当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「けいおん!(TVアニメ動画)」

総合得点
90.3
感想・評価
9681
棚に入れた
36941
ランキング
56
★★★★★ 4.2 (9681)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.4
キャラ
4.3

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

けいおん!の感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子しかいない日常系の原型。アニメ沼の元凶。追記 女子だけアニメについて訂正

 このアニメの前後で何かが変わった気がします。ハルヒの時代には日常部活ものではあっても物語性がありました。本作については物語は日常を見せるための舞台装置でしかありません。
 本作で「アニメ沼」というか「けいおん沼」にはまった人間は数多くいるみたいです。ニュースで本作の舞台となった旧小学校の聖地巡礼が10年以上たっても続いているというのを見たことがあります。

 シンエヴァであちらは今年ケリが付きましたが、この日常系アニをドラッグのように求める層を生み出したという意味では、潜在的な影響力はエヴァ以上かもしれません。信者の深さは半端ではありません。

 思い切って女性しか登場人物がいない、という切り捨てに出た初めてのアニメではないでしょうか。同時代にひだまりスケッチとかARIAとかありますがそれでも男性は出ていました。本作はモブを除いて徹底的に男性を排除しています。

 これが男性からみても女性から見てもノイズをカットした「今まで見たくても無かったもの」だったのではないでしょうか。それはつまり恋愛、スクールカーストに疲れ切った時代になってしばらくたった頃に符合します。悪意もイジメも順列も差別も無い世界。そこには男がいてはいけません。男が入った瞬間、女子には順位付けが始まります。
 ムギという金持ちキャラに対する驚きはあっても嫉妬がありません。アズサも練習に対する姿勢の不満があっても結局はわかり合ってしまいます。女子だけの世界ですら本来はこんなに優しくはないと思います。こういうアニメの型を作り出した最初の作品ではないでしょうか。
(追記;あずまんが大王を忘れていました)

 京アニは女性スタッフが多いし、監督は確か女性だったと思います。その女子側が心地い世界が、男子側の見たい世界と一致することに気が付いた慧眼があってのこの「けいおん」という作品だったのでしょう。

 京アニのアニメ映像の技術と高い音楽性、演出の巧みさ、さほど人気があるとは言えない原作の設定を拾ってきてストーリーに仕上げる技術で作成された本作は、今の作品に比べてもとびぬけたクオリティだと思います。
 作成意図と視聴者の幅から言って決して、メジャーとはいえませんが、マイナーの浸透度は恐ろしいものがあります。アニメ史を分析してゆくと、本作はどこかで語られなくてはならない作品だと思います。
 実は初音ミクが2007年、本作が2009年です。初音ミクの影響があったかどうかは不明ですが、このけいおんというヴァーチャル空間のようなアニメと無関係ではない気がします。


 で、アニメの感想ですが同時代性が大事な部分があり、後から見ると乗れない部分はあります。甘ったるい空間やデフォルメされたキャラ造形などが、作品の古さを感じさせる部分もあります。
 ですが、やっぱり面白いです。とにかくダレる部分が一切ありません。これでもかと内容を詰め込んでいます。音楽というギミックとJKの部活を組み合わせエピソードの一つ一つがすべて面白いです。
 強いて言えば、無理に感動を作ろうとする姿勢が、好みにあいませんでしたが、すぐにギャグで相対化されてしまいますし、思春期の女子の間の日々の小さな感動を拾ったという意味では必要だったのでしょう。


女子だけアニメについて追記 

「けいおん」は部活というはっきりしたテーマがある日常系の元祖であり、親父趣味日常系の原型として、ゆるキャン△につながる流れのきっかけなのは間違いないと思います。
 ですが、それ以前に女子だけアニメがありましたので、注記しておきます。漏れていたら随時追記します。

「あずまんが大王」2002年がほぼ女子だけアニメの始祖といえそうです。木村先生とか男女共学とかで男子が混ざっている点でまだ純度は低いですが。女子高生を性的に消費する意図を隠そうとしていませんでしたし。
「苺ましまろ」2005年ですね。これが本当に女子だけだと思います。そして日常系でもありました。つまりこれがオリジンでしょう。
同時期に「ぽにぽにだっしゅ」がありますがこちらは結構男が出ていました。

「ひだまりスケッチ」2006年。これも長いですね。なぜこれを忘れた?
「らきすた」2008年。これはモブ男子やお父さん、ラッキーチャンネルの白石が出てきます。
「けいおん」2009年 本作
「たまゆら」2010年 若干家族で男登場
「ゆるゆり」2011年
「Aチャンネル」2011年
「キルミーベイベー」2012年 日常系?
「ヤマノススメ」2013年
「きんいろモザイク」2013年
「ご注文はうさぎですか」2013年
「のんのんびより」2013年
以降はまた別のアニメで。

という感じでしょうか。ただ、思っていたより少ないですね。2011~2013年の量産体制から考えて、やはり「けいおん」の影響は大きかったと言えるでしょう。
「ARIA」2005年や「みなみけ」2007年はしっかり男子が出てますね。


また、京アニの作品の変遷と進化、時代性などあります。
 らき☆すたとのキャラの相似性について言及しわすれました。けいおんとキャラの特徴を必ずしも一致させず、らき☆すたの登場人物の特性を分解、再構成したような形になっています。
 ハルヒとらき⭐︎すたを足し算するとけいおんになるとも言えます。ライブアライブの反響と技術、作画、演出を蓄積したことも影響しているかも知れません。

投稿 : 2021/11/20
閲覧 : 588
サンキュー:

23

ちあき さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろさ横ばい

評価が良く、期待値も高かったせいか盛り上がりに欠ける感じがしました。
ただただ楽しいだけ。挫折だったり、苦難だったり、波風が立たずに、苦労を感じる面が見えないので、第二作目を含め、全体として物語に抑揚が無いように感じました。

ちなみに「けいおん!」が第一作目、「けいおん!!」が第二作目です。
!の数の違いですね。 最初わからずに私は戸惑いました。また番外扁を含めた順番は、以下の通りです。
第一期「けいおん!」
番外編「冬の日!」
番外編「ライブハウス!」
第二期「けいおん!!」
番外編「企画会議!」
番外編「訪問!」
番外編「計画!」
劇場版「映画けいおん!」

時系列が多少違うところありますが、この順番でも問題ないかと。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 344
サンキュー:

12

pH さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

こんなに良いアニメないだろうが

全部のステータスを星5にしたが、適当につけているのではない。これで妥当である。
このアニメは、すべてのステータスがカンストしている。

まずキャラ。めっちゃ可愛い。癒される。萌えるべきは唯、梓、澪、ムギだろう。律やさわちゃんも良い味出している。

そして素晴らしきストーリー。とにかく青春で、エモいエモすぎる。入学して初めてバンドや仲間に出会い、思い出いっぱいの3年間が3クールかけて描かれている。個人的に卒業式は号泣も号泣。涙が止まらなかった。
日常ものとしてのエピソードも、視聴者を楽しませてくれる工夫が満載で、やっぱり最高峰の面白さ。

曲、作画、声優の良さは言うまでもない。

自分はこのアニメ8周している。本当に良いアニメなので、見て。

投稿 : 2021/09/19
閲覧 : 375
サンキュー:

8

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春軽音ストーリー。

主人公平沢唯が高校の軽音楽部に入ってギターを始めてからの
他の軽音部員との日常を描いたストーリー。ドラムで部長の律、ベースの澪、キーボードの紬、途中から入る新入部員で後輩の梓(あずにゃん)の5人がメインです。唯が2年時の学園祭までを描いています。京都アニメーション製作です。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 590
サンキュー:

51

ネタバレ

りは さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゆるい、結局好き

ゆるゆる展開の連続
(激アツ青春アニメとは真逆)
ほんわか友情と日常が
音楽に結晶しています。

好きになったので
2期と劇場版も続けて視聴します。

私の推しメンは
澪と梓にゃんです。

投稿 : 2021/05/23
閲覧 : 303
サンキュー:

17

ネタバレ

moto1115 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ほのぼの

投稿 : 2021/05/07
閲覧 : 288
サンキュー:

7

こたろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何回でも見れる

タイトル通り、本当にこれは何回何十回でも見れるアニメ。
癒しのアニメ。
疲れたときに見たくなるアニメ。
何も考えずに見られるアニメ。
とりあえず最高って事ですね。

投稿 : 2021/05/02
閲覧 : 252
サンキュー:

7

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

癒しのドリームタイム

原作は大学編まで読んでます。
アニメは今回初めて見ました。

女の子たちの放課後ティータイムを楽しむアニメ。
とにかくゆるいです。マシュマロみたいにふわ☆ふわです。
原作は4巻しかないですが、
一話一話よく練られてるなと感じました。
原作を知っててもより楽しめる内容だったと思います。

この作品を初めて知ったのはふわふわ時間を聴いてからで、
クセになる歌詞がとても魅力的です。
アニメで久々にふわふわ時間を聴いて懐かしい気持ちになりました。
当時は影響力が凄かったですね。ソースは俺。
影響されてキーボードを始めたのはいい思い出ですw

遅くなりましたが十周年おめでとうございます。

二期は泣くのが分かってるのでまだ観てませんw

投稿 : 2021/04/24
閲覧 : 240
サンキュー:

16

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原点にして頂点の作品(ボク的に。)

ボクがアニメにハマるキッカケになった作品。

ただ女子高生達がキャッキャッしている作品と
思ってたらかなりイタイ目を見た作品。

現実の社会生活や人間関係に疲れ気味のボクは、
この作品にある

皆が誰に対しても優しい世界
誰も深く傷付けない、傷つかない世界
お互いが根っこのトコで繋がれてる世界

というのを視てて感じ、涙が止まらなくなります。
自分自身も含めて現実もこんな風になれたら
どんなに素晴らしいだろうか…。

ゼッタイにムリなのは分かってるけど…。

なもんで、今でも人生に疲れたら
2期・映画までを一気に視てます。

そして、自分が若かった頃に持ってた
根拠ない自分に対する自信や
無知だからこその世界に対する希望
などを思い出してもう一度仕切り直そうって
思わせてくれる、ボクにはそんな作品です。

サイコーです、けいおん。

ちなみに、この作品を視て
10年以上ぶりに楽器を再度弾くようになりました。
楽曲も大好きなモノがイッパイです。

投稿 : 2021/04/17
閲覧 : 217
ネタバレ

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日常色の強い軽音部での日々。

今から10年以上前に放送された京アニ制作のけいおん!。

このような楽しい作品が10年も前とは、当時から京アニは凄い制作会社なのですね。制作陣を観ても、現在活躍されている方もいました。

ユーフォ系のガチ部活とはまた違った、軽いノリでの軽音部。日常でのキャラのギャグがキラリと光る作品となっています。クスリと笑わせてくれるセンスのいい笑いでした。

序盤では、
{netabare}
部員集めからの唯が加入→ギター購入→合宿。の流れ。
{/netabare}

中盤では、
{netabare}
さわ子先生の過去回からの顧問へと。今さらボーカルが居ないことに気づく笑
学園祭でも声が枯れている唯さん。ボーカルがミオさんで、個人的にはよかった。
{/netabare}

終盤では、
{netabare}
あずにゃん加入。皆は2年生になりレベルもアップ。
{/netabare}
音楽系の作品ということで、OP、ED、劇中歌ともに力が入っていたように思います。特に、EDのノリと曲調が好きでした。

日常系や部活系で笑いも求めている方に観てほしい作品だと思いました。

投稿 : 2021/04/04
閲覧 : 281
サンキュー:

33

olmo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

 心が。  焼かれます。

10年ぐらい前に流行っていたなーと思い出して視聴しました。
内容は女子校の軽音部を舞台とした日常系アニメ。見てみると作画は10年以上前とは思えないクーオリティで特にOpはじめとした演奏シーンが圧巻でした。

ストーリーはというと毎日の日常がただただ過ぎていくようなそしてそこに大したこともないアクシデントがたまにあるとても優しい世界が広がっていました。

見た時かなり心が汚れていたため見ていると不思議と涙が出てくるシーンもありました。(何ともないシーンなのですが……)
なのでとても心が汚れていて、尚且つとてもストレスがある方以外は心が揺さぶられないかもしれません(内容が薄いとただただ叩いていた人の気持ちもわかります。)。

しかしそんな優しく浄化されるためのアニメなので、内容はある程度薄くあるべきだと見ていて感じました。

なので、結論から言えば心を汚してから見ましょう。

投稿 : 2021/03/27
閲覧 : 256
サンキュー:

11

ネタバレ

モズカッちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

放課後ふわふわタイム

昔、Mステのベスト10で紹介されてたの見て
アニメのキャラが歌った曲がランクインするなんて珍しいなぁと
すごく印象に残ったことを思い出した。

曲のクセが強いwタイトルも歌詞も。
opとed も雰囲気が全く違ってどっちも良かったです。
これは耳にも頭にも残りますね。

内容はまさにふわふわ時間。
可愛い女の子達が
放課後ティータイムしてたら
それは面白い確定です。

キャラクターがとにかく可愛かったですね。
唯ちゃんと妹の憂ちゃんの関係はほっこりします。
あと、紬ちゃんのおっとり感に癒されました。
モノマネする女の子はどうしてこんなに可愛いのでしょうかね。

最後に、当時、知人が急に“うんたん、うんたん”と言ってて
その時はけいおんの曲しか知らなかったので
頭がおかしくなったのかなと思ってましたが、唯ちゃんに洗脳されてたんですね。
今ならなんか口ずさんじゃうのもわかる気がします。

投稿 : 2021/02/21
閲覧 : 445
サンキュー:

22

だわ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

癒される

ストーリー
日常、ほっこり。
そして、青春。良き。
あと普通におもしろい。

キャラ
最高。全員すきだし、あずにゃんという最高の推しができた。
声優たちも演技うまいし、歌うまいし。
なんなのこの人たち。

作画
独特の作画にも関わらずめちゃくちゃ可愛い。
どうして??

音楽
神でしょ。Don't say lazy、ふわふわ時間が凄い好き。
もう全曲神。
けいおん!は挿入曲のクオリティが凄すぎる。

まとめ
癒されたいなら観てみな
あと曲ハマってしまうと俺みたいに全曲買っちゃうぞ!

投稿 : 2021/01/11
閲覧 : 225
サンキュー:

10

京アニは神 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

日常系の最高傑作。
女子高生の高校生活3年間を描いた本当にほのぼのする物語です。

投稿 : 2020/12/20
閲覧 : 180
サンキュー:

9

damian さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ずっと見ていられる

事前情報ゼロで見たため、
あまりの音楽要素の少なさに面を食らいましたが、
徐々に空気感に慣れてくると、
一生見てられる気がするくらい
心地良く見ていられました。

キャラが可愛すぎなんですよね〜5人とも。
誰が好きとか押しとか言えない。
5人の一体感が好き。空気感が好き。

終わり方も綺麗だし、映画も面白かったし、
さすが一世を風靡しただけありますね!

投稿 : 2020/11/13
閲覧 : 301
サンキュー:

13

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

澪が可愛すぎる!

なんと言っても澪が可愛すぎる!
容姿、声、性格どれをとっても完璧に可愛いと思いました。

個人的にストーリーは苦手なジャンルなのですが、それぞれのキャラが生き生きしていて面白かったです。
ふわふわタイムはバンドリで知っていましたが、いい曲ですよね。

投稿 : 2020/11/01
閲覧 : 250
サンキュー:

11

ネタバレ

アトイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日常系青春の代表作

声優の歌声・音楽良かった、作画は京アニなので安定

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 209
サンキュー:

7

セシウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最強のSlice of Lifeアニメ

 アニメファンには説明不要の美少女日常系アニメの金字塔的作品ですね。

 楽器はカスタネットしかやったことない主人公が軽音部に入ってバンドをやるお話です。しかし、大きな挫折を味わったり強大なライバルが現れたり血のにじむような特訓をしたり誰かに恋をしたり、など一切ありません。ただただ放課後にお茶とお菓子を食べたりしながら仲間と楽しく過ごすシーンが延々と流れます。また、1年半くらいのストーリーを12話でかなり駆け足で描いています。

 平坦で駆け足なストーリー、なのに見終わったあとに心がほっこり暖かくなります。気づくとバンド「放課後ティータイム」の珍妙なタイトルの各曲が頭の中を流れています(笑
 丁寧な作画、レベルの高い楽曲、声優の好演を使って原作を更に魅力のあるものに昇華させるのは本当に得意な制作会社だと思います。

 2期が見たくてたまらない、とまでは感じませんが、心がまったりを求めている(笑)時に見てみたくなる作品だと思いました。
 
 

投稿 : 2020/10/18
閲覧 : 303
サンキュー:

11

ネタバレ

zeroone01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これが「アニメ」って事なのかな?

 不屈の名作として語られているこの作品。京アニ制作と言う事もあり視聴しました。

 まったりだけどかなりゴリ押しアニメな印象。

{netabare}ギターの事を全く知らないユイちゃんに対し、ギターを買いに行った楽器屋で「まだ選んで無いの?」ってみんな冷たすぎじゃない?(^^;)それでユイちゃん、この可愛いギター(25万円)が欲しい!ってわがまま過ぎじゃない?(^^;)
それで結局、ムギちゃんの親の財政力で解決。合宿先の別荘も同じ。

 同じまったり系の「ゆるキャン△」で例えると、キャンプ道具をお金が無いので出来るだけ安い物で揃えようとみんなで試行錯誤してみたり、どうしても必要なものはバイトして買い揃えたりして努力しています。けいおんでもみんなバイトはしたけど結局最初に持ってた5万円で買えちゃったし。

 あと、楽器の事は良く知らないけど、放課後ろくに練習もしないで(夜中に練習してるのかもしれないが)あんな短期間でステージに立てるほどギターって弾けるようになるものなの??天才なのか?w{/netabare}

 かなり色々ゴリ押しだしこれ、面白いって言えるのか?と感じながら観ていたが最後にふと思いました。

 「アニメって本来こういう事なのか?」

 アニメをたくさん観てきた訳では無いので他の作品の事はまだ良く知りません。ただ、こういった「非現実的」な設定ができる事がアニメの良い所なのかなと。

 そう考えるとこの作品の見方も少し変わって来ました。
私に「アニメ」を教えてくれた作品なのかもしれません。

 2期もいつか観ようと思います。希望としてはもっと練習してほしいかな。
あずにゃんの不安になる気持ちがよく分かる(^^;)まぁそうなると「けんおん」らしく無いのかも知れませんがw

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 351
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

放課後はお茶とお菓子タイム┅ ではなくて楽器の練習しようよ! のんびり音楽サークルアニメ

主役の平沢唯はのんびり、まったりとした性格をしている。
小、中学校時代は帰宅部だった唯ではあるが、高校生になってなにか新しい部活をやりたいなぁと考えた。掲示板を見て部活のポスターを見ていると軽音部を見つける。唯は軽い音楽ならカスタネットやタンバリンのような楽器かもしれないから簡単そうだ! これにしようと決めつけて軽音部がある音楽室へと向かった。
軽音部は秋山澪と田井中律とが合唱部への入部希望だったつむぎを勧誘して3人いたが、このままでは人数が足りず、廃部になるところに唯が登場! 唯にお茶とケーキをだして、そして楽器を演奏して見せてなんとか勧誘をした。しかしまったく楽器を弾いた経験のない唯。とりあえずギターでもやってみようかなということとなる。
しかしギターを買うにはお金が必要。軽音部みんなで交通量調査をしてさらに楽器店で値切って唯のギターを購入。唯はギターにぎぃたと名付けるほど愛着をもつ。
唯ちゃんはすごーーーくマイペースですよね。だからこそ未経験でも音楽を始めようと軽音部に入部できたのでしょう。あまり考えずに行動できることは得な性格かもしれません。
その後もお茶の時間が多いけど、少しずつ、少しずつ練習してみんなで上達していく。まったり、のんびり、ユルーいアニメ。
癒されます。

投稿 : 2020/09/20
閲覧 : 195
ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いっしょにけいおんやりたいなぁ☆

りっちゃんとみおちゃんはおさななじみ
りっちゃんがいたずらして
みおちゃんがお返ししたりする
なかよしな2人

高校にはいって
なにか部活でもはじめよって
けいおんぶをのぞいたら
え~っ!廃部になっちゃいそ~?

いそいでムギちゃんにも
入部してもらったけど

あと1人~!あと1人~!

そんなとき
何かのかんちがいできてくれた♪ ゆいちゃん

にがしちゃダメ~w

楽器なんかやったことなくったって
いてくれるだけでいい~♡

だれかから必要~!って
いてくれるだけでいいよ~!って
いわれたら
それってうれしいよね♪
にゃんだったらことわれないなぁ^^


そうしてみんながあつまって
みんなでまもったけいおん部 
だから武道館めざして毎日れんしゅう!
がんば~!って

いわないのがけいおん!なんだよね~♪
みんなであつまってお茶とおかしとおしゃべりっ♪
こんな部活ならにゃんもやってみたいな~!

ちょっといいかげんだけどいつも明るいりっちゃん

ちょっとツンとした感じだけど
ほんとはこわがりで
やさしくて思いやりがあるみおちゃん

おっとりしたお姉さんみたいなムギちゃん
いつもおかしとか持ってきてくれるんだ♪
(にゃんが1ばんお友だちになってほしい子w)

顧問のさわちゃん先生も
いっしょになってノってくれるし♪

きっとこんな部だったら
にゃんもいれてもらえそうだなぁ(うん^^)

それにお姉ちゃん思いの
やさしいういちゃんもいてくれる
ゆいがうらやましいなぁ~

アルバイトや合宿やイベント
楽しいことやしっぱいではずかしい事とか
いっぱいあったよね~(あったあったぁ♪)

でもしばらくいっしょにいて
少しずつみんなの気もちが
分かるようになってきたみたい。。

そしてみんな2年生になって
センパイになって
こんどはみんなで新入生ぼしゅー^^

こんどはあずにゃんが入部してくれたね♪
まじめで1ばんしっかりしてるみたい

はじめのころ
わりとでたらめに見える(というかそのもの?w)
けいおん部のみんなと合わなくって
にゃんも心配しちゃったぁ

でもやっぱりつながってたんだね

それともゆいのムギュー!ほっぺすりすり~が
わすれられなかったのかなぁ♪
とにかくもどってきてくれてよかった~!!

りっちゃんが風邪ひいたころから
みんなの気持ちが1つになってきたみたいで
うれし泣きしちゃった(ちょっとだけだけどね)
もちろんういちゃんも仲間だよ!

いつも
のんび~りしてたみたいなみんなだけど

いっしょにいた時間がむねにあふれてきて
さいごのゆいの言葉と
みんなの演奏にやっぱり泣いちゃったナ(うん)


あっ。。さいごにさむいかもだけど
{netabare}
けいおん!のみんながちょっと短そくでだいこん足なのが
にゃんはとっても共かんしちゃったー^^
{/netabare}

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 1799
サンキュー:

360

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

楽しめました

楽しみ方は色々ありますが、スタンダードな作品という印象かな。今の時代だから言えるのかもしれないのですが。日常系としてのレベルは世間が言う程、めちゃくちゃ高いとは思いませんでしたが、自分はぼーっと見て楽しめる作品は高評価しているので、いい作品だと思っています。京アニの作品で一番売れた作品です。

投稿 : 2020/08/25
閲覧 : 142

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニソンはストーリーだ

自分はアニソンが大好きだが、それは作品の持つ雰囲気や世界観、キャラクターの内面とリンクする部分があるからなんですよね。
技術的なことは全然分かりませんが、楽曲のバックグラウンドが大きいという付加価値こそがアニソンの魅力だと俺は思う。
そしてアニメ『けいおん』はそういう魅力的な楽曲がいっぱいだからこそ、素晴らしい作品です!

投稿 : 2020/08/20
閲覧 : 303
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

伝説の終わりと始まり

京都アニメーションの傑作として必修作品なのであろうが、あまりにビッグタイトル過ぎて敬遠してました。メイドラゴンを見て京アニ作品に挑戦。
毎日1話の速攻勢いのレビュースタイル。

1話
アス比でビックリしたが動画的には古さを感じない。動きだけで性格が伝わり説明くさくない。新しい生活が始まるワクワク感が伝わる。奇抜なデザインでもないのに個性的なキャラ達。バンドモノだけあって音楽がいいですね。フラットな視点で見ていきます。

2話
金持ちキャラ便利過ぎるわ。ティーセットもお菓子も高そう。よく見ると校舎も結構豪勢な造り。いきなりレスポールか。可愛いからってのは納得。皆で買うってのは…高校生ゆえの勢いか。楽器ウンチクが無いのは好感触。やっぱり金持ちキャラ便利。結だけでなく皆嬉しそうな姿が微笑ましいですね。

3話
勉強しないといけないのにギター触っちゃうのはよくわかる。ゆゆ式も3話で部屋に行く展開だったな。チャルメラ上手すぎだろ。エンディング曲なかなかいいんでないかな。

4話
別荘合宿回。やっぱり金持ちキャラは便利。レスポール重いんですよね。さらっとしたさり気ないリアリティは大好物です。心配させといて3ヶ月間結は1人でかなり練習してたんですね。夢を語る時のキラキラ感はやっぱりいいもんです。
5話:顧問
ギャグアニメなのか。爆発力担当のさわ子先生メイン回。色々とおかしいがリアリティとか言ってはいけない空気。結は家で個人的に練習してるとしても上達ぶりが凄まじい。澪はエンディングのイメージがあるから、あの歌を歌うところは見てみたくなる。食器棚デカイ。 
6話学園祭
初ライブ、逃げ出したくなるよね。律も頑張ってムードメイカースキルを発揮。あれ簡単そうにやってるけどそうじゃない。皆頑張ってる。緞帳上がる瞬間はヤバイだろうな。演奏シーンMV風か、ナイスアイデア。劇中歌ふわふわ時間良かった。エンディングの作詞作曲クレジットがキャラ名なのね。
7話クリスマス
前回からイベント回続き。全員男っ気ないのはどうなんだ。キャラ少ないからって先生の参加は流石にナシだろ。萌えアニメ色が強くなってきたような。妹は健気で先生はモテないのはやっぱりテンプレなのか。
8話新歓
澪だけクラス分けたのは何か意味あるんかな。もはやコスプレ部。4曲全てオリジナル曲とは…普通カバー曲の方が盛り上がるだろ。結は歌も巧過ぎ。コレは当時凄く盛り上がったんだろうな。
9話新入部員
この子があの噂に名高い"あずにゃん"だったのね。今回が1番面白かった。先生の時もそうだけど4人の時より他の誰かがいた時の方が面白くなるのはどうなのだろうか。オープニングの演奏シーンに梓が加わるのはいいですね。
10話また合宿
別荘デカ過ぎ船デカ過ぎ。凄いキラキラ感。ドラム新設かよ。やっぱり演奏シーンほぼ無し。ボーッとしたキャラが天才設定なのはあるあるだな。先生は殴ったらアカン。
11話ピンチ
またも金持ちキャラ便利。お嬢様からは代金もらえんわな。ここでまさかのシリアス回かと思いきやあっさり仲直り。最後は本当のピンチだがまたも助けられてばかりでいいのかね。
12話軽音13.14
1話と同じくコケそうになるが踏みとどまって走り出す描写は成長した証なのか。チームに所属したことからの責任感や仲間や自身の為に積み重ねてきた努力を無駄にしない強い意志などこれまでの想いがたった一歩踏ん張る描写だけで示される素晴らしい描写でした。終わり方もふわりとしてますね。

この1期はけいおんという作品としてはイントロダクションくらいなのでしょうか。2期が本番なのかな。日常モノも音楽モノも溢れる昨今において独自性が薄れてしまったことは否めないのでしょうが、ブームの立役者となるべくしてなった感のある作品でした。最初4人がメインだと思ってたのでテコ入れキャラのような登場の仕方の梓の破壊力には少し違和感が。

きらら系はキャラの造形が本体。
結局キャラが自分の性癖に刺さるかどうかが全て。
結が無理。結のボーカルも。

投稿 : 2020/08/07
閲覧 : 535

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

同じふわふわ感覚を共有できるともだちの素晴らしさ

まさに青春をゆるふわで描いた作品ですね。

すり減った心のオアシスになりますね。



こんなに仲間のことを思いやれる友人関係を築けたら
本当に一生物の宝です。


なんでも話せて同じ好きなことがあるともだちって
本当に特別で、いくつになっても大切で一緒にいるだけで癒されるんですよね。


特に何かを一緒に頑張った戦友であればなおさら、、



そんなともだちは数人しか作ることはできないので、
青春真っ只中の中高生、
本気で目標にぶつかり、
本気でともだちと切磋琢磨して
本気でともだちと語り合い、
たくさん一緒の時間をすごそう。

投稿 : 2020/08/03
閲覧 : 214
サンキュー:

6

ネタバレ

梨子友 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

かかってこいやバンドリーマー!

軽音学題材や学園もの中でも群を抜いた名作です。

そして僕の人生を大きく変えってしまった作品です。
とりあえず、京都アニメーションと漫画タイムきららは僕の人生を返してください。

しかし、キャラ一人一人の可愛さは暴力です。
むぎちゃんと唯が特に可愛すぎる、、、、僕の脳みそににダイレクトアタック

まだ見ていない人は、僕の人生を変えた片鱗に是非触れてみてください。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 261
サンキュー:

7

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コレ見てる時だけ自分のリアルがどっかに行く

大好きでやまないアニメですが、特に1期の面白さは凄いです。作中で2年の月日をワンクールで展開しているので季節の移り変わりが早く全く飽きない!日常系アニメはアクションものやスポーツものと違って緩さが大事なので、そのせいか見てると眠たくなる時があるんですが、けいおん!に関しては全く眠くならずに深夜の4時くらいまで余裕で見てられました。あ、その時やっぱ不眠症だったので関係ありませんでしたごめんなさい🙏
キャラも可愛いですね。1話を見た瞬間、私は平沢唯に心を奪われましたwあそこまでキラキラしてる女子高生そんなにいませんよ!好きなアニメキャラの5本指に確実に入るでしょうね。
歌も最高です。オリコン独占するのにも納得です。それは2期の話だっけか。
このサイト来てる人で見てない人はほとんどいないと思いますが、見てない人はラッキーですね

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 279
サンキュー:

8

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ふわふわとした時間

10周年だそうです


リアルタイムでは観るべくもなく、流行時になんとなく耳に入っていたかどうかというところ。
実は一度断念してます。6話か7話まで視聴し、毎度繰り広げられる放課後のお茶会に飽きがきてしまったのが途中断念の理由でした。
私のアニメの師匠である新卒くんからは「ただ日常を繰り返すのが良い」と推薦を受けつつも、その感覚が理解できなかったのです。

とはいえ一つの時代を飾り日常系といわれる作品の中で間違いなく金字塔。アニメ好きを名乗る上で登竜門のような位置づけかと思い、メモリアルイヤーの再放送にパクッと食いついてみました。
今回は完走すると決めての完走です。基本的に「日常系」は自分と相性が悪いという前提で以下感想。


廃部の危機にあった軽音部に主人公ら新入生4人が集まったところからスタートし、彼女らが進級した後に新1年生を加えてーの計5人がコアメンバー。そしてほぼこの5人と拠点である音楽室の中だけで話が回っていく全14話(本編12話+オマケ1話+円盤特典1話)です。

あらためて見ますと、意外と(失礼!)よく練られております。
息が合わなきゃグダグダになるリズム隊(ベースとドラム)を幼馴染同志にしてバンドの背骨を固める理由付けにしたのかな~とか、妹を年子にして同じ高校内に収めて中学だ高校だと分散しないようにしたのかな~とか、物語設定でそこそこ説得力を持つよう設計されてたように感じました。単純なゆるふわ日常はオチもドラマもないため、こういった説得力の高さで差別化を図ったことは本作の強みと感じました。

また、オチもドラマもそして高校生であれば期待したい主人公の成長すら削ぎ落したものがウリ(と私が勝手に思っている)の日常系において、展開を邪魔しない程度に変化をつけてきているなと感じられる箇所も複数ありました。二つほど例を挙げますと、


■“ふわふわ時間”という曲
主人公らが奏でる曲はどれもふわふわぽわんぽわんした歌詞が特徴で、ご多分にもれずこちら“ふわふわタイム”も同系統に分類される曲。劇中曲です。
{netabare}1年生と2年生の文化祭(学園祭)でのステージ演奏曲でした。1年次のはリードボーカル唯の声がつぶれてしまったため代役に澪を立てた件です。この時バックコーラスを唯のつぶれ声で音入れをしてます。一聴してつぶれ声とわかるのがミソで、これが律と紬ではないからこそ意味ある演出でした。
・バックコーラスとはいえ、歌唱描写のこれまでなかった二人だと少し違和感があるかもしれない
・これまでの流れ(唯が声をつぶした)を捨ててない
流すのなら、澪のドジっ子エピソードだけをお披露目して「はい、次~」で終わってよいパートなのですが、ここでの「あ~唯ちゃんやっちゃったね~」感も出したことで、二年次の文化祭がちょっぴり感動するものに仕上がってたのでした。

「悔しくて死にそう」とわかりやすいドラマでもあれば二年次の同曲の演奏も違う印象になるのですが、本作のお作法としてそれは御法度です。ふわふわとは違う別のアニメになっちゃいます。{/netabare}


■平沢唯に成長は必要か?
けっこう気づきがあるもので、完走してから初回を観直すことはよくあります。
{netabare}初回。寝坊して入学式に遅刻しそうになり慌てて駆け出すというよくある導入。時は流れ、家に忘れた愛用のギターを急いで取りに戻ってという最終回。全編を通して走ってるシーンが少ない本作の中では印象的な一コマです。
注目したいのは家の中。リビング奥から玄関を望む構図のカット割りは一緒です。二階から駆け下りてきた唯が勢いあまってコケる第1話は王道中の王道展開。同じようにギター抱えて二階から駆け下りてきた最終回での唯が今度は転びそうになっても踏みとどまって直角ターンします。
もちろん転んでギターを破損したら元も子もない事情などがあるにせよ、流されるまま慣性に従ってただけの入学時から少しだけほんの少しだけ成長したことを示唆するようなカットに思えました。{/netabare}


限られた空間と人が織りなす日常劇では“変わらないこと”が望まれているのだと思っていて、そこに物語性を求めることは無粋なことかもしれません。
そんな予定調和を崩さずに細かな変化だけつけてきているな、と感じられたのは収穫でした。
「ストレート」主体で時おり「ツーシーム」「カットボール」を挟む組み立ての投球術を目の当たりにしたかのようです。はた目には全部ストレートに見えますから。


断念して放置したままにせず良かった。いざ観終わって「ぜひ2期も観てみよう!」と思った次第。
次はもっと脱力しながらぼーっと鑑賞するつもりです。



そして放送から10年経ち、限られた空間の限られた人たちの日常劇は今でも一定の支持があるものの、時代に合わせた変化を遂げていると思います。
なかでもSNSの発達が意味することは大きく、{netabare}2018年冬期の『ゆるキャン△』では、同じ高校の5人組+センセと『けいおん』と同じような人数構成ながら、別々の場所からのメッセや画像のやり取りで空気の共有を試みてたりします。仲間同士の閉鎖空間というのは変わりません。{/netabare}これまで校舎の中で収まっていたものが、容易に物理空間が広がって、それでもなお同じものを共有できてるのが10年後の世界であり、私たちもそれが自然なことと受け止めることができています。


そんな10年後の今。色褪せない部分とは別に違和感を感じたとしても、古いからダメってことはないですね。
デバイスが変わろうが何しようが、依って立つ・立ち返る場所 “日常” を大切に思う心情って時代にあまり左右されないものだからです。



視聴時期:2019年4月~6月 再放送視聴 
-------


2019.06.09初稿
2019.07.13修正
2020.06.23修正

投稿 : 2020/06/23
閲覧 : 869
サンキュー:

90

SaTuKi さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

全部見終わりました。

全話見終わった感想

基本的にストーリー性、物語性をメインにアニメを見ています。

ジャンルは「学園」「青春」「バンド」とかですかね。

2009年に放送された人気作品です。

僕自身学生の時にバンドを組んでおり
その時に友人から紹介されたアニメでした笑

その時はアニメとかに興味がなかったですが
この作品をきっかけにアニメを見るようになったのかもしれません。

ゆるふわな感じのアニメで学生の日常と共にバンド、音楽の日常がメインの作品です、気楽に見れますし、内容もゆるふわな感じで癒されますよ、普通に楽しい作品です。

この作品の凄い所は原作は4コマって所なんです。
そこからここまでの人気作品にしてしまう京都アニメーションは本当にすごいと思いましたね・・。

最初から最後まで本当に「楽しい」作品なので
お勧めです。

投稿 : 2020/06/08
閲覧 : 280
サンキュー:

6

次の30件を表示

けいおん!のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
けいおん!のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

けいおん!のストーリー・あらすじ

私立桜が丘高校に入学した1年生の平沢唯は新しいことを始めようとするが何も思いつかず、2週間もの間部活の入部届けを書けずに日々を過ごしていた。同じく1年生の田井中律は幼馴染で一緒に入学した秋山澪と共に軽音楽部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。合唱部の見学に来るつもりで間違えて軽音楽部に来てしまった1年生の琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達が気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。(TVアニメ動画『けいおん!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2009年春アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
www.tbs.co.jp/anime/k-on/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%8A%E3%82%93!
主題歌
≪OP≫桜高軽音部[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬(CV:豊崎愛生・日笠陽子・佐藤聡美・寿美菜子)]『Cagayake!GIRLS』≪ED≫桜高軽音部[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬(CV:豊崎愛生・日笠陽子・佐藤聡美・寿美菜子)]『Don't say "lazy"』
挿入歌
桜高軽音部[平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬(CV:豊崎愛生・日笠陽子・佐藤聡美・寿美菜子)]『ふわふわ時間』

声優・キャラクター

豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、藤東知夏、米澤円

スタッフ

原作:かきふらい(芳文社『まんがタイムきらら』連載)、 監督:山田尚子、シリーズ構成:吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督:堀口悠紀子、プロデューサー:中山佳久/中村伸一/太布尚弘/八田陽子、楽器設定・楽器作監:高橋博行、美術:田村せいき、色彩設計:竹田明代、撮影監督:山本倫、編集:重村建吾、音響監督:鶴岡陽太、音楽:百石元、音楽プロデューサー:小森茂生、アドバイザー:石原立也、アニメーションプロデューサー:大橋永晴

このアニメの類似作品

この頃(2009年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ