runa21 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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(C) 十日草輔・KADOKAWA刊/アニメ「王様ランキング」製作委員会
王様ランキング アニメの感想・評価はどうでしたか?
runa21 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
桃ちん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
レビューしたくなる作品。
作画に耐えれるのなら名作の部類かと。
作画も一昔前のディズニーアニメ見れるならいけるはずw
戦闘シーンのアングル等はかなりコダワリを感じました。
声優陣も豪華だし、何よりOPもEDも主題歌が素晴らしい。
1話目をまず観てみて、続きが気になったら沼りますよきっとw
take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「これからどんなことがあってもお前の味方になりたいんだ・・・。」
って言われたら・・・、あなたならどうですか・・・?
私なら、痺れちゃうなぁ。
そういう事が言える人物、言える決心(覚悟)に。
私はいわゆる実写の連ドラとかよりも、アニメーションの方が好きです。
もちろん実写の映画やドラマとかも観るのですが、どこかの国の学芸会のようなドラマにはうんざりしているタイプの人間です。
どちらが優れていると言う訳ではないのですが、実写は役者の演技で表現をします。もちろん編集や演出カット割りでも表現をフォローするのですが、メインは演技力です。その演技力が・・・だった場合はもう、観ているこっちが恥ずかしくて観ていられません。
その点アニメーションはすべてが制作者の表現のために使われます。すべてが創作物(人工物)であるからです、あえて言えばかろうじて声優さんの演技が役者的表現力の発露の場であって、全てのリソースがその場面で伝えたい事(表現したい事)の為につかわれるのです。
風の動き、光の当たり方、キャラ、背景の色、全てです。
そこに気が付けた時、それが伝わってきた時、本当にアニメはスゴイ、おもしろいと感じています。
で、何が言いたいかと言うと・・・。
さて、この作品ですが、思った以上に良い思い、良くない思い、優しい思い、邪な思い、意地、プライドと言った「人の思い」が飛び交います。
そんな中、作画っていう目線で観ると特徴的ではありますが、あまり「良い」とも言えない作風ですよね。
私は「なぜだろう?」って考えながらみていました。
いわゆる、美しい、綺麗と言う作画からは離れ、線太で子供っぽいトレス線。キャラも私的には、かわいらしいようで、意外と微妙(これは観る人によって感じ方が変わるかなぁ)。どのキャラも萌えとかカッコいいとか言うラインからも少し外れている。
ただし、私には
『それぞれのキャラクターの行動やしぐさによって、心の動きがよく伝わってくるような気がしました。』
私は、主人公がセリフをしゃべらない中での各キャラの心の動きを伝わりやすくするために、この作風が選択されたのではないかとの結論に達したのです。
キャラクタが心の声を発している時に、カッケーとかキレイーとか萌え~はノイズになる場合があるからです。
そっちに着目し、そちらの方が印象に残る場合もあるでしょうから。
あくまでも、個人の感想です、なのですけどね。
と言いながらも、物語が進んでいくにつれ、各キャラクターの行動については、いささか疑問の残るものも多く…。
それこそ、良い思い、邪な思い、裏切り、矛盾、迷い、決意、優しさ・・・、いわゆる本質的な意味で人間らしい心の動きのオンパレードです。
私的には、このボッジという主人公は、あまり好きなタイプではありませんでした。
感情移入や共感という意味でも、実は最後までちょっと冷めた見方をしていたように思います。
主人公として、様々な思い、苦労の中で成長していくわけですが、常に頭の中では、いわゆる「持っている人」感がぬぐえなかったのです。
もちろん、いろいろとハンディキャップを持っていたり、不遇な目には合うのですが・・・。
どうしても「王族」的なもともと選ばれた人間である感が好きじゃなかったのかもしれません。
そして、本人の「王様になりたい」という、理由もちょっと漠然としていたので、なんでそこまで王様になりたいんだ?この子はと何度も反芻していました。
物語の中でも、ある段階までは受け身なキャラでしたので、もやもやしていたという事もあるかもしれません。
とは言え、この作品自体の物語の流れには興味がありましたので、最後まで視聴は続けたわけなのです。
物語自体は、非常に登場人物それぞれの思惑が絡み合い、複雑な動きをしていきます。
これは、とても見ごたえがありましたね。
その中で、それぞれのキャラの行動、思惑、感情の動きに、視聴者側も引き込まれると思います。
後半戦に入ってくると、それぞれのキャラの過去エピソードがカットインされ、さらに複雑さは増していきます。
そして、この物語の大きな流れと原因が見えてくることになります。
コレもまた、この物語を深く、太くしている要因だと思います。
そして、ここでも、登場人物の様々な思い、理由が開陳されるのです。
それぞれの、それぞれの理由があった・・・という事になります
(あたりまえですね)。
さて、相変わらず物語を詳細に書く気が無いので、あいまいな文章ばかりになってしまうのが私の悪い所なのですが、この作品、ひときわ説明がしづらいので、是非お時間を作ってご覧いただくことをお勧めいたします。
あえて、この作品で特に印象に残ったことを最後に。
「やっぱ、かーちゃんつえー。結局、かーちゃんのありがたさにはかなわん」
そして、とある鉄道アニメより一言。
「そして、少年は大人になる・・・」
fuzzy さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ブリキ野郎 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
かつくん さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
子供に読み聞かせている間に自分が夢中になっていた、そんな素敵
な絵本ような作品
1話1話見る度に主人公のおかれた環境や心優しさに胸がうたれます
(我慢出来ずに涙しちゃうこともしばしば
今期はライバルも強い作品が多いですが、決してダークホースでは
ない十分に本命になれそうなそんな予感でレビューせずにいられま
せんでした。
話の中身で十分勝負出来る名作ですよ
是非見てください
DB さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
子供むけ童話のようなキャラデザだけど話としては面白そう!という最初の期待はどこへやら、物語としては前半から失速して最後まで回復することはありませんでした。そもそもタイトルの王様ランキングってなんやねん、って感じですね。
サブキャラも含め、ストーリーが大人も納得できるような深みを感じられなかったです。小さな子供が見るならまあいけるかな、でも朝やってませんよね・・・
hidehide さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
作画が絵本の様で、見易くもあり、
ネーミングが
ボッジ=ぼっち カゲ=影 ダイダ(第二王子)=代打
ヒリング= ヒーリング ミラージュ=ミラー ホクロ=ホクロ、
そんな意味合いなのか、
そんな所も絵本の様で、少し笑ってしまいました。
酸い甘い、優しさ厳しさ、強さ弱さ、妬み嫉み、
欲深さ貪欲さ、愛情、憎悪、などなど、
凄く、
『人間』らしい人々を集めた作品だと感じました。
身の周りにいるであろう、いるかもしれない、
そんな人々の集まりでしたね。
ですが、
基本、みんな、優しいのだ、と思います。
カゲ、の様に、心根は優しかったり、
四天王の数人の様に、
ひっそりと優しかったりする者もいましたが。
中には、
立場ゆえにそれが許されなかったり、
命令には従わざるをえなかったり、
大切には思っているが、更に大切な何かの為には
傷付ける事は避けられなかったり…
ボッジ。いわゆる、障害者、なのですが。
ボッジに対して厳しかったり、
嫌悪感を出していたりする者程、『手話』を使える事。
…本当に、嫌悪しているのであれば、
手話など、覚えよう、出来る様になろうとするでしょうか?
ボッジに対し、
何か、どこか認めていたり、『そう』でありたいと
思うからこそ、なのではないかな、と。
自身も、何か、誰か、に優しくなれているだろうか…
そうでありたいな、と思いました。
これは、
新たなる一歩、を踏み出して終わりなのでしょうか。
ボッジとカゲ。
ありがちな、『旅に出て強くなる』とかは望みませんが、
この2人の、この先が本当に楽しみになりました。
そのプロローグとしての23話、なら、
それこそ、凄い作品だと思います。
余談として。
ヒリングがいなければ、結構なカンジで、
割と大勢、命を落としているかと思いますが…
彼女の『…っしゃ〜!治してやんよ!!』的 回復魔法、
好きですね。
Keiner さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
登場人物のほとんどすべてを丁寧に掘り下げていて、悪役、味方役からモブに至るまで、すべてのキャラクターに背景と動機を与えていて、行動に説得力とリアリティがあった。
重要な特徴だと思うのは、物語の中でたくさんの戦いや悲劇が描かれているが、すべて、それぞれのキャラクターの純粋な愛情の結果だということ。だからこそ、そういった争いの解決策、救いとなるのが、主人公ボッチの深い共感と優しさだったのだと思う。
序盤の展開や作劇は非常に美しく、ボッチとカゲの関係は尊いとしか言いようがなかった。
一方で、中盤以降は{netabare}ボッチが急に物理的に最強の存在となり、少しテーマがぼやけてしまった感はある。ボッチの優しさが問題を解決していくというパターンは変わらないものの、その背景にはどうしてもボッチ自身の武力があると思わざるを得ず、リアルと言えばリアルだが、少し寂しくも感じた。{/netabare}
また、全員掘り下げる性質上、主要人物がむしろ空気化する傾向があり、カゲなんかは途中からかなり空気。
終盤は{netabare}絶望的にテンポが悪くなる。地獄の門からの軍勢を食い止めるところとか、もはや牛歩戦術かというレベルで話が進まず、意味が分からなかった。もう少し時間の使い方を考えてほしかった。{/netabare}
通じるところだが、バトルをどの程度描きたかったのか、推したかったのか、ちょっとわからない。やはりバトルをかっこよく、となると、デザインの部分がネックになると思うし、個人的にはドラマ重視にしてほしかったが、すごい作画で尺も使ってバトルするので、そういったところがテンポの悪化に繋がったのかなとも感じてしまう。
とはいえ、キービジュアルだけ見て敬遠するのはもったいない、美しいお話だと思う。ぜひ1,2話を見てほしい。あると思うので、二期が楽しみ。
レド少尉 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[文量→特盛り・内容→考察系]
【総括】
良いアニメだと思います。
基本は、「少年の成長と旅立ち」という、超王道のストーリー。一見すると、NHKやジブリでも通用しそうな、安心安全の世界観。
ただそこに、多くの不幸や悲しみ、残酷な現実なども混ざり合い、単なる児童アニメにはない深みがあります。大人でも楽しめるというか、大人だから楽しめるというか。
本作は考察しがいがあるアニメなので、久々に考察系で真面目に書いてみました。主に、人物描写について思うことを書きました。相変わらずクソ長いので、大変申し訳なくは思います(苦笑)。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の特徴として、登場人物が「全員不幸を背負っている」「全員他者のために動いている」ことと、それが、「どれもこれも上手くいっていない」ことがあると思う。
例えるなら、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」のようなものだろうか。尤も、「賢者の贈り物」に比べれば、清廉でもないし、幸福でもないけれど。
私は、本作の面白いところは、人物描写の巧みさにあるように思っていて、どの人物も実に「人間らしい」のだ。
日頃から、高い教養と倫理性、社会的制限の元に生み出されたキャラクターを見慣れている我々現代人は、ついついキャラクターに整合性を求めてしまう。しかし、本来の人間は「支離滅裂」なことが普通なわけで。近代の純文学などでは、そういう人物描写がよくみられた。
利己的で、情動的で、短絡的な人間。それでも、100%の悪人とは断罪しきれない人間。大宰作品なんかが分かりやすい。
本作のキャラクターが、なぜ、他人のために動いているのに、誰も上手くいってないかというと、「他人のため」がいつの間にか「自分のため(自己救済)」になってしまっているからではないだろうか。多分、本人すら気付かないうちに。
皆さんの身の回りにもいませんか? 人を救うのが趣味や生き甲斐みたいになっていて、それはとても素敵なことなんだけれど、ちょっとウザがられている人。
簡単に言えば、「余計なお世話」。
論語に、「己の欲せざる所は人に施すこと勿れ」という有名な一節がある。幼小中学校の先生は当たり前のように「自分がやられて嫌なことは人にやるな」「もし自分がやられたらどうか考えてみなさい」と言うが、これは間違いとまでは言わないが、正しくはないと思っている。
本来は、「人の欲せざる所は人に施すこと勿れ」だ。「己の~」は、あくまで価値観が自分の側にある。自分が良いか悪いかはさておき、本来は、「その相手」がどう感じるかを見とる洞察力や想像力こそが、正しい意味での優しさなんだと思っている。
本作の登場人物は、正にこの「余計なお世話」が多い。特に、
ミランジョがボッスを子に転生させようとすること。ボッスがミランジョの魂を救おうとすること。
の2つは分かりやすい。どちらも別に、(今となっては)本人は特に望んでいない。そして、ミランジョがボッスを転生させたいのも、「自分がボッスと共に永久に生きたい」からだし、ボッスがミランジョを救おうとするのは、「自責の念」からだ。彼らはそれを死の間際に気付くけれど、それまでは「相手のため」を免罪符に、悪行の限りを尽くす。
なぜこうなったかというと、ボッスもミランジョも、過去に大きな悲しみを背負っており、そうして胸に空いた穴を、「何か」で埋めなければならなかったから。2人にとってそれは、「互いを救う」ことだった。(宗教なんかもそうだけど、本当に怖いのは、ご立派な大義名分の為にどんな手段でも正当化してしまう、どこまでも盲目的で利己的な人間なんだと思った)
これは、本作のヒロインとも言える活躍をした、ヒリングにしても、少しそういう部分が見える(ちなみに、私が本作で一番好きなキャラはヒリングです)。
序盤、ヒリングがボッジに冷たくあたっていたのは、「無能」な「我が息子」が王位につくことで、かえって苦しむのではないかという、親心(愛情)から。実に母親らしい思考。ただ、ボッジは単純に王になることを応援して欲しかった。
一方、ダイダは、母から「王への期待」をかけられているが、それは、「ボッジの代わり」であり、「ボッジを救う手段」だと(ヒリングの深層心理に)気付いていた(だって、ヒリングの性格上、もしボッジが優秀だったら、実子という理由だけではダイダを王には推薦しないだろう)。
正に、「代打」だと自分を卑下していたのである(本当は優秀だから、期待され、手をかけられなかっただけだが)。
だから、必要以上にボッジを見下し、いじめたのだ。あれは、母親の愛を独占したいという寂しさや、母の深い愛を受けるボッジに対する劣等感からの行動なのだろう(基本的にいじめっ子は、親からの愛情が不足している者がなりやすいという研究結果もある)。
ヒリングがあそこまで息子に大きな愛情を抱いたのも、実は、夫であるボッスからの愛情不足があるのだと思う。2人の夫婦間系は破綻までいっておらず、表面上は良いのもしれないが、実は、冷え込んでいる。
だって、旦那は仕事(王様)ばかりに熱心で、自分以上に亡妻を愛していて、更に心のど真ん中には別の女(ミランジョ)がいる。旦那はそれを上手く隠しているつもりだろうが、女性はそういうところに敏感だ。
ヒリングは根が良い人なので、そういう「満たされない思い」を「子に愛情を注ぐ」ことで埋めていたし、ダイダも、「足りない母の愛」を「ミランジョに頼る」ことで埋めていた。こういう歪なバランスの上で安定している関係は、何か1つのキッカケで崩壊するものだ。
だからまあ、最終話でダイダはミランジョを妻とし、ヒリングはドルーシと良い感じになったのだろう。ダイダのような男が、母性的なものを求めて姉さん女房をもらうのも、ヒリングのような女性が、無骨だが一途に自分だけを思う男性に惚れるのも、ままあることだろう。
この辺の背景を絡めないと、最終話の突然の展開に驚き、場合によっては嫌悪を抱くかもしれないが、私は、本作を「弱き、哀しき、不完全な」大宰的なキャラによる話と捉えていたため、そういう「利己的で、情動的で、短絡的な人間」を愛おしいと思った(これは、近代文学好きならではの歪んだ思考ですねw)。
私は、人間らしい人間が好きだ。そして本作のキャラクターは、実に人間らしい。
話は少しずれてしまったが、ドーマスがボッジに寄せる思いと行動も、デスハーやデスパーがオウケンに寄せる思いと行動も、本人の願いとは少しずつズレているように感じ、
「本質的に優しい人間達の、他者を思いやる尊い行動が、悲しみを背負うことで僅かに感覚を狂わせ、まるでボタンを掛け違うように、悲劇を生み出してしまった話」
のように感じた。これが、本作における主たる感想である。
さて、そんな中、主人公のボッジだけは、「他者の理屈」で動いている。アドラー心理学によると、「共感とは、自分の価値観に合うものを見つけるのではなく、他者の価値観で物事を見聞きすること」だそうだ。
ボッジは、耳が聞こえないため、幼少期から周りを見渡す洞察力に長けていた。そして、口がきけないため、自分の思いを表現することが苦手になった。さらに、力が弱くいじめられたため、他者の弱さに寛容になり、共感的に他者を受け入れる素養をもった。
穿った見方をすれば、それが彼なりの「処世術」だったのかもしれない。
そんな彼が歪まなかったのは、彼が多くの愛情に包まれていたから。父、母からの愛情。継母からの愛情。師匠からの愛情。そして唯一足りなかった、友からの愛情。
それらは一部を除き、本質的な意味では「無償の愛」とは言えなかったが、ボッジはそれを最大限好意的に受け入れている。一昔前、「鈍感力」という言葉が流行ったが、その力が強いのだろうか。
確かに、多くの愛情を受けた子供は、他者を受け入れ、自分を見失わない。多くの挑戦と失敗が出来る。
それはそうのだが、如何せん、ボッジの境遇の辛さと、彼の人柄の良さが乖離しすぎていて、ここに「ご都合主義」を感じてしまった方も多いのではないだろうか。私はそうである。
私は本作を「純文学のような人間らしいキャラに魅力がある」と評したが、そういう意味で、一番「人間らしくない」のがボッジである。
たくさんの人物の歪みや悲しみを、まるでスポンジのように一手に引き受け、包んでしまう優しさ。それはもう、「王の器」を飛び越えて、「神の器」とすら思ってしまう。
ボッジが子供だったのもいけなかったのかもしれない。本来、子供なんて自分の理不尽を周りに撒き散らすのが役割で、それを受け入れるのが大人の役目なのに、本作はその逆。そこが、自分的には一番受け入れ難い部分だった(よって☆4)。
それだけに、ボッジがドーマスに見せた、恐怖と怒りの感情は、大変見応えがあったし、ボッジを「人」らしくしてくれた。ああいう場面が、もう少しあっても良かったと思う。
いや、なにも「歪んだ主人公」を見たいわけではない。性急すぎるのだ。ボッジの最終形態は今のボッジで良いとして、「強さ」も「優しさ」も、もっと時間をかけて獲得して欲しかったのである。
私は本作を観始めた頃は、「ジブリに、2時間映画にまとめてほしい」と思ったが、途中から、「世界名作劇場みたく、1年はやってほしい」と思うようになった。
本当は、ボッジとカゲの友情を丁寧に描き、たくさんの街を旅し、幾人もの「善」や「悪」に触れながら、葛藤し、次第に成長するボッジが観たかった。
尤もそれは、「今後」に描かれる部分だろうし、むしろそれかそが作品の主題で「王様ランキング」に関わるのだろう。
そういう意味で、作品のエピソード0(旅立ちの前)だけでここまで描き切れている本作は非常に優秀な作品だし、今後に期待がもてる作品だと思う。
{/netabare}
けす さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ヘンゼル さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
このアニメはよく感動ものや、お涙頂戴のストーリーだと批評する人が多いですが、私的に本アニメの本質は、人という生物が根本的に弱いから、脆いから、何かに頼ったり、縋ろうとするというものであると感じました。
そしてこの作品の主人公はそれらを一身に背負った不幸なキャラクターです。
剣さえまともに持てず、耳も聞こえず、王子であるにも関わらず、市民からは馬鹿にされたり、王様として頼りないと言われてしまいます。
しかし、物語が進むに連れて、弱さを強さに、脆さを仲間や努力で補い、縋るのではなく縋られる側、即ち万人に頼られる王様になろうとする、物語の本質に対してアンチテーゼを唱えるキャラでもあります。
そういった本質を持っているため、少年漫画のように熱い展開も多いです。ただ、戦闘シーンは大味ではあるため、そこは注意点として挙げられるでしょう。
(一部例外はあります)
また、キャラクターの心情や、なぜそのような行いをしてしまったのかが丁寧に描写されており、ストーリーにおいて、決して視聴者が置いてかれるというのはありえないでしょう。
また、原作のような等身がおかしな事になっていたり、ということも無いので、安心して観れます。
童話のような見た目なので、児童向けと勘違いされる方もいるかもしれませんが、中身は上記のような、しっかりとテーマ性を持っている作品です。
絵柄や前評判などで敬遠していた方も、ぜひ1度ご覧になってはいかがでしょうか。
私はカゲの声優が、まさかの村瀬歩さんでびっくりしました。女声からちょっと低いダミ声まで何でもいけますね、あの人…。
いちぱ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
絵本風の作画も相まって世界観に引き込まれるタイプのアニメ。
心を痛めるシーンが多すぎる。
残虐、非道と言う訳ではなく、純粋に視聴者の心痛めつけるかのような。言葉に出来ないような感情を大きく揺さぶられる。
その為、没入して見るタイプの人にはあまりおすすめ出来ない。
また、1部のキャラクターの行動原理が具体化、言葉にされていなく心理描写のみになっている。
アニメーションや本に縛られてる人には理解出来ない部分なので、賛否が分かれると思う。
Puny さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
エイ8 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ファルコーニ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
序盤から非常に評価が高く、気になっていた作品。
・良い点
絵柄は独特だが、この作品に合っている作画ではある。ファンタジー感のある作画で、主人公のボッチも可愛い。このあたりは上手く当たっている。
キャラクターの書き分けも巧い。特に序盤は弱々しいボッチにイライラさせられるところもあるが、視聴者がイライラするってことはキャラクターに感情移入し始めているサインでもある。無機質なキャラクターに感情は動かされない。
・悪い点
原作が今も続いていて、今後どうなるかは知らない。ただ、18話まで見た段階でタイトルの「王様ランキング」があまり出てこない。各国の王様がランキング化されているようだが、特にそれが影響してこない。
基本は主人公ボッチの成長物語に時間が割かれており、自分の国の中でのゴタゴタが続く。特に2クール目からはバトルの色が強くなっていくが、何だか普通のバトル作品に成り下がってしまったようにも思えた。
王様ランキングというアイディアは面白いが、それが作品の本筋に絡んでこないなら意味がないし、ただの「王国ボッチ下克上物語」になってしまう。18話でギブアップしてしまったが、「あれ、これは至って普通のありきたりな王国ストーリーなのでは?」と思い始めてしまった。
・総評
次のシーズンがあるのかは知らないし、原作が進めばもっと面白くなるのかもしれない。ただ、2クールの途中まで進みながらタイトルの王様ランキングが本筋に絡んでこないことには違和感がある。序盤はキャラクターの魅力や世界観で視聴者の目を引いたが、少し物語を大きく展開させるのが遅かったか。
ぺー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読
内容はひとまず置いといてリアタイ期にヘビロテしてたクセ強い宮野真守のCM
アニぃメを見るなら プラ○ムヴィデオん↑
…の話題作品ラインナップちゃっかり入ってた印象が強いやつです。ノイタミナだし、萌え萌えに走っていないデザインなんかも興味を惹きます。それに
王様のランキングって何だろう?
冷静になると理解不能っちゃ不能。どの尺度で順位付けするのか手段もわからなければ根本的なところでそれやる意味があるのか目的も不明です。裏を返せば何が出るのかお楽しみ。期待値は上がります。
主人公はボッス王国第一王子のボッジ(CV日向未南)。耳が聞こえないため言葉を発することができません。そしてとっても素直な子。なお、喋れないからか作画での感情表現頑張ってますね。表情豊か。
ボッジの弟第二王子ダイダ(CV梶裕貴)はボッジとは対照的な性格で序盤は王位継承争いやってるのでそのへんがランキング云々なのかなと思いましたがこれも違うようです。
{netabare}ダイダとボッジで“だいだらぼっち”日本の巨大妖怪を夢想してたら案の定巨人族が物語に登場。梶裕貴さんが巨人に絡むという伏線を見逃してた自分はまだまだ未熟です。{/netabare}
全23話。
『アルジャーノンに花束を』『フォレストガンプ』みたいに無垢な存在が周りに影響を及ぼしていく展開を期待しました。
おそらく賢王となるだろうホッジが帝王学を学んでいく過程みたいなのもあるかなとも思いました。
『王様ランキング』なんて順位付けある世界の秘密が明かされた時の驚きを楽しみにもしてました。
との事前期待がありました。結果は上から順に{netabare}“それなりに影響及ぼしてった”“それなりに帝王学会得してった”“ん!?ランキング意味あった?”{/netabare}です。
なんとなく良いお話で終わっているので結果オーライって感じですね。
■なんとなく…良い
きちんとお話の軸{netabare}、“先王とミランジョ(CV坂本真綾)の因縁”{/netabare}があって一本芯が通ってました。
ボッジとダイダだけではなく登場人物各々にある“光と影”を描きながら“難しい選択”を迫り決断させています。特に上に立つ者の心得/教訓めいたものはどこかの故事をなぞっているフシもありストンと腑に落ちるところがありました。
■なんとなく…悪い
一方で良き心得/教訓は寄せ集め感とでもいいますか首尾一貫したところがなく、数話前の同一キャラの行動原理と根の部分で違っていることもしばしばで全体感の把握を妨げました。
どういうことかというと、ABCの小ネタストックあるうちAはストーリー進行上正しいネタなのだけれど、そこのパート演者であるXがとる行動としては合わない!みたいなところに平気でぶっこんできているところ。こうなるとキャライメージが脳裏に定着しないんですよね。
光と影が交錯しながら最終的にはポジティブな幕の引き方をする。好意的に評価しつつも2クール費やしといて“ランキング”の意味するところ全く持って不明ってのは続編期待なのかもしれませんが不親切。総じて満足と物足りなさ半々といった佳作かと思います。
※雑感
■一言
・OPとED。前期も後期も良曲でした。
・坂本真綾さん。{netabare}近年、魔女役くらいでしかお会いしてない気がします。{/netabare}
視聴時期:2021年10月~2022年3月 リアタイ
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2022.03.27 初稿
maako さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
みんないいやつ!
悪人がいない純粋に楽しめる作品だった(T_T)
ボッジとカゲの関係がとっても良かった!!
闇がないアニメでハッピーエンドが好きな私は楽しめたかな^^*
ただ捻りが欲しい人は物足りないかも(´・ω・`)
最近ダーク系ばっかりだからみんなこんなアニメもみて心を浄化するべき!!
INFINITY さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一言でいうと、あたたかい作品。絵が、登場人物が、物語が、とてもあたたかい。そんな一貫してあたたかい作品でありながら、単調さを全く感じさせず、次の展開が気になって仕方がないストーリーを作り上げるというのは、並大抵のことではない。
本来、神アニメは人を選ぶ。グロやエロの描写しかり、人によっては気恥ずかしくなる厨二描写しかり。そういうエッジの効いた、尖った表現があるからこそ、神アニメは神たりえている。
故に、本当に面白いアニメこそ、おススメする相手を慎重に選ぶ必要がある。そんなセオリーをぶち壊してくれるのが、この作品でした。アニメを見ないうちのばあちゃんも、ドハマりしました。
ASKA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
漫画原作で、原作は未読。全23話。
絵のタッチは童話か絵本の雰囲気で、登場人物も王様や王子、側近の剣士や魔獣がいたり、王国が舞台で、魔法や剣の世界でファンタジーな雰囲気だけど、意外とハードな描写が多い。刺されたり流血描写も多かったりでギャップに驚かされました。脚本も、よく練られていて、毎回何が起こるかわからないのが面白かったです。
作画はとても力が入っており、戦闘シーンの作画はとても見ごたえがありました。
音楽もOP、EDともに良曲で、毎回聞いてしまいます。
声優さんもボッジ役やカゲ役の人が熱演していました。
もちろん他の声優さんもどれも熱演していましたよ。
mucci さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最近、個人的に涙腺が緩いこともありますが、このアニメではほぼ全部の回で泣いてしまいました。
特にカゲというキャラクターが本当に良い子で、泣かせにきます(笑)
ずっと気にはなっていたこのアニメですが、絵が苦手だったのでなかなか観れずにいたのですが、観てみるとかなりハマりました!
逆に苦手だったハズのこの絵だからこそ、ストレートに胸に刺さるように思います。
よこちゃん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2クール全23話、王様ランキング7位のボッス王が統治する国の、第1王子ボッジの話。おっしゃってる方もいますが、絵本のような作画、キャラ絵は原作含め下手くそと言ってる人もいるようですが、私は味のある絵だと思いました、逆に描けそうで難しいような。第1話で分かるので絵が合わないと感じた人は無理かも。
しかし、絵だけで断念するのはもったいない。話は生まれつき耳が聞こえず、話すことも出来なくて、力がなく非力民衆にもバカにされているボッジの王道の成り上がり物語です。王道?ベタ?とも言える展開が分かりやすい。ただ、全体的に結構重くシリアス、血しぶきだったりグロ、それを味のある絵でマイルドにしてるから苦手な人でも大丈夫だと思います、たぶん。実際このアニメ女性の知り合いに勧められましたので。
ボッジが可愛らしいんですよね。笑ったり、泣いたり、怒ったり、表情だけで気持ちが分かる、ちんちくりんなのに困難に立ち向かう姿、思わず応援してしまいます。あと、カゲと言うモンスター?みたいな独特な形をしたキャラも何か可愛い。ひとりぼっち同士のボッジとカゲは友達になり、助け合う友情が良いです。カゲが「俺だー」と出てくるシーンは感動しました。それと個人的にはヒリングと言うキャラが治癒魔法使う時の必死さが好きでした。
2クール目途中から強力キャラが出てきて戦闘になるんですが、強すぎて倒すのに戦闘が何話か続いて、少し飽きました、いい加減倒されてよと(^^;
結末は賛否両論かもしれません、私は良いと思いました。でも、原作続いてるようだし、繋げれそうな終わり方なので、2期もあるかもしれません。
BGMも可愛いですよ。
ぜひお勧めしたいアニメですね。
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ストライク さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
この作品の原作は未読です。
正直作画は好みではありませんでしたが、ノイタミナ作品ということもあり視聴を始めたところ、これが結構面白いんです…もう、夢中になって視聴してしまいましたよ^^;
こう思えると、もう作画の好み…なんかは不思議と些細なことになってしまうんだから不思議です。
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、
そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、
それらを総合的にランキングしたもの、それが〝王様ランキング〟である。
主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の
第一王子として生まれた。
ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、
まともに剣すら振れぬほど非力であり、
家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。
そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。
カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、
ボッジの人生は大きく動きだす———— 。
公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
主人公のボッジの背負っているハンデは、耳が聞こえず非力…だけじゃありません。
言葉も話せないから、他人とコミュニケーションを取る術を持たないんです。
国を統べる国王を目指すには致命的なハンデ…と言わざるを得ません。
それでも、ボッジは明るく常に前を向こうと振る舞うんです。
そして、偉大な父の様な…そんな王様を目指しています。
ですが、国王の座は一つしかありません。
ボッジ以外にも王座を狙う輩がいなかった訳ではないので、最初は跡目争いみたいな感じの物語なのかな…と思っていましたが、序盤にして新たな嵐が物語を混沌の渦に引きずり込んでいきました。
蓋を開けてみると、タイトルである「王様ランキング」そのものの核心には
全く触れられていないような気がしてなりません。
もちろん、ボッジの父親であるボッスはランキングに入る猛者でしたし、冥府の王はランキング2位だったので、微塵も触っていない訳ではありませんが、主人公のボッジや第二王子のダイダがランキングに絡んでこないと、このタイトルである必然性が無いと思うんです。
非力でハンデだらけのボッジがランカーになれるほど甘い世界ではないと思いますが、鍛錬を重ねて身につけた秘技で是非高みを目指して欲しいと思います。
もう一つ、王国王妃であるヒリングの存在も大きかったと思います。
声をあてているのが、サトリナというのもポイントを底上げしていました。
サトリナといえば、ネギま!のネギ、みなみけの春香、とあるの御坂美琴などが頭に浮かびますが、報道ステーションのナレーターとしての活躍も良く目にしますよね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、King Gnuさんによる「BOY」と、Vaundyさんによる「裸の勇者」
エンディングテーマは、yamaさんによる「Oz.」と、miletさんによる「Flare」
2クール全23話の物語でした。
兎にも角にもボッジの目指す高みと到達する高みをしっかり目に焼き付けたいと思っていましたが、ここから先は原作ストックの都合もきっとあるんでしょうね。
とりあえずここまではしっかり堪能させて頂きました。
続編が制作されるなら、喜んで視聴したいと思います。
freehuman さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
漫画は未読(試し読みでボッジとダイダが試合するとこまで読んで放置してた)。ぶっちゃけ中盤は片手間で見てたから細かいとこは分かってないかも。精神世界でダイダが幼女ミランジョを膝枕してんの良いよね…(2クールOPでちょろっと出るとこ一番好き)。泣きアニメだけど、個人的に来たのはカゲが三途の川渡ってるとこと、幼女ミランジョが飛び降り自殺しようとして未遂で終わるところ。Amazonのレビュー見たら感動ポルノ論争起きてて、まああるわなと。ちゃんと見たら分かるけど、「ハンデがあるのに頑張ってる!」とかそこは別に感動ポイントでは無いのよ。とりあえずミランジョカワイイ。
ninin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読 全23話
お人好しで耳が聞こえず話せないある国の王子ボッジとちょっと変わった生き物で捻くれ者のカゲを中心に、王の器でないと言われたホッジが様々な障害をカゲとともに乗り越えていくお話です。
見る前は、ノイタミナ枠で絵本から飛び出したような作画から大人の童話という印象を受けました。
遠からず当たっていましたねw
この作品は涙が止まらないシーンが多くて何度も涙しました。
好きなキャラクターはヒリングです。何故かは観てのお楽しみw
味方だと思った人が裏切ったり、逆もありの連続でこの続きがどうなるのか毎週楽しみに観ていました。
最後の戦いはかなり時間を割いていましたが、ちょっとテンポが悪くなってしまいましたね。
様々な伏線回収がありましたが、タイトルにある王様ランキングが今ひとつよく分かりませんでした。
作画がかなりほのぼのとしていますが、内容は結構きつい場面も多いので観るときは注意してくださいね。
でも清々しいくらい良い終わり方でした。
OPは前半がKing Gnuさん、後半がVaundyさん、EDは前半はyamaさん、miletさんが歌っています。
最後に、この作品の曲King GnuのBOYが一番の印象的でし
セシウス さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作マンガは最初の部分だけWEBで読んだことがあります。 童話かキッズ向けのような絵柄ですが、内容は少年誌の冒険モノって感じですね。
聾唖で虚弱な王子である主人公が父親の死後王様の座を弟に奪われて一念発起して旅に出る、というお話です。新王一派から見ると邪魔な存在ですから旅先で命を狙われますが仲間に助けられ師匠と出会って強くなります。ここまでは見慣れた王道ストーリーですが、この作品はキャラクターに意外性があって、通常一番立派な人格を持っているはずのポジションのキャラが作中ダントツのクズでバカです。そのせいで王道ストーリーでは主人公の敵役になるポジションのキャラたちが正義や慈愛のキャラクターになっていておもしろいです。
ただそうなると物語が、「強くて権力を持っているキャラがバカなせいで家族や部下や隣の国にまで大迷惑をかけた」というしようもない話になってしまっていて感動が今一つでした。それをカバーするためなのか作中やたら涙を流すシーンが多いです。主人公と相棒の魔物は子供キャラなので泣き虫でもそんなに違和感はありませんが、大人たちまでやたらとよく泣きます。多分23話全てで複数キャラの落涙シーンが描かれていたのではないでしょうか。明らかにやりすぎで安っぽすぎです。
声優さんたちは皆役にあっていて上手だったと思います。主人公役の人も難しかったと思いますが良かったです。
作画は、WEB漫画の絵柄に沿いつつ上手くアニメ画にしてあって良かったです。バトルシーンはとても迫力がありました。巨人族と主人公の大きさの対比がマチマチでしたが原作がそういう仕様なのでしょうかね。
音楽は良く出来ていたと思います。特に一期目のOPとEDはいかにも王道ファンタジーって感じでよかったです。
テンプレと見せかけて実は違うというキャラの見せ方は面白かったのですが全体を通しての感動は今一つでした。もう少しシナリオと演出を工夫すればよかったのに、ともったいなさを感じた作品でした。
聖剣 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あっ!!【2022/01/04】
めっきりサブスクに当てられて
リアタイで見ることが減って
改編期に一気観するようになってしまったんだが、
そうなると
気になるのが他人の評価で
ランキングみたいので上位を見ようかと物色してて
選んだ作品がコレ!
公式のビジュアルのソレから想像すると
「まぁ、なんか仕込んでんだろ?」って思わせる
だって
タイトルに加えあのキャラデザ
そう思っちゃうでしょ!?
で
見始めて驚かされたのは
OPがKing Gnu
あぁ、それだけでやられたわって思ってたら
これ2クールなのな
まだ完結してないのに一番やられたわ
もち視聴継続です!!!
【追記】ストレスフル
さて
『着せ替え人形は…』を見たのもあって
こっちは一転ストレスだらけだな
まず
登場人物がみんな良い人ばかり(同じじゃねーかw)
{netabare}そして
だいたい切ないエピソードを抱えている
その集合体が骨子だから
OPの映像見てるだけで泣きそうになるの
そして
毎話見るたびに「ぐぬぬ」ってなって
どこが落とし所なんだ?って
常に頭ン中ぐるぐるしちゃう感じ
これは逆に一気観推奨かもね
というか気になって一気観しちゃうと思う{/netabare}
王様ランキング アニメのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
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国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが“王様ランキング"である。主人公のボッジは、王様ランキング7位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、ボッジの人生は大きく動きだす———— 。(TVアニメ動画『王様ランキング アニメ』のwikipedia・公式サイト等参照)
原作:十日草輔(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
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