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「チェンソーマン(TVアニメ動画)」

総合得点
79.6
感想・評価
663
棚に入れた
2006
ランキング
499
★★★★☆ 3.8 (663)
物語
3.7
作画
4.0
声優
3.6
音楽
3.8
キャラ
3.8

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チェンソーマンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

その唸り、一度聞いたなら、あなたの胸にも響く

【synopsis】
 
 主人公の父は莫大な借金を残して死んでしまった。
 残された子供のデンジは、893屋さんに借金を返すために働く、とても貧しく危険な日々をずっと過ごしていた。
 悪魔(デビル)ハンター。
 主人公デンジの職業、その仕事というのが危険を伴うデビル(悪魔)ハンター。
 ある日、逆にハンティングされてしまったデンジは相棒の悪魔チェンソーの悪魔ポチタと一つになることで一命を取り留め、そして…地獄のヒーローチェンソーマン、チェンソーの悪魔になってしまう。
 公安に捕まり、公式にデビルハンターとして働くことになったデンジの夢は『パンにジャムを塗って食べる』

 目先の欲望に素直なデンジと恐怖を切り裂くチェンソーの超激震ダークヒーローの物語が開幕

【Staff】(Wikipedia参考)
 原作者          藤本タツキ
 監督           中山 竜
 シリーズ構成       瀬古浩二
 3DCG          奥納基 横川和政
 編集           吉武将人

 チェックしたいスタッフ7名になりました。
 原作者は、言わずもがなですね。漫画読んじゃいました。他の作品も気になります。余裕があったら読んでみようと思います。

 制作会社は MAPPA で日本のアニメ制作会社の中でも5本の指には入るノリに乗っている会社ですね。『呪術廻戦』でも高いレベルの作画をテレビ、劇場の両方で披露してくれました。
 中山 竜監督は何やら初監督? 作品らしいです。元々アニメーター出身で、演出、コンテなどを前述の『呪術廻戦』や『盾の勇者の成り上がり』で務めて素晴らしい映像を残した功績により大抜擢となったらしいです。
 原作に寄せる、映画的な映像を演出し作品全体に芯を通したことで、とても引き込まれる作品へと昇華されました。

 瀬古浩二さんはもう何度と私のレビューに出ているので、もう言わずもがなですが、この藤本タツキの濃い目に綴られた作家性のある表現物に真っ向から立ち向かいまして、見事原作の良さを引き出して、映像に落とし込んでくれたとやはりスゴイ人だと思いました。関係ないけど同時に何作品やってんの? ってくらい同じ秋アニメで名前見たので、働きすぎないように気を付けていただきたいものです。

 3DCGは二名がwikiに載っていました。
【奥納基、横川和政】のお二人になります。おそらく、3DLOと3Dキャラクターで分けられていたんじゃないかなって推察します。
 詳しくは分からないですし、分かるところも省きますが、この二つは3Dですが、作業の工程が違うものだったりします。3DLOはどちらかといえば、美術の方面で、3Dキャラクターの方は作画方面に寄っています。この作品はかなりの割合で3Dを使用しているように見えるので、量が膨大だったと思います、チェックするだけでもかなりの時間を有するので、二つに分けて総括したものを監督にチェックしてもらう方がそれぞれ集中して作業に向かえてよかったのだと思います。この辺りは書いていませんが、プロデューサーが優秀なのかもしれません。とにかくあの作業量(想像だけですが)を捌いただけでもスゴイ事だと思います。素材管理した設定制作さんも大変だったと思います。

 編集は吉武将人さん。
 1カット毎に尺を調整したり、1カットの中で間を足したり抜いたりもします。
監督や演出さんと調整するものだと思いますが、映画的な間の使い方、退屈しない尺の感じなどを上手くまとめ上げていると思いました。
 特に6話のおも~い雰囲気が絶妙に上手いのでは…と思った次第です。
 音楽も最高だったので、音響監督も素敵でした、

【Review】

 悪魔ってなんだぁぁ? ってところを出発点にすると面白いかな。
『すべての悪魔は名前を持って生まれてくるその悪魔の名前が恐れられているモノほど、悪魔の力が増すという』みんなのお母さんマキマのセリフだ間違いない。
 そしてこれが基本設定。
 じゃあ、恐怖そのものが悪魔なのか? また、恐怖に立ち向かう事を描きたいのか?
 いや、そうじゃない。。。と思う。
 なぜなら、デンジに恐怖はないし、だからこそ、立ち向かう事もできない。頭のネジが何本か跳んでしまってバグっているから、心がもう悪魔だから、いずれにしても彼には悪魔へ対する恐怖がない。この境界にいるもう一人の人物がマキマ。
 悪魔が恐怖する人間は死を怖がらない人間。それが、デンジ、マキマだとすると死を超越しちゃった人という意味まで飛躍させれば、二人はもしかしたら天使とか神様? ん~これは妄想の範疇かな。

 閑話休題。すこし話を戻したいと思います。
 
 悪魔ってなんだぁぁ? モチーフ、もしくはメタファーとしての悪魔だったとして、何のすり替えがあってこのようなレトリックになっているのだろうか。
 割と最近インスタントに使われているのが、【七つの大罪×悪魔の名前】の組み合わせ。しかし、今作にはこれらは出てこない。
 つまり欲では無さそうだ。
 それっぽい所から探しても見つからなさそうな予感がするので、デンジがぶっ壊いしてくれているものから考えてみようと思います。
 最初に現れる(厳密には違うけど!)ゾンビの悪魔は、有象無象の手によって自分も有象無象の中に引きずり込まれそうになる所から救ってくれた。
 次に(厳密には違うけど!)ヒルの悪魔では、夢バトル(大好きこれ)での勝利により誰かまたは自分からの勝手将来への期待をぶっ壊してくれる。
 次に(厳密には違うけど!)永遠の悪魔は、仲間内の損得勘定をぶっ壊してくれた。
 そして、サムライソードは因縁を断ち切る。
 これらは所謂世間的な生きづらいけど、飲み込まなければいけない理不尽で、デンジの言動には体重が乗る。それは、この作品を好きになった若者の層がこの不条理な世の中に対して、不明瞭だけれど、確かに感じているものだからかもしれない。
 そして、これらが受け入れられているし、ダークヒーローとして人気が出ていることからも何となく合っているように思われる。
 ルサンチマンを煽るような風潮になっていますが、この風刺に私はぶっ刺されたように思います。
 この世の中、頭のネジがぶっ跳んでいて壊れていないと、強く生きていく事なんてできないんだぜ。まともな奴から死んでいく。
 
 んで、悪魔って奴はなんだぁぁ? 
 多分だけれど、藤本タツキさん表現したいもの。つまり、生きてる中で感じた不条理なマクガフィンを表現するための舞台装置なのかもしれないな、と。
 合ってるかは分からないけれど。


 こんな主人公は初めて見た!
{netabare}
・パンにジャムを塗って食べたい。
・女の胸を揉むために全力で悪魔退治する。
・好きな人がいても、近くにキスさせてくれる人がいたらキスしたい
・欲望が質素
・欲望が目標に、目標が目的になる短絡的な性格
{/netabare}

 彼は世界を救いたいなんて思ってはいない。何なら同僚だって別に助けたいと思っていないと思う。世界を救うよりも、好きな人とのキスを選ぶだろう。
 パンにジャムを塗れる日々が続くように。

 追記;作画や演出について

 よくこのアニメーション作品が映画のように作られているという点が言われているけれど、どういう事? って話になります。

〇映画的なカメラワーク

 アニメは構造上平面で奥行きがあるように描くことで立体感を出し、リアルな風景として成立させています。
 なので、基本カメラはFixで動かさない。横や縦にスライドする形のPANや応用したローリングといったパース感に変化のないカメラになります。
(パースの変化…机を目線の高さから見下ろすと何となく台形に見えるけど、真上から見下ろしたら長方形に見える、とかって事)
 かたや映画はと言えば、3次元を映像として切り取っているので、どんだけカメラを動かそうが不自然にはならない。吐き気がするような気持ち悪いカメラワークはあるかもしれないけれど。

 別にアニメでもやればいいじゃんって思うかもしれませんが、簡単じゃない。なぜか。坊やry
 パースの変化をアニメで表現するする必要があるからです。
 どう大変かというと…。
 背景をカメラの動きに合わせて何枚も書く必要がある。そして、変化したパースとキャラの動きを合わせる必要がある。画面の中にあるもの全て。
 いわゆる背動(背景動画)。セルで動かす場合もあるので、カットによって違いはありますが、手間がかかりすぎるし、失敗もしやすいのでよほ度大事なカット以外では基本的にはやりません。
 しかし、これを膨大な3DL/Oを作成することで、成立させたのがこの作品のひとつの特徴と言っても過言ではないでしょう。
 
〇映画的な間

 時間、空間の切り取りが映画では大事だったりします。(いやそこまで詳しくないけれど)
 アニメは1カット4秒以上にでもなれば何となく長尺なカットに感じます。
 これは、絵がもたないって表現をすることが多いです。
 なので、必要のない間はなるべく削っていきます。
 例えば、個人的ではありますが、美術館に行ってゴッホなどの絵を何十分も眺めてしまうような、絵の力強さが全てのカットに込められれば良いのでしょうが、アニメってそもそもそういうものじゃない…っていうね。
 絵の掛け捨てをじゃぶじゃぶしているものだから、それで良いんですよ。
 先程のカメラワークも止まっていると絵に力が必要になるから動かしたくなる。飽きさせないための手法だったり、演出だったりするわけですね。
 例えば、 宮崎さん庵野さんは構図の良さでこれを作り出そうとする監督ですね。カメラワークが無くても、視線の誘導で演出する。庵野さんは視線をあえて狭くして圧迫感をだしつつ演出したりしますね。受話器の間ごしに被写体を映したりするのとか面白すぎる。
 構図がしっかりしているとこの映画の間を生み出しても退屈しづらいわけですね。
 そして、この間を作り出すためにこちらの監督が何をしているかと言えば、キャラの視線を動かす。時に眼球だけだったり、顔全体だったり、細かい身振り手振りを加えたりしながら、気持ち悪いほど丁寧に間をもたせています。
 デンジとマキマの絡みとか、テンポ悪く感じるかもしれませんが、かなり重たい演技をしているので、長尺なカットもだらけない。
 とはいえ、この辺り結構チャレンジングな事をしているのは間違いなく、(ただエロイことをしているからじゃない)動きの演技をあそこまでゆっくりと時間を使い、ふんだんに枚数を掛けて作成している。

 上手く作品にノレていないと、もしかしたら失敗に映ってしまうところですね。人によってはテンポ悪いなとか思ったかもしれません。
 私はもちろん、デンジそこ変われ!って思っていましたので、成功しちゃっている方の人です。

【postscript】

 とりあえず12話まで、続き楽しみですー!
 原作も一気に読んでしまいました。
 マンガもアニメも今後とも楽しみにしています。

 この作品を観たら、きっとあなたの胸にもエンジンがどぅるるん!と鳴り響いているでしょう!

 疲れたのでそろそろおしまい。
 では、よしなに。

投稿 : 2023/01/24
閲覧 : 153
サンキュー:

12

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハードルが上がりすぎたかな?普通だった。

視聴完了
原作読了
全12話

ジャンル
ダーク系アクション

あらすじ
悪魔が普通に存在する世界で、主人公デンジはバイトでやっていた悪魔対峙の最中、ある悪魔とのバトル中に死亡し、相棒の悪魔のおかげでチェンソーマンとなる。
その後マキマの誘いで公安4課となる。4課の目的は銃の悪魔の討伐。そのために日々悪魔退治を行い、銃の悪魔の肉片を集める。

そんな順調な日々が続き、公安内での交流会もあったある日、銃の悪魔側から公安への攻撃があり、大多数が殺される。公安は部署編成を行い体制を立て直しリベンジへ。敵幹部は殺さないで決着がつくが、銃の悪魔と繋がりのあった敵は最後殺されて終わる。

その他謎のキャラのよくわからない伏線とかもあり。

感想
総評60点
映像はすごく綺麗。静止画もめちゃくちゃ綺麗だし、動いているところも迫力があり綺麗。
ただ他の要素が、悪くないんだけど何か違和感。
原作を読んでいるせいかもしれないが、デンジの非戦当時のキャラが、、、こんなキャラだったっけ?そのせいで戦闘時との落差もそこまでなく盛り上がりにかける。
パワーも、確かもっとはちゃめちゃな感じでそんなエピソードがあったはずなのだが、カットされているようで、こちらも普通。
ストーリーも剣の魔人とのバトルはもっと盛り上がっていた気がしていたのだが、全体的に淡々と進む。
総じて設定ははちゃめちゃだが、王道、普通の作品だった。
後個人的に、毎回エンディングが異なるのは良くない気がした。やっぱりここぞという話に特殊エンディングをぶち込んでこそ効果があるのでは?
よかった点
映像
悪かった点
キャラ
ストーリーの流れ
エンディング

投稿 : 2023/01/22
閲覧 : 160
サンキュー:

11

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「漫画」であって「映画」じゃない

ついに放映された、ジャンプに現れた対魔ダークファンタジーの傑作でありながら、幸せや自由という普遍的なテーマに新たな視野を持たせた、ジャンプマンガ新時代の異端児である藤本タツキ作品『チェンソーマン』

原作は、確かTwitterかジャンプ+で本作のPRとして出されて読んだ、SQ掲載時のセンターカラーに裸体を持ってくる読み切り『姉と妹』は正直、去年出た短編集で読み返すまで内容は忘れていたが、最初の部分だけは鮮明に覚えていた。それが『ファイアパンチ』の作者である事はもう少し後で知るのだが、とにかく、この作品の導線に従って当時出ていた巻を買って以降ずっと読んでる
ガチガチにネタバレして当時の回顧録を綴ると
{netabare} 感覚としては、夢バトルやその後の永遠の悪魔編でネット上やジャンプ読者を鷲掴みに、レゼ編の完成度の高さで読者の評価を上げ、闇の悪魔と雪合戦で一気にジャンプ読者以外のマンガ読みにも広がったと認識している(特に発行部数の伸びも8→9巻が凄い) {/netabare}

現在連載中の2部も、欠かさず読んで当時本誌で読んで感じられなかったライブ感と絶望感を感じています

アニメに対してや、それに付随して発生した様々な出来事について広く語っていく。感想は映像作品というフィルターを通して受け取った内容から述べられるものであり、原作からの比較が多めになると思う

1話見て感じた、前に投稿した最初の感想

{netabare}
一枚絵に流れを産むというやり方

1話を観て、このアニメの描き方について思った事があるのでそれを少しだけ。2話以降ももしかしたら書くかも
本編の感想は完走してから

原作既読。ここ最近のジャンプでは一番好き。今期一番に期待している

では本題。ついに放送された1話で、確かに動いてはいるけれど原作にあった絵のカットや迫力という点で否定的な意味では無いが思う事が結構あり、それについて色々と考えていく中で、何故そうなのかという部分を考察したので記す

本当に静動的で流れを感じるというか、演出は映画的で、漫画でもあった一枚絵や見開きというポイントを敢えて少なくしてアニメーションという動きに着目した作りになっている
漫画でよくある、見開きで必殺技をデカいフォントの技名と共に描かれたページという所謂“決め画”を上手く再現するアニメは昔からよくあるが、それをアニメで表現する時は大抵原作と同じような構図の一枚絵を数秒映すという方法が多く取られており、そういう、『ワンピース』で言うところの「ドン!」のシーンって映画ではあまりなく、それを止め画ではなく動的に表現しようとしたのがこのアニメ『チェンソーマン』であると思った
ゾンビの中からチェンソーとして出てくるデンジのシーンなんかがそう。あれは原作では一枚絵で、デンジが中央からバッと出てきてその後にチェンソーのアップの絵が描かれているのに対して、アニメでは端から一気に弾けて次の動きという形になっている

なので、漫画の再現という点で期待していた原作読者からは批判の声が挙がっているのではないかと思った
個人的には確かに動いてはいるけれど、やはりアニメに求めているのは派手なアニメならではの演出や構図や動作であるし、原作をカットされて出来た物が期待以上であったかは、その挑戦を100%応援出来る出来ではないと言うのが正直な意見
でも意見として出ている"原作を完璧に再現しろ"というのには賛成出来ないかな

しかし、CGIに関しては作画とほとんど違和感なく見れたし、アニメーターさんのツイートでCGIだと勘違いしてた部分が分かったり等、クオリティは凄いと思う

挑戦や一話の動きやスタッフのツイートや意気込みなどで渾身の作品であるという事は十分伝わったので、2話以降もやはりしっかりと観ていきたい
{/netabare}



ここから全話見終わっての話。本編
まず第一に、原作は「まるで映画のよう」であって「映画じゃない」んですよ。別に映画を目指している訳ではなくて、漫画という媒体の表現技法の一つに映画的な要素を組み込んでいるだけで、あくまで漫画なんですよ
原作に入ってくる映画要素やパロディは、取ってつけた様な物ではなくて現状に関連したエッセンスの一つに過ぎないんですよ。それがアニメではあたかもこの作品のアイデンティティかの如く推されているのは、この製作陣がどう理解しているかが分かる重要な要素で、最大の失敗点

原作はトップスピードのジェットコースター展開で進んでいく中で、漫画という媒体で様々な表現用法を使ってるんだよね。大ゴマ ページの引き、無音のページ 視線誘導、コマの繋ぎでの微妙な変化(特にコレ。同じ人物を複数のコマに渡って細かい変化などを描いているのが原作の特徴)など。それらを駆使してトップスピードな中でも見せたいドンとしたシーンや、間の小さいコマで緩急がつけられて読んでいて心地が良い作りになってるんだよね。まぁ漫画の読み方は千差万別だし、映像化する以上決められた流れで映像を流すのでその解釈が合う合わないはある。けれど、そのアニメ側の解釈、映像と読んでいた時の流れの乖離を少なくしようとせずに、全く別の、実写映画的な動かして静動を感じさせる作りになっているのが、この「アニメ チェンソーマン」である

アニメの演出について、演出論の観点から見ていく
{netabare}
漫画の大ゴマって緩急を付けるのに大きな役割を担っているんだよね。例えば戦闘の動きはいくつかのコマ割りで表して、そのキメの部分に大ゴマ 見開きなどを入れて一連の動きを締める“結”の役割。そうする事で動作の起承転結が容易にわかる様になり、これらを一連の動きとして認識して、一旦区切りを入れる事ができる。そうして次の動きと繋げていくのがよくある漫画のバトル描写で、原作でもよく意識されている部分なのだけれど、アニメ1話のゾンビの中からチェンソーとなって出てくるシーンや、最終話のサムライソードとデンジがビルぶっ壊して登場するシーン等、この感想でも前述した様に決め絵を動かすという演出を行なっているこのアニメには、ただでさえ難しい映像作品の緩急の付け方を大ゴマ 決め絵を削って更にやりにくくしている

そうしてどうやって緩急を付けていくかと言われて行われている方法が、映像や音楽のブツ切りやスローであり、ハッキリ言って短調である
どれも平坦。全て4コママンガのコマ割りの如く一定のスピードで流されていくのを、音楽や動かす事で映像として成り立たせているのかもしれないが、漫画という媒体にはコマ割りや大ゴマ利用という見せたい場面の引き立てや、ページや見開きを利用した“魅せ場面”があるんだよ。それを感じさせる様な演出や作り方をしてない映像作品となっている以上、原作を読んでいた時に感じた流れを求めていた『チェンソーマン』のアニメ化とは違うと思う人間が現れるのも当然である

あと、小さいコマでの微細な表情などの変化を得意としていた原作の部分は結構理解されてない部分も多かった。デンジのポチタへの目線、会話シーンでの目線の変化や顔の向き1コマでの表情の変化、あとこれはTwitterで見た物だけれど「マキマの京都からの攻撃で飛び散った血が顔に付いた沢渡が拭うととれる原作なのに、アニメでは顔に血が付いてないのにとりあえず手を顔に付けて拭う動作をしている(無線の為に耳を塞いでるみたいな意見もあったけれど頬を強くギュッとしている風だし、次のページでその頬の血は取れてるから拭ったと見える)」みたいな、その些細な変化を描いた原作の要素を拾いきれてないのはあった。まぁこれは膨大な作業の中の一つだし、実際これは映像は流れていく以上難しいことではある

色々思うところを言ったけれど、今作の演出の仕方が一方的に全て悪かったとも言い切れないシーンの作り方があったのも事実である。特にコウモリ、ヒル辺りはデンジの仔犬の如く必死に抗っている姿が、素早い動きの描写によってさらに無鉄砲なヤバさが伝わって良かったと思う
日常シーンも、外側から切り取るというか動く 動かないのメリハリがちゃんとしていて挑戦的なカメラワークなども相まって引き込まれる
{/netabare}

また、脚本面でもアニメに際して原作エピソードを1話24分にどれだけ盛り込めて構成するかという事にかなり厳しいところがあった
{netabare}
特に、5〜7話の永遠の悪魔編は2話弱分(5話Bパートと7話Aパート前半分)の尺を使って6話の引きに溜めに溜めたチェンソー化の引きを使ってるのに7話の比重をゲロキスに置くってマジでなんで?遂にチェンソー化して悪魔みたいな作戦行うデンジの頭のネジがブッ飛んでるって、永久機関の迷台詞と共にカタルシスが得られた原作とは違って、攻撃を受けたり受け返したりしてるシーンを動かす為に引きで攻防を描いているのはちょっと淡白というか痛い痛い言ってる割には攻撃が重くない。これだったら一枚絵をスライド挿入で何枚も続けた方が迫力ありそう。それにトドメは永遠の悪魔単体でやられるだけの描写って。マジで迫力が無い
姫野の尺の割き方も、正直ゲロキスとアキに最期に呪いの言葉を捧げて散る部分以外、デンジと同じくらいの「泣けねぇ」印象で捉えられるキャラだったのに、変に広げようとするよりは他に回して欲しかった
それ以降の尺の使い方は、自分は結構好き。特に日常の崩壊という唐突さが、前半にゆったりと尺を取って後半の超展開。そのままのスピードで次回に回すというのは上手いと思う
{/netabare}

以上が大体のアニメ本編に関しての感想
もっと色々あるけれど、流石に長くなるのでここら辺で。まとめるなら一話の時に抱いていた期待とは全然違ったかな

原作の『チェンソーマン』というコンテンツからアニメについての見方
{netabare}
製作側も勘違いしているのが、この作品ってそもそも一般受けはしないんだよね。選ぶ人が多い作風や展開だったけれどジャンプ読者 漫画読みの中では選ぶ人が多かった。それは今までとは違うぶっ飛んだ型破りな展開を描いてきたから
でもその“普通”とは違う要素を選んで描いていく中で、一般受けに重要な「少年マンガ」らしいカッコよさや泥臭さは捨ててるんだよね。写実的でリアル志向な描き方は漫画としては面白いかもしれないが、「少年マンガ」としては物足りなく感じる。ハッキリ言って展開は衝撃的なだけで燃えない。だから一般には受けない
バトル中に成長して一気に形成逆転することも、起死回生の一手で絶望的な状況を仲間と一緒に乗り切る事もない、衝撃と絶望を与えて“溜めた期待”を希望ではなく儚さで消化してしまう構成な以上、読んでいて燃える様なことはなく、「漫画」として印象には残るが「少年マンガ」としてはあまり褒められた物ではないというのが実際のところ

この作品が漫画読みにウケたのはいいが、それを一般にも広めようとしていたのが『アニメ チェンソーマン』であり、その絶妙に勘違いしまくった結果がプロモーション方法や製作方針であり、その期待は実は全く空っぽな物なのだと気付かなかったのは見る目が無いとしか言い様がない
{/netabare}

その他話題になったOP EDについて色々語っていく
{netabare}
『KICK BACK』のイントロ ABメロ サビ アウトロの隙のない盛り上がりと理解度の高い歌詞、そしてネタ要素とどれを取っても申し分ない。米津好きとしても、ハチを感じるイントロからの暴れっぷりやサビ前の溜め等がアニソンと親和性高く、上がりまくったハードルの中お出しされたこの曲のインパクトは凄まじかった。 OP映像も流石yama演出で細かいカット割で素早く入れ替えていく中でしっかりと印象に残る小ネタや、原作への理解を感じる映像を作り出してまさに作品の顔として出来上がっている

結構言われているし、まぁ商売だからって言えばそうなんだし結果論だけど、アニメのEDという観点から言えばここまで多くなくて良かったんじゃ無いかな。商売目線で言えば名を売るには大いに役に立ったでしょう
せっかく12曲もあるので好きなやつやらを並べてみたいと思う
好:
Chainsaw Blood
一番好き。序章を締めくくる曲として最高じゃあないっすかぁ… 他の曲は各エピソードに沿った曲調だけれど、これこそザ・チェンソーマンって感じの曲

刃渡り2億センチ
正直デスボの所はよくわからないけれど、それがあってこそのサビの爽快感半端ない

インザバックルーム
映像が凄い。曲もちゃんと盛り上がって面白い歌詞で担当話のEDというのを生かしていて凄い

Deep down
映像100回見ろ。マジで凄い一つの作品として出来上がっている。繋ぎも描き方も上手すぎて流れているようで丁寧な映像に魅入った。曲も雰囲気に合っていたし流石の歌声

DOG LAND
ラスサビ転調も入れてきたし単純に気合いが伝わって好き。ある意味一部のテーマをここの修行パートで表現してくるかと思った

普通:
残機
期待値が爆上がりしてたからね。結構落ち着いているなーって感じ。まぁ前後の強大な壁に挟まっている緩衝材として気軽に聴ける

錠剤
映像凄い。自身の味も出していていながら丁寧に作られているから雰囲気がマッチしている小ネタも多いし楽しめる

バイオレンス
印象に残らなかった。CMの影響かもっとバイオレンス バイオレンス言ってるのかと思ったから改めて聞いたら思ってたより落ち着いてた

ファイトソング
締めの曲として良いね。早川家の曲として機能している

その他:
大脳的なランデヴー
めちゃくちゃ似てる某曲の影響かサビが無いと満足出来ないのはマジで仕方ない

ちゅ、多様性。
敢えてそうしてるのか知らないけど70年代にありがちな露骨な韻踏みの最初のフレーズしか合ってない歌詞好きじゃない。あと7話のメインを永久機関からゲロキスにした不満もある。ショート動画で“消化”される程度の曲

first death
いつものTK。もはや区別が付かない。サビ前の小声パートももはやお約束。8話のEDとして一瞬で過ぎ去ってあとはわざわざもう一回自発的に聞く事も多分無い

わざわざ3パートに分けたけど、正直印象としては“チェンソーと刃渡りか“それ以外かって感じ
{/netabare}

長々と語って、結論から言って正直かなり自身の思っていたものとは違う出来に戸惑った作品であるが故の、書き殴った感想とは程遠い何かになってしまったコレは、原作を読んでいる一人の意見として、原作厨だと吐き捨てられても、意見の一つとして見られても構わないと思っている
でも実際、何故ここまで中々な意見が交わされるアニメ作品という事になったのかを考えていくと、まぁ原作がそもそもかなり他の人の手によって改めて作られるというのが難しかったという事もあるし、それを引き受けた制作の大言からの、出来上がった物が元々の期待とは180度違った演出や映像の描き方、原作の解釈の仕方などがそもそも挑戦的だったにも関わらず、その挑戦を100%応援出来るほどではない程度の、ただ動かす 実写的にするなどの作り方をしてしまったというのが結局の原因なのではないだろうか
仮にその挑戦的な演出をするとしても、原作の演出の意図や拘りを理解して、それを踏まえた上でどう昇華させるかというのが期待していた人達の求めていたものであり、正直その理解を見て取れない以上、残念だと思ってしまったのかな
本当に長くなってしまった。ここまで読んでいただきありがとうございました

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 232
サンキュー:

15

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ここで終わり?って感じの終わり方。

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 137
サンキュー:

4

はなが天使に… さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一気観

設定も展開も良い意味でシンプルだからわかりやすい
ヒット作なのでハードル上がってましたが楽しめました
よく比較されてる呪術廻戦よりこちらに方が好みでした
グロいので観る人を選ぶかもしれないけど
どの種族も本能に忠実で良かったです

投稿 : 2023/01/17
閲覧 : 118
サンキュー:

6

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これが流行りのチェンソー男か

原作が凄い人気らしいとのこと。未読。
兎に角スプラッターとちょいエロというか性欲に正直。
あと悪魔が気持ち悪い見た目ばかり。画面に癒しが欲しいです。

疲れた脳にスプラッターは割ときつくてあんまり好きになれそうもない。好きな人には申し訳ない。原作は違うぞみたいなこと言われてもわかんない。あっさり人が死ぬ作品苦手です。
マキマさんも割と残虐極まりないし。

{netabare}ベロチューがゲロチューなのは笑ったが。最悪なファーストキス。極貧生活のせいでつい咀嚼するのも笑。姫野が好きになれそうもない。他人に嗜好品を強要するのは凄い嫌悪感。悪魔の力使い果たして消えるのは切ない。{/netabare}


OP
KICK BACK 米津玄師
ED
CHAINSAW BLOOD Vaundy
残機 ずっと真夜中でいいのに。
刃渡り2億センチ マキシマム ザ ホルモン
錠剤 TOOBOE
インザバックルーム syudou
大脳的なランデブー Kanaria
ちゅ、多様性。 ano
first death TK from 凛として時雨
Deep down Aimer
DOGLAND PEOPLE 1
バイオレンス 女王蜂
ファイトソング Eve
EDを毎回変えてくるなんてかなり力入ってますな


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓 を持つもの 『 チェンソーマン 』として蘇る ── 。


第1話 犬とチェンソー
デビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、『チェンソーの悪魔』ポチタと共にヤクザから受けた依頼をこなしながら貧乏な生活を送っていた。ある日、ヤクザに呼び出されたデンジは裏切りに遭い、殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジに語り掛けるものが居た。

第2話 東京到着
デビルハンター東京本部に連れてこられたデンジは、マキマから先輩の早川アキを紹介され、二人で任務に就くことに。しかしデンジは早川に殴られた上、「仕事を辞めろ」と言われてしまい--。

第3話 ニャーコの行方
バディを組んだ『血の魔人』パワーは、かつて飼っていた猫のニャーコを悪魔から取り返す交換条件として、胸を揉んでよいと言う。 夢が叶いそうな状況を目の前に、俄然気合いが入るデンジだったが--。

第4話 救出
激闘の末に『コウモリの悪魔』を倒し、パワーを救い出したデンジ。 その目的はあくまで“胸を揉むこと”だった。 「バカみたいな理由じゃな」と呆れるパワーだが、胸を揉ませてくれると言う。 それに快哉を上げるデンジだったが--。

第5話 銃の悪魔
早川アキ、パワーとの3人で共同生活を始めるデンジ。 念願叶ってパワーの胸を揉むことに成功するが--。

第6話 デンジを殺せ
銃の悪魔の肉片を集めるためにホテルに潜入したデンジたち公安対魔特異4課。しかし、悪魔の能力によって8階に閉じ込められてしまい窮地に立たされる--。

第7話 キスの味
デンジを庇ってコベニに刺されたアキ。その姿を見てデンジは『永遠の悪魔』に向かって飛び込んでいく。その姿を見つめる姫野はある言葉を思い出し--。

第8話 銃声
衝撃的なファーストキスを経験したデンジ。酔いつぶれた勢いそのままに姫野の自宅にかつぎこまれ、誘惑されるも--。

第9話 京都より
デンジとサムライソードの激闘が繰り広げられる。デンジはサムライソードの仲間を人質に取るもサムライソードは仲間ごとデンジをぶった斬り--。

第10話 もっとボロボロ
一連の襲撃によって数多くの人員を失った公安対魔特異4課。病院のベッドで目覚めた早川アキは現実を受け入れられない。同じ頃、マキマは4課を強化するためにデンジとパワーの指導役としてとある人物を紹介する。

第11話 作戦開始
「超インテリ作戦」を通じて岸辺に鍛えられたデンジとパワー。 サムライソードのアジトを突き止め、公安による反撃が開始される。

第12話 日本刀VSチェンソー
姫野のゴーストを操る沢渡に苦戦し、殺されかける早川。 同じ頃、再びサムライソードと対峙するデンジは胸のスターターロープを引っ張り、チェンソーマンとなる。 そうしてチェンソーマンとサムライソードの最後の戦いが始まり--。

投稿 : 2023/01/17
閲覧 : 111
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15

LgRYd18895 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

監督以外の全てが良い作品

監督の解釈が致命的にダメなのに原作、作画、OP、ED、曲、声優全てパーフェクトだから評価はできる
ある意味ゾンビみたいな作品
原作の1番読者ウケして楽しみにされていたヤバいくらいハジケた感が一切ない 
声優に声量落として落とさせて邦画みたいにしたかったそうだが原作者が好きなのは洋画だしほんと合ってない
アニメだけ見た層なら確かにコレでも納得はできるだろうが原作ファンからしたら作品は好きだし叩きたくないけどなんか違うよなって感想
正直監督以外の頑張りに申し訳なくて低評価できないってのがみんなの本音だろう
案の定円盤売れてないそうなので何度も見る価値を感じないし原作のイメージ壊したくないから一度見ればいいって考えなんだろうと察せられる

投稿 : 2023/01/16
閲覧 : 150
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8

ネタバレ

誰か さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

8話がやばい

8話はヤバイ。 急展開にも程が有るってくらいな話。

7話でデンジをお持ち帰りしたゲロチュー女の次の展開どころの話じゃない。
マキマさんが撃たれ、公安4課新人もデンジも撃たれ、ゲロチュー女は悪魔を倒すために
幽霊に全身を与えて消える。

何、この展開、有りえねぇ~~~~  

9話で、マキマさんが何事も無いように生き返って、遠隔で犯人を殺していっているんだがぁ~~~

マキマさんって、悪魔を体内に宿しているんだろうか? 普通の悪魔と契約して使役しているだけの

デビルハンターとは、明らかに違い、むしろデンジのように体内の一部を悪魔に提供している感じに近いような・・・・・

不死身だし・・・もしかすると悪魔が人間の姿をしているだけかもしれないけどね


10話、岸辺さん本領発揮? とんでもない身体能力っすね、契約している悪魔はまだわかりませんけど。 



アキ君の余命2年は、結構衝撃的だったな~~  残りたった二年ですよ。 死ぬまで戦う気なのが、勝てる見込みも無いのが、悲壮感を漂わせてます。

投稿 : 2023/01/16
閲覧 : 200
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6

makkus1204 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん

主人公がある組織に属して敵と戦う構図は鬼滅呪術で飽和してるしキャラも感情の起伏なさ過ぎてさっぱりしすぎてるし鬼滅呪術と比べて何がいいかって言われると何も言えない。
けど作画音楽戦闘シーンは良いから見れないものではないし何なら全部見れた。

例えるとどんな知らない飲食店にいってもそこそこ食べられるカレーや唐揚げみたいな作品。

投稿 : 2023/01/15
閲覧 : 88
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5

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

出来は良いが演出次第でもっと良くなった気がする

原作未読

≪ストーリー≫

つまらなくはないがとても面白くもない。
バトルは盛り上がるけどそれ以外が淡々としてて印象に残らない。
バトル以外のシーンでBGMがあまり流れないからとても静かで重苦しい雰囲気。
姫野の退場が早いのは意外だった。
ゲロチューは良くも悪くもインパクトあったw

≪声優≫

デンジの声優が新人で最初はうーん…という感じだけど慣れればそんなに悪くないかなと思った。
他の声優は問題無いけどツダケンは飽きた。(好きな声優だけどね)
同じようなポジのキャラを演じる機会が多すぎ。
たまにはイカれたキャラやって欲しい。

≪キャラ≫

デンジが胸揉みたいだのキスしたいだの欲望垂れ流しでちょっと嫌だったけど、こちらも慣れれば何とも思わなくなったかな。

感情的なキャラが居ない。
デンジやパワーはそれなりに感情を露わにするけどそれでも控えめな感じ。
好きになったキャラ居なかった。

デビルハンターがみんなスーツ着ててオシャレ感を出してるのは狙ってるんだろうな。

≪作画≫

ツイッター見ると原作勢には不評みたいだけど自分はとても良かったと思う。
MAPPA作品好きなので流石MAPPAという感じなんだがw
バトルシーンが1番面白かった。というかバトルだけ面白い。


≪楽曲≫

OPの米津は良いと思う。
鬼滅の刃がヒットしたためか売れそうな作品売りたい作品に大物ぶつけてくるようになったなぁと。
スパイファミリーもそうだもんな。

EDが毎話違うのはやりすぎ。
ゲロチューの歌以外もう覚えてないww

≪全体的な感想≫

前評判高すぎでは?
嫌でも情報入ってきちゃうので期待するつもりじゃなくても少しは期待してしまうものだ。
前評判の高さに見合う面白さではなかった。

てっきり分割2クールかと思ってたのだが1クールで終わりで今の所2期の発表無し。
相当力入れてたのに?
2期あると思うけど早くやらないと鬼滅、呪術、スパイの続編に埋もれそう。
MAPPAは放浪メシやまだ先だけど呪術の方で忙しいか…
呪術と違ってメディアのゴリ押しが無かったのは好印象。
スパイファミリーに持ってかれてたのかもしれないが。

極端に言うと作画だけアニメなんだよなぁ。
全体的に淡々とした演出のせいでバトル以外いまいち印象に残らない。
オシャレ(?)を狙ってたんだろうか。
これが映画なら良いと思うけど連続アニメには合ってなかったと思う。

あまり良い評価してないけど、続きを見ない事にはこのアニメの本当の面白さはわからないような気がするので2期待ってます。

投稿 : 2023/01/15
閲覧 : 144
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11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『週刊少年ジャンプ』(集英社)連載作品

この作品の原作は未読です。
そのため、アニメ化されると知った時も、一切の情報を持っていなかったので私のリアクションは薄っぺらでしたが、原作既読組からの反響は大きかったようですね。


『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。

親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、

裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、

悪魔の心臓を持つもの『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

YouTubeに公開されているとある動画を見て知ったのですが、この作品は結構炎上してみたみたいですね。

原作が凄い人気の作品なので、推しへの愛が根幹にある炎上だったのでしょうね。
私は原作未読なので、煙すら上がりませんでしたけれど…

ですが、私なりに気になることがあったのも事実です。

まず、一番はマキマ役を演じた楠木ともりさんです。
先日、指定難病に罹患されており別な作品から降板すると公表されました。
現時点で治療法の無いとのこと…
こんなの心配に決まっているじゃありませんか!
本人の方が遥かにショックは大きいのでしょうけれど…
だから、この作品にも影響が出るのでは…と危惧していました。
結果的に格好良いマキマさんを演じられていたのでホッとしています。

あとは最近個人的に応援している花林ちゃんが参加していたことかな^^;

完走して振り返って思うこと…
作画のクオリティが半端無く高い作品でしたね。
きっと原作のクオリティも凄いことになっているんでしょうね。

物語の方は、ドバドバ流血するシーンが多数入っていますし、人の死にも直面することになります。
原作ではそういう面も含めて評価されていたんだと思います。
アニメになるとリアルさが増しましになるので、グロテスク系の作品が苦手な方は注意が必要かもです。

ストーリー的には中途半端なところで終わってしまいました。
何だかんだ言っても人気のある作品だったので、きっと続編は必ずあるんだと思います。
今回はこの作品の世界観に圧倒された…に終始しそうな気がするので、続編を踏まえて感想は書きたいと思います。

オープニングテーマは、米津玄師さんによる「KICK BACK」
エンディングテーマは、毎回異なるという作り手の気合が感じられる構成になっていました。
個人的には、第2話の「残機」(ずっと真夜中でいいのに。さん)、第4話の「錠剤」(TOOBOEさん)、第9話の「Deep down」(Aimerさん)と第12話の「ファイトソング」(Eveさん)がお気に入りだったかな。

1クール全12話の物語でした。
何かと話題性の多い作品…だったんでしょう。
総じてクオリティの高い作品だったと思います。
続き…期待していますね。

投稿 : 2023/01/15
閲覧 : 220
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26

ほらいぞんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

クオリティも話題性も高い

お金かかってるな、広告宣伝すごい力入れてるなってわかりすぎるくらいだけど実際面白い。
デンジもパワーちゃんもマキマさんも良い、好きになっちゃう。原作読んでないけど声もしっくりくるしすごくよかった。
EDは完全に音楽会社の宣伝枠だけどふつうにいい曲ばっかりだし実際音楽ランキング上位曲ばかり、じっさい耳馴染みのいい曲ばっかだった。
2期あるのはさすがに確定してるとおもうので(無知)楽しみです。

投稿 : 2023/01/15
閲覧 : 90
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4

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:----

盛り上がらない邦画みたい

つまらない事もないけど面白い!とも思えないまま淡々と話が進んで終わった。
バトルも頑張って動かせば良いものになるとも限らないんだなぁと…
バトル部分重要視してないのかな?ドラマ部分こだわったのかな?
全体的な空気感を一言で表すなら「邦画みたい↓↓」。
原作未読なので何とも言えないけどアニメや漫画にはやはり相応の見せ方があるのではないかと実感した。
淡々とした乾いた邦画の感じがバトルやギャグ部分までそういう風にしてしまってた。
それから主人公が誰なのか分からないというかぼやけてました。
それでもそこそこ視聴出来たのは内容のおかげであってこの演出で何かがプラスに働いたとはあまり思えません。

投稿 : 2023/01/14
閲覧 : 197
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10

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

グロ耐性ある人はぜひ!

題名から期待して視聴してたんですが、いやー面白かったです。かなりグロいなかなかの血しぶき量なんで、観る人を選びますね。第1話からグロいんでダメな人はすぐ断念出来る親切設計?何かと規制の多い現在、結構放送出来るんですね。

チェーンソーマンのフォルムがエモくて良いです。戦闘シーンも迫力あるし、背景などの作画も綺麗です。珍しく食べ物の作画いいなと思いました。話もテンポよく進み一気に視聴しました。

主人公デンジを始めぶっ飛んだキャラ多いのも良かったです。めちゃくちゃなパワーちゃんとデンジのやり取りウケます。マキマは不気味だが語尾が「だよ」で可愛いのかな?と思ったり。何故?かと言うとキャラ絵が独特と言うか、感情をあまり顔に出さない無表情で、目が死んでるようなキャラ多い(^^;)だから私が好きな美少女キャラはいません(そういうキャラ絵ではない)。

OP曲は米津玄師で良いんですが、ED曲は毎話違うので曲数が多い、その割にあまり好きな曲は無かったかなと。毎話曲を変えると印象に残りにくいからやり過ぎかなと。また聞き直そうと思います。

思った通り賛否両論ですが、もう少し評価高いかなと思ってたので少し案外ですね。それと原作勢が結構酷評してますね。私はグロが特別好きなわけではなく、話がハマった感じなんでしょうね。制作会社も一緒で同じ少年ジャンプ系の呪術廻戦とならチェーンソーマンの方が好きですね。

グロ耐性のある人にはお勧めですね。かなりインパクトある回もあり面白いですよ。

2023年1月13日

投稿 : 2023/01/13
閲覧 : 236
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22

Tatsurei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ストーリーと作画は良かったですね!

褒める所はストーリーと作画ですが演出と演技が悪くてリアルタイム視聴中は眠くなりましたw

この作品は生い立ちが不遇な主人公が、明るくて前向きな思考でバカっぽい事をやるギャップが良かったのにアニメは妙に落ち着いついてて、暗いので魅力が半減してましたね~w
独創的な戦闘シーンは迫力がない見せ方をしており、戦闘中は興奮するはずですが妙に落ち着ちついててボソボソと喋って聞き取りにくく高揚感やすっきり感もなかったです。

演出と演技でいい画が駄作になる見本となるいい作品ですねw
後世に伝えたいです。
後、エンディングを毎話、変えてましたがほとんどが印象に残らなかったのである程度は固定した方が良い事も知れました。

バトルものが好きならお勧めって感じでした!

投稿 : 2023/01/12
閲覧 : 98
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8

ネタバレ

かしろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

渇望

【R5/1/10追記 渇望】

【5話まで見て エロいなっ!】
チェンソーマン
漫画雑誌を読まない私は、噂程度で聞くとことにより
進撃を捕まえ損ねたジャンプが形振り構わず、ジャンプでもグロやるぜと限界に挑戦してる作品
という認識だった。

アニメ見た感想
グロよりもエロが・・・

全体から漂うマザコン感
女性キャラから振りまかれる退廃的な色気
挙句、口からオナホ出すコウモリと、全身性器形状でおっぱいがいっぱいで長乳首なヒルがつがい

なんなんだよこれは!
最高だな!

となっているところに、5話が来た。

【風俗体験記】
5話を見て。
内容が内容なので・・・

{netabare}童貞の主人公。
ちょっと頑張りゃ風俗くらい行けるんじゃね?
と夢と希望を抱いて頑張りまくり。
そして、とうとう、念願の風俗に行ってみた。
ところが初手。
パネマジにやられる・・・
釈然としないながらも、気を取り直して、コトをしてみるも
「あれ?こんなもん・・・?」
想像していた何かと違う。
夢で抱いていた、希望として抱いていた何かと違う。

そんな彼に、悪くて綺麗なおねぇさんが囁く・・・

本物を教えてあげるよ
私の望みを叶えてくれたらね・・・

こんなん、絶対にオチるじゃん。
2人、ツルんでハメてんの?とか疑っちゃうぜ!{/netabare}


さて。
噂で聞いてたよりかなり面白い。
見ている感覚が「悪の華」を見ていた時の感覚に近い。
胸と胃をグッと鷲掴みにされるような感じ。
ここまで作者の内にある何かを吐き出している作品だとは思わなかった。
おすすめです。


【渇望】
1年を3か月ごと4つに分けて、そのひとつずつを1クールとする。
その1クール毎、何十という新しいアニメが放送され続けている。
どれだけ見ても見足りない
面白いシナリオが見たい
すげぇ作画が見たい
神動画が見たい
名の知れた人に格好良いOP歌ってほしい
劇伴はあの人がいい
etcetc....
アニメファンの飽く無き渇望


さて、チェンソーマン。
チェンソーマンで描かなければいけないこと。
それは渇望。

各キャラクター、掴めない何かを渇望し続けている。
例えばデンジ。
デンジは普通の生活を追い求める。
では、普通、とは何か。
朝ごはんを食べられれば普通なのか。
年相応に異性に興味を持てば普通なのか。
悲しいことがあったときに泣ければ普通なのか。

結局、普通なんてものはありはしない。
ありはしないから掴めず渇望する。
だから、手が届きそうな具体的な望み、異性を求めることで渇望を埋める。

圧倒的な力を持つ銃の悪魔を倒したい
イケメンに振り向いてほしい
金銭を稼ぎたい

各キャラにのせた原作者の渇望
手に入らない焦燥感
求め続ける我欲の強さ
それを追わずに満たされているかのような日常をただ送るシーンを丁寧に挟み込むことで、より一層の渇望を感じさせるつくり。

非常に面白い1クールでした。

さて、次は何を見るかな・・・・

投稿 : 2023/01/11
閲覧 : 125
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7

hiyama さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どの視点で見るかによって評価は変わると思う。

好き嫌いを別にしても2022年アニメ作品の中でも上位に位置するクオリティのアニメであることは間違いない。

ただ、だからこそ厳しい目で見てしまう意見も多く、また事前PVの時点での高い期待値に達していないというような評価も少なくはない印象。
ストーリーやキャラクターについての評価であるならそれは原作の問題であるので仕方がないことだが…アニメとしての出来に対する落胆は残念な部分。

実際…CGアニメーションの出来栄えは決して悪くはないのだが、若干気になる場面が目立ってしまった感は否めない。
特に最終話のあるシーンが露骨過ぎて少し笑ってしまった…悪い意味で。

そして何よりも演出の問題が大きい。

原作から改変された『映画を思わせるようなシーンの挿入』の仕方。
必要性がない場面や動きを含めた映像はある種の面白さがあるのは認めるし、アニメにおける新しい試みや一つの挑戦と言ってもいい。
しかしながら原作ファンからは不評な傾向があり、新規ファンからしても疑問を抱く部分でもあったのはレビューや視聴サイトのコメントを見ても明白。

不評以外にも「原作とは違うがこれはこれで良い」「映画のような演出が素晴らしい」という評価も少なからず存在しており、単純に良し悪しと割り切ってしまうことはできないのも事実。
しかし評価としては『賛否両論』と言わざる得ない。

個人的には賛寄り。ただ全てにおいてではなく7割賛美。3割否定という感覚。
ああいった「間を埋めるようなシーン」をあえて含めるのは面白いし、作品としてのクオリティの高さゆえに何気ない画ですら「見ていられるもの」として描かれているのは強い。
ただ、原作には感じられたスピード感がアニメでは欠落していたように思える。

つまりプラスの側面を大いに感じられる一方で、マイナスな側面も無視できるほど小さくは決してない…という感じ。


原作のアニメ化としてあくまでも不可分として考えるか、アニメはアニメとして切り離して見るかでも評価は変わるだろうし…。
演出を挑戦的な試みとして捉えるか、不要な異物として考えるかでもやはり変わってくると思われる。


また音楽面では驚きに溢れていた。

まずOPの映画パロディは知っている人ならニヤリとできただろうし単純にクオリティが素晴らしい。
アクション作品ならではのワクワク感に、方向性は異なるが『バッカーノ』や『デュラララ!!』のOP(あれはスナッチのみのパロだが)に通じるような楽しさがあった。

EDは毎回変更という豪華さ。
特別EDが1話だけ挿入されたり、既存の有名な曲で毎回のようにEDが変わるというのは『日常』や、ヒロインが有名ソングを歌う『からかい上手の高木さん』であったり。

エピソードごとに変わるという演出は物語シリーズであったが…チェンソーマンのEDとして新規の曲が12曲分用意されているというのは驚異的。
映像や曲の好みはあるがEDの出来はどれも素晴らしい。


なお自分は原作既読済みであったため動きの良さやアニメとの演出の差異などを重視してしまったが…初見ならストーリーも楽しめたのだと思うと羨ましい限り。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 172
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12

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

海外への意識を感じる、チェンソー×悪魔の織り成す刺激的でダークな作品

原作未読。1話視聴後レビュー。

正直なめてた。
話題作、人気作ということで見たけど、Aパート見て地獄のようなスタートでテンション下がって、Bパートでグロすぎて具合悪くなった。最後ED曲のカッコ良さで少し持ち直した感じ。
悪魔×チェンソーっていうあらすじだけである程度覚悟しなきゃいけなかった。
スプラッターが好きな人、ダークな世界観が好きな人にはかなり刺さると思うけど、耐性ない人はキッツイと思います。

1話から映画的でリアルな空気感が流れ、アニメとしてとっても気合入ってるのは分かりますが、見る人を選びます。明らかに大衆向けでは無いです。興味本位だけだと具合悪くなると思います。脳みそギャンギャンする、、見る時はお気をつけて……。

2023/01/09 全話視聴完了。
※1話視聴後、原作全巻既読。

毎話の作画はもちろん、各話毎にストーリーに合わせて書き下ろされたED曲の使用、新人声優をメインに起用したフレッシュで未知数の演技、どれもこれも目新しさに溢れる、原作漫画の奇抜さ素晴らしさを更に高めようとする試みを感じる作品でした。

物語は、ダークで容赦のない殺伐とした世界観が続くので気楽に楽しく見れる作品ではなく、少年誌原作とは思えないえろちっくなシーンやグロすぎな内容も多くあるので、色んな意味でインパクトはあったかな。

好きな点は、作画。映画を見てるような奥行や画角で、凄くリアルだった。妙に生々しい空気感が作品全体に流れててとっても良かった。今後のストーリーにつながる意図のある造りになってるなって思いながら見てました。
レゼ編の学校のシーンがアニメ化されたらどんな感じになるのか楽しみになる作画でした。

各話毎のED曲も今回はなんなんだろうというED曲への楽しみを感じれたから、素晴らしい試みだったのかなとは思います。1話のEDが個人的には1番好きです。
疑問に感じるのは、こんなに音楽にもこだわってる感出してるのに戦闘シーンでホルモンの曲を再利用していたこと。そこは使い回すんかーいと思いました。別にいいんだけど気になった。

自分はアニメ化きっかけに原作を読んだにわかチェンソーですが、原作があまりにも奇抜で独特の雰囲気を持つ孤高の作品だったので、アニメは別モンといえど原作の良さ越えられなかったかなと思いました。元々のファンの人はどう思うんでしょうか。
アニメ放送中に原作読むと、ちょっと冷めた感じになるので途中に見るのは良くないなって思いました。

子供には見せたくないし、みんなに勧めれる作品ではないですが、日本のアニメのレベルの高さや目新しさや刺激を求めてる人にはオススメします。動いて声出すポチタは初見でもかなり可愛いので、1話Aパートだけ見るのもオススメです。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 209
サンキュー:

31

ネタバレ

カモミール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

話の続きに期待

色んな悪魔やストーリー展開が面白かった。まだまだ話の続きがありそうで期待。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 99
サンキュー:

3

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさかの・・・

原作1期完結しているのに、あそこで終了とか、
監督何してくれてるの????

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 73
サンキュー:

2

Keiner さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ガワだけの凡作

原作未読です。

ティーン向けのちょっとお下劣なバトル漫画っていう感じで、そういう良くも悪くもチープな内容と、写実的かつ超ハイクオリティな描写とのミスマッチがなんとも。高級フレンチ店でビッグマックが出てくるような、フルオーケストラでドラゴンボールのテーマを聞いているような、まあそんな感じ。こんなカッコよく、重苦しい空気でやるようなストーリーじゃなかったよね、と。

原作は人気ですが、残念ながらこのアニメを見ただけではなんで人気なのかさっぱり理解できませんでした。原作は面白いと仮定すると、この作品は本来、優れたB級作品なんじゃないかと思っていて、それがこのアニメの作風で死んでいる印象。

前半のイントロパートはとにかく退屈で、間が持たず、キャラもどれも魅力的に映らなかったので、一度は切りましたが、後半になって少し話が動いたので二期が来たら一応視聴しようとは思います。

最近はどんな内容の作品でもかっこいい主題歌と神作画を付ければ持ち上げられる傾向にあるので、そういった傾向が生み出した魔物なのかなあ。

主題歌はかっこよかった。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 122
サンキュー:

10

あくび さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメも面白いが原作の漫画はそれ以上

アニメを拝見して何度見てもよかった。
声優さんもキャラクターにあって特にパワー役のファイルーズアイさんの演技特に最高でよかった。
作画もMAPPAでとてもきれい。
だがアニメ12話でおさめるため少し原作よりアニメのテンポが速い漫画勢としては少し違和感があった。それをひっくるめても面白いが漫画のほうが個人的には好きです、あとエンディングはホルモンやちゅ多様性などの神曲もあった。
人生で一回は絶対見たほうが良いものです。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 86
サンキュー:

7

Sophia さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

チェンソーマンは面白いがアニメはちょっと

チェンソーマンが巷で流行っていたため見た。
漫画と並行して見ていたのだが、いつの間にか漫画を一気読みしてしまい、遅れてアニメを見ていると何か足りない気がして面白くなかった。
チェンソーマンは、漫画のあのスタイルでこそ面白いだけで、中身はかなり無茶苦茶しているので、ただなぞってアニメにするだけでは全く面白くない。

投稿 : 2023/01/09
閲覧 : 197
サンキュー:

3

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まだ殻を破りきれてない感じ

【紹介】
悪魔を討伐するために自分の身体の一部を支払い悪魔と契約して戦うバトルアニメ
※グロテスクなシーンとか気持ち悪い描写とか多いので注意、特に食事中に見るのは「絶対」やめたほうがいいです
わたしは飲み会のシーンで気分悪くなりました

【感想】
原作未読
クオリティ高いし話はすごく面白い、キャラクターも荒々しくてぶっ飛んでてすごくいい!
すごくいいんだけど、演出にこだわってお上品になりすぎちゃった感じがするし、テンポもあまり良くない

特に惜しいのは戦闘シーンとキャラクターのかけあい
ここは演出や視点、演技を工夫すればもっとよくなりそう

でも面白かったです!

【この作品の面白いところ】
信念とかプライドとか倫理観とかそんなものどうでもいい
ご飯が食べたい、綺麗な女性の身体に触れたい
ただそれだけの欲求しかないけど、その欲求が誰より強い

ぜーんぶぶち壊してやるぜええええええええっていう感じの勢い任せな生き方が爽快!

【見せ方がもったいない?】
見せ方が悪いかな?
視点とか場面の切り替わりが映画みたいでいい演出になってる場面もあるけどバトルシーンとかキャラクターの掛け合いではそれがマイナスになってる気がしました

豪快なことしてるのにBGMや効果音や絵がこじんまりしてる、もっとダイナミックにヒャッハーー---ってやった方がいいと思う
音楽も微妙で盛り上がるところとかテンション上がるところでしっかりアガるBGMや効果音が欲しい

声優の演技がおとなしすぎるので、もっとはっちゃけていいんじゃないかな?
ぼそぼそしゃべっていて聞き取りづらい部分も多かった

みせかたをちょっと変えるだけでもっとすごいアニメになりそう

【好きなシーン】{netabare}
永久機関が完成しちまったなああああああああ!!

デンジ君が一気に好きになった最高にヒャッハーなセリフ
いい、すごくいい!!いいよデンジくん!!
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
この作品はイカレてるキャラクターほどいい味出してますね!

デンジ君とアキと岸辺隊長が特に好き
ポチタかわいい

でもアキと隊長死にそうだなあ・・・
{/netabare}
【音楽】
ED曲とEDアニメが毎回別々っていう贅沢
どれも作品の世界観にあった素晴らしい楽曲!
でも毎回変わると印象に残りづらい
最終回とかここぞって時だけ変えるほうがいいと思う

ホントどれも良かったけど特に好きなのは
2話EDのずっと真夜中でいいのに。「残機」
3話EDのマキシマムザホルモン「刃渡り2億センチ」
8話EDのTK from 凛として時雨「first death」
9話EDのAimer「Deep down」

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 303
サンキュー:

39

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前評判が高かったけど

自分にはあんまり合いませんでした。主人公が好きになれないというか感情移入できない感じでした。

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 128
サンキュー:

5

XiSMI81258 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作未読

違和感なく楽しめた。
全ての回が面白かった。

投稿 : 2023/01/08
閲覧 : 81
サンキュー:

1

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

デビルマン

デンジは借金を返すために悪魔退治のデビルハンターとして生活していた。
ある日、デンジは仕事を探してくれるヤクザに裏切られて殺されてしまう。
しかし、ポチタがデンジの心臓となって、チェンソーマンとして復活するのであった。

制作はMAPPA。
今のご時世で単独でアニメを引き受けるにはリスクが高過ぎます。
MAPPAは勝負しましたね。
選んだ作品が『チェンソーマン』というグロ耐性が必要な作品。
原作の評価が高いジャンプ作品なので、一定数の支持は得られるでしょうが、
原作ファンが望んだアニメ化かどうかは疑わしい。
前人気が高すぎるというのも、アニメ化するにあたっては、
越えなければいけないハードルが高くなってしまいます。

個人的な評価は保留とさせて下さい。
何故なら、判断するには早計だから。
銃の悪魔はチェンソーマンの心臓を狙っているみたいですが、何故なんだろう。
その理由が明示されていないので、謎は深まるばかり。
マキマさんは一度殺されていましたが、その後、涼しい顔で復活。
しかも、敵を圧倒する能力の持ち主。
何故、マキマさんが強いのか、という理由も分からないですね。
色々と謎が多いまま、本作品は終了。
続編が無いと、頭の中が?となってしまいます。

戦闘シーンなどの作画は流石としか言いようがないですね。
原作者は、倒す相手が悪魔なのでグロい表現もOKになった、と言っていました。
たしかに、悪魔を切断しても、人間では無いので文句は言われないかもです。
でも、グロ耐性は必須。
見る人を選びますが、バトル物が好きな人だったら満足できるかもしれないですね。

何故、チェンソーマンの心臓が狙われるのか。
マキマさんの強さの秘密や目的は何か。
銃の悪魔はどこにいるのか、などなど……
様々な伏線を残したままです。
当然、続編はありますよね。
丁寧な作りなので時間がかかる事は承知していますが、
できるだけ早く続編決定の知らせを待ちたいと思います。

投稿 : 2023/01/07
閲覧 : 173
サンキュー:

37

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もうすぐボーナスがでるので

人がチェンソーと混じり合うダークヒーロー物語

発想から物語から、インパクト大で、
op.edにも、作画にも売り込みにも力を入れていたので見ないと損だな〜と思い視聴

バトルシーンとか迫力満点で、作画オバケ!って盛り上がってみた

アッサリザックリしたストーリーの進み方で、キャラに深入りせず、感情移入せず。みたいな感じが私ゎよかったと思う

よくあれ放送できたな。
と思う血まみれシーンあり。


キャラも魅力的で頭おかしくておもろい!

全体的に高評価なんだが、
あえて気になるところをあげるなら

期待させすぎて越えきれなかった部分があったなー。と感じる点。


2期が必ずくるだろうから、期待を超える作品に期待!

投稿 : 2023/01/06
閲覧 : 118
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8

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかくバイオレンスシーンがすごい

まあなんつーかこう『ナリモノイリ』で始まったアニメってあんまりボクには合わないのが多いような感じしてましてですね。

要するにとにかくすごい人気でアニメ化するのにもものすごい金かけてやってまっせ的なやつ。

ああでも最近はそうでもないか。
『スパイファミリー』とかもそんな感じで始まったけど面白いもんね。

とゆうことでチェーンソーマン。

おお。スパイファミリーとこれもテレ東だ。
そう考えるとテレ東のアニメ面白いのが多いっすねぇ。さすが。

でも実は見始めておもしろいなと思い始めたのって最近で。姫野さんが出てきたあたりかな。

姫野さんいいよねー。{netabare}死んじゃったけど{/netabare}。


それまではなんかまあお洒落な今どきの感じで呪術廻戦っぽいかんじなのかなーとか思ってぼーっと見てましたが。

全然違いました。

なんかめちゃくちゃ面白くなってきましたよ~~~。


ヘンテコなってゆうかすごい変わった人ばっかり出てくるのだけれど、その中で一等変人なのが特異4課のおそらく課長。マキマさん。

なんだこのオンナ。後ろから{netabare}アタマ撃ち抜かれて{/netabare}も全然へーきって何モンだよあんた。早いハナシあんたヒトじゃあねえな!?

と思ったらなんか神社であんなことしちゃうし。


いやあ。あのシーンは久々震撼したっすわ。


あとその殺戮シーンの『手』の作画にはうなりました。

作画についてはあまりこだわらない方なのですが、あのシーンはスローで何回も再生しました(笑)。

あの原画書いた人誰だろか。
絵の上手い人ってまだまだいっくらでもいんのな。


ほて、このハナシってひょっとしてそれぞれ契約してる悪魔=十二支だったりする?もしくは神に仕えるとされてる動物的な??・・・違う?

まあとにかくバイオレンスシーンがすごい。
そのめちゃくちゃな感じがなんともなのです。


えこれ1クールで終わるの????
だれかオセーて!!!

投稿 : 2023/01/06
閲覧 : 180
サンキュー:

21

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

/(^o^)\

視聴完了

結論
チェンソ-のアニメは原作とは別作品。
アニメはアニメの良さは確かにあった。
けれどもそれは原作の良さを殺した上に成り立っていた。
なので、もう今後のアニメチェンソ-に期待するのは辞めにした。
アニメはアニメ、原作は原作。
アニメはキャラ達の爽やかにも取れるぶっ飛んだ掛け合いと
面白さは薄まっていたし、解釈の祖語とも言える、頓珍漢な
ユ-モアセンスの無さが浮き彫りとなっていた。
しかし、叙情的な人物描写は原作には無い繊細さが
見て取れた。
これは原作者とは得意分野が違う監督が作成した作品と理解するしかない。
悲しいけれど、もう再アニメ化はしないし、
これがチェンソ-のアニメ。
2期は出来る事なら違う監督に作成してほしいが、
それももう叶いそうもない。なので諦める。
アニメはアニメ、原作は原作の別作品。
終わり…。
※評価はアニメのみの評価。
物語は総合的な演出を含めたもの。スト-リ-ラインは☆5

以下、序盤に苦しめられた頃の原作好きの悲鳴笑

原作はB級ホラーと映画を愛してやまない作者が
実に見事に映画の詩的要素を漫画で表現してる作品

そして主人公も
金無い、未来無い、女とヤりたい!とも言えない
現代若者を見事に体現したデンジ。

それをぶっ壊れた世界観で切り裂きまくるんだから
面白くない訳がない。

てことで原作は間違いなく近年の傑作中の傑作。

さてアニメは…

正直ね
見始めて
『おい…頼むよ…やめてくれよ…』
『才能無いのに…アナーキーな世界観を壊さないでくれ…監督1人よがりのつまらない演出、演技指導をしないでくれ…』
『早く降板してくれ…デンジもアキもマキマもしんじまうよ…』
って3話まで泣きながら見てた。

4話。
最高だった。
これなんだよチェンソーは。
このぶっ壊れたB級の世界観と静かな詩的表現の緩急が美しく面白いんだよ!!

…え?

監督が違うって?
ブラクロの天才が担当したって??

5話以降、不安しかない

投稿 : 2023/01/05
閲覧 : 184
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チェンソーマンのストーリー・あらすじ

『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、ド底辺の日々を送る中、裏切りに遭合い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『チェンソーマン』として蘇る──。(TVアニメ動画『チェンソーマン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2022年秋アニメ
制作会社
MAPPA
公式サイト
chainsawman.dog/

スタッフ

原作:藤本タツキ(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)

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