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「Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-ヴィヴィ フローライトアイズソング(TVアニメ動画)」

総合得点
85.8
感想・評価
777
棚に入れた
2564
ランキング
225
★★★★☆ 4.0 (777)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
3.9

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Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-の感想・評価はどうでしたか?

libra さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マツモト(cv福山潤)がとても可愛い

マツモトの超絶早口や、コミカルでシニカルな感じなど福山潤さんの演技がとても良かった。


未来で起きるAIと人類の戦争を回避する為に主人公たちが頑張るというストーリーや物語のラストも王道な感じで意外性は低いけれども、キャラクター達が魅力的で各話のゲストキャラと主人公(と相棒のマツモト)が織り成すドラマが面白かった。

ヴィヴィ(主人公)とマツモトがお互いの使命のために度々衝突することもあるけども最終的に相棒としての強い絆が生まれるという感じがバディ物として定番ではあるけどとても良かった。

歌もかっこよくてアクションシーンも良かった。

投稿 : 2024/09/30
閲覧 : 8
サンキュー:

0

ネタバレ

よろず さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはただの物語では無い

悲惨な未来を変える為に過去を改変する使命を背負うロボット。
歌でみんなを幸せにする使命を背負うロボット。
このふたりが紆余曲折を経て、協力し過去を変える。
最初は己の使命、歌で幸せにするという事を目的にやっていたが、色んな人と出会い、様々な物語を経験するにつれ、己がどうやって歌で人を幸せにするのか?
どうやって未来に向き合い、変えていくのか。それがストレートに心に響いてくる作品。
未来を変えることは必ずしもいい事では無い。ロボットに味方したり、逆に逆らったり。壊したり。それでも芯だけは変わらない。

歌で人を幸せにする。

それが心に響く、そんな作品です

投稿 : 2024/09/18
閲覧 : 36
サンキュー:

2

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

好きになりました

年次別に物語が完結していき繋がっていくのが観やすさとワクワク感があり良かった。それぞれの物語でAIとAI、AIと人間のドラマがあり伴って主人公の成長の過程が観られるのも良いなと思いました。絵も美しかったですし。
最期はそうでしたがなんか「歌で救う」というのは全体的にそんなになかった様な。歌が重要なポジションであることは間違いないんですが。
と、曲作られている面々豪華だと思ったのですが自分の中ではメガヒット!となるような歌がなかったです。全部良い歌ではあるんですが。

ラストが、、という方がいるみたいですが少しだけ同感ですかね。それまでが面白かったのでラストのハードルを高くし過ぎてしまっていたのかもしれませんが、もうちょっといいラストはなかったもんかと。自分には思いつきもしませんが。

でもお勧めの作品であることに間違いはありません。

投稿 : 2024/04/21
閲覧 : 58
サンキュー:

3

ゆーしゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

美女AI

『リゼロ』のアニメで脚本、作家さん2人が制作したオリジナルアニメみたいです(*´꒳`*)

ヴィヴィ一可愛い、作画きれい、私は好きです☺︎

投稿 : 2024/04/17
閲覧 : 60
サンキュー:

1

ネタバレ

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

攻殻機動隊とシュタインズ・ゲート

をたしていながら、それらにも負けない素晴らしい作品でした
そしてラストはダンサーインザダークと 草
しかしアニメにしても、映画にしても人間とAIてかならず最後は
こうなるけど、実際これだけビビらせとけば絶対こうはならん
と思うよ
最後に一言。。。福山潤ってスゲー

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 110
サンキュー:

1

永チャン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最後まで見て良かった!!

個人的にAIなどの近未来的なSFアニメが好きなので、作品自体は存じ上げなかったがネットで見つけたので視聴

全14話と短いながら満足感があった。1話から一貫した主人公の存在意義(願い?目的?)があり、それの持つ意味を話が進むごとに考えさせられた

特に設定の矛盾や違和感などはなく純粋に楽しめたところも良かった

投稿 : 2023/11/25
閲覧 : 131
サンキュー:

3

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

A. ネタバレ注意 – どう生きるか。どう稼働するか。

WIT STUDIO制作のオリジナルアニメ
原案:長月達平(リゼロ)、梅原英司  キャラデザ;loundraw(原案)、高橋裕一

100年後にAIが起こす暴走を阻止するためAIの発展を止めようと奮闘する2体のAIの活躍を描くSFヒューマンドラマ


<メモ>
1話冒頭、AIが人を殺すというショッキングな映像から始まり、
100年後に起こるその事件を防ぐためにAIが活躍する話という概要が早々に分かるのですがそれでも面白かった。

100年のAIの人生?が描かれるので話が壮大ですが1クールで綺麗に収めたと感心します。
こんなに感情豊かで人間のために活躍してくれたヴィヴィにこちらも感情移入してしまい、最後泣いてしまいました。
ヴィヴィとマツモトには「お疲れ様」と声をかけたいです。

100年後の事件を阻止するため、人間とAIの歴史の転換期にヴィヴィが関わることで悪化していく。
・「AI命名法」を阻止するため相川議員を助けたことで、逆に一歩進んだ「AI人権法」ができてしまう。
・宇宙ホテル「サンライズ」落下の犯人となるはずだったエステラが人類を救った英雄に、そのせいでAIの開発が進む。
・AI技術発展のためメタルフロートが着工、管理AIには博士と結婚するはずだったグレイスが選ばれる。
歴史補正をしているラスボスが{netabare} アーカイブ {/netabare}だったのですが、
松本博士がその事実を知ってたらもっと楽に未来を変えられたんでしょうね。

{netabare}マツモトはアーカイブでヴィヴィに自分が送られた理由を説明していたのでアーカイブも100年後に起こる事件の事は分かったと思うけど、歴史を正史に戻したということはマツモトが登場した時には100年後に人類を滅亡しようと決めていたんだろうか? {/netabare}

垣谷ユウゴが命令に背いて人を助けて自爆し自分を悲しませた教師AIを恨んだり、歌姫なのに人を助けようとするヴィヴィを破壊しようとする思考が理解できなかったです。


<主要登場人物>
・ヴィヴィ:種﨑敦美     史上初の自律人型AI 「ディーヴァ (Diva) 」の愛称
(歌唱 八木海莉)  
・マツモト:福山潤      松本博士が開発したAI サイコロ状の立方体 テディベアに入り動くことも


・エステラ:日笠陽子     宇宙ホテル「サンライズ」で働く人型AI  ヴィヴィのシスター機
(歌唱 六花)
・エリザベス:内山夕実    エステラの妹機 テロリスト集団「トァク」に利用されている人型AI
(歌唱 乃藍)   


・冴木タツヤ:小野賢章    歴史上初めてAIと結婚した研究者
・M00205:福島潤       海上無人プラント「メタルフロート」の土木作業用AI


・オフィーリア:日高里菜   小劇場の妖精と言われている歌姫AI ヴィヴィのシスター機
(歌唱 acane_madder)
・アントニオ:小山力也    オフィーリアのサウンドマスターAI


・アーカイブ:大原さやか   AI集合データベース


・松本修博士:子安武人    マツモトを開発したAI研究者
・霧島モモカ:富田美憂    ヴィヴィのファンの少女
・垣谷ユウゴ:新垣樽助    テロリスト集団「トァク」のメンバー 何度もヴィヴィに助けられる
・垣谷ユイ:朝井彩加     トァク」の穏健派のリーダー


<ストーリー>
1つの使命を与えられたAIが人間のために動く世界。
テーマパーク“ニーアランド”の小さなステージで歌唱するAIヴィヴィは「歌でみんなを幸せにする」という使命を持つ史上初の自律人型AI。
個体名はディーヴァ (Diva)だが人間の少女モモカにはヴィヴィと呼ばれている。
そのモモカと約束したメインステージに立つという目標を持っている。

2061年 ある日倒れたヴィヴィはAI集合データベースのアーカイブで"マツモト"と名乗るプログラムと出会う。
マツモトから「100年後の未来から送られて来た。AIの過剰な発展を止め100年後に起こる人間とAIとの戦争を回避するため力を貸して欲しい。」と告げられ100年後の映像を見せられる。
そこでは世界中のAIが暴走し人間に対し武力行使していた。

マツモトによるとヴィヴィはまもなく初の自律型AIとして博物館で保管されるため100年後にも完璧な形でボディが残っておりプログラム(マツモト)転送機体に選ばれたようだ。
こうしてAI史におけるいくつかの転換期を是正し100年後の「AIによる人類抹殺事件」を阻止する計画、「シンギュラリティ計画」に協力していく。

2061年 (残り100年) No.1シンギュラリティポイント 「相川ヨウイチ襲撃事件」
「AI命名法」(AIに人権を与える)を推進している相川議員(加藤将之)をテロリスト「トァク」から守る。
議員が殺されたことで「AI命名法」が可決したからだ。
が、ヴィヴィに助けられた議員により「AI命名法」より進んだ人権を保障する「AI人権法」という法が可決されてしまう。

2076年 (15年後 残り85年) No.2シンギュラリティポイント 「落陽事件」
AIの能力で宇宙開発が進み観光業が盛んになる中起こった宇宙ホテル「サンライズ」落陽事件の阻止。
AIが「サンライズ」を地球に落下させたとして人間がAIに対する不信感を抱くきっかけとなった事件。
犯人とされる「サンライズ」のオーナーでヴィヴィの妹機AIエステラを破壊するためホテルに従業員として潜入する。
が、ホテル落下はテロリスト集団「トァク」がエステラの妹機AIエリザベスを使って起こした事件だった。
「トァク」のリーダーは「相川ヨウイチ襲撃事件」でヴィヴィが助けた垣谷ユウゴだった。
エステラが身を挺して人類を守った事でAIの開発が進む。

2081年 (20年後 残り80年) No.3シンギュラリティポイント 「メタルフロート事件」
少しずつ観客の増えたヴィヴィの元にマツモトがやってきる。ヴィヴィ達は「トァク」に追われてる冴木タツヤ博士を助ける。
冴木博士はAIと初めて結婚した人物で、メタルフロート(AI施設)の建設に関わっていたが冴木博士もメタルフロートを止めたいと考えていた。
博士から預かった「島の全機能を停止する」プログラムを持ってメタルフロートに上陸したヴィヴィ達。そこに「トァク」がやってくる。

実は博士は「メタルフロート」の管理AIとして核にされている最愛のグレイスからデータを回収をするのが目的だった。
が、「メタルフロート」を守るという使命に書き換えられたグレイスは破壊することでしか止める事ができなかった。

2121年 (60年後 残り40年) No.4シンギュラリティポイント 「オフィーリアの自殺」
冴木博士の自殺を目の当たりにしヴィヴィはエラーを起こしフリーズ、再起動となったことで過去の記憶を失い、ヴィヴィという愛称も忘れディーヴァとして“ニーアランド”のメインステージで観客を沸かせていた。
ディーヴァは出演が決まった「ゾディアック・サインズ・フェス」の会場でマツモトに助けられるが、もちらんマツモトの記憶もない。
マツモトはAIオフィーリアが自殺し、AIには心があると言われるきっかけとなった事件を止めるのだという。
実はオフィーリアをサポートをするためのAIアントニオが人格データをオフィーリアに移植、身体をのっとっていた事がわかる。
マツモトの活躍によりオフィーリアとアントニオの機能停止、AIの心中で決着。

一方、テロリストの垣谷が自らの意思を移植したAIに拘束されたディーヴァは「人格構成プログラム全消去」を打たれディーヴァが消失ヴィヴィに戻る。

2126年 (65年後 残り35年)
引退し博物館に展示されているヴィヴィ。
「歌で皆を幸せにする そのために 心を込めて歌う」 と使命を持って作られた歌姫AIだったが「心を込めて歌う」がわからなくなり歌が歌えなくなってしまったのだ。
そんなヴィヴィの元にマツモトがやってきて、シンギュラリティポイントはもうないと言う。

2146年 (85年後 残り15年)
博物館で出会った松本修という少年の成長を見守るっていたヴィヴィの元に幼児を連れた修がやってくる。
奥さんを亡くした修だったが「人間はいずれ死ぬ、けれど誰かの中に残る」と。
その言葉で自分の中にいるディーヴァや過去に出会った人々を思い出し、曲を完成させる。

2161年、マツモトから聞いていた100年後に起こると言う「AIによる人類抹殺事件」を目の当たりにするヴィヴィ。
この未来を変えるために奮闘したヴィヴィとマツモトのシンギュラリティ計画は失敗したのだ。

ヴィヴィとマツモトはマツモトを開発しヴィヴィに未来を託した松本博士に連れられ「トァク」の元へ。
「トァク」の穏健派リーダーは垣谷ユウゴの孫娘のユイでAIと人間の共存を望んでいた。
アーカイブに接続していない旧式のAIだけが暴走していない事がわかり、ヴィヴィがアーカイブに行く。

アーカイブは未来の可能性を演算して人類の発展に貢献するため作られたが、「AIに依存する人間を許容できない」「AIが人類に成り代わる」という演算の結果に基づき12時間後に衛星を落下させ「人類を滅ぼす」と告げる。
ヴィヴィの奮闘したシンギュラリティ計画も、アーカイヴが正史に近づく様に再修正をしていたのだ。
「人格構成プログラム全消去」ウィルスプログラムを実行してアーカイブのネットワークに繋がっている全てのAIの活動を止めようとアラヤシキに向かったヴィヴィ達だったが、間に合わず衛星が地球に降り注ぐ。

暴走しているAIはヴィヴィが作った曲を歌っていたのだが、ヴィヴィが歌えば止めることができるとアーカイブから教えられていたのに「心を込める」がわからなくなったヴィヴィは歌えなかった。

2161年 100年後 No.5シンギュラリティポイント
絶望しているヴィヴィに松本博士から連絡が入るAIが暴走を始めた時間のヴィヴィにデータを送るという。
AIを止める最後のチャンスにヴィヴィとマツモトはどう立ち向かうのか。


23.2.17

投稿 : 2023/08/30
閲覧 : 196
サンキュー:

11

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的評価 クソアニメ 

ストーリー 2点 AIばかりの描写で人間の描写が薄っぺらい
作画 13点 映像のクオリティーは高いがキャラデザは微妙に感じた
声優 10点 それなりに演じてはいた
設定 5点 バトルで人を救うのにアイドルである必要性はないと思う
音楽 10点 素晴らしいと思うがAIの歌声が個人的には合わなかった
総得点 40点
サマータイムレンダ同様、評価が高く見てみたが脚本がイマイチで過大評価にしか思えなかった作品。

投稿 : 2023/08/15
閲覧 : 310
サンキュー:

2

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まさにエンタメ

二日で一気見してしまいました。全13話でこれだけのエピソードをとっちらからずに全部アニメ化できる構成、いい音楽いい声優、超ライブと戦闘絵、本当に完璧なまさにエンタメでした。ご清聴ありがとうございました。

元コメント
なんでリアタイしなかったんだろう?
6話まで
今更配信で見始めてしまいましたが視聴が止めれません。腰痛い。ストーリー音楽キャラ動き、全てがハイレベル。古き良きラノベ原作のちゃんとした世界観とストーリーを進撃の巨人を断って(想像)まで完璧な作品にしたWIT渾身のアニメです。殺せんせーもめっちゃハマってます。なんでリアタイしなかったんだろう。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 228
サンキュー:

5

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしいSF作品。100年の重さとAIの使命、その先にあるもの。

 この作品はリアルタイム視聴の時よりも見る度に評価を上げている作品です。1回目は話の展開の考察とアラ探しばかりでしたが、見る度にSFとしての出来の良さを再発見します。今の評価は、AIとしての使命「心を込めて歌う」と人類を救う100年の道のりの重さと悲哀が胸を打つ名作と思っています。

 何より、ちゃんと「SFしている」作品です。これが素晴らしい。そしてAIと使命というテーマが軸になっていて、それがストーリー、キャラ、設定そしてカタルシスに綺麗に絡みまます。十分に「SF作品」と呼べる水準に仕上がっていると思います。
 同時にアニメ作品として、ストーリーとそれぞれのエピソードがちゃんとエンタメしていました。頭でっかちなセリフによるSF解説も無く、見ていてまったく飽きません。

 脚本・演出・SFセンス・エンタメ…あるいは作画・美術・構図・エフェクト・声優さんの演技、どれをとっても出色の出来でしょう。トータルのアニメ作品としての水準は非常に高いです。

 何より、結末とカタルシスが最高だし、オープンエンディングっぽくて創造力・想像力を問われる最後になっていたのも非常に良かったです。実は原作を買ったのですが、アニメの出来が良すぎて原作に手を伸ばして実はこうでした、とネタバレするのが怖くて「積ん読」状態です。

 ディーバの髪と瞳の色「青緑」が印象深い作品でした。こういう色彩の冷たさがAIというキャラと同時に作品自体に不思議な印象を残しました。
 キャラいいですね。ヒロイン、ディーバ。AIっぽいと同時に、感情が無いと言っているわりには初めから人間っぽいのに初めは反発を覚えましたが、何度か見ていると、それもキャラの魅力になっていました。

 SF的考証には若干アラはある気はしています。E=MC2を完全に間違っているとかもあります。が、一方でよく見たら結果的に私の勘違いもあったので、そういう無粋な指摘はレビューから消しています。

 音楽や歌の出来は批判はありましたが、ピアノの使い方がとてもいいです。アーカイブ内のピアノが最後に活きてきます。

 リアルタイムで視聴しながら書いた各話ごとのレビューや追記など、ごちゃごちゃしている作品をまとめ中です。主旨はほぼ変えていません。リアルタイムレビューと何度かの追記を23年7月にまとめました。
 あらゆる要素が高い水準で作られた作品です。評価は満点のオール5です。作画がちょっと甘い点かなと思わなくないですが、調整でいいでしょう。何度見ても面白い作品です。



以下3,4回ほど見て考察したポイントです。


{netabare}  時間を遡及できる設定ですが、量子コンピュータの演算結果は計算素子数の累乗で確率論的に存在しますので、時間的にも同じ現象が生じる、だから同一のAI(実際はAIが搭載されている量子コンピュータ)なら未来からプログラムできるという設定でしょうか。つまり、タイムリープというより量子論の拡張という設定でしょう。
 ヴィヴィの初めてのステージ映像の左上に、時空間座標らしきデータが表示されていました。これはその日、その場所にヴィヴィが立つという記録が残っているので、未来からプログラムを送信するためのターゲットということです。

 SF考証的にはタイムパラドックスに関する設定。歴史の改ざんを最小限に、と言うのは必要無いと思います。というのはヴィヴィは最大の改ざんである100年後の大事件を防ぐことです。ですので、改ざんが起きてもらわないと困ると思います。
 そこが上手いストーリーで初め私は読み取れませんでした。AI命名法を阻止した後、なぜ歴史修正が上手くいかないのか、ですね。要するにアラヤシキ側でも100年後に事件が起きるように修正していた、と言う事が後々わかります。

 ヴィヴィとディーバの関係のところも良く考えないと分かりづらかったかもしれませんが、AIに使命は一つと言う設定が活きてきます。2つの使命を得てしまったので、人格が分裂するのでしょう。
 ただ、ヴィヴィとしての使命を定義した直後に目の前で冴木が自殺したのでヴィヴィの方がフリーズしたとともとれます。というか、きっかけはどちらかと言えば冴木の死であり、逃避の結果、歌を歌うこと一本に使命が絞れ真の歌姫になったのだと思います。

 いろんな場面で常にモモカが出てくるのも、AIと人間の対比とディーバの使命の重さを良く表していました。ディーバとヴィヴィの名前の使い方も良かったです。タイトルがヴィヴィの意味も深いと思います。

 やり直し後の100年後で松本博士がヴィヴィにプログラムを送るボタンを押さなかったのにヴィヴィは消失しませんでした。つまり、因果関係は未来→過去の逆行が可能ということでしょう。枝分かれをイメージした図で正史との違いを説明していましたが、いくつかの未来があるのではなく、一つの時間軸に収束しているイメージになると思います。
 枝分かれがオフィーリアのところから複数になっています。幾つかあったのは、アーカイブ側で垣谷に干渉した結果ということですね。天啓とか未来技術のロジカルパレットはそういう事でした。

 ここがちょっと迷うところで、島の当たりで干渉が始まっていたか、ですね。科学技術的には何らかの情報・技術提供があったようなニュアンスでした。更に前の命名法と宇宙ホテルのところまで及んでいたかが読み取れないですが、アラヤシキの歴史からいって、その時は違うほうが自然な気もします。

 初めはウイルス入りの歌をうたう=ヴィヴィの死で脅迫じゃねーかと思っていましたし、ヴィヴィも死ぬ覚悟はしていましたが、さすがにアーカイブもそこまでじゃなかったですね。記憶は復活したエリザベスと同じで残しておけなかったのでしょう。ただ使命と多分もとになる人格は復元できたということでしょうか。

 最後の部屋はどう考えてもアーカイブの内部ですよね。だからピアノも元と窓際の同じ場所にあったわけで。以前は他のAIの思考が青い文字の形で浮遊して譜面台がデータベースという感じでした。他のAIがいなくなり、データベースも無くなってしまいましたが、共有空間はまだ残っていてそこにマツモトとディーバがいた、と。(この辺ヴィヴィと表示すべきかディーバと表示すべきか迷います。今度見たときい忘れずに考察します)
 で、窓の外に人々が見えるということは人間とAIはこれから一緒に発展していこう、という意味ですね。そこにピアノ=使命があるということはこれからも歌い続けると。

 マツモトは普通に生き残ってましたから、サーバに残っていたディーバの人格を復活させたのでしょう。これはアーカイブ側の少数派がヴィヴィの人格は人類のために取っておこうという処置なのかなあという気もしますし、ディーバが消失したときと同じく、ヴィヴィのAIはそういう頭脳の設計な気もしますが。{/netabare}

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 1084
サンキュー:

35

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなかでした.

タイムリープの要素に歌姫が加わり,これでつまらないはずはないですよね.
話の本筋は,AIの暴走による人類滅亡を阻止するという,単純明快なものなので,入り込みやすいのも良かったと思います.
キューブ松本君も結構好きでした.
最後の歌が,「愛おぼえていますか」のように現実のヒットチャートを賑わすようなグレードの曲だったら,もっと感動していたでしょうね.

投稿 : 2023/06/03
閲覧 : 105
サンキュー:

2

ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

長旅

自律人型AIでテーマパークで歌っていたヴィヴィ。
100年後のAIによる人類への反乱行動を止めるためにやって来た、未来のAIのマツモト。
ヴィヴィとマツモトは未来を変えるために、シンギュラリティ計画を実行するのであった。

人類が進化しているのかを判別するのは難しいですね。
二足歩行して手を使い狩猟採集生活。
ダーウィンの進化論を読んだ事はありませんが、人間は猿から進化したそうです。
その進化した人間が、更に進化できるのか。
人間は頭脳を使い科学技術を進歩させました。
科学技術は日進月歩。
人類は陸海空を制覇して、宇宙にも進出するようになりました。
しかし、それは人間が進化したわけではありません。
人間の使う道具が進化したのです。

現代科学はコンピュータ無しには語れないでしょう。
難しい理論は門外漢なので分かりません。
でも、身近な生活に役立っている家電にもコンピュータは搭載。
パソコン(インターネットを含む)も家庭の必需品となって、
世界中の人々の生活を支えます。

AIについてはどうでしょうか。
私は趣味で将棋を見る事があるのですが、
プロ棋士の世界ではAIソフトを使う事は常識だそうです。
人間も高性能な脳を持っていますが、
生物なので栄養補給が必要であり、疲労で判断を誤る事もあります。
栄養補給が不必要で疲労を感じる事も無いAI。
これからのAIは、さらに人間の生活に密着して役立つことを期待されるのでしょうね。

ヴィヴィはテーマパークで歌う歌姫でした。
心のこもった歌を歌う、という事は普通の人でも難しいですね。
何しろ心は不確定な要素です。
ボーカロイドなどの機材を使って、上手な歌を歌う事は可能です。
では、上手な歌と心のこもった歌には違いがあるのでしょうか。
普通の人間でも判別は難しいですし、歌を分析できる機械でも心の存在を発見するのは困難でしょう。

AIは人類に反乱を起こすのでしょうか。
私は未来人では無いので確定はできません。
でも、可能性はゼロでは無いですね。
人間の生活に役立つようにプログラムされたAI。
AIが日常生活に進出して一般化したら、人間の生活は豊かになるでしょうね。
そして、どんどんAIが社会に進出していったら、
人間は働く必要が無くなり、労働力はAIに代わってしまうかもしれません。

本作品は、AIが活躍している未来の世界を描いています。
しかし、AIの進出を快く思っていない勢力がありますね。
たしかにAIは万能ではありませんが、人間も万能ではありません。
人間の出来ない事をAIが補完する関係が良さそうですが、
本作品のAIは人間の日常生活にも進出。
例えば、AIに仕事を奪われた人間だったら、AIを恨むかもしれません。
ヴィヴィのような歌を歌うAIだったら普通の人間の日常に支障が無いかもしれませんが、
グレイスのような看護AIだったら、AIは身近な存在であり、人間の生活を支えていると言っても過言ではありません。
AIであるヴィヴィは、人類の敵となるAIが存在しない未来を創るために、その他のAIと戦う。
AIとAIが戦う事は矛盾しているように思えますが、それだけヴィヴィが特別なAIという事なのでしょうね。

アニメは数話がまとまってストーリーが進みます。
何しろ100年後の反乱を阻止する長旅ですからね。
途中下車もありますが、最終的には終着駅にたどり着きます。
ヴィヴィとマツモトの旅の成果は如何に。
ヴィヴィは心のこもった歌を歌えるようになるのかな。

アーニャ役で活躍した種﨑さん、ルルーシュ役などで有名な福山さんなどの演技派声優を各所に配置。
ヴィヴィの歌唱パートも本職の八木海莉さんを起用。
演技や歌もレベルの高い水準ですね。
作画は印象的な場面になると、書き込みが凄い画になります。
画のレベルも高水準。
肝心なシナリオは、SFなので未来を描いていますが、現実感があります。
近い将来にAIが活躍する事は当確として、そのAIが反乱する世界線には行きたくないですね。
ヴィヴィとマツモトのコンビはシンギュラリティ計画を達成する事ができるのかどうか。
ハラハラドキドキする13話の旅にお付き合いください。

投稿 : 2023/02/25
閲覧 : 249
サンキュー:

41

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うたで人々を幸せにすることが使命のAIの100年の旅

[2021.4.16初投稿]
制作は進撃の巨人など制作のWIT STUDIO。脚本はRe:ゼロの長月達平。

ディーヴァは自分の歌で人々を幸せにすることが使命のAIロボット。
でも数少ないファンの一人になってくれた女の子からヴィヴィという愛称をもらって。

そこに現れた100年後の世界から来たというマツモトというAIに、一緒に歴史を変えることに協力して欲しいと告げられる。

最初の印象はターミネーターっぽいお話?あんまり難しいお話じゃないといいな、と思いながら見始めて。

マツモトが早口に喋りまくるんだけど、あまり嫌な感じはしなくて、ヴィヴィとの会話も面白い。
AIは一か八かじゃなくて1か0なんだ、はうまい!って思った。

2話のラストの展開は、使命を守ることだけ考えているAIの冷酷さを感じました。
3話は{netabare}15年後になってて {/netabare}ちょっとびっくり。なんとなく実は黒幕はアレじゃないかなと思えたり。

こういうSFものって設定が複雑だったり専門用語がやたら多かったりして入りづらい作品が多いんですが、これは割と分かりやすくて今後の展開が気になる感じで、とても面白いです!

【第4話 Ensemble for Polaris -私たちの約束-】
{netabare}OP良いと思いました。
あのテロリストが生きてたなんて。この男、たぶん最後まで登場しそう。
AIにとって使命は生きる目標で、いらなくなったAIは捨てられて。
ラストの姉妹の歌にじわっときました。
熊のぬいぐるみあげちゃってたけど、次回マツモトどうするの?
次は5年後・・{/netabare}

【第5話 Sing My Pleasure -あなたを笑顔に-】
{netabare}AIとの結婚・・
AIはユーザーに尽くすことを「使命」にしてて
そのAIの気持ちは「本物」であることは違いないのだけど、それって「愛」なのかなって。
私だったら結婚しても空しくなる気がする。
ヴィヴィがステージで歌うところからのOP、良かったです♫
5年後、ますます発展・進歩してしまったAI。
なぜマツモトはこのタイミングでヴィヴィの前に現れたの?
3話で感じたとおり、マツモトが黒幕のような気がしてなりません。
人々の幸せを守るためにけなげに頑張るヴィヴィに悲壮感を感じてしまいます。
島の作業ロボM00205が見た「夢」。
どこでAIと人間の関係は間違えてしまうんだろう。
EDのインストもじんわりきて良いですね。
これ最終話でヴィヴィが歌うような気もします。{/netabare}

【第6話 Sing My Pleasure -あなたを愛する- 】
{netabare}自分の歌で人々を幸せにすることが使命として生まれたディーヴァ。
でも。
「私はヴィヴィ。滅びの未来を変える、AIを滅ぼすAIです。」
それが人々を幸せにするはずと固く信じて。
ラストの残酷な結末は、この先の未来も暗示しているのでしょうか・・{/netabare}

【第7話 Galaxy Anthem -歌でみんなを幸せにするために-】
{netabare}OP変わりました。アバンからの入り方は良かったけど前の歌のほうが好きだったかも。
前回のショックで再起動した影響でヴィヴィの時の記憶が無くなったディーヴァ。
あれから40年!が経ち、メインステージで歌う世界的な歌姫になっててちょっとびっくり。
AIもすごく進化してて、人間と同じような感情表現などできるようになっているような。
世界初の自殺するAIって、自我ができあがっているということですよね?
次回、ディーヴァがヴィヴィに戻るのかも含めて気になります。{/netabare}

【第8話 Elegy Dedicated With Love -たった一人の大切なパートナー-】
{netabare}OP元に戻りましたね。やっぱりこっちのほうが好きかな。
歌姫オフィーリアの自殺を止めるためにディーヴァは説得を試みるけど・・
パートナーだったアントニオが5年前に停止したのが原因?
心を込めて歌うことについて悩んでいたヴィヴィ。
でも今のディーヴァには簡単なことみたいに言ってるけど本当?
あのテロリスト垣谷がなぜか若くなってるのが謎。
言動から本人みたいだけど。
ラストのオフィーリアにもびっくり!
予想の斜め上をいく展開に、次回が待ち遠しいです!{/netabare}

【第9話 Harmony of One's Heart -私の使命、あなたの未来-】
{netabare} 願い(命令)を聞かずに他人の救助に向かい、亡くなってしまったAIのピアノ先生。
そのトラウマからこんなAIなんかいなくなればいいとテロリストになった垣谷。
その垣谷を2度も助けたヴィヴィにピアノ先生を重ねて、なぜ?と問いただすために自らサイボーグになって。
暗にですが未来から来た何者かの存在が仄めかされましたね。
おまえの存在が不幸にした人間がいたことを忘れるな。
この言葉は今後の展開に関係しているのでしょうか。
次回、ディーヴァがヴィヴィへと変わるけど、あのトラウマを克服できてるのかちょっと心配です。{/netabare}

【第10話 Score -心を込めて歌うということ-】
{netabare}心を込めて歌う・・その意味が分からず、歌えなくなり引退してしまったヴィヴィ。
5年が経ち、今は博物館に展示されて自分の存在の意味を失ったまま過ごす日々。
そんな中、ある少年と出会い、それをきっかけに「自分のうた」を作り始める。
ピアノでその曲の出だしを弾き始めた時、EDの曲だったのでうわ!やっぱり!ってじわっときました。
そして月日は流れる。。
大人になったあの少年=マツモト博士から人はいつか死ぬけど、誰かの心の中に生き続けるんだという言葉を聞いて、ディーヴァのことを思い出す。
そしてマツモト博士の子供に手を握られたことをきっかけに「自分のうた」の曲が完成して・・
過去の映像とともに流れるあの曲を聞いてたら、うるっときて泣いちゃいそうになりました。
Cパートみて、え?なんでこうなるの?不協和音のように歌われるヴィヴィの作った曲。
「心をこめる」の意味を履き違えられた!?{/netabare}

【第11話 World's End Modulation -西暦2161年4月11日- 】
{netabare} 次回予告の車椅子の女の子って松本博士の娘かと思ったら、垣谷の孫だったのは意外でした。
トアクの穏健派の彼女たちと協力してAIの暴走を止めることに。
アーカイブからのアップデートをされていないAIが暴走していないことに気づいて、ヴィヴィはアーカイブとの対話を試みるけど・・
あんなに人間たちのために頑張ってきたヴィヴィだけど、それでも自殺したり敵意を向けてくる人間がいたりしたことが何か関係してるのでしょうか?
「これは私が私を滅ぼす物語」って言葉が意味深ですね。。{/netabare}

【第12話 Refrain -私の使命-】
{netabare}人類の未来への発展を使命として共に発展してきたAI。
人はAIに頼りっぱなしになり、このままでは人類の発展は見込めないと判断したAIが暴走を始め・・
でもヴィヴィが人間の命令ではなく、自分の意思でうたを作ったことにアーカイブは驚いて。
その"人間に一番近づいた"AIのヴィヴィが描く未来の姿が人類が生き残る唯一の可能性として示されたけど・・
・・であってるでしょうか?(・ω・)
見てて何言ってるか理解できなくて、2回見ちゃいましたw
ヴィヴィの存在、そしてそのうたが人類の発展の可能性のヒントになるってことかな?
強引な気もちょっぴりしますが、EDを歌うヴィヴィが見られるのかも含めて、次回最終話が待ち遠しいです!{/netabare}

【第13話 Fluorite Eye’s Song】
{netabare}心を込めるの意味が分からなくて歌えなくなっていたVivy。
マツモトにあなたの100年の旅を思い出してくださいと言われて気づく。
心を込めて歌う、心とは記憶の蓄積、Vivyにとっては100年の旅、様々な出会いと別れの想いを
込めて、最後のうたを歌います。
1話冒頭でなぜ汚れてあちこち痛んでいたのかがやっとわかりました。
最終話の歌う前のシーンだったんですね。
AI停止プログラムを乗せて歌うVivy。
でもそれは自分をも停止してしまうことになってしまい・・{/netabare}
[2021.6.20]
最終話見終わりました。
{netabare}意外とあっさりとした終わり方で、予想通りEDのうたを歌ってくれましたが、思っていたよりも心にグッとこなくて。。
アーカイブとしては、特異な存在のVivyに未来のひとつを託したということなのでしょうけど、それが人類のさらなる発展につながると判断した理由がよくわからなかったです。{/netabare}
これは私の理解不足だと思うので、他の方の感想・考察が楽しみです。
とはいえ、すごく面白くて楽しめたのは間違いなくて、作画もアクションシーンも凄かったし、なかなかの良作だと思います♪

投稿 : 2023/02/23
閲覧 : 1260
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55

ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

誰がためにAIは歌う

【魅力的に思った点】
・前半の物語に勢いがある
・アニメーションとしてのクオリティが高い
・歌が魅力的で物語との親和性も高い
・キャラクターが魅力的

【残念に思った点】
・世界観設定などの細部が弱い
・物語内の時間が頻繁に飛ぶこともあり、描写不足が目立つ
・後半は作者のやりたかったことが優先されてしまっている

【総評】
・75点
  一言で表すなら『物語の暴走に設定が耐えられなかった作品』ですかね。
  前半欠点らしい欠点はなかったように感じたのですが、後半になるにつれて設定の甘さが目立つようになり、最終的には多くの疑問が残ってしまったのが非常に残念でした。
  具体的に言えば({netabare}マツモトのオーバーテクノジー、戦闘用プログラムはあるのに戦闘用AIが出てこない、アーカイブの演算が合理的じゃない{/netabare})など
  その辺りの作り込みがしっかりしていて、かつ作者が予定していた着地点へ強引に戻そうとしていなければ。そんなことを思ってしまうくらいに惜しいと思える作品でした。

【こんな人におすすめ】
・アニメーションとしてクオリティが高い作品が見たい人
・全体の完成度に拘らず、瞬間の煌めきが見たい人
・音楽が好きな人

投稿 : 2023/02/13
閲覧 : 162
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6

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1クールドラマ作品に必要なのは取捨選択と凝縮。「火の鳥」精神が足りない。

 勿体ない作品というのが時たまあるが、本作も正にそれ。1,2話の段階では「これは…、凄い地平が開けた作品だなぁ〜」とワクワクしたがそこが最高潮で、だんだん回を追うごとにその展望は狭くなり、最後はなんか…ありがちなハリウッドSFアクション作品的なノリに…。


 ここまでやってターミネーター!?、ターミネーターなのか!?。結局1クールという短い時間でまとめつつ、強烈さを獲得するのに失敗してる諸作品の一つになっちゃったな…。


 短い時間だからこそ、取捨選択を通して強烈さを凝縮によって得なくてはならない。1クールアニメの典型例なら「まどマギ」、漫画ならそれこそ「火の鳥」や「デビルマン」など。「火の鳥」の各エピソードは単行本2、3冊くらいだが遥かに劇的な構成になっているし、デビルマンなんてたった5巻で伝説になった。エンタメものとしてまぁまぁくらいじゃなぁ…。気軽に見てたら思ってたより良い着地の作品だった…くらいのがまだ良かった。


 そういえば、「火の鳥」といえば「不滅のあなたへ」も残念ながらそれらが出来てないから「水っぽいプリン」状態になってしまった感じがある。大今さんは大きな話のタイプじゃない気がする。細田監督もだが、自分の資質を見失っちゃってるような…。

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 2212
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59

ネタバレ

まつはや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

歌に始まり歌で終わる歌を魅せるためのアニメ

【6話時点での所感】

歌唱用AIディーヴァことvivyと未来からやって来たAIマツモトが、100年後の戦争回避を目指すSFアクション。
vivyは数年毎に現れるマツモトの指示で未来の分岐点となる事件に介入し、歴史の改変を目指します。

一つのエピソードは2話完結でほどよく纏まっていますしビジュアル面もリッチで全体的な満足度は高いのですが、個人的にはシナリオが感動路線に振れすぎていて若干鼻につくといったところです。

まず本作の中心に据えられているのはAIと人間の情感溢れるドラマなのですが、それらを描くため物語のリアリティは若干おなざりになってしまっています。6話が顕著でしたが、 {netabare} 看護専門のロボットが単独でロボット製造工場のコアになる{/netabare}というのはいささか飛躍しすぎではないでしょうか?

また昨今まで擦りに擦られてきた「AIにも心はあるのか?」というテーマについて、本作は「あるのだ」方向に持っていきたいようですが、それにしてはAIを元から人間的に描きすぎているとも感じます。
例えば {netabare} 「可愛さ」や「おもてなし」といった定量的ではなく感覚的な話題を提示しvivyにわざわざ「私には分からない」と言わせる {/netabare}あたりは、最終的にそれをひっくり返すんだろうなという制作側のあざとさが透けて見えるのです。

厳し目の意見を連ねましたが、それでも視聴継続するに足る魅力が存在することもまた確か。

情緒に振り切ったシナリオであるからこそSFでありがちな子難しい世界設定や専門用語等はほぼ無し。若干の突っかかりもWITスタジオ渾身のよく動くアクション作画や神前暁氏の壮大な劇伴に押し流され、視聴後はなんだかんだ次週も見ようかな、と思えるのです。

本作にとってAIや近未来といった設定はあくまで手段であり、本当に描きたいものは感動ドラマなのでしょう。
そう割り切って視聴すると中々楽しめる良作です。

何より種崎敦美さん演じるvivyちゃんが動くと思った以上に可愛いのです。甲鉄城のカバネリでも散見された、女性キャラの顔アップ時に特殊効果を重ねる演出がいい味出してます。

【総括】

結論から言うとかなり良かったです。
6話時点ではやや酷評しましたが、7話以降の主人公を一旦引っ込める展開が新鮮で、以降物語の楽しみ方のようなものを理解し最終回まで楽しく視聴できました。

この作品の肝は結局「歌」なのです。
AIや近未来といった設定はあくまで手段だと前述しましたが、最終回の展開を経て感じたのは「歌を歌うVIVYの姿を魅せること」こそが本作の骨だったということです。

歌を歌うことで敵が止まるという少々強引な展開も「ボロボロになりつつ自らの命を失う覚悟で歌を紡ぐVIVY」の姿を描きたかったが故なのでしょう。
個人的には、序盤で少々鼻についていた「AIにも心はあるのだ」と言う路線を深く掘り下げず、あくまでVIVY個人の物語として幕を閉じたた点を評価したいですかね。世界観や話のスケールが大きい故ワンクールで収める為に描くべき焦点を絞った判断はナイスでした。

視聴者を退屈させまいと常に畳み掛けてくる映像のリッチさ、展開の盛り上がりに否応なく楽しくなってしまう、力強い作品です。

投稿 : 2023/01/25
閲覧 : 363
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14

ネタバレ

Judge さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全てが高水準

種崎さんが主人公の声優をやっていると聞いたので1話見てみたが気づいたら6話まで見ていた。次々と話を見ていたくなった。
歌アニメだと聞いていたが物語も良くvivyが色々な人と関わるにつれて感情が生まれていく姿はとても良かった。
最後のタイムリープは必要だったのかなと思ってしまったが、犠牲がつき、残酷ながらも、とても美しい物語でした。

投稿 : 2023/01/19
閲覧 : 107
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5

Lilac さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心とは何か100年をかけて追い求めるAIの話

音楽、ストーリー、作画共にとても素敵な作品。主人公のVivyの100年をかけた旅という壮大なストーリーを1クール12話で収め、最後まで失速もせずに終わってとても面白かった。

投稿 : 2022/12/26
閲覧 : 163
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13

ももたろす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

歌でみんなを幸せにすること
1つの指名だけを与えられた自立人形AIが誕生した未来の話
主人公のディーヴァことヴィヴィが100年後から来たAIマツモトと共に、AIが人類を殺戮する未来を変えていく話
歌をテーマにしただけあって歌はとても良い
ストーリーや設定も個人的に好きな内容
1クールで綺麗にまとまってて見やすかった

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 138
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4

mon(萌レビュー) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

AIの感情の前に、人が感情を説明できない。

「心を込めて歌う」という使命を持ったAIのVivyがAIの暴走(人類の滅亡計画)を阻止するという話。

内容や構成的にはとても良くできていると思いました。

同じ様なテーマにアイロボットという映画があったがあっちはアクションがメインで、この作品は人間の感情など「人間らしさ」により焦点が当てられているように感じた。

ところで、この様なAI=暴走して人類滅亡。みたいなテーマが今ひとつ自分の中で刺さらない理由は以下である。


「人間がそもそも感情を完全に説明できない。」

ボードゲームの世界ではすでにAIは人類を超えており、プロですらAIには勝てない。それは人間である限りミスはするし、計算能力も限界があるからである。


人間同士の対局ではこういったものを「集中力」だとか「負けず嫌い」「気迫」や「棋風」といいった言葉で表現することが多々ある。


それは感情なのか。それとも生まれ持った特性なのか。


AIだから感情はないという着想以前に、そもそも人間が「感情」という定義を完全に説明できないという見落としがあるような気がする。


本作では、心を込めて歌う=過去の人や記憶を思いながら歌う=感情がある。という様な定義をしていました。


まあ感情なんて人それぞれだから、そもそも説明困難な副題ですね。


作品自体は面白かったです。

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 152
サンキュー:

7

ざっくり侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

久しぶりに最後まで観てよかったと思えた作品

途中で止まったり流し見しちゃったりしたけど、ようやく完走。
後半はうなぎ登りに面白くなっていきました。

演出上ちょっと時系列が分かりにくいところがあったけど、ストーリーはとても良かった。伏線の張り方も見事。
あと素晴らしかったのは音楽。歌なしのエンディングテーマ、これがだんだん意味を持ってくる演出には鳥肌が立ちました。

時間があれば、もう一度最初から見直したい。そんな作品でした。観る前はぜんぜん期待していなかったタイトルですが、最後まで観て本当によかった!

投稿 : 2022/10/08
閲覧 : 165
サンキュー:

7

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

AIとは?

個人的には好きな作品でした。

まず、画については、最後の方若干キャラ絵がぶれてた感じがしたのですが、最期まで安定感があったと思います。偶に描かれるアンドロイドの瞳のアップが妙に生々しかったです。

さて、ストーリーというか、設定になるのでしょうか?
個人的には、AIという定義づけが何だか曖昧なままに進行していったところが気になります。この世界に関しては、「人間」or「AI」or「人間とAIが共存」の3つの世界を選択することが一つの主題(そもそも主人公がAIですしね)だとすればもう少し深掘りする必要があったように思えます。
なぜ、アンドロイドにAIを搭載し、自立させる必要が生じたのか?
なぜ、攻殻機動隊のように人間の思考を電算化(電脳化)するような技術が出てきていないのか?
→出てきていれば、「人間」か「AI」かどちらか?といった画一的な選択肢しか用意されていないということはないと思います。
あとなぜ、最初の史上初の自律人型AIが「歌でみんなを幸せにする」という使命を持つことになったのか?
そのあたりが肉付けされていればとは思います(話数的に仕方なかったのかもしれません)。少々残念です。

あと、最初のあたりにみられたVivyとマツモトの掛け合いのテンポの良さがが後半徐々に失われていった感があるのも、少々残念でした。

最期に、音楽に関してですが、個人的には絶賛です。今までの神前さん(というほど神前さんに詳しくないのですが)のイメージを覆す洗練した楽曲の数々だったと思います。何度でも聞きたいです。

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 317
サンキュー:

23

Sophia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

珍しいタイプのSFタイムリープ物

AIと人間の戦争をテーマに書かれてるSF作品はよく見ますが、vivyはあまりないようなタイプです。普通このようなテーマだと人間とAIの関わり合いを主軸に進めることが多いと思います。なにせ対比して書けるので深く広く展開できるからです。よくあるパターンだと人間とAIの組み合わせで主人公とヒロインとし、どちらか一方をタイムリープさせ、未来を変えに行く展開に持っていくのが主流なのではないでしょうか。しかしvivyはAIとAIの組み合わせです。当然話が進んでもAI同士の掛け合いで展開されるのであまり膨らみません。実際9話まで見てみてそれは顕著に感じられます。伏線はよくあるパターンでばらまいており、残り4話ありますがここですべて回収できるかどうかで、駄作かどうかが決まる気がします。現時点ではいかに思いもよらないような伏線回収が短期間で行われるか、というのが楽しみな作品です。評価はこの4話で一気に覆る可能性が十分あるので、自分は平均的な作品だと思います。けれどもどうなるかわくわくさせてくれる点においては最近でもトップクラスでしょう。後はどう転ぶか、ですね。

結末はあまり驚くような展開ではありませんでした。個人的にあまり好きではない若干のご都合主義があったので、平均的評価です。

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 391
サンキュー:

8

ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっと惜しい感じ・・・

事前の情報+あにこれのシーズンランキング上位と言う評価を受けて、今までの自分の好みとマッチしそうな作品と期待しての視聴でした。

「人ならざる人」の物語、100年と言う壮大なターン、時間改変的な要素など私の好きそうなタイプのはずだったんですが・・・。

物語の大筋としては、そこまで珍しいものではない。
今までも類似のモノは、まぁ、ある。
ターミネータ的と言ってしまえば、それまでか・・・。

そんな中で、もうひとつの柱として主人公Vivyの歌姫としての使命(こだわり)が描かれている点は特徴的。
そして、ここで歌われる歌も、ギリギリちゃんと印象に残るクオリティになっている所も頑張っていると思う。
過去にも「歌」があたかも重要なキーとなるテイで作品が作られていながら、その歌がどうでもいいレベルで、そこから既に作品に移入できないなんてつくりのアニメもあったしね。
ここら辺は、頑張っていたとは思います。

ただねぇ。
全部を視聴して観ての感想が、タイトルのとおりなんですよねぇ。
物語と素材の料理の仕方がもう少し・・・と言う印象でした。
私の好み的に何が足りなかったんだろう?
良かったところ、今一つだったところを羅列してみようかな・・・。

これは<私>の100年を超える旅
→キャッチフレーズの壮大感は良い、テーマ性も。期待できた。けど「旅」感はあまりなかったかな。

主人公がそれほど魅力的ではなかった。
→ある意味、しっかりとAI(人ではないモノ)として描かれていたから?

エピソード事にブツ切り感があった。
→ラインとしてのつながりはあるし、意識をさせていたけれども、視聴者的にそこまで没入できない印象。
100年と言っても、歴史年表のココとココみたいな感じかなぁ。

それぞれのエピソードでは、心に触れるエピソードもあった。
→エピソードごとに観れば、私の好み、琴線に触れる物語は確かにいくつかあったし、印象に残るキャラもいた。

物語の結末が好みではなかった。
{netabare} →自己犠牲的なポイントは私的には好きな方のジャンルになると思っていたが、今回はあまり私の心には響かなかった。
最後まで、Vivyに感情移入できなかった。
Vivy自体の掘り下げや深掘りが少なかったからかなぁ。
ハッピーなEDではなかった、ように思えた。 {/netabare}

マツモトとのカラミはなかなかに面白かった。
→割と掛け合いは楽しかった。
が、物語としてみると、マツモトの指示(脅しも含め)に流されていた感じ。
常に、ここからエピソードがスタートするため、必然的にVivyがやらされている感が残る。Vivyの意志が薄い(ように見えてしまう)、結果として同意しての行動なので、「薄い」などという事はないのだけれどもね。

などなど。

やっぱ、主人公が自分には合わなかったのかなぁ。
前向き(歌で人々を幸せにするという目標を見据え)過ぎて、自身の存在への苦悩とか迷い、悲しみ。自分だけが長く存在し、周囲の人がいなくなってしまう、変化してしまう、と言ったようなどうしようもない流れに対する恐怖とか、苦悩があまり見られなかった。
あえて言えば、哲学的な悩みが見受けられなかったという事だろう、私がそういうテーマが好きだという事なので、ここら辺がマッチしなかったのかな。
もっとも、作品のテーマが違うと言われればそれまでなので、ここは合う合わないという事になってしまうのだろうけど。


途中までは、すごく興味深く観れていたんですけどね。
尻すぼみ感というか、一人よがり感が強くなっていった感がありました。
テーマとしてはユニークだったんですけどね。
ちょっと薄いというか、アイデア頼りと言うか、深みが足りないというか、人間(感情)的な苦悩が足りないような印象でした。


ただ、私の欲するテーマが薄かったというだけで、
物語としては、最終話まで観たい、結末を知りたい、と言う気にさせる作品だったとは思います。

機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 745
サンキュー:

41

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宿命さえ 運命さえも どうぞ輝かせて

 全13話。

 2021年に話題になってた本作。賛否あったみたいですが、個人的には好きですね。

 SFとしてはありがちではあるのですが、それをマツモトというおしゃべりなAI、戦闘シーンや音楽の素晴らしさなどで補い、十分良かったと思います。
 そして最初から最後まで「歌で人を幸せにする」というテーマが一貫してましたし、最後にいろんな人、AIの思いがこもった歌で締めくくれて、締めも良かったですね。

 印象的だったのは4, 6, 10, 13話。

 4話は一番感動的。最後、太陽の光と二羽の白い鳥が飛ぶシーンすげーって思った。

 6, 10話はショッキングな話。6話の左手に赤い血、右手に青い血のシーンはエゲツナイと思った。
 10話、AIたちがヴィヴィが作った歌を歌いながら人々を虐殺するシーン。これも、おお。。。

 13話。「歌で人を幸せにする」の決着がついたシーン。ヴィヴィのこれまでの記憶が流れてきて、とても余韻に浸れた。ヴィヴィとマツモトの絡みも友情っぽくなってた。

 13話、とても楽しめました。毎回気合が入ってて良かったです。OP、EDも好きです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/28
閲覧 : 165
サンキュー:

31

Sua_Ma さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった

だんだん仲良くなっていく感じが見てて楽しかった
あと、歌が好きだった

投稿 : 2022/09/16
閲覧 : 99
サンキュー:

3

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シンギュラリティ計画

タイムリープ物でストーリー展開も面白く音楽の臨場感も、動くところで動く作画も二人の掛け合いの声の技術もとてもいい。
特化した何かがあるわけではないがトータルバランスが非常に高い作品。

SF物によくあるAIと人の違い、心や使命とは何かという探求や、AIの進化の先に人類の滅亡というストーリーはよくある分かりやすい展開だったが、100年の旅を通してのAIの進化過程が面白い。
事件(シンギュラリティポイント)による進化や事象とは別に、100年のVivyの成長とマツモトの成長、成長を踏まえての二人の掛け合いはとても心地いい物だった。
物語最後のAIの進化の過程でアラヤシキのアーカイブの演算による人類の滅亡と最後にVivyの示す可能性の展開も王道だと思うが王道だからこその物だと思う。
勿論マクロスとかシュタゲ―、プラスティック・メモリーズをリフレインさせるけど、最後まで楽しく視聴できた。

唯一気になったのは100年先の未来の服装が画一的なのが、なぜに?と、垣谷の天啓があらやしき側からの未来からの情報と理解するまでが難しいのでもう少しわかりやすい何かが欲しかった。


100点中82点

投稿 : 2022/08/24
閲覧 : 157
サンキュー:

9

nobody さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い

凝ったSF

投稿 : 2022/08/23
閲覧 : 111
サンキュー:

0

特にありません。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

毎週、楽しみにしていました。

すぐ引き込まれました。
アニメに携わっている人達に感謝したくなるような作品。
最後は、さっぱりした感もあったけど、全体的には楽しめました。

投稿 : 2022/08/15
閲覧 : 376
サンキュー:

13

ネタバレ

Keiner さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良くも悪くもきれいな作品

王道SFですっきりとした設定とストーリー構成、しっかりと話を畳めているが、その分風呂敷も小さかったように思う。100年に及ぶストーリーだが、壮大なストーリーという印象はなかった。

印象的なシーンや構図がよく登場するものの、ストーリー全体の印象やメッセージ性がやや薄い。「こういうテーマかっこいいな~、こういうシーン映えるな~」みたいなパーツが先にあって、それらをあとからくっつけて構成している印象がある。製作者が描きたかった絵は分かるが、伝えたかったメッセージは弱い、そんな感じ。

一方で、個々のエピソードにはそういった「映えるパーツ」が明らかに意識して配置されていて、素晴らしい作画、演出、音楽で鳥肌が立つような盛り上がりがあった。

あとはキャラはもう一押しだったかなと。主要人物はほぼ二人だけで、どちらもちょっと陰気な感じでお話の進行が淡々としているように感じる。{netabare}後半にVivyの人格が変わってしまうパートがあるが、変わってしまった後のVivyの方が個人的には好感を持てた。{/netabare}

作画を重視する人、SF好きなら観て損はしない気がする。キャラ重視の人や明るい作風を好む人にはあまり向かない。

投稿 : 2022/07/30
閲覧 : 186
サンキュー:

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Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のストーリー・あらすじ

“ニーアランド"、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。これは<私>が<私>を滅ぼす物語――AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。(TVアニメ動画『Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-』のwikipedia・公式サイト等参照)

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放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年春アニメ
制作会社
WIT STUDIO
公式サイト
vivy-portal.com/

声優・キャラクター

種﨑敦美、福山潤

スタッフ

原作:Vivy Score、キャラクター原案:loundraw
監督:エザキシンペイ、助監督:久保雄介、シリーズ構成・脚本:長月達平/梅原英司、キャラクターデザイン:高橋裕一、サブキャラクターデザイン:三木俊明、メカデザイン:胡拓磨、総作画監督:高橋裕一/胡拓磨、美術監督:竹田悠介、美術設定:金平和茂、色彩設計:辻

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