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「処刑少女の生きる道 バージンロード(TVアニメ動画)」

総合得点
67.3
感想・評価
260
棚に入れた
695
ランキング
2534
★★★★☆ 3.3 (260)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.3

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処刑少女の生きる道 バージンロードの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

設定だけは良かった。

{netabare}
1話の出だしは、いかにもこの作品は他のなろうとは違いますよと言わんばかりに皮肉を入れたり、異世界ながら現代風な世界観だったり、そして、無能なナナのようなどんでん返し展開でかなり期待してた。続きの2話も結構百合要素も強めな感じで、序盤の印象はクール内でもトップクラスだったのだが、そこからは落ちる一方。

まず一番のガッカリポイントとして処刑少女要素が全然ないこと。
処刑したのが一話のモブだけという...。
あかりは特別な存在だから保留するにして、同時並行で別のターゲットを殺していくという風に、あくまで処刑少女としての仕事を描くべきだったと思う。
なぜか訳の分からない敵とばかり戦っておて、見たいものから逸れている感もあるし、グダグダやっている感も否めない。

急に「異世界人を殺す羽目になってたのは実はあのおばさんのせいなんだ!!」とか言われて喧嘩をし始めても、異世界人を殺す処刑少女としての場面が一話しかないもんだから共感しがたい。
てかそもそもおばさん自体存在感が薄いからそんな意外性のある展開というわけでもなく、唐突な印象を受けた。
おばさんの動機も死ぬほどしょうもないし、あの回でこのアニメはダメだと確信した。

実際おばさんとの戦闘後は良くも悪くも、普通のなろうになったなと言う印象。
この世界が異世界人から影響を受け近代化しているという設定に関しても大して活かされず、目の前に現れた敵を倒すだけという可もなく不可もない展開。
もう灯を殺すとかそんな話はどこか遠くへ行ってしまってるのでグダグダ感が否めなかった。戦闘自体も特段面白いということもなく、本当に普通。
中盤から後半になってくると百合もかなりごり押し感があって、百合好きの自分からしても正直きつかった。

あと、あの金髪のキャラは何がしたかったのか。電車の上で急に戦闘を始めたかと思ったらいつの間にかVSおばさんの回で共闘展開になっているし、その回だけかと思えば最後の敵との戦いでも共闘してるし、本当に何がしたかったのか。こんな共闘した後に対立されても茶番感しか。

まあただ、実は目的が一致しているという、灯やメノウの設定に関しては面白かったというか惹かれるものはあった。
タイムリープキャラをサブ主人公に据えた話と言うのも目新しさがあって良かったかな。
最終目標やラスボスが明瞭になったというのもあってどちらかというと最終回後の話の方が、グダグダ感がなくなって面白くなりそうではある(?)
フレアがラスボスで、自分の弟子を始末している"処刑少女"という設定も面白そう。一期の範囲だと本領が発揮できていない感は少しあった。

序盤は結構面白くて、中盤は微妙、終盤は普通と言った感じの作品ですかね。
キャラの作画に関してはずっと安定していたけど、作画は普通だった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
結構よさそう。あっ...。出だしは良かったのに、異世界転生の流れと「異世界転生!?」って驚く主人公のせいで台無し。
異世界転生の流れ雑すぎない?
いや、けど転生後にネガティブなのは結構いいか?
おい、主人公寒い会話やめろ。なろう特有のマヨネーズ推し。
知ってて草。これは...逆張りなろう作品?
おお、世界観がちゃんとしてる異世界っぽいな。
日本人街が出来てるって言う設定も面白い。ノブレス難民救済。
独自の世界観がある異世界久しぶり。どういうことだってばよ。
無能なナナ? 面白い説。葛藤を残しつつ殺すのがいい。
光学迷彩? 異世界人はノブレスVSファウストの戦争の道具?
予想以上に面白かった。ダークホース枠? かわいい。死なないで。
OPなんて? OP微妙だな...。

2話 ☆8
キャラデザほんと可愛いよな。鬼頭あかり? 焦りすぎ。
自分の傷もいやせるよな。追い打ちはよ。顔芸。これ百合アニメ?
列車あるのか。修羅場。なんか好きだわこのアニメ。

3話 ☆6
やっぱり百合枠だったかw 謎の化け物
ちょっと話それすぎじゃない? 作画頑張って。
異世界人を殺す話だけやってればいいのに。
あかり守るの草。よくある列車が止まらない展開。
エッッッ ??? このもし失敗したらの回想いる?
失敗したけどやり直したのでは?ってこと。

4話 ☆8
今回で結局話面白いアニメか面白くないアニメかはっきりしそう。
怖い。露骨な百合豚向け路線。

5話 ☆2
百合が露骨すぎる。なんでこいつと仲良くなってんの?
心読まれてる?w 何が起こってるんだ?
主人公に殺し依頼してた側がおかしかったってこと?
処刑少女全否定だしなんかなぁ。
いや、けど目的が若返りぐらいなら異世界人殺せるしそれでもいいんじゃないの? 純粋概念受け継がれるの?

6話 ☆6
ちょっとマシなたんもし枠って感じだな。ループものだった? 何があった? 誰の話がしたいのか絞ってくれ。
モモとババアとあかりの話同時にやられても。
いや、フレアに変装できたからといってなんで出し抜けた?
変装する意味あった? 結局これでもう処刑少女()やめるの?
全くやってなかったけど。
まああかりがメノウを信じてた理由は整合性あって良かったかな。
これでまたループなの? サクガンみたいな回想

7話 ☆6
OP好きになった。百合のごり押し。
この子がちゃんと異世界人始末してるとこ一話のあのモブ分しか見てないんだが。最終的にモモが敵対してフレア連れてくるオチありそうだな。
まだ薬飲ませたりしてるんかよw
アイアンメイデンって言うほど苦しまずに死ねそう。

8話 ☆4
この世界の総意として異世界人は始末しないといけないのね。
ちゃんとした理由が必要だよな
下品すぎるわ。麻薬(魔薬) あんまり魔物化に意味なさそうだが。
あかりが少しきつくなってきた。序盤は推してたアニメなんだけどなぁ。

9話 ☆3
なんかもうこのアニメきつい。
もう今更こいつと敵対しても茶番なんだよな。女には優しい。
何がトリガーになって未来が変わった?
何が面白くないんだろうなこれ。処刑少女要素がないにしても展開を結構工夫してるのはわかるんだが。

10話 ☆7
いや、復讐する気満々だったじゃんw なるほど?
フレアが禁忌でないと見逃したことが誤りであったということにしたいのか? 
捻くれてんな。生まれた マトリョーシカかな?
しょうもない会話やってないではよ進めろw
そういやこの世界近代化進んでて映画もあるんだったな。
その割には町は前近代風なのね。

11話 ☆4
敵が寒いわ。この金髪は何がしたいんだよ。
話は悪くないけど敵が生理的に無理。霧ってなんなんだ?

12話 ☆5
エンドロールまで見ろ。これはいいリョナ。
腕ちぎられるとこまでやってくれたら最高だった。
そこであの回想の場面になるのか。
これ結局ダラダラしてるだけで面白くないアニメだったな。設定だけ。

曲評価(好み)
OP「Paper Bouquet」☆8
ED「灯火セレナード」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 387
サンキュー:

11

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

素材は良かったと思うが活かせなかった感じ

何話か見て知ったけどGA文庫大賞の大賞作品らしい。

異世界転生してきた人間を殺すという異世界転生アニメへのアンチテーゼのような1話で、「お、これは面白くなるか?」と思っていたのだが…
そしてアカリの無邪気な感じにメノウがあっさり情に流されるのがちょっとなぁと思った。
そうならないと話が進まないし、メノウの心情の変化が見所なのはわかるけど…

全体的に見た感じテンポが悪い。
進みが遅い、引き延ばしてるとも思える。
1つのエピソードに欠ける時間が長いと思う。
アカリ召喚→列車でテロリストと対決&列車を止める→オーウェルとの対決→パンデモニウム
大雑把に分ければこれくらいのエピソードしか無い。
7話から最後までパンデモニウム絡みの話だったし流石に長すぎ。
モモとアーシュナがいがみ合うシーン何回も要らないし、パンデモニウムは話が長くてくどいし、もっと圧縮できたんじゃないかなと思う。
パンデモニウムみたいなサイコ幼女はイラッとするんですよね。
話が長い上に声優の演技が上手いもんだから余計にイラッとした(笑)

百合要素は無くても良かったかな。
アカリはすぐベタベタしようとするし脳内お花畑だし無駄に巨乳だし途中まで好きじゃなかった。
実はちゃんと考えてて見直したけど。
モモはメノウの事しか考えてないし、アカリに嫉妬するあたりはよく居る百合キャラ。

最後は良かったと思う。
アカリを殺すと改めて決意を固めるメノウ
私を殺してと願うアカリ
メノウの代わりに私がアカリを殺すと決意するモモ

ただ、ここに行きつくまでのストーリーが薄い。
メノウの気持ちがブレた後、アカリとの仲が深まるようなエピソードや殺すことに苦悩するシーンとかそういうの入れて欲しかった。
アカリにしろモモにしろもっと心情や関係の変化を大きく描いて欲しかった。
要は掘り下げ不足なんだと思う。
だから百合要素が無駄に見えてしまう。

もっと硬派な雰囲気にして欲しかったけどラノベ原作だし仕方ないか。
2クールにするか、もっと早いテンポで進めて欲しかった。
設定は良かったし話もそんなに悪くない感じなのに物足りない作品だった。
作画がよろしくなかったりしたし、ちゃんと作れば良い作品にできたのではないか。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 193
サンキュー:

11

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

アカリの設定やメノウの心情の遷移など面白い部分はそれなりにあるが、お世辞にも良作とは言い難い。オマージュ部分を自分の武器にできていない感じが強かったです。

最初に言っておきますが、世界観はそれなりに面白いです。日本の文化が流入した異世界、というのは他作には無い独特の世界観の構築に一役買っていると思います。

ですが、話に独自性やワクワク感がまるで感じられない。後述する他作のオマージュ感が強過ぎるせいでしょうか。

良い点
世界観は分かりやすい。
キャラのヴィジュアルが可愛い。
声優の演技も良い感じです。
戦闘シーンに目を瞑ればアニメーションは安定しています。
百合も趣味枠と割り切るなら悪くない。
主題歌は両方素晴らしいです。

悪い点
殺人をある種のテーマにしているのにコミカル描写のせいで無駄に軽い。せめて86並の重さが欲しい。
あからさまな無能なナナや魔法少女まどか⭐︎マギカのオマージュが目立ち、オリジナリティに乏しい。メノウとモモの関係の成り立ちややり取りは細かい差異があれど、とある科学の超電磁砲の御坂美琴と白井黒子ほぼそのまんま。
戦闘シーンのレベルがとにかく低い。絵コンテがズタズタで見ていて退屈だった。CGを導入しているシーンもあるが、それも手癖なろうレベルであり優れたものとは言えない。
敵味方かかわらず倫理観に欠けるキャラが多く、感情移入がほぼ不可能。ここはキャラ萌えを重視する人には致命的だと思った。

主人公のメノウが能力者に家族や町の仲間を皆殺しにされてしまい、暗殺者になる経緯は柊ナナ、無にする能力を持つターゲットは中島ナナオ、後に出て来る不死身のヒロインは小野寺キョウヤに能力あるいはポジションが似ており、これだけ並べると無能なナナに非常にインスパイアを受けている形跡があります。一つ二つならまだしも、ストーリーラインも1話だけだと非常に似ているので、オマージュで片付けられるライン越えてるんじゃ、とも思います。
しかもナナとの差別化を図ろうとして投入したであろう、とあるシリーズの白井黒子みたいな性格をした補佐官のキャラが完全に雰囲気に水を差すノイズになっています。人殺しの後にメノウとコスプレ鑑賞会みたいなのを始めたのがドン引き。黒子はシリアスの時は毅然とした態度で風紀委員(ジャッジメント)の仕事に臨んでおり、不快感を一切感じさせないのに対し、こちらのキャラは罪の意識を持って異世界人を手にかけているメノウを茶化す形で現れて百合ムードに入っており、あまり魅力を感じさせない登場シーンになっていました。
なろうアンチみたいな描写も無職や盾の勇者と違ってヘイト管理がまるでできてないから不快なだけだし、100万の命より露悪的にさえ映る。ビスコの二の舞を踏んで終わりそうな予感がします。

1話追記
元からもやもやはありましたが、他のところのコメントを見て腑に落ちたのでこちらに記しておきます。
この作品、1話から割とツッコミどころが多いです。ノブレスがした禁忌とされる異世界召喚があっさりファウストにバレるようなやり方をしている浅はかさはさることながら、召喚した異世界人を殺したり幽閉せずに放逐してしまうのもノブレス側からしたらファウストに手掛かりという餌をやるようなものでリスクでしか無いんですよね。ご都合主義にしても杜撰かと。
後の話も考慮に入れると、メノウを始めとした協会連中は迷い人の力が覚醒する前に殺すというスタンスで行動していることが読み取れます。
その考え方に則ると、手に負えないかもしれない異世界人の少年の力の発現に義理堅く付き合う必要はありません。殺すべきか悩んでいる?のかもしれませんが、それはそれで他人の命を奪う仕事柄、そんな甘い奴を協会に入れるのはおかしいって別のツッコミどころになりますし、結局は殺し屋風情みたいなものが高尚ぶって命の選別みたいなことをやっていることになるので気味が悪いですね。

2話
相変わらず補佐官のモモが重い雰囲気を壊しているのがキツイです。メノウもメノウでやたらと強いし、しばらくアカリ一人に付きっきりだろうからナナみたいなジャイアントキリングとか、1話で見られたこの手の作品で楽しめるであろうアンチ異世界ファンタジーの要素もこれからはあまり無いことが予想されます。加えて今回は戦闘も無いからひたすら地味な印象。
今のところこの作品に一番要らない百合要素ばかりが目立っています。
ツッコミどころもあり、メノウたちが迷い人を殺害によって根絶しようとしていますが、そんな非人道的なことに力を入れるより、大元である召喚者のノブレス階級の連中を封じた方が良いのではないかと思えるのもダメかなぁと。多分メノウら処刑人が迷い人の処理にあたり、別の連中がノブレスの対処にあたっている可能性がありますが、この辺りはストーリーを進める上で別に隠す理由も無いし、こうしたツッコミどころを無くすようにもう少しそうした組織体系などの内情を掘り下げるべきでしょう。
あとは迷い人に被害者ヅラさせちゃうのも、前述したツッコミどころと合わさって個人的には非常によろしくない。ナナは能力者たちに同情できる要素を極限まで削っており、ナナ視点において絶対に倒すべき敵だとこちらにも思わせる手腕が見事でしたが、こちらは設定作りやストーリー運びが非常に甘いせいで半端に同情させちゃう作りにしているのが萎える要因に。
メノウの心理描写もアカリに対して序盤ですでに揺らいでいて、彼女が処刑人というキャラ、性格という前提で考えると到底理解し難い。彼女あの感じからして結構殺したでしょ。多少他人と違うものを感じたからって即揺らぐものなのかと。メノウは当然、処刑人としての英才教育を受けているだろうから多少のイレギュラーですぐにそうなるとは考え難い。序盤は冷徹なキャラで通して、中盤あたりからアカリと関わっていくうちに暗殺者としての矜持と良心との狭間で葛藤……とかではダメなのでしょうか。

メノウ、モモ、迷い人、処刑人たちの組織体系、ストーリー運び……この辺りが上手く調理できていないからカタルシスが足りず、わたしには微妙に見えるのでしょうね。

3話
作画と演出、構成がしょぼいです。JCの酷い時のクオリティがモロに出ていました。アーシュナ殿下とモモの戦闘シーンを観ればわたしの言ってることが分かると思います。ターン制バトルしてるので。話自体は悪くはなかったけど構成がアレなのでアニメーションとして見るとそこまで良かったかといえば微妙な部類。

{netabare}反体制派のテロリスト襲撃→メノウたちがテロリスト撃退→モモvs殿下。並行してメノウが取り込んでいるモモに代わって機関室へ→捕縛されたテロリストたちが命と引き換えに騎士召喚→メノウvs騎士→騎士が動力炉破壊、動力炉暴走→モモと殿下が列車から放り出される→異変→アカリも機関室へ→騎士撃破→アカリと協力して列車止める。{/netabare}

こんな流れで程々に盛り上がりや伏線を仕込んでいたんですけど、いかんせん作画や脚本構成がしょぼいせいで盛り上がらなかった感があります。
電車が事故りそうな危機感を盛り上げるために必要なモブのパニックシーンを全く映さず、優先度としてこれより下がるアカリのエロシーンをふんだんに用意したり、戦闘シーンなのに動かずに会話ばっかりしてたりなど、全体的に拙さが目立ちました。
なんでどうでもいいエロに尺を割くのでしょうか……

3話追記
細かいですが、アカリがメノウの代わりに脱ぐ意味全く無いですよね。テロリストは脱がせるのが目的ではなく、隠していたメノウの教典や他の武装を奪おうとしていた(無力化が目的)ので、ここは単にエロくしようとする浅はかな考えしか読み取れませんでした。

4話
メノウが処刑人になるまでの大雑把な経緯とガルム到着の後、メノウに新たな任務が言い渡されるところが描かれました。
過去編はまあ良かったと思います。自己を漂白され、喪失したメノウがフレアに導かれ、新しい道を自分で選ぶ。暗殺者になることに対しては流石に感情移入はできませんが、すごく納得はできる経緯ではあったと思います。
この話の問題は大して付き合っていないアカリに対し、メノウがやたらとご執心なところ。1話で約半日行動を共にした男子を殺した人間と同一人物とは思えないくらいアカリにお熱になっています。列車でのやり取りは描かれている限りではそこまで濃いものとは言い切れないし、列車での時間操作(?)だってメノウの憶測でしか語れていないからアカリを命の恩人だと思うにはいくらなんでも実感が湧かないでしょ。アカリのキャラは別にそこまで庇護欲を唆られるものではないですし。
自己をまっさらにされたあげく英才教育を受けて暗殺者として感情を殺しているメノウというキャラクターの思考として、まだ短い、数日という付き合いのアカリをやけに気に掛ける描写はどう考えても無理があるんですよね。暗殺者になる過程でまともな人間性が身につくはずが無いのにコミュ力が高過ぎます。仮にこの展開が成立するとして、そんなメノウを処刑人に選んだフレアや彼女に不適任なアカリ護送を言い渡した婆さんが無能としか考えられなくなる。
こうして誰かを無能にしないと話が成立しないのはあまり良くないです。

4話追記
メノウは漂白されたゆえに他者の感情を吸収してしまい、感化されやすいという性質があるようです。わたしが上述したメノウに関する疑問点はこれを基に考え直すと一応解消はされるのですが、それだと今度はメノウが暗殺者としては不適格なキャラになるんですよね。いちいち他人に絆されるような奴に感情を殺して標的を殺す暗殺者は務まらないでしょう。メノウの人格設定からまず失敗しています。

この作品、心理描写をどう解釈しても絶対にどこかが綻ぶんですよね。なんでそう考えるのってなることが多いです。

5話
オーウェル大司教の命令で女性連続失踪事件の調査に出たモモとアカリの死を見届けるためにオーウェルと儀式場に向かうメノウ、儀式で自分が消滅するという真実を知らないアカリ。
調査の途中でモモは因縁のあるアーシュナと再会し、彼女に同行した先でノブレスが構築したとされる儀式場を発見する。
そこでアーシュナから外部の誰かがノブレスに魔法陣構築に手を貸しているという推測を聞かされたモモは焦るのだった。

列車のテロリストを手引きし、失踪事件にも関与した黒幕が誰か明かされた回です。自分勝手な野望のためにアカリを利用しようとするそいつを止めるべく、メノウは対峙することになります。

話自体はそこそこ良かったかなぁ。しかしまあ別に驚かされる展開ではありませんでした。読め過ぎて意識から外していたくらい。たんもし同様、所詮パッチワークに過ぎない作品ゆえでしょうか。
やっぱりちょっとオリジナリティ不足じゃないですかね。他作品でもありふれた展開をドヤ顔で出されても……。流石に全部オマージュだと萎える……。ナナとか超電磁砲の影響受け過ぎじゃない?コメディのノリはほぼレールガンだし、展開はほぼナナだしで“処刑少女”としての独自の顔が全く見えません。
しかも絵コンテ以前にパワーバランスの管理が雑だから戦闘が盛り上がらない。未だにどのキャラも実力の程が分からないんですけど。強いくらいしか情報無いんだけど。誰がどんな系統の技を使えるかも曖昧だし。普通5話も観ればそれくらい分かって当然なんですがね。
戦闘が話のメインではないにしても、バトルものとしてここまで面白さを欠いているのは初めて見ました。

5話追記 これまでを振り返って
生殺与奪をコンセプトとして扱うにしてはキャラの考え方や描写が浅過ぎるし、個人的に同じく人の命が軽いと思った86以上に酷い有様です。86の方はそうした命があっさりと失われていく、ある意味での軽さを作中の悲惨さに繋げている部分もあるので、この作品は単に作者の力量不足に拠るところが大きいと見ています。
この作品の場合は86みたいに異世界人をゴミのようにあっさり殺して、超電磁砲みたく後輩と先輩がコミカルにイチャイチャするついでになんとなくで懺悔してちゃ駄目でしょ。そんな軽さは個人個人の命の重さを説くことをコンセプトにしたシリアス作品には全く合わない。
色んな迷い人と出会い、殺して、その中で次第に深い罪の意識に苛まれる……そんな展開をさせつつ、メノウとモモが広大な世界を旅をしていくという流れならナナとの差別化を図れるし、所詮一個人に過ぎないアカリと、メノウが何話もかけてテンポ悪くウダウダやってるより余程見栄えが良いはずなんですよね。
やたらと作者のやりたがる百合展開も旅の中、疲れ切ったメノウとモモで傷の舐め合いみたいなことをさせれば無理なくできるわけで。別にアカリを無理矢理にメノウとのカップリングにする必要はこの作品には無いし、やっぱり初期構想から失敗していて、そこから歪にナナとの差別化に踏み切ってこうなったとしか思えないんですよね。

6話
話の流れだけ見ればかなり良くなったのではないでしょうか。そこは好印象。今回は布石を撒くのに終始していた前回と打って変わり、展開が大きく進みました。特にアカリの背景、目的がある程度明かされたので、この回で彼女に対しての印象は180度変わったと見て良いでしょう。
ただ、相変わらず戦闘描写は底辺です。戦闘メインじゃないSPY×FAMILYやくの一ツバキにさえ大きく劣る始末。
まず3話から触れていますがこの話も舌戦がメインで動的な描写がおざなりな傾向は変わらず強いです。
問題は絵コンテだけでなく、キャラクターのステータスが抽象的な面にもあります。メノウが中途半端に何でもできるせいでかなりの実力があるとされる黒幕や騎士型より強いはずの原色赤ノ理・天使に苦戦している印象は薄く、絵面はピンチなのに緊張感は薄いです。そこらの雑兵を一蹴できるくらいには強いらしいけど、所詮優秀な処刑人という肩書きだけじゃ説得力が弱いです。こういうやり方をするなら例えば転スラのリムルみたく様々な上位魔法や優秀な技能を扱える設定、いわゆる器用万能のキャラクターを主人公に据えてこそこの手の展開は活きるのですが、この作品は主人公のチート無双ではないので、メノウの基本戦法は導力の不足している自分の弱点を補うほどの膨大な導力を持つアカリを自分のストック代わりにするか、姑息な手段による時間稼ぎ頼みになります。メノウが常に冷静沈着なのもあってダラダラと起伏の無い戦闘を繰り広げるだけに終わっており、まさかの主人公が戦闘の地味さの元凶になってしまっています。同じ6話分で比べるとして、この時点からメノウと同じく、すでに様々な能力を使えていたリムルの方が技が詳しく分かりやすく納得もしやすいってどういうことでしょうか。
まず2話あたりまでに最低でも主人公であるメノウの具体的な能力はある程度見せるべきでした。視聴者の興味を惹くために強そうなサブキャラが実力をベールに包むならまだしも、無双系でもないのに視聴者が最も感情移入するであろう主人公のステータスが半クール終えてもろくに分からないのは悪手でしかないです。そもそも教典の有無で戦闘能力において何が違うのかすら分からないってはっきり言って異常なんですが。導力不足とやらの弱点もこの戦闘を含めて2回くらい触れている割に表面化しているような描写が無いし、はっきり言って死に設定です。
ジョジョのシーザーみたいなシャボン出したり、電気纏った鎖を出したり変なバリアだしたりと使える魔法属性、特技がチートでもないのに変に曖昧なのはご都合主義的になり、戦闘を盛り下げる要因にしかならないです。モモの能力も3話で制御できる力を見せた分だとなんか地味だし、暴走による暴れっぷりだけが独り歩きしているような……。
黒幕の動機が台詞だけで語られるのも微妙。一応ボス戦なわけですが背景を映像を用いて詳しく明かさずに即退場はもったいない。共感は到底できないキャラではありましたが、動機は終始一貫していたので掘り下げ方によってはより味のあるキャラクターにできたのに。

ここまでキャラの立ち位置や能力が煩雑になってしまうのならば、なろう系、HUNTER×HUNTERや呪術廻戦を見習って戦闘力などの等級や能力の分類はしておいた方が良かったと思えましたね。

7話
ガルムから巡礼路を通り、メノウとアカリは港町リベールに辿り着きました。

新章突入です。

今回は入ったら最後、生きて抜け出せなくなるという四大人災(ヒューマンエラー)の一つである霧魔殿(パンデモニウム)とリベールを根城にする自称第4階級“フォース”、その事実上のトップであるマノンと彼女と何かしらの関係がある少女の存在が仄めかされました。
全体的にはいつもの百合百合した寸劇をしながら新たな舞台の設定や謎をばら撒いた回です。
キャラクター関係などは1章終了段階からあまり進展していないので、今回は特に言うことはありません。霧魔殿におけるアカリ関連のエピソード以外では大きな展開も乏しくて、感想が出難いんですよね。

なので2章の評価は今のところ保留です。

8話
色々酷かったです。その酷さたるや、群青のファンファーレに迫るものと思います。

致命的だと思ったので点数を下げました。


何が酷いかというと、使い回しや焼き直しのシーンが多い上に話の進展や伏線撒きもほとんど無い点でしょう。つまり単純につまらない回でした。
話の内容は大まかにはリベールを侵している魔薬についての解説、3話のテロリストがフォース関係者だったのが判明したこと、マノンの目的がより明確になった点くらいで地味です。司教がところどころ怪しさを漂わせていますが、1章の黒幕が教会関係者なのもあって、彼女まで敵側だったというのは焼き直し感が凄いのでそんなことは無いのを祈るばかりですね。
使い回しのシーンは観れば分かりますが、HOTELリベールにてメノウが目を覚ました際にベッドから転がるところからアカリがお尻を振るまで、これを2回使っています。
あとはモブの髪の色を変えただけのシーンがあったり、画の動きを止めてベラベラ喋るだけの退屈なカットも多いのもあり、陳腐さに拍車を掛けています。
他の方も触れていますが、暴漢の襲撃や彼らが化け物になるくだり、アーシュナとモモの絡みなど、8話にもなって同じ話題をずっと擦っている感が凄まじく、シチュエーションは細かく違うものの3話をまた見せられた感覚に陥りましたね。
マノンのメノウに対するやり口もあの絵面では容易に予想がつきそうですし、ダメそうな匂いが一段と濃くなったと思われます。

かなりの辛口になりますが、色々と作品の底が浅いのを見せられた8話でした。

9、10話
9話があまりに謎だらけだったので感想は書き難いと考え、ある程度の謎が解けた10話と併せて記述します。
9話はマノンが主催するパーティの話。そこに潜り込んだメノウは自分に探りを入れようとしてくるアーシュナと交戦。アカリは物知り顔のマノンと会話をしました。
同時系列にて、モモは魔薬製造工場への潜入をしていました。
この話で気になったのは工場での出来事。
箇条書きにします。

・謎の少女は1日中アイアンメイデンに串刺しにされてなぜ生きているのか。
・ブービートラップに引っ掛かり、重傷を負って気絶したモモに対して、マノンは彼女に何かを仕掛けたのか。
・メノウへの復讐を考えているならモモを攫う方が誘き寄せるには都合が良いのだが、なぜそれをしないのか。

まあ大体この3つですね。

で、疑問は10話で大体晴れました。

少女の正体は四大人災に匹敵する化け物であり、アカリとはメカニズムが違うものの不死性を獲得していました。あの程度では死にませんね。
ブービートラップの件はマノンの目的が実は陽炎、メノウへの復讐ではないことが判明したので、モモにわざわざ執着する理由は薄いと思いました。

この辺りは設定がふわふわしているこの作品の中では比較的しっかりしていると思います。

問題点はとにかくテンポが悪いこと。メノウと万魔殿(謎の少女)の会話シーンはもう少し削っていいですね。代わりに協会による魔薬製造工場の調査のシーンを盛り込んだ方が締まりのある話になりました。あそこで死んだと思われた万魔殿の行方を匂わせれば、よりスリルを感じさせる効果を生み出せたものを、もったいないですね。
一応あの冗長なシーンには必要な情報もありましたが、立ち止まりながらどうでも良いことをダラダラ話し過ぎ。万魔殿のサイコパスアピールがくっそしつこくて10話Bパートは若干ゲンナリしましたね。
あとはアーシュナ殿下の必要性を最近感じないことでしょうか。1章はまだ王族の地位を活かしたモモの案内役としている意味はあったんですが、2章の活躍は不良たちのお山の大将というモブにやらせても良いような役回りなので、わざわざ出したのは疑問に思います。

テンポさえ良くなればまだ見られる話とは思いますが……。

11話
メノウvs万魔殿。途中にアーシュナの戦線加入やアカリvs万魔殿もあります。
基本的に6話同様、ボスキャラである万魔殿がべらべら喋ってのリベール編の種明かしや今後の伏線撒きがメインです。そして10話同様、これがまじで長くて戦闘シーンは案外少なめです。今回万魔殿の喋った内容は星の四大人災の話、自分が未だ霧に囚われているという話、万魔殿が出て来たのはアカリが原因だという話、裏でアカリの捻じ曲げようとする運命を収束させる絶対の意思が働いているという話、後は映画を撮りたいだとかの割とどうでも良い話ですね。
彼女の話は所々物語の核心に迫る重要な要素である一方、どうでも良い話が混ざることにより肥大化し、テンポを非常に悪くしています。
もう少し戦闘シーンで魅せながら会話を挟む、あるいは中身に乏しいサイコパス自慢を削ればスリムになるんですが、それをしないのがこのアニメなんですよね。

話の内容は興味深い部類なだけに、色々と残念さが残ります。

12話
万魔殿との最終決戦。戦闘の流れは6話とそこまで変わらなかったかな。メノウがピンチになってからアカリが彼女の導力源になって超パワーで敵を滅するというものです。尺の都合か、アーシュナサイドの奮闘は描かれませんでしたね。
今回やたらメノウがアカリのためと言っていましたが、あれこれ理由をつけてでも殺人を肯定するやり方に対しては拒否感が強く、やはり共感は難しいです。殺さないで済む他の方法も探す、とかならまだ共感しようがありますが。ここら辺は教会の思想に染まったせいでそんな考えしかできないメノウの頭が固い、くらいで流すべきなんでしょうか。実際葛藤しているものの殺す意思を貫いている辺り頭固いですし。
決着後、今回の件の黒幕であるマノン・リベールと万魔殿の関係についても少し触れられました。ここはかなり好きです。詳細は本編を見てください。
終わりはよくあるおれたたエンド。まだまだ話は続くことを匂わせながら終わりましたね。

とまあ無難な締め方でしたが、1章2章をまとめた上での感想としては微妙の一言。テンポの悪い戦闘描写がだいぶ足を引っ張っていました。理由があるとはいえ、人を殺しまくるメノウへの感情移入も主人公なのに難しく、他のキャラも大体頭のネジが吹っ飛んでいるのもあって好きになれるキャラは狂っていながらも行動原理に整合性があるアカリと比較的常識のあるアーシュナくらいだったかな。
話自体、終始無能なナナと魔法少女まどか⭐︎マギカを混ぜて薄めた内容であり、オリジナリティ溢れるような工夫も見られない。ここもいまいち観ていてあまり燃えることができなかった要因ですね。

総評して致命的なレベルではないものの、たくさんアニメを観ている人にとってはかなり既視感の強い内容なので、他の良作を蹴ってまで観る価値はあまり無いかなといった具合です。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 983
サンキュー:

11

もけもけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:----

続きが

1話をみて面白そうかな?と思ったのだけど、進むにつれて。。。ん?ん?ん?という感じに。
異世界ものって面白いのはハマるんだけど、話に入り込めないものは視ていて退屈です。
なんというか、惹かれるものが無いんですよね。
OPの曲だけはすごく好き。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 163
サンキュー:

3

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1話は衝撃的だったので

期待してみていましたが、残念な感じに。続きがあれば見るけどどうなるんでしょうか

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 133
サンキュー:

4

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これは、少女が少女を殺める物語

ここは迷い人が持つ能力によって世界が災害に見舞われた
だから能力が暴走する前に処刑人が処理しなければならない

だが、目的地に向かう最中、心に変化が起こるのか...?

メノウ=倉敷舞子(シンデレラナイン)
トキトウ・アカリ=トモエ・イヌイ(王国再建記)

モモ=やよい、刀華、叢、日南葵

開幕、ある少年は異世界に転生された
ここに来る前は、第三者や親に忌み嫌われていた少年だった
異世界に来ても最強の能力は無かった

しかし教会にてものを無に還す能力だと分かった
だから...
...ごめんなさい...これが私の務めだから
メノウは彼を殺めたのだった...
ここがもし別の異世界なら、貴方は主人公になれただろうに
世界を恨むしかない...

この異世界は迷い人を利用して軍事を企てる輩もおるため、殺めるのは仕方がないことだった
その後、メノウはお城にいるもう一人の迷い人の元へ...

2話
殺められない少女、それがアカリ
彼女は時間を巻き戻して、傷を回復してしまう
だから処刑場に連れて行くしか方法がない
これが長い全ての始まり...
だが一瞬メノウはアカリの中にある宇宙を感じ取った...
尚、モモは陰ながら追いかけることに

3話
乗った電車に賊が
この世界にも銃は普通にあるのか
だが、無茶はするんじゃねえアカリ
しかし倒した賊は、時限爆弾...
ではなく合体して騎士になる魔法を持っていた
その斬りつけが動力炉に当たってしまい、暴走
止めるためにはアカリの力を借りるしかなかった
けど...一瞬巻き戻ったあの時間は一体?

4話
迷い人を殺めないと、異世界はまた崩壊する
だから処刑人は自ら悪になるしか道は無い
処刑人は人殺しの機械なのか?
だが何故迷い人は異世界にやって来る?
このメカニズムを暴く日はあるのだろうか?

今日のアカリは観光に行きたかった模様、メノウと二人で
だが貴女は二日後に...
と思いきや、街に誘拐者がいることが分かった(フラグ)

6話
今日は二人で観光した
その夜、地下道におったモモに怪しい場所があることが分かった
そして運命の日が訪れた
が、これ自体、罠だった
「思った通りだ」
全てはアカリの能力のために...

ここでアカリは能力で部下を殲滅しメノウの元へ
他の子に殺されるなら、私はメノウに殺されたい
そう心の中で宣言したのだった(別人格が現れたことが発覚...じゃなくて周回してる?)

大切なリボンを燃やされたモモ
完全に雷切モードの刀華もとい、やよいでした

7話
やって来たのは港町
ここも通過点
全てはアカリを殺めるために
全てはメノウが殺してくれるように

海の向こうにある霧にアカリを流しても、時間が戻される
そこにいる魔物にも何度も周回で喰われたようだ
それでもメノウ自身で殺してと願うアカリだった

8話
仕方なく港に戻った二人
そこには市場が
はい、あ~んじゃねーよwww

だがそこに強盗が...どうやら列車を襲った面々と類似している模様
ナイフを囮に捕まえたのだが、何故か魔物に...このメカニズムは一体?
どうやらこの港の代表が作った魔薬で魔物になった模様

じゃあ主催するパーティに行きますか...
因みにモモがこしらえたドレスはアカリが着用しました~www
くぅ~嫉妬ですぅ~www

9話
この周回は何かが違う、そう感じ取ったアカリ
だって二人が交戦することも、茶会することも
前ではありえなかったから
アカリはどこかに行ってしまった

10話11話
領主であるマノンから生成された純粋概念
それがパンデモニウム
貴女を殺めれば一先ず終わる
だが、メノウの剣では殺められない...
やっぱアカリと共に...

12話
そしてこの二人の旅は続く
そしてメノウの師匠も動き出す

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 425
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7

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

破滅へ向かう美しさ

GA文庫と聞くとどっかのパチモン臭感じるのだがw
本作は大賞をとってプッシュされているとあって
観た感想としては魅力的だなと

主人公は表向きは神官
裏では異世界からの転生者を暗殺する
メノウという少女

世界観を最初に書くと異世界人は
純粋概念という特殊な能力を持ち
その世界に災いを及ぼす事から
神官が秘密裏に殺す事にしていた

幼い頃に異世界人の人災にあい
全てを失ったところでフレアという処刑人に拾われ
同じ道を辿っている

ある日教会から新たな異世界人の処刑対象が
メノウに下される
異世界人はアカリという少女

メノウは言葉巧みにアカリを誘い出し
背後からナイフで首を刺したが
直ぐに傷が修復されてしまう

アカリの純粋概念は時を巻き戻す事
直接攻撃での殺害ができないと知り
メノウはアカリと共に旅をすることになる

基本的なキャラクターは二人の他に
メノウの後輩で諜報役として暗躍するモモ

一国の王女だが生粋の武人で
世直し姫との異名を持つアーシュナ

この四人が相互関係を持ちつつ
物語が進んでいくというストーリー

メノウに指示を出していた大司教が
私欲のために禁忌を犯していたり

異世界人でヒューマンエラーと呼ばれる
パンデモニウムと名乗る少女が登場するなど

仕掛け的にも凄くわかりやすい展開で
その途中でアカリがタイムリープしていること
メノウは異世界との関わりがあるようなシーン
とダークファンタジーらしいストーリーになっている

制作はJCスタッフだがプロデュースに
「無職転生」のエッグフィルムが入っている

魔法や純粋概念の発動がカッコ良く見えるので
戦闘シーンに迫力を感じた

最終回でフレアがタイムリープ自覚していて
ものすごく先が気になっているんだけど
変則二期で10月ありませんかねorz

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 163
サンキュー:

8

区分所有者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

途中から面白くなる

始めの3話くらいまで全然おもしろくないですね。魔の純粋概念が登場したあたりから一気に面白くなります。11話目はなかなか面白かったです。

投稿 : 2022/06/11
閲覧 : 163
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2

ハリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

モモがナナすぎるけど、普通に面白い

上が最新レビュー。

レビュー2回目
(★4.1 -> ★4.5 )

まじで面白い。謎が多い感じで続きが気になる系アニメ。今の所、見るほどに好きになってる。
でキャラがいい

戦闘は微妙。笑


レビュー1回目
(★4.1)

とりま言いたいのは、モモってキャラの見た目が無能のナナのナナすぎる。そして序盤の展開もなんとなく似てる。

で、3話まで見た感想は、面白い。割と続きが気になるよ。笑
伏線というか、なんか考察が捗るような展開で、更にキャラも良いと思った。といっても、な〜んとなく予想はついちゃってるけど、ラノベ系に進撃レベルを求めてるわけじゃないし個人的にはほどよくそういった要素があるのが逆に良いと思ってる。

戦闘は微妙。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 246
サンキュー:

4

ネタバレ

織枝永久理 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

実に良い味の悪意です。

可もなく不可も無く万人に好かれる作品ですね、暇つぶし程度にはちょうど良いでしょう
純粋な人の悪意により構成された物語、迷い人の方には些か同情しますが特に思う事はありませんね、私個人としましては登場人物達にはもっと素直になってもらわれた方が宜しいかと、多くの者からすれば一見バランスの取れていない様に見えますが人の本質に焦点を当てて見れば納得のいく仕上がりです、なにせ人の本質は悪ですからね。
私としましてはこのまま欲望渦巻き面白おかしく繰り広げてもらいたいところですね、よく言うじゃないですか壊れるほどに美しいとそれでは次回に期待するとしましょう。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 104
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3

カメ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

主人公がくそビッチ

中二病全快アニメ
召還された人間を公務で殺害するという話は百歩譲ってありだと思うが
殺害対象と仲良くし信頼を培って行く様がキモかったが、
挙句の果てには手を握って「アカリ、私を信じてくれる?」とか
どの口がほざいてるのか。
罪悪感も敵対感もなしで騙しにかかっている描写が嫌悪しかない
こういうヤカラは詐欺や保険金殺人やるやつと理論が同じで吐き気がする
今後どんな正当な理由やフォロー展開があったとしても
この汚物描写が拭えぬだろう

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 276
サンキュー:

4

ネタバレ

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

良い意味で酷い世界

召還されて喜んだら、捨てられて最後は殺されるというなんも酷い世界。
ここは数多の異世界モノへの差別化かな。
最近は、異世界召還モノも裏が有って酷い目にあわされるというのが増えてきたね。
でも本作のメインキャラは不幸なモブ男子では無く、女の子同士の友情(百合モノ?)。主役っぽく登場したのにAパートで亡くなる野郎が不憫かも。

本筋の女の子のバディものは、二話目以降からはじまるようだ。

投稿 : 2022/04/11
閲覧 : 165
サンキュー:

2

ネタバレ

giwkalasge さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

タイトルなし

サクッと処刑

投稿 : 2022/04/10
閲覧 : 182
サンキュー:

1

ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

演出をもうちょっと…

パワーバランスを乱す存在である異世界人を処刑する女の子のお話かな?
舞台設定に関しては見るべき点もあって、おそらく練られた部分もそれなりにありそう
ただ1話の印象としてはかなり退屈

原因としてはやっぱり既視感が酷いってところ
{netabare}アニメ自体の構成が「無能なナナ」2話分を1話にギュッと纏めたような感じで、
男の子が能力に目覚めた瞬間に「あー…はいはいそのパターンね」みたいな感じになる
これは単純にシナリオの問題もあるけど、近い類型を持つ作品との差別化を全然意識していないアニメ制作にも問題がありそう
{/netabare}

そして展開が微妙
{netabare}巨乳がどうしたとか先輩と一緒にいたいだとか、本筋の進行からシームレスに脇道に逸れていくせいでメリハリがない
本筋の既視感が強いのもあって大筋の流れが読めてしまっているため、脇道に逸れたやり取りがただ冗長に感じてしまう
極端な例だけど、桃太郎が旅立つ直前になって爺さんが芝刈りの苦労を語り始めるような、
「今その話はいらなくない?」な場面が割と目立つ
このあたりの会話を軽く流せるタイプなら気にならないだろうけど、個人的にはかなりキツかった

会話のキツさはお色気の入れ方にも言えて、なんかとりあえずでおっぱい押し付けたり百合的なセクハラ入れたり、
ヒロインの武装がスリット越しの太ももから取り出されたり…
「こういうシーンが好きなんだ!」はすごく伝わるけど、それらを入れるタイミングはそこじゃないよね?みたいな感じ

設定面に関してもそうで、意図して伏せられた情報が今後の展開に繋がるのはわかる
ただ、そういうシナリオ進行上の意図と別に「描きたいシーンのために後回しにした情報」がちらほら見られる
そのせいで戦闘シーンになってもモブ達が何に驚いているかわからないし、モブの使う道具との違いも分からない

まぁこういう設定は「異世界モノによくあるやつ」と割り切れるラインではある
ただ、この作品の場合は「異世界チート」に対抗する構造をとっているので、この部分を後回しにしてほしくなかった
異世界人(日本人)がもたらしたものが知識チートに偏っているのも微妙な感じに視えてしまう
チート能力を危険視するに至った根拠も、それに対抗する手段も語られていないせいで、
「チートにチートで対抗するだけ」みたいな浅い対立にみえてしまう
権力構造の話やらヒロインが抱えているらしい秘密やら気になる部分はあるけど、そこへの話の進め方が全然上手くない
{/netabare}

ちなみにアクションシーンの動きに関しては正直かなり厳しい
単純に動きだけみればよくあるレベルなんだけど、BGMのセンスとの乖離が激しいせいで悪い点がより目立つ形
{netabare}ていうか敵にトドメを刺すシーンを3回3カットで描いているんだけど、これがちょっと無いレベルで安っぽい
敵はぽっと出のモブで、ヒロインは余裕を持ってナイフを振り抜いただけなのに繰り返し見せられても…
聖典を使った魔法みたいなことも出来るみたいだし、そういう大技を使うシーンならわかる
でも普通の雑魚戦を普通に描いただけの場面では何も印象的な要素がない

曲のセンスは個人的にはかなり好き
シナリオとアニメの出来を脇に置いても2話以降見ようと思えた
それだけに他の部分が楽曲に追いつけてないのが目立つのが難点かな…
というかセンスが単純に乖離しているので、これは楽曲制作の側にも問題があるのかな?
今の所はシナリオもアニメの出来も異世界テンプレと大差ないため、曲ももっと薄味な方向のがよかったかも
{/netabare}

曲のために2話以降も見る予定
ただし継続するかはかなり厳しいラインなので、物語の面白みがなくなったら視聴はやめそう

投稿 : 2022/04/04
閲覧 : 208
サンキュー:

7

ネタバレ

A3i さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

ちょーたのしみ

ちょーたのしみ
個人的に魔導の描写と列車の上の戦闘が期待

投稿 : 2021/04/15
閲覧 : 82
サンキュー:

1

JrUbH66017 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/08/17
閲覧 : 2

無限の黒ジャングル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/08/01
閲覧 : 0

ポテトモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/31
閲覧 : 3

める さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/31
閲覧 : 1

YOKUTO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/21
閲覧 : 3

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 1

ひろはる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/19
閲覧 : 4

Ricky さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/02/27
閲覧 : 2

チキンラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/26
閲覧 : 3

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/03
閲覧 : 4

ボンゴレ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/30
閲覧 : 5

たま さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/14
閲覧 : 5

たむじゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/30
閲覧 : 4

Akua さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 3

月桂樹 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 3
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処刑少女の生きる道 バージンロードのストーリー・あらすじ

かつて日本から訪れ世界に大災害をもたらした≪迷い人≫。彼らは過去に世界を滅ぼすほどの厄災をもたらしたことから「禁忌指定」となり、人知れず処刑する必要があった。≪迷い人≫の処刑を生業とする≪処刑人≫のメノウは、ある日、日本人の少女・アカリと出会う。いつものように任務を遂行しようとしたメノウだが、アカリの“とある能力"により失敗に終わってしまう。アカリを確実に処刑するため、彼女を連れて、いかなる異世界人をも討滅可能な儀式場があるというガルムの大聖堂を目指すメノウ。殺されるために旅をしているとは知らず純粋に楽しむアカリの姿に、メノウのなかで何かが変わり始めていた。――これは、彼女が彼女を殺すための物語。(TVアニメ動画『処刑少女の生きる道 バージンロード』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年春アニメ

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