愛花 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「ああ…俺達はただ、ほんの少しだけどこかで間違えただけだよ、きっと…」
OPとEDがすごく良かったです!
オープニングテーマ
「KARMA」(第1話 - 第19話)KOKIA
「戦慄の子供たち」(第20話 - 第26話)ALI PROJECT
エンディングテーマ
「地獄の門」(第1話 - 第19話)ALI PROJECT
「Transparent」(第20話 - 第26話)KOKIA
KOKIAは幻想的で、アリプロはクセになる音楽です(*。・ω・`*)
{netabare}
綺麗な3部構成になってます(^_^*)
26話と長いにもかかわらず途中でだれたりしてなくて、一気に観ることができました(*。・ω・`*)
部ごとに主人公がしっかり描きわけられていてわかりやすかったです!玲二の髪の毛と眼がしっかり区別されていた気がします。。(2部のれーじは何かチャラい…笑)
音楽もとてもいいですね(^_^*)多くの種類があるわけではないのに、全部合ってます。そしてPhantomらしい雰囲気を創るのに一役かっています。
この音楽たち、アインやツヴァイの歌うver.もあって、聞いてみると面白いですよ!(^_^*)
個人的には25話がとても好きです。。めちゃ泣きます。。
{netabare}
2人の決闘で、音楽がまだなっていて、玲二とキャルが車に乗っている幻想のあたりから涙が出てきます。。
「いいじゃないか…せめて夢の中くらい、ありえない救いがあっても…」
この幻想は玲二のもののように始まって、キャルのもののように終わりました。
2人は同じ幻想を共有していたのでしょうか。。2人が別れ別れにならなければ、本当にこんな未来が待っていたのでしょうか。。
曲が終わって2人は同時に銃を抜き合います。しかし、引き金を引くのが相手より一瞬遅れたとしても引き金を引くことはできると思います。でも玲二は撃たれてない。
キャルはやっぱり、撃てなかったんだなぁと思いました。
リズィを撃ったことから、キャルに覚悟やなにかが足りてなかったわけではないと思います。
ただ、どんなに玲二を憎んでいても、それ以上に深く深く玲二を愛していたんだなぁ…
そもそも愛しているからこそ憎んだのでしょうし、ね…
その愛、玲二との思い出を思い起こしてしまって、決意が鈍ってしまった。
「…なんでそんなに、強いかなあ」
というのは、銃の腕なんかではなく、心の強さのことを言ってるのだろうなぁ…
撃たれたあとのキャルは2部の幼いキャルの声になっていて、キャルの心は2年前の幼いままなのかもしれないなぁなんて考えるともう涙がとまらない…(/ _ ; )
ほんのちょっとのすれ違いでどうして撃ち合う結末になってしまったのだろう。。
でもやっぱり、玲二が自分に真剣にむきあってくれたと気付いて玲二の側で逝ったキャルは、最善の最期とは言えないまでも少しは救われたのかもしれないですね(/ _ ; )
{/netabare}
この物語の終幕は賛否両論ですよね(´・_・`)ここまでは良かったのにどうして玲二を殺すんだ!って意見も目にしました。
私も最初、唐突すぎて玲二が死んだって認識できませんでした(^^;;
これまで全ての約束を反故にしたけれど、アインに笑顔を取り戻すという約束だけは守ろう、というモノローグの直後に玲二は撃たれます。
最後にアインが振り返ってちょっと笑いますが、これはカウントされるのかな⁇
だんだん消えゆく玲二の視界から悔しさの色は見られなかったので、カウントしてもいいのでしょうか(´・ω・`)
江蓮は死んでいないと推測できますが、ここから江蓮はどうやって生きていくのでしょうか(´・_・`)でもモンゴルで自分という痕跡を確認できて、玲二からもらった名前もある彼女は、2部の最後とは違って「玲二のいない世界」でもちゃんと生きていけると思います(*。・ω・`*)
最期まで主人公たちが幸せになることはなく、哀しくて儚い物語でしたが、救いのない物語ではなかったと思います(*。・ω・`*)
{/netabare}