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「月とライカと吸血姫(TVアニメ動画)」

総合得点
71.3
感想・評価
255
棚に入れた
755
ランキング
1380
★★★★☆ 3.5 (255)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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月とライカと吸血姫の感想・評価はどうでしたか?

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マーチが聴こえる

入り口は、シンプルに異種間恋愛ものだと思っていました。

でも、お話しが進むにつれディテールが明らかになると、いろんな要素が盛り込まれていることが分かり、ある一つの価値観に紡ごうとしているのが感じられました。



まだ見ぬ世界への憧れ。

そのスケールで物語を俯瞰すると、まず宇宙から見える地球が対峙されます。

次いで、人間くさい思惑やさまざまな隔たりがごまつぶのように見えてきます。

同時に、チャレンジスピリッツへと視点が純化され昇華されていきます。


最終話では、見事なまでの着地を、二人の宣誓に見ることができました。

彼らの瞳に映るものは、これからの人類の夢なのです。

それを証してくれた先人たちの言葉。

"地球は青かった" 。

"私はカモメ" 。

"That's one small step for a man, one giant leap for mankind." (この一歩は~、はあまりにも有名な言葉です。)



佳作だと感じ入りました。

宇宙空間を人はどう捉えるのか。

それは、地球とその命をどう扱うのかということに外なりません。

宇宙開発技術は、一部のイデオロギー、国家威信の発露発揚の一端を担うことになっても、広くmankind に寄与し、帰結するものではならないはずです。


ふと、幼いときにビデオで観た、ある番組のEDを思い出しました。


太陽が燃えてる 星が呼んでる
誰も知らない 僕らの世界だ
宇宙を呼ぼう 宇宙をつかもう
宇宙のマーチを歌うんだ


(作詞:長田紀生、作曲:冨田勲、歌唱:ボーカル・ショップ、東京マイスタージンガー)


あぁ、これだ。
こういうことだったんだと。

あの時の感情が、私のなかで、ようやくつながりました。

すてきなお話でした。

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 301
サンキュー:

17

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

共産趣味宣言!

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
私が「共産趣味」という言葉を知ったのは、声優の上坂すみれさんがそれについて語っていたのを聞いたのがきっかけです。

作中の共和国の政治体制やメカなどがソ連的なノスタルジーを誘う物だったので、レビュータイトルは「共産趣味宣言!」としました。

本作のモチーフは史実でいうと主に1950~1960年代に行われた米ソの宇宙開発競争です。米国サイドに立った有名な『ライトスタッフ(The Right Stuff)』という映画がありますが、本作は「共産趣味」とは切り離せないソ連サイドに立った作品です。

ただし、作中の国名(ツィルニトラ共和国連邦とアーナック連合王国)やロケットや人工衛星などのの機体名は架空の物に置き換えられています。

クドリャフカにあたると思われるライカ犬も出てきますし、たぶんガガーリンやテレシコワに相当しそうな宇宙飛行士候補生も出てきます。

両大国はどちらも人類初の有人飛行を目指して競争しています。そこで人間に先立ち動物実験としてソ連はライカ犬を打ち上げています。史実では人間の直前には霊長類などが打ち上げられていますが、本作では「吸血鬼を打ち上げよう」というなかなかに荒唐無稽な話になっています。

どうやら吸血鬼のイリナは人間扱いされていないようなのですが、外見的にほぼ人間ですし言葉によるコミュニケーションも可能です。イリナの世話係に任命されたレフの心情やいかに、といった感じのお話になるんでしょうか?

余談: 本作の原作はガガガ文庫刊行のライトノベルらしいのですが、内容的にはかつての朝日ソノラマ文庫みたいな雰囲気の懐かしさを感じます。まあ、単なる気のせいかもしれません。
== [第1話視聴終了時のレビュー: ここまで。] ==

2021.10.13追記:
第2話で、旧ソ連で流行ったと噂された物をモデルにした、炭酸水の自動販売機が出てきましたね。普通の飲料水に、購入時に炭酸ガスとシロップを混入する仕組みらしいです。

宇宙飛行士訓練施設を含めた旧ソ連の「星の街」をモデルにしていると思われる街並みや訓練装置の描写も良く描き込まれていると思います。

2022.2.2追記:
アニメは爽やかに終わったけど、原作はこれ以降の話があるみたいだからこの先はまた何やら闇はあるんじゃないかという気はしますよね。(未読)

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 616
サンキュー:

36

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえずの簡単な感想

 原作は未読。
 宇宙開発と吸血鬼という取り合わせがなかなか個性的で、人や吸血鬼が宇宙に行く過程と、
人と吸血鬼の異種間恋愛の二要素の面白味がある。

 一応、共和国という架空国家が舞台となっているが、ソ連がモデルとなっているのは明らかで、
当時の宇宙開発の状況描写などは興味深いところ。
 ソ連が存在した時代を知っている身としては、宇宙開発だけでなく共産党支配体制下の
体制側の強権振りや鬱屈とした社会の雰囲気なども興味深く、かつ一種の懐かしさをも感じる。
 もっとも「懐かしさ」と書いたが、ソ連無き今でも最近のロシアを見ていると「本質的なものは
あまり変わってないのかな」と思ったり。

 一方、文化や風俗も質素で素朴な感の旧ソ連的雰囲気がうまいこと表現されており、この辺の
他作品にはない独特の空気感が、作品自体を個性的なものにしている感じ。
 そんな中でのイリナ・ルミネスクやレフ・レプスの日常生活も見どころの一つといった印象で、
わずかな楽しみに興じるイリナがなかなか可愛い。

 ヒロインのイリナを演じるのが林原 めぐみ氏。
 上手い人ではあるが、さすがに「10代の少女役にキャスティングをするのは
どうだろう?」と最初は思っていたが、終わってみると見事にはまっていた感じ。

2022/02/02

投稿 : 2022/02/02
閲覧 : 179
サンキュー:

4

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

でかい話のまま終わらせたのはお手柄か、否か。

令和のオネアミス・・・、と安直な表現をしたくなったのはヒミツ。

物語はあからさまに冷戦下の米ソ、しかもソ連側を舞台にしているのは疑いようもない。
そして、実際の宇宙開発の中で起こっていた事実的な事をモチーフにしていることも疑いようがない。

そんな中での、人類初の有人宇宙飛行を目指す国家と
そのメンツの中で翻弄される吸血鬼:イリナ・ルミネスクと教育係を任され、自身も宇宙を目指したいレフ・レプスを中心とした物語。

内容については、観ていただきたいという思いと、こまごまと順を追ってという事はよろしくないという思いから、いつものことながら多くは語らないのですが、今回は最終盤について一言。
{netabare} 物語の中では、次第にイリナとレフが惹かれ合っていく描写があります。それは、見ていてじれったくなる様な、いささか幼い恋心を育てていくようなものなのですが、お互いの始まりと立場を考えれば、それも仕方がないでしょう。
そして、物語の最終盤で・・・もちろん、お互いが惹かれ合っていることについてはしっかりとわかる形になっているのですが、宇宙飛行士同士、今後の宇宙へ向けての思いで終わらせているのは「おっ!?」と思いました。
安易にLOVE方面へシフトしなかったのは珍しい、と。
個人同士のLOVEエンドではなく、でかい話≒宇宙を目指す、で終わっていたっぽく見えたからです。
もちろん、二人の今後的なLOVE~も観てみたかった思いはあるのですが、この終わり方故にサッパリと終わっている印象を受けました。そして、少しのもの寂しさと「おいおい二人はどうなったん?」と言う余韻。余韻?というよりモヤモヤかw
{/netabare}
とにかく、少しだけ「どうせこうなるんやろ」感が裏切られて、意表を突かれました。

作画はとてもきれいだったと思います。
青ブタのキャラクタと似ているような気がしたので、アニメ制作会社やキャラデザさんを観てみたのですが、あまり関係は無いようなんですね。
でも、私的には好きなタイプのキャラデザでした。
視聴するにマイナスになる要素はあまり感じられませんでした。

声優さんは・・・。
爆弾発言をしますが、イリナ・・・林原大先生じゃない方がよかったのでは、と思ってしまいました。
いや、前にも言いましたが私は林原さんは大好きな声優さんで、大昔からレアなビデオも購入し、CDも何枚も購入している大ファンなんですよ。
ですが、今回は少し、そう思ってしまいました。
じゃあ、誰がよかったんだ?という事にもなるのでしょうが、誰かがいいと言う訳ではなく、ポイントポイントでの言い回しが、少しもったりというか、うますぎて違和感と言うか・・・。
可愛らしい点もツンデレも楽しかったんですけどー。
あ~林原さんだなぁと思ってしまったんですよねぇ。
(もしかしたら、これは私側の問題かもしれないので、無礼な話かも知れませんが)。
その他は、安心して観れました。
(いや、林原さんが安心して観れなかったって訳ではないんですよ、う~ん表現が難しいな)

音楽は、OPは映像と絡めてですが、ファンタジー感強めで、ん~と思う点はありました。EDはいい雰囲気で割と好きでしたねー。

キャラクターは魅力的なキャラが多かったと思います。
ヘイトを集めるキャラもしっかりと配置してありましたし、後刻和解をしていくカタルシス感もありました。
ま、ヤな奴はとことんヤな奴でしたけどね。


さてと、この作品を観ていて、また彼の言葉が浮かんでしまいましたw

「国家とか民族とか、くだらないスポンサーをしょって飛ぶしかないんだよ」  byフェラーリン(誰?w)

まぁ、宇宙とかでかい話になればそうなっちゃいますよねー。
と、思っていたら・・・。

皆さまもご存じのとおり、「金」さえあれば宇宙へ行くことが出来るようになっちゃいましたー!!
某前澤さんが行って帰ってきてしまいましたねー(2021.12)
これは、前進なのか、現実的な絶望なのか評価は分かれるところですが、とてつもない「お金」と「意思」があればなんとかなるようです。

もう一つメタな話ですが、
この作品を観ていいて、いかに自分がアメリカナイズというか、自由主義陣営といいましょうか、こっちの思想にしっかりと教育されている事を再確認しました。
この作品の中の偉いさんが言っていることが不快で不快でw。
また、人(吸血鬼だけど)を差別とか物扱いするという点を不快に思うか、と言う点も。
いやー、何が正解かは断言することはできませんが、教育って大事だわー。


なーんてことも、思っちゃったりする。
いつも、私が言うパターンですが、良い作品っていいうのは、色々な要素を含んでいるものです。
そういう意味では、この作品は人類の過去を振り返らせてくれるという意味でもユニークな作品かもしれません。


ちょっと、変わった雰囲気をもった作品です。
機会があればご覧くださいませ。

投稿 : 2022/02/01
閲覧 : 229
サンキュー:

21

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ラストはイマイチだったけど・・

全体的になかなか面白かった
今も昔も宇宙への探求心は変わらないですよね
人はどこまで 宇宙を 知ることはできるのだろうか?

投稿 : 2022/01/25
閲覧 : 174
サンキュー:

2

ネタバレ

ごる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

林原めぐみを虐めるアニメ(゚ロ゚)

内容としては、冷戦時代のアメリカとソ連を彷彿させるような世界で宇宙船開発で遅れをとっていた主人公側の国が自国の開発力を誇示するために、犬や吸血鬼をモルモットのように使い潰す話です(´△`)

吸血鬼のライカの中の人が林原めぐみですが、メインのキャラだけど大御所にこのような扱いのキャラで良いの?!って思ってしまいましたヾ(=д= ;)

終わりは感動するような形になっていますが、終わり良ければ全て良し!って気分にはならなかったです( ´ ཫ ` )

投稿 : 2022/01/23
閲覧 : 183
サンキュー:

3

ネタバレ

するめ♀ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

レフが格好いい

先にYouTubeでMVを見たとき、ありきたりなアニメと思ったが、見てみて意外と感動した。

差別などない宇宙というものは、子供にも見て欲しい。

そして、なによりレフが格好いい。最近のアニメで一番格好よかった。でも、最後、二人が告白し合わないのだけが、物足りなかったが、きっとそういうアニメではないんだろうな、と落とし込んだ。

あと、レフがうっちーなのが最高。
でも、オープニングが惜しい気もする…。
キャラは良いが、作画が、ちょっと恥ずかしくて露骨なシーン(キラキラなど)がもう少し抑えめだと嬉しかった。

バトルものではない。
けど、こうした宇宙系アニメもいいな、と思った。

あと、アーニャが、声は違えど、かぐや様の藤原にずーっと見えてた。可愛いからよろし。

投稿 : 2022/01/21
閲覧 : 180
サンキュー:

3

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いい意味で裏切られる作品。

イリナが宇宙に行って終わりかと思っていたら、中盤に「あっさり」行っちゃって・・・。
『あれ~!?』

{netabare}物語は、旧ソビエト連邦を彷彿とさせる国。
旧ソビエト連邦と言えば、共産主義=唯物論の国。
民衆のことをモノとしてしか考えない思想・・・。

ヒロイン・イリナは吸血鬼。
人間から差別を受ける民族。

本作では「人間」と「吸血鬼」として描かれているが、原作者は何を伝えたかったんだろうか?

国によっては、今でも”民族”による差別があると聞く。

大人数の下民の不平不満を解消するためには、下民よりも、もっと低い身分の人を「少数」作れば良い。
少数ならば、反乱を起こされても簡単に押さえつけられるからね。

本作中で、イリナは被差別者から脱却できたのだろうか?{/netabare}

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 240
サンキュー:

20

ちくわぶ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごく良かったと思う。

吸血鬼が迫害されている冷戦時代のアメリカ・ロシアがモチーフの世界線。
まだ宇宙に人が進出していない時代に、宇宙を目指す、宇宙飛行士候補生の主人公と吸血鬼の少女が視点。
宇宙飛行の実験として吸血鬼の少女が連れてこられその監視役として主人公が出会うところから始まる。
迫害、国の陰謀が働く中で2人で支え合い宇宙を目指す、そんな物語です。

投稿 : 2022/01/11
閲覧 : 188
サンキュー:

5

DB さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

冷戦時代的な舞台でのお話で、虐げられている吸血鬼と軍人の物語でもあり、恋愛物語でもあります。暗めの絵と時代的な雰囲気がマッチしていて、赤を結構鮮やかに使うところも雰囲気を盛り上げることができていたかなと思います。
最後までわくわくして見ることができましたしとても面白かった。最後もベタだけどこれがいいかな。

投稿 : 2022/01/09
閲覧 : 144
サンキュー:

4

ネタバレ

ghidghid さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

7話の打ち上げ成功から泣きっぱなし

ビターエンドを予想していたが
とんでもないアクロバットで説得力ゼロの甘い着地にはちょっと拍子抜け

でも7話の輝きは色あせない
7話の打ち上げ成功から泣きっぱなし
打ち上げ成功でレシピを読む演出が出色
無事に帰還したことでさらに涙で星3つ
今でもアマプラでヘビロテ中

投稿 : 2022/01/07
閲覧 : 173
サンキュー:

5

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正直面白かった

月とライカと吸血姫 全12話 感想

前半の訓練みたいなのクソつまらんかったけどイリナが宇宙に行ったあたりから面白くなりだした。
レフとの恋仲も上手くいってたしレフも宇宙飛行士としてみんなに認められだしたし。
レフも仲間たちの中も取り戻したし、イリナもそいつらに認められたから良かったと思う後半は。
終わり方も良かったです。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 210
サンキュー:

9

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

音楽が大事にされている

 
原作未読。

昨今のラノベ原作アニメは一定のジャンルに偏りがちだが、本作は冷戦下のソビエトぽい舞台というあまり見ないタイプの設定。それだけでも興味を惹かれてしまう。

すごく物語に入り込めた…というわけではないが、あまり人物を増やさずメインの2人にフォーカスし、その時代背景の中で何を求めるのかが描けていて良かった。
原作はまだ続いてるようで、今回の内容を踏まえて展開する2期があると嬉しい。

また、音楽が充実した作品だった。
劇伴は王道的で作品を盛り上げたし、アリプロのOPは吸血姫に合ってるし、EDで表情の見えないイリナの気持ちを表すようなchimaさんの曲はお気に入り。曲調的には、OP:ツン、ED:デレ みたいな感じ。
最終話EDのサラ・オレインさんの歌も良かった。日本で歌手活動するキッカケになったのが本作の音楽担当の光田康典氏だったそうで。今年また別のアニメで歌声が聴けるそうでソチラも楽しみ。

派手さはないが堅実に作られた良作だと思う。

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 154
サンキュー:

3

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イリナの声が気になった・・・・

冷戦時代のロシアの宇宙開発を舞台にした作品です。
この世界には吸血鬼という人間に似た種族がいて虐げられているという設定です。この吸血鬼のイリナを実験動物として宇宙に飛ばすために、レフという訓練生がイリナの教育担当としてあてがわれるというストーリー。
イリナが日本人好みのツンデレ少女なんですよ。私はここまであざとくツンデレにする必要あったかな~?と思いました。あと声が有名な声優さんですがそれがすごく気になってキャラ・ストーリーに入り込めないところが私は残念でした。
レフも幼いキャラデザなので、 {netabare} 宇宙飛行士として国民に崇拝されるような人物{/netabare}としては少し違和感がありました。
全体のストーリーとしてはとてもよくできていたと思います。
だからこそイリナをもう少しなんとかしてほしかったかな。

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 174
サンキュー:

4

やまびこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

冷戦下のロシアがモチーフというところは新しいかったかも。

吸血鬼(姫)をタイトルに入れながら、その設定自体あまり全面に出ていない珍しい作品。

あと、冷戦下のアメリカ・ロシアの宇宙開発競争をモチーフに、しかもロシア側を、というのも新しい設定に感じた。

後半にかけて様々な個人や国家の思惑が交錯するかと思いきや、ほとんどレフとイリナの恋物語以外フォーカスされず、しかも物語の進行が右肩上がりでもなかったので、淡々と終わった感じで少し残念だった。

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 135
サンキュー:

4

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テーマが独特で面白かった

1話だけじゃ正直なんともいえないが、今後どうなるかとても期待

作画は結構良かったと思うし、opは良曲ですぐに「ALI PROJECT」が歌ってるって分かった。そしてヒロイン(吸血鬼)の声優が林原めぐみさん。人選が個人的にドンピシャの作品

【10/12追記】いやこれ面白いですね。物語の緩急が丁度良くて見ていて楽しい。吸血鬼のちょっとした可愛さが見れた2話でした

【11/10追記】6話まで観ました。ラストに面白くなりそうな予感が。5話まではずっと訓練続きで進展が殆ど無いから続きが早く観たいという気持ちが沸かなかった。だが観てしまうくらいにイリナのキャラが好き。ここからの挽回に期待です。

【12/2追記】9話まで観ました。訓練後の回は全部そこそこ面白かったです。特に9話のレフとローザが打ち解ける描写は良かったです。が、キャラ名ある癖にモブ(男)達の存在感があまり無いなあとは思う。でもメインキャラ2人はとても良い。あと作画が普通に素晴らしく綺麗かつ、ギャグシーンのような崩すべき所はちゃんと崩してて面白い。

【1/2追記】最終話まで観終わりました。なんかパッとしない終わり方だと思ってしまった。でも総合的に観れば良作といえる作品だと思う。やはり魅力の塊とも言えるイリナの存在が大きかった。

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 371
サンキュー:

4

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

バトルものではない吸血鬼

バトルものではないのに吸血鬼出てきて差別迫害と有人宇宙ロケットで話が進む不思議な作品でした。

終盤まではハラハラしながら楽しく視聴出来ましたが何というかその結末にするには色々足りず安っぽいかなと。
上層部は運送屋だけが悪でそれをどうにかしたかったのか何なのか?だったらもっとやりようがあったような…
別に吸血鬼じゃなくても単に人種差別でもそんなに変わらなかったような…
もう少し周りの大人や敵国をちゃんと動かすべきだったように思います。

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 176
サンキュー:

2

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

踏み込みが足りーん!

 宇宙開発競争時代の東側がモチーフということで、あれこれハラハラする場面が多く、その点では楽しめた。が、この一連の下りで被差別民の境遇が解決できてたかといったらそうでもなかった気がして、だけどそれはそれで東側のどうしようもないところを上手く補完していた感じにはなっていた。
 全体としては落ち着いた形の展開で、主人公とヒロインとの静かな愛情というか絆のクライマックスまでの高まり方と結実の仕方もまずまず。……まずまずだけにそれより後の踏み込みが足りないように見えてしまった気がしてならない。二人は宇宙飛行士の英雄と被差別民という格差を伴侶になるのか、それともそんな国に嫌気が差して亡命でもするかそれとも革命が起こるのか……は、まあ敢えて描かれなかったと思っておく。

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 176
サンキュー:

11

ネタバレ

ケエン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全てを凌駕する「夢」と「人の意思」

米ソ宇宙開発競争をベースにしただろう話に、人間に迫害されている吸血鬼族のヒロインの少女・ライカと宇宙を目指す青年・レフがソ連のような国家で宇宙飛行士を目指す話。
米ソ宇宙開発競争の初期みたいな時代背景なので、主人公とライカが宇宙を目指そうにも、有人飛行に成功した宇宙飛行士は未だかつて存在していない。そんな中で、人類の前に宇宙に送り出す実験体として宇宙に送り出されるライカと、宇宙飛行士候補のレフの話なのである。
話の内容は練られており、米ソ宇宙開発競争をベースとした時代設定にはリアルさが感じられる。また、ソ連内の政争をモデルにしたと思われる共和国内の不協和音も話に不気味さを感じさせられる一種の調味料になっている。

これ以降のネタバレ欄に書いてある内容は、視聴後の方のみに読むことをおすすめする。
{netabare}
物語後半の、特に最終回の二、三話前までは実は、主人公の言動が共和国の上層部によって思惑通りであったことは最終回を見ればお分かりにいただけるだろう。
主人公が実験体として宇宙に送られたライカを世界初の宇宙飛行士だと述べたのだが、実はこの主人公の決意ある発言が共和国の上層部によって、あらかじめ暴露させるように配置されていたのである。
ここで残る疑問は、実は主人公が宇宙飛行士候補生の中からただ一人の宇宙飛行士に選ばれたのも、ライカと関係が深かったせいなのではないかという点だ。
また、ライカと仲が深い主人公に「ライカが世界初の宇宙飛行士」と宣言させるために、共和国上層部は宇宙飛行士をレフの役目として選んだのではないかという疑問。それは、レフの考える宇宙飛行士は政治だとかのしがらみに無関係であるべきという考えに真っ向から反対している。
そして、このことが示すことは、主人公が世界初の宇宙飛行士がレフではないという秘密を握った存在として実験体処分されるはずのライカが助けられることも共和国上層部の規定路線であったのだ。ここに介在する共和国上層部の予想外の出来事はライカが会場に来たことぐらいで、レフたちが自分たちで選んだことだと思っていた自身の行動は共和国にとっても既定路線であって、レフたちは共和国上層部に踊らされていただけなのである。
主人公の親は「祖国(共和国)にしばられなくてもいい」とは言っている。しかし、主人公が地上に住み、「国」の中で生きている以上、地上で起きているしがらみとは無関係でいられなかったのである。

むりやり昔のアニメを引用する厨や、知ったかぶりオタクみたいで申し訳ないが、これは「イリヤの空」と同じ構造だろう。
イリヤは主人公を助けるために強大な敵に向かっていく。しかし、そもそも主人公とイリヤが出会うことすらも、一部の者たちの作戦のうちだった。実は、敵に対抗できる唯一の能力を持ったイリヤを敵に向かわせる口実(主人公を守るために敵に向かう)が欲しくて、イリヤと主人公の出会いもイリヤが主人公に好意を持つことも仕組んだのだ。(見てない人にはぜひ見てほしい。セカイ系の作品として傑作だ)

だけれども、本作がイリヤと違う大きな点は、主人公たちの願望や周りの人々の行動までを共和国の上層部は抑制できなかったことだろうか。
「レフと月へ行く」
これだけが共和国すらも抑制できなかったレフたちの「思い」。後半になって、宇宙飛行士に求められるものは「夢」であると登場人物たちがレフに告げた。レフとライカは「夢」という点では共和国を凌駕した。共和国の上層部はレフたちの月に月に行くという夢に対して疑問を投げかける。
「あれ、本気?月は38万キロのかなたよ」
しかし、主人公・レフはこう返す。
「行きますよ。必ず」
また、レフとライカたちは周りの数々の人々チーフやアーニャの協力に、レフと宇宙飛行士の権利を競い合った宇宙飛行士候補生たちが静まりかえる観衆の中で真っ先に拍手をした。これが共和国の上層部にすら制御できない人の意思であるように思う。
最後に思う。共和国は全て自身のコントロール下においていると思っているだろう。
しかし、彼らと同じような世界の延長戦である21世紀に住む我々は、レフの考える色々な国が国境なく宇宙に行くために協力することが可能であることを知っている。
レフたちの考える、人種や人類と吸血族という種族の溝もなくなるという想像にも説得力を感じるだろう。
そして、我々の世界でいうならば、現在のアメリカやロシアが協力して宇宙開発を行っている現在こそがレフたちの考えが正しいことの証明であって、それを実現できたものも人の意思によってであって、人の「月に行きたい」という夢や意思によるものであるように思う
「私信じる。私たちがやったことって、未来に向かうための小さな一歩だって」
{/netabare}
そういえば、OPがALI PROJECTだったのは、毎回見るたびに監督渋いチョイスするなと思って聞いていた。個人的に地上波で聞いたのは落第騎士以来だろうか。OPの作画も雰囲気もALI PROJECTにぴったし合っていたように思える。しかし、なかなか古いチョイスだ(褒め言葉)
米ソ宇宙開発競争について、先に本を読んだり、wikipidea、Youtubeのゆっくり解説でも見たりするとなおこの作品を楽しめるだろう。

投稿 : 2021/12/29
閲覧 : 170
サンキュー:

5

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最後は

今期一番楽しみに見ていたかも。最終回展開はめでたしで少々がっかり。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 156
サンキュー:

6

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

林原めぐみキタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!

米ソ冷戦時代の宇宙開発競走の時代背景等を舞台設定にしてレフとイリナのラブロマンスの話。
人とちがう吸血鬼との種族間差別を含め、宇宙飛行の訓練や想いを通して二人の距離が縮まっていく。

イリナが宇宙から帰ってきてからは再び何故か小刻みにタイトルが入り短編になるが、上手くまとまっている。
最終話の演説から大団円の持っていきかたは王道。
王道大好きにはこのくらいの強引展開大歓迎。
差別へのメッセージ性に関しては少し弱かったが12話できれいにこれだけの内容を詰め込んむと、こんなものなのかなとも。

100点中78点

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 155
サンキュー:

5

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

吸血鬼の物語がまた1ページ。

原作:ラノベ 未読

感想
自分の好きな吸血鬼モノで、しかもラブロマンスとなればハズレなし!と期待してましたが、結果 大正解でした。

忌み嫌われる吸血鬼の少女が、宇宙飛行の実験台としてレフの監視のもと訓練し、二人の関係が段々と改善されてく王道の恋愛もの。
まるで人間に傷つけられてた野良猫が、保護施設で飼われ徐々に心を開いていくような感じでしょうかね?違うか?
まぁ そんな感じで展開が読めて分かるけど、それでもイリヤがレフに対して徐々に心を開いていくのが見れ取れて良かったですぅ^^
特に、吸血シーンでは キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ですよ!
やっぱヴァンパイアとの関係は、コレがないとね!^^
大体、最初からEDの映像で、サイドカー付きバイクに乗るイリヤが、レフを見上げる後ろ姿が素敵で印象深くて良いんですよね。
あれ見てこうなるのは分かってたというか。ね。
それに、曲も良い感じで好きでした。OPも良かったので両方DLして聴いてましたです。

終盤手前では、イリヤが宇宙飛行第一号として無事に帰還でき、その後レフが宇宙飛行士に選ばれたときは、このままレフも無事に帰還できるのか?とか、無事に帰還できたとしても、イリヤが消されるんじゃないのか?とか、そんなバットエンドになるんじゃないのかという不安もありましたが、一応、レフは無事帰還できて良かったんだけど、秘書官のリュドミラに、英雄は革命を起こすモノなんて煽られた件で、はは~ん コレはレフが演説でイリナのことバラし、もしかしてさらにイリナに告白までする展開 あるかもな~なんて想像しちゃいましたよ。
結果は、イリナこそが史上初の宇宙飛行士だとバラしただけに留まったけど、そこでイリナが飛び出してきて二人が会えたシーンは、マジ良かったです。
その後の二人の演説もデキすぎなくらい良かったです。
そう、デキすぎかなと。
よく共和国の最高指導者 フョードル・ゲルギエフがイリナを承認したものだなっと。
もしリアルなら、レフがバラした直後に、もしくはイリナが出て来た時に狙撃されて、どちらかが殺されてても不思議じゃなかったかなと。
まぁなんにせよ、二人とも無事で、しかもイリナが史上初の宇宙飛行士だと世界に認められた最後は良かったです。
欲を言えば、二人が結ばれる最後が見たかったですが、それは原作がまだ続いてるのでおあずけですかね?
それでも いいもの見せてもらえて満足でした。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 202
サンキュー:

24

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

低迷気味のラノベアニメに差し込んだ希望の光。今期のダークホース③

ココ最近のなろうというかラノベアニメには探せば優れた作品はあるが、比較的クオリティが低い作品が散見される。純粋にアニメの本数が増えたことが要因であろう。

そんな中でこの作品は、作画は強くないものの世界観(恐らくソ連かな?)がしっかり作り込まれていて、雰囲気が良い。内容でいってもレフとイリナが打ち解けていく様を丁寧に描いている。なんという純愛か。最終回の演説も良かった。

声優陣も好演で光っていた。特に林原めぐみさんは素晴らしいね〜

面白いラノベアニメが来てくれたなと思わせてくれた今作に感謝したい。ありがとう。

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 156
サンキュー:

7

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

影で生きた英雄

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは、恋愛、ファンタジー。

冷戦期の宇宙開発競争をモデルに、吸血種族「ノスフェラトゥ」が人類と共に月を目指す姿を描く作品。

林原めぐみさんが主演ということでも話題になりました。

1期で綺麗にまとまっている作品です。個人的には、一気見が似合う作品なのかなと。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1期の尺の中で、しっかりストーリーを作り、あれだけ綺麗にまとめてくれた。よほど、原作者とシリーズ構成が優秀なんだろう、と思って調べたら、原作者がシリーズ構成やってるのね。凄く良いカタチだな。

ラストは、これ以上ないほどのハッピーエンド。ベタですが、こういう綺麗事、大好物です(笑)

私は観点別の評価をしていませんが、もしするならば、ストーリーについては☆5をつけますね。これ、林原めぐみさんのインタビューの引用なんですが、

(全文は長いので畳みます) {netabare} 「ファンタジーなのですが、史実に基づいていて、ただただ吸血鬼の女の子の頑張る物語というわけではないぞ……と。人類がずっと続けている差別に対してのメッセージ性も感じたんです。ファンタジー要素満載なので、安心して読んでいられるのですが、もしこれが本当にどこかの国のどこかの虐げられた少女の話だとしたら、とんでもないことになってしまう。でも、{/netabare}この作品はエンタメとして、過去への攻撃ではなく未来への提示をしていると感じたんです」

というのには本当に共感して、最終回はそれがダイレクトに描かれてましたよね(まだ達成できていないことへの皮肉を込めてw)

一方で、それ以外の観点では☆4かな。

あ、声優さんには文句ないです。林原めぐみさんも、同インタビューの中で、

「 {netabare} 若い子がどんどん活躍している業界の中で、今の私がこの年齢の子を演じるのは老害ではなかろうか?と、正直、頭をよぎるところもありました(笑い)。自分のキャリアや年齢を考えた時に、この純真無垢(むく)な少女を演じることに、いろいろな意見もあるとは思います。原作を読んだ時、この子の人生の苦しみ、喜び、未来への思いなど彼女の複雑な背景を表現するために、かなり深いところまで潜っていく必要があり、心のひだの部分を託されたとも感じました。お手紙、原作を読んで、私が生きてきた時間と経験が役に立つかな?と思ったんですね{/netabare}」

とある通り、制作も演者も賛否あるのを覚悟してやってるし、イリナのキャラには一番似合う声優さんだと思うし、何より私は林原めぐみさんが好きだし(笑)

唯一文句があるとすれば、作画や演出ですね。大きな崩れというより、「これだけ良い原作に、この作画はもったいない」と思いました。

特に、3話の夜間飛行、4話のスケートシーン、8話の願い事、10話の夜のピクニック、12話の2人の邂逅などは、作画次第というか、こういう大事なシーンだけでも、神作画があればな~と。まあ、そこは監督も分かっていて、人的、予算的な問題だからどうしようもなく、なんか謎の演出で誤魔化していた感じですね。そこだけが、残念な作品でした。

wiki見たら、本作は第一部ということなんで、第二部、第三部とシリーズアニメ化されてほしい作品ですね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ロシアとアメリカね。まあ、イクラはロシア語だからな(笑) やたら綾波だけど、綾波より感情豊かにやってるのは、わざとなのか、キャリアからなのか。

2話目 ☆4
牛乳が血液の代わり、なるほどね。高所恐怖症でかわいい(笑)

3話目 ☆3
そこまで作画が凄いわけじゃないのに、このファンタジーな演出は、ちと似合わない作品、作風かな。負けたくないの一心。

4話目 ☆4
憐れみには強く反応。ちゃんと棺桶で眠る(笑) 酔っぱらいは安定の可愛さ(笑) スケートシーン、変な効果なんかいれず、ここだけでも神作画で勝負できればな~。

5話目 ☆4
ちゃんと生かそうとしている。事故を目撃。

6話目 ☆4
吸血前に歯を磨くか聞くの、斬新だな(笑) ラブコメ展開は面白いが、あの、吸血時の謎の演出はどうなんだろうね。

7話目 ☆4
宇宙にいる間のやりとり、空気感はとても良かった。吸血鬼が寒さに強いことが生きてきたな。レフとイリナ、素敵な2人。

8話目 ☆4
ナショナリズムはあれど、良い人もいる。もちろん、そうじゃない人も。レフの訓練生復帰を喜ぶイリナ、良いな。新たな価値を生み出し続けないと、生きる権利を奪われるか。イリニャンさん、可愛すぎる(笑) アーニャも良いキャラだよな。「吸血鬼より、宇宙を飛んだ方に驚く」。確かに。どっちがレアかということか。ある意味、吸血鬼を越える存在な。だから、そのお願い事の謎演出やめろて。

9話目 ☆3
宇宙を「そら」と言うのは、当たり前のように使うのは、どうなんだろうね。なんか、昭和の演出? 恋敵? 

10話目 ☆4
この夜のピクニックも、作画次第だよな。

11話目 ☆4
そこで、イリナの言葉を繰り返すのは、素晴らしい。白黒の演出。アーニャ、悪い顔(笑)

12話目 ☆4
はっきり言ったな。エドモンド本田(笑) まあ、乗っかるしかないやな、全力で。むしろ、アメリカへの攻撃になったか。最後は、かなり綺麗にまとめたな。好きです、こういう綺麗事(笑)
{/netabare}

投稿 : 2021/12/27
閲覧 : 250
サンキュー:

22

ネタバレ

オカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

優しい感じの内容でした。

吸血鬼の話だとバトルものだと思い見てみたけど、全然違った。
吸血鬼が差別対象となっている世界で、
人間の代わりに宇宙へ実験体として宇宙へ行く事になった吸血鬼と、その教育係となった主人公の話。
優しい愛の話でした。
人間と吸血鬼、宇宙飛行士としての試練、国が絡む陰謀を乗り越えて彼女の命を救い綺麗なラスト。

中々無い設定だったけど、ラストは展開がよめた。
大きな起伏がない。
でもたまには、こういう綺麗なラストも悪くない。

設定としては擬似ロシア、アメリカの宇宙船開発戦争なのかな。。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 170
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇宙(そら)を目指す全力な君が、未来をくれたから――

この作品の原作は未読ですが、林原めぐみさんが主人公を演じると知り視聴を決めた作品です。
最近、ちょいちょい林原さんの出演されている作品を視聴していますが、主人公を演じるのは久々だったのではないでしょうか。
そんな背景も視聴への気持ちを後押ししてくれました。


人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった――

世界大戦の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、
その領土的野心を宇宙へと向けた。両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今――

東歴1960年。共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、
成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢)計画』を発令する。

そんな折、宇宙飛行士候補生の補欠、レフ・レプスは、ある極秘任務を命じられる。

『ノスフェラトゥ計画』――有人飛行に先立つ実験として吸血鬼を飛ばす計画――
その実験体、イリナ・ルミネスクを24時間監視し、訓練で鍛えろというのだ。

レフとイリナ、人間と吸血鬼、監視役と実験体――

種族の壁や国家のエゴに翻弄されながらも、
宇宙への純粋な想いを共有し、2人は共に宇宙を目指すこととなる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語の舞台は架空の国ですが、欧州のドイツが東西に分裂していた頃の東ドイツを彷彿とさせる雰囲気を醸し出しています。

人類発の有人宇宙飛行を巡り、熾烈な競争が繰り広げられていました。
どこの国の、誰が一番最初の宇宙飛行士になるか、関係者が躍起になって取り組んでいましたが、個人的にはやはり二番煎じで良いと思ってしまいます^^;

1番最初に事を為すのは名誉なことかもしれません。
だからと言って、名誉と自分の命を天秤で量れるかと問われると、私の答えはきっと「NO」だと思います。
決して一番最初が嫌いな訳ではありません。

命のリスクの少ない自分の仕事での一番乗りは、寧ろウェルカムなんですけどね。
まぁ、私の場合は自分で考えて自分で実践するしか手立てがないんですけどね^^;

一方、林原さん演じるイリナですが、最初から見た目は可愛らしい子だと思っていましたけれど、随分気の強そうな女の子、と言う印象を受けました。
私は、吸血鬼がこれまで受けてきた仕打ちを知っていたら見方も変わったんでしょうけれど…
ですが、それは些細なことでしかありませんでした。

回を重ねるごとにイリナの可愛らしさにどんどん磨きがかかっていくんです。
これはイリナがレフやアーニャに心を開き打ち解けたから…
これはフィクションなので多少の脚色はあると思いますが、心を開いている人とそうじゃない人の前で見せる表情にこんなにも違いがあるのかと如実に違いを感じました。

イリナは人間より先に宇宙に行きたいと言っていました。
それを視聴した時には、その言葉を額面通りにしか受け止めませんでしたが、完走して振り返ってみると、イリナの一番の思いはそれじゃない気がしてきました。

自分が先に飛ぶことで、仮に重大な欠陥や問題が見つかったとしても後進が同じ道を進む時には既にその問題は解決している…
そして、もしレフが後進として飛ぶなら、絶対にレフを危険には晒したくない。
だから最大限のチャンスを掴んで、何をも厭わずレフを守る…
そんな彼女の意志が今回の結果をもたらしたのではないでしょうか。

それって、言い換えると二人の愛の力…ですよね^^
二人とも恥ずかしがり屋で奥手なので、そちらの方は中々前には進みませんが、どちらも若いので、色んな気持ちをゆっくり育んでいけば良いのだと思います。

オープニングテーマは、ALI PROJECTさんによる「緋ノ月」
エンディングテーマは、Chimaさんによる「ありふれたいつか」
ALI PROJECTさんの楽曲も久しぶりだったのではないでしょうか。
独特の曲調なのでピンと来ますよね^^

1クール全12話の物語でした。
アニメは一応区切りの良いところで終わりましたが、原作は未だ連載が続いているようです。
宇宙を巡る熾烈な競争の次のステージへと進んでいくのでしょうか。
ともあれ、今後のレフとライカの幸せを祈念しています。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 168
サンキュー:

23

ミサキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

久々の

林原めぐみさん久々のヒロインで嬉しかった作品ですね。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 150
サンキュー:

5

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

月と星空と彼の横顔

主人公は、吸血鬼の女の子のイリナ。
そして、もう一人の主人公は、宇宙飛行士を目指す軍人のレフ。
この物語は、この二人のちょっと変わった恋物語です。

まず、エンディングがとてもロマンチックです。
星空の下、二人がサイドカーに乗っています。
これだけでもかなりいい感じなのですが、素晴らしいのはその構図。
レフがバイク側で運転して、イリナが少し低い位置のサイド側に着座しています。
そして、イリナがレフの横顔と星空を一緒に見上げていて、これが素敵すぎ。

また、このエンディングでは、イリナの顔は映りません。
すべてうしろ姿です。
これが意味するのは、このエンディングは、イリナ視点だということです。
"彼の横顔"を見つめ、"星空"を見上げている。
そして、その視線の先にはロケットで彼と"月"へ行きたいという夢を見ている。
このエンディングは、動きは少なく地味なので飛ばしたい衝動にかられます。
しかし、イリナの夢を語るにはこれ以上ないくらい素敵なエンディングなのです。

こんな詩的なエンディングの作品です。
もちろん物語の内容もとても素敵でした。

内容は、吸血鬼とロケットと宇宙飛行と言う突飛な組み合わせです。
しかし、それでもとてもよくまとまっている王道のボーイ・ミーツ・ガールでした。
しかも、多少のギャグはありますが、少し古臭く感じるぐらい硬派なつくりです。
さすが、モアイ像で有名な「EMOTION」レーベルだけあります。

そして、なによりも、12話でちゃんと綺麗に完結するところが良いです。
脇道にそれず、最初から最後まで一本の筋が通っています。
しかも、7話、11話、12話で話を盛り上げてきています。
まるでこの作品に登場する3段式のロケット噴射のようです。
そのため、観終わった後は、良くできた映画を観たような感覚になりました。

とても面白い作品だったと思います。

投稿 : 2021/12/26
閲覧 : 385
サンキュー:

28

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「宇宙」それは最後のフロンティア。。。。

なによりも「サイエンスフィクション」として面白い。これは高得点だ。

「林原めぐみ」御大が齢50代後半で主役の吸血鬼美少女を演じるという何とも1980年代後半から2000年代前半のアニメのようだが、一向に「声の若さ」を保っているのは驚異的だと思う。普通の一般女性声優より深みがありながら、同時にキャラクターの若々しさも表現できる素晴らしい声優さんだと思う。伊達に「綾波レイ」を演じていないと思う。

作画も綺麗で、キャラクターデザインも今日のアニメではトップレベルで良い。女性にもオススメできるし、非常に良く出来た作品だと思います。

制作会社は大手か中堅の会社かと思えば、わずか2、3年前後の比較的若々しい会社で製作していることに驚き、よほど優秀なアニメーターや演出作家が所属しているのだと思われる。

全話視聴
ちょっとオーソドックスな展開だったかもしれませんが、おそらく「スプートニック計画」で使用された「ライカ」という名前の実験犬が元ネタで、衛星の打ち上げロケットなどのCGも比較的良い感じだったと思います。
ただ、ごまんとあるSFアニメの中では「テーマ性」があって良いものの、少し地味すぎた印象が拭えませんでした。ただ、最近SFアニメ自体が少ないので、それなりには楽しめました。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 384
サンキュー:

15

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇宙を目指す吸血鬼少女と担当教官の絆の話

【紹介】
今期はロボアニメと吸血鬼アニメがとても多いですね。

1960年代の米ソ宇宙開発競争(ソ連のルナ計画、アメリカのジェミニ計画)をモデルにしているようです。
ソ連の宇宙飛行士がガガーリンではなく吸血鬼の美少女になっています。
ジャンルはSF×ファンタジーではなく、SF風のファンタジーラブコメと言ったほうがいいかも。

【作画】
とても綺麗だったり崩れたり少し不安定。
食事のシーンが妙に生々しくて気持ち悪い。 普通に可愛く食べる感じじゃダメだったの?

【元ネタ】
ツィルニトラ共和国は旧ソ連が元ネタだと思います。
タイトルにもなっている「ライカ」は、1957年のソ連のスプートニク計画の宇宙船に乗っていた犬の名前です

タイトルに「ライカ」って名前入っているので、作者的には吸血鬼があの時の犬と同じ立場だってことが言いたいのかも。
暗に犬を実験に使ったことを批難しているのかもしれません。

【音楽】
BGMが滅茶苦茶カッコよくて、すごく好き!
なんかアクションゲームとかRPGとかに使われそうな曲調ですね。

主題歌は「緋ノ月」ALI PROJECT EDは「ありふれたいつか」Chima
吸血鬼とかゴシックとかとALIPROの相性が良いですね、ただOPアニメとはあまりあってないかも。
EDはとても落ち着いた感じの癒しソングでどちらもいい感じ。

【キャラクター】
キャラデザが可愛らしくていい。イリナ可愛いし、レフも好きなキャラ。
とにかくメイン2人の関係性が好きです。

【シナリオ】
SF、人種差別、ラブコメ、ファンタジーと色々な要素を欲張ってどれも中途半端になった感じのシナリオ。ラブコメとして見るなら良いかも。

{netabare}
宇宙飛行士の訓練は興味深くて、ちゃんとしているところは面白いと思いましたが、宇宙に行く準備はちゃんとしていても宇宙に出発してからはかなりあっさりしていて、そこに期待していると裏切られた気分になりそうで、ラブコメだと思って視聴するか、そうじゃないかで作品の評価は大きく変わると思う。

ただ、ラブコメにしても吸血鬼に対する執拗な差別は、差別に至る経緯も不明なまま繰り返されるのがかなり不快でした。
シナリオ的には吸血鬼である必要がないように思います。
血吸わないし、吸血鬼の弱点もあまり関係なくて、人間から不当に差別される理由にしかなっていないのが酷い。
人種差別は余計な要素だったんじゃないかなって思った。

モノ扱いされている種族に対して最初から好感度が高すぎるのもなんで?って思う。
最初は嫌いか無関心から始まって、一緒にいるうちに徐々にモノ扱いできなくなっていくほうが
シナリオとしては好みだけど、まあ私の好みなんてどうでもいいか。

でも、イリナとレフの関係性がとにかくいい感じで、二人が幸せになって欲しいって願いながら視聴してました。
話の締め方も綺麗にまとまっていてとても心地よい気分で視聴を終えましたが、物語としてはまだまだ裏がありそうで、
続きが気になりつつも良い感じで締めたところがポイント高い。
{/netabare}

【シナリオの変なところ】
{netabare}
・人々の吸血鬼に対する扱いが変。
人間とは明らかに違う希少種でモデルが冷戦期のソ連であることを考えると、希少種ならむしろ捕まえて隔離して大事に扱って色々な研究に使う気がします。
ところがこの作品は、希少種の重要性を考えずにただ嫌悪して差別して虐待しているのがまるで中世ですね。

・国家の威信をかけたプロジェクトをただの補欠候補生に任せる理由がわかんない。
貴重な実験体のはずなのに、町に連れ出していいのもなんで?
これだけ仲良くなるようお膳立てしているようにすら思うのに、モノ扱いすることを推奨する感じが矛盾してる。

・吸血鬼とは言っても普通の人間と身体能力ほぼ変わらないのにあれだけ無謀な訓練させて、もし大けがでもしたら国家プロジェクトが延期になりかねないのでは? そうなれば銃殺刑にされそう。
少なくとも安全には気を遣うべきでしょ。
{/netabare}

【総評】
人種差別と吸血鬼はいらない設定じゃないかって思うけど、イリナとレフのラブコメとして見るならいい作品だったと思う。

続きが気になりますね。

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 215
サンキュー:

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月とライカと吸血姫のストーリー・あらすじ

世界大戦の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、その領土的野心を宇宙へと向けた。両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今――東歴1960年。共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢)計画』を発令する。そんな折、宇宙飛行士候補生の補欠、レフ・レプスは、ある極秘任務を命じられる。『ノスフェラトゥ計画』――有人飛行に先立つ実験として吸血鬼を飛ばす計画――その実験体、イリナ・ルミネスク を24時間監視し、訓練で鍛えろというのだ。レフとイリナ、人間と吸血鬼、監視役と実験体――種族の壁や国家のエゴに翻弄されながらも、宇宙への純粋な想いを共有し、2人は共に宇宙を目指すこととなる。(TVアニメ動画『月とライカと吸血姫』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ
制作会社
アルボアニメーション
公式サイト
tsuki-laika-nosferatu.com/

声優・キャラクター

林原めぐみ、内山昂輝、日野聡、小松未可子、木野日菜

スタッフ

原作:牧野圭祐『月とライカと吸血姫』(小学館ガガガ文庫刊)、キャラクター原案:かれい
監督:横山彰利、シリーズ構成:牧野圭祐、キャラクターデザイン:加藤裕美、美術監督:金子雄司

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