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ゴジラ S.P<シンギュラポイント>の感想・評価はどうでしたか?
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
前半良かったけど後半はイマイチだったかな
てとてと さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
takato さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
vivyに続いて1クールでは尺不足案件で残念だった…。テンポが遅いから2クールなのかと思ったら唐突にまとめに入って終わった…。本作SF作品としてやりたいのはわかるが、謎の追跡ばっかでキャラや物語のエモーショナルな盛り上げに欠け、なにより怪獣作品の醍醐味である「強い化け物二体がぶつかる」という小学生的な快楽が足りない。ウルトラマンが出てこないで、ゼットンを倒すための方策の調査から、無重力弾の開発で全部終わった感じ。
初代ゴジラの場合は、対決はなくてもドラマとテーマ性が見事な融合を遂げているから悲劇として見事な完成度に達している。ゴジラと芹沢博士という人間の最悪の業である戦争が産み出した二匹の怪物、2つのアウトサイダーが対消滅して消えていき、残されたリア充な宝田明たちはその悲しみを背負って生きていく十字架を背負わされる。
SF小説だとエンタメとしてのエモーショナルさより、理の追求だけで充分な面もあるが、アニメや怪獣作品はあくまでエンタメとしての面白さの追求から足を離してはいけない。mmdでゴジラ作品の対決をオリジナルに作ってる方がいらっしゃるが、単純に凄い対決を描いてるだけなのに無茶苦茶上がるので是非ご覧頂きたい。近年のゴジラ作品全体に言えることだが、なんでもシリアスめにして格好つければいいってもんじゃない。「ゴジラvsコング」には期待してます。
私の好きな怪獣映画ランキング
1位初代ゴジラ
2位ガメラ2
3位パシフィック・リム
かつくん さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
長いお盆休みの暇つぶしにゾイドを買い漁っていてるタイミングで
キャッチさせてもらっている方がレビューされていたので一気観
感想
浦沢直樹のPLUTOほど尺がないので怪獣同士の対決
などがなく実写版のゴジラみないな物を期待すると
物足りない
知的で物静かな銀ちゃん(有川 ユン)と言ってる事
が難しすぎて何を言っているのか解らない柔ちゃん
(神野 銘)多分この二人が主人公的な位置にいるの
でしょうが押井守みたいな(大滝 吾郎)がうるさ過
ぎてうざい
最初から最後まで色んな意味を持っていたALAPU UPALA
って曲がしばらく頭に残る
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
大貧民 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
実写だと陳腐なファミリー映画になりがちなゴジラ映画ですが、本作は雰囲気も良く見応えがある。
ジェットジャガーも絶妙にダサ格好良く、アクションも良かった。
ラドンがケツアルコルトル系のデザインなのは、今どきの流行りだろうか?
本来はラドンは、プテラノドンとラドン鉱石からのネーミングで見た目も大元の「空の大怪獣ラドン」ではプテラノドンと企画段階での始祖鳥のデザインを組み合わせた姿だが、本作のラドンは翼竜ケツアルコルトルを思わせるデザインで、より生物っぽい。
SF要素も強くなっており、じっくり見ないと理解できない所も多い。
エイ8 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(ゴジラ シンギュラポイント、英語: Godzilla Singular Point)は、ボンズおよびオレンジの共同制作による日本のテレビアニメ作品。2021年4月から同年6月までTOKYO MXほかにて放送された(wikipedia)
この作品を視聴しようと思った理由は単純にゴジラものだったからだが、結果から言えば大当たり。いやまあすごかったっす。
序盤はミステリー風味?で話が進み、おじさんなつかしのジェットジャガーでノスタルジーを誘い、主役格の神野と有川の密度の濃い台詞の羅列はシン・ゴジラを踏襲している?あれ売れたからねしょーがないよねとか思いつつ視聴を続けていたら、え?なにこれ、ちょっとすごいんだけど。
思わず誰が作ったのか確認。そこで出てきた名前が構成、脚本を担った円城塔。輝かしい経歴を誇る芥川賞作家。はえ~、最近の芥川賞作家様はアニメ制作もお手の物ですか、はあ~ため息しかでませんわ。ってよく見たら「スペース☆ダンディ」にも一部かかわっていたのか。あれスルーしちゃったんだよな、今度再放送でもあれば録っておこう。
この作品で言われがちな感想が「難しい」。難解そうに見えるのは単純に難解だからなのだから本気で理解する必要はないと思います(事後的に考察するなら別)。SFファン以外はファンタジーものの独自設定みたいなものと思って見ればそれでOKかと。正直シン・ゴジラだってオタク達が何やらそれっぽいこと早口で言ってんな~って感じで流し見なかったですか?
特筆すべきところはコミュニケーション支援AI「ナラタケ」のペロ2やユングが絶妙に作品を緩和しているところ。あれらがいなければゴツゴツしすぎてちょっと見れたものではなくなるかもしれないというぐらい。個人的には声優さんはよほど素人くさくない限りあまり気にしないのだけど、当作品においては久野、釘宮両名の声がとても心地いい清涼剤として作品をやさしく包んでいた。
ややご都合主義的なところがあったり、あれがラドンってのはいくらなんでも無いんじゃない?とか思わないわけではなかったけれど、全体的には破格のクオリティだと思います。日本アニメとしては他が思い当たらないくらいのハードSF作品。え?こんなのハードSFだなんて言わないって?そうは仰いますが小説ならともかくアニメでこのレベルのScienceFiction作品って何があります?攻殻機動隊的なサイバネティクスもの以外はとりあえず「シュバルツシルト半径」言っときゃ良いんだろ的なSpaceFantasyしか無くないですか?(いや、それが悪いと言うわけではないんですけど。)
最近では「BEATLESS」がかなり良質なScienceFictionものだと思ったけど、エンタメに落とし込んだという意味ではこちらに軍配があがるかな、と。
徳寿丸 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
MuraBustan さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
shino さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
円城塔構成・脚本、ボンズ制作。
規格外のパワーを感じる。
空想生物を研究する院生の神野銘と、
町工場オオタキファクトリーの有川ユンは、
それぞれ旧嗣野地区管理局ミサキオクで、
受信された謎の信号の調査へと赴く。
{netabare}同じ頃、絶滅したはずの翼竜が街へと。{/netabare}
物語序盤はシンゴジラ的アプローチで、
{netabare}ラドンと名付けられた怪鳥の出現に、{/netabare}
人々は困惑し、SNSは祭り状態である。
鉱石ラジオが拾った不思議な異国の民謡、
その波長は何を意味し、何をもたらすのか!?
謎の配置とエンタメ感が絶妙である。
ジェットジャガーのデザインは、
往年のブリキのおもちゃのようで、
特撮ファンにも嬉しい配慮かも知れない。
最終話視聴追記。
世界標準、絵の動きに妥協がない。
{netabare}紅塵に塗れた瓦礫の山と迫りくる破局、
全てを焼き尽くすかの如くゴジラは熱線を吐く。{/netabare}
SF要素満載のゴジラには抵抗もあり、
中盤以降、やや停滞感も感じてはいましたが、
情報量が膨大であるのも意図する処なのでしょう。
ペロツー、ジェットジャガーの活躍が嬉しい。
世界の終わりはいつ訪れるのでしょう。
良質な娯楽作品だと思います。
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
匿名係長 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
新感覚では在りつつも正に『ゴジラ』という作品。
特撮のゴジラの中でも初期やシン・ゴジラのような
人間vs怪獣な構成であり、作中の音楽は勿論あのテーマ曲です!
ゴジラ、ラドン、アンギラス、マンダなどの既存は勿論、シャランガ?というオリジナルの怪獣も見受けられました。
何よりジェットジャガーはアツすぎますw
しかも、その全てにおいてデザインが素晴らしい!!
vsクモンガではヘドラのようなものや、カマキラスのような鎌のある個体も見られるのですが、コレは後の蛾の群れ=モスラ、植物怪獣=ビオランテのようなオマージュだと思われます。
オマージュといえば、OPや特にEDにかなりの数散りばめられていますね!
機龍やビオランテなどの有名なものからショッキラスやM宇宙ハンター星雲人などのファンにしか分からないようなものまでw
特撮のゴジラといえばメッセージ性のある作品が多かったと思うのですが、ゴジラSPは怪獣の怖さやカッコ良さを見つつ、その脅威に主人公達人間がどのように立ち向かうのかを楽しむ作品になってます。
アーキタイプや特異点、破局など、超科学的な話についてはよく分からない部分も多かったのですが、そこは雰囲気で乗り切れなくも無いのでご安心をw
全13話のアニメではあるのですが通して視聴すると、しっかりした一本の映画としてのゴジラを観たようなエモい気分になれます。
さて、最終回ラストにて、
メカのアレ、作ってましたねぇ!!
{netabare}
機龍ではなく、おそらくミサキオク地下の骨を元とした初期型ってのが良いですね!
{/netabare}
ワクワクが止まりませんでしたw
是非とも2期をお願いしたい!
個人的にはゴジラといえばのキングギドラ!
出てきて欲しいですねw
2期あるとして、アレを作っているのなら、キングシーサーやチタノザウルスなんかもワンチャンあるのか!?
もしくはキングコングとか、ジェットジャガー出てきてるんだしメガロ、ガイガン等見たい怪獣だらけです。
なんならX星人にも期待したいw
既存の怪獣はいっぱいいますし、オリジナルの怪獣でも良いので、次回があるならゴジラvs怪獣なストーリーも見てみたいですね(^^)
camuson さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2021年発表のアニメ。netflixで視聴。
東宝が制作するゴジラシリーズ。ゴジラシリーズとして異端であるだけでなく、
アニメ作品としてもかなり異端な部類だと思います。
キャラクターはかなりデフォルメを利かせたマンガチックな路線。
これに、精密なCGにより再現された恐竜のような数多の怪獣と、
難解な科学技術用語およびコンセプトが組み合わさり、
訳が分からない膨大な情報量に溺れそうになるような、
一種異様なな肌ざわりが面白いと思いました。
シン・ゴジラにインスパイアされたのか、
海が赤く染まるだけでは飽き足らず、空まで赤く染まるなど、
過去作品と全く無縁ではなく、オマージュ、リスペクトが感じられつつも、
これまでの作品にはない不気味さが表現されていたように思います。
終わり方も、正直何が何だかさっぱりわからないのですが、
かなり強引に大団円っぽい雰囲気を味わわされ、
何かよくわからないのだけれども、作品の情報量と熱量にあてられて
何だかさわやかな気持ちにさえなりました。
ただ、映像のインパクトが強いのに対して、後に引くような感情的なインパクトは弱く、
緻密につくり込んだであろう設定の労力に見合ってないような気が若干します。
もう1クール使ってじっくりと伏線を回収するような構成にしても、
良かったんじゃないかなとも思います。情報が消化しきれない。
U さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この話はとある港町に翼竜みたいなのが出現した話
ジャンルは怪獣・ロボット
アニゴジ、といえばサンジゲンさんによる「GODZILLA」の方を思い浮かべる人が多いでしょうが、一応こちらもアニゴジということになります。まぁ普通に「ゴジラSP」とかで呼ばれるんでしょうね
まず。本作は人を選びます
内容です。まぁなんでしょ。脚本が円城塔さんだって知った時は「ああやっぱり」と思いましたよ。円城塔さんの作品は未だ2つしか読んでいないので「円城塔が滲み出てる!」とまでは断言できませんが、何となく雰囲気は同じでした。
円城塔さんを知らない方に向けて言うなら本作は「解なし」です。脚本の円城塔さんはSF作家として有名であり、本作のSFは近代的なSF、というより現代的なSFという感じです(伝わって欲しい)。
展開上の明確な答えは存在しなく、媒体や観測者の数だけの解釈が混在しています。脚本や監督が明確な答えを意識して作ったのかは分かりませんが、この作品は視聴者の思考を発生させます。何によって何が作用し結果として何が何をもたらしたのか、自分の頭で考え、吟味し、納得のいく解釈が出来てようやく本作は「完成」します。正確に言うなら考えるまでが本作なのです。意味がわかるようで分からない。進んでいるようで後退している。分かれているようで同一性を有する。そんな不思議の感覚を味わってこそ本作の良さ、というのが分かるものです。しかし、本作を呆気ないと感じる人も少なくはないでしょう
なぜ本作に呆気なさを感じるのか。単純明快、「物語」だからです。物語だからどこか他人事感が強く、「だから何?」と問われればそこでお終いの作品です。そうなるとただの意味不明な作品となり、ただただ主人公達が奮闘して不完全なラストを迎えた本作に呆気なさを感じるでしょう
つまり
人によってはめちゃくちゃ意味不明のつまらない作品になるが、人によっては至高の作品になるかもしれない。
「これは一体誰の話だったんだろうか」ということで本作のレビューを締めます
だいちゅう さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ゴジラ作品としては駄作。
単なるアニメとしては佳作かな?って感じ。
まずアーキタイプやら特異点とかはいいとして。それについてのお偉いさんとか仲間とのやり取りとかがダラダラ長過ぎ。
絵は良いしモンスターのデザインや動きも良い。なのに良くわからん学者話でブツブツ切られる。テンポ悪いですほんとに。
こちらはゴジラアニメを観たいのであって、物理学っぽいやりとりを観たい訳じゃないんです。味付け程度には必要だけど、もう中盤からは考察がとにかくくどい。置いてけぼりも良いとこでした。
そういう展開自体が好きな人は評価も高いでしょう。でも自分はほぼゴジラじゃない、不要な考察多い、テンポ悪いって事で駄作扱いですね。映像が素晴らしいだけに残念。
衛狸庵 さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
要らん物、妄想屁理屈女にふざけたロボット。
私的には単純にゴジラ対自衛隊の方が絶対に面白いと考える。
訳の分からん物理だか科学っぽく見せるためにでたらめな言葉を並べてもなえるだけ。知らんのなら無理に科学的に見せようとせずに「神話」的な物にすりゃいい物をSFぽくしたくて大恥かいてるって感じ。神話にしても体系的な物があるからそれから外れると恥かくしね。
実際、ざっくりアーキテクトなんての取っ払ってもストーリー通じるんじゃねぇの。
それと、何なのあのふざけたロボット。萎えるわぁ。しかも最後の落ちと来た。自衛隊は例え有事であっても国内法にガチガチ拘束されてるから確かに市街地での発砲なんて出来んから違法な行為も結果オーライなら許されるかもしれない民間の馬鹿にやらせた方が良いのかな。例えばイノシシが街中で暴れてもお巡りさんは発砲できない。動物保護法があるから狩猟免許の無い者は野生動物を殺す事は出来ないしね。自衛隊に至っては現在の法律では敵機が日本領内にに侵入しても攻撃出来ない。確実に爆弾を落とした事を確認してからでないと侵入した敵機を攻撃出来ないから厄介な事だ。これも、日本の為に働いていない日本の国会議員が多いせいだからでしょ。アニメとして動きとかはよかったので何とか最後まで見たけど、ほんとこの話の原作者は幼稚としかいいようがない。
pMzNC26468 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
fuzzy さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
イムラ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
<2021/4/19 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
原作はあのゴジラ。
つまり「ゴジラをアニメでやってみた」
3話まで見た感想としては・・・大成功ですよね、これは。
実写ゴジラの雰囲気をうまく残しつつ、
アニメならではの表現力で最大限活かしてる。
物語もよく練り込まれているようで、極めて自然なSFになってる。
例えばコロナ禍の学術研究で昨年から一気に注目を集めるようになった「プレプリントサーバ」なんてものを小道具に使うあたり、設定も時代に合わせて細かく考えられてるなとか感心したり。
演出も素晴らしい。
ちょっと残念なのが髪型と死んだ魚のような目をした銀さんみたいな風貌の主人公?の人。
今んとこキャラがよくわかんねえ。
何言ってるか所々よくわかんないし。
そういう電波キャラなのかもですが 笑。
まあ、でも段々と馴染んでくるんだろうな。
というわけで、
少なくとも本作は3話まで見た限りではかなりの良作なんじゃないかと思う次第です。。
<2021/8/7 追記>
オンタイムで最終話まで見たのですが、レビュー更新するの忘れてました
面白かったです。
難しくて半分も理解できてないけど 笑
日本語字幕あり版で見てみたいな
わからない用語一つ一つをネットで調べながら
物語はよくわからないもののやり切った感はありました。
終始緊迫感もあり
そしてジェットジャガーが癒してくれる 笑
ジェットジャガーが強すぎて笑う
続編欲しいな
なんならジェットジャガーが主人公でも自分はOKです
scandalsho さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
序盤「おおっ!これは!」
中盤「お、おう!?」
終盤「はぁ?」
手短に感想を言うとこんな感じかな?
序盤の引き込まれ度はかなり高かったけど、中盤、「アーキタイプ」、「オーソゴナルダイアゴナライザー」あたりで突き放され、ラストの展開には呆れちゃった感じです。
序盤。
謎が謎を呼ぶ感じ。
絶妙に交わっていく主人公の二人。
可愛いペロ2。久野美咲さんの貢献度はかなり高いです。
一気に引き込まれちゃいました。
中盤。
「葦原」
謎の多い人物。
ここまでは良かったんだけど・・・。
「アーキタイプ」、「オーソゴナルダイアゴナライザー」あたりで突き放された感が半端ないです。
『そういう物だ』と割り切って進むしかない感じ。
終盤。
最終決戦までの緊張感は良かったと思います。
とても良かったと思います。
ただ、ラストがねぇ・・・。
{netabare}スペックが上がったのはともかくも、何故大きくなった?{/netabare}
「はぁ?」が正直な感想です。
今後に続きそうなラストには、少しだけ期待したいです。
olmo さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ゴジラって何だっけ?と忘れている方も見れる作品です。(かく言う自分も忘れていた……)
1〜3話まで観た限り、アクションはしっかりしていましたが、キャラ設定が説明不足なのがちょっと気がかりです。
まだ始まったばかりなのでその辺の評価は変わると思いますが、十分リアルタイムで追おうと思える作品でした。
ちなみに同時期のSSSS.DYNAZENONと比較しながら見てみると面白いかもしれませんね(自分はDYNAZENON派)
追記(2021/05/23)
{netabare}
9話まで見ましたが、ようやくゴジラが出てきて面白くはなりそうなのですがそこまでそれぞれのキャラクター説明があまりなされぬまま、状況に応じてただ人間のキャラクターがセリフ(ただの説明文)を吐いていているだけの印象が強く感じます。
もう少し各キャラクターを掘り下げるなり何なりを序盤の数話でする方が良かったかもしれませんね。{/netabare}
総評(2021/07/16)
{netabare}最終回まで観ましたが、終わり方はジェットジャガーの謎パワーでゴジラをぶっ倒すと言った突拍子のない終わり方でした。(一体今まであの2人は携帯で何を会話していたんだ…)
またエンディングの後には博士がゴジラの死骸で何かを企んでいるシーンがあり続編もある雰囲気ですが、正直お腹一杯です。
総評としては思わせ系アニメは1クールだけでお腹一杯です。{/netabare}
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
公式サイトに「ゴジラ映画ヒストリー」が記載されていたので覗いてみると、第1作が公開されたのが1954年の11月3日だそうです。
そこから、日本で制作された実写版が全29作で、ハリウッドで制作された実写版が全3作。
そして日本で制作されたアニメ版が2017年から2018年に公開された映画『GODZILLA』の3部作ということで、これまで何と35作もの作品が作られていたんですよね。
改めてキャラクターとしてのゴジラの人気の高さを知った気がします。
とは言え、ゴジラシリーズは幼い頃に何作か見た記憶がありますが、物語どころかどの作品を視聴したのかもすっかり忘れてしまっている状態だったので、私にとっては結構新鮮な気持ちで視聴に臨むことができました。
2030年、千葉県逃尾市。
“何でも屋”な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、
誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。
空想生物を研究する大学院生の神野銘は、
旧嗣野地区管理局“ミサキオク”で受信された謎の信号の調査へ。
まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、
それぞれの場所で同じ歌を耳にする。
その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。
孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。
果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
完走して思ったこと…
ストーリーが頭に入って来なかったのは何故なんだろう…と今でも考えています。
2人の主人公がアプローチは異なるものの、同じくゴジラの脅威に立ち向かっているという幹の部分は理解できましたが、枝葉の部分が難解だったのか、私の理解が悪かったのか…
そもそも、ゴジラや怪獣がどうして暴れているのか、人類に危害を加えるのかがサッパリ分からなかったんですよね。
ゴジラって、人間の味方じゃなかったの…?
と思っていましたが、どうやら公開初期の頃は人類にとって恐怖の対象だったみたいです。
ゴジラが恐怖の対象って…恥ずかしながら知りませんでした^^;
私自身がこんな感じだったので、宮本さん、くのちゃん、くぎゅが頑張っていたのは肌身で感じましたが、物語には正直あまり入り込めませんでした。
それと、私の集中力を削ぐ要因が2つあったのも事実です。
1つ目は、くのちゃんの演じている「ペロ2」がずっと「ゼロツー」に聞こえていて、名前を呼ばれるたびに、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の「ゼロツー(CV:ハルカス)」が脳裏をよぎったこと…
そして2つ目は、物語の中で「紅塵(こうじん)」が街を覆いつくす場面があるのですが、普段「こうじん」という単語自体に聞き慣れていないせいか、聞くたびに「虚構推理」の「鋼人七瀬」と、あかりん演じる琴子ちゃんが脳裏をよぎっていたこと…
極力考えないようにと思っていましたが結果的にダメでしたね^^;
理解できたらきっと面白い作品だと思うんですけれど…
もう1回視聴したら印象が変わるのかもしれません。
オープニングテーマは、BiSHさんによる「in case...」
エンディングテーマは、ポルカドットスティングレイさんによる「青い」
個人的にはオープニングの楽曲が好みでした。
1クール全13話の物語でした。
作画もしっかり動いていましたし、怪獣も迫力があって見応えは十分だったと思います。
最終話で、続編への布石と思える1シーンがありましたが、続編はあるんでしょうか。
続編があるなら、この作品を再マラソンして視聴に臨みたいと思います。
nyaro さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ちょっと冷静になってからの追記です。本作の何が気に入らないかを冷静に考えると、現実の世界という系の上に完全に別の系を乗っけてSFオナニーをしているように見える点です。ここでの系というのは法則が完結する一つの閉鎖した理屈だと思ってください。
ゴジラSPの物語の構成は多分よくできているのでしょうが、最終話になるまでは同じ現象を別の系を使って説明できるような気がしてなりません。つまり、物語を見ながらの考察が不可能だと言いたいわけです。
結末を見てから、あれはこういう意味か、とか、そういう表現だったのね、という楽しみ方はできるでしょう。でも、途中までは物語は構造的に別の系の別の解釈に置換可能な気がします。
つまり、サイエンスになっていない気がしたからです。子供が自分のルールでなぞなぞをして「はい、君間違い」といわれている気がしたともいえるでしょう。
ユークリット幾何学では、非ユークリット幾何学は解けないということです。非ユークリット幾何学内の事象としてルールの説明があって、フェアな物語展開がされれば、立派にSFになるのでしょうが、これはクリエーター側の騙しに近い作品に見えます。
最後に平行線の定理が違うもんねーと言われている気がしました。
また、ゴジラという存在がメタ的に扱われている気がします。本作において、ゴジラという名を冠した作品だからゴジラが出てくると言っているようにしか見えません。これもゴジラでなくても成立する部分です。
ゴジラが出現した理由って結局語られてないですよね。これってゴーストバスターズのマシュマロマンだって言われている気がしてなりません。
つまり、ゴジラSPという閉じた系の中で、SFオナニー、考察オナニーはできるでしょう。それは深く考えさせる話かもしれません。それが面白いという人も沢山いるでしょう。
ですが、私はSF作品でもゴジラ作品とも言えないだろうと思ったわけです。深掘りと考察が足りていない可能性は十分ありますが、ゴジラが出なさすぎて頭にきて最後は流し見だったので。私の見た範囲ではそうとれました。
以下、以前のレビューです。
{netabare}13話まで見て。非常に不愉快です。面白い面白くないは好み、向き不向き、気分があるので人それぞれです。
でも、本作はゴジラを冠してゴジラではない。SF設定があるように見せかけて、未知の物質、未知の理論、未知の解決方法ってなんですか。言葉だけ特異点特異点って、ホーキング理論やビックバン理論の説明の新解釈みたいなわけでもないし。
そして、アプリレベルのAIの進化版が解決?もう、滅茶苦茶です。
ネット○リックスは日本の視聴者を馬鹿にしているとしか思えません。
最後まで見たのは、面白いからではありません。最後まで見たけど滅茶苦茶だった、と言いたかったから我慢してみました。
6話までの感想
職人肌の老人が活躍する。性格がひねくれた主人公とそのバディ、そして、年若い天才少女科学者。
その他、人物造形はちょっと笑ってしまうくらいテンプレです。
プロットも、広がっていた謎が収束していくタイプの構成で、謎の作り方としては、個々の要素にこだわる必要はなく、結局は、どこかでバーンとゴジラ登場で盛り上げるんだろうなあ、という感じ。エンディングの捻りを期待したいところ。
SF要素として難解な用語をちりばめた疑似科学で説得性を持たせている感じで、これも見ていて赤面する感じがあります。
しかし、作画は奇麗、動きもいい、何よりヒロインが滅茶苦茶可愛い、というアニメとしての強みは素晴らしいです。
また、プロットや話の組み立て方はほぼテンプレで、展開は読めるのですが、ストーリーは面白いので、楽しむ分にはかなり良質の作品かと思います。
まあ、強いて上げればゴジラである必然性があるか、でしょうね。本来、ゴジラはどこまで行っても反核兵器が主題であるべきで、その意味では本作はゴジラではない気がしますが、これもいい意味で裏切って欲しいところです。
7話見て追加
冒頭からゴジラのテーマ音楽きましたね。特にOPの後のストリングスでゴジラの主題が流れてるのがゾクゾクしました。
{netabare}ですが、あの地元の伝承はちょっと…と思います。あれだけ近世的な絵があるなら、前にゴジラでてたときの記録は普通にあるだろうと思いますよね。あれがなくても話は展開できるのですから、ギミック多すぎの謎のための謎はちょっと恥ずかしくなるのでやめてほしいです。
紅塵 こうじん(漢字わかりません)を無害化できる。でましたね。ということは、アンギラスサイド×ゴジラ・ラドンサイドの戦い?アンギラスの周辺には赤い砂はないし、時間をさかのぼれるし。
それはそれとして、ゴジラ対アンギラス&ジェットジャガーをやるなら、オーソゴナル…アナライザーとかいう話をベースに置かないほうが良かったのではと思います。未知の物質にストーリーの骨子を委ねるというのはよっぽど練らないと厳しいですよね。SF設定としてうなるわけでもないし…{/netabare}
ゴジラが暴れるところは見たいので、まだ、見続けます。がんばってほしいなあ。
8話みて。
いや、怪獣パートすごいじゃないですか。なんで、これをもっと…。
この世は神のコンピュータみたいなやつはいいので、ゴジラですよ、ゴジラ!
9話です。
あのゴジラを爆撃とかありえないでしょう。人類はそんなに馬鹿じゃないです。それに、バンカーバスターでゴジラを攻撃する絵はシンゴジラで見ました。新味が全然ありません。
クモも面白くないし。ヘドラにでも化けるんですかね?それにしたって2週は引っ張りすぎ。
観念的なSFになっていないSFで謎を作っている気になっている。なんか、言葉を弄んでいるだけ。全然興味が持てない。
最後の期待はやっぱりゴジラの映像ですけど…いや、この分じゃ駄目かなあ…。
10話 ゴジラ来たー!!!
まあ、映像はシンゴジラですが、いいです。あと5話早く…でも、まあ、やっとです。
なお、もう怪獣シーン以外は飛ばしてます。どうでもいいので。
11話 ………。誰かようつべにゴジラのシーンだけアップしてください。いや、違法ですので、嘘ですけど。これ2クールなんですかね。
12話です。もはやゴジラの名をかたった詐欺に見えます。なんなんでしょうか。なぜ、時間とか計算とかいう抽象概念を弄んでSFをやっているように見せかける?解決のための味付け程度ならまだ許せるが、中心にもってきておいて何のSF的な深みもない。
SFへの裏切り、ゴジラ詐欺。最悪です。 {/netabare}
Dave さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中盤までは家族で結構楽しめました。小出しにすることでスケールの大きさを感じることができたし、何がどうなるんだろうというワクワク感もあった。しかし終盤が酷かったので、もったいない作品だったなという印象です。
1.21世紀らしいゴジラ×アニメ
ゴジラに関しては、過去にゴジラ映画は視たことがある、だけどそんなに内容は覚えてはいない、というくらいのレベルでした。アニメ版ってどんな感じだろう、21世紀に怪獣ってどう描くんだろう、と思って視聴を始めたんですが、AIとか出てきてちゃんと今っぽいしアニメとしてのクオリティも高いなと引き込まれていきました。クラシックな感じのメカが出てきたかと思いきや中身は近未来AIだったりしてギャップも面白かったし、ロートル爺さんが大活躍だったり、クラシックな素材に今っぽい表現や設定が加わっていたりと、バランスも良かった。
2.SFのルール
問題は終盤ですね、おそらくほとんどの人が「ついていけなく」なっただろうと思います。怪獣というコンテンツを出すにあたって、それらしい設定が必要だったことは分かります。既に60年以上経過したコンテンツですから、その発生原因や設定についても大幅にアップデートしようと意気込んだのでしょう。しかしフィクションだからこそ、わかりやすい設定が必要だと思うんですよね。結局のところ、どれだけあーだこーだとこねくり回したところで「~という作り話」に過ぎないわけですから、それっぽい嘘科学用語をたくさん出したところで意味はないわけで。要はフィクションなりに、どういう「ルール」が設定されていて、問題をどうルールに従って解決するか、というシンプルな話を視聴者に理解させる必要がある、それだけです。
現実・科学が複雑すぎて理解できないのはこちらの理解力が低いだけ。
フィクションで複雑すぎて理解できないのは作り手が悪いだけ。
3. 傑作のポテンシャルを持つ良作
この点、本作は終盤に至って伏線の回収ではなくて、煙に巻くような意味不明な似非理屈に尺を使ってしまって、おもしろさが半減しました。音楽もめっちゃカッコよかったし、途中までテンポよくグイグイ引き付けていっただけに、拡げた大風呂敷の回収が煙に巻いて終わるだけになったのがとても残念です。もし最後が納得エンディングだったなら、傑作と評価していい良作でした。
STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
キャポックちゃん さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
【総合評価☆☆☆☆】
SFとは畢竟、リアルなホラ話だ。ガルシア=マルケスらのマジックリアリズムと同じく、観念を自在に操作できる文学でこそリアリティの純度が高まるのだが、映像表現にパワーがあれば、映画やアニメでも優れたSFが生み出せる。『ゴジラS.P』は、怪獣を主役としたSFアニメの秀作である。
ジャルゴンを撒き散らした脚本が(良い意味で)見事な目眩ましとなっているものの、話の筋は至ってシンプル。{netabare}日常の片隅に非日常の兆しが現れ、しだいに異常性が増殖し、ついには世界崩壊へと至(りそうにな)る物語である。こうしたメインプロットは、黒沢清の傑作『回路』とそっくり。『ゴジラS.P』では、“紅塵”や“超時間計算機”のような謎を解く鍵かと思わせるアイテムが登場するが、『回路』における「ネットから幽霊が溢れ出す」という設定と同じく、一種のマクガフィン(話を進めるためだけに導入される設定・道具)だと割り切った方がいい。{/netabare}
【迫力ある怪獣の造形】
『ゴジラS.P』の主眼は、怪獣たちの造形にある。CGを用いた滑らかな映像が、大迫力を生み出す。
怪獣のデザインには、3つのパターンがある。第1は、ラドンやマンダのように、古生物学や神話、先行作品から原型を借用したもので、最も効果を上げている。第2は、ゴジラの造形で、『シン・ゴジラ』を踏襲し環境に応じて大きく変態する。『シン・ゴジラ』がなければ驚異的な表現だが、いかんせん、二番煎じの感は免れない。第3は、恐竜をベースに突起物やカラーリングで粉飾したアンギラスとサルンガ。ウルトラセブン以降のウルトラ・シリーズに登場する怪獣たちを思わせ、平凡でひねりがない。特に、サルンガのシーンはすべて興醒めであり、その特殊な役回りを考慮して、もっと意表を突くデザインにしてほしかった(諸星大二郎の描くモンスターのような…)。
興奮させられるのは、何と言っても、ラドンとマンダが活躍するシーン。マンダは、東宝映画『海底軍艦』でムウ帝国の守護神として崇められる海竜。鱗をパタパタと動かし体を大きくひねる初登場シーンこそ素晴らしいものの、それ以降はほとんど活躍の場がなかった。ところが、『ゴジラS.P』では何頭ものマンダが波しぶきを上げて進み、迫力満点である。第5話アヴァン、マンダが振り上げた尾を自衛隊のヘリがかろうじて避けるシーンでは、思わず「おおぉおぉぉ」と声を上げてしまった。OPで尻尾だけ登場するところも、要注目。
本アニメのラドンは、翼竜ケツァルコアトルスまんまの姿に描かれる。私は、あらゆる怪獣の中で、リトラリアとともにラドンが最も好きだが、操演が難しいせいか、実写映画では見せ場に乏しい(余談だが、米映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラドンは超絶的にカッコイイ。空中でキングギドラと激突する)。『ゴジラS.P』の場合、外見は私好みでないものの、鳥系の怪獣が活躍してくれるだけで嬉しい。中でも、第3話「のばえのきょうふ」は、初めから終わりまでラドンの独壇場。映画『ジュラシック・パーク』でヴェロキラプトルが人間を追い詰めるシーンに匹敵する、スリルとサスペンスを味わわせてくれる。{netabare}後半でラドンが次々と墜落するところは、東宝映画『空の大怪獣ラドン』における哀切を極めたラストシーンへのオマージュか。{/netabare}
ラドンやマンダの描写では、表面的な派手さを抑制しながら的確なコマ割りによって迫力を増しており、演出の技量が抜群である。これは、隠れた傑作『RIDEBACK』を作った監督・高橋敦史の手腕によるものだろう。高橋は『RIDEBACK』以降、本格的なテレビアニメの監督をしておらず、「干されていたのでは…」と気になる。これだけ才能があるのだから、もっと積極的に起用してほしい。
【脚本の妙味】
見所の多い怪獣たちと比べると、人間はあまり好意的に描かれていないが、これはむしろ円城塔による脚本の妙味と言うべきである。
ステープルドンやレム、ストルガツキー兄弟らの思弁的SFが好きな私は、小松左京や光瀬龍が幅をきかせていた頃の日本のSFは嫌いだった。しかし、今世紀に入って状況が変わる。惜しくも早世した伊藤計劃をはじめ、円城塔、冲方丁、宮内悠介ら70年代生まれの作家が、やや年長の飛浩隆らとともに、社会を飛び越えて世界そのものと人間の関わりを見据える作品を次々と発表し始めたのである(同じ頃、テッド・チャンやケン・リュウらによる中華SFも隆盛期を迎えており、SF文学界では世界的な地殻変動が進んでいるようだ)。
中でも円城塔は、物理学科出身の理系作家として、現実とは異なる世界のあり方を追求する点に特徴がある。小説『文字渦』を(読む人が)読めば凄さがわかるだろう。アニメでは、『スペース☆ダンディ』第11話「お前をネバー思い出せないじゃんよ」と第24話「次元の違う話じゃんよ」の脚本を執筆した。この第11話は、高橋敦史が絵コンテ・演出を担当しており、『ゴジラS.P』での共同作業へとつながったらしい。
円城の作品では、ウェットな人間関係の描写は極力避けられる。主要登場人物は、場の空気を読まず世界の本質に目を向ける変人ばかり。こうした特徴は、『ゴジラS.P』の脚本でも遺憾なく発揮される。
主人公は、神野銘(♀)と有川ユン(♂)の二人。抜群の才能を持つ若い男女が協力してゴジラに立ち向かうというストーリーなのに、恋愛沙汰が全くないのが潔い。二人とも、自分の置かれた状況を客観的に判断できないようで、平然と異常な行動をとる。神野は、現実にはあり得ない生物を考えるのが研究テーマの院生だが、私も「時間が2次元の世界で知的生命は歴史をどう認識するか」などと真剣に悩んだことがあるので、「あ、同類だ」と思ってしまった。
これ以外の脇役は、まともさが災いして危機に巻き込まれる不運な人々(ミサキオク職員・佐藤くんのような)と、主人公以上にクレージーな牽引役(葦原博士とか)に截然と分かたれる。一見マッドなようで、実は結構まともに巻き込まれていくベイラ・バーンがカワイイ。
理系作家の脚本らしく、科学的トピックスが(事実を少し歪曲して)紹介されるところも楽しい。コンピュータを利用した分子設計によって、自然界に存在しない新素材を生み出す試みは、現在、多くの研究者が実際に取り組み中。負の屈折率を持つ媒質も、実現可能性があるらしい。ただし、作中で紹介されるアーキタイプのように、時間方向に負の屈折率で曲げるのは不可能。光子はボソンなので、反粒子が存在しないし…。
ところで、シンギュラポイント(特異点)というホラ話をどう解釈すべきかというと、それは、{netabare}見る人が勝手に考えればいい。{/netabare}
くまくまちゃん さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ゴジラの迫力や絶望感を期待して観るとちょっとガッカリしてしまうかもしれませんね。ゴジラ作品はいろんな作品、作風があり、そういった意味ではゴジラらしい作品かもしれません。作画は奇麗だし何も考えずに見るには結構楽しめました。
taketake4 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
だから、一般人に円城塔は理解できないって
もちろん小説よりはわかりやすいように簡略化されてるんだけど
雰囲気を掴むのが精一杯
円城塔を使ったゴジラってより、ゴジラを使った円城塔だな
ゴジラ S.P<シンギュラポイント>のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
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2030年、千葉県逃尾市。“何でも屋"な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク"で受信された謎の信号の調査へ。まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。(TVアニメ動画『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』のwikipedia・公式サイト等参照)
宮本侑芽、石毛翔弥、久野美咲、釘宮理恵、木内太郎、高木渉、竹内絢子、阿座上洋平、浦山迅、小岩井ことり、鈴村健一、幸田夏穂、手塚ヒロミチ、置鮎龍太郎、小野寺瑠奈、三宅健太、磯辺万沙子、志村知幸
キャラクターデザイン原案:加藤和恵
監督:高橋敦史、シリーズ構成・脚本:円城塔、キャラクターデザイン:石野聡、怪獣デザイン:山森英司、コンセプトアート:金子雄司、CGディレクター:池内隆一/越田祐史/鈴木正史、VFXディレクター:山本健介、軍事考証:小柳啓伍、美術デザイン:平澤晃弘、デザインワークス:上津康義、美術監督:横松紀彦、色彩設計:佐々木梓、撮影監督:若林優、編集:松原理恵、音響監督:若林和弘、音響効果:倉橋静男/西佐知子、音楽:沢田完
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