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「ひぐらしのなく頃に卒(TVアニメ動画)」

総合得点
68.3
感想・評価
309
棚に入れた
967
ランキング
2178
★★★★☆ 3.4 (309)
物語
3.0
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.3

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ひぐらしのなく頃に卒の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

やぎゃあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

「ひぐらし」としては駄作、「うみねこ」としてはまぁ・・・

※前半は業/卒の全話完走後に書いたまとめレビュー、後半はリアルタイム視聴時に書いていた各話レビューになっています。
※「うみねこのなく頃に」の内容にも触れますので、その話は聞きたくないという方はBack
※私は思ったことを全て書ききりたい超長文体質です。読んでいただける方はセクションを開き始める前にざっと一通り眺めて、気になるところだけ読むのをお勧めします。

※最終話のレビューの後に、「うみねこ」の設定も踏まえた考察も書いてみました。当たっているかはわかりませんのであしからず。(考察部分は何か思いついたら ちょこちょこ書き足します)


【完走後のまとめレビュー】
業/卒を総括するとこんな感じでしたね。

①リアルタイム視聴者に対しては、放送前のプロモーション(番宣など)から既に失敗していた
②「旧作ひぐらし」は必修、できれば「うみねこのなく頃に」も履修しておくが吉
③「ひぐらしの世界観」をぶっ壊しすぎ

ーーーーーーーーーーーーー
① プロモーション(番宣など)については細かく愚痴りたいです。

ひぐらし業の「マニュアル」的な情報・・・例えば旧作と新作との関係性、業のコンセプトや楽しみ方などを、放送前からしっかり広報すべきだったんじゃないかと思います。少なくとも私は、制作側が仕掛けたサプライズのせいで、この作品との向き合い方を見誤りました。

どういうことかと言うと、{netabare}業の放送開始当初、制作側は「リメイク」なのか「続編」なのかを曖昧にしていました。タイトルも放送開始当初は『ひぐらしのなく頃に』とだけで、『業』を冠したのは話数が進んでからでした。これは制作サイドからしたら『サプライズ効果(ドッキリ)』を狙っていたのでしょう。

ゆえに放送開始当初は、多くの方が『リメイク』だと思っていたはずです。

しかし、そうすると視聴者はどう考えるか・・・?

まず、新規勢は「旧作を観てなくてもリメイクから入れば良いんだ」と誤解します。また古参勢にしても「リメイクなら、新たなミステリー作品として 3要素(誰が/どうやって/なぜ) を解き直す必要はないんだな」と誤解します。

一応 察しの良い古参勢なら、「鬼騙し編」のラストで展開が変わったことで、この作品との向き合い方を考え直せたかもしれません。しかし、私は『単に これも あったかもしれないカケラの1つってことでしょ?』と解釈して進んでしまいました。

よもや「黒幕も 手段も 動機も、何もかもが異なる惨劇」だとは思い至れず、『新たなミステリー作品として挑戦する』という発想自体を持てませんでした。(私は この情報はちゃんと広報すべきだったんじゃないか? と思っています)

そして新規勢も古参勢も ある程度話が進んだ頃に『絶対的な違和感』を感じますが、新規勢は『ここまで継続視聴したのにふざけんな!続編って知ってたら旧作から観ていたわ!』と思うでしょう。古参勢は『ここまで見進めちゃって、今更 謎解き目線で細かい描写を1話から確認し直すなんて面倒すぎるわ!』ってなるでしょう。私は初めから「新作ミステリーに挑戦するスタンス」で観始めたかったです。

短期戦略(PR)としての『ドッキリ要素』に何の意味があったのでしょうか?? 確かにドッキリはしましたよ?ただ、それ以上にムカつきました。急に続編ヅラしだしたことに。そのせいで「新たな謎解き」という視点を持てなかったのですから、憤らずにはいられません。しかもこのサプライズ効果は半年も保たないのですから。今となっては『旧作の続編』『業と卒のワンセット』という情報は出回っているのですから。

中長期戦略(PR)として『惨劇の世界を抜けた先で新たな惨劇に囚われてしまった梨花。どうかその真相をもう一度暴いてください(私はキャッチフレーズのセンスないので誰か考えてw)』とプロモーションした方が、新規/古参の全員が納得した上で視聴開始できたでしょう。

※最近の人にわかりやすく例えるなら・・・

ゲームのFF7リメイクにて、もし『原作はRPGでしたが、リメイクではアクションRPG化します!!』という情報を一切伏せたままプロモーションしていたら、どうなっていたと思います?

リメイクと聞いて “原作RPGを現代技術でまた楽しめるんだ♪” と期待して買った人々が、『フタを開けてみたらアクションRPGでした』と知って、どういう反応をみせると思いますか?・・・“わぁドッキリだよ〜w” と和やかな空気で済むと思います?

実際は制作サイドが前もって入念に『アクションRPG化する』という広報をしていたから、買う側もそれを納得の上でアクションRPGを買ったんです。この『作品に関する広報(周知)』と『ユーザー側の納得』が重要なんです。

それと対比させてみてください。

新作ひぐらしの放送に際し、『旧作ひぐらしの続編である』『旧作とは異なる3要素で描いた新作ミステリーである』という情報を伏せたことでどんな事態を引き起こしたか・・・。ちゃんとこのプロモーションの『デメリット』と向き合ったのか、小一時間問い詰めたいです。{/netabare}

ーーーーーーーーーーーーー
② これまでの各話レビューで「うみねこのなく頃に」の名前は伏せるようにしてましたが、もう伏せない方が良いと判断しました。「ひぐらし」と「うみねこ」の関連性を知っていた方が、よくわからない描写や思わせぶりな描写でいちいちモヤモヤせずに済むと思います。

{netabare}特に最終話にあった数々の描写は、明らかに「うみねこのなく頃に」の世界観に繋げるための描写でした。(私的には嬉しいサプライズでしたが、うみねこを知らない人にとっては・・・)

正直、思わせぶりな描写をしておきながら本作内でその関連性を描く気がないのなら、余計な描写を交えない方が良いのでは?と思っていました。こんなの「うみねこ」を知らない勢からしたら余計な混乱、無駄な推理を招くだけでしょうに、と。(まさか最終話で畳み掛けてくるとは思いませんでしたがw)

竜騎士07氏はインタビューで「うみねこを知らなくても楽しめるようになっています」とは言っていましたが、私が感じた印象はちょっと違いましたね。私は「余計な情報を交えたせいで、うみねこを知らない勢は話がよく見えずに憤りを感じたのではないか?」と心配になりました。

むしろ本作は「うみねこを知らなければ 納得できない作品」とさえ言えると感じました。

両方を知っている人は『この描写は本作の推理として必要な情報だな、この描写はうみねこにつなげる情報だな』と分別できますが、旧作ひぐらししか知らない人は『本作の全ての描写』をひぐらしの世界観で説明しようと試みるんですから・・・。①の話にも通じますが、だからこそ「この作品の楽しみ方(作品の位置付けなど)」をちゃんと広報すべきだったと思います。

でもなんだろう・・・「うみねこを知らない勢」を心配している自分と、うみねこに繋がる情報を求めている自分もいて、葛藤しながら観ていましたw

本作は「ひぐらし」単体の視点で観る分には率直に言って駄作な気がしますが、「ひぐらし」と「うみねこ」の繋がりを考察するためのアニメと考えれば、やや楽しめる部分はあると感じました。
{/netabare}

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(1)まず、「新作ひぐらし」の惨劇は、そこに至る経緯(動機)があまりにも稚拙です。「旧作ひぐらし」や「うみねこ」で描かれた経緯とは比べ物にならないほどにお粗末。

理由・・・ {netabare}「旧作ひぐらし」の黒幕には壮絶な過去があり、特に「うみねこ」はそれを凌駕するほど壮大な悲劇が起きており、感情移入しすぎて辛くなったものです。

しかし「新作ひぐらし」の動機は「梨花と離れたくないから聖ルチーアについて行く」、あるいは「梨花と離れたくないから雛見沢に縛り付けたい」、あるいは「沙都子と離れたくないから一緒について来て」・・・何にせよ ただの「わがまま」から生じているんですよ。

普通なら 納得いくまで話し合うなり 喧嘩するなりで流れて行く青春の1ページを、何とかして無理やり「大量殺人」や「凶悪テロ」に仕立て上げただけ・・・話の作り方が強引すぎです。{/netabare}

(2)また、ひぐらしにおける奇跡が『何でもありの安物』になってしまった気がします。

理由・・・ {netabare}旧作で起きた数々の奇跡は、積み上げた惨劇と後悔の末に垣間見える「解決の糸口」のようなものだったと思います。それはあくまで「きっかけ」であり、奇跡を起こして「ハイ 解決♪」とはいかないものでした。

しかし、新作で起きた数々の奇跡はもう「直接的解決手段」になっています。奇跡を起こして何でも解決しちゃうのは「御都合主義」というものです(詳細は最終話のレビューに書きました)。

「旧作ひぐらし」で起きた数々の奇跡のうち、「直接的解決」をしたのはおそらく1度だけ。最後の最後、{netabare}鷹野が羽入に向けて撃った銃弾を、時が止まった世界で梨花が取り除いた時だけ。ただし、それは鷹野が終末作戦を失敗して逃走した後・・・つまり梨花を捕らえ続けた惨劇に決着がついた後の話。

羽入がオヤシロサマとして鷹野の前に現れ、鷹野の罪を許そうとしたことで起きた描写であり、そこは梨花の物語の幕引きとして必要だったのではなく、鷹野の物語の幕引きにとって必要だったこと。梨花の惨劇自体はもう解決{/netabare}したエピローグ的な部分なので、そういうのは許容します。後味を良くするための飾り付け程度の「ご都合」は全然あり。{/netabare}

(3)世界観をぶっ壊したなぁと感じた点は他にもいくつかあります。

理由・・・ {netabare}「梨花は死の直前の記憶を保持できない」という大原則を 奇跡という建前でなし崩したり、数々のキャラクターを大した背景を描かずに惨劇の実行犯に仕立て上げたり、ドラゴンボールさながらのどっかんバトルに発展したり・・・{/netabare}


「旧作ひぐらし」のファンとして、また 特に“心”を大事に描いていた「うみねこ」のファンとして、なんだか裏切られた気分になりました。


あ、ちなみにドラゴンボールのような超常バトル展開になったのは、おそらく「うみねこ」成分を取り入れたせいだと思います。

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(超脱線:うみねこの世界観について)興味のある方だけどうぞ
 {netabare}うみねこは、自分の存在を認めさせたい「魔女 ベアトリーチェ」と、魔女や魔法の存在を否定したい「人間 バトラ(探偵役)」の、ミステリーに準じた謎解きバトルを描いた物語です(ただし ミステリーとも ファンタジーとも言い切れません)。

※主人公が否定したいのは「この世すべて」の魔女と魔法の存在ではなく、「自分の目の前で起きている惨劇において」の魔女による魔法殺人説を否定したいだけです。

まず魔女側は「人間には到底不可能であろう殺人事件」を次々に起こしていきます。探偵役である主人公は当然 殺害シーンを直接見ることはできません。主人公は探偵が行う一般的な調査手段と、犯人である魔女との直接問答から情報を得ることになります。

その際、魔女はその殺人シーンを幻想的な描写で再現してみせ「わらわが魔法で殺害した」と主張します(だいぶ語弊がありますが、知らない人への説明としてはこれで十分)。

一方、主人公(探偵役)は魔女と魔法の存在を否定したいので、魔女に見せられた幻想を拒絶し、人が死んでいるという「事件の結果」だけを信じ、殺人事件のすべてを「人間の手による殺人トリックとして立証を試みる」という物語です。

で、この世界は『主人公が殺人トリックの立証を諦めないうちはミステリーに、推理を諦めて魔女に屈服したらファンタジーになる』という、かなり独特な謎解き物語です。

ちなみに、魔女に殺されているのは主人公の親族一同とそれに仕える従者たちです。そして ひぐらしの梨花と同様、主人公が真相にたどり着けない限り惨劇のループに囚われ続け、無限に殺され続けます。{/netabare}
ーーーーーーーーーーーーー


なので「うみねこ」はひぐらし卒14話で繰り広げたドラゴンボール展開が霞むほどの「超常バトル(魔法バトル)」が展開します。でも「うみねこ」なら良いんです。うみねこの場合は {netabare}『これが魔法ではなく殺人トリックだと主張するなら立証してみろよぉおw できねぇだるぅぉお?w』という魔女ベアトリーチェからの挑発(宣戦布告){/netabare} と解釈できるので。

ただ、この世界観を「ひぐらし」に持ってきたのはかなりの悪手だと思います。この描写は「ひぐらしの世界観」をぶっ壊しています。「うみねこ」の世界観を受け入れた私でも、「ひぐらし」で同じことをされたら拒否反応が出ます。・・・特に『うみねこを知らない勢』からしたら、共感できる余地なんて一切ないでしょう。

(ちなみに、うみねこに興味を持った方はマンガかゲームをおすすめします。アニメは出題編までは制作されましたが、解答編の制作は頓挫しています)

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※ここからはリアルタイム時に書いていた各話レビュー(不定期)です。

【9話までの感想】====================

{netabare}ひぐらし業の後半・・・具体的にはエウアが登場してからずっと不安に感じていたのですが、ひょっとしてこの作品・・・「ひぐらしの世界観」だけでは全ての真相にはたどり着けないのでは?

いや、業で起きた「事件の裏側」は卒ですべて明かしてくれるんでしょうけど・・・『なぜ沙都子をこんなクズ人間として描かなければならなかったのか?』という部分が、ひぐらしの世界観だけで納得のいく説明がつくのか・・・。

もし・・・ もしもこれが『沙都子の意思ではない』という結末に持っていこうとしているのなら、いよいよ竜騎士07氏(原作者)の別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』の話をしなければならなくなるかも?・・・そうならないことを願っています。( “ひぐらしのなく頃に” は、あくまでひぐらしの世界観で完結して欲しいので)
{/netabare}

【12話の感想】=======================

{netabare}「業」の時点でものすごく不満を抱いたものの、最終話と同時に「卒」が制作発表された時点で評価を保留していたことがあったのですが・・・「卒」を踏まえても結局その不満点は最悪なままでした。

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何が不満だったかと言うと・・・{netabare} 赤坂と 茜さんと 公由のじいさんを 使い捨てにしたことです(圭一はもともと別のカケラで何度も発症した経緯があるのでさほど気になりません)。

いや、茜さんと公由のじいさんは物語上そこまで重要な役ではないのでまだ許容できなくはないですが、「赤坂」はあんな使い捨てにして良いキャラじゃないでしょ・・・。

なぜかって(旧作のネタバレあり→)・・・{netabare}旧作の暇潰し編は1編まるまる梨花と赤坂のエピソードでしたよね? そのエピソードの賜物(反動)があってこそ、祭囃子編(最終章)の結果につながったはずですよね?めちゃくちゃ重要なキャラじゃないですか。

旧作アニメでは尺の都合で詳しく描かれませんでしたが、赤坂が山狗の小此木の軍隊格闘に対抗できるほどに鍛錬を積んだのは、暇潰し編における誘拐事件での戦いと後悔があったから。赤坂が皆殺し編と祭囃子編で雛見沢に帰ってくるのは、暇潰し編での梨花からの「助言」と「ヘルプサイン」を信じたから。普通の赤坂なら ほぼ全てのカケラで梨花の言葉を信じず、惨劇が起きたのちに梨花の死を知り、激しい後悔に苛まれるのが常でした(つまり、赤坂にも圭一と同じような奇跡が起きています)。{/netabare}

部活メンバーはもちろんのこととして、「赤坂」「大石」「富竹」「入江」は絶対に使い捨てにしてはならないキャラだと思っています。

なぜなら(旧作のネタバレあり→)・・・{netabare}鷹野の『終末作戦』を表舞台で阻止したのは部活メンバーですが(山狗たちとの徹底抗戦)、裏舞台で「山狗の一時撤退→仕切り直し」という選択肢を潰したのが「赤坂」「大石」「富竹」「入江」なんですから。(赤坂は表でも大活躍。あとキーマンとまでは言えないかもしれませんが、裏の功労者に「詩音」と「葛西」も加えてあげたい)

たとえ部活メンバーが山狗部隊を退けたとしても、重火器を持って再戦を挑まれたらどうなっていたかわかりません(この戦闘は日中かつ棉流し当日で人が多いため、山狗部隊は拳銃使用は認められていません。人目がつかない裏チーム側では銃撃戦しまくりですが)。

その『撤退後の選択肢』を潰してくれたのが大人たちでしょう。

赤坂はかつて「梨花の予言」を聞かされていた者として、大石に詳細を告げて真相究明のための仲間に引き入れ、なぜこんな予言ができたのか 改めて二人で梨花の話を聞きに赴きました。時を同じくして、梨花は入江から「自分が死ぬことで終末作戦(雛見沢大災害)が決行されること」を聞き出せており、入江と二人で「鷹野に殺される可能性がある」と富竹に警告しています。そして大石・赤坂がその話を立ち聞きできたことで、ようやく警察側と入江機関側が腹を割って情報共有できるようになりました。

梨花が暇つぶし編で告げたオヤシロ様の祟りの予言を、『赤坂が信じなければ』この舞台は整いません。

入江は、入江機関所長として把握していた「終末作戦(雛見沢大災害)」の詳細を全員と共有し、特に大石に対しては「オヤシロ様の祟りの真相を全て入江機関要因で説明できる」とも告げました。梨花は、部活メンバーと相談できたことで導き出せた「仮説」を披露します。

一通りの情報を共有したことで、富竹は「本当に自分が殺される可能性がある」と信じて警戒するようになり、また大石は長年園崎家が黒幕だと思っていたことが誤解だと知って和解できました(園崎家の協力が得られるようになる)。大石は「終末作戦」に対して「48時間作戦」という罠を仕掛け、警察内で“東京”の息がかかった諜報員をあぶり出して園崎県議に引き渡し、富竹は入江機関と“東京”の連絡員として機密管理などのための『番犬部隊』を招集してくれました。{/netabare}

祭囃子編の結末にたどり着くためには、必ずこの4人が『真の肩書き』として出会わなければなりません。この4人それぞれが持っている情報と人脈が、本当の意味で惨劇を終わらせたのですから。そのきっかけを作ったのが『赤坂に起きた奇跡』でしょう。

このキーマンたちを惨劇の首謀者に仕立て上げるなら、相応のエピソードがないと納得...というか満足できないです。

大石刑事の惨劇はしっかり描かれて満足できたのですが、赤坂だってあれくらいの物語はあって欲しい重要なキャラだと思うのですが・・・。卒で付け足された要素なんて『沙都子の仕業でした。以上』だけって・・・。そんなの業でわかっていることなんだから、もうちょっと何かあって欲しかったです。 {/netabare}
ーーーーーーーーーーーーー

話は飛びますが、羽入の角のヒビの意味、それが12話で修復された意味、羽入とエウアとの関係性・・・この辺の設定って結構昔の竜騎士07氏のインタビューを聞いたことがある人じゃないと意味がわからないのでは?

いや本作中でも「あれは○○の出来損ない」とかは言ってましたけど・・・。そもそもエウアがどういう存在で、どういう立場でこの物語に関わっているのかってのは、別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』を知らないと訳がわからないんじゃないでしょうかね?

私は両方のファンだから別に混乱していないですけど、ひぐらししか知らない人は話ついていけているんでしょうかね?
{/netabare}

【13話の感想】=======================

{netabare}もう何もかもが御都合主義に感じて来ました・・・。特に今回は「そこだけは設定変えちゃダメでしょ!」って所を、奇跡という建前で変えてきましたね。まぁ12話で羽入に起きた変化からして、こうなることは覚悟していましたけど。御都合主義はその変化からすでに始まってますね。

ーーーーーーーーーーーーー
私が納得いかなかった点は・・・{netabare}奇跡によって「梨花が死の直前の記憶を保持できるようになったこと」です。

「そうは言っても、旧作でも何度か同じような奇跡が起きたじゃん」と思われるかもしれませんが、明確に違う点があります。

例えば旧作の罪滅し編でも、圭一が「別のカケラの記憶を垣間見る奇跡」が起きていますよね。そして魅音に謝罪する一幕が。

圭一に起きた「奇跡」については、私がその発想に至らなかったというだけのことで、物語のルール上禁止していないのだから、いつそんな奇跡が起きてもOKなんです。

圭一以外でも「部活メンバーや大石・赤坂・富竹・入江たちが、別のカケラの記憶を垣間見ることなんてあり得ません」なんて一言も言っていないのだから、いつどんな奇跡が起きてもOKなんです。

しかし、梨花だけは違います。梨花だけは物語上『絶対的な制限』がかけられていたはずです。

ひぐらしの世界すべてを通して『梨花は死の直前の記憶を保持できない』という大原則ですべての物語が作られていました。それは羽入が不完全な存在だから(詳細割愛)。ゆえに『自分(梨花)を殺した犯人だけは絶対にわからない』はずでした。その大原則だけは普遍であって欲しかったのですが、今回そこをぶっ壊してきたということです。

ならばこう考えられませんか。・・・その奇跡を起こして「犯人当て」をして良いのなら、旧作の惨劇ループなんて1回で十分じゃないですか?と。いや、1回はさすがに少ないか。

ただ100年も1000年も惨劇を繰り返す必要なんてないんじゃないですか?あの人(黒幕)が直接手を下す惨劇のカケラを引ければ、その記憶を保持すればもう「犯人当て」は即終了ですよね。そこからは対策を講じるために何回かループし、数手でチェックメイトじゃないですか?

「超常的な能力で犯人を当てる」って、別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』の中で散々説明してくれた、ミステリーで絶対にやってはいけないことに抵触していますよね(ノックス十戒とヴァンダイン二十則)。

もちろん、ひぐらし卒の時点ではもうミステリーではありませんが、だからってこんな酷い犯人当てがあって良いんですかって・・・(ひぐらし業まではミステリーと言えますが、業の時点ですでに犯人は明かされているので)。

旧作での序盤のコンセプトにしたって『これは “オヤシロ様の祟り(ファンタジー)” なのか “殺人事件(ミステリー)” なのか』を問うており、圭一が「どうか真相を暴いてください」と出題しているのですから、旧作もミステリー要素はあったはずなんです。旧作は皆殺し編で大石を味方に引き入れたことで、ちゃんとロジカルに黒幕を究明したんです。

だから本作もなるべくならミステリーの原則に準じ、「ひぐらしの世界観」をちゃんと保って欲しかったです。

ちなみに強いてひぐらし卒をミステリーで例えるなら、刑事コロンボや古畑任三郎スタイルですかね。冒頭であえて犯人も犯行方法もバラした状態で、『どうやって探偵役がその犯人に迫っていくのか』を描くスタイル。

なのに『古畑任三郎が捜査中に突然超能力に目覚め、唐突に犯人を言い当ててしまう』なんてことになったら・・・駄作にもほどがありますよね。この13話のシナリオはまさにこういう内容なんですよね。{/netabare}
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<余談:原作と脚本について>
{netabare}業の頃からなんとなく違和感を感じていたのですが、これ・・・よくよく考えたら竜騎士07氏は新作ストーリーにほとんど関わっていないんでしょうかね?

原作者として名前がクレジットされていたので、てっきり竜騎士07氏がストーリーを描いているのかと思い込んでいましたが・・・よくよく考えればそもそも「業/卒そのものの原作」は無いですもんね。このクレジットの意味は、本当の原作(無印のPCゲーム)のこと・・・ですかね?

なので新作のストーリーを描いたのは別人なのかも?・・・きっと。そう考えれば、やっと合点がいきます。

別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』で、ノックス十戒や ヴァンダイン二十則を組み込んだ緻密な物語を描き、その作中で「事件を起こす動機(心)」の大事さを熱く語り、登場キャラが「(推理において) 心をないがしろにするんじゃねぇ」と何度も口にしていました。実際、それに見合うだけの壮大なストーリー(心)がちゃんと用意されていました。

旧作ひぐらしにしたって、数々の惨劇を誘発させていた黒幕には、その凶行に駆り立てるだけの動機がちゃんとありました。そして、それを少なくない話数をかけてしっかり描いてくれました。

竜騎士07氏の作品は、ちゃんと『心の機微』が克明に描かれていたんですよ。少なくともこれまでの作品では。そんな原作者が、本作のような「心をないがしろにしまくった 精神崩壊ストーリー」を描くとは思えませんからね。別人が描いたストーリーなのであれば腑に落ちます。

本作は『凶行の動機』がまったくもって意味不明なんですよ。動機は『沙都子が梨花と雛見沢でいつまでも楽しく暮らしたい』と・・・。全然納得はいかないですが、一旦それで理解しましょうか。

しかしそこをスルーしても『何故そこまでの執着を見せるのか?』すらもさっぱりわからない。仲間を再び惨劇に突き落とし、それどころか仲間が凶行に及ぶよう企て、時には自らの手で殺しもする。それらの行為に対して何も思わないほどの『狂気』を発揮する理由がまったく描けていないと思います。

じゃあ、例えば梨花が結婚して沙都子にかまう時間がなくなった時、それすらも沙都子は許さないのでしょうかね??遅かれ早かれ、いつかは『それぞれの人生を歩み出す時』が必ずくるはずですが。

それが惨劇の出発点となった最初のカケラでは『聖ルチーアへの進学』だったのでしょう。そして普通に考えれば、沙都子が聖ルチーアへの進学を諦め、それぞれの道に進むことを受け入れるべき事でしょう。しかし、沙都子はそれだけは受け入れられなかったんですよね?なぜかは知りませんが。大量殺人をもいとわないほどに。その愛すべき梨花を無限に殺しても構わないほどに。

ならば『梨花に対する常軌を逸した執着』にそれ相応の理由が無いと、物語としてめちゃくちゃ不自然なんですよ。遅かれ早かれ必ず別々の人生を歩む将来が来るのに、『大量殺人』を犯してでも『凶悪テロ』を起こしてでもそれを拒むだけの理由が。

私がこの物語に抱いた評価を上方修正するとしたら、『沙都子があれほどまでに梨花に執着する理由』をちゃんと描いてくれたら、もう少しマシになるかもですね。まだ納得いく理由を聞いていないので。・・・まさか聖ルチーア編だけで描き切ったつもりなら、「心をないがしろにすんじゃねぇ」と言わせてもらいましょうかね。

まぁ、もう動機の掘り下げについては「シナリオライターのエゴに巻き込まれ、沙都子がただのクズに成り果てたから」という事で諦めていますが・・・。{/netabare}

さてさて残りあと・・・2話ですかね? いろいろ書いてしまいましたが最後まで事の顛末を見届けたいと思います。
{/netabare}

【14話の感想】=======================

{netabare}これは完全にやらかしましたね・・・もう落胆を通り越して笑えてきました。もう理屈抜きの勢い任せのアニメになっちゃいましたね。

ーーーーーーーーーーーーー
今回の不満点はもはや致命的・・・
{netabare}
何これ、急にドラゴンボールでも始まったんですか? いや衣装チェンジがあったから魔法少女モノですかね? あの超常バトルはどうしちゃったんですか?ww

これが別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』だったら、魔法バトルの演出は許してましたよ。でもこれ、『ひぐらしのなく頃に』ですからね?ちょっとおイタが過ぎるのでは?

しかもバトル中にコロコロ場面転換しましたが・・・あれ、何を意味していますか?勢い任せで見過ごせる描写じゃないですよ。

時代も年齢も服装もコロコロ変わってましたよね? 指パッチンの描写も何度かありましたよね?まさかとは思いますが・・・そのたびに「死に戻り」してますか??

よもや『新作で追加した設定』は忘れてはいないですよね?

『沙都子は梨花が死んだ後に自分が死ぬことで、梨花の意識の飛び先のカケラまで追いかけることができる』んでしたよね?? 沙都子の慢心をたしなめるように、エウアが何度か釘を刺して説明しましたよね?

ということは、突如始まったあの超常&連戦バトルは
①『必ず毎回 沙都子が勝利し、梨花を殺し続け、沙都子が追いかけ続けた』

しかも鬼狩柳桜(おにがりのりゅうおう)を奪い合っているにも関わらず、
②『毎回 鬼狩柳桜を使わずに普通の凶器で梨花を殺し続けた』

という描写として解釈しろということでしょうか。もしあの場面転換中、1度でも沙都子が先に死んでいたら、ありえない光景ですからね。

ということは、あんな接戦しているようでいて、その実「梨花はクソザコ。あれは一方的な殺戮ショー」って脚本ですか?えぇ・・・。

もしくは、二人とも「死なずにカケラを飛び越える力」すら手に入れちゃってます?

っていうか、エウアが釘を刺した設定が結末の肝になると思っていたのに、いつ活きてくるんでしょうか?最終話?・・・実はこの設定どうでも良かった????

ちなみに、私はてっきり沙都子が先に死んでしまい、梨花の上位世界の意識を見失い、梨花は沙都子から永遠に逃げ続け、沙都子は梨花を永遠に追い続けるという愛憎劇を妄想し、

それが別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』の『{netabare}奇跡の魔女 フレデリカ=ベルンカステル{/netabare}』と『{netabare}絶対の魔女 ラムダデルタ{/netabare}』の2人の関係に繋がっていくのかなぁ・・・なんて予想していたのに。

で、もちろんエウアは『{netabare}観劇の魔女 フェザリーヌ=アウグストゥス=アウローラ{/netabare}』と同一人物なんだろうなぁって想像してたのに。

今回「ひょっとしてその辺のクロスオーバーしている世界観に切り込んでいくのか!?」と、ちょっと期待してしまいましたが、このままだと匂わせすらないまま終わりそう・・・w
{/netabare}
ーーーーーーーーーーーーー

<余談:原作と脚本について> (※大幅修正しました)
{netabare}私が最初に書いた内容に誤解があったので訂正しました。訂正前のコメントを読んだ方、申し訳ございません。この項目は改めて書き直しています。

[シリーズ構成(脚本の総責任者)]
 ハヤシナオキ(久弥直樹)

[各話脚本]
 鬼騙し編1〜4 ハヤシナオキ
 綿騙し編5〜8 川口敬一郎
 祟騙し編9〜13 ハヤシナオキ
 猫騙し編14〜17 ハヤシナオキ
 郷壊し編18〜24 ハヤシナオキ

 鬼明し編1〜3 ハヤシナオキ
 綿明し編4〜6 ハヤシナオキ
 祟明し編7〜11 ハヤシナオキ
 神楽し編12〜15 ハヤシナオキ


(訂正)
原作と脚本の関係について、竜騎士07氏が業の終了後にインタビューを受けていたようです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
記者
「アニメ制作についてですが、竜騎士07さんが書いたプロットをアニメスタッフに預ける形で制作しているんですよね。」

竜騎士07
「そうです。(中略)もちろん、私も監修という形でシナリオやコンテに関わらせていただきましたけど、“ちょこっとセリフを修正する程度” でした。

(中略)
私自身の感覚としては、魚市場から200キロのマグロを仕入れて、それをアニメスタッフの方々にドーンとお渡ししただけという感じなんです。それを川口監督が見事に解体して、さらに脚本のハヤシナオキさんがキレイに三枚におろしてくださったというか。

(中略)
私はアニメに関しては素人同然ですし、プロットもそれを意識したものではないので、うまく捌いていただけたなと思います。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ということで、物語の「骨組み」自体は竜騎士07氏が組み立てて、

キャラの心情・行動・セリフや、各シーンの描写、どこに時間をかけるかなど、細かい話の「肉付け」をしていったのが前述の作家さん2人という感じみたいですね。(もちろん そこに演出家なども加わってくるのでしょう)

ミステリーで言うところの「who:沙都子、why:梨花と雛見沢で暮らしたい、how:死に戻りの力で梨花の心をくじく」という大筋を描いていたのは、竜騎士07氏ということでしょうね。

ということは「沙都子をクズに仕立て上げる」という方向性を決めたのも、竜騎士07氏本人ということになりそうですね。脚本家は、どれくらいのクズにするかの「さじ加減」を考えて脚本を用意した・・・ということですかね?

そしてインタビューの中で、竜騎士07氏が猫騙し編(聖ルチーア編)の脚本で「沙都子の内面をちゃんと描けた」と満足していることが、何よりもショックでした。私はあそこが一番不満に思っていたので。どこが描けているんだよって。

ひょっとして竜騎士07氏や脚本家陣的には、沙都子と梨花の言い分(正当性)は50:50だと思っているんでしょうかね?? 私的には梨花100:沙都子0、いや譲歩しても95:5くらいだと感じていますが。あれじゃ沙都子がただクズなだけですよ・・・。

そもそも「沙都子は勉強ができない」「梨花と離れたくない」という前提に則った上で、沙都子の内面に対して2点つっこんでも良いでしょうか。

沙都子の内面に関するツッコミ①
{netabare}沙都子は少なくとも2度は聖ルチーアでの学園生活を送っていますよね? 沙都子は2度目以降で何を変えようと努力したんですか?? アニメの中でこの流れを完全に省きましたが、沙都子が「2度目以降にどんな努力をしたのか」は非常に重要なことだと私は考えています。

旧作の梨花の場合、常にみんなが生還する幸せな結末を迎えるための「奇跡」にたどりこうと、努力し続けましたよね。それが旧作のすべてのカケラに共通していた梨花の心情。

じゃあ新作の沙都子は?・・・梨花のセリフから推察できるように、どの世界でも「沙都子は梨花のせいにし続けただけ」じゃないのでしょうか?しかも「みんなのため」ではなく、「自分のため」のループですからね。

1度目で勉強ができなくて落ちこぼれたなら、なぜ2度目以降で素直に「梨花の助け舟」を受け入れなかったのでしょうか?

そもそも大前提として、梨花の助けを借りて受験も乗り越えたんでしょう? 梨花は同情しているわけでも、見下しているわけでもなく、沙都子と進学したかったから手を取り合ったわけで。沙都子も梨花の気持ちと助け舟を受け入れて一緒に進学したはずなのに、なぜ今さら意地を張るのでしょうか?(・・・それは梨花が学園に順応していく様を僻んだからですよね?つまり ただの逆恨み)

1度目で学園で孤立したことを悔いているのなら、なぜ2度目以降で「梨花の招き」を受け入れなかったのでしょうか?

これは単純に沙都子が友達作り、あるいは高校デビューに失敗しただけのこと(ただし、進学して友達作りに失敗することはよくあることなので、この点だけは同情します)。しかし、それを梨花のせいにするのは沙都子の性格が歪んでいると思います。しかもせっかくループする力を得たのに、同じことを繰り返したのならそれはもう沙都子の問題です。

どちらにも共通して言えますが、1度目と同じことをすれば「何度だって同じ結末を迎える」のは当然でしょう。だから「沙都子が何を努力したのか」は重要なんですよ。このストーリーはそこを軽視していると思います。

さらに、これが致命的。

1度目で『どうやっても自分は梨花のようには変われない』と悟ったのなら、なぜ2度目以降も『聖ルチーアへ進学しよう』と思ったのでしょうか?普通に考えれば、そこが2人の人生の「最初の分岐点」でしょう。・・・ここに関して『沙都子が梨花に妄執する理由』が何1つ描けていません。

ゆえに私の印象では、聖ルチーアに順応すべく自分を変えていこうとする梨花に対し、沙都子がそれを僻んだだけのことだと解釈しています。だからいくら沙都子が梨花を糾弾しようと、『沙都子が僻み根性丸出しにして噛み付いている』ようにしか感じません。ゆえに動機が恐ろしくチープだと感じています。

梨花と沙都子の正当性を50:50のつもりで描いているのだとしたら、もう意味不明です。
{/netabare}

沙都子の内面に関するツッコミ②
{netabare}たかが神経衰弱(ゲーム大会)で完封勝利する演出のために「死に戻り」するような人間が、そして現にそれを丸暗記できてしまう人間が、何で「テストの答案」ごときを丸暗記できないんですか。神経衰弱の盤面を丸暗記するより、テストの答案を丸暗記する方がはるかに楽ですよ。

しかも、ただの一夜漬けによる丸暗記ではないですよね? あれって勢い任せでスルーできる描写じゃないですよ。

沙都子と梨花は「たった1日だけ」をループしているわけではないはずなので。沙都子は梨花の死後を追いかけながら、時には「数年間」巻き戻ってからゲーム大会の日を迎えているわけで、長い月日の中のたった1日、その中のゲーム大会の盤面を、「巻き戻った分の月日を過ごしながら記憶を保ち続けている」んですよね。・・・ただ事じゃないですよ。

それとも、あの指パッチンの描写は・・・「梨花を殺さずに沙都子だけが自殺し、梨花がそのカケラを離れる前に戻ってこれて、沙都子の自殺の数分前から再スタートできる」ような使い勝手のいい能力だったんでしたっけ?この場合は『沙都子が先に死んでいる』としてもその事実は都合よくスルーできるんでしたっけ? それだったらあの記憶力は「一夜漬けや瞬間記憶程度のものにすぎない」と認めますけど・・・そんな設定は聞いた覚えないですよ?

ならば「テストの答案」だけを記憶できない道理がない。勉強なんかできなくたっていい。神経衰弱と同じように「丸暗記」すれば良いだけなのだから。それなら聖ルチーアでも「勉学」で落ちこぼれることはないですよね。

まぁテストをやり直すために、どうしても死に戻り(梨花との心中)が条件にはなってしまいますが、「梨花や仲間たちを無限に殺し続ける」よりもよっぽど楽な覚悟で済むはずでは?

あ・・・、というか「梨花を屈服させる」という思惑が生じてしまったから梨花の死後を追いかける必要があるだけで、単に「自分がやりなおしたいだけ」なら梨花の意識を追いかける必要はないから、沙都子は一人で死んでも構わないですよね。なら余計に「梨花を屈服させようと思った正当な動機」が欲しいところですね。正当ってのは逆恨みや僻み根性丸出しの動機以外で、という意味で。{/netabare}
{/netabare}

あぁ・・・次が最終話か・・・どう収拾つけるのでしょう。 {/netabare}

【最終話の感想】======================

{netabare}呆れた・・・もう呆れるしかないです。

私がこれまで散々文句を言ってきたこと・・・というか誰しもがそう感じていたであろうことが・・・まさか「最終話の結論に持ってくる想定」だったから、こんなにも無茶苦茶で回りくどいシナリオになっていたなんて。

ーーーーーーーーーーーーー
何が回りくどいって・・・

{netabare}まず、私は業の聖ルチーア編の時から一貫して『沙都子が聖ルチーアに順応できないのなら、梨花は梨花の道を、沙都子は沙都子の道を歩むのが当然の摂理だ』と指摘してきました。「自分の進路は自分で決めるもの」ですし、「親友と進路を違える」なんてごくごく普通のこと・・・誰しもが経験することなのだから、と。「親友と離れたくない」なんて稚拙な動機で大量殺人や凶悪テロなんてされたらたまったもんじゃないですよ。

また卒に入ってからは『大量殺人や凶悪テロを起こしてでも梨花との別離を拒むのなら、その凶行に見合うだけの動機が必要だ。梨花に対する妄執の背景を描かないと物語として不自然だ。』とも指摘してきました。それこそ旧作のあの人に匹敵するか、それを超えるような動機を描いてもらわないと誰も納得できませんよ。

なのに・・・えぇ・・・。『超常バトルの末に、ようやく “別離” という結論に至る』って何?w

いや・・・だからそれ・・・視聴者のほぼ全員が『聖ルチーア編で即答していた結論』だと思うのですが。普通の人間同士なら「殺し合い」ではなく「話し合い」で解決できることですよ??この当たり前の結論に至るまでに、私はいったい何を見せつけられていたのでしょうか?

この惨劇の解決手段(別離)は・・・言うなれば「1+1は?」と聞かれて全員が「2」と即答する程度の結論。

それを回りくどく『1でもなく、3でもなく・・・4、5、6でもなく・・・というかこんな大きな数字にはたぶんならないよなぁ・・・それに奇数と奇数を足しているんだから偶数のはずだ。ということは、きっと2に違いない!どうだ!?』なんて問答を見せつけられたら、

さすがに『君の頭の中ではいったい何が起こっていたんだ??』と、じゃっかんの苛立ちを込めて突っ込みたくなりませんか?こんなん相手すんのメチャクチャしんどいでしょうよ。

しかし『ひぐらし業/卒』はこれに匹敵するしんどいシナリオ構成になっていたようですね。相手するのがしんどくなるような・・・ね。

『ひぐらし業/卒』とは、誰もが即答するであろう「当たり前の結論」に至るために、『常人には到底共感できないような遠回り』を描いた作品だったようですね。{/netabare}

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ついでに もう1つ不満点を・・・

{netabare}羽入 vs エウアについては・・・う〜ん。個人的には『奇跡』は数々の行いを積み重ねた上で導かれる『最後の一押し』という概念であって欲しかったです。

数々の惨劇と後悔を積み重ねた上で「別のカケラの記憶を垣間見れた奇跡(罪滅し編など)」、運命は変えられると信じなかった最後の一人が それを信じたことで訪れた「羽入顕現の奇跡(祭囃子編)」、いずれの奇跡も「直接的解決手段」ではなかったと思うんですよね。

一方、「羽入のもとに鬼狩柳桜(おにがりのりゅうおう)が届く」って・・・それもう直接的解決手段じゃないですか。これまでのカケラとの脈絡もあまり感じませんし・・・。

言うなれば「アンパ○マン新しい顔よ〜! ア○パ〜ンチ! バイバ○キーン」の流れと同じでしょう(この作品をバカにしているわけじゃないです。「ひぐらし」がこれをやるのはどうなの?という話です)。

これだけじゃない。梨花が死の直前の記憶を保持できるようになって「犯人当て」しちゃった時もそう。そんなのミステリーの探偵役が急に超能力に目覚めて犯人を特定しちゃうようなもの。

ん〜、それならもう梨花惨殺シーンを見た羽入がブチ切れてスーパーサ○ヤ人化し、かめ○め波を撃ってエウアを蹴散らすって展開でも良いんじゃないですか?奇跡の力で直接解決しちゃいましょう!w

何だろう?・・・私が抱いていた『ひぐらしにおける奇跡の価値』がちょっと下がりましたw{/netabare}

ーーーーーーーーーーーーー
あと細かいところで気になったのですが、『聖ルチーア学園』って・・・

{netabare}どこにあるんでしたっけ? どこかで語っていたのを聞き逃したかも?

詩音が通っていた学校ってのは覚えていたので、てっきり詩音がいる興宮だと思っていたのですが・・・『新幹線』で行き来するほどの距離だったんですか?興宮署の大石刑事や 興宮在住の詩音は、新幹線で行き来するような距離を移動して雛見沢に来ている・・・?

あるいは 興宮とは関係ない遥か遠くにあるんでしたっけ?(ググっても聖ルチーアの所在地情報がヒットしませんでした)

ちなみに郷壊し編の1話で、二人は『合格発表』の日に聖ルチーアに直接見に行ってますよね?新幹線でわざわざ見に行ったの?w

(追記)急いで旧作ひぐらし(マンガ)を読み直して見たところ、少し記憶違いがありました。

聖ルチーアは園崎お魎が詩音を幽閉する意図で入学させたものの、詩音があまりの『上品さ』と『陰湿さ』に息苦しくなって脱走してしまった学校でしたね。目明し編で詩音が聖ルチーアを酷評していたことを忘れてました。その後、詩音は悟史の事件を機に園崎家に居場所がバレ、ケジメをつけたのち興宮での生活を許され、「別の学校」に通い直していましたね。

ただ、やはり聖ルチーアの所在地情報は無かったですね。

ちなみに目明し編の経緯があるなら、沙都子のねーねーとして進学を引き止めてあげなさいw
{/netabare}

ーーーーーーーーーーーーー


と、ここまで批判ばかり書いてしまいましたが、一応ちゃんと良かった部分もありますね。

例えば、EDにあの名曲のアレンジ『YOU-卒業-』を持ってきたのは素直に『おぉ!』って驚きました。まさかあのイメージソングを公式EDに採用してくるとは・・・良い意味でゾワッとしました。

あとは えっと・・・うん、それよ それ(震え声)

いや、まじめに言うともう1点あるんですが、別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』を知らない人にとってはどうでも良いことなんですよね・・・。ここが何というか・・・ん〜、もったいない。知っていればゾワっとする描写はいくつかありました。

最終話での・・・
「エウアの角にヒビが入り、エウアが子供化した描写」
「新幹線での別れ際で、赤い瞳になった梨花と沙都子の一連の会話」
「“そろそろ追いかけますわよ...梨花” のセリフ」
「“もういいわ、北条沙都子。あんたにあんたを返すわ” のセリフ(この口調は重要)」

これらは一見謎めいた描写に見えますが、別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』を知っていると、いろいろ思い当たることがあるんですよね。特に最後のセリフ。この情報によって『なぜ沙都子があんなにもクズになったのか』について1つの仮説が思い浮かびました(当たっているかはわかりませんが)。

また、あっちの作品でもハッキリとは明言されなかった「裏設定」に対する原作者からのアンサーとも受け取れそうな描写もありましたね。

でもこれ、『ひぐらししか知らない勢』にとってはこういう楽しみ方はできないと思います・・・。エウアが出てきた頃からクロスオーバー的な要素が濃くなるのではと心配していましたが、まさか最終話で畳み掛けてくるとはw

私的には新作ひぐらしは全然楽しめたものではありませんでしたが、最後の最後でクロスオーバーしている「裏設定」に関する情報が得られたので、結果的に最後まで諦めずに観て良かったです。最後にちょっとしたご褒美をもらえたことが、せめてもの救いになりましたw{/netabare}


【考察】==========================

ちなみに別作品『{netabare}うみねこのなく頃に{/netabare}』の方のネタバレをしても良ければ、私の想像できる範囲で考察を書いておきます。そっちの作品をご存知の方は「脱線」部分は飛ばしちゃってください。

かなりの長文なので、先に結論を書きます。「うみねこ」の世界観がわからない場合は、詳細の方を読まないと理解不能です。

結論=>{netabare}
沙都子がクズムーブする羽目になった本当の理由は『本作に一度も姿を現していない魔女たち』のせい。

ひぐらしの世界観で作られた『ゲーム盤(惨劇の舞台)』にて、
 『奇跡の魔女:フレデリカ=ベルンカステル』と
 『絶対の魔女:ラムダデルタ』が対局している。
その『盤上の駒』としてベルンが梨花を、ラムダが沙都子を動かしている。

『観劇の魔女:フェザリーヌ=アウグストゥス=アウローラ(エウア)』は、
沙都子に“繰り返しの力”は与えたものの、それ以上の干渉はしていない。

魔女たちの戦いに「駒の感情」なんて不要なので、心をないがしろにした惨劇が繰り広げられている。

・・・これが私の予想です。{/netabare}

ーーーーー以下、詳細ーーーーーーー
{netabare}新幹線での一連の会話は、うみねこのEpisode5とEpisode8にて「奇跡の魔女:フレデリカ=ベルンカステル(ベルン)」と「絶対の魔女:ラムダデルタ(ラムダ)」が別れを惜しんでいた時の会話との共通点が多々ありました。

「うみねこ」の序盤は主人公バトラと 惨劇の元凶ベアトリーチェとの戦いなのですが、裏では「ベルン」がバトラを、「ラムダ」がベアトを応援し、二人の戦いを散々引っかき回す役どころでした(徐々にこの対立構造も変わっていきます)。

この2人の魔女は、「お互いに愛し合いながら 憎みあってもいる」「誰よりもお互いのことをわかり合っている自負がある」という複雑な愛憎関係で、特にラムダは異常なまでにベルンに執着しています。一時の別れを済ましても、ベルンの姿が見えなくなった途端また会いたくなって探し始めるほどに。

つまり、本作の梨花と沙都子の関係に酷似しています(旧作ではなく本作の2人の関係に、です)。

つまり、新作ひぐらしの世界は「ベルン・ラムダ・エウア(フェザリーヌ)」の3人の魔女が積極的に干渉してきている可能性がありそうです。

そして“そろそろ追いかけますわよ....梨花” のセリフは、口調こそ沙都子のものですが「ラムダがベルンに抱いている感情」を表している気がしますし、何より「うみねこ」の世界でラムダがベルンに同じような主旨の発言をしています。

〜〜〜(脱線:マンガ版Episode5のセリフから引用)〜〜〜
ゲームが決着しかけた時の別れ(未遂)の挨拶

{netabare}ベルン「最後にはベアトも剥製にしてやりたいわ。そして大広間に高々と飾ってやるの」
ラムダ「銀河鉄道?」
ベルン「夜じゃない方」
2人 「・・・・・」
ラムダ「それで?あんたも鉄道に乗ってこのカケラから旅立つのかしら?」
ベルン「ええ。このカケラにはもう遊べるものはないみたいだし。また退屈を埋めに旅立つつもりよ」
ラムダ「次はどこへ行く? どうせ旅立ちはお互い背中を向けてでしょ?」
ベルン「あなたに退屈したくないからよ」
2人 「・・・・・」
ラムダ「ありがとう、ベルン。でも私はきっと百を数えたらまたあなたを探し始めるわよ」
ベルン「退屈させない子ね。だから好きよ、愛しているわ。またどこかで会いましょう。もっとも、百年先か千年先か、未来永劫 再会しないかもわからないけれど」
ラムダ「大丈夫よ。愛し合う二人にカケラの海は狭いわ」{/netabare}

〜〜〜(脱線:マンガ版Episode8のセリフから引用)〜〜〜
全てのゲームが決着した後の別れの挨拶
(?となっているのはコマ割的にどっちが言っているのかはっきりしないセリフ)

{netabare}ラムダ「今度はどこへ行く?」
ベルン「あんたが北なら私は南へ」
ラムダ「ベルンが東なら私は西へ行くわ。次の物語ではベルンが**役じゃないと良いわね」
ベルン「あら。**役も楽しかったわよ」
2人 「・・・・・」

ラムダ?「次はどんな物語を見つけられるかしらね」
ベルン?「そしてどんな物語で再会できるのかしら」
ラムダ?「愛し合う二人にカケラの海は狭いわ」
ベルン?「天井桟敷。カケラの海は広大だわ」
ベルン?「殻の中の幽霊」
ベルン「いつか会えるわよ。また何かのなく頃に」
ラムダ「良いじゃない。それにしましょ」

2人 「いつか会えるわ。また何かのなく頃に」{/netabare}


ちなみに うみねこに登場する魔女は何人もいますが、ひぐらしと密接な関係がある魔女が3人います。
ーーーーーーーーーーーーーーー
(脱線:うみねこに登場する魔女と ひぐらしとの関係について)
 =>{netabare}
「うみねこ」の考察が盛んだった頃、魔女のモチーフの最有力説は下記の通りでした。

 フレデリカ(古手梨花)=ベルンカステル、
 ラムダ(30)デルタ(4)・・・34・・・鷹野三四(田無美代子)
 フェザリーヌ(羽入)=アウグストゥス=アウローラ(羽入、あぅあぅ)

 ベルンは『可能性が0ではない限り、その“奇跡”を手繰り寄せる』性質を持ち、
 ラムダは『“絶対の意思”によって望む未来を手繰り寄せる』性質を持っています。
 観劇の魔女フェザリーヌの設定は多すぎるので、要所要所で説明します。

(※フェザリーヌはおそらく本作のエウアと同一人物だと思いますが、なぜエウアと名乗らせたのかは私の知識ではわかりません)

ただし、ラムダデルタだけは「鷹野ではなく 沙都子がモチーフなのでは?」という声もわずかながらありました。理由は、ベルンとラムダは憎み合ってもいるが「仲良し」でもあり、その仲良しの描写が梨花と鷹野がモチーフではしっくりこないからです。また、新作ひぐらしが放送されてからは、ラムダ=沙都子説がやや強くなってきています(ただ私は今回の物語を経てかなり悩みましたが、やっぱり鷹野がモデルかなぁ?と思いました)。

また詳細には描かれませんが、ラムダはかつてベルンを手籠めにすべく「絶対の意思」で惨劇の輪に捕えようとするも、ベルンの「奇跡」の力によって破れたことがある、と述べられています。おそらく、これは「旧作ひぐらし」か あるいは「新作ひぐらし」との繋がりを示唆していると思います。

作品順的に旧作ひぐらしの中では語られませんが、旧作ひぐらしの背後でも梨花側にはベルンが、鷹野側にはラムダが何らかの形で支援していたのではないか、と想像しています。

マンガ版うみねこのEpisode8にて、ラムダが『この私に期待させてくれたのは、私に“神になる”と誓ったあの子以来よ。気に入ったわ。あんたも、あんたの魔法体系も』と述べるシーンがあります。おそらく「神になると誓ったあの子」とは、旧作ひぐらしの作中で「神になる」と言い放った鷹野のことだと思います。

(追記)旧作ひぐらし(マンガ)を読み直して見たら、そもそもベルンは「皆殺し編」の冒頭で梨花と対話していましたね。ベルンは旧作ひぐらしの時点で登場しているので、この時点でラムダも存在していると考えられそうですね。

そして観劇の魔女フェザリーヌが鑑賞役の駒として投じたのが、自身の分身体である羽入(完全体)なのかなぁと思っています(ここは干渉ではなく鑑賞)。

ただし観劇の魔女フェザリーヌ(エウア)の設定として、フェザリーヌは人間が想像もできないほどの歳月を生き、全てのカケラなどを鑑賞し記憶するためには 記憶補助具(後頭部の輪っか)が無いと記憶を保てなくなっているという欠点があるそうです。

そして分身体に想定外のことが起こり、その記憶補助具が欠損し「不完全な存在」になってしまった姿が羽入なんだと思います(その際に記憶補助具が「角」としてデフォルメされているのはご愛嬌かと)。ゆえに駒としての自覚やフェザリーヌとの接点を見失い、自律行動をとるようになっているのだと思います。新作の中で、エウアが羽入に対し『我の出来損ない』と何度か言っていたのはこういうことだと思います。{/netabare}
ーーーーーーーーーーーーーーー

新作での死に戻りの際に、梨花は記憶を保持できず 沙都子だけが保持できるのは、上記の通り 羽入(不完全)とエウア(完全)の力の差かと思います。終盤あたりで羽入の角のヒビが修復されたこと、梨花が記憶を保持できるようになったこと、エウアの補助具に傷が入り角化や子供化のようにデフォルメされたことなどは、すべて『フェザリーヌ(エウア)と羽入が有している裏設定』から来ていると思います。



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(また脱線:「うみねこ」の世界からみた「ひぐらし」の世界について)
 =>{netabare}
うみねこは、ひぐらしの世界観のさらに上層にある「俯瞰視点」のような世界観です。

まず、ひぐらしの雛見沢村と同じように「現実世界での惨劇の舞台(六軒島)」があります。魔女と呼ばれる存在達は、その惨劇で閉ざされた舞台を「ゲーム盤」とみなし、上層世界からそのゲーム(惨劇)を覗き見しています。また、その惨劇の舞台を作り上げた存在を「ゲームマスター」と称します。

うみねこの魔女達は、ゲームマスターが繰り広げるゲームを鑑賞したり、ゲームマスターが対局から降りた場合はマスターの代行としてその世界の駒(登場人物)を動かしたりすることができます。盤上の駒を動かせるのは、ゲームマスター(黒幕の駒)と 対戦相手(探偵役の駒)のみ。

また、繰り返される世界(並行世界)を「カケラ」と呼んでいます。

うみねこの魔女たち視点からは、旧作ひぐらしの世界も「数あるゲーム盤のうちの1つ」なのかと思います。さしずめゲームマスター鷹野三四が作り上げたゲーム盤ということか・・・。そして、鬼隠し編も 綿流し編も「数あるカケラのうちの1つ」ということかと(なお鷹野自身にはゲーム盤だのマスターだのカケラだのという認識は無いはず...?)。

Who:鷹野三四が
Why:学会に虐げられてしまった「最愛の祖父」の研究を世に知らしめることを目的に
How:大量の雛見沢症候群(雛見沢大災害)を引き起こして研究成果を証明する
   (そのためには女王感染者の殺害が必須条件)

ルールX:不特定の誰かが疑心暗鬼に取り憑かれ、凶行に誘われる
ルールY:誰が凶行に走ろうが関係なく、鷹野と富竹は殺されてしまう
ルールZ:雛見沢で起きる事件のすべては園崎家の仕業、と誰もがそう信じている

マスターの勝利条件:雛見沢大災害の誘発(梨花殺害)
対戦相手の勝利条件:雛見沢大災害の阻止(梨花生存)

という「ゲーム盤」に見えているのだと思います。


鷹野は『絶対の意思』をもってこの計画を完遂すると決めており、登場人物(すべての駒)がどんな動きを見せようが、誰かしらが疑心暗鬼に囚われるように様々な仕込み(スクラップ帳)を用意しています。この絶対の意思と全てに対応する計画性が「ゲームマスター」たる所以ですね。


ちなみに脱線のさらに脱線になりますが、前述で羽入のことを「フェザリーヌが観賞役に投じた“駒”ではないか」と述べましたが、そうではなく実は羽入も“ゲームマスター”だった可能性もあります。梨花には梨花のゲーム(惨劇)が、鷹野には鷹野のゲーム(惨劇)が強いられていた説が。うみねこEpisode8も「2人のゲームマスターが、たまたま同時にゲーム盤を開いてしまった」というイレギュラー展開で開幕しますので・・・あり得なくもないかと。

〜〜(脱線:マンガ版うみねこEp.6の ラムダと あるキャラの会話にて)〜〜

{netabare}エリカ『ラムダデルタ卿も かつてどこかの大魔女のゲーム盤で駒と弄ばれ、無限地獄に閉じ込められた経験がおありとか・・・』
ラムダ『あるわ。私は何年閉じ込められたかしらね・・・。でもベルンみたいに律儀に数えなくて正解だったわ・・・』
エリカ『我が主も魔女の駒で・・・ロジックエラーの地獄に落ちたことがあるというのですか・・・?』
ラムダ『そうよ。そしてベルンは数えてしまったから、壊れてしまった』

ラムダ『あの子の“主”がこれはまた酷いヤツでね。自分で作ったゲームのはずだったのに、途中でゴールがわからなくなって、スタートとゴールが繋がった壊れたスゴロクを作ってしまったのよ・・・つまりロジックエラーね。ならば自分一人で悩んでロジックを考えて出せば良いのに、“そいつ”はあろうことか、その考えることさえもベルンに任せっきりにしたの』

(この会話中、発狂している“梨花と思しき”影絵と、メビウスの輪の横でサイコロを降っている“羽入と思しき”影絵が描かれている)

(中略)
ラムダ『あの子は奇跡に愛され、見事に奇跡を打ち出し、魔女となってあの地獄を生還したわ。でもその地獄にいたのがあまりにも長すぎて、過酷すぎて、あの子の心は壊れ、あんなにも**で**な魔女になってしまった』

・・・この会話から、ラムダは鷹野の幼少期(田無美代子)、ベルンは梨花との繋がりを匂わしているのだと思います。また、旧作ひぐらしのゲームマスターは2人だった可能性も匂わされています。羽入がゲームマスターの1人だったのに、その途中で羽入が記憶補助具を欠損して不完全体になってしまい、梨花にとってのゴールがわからなくなってしまった、という意味かと想像しています。{/netabare}
{/netabare}
ーーーーーーーーーーーーーーー

旧作ひぐらしの結末をうみねこ風に置き換えると、鷹野の『絶対の意思』によって作られたゲーム盤は、梨花の『奇跡』によって突破され、ゲームマスター鷹野三四は最終的に敗北してゲーム(惨劇)の幕は閉じられたということ・・・。

あるいは羽入(完全体)が作ったゲーム盤、かつ羽入(不完全体)のせいでゴールがわからなくなってしまったゲームで、梨花が「奇跡」によってゴールを見つけ出したということか・・・。

いずれにしても「うみねこ」の世界では、魔女たちが永遠にゲームを鑑賞したり遊んだりできるように「優秀なゲーム盤は保存されている(原文は忘れました)」と語られています。

とすると新作ひぐらしの物語は、ゲームマスターが不在となったゲーム盤にて、ベルンとラムダがプレイヤーとして直々に対局をおっ始め、その盤上の駒として沙都子や梨花が動かされていた、ということなのかもしれません(ラムダがどうやってベルンをゲームに巻き込んだかはともかく)。

ゲームマスター代行がラムダで、ラムダが沙都子を動かして惨劇を次々に起こし、ベルンが梨花を動かしながらどうにか惨劇回避の糸口を探っていたとか・・・?

そしてゲームマスターが交代しているからこそ、本来のゲームマスターの目的を無視した異なる惨劇が展開されているのかなぁと。実は「うみねこ」にも似たような展開があります(うみねこキャラのロノウェ風にいうと「愛がない、義理が通らないゲーム」が繰り広げられているのかと)。


あるいは ここまでの考察からぶっ飛びますが、・・・この物語、あの新幹線の別れ際が「ベルンとラムダの誕生の瞬間」だったのかも?・・・いや、この説は多分違うかな?
ーーーーーーーーーーーーーーー
(考察の脱線:竜騎士07氏はType-Moon作品のファンなので・・・)

※「Fate」と「月姫」の内容に触れても良いよという方だけどうぞ
=>{netabare}ベルンは古手梨花から、ラムダは鷹野三四(田無美代子)から「生まれ出でた魔女」か、(ラムダ 旧作由来 説)

あるいは、繰り返す力を手に入れてしまった「梨花と沙都子の成れの果て」かな?と想像しています。(ラムダ 新作由来 説)

どちらにしろ、それだと『古手梨花が人間として奮闘している最中なのに、何で “その成れの果て” やら “自分がやがて生み出す魔女” やらが同時に存在しているんだよ?』という疑問も湧きますよね。でもこれを成立させる仮説も1つあります。

それは竜騎士07氏はType-Moon作品のファンで、「ひぐらし」の中にも数々のオマージュを散りばめているからです。例えば、{netabare}カレー好きで青髪の知恵留美先生は、「月姫」のシエルに由来しています。名前も当て字ですし、キャラデザもほぼ寄せていますし、チョークを投げる時の持ち方が シエルの黒鍵(武器)の持ち方と同じです。キャラデザは全然別ですが、魅音と詩音も「月姫」の琥珀と翡翠の“あるエピソード”に由来していると思います。

「ひぐらし(アニメ)」のスタッフクレジットSpecial Thanks欄に「Type-Moon」の名前が(常に?)あるのは、Type-Moonのオマージュを明言しているからだと思います(これは予想)。{/netabare}

話を戻しますが、この『魔女』の概念は、Type-Moon作品の -Fate/stay night- の『英霊召喚システム』から着想を得ているのかもしれません。『英霊になる運命が確定している者』は過去・現在・未来を問わず、いつの時代の聖杯戦争にも召喚されます。つまり『未来に誕生する英霊を、現代の戦争でも召喚できてしまう』ということです。

ベルンやラムダもここから着想を得て、『未来に誕生する魔女が、自分の出生起源であった過去のゲーム盤(ひぐらしの世界)に囚われていた』ということなのかもしれません。

作品順は 月姫(2000年)、ひぐらし(2002年)、Fate stay night(2004年)、うみねこ(2007年)で、ベルンとラムダの詳細設定を作り込んだのは「うみねこ」のはず(ひぐらしに出ないラムダの方は特に)だと思うので、一応矛盾しないと思います。{/netabare}

ーーーーーーーーーーーーーーー

いずれにしても、沙都子があんなクズムーブをしていたのは ラムダの仕業の可能性が高そうですね。最後に「もういいわ、北条沙都子。あんたにあんたを返すわ」と言ったのも、おそらくラムダということなんでしょうね。

この物語にはエウア(観劇の魔女:フェザリーヌ)しか姿を現していませんが、あれはエウアの口調ではないですからね。もしエウアの発言だったなら「もうよい、北条沙都子。そなたに そなたを 返そうぞ」のはずなので。

他に沙都子を駒として動かしそうなのは、ラムダデルタくらいしか考えられません。

「Who:この惨劇の黒幕は沙都子」「How:沙都子が繰り返す力を手に入れていた」「Why:沙都子の梨花に対する執着を利用した」ということがバレた時点で、もうベルンとラムダの勝負に決着がついたようなものだから、ベルンを解放し、ラムダもこのゲーム盤からは立ち去ったということかな・・・?

そもそも観劇の魔女フェザリーヌは、人間が奮闘する様や、嘆き もがき 苦しむ様など、人間が見せる「ありのままの姿、ありのままの物語」を鑑賞して愉悦に浸っている魔女でした。ゆえに物語がどう転ぼうが「自らが直接介入すること」はありませんでした。

その背景を知っていると、「エウアが沙都子を操っている」とは考え難いんですよね。うみねこの感覚で捉えると「沙都子に繰り返す力を授けたこと」すら かなりイレギュラーな行動に見えました。まぁでも、羽入が梨花にそれをした以上、エウアが沙都子に同じことをするのはある意味フェアとも言えますが・・・。

ということで、『うみねこを知らない勢』からしたら納得いかないでしょうが、おそらく沙都子にクズムーブをさせていたのは、この物語には一切 姿を現していない「絶対の魔女:ラムダデルタ」だと推察しました。

強いていうなら、何話だったか忘れましたが、エウアと沙都子が会話している世界で、沙都子からもう一人の沙都子が出ていく描写がありましたよね。どういうセリフだったかも忘れましたが、沙都子の口から「魔女」という単語も出てましたよね。

あれらの描写が「沙都子とは別の存在(絶対の魔女:ラムダデルタ)」がいることを示唆していたのかもしれませんね。

ん〜、ここまで書いてはみたものの・・・まったく自信がないw いつか竜騎士07氏に答え合わせしてもらえると良いな。{/netabare}




【冷静になってからの感想追記】===============

梨花と沙都子の正当性について100:0だと書きましたが、冷静になって、いろんな人の意見も聞いてみて、梨花にも多少の悪い部分はあったなぁとは思いました。ただ私が思うに「梨花の悪かった部分」がうまく描けてないような気がしました。

50:50くらいに描くなら・・・ {netabare}まず聖ルチーアでの「梨花からの助け舟」は描かなくてよかったかと。勉強の面倒をみようとしたり、友達グループの輪に誘おうとしたり・・・の描写は無い方が良かったかも。

梨花は「助け舟」を出したのに、沙都子の意地っ張りのせいで避けられて、その上でなお梨花がどうすべきだったかってのは・・・正直「視聴者の価値観」によるところが大きくなってしまうと思います。

沙都子の境遇に近い人は『それでも無理にでも助けようとしてよ!私のことだけ考えてよ!』って思うかもしれませんし、梨花の境遇に近い人は『自分でなんとかするって言ったんだし、これ以上の無理強いしても余計避けられちゃうかも』と思うかもしれません。

ここの流れは、誰の目にも「梨花が沙都子を放ったらかしにした」と見えるようにすべきだったかなぁ・・・。私の目には「梨花が放ったらかしにした」ようには見えていなかったですし、むしろ「沙都子が自分から孤立していった」ように見えていたので。「視聴者の価値観」に委ねている以上、私には梨花が悪いとは思えませんでした。

あとは出発点となったカケラ、進学の誘いのシーンにて、あそこでもっと「梨花のしつこさ」と「沙都子の拒否反応」を念入りに描いた方が良かったかな。あの描写だけだと、梨花がそこまで執拗に食い下がっているとは感じなかったです。だって人生をかけた「二人の進路相談」をしている場面なのだから。多少の食い下がり程度では「しつこい」とまでは感じないですよ。『梨花の醜さ』を出しきるぐらい執拗に描いた方が良かったかも。

あとこの主張はブレませんが、そもそもその最初の進学相談の場面で、お互いの気の済むまで腹割って話し合うなり、なんならその時にこそ「取っ組み合いの喧嘩」でもしてれば良かったこと。特に、失敗と後悔の記憶を持っていた「2巡目の沙都子」ね。2巡目の沙都子は、本当に何がしたかったのかよくわからないです。

惨劇を始めてから「超常バトル」に突入する必要なんかありません。そもそも惨劇を始める前に解決できることです。{/netabare}


【最後に】=========================

こんな酷い役回り、えげつない憎まれ役を演じきった「かないみか さん(沙都子)」と、それを最後まで捌ききった「田村ゆかり さん(梨花)」に敬意を表します。お二人の演技は本当に凄かったと思います。


(余談)
あにこれの採点仕様を改善してほしいです・・・。本作の「声優」「作画」「音楽」の項目はもっと評価したいのですが、そうすると総合2.5点超えちゃうんですよ。

5点満点で2.5点以上になったら、その作品に「どちらかといえば満足」したことになっちゃうじゃないですか・・・。「物語」と「キャラ」を最低点にしているにも関わらずにですよ?せめて「物語」の配点は圧倒的に多くしておかないとおかしいでしょ。

投稿 : 2021/11/08
閲覧 : 1005
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15

ネタバレ

P さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

基本ひぐらしは満点なのですが、そこからの減点理由についてのみ書きます。

個人的には、長く見れたのは良かったけど、前のクールで終わらせてた方がスッキリしていたかな?という気はしました。
沙都子と梨花の対立する思い、言い分は無くても良かったかなと。
賛否両論でしょうが、沙都子の主張の方がひぐらしとして終わらせるには綺麗だったのではないでしょうか。
あとは声優さん、感情的になるシーンが多かったから仕方ないのでしょうけど、限界を感じました。
見た方はご存知の通り、沙都子と梨花に対してです。
元の作品からかなり経ってますしね、年齢的なものもあるのでしょう。
最終話のバトル展開もいかがなものかと。
いやー、絵は綺麗でしたよ。
だから何?ひぐらしですよね?って話です。
急にジャンル変えるのって大体失敗パターンでしょ。
最終話に色々詰め込んで来るのも駄作が多い印象です。
出来としてはそこまで悪くないものの、どうしてもそれらを想起させる。
正直微妙でした。
まぁでも、全体を通してひぐらしの違った可能性を見せてもらえた事には素直に満足です。
映像化される事により怖くなくなるという意味ではマイナスかもしれませんが。
伏線に対して、こういう事かな?と想像している時が1番楽しいというか、怖いものだと思うので。
最後に、アニメと連動して始まったひぐらし命が廃れないかも心配です。
アニメが終わった今だからこそ注力してもらいたいものです。
プリコネの劣化版感が半端ないし、アニメとしての認知度としては勝っていても、ゲームとしては負けているというか…
機能が少ない割に、集金ゲーってのも印象悪いかな。

投稿 : 2021/11/06
閲覧 : 214
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1

昭和男 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ひぐらし(好き)の泣くコロ し合いだけの作品

業で既に旧作のレイプが始まっていた

旧作とは
はっきりと描かれずにじわじわと日常に近づいてくる恐怖
無駄な音楽もなくひぐらしの鳴き声だけが不気味に奏でられる
オープニングとエンディングの歌詞にまで謎が散りばめられていると知った時の謎解きの楽しさ

こういったもので独得の作品として多くのファンを獲得したものだと思う。

-今作。
あららぎさんが出てそうな物語シリーズのような作画、倖田來未モドキの歌声。
ただただ惨劇を見せるだけの恐怖

旧作が和としての恐怖・世界観なら今作は洋としての恐怖・世界観。
ホラー映画で言えばリングや呪怨の世界観だったものが13日の金曜日になったしまった

日常が少しずつ変わっていく。
なんだかわからないけど怖い、どこかにさりげなく説くべき謎が散りばめられている
旧作好きな人はそういう世界観に浸りたいんだよ

おまけに最後にはバトルものになってしまった。

リメイクならまだ許せるけれど本当に残念な新作になってしまった

投稿 : 2021/11/06
閲覧 : 158
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1

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

めちゃくちゃ面白い

【業】の方を見返したくなるぐらい面白かったです。というか、業と卒を行ったり来たりしながら観てました。
業では意味不明だったキャラ達の言動が卒で明らかになっていく様は、見ていて「カタルシスはんぱねー!」ってなるの間違いなしです。
ストーリーが面白いかと問われると微妙なとこがあるのですが、仕掛けというか構成がすげーなって思いました。
【業】を途中で切った人はもったいないので【卒】までちゃんと見た方がいいです。

※追記
レビューした後みんなの評価見たら酷評だったのでびっくりしました。
原作ファンからすると確かにひどい内容だったかも知れません。自分は【ひぐらし】と【ひぐらし解】の内容ほぼ覚えてないので、今回のひぐらし業卒は普通に面白いと思ってしまいました。前作視聴済みで「懐かしー」と思いながら観る分には問題ないと思いますが、まったく知らない状態で前作から一気に視聴するのはおすすめできないです。前作の完成度が高いのでそれを越えることはないです。

投稿 : 2021/10/30
閲覧 : 178
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4

ケンシロウ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

駄作

業から続けて観てきたがとにかく長過ぎる

結局は梨花と沙都子のケンカというだけで
毎回毎回意味のない惨劇を見せられ
大したオチも内容も無い割に
解決まで引き延ばして引き延ばして最後のバトルはなに?
ドラゴンボールかと思ったわ

沙都子の2つの人格についての言及もほぼないし掘り下げもしなかった
そこが気になる所なのに
最終回自体はまずまず良かったが
業、卒合わせて1クールで十分の内容

旧作のTVシリーズが傑作だっただけに
今作は蛇足であり駄作としか言えない

投稿 : 2021/10/30
閲覧 : 166
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3

ネタバレ

そらはこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんだこれ

魔法少女の殴り合いは、一体何を見せられているんだと。
SSR鉄平には癒されました。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 192
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1

単作者 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

原作者に謝れ

本作のシナリオを考えた人が旧ひぐらしを見たことがあるのか疑うレベル。
キャラの設定ぶち壊しのストーリーや伏線もあったもんじゃないめちゃくちゃな展開。業を見てた続きの惰性だけで最後まで見続けたけど、最後が特に酷かった。いきなりシンエヴァやドラゴンボール超の様なバトル展開が始まったかと思ったら、よく分からない力でエウアを倒し、これまでの喧嘩をうやむやにして感動風に終わらせた。最後にはyouを流して制作者の「ちょろい視聴者はyouでも流しとけば喜ぶだろ」という考えが伝わってくる。
きれいな鉄平で一時期話題になったが、それだけで引っ張るのはやはり無理があった。
この作品はひぐらしへの侮辱であり、シナリオを考えた人間は原作者に土下座するべきである。

投稿 : 2021/10/20
閲覧 : 283
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4

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良かったと思います

ひぐらしのなく頃に 卒 全15話

業の続編。
ぶっちゃけ1、2期のあの出来でこれはないと思うけどまぁ終わり方は良かったと思います。
沙都子とりかの話が主だった。まぁ途中ドラゴンボールみたいになってたけどwww
まぁ沙都子とりか和解してたんで良かったです。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 180
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3

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

沙都子レイプ作品

第一声にこれは酷いと言わせていただこう

何が酷いというのはタイトルにした通り、沙都子というキャラクターをレイプしている点
レイプというのは文字通りの意味ではなく、無印で出来上がっていた沙都子というキャラクター性を歪め改悪し
仲間達を平気で殺せるような――雛見沢症候群ではなく――サイコパスにしてしまっていることだ
これをレイプと言わずなんと言えるだろうか

業で沙都子と梨花、両者の確執は描かれていたが、それでも仲間達を平気で殺せるように至るとは思えない
それは無印、解と観てきたであろう視聴者が誰よりも肌身で感じている筈


解せない点は他にもある
〈14話でまるでドラゴンボール顔負けの超人バトルを繰り広げたり〉

〈沙都子が梨花を追いかける制約に先に梨花を殺す必要がある
よって接戦した殺し合いの中で毎回梨花を――演出であっても――先に殺せる訳がないので矛盾している〉


ここまで悪い点のみを挙げてきたが良かった点もある
それは綺麗な鉄平を観れたことだ
今まで沙都子に対し、暴力と暴言で虐め抜いてきたチンピラ崩れの男に過ぎなかった彼が
沙都子の為に身を挺して守る、良き叔父に変わったこと
これだけが唯一無二の改良点と言えるだろう


【導き出される結論は……】
結局のところ、今作は遅過ぎたというのが形容する言葉の中で最も相応しい表現だろう
無印→解で既に最適解とも言える完結を迎えたのに際し、14年という長い歳月を空けて
沙都子を上記で書いたようなキャラクターに堕としてしまったのだから
批判が多々出て、評価も著しく低くなるのも納得である

これが無印→解→業→卒と間隔を空けず制作放映されていたのであれば
沙都子は元々こういう要素を含んだキャラクターだとなり
レイプのように感じなかっただろう

結局、名作と呼ばれる作品は現代でもドル箱として機能する為
ドラゴンボール、STEINS;GATE、コードギアス然り
続編が制作され、その全てが蛇足以外の何物でもないモノへと成ってしまっている

私達消費者は生産者による搾取がある以上は、掌の上転がされる――決して❶以外出ない――サイコロに過ぎないのであろう

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 579
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10

ネタバレ

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

富竹「嫌な作品だったね…」

「ひぐらしのなく頃に 業」の解答編……らしいです。
いや、もはや「ひぐらしのなく頃に 再 」(ク○ガキ沙都子を添えて)という感じでしょうか。ひぐらし業を沙都子視点で再放送している感じです。

旧作(ディーン版)では1期が圭一視点、2期は梨花視点で進められているため、キャラクター1人1人の心理描写が伝えきれなかった所があるんですね。そこを今作は編によって主役が異なるので「あの時レナはこう考えていたんだ、魅音は…」など、よりキャラクターの内面が見られるんですね。そこがひぐらしファンにしては刺さる部分なのではないかと感じています。

ですが、まぁ正直酷い。終始、沙都子悪者劇場で「はいはい、そうですよね〜」の展開が永遠と続いている。
沙都子の注射方法が割と重要な描写になってくるのにも関わらず全部カット。全てが酷い。また、梨花羽入陣営を覗き見できるというチート技を所持。何?これ
沙都子が黒幕というのを殺される瞬間の会話で気づくという展開。しかもそれを"奇跡"と言ってしまう展開。何から何まで蛇足。この作品の惨劇は脚本です。素晴らしかった無印までもが駄作だったのでは。と錯覚してしまいます。

そして、最終回手前ではバトル炸裂。シンエヴァ+ドラゴンボール+ひぐらしのなく頃に=ひぐらしのなく頃に卒 の完成。旧作品のオマージュが割と出てきましたけど、あの…やめてもらっていいですか?

もし旧作品を見ていて、新シリーズも気になっている人がいたらボコボコにしてでも止めましょう。

投稿 : 2021/10/16
閲覧 : 1073
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10

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

出現条件はTrue endクリア的なやつ

2021/10/13 投稿
2021/10/16 評価訂正(間違えて高く付けてましたf(^^;)

「ひぐらしのなく頃に」とはゲーム原作物だと言うことを再確認させられる内容でした。

無印ひぐらしはバッドエンド集
解は各キャラエンド+トゥルーエンド
だとすると

「業」と「卒」の最終着地地点は



ズバリ!

鉄平エンドです(笑)

あくまでもトゥルーエンドクリア後に解放される
隠しボーナスエンド的な内容です
ちょっぴり本編「ひぐらし」の世界観から逸脱した,そして,コミカルなスピンオフ的な要素も含んだそんな内容でした。

真の物語は「解」で完結して,その後のボーナスステージ,裏面と捉えて良いのでは無いでしょうか。例えるならミルドラースを倒した後のエスタークみたいな物ですw(分かる人にしか通じないたとえで申し訳ありませんf^^;自分的にはこの捉えが最もしっくりくる気がするので・・・)本編には関係ないのです。これで沙都子のキャラ崩壊も説明できます。「うみねこ」を色濃く反映した設定もまあ限定的な物と捉えられます。まあ,「うみねこ」の魔女設定に関しては「解」の終盤に古手梨花=フレデリカ設定的なやつがちょっと出てきますが,気がつかないことにしておいて・・・^^;

そして本作は最終的には,再び島みやえい子ボーカルの「you」という曲の素晴らしさによって,なんかいい話風に幕を閉じました。

率直に言って,音楽の力をまざまざと見せつけられました。
言うなればdeus ex musica(勝手に言葉を作りました笑)最後の最後で音楽の力で全てをひっくり返しました!!すっかりだまされて,感動すらしましたw

最後に,もう一度自分に言い聞かせるためにも確認しますが

これは
「鉄平エンド」です(笑)

投稿 : 2021/10/16
閲覧 : 389
サンキュー:

14

ネタバレ

chaosT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

終盤で一気にだめになりましたね^p^

投稿 : 2021/10/11
閲覧 : 168
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1

ネタバレ

カムリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

「業」の解答編

「業」でやったことを「卒」では沙都子の視点で進んでいくが、一度見た場面を初めから見せられてもなぁって感じでした。。。

ラスト2話で沙都子がループしているのがバレてやっと面白くなるかと思ったらそこからバトルアニメに変わり、殴りあって終了。。。

正直、グロイだけで微妙な作品でした。

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 206
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5

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オラワクワクしたぞ

業の話をさと子目線で話が進んでいくため、
業の種明かし編といった所。

最後は何故かリカとさと子がドラゴンボールの様な
戦闘をし始めて面食らったw
旧作からのファンには不評らしかったけど、
自分は予想外の展開で楽しめました。
二人の巫女さんの姿も良かった。

しかしあそこまでしないとお互い別々の進路を選択する決断が出来ないなんてw
他の巻き込まれた世界観のひなみざわの人々が気の毒すぎる😱

投稿 : 2021/10/09
閲覧 : 259
サンキュー:

12

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

レビューは旧作・新作全部ひっくるめてということで

なぜなら、旧作から含めると話が長くて、私にはどれがどの話だかすでに分からなくなってしまっているから。
新作だけ採点したら星1でしょうか。終盤ぶっ飛びすぎでしょう。

さて、ひぐらしは「可愛い女の子が(あんまり可愛くないけど)突然豹変して猟奇殺人鬼になる」というショッキングな展開を何回もループするのが売りのアニメです。
何度も同じ時をループしていくうちに、絡み合った謎が少しずつほぐれていくのが醍醐味です。
ですがまあ、謎解きされても「そういうことか!」と言うよりは「ふ~ん・・・そうなんだ・・・」みたいな微妙なリアクションを取ることが多いです。
なんといっても架空の病気が原因ですし、「女王感染者」という設定には無理がありすぎでしょう。
ですがまあ、1話観てしまうとどうしても続きが観たくなってしまう中毒性があります。前作含めると長丁場なのでもう一度観ようとは思いませんが(番外編の母親を殺す話が面白かった)、長い間楽しませてくれてありがとうと言いたいです。
それにしても、卒のやけくそ展開はどうにかならなかったものか・・・。

投稿 : 2021/10/08
閲覧 : 213
サンキュー:

2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

無印(1期)、解(2期)、業(3期)、を先に見てね☆彡

公式情報 
{netabare}
INTRODUCTION
{netabare}
都心から遠く離れ、色濃く残る自然に囲まれた集落──雛見沢村。
かつて、ダムの底に沈むはずだった村は、今もなお昔と変わらない姿で、転校生・前原圭一を迎え入れる。
都会で暮らしていた圭一にとって、雛見沢の仲間と過ごす賑やかでのどかな生活は、いつまでも続く幸せな時間のはずだった。
一年に一度行われる村の祭り、綿流し。その日が来るまでは…。
昭和五十八年、六月。ひぐらしのなく頃に。
日常は突如終わりを告げ、止まらない惨劇の連鎖が始まる──。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作:竜騎士07/07th Expansion
監督:川口敬一郎
シリーズ構成:ハヤシナオキ
キャラクターデザイン:渡辺明夫
助監督:池端隆史
美術監督:井上一宏(草薙)
美術統括:山根左帆(草薙)
色彩設計:小松亜理沙
撮影監督:戸澤雄一朗(グラフィニカ)
編集:丹:彩子(グラフィニカ)
音響監督:森下広人
音響効果:八十正太(スワラプロ)
音楽:川井憲次
音楽制作:フロンティアワークス
プロデュース:インフィニット
アニメーション制作パッショーネ
製作:ひぐらしのなく頃に製作委員会

主題歌
OP:「Analogy」彩音
ED:「Missing Promise」鈴木このみ
{/netabare}
キャスト{netabare}
前原圭一:保志総一朗
竜宮レナ:中原麻衣
園崎魅音・詩音:ゆきのさつき
北条沙都子:かないみか
古手梨花:田村ゆかり
大石蔵人:茶風林
富竹ジロウ:大川透
鷹野三四:伊藤美紀
入江京介:関俊彦
北条鉄平:宝亀克寿
羽入:堀江由衣
知恵留美子:折笠富美子
エウア:日髙のり子
{/netabare}
{/netabare}

1話ずつの感想


第1話 鬼明し編 其の壱
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
昭和五十八年の六月。
雛見沢に引っ越してきた圭一は、村に住むレナたちとの新しい生活を楽しんでいた。
そんな六月のある日、レナは一緒に暮らす父親の態度がどこかよそよそしいことに気づき、不信感を募らせる。
{/netabare}
感想
{netabare}
沙都子はレナに雛見沢症候群になる薬を注射した
レナは、お母さんが不倫してお父さんと別れたことを
相手の人を知っててお母さんを止めれなかった、自分のせいだって思ってた

それでこんどはお父さんが
お母さんから取った慰謝料をホステスのリナにみついでることを知って
これ以上家をこわさないようにするために、何か考えてるみたい。。
ってゆうところでオシマイ。。



。。レナの家がそんなこと(離婚)になってたなんて知らなかった。。

でも、レナはお母さんについて行かなくってよかったかも。。

子どもによく思われたいからって
小さい子にあれだけパフェを食べさせる親ってダメ親だと思うから。。


沙都子はわざと注射を打つなんてひどい。。
やり方がだんだんひどくなるみたい。。

レナは雛見沢症候群を発症してるから、リナを殺すことになるのかも。。
それだけで済めばまだいいけど、アレって移るんだよね?



業のあとは卒で、反対から読むと卒業になるけど
そうゆう意味なのかな?って思って「卒」をググってみたら
シュツって読んで、身分の高い人が死ぬ、ってゆう意味もあるみたい

もちろん「終わり」ってゆう意味もあるけど
こっちの方が「ひぐらしがなく頃に」に合ってるかも^^
{/netabare}
{/netabare}
第2話 鬼明し編 其の弐
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
父親がホステスの間宮リナに貢いでいることを知ったレナは、幼い頃に自分のせいで家族がバラバラになってしまったことを思い出し、二度と同じ失敗をしないために、家族を壊す者と戦う決意をする。
{/netabare}
感想
{netabare}
自分もひとり親のリナさんがレナを訪ねてきて
「レナからも、お父さんに頭を冷やすように言ってもらえない?」
って言ってくるの。。


男でも女でもそうだけど、人をダマしてお金を巻き上げたりする人って
詐欺罪とか、それで被害者の人が自殺とかしたら
殺人罪になってもしょうがないんじゃないかって、にゃんは思うけど
リナさんはいい人で、殺されるのがかわいそうだった。。

ただ、今回は殺すところを見せなくなったせいで
グロくなかったから、まだよかった^^

あと、自分ががんばれば、ってゆうレナの思いが
雛見沢症候群でおかしくなって
殺すのが平気になってるのが見てて苦しかった。。

大好きな圭一クンでも、ジャマな物は殺せばいい
なんてかんたんに考えるなんて
ぜんぜん良心がなくなっちゃってると思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第3話 鬼明し編 其の参
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
自分の犯した罪を圭一に気づかれてしまったと思い込んだレナは、大石刑事がリナの行方を調べていることを知り、自分の内側から湧き上がる疑心暗鬼に絡め取られていく。
{/netabare}
感想
{netabare}
レナが圭一クンのお母さんにたのまれて
圭一クンの家に行って2人が殺しあうおはなしのリメイクってゆう感じ。。

作画は新しく作ってるって思うけど
ほとんど前に見たシーンばっかりで、途中であきてきちゃった。。



2人が殺しあうシーンは、前の方がグロかったんじゃないかな?
半分くらい目をそらしながら見てるから、よく分からないけど。。

血が飛び散りすぎでリアルっぽくないところは逆によかったかも。。
{/netabare}
{/netabare}
第4話 綿明し編 其の壱
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
惨劇を回避するために圭一の背中を押したつもりでいた梨花は、圭一とレナが殺し合ったことを知り、絶望する。
それでも、惨劇の起こらない世界を信じて、梨花は前を向く。
{/netabare}
感想
{netabare}
沙都子がおじさんに、当選する馬券を買わせてお金を手に入れて
それでおじさんの知り合いのヤクザから拳銃を買って
魅音に撃ち方を教えてもらって練習した。。


後半は、魅音に雛見沢症候群の注射をして、発症させようとして
ゲーム大会で圭一クンがもらった着せ替え人形を魅音にあげる。。
ってゆう世界のやり直しだったけど、グロいところもなかったし
おんなじシーンが少なかったから、今回はあきずにすんでよかった^^

ただ、魅音に気がつかれないように注射するって
どうやったらできるのかな?

あと、沙都子がおじさんを利用するだけじゃなく
お皿まで洗ってあげたりするやさしさが、ギャップ萌えかも^^

おじさんもおじさまになっててよかった♪


それにしても、あれだけ何度もやり直して
コツコツ拳銃の練習したり、カードをおぼえたりするんだったら
その努力を勉強に使ったら、梨花と同じ学校でも
いっしょにうまくやっていけたんじゃないかな?って^^;
{/netabare}
{/netabare}
第5話 綿明し編 其の弐
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
大好きな圭一から人形を貰った魅音は、心ここにあらずな様子で、幸せな時間を過ごしていた。
しかし、バイト中に圭一が詩音と一緒にいる場面を目撃したことで、魅音の心は激しく揺れ動く。
{/netabare}
感想
{netabare}
綿流しの夜、圭一クンと詩音が富竹さんたちといっしょにお社に入ったけど
その夜、富竹さん、三四は盗聴器を恐れて、トラックを盗んで逃げて
大石さんから詩音が尋問された。。

詩音は圭一クンにそのことで電話した。。

魅音はタタリがお魎だと信じて、止めようとしてたんだけど
その電話を聞いて、詩音もタタリの秘密を知ってるって思って
おどかして聞き出そうって首をしめてたら
2人の仲にしっとして、つい殺しちゃった。。

そのあと、寝ているお魎さんのところに行って
聞き出そうとしたところでオシマイ。。



詩音が首をしめられてもだえるときの足が
すごくリアルでこわかった。。

詩音から電話がかかってきたときの圭一クンは
詩音に責任をぜんぶ押しつけるような言い方だったけど
たぶん、圭一クンも発症しかかってたんじゃないのかな。。


おんなじことの繰り返しで、テンポが悪いと思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第6話 綿明し編 其の参
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
オヤシロさまの祟りから圭一を守り抜くことを決意した魅音は、黒幕と信じ込む御三家のひとり、お魎を尋問するため園崎家の地下に監禁する。
しかし、その時すでにお魎の息はなく──。
{/netabare}
感想
{netabare}
魅音は圭一クンを守るために、村長、梨花を殺して
圭一クンを牢に閉じこめたところで
梨花の死を確かめに来た沙都子を殺そうとしたら逆に殺されて
リカが死んだことを確かめた沙都子も自殺して終わり。。



おんなじことのくり返しみたいだけど
その解決編ってゆう感じだったのかな。。

魅音が梨花の死体をトイレにすてるところは、かわいそうだった。。

でも、このおはなし見てると
いくら死んでもまた生き返るから
人が死ぬのがすごく軽く感じるみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第7話 祟明し編 其の壱
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
何度世界を繰り返しても惨劇を止められないことに、絶望する梨花。
心を痛める羽入もまた、自分の無力さに苛まれていた。次の世界が始まり、涙を流す梨花を親友の沙都子は優しく諭すのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
沙都子は梨花に、ずっとこの村にいるように説得しようとしてたけど
そうならないのは分かってるから
おじさんに、この村の全員からイジメられてるってウソついて
おじさんといっしょに住むようにした、ってゆうおはなしで
1期のときはホントにこわかったおじさんが、今はやさしくなったんだから
いっしょに住むのはいいことだと思うんだけど
きっと、梨花たちが反対するんだよね?

おなじことのくり返しみたく見えるけど
今回の方が、おじさんが家に帰って来る理由が自然みたい。。


それにしても沙都子が悪すぎる。。
{/netabare}
{/netabare}
第8話 祟明し編 其の弐
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
叔父の鉄平と暮らすことになった、と沙都子に告げられた梨花。
鉄平の改心を知らない梨花にとって、それは最悪の世界の始まりを意味していた。
梨花は、必死に沙都子を引き止めるが──。
{/netabare}
感想
{netabare}
「業」は悲しいおはなしだったのに
こうゆう裏があった、って分かると
沙都子より、まわりのみんなの方がかわいそうになってきちゃう。。

とくに、今回のおじさんがいい人すぎて
みんなからきらわれるのがかわいそう。。


沙都子はもう、完全に悪魔になったみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第9話 祟明し編 其の参
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
泣き叫ぶ沙都子の姿を見て、圭一たちは一刻の猶予もないことを思い知らされる。
沙都子を救いたい一心で団結する部活メンバーの姿に、すべてを仕組んだ人物はひとりほくそ笑む。
{/netabare}
感想
{netabare}
また同じ、圭一クンたちが児童相談所に相談に行くおはなしかなって思ったら
それもあったけど、ちょっとだけ。。
あとは鉄平さんが沙都子のイジメを大石さんに相談するおはなしだった。。

おじさんが本当に沙都子のことを気にしてくれて
沙都子がそれで変わったらいいなって思ったけど
家に来た大石さんを眠らせて、雛見沢症候群の注射をしちゃった!?

大石さんは、北条家の心配より
オヤシロさまのタタリが誰かのせいだと思ってて
鉄平おじさんを悪者にして、タタリがおじさんに行くようにして
黒幕をさがし出そうってしてるみたい。。



今回のおじさんもすごいいい人だったけど
1期のおじさんは暴力をふるう人で
沙都子はイジメられたから、その復しゅうも入ってるのかも。。

でも、そのときがいちばん幸せだった、ってゆうのは
あとで思い出すからじゃないかな?
{/netabare}
{/netabare}
第10話 祟明し編 其の四
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
雛見沢連続怪死事件の真相解明に執念を募らせる大石は、助けを求める鉄平からもたらされた真実を利用し、祟りの矛先を北条家に向けることで囮として利用することを思いつく。
{/netabare}
感想
{netabare}
あらすじのおはなしで、大石さんは児童相談所の人を呼んで
北条家に何にも問題がないことを確かめてもらって
綿流しまで、鉄平さんが雛見沢にいれるようにしたんだけど
沙都子が殺しちゃった。。

ただ、そのときに、元の沙都子の人格が出てきて
鉄平さんを逃がそうとして今の沙都子と争いになった。。



沙都子の元の人格が出てきたところで期待しちゃったけど
もう消えちゃったのかな?
でも、さいごは元の人格にもどらないと、ハッピーエンドにならなそう。。

あと、沙都子対梨花のおはなしだったのが
いつの間にか鉄平さんが梨花の代わりになってたみたい。。

もう梨花のことなんか忘れて
鉄平さんと仲よく暮らす鉄平エンドでいいんじゃないかな☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第11話 祟明し編 其の伍
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
綿流しの日、家まで迎えにきた梨花に、新しい服に着替えた沙都子が笑顔で顔を覗かせる。
北条家の中で繰り広げられた惨劇に気づかないまま、梨花は沙都子と一緒に祭りへと向かう。
{/netabare}
感想
{netabare}
沙都子が鉄平さんを殺し、知らん顔で綿流しに行って
圭一クンをさそいだして、にいにになってほしいって家につれてって殺し
鉄平さんと殺しあったように見せかけて、近くで見張ってた大石さんを呼び
黒幕は梨花だって教えた。。

雛見沢症候群末期の大石さんは、梨花のところに行っただけじゃなく
お祭に来てた人たちを次つぎ殺した。。

沙都子はそこにあらわれてネタばらし。。
梨花が死んだのを見届けてから、自分も自殺してオシマイ。。



もう、すべて解決した。。って
梨花がホッとしたところを沙都子がぶちこわすおはなしだったけど
見たことあるようなシーンと、グロいシーンばっかりで
ただ引きのばしてただけみたい。。
{/netabare}
{/netabare}
第12話 神楽し編 其の壱
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
終わらない惨劇に、梨花の精神は限界に達しようとしていた。
今の雛見沢がかつての姿とは違うことを感じ取った羽入は、梨花に与えた不完全な力を修復することを決意する。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめの方にちょっとだけ
羽生が梨花に不完全な力を与えるまでのおはなしがあって、羽入が反省。。
それから羽入が人として生まれて、みんなと楽しく暮らすおはなし。。

その後は梨花がくり返すのに疲れて、あと5回って決意したんだけど
沙都子に、次つぎにぶちこわされるってゆうおはなしで
やっぱり、何度も殺したり殺されたりのシーンばっかり。。



さいご、エウアが楽しんで雛見沢の殺し合いを見てるところに
羽入があらわれるシーン以外、ぜんぜんおもしろくならないし
終わりが見えないんだけど。。

もうちょっとだから見てるけど
こんなにダラダラ引きのばして、何がしたいのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第13話 神楽し編 其の弐
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
梨花と沙都子の物語を鑑賞するエウアの前に、羽入が姿を現す。 エウアによって仕立て上げられた惨劇を引き起こす者の正体を知り、羽入は激しく動揺するのだった──。
{/netabare}
感想
{netabare}
エウアが羽入に、ムリヤリ梨花と沙都子の争いを見せるおはなしで
とうとう梨花が夢をあきらめて、これでうまくいくのかな?って思ったら
沙都子が、梨花がくり返す者だって気がついて
沙都子が拳銃を取り出したところでオシマイ。。



梨花があきらめたところを見て羽入が
「そこは、あなたが選び、勝ち取った未来ではありません。。」って言ったり
梨花が「どうして僕だけが。。」っていつもゆうけど
高校に入ったら、沙都子を見はなしたのは梨花だから。。

本当の親友だったら、高校に入った沙都子を置き去りにしないと思う。。


にゃんから見たら、梨花も沙都子もどっちもどっちだと思うけど
羽入や梨花が被害者みたいな顔して、自分たちが正しいって思ってるから
よけいに話がこじれただけで
はじめから羽入がよけいなことをしなかったら、すぐに終わってたと思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第14話 神楽し編 其の参
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
すべての真実を知った梨花に、魔女の瞳を持つ者が銃口を向ける。
それは、たったふたりしかいない、繰り返す者同士の永遠に続く戦いの幕開けだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
何度も生まれ変わって殺しあう沙都子と梨花だったけど
けっきょく梨花が先に殺されてばかり。。

それで梨花がくり返す者を殺す剣のカケラを出したら
沙都子も剣を出して異能力バトル^^;

そのうち剣は1つになって、2人でうばい合いになったんだけど
とうとう梨花が剣を手に入れて、沙都子に振り上げた。。
ってゆうのが沙都子と梨花のパートで
裏では羽入がエウアの拘束から抜け出そうってがんばってた。。



殺し合いだけど、生まれ変わってるだけで、力はふつうの小学生のはずなのに
本でなぐったり、フォークで自分の首を指して死ぬとか
あんまりにもリアルみがなくって、グロいってゆうより
ただ、赤い絵の具をまいたみたいにしか見えなかった。。

それと、2人がおたがいを必要としてる、ってゆう感じだったけど
とちゅうから沙都子は、梨花ひとりでルチアに行ったらいいでしょ?
ってゆう感じじゃなかった?

それを何度ことわっても誘ってきたのは梨花だったし
そんなにいっしょにいたかったはずの沙都子を見放したのも
梨花だったような気がするんだけど。。


あと気になったのは、梨花を殺して沙都子も死んだあと
メンバーたちが2人の死体を見てるシーンがあったけど
それって2人は生まれ変わったんじゃなく、別の世界に移っただけで
あちこちの世界でたくさんの人たちが死んだのは消えてないと思う。。

もし羽入と梨花が何にもしなかったら、雛見沢症候群で苦しむ人がいる世界は
もともと梨花のいた世界だけだったハズだから、羽入と梨花のせいで
梨花が生まれ変わるたび人が死ぬ世界を増やしただけ。。

それが、羽入と梨花が正義の味方みたくなってるのってやっぱり変。。

もちろん沙都子は、もっとそうゆう世界を増やしてきたと思うけど
先にはじめたのは羽入と梨花の方だから。。
{/netabare}
{/netabare}
第15話 神楽し編 其の四
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
悠久に続く戦いの果てに、繰り返す者を本当の意味で殺すことができる神剣・鬼狩柳桜を手にした梨花。
様々な想いが去来する中、梨花は最後の決断をくだす…。
これは、ヒトならざるモノとして運命に抗う少女たちの、“卒業”の物語──。
{/netabare}
感想
{netabare}
2人のケンカのつづきで
作画が「男はこぶしで語りあう」みたいな
劇画調になってたのがおかしかった^^

2人は、意見が合わないことで意見が合って、それぞれの道を歩みだした。。
鉄平さんも、にいにも目覚めて。。
ってゆう、いい終わりかただったと思うけど
この終わりのために「業」24話と、「卒」15話を見なくっちゃならないって
すごーくコスパが低いおはなしだったと思う。。


あと、第14話の感想にも書いたけど、この世界を実現させるために
たくさんの世界の雛見沢の人たちの希望をうばったことを考えたら
コスパが低い、くらいじゃ済まないし
その原因の羽入が、正義の味方っぽくなってるのも変だった。。
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。


さいごはうまくまとまってよかったけど、第15話の感想にも書いた通り
このために「業」24話と、「卒」15話を見なくっちゃならないのって
すごーくコスパが低くって、時間のムダだったし
延々とグロいシーンを見るのにも疲れたみたい。。



ぜんぶの感想。。

やっと終わってよかった^^;
もし、何年後かにつづきがあっても、もう見ない!


 
.

投稿 : 2021/10/07
閲覧 : 407
サンキュー:

28

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いい加減 嫌になった

感想

自分は1期だけ観て、2期3期4期は未視聴でこの業と卒を観たんですが・・・
正直にいうと、よく理解できてないです。

昭和58年の6月、雛見沢村で起こる不可解な殺人事件
何度も何度も同じ時をループする度、人がグロク死ぬ場面見せられて、もういい加減観たくないです。
観る度 軽く鬱になりそうで闇落ちするまである。

梨花と沙都子の関係
異世界?っぽい所で巫女さんの衣装を着た神様?のような2人の関係
イマイチこの4人がどういう関係で、どうしたいのか?結局何がしたかったのか?全然理解できてないです。
最終話なんて、何 あの 梨花と沙都子の殴り合いの作画
ボクシングかヤンキー漫画の喧嘩よろしく 劇画風の絵で、最初ぽか~んとしてからの 鼻で笑って苦笑いでしたよ。
2期~4期まで全部観てれば分かるのかなぁ?
そういった意味では、僕は全然「ひぐらし」卒業できてないなぁ・・・
まぁ もう観たくないので卒業できなくてもいいや。

これも後で皆さんのレビュー読んで補完できればそれでいいです。

投稿 : 2021/10/06
閲覧 : 243
サンキュー:

14

ネタバレ

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ラスト2話で評価がガタ落ちに…。

何故こんなオチに!と嗚咽を漏らさざる得ないことに…。題名通りラスト2話までは本当に毎週楽しく(?)観ていたのですが、とりあえず一番悔しいことは、この後続くと思われる「うみねこ」にどう繋がっていくのが全く分からなかったことです。まあ、そのうち二人して魔女になったんでしょうけど、魔女になった後の二人の関係性に関して何らかの伏線が欲しかった。

とりあえずなかったことにして、もう一度作り直してもらっても全然構いませんよ。

投稿 : 2021/10/06
閲覧 : 197
サンキュー:

3

ネタバレ

匿名係長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

JK沙都子が可愛すぎでございますの!

令和のひぐらしが見れる!
それだけでも観る価値のある作品なのです。

絵も音楽も素晴らしいのです!
声優さん達もあの頃のまま良い仕事をしてくださっていますのです。

業については、ひぐらしを普通にリメイクするだけかと思いきやまさかの新作という事で驚かせていただきました。

終わらない惨劇の雛見沢という鳥籠から抜け出してから5年後のストーリー。
新たな惨劇に立ち向かう梨花、そして黒幕とは。

{netabare}
業の初期から梨花と沙都子の関係というか、やり取りなどに違和感を感じた人も少なくないはず。

しかし、自分はまさか沙都子が闇堕ちするとは思ってもいませんでしたw
{/netabare}

『卒』の立ち位置は『業』についての解となる作品ではあるのですが、以前のひぐらし作品とは全く別物として見なくてはなりません。

{netabare}
沙都子の仕業であり、基本的に薬による雛見沢症候群の誘発による惨劇だと判明してしまえば先の展開に少し説明を足したような内容になってしまうので、

『解』時のような驚きなどが少ない展開になってしまっているのは少し勿体無いですね。
{/netabare}

今作は梨花と沙都子の親友であるが故の同じ想いと食い違う想いに焦点が当てられた作品です。

私は『ひぐらしのなく頃に』という過去の作品を念頭に置いた上で試聴したので正直、許容しにくい展開でもあったのですが、概ね満足できる作品でした。

しかし、やはり皆さん同じ意見だと思うのですが、14話での超展開w

{netabare}
梨花と沙都子がドラゴンボール的な戦闘を繰り広げますw
{/netabare}

これは流石に超展開過ぎて頭がうーうーで心がにゃーにゃーだったのですw

それでも、終わりよければ全てよし!
ある意味では『解』よりも違ったベクトルのハッピーエンドとして完結しております。

はたして、梨花と沙都子の出した答えとは。
業と卒、卒業とは何を意味する事なのか、観る人によっては違った解釈になるのかもしれませんが、最終話、車内での部活メンバーの語ったところが1つの答えなのでしょう。

無印や解のファンの方には少し受け入れにくい部分もあるかもしれませんが、JK姿の梨花や沙都子を見れるだけでも一見の価値あり!なのですよw

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 182
サンキュー:

2

ネタバレ

アニマル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

中途半端な二次創作アニメ

何もかもが中途半端です。

沙都子の人格が分裂している事が発覚した瞬間「は?」と冷めた人は私だけではないと思います。
そして最終回まで観ても何故分裂していたのかわからず仕舞い。

解答編なのに猫騙しの解答は再放送ばかりで、退屈でした。

梨花も羽入も「希望を信じていれば奇跡は起こせる」なんて威張っていますが、綿騙し編では勝手に惨劇が起こるカケラだと決め付け、圭一に八つ当たりして魅音のL5を早める始末。
その口から奇跡を語られても薄っぺら過ぎます。
エウアの退散も残り話数がないので急いで畳みかけたようで不自然でした。

梨花が、聖ルチーアに行った記憶がありながら沙都子に「睡眠時間を削って勉強しろ」「問題集で顔が腫れ上がるまで叩いて勉強させてやる」と言った際はドン引きしました。
仮に、沙都子の勉強が上手く行った所で聖ルチーアで馴染めるかと言えばそうではない事は明白で、二人で進学しても一緒に学園生活を楽しむ訳でもないのに押し付けるのは意味不明でした。

リナや鉄平を良い人のように描いていますが、リナはレナの父を酒で潰し飲んだ覚えのない酒代を払わせた事には変わりなく、鉄平は保身の為に姪に寂しさを埋めてもらおうとしているだけです。
わざわざ頬を赤らめさせたり、表情を綻ばせるのは違和感が強かったです。

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 192
サンキュー:

3

ベスろくろく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

急展開に困惑

途中から別のアニメを観てる気分だった

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 166
サンキュー:

2

ネタバレ

あかえる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:今観てる

極端な 予想通りと 予想外(論外)

さて、以前2021年夏、波乱を呼んだアニメとして「探偵はもう、死んでいる」をあげたばかりですが、最近になって、第二の波乱アニメが生まれてしまいました。それがこの「ひぐらし卒」です。
まずこれは、2006年より続く惨劇ミステリーアニメ「ひぐらしのなく頃に」シリーズの最新作である「業」の続編です。そのため、このアニメを見る前に、ひぐらしの事前知識及び「業」の試聴を強く勧めます。さて、「卒」内容としては、「業の答え合わせ、そして物語の完結」がメインになっています。言わずもがな、ひぐらしシリーズで非常に重要になるアニメです。
,,,,,,しかしこのアニメ、14話放送後に、ひぐらしファンから非難の声が絶えず、「けもフレ2の再来」とまで言われる始末です。どうしてそうなったかを踏まえながら、レビューを開始します。

さて、「業」の終盤にて、黒幕が沙都子と判明したその後、「業」の惨劇の真相が、沙都子視点で解明されます。ここの内容については、特に最初のレナの発症は意外性が強く、レナの家庭事情を知ることもでき、大変興味深いものでした。その後も魅音、大石などがどうして発症したかがわかっていくのですが、この時点でガバを感じます。
まず「業」の4話ラスト、なぜ圭一の首が痒くなったのか。発症したのはレナなのに、彼にその傾向が生じる理由は特に掘り下げられませんでした。後は沙都子の拳銃について。彼女は2番目の世界線で銃を購入しますが、その後の世界線でも当たり前のように銃を持ってます。もしかしたら毎度同じ世界線で購入してるかもしれませんが、それならそういう説明が欲しいところです。

ともあれ、そんな感じで答え合わせが続くのですが、終盤に差し掛かると、我々にある不安がよぎります。それは、「このシリーズ本当に『卒』で終わるのか?」ということです。というのも、「業」はたっぷり24話あったのに対し、「卒」は15話しかないためです。そして結果からいうと、このアニメ
答 え 合 わ せ に 13 話 も 使 っ て ま す
要するに、「業」のその後の話にたった2話しか設けてないのです。話が進むほど、我々視聴者は不安しか感じません。

そして14話、ついに、惨劇は起こりました

{netabare}ついに化けの皮が剥がれた沙都子は、梨花と喧嘩を始めます。しかしその内容が、「業」から薄々思ってたもののしょうもないのなんの。そもそも沙都子は「ルチーアに行きたくない」「梨花と一緒にいたい」この2つを叶えるために惨劇の引き金となったのですが、それに対して梨花は「あんたが勉強すればいいだろ」と返答。うーんしょうもない。
その後梨花は、羽生の置き土産「繰り返しを絶つ刃」で攻撃するのですが,,,{netabare}急に梨花が巫女服に変化し、それに応じるよう沙都子も巫女服に変化。さらにそこからドラゴンボールのようなドッカンバトルを始めやがります。もう監督の「どうにでもなーれ」という清々しい意思すら感じます。それが一通り終わると、今度は「シン・エヴァ」のように場面がコロコロ変わりながら、剣の取り合いが始まります。もちろんこの14話では、レナたち雛見沢四天王は蚊帳の外。そしてラストは梨花が沙都子を斬ろうとして終了します。{/netabare}{/netabare}

はい、伏線も考察もクソもあったもんじゃないです。このひぐらしシリーズは次で最終回ですが、もうここまで来たら、これまでのひぐらしの全てを何もかも捨てて、アホみたいなラストも一周して見てみたいかもしれません。

ひぐらし卒、最終話視聴しました。感想としては、「これでよかったのかな,,,かなぁ?」って感じですね。
素直に言ってしまうと、最後の〆かたは僕が好きなやつでした。まず結論から言ってしましますが、{netabare}

最後は梨花と沙都子はルチーアと雛見沢、別々の世界で過ごすことを決め、惨劇のない世界で人々の日常が描かれるという、ジョジョ4部みたいな終わりかたでした。
これだけ聞くと案外悪くないと思うかもしれませんが、いかんせんそこまでの過程が酷いです。あんなに互いに依存しあって、前回までドッカンバトルしてたのに、圭一たちに諭されるとなんか仲直り?ムーブになって解決?した感じですね。話が進むまでに13話も使っといて、14話の世界観無視な戦いの末がこんなあっさりだと、納得はやっぱり難しいです。なんせあんなに惨劇で人殺してた沙都子に全然お咎めないので

また、これは余談ですが、意味ありげに出しときながら回収しなかった伏線も多いですね。具体的には
・前述した圭一の発症疑惑
・突如エウアに言われたループのルール
・消滅した光沙都子 など
こんな感じで、全体的に見ても粗が多すぎる作品でした。
{/netabare}
結論ですが、最終回の有終の美にしたいがためか、過程の粗が多すぎた作品でした。

因みにですが、作画は本当に凄いです。ここまで散々いいましたが、令和の作画でひぐらしが観れる点では価値は十分だとは考えます。

投稿 : 2021/10/04
閲覧 : 231
サンキュー:

7

ネタバレ

う り さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なにかの鳴く頃に

業、卒と視聴したのでまとめてレビュー。

「業」
声優変わらず。
作画が昔とだいぶ変わって最初は慣れなかったけど
見ているうちに気にならなくなった。
1話はほぼ昔と変わらず?
これリメイク?新作?どっち?って感じだったけど
見ていくうちに内容も変わっていく。

毎週ワクワクする部分は結構あったし
見ていて面白かった。

「卒」
黒幕のあの時の行動とか言動が解って
見ている分には面白かったかな。
これ最後どんな感じに終わるのか全くわからず。
卒は最初は面白かったんだけど12話、13話くらいから
段々面白味が無くなってきた感じがした。。。
14話なんかドラゴンボールかって感じ。
自分が知っていたひぐらしではなかったかな。
バトルシーンは笑ってしまった。
最終話で{netabare} さとしが目が覚めたけどあの後どうなったのかめちゃくちゃ気になる。 {/netabare}

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 133
サンキュー:

1

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひぐらし??

業を見ていたので、タネ明かしを知りたくて見た作品。

途中から、うみねこ…化していた。真実があるだけあれよりマシだけど。

サイコロの目を強引に1にするのは…ちょっと見ていてツライ。

そして、これ、「ひぐらし…」にする意味あったのか?

最後、関係者全員が生きて笑顔で終わるのは嫌いじゃないけど…

追記:
業のコメントで書いたこと、合っているような間違っているな…
梨花が沙都子の変化に気付いたのがあれはないよね…
後は、最後に告知があった、オンライン謎解きが気になる。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 173
サンキュー:

7

ネタバレ

れい78 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラスト2話ぐらいで置いていかれる。

予想できない展開ばかりでハラハラして、解答編もなんでこうなったかの理由が分かり新鮮な設定に驚きながら早く続きが気になるー!っとワクワクしながら観てました。ただラスト2話ぐらいで「これってひぐらしだっけ?バトルアニメだっけ?なんで空飛んでるの?なんで服着替えたの?」と急に違うアニメのような展開で、思ってたんと違う!ってなりましたww最後もどつきあいで和解って、、、いつのヤンキー漫画ですか?とツッコミどころは満載で、ラストは予想通りでしたが、なにかモヤモヤする感じでした。

全話通してストーリーも作画も良く、観やすかったですが私的にはラストが本物の沙都子が梨花ちゃんの呼びかけで戻ってきて涙涙のハグからの和解。からの2人が気持ちを尊重して笑顔でのお別れ。が理想だったなぁ!まぁでもラストも予想を裏切ってこそのひぐらしですね( ˘ᴗ˘ )

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 195
サンキュー:

2

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思えばこれって死に戻りの呪い、タイムリープの元祖だったのでは!

 「ひぐらしのなく頃に業」の続きです。「ひぐらしのなく頃に業」における梨花の夢により、数々の悲劇?に見舞われた沙都子。引き続き、自分も梨花も聖ルチーア学園入学を阻止し、雛見沢で一緒に暮らす現実にさせるためにとる沙都子の巧妙な手口の数々だったです。その結末?は、どうなることやらです。

 繰り返す者の力をエウアから授かった沙都子は、異常な高度の数々とその結末を描いていたです。あの手この手を使って惨劇を意図的に仕組み、仲間も周囲の人の命も顧みず沙都子だったです。
 生きていた記憶を持ったまま、都合の良い過去から何度でも、自分の思惑を満たそうとした沙都子だったです。また、高みの見物をするエウアだったです。

 惨劇が終わらないことに見当もつかない梨花は、いつ真相に気付くのだろうか?沙都子とのチキンレースの行方だったです。
 状況を打破するためにとった誰かさんの手助け行動が、終盤で惨劇の核心に迫るです。どんな逆転が起こるのだろうか?どのように真相にきづけるのか?見所です。

 結論的には、もっと早くこの結末?に至るのが遅すぎると思えた展開だったです。梨花、沙都子の決めた未来は、これで「ひぐらしのなく頃に卒」にしてもらいたいと思えたです。

 にしても梨花、沙都子について、圭一の語った親友の定義は、心に残ったです。{netabare}「たとえ一緒に居なくても、これから会うつもりがなかったとしても、いつかまた出会ったとき、自分も相手も絶対にずっと親友どう押しでいてくれると互いに信じあうこと」。{/netabare}これは、現実であってほしい理想を越した願いだと思うです。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 308
サンキュー:

6

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いつからボクシングアニメになったんだ

最初は良かった。
前回の業の続きということで、すでに黒幕が分かった状態での答え合わせのような今期。
そういえばこんなシーンあったなあと思うと、裏では別の思惑で動いていたりして、なかなか面白い。
けど、最初の物語ありきの面白さなんだけどね。
最終盤まで来て、エウアと羽入の直接対決の場面が実現。
それに呼応してなのか、沙都子と梨花も直接対決。
いや、この期に及んで殴り合いとか。
ホラーサスペンスアニメじゃなかったんかい!
最後に来てギャグアニメになってしまった超展開アニメ。
どう評価すればいいんだろう・・。

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 181
サンキュー:

7

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ひぐらしのなく頃に 最終話 黒歴し

面白いアニメを作りたくて、5年かけて視聴者の予想しないトリックを書いた
面白いアニメを作りたくて、10年かけて視聴者の予想しないシナリオを書いた
それではあなたが思い描く「面白い」は本当に面白いのか、疑うのにあと何年?
                 Frederica Bernkastel

リメイクと見せかけて唐突に始まったそれは続編だった。
すべてが丸く収まり幸せな世界へたどり着いた子ども達にさらなる惨劇が訪れる。

ひぐらしのなく頃に 最終話 『黒歴し』

果たして、作者は一体、何がしたかったのだろうか?

【結論】
最終回で流れる youー卒業ーを聴くためだけに最終回だけ見ればいい。

【最初に一言】
さとこの指パッチン、なんなんですかね、あれ。すごくイラっとする。

【長々と書く前に総評】
感想が長くなったので最初に評価しますが、クオリティは最高なのにシナリオが最低で、シナリオライターの精神が病んでるのか?と思ってしまいました。
プロットは作者である竜騎士さんが書いてるようですが、細かい描写は別人がやっているんですかね?
シナリオが気に入らないというのもあるし、ひぐらしの世界観や設定へのこだわりがあるなら絶対やらないような描写ミスが目立ちます。

終盤である卒14話は次々と場面が切り替わってさとことリカちゃまの魔法っぽい演出があふれるファンタジーな死闘が繰り広げられますが、あれはどういうことなの?
魔女のお遊びでワープしてるの?
描写ないだけで、実は何度も何度も剣を巡って殺し合いをしてさとこが勝ち続けたってこと?

最終話自体は良い終わり方だったけど、なにしろ途中が酷すぎる。

唯一良かったのはyouの卒業バージョン。
でも今さら名曲流しても遅い。途中が酷すぎる。

キャラ設定を忘れたのか?っていうような描写も少なくなかった。

それと、さとしのこと無視しすぎでは?
あれだけ命がけで精神が壊れるまで守ってあげたのに、完全に妹に忘れられてて本当にかわいそう。
たぶん登場させると説明が面倒になるから触れないようにしているんだと思うけど、むしろさとしを診療所から出して、新しいファクターとして動かせばまた違った話が作れたのでは?

残酷な殺人シーンを描くのが目的みたいになってしまっている。
こんな残酷な絵ばかり描いていたら精神病みそう。

かなり教育に悪いので、子どもには見せないほうがいいでしょう。
覚悟して視聴してください。

【卒をみる前に一言】
これはひぐらしのなく頃に旧作→解→(礼・煌・拡この3つはおこのみで)→ひぐらしのなく頃に業の続編なので、その順番に視聴することを推奨しています。
ちなみに、ゲームのほうが濃密な描写で考察する楽しみも味わえるので、ゲーム推奨です。私はアニメから入って後でゲームをやりました。

【シナリオ・キャラ】
ひぐらしをここまで見てきた人間としては、あまりにも残念すぎることが多くて、正に黒歴史ですね。
余計なことをしてくれたという印象しかないです。
業はまだよかった。何が起きているのかわからなくて色々推理する楽しさがあったから。
でもそのネタばらしがしょうもなさすぎて酷いうえに、「何度も何度も惨劇を繰り返した」ことを表現するために、色々な人物を登場させて何度も何度も次々と残酷な殺し方を描写していく様は狂気だ。

これはシナリオライターによる憎悪とか怨念のようなものを感じて怖いですね。
こんなに何度も何度も惨たらしい殺し方を繰り返すほどリカのことが嫌いなんでしょうか?

あとは、旧作にあった「黒幕が誰で、何の意図があるのか」という疑問や、それが解決される喜び、「裏ではそんなことがあったのか!」という驚きがこの卒にはほぼないのが致命的かな。

黒幕が業の時点で判明してしまっているから、あとはどういう行動をとっていたのかの舞台裏を延々と見せるだけなわけで、旧作の解答編とは雲泥の差でした。

細かいところは別にいいんですが、キャラクターの魅力を根本から台無しにするようなことが続き、旧作を汚された気分になるのが最悪だった。


各話の感想。
祟明し編以降はあまり分ける必要性を感じないのでひとまとめにしました。

1~3話 鬼騙し編の解答
{netabare}

まず、業で予想できていたことだが、鬼だまし編のレナ暴走は予想通りでした。
鬼だまし編時点では特に疑っていなかったが、それはサトコの仕業だとわかりました。まあ、業最後まで見ていたらサトコが注射したのかな?と思ったけどさすがにこれは間違いであってほしかった。
仲間にあんな薬を注射するのは、さすがに見ていてつらい。

リナ殺害は14日の雨が降っていた日、鬼騙し編を見返してみると、
14日は雨が降っているシーンだけ流してすぐ過ぎ去っていたんですよね。
あの時は全く気に留めてなかったが、今思えばなぜわざわざ雨が降っているところだけ見せたのかってことですね。こういうしっかりしている部分もあるんですけどね。

15日の圭一とレナのゴミ山シーンは、予想通りでした。
本当に死体処理していたレナにピンポイントに「事件発生うんぬん」声をかけちゃったんですね。圭一は相変わらず毎回、間が悪いな。
そして大石刑事と魅音がいつも余計なことをするのも相変わらずか。

第3話前半はだいたい旧作と同じというか、旧作の真相を補完するような内容で綺麗な作画もあって、良かったかも。
ただ、ずっとひぐらし見てる人にとってはもう何度も見ている光景だから、蛇足感はある。
まあ、旧作見ていない人への配慮でしょうね。

後半の鬼騙し編4話の二人の乱闘の真相だが、圭一の錯覚じゃなくて本当に二人とも本気な殺し合いをしていました。
圭一があれだけ刺されたのは幻覚じゃなくて本当だった。
いやいやいやいや、あれだけ刺されたのにあんなに動けるわけないですよ。
それどころか業4話の刺され方、あれは絶対死んでますよ。
目が覚めた後の描写もあれだけ刺された後とは思えないな。

刺されたのは本当だけど、妄想で大げさになっただけで、実は軽傷だった?
そんなばかな、卒3話のレナは完全に手加減なしの殺意だった。
考察が外れたのはいいが、さすがにこれは異議ありだ。
業4話、卒3話の圭一の猛烈な反撃は、人体の構造的に無理なことだと思います。


一番のショックはやはり、サトコが友達の死を悲しまないどころか積極的に殺しに行っているところ。
さとこが狂った原因が、かなり自己中な理由だったこともあって、その所業の邪悪さでどんどん嫌いになる。
そもそも私立中学で落ちこぼれたのは、自分が勉強やらずにさぼり続けたのが原因。
勉強さぼって落第生になったから何度も巻き戻って仲間に薬を打ち続け、精神的に壊してリカを殺し続ける?
リカに復讐するのはともかく、そのために全く恨みないはずの圭一とかレナが犠牲になろうが関係ないってことでしょ。
動機がしょうもないうえにやることが邪悪すぎる。
原作でもサトコは、積極的な危害はしないものの、割とサトコのせいで不幸になる人間は多かったので印象はあまりよくないが
さすがにここまで落とされるとしんどいものがある。
もう魔女に操られているというオチ以外ではサトコの名誉回復は無理かな。

そもそも、さとしのさの字も出てこないけど、さとこの中でさとしの存在はどうなったのか?
完全に忘れてないか?
詩音が口にしなくなったのは、何かしらの説明ができると思うけど
さとこが存在忘れるのはさすがにどうかと思う。

{/netabare}

4話~ 綿騙し編解答
{netabare}
結論から言うと、綿騙し編の考察は盛大に外したことが確定しました。
ドヤ顔で見当違いな考察を長文で書いていて恥ずかしいやつですね・・・。


4話
綺麗な鉄平回。 まさか鉄平でこれだけ和むことがあるとは。
それからさとこに銃を教える魅音。
相変わらず魅音と大石は余計なことばかりやって事件をややこしくしますね。
さとこが銃を買った相手の目の前で補充して見せるのはうかつすぎる。
そこは代理ってことにしておいたほうが無難で、不審に思われる行動は身の危険がある。
自分が体力的にはただの小学生だってこと忘れてないか?

魅音への注射は精神的に強い魅音が発症したらどうなるかを見たいからとか。
もうやめてくれ。

5話
業では結構入れ替わっていると考察したが、双子入れ替わり特になかった。
しかも、祭具殿で怖がってなかったから詩音じゃなくて魅音かと思ったけど、そんなこともなかった。
普通に、過去ループでさとしのことを克服済みだからL3になってないし、祭具殿も怖くなくなったんでしょうかね?
ちょっと難しく考えすぎていたようです。

腑に落ちないのは、電話の相手と祭具殿侵入がどちらも詩音だったこと。
なんで自分で像落としたのにまるで富竹と鷹野が落としたみたいな言い方をしたのかが不明だ。 しかも詩音は正常に見えるので、別に何かの妄想ってわけでもなさそうだし。
それから、魅音はばっちゃが実は何もしていないことを知っているはずなのに、ばっちゃが祟りの元凶みたいな物言いは変だと思う。
L3以上は被害妄想が強くなるとはいえ、魅音は祟りという言葉そのものを忌避しており、それを触れ回る人間に嫌悪の表情向けるくらいだったのに、自分が被害妄想に取りつかれたからと言って、祟りを触れ回る側に回るのも地味に残念。
これ、魅音というキャラクターの根幹を揺るがす酷い改悪だと思う。


個人的には、詩音と魅音が圭一をとりあった結果の惨劇という脳みそお花畑な原因なのを期待したのですが、ただのサトコの陰謀でガッカリ。

とりあえず、サトコそこまで好きなキャラでもなかったけど、これ以上サトコの株暴落させるのやめてください・・・。

6話
この回はかなり精神的にきますね。

公由のおじーちゃんのツメ剥ぎシーン。むごすぎる・・・。
この人は全編通して数少ない純粋な善人で被害者なので、本当にかわいそう。


予期していた通り、やっぱり圭一とリカの猫さん会話のシーンを
魅音が聴いていて、リカちゃまの豹変見て不審がったってことですね。
まあ、このシーンがなくても結局何かしらの理由見つけて殺しそうだけど。

リカちゃま殺害シーンも強烈だけど、トイレに落として足で踏みつけるシーンも詩音を井戸に落とすシーンも見ていてかなりしんどかった。
なんていうか、殺害する描写自体よりも、大事だったはずの人の死体をぞんざいに扱うことのほうがよほど精神的にきついものがある。

鉄平もリナもミヨも完全に改心しちゃったし、
さとこと魔女がひたすら善人の心をもてあそびつづけて何がおかしいのか。

でもまあ、たぶんさとこは魔女に操られているんでしょう
目が赤くなっているときはたぶん魔女の意思がなんらかの作用をしていると思う。

まだ、ここまで付き合ったので最後まで楽しもうと思います。

{/netabare}

祟明し編以降
{netabare}
祟り騙し編については、だいたい思った通りですね。
綿騙しほど複雑じゃないので単純でした。


まあでも、それはもはやどうでもいい。
もうこのへんからかなり興味を失ってしまいました。

原作の良さが完全に台無しですね。
さとこがあまりにもひどすぎる。

さとこ、魔女に操られているところがあるにしても、最初から最後まで一貫して自己中でしょうもなさすぎる。
理由がしょうもないうえに、さすがにやりすぎで、魔女のせいだから仕方ないとは思えないかなー

リカが「あんたがまじめに勉強しなかったのがいけないんでしょ」
正にその通りなんですよね。

さとこ「あんたも竹馬全然乗れなかったでしょ、それと一緒」
こんなものはまさに子どもの言い訳で、やらない言い訳を言ってるだけ
竹馬できなくても卒業できるけど、勉強できなかったら卒業できないのだから。

さとこ「あんたの夢に付き合って、身の丈に合わない学校に入ったんだから」
夢に付き合うっていうのは、入ったら終わりじゃないでしょ。
3年間勉強の面倒を見ろって・・・

リカ「高校生にもなって、勉強くらい自分でやりなさいよ」
ほんとにそのとおりです。

もういいよさとこ。
この作品のせいでさとこが大嫌いなキャラになってしまった。

本当に、余計なことをしてくれた。

{/netabare}

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 653
サンキュー:

35

ネタバレ

にく さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

殺意がわくほどの出来(一緒にストレス発散したい方)

※つまらなかった!!って思った人だけ読んでね!!

まず端的に言えば、とってもつまらなかった。では収まらないツマラナさ。
って感じの文になるので好きだったという方はどうぞお控え下さい。

作るなら1話と最後の話と、間の話ちょこっとするだけで良かったんじゃないの?30分で出来たでしょ?こんなダラダラ見せられた挙句なんの驚きもひねりも無い。もし30分だったらこんな怒りも無かったのに。

「業」は「ひぐらし」らしさもあって良かったと思うの。新しい展開とかもあったし、でその解に代わるのがこの「卒」なんだけど、全く同じ内容を淡々とサトコ目線で見せられるんだけど、ホントに苦痛だった。まず展開を知ってるからつまんないし、サトコに感情輸入できないからただのクズ目線で話が進むのが苦痛すぎる。
てか最後まで見たけど、親友についての話とか凄いどや顔で正論みたいに諭してたけど一切共感できなかったからね!それっぽい事言ってましたが、親友なんて言葉自体がそもそもで捕らわれすぎてんの!定義なんてないの!!

話それちゃった、でね、サトコがリカに執着するって事がこの話の主軸でしょ?
で繰り返す理由が、リカが進学校で相手してくれなくたった、勉強がしたくない、雛見沢に居た時が一番幸せだった、とか
はい?????って感じじゃない?
世の中の皆そんな些細な事で人殺したりしないから!!!ガキに付き合わされてるのはリカだけじゃなくてこっちも同じなんで!!そんなにイヤなら辞めれば良かったじゃん!!自分で選んだ道だろうが!人のせいにすんな!!全世界の皆が通る道じゃボケ!!!人のせいにするとかお門違いじゃアホ!!人殺してただで済むと思うなよ!!てかその薬毎回どっから入手してんだよ!!こんなガキに共感なんんてできるか!!
って感じで、まったくもって理解できないしその後永遠に続くようなつまない話の最中ずっと早くこいつ殺して!!!と心の中で舌打ちとともに叫んでおりました。
結局死なないんだけどね、ホントごみ

そもそもサトコってそんな嫌いなキャラじゃなかったんだよ。ますお兄ちゃんが好きで、嫌な里親がいて、強がりないい子みたいなね。
ちゃんと人の痛みを知ってる人、特に大切な人を失う辛さとかね、
で、そんな人があんなポンポン殺すかね?お兄ちゃんどうでもいいってなるかね?そもそもその時点でサトコはリカと違って何度も繰り返してた訳じゃないし、お兄ちゃんがいなくなって日も浅いのに、って感じで設定だったり今まで築いてきたキャラの思いみたいなのを全ムシして作った挙句面白い物に消化できなかった罪は重いよね。

そんなにつまらないなら見るの止めれば良かったじゃない!って思って読んでるあなた!!
これ「ひぐらし」じゃん!最後どんでん返しあるかもしれないじゃん!こんなクソみたいな展開逆に脚本家が気付いてないなんて思いたくないじゃん!それは最後こうなるからあえてですよ!って言われたら納得できるかもしれないじゃん!!!最後まで見ないままツマラナイって評価は出来ないじゃん!作者が何か言いたいことあるのかもって思うじゃん!!
そう!!何にもなかったけどね!!!!
この作品の最大の罪はここ!!!最後までゴミだった事!!!そして制作人にそれを止める人がいなかった事!!!作品に愛情を全く感じなかったこと!!!!

てかホント何が言いたかったんだろ、、
リカだけが繰り返す者で、友達のサトコは親友だけど経験数が違い過ぎる。だからホントの意味で友達を作るには同じように経験させなきゃ!的な発想で作りだしたんだろうなって最初に感じてたけど、最後まで見た感じそんな所だろうな。浅はか過ぎる。。。。展開が雑すぎるし。同じ経験させれば同等になれるって答えがガキすぎる。つまりそれって同じ経験させなければ理解しあえる関係は作れないって言ってる事とおんなじじゃん。そうしないとリカは一生孤独、みたいな。なめんな!!



この作品を見てよかった事は
「ねえねえ、今まで見たアニメの中で一番つまんなかったのって何w??」
「え~?あー、ひぐらしの卒ってやつ!めっちゃつまんなかったよ」
って話題に出来る事ぐらいだね。
間違いなくワーストに入れる。

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 153
サンキュー:

3

学生 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:今観てる

業の時は期待したんだけど…

大石を発症させたり赤坂を発症させたり
面白いことができるリメイクのひぐらしだと思ってた
しかし流石に前半の焼き直しを延々と流すだけの卒を見せられれば単に引き出しがないようにしか見えない
残り数話で完結するのかそれともまだ続編に続くのかわからないがちょっと期待外れだったかな
旧作に引き続き予想外の連続を更新し続けられるアニメであって欲しかった

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 292
サンキュー:

2

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ひぐらしのなく頃に卒のストーリー・あらすじ

2021年7月放送開始(TVアニメ動画『ひぐらしのなく頃に卒』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年夏アニメ
公式サイト
higurashianime.com/

スタッフ

原作:竜騎士07/07th Expansion

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