♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キャラクターデザインが良さげだったので観てみることにしました。
こちらはライトノベルが原作なんですね。
観始めると,やっぱりキャラデザ割と好きかもと思う一方で奇を衒ったような展開に少し驚きました。
これは異世界転生モノの1つとして考えればいいのか,むしろ逆で,巷に溢れる異世界転生モノへのアンチテーゼで風刺的なものを描いたと捉えればいいのか…。
正直,物語のあらすじや展開は好みのものではありませんでした。
でも,そのわりに意外と楽しく観れたんですよね。。
まずは主人公であるメノウちゃんのキャラデザが可愛いということです。
アニメにありがちな,戦うくせに露出度高めなコスチュームじゃないところも好印象だし,短い髪がぴょんぴょん出てるポニーテールが可愛いです。
そして,そのメノウちゃんをこよなく愛するアカリ&モモもけっこう好きでした。
アカリはメインキャラクターのわりにちょっとキャラデザがモブっぽいかなとは思うけど{netabare},そのキャラデザに反して「何も知らないキャラ」じゃないところが面白いと思いました{/netabare}。
モモはメノウちゃんLOVEなところが取り敢えず可愛いです。
むやみな視聴者サービス(エロカット)が無いところも観ていてストレスがなかったです。
次にストーリーについてです。
塩の剣は『終わりのセラフ』の塩の王を思い浮かべちゃいました。
登場人物が使う魔導の演出が独特で面白いです。
ちょっとキリスト教っぽい感じがしますね。
物語としては,殺しが善―というか必要悪っていう位置づけなのがどうも居心地の悪さを感じるといいますか…。
主人公のメノウちゃんを全力で応援できない気持ち悪さを感じながら観ていました。
それに,そのターゲットであるアカリがメノウちゃん大好きな良い子なんですよ。
だから余計に…。
物語の展開が好みじゃないと書きましたが,それは後半特にです。
{netabare}第6話の大司教オーウェル。
あぁいうおばあさんキャラは優しくて偉大なキャラでいてほしかったんですよね。
なので,あの展開は驚きましたし好きじゃありませんでした。
なんだかマザー・テレサ味を感じてしまいました。。
そして,第11話&第12話。
このクールにおいてはマノン・リベールというかパンデモニウムがラスボスってことなんだろうけど,それにしてもしぶとすぎて観てるのがしんどかったです。
描き方もグロいし…。
あっさりやられるのもそれはそれで駆け足な感じがして好きじゃないんだけど,あぁもしぶといと「もういいよ(*´Д`)」ってなっちゃうんですよね。{/netabare}
で,終わり方としてはまだまだこれからって感じなので第2期是非やってほしいと思います。
声優さんについては特に何も思わず観てたんですが,EDのシシリアさんのクレジットを見て驚きました。
主題歌はOPもEDもどちらもけっこう良い曲だと思いました。
OPのMiliは知らないアーティスト(グループ)だったんですが,「金装のヴェルメイユ」でもEDで曲が採用されてましたね。
アニメーションはメノウちゃんがミイラみたいになるのが耽美な感じがして好きでした。
ただ,下からのアングルのキャラの作画が微妙だとは思いました。
EDは曲もさることながら画が絵本みたいなタッチで好きです。
曲は正直あまり印象には残らないんだけど…。
総合的には,ストーリーは好みじゃないもののキャラは魅力的で,そこら辺にある異世界転生モノとは一線を画すアニメだと思いました。
その一線を画すというのが,悪く言えば奇を衒ったストーリー展開だし,良い面で言えば凝った演出が魅力的に感じました。