Eila✝ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
この三人は最高だよね(´∀`*)
オズ=ベザリウス
声:皆川純子 / 同左
年齢:15歳(本来なら25歳) 身長:162センチメートル
本作の主人公で、四大公爵家の一つベザリウス家の嫡男。金髪、碧眼の少年。陽気で悪戯が好きだが、従者であるギルバートをいじめることが半ば趣味という腹黒い性格。察しが良く、大人びた一面も持つ。先祖(ジャック)譲りの女好きで、特に年下が好み。また、妹のエイダを溺愛している。
15歳の成人の儀の際にバスカヴィルの民によって闇の監獄・アヴィスに堕とされ、そこで血染めの黒うさぎ(アリス / ビーラビット)と違法契約を交わし、アヴィスを脱出したが、時間の歪曲によって脱出した先は10年後の世界だった。その後は、自分がアヴィスに堕とされた理由とアリスの欠けた記憶を探すため、アリスと共にブレイクの部下としてパンドラで働くことを決心。 血染めの黒うさぎ(アリス)の力による負担を抑えるため、普段は鴉の力を用いてギルバートの左手で力を封印している。
しかし、刻印の針が進むにつれ、封印に関係なくオズ自身が黒うさぎの力を振るうようになる。その際はアリスの大鎌と鎖を武器とし、瞳が赤く染まる。また、黒うさぎの力を行使している際のオズは普段の様子からは想像のできない凶暴な性格を顕にする。
現在はジャックがオズの精神の中に宿っており、有事の際にはジャックがオズの体を乗っ取ることもある。その際オズは意識はあるものの、体の自由は利かない。パンドラではアヴィスから生還した「奇跡の御子」「英雄の生まれ変わり」などと呼ばれており、「アヴィスの意志」を手に入れるための鍵と目されている。
母は幼い頃に亡くなり、父親は何故か彼の事を忌み嫌っていた為、親の愛に恵まれなかった。そのため幼い頃からオスカーがオズにとっての父親代わりであった。幼い頃に父親から自分の事を「生まれてこなければよかった」と言われた事が心の傷となり、未来や周囲の人間に期待せず、全てを受け入れてしまう様になった。それが危機感のなさや自己犠牲的な言動に繋がっていた。
しかし、エリオットに「自分が傷つきたくないだけ」と指摘され己の弱さに気付き、自分に眼を向けるようになる。それまでは他人に迷惑をかけることを恐れて自分の罪を知ろうとしていたが、ラトウィッジ校の一件があってからは自分の罪を知った後には自分に出来ることを探そうと思うようになる。そして周囲の人間の過去についても積極的に興味をもつようになった。
エリオットと同じく「聖騎士物語」の大ファン。初対面時に好きなキャラクターを罵倒され、第一印象は悪かった様だが今は彼を友人として好いている。
オズ=べザリウスという人間が産まれた直後に、父親であるザイ=ベザリウスが赤子を連れ出しており、オズ=ベザリウスは身体に何か施された、あるいは別の赤子とすりかえられた可能性がある。
アリス(血染めの黒うさぎ / ビーラビット)
声:田村ゆかり / 川澄綾子
年齢:不明 身長:150センチメートル
物語のヒロインで、オズと契約を交わした「血染めの黒うさぎ(ビーラビット)」と呼ばれるチェイン。可愛らしい容姿とは裏腹に、凶暴かつ男勝りで自己中心的な性格であるが、あれこれ考え込まないさっぱりとした部分もあり、時折ツンデレな一面も見せる。小柄な体格に反して、大食いで肉類が大好物。
オズのことを下僕と称し、表面上はぞんざいな扱いをするが、共に時間を過ごす内に好意を寄せるようになる。
失われてしまった自分の記憶を探す為にオズと違法契約を交わし、アヴィスからオズたちがいる世界へとやって来た。
普通のチェインとは性質を異にしており、確立した人格を持っている上に人間を食べる必要がない。本来の姿は大鎌と鎖を武器とした巨大な黒いウサギだが、普段はオズの体に負担をかけないようにギルバートのチェイン・鴉(レイヴン)によって力を制御されているため、黒髪の少女の姿をしている。
実はジャック達と同様に100年前に生きた人間であり、サブリエの悲劇の被害者であった。グレンの手によって塔に幽閉されていたが、サブリエの悲劇の際何者かに殺害された。彼女の死の真相は未だ明らかにはなっていない。アリスにとってそのときの記憶は「破り捨てたい」ほどのものであり、故に自分の意志で記憶を捨ててしまった。しかし、それを知って尚、自分の記憶を探し続けることを決意する。記憶を失い、自分という存在を知ることを恐れていたが、オズの「アリスはアリスのままで良い」という言葉に、今の自分を肯定するようになる。
ジャックの手記より、アヴィスの意志とは双子であることが明らかになっている。彼女達はアヴィスで「人間の母」から産み落とされ、アリス(黒うさぎ)だけが現実世界へ戻ってきている。100年前は、時折現実世界へとやってくる「アヴィスの意志」に自分の体を貸すこともあった。
オズの刻印の針が進むにつれ、彼女の中にある黒うさぎの力が徐々に弱まってきており、オズの刻印の針が回りきったらどうなってしまうのか危惧している。オズがなにかを壊すことには危機感を抱いているが、その理由は本人にもわからない。曰く、「それじゃ意味がない」。
ジャックからダンスを教わったことがあり、社交界で認められるほど上手い。
ギルバート=ナイトレイ
声:小西克幸、坂本梓馬(小) / 鳥海浩輔、坂本梓馬(小)
年齢:24歳 身長:182センチメートル
オズの親友であり忠実な従者。二丁拳銃を武器として使う。愛称は「ギル」。猫とピーマンが苦手。
幼少時、記憶を失くし傷だらけで倒れているところをベザリウス家に保護され、使用人となった。オズがアヴィスに堕とされた後は、彼を救う為ベザリウス家と敵対するナイトレイ家の養子になっており、現在は首都レベイユで一人暮らしをしている。彼が愛用している帽子は、エイダからの贈り物である。
パンドラの一員となり、ナイトレイ家の所持するチェイン・鴉(レイヴン)を手に入れ、10年間オズの帰還を待ち望んでいた。
10年間で性格は様変わりしたが根の部分は変わらず、オズやシャロン、ブレイクからは今でも弄られており、ヘタレと称されることもある。
元々はヴィンセントと共に100年前に生きており、サブリエからアヴィスに堕ちた後、アヴィスの意志の部屋の崩壊に巻き込まれ、100年後の世界に脱出した。しかし現在では100年前の記憶を失っており、実弟のヴィンセントのことすらナイトレイ家で再会するまで覚えていなかった。
100年前、ヴィンセントが「禍罪の子」と呼ばれ迫害される存在であったため、兄であるギルバートも母親に見世物小屋へ売り飛ばされ、辛い日々を送っていた。ヴィンセントさえいなければ自分は楽になれるという思いがあり何度もヴィンセントを置き去りにしようとするが、誰かに必要とされたいという思いが強く、ヴィンセントを捨てた後にヴィンセント以外に自分を頼ってくれる人がいるのかという不安があったためにヴィンセントを置き去りにすることもできなかった。路地裏でヴィンセントと共にうずくまっていたところをジャック達に保護された。
わずかに思い出した記憶や、ジャックの発言から、その後はそのままジャックに仕えるようになったと考えていたが、本当の主はグレンであり、ギルバートはバスカヴィルの一員であった。
ジャック達に保護されたのち、怪しげな老人に「主に絶対服従し、主の敵は誰であろうと殺せ」と暗示をかけられている。そのためか、自分の主に異常なほどの執着をみせており、前へと進み始めたオズに取り残されることを恐れていた。しかし、オズが彼の過去を受け止めると伝えたことで、少しずつ前向きな姿勢を見せていく。
2