ローズ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
百合の華
平凡な高校生だった宮永咲(みやなが さき)。
クラスメイトの須賀京太郎(すが きょうたろう)に誘われて麻雀部で麻雀をする事となる。
得点が±ゼロを続ける咲に対して興味を持った麻雀部部長の竹井久(たけい ひさ)の提案により咲が どのくらい強い雀士なのかを試す事となる。
前年度・全国中学校麻雀大会の優勝者である原村和(はなむら のどか)は咲の強さを認めて、
一緒に全国大会を目指す事となる。
本作品の特徴は、やはり個性的なキャラクターでしょう。
咲の所属する清澄高校と団体戦の決勝で対戦する龍門渕高校・風越女子高校・鶴賀学園のメンバーも一癖や二癖あります。
龍門渕の天江衣(あまえ ころも)の雀卓を支配する能力、存在感を消すことができるステルスモモこと東横桃子(とうよこ ももこ)などは異常な体質です。
麻雀といえば、どのようなイメージを持っているでしょうか?
自分の麻雀に対するイメージは、雀荘の中はタバコの煙で充満していて男しかいない世界です。
本作品では女子高生という今までの麻雀のイメージを変えたことが一番良かった所であると思います。
ありえないアガリ方や必殺技(?)などを考えてみると 少し無理がありますが、漫画やアニメの範疇なので仕方が無いです。
(ハイテイは何回か見たことがありますが、嶺上開花は実際に見たことが無いですねw)
現在、高齢者を中心に健康麻雀という麻雀の打ち方がボケ防止になると注目されています。
標語は「賭けない 飲まない 吸わない 健康マージャン」というそうです。
お酒を飲むと判断力が鈍りますし、タバコの煙は周囲に迷惑がかかります。
お金を賭けないというのは法律上当たり前な事なのですが、そのような真剣士の人達もいるので、
一人で雀荘へ行くのは止めたほうがいいでしょう。
麻雀に興味を持ち、これから麻雀をやってみようと思わせる事ができれば、本作品としては成功なのでしょう。
ただし、本作品のように魔法のようなアガリ方はできないので、ゲームの麻雀から始めるのがいいかもしれません。
本作品では団体戦に主眼が置かれていましたが、登場人物を増やすためには仕方が無いです。
あまり麻雀の団体戦というのは聞いたことが無いのですが^^;
個人戦もありましたが、団体戦に比べると簡略化されていました。
個人的には 個人戦で全国一を決める という方が一般的のように思います。
個人戦 と その後の合宿などは作り方が雑です。
団体戦のおまけ感覚にしたほうがいいかもしれません。
美少女と麻雀卓を囲んでワイワイガヤガヤ楽しみながら麻雀を打ちたいところですが、
超人的な技を持つ人物ばかりなので、外からボーっと見るのが一番良いかな^^
女子高生と麻雀という接点の無い所から原作を作り出したのは、見事というしかありません。
ありえない というツッコミを入れながら視聴するよりは カッコいい技が炸裂した という感覚が良いような気がします。