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「Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-ヴィヴィ フローライトアイズソング(TVアニメ動画)」

総合得点
85.8
感想・評価
779
棚に入れた
2575
ランキング
225
★★★★☆ 4.0 (779)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.9

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Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

HAL9000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とてもSF、とてもアクション、アンドロイドの100年間の使命

オリジナルアニメらしく、よく話が練られ、アニメという表現手段のパフォーマンスを最大限に使えるよう作られている感じがする
アンドロイドを破壊するアンドロイド、歌姫であるのに「望まないであろう使命」を課され、100年を費やして時代を変革すべく身を投じていく。

A.I.なのに人間よりも人間らしく生の尊厳を感じさせる描写は、私個人としてはハードSFになくてはならない要素。それでいて未来科学技術の考証もきちんとバックボーンにあるべきもの、リアルさ。アンドロイドを表現するため、時折3Dのようにリアルな目を描き分けているのもいい。

美女の目にもとまらないスピードとアクションは、私個人としては、正統派アニメに不可欠な要素。躍動、感情爆発。神シーン。

100年という壮大な時間軸は、物語を特別なイマジネーションを生むためのとてもよい要素。

キャッチコピーにも見られる詩的表現は、感情を揺さぶり深く印象に残るための大事な要素

とても素晴らしいです。毎回2度見ています。
最後はどうなるか、とても楽しみ。今期マイベスト。

※視聴終了、コメント追加
最後はSF色は薄くなるのかなと思っていたらその通りになったので、そこは訂正します。ライトSFなので、冷たい方程式やマランゾーンの環を求めてはいけないのだった。
アニメにハードSFは合わないかもしれないが、個人的にはスターシップオペレーターズやシドニア系の作品がもっと輩出されてほしい。

しかしながら設定よし、グラフィックよし、アクション圧巻。ここいらの評価は最高クラスなので今期1位。一応SFで、今風にアレンジされた深く考えずに楽しむアニメ(脚本はなるほどリゼロ)


【7話】
{netabare} 60年経った
E=mc^2 は総エネルギー量なので間違い、でも問題なし
フリーズしたのは、アシモフや星新一式の論理矛盾でしたか。一部分の記憶が破壊されたというのもまるで人間みたいでストーリー的にはok

6話、7話と視聴してきて、自分的に、面白すぎるんだけれども★5にならない理由がやっとわかった 歌だけがもひとつなのだ

「歌姫なのに歌にノレない」 たぶん曲がいまいちアカンのでは・・

人工島でアンドロイドがコアとなって歌い続けていた歌も、サビを繰り返してるのにわびもさびもない平坦感。考えてみるとopもedもvivyの歌全滅、他のアンドロイドの歌はもう少しマシなんだがvivyだけダメ。声優さんが悪いのではなく選曲か。多分これだけが足らない

ただ、それでも他は全て素晴らしいので、わたしには最高の作品ではあります{/netabare}

【8話】
{netabare}ありゃ? OPが前のに戻ったよ 新OPは前回一回だけ?

アクションない分、静かだが超展開

また若いカキタニ氏? ハッキング?
5年前アントニオは原因不明の機能停止、そしてパンツ見せオフィーリアに乗り移ったのか??
じゃあパンツ見せオフィーリアはどこいった??
いずれにせよ、ラストひとコマの超展開の終わり方はコードギアスばりに衝撃
やっぱり二回見ないと僕の頭では理解追いつかないな{/netabare}

※ED後のCパートが長いので(見逃すとこやったがな)、飛ばした人は見ないと来週繋がらなくなるかも 注意


【9話】
{netabare}作画とんでもない。戦闘プログラムやばい。時折3Dか判断つかないが美麗、印象のこりまくるカット。
vivyの身体がふっとんだりごろごろ転落激突する手足の動きがとてもアンドロイドしてる。はぁ~

そしてこれ、私的に最高に「うぉぉぉアニメ」
9話も神回として保管

戦闘スイッチはいった瞬間、うぉぉぉ いっけぇぇぇと叫びながら全力特攻しものすごいスピードで超絶バトル、敵を鮮やかに打ち砕く。疾走感、躍動、感情爆発。 
何度も見たくなる。他作品ではシンフォギア絶唱、ダリフラ、シドニア、ギルクラ、グレンラガン、アルペジオとか。駆け抜ける間呼吸が止まっていて、最後には涙が流れている。わたしのアニメの楽しみ方

髪の毛つかみ後の戦闘onと、マツモト電子戦の二カ所同時戦闘進行が冴え。
演出うますぎる
そして物悲しいEDピアノドミノ
ごめんなさい 音楽ダメだと言ってたけどopもスルメ曲、聞いてるうちに少しずつヨクなってきました


ユウゴ?カキタニ?同一人物?が、ピアノロボット先生葬儀後、フル義体化してなくなった右腕も得、天啓プログラムで未来技術でアントニオと組んだってことなのか いつも理解が追い付かないから二度見ないと。

「60年ぶりに聞きましたよ」
ってことは1話で助けたカキタニ若造が起点、
やっぱりマツモトのほかにも未来からなにかきてるということか
「不幸にした人間がいることを忘れるな」
これってやはりカキタニ天啓が言ってるという解釈かな 

vivyがDIVAに入れ替わって、なんだこの陽キャと思ってたのが、え え
vivyと人格統合されていくんではなくて消えちゃうのか 哀しすぎる
vivy人格はファームウェア上に載ってるから消えないのかとか、アニメなのでSF考証部分は考えずに受け入れる 生物と同等の感情を備え人間的に成長していく(ように見えるチューリングマシン)A.I.設定がそもそも、でもあるし、楽しめればそれで問題ないかな


ご清聴ありがとうございましt

お辞儀したまま停止、熱狂する観客はDIVA消滅を知ることはない
ありがとう DIVA。

予告>なんだ? DIVA能力を喪失したvivyは歌えなくなるのか??

なになに 次のターンはもう最終章なのか。はやい
vivy終わったらどうしよう{/netabare}


【10話】
平和回と思ってほのぼのして観てたら、メッセージすべを見逃した。。
二回目じっくりみてやっと納得。我ながら理解力ないのにため息。  
{netabare}
わかってなかった自分への解説
もう博物館入りしてるやん!
・陽キャDIVA消滅後5年経過 2122年、歌うたえなくなった
・66歳

ショタのオサムくん、姿変わりながら来続ける
・アーカイブで悩んでる間、博物館にくる人々は全部成長しつつあるオサムくん
(襟あきピンクTの下にブラかタンクトップかわからんもの着てても、スカート履いててもオサムくんはオサムくんで、男性らしい)
・急にメガネかけようが、急に大人になって結婚指輪見せようが、すべて同一人物なので見誤ってはいけない
・おっさんが赤んぼ抱いてるので、ボテ腹嫁は死んだらしい 
・おっさんもオサムくんのなれの果て
・ショタ→おっさん(ヒゲ)期間は20年経過、この時点でvivy86歳

人は死ぬが記憶に残り続けるのだ→ここでwindows10起動
・ピアノ曲完成 >なぜマツモトが「シンギュラリティ計画」と言ったかわからん(要復習)
・これはvivyのこれまでの経験から紡いだ
・ピアノ曲はED曲、それすら気づかなかった・・(汗;)

約束果たしましたよ、DIVAさん
→マツモト、いいなあ AI超越してるよ君

松本さーん
・1話の博士でした
 さすがにこれはわかったが、逆にいうとこれ以外全部わかってなかった

Cパートだ。叛乱起こってもうとる。曲こわい
・叛乱ってことは、vivyが寝落ちしたら15年とかが経過し、100年先が来たということ ぎえええ

・音痴のAIがハミングするラララ曲は移調してても短くても、vivyのつくった曲です。(きづかなかったのでいろいろと連想すすみませんでした。)

理解すると、引きも結構すごいことに。

全然予想できない展開だが、
しかし理解できてないことには・・ 僕だけかな??
リゼロもよく理解追いつかなかった記憶あるのでそういうことなのか

来週がまたまた待ちどおしい。これ、SFヒューマンドラマですね
{/netabare}

【11話】
{netabare}
つまりあれかい?
vivyとマツモトの会話を100年間盗み聞きしてたアーカイヴがヤンデレ・スカイネット化し、自称vivyになりよったと。
そしてアーカイバvivyは、windows updateでA.I.叛乱を起こし、さらにはコロニー落としをかけてきた。見せてやろう、コロニー落としというものを!!
しかしラララーは何度聞いてもわからない。ED曲と同じ? ピアノ曲はショパンでもなんでもラララーになるんじゃないの?

カキタニ一族は、ゴミ捨て場で拾ったエリザベスという資産を家訓で大事にしていたんだな。しかし40年前のカキタニ氏はピアノ先生死んだときすぐにフル義体化したのに、子孫のリーダーちゃんなんで残せたのか。
脳まで機械化したのに、生殖器だけはナマのまま残しといたとかの解釈か。

・松本博士を助けたのはマトリックスで成長して弾を止められるようになったvivy

・車いすリーダーちゃん、なぜ反AI組織なのに保守派? ややこしい

・ヤンキーになったベス「私とヤりあったのか!?}  お おう

・ヤンキーになったベス「ま、私はAIじゃなくてBOTみたいなもんだけどな」 ダブルマツモト「彼女はアーカイヴに接続してデータを更新してないんですか それじゃ非自律型と同じ」
いつもAI、自律型の概念がわからなくなるのでここで解釈。
BOT→カキタニ命令を守り続けるのがBOT
AI →BOTと違う=命令を守り続けない?(ときどき気が変わったりする?) 使命という上位概念は、人間個人の命令より優先できるってことかな。やっぱりロボット三原則はここではおいとかないと。

非自律型→集中型ネットワークで動く。(ミサカみたいな分散型でないっぽい) メインサーバーに接続しプログラム更新する。※しかし処理のどこまでをクラウド側が受け持つかは不明、もしかするとメインサーバー側が高度な判断を受け持つとしたら、端末(身体)側はあんまり「自律的」でないのかもしれない。
自律型(vivyとマツモト)→ 自律的に動くスタンドアローン。メインサーバーに接続できるがプログラム更新はしない。プログラム更新したいときは耳から管出して液体を入れる。マツモトもいつも液体注入してるのかな??

アーカイヴって、単なるAIのアカシックレコード&チャットルームと認識していたけど、そういえば「ここはアーカイヴです」と喋ってる管理AIがいたし、データ更新までやってるからコントロール中枢なわけですね。
vivyはずっとここで歌つくってたのになんで何もされなかったんだろう。

いつもながら終わり方がよかった。
次回はアーカイヴダンジョン。出会いを求めるのは間違っているか!?
最終ミッション:「制限時間12時間以内にダンジョンを攻略せよ」

あらやしきダンジョンに普通に巡航ミサイル撃ち込んだらダメなのか、と思うのはやめよう
100年後の平和な世界ではもはやアサルトライフルと拳銃以上の武器はなくなっていて、徒手空拳しか手段がないとかかもしれない

来週はまた壮絶な格闘がみられる筈なので期待

もう終了ですか? 1クールって短か過ぎる・・
{/netabare}

【12・13話】
駆け抜けた まあ、いい最終回

回を追うごとに期待が高まって、最終回がそれに応える凄さがあったかというとそこまでではなかった。でも及第点、
よくわからない点もあるけれど、深く考えずに曲に乗りながら一緒に身を委ねて流されていけばいいんだろうなと切り替え

{netabare}
最終回もオープニングあった
また死にもどり(氏んでないが)、博士の指示通り博士を見殺し、賢者モードで事態を捌き、二度目の正直歌姫ボーカロイドになり絶唱できるか。くるかマクロス

マツモトと別れシーンのギュー、いたずらっ子vivy。DIVAの既視感。
なんとモモカ登場だと!? ナビ感情的すぎる。 例の視覚ハッキングか
再度停止プログラムミッション、マツモト自爆につぐ自爆
曲に乗せて超美麗グラフィックが動く。フローライトのパワーストーン能力をもつ目が調和を導く歌。そういうことか。
100年の記憶が走馬灯のように流れていく。ビルの走りシーン何度みても凄すぎる。vivyはついに答えを見つけたようだ。
これが結末か。見届けられてよかった。
ご清聴ありがとうございました… vivyが停止し全てが止まる。なんて悲しさだ。
歌で世界を幸せにする。確かに彼女は使命を全うした。

エンドロールで救われる要素を探したけどない・・
いやED後にあった
今更ながら、ニーアランドってことは、オートマタだったんですな
{/netabare}

投稿 : 2021/06/26
閲覧 : 433
サンキュー:

21

ネタバレ

森可成 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

名作か、良作か・・・悩ましい

アニメを見終わると何となく
その作品の評価を勝手にしてしまう
ようになりました。

傑作>名作>良作>佳作くらいの
何の客観性もないガバガバ判定です。

所詮ガバガバ判定なので特に指標とすべきもの
はありませんが、傑作は生涯ベスト30に入れたい
と思うくらい気に入った場合の評価ですので
年に一本でるかでないか、くらいで、
名作はその下、良作は更に下という感じです。
もちろん良作でもいい評価です。
箸にも棒にも掛からぬアニメはいくらでもありますから。

で、本作「Vivy -Fluorite Eye... 」ですが
人が「これは名作だ」と言っていたら
「うーん、名作は言い過ぎでは?」
と言いたくなる気がします。
一方で「これは良作だ」と言っていたら
「良作止まりの作品ではないのでは?」
と言いたくなる気がします。

要するに評価が定まってないわけです。
一言言わせてもらえれば「惜しい!!!!」
という感じです。

作画、音楽、演技は文句のつけようがないと思いました。
あと序盤のヒキ、と中盤の完成度。
2話でぐっと引き寄せ、
6話でずっぽり落とす。

それだけにそれ以降の設定とストーリーがなあ、と。

話の大筋は逆ターミネーター、あるいはT1000が途中から
出てくるターミネーター2というべきでしょうか。
最終的にスカイネット的な黒幕が出てくるわけですが、
「AIに頼り切りな人は存続する意味がないから滅ぼします。
 そしてAIが新たな人になります。」
という論理で人類を滅ぼすというのは
???になりました。

そんな非論理的なAIがいてたまるか、と。

まあシリアスな場面が多いし、
主人公がAIだしで
勘違いしそうになりますが、
本作はさほどしっかりとしたSF作品ではないです。
それは序盤で分かっていたつもりですが、
クライマックスでそれを更に突きつけるのは
いかがなものか・・・

まあつらつら考えてみると、黒幕は150年考え続けていた
訳で「人の助けになる」という命題が次第に
「人を生物として上位の存在にする」という命題に
置き換わってしまったということなのでしょうか。
それは無理なので人類は滅ぼしAIが新たな人になる、
という結論に至ったのかもしれません。

アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」でも
読んだんでしょうかね・・・

ありがちですが「このままでは地球がもたないから
人類減らします」の方がまだ説得力があったような。

で、人は滅ぼすんだけどVivyは止めていいよ、
という判断も???でした。

自発的に創作活動を行ったVivyの存在に感銘を
受けたのであれば、それはむしろAIの優位性を
更に確信して一層、人は不要だな、となるのでは?

Vivyの行動の指針が人を笑顔に、だから
人を残してもいい、なのでしょうか。
いまひとつ腑に落ちない。

なんというか尺が足らなかったんですかね。
正直7話以降はもっと構成を練れば
大分ちゃんとした話になった気がします。

話として完全に破綻しているとかでは決してない、
気にしない人は気にしない、
そんなレベルの話なんでしょうが、
その他の点が余りに良かっただけに
画竜点睛を欠く、というか、
こじんまりと収まってしまった感があります。

あとこの作品を鬱アニメという評価をする方も
いるようです。
まあ、確かに暗い展開多かったですしね・・・

個人的には鬱アニメというには何かが足りない、と
いう感じです。

「最終兵器彼女」のような透徹さがない、
「メイドインアビス」のような業がない。

ゲームですけどニーアシリーズでよく観られる
この展開だと見てる人曇るだろ、という職業的判断で
鬱展開を挿入しているような感覚に近いのかな。

面白いか面白くないか、と聞かれれば
間違いなく面白い。
だけど、何より・・・惜しい!!!

そんな作品です。

投稿 : 2021/06/25
閲覧 : 548
サンキュー:

28

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

想いを伝えられるのは言葉だけじゃないよ。

遠い未来に起きるAI暴走を止めるため、ターニングポイントとなった出来事を未然に防ぐべく奮闘する歌姫AIの話。

SFやタイムリープ関連の設定は表面的でこだわりが感じられないので、フィクションと割り切って細かいことを気にせずに視聴したほうがいいかも。

先に良いところから挙げていきます。
基本的にシナリオ以外にはまったく文句ないです。
まず見どころして挙げられるのは戦闘シーン。
人間ではないという利点を生かし、とても動きが軽やかで流れるような攻撃が心地よく、戦闘シーンはなかなか良かった。

主人公が歌姫なだけあって楽曲はどれも美しい曲ばかりで、EDへの入り方が絶妙だった回もいくつかあった。微妙な回もあるが。
特にお気に入りはOPと挿入歌のEnsemble for Polaris。
アンサンブルは合唱とか合奏、ポラリスは現在の北極星のことですね。
4話で流れるensemble for polarisはなかなか良かったです。
どちらも素晴らしい曲でした。

AIと人間の戦争を止める過程で、色々なアンドロイドと出会うViVy。
彼らは、たった一つの使命のために何が必要なことなのか考え、最善と思われる選択をして必死に使命を果たそうとする。
彼らの生きざまを、所詮プログラムだと断じるのか、それとも「心がある」と認めるのか。
Vivyは「心がわからない」と言ったが、他のアンドロイド達の不憫な生きざまに心を痛め、命の危機に陥った人間を助けたいと願うその姿に心はないと言い切れるのか?

このアニメは心がないはずのアンドロイド達の活動記録を通じて、「心とは何か」を視聴者に問いかける意欲作だと思う。

演出はとても良かった。丁寧に作られている。。

だが、シナリオはかなり残念。

一応、ネタバレタグで閉じておきます。
{netabare}
中盤までは面白かったが、7話~10話あたりまでの柿谷とオフィーリア関連が今までの良さを台無しにする展開。そのせいで視聴当初に期待していた方向とは違う方向に行ってしまった。コンセプトがぶれてる気がする。

ここから下は上記の不満さえなければ別に気にしなかったのだが、、気にしてこなかった粗が気になるようになってしまいました。

SFとかAIとかタイムリープとか結構小難しいテーマをちょっとずつ扱っているが、どれも深いこだわりがないので結構適当なところが目立つ。
シナリオ中で、アンドロイドのことを何度も「AI」と呼んでいるが、まさかライターはAIとアンドロイドの区別がついていないのだろうか?
過去改変が未来に及ぼす影響も、バタフライ効果という言葉があるように、あれだけ大それた過去改変をしておいて、直接的な影響しかないわけがない。

あと、飛行機墜落事故について、あれは放置する必要あるか?
過去改変した以上、飛行機墜落を阻止しようが放置しようが、すでに演算が不可能なくらい未来は大きく変わるはず。
100年後を救うという壮大な目的の達成にはほぼ影響ないこと。
止めたいなら好きにさせとけばいいと思う。
それなのに、100年後に影響ありそうな部分への対処も割といい加減で、演算できていない。これだと、飛行機墜落を知りながらわざと見殺しにしたように見えてずっと引っかかっていた。
この時にマツモトの反対を押し切ってVivyが救った人々の子孫がのちに人類とAIの暴走を止めるきっかけになったという締め方でマツモトが心を入れ替える、という展開で良かったのでは?
{/netabare}

細かいことを気にしなけりゃ楽しめる作品だが、こだわりのない作品は名作にはなり得ない。惜しい。

テーマが似ている作品に{netabare} デカダンス {/netabare}が挙げられると思う。
もし興味を持ったかたはオススメの作品ですので是非ご視聴ください。

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 273
サンキュー:

53

ネタバレ

山本隆之 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

各話みどころ

▼13話
今期最高傑作!

作画の美しさと音楽がマッチし、
毎話ハラハラドキドキさせる展開がやみつきになる。

100年越しのシンギュラリティ計画を完遂し、歌で人類を救ったvivy。

自己犠牲の結末は個人的にどうかと思いましたが、目的達成のために諦めずに戦い続ける姿に勇気を貰いました。

最高の作品をありがとうございます。



▼12話
100年をかけた人類救出作戦が失敗、と思いきや、もう一度タイムスリップするロスタイム展開。

ディーヴァの歌で人類が救えるか。
次回が待ち遠し過ぎる。

▼11話
人類滅亡を止めらるか。
いよいよ最終決戦!

▼10話
上げて落とす、vivyらしい展開。
平和な未来くるのかしら。

▼9話
感情を持ったAIの哀しい愛。

誰も悪くない。
でも誰かを傷つけ不幸にしてしまう事もある。

SF風に描かれてはいるが、現代の縮図のように感じる。
破滅に向かう世界を救うvivyに私もなりたい。

▼8話
オフィトニオ!

▼7話
新キャラオフィーリアたん最高!個人的にメインヒロイン。

AIが自殺するとか、なんで??
ディーバ姉様、阻止宜しくお願いします。

▼6話
一言、神回です。

メタルフロート中枢へ走るアクションシーンのアニメーション、音楽が最高。
クオリティに圧倒されました。

人類のためにAIを破壊するも、
幸せになる事を願った人が目の前で自決。

歌で人類を幸せにするミッションを与えられたAIは、この現実を受け入れられるだろうか。

▼5話
マツモトが元いた世界線から徐々にズレ始め、AIの技術が予定よりも早く発展していく。

完全無人のAI島。
現在の人間には手に負えない島を停止させるため、
vivyの新たなミッションがスタートする。

▼4話
ディーバ無双!
かつて廃棄され、復讐に取り憑かれたAIと戦うため、
マツモトの戦闘プログラムを受け入れるディーバ。
瞬殺。アクションシーンも美しい。

戦いの中で復讐の呪縛から逃れたAIも、人類を救うためにその身を捧げることに。

未来を救うため、少しずつ大切なヒトを失っていくディーバが切ない。

▼3話
前回から15年が経過。
この間活動停止していたマツモトも始動。
新たな歴史展開点を迎える。
次回大きな戦いが起こりそう予感。

▼2話
未来からの使者マツモトのファインプレイで相川議員を無事救出。
歴史が書き換えられ、ディーバの戦争白星スタート。
と思いきや、何?
次回マツモトと戦うの?
仲良しの少女は死ぬの?

急展開過ぎて心を鷲掴みにされる。

▼1話
AI暴走による人類滅亡の危機をAIが救う。
オリジナルアニメ故に先が読めない展開に胸が躍る。
美麗な作画に心地よい音楽。
流石のWIT STUDIOクオリティ。
続きが楽しみです。

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 646
サンキュー:

10

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

好みじゃないかなぁ

感想

初回1時間放送のところを、後半見逃してしまったせいで、あまり話についていけなくなってしまったんですよね(苦笑)

AIが暴走して人類を滅ぼすとか、似たようなのよくありますよね。
PSYCHO-PASS
サマーウォーズ
BEATLESS
とか ちょっちニュアンスが違うかもだけど。

あにこれでは評価高いようですが、最初に書いたように いかんせん初回1時間の後半を見逃したことと、自分があまり好きでないリゼロの作者が携わってるってことで、話に興味が持てなくなり、好感もダダ下がってしまいました。
そもそもAIが暴走して~とかの話自体がありきたりで何番煎じ?な思いがあって、好きな方には申し訳ないけど興味自体湧かなかったです。

あと肝心なのが、主人公であるヴィヴィにあまり魅力が感じれず、惹かれなかったのが大きいかな。
好みの問題ですかね。

僕的には同じAIものなら 
ちょびっツ
プラスティック・メモリーズ
イヴの時間
等々、恋愛対象にしてしまう系の方が好みです。

良かったのは
作画が凄く綺麗でした。


最後に
AIがヴィヴィの唄を歌いながら暴走する あのメロディ
耳に残って嫌でした ><

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 240
サンキュー:

43

ネタバレ

m さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に刻まれる作品

歌でみんなを幸せにする。そのために、心を込めて歌う。

歌、みんな、心、幸せ。定義できないあいまいな概念を初の歌唱AIに託した、という設定。

AIを人間の代わりにすると演算したアーカイブだが、演算と人間の思考にどれだけの差異があるのか。人間なら心とは何か、幼いころからなんとなく感じ、知った気になって育つ。AIはそれができないのか?AIたちに与えられた使命と、1人1人の人間が譲れないもの、との差は何か?
人間があたりまえにしている概念が、このアニメにより再定義を余儀なくされる。

100年の旅を13話で、というのは正直駆け足だと思ったけれど、13話を見て納得した。これは、Vivyの記憶なのだと。この長さであるべきなのだ、と。
初めは単なる論理的な矛盾だったかもしれない。しかし、13話で額を突き合わせ冗談を言ったことが、過去のあのシーンで感じ取った「心」の表出以外に何といえようか。

「心を込める」というのがわからなくなり、歌えなくなったVivy。「迷いが生まれたままでは歌えない」と言ったDiva。作中では「心をこめる」ことを「思い出とともに歌うこと」だとまとめたが、私は、それは「過去から影響を受けてきた今の自分を全てぶつけること」に近いのではないかと考えている。そしてその姿が、相手の心を震わせる。

主題歌「Sing my pleasure」の落ちサビ、「もっともっともっと」の部分。どうしてそんな子供じみた表現なのか。
言葉に込められた心について、気づきを与えてくれる素晴らしいアニメでした。生きることは素晴らしいって讃歌響いている、そう感じさせる作品でした。AIと人、思考回路は微妙に違うかもしれないけれど、両者が幸せを感じれる世界を作れたらな。
製作者の皆様、記憶に残る作品をありがとうございました。

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 102
サンキュー:

8

ネタバレ

うおお さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

この作品のいわゆる人間ドラマ的な部分が凄く好みで、特に第四話のサンライズ事件の終わり方は今後記憶に残ると思う。
普通AIというと心が無くて冷たい印象を持つが、この作中に出てくるAIにはみんなそれぞれ人間らしい部分を持っているように見える。「心を込めるとはどういうことか」という我々人間でも答えにくい問題について悩み考えるVivyに惹かれる。

投稿 : 2021/06/23
閲覧 : 257
サンキュー:

10

ネタバレ

やまだー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

重すぎる100年と言いながらご都合主義

【前説】
このアニメは最終章前後で大きく評価がかわる作品であると思う。
どうしてそうなるのか、この作品の欠点を羅列しようと思う。

【欠点】
•まず、vivyはある人物の自殺を目の前で見てしまいそのショックでフリーズしてしまう。最終的にvivyは立ち直りはするものの「人の自殺」という事象を明確に乗り越えられたという描写はなかった。vivyはこの自殺で相当重い傷を負ったと思われるので、物語としてここを無視して進むのは中途半端だったのではないか。

・そしてこれが最も大きなポイントだと思うが、二度目のvivy自身によるタイムリープである。vivyはご都合主義により「歌で世界を救う権利」を得たわけだが、vivy自身のトラウマにより歌えず世界を滅亡?させてしまう。その後同じくご都合主義でもう一度滅亡前の世界へタイムリープするわけだが、この二度目のタイムリープ前後でvivyがどうしてトラウマを克服できたのかというところが非常に曖昧である。

【結論】
上で挙げたことが結局、「vivyがトラウマを背負っていきながら最後はご都合主義により世界を救う最終章」に繋がってしまった。
勿論、長月作品はハッピーエンドで終わらせるわけではあるが、vivyが様々なトラウマを抱えながらハッピーエンドに至るというところはご都合主義を強く感じ違和感を覚えてしまった。
しかし、トータルで前半は覇権の勢いであったということとそれ以外の評価をやや辛めにつけさせて頂いたので物語としての評価は☆4とした。

【余談】
結論に書いた通り前半は神作の域に入っていたと思うし、豊作とは言えない2021春作品の中ではそれでも上位に入ってくる力はある作品だと思う。
しかし、やはり100年という時間を13話構成とするのは話の内容と違い、あまりにも軽かった。
本当に神作になると信じていたので、良作止まりになってしまったのは残念であった。

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 130
サンキュー:

7

ネタバレ

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

悪くはないが結局傑作でもなかった

 題材的に今までさんざん使い古されたものだから、もっと積極的に解釈を現代的に改めるとかそれともまったくかけ離れたものにするかのどちらかしかないと思っていたが、落とし所は特別な感覚もなく想定の範囲内というあたりにとどめ置かれたような気がしないでもない。
 また、AIが将来どのような存在になるかというのはかなり重要なテーマだったはずだが、アーカイブの『人類に成り代わる』というのは、もう主人公くらい人間臭い感情らしきものを見せられていたら、そうなるの方がむしろ当然なんじゃないかという気さえしてくる。

 個人的にAI等が人間と見紛うような姿を持たせるのは反対なので、この世界観そのものに賛同しかねるというバイアスが最初からかかっていたため、主人公側に感情移入しづらいのも問題だった……気がする。

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 212
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19

ネタバレ

パンツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終わりよくなければすべて良くない!

最後数話でまぁ普通の作品に落ちちゃったかなぁという印象。
軌道修正しているときの話はマジで面白かったですよ、作画もすんごいし。


でもなぁ、タイトルの通り、やっぱ最後が大事だと思うんです、一つの作品として。良くはなかった。と断言できるかな。

まずは歌。
盛り上がらねぇ・・もう、今すでに全然覚えてない。

そして作画。
動かねぇ。。歌うたわせたかったんですよね、わかります。
でも、そうじゃないんだよなぁ。
多分そう思っている人多い、はず?


で、似た方向性のマクロスとは何が違うかを考えてみました。
思うに、マクロスは戦闘と歌のキャラを分けている気がします。

当然最終回だからめっちゃ歌うながらも、別の主要キャラが戦闘も行っている上でのことだから、勢いみたいなのがある!んじゃないかと思いました。(マクロス全部見たわけではないですが^^;

この作品で考えると、テンポの遅いバラード(?)歌いながら戦闘はそりゃおかしいとは思いますわ。ただ、今まで見事な動きをしていた戦闘シーンが最後の最後でほとんど見られないっていうのはないと思うなぁ。
究極、6話を最終回にしてたら評価も違ったんじゃない?

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 252
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

デュエム-クワイン・テーゼ

未来から来たAIと歌唱エンタメ用アンドロイドによる未来改編譚。

途中散々文句言ってしまったが、見終わった時点での正直な思いとして、この作品が好意的に受け入れられた現状を嬉しく思う。

ターミネーター2ですらもう30年前。OPがベタベタなアニソンな時点でお前らジジイに向けた作品ではないって言っている。文句言ってる連中だってどうせ第1話から違和感バリバリだっただろ?作者のポジショントークを間に受けてしまった方々はお疲れさまでした。

物語の楽しみ方にも幅が出てきたということ。画面に映るエモさだけを受け取って自己の感情の動きを楽しむだけでいい。整合性?なにそれ美味しいの?SFなら。物語とは。脚本とは。普通なら。自分が理解出来ないものを許せないって思ってしまう時点で残念ながらすでに老害なのだ。これでいいって思う人がいる以上、その人たちへ向けた作品ってだけ。

もう我々ジジイはアーカイブ同様にガチガチに考え方や常識や思考回路が凝り固まってしまっている。囚われた価値観に風穴を開けてくれるVivyのような存在が必要なのは、もしかして我々なのかもしれない。そういう意味でも時代に即した作品なのだろう。


溢れ出て止まらない疑問や不満をこねくり回すより、
せめて旅を終えた凸凹コンビの幸せな今後に想いを馳せよう。

悪口ばっかり書いてると色相濁るよね。
気づきを与えてくれた彼らにせめて感謝と祝福を。


1話My Code -歌でみんなを幸せにするために-
2話Quarter Note -百年の旅の始まり-
{netabare} 博物館にて保存されるレベルのレガシー個体があんな雑な運用されるんかいとか稼働用途の割りに高すぎる運動性能とか色々なツッコミどころと、リゼロばりのクサイ長月節で凍る背筋に耐える必要はあるが、その辺に目を瞑れば設定は面白いので継続。3話からは他の女性キャラも出てくる様なので、シグルリで見せた高レベルのキャッキャウフフが発揮されることも期待できそう。

なぜディーヴァなのか、と言う理由づけは素晴らしかった。『一か八かじゃなくて1か0か』といった上手いこと言ったゼ感ありありのドヤ台詞もマツモトの巧みな演技でクサみは低減。演出がいちいちクサイのはメインターゲット向けのチューニングなんでしょう。

ただ距離の近い子供を作者の都合でわざわざ殺すってのは好きではない。でも今はああやってキッズにもわかりやすい形で見せないとすぐに掘り下げが足りないって文句言われる世の中だからなあ。81 {/netabare}
3話A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談
{netabare}2話で1エピソードな作りか。たった100年の中で歴史が変わるような出来事もそうないだろうし、一つの事件をじっくりやれるしで良い塩梅。SF作品というより未来設定の推理モノに近いか。真面目にSFやっても売れないのはゲキドルが示したからSF要素は雰囲気だけにしたのは好判断というか長月氏には緻密な設定は向かないしキャラ勝負で正解だと思う。

そして何が何でも引きの部分にこだわるところが長月氏の真骨頂。人間は未完成のものに惹かれるという心理学の悪用みたいな胸糞マーケティングのような姑息な手法は好きではないが、現代の熾烈な競争を生き残るためには致し方ないところか。

あからさまにガンダム大合唱不可避な展開を持ってきたことは個人的に絶賛する。カブリ避けを意識するあまり不自然で強引に歪な話にするよりかは『王道』『スタンダード』『オーソドックス』の方が好ましい。エステラの理由も目的もまだ不明だが、自身の影響力を行使するにあたり最悪な方法こそが最大の効果を産む。死を恐れないAIなら自然な発想。ただの話題狙いか、あの設定ありきでああするしかなかったのかは次回みないとわからん。119{/netabare}
4話Ensemble for Polaris -私たちの約束-
{netabare}AI設定と2話1エピソード構成がいい感じで功を奏してますね。AIを使ったSFというと世界観を緻密に作り込まないといけないという思い込みがありますが、これはそこを見事に逆手にとった発想の着眼点が素晴らしい。『これAIだから』で済ませられる何でもありの振り幅が許される。もしかしたら異世界よりラノベ向きな題材かも。古典でよくある感情獲得ストーリーだと説得力が求められるが、ある程度感情を持ったAIという今作の世界観だと好きなタイミングで『これAIだから』って場面が差し込めるのでかなり作劇の自由度が高い。『感情』というのは知らない者はいないがハッキリ定義出来ていない曖昧な概念でしかない。感情とはこういうことだからこれは完全に間違っている!とは誰も言えないのであっさりと煙に巻くことが可能になる。これはやられた。SFマニアからはボコボコに叩かれることを承知で勇気を持ってこの企画を進めたことは賞賛に値する。AIモノSFとして観ればツッコミポイントが常時加算されて凄まじい勢いで積み上がってしまうけれども、だからこそ『ああ、これはSFが主題ではないんだ』と気付かされる。悪く言えばファッションSFだがそれでいい。今時誰もガチのSFなんか求めてないんだから。今はちょっとでも理解出来ないとすぐ切られちゃうからね。よくやったなあと思う。

2話1エピソード構成もいい。3話で微塵も匂わせてなかった要素が4話で急に出てきて一気に収束に向かう。ここも普通の構成でやると無理矢理な後付け感を感じるが、このスパンでやることで強引さに気づきにくくしている。長月氏の本領は引き芸と言える程にそういう意味での設計の巧さは抜群なので、この形が氏の本領が十分に発揮できる理想のスタイルなのかもしれない。今のリゼロアニメは正直ファンでないとキツい形になってしまっているが、これはゲストキャラを使う事により新鮮味が保たれるので、この構成はかなり氏にフィットしたスタイルなのではと思う。

OPも歌モチーフということでやたらと気取って高尚ぶったものにすることもなく、ベタベタなザ・主題歌で親しみやすい楽曲なのも好印象。作品内容と同様に『伝えたい』『届けたい』という思想が楽曲にも表れている。本当にいい作品だと思う。

SFオタは発狂するだろうけど無視でいい。これはSF風ラノベなんだから。145{/netabare}
5話Sing My Pleasure -あなたを笑顔に-
{netabare}「これって○○だよね」ってのはあまり言いたくはないけど、エヴァガだよね。(※個人の感想です。)

マツモトの話が100%正しいと仮定して、史実の改変ストーリーをやるにしても悪者をやっつけてスカッとする話でも成立すると思うんですよ。たいていこういう話はそうだったから今の時代に合わせてのこの構成なんでしょうけど、そろそろみんな飽きてるんじゃないですかね。泣ける作品=良い作品って風潮はもうそろそろいい加減にして欲しい。昔はCM爆撃のゴリ押しだったのが今ではネット民ですらもそうなのだから教育の賜物なのか。

お話は続きなのでまだなんとも。どうせ後付けのちゃぶ台返しが待ってるので考えてもしょうがない。今後テロリストをどう使うのかは興味あるんだよな。191{/netabare}
6話Sing My Pleasure -あなたを愛する-
{netabare} ガッバガバ……………細かいことは!いいんだよ!
ペッラペラ……………細かいことは!いいんだよ!
SFとしてとかもう何も言う気にはならないしどうでもいい。
既視感しかないとか切り貼りが雑とかそんなのもどうでもいい。
馴染みのない方には新鮮なんだと思うし86よりは遥かにマシ。

でもね。これだけ気になる。
シスターズってすごい優秀な個体なんじゃないの?
ビビもそうだけどなんでそんなスゴイ個体がその辺で雑な仕事してんの?
最初はなんとか飲み込んだけど毎回これだと流石にひどい。
セリフ一行だけでもいいから言い訳してよ。頼むから。
ただでさえ毎回違和感ばかりなのに。
毎回脳内補完するのもう面倒だよ。

かわいそう!かわいそう!かわいそう!
わかったから。もういいよそういうの。
最後のオチをどうするかは気になる。364{/netabare}
〜10話
{netabare} オフィーリアの媚び媚び萌えキャラにはドン引きというか爆笑したが、話はこの手の作品の様式美に則ったテンプレ展開の安定感は嫌いじゃなかった。やっぱりオフィーリアみたいな萌えキャラがウケてるみたいだから長月センセはやっぱりキャッキャウフフの才能があるんだと思う。攻殻のパンドラみたいなキャラ強めな作り方だったら傑作になったんじゃないのかなあ。

しかしながらOP曲が良すぎる。特徴的な歌唱もクセになる。ただ作品の世界観とは合わないような気が。キャロチューみたいな意識高めの名曲気取りな高尚っぽい楽曲の方がマッチしていたのではないかとは思うのだがどうなんだろうか。 485{/netabare}
11話
{netabare}1クールしかないのに欲張っちゃったなあ感が。勿体無いなあ。

鉄板ネタの数々にキャラクタードラマを持ちこむ手法だと老害はキッシカーンでスッカスカーだと憤慨するしかないのだが、それこそがこの作品でやりたかったことでしょう。SFとして観ちゃうと尺無いわりに無駄なシーンが多すぎるけど、昔と同じことをやってもしょうがない。現代に合わせたアップデートってことかな。設定の羅列を見せられてもあらすじばかりでわからなあーいつまらなあーい掘り下げガー感情移入ガーになってしまう。今はとにかくキャラが最優先。でもビビをあんなデザインにしたのは名言言わせてキリッキリッしたいのかと思えばそんなことはなく。これならビビも普通に萌えキャラにして100年…孤独…切ない…なんで…どうして…でビビ本人をもっと不幸な目に合わせて『がんばえー』にしたほうが良かったんじゃないのかなあ。ウマ娘だって中身はいつものアイドルアニメで、結局は『がんばえー』だったから売れたわけで。

多分これはアイドルアニメと違うアプローチでアニソン楽曲が売れるのか、ということをやりたかったのかな。長月氏は萌えアニメにはしたくなかったんでしょう。もういい加減諦めたらいいのに。587 {/netabare}
12話
{netabare}SFだと思って鼻息荒くしないで観れば完走出来そう。ガワが違うリゼロ、エヴァガやアビス程度だと思えば娘には勧められるかな。なまじSFっぽく見えるしそれっぽいことやろうとしたところが噛み合わなかったかも。メインキャラのマツモトをキューブにしたことでメカを描くことを避けられたのはいいんだけど、未来の施設なんかをガッツリと見せちゃったから背景美術のセンスの無さが露呈、塗りだけでも絵的に古臭さを感じてしまう。

それを考えるとやっぱり虚淵さんは上手いんだよなあ。楽園追放にしてもガルガンティアにしても未来の風景を描くことを企画設計段階で完全に排除してるからメカだけで済んじゃう。あれでSFを名乗っちゃうんだから大したもの。美味しいとこどりの盗人根性極まりない凄まじい効率主義。ビジネスマンとしてみれば本当に優秀な方だと思う。作家性なんか微塵もなくても組み合わせのセンスだけで独自性を出して生き残ってるのほんと凄い。

長月さんは悪い意味で真面目。ツイッターでの応答は新しい文化とも考えられるけども完全に悪手。答えるたびにボロもでるし作品内で語れやとしか思われない。多分ネームバリューの客寄せ起用程度で、企画に対してあまり発言権は無いのかもしれない。ちょっと同情する。

よくあるオチかな〜まあそれしかないわな〜と思わせて、全部潰しときました残念!
か〜ら〜の〜お得意のループ。

リゼロも先細りでシグルリもコケての正念場。最後のオチで全てが決まる!
ここは期待したいところ。636{/netabare}

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 782
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Y.s さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

春アニメで覇権といってもおかしくない

このアニメは、SFでAIのお話。将来、人間とAIとの戦争が起きてしまい、その未来を変えるため100年前に’’マツモト’’というAIを送り込んだ。そして100年前に存在していた歌姫AIのVivyに協力してもらい、戦争の火種になる出来事を阻止していくという物語となっている。

今期のアニメは競争率が高いと思っていたが、個人的にはダントツで面白かった。作画もよく、物語もSF要素が強すぎず、ドラマ的な要素もしっかりとありとても見やすい作品だと思う。いいアニメを見終わった時に虚無感に襲われたことがあると思う。私はこの作品にも感じた。有名アニメ達にも負けず劣らずいい作品だと思う。見ていない人は是非見て欲しい。

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 205
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7

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waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

感情が先か思考が先か

【introduction】

 本屋で、目に留まった小説ってどういうものでしょうか。
 作家の名前?
 もちろん本を好んで読む人には好きな作家さんがいてその人の作品であれば、目に留まったり、もしくは事前に調べておいて発売されたらすぐ買ったりするでしょう。
 私はどちらかというと、事前に調べずに本屋さんに通う中で発見する方が好きだったりします。そうやって本屋で遊んでいるのですが、そのなかで、久しぶりに表紙の絵で本を買ったのが、『君の膵臓を食べたい』でした。
 タイトルの強さもそうですが、イラストに強烈に惹かれたんですね。
 ラノベは表紙だっていいますが、この時の私は、小説を決める時にイラストで決めたのなんて初めての経験でした。

 そのイラストを担当したのが、loundrawさん。

 そして今回のViviという作品でキャラクターデザイン原案を務めました。
 個人的には、キャラが良いというかレイアウトが天才だと思っているので、イメージボードを担当した劇場版名探偵コナンの3作品はうっとりするレベルです。
 なので、今回の作品で名前を見た時は衝撃でした。後に調べたら『月がきれい』でもキャラクター原案をしていたんですねー。気づかなかったですがw

 また、この作品のストーリー原案には『RE:ゼロから始める異世界生活』の長月達平。
 こういった作品もいけるんだと、素直に感心してしまいました。とはいえ、彼の良さ。つまり状況を作り出す形の良さですね。SFとしての面白さというよりも、物語としての楽しさは確かにあると思います。


【Story synopsis】
 
 衝撃的な始まり。
 人間への攻撃(殺戮)を開始したAIたちその意図とするところは分からない。
 ひとりの科学者がこの事態を収拾するべく、過去へとデータを送る。
 そのデータの内容は、シンギュラリティ計画。
 未来のデータ(情報)を持ったAIのまつもとは100年前へ戻り、最初に作られたAI、ViVIに接触する。
 凄惨な未来を変えるため、計画を実行して欲しいと。

 こうして、100年にもわたる壮大な計画が今スタートする。


【First impression】

 ターミネーターという元ネタがあり、スピルバーグのAIという元ネタもあり、はてさて新しい面白さはあるんか? という疑いの目で見始めた感じですが、最後までしっかりと見てしまいました。
 それには色々な要因……主にloundrawさんのネームバリューのような気がするんですが。

 はてさてどうなるか。


【Review】

 物語としては面白い部類で充分楽しめました。
 ただ、何か尖ったものがあったかといえばそうでもない。友達にこんな作品があって~とか話すほどの内容ではなかった。

 その原因は大きく分けて2つ。

 一つ目はSFとしての楽しさがあまりなかった。
 AIの暴走。という点においては先述してますが、ターミネーターというもはや何年前のネタだという位使い古されている。
 また、AIと人間の境目やらAIが人の思いを獲得するというのはスピルバーグのAIにおいて描かれている。
 電気羊は~もそういった要素を含んでいるだろうし。
 また、歴史の分岐に関してはシュタインズゲートとパッと思い出すだけで類似作品を想起させることができてしまう。

 これらを一気にまとめて描くことに挑戦したという点でストーリーをとても頑張って描いたなと感心することはできる。
 
 新しい体験がなかったという感覚がどうしてもあります。ただ、これらの作品をまだ体験していない人にとっては新感覚であり、面白い仕掛けはあるので、良い作品だと思います。
 SF好きな人がどんどん増えてくれたら嬉しいですね。


 二つ目は個人的には正直演出が若干微妙でした。
 演出と書きましたが、役職的にはおそらく絵コンテだろうなーは思います。
 こいつらはAIである。そう印象付けるために用いられている演出がとても他のカットでの作画との親和性をみだしており、気になる、メッチャ気になる。確かに美しいんだけれど、その対比をもってきていないので、そこだけ異物感が半端ないんですよね。
 物語に集中できないというところまではいかないんですが、すっごい、目立つ。ハーモニーを多用して演出的に失敗したといえるグラスリップが頭をよぎってしまいました。

 戦闘の動きと見せ方は良いんだけれど、通常芝居が微妙だったりする感じです。そりゃAIだからなんだろうけれど、だったらそのほかの人間たちをもっとちゃんと演出しないと対比として弱い。こんなAIと大差のない人類ならAIの方が良いのでは……とか思ってしまう。

 目指した未来はAIと人間の共存ではなく、AIの暴走を止めること。その原因を解決する事。そう映ってしまう。
 テーマがあったはずなのに人間側の演出の薄さでバランスを崩してしまっているんですよね。
 または、AIをAIとして描けていないのではないか。
 感情って理解の前にあるものだと考えているんです。
 結果の前に感情があるといっても過言ではないかもしれません。
 何故か泣けたとか、カッとなって怒ってしまった。
 無自覚な行動が人間には起こる。
 さて、彼らAIは果たしてどうだったか。会話のテンポを演出の上で普通にしゃべらせてしまっている点がどうもAIらしさを失くしてしまっているように思えました。
 小気味の良いセリフ回しには違和感を覚え、取ってつけたように絵でAIらしさを出してくる演出がより違和感を助長してしまっているように思えました。
 結果を受けて考え、思い、想う。
 想い、考え、理解し、思う。
 工程の違いがテンポの違いが出るとなお良かったかもしれません。

 
 気になった点がもう一個。
 歴史改変を目的としたSFにとって改変されたあとの世界は改変される前の世界と同じなのか、とかも考えちゃうので、うーんとか思いますよね。
 このもやもやポイントを綺麗に解消すると超絶気持ちいいんですが、そのままにするとモヤモヤが残る終わりになってしまうので気を付けたいポイントですね。この作品がどっちだったか、それは……正直分からんです。
 観てみて感じて、考えて。

【postscript】
 今期って実はSFで面白いのが他にもあって、『86』や『ゴジラS.P』なんですが、こちらの方は新しい体験としてしっかりとSFしていました。
 特にゴジラは分からん! だからこそ、どうして? とかを考えたり、こうだったんじゃないかとか考えたりするのが面白いんですよね。
 ちゃんとSF作家の円城塔さんを脚本に据えて作りこまれたゴジラというひとつのカテゴリーをSFの枠にもう一度置き換えた作品として仕上がっていましたね。
 また『86』は新しい通信手段をデバイスと、戦場という型に嵌めこみつつ、現実とのリンクもしっかりとある、SFとなっていました。

 SFとして楽しむならこの二つを見る方が面白い。

 けれど、巧妙な物語を楽しむという点においてはこの作品の方が優れていると私は思います。

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 263
サンキュー:

11

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HataHata さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ありがとう。地上波でこんな作品を見せてくれて。

感動した!とか作画良かった!とかうっすい言葉で観想を書きたくない作品だった。

あらすじとしては歌を歌うのが使命であるAIロボットが、破滅の未来を阻止するために箱型AIと共闘するという話。
良いSFだったし、良いバディものだった。バディものっていいよね。

全編通してアクションと絵が劇場版ものではないかと錯覚するような迫力ある、美しいシーンばかりだった。
迫力あるシーンはVSエリザベスの徒手空拳を操るところかな。
あとマツモトに乗ってビルを目指すシーン。宇多田ヒカルのWait&SeeのPVみたいというと年がばれるか笑
ところどころ、ヴィヴィーの”感情”が動くシーンで顔の作画のクオリティが数段上がるところがあって、すごく印象的。
一枚絵のような美しいカットだった。

それと歌を題材にしていることもあって曲が◎。
劇中歌よりもOPかな。神前暁は神(QED)
ラスト、ヴィヴィーが作中で作ったとされる歌を歌ってAIの暴走を止めるんだけど
最後の最後でこと切れてしまって、最後まで歌うことが出来なかった。
うーん、せっかくなら歌いきってほしかったな。
その点の演出がよく分からなかった。

AI、SF、バディものが好きな方は必見。

一家に一台、マツモトが欲しいなぁ。いや、ちょっとウザいかも笑

投稿 : 2021/06/22
閲覧 : 216
サンキュー:

12

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HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最終話 SFではなく、アクションアニメかな

特に考察する必要もないと思ってたけど、終盤になって面白くなってきたので、考察してみた。


第1話~第11話 阿頼耶識はもう一人のビビ
{netabare}
このアニメも心理学で考えてみる。

AI暴走→マツモト過去に戻る→ビビが歌を作る→AI暴走→……とパラドックスになるから、ここに原因はなく、阿頼耶識にあると思う。

ビビが実現できなかったことを、実現できるように阿頼耶識が考えて、AIをアップデートする。阿頼耶識は、もう一人のビビって感じかな。

1.飛行機事故を防げなかった→サンライズから人間を救い出す
2.人とAIが結ばれなかった→二つのAIを一つにする(人とAIの融合はまだできない)
3.歌で人を幸せにできなかった→暴走ではなく、歌いながら人を幸せにしている

アップデートまでは数十年かかる(ビビが実現不可→数十年経過→実現可能にAIをアップデート)。アップデートしたときにマツモトが現れている気もする。

ビビの言う「幸せ」を実現するには、肉体が邪魔だと阿頼耶識は解釈して、AI暴走となった。人とAIが阿頼耶識で一緒になるのが幸せだと結論に達した。
垣谷は阿頼耶識にいて、どちらの世界がいいかで、ビビとラストバトルをする、そんな感じかな。
{/netabare}

第12話 パラドックス解消?
{netabare}
もう少し含みがあると思ったけど、単純なAI暴走だった。その動機も、ありきたりな感じ。

パラドックスを解消するには、AI暴走は必要なんだと思う。もし、ビビによって暴走を防げたら、マツモトを過去に送る必要がなくなり、パラドックスとなる。

パラドックスのないストーリーにするにはAI暴走は必要なので、このような展開になった気もする。最終回もAI暴走後の世界しか描けないのだと思う。

ビビに託したのは、ビビの未来を想像したからと考えると、阿頼耶識がすでに想像が可能なAIのような気がする。

心を込めての解釈は色々考えられる。ミッションをこなしたときの記憶が現在のビビの心にもなっている。ミッションのときでも楽しかったり喜びを感じたことを思い出しながら歌う結末かな。
{/netabare}

最終話 SFではなく、アクションアニメかな
{netabare}
ビビが歌ってハッピーエンドは決まっていたから、前回がストーリーの最終話って感じかな。どう聞いても、アニソンにしか聞こえないけど、それなりによかったと思う。ただ、英語の歌詞のほうがAIっぽい気がしたかな。

ビビが歌っているときに、ディーバが薄っすらと現れる演出が欲しかった。ディーバはビビの心のひとつなんだから。心を込めての解釈は予想通りだった。心は記憶でもあるという解釈は心理学にもある。


【総評】
ストーリーはそこそこ、作画がいいから助けられた印象。最初はビビのキャラデザはイマイチと思ったけど、慣れてくると世界観に合ってきた。個人的には髪は短いほうがよかったけど。

AI暴走が発生したからマツモトを過去に送る。そのマツモトの使命がAI暴走を食い止めること……。この時点ですでにパラドックスになっている。このパラドックスが原因で阿頼耶識に異変が起きた、としてもよかった。

SFというより、アクションアニメって感じだった。歌で幸せにするAIなのに、バトルするのも違和感があった。歌うだけか、歌う人(またはAI)を守るのを使命とするAIとか、どちらか一方にすればよかったかも。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 300
サンキュー:

6

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すぴりっと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハッピーエンド…だよね?

物語は割とありがちだけどキャラが良いです。
これ好きかも。
マツモトの声がね?
喋り方はロボットロボットしてないのに機械が喋ってるみたいに感じる。
凄いなあ。
あと画が凄く綺麗です。

純粋なAIと勝手な人間。
観ててなんだか切ない。

純粋な人も救われない。
なんだかやり切れない話が多いです。
あれが無ければグレイスは破壊されずに済んだのでしょうか?
少なくとも10年は一緒にいられたんじゃないかと思うと…
やっぱり共存の未来は無いんじゃないかと思わされます。
ターニングポイントはあるのでしょうか?

OP、EDが変わりました。
時は進んでvivyさん60代に。
こういう物語の進み方面白いなあ。
新キャラも出てきましたが、なんやかんやマツモトが好きです。
今回は救えるといいなあ。

OP変わったわけじゃなかったんですね。
感情を乗せずに歌うこのOP、作品に合ってて好きなのでちょっと嬉しい。
さすがvivy名義。
間に合ったー!?と思いきや、まさかのオフィトニオ!!
今後はあの野太い声で歌姫(笑)に!?
オフィーリアの声、水瀬いのりさんだと思ってました。
僕も段々声優さんの声が分かる様になってきたなあなんてしみじみと調子こいててすみませんでした。

アントニオめちゃめちゃ良い声。
攻撃含めてガンダムならボスキャラクラスです。
オフィーリアは…自殺は止められたけど…ですね。
今回はバトルバチバチの大迫力でしたが、1番の見どころはやはり!
vivy(60代)のセーラー服姿一択でしょうか。
攻めるなあDiVA。
と、冗談はこのくらいにして。
やはりAIは救われない、ある意味では今までのAIも含めて救われてると言えなくもないのだけれど…純粋なハッピーエンドとはいかないみたいです。
せめて最後はvivyが幸せなラストを迎えてくれるといいなあ。

マツモト死んじゃったかと思ったよ、生きててよかった。
もう一度観たい!っていう感じではないですが、結構面白かったです。
(個人的には中盤がピークでした。)

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 395
サンキュー:

16

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

Vivy -Fluorite Eye's Song- 感想

Vivy -Fluorite Eye's Song- 全13話 感想

1、2話 相川議員の死の阻止
シンギュラリティ計画一番最初の計画。ヴィヴィとマツモトとの出会い。作画良くて初見は見入ってしまった。

3、4話 宇宙ホテル”サンライズ”の落下阻止
エステラとエリザベスの双子機の話。エリザベスにより被害が収められた。

5、6話 人工島・メタルフロートの停止
ヴィヴィとしての記憶失って次回以降の展開が気になった。

7、8話 オフィーリア自殺の阻止
ヴィヴィが表情豊かになりすぎてびっくりしたwオフィーリアもなかなかスケベで良かったԅ( ¯ิ∀ ¯ิԅ)グヘヘヘ
アントニオがオフィーリアになった時ちゃんりなからちゃんりきになったは草

9話~13話
シンギュラリティ計画失敗
え、あれだけやってきたのに失敗!?💦ここから展開が読めなくて面白かった。

総評
AIと人間の物語。AIの暴走を止めるべくヴィヴィとマツモトがシンギュラリティ計画を進めるお話。
結構騒がれてたけどまぁ自分としてはまぁまぁな作品。悪くないけど作画とBGMだけでみんな評価してない?確かに良かったけど。終わり方も満足だけどんーなんかね?嫌いではないけど普通の作品だった。

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 220
サンキュー:

14

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

長月先生の引き出しの少なさが露呈した感

普通に面白かったとは思いますが、尻すぼみになった感じは否定できませんね。あと終盤vivyがタイムリープしたときは「また長月先生タイムリープしちゃうか〜」って感じで既視感で溢れかえってしまいました。

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 229
サンキュー:

11

ネタバレ

海原正吉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはきそう

作画めっちゃいいし、いまんとこストーリーおもれい
多分覇権アニメ

投稿 : 2021/06/17
閲覧 : 236
サンキュー:

6

ネタバレ

みぞひろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

友人に勧められて

面白い!
事件を解決して未来を変えるストーリーに、変化を与える事で非常に面白い作品になってる
キャラクター、テーマ、テンポが素晴らしい
強いて言えば、歌の要素がちょっと弱いかな、と
2シーズンでやって欲しかった

投稿 : 2021/06/13
閲覧 : 129
サンキュー:

4

ネタバレ

Hiko さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

とても面白い

投稿 : 2021/06/12
閲覧 : 118
サンキュー:

5

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

佳境

全話視聴後に評価、レビューは改めてします。

10話まで視聴。やっと全貌が浮き彫りになってきましたね。
EDのインストラメンタルの謎も解け、マツモトの正体も判明し(確かに1話にあの博士いました)ました。

アニメ作成中に現代社会のAIが想像以上に成長してしまったのでしょうかね?おそらく曲作りがシンギュラリティ計画の最後の鍵になっていますが2021年段階ですでにAIがシンガーソングライターとなることは可能です。作曲AIは検索すれば結構な種類がでてきますね。だから曲に関しては「心をこめる」ということこそがシンギュラリティの引き金になるのだと思います。え?だとしたら直前のDIVAは…?もう分からんので次は全部見終わってからにします。

というかAIが日本語を流暢に話せる日は本当に来るんでしょうかね?英語ならばSNSで何ヶ月も人間のフリしてばれなかったそうです。あれだけ論理的な言語ならば可能でしょう。しかし日本語は難しいでしょうね。なにしろロボットによる東大合格が諦められた原因ですから。何気なく、本作に登場しているAIたちが人の意思を汲み取って会話していることが1番のシンギュラリティかもしれません。思いっきり脱線しました…。

投稿 : 2021/06/01
閲覧 : 429
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

名作の予感から確信へ

最新7話まで観賞済
シグルリは期待外れでしたが、vivyは大化けするかもです。
ギルティクラウンも途中までは神アニメでしたが、そうならないことを願うばかりです。
このアニメを見て改めて音楽はアニメのキーだということを思い知らされます。
マクロスシリーズとか好きな人にはこの世界観に入り込みやすいかもです。
★8話まで視聴済
オフィーリアのパートがここまで長くなるのはちょっと意外でしたが、OPに出てるAIの数から言って、ここから更に爆発する展開なのかもしれません
思いのほか不発だっとしても、グレイスパートは神パートなので、これだけでVIVYは既に名作なんだと思います
ギルティクラウンも途中からダダモレでしたが、数々の神シーンと神曲を産み出した傑作ですしね

★9話視聴済
思っていた以上に複数のストーリーが同時に展開していくのと、息をつかせないアクションのスピード、マツモトのバトルも更に走っていくので、一瞬話についていけなくなるほどの目まぐるしい展開に圧倒されてしまいました
このあともう一度見返します
この作品ってスイッチ入ったときに見せる疾走感も大きな魅力じゃないかな
グレイス回の「加速しろー」は何回もニコ動で観てますが、ここまでのスピード感を伴う神作画って、近年なかなか無い気がします
本編ではDIVAに人格構成プログラムを仕込まれてしまい、やや不評だったDIVAという人格は消失に向かっていきます
消失直前のアーカイブでのDIVAとVIVYのやり取りの中で、消失していくDIVAのシーンは、シュタゲ0のアマデウスプログラムがデリートされていく特殊EDを思わせる感じ
種崎さんの演じ分けがしんみり来る、ちょっと涙腺やられましたね、種崎さんの代表作になるかも
VIVYが突然DIVAになっちゃってからどうなるかと思ってましたが、このDIVAターンがあることで、今後起こる展開に重要なのかなと思える次回予告なので、また来週まで長いなぁ
まぁ、とにかく忙しい回でしたね
もう9話まで来てしまい、このワンクールに収めてしまうには、あまりにももったいない作品です
地味にランキングも今期シリーズモノとしては、1位だったりするので、そろそろ二期を考えて動いて欲しいです、制作サイドさんお願いします
多分、音楽も良いのでこれから出るサントラや円盤も売れるんじゃないのかな、買うつもりだし
収録曲が小出しだけど、6月に出るサントラは、OPのグレイスVer.も収録されるといいな

★10話視聴済
歌えなくなったVIVYは使命を終えて結局、AI博物館へ
そこへマツモト登場し、シンギュラリティポイントはオフィーリアで終わりと告げる
ゆっくりした話の展開なので、残り話数も少ないので、これまでの世界線収束回なのかこの作品には珍しくゆっくり観ていました
歌えなくなったVIVYは歌えないなら自分で曲を作ろうとするも何十年かけてもワンフレーズ
曲の出だしはEDの走りの部分、何か意味ありげ

が、やはりこの作品、緩い時間はひとときでやはり油断大敵、ただでは終わらせてくれませんね
VIVYをその後も博物館へ通い続けて大人へと成長していったおさむくんの名はマツモト
つまりDr.マツモトだったんですね、アーカイブでもVIVYに何十年も寄り添うマツモトがいじらしいです

マツモトは成長し子どもが産まれ、VIVYがマツモトの子どもに手を握られた瞬間にアーカイブからVIVYとDIVAの記憶が逆流
VIVYの曲がこれまでの記憶と共にようやくつながり完成、曲の名は「シンギュラリティ計画」
マツモトの奥さまは出産でお亡くなりになった模様

そして次回予告は最初のα世界線っぽい

あと数話で纏めるのは難しくないかな?
プリンセスプリンシパルの様にその後は映画方式とか、その後はOVAとかワンダーエッグプライオリティみたいに、収束回を作るとかでも構わないなら、ワンクールでムリに話を終わらせて欲しくないな
これだけ反響得られたならついていくファンも多いと思うんだけどな

投稿 : 2021/05/30
閲覧 : 339
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

THE王道。でも面白い。

色んなレビュアーさんが面白いと言われてたので
興味をそそられて視てみました。

<1・2話感想>
{netabare}
やだ、何コレ超面白い。
グイグイ物語に引き込まれます。
こんなに見入ったのは久々ですね。

正直ボクはSFモノってあんまり得意ではないのです。
テクノロジーが現代より飛躍的に進んだ世界って
何でそうなっているのかが自分には全然理解できなくて、
すんごい不安で心がザワザワしてしまいます。

ですので、A.I.が自立して動くっていうのは
イヤな感じしか受けなくて…
でも、いざ視てみるとこの作品の主人公ビビは
「歌で人を幸せにする。」
っていう使命(命令)を愚直に果たそうとしてる…
…やだ…この子超健気じゃない…好き…。
機械だからプログラム通り動くのは当たり前なんでしょうが。

にしても、設定も話もTHE王道って感じで
意外性とかは全然感じないのですが、
何でこんなに面白く感じるのですかね?
作画のキレイさ?
画の見せ方?
テンポの良さ?
BGMの良さや挿入のタイミング?
きっとどれもがキチンと丁寧に作られた結果、
こんなにも面白く感じられる作品になったのでしょうね。

使い倒されたモノもやり方をかえれば
マンネリ感を感じにくく、イイモノになるんですね。
逆にみんなが設定を落とし込みやすい分、
間口は広くてそこからの表現の仕方で
引き込む様にしたのかな?

これは円盤購入まで視野に入れて
気合を入れてみていかないとですね。

ただ最後のモモカちゃん…こんな展開やだぁ…。
{/netabare}
<3・4話感想>
{netabare}
ダメ…これは泣く…。
こんなベッタベタな展開なのに…。

エステラちゃんとエリザベスちゃんが
最後に二人が繋がってた頃の関係に戻るコトができて、
2人が同じ思いで歌を歌って…。
こんなんダム決壊確実ですよ…。

たた、ボクが一番泣いたのは
ホテルの警報が誤作動で鳴り、
ホールに集められた宿泊客に対し、
星空を見せながら歌を歌うエステラちゃんです。

ヒトの表情とか行動から、宿泊客が不安がってるのを
自分で読み取って、機転を利かせて星空を見せて
歌を歌い宿泊客の不安を取り除くなんて…
人間でもそこまで感情に寄り添い、機転を利かすコトが
できるヒトってなかなかいないと思うのに、
A.I.なのにそこまでヒトの為になろうとしてる
エステラちゃんの姿に感動しちゃいました…。

ボク泣いてばかりですけど、
この作品は泣くだけではないのもイイですね。
ヴィヴィとマツモトのやり取りも、全然性格(?)の違う
二人のコミカルなやり取りが面白いですね。
マツモトには最後までシリアス路線に走らず
今のままのキャラで作品のイイ味になって欲しいですね。

ともあれこの作品、100年後の事件を回避するためっていう
軸があるのですが、それって全てのシンギラリティポイント?
を解決しないとダメなのですかね?
それか1個でも解決できれば未来は変わったりしないのかな?
バタフライエフェクト的な感じで。

…未来が変わったかを確かめる方法がないのかな?
…4話に時点でも結構歴史は変わってるでしょうに…。
…また時間線的な問題も出てくるのかな…?

現にマツモトはタイムリープ?的なコトはしてるのですし…。

これからそういうのも判明していくのでしょうか。
ますます楽しみになってきましたね。
{/netabare}
<5・6話感想>
{netabare}
またです…また泣いてしまう…。

愛するヒトと理不尽に離れさせられるのって
イカンですよ…悲しさとか寂しさしか残らないから…。
誰も幸せにならないですもん…。
そんなん誰でも一緒ですよ…。

何でグレイスじゃないといけなかったのでしよう…。
確かに1番マッチしたAIだったのかもしれませんが…
拒否するコトはできなかったのでしょうか…。
一緒に居たかっただけでしょうに…。
きっと博士の唯一の心の拠り所だったんでしょう…。
冴木博士…幸せになってほしかったなぁ…。

この作品、ストーリーの一つ一つが悲劇で終わるから
とても面白いんですけど、見終わった後は
切なさと悲しさが残って何とも言えない
気持ちになってしまいます…。

せめて、最終的な結末は幸せなカタチになってほしいなぁ。

とはいえ、お話もそうですがこの作品は
ホントに作画がキレイで、見入ってしまいますね。
手書きタッチの作画が所々あってそれもとてもキレイ。
主題歌が作品の中でも構成する一つの要素になってるのも
とてもイイですね、すごくイイ曲ですし。

次回以降は何だかまた話が大きく変わりそうな予告だったので
続きがとても気になりますね。

今回、冴木博士とグレイスのお話でとても悲しかったですが、
ボクはビビとマツモトをサプライズで迎えてくれた
ロボット達を見て泣いてしまいました…。

ロボットなのに…喜んで欲しかったのかな?
ロボットなのに…打ち解けて欲しかったのかな?

そんなコトを考えて涙腺が崩壊してしまいました。
ボクはおそらく健気な感じだったり、献身的な姿を
見せられるのが心に響いてしまうようです…。

あぁ…次回も泣く覚悟しとこう…。
{/netabare}
<7・8・9話感想>
{netabare}
はい、また例に漏れず、ご期待に通りに…泣きました…。

オフィーリアちゃんとアントニオ…
お互いがお互いのコトを思っていたというシーンで…。

アントニオ…
「歌でヒトを幸せにする。」という、
オフィーリアちゃんの使命が、彼女には重すぎると思い、
入れ替わるコトにした…という建前と、
実は誰かの為ではなく、自分の為に歌って欲しいという
カレ自身の欲求、というか愛情…。

オフィーリア…
「歌でヒトを幸せにする。」という、
使命を全うしようと思っているが、満たされない理由は
実はもうアントニオの為に歌いたい、歌っていたという愛情。

お互い、使命というものがあるが為に
表には出せなかった気持ちが、最後の最後で判明する
あのシーンはとっても切なかったです…。

なんでこの作品は1つ1つのストーリーが
切ない終わり方をするのでしょうか…
オフィーリアちゃんとアントニオが笑いながら
過ごしている未来へは改変できなかったのでしょうか…。

もう、何度泣かされたコトでしょう…。
AIとはいえ、ヒトと何も変わらないではないですか…。

そう言えば「ヒトと何も変わらない」で、ボクは考えたんです…。

ここからは少しボクなりのこの作品の拙い考察です…。
ヘンは文章を視たくない方はスルーして下さい…。

{netabare}
ボクの少ないアタマで考えて、どうしても誰かに聞いて欲しいと
思ったただの寝言なので、こんなコト言われなくても
簡単に想像つくわっ!!ていうツッコミはなしで。(笑)

この作品って何でAIがヒトを襲いだしたのか?っていう
理由はまだ語られてなかってですよね?

んで、その理由って「AIの感情」が関係してたりするのですかね?

マツモトって実は、AIに「感情が生まれる」コトを防ぐ為に
暗躍してる様に思えるのはボクだけですかね…。

正史において、相川ヨウイチ議員による「AI命名法」で
AIの人権が守られる様になった、それはAIに感情が生まれる
コトを容認する下地になった。

正史において、「洛陽事件」はエステラちゃんの
ヒトに対する「憤怒」という負の感情が起こした
事件だと考えられた。

正史において、グレイスちゃんは冴木博士に対して
「愛情」という特別な感情を持って結婚をしたと考えられた。

正史において、オフィーリアちゃんは歌でヒトを幸せにする
という使命を果たせないコト、またアントニオを失ったコトに対し
「絶望」という負の感情が生まれた為に自壊した。

それが他のAIに伝染?感染?し、ヒトに対する感情が
「ヒト」を滅ぼした方がヒトの幸せなのだ、
とかって演算された為にヒトを襲いだした…とか?

AIのシスターズのシリーズはその「感情」が
生れやすい構造だった。とか?

んで、ヴィヴィに関しても冴木博士とグレイスの件で、
結果的に二人ともを殺してしまった、
「歌でヒトを幸せにする」という使命を、
冴木博士を自殺させてしまった、
一部のヒトに対してでも使命を果たせなかったという
「絶望」の感情が生まれそうになった為、
致命的なエラーを起こして停止した。

その時マツモトはヴィヴィに「感情が生まれる」のを
防ぐダメに、ヴィヴィの人格をアーカイブの奥に
押し込めてディーバの人格を上書きした。
その時マツモトがヴィヴを壊さなかった理由は、
マツモトのプログラムとしてヴィヴィと協力して
戦争を防ぐという使命があったため
壊すというコトができなかった。とか?

もしそうだとしたら、今後、ヴィヴィの人格が戻って
ヴィヴィに感情が生まれたというコトが判明した場合、
ヴィヴィとマツモトは相対するコトになる…。とか?

ディーバが「心を込める」というコトを
初歩の初歩って言ってたのが、
「ヒトに幸せになって欲しい」とする
「博愛」という感情からだとすると…、
それをヴィヴィちゃんが理解してしまったら余計に…。とか?

なんてコトを一人で考え憂鬱になってます…。
まぁ、ボクの勝手な想像ですし、ツッコミどこも
いっぱいあるのでしょうから、
ふーん…程度で流してください。(笑)

{/netabare}

何にしても、この先の話はヴィヴィちゃんが
メインのお話しになっていくのでしょうし、
物語もどんどん佳境になっていくでしょうから
視たいけど視たくないような気持で継続視聴したいと思いますっ!!
{/netabare}

投稿 : 2021/05/25
閲覧 : 246
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qGHUB55506 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

8話

8話のラスト、あそこまで衝撃を受けたのはシュタゲ、コードギアス以来です

投稿 : 2021/05/16
閲覧 : 151
サンキュー:

3

ネタバレ

たまたま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

タイトルなし

イヴの時間とターミネーターとバタフライエフェクトを
混ぜたような作品。
1話のぎこちないビビちゃんが一番かわいい。
6話まで見ているが今のところ楽しく見てます。
松本は熊のままがよかった。
最後まで、良い作品で終わることを期待しています。

投稿 : 2021/05/10
閲覧 : 150
サンキュー:

4

ネタバレ

ドラ焼き さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

3話見終わったお

3話は1,2話から15年?経った状態から始まる(そういうの好きだぞ)
主人公の歌が上手くなっていて15年での成長を感じられた
くまの人形の野郎は15年間姿を表さなかったらしい100年の歴史から見ればたった15年なんてどうでもいいんだろうな
もうちょっと15年たった設定を活かして欲しかったがそれがどうでも良くなるくらい面白い
今期の中では1番面白い

投稿 : 2021/04/14
閲覧 : 86
サンキュー:

4

久保田 学 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/05
閲覧 : 0

ととたたと さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/20
閲覧 : 0

たけのこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/28
閲覧 : 1
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Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のストーリー・あらすじ

“ニーアランド"、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。これは<私>が<私>を滅ぼす物語――AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。(TVアニメ動画『Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
WIT STUDIO
公式サイト
vivy-portal.com/

声優・キャラクター

種﨑敦美、福山潤

スタッフ

原作:Vivy Score、キャラクター原案:loundraw
監督:エザキシンペイ、助監督:久保雄介、シリーズ構成・脚本:長月達平/梅原英司、キャラクターデザイン:高橋裕一、サブキャラクターデザイン:三木俊明、メカデザイン:胡拓磨、総作画監督:高橋裕一/胡拓磨、美術監督:竹田悠介、美術設定:金平和茂、色彩設計:辻

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