♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
タイトルの響きだけで観ることを決めたのですが,観始めて割とすぐに思ってたのと違うことに気付きました。
主人公の桂菜は生命維持装置がないと生きていられない女の子だったのだけど,その生命維持装置が停止して死んじゃうんですね。
設定はとっても暗い話なのですが,ストーリー自体は全く暗さのない仕上がりになっています。
―というのも,彼女の意識はVRMMORPG「リアデイル」の中にあってその中で生き続けているんです。
ゲーム内でハイエルフのケーナとしてやっていくことになった主人公。
このアニメはそのリアデイルでの物語で,現実世界のことはほぼ触れられません。
わたしはファンタジーだと思ったので観ることにしたのですが,どちらかというとRPGをアニメにした感じ。
桂菜はプレイヤーなので自分が他の登場人物(ゲーム内のキャラクター)とは違うと分かっています。
そして,設定としては自分が遊んでいた時代から200年が過ぎた世界らしい。
普通ならこういう物語は主人公に次々と災難が降りかかったり,困難を乗り越えて成長するっていうストーリーにしがちだと思うんだけど,彼女はすでに限界突破者でチートなんですよね。
だから,生命維持装置が停止して死んじゃった身の上とは裏腹にリアデイルで彼女が生きるのはとってもイージーです。
このゲーム内では里子システムとやらでサブキャラを作れるらしくそれが子ども達になっていて,更には孫まで登場するのはギャップがあって面白いと思いました。
ただ,全体的にこの物語が面白いかと言われるとうーん。
ラノベ原作って感じですね。
話に深みとかもないし…。
キャラクターデザインも嫌いではないし崩れるというほどのこともなかったけど,少し前のキャラデザというか…。
同じなろう系アニメでも「最果てのパラディン」なんかはとても画がきれいだったので比べちゃうと見劣りするなと感じます。
それに崩れてはないものの終盤ちょっと手抜きな回がありました。
最後持ち直しましたけど…。
エンディングのアニメーションは可愛くて好きだったのですが,主題歌はOPもEDも印象に残っていません。
総合的には,一応全話観たものの観なくても良かったかなという感想です(^▽^;)
決して嫌いなアニメという訳ではないんですけどね。