ローズ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 1.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
夢のような高校生活【酷評気味】
私立桜が丘女子高等学校に入学した平沢唯(ひらさわ ゆい)。
どこか部活に入ろうと決めて軽音部の門を叩く。
楽器経験の無い唯だったが、人数不足のために廃部寸前だった軽音部に入部することとなり楽しい高校生活が始まるのであった。
部活に行けば紅茶とお菓子が食べ放題。
ここは何部か?と疑いたくなります。
お茶とお菓子のシーンばかりで練習せずに楽器が弾けるようになるという、ある意味、理想的な学生生活です。
唯のギター選びも単純な好みです。
初心者らしく弾きやすくて値段もお手ごろなギターを選べば良かったのですが、ここでお金持ちのお嬢様である琴吹紬(ことぶき つむぎ)の権力が……
楽器店の店員さんが自社の社長の事を知っているのかどうか疑問に思ってしまいます。
夏休みの合宿も遊び放題。
楽器の練習を全然しません。
部活の合宿というよりは、ただの遊びです。
個人的には、もっと音楽に真摯に向き合って頑張っている姿を見たかったのですが、
現在の若者は努力しないでカッコよくなりたいのかな。
原作者が音楽を知らないかもしれないという根本的な問題もありそうです。
本作品の見所は音楽の楽しさにある事は理解しています。
ただ、もう少し真面目に練習する場面がないと現実味が無いですね。
手入れをしないギターと何故か絶対音感。
都合が良すぎです。
高校を舞台とした日常系作品としては面白いと思いますが音楽については疑問を感じてしまいます。
各キャラにも人気があり、一般受けする作品です。
放課後にお茶とお菓子を食べられる夢のような学校生活を楽しみたい人におススメできる作品でした。