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「白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.9
感想・評価
443
棚に入れた
1349
ランキング
752
★★★★☆ 3.6 (443)
物語
3.4
作画
4.0
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.5

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☆の総合評価
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白い砂のアクアトープの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

就活生や新社会人には響く部分があるかも

P.A.WORKSのお仕事物。
SHIROBAKOは好きだったので期待していたましたが、盛り上がりに欠けるというか、他の方のレビューにもあったが、色々な人物や問題を取り扱っているのは良のだが、その分イマイチ浅い感じがした。

2部構成で前半は主人公の高校生、海咲野くくるが老朽化による閉館迄の数か月館長のおじいに代わり、館長代理としてがまがま水族館をその閉館の危機から救おうと奮闘する話。
後半は高校卒業後、沖縄の大型水族館アクアリウムティンガーラに就職してまたまた奮闘する話。

仕事は好きな事ばかり出来る訳では無く、大変な事もいっぱいあると言う事が表現されている点では現実的な話だった。
そして夢が敗れても次に向けて動き出さなくては行けないとい事を伝える上では良い話だったのかもしれない。

1部でくくるはがまがまを立て直す為に奮闘するものの結局は取り壊しが決定してしまった。
ティンガーラから研修に来た南風原が言っていた通り、くくるがやっているのはままごと見たいなもので、水族館で働く為に努力をしてきた南風原にとっては仕事を舐めていると映っても仕方が無い事だろう。

自分のイメージとしては水族館への就職というのは狭き門で水産学部等を出た学生が就職するというイメージだったので、いくらがまがまのコネだからと言って、数か月バイトで飼育員をやっただけの風花と櫂がそんなあっさり就職出来ちゃうのとは思ってしまった。

あと副館長、元銀行員で仕事が出来るのかは知らないが上司としてあれは無い。
部下をプランクトン呼ばわり、いくらがまがまでの経験があるからと言って、高卒直ぐの新入社員に大したフォローやアドバイスも無く一方的に仕事を投げる。
体育会系か何か知らないがあんなんじゃいつ辞めてもおかしくないし、辞めた所で上司の責任だわ。
水族館での結婚式の話も1回目の案はプランナーに却下されていたが、くくる1人で考えて殆どアドバイスも出していないとかフォロー無さ過ぎて何なのだろうこの上司としか思えなかった。
最終話直前で過去に再建を失敗した経験から水族館を守りたいみたいな事を知った所で好感度が上がらない。

環境問題に関心を持った風花が2年間ハワイの水族館に研修へ行くメンバーに選ばれていたが大した経験も無く、英語も話せなさそうな人間が選ばれて大丈夫?とも思ってしまった。

これから就職しようとする学生や新入社員には共感して観られる作品かもしれない。

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 178
サンキュー:

13

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

水族館とダブルヒロイン

物語は沖縄の水族館です。水族館のお仕事アニメになります。祖父の水族館を手伝っている学生のくくると東京でアイドル活動をしている風花の物語。
くくるが幼すぎて我儘な部分が目立ってしまい、見ていて苛立ってしまいました。2シーズンですが、風花の話がほんの少しだけでした😧
水族の仕事や経営は詳しく描かれているので良かったです。

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 193
サンキュー:

3

GOMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

結構面白いけど、個人的に評価が難しい(汗

2021年7月~12月放送。2021年度P.A.WORKSさん製作のオリジナルアニメ。いきなりですがP.A.さんの女のコ 個人的に好きなキャラ多いんですよね~キャラデザw
個人的に勝手に期待していた分、ストーリーとしてはもう一つ盛り上がりに欠けたというか。。。結構面白いとは思うんですが。。。
勝手に期待してた分、ちょっともう一声。。。後半少し作画も乱れた感が。

声優さんは伊藤美来さん、逢田梨香子さん、和氣あずみさん他。特に問題無し。

P.A.さんのオリジナルとしては可もなく不可もなくという印象ですが、これも個人差有りますし。基本的にはあまりストレス無く観れる作品の一つです。

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 218
サンキュー:

4

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良い感じだけど物足りなさは残った。

最終話視聴完了

1クール目
がまがまが老朽化していて閉館が迫っている
ティンガーラという新しい水族館ができる
その現実に対するくるるの頑張りや葛藤がメイン

見てる側からすると早く現実を受け入れて欲しいなと思った。
閉館させたくなくて立てこもっちゃうし。
でも子供だから仕方ないのかな。
大人目線からだとわからなくはないがもどかしい。

台風が来てがまがま半壊というのは可哀想だった。
何もそこまでしなくてもと思うくらい。

悪くないけどがまがま閉館まで12話は長かったかな。
少々地味なエピソードが続いてあまり盛り上がりが無かった感じだった。



2クール目
くくるがティンガーラに就職
ここでも現実と向き合い奮闘と挫折

初めての営業の仕事
セクション間で連携が取れてなくて板挟み
上司からプランクトン呼ばわり
大変ですねえ(笑)


中々現実的で「わかるわ~」と思える事も多かった。
プランクトンと呼ぶのは賛否あるだろうけど個人的にはなんとかギリギリセーフだけど、良くないよなぁ。
ちょっと酷いなと思ったのは職場環境。
オープンしたばかりだからって営業が副館長とくくるだけなのは無いのでは…
高卒で営業未経験の新入社員にまともに教える人物も居ないし1人くらい誰か居ても良かった。
よく仕事こなせるなって思うよ。

くくるのお仕事ぶりはいい感じだったけど、やはりどこか地味。
そこはリアル寄りであるが故なのかもしれないけど。

ラストは風花が海外に行ったけどすぐに時が流れて戻ってくる場面になってしまって余韻も何も無かった。
戻ってくるとこまでやらないで締めた方が良い感じだった。


全体的に見て
たまに見える幻は雰囲気作りとしてOKだけど必要だったのか。
中途半端にファンタジー入れなくても良かったのでは。

おじいの出番をもっと増やして欲しかった。
くくるのためを思ってがまがまの館長代理にしたんだろうけど、そのへんの背景がもっと欲しかった。
伝説の飼育員だったらしいけど何が凄いのかわからなかったし。
優しくていいおじいちゃんだけど、もっと口出しても良かったと思う。

副館長のキャラに対するフォローが無かったのが残念。
ウエディングの企画をくくるに任せてプレゼンさせて現実を思い知らせたとこは上司として駄目とは思わない(あまり時代にそぐわない不器用な気がしたけど)
悪い人物じゃないのはわかるのだけど、プランクトン呼びでイメージ悪いしいい人なんだよって所を見せて欲しかった。


最初のレビューにも書いたけどくくるが標準語なのはちょっと残念。
それを言うと皆方言で喋るようにした方がいいとなりそうで大変だけど。
沖縄出身の下地紫野と島袋美由利が居るのだから起用すればいいのにと思った。
伊藤美来はやはり上手いとは思えないし逢田梨香子は下手じゃないけどもう1歩足りない感じだったが許容範囲。
そのくくると風花の関係ももっと踏み込んで欲しかった。
いい感じだったけどちょっと弱い。


作画も楽曲も良かったけどストーリーが少々物足りなかった。
盛り上がりが弱い分、若干だらけた感じがしたので1クールにまとめるか分割2クールの方が良かったのかも。

-------------------------------------------------

2話まで視聴

流石P.A.WORKS
いい感じに仕上げてきましたね。


気になったのは主人公くくる。
伊藤美来の演技は上手いと思えない。
安達としまむらで結構がっかりしたので勘弁してくれと思ったw
ろこどるは大好きなんですがね。


伊藤美来は置いといて

くくるには沖縄訛りで喋って欲しかった。
祖父母は訛ってるのにくくるはほぼ標準語。
おじぃおばぁとか沖縄の言葉は使うけど。
訛りが強すぎると何を言ってるのかわからなくなるかもしれないが沖縄出身の声優を起用して欲しかったな。
そういうところも沖縄感出してくれたら雰囲気は完璧だった(笑)

メインキャラに結構上手い人を1人くらい入れても良かった。
伊藤美来以外のキャストが下手とは思わないが、逢田梨香子や和氣あず未なんかはねじ込んできた感じ。


あれこれ言いましたが水族館を救うお仕事系になるのか、まさかのファンタジーや百合になるのか気になるところです。

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 341
サンキュー:

8

あんこもち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

水族館に行きたくなる!

 主人公が大の水族館好きで、ピーエーワークスということもありとても丁寧に海の生き物が描かれています。見ていると、水族館に行きたくなります!笑
 働く女の子シリーズということもあり、「仕事とは?」についても結構シビアにリアルに描かれているので、学生から社会人まで幅広く楽しめるのではないかと思います!
 PA作品好きな方は勿論、沖縄や海好きな方にもお勧めです( *´艸`)

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 151
サンキュー:

4

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生き物や水族館が好きな人には是非観てほしい

P.A.WORKSのお仕事シリーズ第4弾で、今回は沖縄の水族館を舞台とした作品になります。

SHIROBAKO、色づく世界の明日から、花咲くいろは、TARI TARIなど最近P.A.WORKSの作品にハマったのでこちらも視聴しました。また監督とシリーズ構成が色づく世界の明日からと同じということで視聴前から期待していました。

5話までの感想となります。

どの作品もですが、P.A.WORKSの作品は本当に作画が綺麗ですね。特に背景。観ているだけで楽しめます。今回も水族館を泳ぐ魚達がとっても綺麗でした。

水族館っていう舞台設定も良いですし、自分は生き物好きなのでとても楽しめてます。

相変わらず仕事に関する色々な知識も身につきますね。水族館の従業員はマニキュアも香水もダメだとは知らなかったです。生き物相手の仕事は大変だと思ってましたが、思ってる以上に色々大変なのですね。

キャラクターはメインの2人の風花とくくるが色づくの瞳美と琥珀に似てるなと思いました。

ストーリーはまだ序盤ですが、風花が少しずつ仕事に対して真剣に向き合う様子や、少しずつくくると仲良くなっていくのが良いなと思っています。

P.A.WORKSのお仕事シリーズや青春もの大好きなので、今後もこういう作品作り続けてほしいです。

最近のP.A.WORKSは円盤の売り上げが振るわないようですが、相変わらず良い作品を作っていると思うのでもっと人気出てくれたら嬉しいですね。

円盤自体売れない時代ですし、作品の方向性的に視聴者層があまり円盤買うような視聴者層じゃないのかなという気もしていますが。

自分は応援する意味でBlu-rayも買うつもりでいます。

5話以降も視聴次第感想追記したいと思います。

追記
最終回まで視聴。個人的には1クール目の方が好きでしたが、2クール目もとても面白かったです。11話が個人的には1番盛り上がったなと感じていて、1番泣けた回でしたね。

2クール目ではペンギンが初めて水に飛び込むところや海亀が卵から孵るシーンなど、この作品ならではのシーンで感動させて貰いました。

最終回もアニメとしてはここで終わりだけど、生き物の為に出来ることを探してくくると風花、2人の物語はどこまでも続いていくっていう感じでとても良かったです。

最後に1クール目のオープニングのたゆたえ、七色が流れたのも良かったです。

若干気になったのは水族館での不思議体験って、あれはなんだったのでしょうか?結局わからずじまいだった事と、櫂とくくるには結ばれて欲しかったんですが、結局何もなく終わってしまったのはちょっとだけ残念でした(将来的には結ばれるかもですが)

あと副館長がプランクトンてくくるの事呼んでたり普通にパワハラじゃんって思ったりして悪印象でしたが、まあ花咲くいろはも最初そんな感じだったし、最終的には良い関係に落ち着いたので良かったのかなと。

気になったのはそのくらいです。

生き物や水族館が好きな人には是非観てほしい作品です。自分もアクアトープを観て久々に水族館に行きたくなりました。がまがまみたいなこじんまりした所も良いですし、ティンガーラの様な大きなところにも行きたいです。

やっぱりPAの作品は外れないですね。次回作も楽しみにしてます。

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 238
サンキュー:

10

りんご さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ときどき涙回あり

2021.12.20
絵はすごくきれい。キャラもかわいい。風花ちゃんがなぜここまでくくるに惹かれるのか、水族館に戻ってくるほどのモチベーションをもったのか、わからなかった。

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 142
サンキュー:

3

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お仕事シリーズ第4弾

サブタイトルはThe two girls met in the ruins of damaged dream
物語の主題を的確に表しているように思われる。

沖縄が舞台。南城市。キジムナーが優しく見守る世界。

前半クールでは閉館が決まった水族館がまがまが舞台
岩手出身東京でアイドルしてた風花がなんとか閉館を免れようと奮闘する館長の孫娘くくると出会ったことがきっかけでアルバイト。

後半クールは新しくできた水族館ティンガーラが舞台。


伊藤美来さんと逢田梨香子さんの演技良かったと思う。

2人の物語で勿論逃避したり、無断欠勤したり、立てこもったりの彼女たちの圧倒的成長を見るのは楽しかったが、2年後には他の皆さんもしっかり成長してらして良かった。

環境問題がどうとか着地するのに少し時間かかって不完全燃焼な感じは否めないが、シングルマザーのこととか本来はやりたくなかった仕事でも実は向いているかもしれないとか。そういった描き方は好きだった。
シングルマザーは大変だよね。子供を一人で見なきゃいけないことも多いし、働きにくくて給料低いことも多い。特に沖縄だと賃金も安いだろうし。若いときに避妊に失敗してできちゃったとはいえ、子供には罪ないわけだし、子供だけでもしっかり守るそんな社会になればいいよね。個人的には孕ませるだけで何もしない糞な男にペナルティあっても良いのでは?とすら思うときもある。

副館長はパワハラ気味ぽいけどな。あだ名を社員を呼ぶのはコンプライアンス的には危ういのでは?
経験あるとはいえ、その場所では新人なのだから教育など徹底すべきでは?
正直、社会人ってそんなもんだよと言うのは簡単で改善していくのは非常に手間で面倒だが、時代の流れもあるし、変えていかないとね。

あとは美術さんが良い仕事しているのか背景だったり、魚だったりが綺麗だった。それだけを楽しむのも良いかと。


OP
たゆたえ、七色 ARCANA PROJECT
とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか ARCANA PROJECT
ED
月海の揺り籠 Mia REGINA
新月のダ・カーポ 相沢梨紗
ARCANA PROJECTの楽曲を久しぶりに聴いたが、海をモチーフにした作品にぴったりな楽曲。映像も綺麗で良い。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
沈む夢、漂う夢、動きだす夢©projectティンガーラ


第1話 熱帯魚、逃げた
海の生き物が大好きな女子高生・海咲野くくる。彼女の頭の中は、館長代理を務める「がまがま水族館」のことでいっぱい。閉館の危機にある水族館を守るために、夏休み中も仕事に励んでいた。一方、アイドルを辞めた宮沢風花は、あてもなく沖縄へとやってきたが、偶然通りかかった観光協会の久高夏凛に「がまがま水族館」へと案内してもらう。水槽の前で不思議な体験をした風花は、「今、見えてた?」とくくるから声を掛けられる。

第2話 濡れるのも仕事のうち
「がまがま水族館」で働くことなった風花は、くくるのおじいとおばあに迎えられ、海咲野家に身を寄せることに。閉館が迫る水族館を立て直すため、夏休みが最後の勝負とより一層仕事へのやる気を見せるくくる。翌日、風花はくくるから水族館の仕事の厳しさを教わりながらも、2人でペンギンのエサやりショーを行うが…!?

第3話 いのちは、海から
お互いのことを知り少しずつ打ち解けてきたくくると風花。出張でおじいが不在のこの日は、2人でペンギンの体重測定をすることに。風花はエサやり時の失敗を感じさせないほど手際よく仕事をこなしていく。一方くくるは1羽のペンギンの異変に気がつく。命を預かることの重責から不安になった彼女はおじいの帰りを待てず産休中の獣医・竹下に相談するが……。

第4話 長靴をはいた熱帯魚
来場者が海の生き物と直接触れ合えるタッチプールの実施が決まった「がまがま水族館」。夏休みの目玉イベント開催に向けてはりきるくくるは、飼育員の屋嘉間志空也や幼なじみの仲村櫂にも手伝ってもらいテキパキと指示を出していく。一方、案内係を任された風花は、人前に立つことを不安に感じつつも懸命に準備をする。そんな時、風花が元アイドルだと知る飼育員・貝殿轟介が休暇から復帰してきて……?

第5話 母の来訪
「がまがま水族館」に娘を連れ戻しにやってきた風花の母・絵里。しかし、まだ帰りたくない風花はくくるの手助けによって母から逃げることに。再び行く当てがなくなった風花は、ふらりと立ち寄った、くくるの友達である照屋月美が手伝うごはん屋「カメ-」である人物と再会する。一方、残されたくくるは、絵里を足止めするために様々な作戦を実行していた。

第6話 スイーツラプソディ
「がまがま水族館」の閉館が8月末に迫り焦るくくる。なんとか状況を変えるべく必死に集客方法を考えるがどれもピンと来ない。そんな時、風花の言葉がきっかけでオリジナルスイーツ作りに挑戦することに。月美の力も借りて、3人は「がまがま水族館」の新たな名物開発に励む。その後、無事メニューも決まり、オリジナルスイーツ作りは順調かに思われたが……。

第7話 アイスで乾杯
くくるたちの努力の甲斐もあり、来場者数が増えてきた「がまがま水族館」。結果が出て喜ぶくくるは、閉館阻止に向けてより一層はりきる。だが無茶な提案をしたことで、空也と揉めてしまう。その様子を見かねたおじいは、飼育員たちに息抜きのための休暇を与える。翌日、夏凛や月美も加えて海にやってきた一同。バーベキューや海の遊びで休みを満喫するくくるだったがそこにもう一人加わって……?

第8話 crab crisis
夏凛の尽力で生き物を連れて出張をする「移動水族館」の開催が決まった「がまがま水族館」。当日、会場となる病院で準備を進める飼育員たち。その途中、看護師長・金城の元に挨拶に向かうくくると夏凛。だが金城の言葉がきっかけで2人は気まずい雰囲気に。一方、準備を進める風花は持ち込みを禁止されたカニが水槽内に紛れ込んでいることに気が付く。病院の関係者に見つかる前に隠そうとするが!?

第9話 刺客のシンデレラ
建設中の水族館「アクアリウム・ティンガーラ」から研修のためにやってきた新人飼育員・南風原知夢(はえばるちゆ)。おじいの指示で彼女の教育係を任されたくくる。だが新たな水族館を認められないくくるは知夢をライバル視し、試すような態度ばかりとってしまう。その後も打ち解けられずギクシャクする2人は、風花と一緒にペンギンのお散歩を始めるが……?

第10話 置き去りの幻
閉館の時が迫り、一発形勢逆転のアイデアを探すくくる。以前、風花も目にした水槽の幻を宣伝しようと提案する。だが、夏凛たちから不確かなものは宣伝できないと反対されてしまう。それでも諦めきれないくくるは、幻が確実に見える方法を探し始める。一方、風花は自身に映画主演のオファーがきていることを知り悩んでいた……。

第11話 籠城の果て
南城市に台風が迫る8月のある日。閉館反対を訴えるため、くくるは1人で「がまがま水族館」に立て籠もってしまう。彼女を心配した風花が駆けつけ一緒に立て籠もる。だが、進路に悩む風花に対して、くくるは素直になれずそっけない態度をとってしまう。そんな中、激しさを増す台風によって停電する水族館。2人は水槽や生き物に異常がないか見て回る。

第12話 私たちの海は終わらない
営業最終日、「がまがま水族館」には多くの客が訪れていた。その様子に満足げなくくるたちは、最後の思い出を作りつつ今日も仕事に励んでいた。たくさんの人の笑顔と賑わいの中、ちいさな水族館は閉館する。その日の夜、お互いの進路について話すくくると風花。彼女たちの決断とは……?

第13話 海の遙かなティンガーラ
「がまがま水族館」の閉館から月日は流れ、翌年の春。高校を卒業したくくるは「アクアリウム・ティンガーラ」に就職する。新たな職場でも飼育員を希望するくくるだったが、なぜか営業部に配属されてしまう。気持ちの整理ができないまま、配属先に向かったくくるを待っていたのは、副館長・諏訪哲司だった。さらにかつて「がまがま水族館」に研修で来ていた知夢と再会して……。

第14話 ペンギンチェイサー
仕事が上手くいかず落ち込むくくるに声をかけたのは、沖縄に帰ってきた風花だった。諏訪からバックヤードツアーの準備を任されたくくるは、1週間後の開催に向けて知夢や同僚の島袋薫たち飼育員に協力をお願いして回る。一方、くくると同じく「アクアリウム・ティンガーラ」に就職した風花は、「がまがま水族館」での経験からペンギンの飼育を担当することに。そこでチーフの知夢からテストを出される。

第15話 ウミウシ大論争
期間限定の展示でウミウシを。偏食だから飼育が大変なようで無給餌でお客さんに見せるかどうか揉めるぞ。水族館は人間のエゴもあるなあと納得。

第16話 傷だらけの君にエールを
ペンギンの卵の孵化が近づく「アクアリウム・ティンガーラ」。新たな命の誕生を見守るため、泊まり込みで孵化を見守ることになった風花たちペンギン担当の飼育員。だがなぜか、知夢だけは泊まりのシフトを免除される。知夢だけ特別扱いされていることが納得できないくくる。しかし、飼育部長・雅藍洞凡人から知夢が周囲に隠しているある事情を聞いてしまい!?

第17話 くつろぎ処 海月風
久しぶりに休みが揃ったくくると風花と月美は、「アクアリウム・ティンガーラ」の職員たちとの親睦会を開催することに。やってきたアルバイトの真栄田朱里や、飼育員の米倉マリナに料理をふるまい、もてなすくくるたち。その後、勤務明けの知夢や薫も合流し、さらに空也、櫂、同僚の比嘉瑛士も加わり、賑やかな休日を楽しむ。

第18話 あかりの灯るとき
朱里が発案した職員たちが海の生き物に関するコスプレをして接客する「コスプレイベント」の実施が決まった。しかし諏訪の判断で、アルバイトである朱里に代わりくくると夏凛が準備を任される。くくるは朱里にも水族館の生き物たちを好きになってもらおうとするが、朱里は今一つ興味を持てないでいた。そんな中、イベント開催前日の夜、配付予定の魚のシールが発注されていないことが判明して!?

第19話 さよならハイヒール
ペンギンの雛の密着ドキュメンタリーの撮影が決まった「アクアリウム・ティンガーラ」。撮影前日、下見のために番組撮影クルーと風花のアイドル時代の後輩・城居ルカがやってくる。後輩との再会を喜ぶ風花だったが、その場にいたディレクターの提案で、ルカと共にレポーターとして番組に出演する流れに。断ろうとする風花だったが、どこか不安げな様子のルカを見て……。

第20話 迷子のプランクトン
新エリアオープンにむけて、膨大な量の仕事に追われるくくる。そんな中、空也から近くの海岸に野生のイルカが迷い込んだことを聞く。早速、様子を見に行くと、同じくイルカを見に来ていたおじいと鉢合わせる。その場で、もうすぐ「がまがま水族館」の解体工事が始まることを聞き、ショックを受けるくくる。しかし、気持ちの整理をする間もなく、諏訪から新たな企画を任されてしまい……!?

第21話 ブルー・タートルの夢
仕事が上手くいかず、さらに解体された「がまがま水族館」を目にしてショックを受けるくくる。翌日、無断で仕事を休み離島へと足を運ぶ。そこでウミガメの研究と保護活動をする轟介の妻・具殿岬と出会ったくくる。岬の仕事を手伝いながら、ウミガメの孵化を見守ることにする。一方、くくるのことが心配で仕事に集中できない風花。そんな中、飼育担当のケープペンギンたちに異変が起こり……。

第22話 覚悟の帰還
ウミガメの孵化を見届けたくくるは、気持ちを新たに「アクアリウム・ティンガーラ」へと戻る。そんな彼女を夏凛と朱里は温かく向かえ、諏訪は引き続き、新エリアを使った結婚式の企画を任せる。結婚式にふさわしいアイデア出しに悩むくくるは、知夢たちにも協力してもらい、ついに企画書を完成させる。そして、向かえたウエディングプランナー・三浦へのプレゼン当日。果たして、くくるの企画は通るのか!?

第23話 水族館の未来
星野から、海洋生物の研究や環境問題に取り組む大型プロジェクトが発表される。以前、岬から環境汚染が原因でたくさんのウミガメが命を落としていることを聞いた風花は、強く心を惹かれる。だが、参加条件がハワイでの2年間の研修と言われ、くくると離れたくない風花は参加するか悩む。一方、飼育部への移動について、星野と面談をするくくる。その場で諏訪の過去を聞いて……?

第24話 白い砂のアクアトープ
くくるが企画した結婚式と新エリアのプレオープンを目前に控え、準備に励む「アクアリウム・ティンガーラ」の職員たち。一丸となって準備した甲斐があり当日、会場は新郎新婦や来場者の笑顔が溢れる。無事、大きな企画を終えてここで一度、別々の道へと歩むことになるくくると風花。新たな道へと踏み出す2人に再び、優しい奇蹟が起きる……。

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 283
サンキュー:

11

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

水族館の経営と業務は大変

感想

P.A.WORKS制作による、お馴染みのお仕事系作品。
2クールに渡る全24話なので、しっかりとどのキャラにも感情移入できて良かったです。

海咲野くくると、宮沢風花のW主人公でした。
序盤は、風花がアイドルを辞め、目標を失いあてもなく訪れた沖縄でくくると出会い、くくるが風花を支える立場だったのが、中盤くらいから逆転して風花がくくるを支えるお姉さん役に交代したのは良かったですね。

その序盤では、がまがま水族館の閉館に抗い、独り孤軍奮闘するくくるを見てるのは辛かったです。
そんなくくるが、がまがま水族館閉館後、新しくできたティンガーラ水族館の慣れない営業職で悩んだり、嫌味言ってくる南風原 知夢や、くくるを雑魚と見下す副館長などの人間関係で苦しむなど、最初は可哀想だなぁって思いながら見てたけど、
実はシングルマザーで頑張ってる南風原 知夢との和解?があり、営業でも飼育員の経験を活かし頑張って成長する姿を見て取れたのは良かったですし、最後はくくるの頑張りを認めてくれた副館長も、実は良い人なんだなと、感心できて良かったです。

P.A.WORKSのお仕事アニメなんだから、くくるが成長するために、途中で営業を辞めないのは分かってたけど、それでも無事にティンガーラで結婚式を成功させた終盤は、くくるの成長が見れて良かったです。
最後は風花が海外研修から帰ってきてめでたくEDでしたが・・・
うん
なんかいい終わり方してたけど、結局 仲間とはぐれ、浅瀬に住み着いちゃった子供イルカはどうなったのん?
そこだけ気になり、モヤっとします。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 210
サンキュー:

31

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

風景や女の子が綺麗な、P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ

沖縄の水族館を舞台にした、P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。全24話。
祖父が館長を務める「がまがま水族館」で、館長代理として業務を手伝っている女子高生の海咲野くくると、東京でアイドルをしていたが挫折して引退後、故郷に帰りづらくて逃げるように沖縄へやって来た宮沢風花という、ふたりの少女が主人公。物語は、風花がとあるきっかけから訪れた「がまがま」でくくると出会い、そこで働かせてもらうことになる、みたいな始まり。基本的には、飼育から経営まで、水族館のさまざまな業務を素材にしてエピソードを作っていきますが、内容自体は「お仕事アニメ」という括りで楽しむには、ちょっと掘り下げが足りなかったかな、という印象。物語のなかで発生する問題や、解決に至るまでの流れが、全体的にやや安直すぎるという感じは否めませんでした。もう少し、水族館について、「へえー」と感心したり、「そんなことあるのか」と驚いたりできるような、知的好奇心をくすぐる部分があると良かったかもしれません。ただ、個人的にはこの作品、決して嫌いではなかったです。雰囲気や方向性は善良ですし、女の子はかわいくて、沖縄の風景も美しいので、眺めていると癒されました。あまり深い内容を求めなければ、それなりに楽しめる作品だったと思います。
作画は、とても綺麗。キャラは、風花は確かに美人なのだけれど、どこか影が薄い感じもして、アイドルとして大成しなかったのも納得できました。逢田梨香子の声も、そういうキャラによく合っていたと思います。
最後まで観終わって、まずまず程度の面白さでした。P.A.WORKSのオリジナルアニメは、近年それほど当たりが多いというわけでもなくて、これくらいならまあ悪くないほうかな、という気もします。あと、どうでもいいことですが、「がまがま水族館」という名前は、親しみが持てて結構好きでした。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 217
サンキュー:

21

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

お仕事は辛いことばかり……なのか?

 PA制作お仕事もの其之……いったい何作目だっけ。SHIROBAKO・花咲くいろは……他になにあかったような気がするが……まあいいか……それらよりはゆるめ……前半は特に某登場人物ごっこ遊びのような感じで、そっちはそっちでくくるの本当の自立というか、目を覚ますまでの過程として良かったのだが、後半は否応なしに現実を突きつけられてゲンナリする感じが強い。……アニメの世界でも現実で存在する嫌なことを排除しすぎると、あまりにも現実感が失われてしまう、それこそ某御大がボロクソにこき下ろすようなものばかりになってしまうのは承知なんだが、やっぱアニメはアニメの世界でいてほしいと思うのはワガガマでしょうか。
 女の子はヴィジュアル的には可愛いし、男もイケメンぞろいなんだけど、よく考えてみると男性陣がちょい女性に都合良いように描かれている気がしないでもない。特に櫂とか……くくるに対する気持ちを持っておきながらその展開をほとんど描かないので非常にモヤモヤした。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 174
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16

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

主軸が定まると...

正直1クール目は お仕事系がやりたいのか、ファンタジー系がやりたいのか、百合がやりたいのか、など 主に何がやりたいのか見えてこず色々な要素が混ざっていてふわついた印象を持っていた。

しかし、2クール目はお仕事に主軸を置いた物語に感じ面白さのギアが上がったと思う。

2クール目で良い作品に近づいたのではないか?

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 164
サンキュー:

7

みのるし さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

バイクがでかい。

いや、ひょっとしてくくるちゃんが異様に小さいとか。

・・・んなわけないでしょうが。
やっぱでかいって。原付なのに。

あまてよ。風花ちゃんと二人乗りしてたシーンあったなぁ。
そーすっとあれか。90ccか。

いやでもそれでもでかいって。


…どうでもいいですか。そんな話。


沖縄。いいですねぇ。
一度は行ってみたいですねぇ。
ええ。行ったことないんですよ。

大正区にある沖縄料理屋は何度も行ったことあるんですけどねぇ。
沖縄料理大好きなんですよ。あと泡盛古酒ね。

あーたまらん。

まあ、とにかくPAの作品は必ず見ることになっておりますのでボクのレビューとかどーでもよろしい。

女の子もみんなかわいい。
海もきれい。

いまのところそれだけで十分なのであります。


:::::::::::::::::::::::::

20話。よかったですね。

くくるちゃん!がんばれ!踏ん張り時ですよ!

副館長の煉獄さんも、意地悪なおっさんってわけじゃあないじゃない。

がまがま時代にはリセットボタンを押して永遠の別れを。
くくるちゃんの心の中にあればよいのですよ。

いっぱいいっぱい泣いたらまた明日。

あんたみたいな子が営業マンとして開花したらそらあもうすごい仕事ができるようになる。

間違いない!

・・・と見ながらえんえんと激を飛ばしていたのでした。

:::::::::::::::::::::::::

21話。わー仕事ばっくれちゃったのかぁー。

くーくーるー。

ま。しゃあねえわな。
別に1~2日さぼったところでどないかなるもんやおまへん。

ウミガメの産卵かー。
ウミガメの赤ちゃんたちから元気もらえたんやったらええけどなー。

:::::::::::::::::::::::::

まあとにかくみんな一皮むけたってところで終わったかんじですな。
まあよかったんじゃないですかねぇ。

お仕事アニメに限らずこおゆうのんハナシむずかしいですよねぇ。

基本的に人の成長物語ってのは見ていて清々しいものですから、好きなのはは好きなんですけどね。

あんまりえげつない話にすると業界関係者から文句ゆわれるかもだしですね、かといってキャッキャウフフなハナシばかりだとそんなわけねーだろってそれはそれで文句ゆわれるしですね。


すーぐSNSとかで文句言っては炎上するっての、もおいーからって思うっすよ。


作り手は炎上しようがしまいが強い意志でもって表現したいことをまっすぐに表現するのだ!と、そおゆう気概でもって今後も引き続き楽しいお話を世にリリース捨ていただけるように切に願うのであります。

アクアトープ。面白かった思います。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 303
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21

佐藤拓海 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

描きたいのはわかった。

PAWORKSの作品が好きなので見ています。(内容がどうなっても全部見ます)

物語。
オリジナルってこともあってわかりやすさ重視だと思う。 
がまがま水族館で出会った2人の夢の諦めと再生を
現実的に表したかったのかなと思いましたね。
今、何見てるんだろう?と思うことが増えました。
SHIROBAKOはこのアニメを作ってる。しかしこういう問題がある。と見せ方も上手でわかりやすかったですが、
アクアトープは少し分かりづらかったです。
自分たちの水族館にするためには少し早足で仕方ないですが少し惜しいですね。
正直3.7って評価にしたいです。


作画。
それ以外は本当に素晴らしいです。沖縄に行きたいし水族館に行きたくなります。とても、丁寧に作られてます!!

音楽。
サントラ早く欲しい。けど、目立つような所は特になし。

キャラ。
ありそうでなかったキャラが沢山います。
そういうジャンルを自分が見なかっただけかもしれませんが……。今の評価だとこれになります。
特に目立ったキャラ特性は出てないです。
むしろここで、キャラを出してくるのはほぼないと思いますし。


最後。

エンディングをみて頂くとわかりますと思いますが、
いつものPAWORKSの関係者より様々な人達が動いてこのアニメがつくられてます。SHIROBAKOというアニメをみたらある程度はわかると思いますが、凄いと思います。
特に見て欲しいのは背景です。沖縄の良さ!というのが伝わると思いますし、堂々とアニメで伝えようとする力が良くみえます。
是非一緒にみませんか?

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 266
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10

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画きれいって言えばいいのね

アイドルのセンターを仲間に横取りされて実家に帰る予定をブラっと沖縄の水族館に来た少女とその水族館の館長代理をやっている少女が出会うところから始まるお話。

個人的にP.A.WORKSはたまにこれ見よがしに作画を見せつけるところがあるなあと感じていてこれもそう。キャラ絵で前髪をクロスさせるのはあまり好きではない。

ほぼ毎話消化不良気味な終わり方をしていたがラストまでそうだった。
W主人公の成長物語といった感じだが、アクがなさ過ぎてあまりにもあっさり。
もう少し水族館の生き物の出番を増やしてくれた方が盛り上がったような気がする。シロクマがしょんぼりするところから立ち直って元気になったり、イルカがイルカショーに出るために特訓して芸ができるようになったり(これはどこかで見た事あるような気もするが)。

2クール連続だとダラダラ感じるので、がまがま編とティンガーラ編に分けて時間差でやればもうちょっと印象が変わったかもしれない。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 201
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6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

沈む夢、漂う夢、動き出す夢

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
P.A.WORKSさん制作なので、視聴を楽しみにしていた作品です。


監督・藤原俊哉、シリーズ構成・柿原優子、そして制作・P.A.WORKS。
少女達の青春を描いた「色づく世界の明日から」でも手を組んだ彼らが新たに手掛けるのは、
沖縄のちいさな水族館を舞台にした完全新作オリジナルアニメーション。

水族館で働く18歳の女子高生・海咲野くくるは、
東京で居場所をなくし、逃避行した元アイドル・宮沢風花と出逢う。
くくると風花はそれぞれの思いを胸に、水族館での日々を過ごすようになる。

しかし、その大切な場所に、閉館の危機が迫りくる。

少女たちの夢と現実、孤独と仲間、絆と葛藤――。
きらめく新たなページが、この夏、開かれる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

監督を務められた藤原俊哉さんは、P.A.WORKSさんの作品に監督として何作も関わっているようです。
「RDG レッドデータガール」「凪のあすから」「色づく世界の明日から」とそして本作の計4作品…
最近では、P.A.WORKSさんの作品でしか監督をやっていないようですが、私にとってどれも思い入れのある作品ばかりです。

シリーズ構成の柿原優子さんは、これまでいくつもの名作を手掛けられてきたようです。
「そらのおとしもの」シリーズ、「ちはやふる」「機巧少女は傷つかない」「orange」や「はたらく細胞」など…
そして劇場版「そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠」にも「脚本監修」を担当されていたとか…

色々と衝撃的だったこの劇場版ですが、これまで作り手側の気持ちを一度も考えたことはありませんでした。
この作品を世の中に輩出するにあたり一番葛藤があったのは、きっと作りての皆さまに他ならないのではないでしょうか。
原作を熟読し構成を考えてこの作品をどの様に料理しようかとあれこれ思案する…
ですが、尺がどんどん短くなる度に一から考え直して…はきっとまだ許容範囲だと思います。
でもその尺のせいで作品の見せ場がどんどん無くなり、しまいには描き切れず破綻してしまう…
それを自分の名前を添えて世の中に輩出するのですから、葛藤もひとしおだったと思うんです。
本件をレビューに書くのは、これを最後にしたいと思います。

話が思い切りズレてしまいました^^;

このレビューのタイトルにした「沈む夢、漂う夢、動き出す夢」は公式サイトのトップページに掲載されている文言を引用させて頂きましたが、正にこの作品を一言で言い表している言葉だと思います。

そう、これは夢と向き合う物語…
自分の夢が不変であっても、自分を取り巻く状況も常に不変とは限らない…

寧ろ常に変化し続ける状況に、私たちが適合していかないとあっという間に置いていかれてしまいます。
だから、そうならないよう常日頃から研鑽を積み重ねて、どんな状況にも臨機応変に対応できるスキルを身に着けているのだと思います。

でも、時として自分の許容値を遥かに凌駕するうねりに飲み込まれる時だってゼロじゃありません。
本作品の第1クールにおける、くくるの置かれた状況は正にその状況そのもの…
どんなに頑張っても…どんなに抗っても…決してうまくいかない時には、濁流に身を任せざるを得ないんだと思います。
そこでまた新しい自分に出会えるかもしれないから…

そして、それは風花に対しても一緒…
時に周囲は厳しく残酷で…例え逃げ出したとしても自分に関わる全てを断ち切ることはできませんし、向かった先でも自分との新たな関わりは生まれてくるんです。
風花が手にした新たな関わりは、どこまでも優しく風花を包んでくれるみたい…
だから、くくると風花は出会うべきして出会った存在なんだと思います。

一つだけ心残りが…
くくるの目にした2冊の母子手帳…
その母子手帳が誰のモノかは描かれていましたが、今どうしているかは描かれていなかったように思います。
最終回で少しだけ姿を見ましたが、そういうことだったんでしょうか…?

P.A.WORKSさんらしさの溢れる作品だったのではないでしょうか。
作画は言うに及ばず、構成も物語そのものも総じて高いクオリティが維持されていたと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ARCANA PROJECTさんによる「たゆたえ、七色」と「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」
エンディングテーマは、Mia REGINAさんによる「月海の揺り籠」と、相沢梨紗さんによる「新月のダ・カーポ」

2クール全24話の物語でした。
人の温かさがしっかり感じられる作品でした。
流石P.A.WORKSさんの作品だけのことはあります。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 196
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24

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うちなー'sファンタジーかなと思ったら

めんどくさい女の子の成長物語でした。
キジムナーは精霊で神様とは違うから、願いをかなえてくれる訳じゃない。
壁にぶつかっても、自分でなんとかしなくちゃならない。
でも「まくとぅそーけ、なんくるないさ」を実践して乗り越える。
(人事を尽くして天命を待つ、的な意味があるらしい)

でも、くるるのメンドクサさは半端ない。
風花だって傷心状態なのに、お姉ちゃん役にならざるを得ない。
櫂くんも苦労するよね。悪い子じゃないとは思うけど...

映像は綺麗。でも、2クールが必要な内容ではなかったかな。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 150
サンキュー:

5

ネタバレ

アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

沖縄と水族館に興味を持てる作品

沖縄、水族館のお仕事をテーマにしたpaworksの作品。2クール作品。

とにかくしっかり取材されているなという印象で、沖縄の背景や水族館の描写がとても綺麗。水族館のバックヤードや海ガメの産卵シーン、巨大水槽に魚を運び入れるシーン等々、初めて知ることも多く、とても興味深かったです。

お話はくくると風花という2人の女の子を中心に、時々他のキャラクターにスポットがあたりながらも悩みながらも成長していくお話です。ちょっと幻想が見えたりファンタジー的な要素もあるところがpaworksだなーという感じ。キャラクターは若い男女がメインではありますが、お年寄りから中年や小さな子供まで幅広くでてくるところが好きです。

最初になんとなく見始めて、あ、絵が綺麗だなと惹き込まれ、そのまま最終回までしっかり見届けられました。安心して見られる作品です。沖縄も水族館もあまり興味を持ったことが無かったのですが、行きたくなりました。コロナじゃなかったらもっと聖地巡礼で流行っていたのだろうと思います。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 150
サンキュー:

5

ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

【完結】13話以降放送開始 PAの新作。沖縄の水族館の話し グラスリップ側に行かないで!最終話まで全部見ました!

最終話の細かい感想はnoteに記事にしました。
https://note.com/vtuberneko/n/n83826ca729c4

あにこれでは1話からの感想とまとめの感想

PAworksの新作きた!
水族館で働くお仕事話かと思ったら、途中グラスリップの様なファンタジー脳内お花畑演出が!これは嫌な予感

花咲くいろはやTariTari、サクラクエスト、SHIROBAKOなどPA作品の当たりの作品はファンタジー無しの現実的な作品だからそっちを期待してたのに、
これはグラスリップや色づく世界のなどのファンタジー入れようとしてる感が1話にあった
大人しく現実お仕事物作ればいいのに、なんでPAってファンタジー下手くそなのに混ぜようとするんですかね

2話以降面白くなっていくのか心配。少しキャラの目が濁って死んでるのも気になる。頼むで!PA

3話まで見ました。絵がきれいで話しもわかりやすいので見やすいですが、少し残念な部分も。
{netabare}
水族館の主治医が臨月
診察に来たときに破水
不発弾が見つかって渋滞
{/netabare}
これらはどう考えても脚本家の都合。現実味がない、ゆえに展開が見なくても想像がついてしまう。
あとは昔ながらのペンギンのわかりやすい死亡フラグ。名前の無い母子手帳。キジムナーの存在など
今後の伏線のために露骨な見せ方をしてて、ストーリー展開も合ってるかはわからないがなんとなく妄想できてしまう。
そのあたりがなんとなく作品の残念度をじわじわ上げていってる気がする。
報告なしに臨月の医者を呼んでしまう青髪の館長代理は、高校生で館長やってるくらいだから相当ストレスだろうし、テンパったり判断力がなくてもまぁ仕方ないかなと養護しておく。
毎週何が起こるかわからないドキドキ感のあるPA作品がまた見たいなぁ。まだ立て直せるなら頑張ってほしい

4話良かった!やっぱりファンタジー無しで、職場のことを考える、お仕事ものの話しを書いてる回は面白い!キジムナー要素はいらんのや。
このアニメは2クールもあるらしい。そんなに長い話になるのか…。主人公がどんな成長をしてどんな仕事につくのか、まだまだ気長に見ていく必要がありそうだ。頑張れPA

7話見ました!
キジムナーも海の幻覚もなし!サブキャラに焦点を当てた、閉館が現実味を帯びてきた良い回だった!
ファンタジー要素を抜いたPAはハズレ無しってわかりきってるんだから今回の7話みたいな作りで良い!ここからどうみんなが絶望していくのか。そろそろ12話に向けて一回話が動き出しそうだ。

11話泣けました!くくるがついにがまがまの閉館に納得した。やり方や性格は今までも子供じみてたけど全力で館長代理としてやってきて、生き物たちの為に閉館を認めざるを得ないということを悟った。おじいの生き物たちを信じなさいという言葉も良かった。
伝説の飼育員が閉館以外の手段を見つけられなかったのだからこれは防ぎようのない事だったんだ
くくるが唇を震わせて泣くシーンはとても無念さを感じて泣けた。と同時にくくるの成長も感じた
停電からの復旧手順は恐ろしいほどの取材や知識を必要としたのではないだろうか。監督か脚本家さんか知らないが相当な熱量がないとあそこまで水族館のことを調べられないのではないか。
1クール目最後の12話はどうなって2クール目はどうなっていくのか。グラスリップみたいにならないよう期待してます

12話見ました!主人公が映画の話を断ってくくるのお姉ちゃんになる宣言した。
何か思ってた展開と違ったから驚いたけど、私の夢はここに来た時点で終わってたってセリフで芸能界から吹っ切れたんかとなんとなく理解できた。
この主人公はいつも他人のために行動してる気がするけどこれから一体何を目指すんだろう?あまり主人公感を感じない。
くくると一緒に新しい水族館の社員になる話しになるのかな?
新しい水族館の館長が裏で手を回してがまがまを廃館に追い込んでいたという展開だったらくくるが闇落ちしそうヤバい。
続きは冬アニメからかな?
今のところ中途半端な終わり方でなんとも言えない

秋アニメからもう13話目始まってるやん。分割2クールって間、開ける事を言うのかと思ってた
まさかくくるが営業部に入るとは。パワハラがきつい職場のお仕事アニメになってて、社畜には堪える内容になってきた。ここから出世する物語になるのか、未来で自分の水族館を作る物語になるのか、秋アニメの楽しみが1つ増えた

最終回まで見ました!このアニメは百合アニメのようにも見えるけど、それよりも、二人の成長記録。
あとは監督の熱帯魚好きだから海の環境の事みんなで考えようってアニメだった。
名前を風花とくくるにしたのは{netabare} 風花(かざはな)は冬の言葉で冷たく沖縄とは真逆の存在だったという事。くくる=沖縄の言葉でこころ。
この二人が出会って冬の言葉も夏の沖縄の言葉になり、風と花とサンゴ(自然)とこころ {/netabare}で出来た沖縄のストーリーを作った。
これが監督が1話から考えていたことだったんだなと理解した。

notoには他にも幻覚についてとかキジムナーの事とか書いたが、まぁそれは少しファンタジー要素を入れたかったんだろってことで、あんまり深く考えてない。
とにかく背景は綺麗だったしBGMは見事だった。動く魚のCGもどれも生き生きしてて素晴らしかった。白箱ほどの人気度ではないと思うが、最近のP.A.WORKSの作品にしては完成度が高かったと思う。

数年前に旅行した時に偶然P.A.WORKSの本社の近くの場所に観光バスが止まったことがありすごくきれいな会社で、社員さんたちも楽しそうにランチしてた。私はP.A.WORKSのファンタジー系はあまり好きではなく、お仕事系にはまるタイプなので、これからもP.A.WORKSには頑張っていい作品作ってほしい。
音楽と背景がきれいなアニメが作れる良い会社だと思う!スタッフの皆さんお疲れさまでした!

投稿 : 2021/12/24
閲覧 : 617
サンキュー:

15

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

風と花と珊瑚と心

白き砂

夏アニメイチオシ作品!
この作品は沖縄が舞台なのです。
沖縄と聞けば大抵の人は海を魅力的に思う人は多いと思います。
ですが、私は沖縄で1番好きなのは海よりも民家だったりしますw
沖縄を舞台にしたアニメは沢山有りますが、そのキャラ達が住む民家は少し古風で不思議と憧れが湧いてくるのですw


さて、物語は沖縄の水族館が舞台です。
今作は私が凄く学びになった部分が沢山ありました。

正直、私も水族館で働いてみたいと思った事はあります。
イメージとしては動物や魚と触れ合えて楽しそうだと思ったからです。
ですが、作中では大変な事ばかりですね。

しっかり栄養が偏らないように生き物達、1匹1匹の事を考えて餌にビタミン剤を混ぜるとか知らなかったし、健康診断を欠かさないで体重管理をし、どの子にどれだけの餌をあげるか考えたりしないとダメだったり、魚には薬がなくて人間用の薬を調整して使うとか、学びが凄く多かった。

水族館は楽しい所ってのはお客さんの立場だからそう思えるだけで、飼育員からすれば、やっぱり本当に大変なんだなぁ〜って。

作中で、ククルの「この子達の命を預かっるの」ってセリフが凄く印象に残っていて、あまり深くは考えたこと無かったけど、確かにそうなんだよなぁ〜って思い知らされました。

生き物を飼うって、命を預かる事なんだよね。
私は、ハムスターくらいしか飼った事ないし、どの子も、しっかり餌を上げてお散歩ボールに入れて遊ばせたりしたけど……一応自分なりに大切にしてたけど、ここまでの覚悟はもってはいなかったかな。

よくTVで外来種を放流したり動物を捨てたりして増えたって言うけどさ。
あれだって、生き物に罪は無くて、ただ、生きるのに必至なだけなのよね。

それなのに、人間が飼って動物が増えすぎたからとか、餌代が掛かるとか、大きくなり過ぎたからとか、そんな理由で自然に返しちゃうらしいけどさ……そんな事された動物も被害者だよね……あれだって、飼う前にしっかり調べたら解る事なのにさ……そうすれば、防げた事だよね。

だから、「この子達の命を預かっているの」ってセリフの通り、動物を飼う、育てるって、これくらいの覚悟がないとダメなのよね。
当たり前だけど、改めてこの作品を通じて思い知らされました。

後は、「ファーストペンギン」って言葉って凄く素敵だと思いました。
なんでも初めては勇気が必要だけど、中々踏み出せない時に、きっと私はこの言葉を思い出すと思います。

初めては誰だって何だって怖い事ばかり。
でも、勇気を出して1番に動き出す。
ペンギンが初めて海に飛び込むように。
未知への勇気ってのは自分が動き出す事で自分の世界が広がるけど、それだけではなくて、それを見た人がまた勇気を持ってチャレンジできる。
勇気を分け与えてあげる事が出来る、そんな気がする言葉です。


さて物語の方は。

風花は元アイドルです。

後輩がお婆ちゃんに見せたいステージに自分がセンターで立ちたいと言う事をマネージャーに話している所を聞いて、彼女は同情してしまい手を抜いて実力を発揮する事を辞めてしまい、やる気がないと思われます。

それは、そうですね。
それは優しさではありません……甘さです。

1つは、お婆ちゃんにそんなやらせのステージを見せて後輩は胸を張って本当にステージに立てるのでしょうか?
それを見て喜ぶお婆ちゃんの笑顔は嘘で塗り固めたものの先にある、それを知らないで喜んでいると思うと、お婆ちゃんに対しての罪悪感を感じる気がします。

風花も風花で……
甘すぎます……きっと後輩には才能がないのでしょう……だから、ステージにセンターで立たせてあげるには、こんな方法しか取れなかった。

本当なら……後輩を信じて全力で審査に挑み後輩が選ばれたら祝福を、自分が選ばれたら後輩は泣くでしょう……でも、後輩の望む形ではないけど……成長は出来る。

それでも、後輩をセンターに立たせてあげたいなら、全力の演技の後に先輩としてマネージャーに頼んであげる事は出来たはずなんです。
それなら、こんな形には少なくとも……
最初から手を抜くなんて、相手にも失礼だし、マネージャーやスタッフからしたら、やる気がないと取られるのは仕方ないです。

で、アイドルを辞めて実家に帰ると母に話したら近所の人達と残念会ってww
いゃ、言いふらさないでよお母さんww
帰りにくくなるよ……しかも、実績を残せなくて逃げて来た様に思われてるのは辛いですよね……いゃ、状況だけ見ればそうなんだけどさw
沖縄に逃げちゃう理由は解る……

でも、何だか少し良いですよね。
仕事を辞めて沖縄に無計画の旅って、少し素敵だなぁ〜とも思います。

でも、私はこのお母さんの本当の気持ちを聞いた時に、少し納得しちゃった。
娘は早くに上京してしまい、母親らしい事を充分にしてあげられなかった。
だから、帰って来るのが嬉しかった。
母親らしいことをしてあげられるから、それだけが嬉しくて近所の人に話してしまったのでしょうね。

でも、風花の立場だと解らないよねw
私が風花の立場なら余計な事して!ってなると思う。
親って、やっぱり沢山の事を考えてくれてるんだろうけど、子供にはやっぱり理解出来なくて、でも親も子供を理解出来なくて、その点もリアルに思いました。

そして、最後は娘の意志を尊重してくれてお世話になってるククルや家族に頭を下げてくれるいいお母さんです。

で、彼女は沖縄で沢山の人に出会います。
ガマガマ水族館。
そこで、居候として水族館で働く事になります。
彼女は最初は心配になるくらい不慣れでしたが、作中で1番成長を感じられるキャラでしたね。

最初はペンギンに噛まれたり水槽に落ちたりと……
でも、沢山の経験を積む中でタッチプールでの解説役を務めたり。
後は、生き物の不調や違和感に気が付く事も出来るまでになります。

実はこの時、お母さんが沖縄に風花を連れ戻しに来て、ククル達に逃げるように言われ逃走中だったのです。
それでも、生き物の様子がおかしいからと自分の事より生き物の為に水族館に戻ります。

結局、そのイシガキカエルウオは命が尽きてしまいます。
生き物との別れも切なくなりますよね。
彼女にとってイシガキカエルウオは少し特別な魚でした。

そうそう後、風花って凄く人の気持ちが解る女の子です。
手作りの看板を金融関係の男に壊された時に彼女は怒ります。
彼女はその手作りに込められた、ククルの気持ちと価値が解るからです。
そんな彼女の姿を見てククルは嬉しくなります。
気持ちを分かってもらえるのは嬉しくなりますよね。
この辺りから2人は打ち解けて行きました。

彼女に芸能界復帰のチャンスが来ます。
映画の主演女優の話が来ます。
その話を聞いて迷います。
彼女は水族館の仕事中もアイドル時代を思い出す描写がありましたし、やはり未練はあるのかな?と感じました。


ククルについて。

彼女はガマガマ水族館の孫娘で館長てす。
水の生き物が大好きな女の子で、凄く動物達の事をよく見て考えて、そうしてガマガマ水族館が大好きな女の子。

でも、ガマガマ水族館は閉館してしまいます。
彼女はガマガマ水族館を大好きだから守りたいけど……それだけじゃなくて、ガマガマ水族館を大切に思ってくれるお客さんがいる。
沢山の人の思い出の場所だったり、誰かの居場所だったりする。

そんな場所が閉館するのは寂しくて、彼女にとってガマガマ水族館は大好きな場所ってだけじゃなくて、沢山の気持ちが集まる場所だから守りたい。
彼女の水族館を守る!は同時に沢山の人の気持ちを守るって意味でもあると思います。

そして、ククルは凄く周りの人に恵まれて居ます。
風花やカイを初め沢山の人が頑張る彼女を応援してくれたり支えてくれたりと、それが見ていると凄く伝わります。

環境協会に取り合ってくれたり、ガマガマ水族館限定スイーツを考えてくれたり、夏休みの間に水族館を手伝ってもらえたりと沢山の人が力を貸してくれます。


彼女は風花が最初の頃に失敗してしまった時に凄く厳しくお説教をするシーンがあります。
でも、それは動物の事を本当に考えているからってのもありますね。
彼女の気持ちの強さを感じられるシーンでした。

彼女のガマガマ水族館への気持ちって本物で、彼女もそうだしお客さんもガマガマ水族館が大好きで、時々ガマガマ水族館では不思議な事が起きます。
それは間違えなく素敵な時間で幸せな想い出を見せてくれて悩んでる時や大変な時に元気をくれる。

それはきっとガマガマ水族館が沢山の人の気持ちであふれて居るからかな?って。
そうした誰かの想いが集まり大切な場所だから起きるのかもしれませんね。
そんな溢れた気持ちで沢山になった場所にキジムナーが奇跡を起こしてくれてるのかも知れません。

ククル達はキジムナーのお社に毎朝お供え物をしていたから、キジムナーも陰ながら応援してくれてるのかもしれません。

さて、彼女は閉館を阻止しようと頑張って居ましたが、ククルのお爺さんは閉館する方向に準備進めて居ます。

でも、お爺さん以外の従業員や沢山の人はみんな閉鎖して欲しくなくて、空也も口は悪いけど本当は大切な場所だと思って居て、本当はガマガマ水族館が大好きなんだって思いました。

次の職場もお爺さんが考えてくれているみたいだけど、そこじゃなくて、本当はガマガマ水族館で沢山の事をもっと教えて欲しいって思ってるのかな?って

風花だって、ガマガマ水族館がきっと特別な場所だと感じたと思うしククルの力になろうとしてくれてる。
それは、ククルの気持ちが解るからこその行動であり大切な場所になってきたのだと思います。

ウミヤンも余り閉館については言わないけど、彼は少し気になる少女が居ます。
彼女は病気で入院していて、移動水族館で病院に出張した時に出てきます。
恐らく彼女は自分の病気に絶望してたのかな?
今は歩けなくて自由に動けなくて……だから、移動水族館が来ても遠くから見るしか出来なくて……

でも、海の生き物は自由に泳いで居て、それが少し羨ましかったのかな?って。
逃亡したカニを捕まえた時に「生きている」って一言があったから、きっと病気と戦う決意をしたのかな?って。

そして、約束をする。
いつか元気になってガマガマ水族館に行く事を。
ウミヤンが多分ガマガマ水族館を継続させたいって気持ちはこの時に産まれたのかな?って


カリンちゃんは理解者であり協力者。
移動水族館で閉館前に移動水族館をして貰いたいって気持ちから観光協会から許可を得られた。

彼女はガマガマ水族館の閉鎖が覆らないって解っているけど、自分にとっても諦めたくない場所だけど、気持ちでどうにか出来ることでもなくて……現実が見える分彼女は1番辛かったのかもしれません。
それでも、力になってあげようとする姿は素敵でしたね。

カイは1番ククルを心配してくれていましたね。
恋心もあるのだろうけど、彼はやっぱり純粋に心配してるのだと思いました。

ククルの気持ちが本物だからこそ本気だからこそ閉鎖したら彼女が耐えられないのではないかと……彼の優しさを感じたのが、奇跡の幻を見る実験に付き合う優しさ。

そして、彼は奇跡の幻を見る。
ククルの「見た?」の言葉に優しく首を横に振る。
嘘だけど、見えたって話して希望を持たせてしまう事になる……だから、彼はその真実を伏せた。
傷つかないように
私はこのエピソードが凄く優しいと感じました。

ククルはその後に涙しました。
でも、彼女は「ありがとう」と……
もしかしたら、ククルはカイの優しい嘘に気がついていたのかもしれない。
だから、彼女は「ありがとう」と口にしたのかもしれません。


新設される水族館から研修生が来ます。
研修生は確かに水族館に詳しくて色々な知識がある。
彼女は言いました。

自分は水族館で働く為に必至に勉強をしてきたと、ガマガマ水族館での時間の無駄だと、ククルはお仕事ごっこをしている、狭き門をくぐり抜けて来たからしっかり仕事をしたい、甘い!と。

彼女の気持ちは本物だと思うけど……
彼女は気が付かなかった。
ガマガマ水族館だから学べるハズだった事が……

この作品を見ていると、ガマガマ水族館の従業員って生き物を大切にしています。
でも、大切にしてるのはそれだけじゃない。
ククルのお爺さんは伝説の館長と呼ばれて居たそうなんです。

それは、生き物を飼育するだけではないから伝説なのかもしれません。
館長は水の生き物だけではなく、お客さんと家族の様に接する。

だから、来店したお客さんは居心地がいい。
水族館でカードゲームをしてても、居心地がいいから足を運んでくれる

水族館が家のように居心地がいいから、我が家の様に掃除してくれる人もいる。

帰省してきたお客さんが、家族にガマガマ水族館を見せたくて、家族の様に接してくれる館長に近況報告をしたく足を運ぶ。

そうして、お客さんの事も一人一人を大切にしていてくれるから、お客さんもガマガマ水族館って場所を愛してくれる。

それが、恐らくガマガマ水族館から学ぶ事だったけど、彼女はそれに気がつかなかった。
彼女はガマガマ水族館には学べる事がないと見下し研修先を変えて出ていったけど、それに気付けない時点で気持ちは本物でも本気でななかったのかな?って。

さて、閉鎖が決まったククルが取れる選択肢は多くはありません。
それでも、彼女はそれを認めたくなくて、水族館に立てこもる。

空也は「子供かよ」と呟きます。
そうですよね。
私も思いました……
そんな事は時間稼ぎにしかならないし、そんな事で閉館がなくなるなんて事はない。
何も変わらないし変えない、意味がない。
我儘で沢山の人に迷惑を掛けて心配させて困らせて……普通に考えたら解る。

でもね。
ククルの立場を考えると見えてくるものがあります。

自分が守りたい場所が無くなってしまう。
打てる手は全て打ったし柵はない。
立てこもるなんて強硬手段しかない、、、

では、自分がククルの立場に立った時に貴方は同じ選択肢が出来ますか?

私は出来ません。
何故なら意味が無いし結果は変わらない。
多くの人は私と同じ選択肢ではありませんか?
結果論で結果を決めつけて諦めてしまう……

でも!ククルは1番解ってる!
立てこもる事で状況は変わらない!
そんな事で覆せるなら、閉館でなんて悩んでない!
彼女が1番頑張ってきたハズだもの!
問題はそう簡単じゃない!

じゃ、何故?立てこもる?
その場所を守りたいからです。

それが我儘だと解っていても、子供だと思われても、時間稼ぎでしかなくても、意味がなくても、迷惑をかけて困らせて心配させても、その場所を守りたい気持ちの強さの現れなんですよね。

意味がなくても、どうしても守りたい場所だから、そんな意味のない選択肢にも縋りたい!
それだけ守りたい場所なのです。

自分と比べた時、ククルって凄いなぁ〜って思いました。
私は結果しかみないから、絶対に出来ない選択肢だし、結果を考えて諦めちゃってるから、意味がなくても変えられなくても、守ろうとしたククルの決意はカッコイイなぁ〜と思いました。

結果を見て無駄ではなく、結果よりも守りたい!
そんな彼女の気持ちが伝わった気がします。

立て篭りの中、風花が手伝いに来ます。
ククルは風花にも言わずに立て篭りました。
おそらく風花にはアイドル復帰の話が来ていたし、いつか去る彼女には頼れないと思ったのかもしれません。
風花がいなくなれば、これから先に頼れなくなるのだから……

でも、風花はククルの夢を手伝いたいと言います。
風花は復帰の返事を保留にしてます。
それは、復帰以上にククルの力になってあげたいから、彼女の夢を応援したい!
それが、風花にとって1番大事な事なんです。
彼女が動くとしても、その後なんですよね。

後輩にオーディションを譲るようなお人好しの女の子なんです。
自分より誰かを優先してあげられる優しい女の子なんです。
逆に、ククルは風花のそんな性格を知っているから、1人でやろうと思ったのかもしれません。


ただ、その日は台風で、停電もあり。
雨風がククルの大切な場所を壊していくのです……ガマガマは老朽化が進み建物としてはボロボロだった……

それを見たククルは涙します。
全てを自分から奪って行く……両親との思い出であり彼女の家でもあり、魚達の居場所である、そんな水族館……もしかしたら、奪われてばかりだった彼女の最後の心の砦であったのかもしれません。
彼女は絶望の中立ち尽くす……

そんな中、風花はククルに喝を入れる。
私は本当に風花が、この場所に居てくれて良かったと思いました。
彼女が居なければククルは心が折れて、停電した中、生き物の命も危うかったと思いますし、何よりククルの心が完全に壊れていたと思うからです。

それからも2人で頑張るも沢山の生き物がいる中で中々手が追いつかず……そんな時に従業員の皆が助けに来てくれて事態を乗り越えます。

ククルは今回の事でガマガマがかなり傷んでる事を知りました。
事情は色々あったのだろうけど、1番はガマガマはボロボロで、このまま営業を続けていても建物が崩れたら生き物も従業員も危険な目に合うかもしれないから閉館させると決めてたのかもしれませんね。
人が少なくなったからって理由よりも、多分本当はそっちなのかな?って。

最終的にガマガマは閉館してしまう。
でも、ガマガマはククルに沢山の人や生き物との出会いや思い出を沢山くれた場所だし、何よりガマガマで見える奇跡はククル達へのガマガマなりの贈り物だったのかもしれませんね。

そして夏休み最後の日
風花とククルの別れの日が来る。

ククルは昔、2つの母子手帳を見つける。
1つはククルの、じゃもう1つは?
最初、彼女は生き別れの姉妹が居て会えたら嬉しいと言っていましたが、彼女には死別した姉がいた……

私事ですが、私は昔妹が欲しくてw
弟は居るのですが弟は生意気で可愛げがなくてw妹が欲しいとよく話してました。
それから、しばらくして実は私には流産で産まれて来れなかった妹がいた事を知りました。

だから、ククルの気持ち少し解るかなぁ〜って、ずっとククルの事を見守ってくれていた。
ガマガマの奇跡の力を使い応援してくれてたのかもしれません。

そして空港で……

風花はククルに勧められ芸能界に戻る為に……
そして、ククルはガマガマを旅立ち……ティンガーラへ行く事を決める。

でも、別れの後の空港で、風花はククルを探して駆け回る。
風花には解るのだ、人は1人になって泣ける事を……だから泣いてるククルを放って置けなかった。

ククルは風花に沢山の事を与えてくれた。
でも、風花が居なくなった後に彼女が1人泣くのならそれを放っておける訳がない!
そうして2人は再開の約束をする
「私がククルのお姉ちゃんになる!」

姉の真相を聞き、大切な場所を失った彼女……
だから、風花は1人には出来なかった。
自分が芸能界に戻れば簡単には戻れなくなる……だから再開を約束する
なぜなら、風花は自分の「やりたい事」にも気が付けた。
それは芸能界ではなく……


そして春が来て心生活が始まりククルはティンガーラへ就職する。

ティンガーラでは大好きな水の生き物の飼育!………じゃなくて!営業部……
よく思い出せば、ティンガーラ館長はククルをスカウトする時に「経営の才能がありまーす」とか言われてたなぁ(*꒪꒫꒪)
最初からフラグ立ちしてたのか……

そしてある人物に再会する。
以前、ティンガーラに研修できた南風原ちゆ。

そんな感じで色々ある中イベントを成功させようと頑張るククルですがイベントを中止するように副館長から言われてしまう。
心身共に疲れ果てたククルの目の前に現れたのは……夏以来の再開……風花でした。

登場の仕方がカッコよすぎじゃないですか٩(ˊᗜˋ°ᵖⁱ)وヤホッ♪
しかもマンションもお隣さんとかオチも素敵サプライズじゃん(◍´꒳`)bᴼᴷ

風花が居ると安心と安定感を認識したのがこの辺りですねw
そして、風花もティンガーラへ就職する。

風花の担当動物はペンギン
でも、彼女にはある試験が課せられる。
ペンギンの名前と個体識別と顔と性格と交友関係を覚えろと……む……難しい……(*꒪꒫꒪)
それでも風花はしっかり覚えて試験に合格します(◍´꒳`)bᴼᴷ

ガマガマ組は大変ですね。
派閥とか言われてるって話だけど単に仲良くしてるだけじゃん?って思うしそれは派閥ではないよね。

私は、南風原さんってあまり好きではありませんでした。
ガマガマの研修もそうでしたが、ティンガーラでも災い挑発する態度やら……

南風原さんって小さなお子さんの居るお母さんだったのですね。
しかも母子家庭だから大変ですね。

確かに彼女が言う様に、水族館で働けるのは当たり前ではないってのも解る。
本当は仕事に全力で取り組みたい気持ちも解るよ。
でもね、どんな理由であろうと「休んだ」のは事実だしその分飼育員の「負担」もまた事実なんです。

休むなとは思わないし大事な予定や緊急事態ってあるし、それは休むべきだと思います。
南風原さんの様なお子さんの事なら当然。

でも、1人が休むと負担だってあるのもまた事実です。
ククルは、飼育の大変さが解るから足りてない人員を補おうとして代わりに入ってくれた。
休みの理由を知っているから代わってくれた。
飼育が足りないと困るのは魚達も同じで飼育が足りないとバタバタした時に動物の健康状態も見落としてしまうかもしれない。
単純に、ククルの思いやりや優しさからの行動だった。

でも、南風原さんがとった行動は八つ当たりでした。
確かに休むと最初は気を使ったりして良くしてくれるけど当たり前になり始めると結局最後は周りの人が冷たく感じたり裏では不平不満を言われてしまう。
自分が必要のない人間に感じるかもしれない。

でも、その事で、子供の存在を隠したり理由を隠して働くのは絶対に違うって思う。
気持ちは解るけど、だから風花の言う事って本当にその通りですよね。

この焦りから私は1つ思ったのは……

南風原さんはククルにビビって居たのかなぁ?って。
ククルが自分の代わりに入った。
ククルはあの歳で館長の経験もある、南風原さんはごっこ遊びだと言うし、好き勝手に動くなと言っていたけど、しっかり経験を積んで居たククルが自分の代わりに入って、周りの人に信頼されて自分の居場所が奪われる事が怖かった。

彼女にはそれだけの実力がある。
それは南風原さんも何だかんだ言いながらも認めていたのかな?って。

だから、彼女はククルは営業部企画広報担当になり最初は安心していたのかな?って……飼育が出来なければ彼女の本領発揮はされない……少なくとも飼育の自分の居場所が脅かされる事はない……

でも、最後は南風原さんも反省して謝ってくれた。
そして、ククルと南風原さんが和解出来たエピソードでもあります。

よく考えたら、この2人ってお互いを嫌い合っていて……お互いを知ろうとはしなかった。
仲良くなる1歩はお互いを知る事から……かもしれませんね。

休日にククルと風花が皆をおもてなしする回……何このキラキラした充実した休みw
何か見てて凄く楽しい気分になるエピソードでした。
水族王ゲーム楽しそうだけど……細すぎて当てれないなぁコレw


ペンギンのヒナの撮影が来る話があります。
ヒナは怖がりで水の中を泳げないけど最後は風花が背中を押してペンギンを軽く突き飛ばす。

私はこのシーンで優しさと凄さを感じました。
多分、私ならペンギンの背中は押せないから……ヒナだけど弱くはないのも解るけど、溺れたらとか怖がらせたらとか考えると……
でも、これは優しさじゃなく甘さですよね……

一方、風花は本当にやさしいです。
本当にペンギンの事を思うならペンギンを信じて背中を押す事が正解です。
もしかしたら、これからペンギンに怖がられたりとか嫌われたりとかもある……

それよりも、飛び出したいけど飛び出せないペンギンに、自由に泳いで欲しい。
水辺の楽しさを知って欲しいからできた事。
相手を本当に思ってるから出来た事。

自ら足を付けて怖くないんだよって足で水辺を弾いて見せて、背中を押す。
恐がりビックリしながら鳴くペンギンを突き出す。
最初は上手く泳げなかったけど直ぐにしっかり泳ぐペンギンの姿がありました。

そして、彼女は見えない手で、もぅ1人の背中も同時に押した。
それは後輩のルカの背中です。
きっと、この光景も彼女にとっても勇気が出た瞬間かな?と思います。

さて、ククルは1つのプロジェクトを任されます。
それは新施設で水族館で結婚式。
素敵ですね。
魚達が沢山泳いでいる中で式をあげる。
見渡せば綺麗な魚が縦横無尽に泳いでいて、それはまるで海底の中のような不思議な空間素敵ですね。

てすが、ククルは生き物が大好きで、この企画に対して彼女は優しすぎて……生き物の負担を考えすぎてしまい結婚式の式場側の人に断られてしまいます。

うん、生き物に負担を掛けない事も大切だけど、結婚式での主役は人間ですし一生に1度の体験だと思うし思い出作りも大切で、こちらを立たせればあちらが立たす…………

お仕事に悩んだククルは無断欠勤してしまい行方を眩ませます……
無断欠勤はよくないですよね。
皆に迷惑掛けることになります。

実際本当に良くない事です。
やってはいけない事です。

でも、皆さんは思いはしませんか?
「あぁ、行くの嫌だなぁ〜話すのも嫌だし勝手に休もうかな?」

実際、やらなくても考えるくらいはあります。
私もあります。
じゃ、何故しないのか?
それは社会人としてどうなのか?とか、迷惑掛けるからとか、次に出勤する時にどんな顔すればいいか解らないし、とか色々あります。
だから、無断欠勤はしません。
そんな気持ちが、ストッパーになるからです。

でもね。
そんな気持ちすらストッパーにならないくらい逃げ出したい気持ちになったんだと思う。
私の様に、心にストッパーが掛かる内はまだ、大丈夫なんです。

でも、ククルは……そんな気持ちでも抑えられないくらい心が疲れていたのです。

だから、彼女は楽しかった時間と場所を見たくなった……でも、ガマガマは既に解体されていた……楽しかった時間や帰りたけど帰れない場所って誰にでもありますよね。

もし、その場所があれば……元気が出たかもしれないでも、その場所はなくて、頭で理解していても目で現実を見ると、心からポキッって
音が聞こえてしまう……だから彼女は行き場を失った。

無断欠勤は決して、どのような理由があろうと肯定してはいけません。
だとしても、その人が無断欠勤した理由が悩んで苦しんだ結果なら否定しちゃダメだと思うんです。

だから、その点を風花はよく解っていたみたいで理解者で居てくれた。
風花は無理に理由は聞かないでいてくれた。
ククルが話そうとしてくれるまで、話してる最中もしっかり見守ってくれて聞いてくれて、悩んだ時に話を聞いてくれる人が居ることは凄く救いになります。
溜め込むより吐き出した方が楽になる事って多いですよね。
ククルは本当にいい友達に出会いましたね。

そんな風花が、ククルを迎えに来た時に見た光景はウミガメの産卵。
そこで、彼女が向き合うのが、ウミガメの話。

作中で風花が興味を示した問題です。
私も中学生の頃に授業の一環でウミガメについて勉強した覚えがあります。

作中でもありましたが、ウミガメはよく異物を飲み込んでしまい死骸から沢山の異物が発見されるのはよくあるらしく私も習いました。

その時は、確か絶対に出てくるゴミは買い物袋と習いました。
ウミガメはクラゲを食べるのですが、ウミガメは買い物袋をクラゲだと思い誤って飲み込んでしまうそうです。

異物だから吐けばいいじゃんと思いますが亀は噛まないで異物を口からゴックンと飲み込んで仕舞うのです。

で、異物だと気づいてもウミガメの首内部は反しがついていてギザギザしているらしく吐き出したくても反しが邪魔して吐き出せないらしいです。
ウミガメが異物を体内に溜め込むのはこうした理由も1つらしいです。

でも、ウミガメは、生まれてからが大変だと言う事は始めて知りました。
人口の光に引き寄せられたり、目の前を遮られるだけで迷子になってしまったり。

あの光景を見て、ウミガメの問題を聞かされてしまうと……衝撃は強いですよね‪(͒ ⸝⸝•̥𖥦•̥⸝⸝)‬


そして、戻ったククルの最初の仕事はティンガーラウエディング。
実はこのプロジェクトの成功報酬があります。
それが、飼育員への部署移動!
ククルが、やりたかった仕事!

そして、プロジェクトが実現される事に!
魚の事を人の事を大切に思うククルだから出来た提案だと思いました。

そんな中で、頑張っていた、ククルでしたが、やり遂げようと頑張る中、営業部の仕事も生き物を守ることに繋がる事に気が付き営業部に残る決意をします。

そうですね。
飼育員って生き物の体調管理したりして生き物を守ってる実感も強いかもしれない。
一見、営業部は生き物と接することは少ないかもしれないけど、飼育員は飼育員でしか、営業部は営業部でしか守れないものはありますよね。
ククルの学びの回でした。

アクアトーププロジェクトが企画されます。
そんな時、海外研修の話が来ます。
風花は悩みます。
勉強はしたいけど、ククルとは離れたくない……ククルはククルが風花に心配掛けているからだと考えましたが、風花がククルと一緒に居たかった。

そうですよね。
当然ね。心配だからって理由だけじゃ人はずっと一緒には居られないですよね。
相手が大切だから大好きだから一緒にいられる。

風花が悩みながらも研修へ行く為の課題に望んだのも、チャレンジしたかったのかもしれません。
落ちれば、それでククルともいられるし諦められる……むしろ合格する方が彼女は悩んでいた。
でも、ククルの「今度は私がお姉ちゃんになるよ!」
ステキなセリフですね。

今までは風花に沢山助けられて来た……だけど、次は自分が背中を押す番だ!彼女の成長が目に見えたシーンでした。

最終話の魚を水槽に移す場面は何だか圧巻でしたね。
こんな風に移すんだと関心しました。
私はずっとクレーンだけでするものだと思います。

そして、風花は旅立ち2年が経って帰ってきた。
2年後の2人は少し大人っぽくなっていましたが、中身はあまり変わらずって感じですねw
お互い別々の場所で成長して再会する素敵ですよね〜

最後に、この作品は私にとっては色々得られた作品だった気がします。
沢山の学びもありましたし、生き物について考えてみたりするきっかけにもなった気がします。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 247
サンキュー:

19

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

感想

PAワークスらしい作品
働くシリーズ

同性婚するのか?くらの百合要素あり。時代に合わせてるんですかね。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 168
サンキュー:

7

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お仕事シリーズ 65点

PAのお仕事シリーズで2クールです。

相変わらずの良作画、OPは耳慣れするタイプ。
沖縄・水族館を扱う作品は多々あれど、流石PAかなと思います。

メインストーリーは二部構成ですが、前半お仕事感が少ないのでアプローチを変えた感があり、後半から本番スタート感あります。

トータルとしてはストーリーの流れが「サクラクエスト」レベル。
視聴はできるけど先の展開が見えてしまうので、ありきたりのストーリーを良作画で視聴しているだけでした。

なかなかに過去作のハードルの高さが感じる、最近のPA作品ですね。

しかし、元アイドルが多過ぎな感、時代に乗るといえばそうなのかもしれないけど、そういった設定にプラスαをできるかどうかが一流と二流以下の作品の差かなと思います。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 136
サンキュー:

9

種馬 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:今観てる

前半は作画綺麗なだけ。後半はお仕事と人間ドラマで○

前半1クールと後半2クール目で作品の印象と感想がかわります。

前半10話まで観た時点の評価↓↓↓

正直話は退屈です。
大人しく日常系にしたほうが間違いなかったです。
廃館寸前の水族館を救うのが本筋で、基本それに沿って物語は解りやすくも、「無駄」に動きます。
絵も話もリアルさを再現してるテーマには沿わない
行動や言動、進行が多く、チグハグでモヤっとします。
時折入れ込んでくる百合要素も気になります。
心理描写や細かい演出が凄く雑にも感じます(絵が綺麗だから余計に)
水族館の苦労や素晴らしさ島の人々の暮らしとか、なにかしら絞って描けたら作画が素晴らしい分、良い作品になれたんじゃないかと思います。
日常系っぽいのに強いテーマがあって、
経営再建、水族館の仕事、恋愛、家族愛、百合、ファンタジー、関わる人々のそれぞれ……
なんかテーマが薄く散らかってる感じ。

※同じPAのオシゴトシリーズの、花咲くいろはの時にもテーマが散らかってたり主人公の行動原理が世界観に合わないとか感じましたが、今回はそれを薄めた感じです。サクラクエストは良かったと思ってます。
PAでは「色づく世界の明日から」が一番好きです。
今作も同じように日常、ファンタジーにちょっとの恋愛?を芸術的な描写で…な感じに留めておけばよかったんじゃないかと。
いくら神作画で見た目が好みのキャラであっても、演出、言動、声優の演技まで含めたキャラデザが良くないと好きになれないと、良くわかる本作でした。

後半2クール開始、16話までの感想↓↓↓

後半はとても地に足がついたような内容で面白いです。
前半、我慢していて観ていた甲斐がありました。
オシゴトシリーズとして水族館のことがよく描かれており、人間ドラマも交えつつ、前半「こうあってほしかった」方向にうまく舵取りされています。
作画の素晴らしさに内容が伴ってきて良い作品になりそうです。

観終わりました↓↓

後半開始からの期待出来る盛り上がりから終盤、
特筆するような盛り上がりはなく、最終的には若干尻すぼみ傾向。無難で地味な流れでのフィニッシュ。
終盤はオシゴトから環境問題、道徳的なテーマにも焦点を集めた感じで、流れの中で綺麗にまとめている感じなのですが、どうにもテーマの一貫性が感じれない為、感情移入出来ない作品でした。
百合っぽい友情描写も気になります。
序盤の印象の悪さを払拭するにも至らず、伏線としても活かせずな感じ。
絵だけは終始素晴らしい。
P.Aさんにはもっとシンプルな題材を丁寧に作って欲しいと願うばかりです。「月がきれい」のような。

投稿 : 2021/12/23
閲覧 : 330
サンキュー:

7

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

副館長のくくるに対するあだ名が、実は、この作品の最大のテーマだった

■ 2021.10.05 1クール目視聴済 ■

旧タイトル:過去(思い出)と未来(夢)が交錯する真ん中に現在(現実)がある

「思い出」を守るために「夢」がある。
しかし、目の前には避けられない「現実」がある。
閉館寸前の水族館を舞台に過去と未来を結ぶ今ここにある物語。
とても”夢”があるお話だと思いました。

「お仕事」を題材にした作品は、意外と難しいですよね。
フィクションであっても、どうしても現実に即して観てしまいます。

過去の作品では、「SHIROBAKO」は、リアリティがありました。
「さくらクエスト」は、地味ながらも地に足がついていたと感じます。
さて、この作品はどうでしょう。

「SHIROBAKO」も「さくらクエスト」も現在に焦点が当たっていました。
ある意味それが、リアリティを出していたのだと思います。
どちらもフィクションですが、フィクションとは思えない納得感がありました。

この話は、まず前提として「未来(夢)」があり「過去(思い出)」もあります。
そして、その間にある「現在(現実)」を舞台にしています。
「お仕事」を題材にしつつも、先の2作品に比べて「物語」的な要素が強いです。

そうなると、作品としての難易度がとても高くなります。
それは、「夢」について真剣に考える必要があるからです。
そして、「思い出」について真剣に向き合う必要もあるからです。
この2つを軽く見ると、現実がただの「ごっこ」にしか見えくなってしまいます。
脚本がしっかりしないと、本当にただのフィクションになってしまいます。
そう考えると、10話までの内容では、正直、少々薄く、軽い感じが否めません。

しかし、11話で風花がくくるに言ったセリフで一気に変わりました。
{netabare}
「たとえ夢を無くしたとしても、未来が無くなるわけじゃない」
夢よりも、まず、いまここにある現実を見ないといけないと言ったのです。
誰がどう見ても手遅れな夢にすがりついている、くくるの目を覚まさせます。
{/netabare}
夢を無くした風花だからこそ言えたセリフでした。
これにより、この物語が最後に引き締まったと感じました。

分割2クールの1クール目なので、まだいろいろ判断はできません。
未来(夢)、過去(思い出)、現在(現実)の交差は、自分の好きなテーマです。
2クール目には、もっと何かあるといいなと期待します。



■ 2021.12.22 2クール目視聴済 ■

思い返せば、1クール目は、実は、意外と良かったのではないかと言うことです。
思い出と夢と現実の狭間で葛藤し、奮闘する姿が描かれていたと思います。
ある意味、過去にも未来にも広がる奥行きがある話だったかなと。
そして、なによりもがまがま水族館を守れなかったところが評価できました。
最後にちゃんと厳しい現実を突きつけたからです。

一方、2クール目は、思い出にも夢にも折り合いをつけてしまった後の話でした。
新しい場所で、向き合うべきは、今、この現実だけです。
そう言う意味では、地に足がついたお仕事物語だったと言えます。

ただ、残念なことは、テーマがブレてしまっていたと感じることです。
この作品が描きたかったのは、彼女たちの成長なのか、環境問題なのか。
それとも、その両方なのか。

私は、彼女たちの成長を描くことが目的だったと思います。
そして、その象徴として、やりたいことが見つかると言うものです。
それが、魚や生き物のためにできる環境問題に取り組むことだったのです。
あくまでも環境問題は、彼女たちが見つけた目的だったと言うだけの話です。
しかし、あたかもそれがテーマのように感じられてしまうところが残念なのです。

彼女たちの成長の象徴として、副館長のくくるに対するあだ名が変わりました。
最初は、ただ漂っているだけのプランクトンでした。
これは、自分で進むべき道が分からない象徴です。
それが、最後に遊泳能力を有しているネクトンになりました。
これは、自分で進みたい方向に向かうことができることの象徴です。

最初、副館長のこのあだ名は、ハラスメントじゃないかと思えました。
しかし、実は、この作品の最大のテーマだったのです。
自分で進みたい道を見つけ、自分の意志で歩んでいく。
これこそが、人が成長するということだからです。

そして、見つけた道を進むためには、現在の自分の立ち位置を知ることが大切です。
自動車のナビでも、現在地が分からなければ、進みたい方向の道を指し示せません。
自分の現在の立ち位置が分かったら、今度は、"あがく"ことが大切です。
この作品は、1クール目で、どうにもならない過去や夢をスパッと切り捨てました。
そして、"現在"だけに焦点を当て、その"あがく"様子を描こうとしました。
そう考えると、実は、全体的にはよく考えられた構成の作品だったと思うのです。
しかし、せっかくのその構成を描き切れなかったことがとても残念なのです。

この作品は、水族館等の絵もきれいですし、キャラもとても可愛く魅力的でした。
そう言う意味では、とても癒される作品だったと思います。

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 337
サンキュー:

39

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映像がきれいなだけで、地味な話。まあPAでは良くありますね

1話感想 4.2 さすがP.A.WARKS 抜群のクオリティで美しい。内容の美しさにも期待

前情報は見ていなかったのですが、一目でP.W.WORKSだとわかりました。
さすがの抜群のクオリティでしたね。
とても美しい作画、美しい世界観で一気に期待感が高まりました。
このまま内容にも期待です。

ヒロインがアイドルを辞めた理由は良くわかりませんでしたね。
後輩の子がやりたがっているので譲ったと? そんなことできるのでしょうか…。まあそれが本題では無いから良いのかな。
今後より詳しく明かされることはあるのでしょうか。

なんにせよ続きが楽しみです。

全話感想
終わってみればPAのいつものお仕事アニメシリーズ、水族館編という感じだったでしょうか。
あまり大きな動きはなく日々淡々と過ごすだけのお話。
ごく普通に、水族館でお仕事をするだけの話でしたね。
あ、魚とか水族館の絵は綺麗だったのでは。

…結局何だったのでしょうか。

風花のアイドルの設定は特に意味が無かった。
結構凄い経歴の子が、なんか淡々と仕事している… という感じですかね。

元殺し屋とかなら、それで何も起こらないということがギャグにもなるのですが
元アイドルというのはもうちょっと前職を生かしても良いのでは? と思うのですが…。
まあ多少はTVに出る展開などもありましたけれど。
普通に考えると水族館で癒やされて、再び夢を追いかける力を蓄え復帰する流れかと思いましたけれどね。
もちろん芸能人から別の道を選んじゃいけないわけではないですが…
だったらもっと積極的に辞めて選ぶべきかと思いますけれどね。

恋模様はほぼ皆無であっさり。多少はあるもののほぼ空気。
百合需要を満たすためには、男は不要なんでしょうかね。
しかし女同士でガチで付き合うまででもなく…。

むしろ若い男女がこんな淡白で良いのだろうか、という感じに揃いも揃って興味すら無い感じ。

若者の青春群像を描くなら、恋愛というのは基本付き物だと思うのですが、逆にそういうのが無い方が良い、という人も居るんでしょうかね。
私は淡白にあっさりしすぎて、結局何だったの? という感想になってしまうのですが…。

まあ地味であっさりしていましたが、映像は綺麗でしたね。
毒にも薬にもならない環境アニメとして悪くもなかったのでは。

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 252
サンキュー:

12

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作の予感しかしない→未来に向けて

第一話未視聴の方はぜひPVを観る前に、をおすすめします。
2021夏の最高傑作との期待を持っています。
ボキャ貧なので、素晴らしさを伝える言葉を持ちません。
これぞ日本アニメの底力、というのを見せつけてほしいです。
キジムナーかわいいw

追記2021-0723
第三話まで視聴、時間が経つのを忘れるほど引き込まれました。
期待以上で満足です。

追記2021-0813
第六話まで視聴、ネタバレありに変更しました。
前半で「食品を出そうよ!」という展開をヒヤヒヤしながら観ていました。
後半で丁寧に描写されていたので杞憂に終わりました。
このあたりを雑に扱う雰囲気のアニメではないのでとても良かったです。
沖縄と言えば、忘れてはいけない歴史があります。
ガマには住民が避難した所もあったそうですので、ある意味で霊的な、幻想的なシーンを私自身は全く違和感なく、こんなことがあるのかもしれないと素直に受け入れられました。
くくるの両親についてはとても気になっていたので、あれは名シーンだったと思います。正直、涙がちょちょぎれました。
今後も爽やかな展開に大いに期待しています。

追記2021-0924
第十二話まで視聴、評価変更しました。
「涙がちょちょぎれる」なんてもんじゃなく、ずっと泣いていました。
無駄なシーンが一切なく完璧でした。第一話での直感、大正解です。
休止期間を挟まずに第二クール突入のようですが、期待しかありません。
制作陣の皆様、大変だとは思いますが頑張ってください。

追記2021-1004
第十三話を視聴、気分一新、まったく違うアニメを観るつもりで臨みました。
無茶ばかりしていたくくるにとって営業部配属は非常にためになるんじゃないかと思います。副館長は良い人決定ですね。
現状、くくるは余剰人員以下ですが、祖父のお陰で将来性を買われているんだと無理やり信じ込むことにします。
風花には自身の長所を生かした活躍を期待しています。

追記-2021-1119
なんやかんや話が進展しつつ第二十話を視聴、一気に仕事感が強くなってきました。くくるが大きな壁にぶち当たっている事を、これでもかこれでもかと見せつけられて、ちょっと辛かったです。
少々くくるの声音が演出過剰だったかなと思いました。もう少しマイルドにしても大丈夫だったんじゃないかなあ。ちゃんと話の内容が伝わるようなエピソードが連なっていましたし。迷子イルカとか、がまがま解体とか、おじいの「あの子は水槽から出たことがない」という台詞とか。
ウエディングプランナーの女性の言う事が的確すぎたのですが、副館長にはそろそろ良い所を見せてほしかったです。事前にくくるの企画書に目を通して助言とかしていたのかな。くくるを𠮟りつけるでもなく、ただ冷静に問題点や異なる視点が得られてよしとする、というのは、くくるのためになるとはいえ、少し冷たく感じました。早々に副館長良い人認定をしちゃってるのですが、大丈夫かなぁ。

追記2021-1207
第二十二話を視聴、単純でライトな私はちょいちょいウルっと来ちゃいました。やっぱりくくるには笑顔が似合います。
副館長のええ所、やっと出てきました! 嬉しいです。待ってたのよー。
ウエディングプランナーさん、手強い相手なのは相変わらずでしたが、この豹変ぶりよ。この人の立場になってみると、違う観点の人の意見を聞くことが大事だなって思いますし、この人自身、かなり柔軟性を持って仕事に取り組んでいるプロだなって思いました。
ウルっとポイントは本当にさりげなく挟んできます。若干説教臭い舞台装置もありましたが、ほとんど気になりません。私の中の邪念を振り払って素直に視聴を続けたいです。
気にならないと言えば、くくる役の声優さん、私はそれほど違和感なく、上手だなって思うのですが、目の肥えた方には違うのでしょうか。絶対に成長はするのだから暖かく見守ってほしいなって思いました。

追記2021-1211
第二十三話を視聴しました。ワンパターンですが、ウルウルしました。
副館長のいい話、更に聞けて満足しました。ええ人や。
主人公の二人は重大な決断をしました。納得もできるし支持もしたいです。
それぞれの道に幸あらんことを。

追記2021-1221、評価変更、タイトル追記
最終第二十四話を視聴しました。
キジムナー、お久! 2クール目になって出番が少なくてちょっと寂しかったです。搬入のシーンがあったのですが、ちゃんと取材結果を生かしてるなーって思いました。先にも書いた通り、何かを雑に扱うアニメではない、ってことですね。こうゆうのがベースになって、ストーリーが生きるのだと思います。
結婚式では指笛を吹いている男性が居ましたが、指笛にまつわるエピソードはたくさんありますので、ご興味のある方は是非ググってみてください。私のお気に入りは「夫婦でご飯の献立を話し合う」ってやつです。
さて、ウェディングプランナーさん、泣いてましたね。きっと天職なんでしょうね。このように誰しもが転職に就けるわけではないけれど、うどんちゃん(このあだ名、すごく好き)も何か見つけたようですね。
ここしばらくでアニメを選り好みせずに観始めて、短運な台詞であれば、予想もそこそこつくようになってきたのですが、おじい、すげえ。まあ、凄い人だとは作中で語られていたわけですが、「伝説の飼育員」としてだけではなく、人生の先輩として、人として手本になるような人物だと思いました。
いい所で出てくるなぁー、キジムナーは。
お、風花は決断したんだ。アイドルから飼育員海外研修って凄いですね。って普通に言える良い物語の造りがしてありました。
 たぶん、ここで二年がたったのかな。
アクアトープとUSTD? ネクトンに出世w アクアトープ・ラボラトリーかー。大したもんだなあ。キジムナー、成長してるし!

という訳で、終劇となりました。最終的に「泣かせるアニメ」に無理に持って行かなかった点が評価できるし、逆に少し物足りない所でもありました。私の中に「泣かせるアニメ」を求める部分があるのでしょう。そうゆう意味では第十二話が頂点でした。だけど、作品の価値はそれだけではないですし、高いクオリティを見せてくれたので、評価は非常に高くしています。配信で遅刻気味の視聴でしたけど、付いて行って良かったと思いました。

投稿 : 2021/12/21
閲覧 : 597
サンキュー:

28

ネタバレ

ばーばぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

動物園、水族館の日常に忠実!

動物園.水族館の日常に忠実なアニメで部署間のイザコザや関係者の想いなど、若かりし頃を思い出して胸が熱くなりました。カメハウス、まだ存在していたのですね。懐かしいかったです。

投稿 : 2021/12/21
閲覧 : 72
サンキュー:

2

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

やはりテーマが見えない、そしてキャラが弱い…。

P.Aさんの作品は何だかんだで見続けてしまうのですが、決まって今回のタイトルのような結果に陥ってしまいます。話はとりあえずいつも最期にはまとまるんですが、結局何を描きたかったのかよく分からん作品になってしまいます。
だったらせめてキャラをもう少し丁寧に描くか深みをみせていただければと思うのですが…。

愚痴になってしまうので、これにて終わります。次の作品こそは、と一応期待します。

投稿 : 2021/12/21
閲覧 : 171
サンキュー:

7

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

お仕事テロリストくくる

 
一見して同じP.A.WORKS制作の「色づく世界の明日から」を思い出した人も多いだろう。
監督/シリーズ構成・脚本/キャラクターデザイン・総作画監督/プロップ設定/美術監督/美術監修/色彩設計/撮影監督/特殊効果/編集/音楽/音響監督
…などなど、まさに「色づく」スタッフ再集結。

__________

(3話視聴後)

その「色づく」ではキャラがピリピリした感じで苦手だったけど、本作ではそういうのが少なければな…と。それがP.A.って感じもするけど2クールそればっかになるとキツイんで。にしてもさっそく主役が嫌いになってきた(笑)

作画は期待通りレベルが高い。これだけでも観る価値は十分あるだろう。
脚本に我慢できなくなる不安もあるが、できれば最後まで観たいものだ。評価はまたそのときに。

「まくとぅそーけー、なんくるないさ」…真(誠)の行いをしていれば何とかなるって意味らしいんで、あまり軽い気持ちで「なんくるないさーw」って言わないほうがいいのでご注意を。微妙な気持ちになる人もいるそうなんで。

「つきしろ」という泡盛。南城市の地名「つきしろ」と色づく主人公「月白」が重なったのは偶然?
キジムナー{netabare}と、名前と生年月日を書けなかった?母子手帳、関係あるんやろか…?{/netabare}

__________

(17話視聴後)

本作も相変わらす作画だけのP.A.WORKSだった。もうガッカリ。視聴断念も考えたが、とりあえず倍速で話だけは追うことに…という評価。

舞台が現実に近いのに登場キャラはエキセントリック。トラブルを起こすためだけにキャラがアホ設定されてるというか道化になってるというか。扱いが雑で本当に萎える。ファンタジー世界であればそう気にもならないんだが。

水族館という舞台設定、しっかり描き出した作画は良かったからここまで観ていられた。が、ストーリーは実に陳腐で痛々しい。せめて「色づく世界の明日から」のように1クールだったら…。

がまがま水族館は斎場御嶽や知念岬の近くという設定なんで、近くまで行ったことある方はそこそこ多いんじゃないかと思う。そういうのアガるんだけど。沖縄へは2年に1回くらい観光で行ってる自分としては。

あーガッカリ。

__________

(全話視聴後)

結局オーソドックスな軟着陸で締めククル感じで終了。

にしても2クールの中で感動を覚えた記憶がない。異常なキャラが織りなす新しい日常系のカタチだったんだろうか? 自分には理解できない。うっすらファンタジーでもあったが、キャラの思考が一番ファンタジーでついていけなかった。そのへん割り切れたら楽しく観れたかもしれないが…。

最後の{netabare}「風と花と珊瑚と…心」は聞いた瞬間「やっちまったなぁ」と思った(笑)
それはいいとして。
風花とくくるは分かるが珊瑚? くくるの母親の名前? 沖縄が珊瑚(サンゴ礁?琉球石灰岩?){/netabare}ってのはわかるけどよくわからんのは自分だけかな。どうでもいいけど。

せっかく作画がんばってる会社なので、違う脚本家と監督で制作していただけると嬉しいです。

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 400
サンキュー:

6

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ペパーミント ブルー

P.A.WORKS制作。
監督篠原俊哉、シリーズ構成柿原優子。

沖縄の水族館で働く海咲野くくるは、
東京で居場所を無くした宮沢風花と出会う。
小さな水族館を舞台にした少女たちの青春群像。

空、海、水槽、青を基調とした美しい映像、
とても透明感に溢れ、どこか涼やかである。
少女たちの夏の思い出、たゆたう七色、
眩しい日射し、水面に漂う夢と動き出す夢。

{netabare}キジムナーがさり気なく登場し、
ファンタジー要素もあるのでしょうか。{/netabare}

涼やかな夏の一篇になってくれればと願います。

12話視聴追記。
物語が大きな節目を迎えました。
ちょうど真ん中で一区切りでしょうか。
とても安定した物語だと思うと同時に、
少し冒険した展開も観てみたいと期待しています。

最終話視聴追記。
物語の起伏が少なく、少々寂しい印象も、
娯楽性より、どこか啓発する物語なのでしょう。
{netabare}子供たちが、幾多の生き物に触れ、想像力を養う。
それが未来へ、きっと優しい世界へと繋がる。{/netabare}

これはこれで徹底しているのかも知れません。

投稿 : 2021/12/19
閲覧 : 567
サンキュー:

48

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白い砂のアクアトープのストーリー・あらすじ

「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。(TVアニメ動画『白い砂のアクアトープ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
aquatope-anime.com/

声優・キャラクター

伊藤美来、逢田梨香子

スタッフ

原作:projectティンガーラ、キャラクター原案:U35
監督:篠原俊哉、シリーズ構成:柿原優子、キャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希、美術監督:鈴木くるみ、美術監修:東潤一、美術設定:塩澤良憲、撮影監督:並木智、色彩設計:中野尚美、3D監督:鈴木晴輝、編集:髙橋歩、特殊効果:村上正博、音楽:出羽良彰、音響監督:山田陽、プロデュース:infinite

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