当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(TVアニメ動画)」

総合得点
91.9
感想・評価
3341
棚に入れた
18130
ランキング
27
★★★★★ 4.2 (3341)
物語
4.4
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

奥深い

超有名人気作品ですね。
内容を知らなくてもタイトルは知ってるって方も多いくらいの有名作品。

物語は幼い頃に失った母を取り戻すべく人体錬成を試みるも失敗し兄は右手と左足、弟は身体全てを失い、身体を取り戻すべく賢者の石を捜して旅をすると言う物語になっています。

主人公のエルリック兄弟のエドとアルは賢者の石の秘密を知る事になります。
賢者の石は大量の人々の命の犠牲の上に誕生するものだと知ります。

この作品には沢山のメッセージが含まれているのですが、私が印象に残る部分をピックアップして少しを書いてみたいと思います。

賢者の石ですが、物語序盤は殆ど情報がなく伝説級の代物だとされていますが、後半に掛けて大量に出てきます。

エドもアルも何度も手にするチャンスはありましたが2人は使いません。
彼らの目的は賢者の石で身体を取り戻す事でしたが、人の命の犠牲の上に立つ石を身勝手な行動から失った身体を取り戻す事には使えないと思ったからです。

幼い頃は母の温もりを求めるのは当たり前です。
母が亡くなって母が蘇生して日常が戻るならと考えるのも当然です。

でも、それは禁忌なのです。
幼いとは言えその罪の重さを解っているからこその選択。
じゃ、身体は諦めるのか?

いいぇ、他の方法を探します。
途中で諦めるくらいの出来事や自分達が身体を取り戻そうする事で、誰かが危険な目に会うくらいなら……なんて考えることも有りましたが……

彼らの旅に諦めなんて事はありません。
それでも探し続けるのです。
彼らが身体を取り戻す事を心待ちにしている人達がいるから。

この決断は何度かある賢者の石の入手チャンスを手にしない程に強い決意でした。
1番、それを感じたのは最終決戦でアルの判断で自分の魂を引き換えにエドの右手を元に戻しすのですが、対価になったアルを取り戻そうとするも手がなくて、リンが賢者の石を使う様に言うもエドは「賢者の石は使わないとアルと約束した」といい断ります。
そうした強い意志や約束を果たそうと言う強さには感心させられますね。
主人公の持つ決意と約束の重みを感じるシーンを他にも沢山目につきました。


次は、この作品のメッセージ制を感じた部分です。

物語のキーワードにイシュバールの内乱って戦いがキーワードになっていて作中ではスカーがその復讐で国家錬金術師が襲う事件が多発します。

スカーの復讐は完全にやり返しです。
それはまぁ、あれだけの被害が出て友達や家族を失ったので当たり前ですよね。

で、復讐は復讐を呼び連鎖するのですよね…
スカーは復讐を続ける人の姿を描いていて…

一方、ヒロインのウィンリィは両親をスカーに殺された事を知り銃を向けます。
彼女の両親は分け隔てなく人の命を救い続けて、命を助けたスカーに両親を殺されたのです。

でも、エドとアルは銃を向ける彼女を必至に止めようとします。
エドは言います「赤ん坊取り上げて母子を救ったろ オレに立ち上がる為の手足をくれただろ お前の手は人を殺す手じゃない 人を生かす手だ」

後にブリックスにて怪我をしたスカーと再会します。
彼女は怪我したスカーの手当をします。
失血死してしまうと。

憎しみのある相手です。
被害者側からすれば、そのまま死んでも構わないと思うかもしれません。
でも、彼女は強い気持ちで応急処置する。
スカーの自分を許すのか?発言に。

ウィンリィ「お父さんとお母さんが生かした命だもの何か意味があるがあるんだと思う 勘違いしないで理不尽を許してはいないのよ」

彼女は悩んだのだと思います。
沢山考えて…考え抜いて…でも、両親が救った命を娘が奪うと両親はどう思うかとか、自分がするべき事は何なのかとか考えたのでしょう。
そうして、正当に罪を裁く場で裁いてもらおうと考えたのでしょう。
憎しみを乗り越えた彼女の姿がそこに見えた気がします。

この辺りからでしょうか?
復讐心に囚われていたスカーが少し変わり始めたのは…私はウィンリィの選択肢は正しかったと思います。

もし、此処でスカーが失血死して居たら最終決戦で錬金術封じ対策でもある新たな逆転の国土錬成陣をスカーが発動出来ず、エド達や沢山の人が犠牲になっていたかもしれません。
だから結果ウィンリィは沢山の人を救う結果になった。
両親が助けた命の意味を感じました。

復讐で言えばもぅ1人。
マスタング大佐。
彼は親友のビューズ中佐を失って居ます。
エンヴィと言うホムンクルスに殺された事をしり復讐心に火が尽きます。

マスタング大佐は圧倒的な火力で圧倒します。
敵をあと一歩まで追い詰めるのですが。
ホークアイ中尉、エド、スカーから止められます。

対戦前に、中尉とエドの会話に「中尉…本当に2人だけで大丈夫か?」

「何とかしてみせるわ ダメならその時は」と言う会話です。
恐らく2人にはわかっていた。
大佐が圧勝する結末を……

大佐は国を良くする為にトップになりたくて今も国の為にホムンクルスと戦っていました。
でも、VSエンヴィーでは憎しみを晴らすために戦っている。
それを止める為にエドとスカーも合流して3人で説得する。

「なんだろな この状況は子供に怒られ私を敵と狙って居た男に諭され 君にこんなマネをさせてしまった」と大佐は頭を冷やします。

親友を殺されたら誰だって憎しみを持つし仇を取りたと思います。
でも、マスタング大佐の目的はビューズ中佐の為に仇を取るのではなく、自分の憎しみの為に仇を取る事にすり替わっていたのです。
そんな状態で大佐に任せるわけにはいかないのです。

でも、このエピソードは「憎しみ」がテーマになっています。
人間なら憎む事もあるでしょう、その憎しみは消える事はないと思います。
それは当然です。
じゃなきゃ、憎みなんてしないのですから…

でも、憎しみは憎しみしか産まず次の憎しみを産みます。
憎しみを消すの多分無理です。
憎しみを晴らしても、その人が帰ってくる事はないのですから……
どんな結末になろうと晴れることありません。

でも、大佐の様に止まる事はできる。
拳を握って歯を食いしばって…大佐は大人です…部下に、敵に、子供に、ビューズ中佐を思い出して、やっと踏みとどめられました。

沢山の人の説得でやっと。
消える事はないけど……それでも……
それだけに憎しみを抑えるのが難しい事がこのシーンでよく解ります。
憎しみに囚われても道を踏み外さないように力を貸してくれる仲間が居るのは本当に有難い事ですね。

この作品は復讐を乗り越える強さと言うメッセージも込められてると感じました。

最後に、ハガレンキャラは各キャラ色々な目的を持っています。
ですが、それ以上に仲間を想える優しさを持っています。

例えばシンから来たリンやメイ。

メイは捕らえたホムンクルスを手にして国へ連れ帰るように言われます。
不老不死が目的なので国へ帰れば達成です。
それでも彼女は、この国の人達のピンチを見過ごせず残る決意をしたり。

メイだと、目の前にある賢者の石より負傷したリザを優先したりもありました。

リンも不老不死目的で、あれだけ欲しかった賢者の石を手にして、最終決戦後にアルを取り戻すのに自分の石を使えと言います。

ホーエンハイムも自分は賢者の石だから使えと言う…親だからと。

大佐も負傷した部下ハボックの負傷を治す方法を必死に探したり、最終話で視力を失った大佐は自分の視力を直す前に二度と動かす事の出来なくなったハボックの下半身を先に治すと言う部下想いな一面も。

アルも元の身体に戻るチャンスがあるも、本当の身体が、立ってるのがやっとの身体を見て、戦えないからと兄や仲間の為身体に戻る事より仲間を優先して鎧のままで心理から戻ったり。

などなど、仲間や他人思いなキャラが多い気がします。
確かに、こう言う描写は他のアニメやキャラにも有ります。
ですが、この作品において、メッセージ性やら想いの強さなど強く濃く感じるシーンやらキャラが多かった様に思います。

作品はしっかり物語が練られています。
勿論、細かく言えばカットされた部分は有りますが全然気にならず、必要な場面はしっかり映像化されていました。
テンポもかなりよくアニメだからこそ見られるシーンも多々ありました。

5クールくらいあるので、書きたいことが沢山あるのですが、私が特に見ていて強く感じた部分をレビューにさせて頂きました。

投稿 : 2021/04/12
閲覧 : 395
サンキュー:

13

EJ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作準拠。やはりお話は起承転カタストロフィからの結でないと。

私はちゃんと終わらないお話が嫌いである。世間一般的に評価が高く、読んだり観てる分には楽しくとも、お話をちゃんと終わらせてない(終わらせられない)作品・作家は私的には下の下なのである。具体的にはドラゴンボール、エヴァンゲリオンなどがその好例。ペリーローダンとかグインサーガとかも糞なのである。その点この作品は原作・アニメ共にとても素晴らしい。

死生観、家族愛、未熟な若者の成長とそれを見守り導くべき大人の物語、迫害される少数民族の闘争と連鎖する憎しみをどうしていったらいいのかという重厚なテーマetcetc。。。

いろいろな話が混然一体となりすべてが伏線となって物語を盛り上げ、一点に収束して最終的にすべてが回収され大盛り上がりのカタストロフィからの大団円。
やっぱり物語っていうのはこうでなくちゃ。

投稿 : 2021/03/20
閲覧 : 242
サンキュー:

2

exe さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

10年も前のアニメなのに、思ったより展開が予想できない

某動画サイトにて1週間ごとに1クールずつ無料配信されていたので、約1か月かけて全話視聴しました。

表題について先に言っておくと、良い意味で展開が予想できないアニメでした。でも無理筋すぎない、絶妙な内容の作品だったと思います。


【物語・作画について】
鋼の錬金術師は「FULLMETAL ALCHEMIST」が付かない、2003年のものを子供の頃に見ていた記憶が薄っすらあるくらいでした。正直言って少年誌が原作で、ましてや10年も前の作品だったので、あまり期待していませんでした。OPやEDの曲は以前から知っていたため、それを目的に見始めたレベルでした。

そのため、1クール目までは、戦闘シーンや細かい作画の描写を見て、いい作品だと感じていました。

ハマり始めたのは、2クール目あたりからでしょうか。1話見終わるごとに、早く次の話数が見たいという気持ちになりました。というのも最近のアニメは、見ていく内に、先の展開が予想できてしまうことが多いように感じます。ですが、いい意味で予想を裏切られる感覚は久しぶりでした。さらに、その展開が「単に意外な展開」ではなく、「それまでのキャラクターの描写を見ていれば納得のできる展開」が多いのが良いと思いました。結果的に3クール目以降は、今期のアニメを忘れるくらい完全にハマってしまいました。


【声優・キャラについて】
単純な喜怒哀楽とは違う心理描写が多いのですが、主人公をはじめ、声優の演技も良く、各キャラの複雑な感情が上手く表現されていたと思います。

登場人物は多いのですが、人の名前を覚えるのが苦手な自分でも問題なく追いつけました。というのも、主要キャラのデザインが全く被っていないからだと思います。年齢、体型、目の位置や形、骨格など、基本的なデザインの描き分けが明確でした。特に目のデザインは他のアニメよりも違いがハッキリしていると思います。作画の負担が増えたり統一感が失われたりしそうですが、そんなこともなく、自然と違いが分かる程度なのが素晴らしいです。


【音楽について】
やはりOPとEDの曲が良かったです。ただ、予想以上に作画も動くので曲だけでなくアニメで見て良かったと思いました。


【まとめ】
全部☆5をつけるのは嘘っぽいのでやめようかと思いましたが、どの項目も素晴らしくバランスの取れた作品だと思います。

話数的にボリュームがある作品です。自分のように見るのに抵抗がある人も多いかもしれません。ですので、多少なりとも参考になれば幸いです。

投稿 : 2021/03/09
閲覧 : 218
サンキュー:

4

おんみょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

勘のいいガキは嫌いだよのアニメ

タイトルの台詞だけネットスラングで知ってたアニメ。いまだに確固たる人気を誇るアニメで、Netflixで2/28までということで一気見。

物語については何もかもネタバレになってしまうので省略(タイトルのセリフすらもはや怪しいレベル)。
一言だけ言うなら、長編ものにしては珍しくインフレのない作品。かといって終盤見劣りすることのない迫力ある戦闘。

キャラクターが一貫してて良い。こうも長いとブレるようなキャラクターがちらほら出てきてもおかしくないのだが、どのキャラも芯を最後まで貫いていてよかった。私が特に好きなのはアームストロング少佐。

主人公のエドワードの最後の台詞、なんともエドらしくて最高だった。

個人的に4期のedが大好き。物語の途中で挟まる演出とめちゃくちゃ噛み合っててアガる。

どちらかというと男の子向けアニメ。
ジャンプっぽいノリが好きな人にはオススメ。
割としっかりグロい所があるので苦手な人は注意。

投稿 : 2021/03/04
閲覧 : 220
サンキュー:

3

ネタバレ

yusy さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

3周したけど毎回新鮮

難しい内容はあったけど、3周しても飽きない。
ネットフリックスで一週間かけて毎日見た。
無駄な描写、無駄なキャラクターがいない。
最後の「レイン」で泣きます。

投稿 : 2020/12/04
閲覧 : 288
サンキュー:

3

ネタバレ

フィコンパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい!

いい所は取り上げきれません多分皆さんと同じでしょうし。
とりあえず何故2度にも同じ漫画をアニメ化したのか。
完結後にストーリー通りにアニメ化しても絶対に付いて来る方々が沢山いて、観てくれると確信していたからですね。まぁファンも要れば、その分アンチも要ますが、スクエニさんならそんなん慣れて要るでしょう。

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 585
サンキュー:

5

ZIN さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

評価通りの作品

すでに鑑賞した作品ですが、もう何回も見てます。
本当に評価通りで皆さんが高評価するのも頷けます(*^^*)

先日、知人に今度の連休中は家で自粛するから何か面白いアニメない?と言われたので鋼の錬金術師がオススメだよと伝えました。
知人も作品自体は知っているものの、見たことがないとの事でした。

私も初見で見たときは1週間もかからずに見終わるくらい完成度の高い作品でした。
一部のキャラクターばかりスポットを当てている作品とは全く別次元で、最初から最後まで本編ストーリーやキャラストーリーがしっかりと簡潔しており、見終わったあとの満足度は桁違いでした。
俗に言うモブキャラが存在しておらず、キャラの個性が本当に際立っています。

どういう作品なのか、見ていない方々も大勢いることと思いますが内容は自身の目で確かめた方が良いと思います。
全64話という長い物語にも関わらず見る人を決して飽きさせる事はありません。

このサイトで92点という高評価を得られているという事は、閲覧した方の9割以上が高評価したということでもあります。

まだ観たことがない方は、作品を鑑賞した9割以上が高評価をするとんでもないアニメ作品だという事を知って頂けたらなぁと思います(*^^*)

長文、駄文ではありますが最後まで読んでくれてありがとうございました!

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 392
サンキュー:

7

リクポテ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

控えめに言って最高です!

原作既読

ハガレンにはアニメが2つあり、2003年版はオリジナル要素満載、2009年版は原作を忠実に再現しているという特徴があるようです。2003年版のほうは全体的に雰囲気が暗いというのを聞いていたので、豆腐メンタルの私はこちらの2009年版を選択。

原作の面白さはもはや説明不要なんですが、アニメも想像以上に面白かったです。
64話というなかなかの長編ですが、無理やりな引き延ばしも中だるみもなく、あっという間に見終えてしまいました。物語の一貫性が最初から最後までブレていないのがとても良いですね。
終盤の怒涛の伏線回収は必見です。

この作品、キャラクターが非常に多いですが、無駄なキャラは誰一人としていない。皆必ずストーリーの中で何かしら重要な役割を果たしてくれます。
主人公サイドだけではなく、悪役のほうにも魅力的なキャラが多くいます。
これほど多くのキャラが絶妙にストーリーに絡む作品はなかなかないです。原作者の荒川さんスゴイな・・・

声優さんも豪華なメンツ。エド役の朴さんの魂の演技には何度も心を揺さぶられました。すでに亡くなられている声優さんも何人かいらっしゃるんですよね。
石塚さん、藤原さん・・(´;Д;`)

名言、名シーンを挙げたら本当にキリがないです。
少年漫画らしいコミカルな一面と、命というものに対しての見方という大人向きの一面を併せ持つハイブリッドな作品。原作を見ていなくても十分楽しめます。

紛れもない名作です!

投稿 : 2020/07/29
閲覧 : 1045
サンキュー:

9

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いいエンディング 敵味方強烈個性の織り成すダークファンタジー

こっちの方が原作準拠ということで、視聴開始。
原作は相変わらず未読。

後半アニオリとなった2003年版も十分楽しめましたので、
こちらも期待大です。

【作品概要】
 錬金術が存在する世界の物語。

 父が錬金術師だったことから、幼いころから独学で錬金術学んできた
 エルリック兄弟(兄エドワード、弟アルフォンス)

 母を若くして亡くした悲しみから、
 兄弟は錬金術で母をよみがえらせようとします。
 ところが錬金術は失敗し、アルフォンスは体のすべてを
 エドワードは片足、片腕を失います。

 兄弟は失った体を取り戻す方法を探すため、
 軍に入り、巨大な渦に飲み込まれていきます。

【作品に対する感想】
 中盤~2003年版と話が変わっていき、別作品として十分に楽しめました。
 作品の雰囲気は2003年版と比べてちょっと軽くなった気がします。

 と言いつつもやっぱりダークファンタジー。
 流血や残酷な表現は遠慮なしです。
 ただ、無駄に残酷というわけでなく、必要な描写というのが
 作品の魅力を押し上げてくれてます。
 
 あと、主人公層が少年から青年に成長していく過程を描きつつ、
 取り巻く大人(若年層から壮年まで)が
 強烈な個性を放っていて世界観が説得力あるものになっている
 ように思えます。 
 
1)物語
 おそらく原作全てを映像化すると4クールでも無理と判断したのでしょう。
 2003年版で詳細に描かれてた序盤の話は結構すっ飛ばされます。
 しかし途中でそれに絡んだキャラが普通に出てきたりするので、
 出来れば2003年版を視聴してからこっちを視聴した方がいいですね。
 
 また、物語のスケールがかなり大きくなっており
 他国や他文化からの視点も加わって、物語の深みは増しています。

 ダークファンタジーという雰囲気は前のほうが好みでした。
 しかしこちらはエンディングまで綺麗に着地しており、
 納得できる終わりだったと思います。

 ちょっと気になったのは次回の予告映像のチョイス。
 意図的にミスリードを誘っているように感じました。
 

2)作画
 不死の軍団気持ち悪すぎます。

4)音楽
 SEが軽いです。
 作品の雰囲気に合わせてもうちょっと重めでもいいかなと
 思いました。

5)キャラ
 前作で書いたキャラはほぼ割愛します。(長くなるので)
 ➀ウィンリィ・ロックベル 
  2003年版ではヒロイン枠でありながら、あまりそういう描写が
  なかった気がしますが、今作は割とはっきり描かれてます。
  (満足!)
  あと技術屋女子、いいですね。

 ➁ヴァン・ホーエンハイム
  かなり存在感が増してます。
  情にもろい一面が垣間見え、人間味が増して好感持てました。
  
 ➂リザ・ホークアイ
  この娘無茶苦茶好きです。
  もしかしたら自分にはジト目属性もあるんではないかと
  新たな発見もさせてもらいました。
  {netabare}途中、来週死ぬんじゃないかという予告がありましたが、
  ほんとに死亡してたら途中で視聴挫折してたかもしれないくらい
  好感触な娘でした。
  {/netabare}

 ➃キング・ブラッドレイ
  組織のトップとしては、ある意味正しいと思われるおっさん。
  目的のため小を切り捨て、大をとる。淡々とこれを繰り返してます。
  類いまれなカリスマを伴い、非常ともとれる判断・指示にも拘らず
  多くの共感者を得て独裁組織を作り上げてました。
  
  尤も幹部に無能が多かったのは、本当の意味で強固な
  組織づくりは出来ないタイプだったのかもしれません。
  それがお父様の目的のためなのか、
  彼の組織づくりの才能の限界なのかは分かりませんが。
 
 ➃オリヴィエ・ミラ・アームストロング
  氷の女と言われてますが、コントロールしてるだけでちゃんと
  情も人間味もありますよね。的確な判断力で「自分にないものは
  他者をうまく利用する」。人を育て組織を作り上げる能力も
  非常に高い傑物だと思います。
  絶対不利な状況でも状況を上手く把握し、逆転の一手を放つ
  世渡り面でも素晴らしい。
  
 ➄キンブリー
  絶対許容できる人格ではないですが、
  自分のポリシーを絶対曲げないという1点では
  ある種凄いと思える人物。

6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀北国の細かい描写
  ピアスの凍傷の話とか、ホワイトアウトの話とか
  オートメイルの油の話とか、こういう細かいこだわりが
  物語の説得力を上げていると思います。

 ➀ランファン覚悟の逃走
  あまりの予想外の結末に、敬意を抱きました。
  ブラッドレイをも感服させた、その覚悟に敬礼。
  
 ➁マスタング憎悪に駆られ、連続焼却
  普段飄々としているマスタングが、憎悪に支配された表情を
  隠そうとしてもないのがいいです。
  彼の立場だったら私でもああするでしょうね。
  でも彼の周りには止めてくれる人がいました。
  上官に銃口向けてでも止めたホークアイに惚れ直しです。

  もうこの二人頼むから結婚してくれ(笑

 ➂対話が決め手となった賢者の石
  人間を道具として扱ったお父様と
  人間を人格として接したホーエンハイム。
  ファンタジーで対話がキーになる作品って結構珍しいかなと。

 ➃プロポーズ
  二人とも「らしくて」拍手喝采です。
  こんなプロポーズする人エド以外にいないですよ。
  OnlyOneです。
  エドのその辺分かった上で、
  さらに上いったウィンリィが愛しすぎます。

{/netabare} 

投稿 : 2020/07/18
閲覧 : 465
サンキュー:

13

しげちん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これぞ神アニメ

個人的な感想かもしれませんが、正直序盤はあまり面白くない。だからと言っててきとーに観ないでちゃんと観てほしい。中盤?らへんからの伏線回収、ここを楽しめなくなるから。最初のオープニングとか伏線だらけなんで全話見た後に観てほしいな〜!ほんと少年漫画のお手本みたいな作品!!登場するキャラクターもみんな魅力的!!!作者さんがほんとキャラクターを大切にしているなと痛感できる…!あとオープニングとエンディングもめちゃくちゃ良いんで飛ばさないで観るのおすすめ〜

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 471
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イカれた人外キャラを心おきなくブッ飛ばすダークファンタジー奇跡の傑作による父性のファンタズム

面白いアニメを教えてと言われたらもう脳死で勧めるほど抜群の完成度を誇る本作。少々過激な表現も含むが小学生でも敵の首がバンバン飛ぶようなアニメを嬉々として楽しむ時代なので問題ない。まどマギのように萌え絵で敬遠されることもなし。

これは現実でも近未来でもないファンタジー世界のお話。禁忌とはいえ子供のやらかしに対して刑罰どころではない容赦ない罪の形が主人公とその弟に降りかかる。弟は身体まるごと喪失、脳みそすら無く意識のみを鎧に固定するという攻殻機動隊もビックリの義体設定が出てきますがファンタジーなので問題なし。これは失ったのものを取り戻す為の兄弟2人の旅物語。

義手義足について技術が発達した世界情勢の背景や高機能ゆえの運用の難度の高さなどのさり気ないリアリティがいいですね。軍事利用で急速に進歩した身体機能拡張技術という世界観で一般人が気安く利用するものでもなく、戦争孤児が食い扶持確保の技能獲得の為に自らの腕を切り落とすなどするわけでもなく、あくまで主人公が失ったものを強調する為のものに留めているのがいいです。鋼という名を冠しておきながらもメインモチーフは錬金術の1点に絞る。そして人が生み出したとはいえあくまで敵はバケモノというスタンス。どこからか未知の敵と設定をもってきて1から説明を色々されるよりも、世界観だけ取り替えて本当に恐ろしい敵はニンゲンですというのが人気な現在、若者にはこれも古臭く感じるのでしょうか。鬼滅も鬼は元人間というのをやたらと強調してましたし。人外は人間臭くしたいのに人間は記号で構わないという作品が多いのも需要なのですかね。 

1クールでさえ前半退屈で後半バタつく作品が多い中、この話数での安定した面白さは現在の制作環境では実現不可能なのでしょうか。迫力あるバトルシーンや美麗な背景美術、魅力的なキャラクター、カッコいいメカ、緻密な世界設定など、パーツを見ればこの作品がなんでもかんでもぶっちぎりで優れているわけでは勿論ありません。この作品の特筆すべきは構成。伏線とは終盤急いで回収するものではないと言う事がこの作品を見たら誰でもわかります。誰でもってのがポイント。この点においてはこの作品に並ぶ作品を探すのは困難でしょう。奇跡的とも言える完成度の高さゆえのわかり易さが本作の最大の魅力です。ファンタジーという説明が必要な空想世界の物語を見る側を納得させて楽しませてくれます。見ててイライラしないってのはもの凄く重要だと思えるはずです。2周しなくても面白い物語を見たいなら是非。「わかり易い」と「底が浅い」はまったく違うモノだということがわかると思います。

投稿 : 2020/05/19
閲覧 : 589

ニック さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラの個性や生き様が良い

途中で死ぬキャラもいるが味方敵サイド両方含めて、個性的なキャラが多い。キャラの出番も最後までバランスが取れていると感じた。
設定上グロいシーンも多いが…
敵サイドとの駆け引きも面白かった。

投稿 : 2020/05/06
閲覧 : 353
サンキュー:

2

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日本を代表する2000年代に制作されたダークファンタジー

この作品は、荒川弘の漫画を原作としたTVアニメである。
実は2003年に一度アニメ化がされていたのだが、
その当時はまだ原作が完全に終了していたわけではなかった。
そのまま放送すると原作に追いつく恐れがあったため、
途中からはアニメ独自の完全オリジナルストーリーとなっている。

(相当前にはなるが)旧アニメを視聴していたので、
存在は知っていたが、
原作通りに制作されていたわけではないこと、
2009年に制作された本作があること
GWという長期休暇が重なっていること
の3つが重なったので、これを機に視聴することを決めた。

いわゆるダークファンタジー物の一つではあるが、非常に
知名度が高い作品であるため、相違点や詳細に関しては
省くことにする。

全体を通した感想だが、想像以上に濃い作品であった。
ギャグの部分でテンポがかなり悪くはなったものの、ここぞ
という時の見せ場はきちんと用意されているため
最後まで完走することが出来た。

設定の部分においては群を抜いているレベル。
最初の頃は気づけなかったが、見終われば人気作に
なるのも納得がいく。その中でも特に興味を惹かれたもの
を抜粋。(念のためにネタバレ表記)

各地で戦争が引き起こされるのはなぜか。
{netabare}
故意に戦死者を出して、魂のエネルギーを集めるのが目的。
とある物質との関りもある。
{/netabare}

国の誕生経緯。
{netabare}
恐ろしい計画を企てるために建国した。
敵陣営のホムンクルスは国を利用して恐ろしい計画を
企てたのではない。
{/netabare}

なぜ人体を錬成してはいけないか。
{netabare}
民衆に軍隊を持たせないようにするため。
{/netabare}

主人公を含む主要メンバーそれぞれに明確な役割が
与えられており、このキャラは不要だと感じたことは
ほとんどなかったように思う。

個人的に思い入れのあるキャラクターが非常に多く、
選び出すとキリがないだが、ここではあえて
ゾルフ・J・キンブリーを推したい。
序盤から登場しているが、本格的に動くのは
中盤辺りに入ってからなので
キンブリーがどういう人物を手っ取り早く知るなら、
第30話のイシュバール殲滅戦の動画、あるいは
それについて書かれているサイト等を参照して欲しい。

彼は、爆弾を愛してやまない爆弾狂であり、自ら異常者
であることを認めるいわばサイコパスなのだが、
殺しにおいて独自の美学を持っている。
信念を貫き通す人が好きなようで、思想に違いはあれど
敵味方問わず敬意を払うという徹底ぶり。
他の主要人物にも影響を与えたので、ある意味この作品における
キーパーソンの一人といえるだろう。

ぶっちゃけ、色々と危険な香りしかしないので、
関わりたくはないが、彼の理念や思想にはなるほど
と思えることもあり、魅力的なキャラクターに見えた。

本当にいい作品ではあるが、気になる所もあった。
前述したように、ギャグシーンをちょくちょくはさんだことにより
気の流れが乱れてしまうことが多々あった。
そのギャグで笑えるのならいいのだが、失笑するレベル
というのも相まって真顔になることが増えていった。
どうやら私は、ギャグにおいては作者と相いれないようだ。

キャラクターが余りにも多いのが災いし、掘り下げが
不十分な所もあった。
特に気になったのはホムンクルス陣営。
グリードやラース、プライド辺りはまだ理解できるものの
ラストやグラトニーにはあまりスポットが当たっていない。

スロウスに至っては高速移動が可能な、色々と
めんどくさがりのデカ物という印象しかない。
そういえば最後の最後までやたらめんどくせえと呟いていたが、
ブリッグスや中央司令部で描かれていたスロウス戦に
おける作者の想いを彼が代弁したという事
なのだろうか、それなら納得だ。

極めつけは、諸悪の根源ともいえるお父様。
初登場シーンは好印象だったのだが、終盤あたりから
魅力が激減し、最後は小物臭ただよう半場者で終わってしまった。
これでは、ホムンクルス達の顔が浮かばれない。
そりゃグリードが裏切るわけだ。当然の結果だと言える。

まあ、なんだかんだいって、ここまで楽しめたのは自分が
漫画をまだ読んでいないというのが大きいのだろう。
他の方のレビューを読む限り、原作を推奨する意見が
多いので、漫画を読めば十分な気がする。

個人的には名作の域に達しても不思議ではないと感じる程
とても面白かった。
間違いなく名作だと思う。

投稿 : 2020/05/05
閲覧 : 631
サンキュー:

14

ネタバレ

渚とともや応援隊 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

原作漫画アニメでは最高傑作

退屈するところはあったが終盤はめちゃくちゃおもろかった。
胸熱展開の最高峰

投稿 : 2020/04/26
閲覧 : 294
サンキュー:

2

よ! さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ど定番の人気アニメ

ど定番漫画原作ですが未読。
良く出来た物語と評判の作品です。
確かにその通り。
正直言って、個人的には終盤辺りまでそれ程面白いとは感じませんでした。
終盤の嵐のような伏線回収と、用意周到なシナリオ運びが、この作品に対する評価を劇的に変えました。
この作者様は、よくこれだけの数のキャラクターを上手に操りきったものです。これだけ人数があると、観ている方は大抵は途中で誰が誰だか分からなくなるもんですが、全てのキャラクターにきちんと役割を持たせているため、最後まで存在感を保っている。
素晴らしいです。

投稿 : 2020/04/26
閲覧 : 273
サンキュー:

2

にほんおおかみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終盤の面白さは天元突破グレンラガン

タイトルにもある通り終盤にかけて全てのストーリー・キャラクターが1つに収束していくところは爽快ファンタスティック

独特な世界観は唯一無二なところがあり、冒頭とてもひきこまれたが、

問題は中盤である。一期をみていた私にとって二期の中盤の冒険シーンは一期の奥行きがある重いものを無理やり明るくしたせいで、一期の下位互換のように見えてしまって視聴を断念しようとした程である。 

が、フラスコの中の小人とホーエンハイムの物語とその結末・真理の扉とエドの対話などの素晴らしい展開は脳が震えました。

結果的に過去最高クラスに面白いアニメでした。すべてが最後につながる設定でここまできれいに終わったアニメは無いと思う

まとめると、中盤多少退屈でも絶対最後まで見たら後悔しないアニメ。僕は清のキャラが大好きだったのでそれも含めて 95点

投稿 : 2020/04/25
閲覧 : 237
サンキュー:

3

マラ子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

面白かったです

投稿 : 2020/04/15
閲覧 : 161
サンキュー:

0

K さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いつ見ても面白い作品

原作既読。
10年前とは思わせない作画の良さ。
1年分の放送でやや長くも感じる。
著名声優陣なのでその辺の安定感はバツグン
何よりop、edが神がかってますね…。是非その辺も飛ばさずに観たいところ。

投稿 : 2020/04/14
閲覧 : 197
サンキュー:

3

春いちばん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一度は見てほしい作品

本作は全64話と長いですが見てない人にはぜひ見てもらいたい作品です。

話数は多くとも途中で間延びするようなことも無くすべてが最終話につながる意味のある話ばかりです。

結構エグ目な内容の話もありますので苦手な方は多少注意を(笑)

登場人物の人数もかなり多いですがそれぞれキャラが立っていて他に埋もれることの無い魅力を持っています。

とりあえず見たことない人は是非見てみてくださいな♪

投稿 : 2020/03/10
閲覧 : 293
サンキュー:

3

っっっっl さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

王道ファンタジーの傑作

全編通して文句なしで面白い。
当初はスケールの小さな作品だと感じていたが、終盤伏線を回収しながら一気に広がりをみせるのは驚いた。

投稿 : 2020/02/25
閲覧 : 294
サンキュー:

0

omatti さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高!

最初にハマったアニメで、今までで最高のアニメだった!ハガレンをキッカケに色んなアニメを見るようになった。物語自体面白いし、キャラひとりひとりに魅力があるし、世界観もわかりやすくて、なおかつ面白い。わかりやすさ、面白さ、深さ、熱さ、完成度。すべてが備わってる。しかも、伏線がきれいに回収されて、物語の長さもボリュームが十分あるのに長いとも感じない。未だにハガレンを超えるアニメには出会えてない。

投稿 : 2020/02/22
閲覧 : 188
サンキュー:

2

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ファンタジーだけでなく「SF」的な資質も感じる

ワンピースやハンターハンターはファンタジー漫画だが、「ハガレン」はSF漫画である。。と個人的に思う。

「等価交換」「質量保存の法則」「エントロピー」などどれも科学的な思考をしている。

物語や設定に一切の破綻が見受けられない「完成度」で言えば、右に出るものはいないだろう。

作者が女性だと聞いて驚くかと思いきや、ぎゃくに女性的な繊細さや緻密さがこの作品の肝になっている。

生涯、恐らく墓まで持っていくとしたら、ワンピースかこの「鋼の錬金術師」だろう。

それくらい思い入れのある少年漫画だ。

アルフォンスとエドワード兄弟話は男でも泣けてくる。

投稿 : 2020/01/29
閲覧 : 747
サンキュー:

23

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

熱いです!主人公兄弟も、敵も味方も!そして何より、主人公兄弟のお父さんが!!

全64話。
長くて疲れたけど、最初から最後まで、
ずっと見ごたえがあって、
凄い傑作に触れられて、
幸せでした!

2003年版もちょっとだけ観たことがあって、
このFAは、
最初のうちは違和感というか、
何か全然はなしが違うって思って観てました。

でも、こっち(FA)が、
原作準拠の物語だったんですね(≧▽≦)

途中で、何しろ長いんで、
やめそうになったことも、
正直いうと何度かありました。
だけど、ここが名作の強みですね!

原作からの熱狂的ファンの方の、
リアルタイム視聴レビューブログとかちゃんとあるんです。
そういうのを道標に見続けて行くと、
凄く頼りになって、
普通に観てたらわからないことまで、
いろいろと理解出来て、
特に終盤では、とことん楽しめました。

2003年版のダークファンタジー感も悪くなかったけど、
このFAは、格別によかった(*^^*)

何しろ、主人公兄弟はもちろん、
敵対陣営の面々も、
味方のはずのたくさんのキャラも、
そして2003年版といちばん違ってて、
主人公のお父さんが、メチャクチャ熱くて、
格好いいんです!!!

こういうのってもう、ダークファンタジーとは全然違うとは思いますけど、
でも、
こういう熱血バトルファンタジー、
メチャメチャ楽しくて、
物凄ーく感動しちゃいました((o(^∇^)o))

それで、いっぱい泣いちゃいました(#^.^#)

投稿 : 2019/12/13
閲覧 : 543
サンキュー:

32

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作に忠実な原作アニメ

うしおととらみたいに3クールにまとめます系ではなくて
しっかり原作消化していったアニメ2期

1期ではまだ完結していなかったので
アニオリでやって終わらせました
1期は1期で人気でしたからね
アニオリのスタッフのおかげもありますハガレンの人気は

2期では原作を存分にアニメとして再現しているんで
原作完結アニメとして良質ですよこれ

また、ハガレンは
昔の作品の中では伏線回収が綺麗な作品なので
見ていて、ピタゴラスイッチ感覚で楽しめますね
伏線回収重視とかそういうのが好きならおすすめです


終わり方も良かったなぁ
1期との違いを楽しむ作品だと思いました

投稿 : 2019/12/10
閲覧 : 346
サンキュー:

1

退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こっちはどっちのハガレン??

萌えが多い方??

投稿 : 2019/12/06
閲覧 : 300
サンキュー:

0

ネタバレ

ノベル【旧ルーク】 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

結構きつかった。

最後の5話以外は結構見るのがきつかったです。
話が長い。でも、最後の5話だけでも見る価値はあったので良かったです。
真理を学んでいく物語良くできていると思いました。ですが、非常に初見では見にくいなと思いました。モブキャラがほぼいなく、無駄な話がないなどさすがと行っていいほど素晴らしかったのですが、そこまで、話引っ張るか?と思った疑問も多々あったので、そこが残念です。後半が非常に面白い作品だと思いました。
バトル漫画だと最初は思っていましたが、
バトル漫画ではないですね。人の弱さ、人の強さをよく表してる深い作品でした。
バトルシーンはあまりかっこよくなかったので、そこも残念でしたね。まぁ、バトル漫画ではないのですが。

投稿 : 2019/11/07
閲覧 : 400
サンキュー:

4

ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

兄弟は歩き続ける。何度でも立ち向かう。周りの支えを受け止めて。

原作は2001年から2010年まで連載。

アニメは2003年から始まったものと、
2009年から始まった「FULLMETAL ALCHEMIST」があります。

こちらは新しい方ですね。

私は原作既読で、
2003年版のアニメは最初数話と劇場版のみ視聴済みです。

2003年版アニメは原作が完結していなかったため、
オリジナル要素が強いと聞いています。

こちらのFULLMETAL ALCHEMISTは、
原作に沿って展開されています。

全64話です。


● ストーリー
錬金術の才能を持っていた2人の兄弟。
エドワード・エルリック(兄)とアルフォンス・エルリック(弟)。

亡くした母を取り戻すため、
錬金術の禁忌である人体錬成に挑むが、結果は失敗。

代償としてエドは左足を、
アルは体を失ってしまった。

エドは国家錬金術師の資格を取り、
自分たちの体を取り戻すための手がかり“賢者の石”を探す旅に出た。


まずこの世界での錬金術とは、
物質の構成や形を変えて別の物に作り変える技術であり、
“錬成陣(れんせいじん)”と呼ばれる魔法陣の上で起こる現象。

“質量保存の法則”“自然摂理の法則”など、
科学的なルールはあるものの、便利な術です。

錬金術で物を作り出したり、バトルが行われたり、
この作品からは絶対に切り離せないものです。

人によって得意な錬成が違っていたり、
もはや魔法のようなものです。

実際の生活で使えたら、便利でしょうね。
壊れたものの修理だって一瞬!


二人が背負う重い過去や辛い状況があるものの、
二人の周りはいつも騒がしいw

明るいのですよ、キャラクターが。

なので、ダークファンタジーではありますが、
あまり重い雰囲気になり過ぎずに楽しめるのも、
この作品が人気なポイントだと思います。


私は原作を先に読んでいて、
結末も展開もすべて知っていましたが、
アニメもとても楽しめました♪

というか、アニメを見て、
よりこの作品のクオリティの高さを再認識させられました。

もちろん、演出のかっこよさや声優さんの演技の良さなど、
アニメとしての質もとても高い。

だけどやっぱりストーリーが抜群に面白いんだなあ。

“賢者の石”の秘密をエドたちと共に探っていくドキドキ、

だけど簡単には真実にたどり着けず、
怪しい情報だけ目の前に散らばり、

思いがけない真実に衝撃を受け…。

最初から全部のストーリー考えてたのかな?と思うほど、
物語の勢いが止まりません…!

出来事というのは、
いろんな人物の行動や思惑で流れていくもの。

決して個人の意志だけで作られるものではない。

この物語で起こっている出来事も同じ。

この物語はフィクションなのに、
まるでキャラたちの意志の連鎖によって起こされたものであるかのように感じられ、
ドラマティックでドキドキする。

次から次へと起こる目まぐるしい展開と共に、
最初からゴールまで駆け抜けていきます。

しかも、余計な話がない。
ほのぼの日常回だって、何かのエピソードの礎になっていたり。

数多くある謎の真実を明らかにするタイミングも
まさにベストタイミング。

ここで明かすのが一番だよってタイミングで明かしてくるのが、
もうたまらんのよー!

全体のストーリーも最高だけど、
1話ずつの構成もお見事でした。

30分が短く感じてばかりでした!

いやもう絶賛しかないです。笑


● キャラクター
ストーリーべた褒めですが、
キャラもいいんですよー!

弱さに負けそうになる。
けど、何が進むべき道なのか、それをわかっている人たちばかりで。

そんな強さに心動かされます。
エドたちの力になってくれる大人がいい大人なんです。


そして女性キャラも芯をしっかり持っている強さでかっこいい!

ヒロインであるウィンリィもその一人ですね。

エドの人気はそりゃもうすごいものですけれど、
ヒロインのウィンリィへのやっかみがひどくないのが、
彼女のキャラの魅力を何よりも物語っていると思います。笑

正しく強くあろうとする強さ、
旅に出る二人を辛抱強く待ちながら支える女性らしさ、

二人に尽くすのではなく、自分のために道を選ぶ芯の強さ、
ここぞというときにはぐいぐい踏み込んでいく逆らえない強さw

スタイルもいいし可愛いし、
ウィンリィ最強…。笑


かくいう私もエドが一番好きなのですが、
特に印象深いのは22話です。

{netabare}
両親の仇を前にして、
でも撃つことができなかったウィンリィ。

なぜ仇を取れないのだと泣くウィンリィに
「お前の手は、人を生かす手だ」と言葉をかけるエド。
{/netabare}

この言葉、かっこよすぎでしょ!
私はこのシーンで完全に惚れましたね。笑

次の23話でエドの{netabare} 「次に泣かせるときはうれし泣きだ!」 {/netabare}がかっこよすぎてまた惚れるww

エドの素直じゃない性格と
この台詞の相性が良すぎてですね…(*´Д`)ハァハァ

エドに限らず、
挙げればキリがないほど、名言だらけです。


そしてそのエドを演じるのが、朴璐美さん。
エドの声!って感じでものすごく合っていました。

朴璐美さんの声で聞く台詞は全部かっこよかった~♪
耳が幸せでした(*´ω`*)


やんちゃで感情的な兄・エドに対して、
弟のアルは冷静で純粋。

そんな兄弟最高です(*´Д`)ハァハァ

大きな鎧姿だからあれだけど、
元の姿に戻ったら、絶対兄よりモテると思う…。笑


● 音楽
主題歌がどれもいいですね。

主題歌だけはかなり以前から聴いているのですが、
今でも聞き飽きない良曲ばかり♪


【 OP2「ホログラム」/ NICO Touches the Walls 】

特にこの曲が最高です。

何度も聴いているけど、
ずっと好きです^^

この曲がきっかけで、
NICOのファンとなりましたし♪


● まとめ
ああおもしろかった。

ひとつひとつの話を面白く描くのももちろんすごいですが、

あれほど壮大なお話を、
これほどすっきり終わらせられるのも本当にすごいと思います。

ストーリーとキャラに関しては
非の打ちどころがないです。

大満足のアニメでした♪

原作が好きな方にもおすすめですよ^^

投稿 : 2019/10/13
閲覧 : 332
サンキュー:

21

Ryo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほんの少しだけ残念

 原作ファンとしては、漫画の臨場感あふれるアクションシーンがいまいち表現されていないと感じてしまった。

 あとヨキさんの炭鉱の話、何でカットしたんだよ!!滅茶苦茶好きな話なのに!!

でもアニメはアニメで良い作品になってる!!!

投稿 : 2019/09/22
閲覧 : 253
サンキュー:

1

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

等価交換

錬金術は 物質を理解 分解 再構築する科学なり
されど万能の技には非ず
無から有を生ずることをあたわず
何かを得ようと欲すれば 必ず同等の対価を支払うものなり
これ即ち錬金術の基本「等価交換」なり
錬金術に禁忌あり
そは人体錬成なり
これ何人も侵すことなかれ

投稿 : 2019/09/09
閲覧 : 323
サンキュー:

0

次の30件を表示

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTのストーリー・あらすじ

錬金術、それは「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、そして再構築する、この世界で最先端の学術である。
この錬金術において、最大の“禁忌”とされるもの「人体錬成」。亡き母親を想うがゆえ、禁忌を侵し、全てを失った幼き兄弟。巨大な鎧に魂を定着された弟、アルフォンス・エルリック。機械鎧(オートメイル)をまとい、「鋼の錬金術師」の名を背負った兄、エドワード・エルリック。
二人は失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。兄弟は「賢者の石」の真実に近づくにつれ、大きな陰謀の渦中へと突き進んでいく…。(TVアニメ動画『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2009年春アニメ
制作会社
ボンズ
公式サイト
www.hagaren.jp/fa/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8B%BC%E3%81%AE%E9%8C%AC%E9%87%91%E8%A1%93%E5%B8%AB_...
主題歌
≪OP≫YUI『again』、NICO Touches the Walls『ホログラム』 、スキマスイッチ『ゴールデンタイムラバー』、CHEMISTRY『Period』、シド『レイン』≪ED≫シド『嘘』、福原美穂『LET IT OUT』、Lil'B『つないだ手』、SCANDAL『瞬間センチメンタル』、中川翔子『RAY OF LIGHT』

声優・キャラクター

朴璐美、釘宮理恵、高本めぐみ、三木眞一郎、折笠富美子、内海賢二、藤原啓治、うえだゆうじ、佐藤美一、柿原徹也、浜田賢二、名塚佳織、柴田秀勝、三宅健太、井上喜久子、白鳥哲、高山みなみ、吉野裕行、沢海陽子、中井和哉、大友龍三郎

スタッフ

原作:荒川弘(掲載 月刊『少年ガンガン』スクウェア・エニックス刊)、 監督:入江泰浩、シリーズ構成:大野木寛、キャラクターデザイン:菅野宏紀、美術デザイン:金平和茂、美術監督:佐藤豪志、背景:草薙、色彩設計:中尾総子、錬成陣デザイン:荒牧伸志、音楽:千住明、音響監督:三間雅文

このアニメの類似作品

この頃(2009年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ