって、個人的には2021年の秋アニメのなかでも、特に楽しめた作品のひとつでした。原作がこの先どうなっているのか知りませんが、是非この続きもアニメで観たいですね。

投稿 : 2022/01/12
閲覧 : 233
サンキュー:

20

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

面白かった

1話観ました。後半の展開が凄く良かった気がする。顧問の先生の主人公への言葉が自分の胸にも刺さりました

キャラデザはあまり好みでは無いけど、色の演出がとても綺麗で見惚れました。あと花守さんは安定ですね

美術がテーマのアニメを観るのは初めてなので、どんなアニメになっていくのか楽しみです

【11/2追記】5話まで観ました。やはりキャラデザが目に付きますね。絵や背景はまあ良いんですけど…。ストーリーは面白いけど話が進むのが少し遅い感じ印象。登場キャラの魅力もなんか足りないのでそういうエピソードがあれば良いなあ

【11/14追記】7話まで観ました。八虎と恋ちゃんの会話が良かったと思います。龍二は一体どうしたのか…?次話の展開にちょっと期待

【11/28追記】9話まで観ました。ただの美術アニメだと思ってましたが、意外と重苦しくリアリティのある描写もあって観てて飽きないです。そして花守さんの演技がやはり凄いです。それ故に作画がもう少し良ければなあと…

【1/12追記】最終話まで観終わりました。終盤の追い上げが良かった。美術に全く興味無い人でも楽しめるし、興味が湧くような作品でした。大学編も観れたらいいなあ。あと曲が妙に頭に残ります(良い意味で)

投稿 : 2022/01/12
閲覧 : 354
サンキュー:

6

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

傑作ではないがアニメでやりたいことができていたと思う

見やすさ☆3。
絵画というジャンルはアニメで伝えるのはなかなか難しいなと思ったが、美大合格へ向けて主人公が葛藤したりとキャラクターの心理描写は良かった。このアニメ独特のやりたいことを貫いているのは良かった。

投稿 : 2022/01/11
閲覧 : 183
サンキュー:

6

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

情緒不安定

美術系のアニメは観たことがないので視聴してみました。
美術についての知識がほとんど無いため勉強になってそれなりに良かったのですが、主人公がすぐ泣いたり情緒不安定ぎみだったので物語に入り込めませんでした。
刺さる人には刺さるアニメだと思います。

投稿 : 2022/01/08
閲覧 : 172
サンキュー:

2

ぽにぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美術の名を借りたスポコンアニメ

【総評】
世渡り上手でイマイチ本気になれない主人公が本気で美大を目指すお話。
美大受験を描いたお話ではあるのだけれど、その実、友情、努力、勝利のスポコン的なお話。
縁の絵を描くときの演出が特に素晴らしく、また出番の多くない森先輩を物語の軸にしてきたのは流石の一言。
原作未完結作品のアニメ化は終わり方が必ず重要になると考えているが、本作はトップクラスのまとまり方だと思う。


以下、各評価基準ごとの詳細
◎物語の評価◎
漫画から評価の高いスポコン的美大受験作品だが、アニメ化にあたって森先輩を軸に据えることで起承転結をうまくまとめた印象。

◎作画の評価◎
全体的に安定している。
縁の絵をはじめ、絵を描く場面の演出が気持ちいい。

◎声優の評価◎
高水準。ゆかちゃん役の花守ゆみりさんの演技は圧巻。

◎音楽の評価◎
劇中のBGMは目立たないが作品にマッチして盛り上げてくれる。
個人的にOPは特に好き。

◎キャラの評価◎
各キャラクターの個性が立っている。
アニメ化されたところまでだとストーリーの中であまり深堀されないキャラも箸の握り方や服装などでしっかりキャラ付けされている。

各星の数は3つを基準に下記で採点。
★☆☆☆☆:好ましくない
★★☆☆☆:やや好ましくない
★★★☆☆:可もなく不可もなく
★★★★☆:良い
★★★★★:群を抜いて良い

投稿 : 2022/01/07
閲覧 : 191
サンキュー:

5

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

努力と天才

原作未読 全12話

ヤンチャな主人公が、美術部で1枚の絵に出会い触発され美術部へ入部し、絵を描く楽しさに目覚めた主人公は、やがて東京藝術大学入学を目指して受験勉強に頑張っている姿を描いた作品です。

全く知識のない主人公が美術の世界に入っていったように、知識のない私も主人公が挑み続ける絵画の世界にハマって観ていました。

かなりの葛藤や苦悩が描かれていますので、内容は結構重く苦しいお話でしたが、最後はスッキリ終わった感じでしたね。
{netabare}
受験の結果は合格、そしてジンクスにハマった桑名マキは落ちてしまいましたね。この後大学編になのでしょうが、{/netabare}続きを観たくなりました。

OPはOmoinotakeさん、EDはmol-74さんが歌っています。

最後に、龍二は最初男装した女子だと思っていました(声も花守ゆみりさんだったので)が逆でしたね。

投稿 : 2022/01/07
閲覧 : 219
サンキュー:

20

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

受験勉強アニメとは珍しい。

絵画を題材として、東京藝術大学を目指す主人公の話。

{netabare}
絵も全く興味なかったし、そもそも絵や受験勉強で話が作れるのか?と思ってたけど、想像以上に良かった。良かったうえに、話も面白くて退屈もしなかった。

とにかくこの作品は主人公に魅力があって良かった。絵に惹かれて以来、ひたすらに絵に情熱を注いで向き合って行く...。
不良っぽく見えて、精一杯受験勉強に向けて頑張る主人公に共感できてよかった。
他の人に遅れているのではないか?という焦燥や、今やっていることは正しいのか?という懐疑心はリアリティがあった。
受験経験者なら共感できる話なはず。

あと、キャラとしては主人公以外でも主人公の元不良仲間なのかな?の恋ヶ窪もああ見えてしっかりと主人公をサポートしてて好感の持てたキャラだった。恋ヶ窪も恋ヶ窪で主人公の頑張る姿に心を動かされてパティエを目指していたという話がこのアニメで一番感動した。

メインテーマの絵に関しても良かった。素人にも理解できるような作りになっていたし、実際作中で言われることには同意できる。
何より良かったのが、絵から個性を感じ取れたことかな。
キャラの個性が絵や行動に反映されていたのが良かった。

ところでタイトルの意味がよく分からなかったから調べたけど、ピカソの「青の時代(Blue Period)」から来ているらしい。調べたら青背景の男の絵が出てきて、そういやこんな絵あったなと。ピカソが青色系単色で絵をかいてた時代のことを言うらしい。
最初の方で主人公が「ピカソの絵は嫌いだ」と言っていたが、主人公が絵に目覚めて最初に描いた絵が青色で描かれた町だったり、ピカソと共通点があるのか。あの最初のセリフは結構伏線っぽかったしこの先又何かにかかわってくるのか。

OP曲と、EDの映像も良かったです。
{/netabare}

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 193
サンキュー:

13

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

痛たたた…

 
原作未読。

高校2年のあることをキッカケに描くことに目覚めた少年の話。

同級生や美術を志すキャラはそこそこの人数出てくるが、基本的には主人公の心の動き、その在り様を丁寧に描いている。その他の人物に割かれる時間はそう多くない。

作中では聞いてて耳の痛い言葉や、ついドキッとしてしまう言葉など、美術の作品なのに言葉で心動かされてしまった。
大事なものに対する誠実さや、苦しみながらも足掻く姿を見ると、どうも反省せざるを得ない(笑) こういう作品は好きだ。

美術に対する思い入れの有無や年齢性別に関わらず、多くの人に薦めたい作品だ。

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 188
サンキュー:

4

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

めっちゃ 面白かった

めっちゃ 面白かった 一気に見てしまった・・
美術のことは よくわからないけど・・ すっごくはまってしまった

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 163
サンキュー:

3

ネタバレ

アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作ファンです わかりやすく面白かった

元々原作のファンでアニメも楽しみにしておりました。
原作は勿論面白いのですが白黒漫画なので絵を扱う話としてはわかりづらいところがあったので、アニメでカラーで見ることができて良かったです。また漫画は場面切り替えがわかりづらいところがあり、ページをめくったら日を跨いでいたということがしばしばありましたが、その辺りもわかりやすくなりました。絵も安定して綺麗だったと思います。手の描写が良かったです。

高校2年の夏に初めて絵を描くことの楽しみを覚えた八虎が下手なところから上手くなるために猛勉強と努力をして、芸大現役合格を目指す話なのですが、評価をされるためには技術だけでなく表現力や解釈を磨いたり、時々自分を見つめ直したり、絵を描く楽しみを忘れて思い出して、など絵を描くことの苦悩や大変さを知ることができます。また、美大予備校は存在は知っていましたが、行ったことは無いので、こんな感じなんだと知れてよかったです。

原作通りなのですが、キャラクターの掘り下げが龍二以外あまり無いので、世田介や橋田が気になった人はぜひ原作で続きを読んで欲しいです。

投稿 : 2022/01/01
閲覧 : 163
サンキュー:

8

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

興味あるテーマだったので、ハードルを上げすぎたようです

芸大合格目指して、自分探ししながら頑張る高校生の話なので、共感できる部分があればいいかもしれません。

ただ高二の春に突然絵を描き出して、現役合格する話自体に抵抗感があって、感性の表現に対する共感よりも、反感を覚えます。1クールのダイジェスト感で、まあいいかとも思うのですが。

その他、以下の点が気になりました。

キャラ達が与えられた役割に忠実すぎる。
おさげ髪の大阪弁が一昔前のレベル。
ヌード課題なのに詳細がアニメで表現できない。
女装男子のヌードがしっくりこない。

興味あるテーマだったので、ハードルを上げすぎたようです。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 183
サンキュー:

12

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

矢口八虎の一念発起

2021.12.30 視聴完了。

美術関連の話でしたね。
アニメ好きな私ですが美術に関しては素人以下の下手レベルで
高校の芸術は音楽を選択しました。
(美術と書道は論外で音楽一択でした)
なので絵の善し悪しは全くわかりませんが
ストーリーはそれなりに面白かったと思います。

知り合いが言うには途中けっこう端折られていて
残念だったそうです。
個人的には先生役が平野文さんで
ラムちゃんが・・・と興奮しました。



2021年も皆様のレビューを参考にしつつ
アニメを楽しんでまいりました。
ありがとうございます。
2022年も素晴らしいアニメとの出会いがありますように。

投稿 : 2021/12/31
閲覧 : 171
サンキュー:

14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルの「ブルーピリオド」とは、有名な画家パブロ・ピカソに由来する言葉。もともとは、ピカソが青春時代に描いた絵の画風を指し、そこから転じて不安を抱える青春時代を表す言葉なんだそうです。

この作品の原作は未読です。
何の事前情報も無く視聴を始めたら、ゆみりんのが出演しているのに気付き、そのうち物語にハマって一気見した作品でした。


成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、
悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。

誰もが思う“リア充”……
そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。

ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。


「絵は、文字じゃない言語だから」


絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、
美術のおもしろさに目覚め、
衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。

そして八虎は、ついに進路を固める。


「第一志望 東京藝術大学」


実質倍率200倍、
入学試験まで、あと650日──!


国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、
アート系スポ根物語、開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作は、巷の漫画好きの間で「面白い!」と評判を高めている作品なんだそうです。
アニメしか視聴していませんが確かに面白い作品だとは思います。

ですが、少々引っかかった部分が無かった訳ではありませんでした。
一番は美大の志望動機です。
彼には学業の成績がトップクラスという武器があります。
この武器は今後の大学受験…或いは就職活動においても最大限の役割を発揮してくれるスキルです。

一方、美術には、これまで培ってきた武器は通用してくれません。
使えるのは、物事の考え方や取り組むスタンスといった共通項のみ…

生きるための計算も出来そうな主人公が、これまでの一切をかなぐり捨てて舵を180℃反転させるのは度胸や勇気…というより、寧ろ無謀に近いのでは…?
と思えてしまったんです。

自分の人生を後悔の無いように生きることは大切だと思いますし、否定するつもりもありません。
ただ、もし自分が同じ状況に置かれていたら、きっと取り得ない選択肢だったと思います。

例えば私の身の回りにも藝術方面…といっても音大に進んでいる人はいますが、就職後も同じ方向に進む人は極端に少ないんだとか…

もちろん、絵画と音楽の違いがあるので全てが同じように当てはまるとは思いませんが、入学するまで血の滲むような努力を気の遠くなるくらい積み重ねてきて、やっとの思いで入学できたとしても、卒業と同時にこれまで進んできた道に自分で終止符を打たなきゃいけなくなる…
これって、あまりにも残酷なことだと思いませんか?

一方、勉学の道を進んだとしても自分の好きな仕事で生きていくことはできないかもしれない…
でも、可能性は選択肢の幅が大きく違うと思うんです。
だから、主人公の言動が無謀に見えたのかもしれません。
まぁ、所詮はおっさんの戯言なんでしょうけれど…

もう一つ引っかかったこともあるのですが、こちらはネタバレを含むのでここでは割愛します。
これは美大に限ったことではありませんが、道を決めて前に進むということは想像を絶する以上に大変だということです。
生半可な気持ちじゃ流れに乗ることができないし、それに世の中そんなに甘くありませんので…

オープニングテーマは、Omoinotakeさんによる「EVERBLUE」
エンディングテーマは、mol-74さんによる「Replica」

1クール全12話の物語でした。
リアルとのギャップは感じましたが、テーマや気持ちの掘り下げが丁寧で随所で感動させて貰いました。
ただ、終わり方は個人的に好きな感じではありませんでした。
ハッピーエンドっぽいんですが、寧ろ大変なのはこれからなので実はハッピーエンドじゃなかったり…?
今回原作のストックをどこまで使ったかは分かりませんが、私の中で続きの気になる作品になりました。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 189
サンキュー:

21

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人間にとって絵を描くとは…

【総合評価☆☆☆】
 藝大を目指す高校生の内面をリアルに描き出した佳作。美術系の学生を登場させるアニメには、『ハチミツとクローバー』『ひだまりスケッチ』などかなりの数があるが、その多くは恋愛や友情の描写に重きを置く。それに対して、本アニメは、原作者・山口つばさが藝大出身だということもあり、美術に無関心だった主人公が藝大を志望するに至るまでの心情が、独白や内的イメージを通じて的確に表現される。「人間にとって絵を描くとはどういうことか」という根源的な問いが、観る者に投げかけられる。
 主人公の矢口八虎は、人間関係を円滑化するだけの目的で、真面目に勉強して優秀な成績を収める一方、髪を染めタバコを吸い悪友と付き合っていた。そんな生き方にかすかな違和感を覚えたとき、ふと美術部に置かれた天使の絵を見て心打たれる。絵画への関心が呼び覚まされた八虎は、美術の授業で出された「私の好きな風景」という課題に対して、早朝のビル街を青一色で表した作品を提出するが、その素直な感性に惹かれた。私も、文芸坐オールナイトからの帰り、風俗街を足早に通り過ぎた先に現れた人気のない池袋の街並みを見て、清澄な寂寞とでも言うべき光景に胸を衝かれたことがあるからだ。青に塗り込めることであの空気感を表現する---これが、美術による自己表現の端緒なのだろう。
 美術に「こうすべし」という“決まり”はないが、「この技法を使うとこんな表現力が得られる」といった公式はある。美術教師や美大予備校の先輩たちが、対象の捉え方や視線誘導に関する基本公式を伝授すると、もともと真面目な八虎は、その公式が持つ意味を自分なりに理解しながら一歩一歩進んでいく。この堅実な成長物語が実に心地よい。
 興味深いのは、周辺人物に関する客観描写がほとんどなく、ほぼすべて八虎の視点で統一されていること。予備校仲間を「天才」とか「予備校でいちばんうまい」などと評するが、画面の隅々まで目配りできる視聴者には、彼らがそんな類型的な存在でないとすぐにわかる。「いちばんうまい」と言われた女性は、駐輪場で顔を覆ってすすり泣く生徒を踊り場から見下ろし、「落ち込んでる人見てると、あたしはまだ大丈夫って思えるじゃん」と自嘲気味に語る。誰もが壁に突き当たってもがき、ままならぬ状況に苦悩する。そんな陰鬱な光景を目の当たりにして、なお前に進もうとする八虎の姿は、生きることの意味を考えさせる。特に、矢虎が無為に高校生活を送っていたように見えた悪友と、将来の展望について語り合うラーメン屋のシーン(第7話)は、感動的である。
 最近目立つ派手で痛快なアニメに食傷気味の人は、こんな作品を独りでじっくり観るのも良いだろう。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 170
サンキュー:

6

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

努力型

原作:マンガ 未読

感想
高校から絵を描くことにのめり込んでゆく主人公の八虎。
絵を描くのって、その人のセンスが大きく左右するものだと思います。
上手い人は最初から上手いし、天才肌っていうのかな?センスと発想に優れてる人だけが芸術家になれるものだと思ってました。
この作品を見るまでは。
勿論、八虎も確かに絵を上手く描けるけど、決して天才肌ではなく努力型。
高校の美術部や予備校(東京美術学院)で、何枚も絵を描いて成長していくタイプです。
東京藝術大学の受験では、課題に対し、頭で考えて考えて試行錯誤するところなんか、観てるこちまで苦しくなるほどでした。
でも、そうやって苦しんだ結果(合格)が出たときの喜びったらパナイです。
自分も合格発表ではウルウルでしたもん。
これが天才肌の世田介くんが主人公では、絶対泣けないからね^^;

倍率えげつなく高い東京藝術大学を、現役一発合格はデキすぎかな?とも思ったけど、まぁ それはそれで、大学行ってからまた高い壁にぶち当たって大いに悩む展開が待ってるんじゃないかな?と思います。 
多分。
知らんけど。

だから感情移入してる視聴者は、毎回 八虎と同じくらいストレス感じて観なきゃかもですね。
僕が今回そうだったので^^;
それでも、毎回食い入るように視聴できて面白かったからいいんだけどさw

原作はまだ連載中のようなので、大学編も観てみたいですね。

主題歌のOP&ED どちらも良かったです。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 180
サンキュー:

29

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い

王道ストーリーで山あり谷あり、面白かった。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 151
サンキュー:

8

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ザ・ストイック

絵画を題材にしたアニメです。
芸術に疎い私ですが、興味深く視聴できました。
美術館にでも言ってみようかな。
ちょっとだけそんな気持ちになりました。

主人公の八虎は東京藝術大学合格のために悪戦苦闘します。
絵を極めるためには、様々な要素があるものなんですね。
技術的な面はもちろん、自己と向き合い絵に魂をぶつけるというか。
それが、八虎の心の葛藤により表現出来ていました。

高校美術部や予備校の人たち。
絵に真摯に向き合うことによって、互いの内面に干渉する様が楽しい。
やりとりの中での切磋琢磨とでも言いましょうか。
そして、どのキャラも濃い。
原液のカルピス一気飲み状態です。
良く考えると八虎が一番真っ当かもしれません。

{netabare}最終的には目標達成。
浪人しても良かったんじゃないかなと思います。
でも、これ以上あのもんもんを見せられたら辛いかも。
次は、大学でのもう一段高い位置からの成長が観たいものです。{/netabare}

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 188
サンキュー:

20

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵を描くこと、表現すること、何かに情熱を傾けること

お絵描き
学び系

冷やかし半分に観て
1話2話で涙。。。

表現することにしばりはなく
恥ずかしいから普通やらないからではなく
やりたいことをやる

学び系は情報でたるくなるとこあるけど
主人公の情熱で補完してるとこがいいです

あと、先生の声がクセになるー
っと思ったら
平野文さん!
ラムがおかあさんになったらですかね

バランスが取れていい作品です

※※
観終わり感想
後半が、より暗く辛く、失速した感がありましたが
いい作品でした
好きな事をする努力家は最強
美術は文字じゃなく言語など
刺さる言葉もたくさんあり
なんか泣ける回がたくさんありました。

ゼロからはじめたお絵描きが、数ヶ月で美大合格なんて
いるかもしれないけど
その、アンチというか現実はあまくないよというストッパーのように
主人公やまわりのキャラの挫折や苦悩を表現してるのもまたいいなぁと。

色んな技法や絵の捉え方も学べて面白かったです
絵の世界や技法が主人公や先生、仲間の会話に出てきて浮いてなくそこもまた見易い一因だったかと

なにかやりたいけど周りを気にしてる人
夢を追いかけてる人
夢を追いかけたい人には
絵というジャンル関係なく
おすすめなアニメかと。

**追記**
アニメ観終わって原作6巻まで読む
アニメ化して残念になるものもある中
うまくいろいろ省いているので、アニメの後に漫画を読んでも面白かったです。
多分アニメで1クールでスピード感出すにはいろいろ取捨選択があったのかなと。
原作はより細かく感情や環境が描かれてるのでどちらも面白いです。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 243
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12

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美術系大学の裏話が満載

なんとか配信のものが見られそうです?まったく配信が見られないと思って、原作漫画を現在出ているところのものまで買って読んでいます。美術系の大学にいた事もあって、話がすごく親近感です。ただ私は東京芸大ぐらいすごい芸術系のところにはいなかったので、知らない話が満載で、まったくの門外漢に近いです。とにかく語られる話が、私のいるレベルとはひとつもふたつも上の世界なので、漫画はもう平伏して読むといった感じだったので、このアニメ版がどうなるのか、本当に興味津々です。

アニメ版はただ、原作漫画のタッチを再現しているとは言えませんね。原作漫画はビートルズの映画「イエローサブマリン」のような、軽妙でアドバタイジングなペンタッチの作風だったのですが、このアニメではいわゆる普通の美形作画で通しています。一般人にはその方が見やすいかと思いましたが、少しそこが残念でした。

シナリオはほぼ原作通りで、丁寧な滑り出しです。OPの曲は山下達郎さん風だし、今期一番押しの作品かもしれません。願わくば八虎が大学卒業後まで描いてほしいのですが、それは無理でしょうか。

第12話(最終回)まで見て…

全体的に原作通りの群像劇だったと思います。予想通り芸大合格のところまでがアニメ化でしたね。途中熱海でしたか、二次試験の前に男の娘のキャラと行くあたりは、原作よりも実際の高校生の感じがよく出ていたと思います。原作ではあそこはよくわからなかったですが、アニメではすんなり理解できました。

ただテーマとして打ち出したいものがはっきりしていなくて、単なる芸大受験話以上のものにはなっていなかったのが残念でした。しかし受験の頃はこういう事を考えていたかなという、自分の回想と重ね合わせて見ていられて、それは本当に懐かしかったです。またこれから芸術系を受験するような若い人に、いい指針となるアニメだったと思います。こういったアニメや漫画が存在する今の若者たちは、本当に恵まれていると思います。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 194
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15

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

絵について勉強している人に見てほしい

『絵』について詳しく描かれているアニメです。好きな絵を描くこと、でも好きを続けることが大変の意味もわかりやすく心理描写に表現されています。アニメ後の解説も勉強になりますよ。絵を描くことを目指している人にお勧めしたいアニメでした。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 168
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2

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ぜんぜん興味ないテーマなのに

こんなに集中して魅せてくれるからやっぱりアニメは最高です。

展開も早くて次から次へと課題がでてくるとことか、気が休まらない感じが好き。

2話で泣かされて、最後まで一気観。
周りのキャラもいいし、強いて言うならもっと一人ひとりのバックグラウンドの描写とかあったらいいな。1クールじゃ無理だけど。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 155
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5

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テーマがしっかりしていて観やすかった!

正直絵のことはよく分からんのですが…真に迫るものがありました。一作品ごとにテーマを定め、伝えたいことを定め、どうやって伝えるのかを定め…と当たり前のことかもしれませんが、絵ってこうやって描くんだということがよく分かり、またそれを主人公の内面に昇華していく。原作未読ですが、続きを読みたくなりました。

ただ、もう少しキャラ絵がどうにかならんかったのかとは思いますが…しかしながら最期には慣れた感もありました。

最期に声優さんてすが、美術部顧問の先生(cv平野文さん)の声がうる星やつらのラムちゃんだったんですね。言い味を出てました。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 213
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11

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

探究する目的。(青春への再評価)。

絵は、一途に自分を写す鑑。

表わしたいのは、自己の化身。

拘りたいのは、可能性への鍵。



描き込んで、描き直して、描き破る。

突きかため、衝きかため、活きかためる。



骨の髄の、その髄まで打ち込む。

脳の髄の、その髄まで絞り出す。



海の底にもそれが欲しい。

空の彼方にもそれを見つけたい。

時間の限りにもそれは手放せない。



感性を構図に磨いていく。

個性を絵の具に固めていく。

生きる目的をカンバスに探究する。



たまらなく懐かしく、息を詰めて、胸を疼かせています。

(6話まで )



観終わりました。


美術(絵画)と大学受験とを紐づけて、八虎たちが何を考え、どうやって行動するのかを、真っ向勝負で見せてくれる作品でした。

私なりには、視聴に居住まいを正しながら、鑑賞は爽やかさをもって終えることができました。

まるで、作品それ自体が、ひとつの絵を描き出していたかのようにも味わうことができました。



絵に近づこうとすれば(自分を高めようとすれば)、競う相手は外にも内にも顔をのぞかせてきます。

彼らとの対峙は、手元には何のとりえもなく、足元もおぼつかなく、まるきりビハインドからのスタートです。

なにげに描いた素描をたどりゆけば、ピカソやゴッホのような巨匠が頭に浮かんできますが、最初の足がかりは美術部です。

身近な先輩や同期の友人の作品との出会いが、合理的な思考性ではない "ファンタジスタの領域" を開門させます。

中庸を振る舞う八虎ですが、根っからの士気の強さに後押しされ、進むべき道を思い描くようになりました。



彼が、ずぶの素人だったこともあり、顧問先生や予備校講師の語り口がわかりやすく解説を兼ねていて、視聴する側との距離感をうまく縮めてくれました。

彼らとの対話は、おどおどとしながらも若々しく、刺々しく向かいあう姿も描かれますが、内実を吐き出せば真摯なさまのままです。

受験ですから結果が全てです。でもそれは点数化できない、順位のつけようのない「結果」です。

技法はもとより、テーマ性、思想性なども問われるだろうそれは、一般的な大学入試とは色合いの違う、芸術系ならではの面白さ(難しさ?)が垣間見られました。

全体を通して、みずみずしい緊張感が保たれていたことも、飽きずに観られたファクターだと感に入りました。

まさに「ブルーピリオド=青春を絵筆にかける時限領域」です。



それにしても、よくぞ描いてくれたと私はひそかに悦にひたっています。

あの渋谷を、青の心象で切り取った八虎の感性。

受験というマッチレースをくぐってきた者にしてみると、彼らの物語の先を知りたくなります。

ティーンエイジャーは、はち切れんばかりのエネルギーを放出しながらも、なお持て余すのが常。

言うならそれも "ブルーピリオド=海図のない航海" 。

深い霧に包まれて、 "メランコリーな堂々巡り" に囚われている船長、なんてことも、ままありがちです。

身の内に北極星を見つけ出し、太陽として抉りだすのも、避けては通れない必然性。

それもまた "ブルーピリオド=可能性への点描" らしくって?



あの渋谷を(私の住む町を)、真っ青に見えていた若い感性が、確かにあったはずと気づかせ、蘇らせてくれた "ブルーピリオド" 。

まるで、ルネッサンスを迎えたような気分です。

とっても素敵な作品でした。

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 281
サンキュー:

25

番長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一気に見ました

Netflixのおすすめに出てきたので1話見たらそのまま最後まで
面白かったです

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 142
サンキュー:

7

種馬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:----

風変わりな作風

最初は自称、意識高い系が喜び拡散するだけのお洒落アニメかな…と若干ネガティブな印象から入ってしまった。
ただ作画も安定、テーマも一貫、無難に面白い本物だった。
BGMを少なめにしてリアリティを演出してたのも良かった。
癖の強いキャラが多い割に、キャラの掘り下げは半端だったのが途中、何度か気にはなったが、一番描きたいことはちゃんと描けてる感じで最終的な印象はわるくない。
1クール作品しては優秀な仕上がりだったと思う。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 149
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6

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やりたいことを思う存分できるって最高に幸せなこと

【紹介】
不良男子高校生が一枚の絵と出合い、一目ぼれし、美術の面白さに惹かれて東京藝術大学入学を目指す話。
人間ドラマよりも、絵を描く技術面が中心の話でかなり個性が強めの作品。

絵に関する専門的な話はやたらと細かくて、作者自身の造詣の深さを感じるのが良いですね。

【キャラクター】
キャラデザにかなり癖のあるキャラが多いです。でも美形ばかりで固めるよりは現実感あるかも。

絵を描く技術的な話が多いので、キャラ付けも絵に対する姿勢の違いを強調していて、絵のことは詳しくないけど、クリエイターの苦悩が各キャラクターを通して表現されていて興味深い。

【音楽】
主題歌はいい感じ。特にEDへの入り方がセンス良くて好きかも。

【作画】
デッサンの作画や背景の作画は良い感じだけど、キャラデザは個性的なのはいいけど、私はあまり好みじゃないです。
好みはともかく、キャラクターの身長とか体型とか顔が結構変わってて作画の質は悪いと思いました。

女子高生の制服の着こなしが統一感ない。
同じ高校でも流行追ってる子と普通の子とマジメな子でだいたい3通りに分かれるんだけど、同じ子でも場面によってかなり違います。
こういう、この作品の主題と関係ない部分は結構適当で、手を抜くところは手を抜いている感じ。

【ヌードモデル】
ちょうど最近、モデルをした友達から話を聞いたのですが、恥ずかしいのは最初だけだそうです。
長時間、物凄い緊張感の中、多くの人に注目されてじっとしているのが相当な苦痛らしくて、二度とやりたくないって言っていました。
なんか、すごく張り詰めた空気で咳すらできないような緊張感で、かゆくなってもじっと我慢。
極度のストレスで気を失いそうになったけど、それも30分くらいたつと気にならなくなって今度は石像になったかのような虚無になるそうです。
なんでわたしはこんなことをしているのか、ずっと自問自答していたそうです。
この作品での描写も正にそんな感じでしたね。

【シナリオ】
非常に取り扱いが難しいテーマを絵に造詣が深くない人に対してもわかりやすく、かつ専門的に描写できているところが凄い。
芸術って、絵でも音楽でも好みがあるし、技術的な話はわかるけど、自分の中にあるものを表現するとか、それぞれが何に悩んでいるのか、抽象的で簡単に表現できないことが多くて
そういったややこしい部分のややこしさを絶妙に表現できているところが凄い。

ただ悪いところもあって、先述したように「芸術面」に全振りしているところがあって「人間の心」の表現が不足しているところ
芸術の難しさに苦悩するキャラクター達を描くことはしていますが、その心の揺れ動きが割と唐突で、少し雑になってしまった印象。

たとえば主人公についてですが、
{netabare}
主人公が絵と出会ってから上手くなるまでの過程がほぼすっ飛ばされ、うまくなってからどう高みへ到達するのかが話の軸になっています。
確かにこれだけ時間がない中、東京芸大に合格する青写真を描くにはこれくらいのペースで上達する必要があると思いますが、あまりにも唐突すぎるかも
絵初心者である主人公を手っ取り早く成長させて、絵の専門的な話を早くやりたかったのでしょうか?
初心者が急にうまくなりすぎで、その過程をもうちょっと丁寧に描かれていたらもっと良かった。
同じ飛ばすにしても、日常の一コマ一コマを走馬燈のように次々と入れて時間の流れとともに主人公の成長を描いていれば
主人公の気持ちにもう少し共感できると思うんですけどね。
{/netabare}

それでも絵を描く技術の話や、主人公が表現の方法や描きたいものは何かについて苦悩し、周りのアドバイスを聞いて試行錯誤するところが面白かった。

【総評】
作品全体に、作者自身の伝えたいことを全力で伝えたいという意思が感じられるのが素晴らしい。

芸術家気質が強く唯一無二の魅力を持つ作品。絵を描く魅力や難しさや技術の話はとても興味津々でした。
続きがとても気になりますね。とても面白かったです。

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 253
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アニメ ブルーピリオドのストーリー・あらすじ

成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!(TVアニメ動画『アニメ ブルーピリオド』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ

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