当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)」

総合得点
89.0
感想・評価
682
棚に入れた
2200
ランキング
95
★★★★★ 4.2 (682)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

ウマ娘 プリティーダービー Season 2の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

へも さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

想いの継承

トウカイテイオーとメジロマックイーンが、互いに競い、高めあい、勇気づけていくという王道スポ根ストーリーです。

・テイオーのクラシック2冠後の骨折、3冠挑戦ならず
・テイオーvsマックイーンの天皇賞対決、マックイーンの勝利
・ブルボンのクラシック3冠を阻んだライス、マックイーンの天皇賞連覇を阻んだライス
・久々のテイオーvsマックイーンが見られるかと思われた宝塚記念直前のテイオー再骨折
・GⅢオールカマーでのツインターボ爆逃げ勝利、まさかのライスも出し抜く
・マックイーン天皇賞4日前の繋靭帯炎発症
・テイオー364日ぶりのレース、有馬記念で奇跡の復活勝利

これら全てモデルとなった競走馬に実際にあったことです。現実世界でもそれぞれの事象が熱く、ドラマもありましたが、アニメ「ウマ娘プリティーダービーSeason2」ではその行間に”それぞれの事象をつなぐ流れ”と”裏で抱いていた思い”、”なぜ奇跡は起こったのか”を丁寧にドラマに織りなして感動をいや増していました。


・・・いやいや! こんな淡々としたレビューじゃあ伝わらないんですよ!!(゚∀゚)
もうね、とにかく作り手の熱量がハンパなくすごいアニメでした!
「ウマ娘」1期は“色モノかと思ったら意外と面白い、熱い”という印象でしたが、この2期は“作り手が『語り継がれる一級品』を作るぞという気迫・真摯さ”が圧倒的に伝わってくる大作でした!!

レビュータイトルの『想いの継承』はゲーム版ウマ娘の根幹思想ですが、アニメも同じくビシっと筋を通してましたので、メディアミックスの極致レベルでお見事!!と思いました。

自分的に超感動したポイントをつらつらと。

★2話。無敗の3冠ウマ娘を目指したテイオーの最初の挫折回でしたが、ここでスゴかったのがテイオー自身の悔しさの話もさることながら、テイオー不在だからこそ、レース勝利に燃え上がっていたライバルたちの執念を丁寧に描いていたことです! ナイスネイチャの「言わせない言わせない言わせない! テイオーが出ていればなんて絶対言わせない!!」のセリフ、他ライバルたちもテイオーが出ていたとしても自分が勝つ!という気合いの走りを見せてくれて、ワタシはTVの前で自然と涙がこぼれました;;(ここで変にネイチャを勝たせるような改変がなかったのも良かった)
よく「ワンクールアニメは3話にまず最初の見せ場を作る」と言われますが、2話でこんなに感動させられたらこのあとどうなっちゃうの?!と本気で思いましたw

★7話・8話。ひたすらライスとブルボンの関係性に見惚れてました。。
ライスの鬼気迫るトレーニング、特殊OPからしてヒエッと思いましたw
そして大激走の末、レースに勝利したライスにはやはり「大記録ブレーカー」の冷たい視線が突き刺さる・・・ その後、バ道でのブルボンからの祝福の言葉にまた涙;; ちなみにブルボンがライスの首元を撫でてあげていたのは、史実で的場騎手がライスシャワー勝利後にしてあげた動作と同じ!

★10話。目標を失って引退を考えていたテイオーに、ツインターボが魂の走りを見せて、再び走る意欲を取り戻させる回。ターボのヘロヘロ大逃げで倒れこみのゴールイン! とんでもなくカッコ悪いのに最高にカッコイイ勝利でした;;

★12話。いままではテイオーの挫折ばかりだったが、マックイーンにも試練が訪れる。繋靭帯炎で走ることを諦めざるをえず、励ましにきたテイオーにも辛く当たってしまう。しかし失意のマックイーンにテイオーは「奇跡を起こしてみせる」と誓う。
この回のED歌唱チェンジはやられましたね・・・歌詞そのままなのに、立場を入れ替えてお互いを励ましあうアイディアに脱帽。

★13話。もう何も言えない。テイオーの奇跡の勝利に涙しましたし、ウィニングライブの熱量こもった作画に惚れ惚れ。なおライブシーンでネイチャが一番かわいく見えましたが、監督がネイチャ大好きらしく作監が気合入れて描いてあげたためですww

作画はレースシーンにCG混ぜ込んでたり、ちょっと荒れ気味な場面もあるものの、要所要所の神作画でプラス評価してます。(ネイチャの言わせない!シーン、テイオーがストップウォッチ押せないシーン、マックイーンが繋靭帯炎に絶望するシーン、ラストのライブシーンなど)

声優の方々の演技もすばらしかったです。茶目っ気のあるテイオー役のMachicoさん/気品ある凛としたマックイーンにふさわしい大西さん/か弱さのなかに芯の強さあるライス役の石見さんなどなど!!

さらに特筆すべきは実況の赤坂(明坂)さん!ニコ動やYouTubeに史実レースとアニメの実況のシンクロ動画がたくさんあるので是非視聴してほしい。ほぼ完全シンクロさせた熱演すばらしかったです♪

実は自分の中で最高峰アニメは「響け!ユーフォニアム」で、それ以外にALL5を付ける作品はないかも?と思ってましたが、これは間違いなくALL5が打倒・・・いや妥当w

ニコ動の一挙放送後アンケートで「とても良かった」が99%超えだったり、Amazonプライムビデオのレビュー★5が90%だったり、本心から感動された方がたくさん居ることが何よりです♪
アニメ3期、ずっと待ちます。。

投稿 : 2021/05/05
閲覧 : 292
サンキュー:

37

とぅー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

舐めてた

アプリがリリースされ少し遊んで面白いなと思ったので原作も速攻全て視聴。
観る前というかウマ娘というコンテンツを本格的に知る前の印象だとこれといって惹かれるところは正直あまりなかったです。
けど蓋を開ければおもっきしスポ根アニメだしめっちゃ熱いし面白い泣けた。
調べていくとストーリーも史実に忠実らしくてスタッフの愛が溢れる作品だと思いました。
アニメ見てからターボ師匠がとても好きになり実際の走っている動画を見たりしてとても楽しんでいます。
またウマ娘のおかげで久々に馬券買ったりして遊んでいます。
コロナが収まったら競馬場にもまた行きたいな。

投稿 : 2021/05/05
閲覧 : 394
サンキュー:

16

lumy さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言いたいことが山ほどある。

スマホゲーム原作だと思ってなめていました。
これは、3年に1度級の覇権アニメです。
レビュワーのみなさんありがとう。
みなさんのおかげで良い作品に会えました。
では、以下雑記です。


●気になる人は最終話(Bパート)を見てください
 まだ視聴していない方は、2期最終話を
 見ちゃってください(ウイニングライブのみ)。
 作画がすごいので、気になった方は1期に戻るです。
 ちなみに、最終話から見た1回目は泣けませんでしたが
 全話見た後の2回目の最終話はボロ泣きでしたw

●1期は見ておいた方が良い
 ということで、1期から見始めましたが、
 1期は★3.5ぐらいです。
 話として悪くはないんだけど、2期には及びません。
 クラナド無印とアフターみたいなもんです。

●2期の2話でグッときます
 ここらへんから、1期とはテイストが違うことが分かります。
 あとは、怒涛のスポコン青春劇です。
 これだけ本格的なスポコンものは、カレイドスター以来ですね。

●youtubeでチェック
 新しいウマ娘は、youtubeなどで実際の活躍などを調べると
 なお感情移入しやすくなります。
 私は、ジャンゴのウマ娘チャンネルにお世話になりました。

●やっと馬の名前が覚えられた
 ダビスタで競馬にはまり、実際のレースを見ていましたが、
 どうしても馬の名前が覚えられませんでした。
 それは、各馬のキャラが頭に入ってこなかったからですね。
 でも、本作を見ればすぐ覚えますw
 ネイチャの最長寿記録、応援しています。

●主役の2人がサイコー
 甲乙つけがたい、素晴らしい演技とキャラメイクですね。
 でも、テイオーは数ある作品の中でも上位にくるキャラと
 なりました。まさか、ウマ娘にハマるときがくるとはw

●及川啓にハズレなし
 俺ガイルもまたサイコーですが、
 ひなまつりもおもしろかったし、
 結構のっている監督ですね。
 これからも期待大です。

●ゲームについて
 やりたいけど、時間とお金が飛びそうなので
 今は我慢しますw
(追加)我慢しきれなくなってはじめましたw
      いやぁ、沼ゲーですね。
      自粛ゴールデンウィークにぴったりです。

●余談
 youtube上に2016年にアップされたプロモーション
 ムービーと方向性が全然違うw
 安易なキャラ萌えものに走らないで本当に良かった…

投稿 : 2021/05/02
閲覧 : 898
サンキュー:

42

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

友情・努力・勝利

2021/04/29 投稿
   同   評価修正

冒頭
ナレーション:馬娘
BGM:ぱ~ぱぁ~ぱぁ~
ナレーション:彼女たちは走るために生まれてきた・・・
この時点で何故か目頭が熱くなります^^;

画面下にテロップ「この作品は実際の競走馬をモチーフとし,事実に基づいた表現を心がけたフィクションです。」までくると,涙が流れていました(早ww)

今期のヒロインはトウカイテイオーとメジロマックイーンのようです。
スペシャルウィークとサイレンススズカを知らなかった自分でも聞いたことがある馬(名前だけだけど^^;)です。

そして,始終ウルウルとしながら全13話を見終えました。

本作はゲーム原作なのですが,ストーリーは,いわゆる某少年漫画誌の三大原則と言われる,「友情・努力・勝利」と完全マッチング。感動的なのですが,鉄板過ぎてちょっぴりしゃくに障りますw

演出も泣かせに来ています。「宇宙よりも遠い場所」的な強制的に感情を揺さぶるような所謂エモイ演出w

ちょっとへそが曲がっている自分としては,術中にはまっているようで何か釈然としない部分があるような・・・でも,面白かったので,ま,いっかw

やや不満な部分もあります。それは,スピカのメンバーの存在感が薄かったことです。1期ではスペちゃんとスズカを中心にスピカ自体も成長し,所属の馬娘達の存在感も強かったのに対し,今期はスズカは不在,スペでさえなんかモブに近い扱いに感じました。その割にはライスシャワーやツインターボは印象に残るなど競馬のことをよく知らないからなんとも言えないのですが,世代的な問題でしょうか?

あと,キタサンブラックが出てくると,どうしても北島三郎の顔が脳裏にちらついてしょうが無かったですw3期があればキタサンブラックがメインになりそうな気配もあるので,なんとかして北島三郎のイメージを払拭しておかなくては(笑)

ちょっと素直じゃない感想が多くなりましたが,丁寧に作られて感動的な作品でした!

投稿 : 2021/04/30
閲覧 : 410
サンキュー:

37

ネタバレ

ルー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久しぶりにアニメで泣いた

ツインターボの全力疾走に号泣しました
史実を元にここまで感動的なストーリーを作れるのは本当に凄いと思います

トウカイテイオーがドラマチックすぎるのもありますが、それに脚色を加える演出には鳥肌が立ちっぱなしでした
一期も十二分に面白かったですが、二期は最高のアニメでした
三期以降も期待です

次は誰が主人公になるんだろう?
オグリも見たいし、ウォッカvsダスカも早く見たい!
どちらが作られても最高のアニメとなることは間違いなし!
ウマ娘二期はそう言い切れる作品でした

投稿 : 2021/04/30
閲覧 : 213
サンキュー:

13

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ウマ娘、アプリ始めました。

ゲームプレイ中 全13話

競走馬を女の子に擬人化したウマ娘たちがレースで誰が一番速いか競うお話です。

前回はスペシャルウイークとサイレントスズカがメインで活躍していましたが、今回はトウカイテイオーとメジロマックイーンをメインにしたお話を描いています。

基本はSeason 1と変わらない流れですが、2人だけではなく、より他のライバルたちとの激闘が多かったですね。

色々と調べていくと史実と組み合わせていて、競馬ファンも競馬を知らない方でも楽しめるようになっていますね。

テイオーとマックイーンの壮絶で運命的なお話は心に響きました。ツインターボやライスシャワーのお話も良かったですね。

まさかこんなに感動するとは思いませんでした。

競馬知らない方も是非観てくださいね。

OPはチームスピカの方、EDはトウカイテイオー役のMachicoさん、メジロマックイーン役の大西沙織さんが歌っています。

最後に、ウマ娘アプリは結構クオリティ高いですね〜でも育成に苦慮していますw

投稿 : 2021/04/30
閲覧 : 332
サンキュー:

38

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

史実に頼り切った話

悪くはないと思うのですが、内容的に我慢の部分が多過ぎて
なんとも晴れない。
史実だから…とは言えもう少し開放感や面白みがあっても良かった。
正直メインのお話よりターボ師匠の方が話としては良く出来てた。
アプリ内でのテイオー別衣装がはっきり言って負け衣装で凄くガッカリしました。
あの衣装にいいイメージ無いです。
この辺ももう少し考えた方がよかったんじゃないかな。

投稿 : 2021/04/27
閲覧 : 290
サンキュー:

2

善吉さん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんとびっくり面白いです

面白いって言われたから観てみた。
競馬の擬人化ですって。
最初はちょっと受け入れ難いものがありましたが
これはアニメと思ったら二期で慣れた。
一期は可愛い娘がかけっこしてるだけって感じで盛り上がりに欠けた。
なんかあっさりしてて感動すところも泣けんかった。
でも二期は面白かった。
レース中のウマ娘たちの叫びに鳥肌たった。
思いの強さに痺れた。釘付けになりました。
競馬はディープインパクトの有馬を観て始めたのでトウカイテイオーのことは記録でしか知らないけど当時のレースも見てみたくなりますね。
強いて言うなら、ディープインパクトは?
まぁ、大人の事情ってやつですかね?ちょっと残念。
ディープのウマ娘も見てみたかった気がする。

投稿 : 2021/04/25
閲覧 : 402
サンキュー:

18

ネタバレ

ふみゅう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全国のウマ娘ファンの皆さん、どうでしょうか?

何時までも、そして何処までも先頭を
走っていたウマ娘達
あなたの、私の、推しの、ウマ娘が夢を乗せ走り出す
皆さんの夢は、どのウマ娘か?
時代を彩った競走馬達が擬人化して、帰って来た
競走馬擬人化アニメ、ウマ娘
あの頃、あの時代を、駆け抜けた、競走馬達
思い出が蘇る、あのレース、あの実況
ウマ娘の視点次第で多種多様な物語の数々に
視聴者を飽きさせない面白さがあると思います

投稿 : 2021/04/24
閲覧 : 518
サンキュー:

10

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想

1期より感動した。
最後まで暗い話が結構続くけど、最終回涙腺が緩んだ。
調べたら、実話の競馬の話らしい。
個人的にはライスシャワーが好き。
これは確実に3期もあるね。楽しみ。

(因みに本物の競馬業界はこんなに甘いものではないと思う。残酷)

投稿 : 2021/04/22
閲覧 : 312
サンキュー:

13

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

テイオー主人公と聞くだけで泣ける

個人的に1作目より、本作の2作目のほうが自分が競馬に浸かって京都や阪神競馬場に足を運ばせていた時期の話なので、必然評価バク上がりでした。
そもそも2期が(自分は当時ライスの追っかけでしたが)テイオーが主人公と耳にするだけで涙けますよ。反則です。

1作目で世界観を確定させているので、無駄な世界観の説明は必要なく、テイオーが…マックイーンが…ブルボンが…ライスシャワーが90年代前半の競馬ブームの話を盛りあげ綴っていく。
史実関係なく名馬を放り込んでいる設定なので、レース展開やストーリーを史実に合わせるがために若干無理してる箇所もあるけが、それを上回るほどの感動や想いをストーリーに入れ込んでいて、兎に角熱いです。

当時の思い入れが自分は入るので、正直想いが先行してしまっています。
ライスは己のヒーローでした。勝たせていただきました。ありがとうございます(結局そこかいっ)


子供のころ死んだ親父が競馬してたあの時期はルドルフの三冠だったのだなぁと、ふと思い出すアニメでもありました。

100点中83点

投稿 : 2021/04/22
閲覧 : 203
サンキュー:

15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

素直に1期目の上に立つとても良く出来た2期目

1期目『ウマ娘 プリティーダービー』に続く2期目です。

ウマ娘が何者か、トレセン学園とは何なのか、ウマ娘たちが所属するチームとはどんな物なのか、URAとはどんな団体か、そしてURAが主催するレースやウイニングライブがどのような物かといった説明は1期目で全て済ませてしまっています。これらは2期目で改めて詳細に説明されることはありません。

なので本作の視聴は1期目を前提にしていると思うので、少なくともざっとは1期目を観終えてから本作を観ることをお勧めします。このレビューも以下は1期目は視聴済みの前提で書かれているので、悪しからず。


まず、1期目同様にストーリー進行を重視してウイニングライブは控え目にしていたのは脚本的にとても良かったと思います。

1期目同様に出てくるウマ娘の元になっている競走馬は、特に競馬に強い興味を持っていなくても現役当時を知っていれば一般人でも名前くらいは聞いたことがありそうな有名な競走馬が多いです。

設定の説明に割く尺が短くて済むこともあって、ストーリーというかドラマ性では1期目よりは2期目の方が上だと思います。またアニメ1期目終了後、長らくリリースされず「永遠の事前登録」みたいな揶揄もされかねなかったスマホアプリもこの2期目の放送中に無事にサービス開始を迎え、アプリとの相乗効果もあって本作はかなり話題になりました。
(放送終了後の現在も、アプリともどもウマ娘は話題になっています。)

本シリーズの特徴として、史実のレースを元ネタにしてとても巧みにストーリーを構成していることが挙げられます。また実際のレースではないところで、競走馬ではなくウマ娘ということでかなり自由に交友関係を描くことができています。

これらのことが従来のアニメファンだけではなく競馬ファンにも本作がある程度訴求する力として働いていそうです。

1期目は主人公がスペシャルウィークで、もう一人のメインとしてサイレンススズカ、そして二人が所属するチームとしてチームスピカがメインで描かれました。

対して2期目では主人公としてトウカイテイオー、もう一人のメインとしてメジロマックイーンという形でストーリーが進行しました。

1期目は最強のチームリギルをスピカが追う構図でしたが、2期目ではスピカも実績を残した強豪チーム的な扱いで、今回は強豪チームを目指す存在としてマチカネタンホイザやツインターボが所属するチームカノープスが設定されていますね。

ED主題歌自体は全話通じて基本的に同じでしたが、ラストカットについてはシリーズ前半は「シンボリルドルフに憧れて無敗三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオー」、そして後半は「ライバルであり親友であるトウカイテイオーとメジロマックイーン」にフォーカスされたものになりました。

また、ストーリーに応じて特殊ED回もあったりして、EDについては意外ときめ細やかな配慮がされていた作品だったと思います。

投稿 : 2021/04/21
閲覧 : 427
サンキュー:

50

しお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ノンフィクション アニメ

ただただ面白かった。

全てのスタッフの競馬への愛情が伝わります。
忠実な史実を元にしたレース展開。
フィクションパートの史実へ繋がる日常と絆の物語。

間違いなく僕の中で歴史を刻んだアニメでした。

投稿 : 2021/04/21
閲覧 : 252
サンキュー:

13

ネタバレ

KANO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

トウカイテイオー行っちゃうよ〜

栄光、挫折、そして奇跡の復活。競馬史に残る名馬トウカイテイオーを軸に描くウマ娘第2弾!

先ず本作の楽しみ方の一つは、当時の元ネタ、小ネタの演出に気づく事。当時を知る人達には一種のプレゼントなので特権と感じてます。

完全ネタバレですが
一話で気付いたり思い出したネタを少々。
先ずは食堂のシーン、テイオーがネイチャの食事にまで手を付けている所(私の勝手な考察かも)
テイオーはデビュー戦から4戦目の若葉Sまで毎回馬体重は
460kg。当時はレースに合わせて体を作れる馬と言われていて皐月賞の馬体重が456kg(-4kg)発表時はざわつきがあった程でした。不安材料として扱われましたが結果は完勝。
そこからダービーは460kgに戻してました。

ダービーの本馬場入場のシーンでは有力3頭、トウカイテイオー、レオダーバン(実名)、シャコーグレード(実名)に対して各種牡馬の、シンボリルドルフ、マルゼンスキー、ミスターシービーが応援。父親参観のような演出ですね(^^)

メジロマックイーンが神社の境内で宝塚記念の調整をしてるシーンでは、スペちゃんの横にメジロライアンの『G1に勝つ!』の絵馬が。
ここでメジロ牧場について少し…
本作では、マックイーンが令嬢のように扱われていますが
当時のメジロ牧場の期待の推しは元々ライアンでした。
マックイーンの菊花賞勝利の後にライアンにG1を取らしたい為に有馬の出走を見送りましたが、結果はあのオグリキャップの2着。翌春天でマックイーン完勝(父子3代制覇)後の宝塚記念。ライアンは普段差し馬でしたが4コーナー先頭で押し切り初のG1タイトル。当時私はこのレースを悪く勘繰った覚えがあります…

ダービーのレース。
ここは…トウカイテイオーの年は20頭出走で翌年ミホノブルボンの年から18頭になった筈ですが…流石に省かれた2頭までは解らないですね(^^)
で、レース後骨折が判明したんですが、当時厩務員は歩容の異常に気づいたそうですが、当のテイオーは素知らぬ顔で
トレードマークの前髪を決めポーズに記念撮影を終え、
周囲が関係者だけになった際に暴れ出したそうです。
2話の医師の前での演出がそうなのかな?
他にもネタは多数だと思います。

本作の構成ですが、当時トウカイテイオー信者だった私にとっては少し言いたい所が…
先ずダービー前から始まった点。せめて2走前ぐらいから始めて欲しかったなと。それとトウカイテイオーを語る上での重要事項の欠落!それはJCの勝利です!
奇跡の復活、有馬記念の際は正直驚かされた感が強いですが
JCは復活の兆しを見せたレース。
当時は今と違い外国馬と日本馬で勝利を競い合うレース。
現にテイオーの前年はマックイーンが馬場の良し悪しも
ありましたが一瞬にして置き去りにされ4着に沈んだ事もあり、本作で休養中のマックイーンに勝利報告をするような
シーンは欲しかったです…ここだけは残念です。

とは言え本当に楽しめる作品でした
私にとってのベストシーンは菊花賞をスタンドで観戦して
涙するテイオーです。アニメだからこそのシーンですよね
心が揺さぶられました。その後の展開は本筋を早めた為に
他馬の登場もあり、上手に繋いだと言うべきでしょうか。

アプリも大人気で(私はハマる要素しか無いので敢えて手を出してません)5月から発売されるBDにもシリアルコード封入という姑息(^^)な商法を持ち入れている為、売上も見込めるでしょうし人気からしても3期の条件も揃っているような
気もします。

一部NGのウマ娘も残念ながらいますが、連載中の原作オグリキャップや、作中の次世代キャラ、キタサンブラック、サトノダイヤモンドなど元ネタは無数に有るので期待したいです。
個人的には無いでしょうが劇場版の尺でラムタラ(マニアックですみません)

最後に競馬や当時の内容を知らない方々にも評価を受ける作品を観れた事は素直に嬉しさと感謝です(^^)

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 334
サンキュー:

48

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

制作陣営が本当に作りたかったのは2期のほうかもしれない

1期よりもさらに競馬要素強めになった2期
世界観や細かいところの説明を省いて最初からトップスピードのまま合間合間にちょっと休憩をはさみつつ神回連発していったのは凄い。

また番外戦術ながらアプリとアニメ本編の連携がうまく別方向からの燃料投下も隙が無い。

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 219
サンキュー:

8

ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キミと夢をかけるよ

2021年放送アニメ。

実際の競走馬をモデルにして擬人美女化したシリーズ第2作。

第1作は主にスペシャルウィークとサイレンススズカの物語でしたが、

今作はトウカイテイオーとメジロマックイーンが主人公の物語です

前作同様実際のレース展開や結果をなぞらえながらフィクションストーリーや小ネタを楽しめるので、

元ネタを知らない人も知ってる人も楽しめる内容になっています

個人的に家族愛の作品は涙腺やられやすいのですが、

スポ根系でウルっときたのはこれが初めてですわ

{netabare} EDのパートを変えてきたのは憎い演出でしたね、泣きました
実際と違ってテイオーもマックイーンもまた走れるようになるんだろうな… {/netabare}

ニコニコ動画では知識人が小ネタ解説してくれたので余計楽しめました

ついにアプリゲームも始まったし活躍できていないウマ娘も多いので続編に期待しています

うまうまうみゃうにゃ

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 139
サンキュー:

12

ネタバレ

GAMMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ワンウィークヒロインと悲劇の連続

【視聴の動機】
第1期を視聴して面白かったから。
アプリにはまっているから。

【概要】
1~3週でスポットのあたるウマ娘を主人公にして
そのウマ娘がダービ出走するまでをドラマチックに描く。

【雑感】
1期の主人公-ライバルの王道構成から一転して
なるべく多くのキャラにスポットが当たるような
演出が多くみられた。
主人公:トウカイテイオー
ライバル:メジロマックイーンはもちろん
ミホノブルボン、ライスシャワー、ツインターボなど
その回の実質主役と言って差しさわりないウマ娘に
魅了された人も多いのではないだろうか。
1期と比較しても史実に準拠したストーリーが多く
幅広い年代から支持される一因となった。
あえて1期を高く評価している立場から苦言を呈すると
ウマ娘の不調が多すぎる。
海外デビューするとか距離適性を変えるとか
もうちょっとヒロイン交代の理由について
エンターテイメント性が欲しかった。
(現状の人気を鑑みて、当然少数派の意見です。念のため)

【オススメする視聴者層】
第1期を視聴して気に入っている人。
競馬の黄金期に思い入れのある人。
アプリにはまっているトレーナー諸君。

【今後について】
次回のアニメ作品はいつになるのか期待する半面、
アニメ、声優イベント、アプリ、コミカライズなど
多くの媒体を巻き込んだ事業なので
また2年以上待つんだろうなと覚悟はしている。
コンテンツの寿命が続くようお祈りフェイズ。

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 172
サンキュー:

19

ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こんなのよくぞ作ってくださいました!!

よくぞこれほどの作品を作ってくれたものだ、
もう感謝しかない。
脚本、演出、構成、、、、
史実に対する理解、そしてリスペクト!

感動から流れる涙というのはある種の快感伴う、
心が気持ちいいとでもいうのかな、
何度も何度も、各話で描かれたエピソード観て心揺さぶられ、
you tube等で名馬の実際映像、史実を、
あらためて確認する方々とても多いと聞く、

season2では主にトーカイテイオー、メジロマックイーン、
ライスシャワー、ツインターボ、等々、
本当にこんな馬居たの?こんなことあったの?
アニメ作品として話し組み立てていく上或いは構成上の、
脚色等は勿論ある(擬人化だしね)、
でも史実或いは実際の競走馬達へのリスペクトが真摯で、
問題にならないどころか、
ここでこのエピソードを持ってくるのか!?
脚本、演出、構成とにかく神がかってて、
ヤバいヤバい、感情が、心が、涙腺が、、、

はい、マイリマシタm(__)m。。。

ここから先は当時の経験、体験者としての記憶で、
史実込みで書かせていただきたいと思うけど、
このアニメ史実に忠実だからネタバレになるよね、
ということで、

ー以下ネタバレですー
{netabare}
競走馬の世代移行はとても速い、
三才(人間でいえば2歳)から走り始め以降2~3年でピーク、
その年代その世代毎に幾多の名馬、名勝負が生まれ、
そして時と共に駆け抜けて行く、
そうした中にも奇跡としか言いようがないレース或いは馬が存在する、
オグリ、テイオー、ライス、スズカ、マックイーン、、、
懐かしいというより忘れられない競走馬達、サラブレッド、

ライスシャワー、

結婚式のとき花嫁花婿の門出祝ってかけられる米粒のシャワー、
関わるもの全てが幸せでありますように、祝福の名前、
テイオー同じく無敗の三冠馬期待されたミホノブルボンを、
菊花賞で下し一躍注目された、

無敗の三冠阻んだヒールとして、

例えばアニメだと、可愛いウマ娘が一生懸命頑張って、
走って1番になったのに、
いくらブルボンへの期待大きかったにしても、
何故罵声?溜息?なんて民度の低い観衆だろう、
そう映るかもだけど、
実際の競馬はギャンブルだしね、

先ずどのスポーツ業界でもそうだけどスターは欲しい、
スターはお客呼ぶ、業界が盛り上がる、
競馬の場合話題のスターホースを観に、或いは買いに、
競馬場に沢山の人が来てくれる(お金を落とす)、
この時のブルボンの単勝オッズは1.5倍、
殆どの人がブルボンに(お金)賭けてたという事、
名実況で名高い杉本清氏、この人の実況にはドラマがある、
悪いことではない、ヒーローとヒール、ライバル等、、、
競走馬が実際どう思ってるか等誰も解かんないよ、
でもそこにあえてドラマ的要素組み込むことで、
レースや競馬をわかりやすく面白く伝える、
これって、ウマ娘と通じる処もあるよね、
脚本構成演出リアルタイムその場で瞬時にやってるんだから、
そう考えると凄い。けど、、、
かくしてライスは関東の黒い刺客と呼ばれるようになった、
ヒーローの夢を打ち砕いたヒールだね、
ウマ娘のライスが腰にたずさえた短剣はそんな意味もあったのかな、
無論ライス陣営(馬主、騎手、調教師、厩務員、、、)にとっては、
そんなの関係ない、
一生懸命育てた馬の命もかかってる(勝てない馬は廃馬)、
7話でライスと一緒に写ってる写真の女性、
当時ライスが大好きだったという馬主の奥さんを想い出す、
マックィーンとの天皇賞、
鍛え上げ搾り上げられたライスの身体に鬼が宿る、
CMもアニメエピソードもそのまま、
史上初春の天皇賞3連覇かかったマックイーン単勝1.6倍、
杉本氏の「またしても」実況等、、
アニメ観てライス好きになった方々からすると、
杉本氏も当時の観客も酷いっって感じかもしれないね、
アニメには描かれてないけど、
実際のドラマはその後まだ続いてて、
その二年後杉本氏のライスへの、
泣かせる実況もあった、

にしてもライス、
特に長距離では本当に凄い馬だったんだよね、
鬼調教筋肉の塊サイボーグとも言われたブルボンや、
当時最強歴史的ステイヤーと言われたマックイーンに、
小さな身体で勝ったんだ、

ここからはアニメではえがかれてないけど、
その後テイオーの骨折エピソード同じように、
ライスも骨折はじめ長い長いスランプに襲われる、

そして、

マックイーンとの激闘から丸二年後の春の天皇賞、
競走馬の2年は長いよ、競走馬の世代も変わっててね、
マックイーンもブルボンもテイオーももう居ない、
ライスも7歳(古馬といわれる)、
4番人気単勝5.8も致し方なし寧ろ高めだったかも知れない、

競馬新聞というのがあって各社色々出てるわけで、
其処に予想が載ってる、◎〇▲とかね、
殆どの社誌がライス外す中、とある新聞にだけ(競馬〇イト)、
こんな記事が載ってた、
ライスについてスランプや年齢色々いわれるが、
それではこの第111回春の天皇賞において、
かつてのブルボンやマックイーンと勝負ができる馬がいるのか?
ライスを置いて他には居ない、ライスシャワー◎、
そんなことが書いてあったけど、
正直ふるえた、

結果は見事ライスシャワーの勝利!
その時の杉本氏の実況、
「やったやった!ライスシャワーです!
ミホノブルボンもメジロマックイーンも喜んでることでしょう!」

ライスがその名の通り名実ともに祝福を浴びた瞬間だった、

宝塚記念と年末の有馬記念共に人気投票で選ばれる、
春の天皇賞後の宝塚記念でライスは人気投票1位になった、
名実ともにはじめてきちんと祝福されたんだ、

その後宝塚記念の事はあえて書かない(書けない)けど、
距離的或いは連戦等不安要素あったけど、
皆の人気に答えないわけいかなかったのかもしれないね、

話しアニメに戻すと7話と8話かな、
そうした史実知ってても、いや知ってるからこそ、
胸が詰まる場面がいくつもある、
7話でのライス仕様特殊エンディング、
幼少時のライスが花嫁人形もって遊んでる、
そのひと画面だけでも、、もうね、、、、、

あれから30年近く経ったけど形どうあれ、
あらためてこのアニメでライスシャワーの名を、
心に刻んでくれる人がたくさん増えたんだね、

トーカイテイオー

無敗で皐月賞 ダービー制覇、
皇帝と詠われた最強馬ルドルフ初年度産駒、直系、
もうそれだけでスターの素質十二分なのは1話の通り、

実際のトーカイテイオーだけど、
これがまた今でいうところのイケメン、馬相が良い、
額に流れる流星、知的目線、スマートな醤油顔、
前髪とても長くてね、当時矢吹丈に例える人も居た、
馬場に入ってきたときの独特な足運び、
カッコええ馬や~というのが第一印象、
その走りしなやかでいてそして、とてつもなく速い、強い!

ただそのしなやかな走りは脚部負担も半端なく、
骨折含め幾多の犠牲を強いられた、

故障で菊花賞には出られず以降も、
治って復帰し激走また故障繰り返すような件は、
アニメえがかれたそのまんま、
ガラスの脚、
ただね、五体満足ならこの馬が一番、
ホントは無茶強い!一番強い、
そう思わせるものがあったし、
私含めそう信じてる人も多かった、

アニメでは省略されてたけど1992年のジャパンカップは、
テイオーの真骨頂、故障さえなければ最強!
それを魅せつけてくれた、
でもその後の有馬で11着、案の定また故障発覚、
その後復帰目指すも3度目の剥離骨折、、、、、、、

なんだろう、
ホントは無茶強いのに幾多の困難で実力発揮できないとか、
ヒーローもの、物語のある種定番だけどそれを地でいってた、
そんな感覚は当時からあったよ、

一年後、ファンから選ばれた優駿集う有馬記念に、
丸まる一年ぶりにテイオーは姿を見せる、
もうほとんど世代も変わってる、
周囲は並み居るその時代のG1馬が沢山、
中でもビワハヤヒデ、その印象怪物だったなー、

トーカイテイオーが帰ってきた、テイオーだよ、
故障さえ無ければ最強馬だったよね(もはや過去形)、
単勝9.4 の4番人気も、同情或いはご祝儀馬券的な感じでね、

そしてレースは始まる、、、、、、
最終4コーナー回ったあたりから、
ビワハヤヒデの横綱相撲、、

思われた瞬間何か来てる!?

額の流星!まさかテイオー?!
アニメで描かれたままだよ、
あまりの事に感動で声詰まらせる実況もね、
後世語り継がれるであろう奇跡、史実、

話しアニメに戻すとこうした史実を、
どう料理し物語にしていくのか、

私的には最高だった、

9話~最終話はもうね、泣かされっぱなし、
10話のツインターボの件とか新たな伝説になると思う、
実際のツインターボも小っちゃくてね、
後先考えずとにかく逃げるw一着かドン尻かw
テイオーの翌年だったか有馬記念にも出てた、
でもまさか30年近く経って、
ツインターボにこんなに泣かされる日がくるとはおもわなかった、

色んなものに感動し色々な涙もあるだろうけど、
泣き笑いっていいよね、
絶妙に挟まれる美容師の件とかのギャグタイミング?
そんなの狙ってるのかな、
{/netabare}
私とかその昔競馬に興じたこともあるというだけの、
アニメ好きなジジイだよ、
ただ、
アニメ勿論幾多映画小説漫画劇画観てきたけれど、
こんなに気持ちの良い涙を、
何度も流したのは初めてかも知れない、

ライスの項でも触れたけど、
史実きちんと踏まえ大切に物語られたこのアニメを通じて、
嘗ての名馬達或いは、
名馬達が残した奇跡やドラマに再び注目集まるのが、
とても嬉しい。

投稿 : 2021/04/20
閲覧 : 176
サンキュー:

25

gm560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2期も素晴らしかった

競馬好きの私ですが、リアルタイムで競馬始めた頃の
1期と違い、2期は競馬始める前に競馬雑誌等を
読んで知っていた頃の話が中心で、
ややリアルタイムでは無い分知らないことも多くって、
毎回の展開に一喜一憂できてこれはこれで、
本当に、本当に楽しめました!

1期2期を振り返り改めて思ったのですが、
競馬というコンテンツはドラマがあって、
本当に素晴らしいので、モチーフにしたアニメが、
神作になるのは必然なのかと思いました。
もちろんシナリオやキャラデザインや声優や、
制作会社の仕事ぶりも素晴らしく、
最近レビューを書くのをサボってましたが、
本当に久々にレビューを書かずにはいられない、
素晴らしい作品だったと個人的には思ってます。

追記:そもそもアニメにはまったきっかけが、
当時ニコ動で流行っていた事もあったけど、
ネット配信や当時はDVDレンタルなどで、
競馬のレースとレースの間の時間の暇つぶしで、
TVアニメが1話30分弱なので、中断しながら見ても、
短くて3分割ぐらいで見られてお気軽なため、
ちょうど良いコンテンツだったんです。
そういう意味では競馬とアニメを、
違う意味でリンクさせてくれた事もあって、
私にとっては感慨深い作品だったかな。
また予算の関係か?一期より作画が安定していた事は
素晴らしかったと思います。

投稿 : 2021/04/19
閲覧 : 235
サンキュー:

25

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感無量

今観終わりました~~~あ~~ティッシュ泥棒ですわ。めちゃくちゃ泣けました


いや~だから言ったんですよ。泣いちゃうから最後まで観れないって(自己責任)

いや、主役がトウカイテイオーって時点で当時を知る競馬ファンには反則なんですよ。
観た人はみんな思いましたよね?アニメめっちゃ良かったし、ドラマチックだったじゃないですか


でもね、これってほぼ史実ですからね!!


競馬ってブラッドスポーツって言われます。連綿と受け継がれる名馬達の血筋。現代のサラブレッドは遡ればダーレーアラビアン、バイアリーターク、ゴドルフィンアラビアンのたった三頭の馬に全てが遡ります。

かつて日本に最強の馬がいました。赤銅色の雄大な馬体に額に輝く三日月の星。セントライト、シンザン、ミスターシービーも無し得なかった無敗のクラシック三冠を成し遂げ勝ち取ったG1の数は7つ。その馬の名は無敵の皇帝シンボリルドルフ。G1レースで単勝1倍になってしまうほどの最強の馬でした。

時は流れ引退し種牡馬となったシンボリルドルフに一頭の子供が生まれます。ルドルフを彷彿とさせる額から流れる一筋の流星、ルドルフよりも黒みがかった、しかし同じ鹿毛の美しく雄大な馬体。
父親にちなんで名付けられたその名もトウカイテイオー。そして父親と同じく無敗でダービーまで制してしまいます。そりゃ競馬ファンのみならず日本中で大注目になりますよ。

そして三度の骨折を経ての一年ぶりの有馬記念制覇。
数年前オグリキャップの有馬記念での奇跡の復活を経験していたファンのさらに度肝を抜く快走に、アニメのように本当にテイオーコールが中山競馬場で起こったんです。
(ちなみに私もこの時の馬連を500円ですが取りました‥思い出馬券のつもりでした。ごめんよテイオー)

というわけで前置きが長くなりましたが私にとってもとても思い入れの深いトウカイテイオーの物語を作っていただいて大感謝以外の言葉はありませんね。
スタジオKAI及びサイゲームス&PAワークスにありがとうとお礼を言いたいです。


ってアニメ本編の事を全く書いていませんね。

アニメではトウカイテイオーとマックイーンの二人の主人公を中心に、ライスシャワーやミホノブルボン、ナイスネイチャーやツインターボとのドラマも描いてくれました。まさか十話のツインターボ回で号泣させられるとはおもいませんでした。

ぶっちゃけレース中の作画とかチープさが目立作りで、ソシャゲのウマ娘プリティダービーの方が遥かに作画の出来は良いのですが、どこかコミカルで勢いのある描写はとても好感が持てます。贅沢を言うならば一期のサイレンススズカのようにライスシャワーの宝塚記念も描いてほしかったかなとも思いました。
でもドラマの順番的に厳しいか。OVAや劇場版って手もありますよサイゲさん!!
あと実際のトウカイテイオーはジャパンカップも勝っているんですよ。ここはあえて端折ったんでしょうね

とはいえ丁寧なストーリーの描き方と構成についてはとても素晴らしかったです。元々史実自体がドラマチックなのですが、演出と脚本の勝利ですね。

さて、1期も2期も面白かったですし、ソシャゲの方もセルラン1位バクシン中で勢いも絶好調のウマ娘ですが、三期のアニメはあるのでしょうか?

正直トウカイテイオーに匹敵するのはオグリキャップしかいないと思いますし、オグリキャップはコミカライズされてますもんね。間を開けずに連発するのも飽きられてしまうかもしれませんね。

ここは視点を変えて海外の馬とかをスピンオフのようにとりあげてみるのはどうでしょう?
私的には54戦54勝、無敵のキンツェムと親友の猫との牧歌的な旅とマッチレースの物語とか観たいですね。
リボーやエクリプスなどの無敗のドラマチックなウマ達もいますし、海外の馬にも目を向けて色々な題材にウマ娘が広がって行けば良いなと思います。
今後に期待ですね

投稿 : 2021/04/19
閲覧 : 267
サンキュー:

53

ネタバレ

nuka さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣いた

トーカイテイオーとメジロマックイーンの友情に涙。
頑張る女の子っていいですね。

投稿 : 2021/04/19
閲覧 : 81
サンキュー:

8

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラストシーンに感動!!!!

一気見。とても面白いアニメ。最後まで止まらなかった。

一期に較べると、シリアス展開が多かった。主人公は、トウカイテイオーとメジロマックイーン。スペシャルウィークと同じチーム・スピカに所属している。彼女ら二人の栄光と挫折を描いている。
(ニコニコのコメントによると、結構史実に基づいているらしい?)


序盤は、ようやく頭角を現してきたトウカイテイオーが主人公。「無敗の三冠馬」を目指して順調に一勝、二勝と勝ち進んでいたが・・・骨折してしまう。馬にとっては、いや、ウマ娘にとっても骨折は致命傷。三冠馬の夢は破れてしまったが、次に目指すは「無敗」であり、仲間のサポートもあって、乗り越えた。次に迎える大舞台を、メジロマックイーンと走ることを選ぶ。チームメイトでありながら良きライバルであるメジロマックイーンとともに切磋琢磨し、いよいよ迎えた本番。終盤まで健闘するも、短距離が得意なトウカイテイオーは長距離が得意なメジロマックイーンに引き剥がされ、敗着。お互い健闘を称えあうも、身近なライバルを前にして無敗の夢をも破れてしまい、目標を失ってしまう・・・

ライバルとの勝負に完勝したメジロマックイーンは、春の天皇賞の連覇を含めて、途中ケガもあったが、順調に勝ち進んでいた。結構選手生命の長いメジロマックイーンであったが、ケガに苦しむトウカイテイオーを想いつつ、黙々と走り続ける姿を見せ続けた。

度重なるケガに苦しむトウカイテイオーだったが、復帰レースの宝塚記念の直前に練習中に骨折してしまう・・・選手生命として、いよいよ終焉を迎えた。トウカイテイオーの人気もあり、引退イベントまで用意されたが、チーム外のメンバーからも鼓舞され、引退はなんとか思いとどまる。とはいえ、度重なるケガでもはやボロボロの身体で、全盛期のようには走れなくなってしまっていた。

トウカイテイオーの先をずっと走り続けていたメジロマックイーンも順風満帆のようだったが、選手生命を脅かすケガを負ってしまう。しばらく走れないだけでなく、たとえ復帰しても以前のような走りはもうできない身体になってしまう。初めてにして大きすぎる挫折を味わい、メンタルも崩壊しかけたメジロマックイーンを救ったのは、トウカイテイオー。自分を鼓舞してくれた恩返しとばかりに、メジロマックイーンを励まし、「奇跡」を約束する。

トウカイテイオーは復帰初戦に有馬記念を選んだ。長期ケガ離脱の後に出るだけでもあり得ないのに、「優勝」を目標として掲げた。何度も何度も挫折を味わいながらも立ち直る姿に、チームのみんなは感銘を受け、トレーナーも了承。

いよいよ迎えた本番。全盛期に較べればとても優勝できる状態にはなかったが、誰よりも負けない「想い」があった。周りのウマ娘も勝ちたい気持ちはあったが、メジロマックイーンの前で絶対に「奇跡」を起こす!!という気合が勝り、誰も予想できなかった奇跡の優勝を成し遂げるのであった。


最後のシーンは涙なくして見られなかった。まさか、こんなに感動するとも思わなかった。最初から最後まで展開が面白いアニメだった。また気が早いけど、見たい!!!

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 212
サンキュー:

13

ネタバレ

ぺけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

限界だって超えてみせる

馬の擬人化なんて全く期待してなかったのですが本当に観れて良かった。

特に感情描写が丁寧だなと、史実のレースを元に声優・演出で感情を乗せてくるのでぐいぐい引っ張られます、ウマ娘だからできた表現ですね。

個人的には文句なし、気になる点はいくつかありますがワンクールアニメとしての完成度はズバ抜けてるように思います。
制作陣のこだわりと愛を感じられる心地の良い作品でした、もっと見たかったなぁ。

以下は内容に触れる感想です。

{netabare}
2・5・8・9・10・12・13と泣くに泣かされ視聴後はユメヲカケル聞くだけで泣くようになったわけですがやはり13最終話。
最高のアイキャッチからの、テイオーの絶対に譲れないもので浮かぶ顔や、あの左足を踏み込んで体がよれながら踏ん張るところ、1話のダービーからかけ離れた必死な走り。
これまで本当に丁寧に苦悩葛藤挫折が描かれただけに
込み上げるもののケタが違いました、過去1泣いた。
{/netabare}

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 94
サンキュー:

12

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

語り継がれること

アニメーション制作:スタジオKAI、
監督:及川啓、助監督:成田巧、
シリーズ構成・原作:Cygames、
キャラクターデザイン・総作画監督:椛島洋介、
キャラクターデザイン:辻智子、総作画監督:藤本さとる
制作協力:P.A.WORKS、音楽:UTAMARO movement、

ようやくアプリ化も決まった上での2期。
今回は1期から時代が少し遡り、
トウカイテイオーとメジロマックイーンの
ふたりを中心に据えた全体の構成だった。
これが上手くはまった感がある。
1期後半の思わせぶりなキャラの登場から、
私はキタサンブラックが主役の物語も
あり得るのかと予想していたら、
そちらは、サトノダイヤモンドとともに子供として
登場させて、主役のふたりを応援させる展開。

テイオーが主役だと、知っているファンの年代が
かなり上になるので、どうなのかと考えていたが、
世間の反応を見ていると、知らない人たちに対しても
引き込むだけの実際のドラマチックな史実が
はまったということだろう。
また史実通りだと、テイオーとマックイーンは、
1度しか直接対決がないのだが、
その辺りの物語の組み立ても巧みだった。
お互いが意識するライバルとして、
最初から最後まで1本の筋を通したことで、
物語がとても上手くまとまっていた。

1期に比べると、2期のほうの感情表現が豊かで、
感動的なシーンを作り出す仕掛けが多く盛り込まれている。
例えば、故障で走れなかった菊花賞を
テイオーがスタンドで観戦して、
仲間がテイオーを意識して走るレースの描き方。
ライスシャワーとミホノブルボンの
ライバル関係とお互いを想う気持ち。
ツインターボがテイオーを意識するオールカマー。
テイオーがマックイーンに対して表明する不屈の宣言。
キャラの気持ちと実際のレースを組み合わせ、
それぞれのドラマを作り上げたのは優れていた。

ゲームを意識してより多くのキャラに焦点を当てたのも、
制作側の思惑としてよく分かるし、一貫している。
史実でGⅠを勝てなかったが、
多くの人の記憶に残っている馬を揃えたチームカノープス。
これを大きく取り上げたのも
ゲームを意識した構成で、ナイスネイチャや
イクノディクタス、マチカネタンホイザ、
ツインターボなどの面々にそれぞれ見せ場があった。

個人的には「鉄の女」と呼ばれ、GⅠ2着が2度も
ありながら、51戦もしたイクノディクタスのファンだった。
賞金5億円突破を果たした初の牝馬として知られる。
牡馬のマックイーンが牝馬のイクノディクタスのことを
大好きだったのは有名な話で、同じレースに出走するときなどは、
マックイーンがレースに集中するように
主戦の武豊がいつも気を遣っていたそうだ。
1期であまりにもマニアックな表現をしていたため、
そういう細かい描写もつい望んでしまう。

アニメでも描かれた1993年の宝塚記念は、
マックイーンが勝ち、イクノディクタスが2着。
レース時は、大好きなイクノのこともきっちり負かしている。
ちなみにこのレースの馬券を取ったのだが配当は安かった…
その前の安田記念でイクノが2着に来て高配当だったレースは、
イクノをずっと追いかけていながら取れなかったという。
何とも競馬あるあるの話なのだった。

私の場合、いちばん心を動かされたのは
ライスシャワーとミホノブルボンの
ライバル同士のストーリーだった。
序盤から天才少女として注目されていたミホノブルボンや
メジロマックイーンを追いかけ続け、
地獄の特訓と狂気もはらんだ精神状況によって
菊花賞や天皇賞春を勝つ話は、
物語的にも競馬ファン的にも心に響くものがあった。
特に実際の天皇賞春では、これまでの最低体重の430kgという
牡馬としては、異例ともいえる極限状態で挑んだ。
そのシーンをライスの執念として表現したのは見事だった。
{netabare}レースではマックイーンを徹底マークして、
最後には勝ち切るという見事なヒール役を演じたのだ。
世間から疎まれる存在としてライスシャワーを
描いたのは秀逸だった
アニメでは、勝利したあとの寂しさを漂わせ、
ミホノブルボンとの関係性も表現することで、
より深みを感じさせる物語となっていた。{/netabare}

ただ、残念だったのは、やはり2期はゲームのための
アニメ化であって、全体の構成という部分では、
1期より落ちることだった。
個人的にはライスシャワーを登場させるのなら、
せめて2度目の天皇賞春まで描かないと、
物語としては完結しないと思っている。
マックイーンに勝った天皇賞春以降が、
ライスシャワーにとっての本当の試練なので、
そこを省くのはあり得ない。
長いスランプを経験して、イチかバチかの戦法で
二度目の天皇賞春を制覇したことで、
それまでヒール役でしかなかったライスシャワーが、
大衆から受け入れられ、愛される存在になったのだ。
テイオーの話なので、ライスは関係ないといえば
それまでだが、ブルボンにしてもライスにしても
テイオーの話が薄いため、場つなぎとして
登場させたようにしか見えないのは不満点だった。
史実通りではなくてもいいので、
この2頭については、もう少し何らかの決着をつけて欲しかった。
また、レースシーンは1期に比べると、
圧倒的に迫力不足。これもゲーム用のCGを流用しているためか、
仕方がない部分だろうが、構図面では面白くない絵作りだった。

とは言え、ライスシャワーやミホノブルボン、ツインターボなどを
テイオーと絡ませたのは、上手い構成だったと思う。
全体の物語やキャラの描き方について、
ゲーム化という縛りを考えると、
アニメスタッフは最良の仕事をしたのだろう。
それは分かるのだが、イクノディクタスやライスシャワー、
ミホノブルボンに思い入れのある者としては、
つい愚痴りたくなってしまうのだった。

1期に比べると、競馬についての細かいネタは、
ほとんどなくなってしまったが、
キャラにクローズアップして、
それぞれの想いを表現するという部分では、
1期を上回っていたと思う。

テイオーの最後のレースは、
オグリキャップに並ぶほどの競馬の名シーン。
いつまでも語り継がれるだろうひとつの場面を
アニメの表現によって昇華させた。
(2021年4月18日初投稿)

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 496
サンキュー:

65

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1期より良かった

良かった所
主役が交代したこと。
王道すぎるスポ根展開だが出来が良いので、がっかりしない。
レースは抜くか抜かれるかの単純な展開だがそこを上手く演出してるので飽きさせない。
作画などアニメーションとしての出来も良い。

だが自分はハマらなかった。
擬人化というジャンルが受け入れにくくて。
嫌いじゃないから見れるけどハマれない。
感情移入しきれなくて1歩引いて見てました。

元々競馬はやらないし史実は知らないし、競走馬の名前知ってるくらいの情報しかない。
興味は無いです。
そういう人でも競馬やっちゃうくらいハマってたりするけども自分はその段階まで上がらなかった。

でも自分がハマらなかっただけで本当に出来が良いと思います。
悪い所はほとんど見当たらない。
1期は商業臭を感じたがそれがほとんど無くなって純粋にアニメを見せようという風に感じた。
実際のところはわからないが制作陣が利益に貪欲にならずしっかりアニメ作りと向き合ったんじゃないかなと思えて好印象だった。もちろん利益を出すことは考えてるだろうけど。

ソシャゲ絡むアニメは可愛いキャラと若手声優を前面に出すだけの薄っぺらいアニメになる事が多いのだが、この作品はしっかり作ってる。
だからこそアプリの実装が遅れても多くの人が迎え入れてくれたのだろう。
こういう作品の時はいつも書くけど、ベタでもテンプレでも王道でもちゃんと作れば面白い。
最初はマンネリ感あるかもだけど見ていくうちに面白くなる。
近年つまらないテンプレアニメが多いのでこういうアニメが増えて欲しいものです。

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 227
サンキュー:

10

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ゲートが開く時

【First impression】

第2幕
 2話目からこんな泣かされてしまっては、もう次からどうしたら良いの?
 最高のスタートを切りました。このまま逃げ切り今年のナンバーワンになってくれ! トウカイテイオー!

【Story synopsis】

 ウマ娘それは、走るために生まれてきた。別世界の名前と魂を受け継いで走る。それが彼女たちの運命。
 彼女たちは走り続ける。瞳の先にあるゴールだけを目指して。

 シーズン1のプロローグを簡略化した説明ではあるが、我々が画面を通じて観ている世界は別世界。
 しかし、この世界には我々と同じく、苦しみも、悲しみも、楽しみも、喜びもあるどこか通じ合っている世界なんだ。

 さぁゲートが開いて、物語が走り出す。

【Staff】
 アニメーションプロデューサー 増尾将史
 監督             及川 啓
 シリーズ構成         石原章弘 杉浦理史
 キャラクターデザイン     椛島洋介 辻智子
 演出             種村綾鷹

 アニメ制作会社が1期のPA.WORKSから2期になりスタジオKAIに変更された。とはいえ、監督は同じだったりキャラクターデザインも同じという上手く引き継いだため、あんまり違和感はない。むしろ良くなってるというのが、1話目からの感想。
 まぁどのアニメも1話目の作りはしっかりしてるものですが、もっと良かったのは、1期からの引継ぎでシリーズ構成も杉浦理史が担当していたり、1期と同じ、脚本家を使っていたりと、プロデューサーがまた優秀だと感じました。
 とはいえ、一番はやっぱり監督の及川 啓さんアウトブレイクカンパニーが好きでそれからなんとなく名前をよく見るような気がしていたりましたが、ここでレビューを書いている『ヒナまつり』でも監督をしていますね。
絵コンテも書けて、演出もできて、画も描ける。
 しかも、丁寧で面白い。制作内部の状況は分かりませんが、良い監督なのではないでしょうか。

 個人的な新発見は演出の種村綾鷹さん。担当したのは10話だけれど、ここはこの作品を最後まで観た人なら印象に残っているだろう。
 そうです、ツインターボ回です。トウカイテイオーの復活のきっかけを作ったとても大事な回。
 そこで、なんと絵コンテと演出の両方をやっているんですね。
 10話目はなんか色々と大変な回だのかもしれません。いつかどこかでまた名前を目にしたいなと思います。

【Review】

 擬人化、美少女、スポコン、ギャグ、ドラマ。
 色々な要素が組みあがっている割にバランスよくまとまった傑作のアニメではないかと思います。
 モチーフを馬にしたのが、良いアイデアでこれにはすでにドラマがあり、現実とのリンクがありフィクションでありながら、ある意味ノンフィクションでもあるという離れ業なんですよね。
 キャラと実際の競走馬がしっかりと重なって見えるがすごくて、それは本当にあったドラマを擬人化美少女で再現しているから。

 個人的にポリティカルフィクションが結構好きで、これって現実とのリンクが見えやすいからなんですよね。
 ノンフィクションを生々しく見せることもスゴイと思うのですが、やっぱりフィクションをノンフィクションに感じさせる事ってもっとスゴイと思っていて、だから驚かされたり、見せようとしてるテーマ性が直撃するんですよね。作り物であるが故に。

 彼女たちは作られた虚像、別の世界の生き物。
 でも、彼女たちの見せる汗と涙は本物だったんだ。
 だってそこに彼らは実際に居たじゃないか、努力もしていた。
 
 だから彼女たちの努力や起こした奇跡は本物だ。
 そこに胸を打たれてしまいます。

 ひとりひとりの繋がりはもしかしたらっていう想像だし、フィクションだけれども、もしかしたら彼らにもそんな意識があったのかもしれない。


 推しウマ娘は、メジロマックイーンです。強がってる女の子の涙を見たら好きになっちゃうよね。あそこの絵もメチャ良くて力も入ってる感じ最高でした。演技も良かったです。マイベストシーンかもしれません。

投稿 : 2021/04/17
閲覧 : 273
サンキュー:

23

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いい大人が作り話の主人公を涙流しながら応援した

一期より攻めてくる。

宝塚記念前の練習から最終話まで感情が揺さぶられ続ける。12話のマックイーンの号泣にもらい泣きしない人はいないと思う。
最終レース結果は始めから誰にでもわかっている、当然作り話なんだけど、涙しながら応援した。

自分は単純な方なので、完全に洗脳されました。

投稿 : 2021/04/16
閲覧 : 311
サンキュー:

27

ネタバレ

ねこ太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

安易な女性化でオタクホイホイかと侮っていた

競馬歴25年。最初に見たレースは阪神三歳牝馬ステークスのビワハイジ。
競馬史にも目を通したり、けっこうなサラブレッド好き。
それを女性化してちょっと侮辱してるのかと思ってたけど暇だったので一期から見てみるとなかなかに面白い。
特に小ネタや史実を元にした暑い展開や友情。
二期はバチバチのやり合いが面白い。これは競馬を知らないアニメファンを競馬に取り込める。
 Eclipse first, the rest nowhere「唯一抜きん出て並ぶ者なし」
伝説的な三大始祖に次ぐ名馬エクリプス まさかその名前が出てくるとは思ってなかった。
たづなさんは幻のダービー馬トキノミノル、理事長はアプリで出てるけど大種牡馬ノーザンテーストかな
こういう演出が面白い。
最初に好きになったライスシャワーが二期に出てくるのも、すごく感慨深い。
予後不良になった宝塚記念、勝ったのはダンツシアトル、今でも覚えてる。
競馬ファンに というより、サラブレッドの素晴らしさと儚さ、魅力を多くの人に伝えて欲しい。

投稿 : 2021/04/15
閲覧 : 228
サンキュー:

12

ネタバレ

けいすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今こそ観たい秀作

アプリ版の配信を機に1期から視聴しました。実在の競走馬を擬人化した個性豊かなウマ娘達がトレセン学園を舞台に最速を目指し競い合う物語です
1期のスペシャルウィークに代わり同じチームスピカのトウカイテイオーが主人公となっており、ライバルにはこれまた同チームで史上最強のステイヤーとも呼ばれるメジロマックイーンが据えられています。1期に比べ栄光と挫折、そして挫折と栄光が最初からより色濃く描かれており、それぞれ根っこは同じくしながらまた違った魅力を持った良い作品になっています
使用されている楽曲や作中のキャラ達の言動、行動から「諦めない」、「精神は肉体を凌駕する」といったスポ根らしい熱いテーマが強くプッシュされており、逆境を乗り越えた実際のトウカイテイオーの存在が説得力を高めています
{netabare}先に書いた通り1話目からして前作の明るさを受け継ぎながらもいきなりテイオーの故障から始まるシリアスなものになっており、アニメスタッフのセンスもあり1話から視聴者の心をグッと掴む作りに仕上がっています。そのおかげでテイオーが自分だけで出した答えとマックイーンを始めとした周りの人々に心動かされて出した答えそれぞれにじっくり時間をかける事が出来、話の節目やこの作品の見所の一つであるEDの演出に感動するだけの中身が詰め込まれていたと思います
この作品の癒しであり鍵を握る存在でもあるチームカノープス(特にツインターボ)やマックイーンにとってテイオー以上の壁となったライスシャワーも魅力的に描かれていて非常に大きな見せ場があり、それがテイオーに影響を与えたのもポイント高いです
特にテイオーはもう二度と立ち上がれないんじゃないかというぐらいの後半の絶望的な場面で最大の大役としてターボを持ってきたのは驚きましたし本当に感動しました。心の壁すら越えていく底なしの前向きさとテイオーの強さを一心に信じ続ける純粋さを持ったターボじゃないと出来ない事なんですよね。そこから立ち直ったテイオーのかっこよさで1話から積み上げてきたものが爆発するカタルシスがこの作品の最高な所で、シリアスなスポ根にしたのは英断だったと思います
個人的に残念な所はレースが一部カットされている所ですね。ジャパンカップは色々な事情があったと思うんですが、最終回は美容師や番長みたいなネタ枠のモブに尺使うならレースをフルで見せるかウマ娘達の反応をもっと見たかったですね。全編真面目でいい回ですし。解説モブは好きですし医者とかはジーンときましたが・・・{/netabare}
総評として、競走馬の擬人化美少女が歌って踊ってなんて・・・という先入観だけで見ないのは勿体ない、しっかりと作り込まれた熱いスポ根アニメでした。新たな生活が始まる今の時期こそこの作品が与えてくれる諦めない強い気持ちや元気が力になると思います

投稿 : 2021/04/14
閲覧 : 197
サンキュー:

14

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後出しじゃんけん

動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら、幼生や幼体の性質が残る現象をネオテニーという。

涙を流して泣く動物は生物界でただ一種、人間だけだそうである。
それは、人間が人間たる証、長きに渡る世代を重ねながら、引き伸ばされたきた幼児性の発露であるという。

始まりは存在を主張するためのみであった泣くという行為が、子供社会とでもいうべき未熟な期間を通じて共感を得るための大切な手段となってゆく。
それこそが感泣、感動の涙を流すことであり、大人の社会においても大切なスパイスなのだ。

体の成熟に比して、幼さの残る顔立ち、所作、性格。
でも頑張るのである。
そして涙するのである。
まさに、あざとさの極み、後出しじゃんけんなのだ。
トドメは、「こんな私じゃ、ダメだよね〜」ときた。

ばきゅ〜ん!

ノックアウトである。

ツインターボ師匠!
ライスちゃん!

イイ!

投稿 : 2021/04/14
閲覧 : 407
サンキュー:

34

次の30件を表示

ウマ娘 プリティーダービー Season 2のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ウマ娘 プリティーダービー Season 2のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ウマ娘 プリティーダービー Season 2のストーリー・あらすじ

「ウマ娘 プリティーダービー」は、Cygamesがゲーム・アニメ・コミックなどで展開するクロスメディアコンテンツで、競走馬の魂を受け継ぐ存在であるウマ娘たちが競い合う架空のレース競技<トゥインクル・シリーズ>と、一流の競技ウマ娘を目指す少女たちが通う「トレセン学園」を中心とした物語が描かれる。作中にはスペシャルウィークをはじめとした名馬たちをモチーフとしたウマ娘や、皐月賞、天皇賞といったレースが実名で登場する。2018年4月~6月にはTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」が放送されたが、2021年1月4日より放送予定のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は待望の続編となる。第1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカを中心としたストーリーだったが、「Season 2」では伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフに憧れるトウカイテイオー、そしてそのライバルであるメジロマックイーンにスポットが当たるようだ。(TVアニメ動画『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2021年冬アニメ
制作会社
スタジオKAI
公式サイト
anime-umamusume.jp/
主題歌
《OP》スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)トウカイテイオー(CV.Machico)ウオッカ(CV.大橋彩香)ダイワスカーレット(CV.木村千咲)ゴールドシップ(CV.上田瞳)メジロマックイーン(CV.大西沙織)『ユメヲカケル!』《ED01》トウカイテイオー(CV.Machico)『winning the soul』《ED02》トウカイテイオー(CV.Machico)メジロマックイーン(CV.大西沙織)『木漏れ日のエール』

声優・キャラクター

Machico、大西沙織、和氣あず未、高野麻里佳、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、田所あずさ、前田佳織里、花井美春、田澤茉純、遠野ひかる、矢野妃菜喜、立花日菜、沖野晃司、豊口めぐみ

スタッフ

原作:Cygames
監督:及川啓、助監督:成田巧、シリーズ構成:Cygames、キャラクターデザイン・総作画監督:椛島洋介、キャラクターデザイン:辻智子、総作画監督:藤本さとる、メインアニメーター:式地幸喜/小畑賢/中島順/宗圓祐輔、制作協力:P.A.WORKS、美術監督:岡本穂高、色彩設計:中野尚美、撮影監督:並木智、3D監督:吉良柾成、編集:髙橋歩、音響監督:森田祐一、音楽プロデュース:岩代太郎、音楽:UTAMARO movement

このアニメの類似作品

この頃(2021年冬アニメ)の他の作品

ページの先頭へ