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「ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン(Webアニメ)」

総合得点
計測不能
感想・評価
19
棚に入れた
47
ランキング
1096
★★★★☆ 3.9 (19)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
3.8

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ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

人間と吸血鬼の08小隊

ネトフリオリジナル作品。約30分×5話。


簡単に言えば「人間の少女とヴァンパイアの王女による楽園を求めての愛(友愛)の逃避行」。
5話で完結させてるから、話の進行は早いけど、話数間を飛ばすようなことはないから、比較的わかりやすかった。


憎み合う者同士の逃避行っていうので『ガンダム08小隊』を思い浮かべるけど、恋愛要素は全く無い。ヴァンパイアの方は序盤で百合っぽい描写があるから主人公二人の恋愛があっても不思議ではないんだけど、ただ無いだけなのか、実は企画段階ではあったんだけど、世界向けのネトフリ配信だから配慮したのか……まあどちらにせよ、あった方がもう少し楽しめたっていうのが正直な感想。


お互い事情があって最初は利害の一致で逃亡するけど、フィーネの方には同情できるのに、モモには一切できなかった。
フィーネは過去に人間絡みで辛い事があって自暴自棄になってたのに対して、モモは一回前線で酷い目にあったとはいえ、母親がお偉いさんですぐに安全な職を得たのに、親友がヴァンパイアに殺されて流れでフィーネと一緒に逃げちゃうし、しかも音楽に触れただけでヴァンパイアに心を許しちゃうしで、観ててイライラするキャラだった。キャラクターだけで言えば、フィーネを取り戻そうとしたアレグロやモモの母親のノバラの方がまだマシ。


作画担当が『NARUTO』の西尾鉄也だから、既視感を感じるデザインだけど、ヴァンパイアが変身した姿(口が出て目が赤くなった状態)が『NARUTO』の劇場版(どれか忘れた)で出てきた変身した敵の姿に似てた。



【あらすじ】
1→人間のモモは戦闘でヴァンパイアの子供を撃てなかった。母が司令官のため安全な司令部勤務となる。ヴァンパイア側の王女フィーネはとあることが原因で毎日放蕩三昧の日々を送っていたが、部下のアレグロが立てた作戦に参加する。モモは母と喧嘩をして森に逃げてるときヴァンパイアの襲撃を受ける。その時フィーネとモモは出会う、最初は拒否するモモだったが、友達であるミラナが死んだため一緒に逃げる。

2→フィーネは自分の屋敷につきモモをもてなそうとするがモモは心を開かなかった。しかし人間とヴァンパイアが一緒に暮らす絵や人間が作った歌に触れ、徐々に心を開いていく。モモの母ノバラは弟のクボにモモ奪還を命じ、ヴァンパイアもアレグロにフィーネを連れ戻せと命令する。クボは屋敷に突入しモモを助けようとするがモモはフィーネについていくことを選び、アレグロの襲撃や、クボに付いてきたパワードスーツ部隊が勝手に行動したため、フィーネとモモに逃げられてしまう。モモたちは人間とヴァンパイアが暮らす場所を一緒に探すため旅を始める。

3→車で移動中、ラジオで軍司令の母親が自分のせいで上層部から責められてると聞く。二人は仲良く移動しながら、ヴァンパイアと人間が一緒に暮らす街に着く。一緒に住むと言っても街を二つに分断し、お互い血とお金でやり取りするだけの利害関係で繋がった街だった。フィーネは知り合いの宿屋を訪ね、主人を買収しルールを破って人間であるモモも泊まらせる。しかしそこについてからフィーネは自分の吸血衝動を抑えられなくなり、モモを襲いかけてしまう。フィーネはそんな自分を見て、モモにやっぱり人間の世界に戻れと言う。モモは人間側の街へ潜入し血を盗み出そうとするが騒ぎになってしまう。そこにフィーネを探していたアレグロも現れ、モモは殺されそうになる。何とか逃げ出したモモだったが、ヴァンパイアの街でも人間を連れ込んだことで騒ぎになり、モモはフィーネを連れて逃げ出す。弱気になるフィーネに喝を入れ、二人で遠くまで逃げるが、途中で力尽きてしまう。モモが目を覚ますと、ベッドにおり、ヴァンパイアの少女がいた。

4→モモたちがいるのは吸血鬼と人間が楽しく暮らす村だった。モモは喜ぶが、フィーネは血の中毒者と言われたヴァンパイアの姿を見て疑心暗鬼となる。だが楽しく暮らすモモの邪魔はできず、さらにアレグロがフィーネの前に現れたことによってフィーネはモモの元から去ることを決める。一方モモを追っていたクボは威信を取り戻すために来たノバラを連れてモモを探す。フィーネが去ったことに気付いたモモは探そうとするが少女たちに止められ、この村がおかしいことに気付く。モモは逃げ出すが、彼らが根城にしていた潜水艦で電力の源にされるヴァンパイアを見つけてしまう。彼らはモモたちが持ってた楽園のポストカードに踊らされたヴァンパイアを集め、動力源にしていた。一方フィーネは仲間を呼びにいったアレグロがいない間に村の連中に捕まってしまう。モモはリーダー格だったヴァンパイアの少女に追いかけられるがどうにか倒す。しかし外でクボの部隊と村のヴァンパイアたちが戦闘を起こし、その流れ弾で潜水艦に穴が空きモモは溺れてしまう。

5→モモの危機に目覚めたフィーネは潜水艦へ行きモモを救出する。そのまま二人で逃げようとするが、アレグロとクボたちが追ってくる。そのまま三つ巴の戦闘に入り、フィーネたちはクボの部下達に襲われる。フィーネは腹をくくり、モモを先に逃がし、バケモノになる薬を使ってしまう。モモはフィーネのもとに戻ろうとするが、アレグロとパワードスーツに捕まってしまう。しかし最後はフィーネのことを思ったアレグロが死の間際にモモを逃がす。フィーネはバケモノになり見境が無くなっていた。モモにも襲い掛かるがクボが助ける。クボはフィーネと戦うがモモが止め、クボは見境が無くなってもモモを守ろうとした姿に愕然として二人を逃がしてしまう。落ち着ける場所へ来たフィーネはバケモノから戻り、かつてモモに似た人間で一緒に逃げようとした女の話をする。フィーネは息を引き取り、モモはフィーネの死体を持って途中母親に今まで育ててくれた礼を言い、決別を宣言して去っていく。しばらくした後、モモはヴァンパイアと人間が一緒に暮らす場所にいた。

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 89
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1

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気素晴らしい

擦られきった人間とヴァンパイアの物語。
この時代だからこそいつもより響く内容に感じる。

話数の短さに賛否が分かれてるけど、個人的にはこんなもので良かったと思う。
何なら2時間くらいの映画でも良かったくらい。
退廃的な雰囲気もしっかり加えた美しい世界観にBGMもいい。
概ね物語は王道だけど、だからこそ見やすくて分かりやすかった。

気になったのは、アクション要素が半端だったところ。
一貫して静に偏った作品も見てみたい。

投稿 : 2023/01/15
閲覧 : 127
サンキュー:

0

Kei さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

めっちゃ良かった!! 今年一番のお気に入り

Vampireものが好きなので面白かったです。
ラストはず~と泣きながら見てました。
出てくる曲も雰囲気があって良かったので、サウンドトラック発売したら買って車で聴こうと思います。(泣きながら運転しそうw) 追記 wit 10th 行ってヴァンパイア イン ザ ガーデンの写真撮った人いたら写真共有しませんか?(僕の持ってる写真ピンぼけが多くてかなC )一枚でもいいので連絡くださE 兵庫県から東京までコレクションしに車で行ったのに辛すぎるw

投稿 : 2022/06/21
閲覧 : 209
サンキュー:

0

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合版ロミジュリ、人間とヴァンパイアの逃避行

ネットフリックス配信のオリジナルアニメ全5話。
人間と吸血鬼が戦争(存亡賭けた生存競争)する終末的世界観で、許されざる両種族のヒロインが、自由と互いを求めて楽園を目指す物語。

【良い点】
世界観が素晴らしい。
直接は語られないが、おそらく過去から続く戦争で疲弊し、文明や文化が衰退している。
厚い雪雲に閉ざされた冬の荒野や要塞都市、楽園目指す、なんとなく「ウルフズレイン」を彷彿とする情緒。
終末的なのに美しいセカイをハイクオリティーな作画や楽曲で表現。

人間とヴァンパイアが種の存亡を賭けて抗争している世界観を丁寧に描写。
文明水準、ヴァンパイアの弱点付くサーチライト(シュトロハイムが使ってたやつ?)、困窮する軍国主義的な雰囲気など、描写の一つ一つが地に足の着いた物語に活かされる。
人間側は衰退し、音楽などの文化を失っている事(東西冷戦の東側ぽい)、閉塞感や絶望感からの、人間側ヒロイン・モモが、与えられた役割に縛られる葛藤から、極自然に吸血鬼ヒロイン・フィーネの手を取り楽園を目指す流れにつながる。

歌、音楽が重要なキーワード。
禁じられた音楽を自由の象徴として物語を彩った。
ヴァンパイアは耳が良過ぎる故に歌うのは苦手だから人間のモモが歌うなど、細かい配慮も上手い。

キャラクター描写と交流掘り下げも丁寧で分かり易い。
人間とヴァンパイアは決して相容れない事を終始強調、モモとフィーネを追う各陣営のキャラたちの心情もちゃんと描かれるので物語に厚みがある。
母やおじさんも背負ってきた想いがちゃんとある。

ストーリーは百合版ロミオとジュリエットな感じ、フィーネは勿論、モモも母が指導者なのでプリンセスと見なせる。
古典的なテーマ故に普遍性のある物語、男女ではないので恋愛を排してより純粋に友情を描けた。
互いに縛るモノから逃れ、求め合い、大切な関係になっていく。
モモも守られるお姫様ではない、自力でピンチ切り抜けるため、対等なパートナーな感じ。
この点は古典の良さと現代的なヒロイン像を両立している。

1話ハラハラドキドキな序章から、2話でテンポ良く仲良し、3話で吸血鬼物定番の血の衝動イベントから4話偽りの楽園で絆を試され、5話クライマックスまでノンストップ。
1話1話の密度が濃く、30分で普通のTVアニメ2~3話分くらいの満足度。これを5話分勢いが落ちず。
ラストは切ないが美しい余韻が残る。
ふたりは自由に生き、自分の意志で互いを求めた。想像の余地がある曖昧な結末だけど、楽園にいけたと思いたい。

作画は非常にハイクオリティー。
退廃した世界の雰囲気はウルフズレインに迫るレベルだし、バトルも銃火器やヴァンパイアの飛行やクリーチャー、日本刀入り乱れて外連味抜群。
おじさんのサムライソードは海外受けも良さそう。
ヴァンパイアの変異クリーチャー化はBLOOD+を彷彿、流石はプロダクション・アイジー。

【悪い点】
良い点と裏腹、密度が濃過ぎてラスト以外は余韻に浸る余裕が無い感じ。
全5話なので仕方がない。

【総合評価】8点
ヴァンパイア物の集大成みたいな良作。素晴らしい。
百合好きな自分的にそっち方面でもポイント高かった。
ただ、完成度は高いけれど物足りない面はあるので、贅沢言えばこの内容で1クール2クール見てみたかった。
評価は「とても良い」

投稿 : 2022/06/20
閲覧 : 191
サンキュー:

2

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

短編で良い作品を探してるそこのあなた!!

WIT STUDIOによるNetflixオリジナルアニメ。
人間と吸血鬼の争いと共存の物語。

たったの5話と短いのですが、テンポもよく最後もきちんとしていて久々の良作でした。

総作画監督が西尾さんってこともあり、しっかりした綺麗な作画でした。そもそもWIT STUDIOですから、他のアニメーターさん達もレベルが高いです。
キャラクターデザインも西尾さんなんですが…やっぱりNARUTOを思い出してしまう(笑)

(感想)
いやー吸血鬼を題材にした作品で、久々の当たりでした!
たったの5話って短いのにキャラクターも濃く、一人一人感情移入できました。
実力のある声優さんばかりだったので、感情移入できたのも声優さんの演技が素晴らしかったからってのもありますね。
テンポがよくて、無駄がないアニメでした。
作品上音楽が頻繁に流れますが、曲も良かったです。

{netabare}最後も美しい終わり方だったと思います。フィーネが亡くなったのは残念ですが、ある意味自由になれたと思う。
モモも母親と決別し、自由を手にし自分の人生を歩み最終的に本当に平和な楽園をつくったんだし。
{/netabare}

アレグロやクボもいいキャラしてましたね。

クボは最初見たときNARUTOのミナトと同じ髪型すぎて西尾さんNARUTOに染まってるんだなーって思った(笑)

欠点なんかなに一つないんですが、Netflixでしか観れないってのが残念ですよね。
良いアニメだったので、Netflixを登録してまだ観てない方、まだ登録してない方も機会があったら観てみてください!

投稿 : 2022/05/28
閲覧 : 227
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

吸血鬼モノが多いな。

やはり「吸血鬼」という題材は、不老不死というテーマが描けるだけあってそれこそ「永遠のテーマ」なんでしょう。

総作画監督に「NARUTO」シリーズやTV版「攻殻機動隊」の西尾鉄也さんなので今時珍しい2D作画の真骨頂が見れます。とても細やかな演技まで見せてくれるので作画レベルはダントツトップです。

しかし、物語のテーマやストーリーの展開はややオーソドックスに留まっており、目新しさがありません。テーマ的には「ポーの一族」が近いですが、吸血鬼なのでまあ当たり前かなと

最近は「鬼滅の刃」の大ヒットもあって吸血鬼モノやたら多いですが、その作品群の中では一番叙情的な作品だったと感じました。

投稿 : 2022/05/24
閲覧 : 181
サンキュー:

4

esm24722 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

百合SFと△関係(毒親問題)

ヴァンパイア、百合SFと流行のモチーフを使いながら、昨今の毒親問題の究極な形を扱い今日性も帯びた物語に昇華させたwitstudio。
「人間はなぜ、自分の似姿(=人形)を造ろうとするのか」(イノセンス)この作品の中の登場人物は見事に自分の過去をトレースしてモモ(主人公)に押し付けようとしてくる。これはモモが未来を作る物語だ。誰に何を言われようと、邪魔されようと、運命に負かされそうになっても抵抗し、彼女が自分自身の未来を掴み取る話なのだ。にしてもCパートは飛躍があり根拠は薄いと思うけども。ああいう描写にすることは理解できなくなない。
この物語は5話から成り、1話が30分以内。にも拘らずスケールは劇場作品並みで密度が濃いです。普通のアニメ3話分がこのアニメの1話の満足度と言っても過言ではない。プロダクションIGが長年に渡り製作しているbloodシリーズで培われた、翼手のデザイン、銃器や刀アクションが遺憾なく発揮され、戦争モノの描写も見事で、実際の戦争シーンに引けを劣らない描写が見れるでしょう。
話数が変われば一転、少女たちのロードムービーで微笑ましいやり取りが貴方の心を温めてくれるに違いありません。小林ゆうさんの声の演技と相まってシュールなギャグシーンも有り、この関係がいつまでも続いて欲しいと、そんな有りがちでささやかな絶対に叶えられないフラグを幾つも立てて、それでも願わずにはいられないとても愛くるしい少女たちの逃亡譚。楽園を目指す物語。彼女たちの楽園はどこに存在するのか?本当にそんな希望が存在するのだろうか?是非貴方の目で見届けて欲しいと思います。大人たちに抗う少女たちの物語を。

投稿 : 2022/05/22
閲覧 : 281
サンキュー:

1

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヴァンパイアと人間が戦う世界のガール・ミーツ・ガール。

詳細は公式サイトでも見てください。

Netflix独占配信のWIT STUDIO×Production I.Gによる完全新作オリジナルアニメです。監督は「ハル」「屍者の帝国」の牧原亮太郎氏、副監督が「進撃の巨人」の田中洋之氏、キャラデザを担当したのが「NARUTO -ナルト-」などの西尾鉄也氏になります。

人間とヴァンパイアが100年以上も戦争を繰り広げている世界。人間サイドは軍部が市民生活を抑圧し、芸術などを愛でることすら禁じられています。そんな戦時下で、偶然出会った人間の少女・モモとヴァンパイアの王女・フィーネの“ガール・ミーツ・ガール”を美しく描くロードムービー的なストーリーになりますよ。

1話25分、全5話。ま、要するに125分の劇場版というボリューム。
ん? WIT、ネトフリ…。あ、最近「バブル」を配信(公開)したばかりですね。もしかすると、これか「バブル」どっちかを劇場公開するという話だったのかもしれないですね。

で…
{netabare}
まあ、非常に美しい世界観でありながら、戦争の愚かしさ、醜さをWIT STUDIOの見事な作画で描いています。

モモが人間世界を、フィーネがヴァンパイアの世界を裏切って逃走劇が始まるといった導入も自然で、敵同士にも関わらず、少しずつ心を開いていき、無二のパートナーとなっていく展開も説得力があって悪くありませんでした。

もちろん、人間vs.ヴァンパイアのバトルシーンも迫力満点。さすがWIT STUDIOの面目躍如といったところ。そして、ゴシック風・民族音楽を織り交ぜた劇伴も世界観とマッチして素晴らしいものでした。

最後は、ちょっとまとめるために強引だったかなという気もしなくもないですが、まあキレイに締めくくったという印象です。

ただ、そういう意味では、こういった設定・世界観のストーリーとして“優等生”すぎるきらいも…

なんていうか、すべてにおいて「まあ、そうでしょうね」という予定調和感があります。特に、最後の楽園で歓待してくれる村の人達が実は…みたいなのも、そうなるでしょうといった感じ。

モモとフィーネを追いかける人間サイドの叔父、ヴァンパイアサイドの幼馴染、ともに“よくあるキャラ”といった感じ。最後の最後で、実はモモの叔父はかつてヴァンパイアの娘と恋仲でしたが、モモの母によって手にかけられてしまうということが明かされるのですが、これすらも「よくありそうな展開」にしか見えませんでした。

そして、やはり全5話は尺が足りなすぎました。
この尺で、これだけの展開、この世界観を表現するのは、さすがに無理がある。大ラス5話のCパートなんて、これは何? モモの妄想?
{/netabare}
全体的には、オーソドックスなロードムービー活劇に百合要素を足しましたといった感じ。作画や世界観、音楽など非常に高いレベルで安定していた“優等生”なアニメ作品です。そこに面白さがあるかどうかというと、もう好みとしか言いようがないですね。

確かに、これが劇場版だったとしても「バカヤロー! 金返せ!」とは言いませんが、わざわざ劇場まで足を運んでチケットを買ってまで観るほどかというと、そこまでではないといった印象です。ネトフリと契約していて、時間があったら観てもいいかなというところ。

投稿 : 2022/05/19
閲覧 : 199
サンキュー:

3

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 19

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/03/07
閲覧 : 22

オドル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/11/17
閲覧 : 19

とらんせる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2022/08/27
閲覧 : 27

お茶猫@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/04
閲覧 : 39

けろっぴ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/06/24
閲覧 : 32

もっしーw さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/06/07
閲覧 : 34

lOdAc51037 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/24
閲覧 : 40

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/21
閲覧 : 35

kuronotuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 39

raimu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/05/17
閲覧 : 31

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ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデンのストーリー・あらすじ

ある冬の時代。人類はヴァンパイアとの戦争に敗れ、地球上にほとんどの居住区を失った。生き残った人々は小さな都市に光の壁を築き、身を守りながら生存圏の再拡大を望んでいた。抑圧された暮らしの中、敵であるヴァンパイアとの共存を望む主人公・モモ。かつて人間を愛し、戦場から姿を消したヴァンパイアの女王・フィーネ。都市に戦火が広がる中、2人は運命的な出会いを果たす。その昔、ヴァンパイアと人間が共に暮らす『楽園』があった。これは『楽園』を求めて旅をする1人の少女とヴァンパイアの物語─。(Webアニメ『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
Webアニメ
放送時期
2022年5月16日
制作会社
WIT STUDIO
公式サイト
www.witstudio.co.jp/works/2020/10/550.html

スタッフ

監督:牧原亮太郎、助監督:田中洋之、キャラクターデザイン・総作監:西尾鉄也、美術監督:吉原俊一郎

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