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「鬼滅の刃 遊郭編(TVアニメ動画)」

総合得点
81.3
感想・評価
521
棚に入れた
1931
ランキング
418
★★★★☆ 4.0 (521)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
3.9

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鬼滅の刃 遊郭編の感想・評価はどうでしたか?

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

印象度:80

過去のシリーズも作画は綺麗でしたけど、
山中や、古い日本家屋などが多く描かれる世界設定の中では、
逆に綺麗すぎてリアリティがないと感じてしまっていて、
作画が凄いと言われてもあまりピンと来ていませんでした。


本作は、桃源郷のような遊郭が舞台ということもあり、
作画のタッチと舞台設定とがマッチしていることもありますが、
それにも増して、これまで以上に、細かいところまで手が届いた
密度の高い渾身の作画だと思いました。


一方、お話の方は、原作を踏襲しているので、原作の問題でもあるのですが、
舞台と、柱および敵の配役だけを変えて、
「無限列車編」をやり直ししてる感じが強いのですよね。

まあ、そんな中、中盤過ぎの〇〇の覚醒と、終盤の激闘は、
「無限列車編」よりもカタルシスが喚起されるものであり、
そこは評価したいと思います。

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 200
サンキュー:

10

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クオリティは言うまでも無し!

物語はワンエピソードとしては、少し短く感じた。
全11話。

もっとも、短く感じたというのはスピード感と展開が良くてそう感じたのと、もう少し長く観たかったな、という個人的な欲求かもしれない。

現実問題として、このクオリティで話数を伸ばすのはメタな話として、なかなかに酷なものかもしれない。
制作する側はさぞかしご苦労をされたと思います、けど素晴しいお仕事をされたと思います。
少々、煙たいお話も聞こえて来たりもしますが、
願わくば、金銭的にも適切な対価を得られますよう、祈念いたします。

次のシリーズの制作についても告知があったようですが、高いクオリティを基準、あるいは期待をされると思います。
どうぞ、頑張ってください。
そして、楽しみにしているファンは制作が続けられるよう、いろいろな意味で応援したいと思いますね。



あいかわらず、網羅的に評価をするつもりはないので、印象に残った点をいくつか。

まずは、作画の密度の高さ。
これは、素晴らしいものでした。
そして、燃える炎や斬撃の効果の演出が素晴らしかった。
私の好みwでした。


それから、沢城みゆきさんの堕姫。
思った以上によかったです。
聴いて直ぐに沢城さんだとわかるものの、場面場面での表現が素晴らしかった。
妖艶さや、タカビーさ、ムカッと来る腹立たしさ、幼さ、ちょっとした愛らしさなどなど、さすがの表現力でした。
キャストが決まった際に堕姫役は沢城さんなどと、ネット記事に出ていた事を思い出しました。
プレッシャーもあったんじゃないかなぁ、ベテランだからそんなこともないんかなぁ、なんて邪推をしてしまいます。

それと、他の方々も言っておられるように、
妓夫太郎と堕姫、炭治郎と禰豆子の対比ですねぇ。
これは、本当に辛く哀しい対比です。
本質的な兄妹の思いは変わらないのに、環境と運と・・・諸々が違うだけで、こうなってしまった・・・。
何なら、炭治郎と禰豆子だって、事ここにいたっては幸せに、順風満帆に過ごしてきたわけではない。

観ている視聴者としては、誰が悪い訳でもない、仕方がない・・・と・・・、
しかし、やってきたことは許すわけにはいかない・・・と。
炭治郎が感じたのと同様の思いを共有することになったでしょう。


最後の最後にともに業火の方へ進んでいく・・・。
私には、その姿を見て、兄妹、一緒にいけて良かったとはとても思えませんでした。
願わくば、またの機会にまた兄妹で・・・と祈るのみでした。


視聴し終えたばかりなので、少々、おセンチになってしまいましたかw。


音楽も素晴らしかったですね。
今作はOP/EDも平均して良い楽曲だったと思いました。
ゴージャスな始まりのOPは一瞬背景が大都会かベガスのようにも見え、妻をはべらした天元の派手さと相まって凄かったですw
EDも毎回楽しみに最後まで聴いて(観て)いました。


この令和の時代に、
作品内の表現等でアレやコレや言われることもあったかと思いますが、頑張って表現をされていたと思います。
ある意味、現時点でのできうる限りの表現をし、その表現を最高レベルの表現力で具現化した作品だと思います。


私も、もう少しして落ち着いたら、今一度、見返してみたいと思っています。
機会がありましたら、前作、前々作、映画等も含めてご覧くださいませ。


あと・・・炭次郎をおんぶしている禰豆子かわゆすw。

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 332
サンキュー:

27

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

遊郭大変

うまい!巧すぎる!
無限列車編からの、流れるような導入。
丁寧かつ大切に制作されていることをひしひしと感じました。
そうでしょうね、アニメ界に革命を起こした作品ですから。

私の友人曰く「この作品、観てるよ。」
今ではすっかりアニオタから遠ざかった友人をも魅了するのか。
続いて曰く「いのちゃんを応援している。」
い、いのちゃん?伊之助がやたら好き?
さらに曰く「天元様も好き。」
彼女はどうやら筋肉フェチらしい。

このアニメの最大の特徴は躍動するキャラたちです。
炭治郎はもとより、善逸や伊之助、そして禰豆子。
柱たちも個性の塊だし、鬼たちに至っては言わずもがなです。

遊郭編は、まさに兄妹の戦い。
炭治郎・禰豆子VS妓夫太郎・堕姫
人を慈しむものと人を憎むもの。

最終話に明かされる鬼の兄妹の悲劇。
その憎悪の呪縛から解放されたように逝く兄妹。。
ある意味、遊郭編はハッピーエンドと言えるかもしれません。

沢城みゆきさんの堕姫の演技はお見事。
冷徹な声から甘えた声まで。
改めて感心しました。

逢坂良太さんの妓夫太郎も適役。
なんだろう、あの粘着質な声は。
病みつきになりそうです。

善逸と伊之助も今回は大活躍。
善逸の必殺仕事人、伊之助の獣の舞に目を奪われました。。
ただし、善逸はほとんど寝ていましたが。

遊郭編で折り返し地点に到着。
次は、刀鍛冶の里編です。
ちょっと楽しみかも。

投稿 : 2022/02/23
閲覧 : 276
サンキュー:

28

めろん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

話の内容以外完璧

作画、声優さんの演技、音楽、完璧だと思います。
ただ、話の内容は本当に面白くない。
1期と劇場版はけっこう好きだったし
今まで視聴してるから視聴は続けるけど
心情やキャラの性格を全部セリフで説明するし
いつの間にかみんな強くなってるし
音柱の良さ最後まで分からなかったし
なんでこんなに評価が高いのか分かりません。
遊郭編は本当にあたしには合いませんでした。
声優さんが豪華なだけに残念です。

投稿 : 2022/02/22
閲覧 : 178
サンキュー:

7

ルイージ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:----

素晴らしかった!

クオリティは
地上波最高でした^_^

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 118
サンキュー:

8

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一期より普通に面白かった

一期はブームと合わせて、アニメに耐性がないニワカ層に過大評価され過ぎただけでしかないが
二期は世界観の背景と美麗な遊郭で昔ながらの日本の和を感じることができて非常に良かった

和っていいですよね!るろうに剣心とか薄桜鬼とかね
西洋もいいけどなんかこっちは実家の様な安心感を感じる


梅と妓夫太郎の兄弟がいい味出してた

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 196
サンキュー:

11

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いよいよはじまったなぁ!

ゆーかく編!

相変わらず上弦の鬼はおっかねぇな~。
沢城さん渾身の演技だ。

大正時代の吉原がどんなもんかってことをよくは知りませんけども、五社英雄の映画とおんなじぐらいおそらくはそんなかんじだったんだろうなぁと説得力がものすごい。

ポリコレ警察やフェミさんたちのあらぬ炎上など気にせずにがんがんいっちゃってほしいもんですな!

まー炎上したって、吉原なんだから。
吉原炎上っつてね~♪

おあとがよろしいようで・・・。

どどん。

::::::::::::::::::::

とまああいかわらずええかげんなレビューを書いておりますが、最終回まで見終えてですね、いやほんとによかったですよと声高らかに言いたいですわ。

めっちゃ泣いたっすわ!
2回立て続けに見て2回ともめっさ泣きまくりでした。

なんかねぇ。
あの鬼兄弟。切なかったなぁ。


鬼になって100年くらいの間、人を食らっては悪行三昧のほどは実にけしからんとなりますが、そおゆう鬼を作ったのも人間の業であるのなら、仏になった今となってはせめてこの鬼兄弟にとってやすらかでいてほしいとか。


あ"~~~!そんなこといってこいつら人殺しだぞ~!
兄弟そろって地獄へ落ちろってんだ!

…ってそう思えないじゃないかぁ~。


いやあなんにしても。
めちゃくちゃよかった!

次の刀鍛冶の里編も楽しみだなー。
それまでしばしのお別れですな。

投稿 : 2022/02/21
閲覧 : 202
サンキュー:

19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

交ざりし悪の存意――

この作品の原作は未読ですが、「立志編」「無限列車編」は視聴済です。

アニメーション制作はufotable…
これまで空の境界シリーズ、Fateシリーズ、GOD EATERやテイルズ オブ ゼスティリア ザ クロスなどの作品を輩出してきた日本でも屈指のアニメーション制作会社だと思います。

ufotableさんの作品は総じてクオリティは高いのですが、とりわけバトルシーンの作画に関しては群を抜いていると言っても過言ではありません。

Fate/Zero 1stシーズンの放送が2011年の秋アニメ…
約10年以上もの間、クオリティを維持・向上させてきたのは、生半可な努力では無いと思います。
ヒト・モノ・カネのどれか一つでも欠けると成立し得ない綱渡りをずっと支えてきたのは、作り手の皆さまの心意気にほかなりません。


原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)、
アニメーション制作:ufotableによるアニメ『鬼滅の刃』。

2019年4月より放送を開始し、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、
鬼になった妹の禰󠄀豆子を人間に戻すため、《鬼殺隊》へ入隊することから始まる本作は、
人と鬼の切ない物語、鬼気迫る剣戟、そして時折描かれるコミカルなシーンも人気を博し、
国内のみならず、全世界で大きな話題となった。

2020年10月、テレビアニメ“竈門炭治郎 立志編”に続く物語“無限列車編”が、劇場版として公開。

そして、2021年10月からテレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編の放送、
12月からテレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編の放送が決定。

無限列車での任務を終えた炭治郎たちの次なる任務を描く遊郭編。

鬼殺隊最高位の剣士《柱》の一人、音柱の宇髄天元とともに炭治郎たちが向かうのは、鬼の棲む遊郭。
新たな戦いが幕を開ける。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
いやぁ、半端無い見応えでしたね。

劇場版「無限列車編」の公開以降、放送の媒体や次章となる「遊郭編」の設定に関して様々な大人の事情が蠢いていたようですが、個人的にはTV放送が周りを気にせず自分のペースで視聴できるので嬉しい結果となってくれました。

ですが、原作既読組の尺に関する物言いを耳にしました。
原作では、今回の「遊郭編」は第1期で放送された「那田蜘蛛山編」と尺の長さがほぼ変わらないそうです。
ところが、TVアニメの尺の長さは倍半分違うんですよね。
まぁ、私は原作未読組なので違和感は感じませんでしたけれど…

この遊郭編では、ついに上弦の鬼が登場しましたね。
遊郭を縄張りに人を喰らい続けた上弦の陸の堕姫…
これだけでも視聴意欲的には十分なのですが、CVがみゆきちと発表された時には心が躍りました。
「もう、これ絶対に面白いヤツじゃん…!」

そしてその予想は決して外れることはありませんでした。
堕姫…本名は「梅」というそうですが、最初から鬼だった訳でも、ましてやなりたくて鬼になった訳でもありません。
鬼としてしか、生きる術がなかったから…

鬼になってまで「生」にしがみつくのか…
実際に堕姫がそう判断したかは本編を視聴頂きたいですが、決して分からない判断ではなく寧ろそんな状況に追い込まれたら誰もが取り得る選択肢だと思います。

これまで邪険にされ続け、良いことなんて一つも無かった…
思い出すのは、痛みや苦しみの類ばかり…
だったら、「生きていて良かった」と思える記憶を刻みたいじゃないですか。

どんな鬼も禰󠄀豆子のように我慢できれば良いのだけれど…
そう考えると、禰󠄀豆子の忍耐力って桁違いの規格外なんですよね。

前情報では善逸と伊之助の出番はあまり無いと聞いていましたが、個人的には出番が少ないとは思いませんでした。
原作を改変しているのでしょうか…?

再構成された無限列車編に続いて放送され、しかも最終話の放送が2月13日と冬アニメの尺を使い切らずに終幕するという異例の構成でした。

もしかすると、1クール12話の尺という概念が変わりつつあるのでしょうか。
確かに四半期に合わせて新作が放送されなきゃいけない決まりもルールもありませんからね。
しかも、ネット配信によって四半期ごとに作品がローテーションしていく意味合いも薄れてきたのかも…
この概念が崩壊して困るのって、きっと四半期ごとのベスト10が作り辛くなることくらいでしょうから^^;

オープニングテーマは、「残響散歌」
エンディングテーマは、「朝が来る」
どちらもAimerが歌っています。
両方とも現在進行形で通勤時にヘビロテしてます。

1クール全11話の物語でした。
既に像編となる『刀鍛冶の里編』の制作が発表されました。
「飛ぶ鳥を落とす勢い」とはこういうことを言うんでしょうね。

公式サイトを見ると、続編には2人の柱が登場するようです。
「無限列車編」「遊郭編」とも登場した柱はそれぞれ一人だけ…
その柱が一気に二人も登場するということは、それだけ戦いの厳しさが増すのでしょう。
今回もしっかり堪能させて頂きました。
続編も目一杯期待しています。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 211
サンキュー:

26

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映像美だけでなく

原作は読んでいない。

バトルシーンを含めて圧倒的な映像美で、これだけで他の要素がどんなに悪くても許せてしまうレベル。今回は、舞台となる遊郭の街並みや、派手な柄の着物、ふすま絵など、美しい映像が盛りだくさんで楽しかった。制作スタッフには同情するが(予算に余裕があるのか、原画としてクレジットされてた人の数はめちゃくちゃ多かったが)。

映像面以外も、抜かりなくおもしろかった。

細かいことをいえば、{netabare}堕姫たちはなぜ鬼になった後もわざわざ遊郭に居続けたのだろうとか、堕姫は客に対してどう接していたのだろうとか、禰豆子のパワーアップの理由は何だったのかとか、{/netabare}腑に落ちない点はいくつかあるけど、あの映像美を前にすれば些細な事である。

文句などほとんどないが、{netabare}回想とは別に、要所要所で炭治郎の脳内に死んだ家族が現れて炭治郎に助言をするシーンは、あまり好きな演出ではないのだが、これが何回かあったのはちょっと辛かった。{/netabare}

既に続編制作が決定しているようなので、非常に楽しみ。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 182
サンキュー:

16

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

バトルフィールド吉原炎上

【物語 4.5点】
プロットは少年バトル漫画の王道。
討ち取ったと思った敵は奥の手でさらなる絶望をもたらす。
もうダメだと思った主人公、仲間も、
どっちが鬼だか分からない程の底力を見せる。
驚異の応酬で熱くなる幾度も繰り返されてきたパターン。

にも関わらず、惹きつけられるのは、修行等の道程をしっかりと押さえているから。
鬼殺隊は本当に少しずつしか強くならない。
炭治郎に至っては、先の戦いで一度心が折れてしまった所からの再生。
リスタートの過程を初回拡大版に当てる盤石の土台に乗せてこそ
壮絶バトルの熱量が倍化する。

以前は飛び込めなかった柱VS上弦の鬼の間合いに割って入れた。
ちょっとした進歩に手応えを感じることができる。
私は『遊郭編』放送前に、劇場版『無限列車編』TVアニメ化を流した企画は
妙手だったと思います。


ドラマ部分では兄妹愛を鬼の兄妹も含めて改めて痛感。
TVでは本編CMなしで放送されたという最終回拡大版。
震えたなぁ。感涙したなぁ。
{netabare}一緒に地獄に堕ちることを選んだ兄妹を見て、私が流した涙は、
これで良かったと思ったからなのか、哀しいと思ったからなのか、
未だに判然としません。{/netabare}


【作画 5.0点】
圧巻だったのはCGで構築された吉原の街並み。
遊郭を舞台にしたオープンワールドゲームでも開発してるのか?って位のスケール感。
初回ED後にお披露目され度肝を抜かれて以来、
OPアニメーションにて吉原を一望するカットでウットリするのが私の週課にw
しかも血鎌などで概ね破壊可能なオブジェクトという狂気。

広大かつ自由度が高いバトルフィールド上ならば、
超高速での遠距離移動。相手を遠くまでふっ飛ばして、壁に叩きつける。
帯で建屋等を貫通する遠隔攻撃といったトリッキーな動きまでシームレスに演出し、
バトルシーンの興奮を途切れさせません。

激戦により灰燼に帰す吉原の街。
私は不謹慎にも、ある種のカタルシスを感じてしまいました。


バトル動画より私の印象に残ったのは
{netabare}禰豆子を寝かしつけるシーンの作画の迫真。
全国の子育て現場で繰り広げられているであろう。これもまた修羅場。
私自身も赤子の頃、相当な寝ず子だったそうで、
両親の苦労も忍びながらの鑑賞となりました。{/netabare}


【キャラ 4.5点】
今回の柱。音柱・宇髄天元。
人情の厚さをド派手な出で立ちと尊大な態度に隠した多妻な大男。
最初、{netabare}女の子を攫おうとしていた?{/netabare}時はどうなるかと思いましたがw
真意を隠せる性格が、虚飾多き吉原の任務にはマッチした模様。

主人公・炭治郎が対峙するキャラに、ifのバッドルートを写すことで、
彼がまっすぐ歩む道の貴重さを際立たせる構図も光る。
煉獄さんの父→心が折れたまま堕ちる道。
{netabare}妓夫(ぎゅう)太郎&堕姫(だき)→一歩、環境が変われば兄妹の禰豆子共々堕ちたかもしれない道。{/netabare}
炭治郎は意志も(頭突きもw)強固な剣士なのです。

善逸の鼻提灯タレながら屋根の上を疾走するシチュは衝撃的w
もはや起きている時の善逸を忘れそうになります。
やっと起きたら{netabare}足が潰れていました{/netabare}とか怖すぎですw


【声優 4.5点】
相変わらず激しいシーンでの絶叫(ギャグ含むw)がこだました本エピソード。
炭治郎役の花江 夏樹さんに至っては血反吐を吐いて咳き込む場面の収録にて、
演技に熱が入りすぎて、終わった後、咳が止まらなかったとのお話が。
人間の声帯は痛めたら容易に再生せず、今後も先は長いでしょうから、程々でお願い致します。

特筆したいのは堕姫役の沢城 みゆきさんの表現力の幅広さ。
トップ花魁のカリスマ性から、本性見せた時の恐ろしさ、
ワガママ、甘え放題の駄々っ子ぶり。
上からブスを罵倒したかと思えば、無惨様にはへつらってみたり。
みゆきちの鬼ボイスに終始翻弄されっぱなしでした。

妓夫太郎役はまさかの逢坂 良太さん。
武器から出す猛毒の如く、他人の幸福を僻んで取り立てんと吐く毒鬼ボイス。
耳に残るなぁ。癖になるなぁw


宇髄天元役・小西 克幸さんのド派手ボイスを囲む
CV.石上 静香さん、CV.東山 奈央さん、CV.種崎 敦美さん三人の嫁ボイス。
特に須磨役・なおぼうの喜怒哀楽の激しさは堕姫級で、{netabare}口に石を突っ込みたくなる程w{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴担当は引き続き椎名 豪&梶浦 由記氏によるフィルムスコアリング。
長尺の戦闘シーンでも上々の対応力。
今作では絶望が極まった際の心情曲も重厚。

主題歌担当はAimer(エメ)
ぬめりを含んだ独特のビブラートが、愛憎渦巻く遊郭のムードにマッチ。
OPの『残響散歌』。絢爛(けんらん)なメロディー&コーラスに、芯の強さが滲む歌詞を乗せて音柱の生き様などを示唆。
EDの『朝が来る』。絶望の底から光を目指すメロディーラインが如何にも作曲・梶浦 由記氏らしい一曲。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 614
サンキュー:

45

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

胸の痛むお話でした。

今回は、二組の兄妹のしがらみと、世界の有りようの物語です。

世界の有りようとは、宇髄天元の "名のまま" です。

兄と妹と世界の有りよう。

生育の違い、境遇の差が、彼らの背景に如実に描かれていました。


見え隠れしているのは、やはり "鬼の姿" です。


~  ~  ~


炭治郎と禰󠄀豆子。

人里離れた山の中で、炭焼きを生業としてきた竈門家の働き頭です。
清貧を温めながら、信頼をともに支え合ってきた二人です。
ですが、突然に母と弟妹を、鬼に惨殺されました。


妓夫太郎と堕姫。

賑わう遊郭の片端で、死線を彷徨い人間不信に喘いできた不憫さです。
名前さえ授けられず、僅かな金で暮らしを整えてきました。
そして、理不尽に妹を焼かれ、人を惨殺してきました。


同じ人間で、同じ年代なのに。
もしも違いがあるとしたら・・・門地や境遇でしょうか。


そうであれば、今回の鬼は、社会の構造から生み出されたもの。
さらには、社会そのものが鬼であったとも言えそうです。

なぜでしょう?
どうしてこうなるのでしょう?

兄妹が背負わされた業とは何でしょう。

昏い輪廻をどうしたら断ち切れるのでしょう。

"鬼滅の刃" とは、何を指し、どんな働きを意味しているのでしょうか。


~  ~  ~


宇髄天元は、抜け忍です。
きっと簡単なことではなかったでしょう。

鉄血の掟に反旗を翻したのは、くノ一の扱われ方への已むに已まれぬ実力行使だったのでしょうか。

宇髄家の墓前に手を合わせたのは、もしかしたら兄の責めを負わされたのかもしれません。


そうした想像力を働かせてみると、ここにも社会構造の水面下で、連綿と息を殺して生きている人の姿が垣間見えそうなものです。


~  ~  ~


宇髄の刃ヌンチャク、妓夫太郎の二本鎌には、沖縄古武道のエッセンスを感じました。
堕姫の衣帯使いも、衣(ころも)取りや分銅の武術に通底する流れを感じます。

日常使いする道具を武具と用いるのは、琉球が独立を損ねたのちに発達してきた独自の文化です。

その意味で、本作の "遊郭編" というテーマを、こう考えました。

抑圧されてきた人の歴史と、その未来を掴みとろうとする懸命な人間の姿を、"鬼" として表現していた。


同時に、沖縄の人たちの苦難の道のりと明るい未来の嘱望にも、思いを巡らせました。

ウチナーンチュが、ヤマトンチュを "ヤマトンチュー" と呼ぶことがないように、宇随天元の細やかな気遣いに倣わねばなりません、ね。


~  ~  ~


妓夫太郎と堕姫が、肉体の消滅の間際まで罵り合う姿には、胸を深く痛めました。

ですが、兄妹の絆が、自らの罪を贖おうと業火に歩んでいく姿にも涙が流れました。

二人は兄と妹に立ち戻り、うめとなった堕姫も、兄の背中で安息を得たように感じました。


妓夫太郎が望んだのは、己の情の篤さと、妹を背負いきる覚悟だったのかもしれません。

炭治郎がかけた言葉が、その道すじを付けたのかもしれません。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 242
サンキュー:

27

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うぐぅ。。次からまっとうに成長してね。

劇場版が日本の興行収入記録を叩き出した作品の続き。
小生も視聴候補の最優先でした。作品説明も今さら不要かと。

あ、そういえば脱税の話題がありました・・
(作品と直接関係ないので畳んでおきます)
~{netabare}
脱税動機は「手元資金の確保」らしいですね・・
・「必死になって作ると赤字になってしまう」
・「アニメ制作に求められるクオリティはどんどん高くなっていて、私もスタッフもそれに応えようと懸命に取り組んでいますが、クライアントから提示される制作費が安価なため、毎回、作品を作ると必ず赤字になる」
・「弊社はたまたまヒット作が出たからいいけど、そうでないと倒産」
・「何で毎回、赤字の作品を引き受けて仕事しているんだろうと思いながら、ずっとやってきました。苦しかったです」

ちなみに脱税は鬼滅の刃がヒットする前とのこと。
アニメ制作は儲からないとの話はよく耳にしますが、これほど有名で人気作品を輩出している制作会社でさえ脱税を考えてしまう程なんですね・・

なんだか言い訳がましい気もしますが真実だったとしてもダメなものはダメでしょう。

「いや、苦しいのはあんたんトコだけじゃないでしょ・・」
「じゃあこの業界は脱税しないとやってけない業界なの?」
とツッコミたくもなってしまいます・・

ただ・・

この業界の構図って、ひとむかし前の製造業の構図と似てるんじゃないでしょうか(ひょっとしたら今もかも知れませんが)。
政府はアニメ産業の成長を助けるといっておきながら、税制の優遇や構図の改善を図らないのでしょうか。。海外市場の拡大だけでなく足元の強化も大切なのではないでしょうか・・やっているのに小生が知らないだけなら良いのですが、そうだとしてもそれをアピールしないと、人材も業界も育たないのでは。。ちゃんと考えて欲しいです。

そして(音楽を含め)コンテンツを利用する側もちゃんとサービスに対して対価を支払ったりグッズ購買で支援することも考えた方が良さそうですね。。
バッチもんを買わない事もそのひとつかとw
{/netabare}~

 原作:ジャンプ系漫画
 制作:ufotable
  社長が脱税したのは残念ですが
  作品はイイものが多いかと。
 放送:2022年冬(全12話)
 視聴:2022年冬(地上波録画)

さて・・作品自体の感想はというと・・

■作画
素晴らしい。。
確かに毎回こんな劇場級の作画をしていたら、制作自体が赤字にもなるのも頷けるかも・・
でも観る方はやっぱ求めてしまう。
やっぱ税制優遇すべきでは。

■物語
あにこれで評価点をつける際、展開や演出をどこに入れるか・・小生は、展開=物語、演出=作画に入れてます。
そういう意味で、物語については過去話でエモエモにさせてはくれますがそれは演出や演技の効果であって、物語が秀逸な感じではないかなと思ったり。

■音楽
印象に残らないくらい物語と一体化していた感が・・
つまり悪くなかったし取り立てて良かったわけでもないかな。

■キャラ/キャスト
~{netabare}
堕姫・・最初cv真綾さんかと思ったけど・・
    沢城さんの演技に感情移入してしまい、
    キャラを憎めませんでした。
    小生の中では今作MVP。
堕姫の帯・・cv伊藤静さん。別cvとは。
鯉夏花魁・・cv斎藤千和さん。気付かんかったw
妓夫太郎・・cv逢坂良太さん。ナガテー!

天元・・嫁三人て!それを遊郭に忍ばせるって・・
須磨・・天元の嫁のひとり。
    声かわいいと思ったらやはり。東山さん。
善逸・・寝たまましゃべるのんなw
伊之助・・心臓の位置ずらせるのんな・・w
禰豆子・・巨乳化したりチビキャラ化したり最強でわw
     鬼頭明里さんはニジガクでも眠り役ですが
     踊って歌うのが意外でしたw
{/netabare}~
敵方も憎めないところがあり、サブキャラ含め物語に色を添えてくれました。キャストも良かった。

~まとめ~
ストーリー自体はまあ、家族愛、兄妹愛をベースとしたものでそんなに特殊なものでもないけど・・
そこに鬼という要素を絡めて、展開、画力、音楽、演技で惹きつけ気持ちを高める工夫・努力にすばらしさを感じました。

 アニメ業界が健全に成長するよう応援したくなります。。

 #ちなみに、うぐぅとは・・
 {netabare}#『Kanon』の登場人物月宮あゆの口癖及び自身を指す通称・愛称ですw{/netabare}

投稿 : 2022/02/20
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29

テナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

戦闘シーンは相変わらずよかった

無限列車の前日譚は初見で良かったですが、無限列車の本編は退屈でしたね。
劇場版見てる人は半分くらいは同じ感想持ってそうな気がします。
熱烈な鬼滅の刃ファンの方々だと追加でシーンを探したりする楽しみ方も出来そうですよね。

さて、新作としては遊郭編ですね。
遊郭編も物語は退屈さを感じましたが、鬼滅の刃のアニメの魅力としては戦闘アニメーションですよね。
こちらは安定のバトルシーンの迫力で美しさがありましたね。
戦闘シーンは引き込まれてしまいますね。

個人的には上弦と炭治郎の屋根での一騎打ちが印象的なで引き込まれました。
この作品に使われる戦闘アニメーション技術の力の入れようは本当に凄いと感じさせられます。

後、最後に続編の情報がありましたね。
その後、数分後にTwitterを除くと鬼滅の刃関連で沢山トレンド入りしてるし、コメント数やリツイート数やイイネ数が目に見えてガンガン伸びてて少し面白かったしやっぱり人気は継続してるんですね。

投稿 : 2022/02/20
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17

ネタバレ

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作画とCGの融合においては最高の作品

全部見終わったのでまとめ感想。
残念ながら1期と劇場版と無限列車編とこの遊郭編。
全てで感想は同じ。良い出来なのは間違いない。
ただ世間の評価は過剰すぎる。70点以上はあるが
100点の作品では決して無い。

CGと作画の融合技術は本当に素晴らしい。ただみんな
作画を絶賛するけど言うまでも無く作画が凄いアニメ=
面白いアニメではない。その図式が成り立ってしまうなら、
ufotable以外のアニメは全てつまらないとなってしまうし
ufotable以外のアニメを見る必要が無くなる。でも
そんなわけが無い。現に呪術廻戦はMAPPAでまた別の製作
スタジオだ。同じジャンプのヒロアカはボンズだ。

ufotableの作品をニニンがシノブ伝ぐらいから見ている身
としては世間のあまりに過剰な持ち上げにうんざりしている。
繰り返すが出来は良いと思う。でもこの作品を批判する
やつはアニメの良さが分かってない!みたいな風潮。
こういうのが日本のアニメを駄目にしていくと思った。

加えて3期が決定したが、これでufotableはまた鬼滅に
かかりっきりになってしまう。活撃刀剣乱舞は?
魔法使いの夜は?ガールズワークは?特に今の
ufotableがあるのはTYPE-MOON作品のおかげなので
魔法使いの夜を無視するわけにはいかないだろうに。
とはいえTYPE-MOON作品は鬼滅に比べて利益が少なすぎる。
ufotableが本音として鬼滅の方が儲かるのにな…とか
思ってないと良いのだが。

以上。

過去に書いたやつを消すのもアレなのでネタバレとして収納しておくけど内容的にはネタバレ無いから安心してどうぞ。
{netabare}

※10話まで視聴後追記
個人的に作画とはアニメーターが描いてるCGじゃない部分
だと認識してるが…一般には違うのだろうか?ようするに
作画班が担当してるのが作画。ufotableには別途CG班が存在
する。で、みんな作画を絶賛してるけど正確には作画と
CGの融合が本当に上手いというべきで、そこは異論無し。
むしろその点は日本最高のアニメスタジオと断言出来るし
最高の作品に仕上がってるね。ストーリーの面白さは別にして。

以前インタビューで作画の負担を極力減らすため膨大なCGを
用意していて、キャラ自体の3DCGも用意して要所で使ってる
らしいよ。例えば近くだとCGとバレるけどキャラが遠くに
いれば分からないでしょ?そういう使い方はほんと上手い。

ちなみに背景は9割以上CGらしいよ。鬼とか特殊なやつは顔以外は
全部CGの場合があるとも言ってたね。いずれにせよそれが視聴者
にバレないから凄い。カメラワークや時間配分の上手さだな。
フルCGでも1秒以下ならまず気づかないからね。さて次は最終話。
だいぶ長文になったから終わったらまた感想書き直すわ



※6話までの時点でのレビューなので評価は終わってからします。

不安が見事に的中した。原作でも正直この遊郭編は好きでは
ない。理由がシンプルにテンポが悪い。テンポが悪い理由と
して回想が多い、敵が無駄にしぶとい、天元が煉獄さんほど
使えない。この3点に集約される。

無限列車編は原作だと2巻も無かったのに対して遊郭編は
原作だと約4巻分ある。が、正直内容的には3巻で十分すぎる
ほどまとめれる内容だったと思う。ゆえにアニメ化する時は
テンポよく行って欲しいと思っていた。ところが、このアニメの
ファンは何故か原作の完全再現。つまり史実な再現を求めて
オリジナルを嫌う。ufotableが視聴者の期待に答えて史実に
作った結果、当然テンポが悪くなるわけだ。原作がそうなのだ
もの。

原作に史実に作るのが悪いわけではない。悪いのは原作をそのまま
アニメに落とし込むことだ。これは似ているようで全く違う。
原作に史実に作りつつ、テンポを良くするために上手く時間配分
するのが良いアニメだ。

ネットでもテンポが悪い。という声が結構出始めている。
援護する人もドラゴンボールを引き合いに出すとう最悪の
やり方。原作に早くに追いついていてどうにもならなかった
ドラゴンボールと、とっくに原作が終わってる鬼滅を比べて
どうするんだ?なんの援護にもなってない。

さてどうするufotable。このままだとマズいよ

しかしまだ途中とはいえ遊郭編の感想と評価60件!?
1期は1468件あるんだけど。いくらなんでも差がありすぎない?
終わったら1408件の評価追加されるのかなあ?

{/netabare}

投稿 : 2022/02/20
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15

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

作画の良さで作品の価値は決まらないぞ

相変わらず格の違いを見せつける作画のすごさ。
でも評価の主軸は内容なので・・。
バトルシーンは確かに素晴らしいし、動きも素晴らしい。
ただ遊郭編そのものはストーリーって単調だし・・。

鬼滅の刃の魅力って、恐怖の鬼であっても、過去に人間だった記憶があり、炭治郎がそれに寄り添う表現を通して、鬼側の事情を理解し、戦いが、一層非情なものになる流れなんだよね。
今回はずっとバトルの連続。それでも平均を上回る出来なのは間違いない。
{netabare}
最終回直前までは、わりと平凡な出来かと思っていたのだが・・。
最終回で評価は激上がり。
これぞ鬼滅の刃の真骨頂。鬼兄妹の不遇な境遇を見事に描いてくれた。
{/netabare}
やはり偉大なアニメだ・・。

投稿 : 2022/02/19
閲覧 : 209
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25

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

漫画とアニメの印象の違い

視聴完了。
原作は全巻読破済み
結論としてはすごい面白かった。

タイトル通り遊郭編全11話
特に良かったのが作画、曲、宇髄さんのキャラ。
作画について戦闘シーンは圧巻の一言。オープニングエンディングもめちゃ綺麗だし、その他細かいところも綺麗。
曲はオープニングエンディング共にエメとびっくりしたがとてもいい感じ。ちょっとHFっぽかったけど笑とくにエンディング。
宇髄さんのキャラも最高。演技が良かった。

不満点は2点。
フジテレビになった影響なのか、前回のあらすじが長い。まとめてみてるからいらないというのもあるけど、正直前回のあらすじのみならいらないと思う。
2点目はしょうがないと思うのだけど、漫画のコマどおりにアニメ化している感。
漫画はコマやページの間に行間が存在するので想像の余地が残るが、アニメにはなく、あれ?って思うシーンがあった。
具体的には暴走したねづこをなだめ箱に仕舞いに行くシーン。
炭治郎が伊之助善逸とすれ違う→炭治郎『ねづこしまってくるからちょっと任せた』伊之助『了解!』→宇髄さんのところに伊之助善逸到着→直後に炭治郎到着
→ねづこ仕舞いに行ってる間2人は何してたの?

あとこちらは私が悪いのだが、ところどころにあるギャグが笑えなかった。少年漫画だし、しょうがないというか当たり前なのだが。

投稿 : 2022/02/18
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10

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女性らしいドロドロした人間模様

制作会社の個性が出ているという意味ではいいのかもしれない。

原作のテイストとはちょっと違って、もっと大人向けにしてますね。
進撃の巨人もそうですが、アニメと漫画はもうほとんど違うといってもいいのかもしれません。

それにしても、今の時代。。こんな殺伐としたアニメが子供に社会現象になっているのはいいことなのでしょうか。。。

もっと明るい作品の方が元気が出ますが、まだそういう時代ではないのかもしれません。

全話視聴:非常に最近の日本社会を反映した作品だと思う。世界が分断され孤立化が厳しくなっている昨今、こういった70年代の少女漫画のようなブラックな人間模様が描かれているのは、最近の日本社会にもこういった事例は数多く存在している。全く笑えない。

過去だけでなく未来を見据える際に現実的で地に足が座る目線があるのは、男性よりも女性の方がクールだからである。

しかしそういった元来の少女漫画的なクールさはあるものの、「アイデア」の「奇抜さ」などは少々見劣りしている気がする。「呪術廻戦」もそうだが、よりダークな作品にするのは結構だが、「想像力」が過去の作品に余りにも類似しているため、漫画を知っている人間ほどあまり面白い作品だといえる人は少ないような気がする。

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 449
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20

デッカード さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日本アニメ最高峰の作画

5段階評価だから仕方ないけど作画に関して★10を付けたいw
今までテレビアニメで一番作画が凄いのはヴァイオレットエヴァーガーデンだと思ってたけどそれを超えてしまった。
アニメーターさんに感謝しかない。沢城さんと逢坂さんの演技も素晴らしかった。

投稿 : 2022/02/17
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8

ネタバレ

まひろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

迫力のバトルシーン

原作未読です.全体を通して楽しめるクールでした.
【作画】
バトルシーンはなかなかの迫力でufotableさんさすがだと思いました.
【音楽】
AimerのOPが映像やストーリーとマッチしていて耳に残ります.曲を思い出して早く続き見たいと思うほどでした.
【物語・キャラ】
幅広い年齢層に売っている作品で遊郭ってどーなのかと思ったが,別に大丈夫なのか.
遊郭編の主役の音柱の天元さんも3人妻がいて,感情移入できる人は少ないんじゃないだろうか...自分はそこまで嫌だとは思わなかったが,ちょっと善逸の気持ちもわかる気がする.
鬼の兄妹を見て炭治郎が自分と禰豆子のことを見つめ直すのも良いと思いました.
上弦と柱の攻防がどうなるのか楽しみで続きが気になります!また,炭治郎の火の神かぐらと火の呼吸の関係も気になります.

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 153
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11

ネタバレ

まぁく さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1話づつ噛みしめて観てください

放送終了につき一気に視聴
アニメ過去2作は視聴済み
原作は未読です

いやぁ、凄い(小並感)
映像表現に全振りのリッチコンテンツ
正直、TVでやってはいけないレベルのハイクオリティです

話題作過ぎて改めて概要を書くまでも無いかと思いますので、個人的な感想を主体に述べます

{netabare}
◆炭治郎と禰豆子
途中までは禰豆子ちゃん空気でしたが、いきなり覚醒してからが凄かったですね
神作画パワーで鬼気迫る(まぁ鬼ですが…)活躍に大満足です

ただ、血鬼術の解毒?あるいは解呪?ですか?
最後あれで死を免れたのは個人的には引っ掛かりました
7話で返り血を燃やしている描画があるので、それが伏線といえばそうなのですが、ここまで割と努力と根性で苦難を乗り越えて来たのに、サクっと治癒してしまう展開に少し拍子抜けしました

◆堕姫と妓夫太郎
堕姫はわがまま放題・悪逆非道に描かれていますが、闘いになってみれば強いは強いんですが、圧倒的絶望感は感じません
ところが首を切り落とされても子供のように泣きじゃくる堕姫の影から妓夫太郎が出てくる場面には驚きです
真の強者の出現!
異形のラスボスの登場にテンションMAXです!

しかしこの時、私のストーリーへの理解が狂い始めました
妓夫太郎は新たなる上弦の鬼の登場かと誤認してしまったのです
つまり「お兄ちゃん!」の呼び声は、実の兄に対してではなく、親しい別の誰かを呼んでいるのだと錯覚してしまったのです

この先入観は悪い方に作用しました

堕姫はその後も何度も「お兄ちゃん!」と呼び掛けていますが、私の脳内ではこの2人が実の兄妹とは完全には結び付かないまま、ただただバトルシーンを堪能してしまったのです

結果として、最終話の二人の過去話にあまり感情移入できずに幕を閉じてしまいました…
うかつな思い込みです…

最後、三途の川と思しき地獄へつながる炎の河を渡って行くシーンは、とても素晴らしかったです

---

えーとですね
普通のTV作品であるなら、このお話で十分に納得できるのです
しかし、この作品においては映像のクオリティがあまりにも高すぎて、お話し部分がアンバランスに感じてしまいました

特に5話以降は、バトル!バトル!バトル!バトル!の展開だったので美麗映像の連続に麻痺してしまいました

今回は一気視聴の姿勢を失敗しました
リアタイで毎週見ていればこんな事にはならなかったのかもしれません


というか、映像をリアルに振り切っている作品なので、合間にギャグカットや次回予告挟まれると興を削がれてしまい、アニメ全集中の呼吸が乱れてしまうのです…

いっそ3時間尺の映画だったら大満足だったかもしれませんので、再編集版とか出しませんかね?
{/netabare}

投稿 : 2022/02/16
閲覧 : 174
サンキュー:

15

ネタバレ

08261216 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

己の語彙力の低さが悔やまれる

正直、原作の遊郭編はあんまり好きではなかったので、1話を見て、途中で止めてましたが、全11話とのことで、一気見しました。

<作画>
 映画かな?最高クオリティ!アートの域でした。

<声優>
 前半は特に沢城みゆきさんの堕姫は圧巻の演技でした。
 これぞ!堕姫!イメージしてた堕姫を超えてました。
 天元も嵌まってたし、妓夫太郎も良かった。

<バトル>
 原作では表現しきれない部分を補完した上で、200%魅せるバトル!
 妓夫太郎が現れてから、心を鷲掴みされました。

<注目点>
 ①遊郭編の目玉は襧豆子の変貌ですが・・・
  アニメで見れて良かった。
 ②原作では、天元の良さ、技はここまで伝わってこなかったので、
  その点も感謝ですね。
 ③10話の引き、これもアニメならではの表現方法ですが、
  イッキ見して良かった・・・。

アニメ>(地球一周分)>原作。
※あくまで個人的な感想です。
原作は名作なのですが、21世紀代表作!日本アニメ技術だ!
と、世界に誇っていい!

語彙力低いので、表現しきれないのが悲しいところです。

投稿 : 2022/02/16
閲覧 : 175
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11

ネタバレ

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

序盤で挫折しないで欲しい!

またこのパターンですか…
ソードアート・オンライン・アリシゼーションと
全く同じダメなパターン…
人気が出たからと言って話を引き伸ばし過ぎ…
テンポが悪すぎ
と、序盤は思っていたのですが…

{netabare}
5話以降の上弦とのバトルはアニメ史上最高傑作と言っても過言ではないアクションかも。
とにかくアニメ制作スタッフさん、声優さんのハンパ無い熱意が感じられます。
これ、お金取らなくて良いの?と思える映画レベルの完成度です。
原作を知っている人に聞いて、遊郭編はさほど印象に残るストーリーでは無いらしいですが、それをここまでの作品に引き上げるのですから、以降のストーリーは間違いなくアニメ史に残る名作になると思います。
{/netabare}

投稿 : 2022/02/16
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15

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好きな原作の中で一番微妙なシリーズでしたが原作をより高める理想的な作品

1話感想 4.5 大好きな原作の中で一番微妙なシリーズですが果たして
私は鬼滅の刃は本当に大好きで、ヒットする前から好きでした。

ただその中で今回はちょっと微妙だな、と思ったことが。割と多めだったのがこの遊郭編ですね。

何がどう悪いかというと…まあネタバレだから止めておきましょうか。

軽く話しておくと、前半から中盤にかけて長い。終盤も長いと言えば長い。
ただ終わってみたら非常に良かったという感想にはなったので、決して悪いとか酷いとかそういう形容詞が似合う作品では無いのですが、大好きな鬼滅の刃の中では一番微妙だったのがどこかと言われたらやっぱりこの遊郭編になってしまうのでした。

ただアニメ化して改めて見てみればぐっと面白くなったとしてもおかしくないと思っています。
本シリーズも楽しみにさせて頂きます。

全話感想
原作は何がいまいちに思ったかと言うと、序盤のギャグの微妙さと、死んだと思ったら死んでない展開を繰り返し過ぎて、ん? とちょっとだけ思ったのでした。
しかし妓夫太郎が出てきてからの面白さの加速っぷりには不満はなく、今回も面白かった、と思ったものでした。

さてアニメ化して… 作画ものすごい! いや無限列車編すら超えているのでは。これは凄すぎる。
人々からここまで大きく期待されるととんでもなくハードルが上がっていると思います。ネットの記事ですが序盤の躱される剣の振りと、前期クライマックスの一撃を比べて作画が劣化したなんてアフィ記事も見かけて、もちろん記事中でもクライマックスと序盤を比べるなと突っ込まれてましたので私が言うまでも無いですが、こういう口うるさい人もでてくるし、やりにくいんじゃないかな、と思ったものでした。

しかし…上げたハードルをゆうゆう飛び越えたんじゃないですかね。

あ、凄いのは作画より演出だという話もあるそうですね。どっちも凄いで良いのでは。演出は作画をより高めるわけですから。
作画の魅力は本当に凄いですね。

これだけ売れた作品ですから内容は知っている人も多いかと思いますが、知っていても毎週手に汗握って楽しめる、素晴らしい作品でした。
音柱格好良かった!

刀鍛冶編もTVでやってくれるとは素晴らしい。
次も大いに楽しみにさせて頂きます。

投稿 : 2022/02/16
閲覧 : 202
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14

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

テレビじゃもったいないクオリティ

うちのテレビで見るのもったいなくらいの迫力&美麗!
これ、総集編にして劇場公開とかしてくれんかな?

宇髄天元様、鬼滅イチオシキャラなので沢山活躍してくれて毎週楽しみ。
最終回が辛かった><

嫁ちゃんたちもカッコよかったーーー!!!

安定のかまぼこ隊。てか善逸ほとんど寝てたよね。。。w

鬼兄妹のバックグラウンドも切なかった。

次のシーズンも楽しみだ~

投稿 : 2022/02/16
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12

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

家族vs家族のノンストップバトル

原作未読 全11話 最終話のみ45分枠(32分)

鬼滅の刃の2期です。1期・劇場版又はテレビ版の無限列車編を事前に観ることをオススメします。

遊郭に潜んでいる鬼を竈門 炭治郎、竈門 禰豆子、我妻 善逸、嘴平 伊之助4名と、その4人を導く柱の一人である「音柱」宇髄 天元で探し出し倒すまでが描かれています。

炭治郎たちが鬼の情報を得るために遊郭に潜入しています。変装で化粧はしていますがどう見ても男なのに、まわりがちょっと変わった子たちとしか見られていないのには笑ってしまいましたw

この作品で一番株が上がったのは善逸{netabare}(無意識ですがw){/netabare}でしょうね。普段では見慣れない感じで頼もしかったです。

前半は探索、後半はいよいよ鬼とのバトルでした。

特に10話はまるで映画を観ているようなお話の作りと作画でした。

バトルの作画は凄まじく、お互いの攻撃の速さにこちらが全然ついていけなくなりましたねw

また、最終話11話は45分枠で途中のCMなしの32分、こちらはバトル後のお話で禰豆子が大活躍でした。

鬼の討伐隊の人たちと出会った炭治郎と禰豆子、鬼と出会った堕姫と妓夫太郎、決して恵まれた境遇ではなく今はお互いにしか家族がいない兄妹、対比が見事に描かれていましたね。{netabare}堕姫(梅)の「ずっと一緒にいる」「何回生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」のシーンはウルウルしました。{/netabare}

「遊郭編」の次のお話「刀鍛冶の里」のテレビアニメ制作が発表されました。いつ放送になるか分かりませんが今から楽しみです。

OP・EDはAimerさん、最近は露出も多く先日「ミュージックステーション」でもどちらの曲も披露されていましたね。Youtubeで公開している「THE FIRST TAKE」でも歌っていますので興味のある方は是非観てくださいね。

最後に、ufotableさんを意識したのはFate/Zero(2011年)からですが、その頃から作画は凄かったので、それから意識して観ていました。DVDで観た空の境界(2007-2013年)も今と遜色ない作画で、テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(2016年)は綺麗な景色が印象的でした。劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel](2017-2020年)のバトルシーンも今回の作品と遜色ない作画でしたので興味があったら観てくださいね。

投稿 : 2022/02/16
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サンキュー:

34

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シスオブシスシーズン<60>

さすがの作画ではあったけど、戦闘シーンを長々と続けてるからこってりとした霜降り肉ばかり続くコース料理的な贅沢な飽きもあり。
エフェクトは水も日も既出で新しいのが出てなく、新しいのが出てたとしても同じ様に刀から生えてくるのでは新味は感じられなかったでありましょう。
原作からそうなんだけど後半ずっと戦闘で、アニメでさらにねっとりやってるので構成的に脳汁でるような畳み掛けるテンポもなく、台詞台詞でさんざん焦らしてやっと有効打が入り、やったかやってないを繰り返した末なので冗長感はありました。
善逸が堕姫の首に刃をかけて飛び続けてるシーンは「どこまで飛んでくねん、そんな離れてないってことは大したスピードでもないのか?」と感じたり。
堕姫はキャラ立ってて明確な弱点もありつつも、兄弟同時に首を切る必要があるというそれでもやられなかった妥当な理由もあり、最初に落とす上弦としてふさわしい位置ですなぁ。妹アニメ中の妹シーズン。
上弦撃破という100年ぶりの快挙に対しての蛇柱のネチネチは作者が設定忘れてたような気が。
次の刀鍛冶の里・恋柱霞柱、かまぼこ隊に替わって柱2本との絡みということで漫然感を吹き飛ばし、演出的にも新味が出るといいね。

投稿 : 2022/02/16
閲覧 : 194
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7

Jeanne さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

内容が伴っていない最高のアニメーション作品

某地方局にて視聴 全11話
原作未読。1期、無限列車編(映画)は視聴済み

1期は点数しか付けておりませんが、感想は1期とほとんど同じです。
強いて挙げるならストーリーは無限列車編>1期>2期でした。

【良かった点】
・戦闘シーンの作画
これは文句の付けようがないですね。
中盤以降の戦闘シーンは映画レベルで圧巻でした。
最後まであのクオリティを維持できたのはすごいと思います。

・音楽
OPED共にAimerさんでしたが、前作までのLiSAさんと同じくらい好きでした。
また、劇中BGMも場面ごと合っていて非常に上質だったと思います。

・声優
ありえないぐらい豪華です。
また、一人一人の演技レベルも非常に高く、熱量の高さを感じました。

【悪かった点】
・ストーリー
テンポが非常に悪いです。普通に作れば半分の尺で出来たのではないでしょうか。
話自体は、先述した通りテンポが悪く、薄く引き伸ばされたストーリーなのであまり印象に残りませんでした。
ご都合主義展開について指摘されている方が多いですが、個人的には週刊少年ジャンプ原作ですのでそこまで気になりませんでした。

・説明台詞の多さ
せっかくこれ程の映像美を見せているのに、全ての状況や心情を説明する必要があるのか疑問です。
映像だけで状況を伝えたり、些細な表情の変化から心情を読み取れるような描写をした方が、視聴者の想像を掻き立てて作品に深みが出るのではないかと感じました。

・つまらないギャグ
これは本当にいらないと思います。
ufoはfateシリーズのようなシリアスなイメージがあるので、何か悪いものを見ているような・・・何とも言えない気持ちになりました。

【総括】
話は微妙でしたが、アニメーション作品として最高レベルだったと思います、
今回の遊郭編と次回作の刀鍛冶の里編は、原作の評判が悪かったそうなので、それでもここまで仕上げてくるのは圧巻です。
次回作も期待しています。

投稿 : 2022/02/16
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サンキュー:

10

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二組の兄妹愛に感動します

この物語は最初の方こそ面白くありませんが、終盤は二組の兄妹愛にとても感動します。


この物語には二組の兄妹が登場します。
一組は主人公である炭治郎(たんじろう)と妹の禰󠄀豆子(ねずこ)。
もう一組は上弦の鬼の妓夫太郎(ぎゅうたろう)と妹の堕姫(だき)

炭治郎は鬼殺隊の隊員であり鬼を殺すことを生業としていますが、妹の禰󠄀豆子は鬼になった少女。
二人は相反していますが、ともに助け合って生きています。

そしてもう一組の妓夫太郎は数多くの鬼殺隊隊員を殺してきた鬼であり、母子感染した先天梅毒の影響で姿かたちが大変醜く、人間だった頃から多くの人に忌み嫌われてきました。
逆に妹の堕姫は母の容姿を受け継いだ美女であり、遊郭の花魁(おいらん)として高級遊女の称号を与えられていました。
この二人も相反していますが、人間の頃から引き続き、お互いに鬼になっても助け合って生きています。

この二組は立場こそ全く違いますが、お互いに通じるものが一つあります。
それは、兄は妹を誰よりも愛しており、妹も兄を誰よりも慕っていました。
それぞれ、強い絆で結ばれています。
だから、何度生まれ変わっても、妹は兄の妹として生まれたいと願っていますし、兄の方も、何度生まれ変わっても、可愛い妹の兄でいようと願っています。


鬼の凶暴性を抑えられなくなった禰󠄀豆子を炭治郎が必死に抑えながら子守唄を歌ったとき、禰󠄀豆子は思わず大声で泣き出してしまいます。
おそらく禰󠄀豆子は、子守唄で母親との楽しい思い出を思い出したのでしょう。でも、母親は鬼に食べられた。しかも自分は今、鬼になり人を食べようとしている。自分がとんでもないことをしようとしているのに気づき、嘆き悲しんだのではないでしょうか。

でも、炭治郎が禰󠄀豆子を守ってくれる。禰󠄀豆子が過ちを犯そうとしても炭治郎が命を懸けて諫めてくれる。だから禰󠄀豆子は安心して深い眠りにつくことができたのだと思います。


最終回で炭治郎が妓夫太郎と堕姫の口論を諫めたとき、おそらく炭治郎は自分達兄妹の状況と被ったのでしょう。
たった一人しかいない肉親。お互いに今まで助け合ってきた二人。たとえ立場が違っても、その苦渋の人生は炭治郎にも痛いほど理解できたのでしょう。

そして、妓夫太郎と妹の堕姫が暗闇に覆われた際に妓夫太郎が「自分は闇の方へ行くが、おまえは光のさす方へ向かえ」と告げたとき…
おそらく妓夫太郎は全ての罪を自分一人が被り、妹には幸せになってほしいと願ったのでしょう。
しかし…、{netabare} 妹の堕姫は、兄と一緒の方向へ進む。兄と今後もずっと一緒にいることを選びます。それがたとえ地獄であったとしても。{/netabare}

二人とも兄妹として生まれ変わってほしい。そして今度こそは幸せになってほしい…と、願わずにはいられませんでした。

投稿 : 2022/02/15
閲覧 : 361
サンキュー:

38

8bit さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても良かった

遊郭編のみで1クール使うの?と思ったが通してみれば面白かった。

作画面はさすが。
このクオリティのモノが地上波で観られる
そんな時代がいつまで続くでしょうか。
そう長くは保たないと感じます。

泥臭く人を描き…でも王道少年ジャンプ作品である事。
この1点は本当に素晴らしい。

投稿 : 2022/02/15
閲覧 : 177
サンキュー:

9

ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱり禰豆子

今や超メジャー作品となり、漫画を読み終えた人も多いはず。
俺もその一人だが、アニメ化で何を期待しているのかといえば、原作を超える
熱いシーンを動画として観せてくれること。
作画・演出・音楽・声優など、様々な要素がそれを可能にしてくれる。
逆に言うなら、最早それ以外何も期待していない・・・・・のかもしれない。
6話目はまさにその期待に応えてくれるトンデモ回だった。
{netabare}兄を守るために立ち塞がる禰豆子。
漫画を読んでいた時以上に熱い。
頭空っぽで、ただただ画面に釘付けとなってしまう。{/netabare}

■8話目
何が凄いって上弦の六の兄貴(CV:逢坂良太)の演技が凄すぎる。
中の人が「シドニアの騎士」の谷風長道と同一とは到底思えないわwww

■10話目
ただでさえモノローグが多い上に、スキあらば頻繁に挟まれる回想シーンで
「前世紀のジャンプアニメかよ!」とウンザリするのは確か。
でもそういうのを差し引いても凄過ぎる。
{netabare}善逸が瓦礫の中から飛び出してからラストまでの熱量はまさに圧倒的。
1期神回(19話)の絵コンテ・演出を手掛けた人が、今期この回でも同様に
絵コンテ・演出を担当している。
ユーフォー社内の有望株なんでしょうきっと。
俺の中ではイマイチだった劇場版をとっくに超えてるわ。
あと伊之助CVの松岡さん、たしか以前に引き出しが少ないとか書いたけど
撤回しますゴメンナサイ(笑){/netabare}

■最終話
恋柱はよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

投稿 : 2022/02/15
閲覧 : 184
サンキュー:

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鬼滅の刃 遊郭編のストーリー・あらすじ

無限列車での任務を追えた炭治郎たちの次なる任務を描く『遊郭編』。鬼殺隊最高位の剣士《柱》の一人、音柱の宇髄天元とともに炭治郎たちが向かうのは、鬼の棲む遊郭。(TVアニメ動画『鬼滅の刃 遊郭編』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年秋アニメ
制作会社
ufotable
公式サイト
kimetsu.com/anime/yukakuhen/

声優・キャラクター

花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、小西克幸

スタッフ

原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄、キャラクターデザイン:松島晃

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