くまごろう さんの感想・評価
3.7
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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(C) projectティンガーラ
白い砂のアクアトープの感想・評価はどうでしたか?
くまごろう さんの感想・評価
3.7
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ファルコーニ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
P.A.Worksのお仕事シリーズとして注目されていたアクアトープ完走!
相変わらず作画は上手いし、声優も豪華どころを起用していてハズレがない。沖縄らしさも出ていて、そこは素晴らしい。
ただ、歴代のお仕事シリーズに比べると2クール目からトーンダウンしてしまった印象は否めない。
2クール目からは本当に水族館のお仕事ドキュメントのようになってきて、キャラクターたちがあまり動かなかった。
このお仕事シリーズは過去の「花咲くいろは」や「サクラクエスト」と同じく、仕事の中の葛藤を通してキャラクターの成長を描くところに魅力があったはず。それが花咲くいろはとかサクラクエストでは丁寧に出来ていたように思うが、このアクアトープはそこが少し薄かった。
1クールの終わりまでは綺麗に描けていたように思うが、2クール目からはテーマを持たせづらかったのかな。
とはいえお仕事アニメとしては作画もきれいだし、楽しめるのではないか。仕事で忙しい思いをしている人たちの中には、共感できるポイントもあるはずだ。
ぺー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
オリジナルアニメ
地中海・アジアン・米西海岸やミクロネシア・ポリネシアなどなどこれまで訪れた各国のリゾート地と沖縄との間には決定的な差があると個人的には思ってます。
それは何かというとゆったりとした時間を金で買える世界の名だたるリゾート地と
ただそこにあるだけでたゆたゆと流るる時間を感じる沖縄
厳然たる差。とりわけ八重山諸島。圧倒的に心地いいんですなこれが。そんな沖縄を舞台に作画で定評のあるPAさんが味付けしたオリジナルアニメとの触れ込みとくれば候補から外す理由がみつからなかった全24話。
たゆたゆとした時間が流れてたんじゃないかと思います。作画は期待通り想定通りとなりますので残るはお話が面白ければ…ってやつですね。
そのお話そのものは視点の置きどころにやや難あり。物語序盤で勘所を捉えその線に沿うのか、読めない展開に身を委ねるのかの大きく二つ。本作の楽しみ方だと前者寄りに見えるのですが、ストーリーの芯の部分(勘所)がなかなか見えづらい。
あらすじ。沖縄を舞台に水族館にまつわるエトセトラ。キャラは海咲野くくる(CV伊藤美来)と宮沢風花(CV逢田梨香子)のW主人公。風花が東京でアイドルの夢破れて実家のある盛岡に帰ると思いきや一転沖縄へ。そこで閉館危機に瀕する水族館の立て直しに奮闘するくくると出会うという流れ。多店舗展開してる大手粉モノチェーン店みたいな二人の名前ですが関西は関係なさそうです。
閉館危機の水族館となりますと日本の北端北海道旭山動物園V字回復みたいな物語か!と思いきやそうでもなかったりします。視点の置きどころに困る理由其の一です。置きどころはいろいろ↓
・〔start〕閉館危機にあえぐ水族館を救う
・{netabare}1クール折り返したら大手水族館に場を移してお仕事に奮闘{/netabare}
・Wヒロインのいろんなベクトルで深い友情物語?
・あるいは成長物語
・溜まり場(食堂)仲間らとの友情?恋愛?群像劇
・持続可能な海洋生物たちとの共生?
・シンプルに海を楽しむ環境映像
2クールの前後半で趣きが変わるのは許容範囲だとして、作品を通して強烈に訴えかけるものはありません。よって万人受けするもんにはならないでしょう。
私の意見は『だがそれでよい』です。ちゃんぷるーしたものをなんくるないさーで受け止めたらこーなるじゃんと無責任にそう思っております。
視聴後になんとなく沖縄行きたくなったんですよ。冒頭“たゆたゆとした時間流るる”とした所以です。ひとまず成功ではないでしょうか。
※ネタバレ所感
■キジムナーと座敷童
キジムナーなんでいるの?と思ったのは私だけではあるまい。物語進行に1ミリも寄与してません。
{netabare}言わずと知れた沖縄伝承の子供の姿をした精霊・妖怪の類ですけど、キジムナーそのものに強烈な個性はなくそこいらで人間と共生してそうなイメージ。共にいれば富をもたらすし怒らせれば不幸に見舞われる程度。そういった強烈なイメージを残さないキジムナーっぽい物語と言えなくもない本編でした。{/netabare}
{netabare}そしてキジムナーと風花の地元岩手“座敷童”の伝承とではネタが被る被る(笑) なぜ岩手の娘?とした理由が見いだせるかもしれません。{/netabare}
■お仕事アニメ?
お仕事アニメとするのに懐疑的な私なんですけどあえてその文脈で話すとしたら?
{netabare}最近流行りのジョブ型(専門性持たせるアレ)ではなく旧来型のいろんな部署を経験させてジェネラリスト育てようみたいなノリでしたね。飼育やりたいなら営業知っとけ!な主人公でした。
入社早々プランクトン呼ばわりされてみて面従腹背するでもなく人をプランクトン呼ばわりするとは何事かと憤慨するわけでもなく、プランクトンの定義違いで怒ったくくるさん。なかなかない反応だと私が上司だったら思います。ベクトルが対人関係ではなく生き物に向いてる。「あ、こいつ生物への愛情はんぱないな」と評価するかも。時が経ちプランクトン呼ばわりされてもはきはきと返事するくくるさんへと変貌。慣れたというより取捨選択できるようになってどうでもいいところは流せるようになったのでしょう。お仕事アニメっぽい成長を感じたのはここくらいでしたが嫌いじゃないです。{/netabare}
■滋味深い
{netabare}前半のがまがま立て直し話と後半のティンガーラ奮闘記にどうしても隠れてしまうくくるの自立の話。過去にとらわれるなと簡単に人は言いますが、亡くなった家族との絆(がまがま)に折り合いをつけるのは難儀なはずで、それでも前を向いて歩み始めるまでをあまり湿っぽくならずに仕立て上げてたのは良かったですね。生まれてこれなかった姉の代わりに寄り添えた風花の存在も大きい。
自分の存在基盤を脅かされた一介の少女が周りのサポートを受けて一進一退しながら過去と決別するでもなく自分の一部分として消化できたことが爽やかな余韻を残してくれたように思えました。ただしドラマティックではないですよ。{/netabare}
※余談
■○○水族館
シンパシーを感じるあの日の記憶。
{netabare}自分語り恐縮です。幼少期の家族旅行の思い出といえば大都会仙台に遊びに行くことで八木山ベニーランドからの松島水族館は定番コースでした。ベニーランドは健在でヤンヤンヤヤーしてるようですが、水族館は数年前に閉館したとのこと。生き物たちは新しく仙台にできた水族館にお引越ししたとかなんとか。じわじわとへこみますね。そんな中で視聴した『アクアトープ』でした。マンボウ元気かな!?{/netabare}
■沖縄雑感
地域性はある。じわりじわりと沖縄を感じる本作において殊更沖縄を主張してないのは意外だったかもしれません。
おっとりゆっくり人が良いみたいな県民性。それ体現してるのおじいと儀武さんぐらいだったんじゃないでしょうか。
{netabare}パワハラ上司はこの際さておき、お仕事風景は前述したジェネラリスト型育成の例のみならず東京でもよく見る風景です。典型的な日本企業。これが外資ならくくるは飼育係の即戦力としての採用だったでしょう。風花も広報でメディア対応してたかもしれません。{/netabare}
そこから連なる本編関係ない本題以下↓
{netabare}そんな“地域性”の差を飛び越えてリアルではここ何年分断工作の最前線となっている沖縄。曰く「基地の犠牲になってる」「日本に独立を奪われた」「内地は沖縄を見捨てた」等々、一部ファクトから曲解を重ねたり捏造したり。国内外の活動家が押しかけている横で当の沖縄県民らはそんなもん荒唐無稽と歯牙にもかけてませんがここ二代の知事は一国二制度とやらにシンパシーを感じております。{/netabare}
{netabare}そこから描ける未来に警鐘を鳴らす言説は前々からありましたけど、いざ現実にある他の国で露わにされてみると単純に「ほれ見たことか!」とふんぞり返る気にもなれません。人民を解放したい軍隊を有する国家がどこかにあるかもしれませんよ。{/netabare}
我々道端のアニヲタにできることはありませんが、ことさら“琉球”を強調する人なら簡単に見つかると思います。「この戦いが終わったら…」並の警戒フラグでしょう。
プロパガンダに無防備な我が国では、しなやかにカウンターするのが水に合ってるのかもしれません。
沖縄も普通に日本じゃん!で貫かれているアニメに尊さを感じる今日この頃でした。
視聴時期:2021年7月~12月 リアタイ
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2022.03.02 初稿
RFC さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
まず、最初にキャラクタを含めて、絵柄、色使いがとても好みでした。
なので・・・その分上振れしている評価になっているかもしれません、悪しからず。
ものすごく、ものすごく大雑把に言うと、水族館のお仕事系アニメです。
ただし、お仕事要素は超リアル指向というよりも、エッセンスと思考のベースになるモノといった印象を受けました。
お仕事を紹介するという事をメインとしたアニメではない、色々なメッセージを含有した作品と解釈しています。
全24話と昨今にしては長尺な部類になるのかもしれませんが、実質12話2クールといってもいいのかもしれません。
がまがま水族館での出来事を描いた前半
と
アクアリウム・ティンガーラでの出来事を描いた後半
という作りになっています。
アイドルを挫折した「宮沢風花」という少女が、あれやこれやがあって、がまがま水族館にたどり着き、この水族館の閉館を防ごうと奮闘中の副館長(館長のお孫さん=)「海咲野くくる」が出会うところから物語が始まります。
便宜上、前半をがまがま水族館編と呼びますが、このがまがま編はよくある、傾いた業態を立て直そうと奮闘するところを中心とし、各キャラクターの出会いを描いているといっていいでしょう。
これはこれで、あれやこれやがあり、おもしろいのですが、全話をとおして観た後だと、やはり主人公二人の幼さが垣間見えます。
言うならば「お子様編」と言い換えてもいいかもしれません。
ちょっと雑な言い方をしてしまいましたが、物語の構成としては、後半とメリハリがついてよく出来ていたと私は思っています。
後半のティンガーラ編は、主人公の風花とくくるが、閉館してしまったがまがま水族館から、ティンガーラという別の水族館へ勤めながらの、あれやこれやが描かれます。
がまがま編で登場してきたキャラクター達もまるっとティンガーラへ移籍しているので、少々、出来過ぎかとは思いますが、これはアニメ作品としての演出と許容すべきでしょう。
ただ、ここでの主人公たちは、それこそよくある社会の荒波w、
曰く、
人間関係、社命、仕事の壁、将来の目標・・・等々にぶつかり、明らかに成長していきます。
ここら辺も「お子様時代」からみると成長しているなぁ、と感じられました。
もちろん、他のキャラクターについても、人間的な成長が描かれます。
少々、理想論的ではありましたが、私は好感をもって受け止めました。
心のどこかに、
「こんな風に、うまくいったらいいよねぇ・・・」
という思いを持ちながらw。
ですが、冷めた目ではなく、本当にアニメキャラではあるのですが、主人公たちの成長を生暖かく見守った気がしています。
(きもいですか、そーですか)
で、この感想のタイトルです。
超一級の泣きアニメとか、感動巨編といったものでは無かったかもしれませんが、
美しい絵柄と硬軟織り交ぜてのバランスの良い構成、前半後半と主人公たちの背景に変化を加えたメリハリのついた長尺の物語。
とても、楽しんで観れました。
最初に書いたように、どのキャラクタもシャープに綺麗に描かれていたことも、私にとってはプラスに働きました。
ま、近年、いろいろな作品を観てきて、
P.A.WORKSの絵柄がお好みだという事も自覚しているので・・・、地元のアニメ制作会社だからといって贔屓しているわけでは無いですよw。
ああ、最終盤でペンギンを預けていた水族館名として魚津水族館が登場したのには、ちょっとニヤリとしてしまいました。
コレも、私の住んでいるエリアとは違いますが、私の住まいする県にある水族館です、そうですねぇ・・・がまがまと同じくらい小さいかもしれませんがwww。
ホントは、ゆっくりと余裕をもって、じっくりと視聴してみるといいのではないかなぁ、と思う作品です。
一気見というよりも、一日2話とか、3話とか。
そういう風に思える作品でした。
機会があれば、ぜひご覧になってください。
色々な気づきや、思いがよぎるかもしれない作品ではないかと思います。
Takaさん さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
サクラクエスト以来のお仕事シリーズ。
水族館×芸能(元アイドル)×環境汚染問題=白い砂のアクアトープ?
ダブル主人公の1人、くくるが嫌で視聴切りした人も多いのでは?
あと、{netabare}ギスギスした職場(アクアリウム)を観ていて
気分悪くなって切った人とかも…
お爺のコネ入社枠とか、日本あるあるだけど、やらせすぎ感。
{/netabare}
やまげん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
美しい沖縄の夏を舞台に、水族館の従業員として奮闘するキャラたちの青春ストーリーを描いたという感じの作品。
P.A.WORKSのいわゆるお仕事シリーズのひとつだろう。
アニメを通して描かれた水族館の従業員の仕事内容は予想できるものばかりだったので、水族館の仕事内容についてはあまり真新しいものはなかったが、作品の雰囲気は良かったし、最後もきれいにしめてくれたので満足。
{netabare}1クール目からちょいちょい画面に見切れていたキジムナーは、もっとストーリーに絡んでくるのかと思ったが、結局最後まであんまり絡まなかった。これはなくてもよかったんじゃ…。{/netabare}
よこちゃん さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2クール全24話、水族館の話。第1話で雰囲気とキャラ絵で、あのアニメに何か似てる…
そうそう「色づく世界の明日から」ってアニメ!
調べてみたら制作会社同じだったP.A.WORKS
おー私も1年半アニメ観てきて分かって来たのかな、えっへん(たぶんたまたま)とか調子乗りつつ(^^;
他にも視聴済みの「神様になった日」もこの会社だった。3作品だけしか観てませんが作画良いですよね。
このアニメも背景、キャラ絵等とても綺麗です。女の子キャラモブも含め可愛いです。
話は二人の美少女くくると風花メインで進みます、私は子供の頃から動物園より水族館派だったので、水族館の裏側の仕事のシーンとか面白かったです。
1クール目と2クール目はがらりと雰囲気が変わって、飽きさせないような構成なんですが、それにしても話の展開遅いかなと。特に残念だったのは、水族館の話をメインにしすぎて、キャラ多い割に掘り下げが少ないです。おじいの凄さもイマイチ分からないし、何でそんな性格なんだろと言うキャラもいますし。くくるちゃんの事好きそうで何もしないキャラがいたり、観たかったなぁ、くくるちゃんのデレるとこ。1クール目に出ていたキャラが2クール目ではかなり出番が少なくなってしまい、私はくくるちゃんの友達のうどんちゃんが可愛いかったので、これまた残念でした。
少しファンタジー要素もあったり、謎のキャラがいたり、興味を引く部分もあるんですが回収されないんですよね。結局何だったのか…
平均満足度3.8の割に文句多くなりましたが、私はまったり観れて、ええ話も多く良かったんでお勧めはしますが、淡々と平坦に進みすぎかなと。それに2クールもあったのに色々と惜しいんですよね。もっとキャラを立てないと。水族館にそれほど興味ない人は途中で断念したかもしれません。
kabaj31 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
後半一気見しました。
意外と良かったです。
後半はくくるが主人公でした。
とにかくくくる頑張れと応援しながら見てました。
前半は高校生編で、アイドルを辞めた風花が沖縄に来て、
沖縄と、海の生き物と、閉鎖寸前の水族館のお話。
後半は、水族館のお仕事モノになった感じでした。
がまがまが閉鎖し、ライバル水族館だったティンガーラに就職、
社会人1年目、くくるは営業担当として働く所からスタートします。
他のがまがまメンバーもティンガーラに就職しています。
飼育じゃなく営業、がまがまとは違う水族館、新しい人間関係に
とまどい、悩み、奮闘するくくるがとても良かったです。
くくるの声もすごいよかったと思います。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
東京でアイドルの夢が潰えて沖縄にやって来た宮沢 風花。
沖縄で祖父の水族館を続ける夢を追う海咲野 くくる。
二人の少女や水族館を軸に青春を描く2クールのオリジナルアニメーション。
【物語 3.5点】
挫折した時、心が折れないための柔軟思考のヒントが詰まっている。
一つの視点に固執しないで視野を広げてみる。
苦手だったあの人も思わぬ一面を持っていて、踏み込めば理解が深まった。
希望しない部署でも取り組んでみれば得るものがあった。
終わった夢を追いかけていた際に磨いたスキルが、次の夢でも意外と役にたった。
のどかな沖縄で、寄り道、回り道もいいじゃない?
と登場人物と共に漂っていると人生のヒントが拾える感じ。
感動作!というのとは違うけど、
転び方の引き出し目当てで、心の片隅に常備しておきたいポジション。
反面、夢に向かって一直線!というアニメではないので、
ビシッと決めて欲しい気分の時は、
シナリオもキャラと共に迷走していると感じ、折り合えない危険性。
【作画 4.0点】
アニメーション制作・P.A.WORKS
最近、撮影、色彩が良い仕事をしていると感じるアニメが多いですが、本作もしかり。
夕暮れ時も、熱気を残した沖縄の空気感が伝わるよう調整されている。
手描きの人物作画は、カロリー低減するシーンもあり、決して圧倒的ではない。
そこを水槽内を泳ぐ魚群等を処理する3DCGも交えた総合力で、
色々な意味で複雑怪奇な水族館バックヤードを再現し、
お仕事アニメメーカーの面目躍如。
水族館もアニメ制作も多彩な役割を担うスタッフが
ワンチームで作り上げるものなのだなと感慨に耽ってみたり。
【キャラ 4.0点】
水族館もキャラも生物多様性かつ多面的で、視聴者のキャラ許容力が試される。
元アイドルの風花。
一流芸能人の素質を持っているが、
当人は誰かをサポートすることで幸せを得る性格。
まず、このヒロイン像を受け入れられるかで視聴満足度が上下しそう。
才能持ってる人間はそれを生かして輝かねばならない
という意識高い系の邪念を払拭して、風花を温かく見守れるかどうか。
JK水族館館長代理・くくる。
おじいの「がまがま水族館」を存続させるのが夢と言うが、
この夢、序盤はフワフワしていてどうにも怪しい。
具体性も乏しいし、夢と言い換えた亡き両親への未練が、
くくる自身の世界を狭めている感すらある。
この違和感を形にしてくれるのが、南風原 知夢(はえばる ちゆ)。
彼女もまたもう少し視野広げた方が良いおかたい研修生。
(但し、16話観たら、くくるに苛立つ理由にも納得させられます)
飼育員の道を計画的に歩んでいる彼女とくくるを衝突させ、
くくるの夢に不足している要素を明示する良いスパイス。
他にも{netabare}表情も仕事も厳しい副館長さんや、
ウエディングプランナーの論理を譲らない三浦さんなど、{/netabare}
くくるは、ぶつかる人間に恵まれています。
できれば南風原さんを3話くらいまでに投入すれば展開が締まったのでは?
そう思う私は、1クールですぐに結果を求める風潮に毒されているのでしょうか。
それにしても{netabare}ティンガーラ編で"がまがま"と揶揄される移籍組。
合併会社あるあるみたいで、生々しいですw{/netabare}
【声優 4.0点】
風花役の逢田 梨香子さん。
こんな麗しい声の元アイドルが、水族館でペンギンについばまれるなんて。
序盤は場違い感がよく表現されていて申し訳なくなりますw
が、沖縄に居場所を作ってからは、側にいると安心するボイスで、くくると視聴者に癒しを提供。
くくる役の伊藤 美来さん。
喜怒哀楽が激しい沖縄人を好演。
というより{netabare}このリアクションボイスなしじゃ、
プランクトンはパワハラ、ブラックなティンガーラを乗り越えられませんでしたw
一度、心が折れる前、感情が平坦になっていく表現も○。{/netabare}
おじい役の家中 宏さん。
照屋月美役で沖縄出身の儀武 ゆう子さんの方言指導も受けながら、
くくるを優しく諭す、柔和なボイスを構築。
【音楽 4.0点】
劇伴担当は出羽 良彰氏。
ピアノ、ストリングスの心情曲に、適宜、沖縄の三線もアレンジ。
サントラはゆったりしたカフェラウンジのムード。
OP主題歌は前・後期ともARCANA PROJECT
特に前期の「たゆたえ、七色」の歌詞に回り道を是とする本作の志向性が凝縮。
ED主題歌は前期がMia REGINA。後期がでんぱ組.incの相沢 梨紗さん。
前期の幻想的なムードといい、後期のバラード表現力といい、
最近のアニソン歌手やアイドルは凄いですね。
……これは、風花ちゃん芸能界諦めて正解だったかもw
【感想】
私が地味に好きなのが17話。
{netabare}くくるたちが部屋で同僚らと親睦会を開く件。
シフト時間帯、仕事への本気度など様々な価値観の人間が交流するのを見ていて、{/netabare}
和やかな空気の中でふんわりと相互理解の輪が広がっていく。
そういうムードが現実社会でも拡散して欲しいなと願ってみたり。
ハニワピンコ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
8bit さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いつものPA
人物作画や背景は手抜き無しでとても良い。
オリジナルアニメで頑張る路線も応援したくなる。
ただシナリオが…
いっつもシナリオに難があるよねPA作品は。
物語に起伏が無く最初から最後まで同じテンション、つまり眠くなる。
勿体ないなぁ…
シワーる さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
沖縄の水族館が舞台のアニメ。ひとりはアイドルを止めてふと沖縄に来て、そこで祖父が水族館を営む女子高生に出会う。
話に起伏がなくて淡々と進行していくので退屈に感じることが多かった。もっともマイナスなのは、主人公らが典型的なアニメ声で喋ることである。せっかく沖縄なのに、しかも周りの人物は沖縄弁で喋っているのに、あのような甘いアニメ声を聞かされると妙に神経に触った。
良い点としては、水族館の維持や経営についてちょっとだけ知識を得たこと。
れるびい さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
バナディ さんの感想・評価
1.5
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:今観てる
アニメの絵が綺麗です。
動きも良く、そういった面はとても良かったのですが…
第1クールはまぁまぁとしても、残念なのが第2クール。
感覚的におかしい、と思える登場人物が多数。多分、思い通りにならない場面を表現するためのテクニックの一つとして、主人公の立場をあのようにしたのかもしれませんが…
ありえません。ありえないから、そこからどうなろうとも、納得がいくわけがないんです。
本当に残念です。
徳寿丸 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
yuugetu さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2021年夏アニメ。全24話
P.A.WORKSのオリジナルで監督とシリーズ構成が「色づく世界」と同じだったので視聴を決めました。
2話まで視聴。挫折を味わった少女の再生とあきらめきれない夢を守ろうとする少女の奮闘を、ダブル主人公で描く作品でしょうか?
作画の美しさ含め全体のクオリティの高さはこの会社の持ち味ですので心配してはいません。ファンタジー要素もどのように入って来るか楽しみです。
作品内でゆったり流れる時間に一緒に浸るのが心地いい。
あと、百合要素なさそうなのが良いなあと感じたんですよね。くくるちゃんに片想いしてるっぽい男の子も登場したので私はそちらを見守りたい。
今季の注目作の一つとなりました。
(2021.7.18)
【全話視聴して】
面白かったし良かったです。
{netabare}
擬似姉妹ものだったのが意表を突かれましたね。とはいえくくるとカイくんフラグしっかり立てて終わって欲しかったんですけど。
くくるにとってがまがま水族館の閉館を受け入れて新たな水族館に就職することや職場の人間関係など、大人になるハードルであった点はとても良かったです。個人的には恋愛描写でも大人への一歩が欲しかったですけど。
原点(故郷)としての水族館と、広い世界への扉(職場)としての水族館という視点も良いと思いました。ちょっとだけですが、知育要素もあるんだなって楽しかったです。
生き物を扱うことと顧客へのサービスの両立の工夫、学ぶ意欲、希望以外の業務への葛藤や人間関係など、2クールをしっかり使って結構広く言及できたのではないかなと。{/netabare}
広くオススメできるアニメではないでしょうか。
(2020.1.23)
コラッタ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
数々の名作を残した、PAワークスさんの新作ということで
めちゃめちゃ期待していました。
全話観ましたが、安定のクオリティには脱帽です。
ただ一つ残念だった点が、いまいち盛り上がりに欠けるとこ
ですかね・・・終始一定の感じでストーリーが展開していく
ので人によっては、飽きるかな~と・・・
やぎゃあ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
【作画(キャラデザ、背景など)の評価】
私はP.A.worksの作画の虜で、同社の作品は内容に関わらず視聴することにしています。
本作も作画は大満足。特に海を見ていると沖縄行きたくなりました。
キャラデザも女性は可愛く、男性はかっこよく描かれていたので満足です。
【物語のざっくり評価】
要所要所では明るい展開がありますが、大部分はわりと重苦しいです。なんとなくスッキリしない展開がずっと続いていた印象を受けました。P.A.Worksの十八番の「お仕事アニメ」と思って手を出すには・・・お眼鏡にかなわないかも?
全体的に『厳しい現実を味わうのも一興』ということを描いている作品でしたね。
【キャラの評価】
キャラクターの深堀が物足りない部分が多かった印象です。おそらく尺が足りなかったんでしょうかね・・・。せっかくの個性が埋没しちゃっているキャラが多かったように思います。
例えば {netabare}おじぃに関しては、個性的で好きなキャラではありましたが、その伝説っぷりは全然伝わってこなかったです。空也にしても、なぜあんなにも女性嫌いになり、なぜ夏凛さんだけには少し気を許せるのか・・・もう一捻りドラマを描けたのでは。味のある個性を持っていたのに活かしきれていないのが惜しかったですね。{/netabare}
あと私の価値観と相容れないキャラや、人としてどうかと思うキャラがいたのは残念でした(後述)。
ちなみに、外見はみんな甲乙つけがたいですが、内面で見るなら、観光協会の夏凛さんと定食屋のうどんちゃんがお気に入りです。
頑張り屋だけどちょっと空回りしている くくるも好きですし、面倒見のいい風花も悪くはなかったんですが・・・、くくると風花の関係性が終始気持ち悪く感じてしまいました。くくる単体、風花単体でなら何ともないんですが、この2人が揃うと・・・何とも言えない気分に。
【物語の総評】
描こうとしているテーマ(コンセプト)がやや迷子になっていたように感じました。特に1クール目と2クール目では、別作品でも見ているのかと感じたほどに。
純粋な恋愛観を描きたいのか、複雑な恋愛観を描きたいのか、青春を描きたいのか、仕事観を描きたいのか、人生観を描きたいのか、ファンタジーを描きたいのか・・・。すべてを良いとこ取りしようとした結果、すべてが中途半端になってしまっていたように感じました。
中途半端なままだと「その要素入れる必要あった??」という印象で終わってしまいます。いろんな要素を取り入れるからには、そこに「明確な意図」があってほしい・・・かな。
P.A.Works作品の中で、
複雑な恋愛観なら「凪のあすから」、
青春(努力&友情)なら「TARI TARI」、
青春(恋愛)なら「色づく世界の明日から」、
仕事観なら「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「花咲くいろは」など、
とパッと形容できますが、本作は何と形容していいものか・・・。
心温まる話、グッとくる話、クスッとくる話など・・・要所要所では楽しめたエピソードはちゃんとありました。ただ、ややコンセプトが迷走ぎみなせいで、全体的に見ると「何を伝えたいのだろう?」と感じてしまう部分が多かった・・・かな。
あと私が一番引っかかったのは、この作品は全体的に「不可解な価値観」が漂っているように感じた点ですね。(詳細は2クール目以降のレビューにて)
【作者に対して一言】
{netabare}くくるの人生を決めるのは「くくる自身」じゃないでしょうか。周りの大人たちが「くくるにはこれが必要だ」「くくるにはこういうことをやらせたい」と、くくるの成長像を勝手に描くのはやや傲慢だと感じました。
もちろん、自分の人生の進路が「希望通りにならない」のは仕方のないことだと思います。くくるの希望はともかく、くくるの適性から必然的にマッチングされた配属であれば、何も問題ないです。すべてが思い通りにいくわけではないことも含めて人生ですし。
ただし「くくるが望んでもいないこと」を「くくるの適性も考慮せず」、「第三者の思惑」で押し付けるのは傲慢じゃないでしょうか。くくるが最終的にどう思うかは、ただの「結果論」です。その過程が傲慢だと感じました。
ちなみに、おじぃとティンガーラ館長の思惑(意図)をもう少し詳しく描いて欲しかったです。尺の都合だと思いますが。{/netabare}
(以降、各話視聴時の不定期レビューです)
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<10話視聴時点の感想>
正直 今の所は盛り上がりに欠けるなぁと感じています。ただ10話視聴した時点で2クール目があると知ったので・・・最終評価は先送りします。おそらく劇的に展開するのは2クール目からでしょうから。
{netabare}1クール目はおそらく『のれんに腕押し』という状態を描いているのでしょうね。くくるがあれこれ試行錯誤しようが『がまがま閉館』という絶対的な未来は揺るがない、と。鳴かず飛ばず、打てども響かず。
ただ見方を変えると、ここまでの話で『明確な山場』が無いような気がするんですよね・・・。くくるが「手痛い失敗」をするわけでもないので、挫折や後悔や反省をするわけでもなく、故に壁を乗り越えて「成長する」という展開もない。
何かを試してはカレンダーと睨めっこし、また何かを試す・・・。ただひたすらに『何をやっても、何も起きない』という展開で悶々とするだけ・・・。たぶんこれが盛り上がりに欠ける理由なのかなぁ、と。
おそらく、すべては1クール目のラストで絶望を突きつけるためのお膳立てなのでしょうね。なので1クール目は終始スッキリしない展開が続きそう。たぶん劇的な展開は全部2クール目に回しているのかな?と予想してます。{/netabare}
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<1クール目ラストと2クール目予想>
まだ残り何話か残っているでしょうが先の予想を少し・・・。
{netabare}製作スタッフのプロジェクト名が、2クール目の展開を示唆している気がします。
アニメの制作チームが『Project ティンガーラ』を名乗っていて、作中で新しく建設中の水族館の名前も『アクアリウム・ティンガーラ』って言ってましたからね。喧嘩別れしたティンガーラの研修生とそれっきりなんてのも不自然ですし・・・本作の本当の舞台はそっちなんでしょうね。
ということは、『がまがま水族館はもう・・・』ってのが1クール目までの話なのかな?{/netabare}
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<11〜12話/13〜17話の感想>
{netabare}やはり がまがまは閉館する運命だったんですね。ずっとモヤモヤする物語でしたが、くくるがそれを受け入れる過程はグッとくるものがありました。
2クール目があると知った時点で、1クール目は『視聴者にとって我慢の時』なんだろうなぁと受け止めていましたが、ようやく新しい風が吹き、重かった空気が流れて行くのを感じました。
そして、2クール目からの展開が予想外すぎて笑ってしまいました。嫌味な意味ではなく「なるほど〜、そうきたかぁ〜w」的な感じで。舞台がアクアリウム・ティンガーラに移るとは予想していましたが、まさか飼育員ではなく企画の仕事だったとはw ストーリー展開もだいぶSHIROBAKO路線になりましたね。P.A.Worksの十八番と言ったところでしょうか?w
1クール目とは打って変わり、物語がテンポよく動いていてます。今の所は好印象です。
がまがまで出会った研修生との再会、彼女との衝突と和解、新しい職場での奮闘・・・テンポ良すぎて私が予想していた内容はあっという間に消化してしまい、もうこの先どういう展開になるのか読めませんw {/netabare}
先の展開が楽しみです。
ただ余計な一言を付け加えると、1クール目と2クール目は別物のアニメを見ているような印象を受けていますw
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<ストーリー全体で気がかりな点>
まだ2クール目中盤ですが、一旦この作品の気がかりな点をまとめておきます。
(※長文注意)
{netabare}私は “自分の人生の進路を他人に委ねる考え方” が好きではないので、登場人物の『進路の動機』は気に入らないです。この点は一貫して残念なアニメ。
仮に、夫婦や、きっと将来を添い遂げるんだろうなと想像できるほどの関係など、「自分の人生を委ねるに値する人間関係」において委ねることは、何も違和感は感じないですが・・・。
例えば、カイは {netabare}恋わずらいで くくると同じティンガーラに就職先を決めた点。バイト時代はまだわかります。しかし『人生の進路』ともなれば話は別です。“あの子と離れたくないからついて行こ〜”って考え方が本気で苦手。
特にカイは漁師の息子で、釣りも好きで、海も好き・・・であれば『恋わずらい』という要素を抜きにすれば漁師を継ぐのが自然。でも水族館に就職した。なぜ?それは『恋わずらい』のせい。
潔く告白はできないくせに、勝手に『くくると人生を共に歩む』という願望を抱き、就職先にまでくっついて行くという粘着さが気味が悪い。いや、その重大決心ができるならせめて告白せぇよ!w 話はそれからでしょ。就職先が同じじゃなきゃ恋愛できないなんて世界じゃないでしょうに・・・。婚約者どころかまだ恋人ですらないのに、自分の人生を「くくる基準」で決めているところがキツイ・・・。
ならば、もしも カイの知らぬ間にくくるが別の人と恋をし結婚してしまったら、『カイの人生って何なの?何でお前ここにいるの?』ってなっちゃうじゃないですか。
こういう「恋愛観」と「人生の進路」を結びつける動機は苦手。{/netabare}
あとは、風花も同様です。というか風花の方が極めて重症。ことさらに {netabare}「くくるのため」「くくるが心配」「くくると一緒なら」という感情で行動し、きわめつけは“くくるがティンガーラに行くって言った時から決めていたんだ”は寒気がしました。
ならば、もしも くくるが企画の仕事にうんざりして仕事辞めると言い出したら、風花もまた辞めると言い出すんですか?・・・そこまで行くともう気持ち悪いですよ。これもやはり『風花の人生って何なの?』案件です。
あと全然しっくりくる理由もなく くくると風花が物語冒頭からひかれあっていることに、百合っぽさが感じられて嫌です。特に2クール目で、おじぃからくくるの住所を聞き出して「隣の部屋に黙って引っ越してきた」のはもはや鳥肌もの・・・。
例えば「社員寮でたまたま隣室になった」という設定だって、同じ展開は描けたであろうに・・・。むしろ社員寮という設定の方が、仕事の合間にみんなで集まるという展開にも綺麗に筋が通るでしょうに。私は戦慄しましたが、作者としてはそこに強いこだわりがあったのでしょうね・・・。
例の母子手帳が登場した時に『あ!もしかして二人がひかれ合っている理由は、生き別れの姉妹なのか?』と期待しましたが、あれは普通に死産した双子の姉らしいですからねぇ・・・。なら なおさら二人の意味深なひかれ合いは何なのよ?って。『百合要素を入れたかった』以外での説明がつかなくなってませんか?w{/netabare}
率直に言って、こういう人たちの『人生観』は私の肌には合いません。いや、特殊な価値観(百合)については別に棚上げしても構わないですが、『恋愛観と人生観を直結させるストーリー』は苦手です。特に青春ラブストーリーでは『好きな人と同じ学校に行きた〜い!』という動機で描く作品がありふれてはいますが、正直 私の性に合わないです。
恋愛にしろ友情にしろ特殊な価値観にしろ、『自分の人生の進路』を他人を基準にして決めてしまう人には共感できません・・・。それが他人ではなく、『将来を誓い合った間柄』か『それに相当する強い関係性』であれば許容しますけど。
ちなみに異性愛だろうと同性愛だろうとそこは構いません。私にとっては『ちゃんとお互いの人生の責任を持てる関係性か』が重要なんです。それであれば、お互いを基準にして進路を考えるのは構わないです。
そういう展開を描きたいなら、その展開を迎える前に『そういう関係性をちゃんと築いてくれ!』って言いたいんです。設定上そうなんです、じゃ通らないです。視聴者がそれを受け入れるようにストーリーを描いてもらわないと・・・。
ちなみに、夏凛さんや うどんちゃんの『人生観』は好きです。
夏凛さんは{netabare}最初から水族館で働きたい想いを持っていたけど、いろんな事情があって諦めてしまったものの、移動水族館を手伝ったのをキッカケにその想いが再燃し、一大決心してティンガーラに転職したってのは共感できます。この動機なら応援したくなります。{/netabare}
うどんちゃんも{netabare}『料理の腕を磨いて自分の店を持つ』という目標に向かい、実家?の店を飛び出して新天地で様々な料理を覚えようと努力している姿勢は応援したくなります。{/netabare}
2クール目から明確に「お仕事アニメ」路線に舵を切ったと感じていますが、お仕事アニメに必要なのは夏凛さんや うどんちゃんのような人。カイと風花の設定は足かせになっている気がします。
あとは『進路』の話からは脱線しますが、知夢さんの設定はちょっと苦しい・・・。現実的に考えてしまうと、{netabare}『子供がいることを隠して働いている』方がよっぽど職場に迷惑をかけると思います。・・・現にそういう脚本に仕立て上げてますし。
この流れは『くくると知夢を喧嘩させたい』という結果(結論)から作り始めてしまった『逆算式シナリオ(結論ありき)』に見えましたね。だいたい『逆算式』で脚本を作ると、設定やそこに至る過程が強引になりがちです。
特に『自分の上司にだけ打ち明けている』って状況がよくわかりませんでした。上司がそれを受け入れてくれている前提があるなら、なおさら職場全体で共有した方が良いかと・・・。みんなでフォローするように指示を出すのも、角が立たないように職場を上手く回すのも上司(管理職)の役目でしょ。
知夢さんは過去の職場運に恵まれなかったことが「トラウマ」になっていたことは描かれましたが、だからってシングルマザーを隠す理由にはならないかと。それに、今の職場も以前と同様にギスギスしているって状況ならまだしも、今の職場は嫌味な上司でもなかったですし、嫌味な同僚でもなかったので、余計にしっくりこなかったんですよね・・・。
同僚視点で「理由のわからない仕事拒否」「何でか知らんけど特別扱いされている」なんて人がいれば、それを快く思わない人が出てきてしまうのはそりゃ当然でしょう・・・そう、くくるのように。くくるだって理由を知ってれば噛み付いたりしなかったでしょう。
トラウマを理由に隠したところで状況が好転するわけもなく、隠したがっていた動機には釈然としませんでした。喧嘩する理由を無理やり作ったように見えました。
喧嘩前後のシナリオは腑に落ちなかったですが、シングルマザーの設定が明るみになった以上は、ここから良い感じのキャラに育って欲しい。{/netabare}
{/netabare}
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<18話〜最終話の感想>
2クール目から雰囲気変わっておもしろくなり始めたと感じましたが・・・ちょっと期待しすぎたかな。
(※長文注意)
{netabare}要所要所で感慨深かったり微笑ましくなれる話もありましたが、要所要所で気持ち悪いと感じる展開が出てくるんですよね・・・。2クール目に流れ変わったと思いましたが、明るい雰囲気だったのは最初だけで、やはり大部分は重苦しい感じでしたね。
18話で朱里(バイトちゃん)の心境の変化を描いたり、19話で風花の心境の変化を描いたのは、キャラクターの深堀になっていて良かったと思います。
ただそれ以降が・・・。
心が折れて働けなくなってしまう人の気持ちはわかります。だからくくるが がまがまの最後を見届けることができず、そうまでして没頭した仕事もうまくいかず、心が折れて失踪する展開はまだ理解できます。
風花がくくるを親友として心配する気持ちもわかります。
ただ、うみやんからくくるの居場所を聞いた途端に、風花まで仕事を休んで飛び出す展開がやはり気持ち悪い・・・。うみやんの奧さんに保護されて民宿で羽を休めていると知って「ちゃんと安否確認できた」のに、自分の仕事を放り出す意味がわからないです。
それはそれで「風花の仕事に対する責任感」はどうなってんのよって・・・。これが『目撃情報のみで未だ保護されておらず、その後の行方もまたわからない」って状況が続いてたのなら、わからんでもないですが。
風花は序盤からここまでかけて「生き物の命」「生き物との関わり方」を学んできたはずなのに、突発的にシフトに穴開けるほどの事態ですかって・・・。何でちゃんとシフトを調整して有休とってから迎えに行かないのでしょうか。「生き物の命」と「くくるに “今すぐ” 会いに向かう」ってのを天秤にかけるのはおかしくないですかね?・・・もうその感情は「友情」ではなく「依存」じゃないでしょうか。
そしてUSTDプロジェクトの応募前は「くくると2年間も離れたくないからUSTDに応募できない!」、でも意を決して応募したのに、合格したらしたで「くくると2年間も離れたくないからやっぱり断る!」・・・もうどこまで気持ち悪いキャラとして描けば気がすむのでしょうか。
ここまでいくとさすがに、よくある友情や恋愛からは『逸脱しすぎた心理』ではないでしょうか?このアニメ、『強烈な共依存関係』を描きすぎですよ・・・。風花というキャラクターは、決して悪い人ではないのはわかりますが、この重度の依存関係がとにかく気持ち悪かったです。
あと最後の最後で唐突ですが、『副館長もとにかく嫌い』ということを書き忘れてました。このキャラは論外すぎて今まで触れるのを忘れてましたw
仕事に対して厳しい上司は嫌いじゃないです。むしろ「正しい厳しさ」を持ったキャラなら大好物です。ただ部下をプランクトン呼びするのは「厳しさ」ではなく「侮蔑(ぶべつ)」です。相手を見下す行為であり、上司である以前に人として失礼にもほどがあります。後から銀行員時代がどうのこうのと深堀しようとも、失礼すぎて関わりたくないです。
くくるのウェディングプランが一蹴されてしまった時に「これは想定内だ」と言いましたが、あれこそが「正しい厳しさ」でしょう。
あの言葉の真意は「相手からの厳しい指摘や要望を受けて初めて、自分のプランの見通しの甘さに気づくものだ。だから最初は一蹴されて当然だ。それを受けてお互いが納得いくプランを練り上げれば良い」という意図でしょうからね。
副館長はプランの落ち度に気づいていて黙っていたのではなく、副館長自身もどこにダメ出しされるかなんてわからんでしょうからね。「相手の話を踏まえて、お互いが納得のいくプランを練り直す・・・それが企画の仕事だ。落ち込んでいる場合ではない」と教えてくれているだけで。
この一幕で「副館長の良さ」が表現できるはずだったのに、それ以前のプランクトン呼びで全てを台無しにしてたように感じました。
あと空也とおじぃはもっと魅力的なエピソードが欲しかったなぁ・・・。すごく勿体無い。空也の立ち回りは割と気に入っていたんですが、全然活躍の場がなかったですね。ビーチフラッグの話しかまともにスポット当たらなかったのが残念。おじぃも結局何がそんなに「伝説の飼育員」たらしめていたのか深堀が不十分かと・・・。
と、ここまで結構な酷評をしてしまいましたが、夏凛さんと うどんちゃんの夢が結実したのは良かったです。そっちの展開をもっと厚く・熱く描いて欲しかったです。
特に夏凛さんは、飼育員に空いた1枠を巡り、元来飼育員だったくくるにその席を譲りかけそうになるも、意を決してちゃんと名乗りを挙げた流れはすごく良かったです。ちゃんと「譲れないもの」のために筋を通したのは格好良かったです。
くくるも、結婚式の企画成功を経て企画の仕事に魅力を感じ始め、後ろ向きではなく前向きな想いで企画の仕事を続けると言ったのは、すごく良かったです。ここはくくるの成長が表れていてグッときました。
ちなみにまた小言になっちゃいますが、おじぃとティンガーラ館長が、くくるの希望や適性をそっちのけで「企画」の仕事を経験させようとした意図を、もっとちゃんと深掘りして欲しかったです。飲み屋でのちょっとした会話だけじ物足りなかったです。
飼育員の経験を長く培ったくくるを差し置いて、夏休みにバイトしてただけのカイや風花を飼育員にするなんて、「第三者の意図」が無ければおかしいですからね・・・。おじぃと館長の話をもっと聞きたかったです。
{/netabare}
あぎら さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
MuraBustan さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ほらいぞんちゃん さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
2クールあったけどとくになにか起こるわけでもなく、という印象。海や魚などの作画が綺麗。
百合っぽさもありつつも振り切れず、新社会人大変だー!くらいの印象。とくに心が動かされもしなかった。
ちょっと沖縄には行ってみたくなった。水族館が元々すきなのですこしだけすこしだけ飼育員の姿をみることができた。すこしだけ。
剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』に続く、P.A.WORKSの『お仕事シリーズ4作目』。
このシリーズには、本当に外れがない。おかえりなさい、P.A.WORKSヽ(´ー`)ノ と言いたい、、、いや、ここ数年、少し迷走もしてたからさ(笑)
色々なレビューで書いてるけど、私はP.A.WORKSには、良質な朝ドラアニメを作り続ける制作会社であってほしいんですよね、年に1作くらいのペースで。
だからこのお仕事シリーズは大好きです♪
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
夢を追う高校生。
仕事に追われる社会人。
その両方を高いクオリティで描いている、優秀な作品。
本作の1番の面白みは2期が始まってからで、1期はある意味でのエピソード0という構成になっている。
ここがなかなか丁寧で、風花とくくるの成長を、共に歩むことが出来た。学生が社会人になっていく過程が、こうも真っ直ぐ爽やかに描かれるなんて、ちょっと記憶にないな。
1期の主題は、11話で風花が言った「夢を失くしたとしても、未来がなくなるわけじゃない」だと思います。これはなかなか深みがある名言。
そもそも、「夢」というのは、必ず持たなくてはならないものなんでしょうか?
「現実」を「必死に」生きる「毎日」は、「夢」と対等か、それ以上に尊いものだと思っています。
そして2期の主題が、それに近い。やりたいことと、やらされることが違うのは、社会人的には当たり前。それに対応していくのも当たり前。
でも、「染まる」にも2種類あって。
最初は不満を抱き反発しながらも、次第に無気力になり、いつか全てを諦めて受けいれてしまう後ろ向きな染まり方と、文句を言いながらも目の前のことを必死にこなしていくうちに、いつの間にかやりがいや楽しみ、価値を見出だしていく前向きな染まり方。
くくるは完全に後者。だからこそ、社会人から見ても応援できる。
このアニメを観て再確認したのは、レビュタイの通り、「人間は自由な存在だということ」だ。
私は、「その人の人生の大半は、その人の選択の連続で出来ている」と思っている。極論を言えば、「明日飛行機に乗って、マサイ族と共に暮らす人生」だって、選択しようと思えば出来る。
それをしないのは、そうすることのリスクと現状の生活を天秤にかけ、現在の生活を選んでいるからに過ぎない(それが無意識的であっても)。
私はこのことを、自分が仕事でシンドイ時によく思う。自分には、全てを捨てて逃げ出す選択肢も常にある。そうしないで、イマ、ココにいるのを選んでいるのは自分じゃないか。嫌なら、辞めろよ。好きでこうしてるんだから、頑張れよ。そう自分に言い聞かす。
くくるも風花も、いや、この作品に登場する全ての人物は、自分の居場所を自分で決めている。アイドルを辞めることも、ティンガーラに就職することも、仕事と子育てを両立させることも、営業やることも、海外研修に行くことも。
揺れながら、戸惑いながら、時々逃げながら、、、それでも最後には、自分で決めている。
だから私は、彼女らの人生を応援したいと思える。
コロナで色々と息苦しい時代。現在進行形で、沖縄でも多くの人が苦しんでいると思う。アニメに病気を治す力はないが、心を少しだけ前向きにする力ならあると思う。
沖縄の青い海と白い砂浜。私のような雪国育ちには永遠の憧れである。いつかコロナが落ち着いたら、美しい風景と優しいおじいやおばあがいる沖縄を訪れてみたい。そんなことも考えながらの視聴になった。
良いアニメを、本当にありがとうございます。やっぱり私は、P.A.WORKSの生み出す世界が大好きです。
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
沖縄か。盛岡、地元だ(笑) まあ、岩手帰るくらいなら、沖縄行きたいよな(暴言)w 止め絵の美しさは、さすが、PA。朝ドラとの差別化は、この辺の演出だよな。スロースタートだけど、PAのお仕事シリーズはそういうもん(笑)
2話目 ☆4
沖縄の感じ、憧れるな~。「綺麗にする」の定義が、アイドルと水族館職員で真逆なのが面白い。アイドルを辞めた子が沖縄で再スタート切る話の歌のPVを、沖縄でアイドル風に撮影するセンスはどうかな。「辞めてから社会の厳しさを知る」という展開に。雨の後にしか虹はでない。良い隠喩だな。なんか重いね(笑)
3話目 ☆3
動物の命、ヒトの命。
4話目 ☆3
アイドルと分かっても、変わらぬ態度。
5話目 ☆3
母子の物語。
6話目 ☆3
まあ、手間はかかるけど、インスタ映えはありそうだよな。
7話目 ☆3
妹ちゃんの声、やたらに抑えたな。
8話目 ☆3
移動水族館。社会貢献だね~。
9話目 ☆4
ティンガーラ。新展開? デキル研修生(笑) ペンギンとそっくり(笑) こういうコメディタッチ、良いね。商売か、生き様か。サバだけに(笑) 「やっと」の一言で、継続性が分かる。魚を見に来るのではなく、水族館に来る。ちょっとファンタジー要素。正論は正論だけど、誰よりも金を稼ぐ苦労している。
10話目 ☆3
ラストの海くん、格好良いな。男の優しいウソ。
11話目 ☆5
台風。ここが無くなっても終わりというわけじゃない。夢を失くしたとしても、未来がなくなるわけじゃない。主題だな。お仕事シリーズらしい働きっぷり。生き物を守るための、諦め。
12話目 ☆5
最後の1日。ティンガーラに就職。風花も学校か。生き物を好きになると、優しくなる。命のことはままならない。女優の夢は追わない展開か。それもまた、人生。私が泣いてたら、風花も帰ってきちゃう。
「終わりのない海」
ひとの心にうまれた 塩からい海は あふれつづけて おわりがない 海はすべてを溶かしこみ 海は 海のままである 喜びのしぶきは溶けて 海になる 悲しみの固まりも溶けて 海になる おどろきも おそれも 恥じらいも 誇りも すべては溶けて海になるばかり ひとは ふところの そんな海を のぞきこむと なぜか ほっとする なぜか ほっとして 思う 《また あした》
13話目☆5
高校を卒業して、新社会人。営業(笑) まあでも、館長代理の経験を活かすならむしろ適任。新OP。明るいな。シーズン0だったくらいだな。カリンも営業。インテリと叩き上げ。こういう嫌なキャラも必要ですね(笑) まずは目の前の仕事を一生懸命やろう。キャリアがあるから出来ることもあるけど、キャリアがあるから難しいこともある。
14話目☆4
サプライズがもはやイケメン。もしくは変態(笑) そこをまだ喜べないのか。最近の「推しペン」ってやつ、上手いよな。そこでちゃんと嫉妬を言うところが良いね。
15話目☆4
お客様視点。従業員視点。。生き物視点。ミクロとマクロの視点。男なら恋のライバルになりそうなのにな。
16話目☆4
これはククルの暴走だよね。南風原知夢、ママ? まさかの子持ち。しかも、シングルマザー? アメリカ的な発想。難しい問題だよな~。これ、死別とか安易な理由にせず、18歳で就職、結婚、妊娠、出産、離婚。めっちゃくちゃリアリティあって、良いと思う。助けられるのも当たり前だし、助けるのも当たり前。頼るから頼られるんだよな。生命誕生の尊さ。
17話目☆3
社会人は、一緒に遊ぶのも大変なんだよな。う~ん、こういう「良い話」じゃなく、普通に遊ぶ、日常系が良かったかも。まあでも、リアルだな~と思うのは、子供が入ると、子供中心に話が回っていくところかな。
18話目☆3
コスプレイベント。なにげに、めっちゃ金かかりそうだけどな。既製品じゃない着ぐるみ、一体いくらかかると、、、。
19話目☆3
いやこれ、白井ルカを、風花が完全に食って、ルカがネットで叩かれる流れだろ(苦笑)
20話目☆3
鬱回だな。副館長、期待の裏返しで厳しくしてるのは分かるけど、本当に折れる時は折れるからな、人は。
21話目☆3
まあ、まだ18、19だしな。悔やむよりもがけ。亀の孵化、作画良いね。
22話目☆3
営業も楽しくなってきたか。仕事なんてやってりゃ面白くなるよ。
23話目☆4
ここで、風花が一歩踏み出すか。副館長、ガマガマ関係者か。くくると離れたくない。子供にも分かりやすい演出。このアニメが1つの水族館みたいなことか。
24話目☆4
水族館の搬入って、病気の有無や寄生虫の危険があるから、いきなり水槽には入れないって聞いたことあるけど、流石に演出かな。沖縄の結婚式なのに遅刻しないのか(笑) これ、ハートの飾り、そのままでもパワースポットになりそうだけどな。今後は、例えば休館日や時間外にやるの? 選んだ道を、自分の力で正解にする。
{/netabare}
コンソメ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
このアニメ、ものすごい人を選ぶと思います。
PA作品恒例の前半12話後半12話で話が構成されてますが、この前半と後半の雰囲気の変わり方が凄いです。前半はスピリチュアルな雰囲気で話が進んでいき、後半は現実的な感じで話が進みます。
正直、このアニメのしたかったことが良くわかりませんでしたし、某掲示板では、劣化版サクラクエストって言われてて少し納得してしまいました。
しかし、私はこの作品好きです。絶対に名作では無いですが、駄作でも決してありません。主人公二人の友情、仲間との絆、自分の夢との乖離など様々なメッセージが詰め込まれています。きっと多くのことを伝えたいかったがために、結果として煩雑なストーリーになってしまったのではないか、と感じました。これが4クールアニメだったら名作になっていた気がします。
最後に、
{netabare} 幼馴染の男くんがかませポジになっていて、百合を匂わせるエンドになっています。(最終話で、ペンギン同士の同性愛について言及している点)正直、だったら男くん要る?ってなってしまいました。 {/netabare}
ninin さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
全24話
沖縄を舞台に、東京で夢破れて帰郷せず沖縄に旅に出かけた宮沢 風花(みやざわ ふうか)と祖父が営む水族館を老朽化のため閉館することに反対している海咲野 くくる(みさきの くくる)が出会い、絆を深めて成長していくお話です。
お話は、前半と後半に分かれています。
前半はファンタジー強めで後半は圧倒的にお仕事系でしたね。{netabare}精霊?キジムナーが通るとファンタジーになっていますね。{/netabare}
実は私、家の水槽でお魚を飼育しているのですが、水族館に行ったことがないのですw
この作品で水族館の疑似体験させていただきました。PA.WORKSだけあって作画が綺麗でしたね。
最後は、スッキリとした感じで終わっています。
OPはARCANA PROJECTさん、ED第1クールはMia REGINAさん、第2クールは相沢梨紗さんが歌っています。
最後に、{netabare}副館長のくくるのあだ名がプランクトンは酷いですね〜 {/netabare}そこだけは引っ掛かりました。
もっちょん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
見やすさ☆2.5。
1クール後半から面白くなって来たと思う。
スィースィーレモン さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:途中で断念した
凪のあすからの頃は私も青春時代だったこともあり、憧れながら見ていました。今の歳になってこの作品を見るとかゆ!痒すぎる!
そんなことは置いといて沖縄の風景が綺麗に描かれています。一度、沖縄に行った人は思い出に浸りながら見れると思います。また、行きたいなぁ〜
ただ、舞台になっている場所、植物園で、中の水族館は東京のものらしいんですけどねぇ〜
あと さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
酷いレビューになりますが簡単に言うと劣化サクラクエストです。確かに面白いと感じる部分は数話に1回くらいありますが話に中身が無く、何をしたいのかもわかりません。お仕事アニメにしたいなら何か展開があってもいいのかなー、と思ったのですが基本日常回で、結局何も変わらず、何に満足しているのかも不透明です。俺の見方が悪かったのかもしれませんが、個人的にはこんな感じです、こういう淡い日常を求めている人にはバシッとくる良作アニメなのかみしれません、脚本が不安定な1クール目を耐え続ければそれなりに面白いアニメになります。
ぽにぃ さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作画、演出、演技ともにクオリティが高いがストーリーが惜しい。
P.A.Worksのオリジナル新作お仕事アニメということで期待していた分、ストーリーが非常に惜しかった。
本作は前半の寂れた水族館パートと後半の新しい水族館パートに分かれる。
ネタバレのないように明言は避けるが、ストーリーの展開上、仕方のないことではあるが、物語前半が非常に盛り上がりに欠ける。
後半はくくると風花の成長が見られるなど、盛り上がるだけに前半が起承転結の起の部分から出ないことが非常に残念。
P さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。(TVアニメ動画『白い砂のアクアトープ』のwikipedia・公式サイト等参照)
伊藤美来、逢田梨香子
原作:projectティンガーラ、キャラクター原案:U35
監督:篠原俊哉、シリーズ構成:柿原優子、キャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希、美術監督:鈴木くるみ、美術監修:東潤一、美術設定:塩澤良憲、撮影監督:並木智、色彩設計:中野尚美、3D監督:鈴木晴輝、編集:髙橋歩、特殊効果:村上正博、音楽:出羽良彰、音響監督:山田陽、プロデュース:infinite
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年秋アニメ
喜屋武七葉(きゃんななふぁ)は、元気な中学生の女の子。 おばぁが経営する沖縄そばの店「かめーそば」で、 高校生で美人の姉・七緒(なお)、小学生で霊感が強い「サーダカ」の妹・心七(ここな)と暮らしています。 ある日、七葉の目の前で、ガジュマルの木に住み着いている精霊・キジムナー...
ジャンル:OAD
放送時期:2014年7月23日
毎日を楽しく過ごしている旭丘分校の、れんげ、蛍、夏海、小鞠。ある日、みんなでデパートへ行き卓が福引でまさかの特賞「沖縄旅行」を引き当てた!思いがけない幸運が舞い込み、みんなで沖縄に行く事になった。蛍以外は初めての飛行機。それぞれに不安や心配事がある。そして、れんげの一番の心配...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2018年8月25日
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年10月1日
1日と1日の狭間にある隠された時間「影時間」。街は動きを止め、人々はオブジェへと姿を変える。そこにはびこる異形の怪物「シャドウ」。それらに対抗できるのは、ペルソナという特殊な力を持つ者だけ。私立月光館学園に転校してきた主人公・結城理(ゆうき まこと)はペルソナの力に覚醒し、...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2010年夏アニメ
「あそびにいくよ」――地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが…エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。可愛いネコミミ少女と騎央の運命は!?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年夏アニメ
ずっとイジメられっ子のレッテルを貼られていた実(ミノリ)。 そんな彼女の笑顔を見たいと願う方(タカシ)と杏子(キョウコ)は、ある雨の日の午後、思い切って声をかける。 けれど結局、本当の笑顔は見られないまま、彼女は体調を崩し学校に来なくなってしまう。 それから二ヶ月・・・方と...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2011年夏アニメ
双子の高校生・冠葉と晶馬、そして妹・陽鞠は三人で暮らしている。余命いくばくもない陽鞠を連れて、ある日水族館を訪れた兄弟たち。楽しく過ごす中、倒れた陽鞠はそのまま息絶えてしまう。霊安室で絶望する冠葉と晶馬だったが、死んだはずの陽鞠が、突如ペンギンの帽子を被り起き上がり叫んだ! ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年春アニメ
亀井戸高校テニス部に所属する女の子4人が繰り広げるスーパーハイテンションな学園ギャグコメディーの第4期。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2016年4月16日
劇場版「名探偵コナン」20作目にあたる。 物語は動画にも登場したオッドアイの持ち主である謎の女性が、記憶喪失状態でコナンたちと出会うところから動き出す。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年夏アニメ
『PINE RECORDSパインレコード』(通称:パイレコ)に所属している千歳ハル、熊谷絵里、竜王更紗、迎桐、迎羽織、箕作沙々芽、西尾未来、雪野日陽、具志堅シュープ、金時琴子、諸岡ろろの11人は『音楽少女』という名前のアイドルユニットのメンバー。 しかし『音楽少女』は全く売れていないC級ア...
ジャンル:Webアニメ
放送時期:2021年7月29日
見知らぬ惑星(わくせい)でくり広げられる、オールスパークをめぐる激しい戦い。現在と未来とがぶつかり合うなか、オールスパークを見つけ出すのはだれなのか!?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年夏アニメ
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年夏アニメ
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年夏アニメ
主人公リムルと、彼を慕い集った数多の魔物たちが築いた国 <ジュラ・テンペスト連邦国>は、近隣国との協定、交易を経ることで、「人間と魔物が共に歩ける国」というやさしい理想を形にしつつあった。リムルの根底にあるのは元人間故の「人間への好意」…… しかしこの世界には明確な「魔物への敵...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年夏アニメ
「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年6月25日
キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト。 アニメ、ゲーム、リアルライブなどのメディアミックスが展開されている。 リアルバンドとしての活動もあいまって、圧倒的な存在感を放つ「Roselia」。 彼女たちのストーリーが満を持して、『BanG Dream! Episode of Rosel...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年7月9日
久米田康治氏の人気漫画が原作のテレビアニメ「かくしごと」の劇場編集版が製作されることがわかった。2020年12月12日に行われた「スペシャルイベント ~こんなイベントやって姫にバレたらどーする!~」で明らかになった。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年7月30日
しんのすけたちは風間くんの誘いで全寮制の超エリート校「私立天下統一カスカベ学園」、通称・天カス学園に 1 週間体験入学することに。夢と希望に満ち溢れた学園生活に胸を躍らせるしんのすけたちカスカベ防衛隊。体験入学で良い成績を収めればこのエリート校に正式に入学できる、と聞いた風間くん...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年7月30日
唐の時代、国師は民に蛇狩りを強要し、それに対し蛇の妖怪「白」は国師を刺殺しようとしたが失敗。白は逃亡のすえ記憶をなくし、蛇狩りの少年「許宣」に救われた。大きな試練が与えられた二人の未来は一体…
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2021年9月17日
詳細不明