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「アイの歌声を聴かせて(アニメ映画)」

総合得点
74.6
感想・評価
117
棚に入れた
380
ランキング
891
★★★★☆ 3.9 (117)
物語
3.9
作画
4.0
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.8

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アイの歌声を聴かせての感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ミュージカルちっくな作品

景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった!シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。 彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。 しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう--。 ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!というあらすじ。


突然、AIが転校してきて自分に今幸せ?と聞かれるのは困惑するよなあ。しかも、告げ口姫とか陰口叩かれているのに。
母親が開発してこっそり試験だったのに、雲行きがいきなり怪しい。
でも、シオンを通してみんな素直になったというかまずはアヤが素直になってゴッちゃんとラブラブして。
サンダーは柔道で初勝利
幼馴染だけど、改造AIの件で気まずくなったトウマとも仲直りというか久しぶりに話ができるようになってと前半はドタバタしつつも良い影響ばかり。

後半は会社で母親と対立している男に妨害され、急転直下。
気が滅入るサトミだけども、実はトウマが過去に作ったAIの記憶がずっとどこかに残っていてネットワークを通してシオンに入ったというもの。歌のことプリンセスのことはそのころから引き継いだ記憶
健気にサトミのことを想っていて開発者の想いも地味に伝わるという。
ラストの助け出しにつながるという。
確かに1階じゃなくて屋上から電波飛ばして人工衛星の中にでもいけばもう捕まらない。

サトミとトウマも手つないで仲良しでめでたしめでたし。

嫌なところも特になく、起承転結が分かりやすくてシンプルで良い作品だったと思う。
どことなくディズニー笑。あ、だから白馬の王子様なのか。



ユー・ニード・ア・フレンド~あなたには友達が要る~
Umbrella
Lead Your Partner
You've Got Friends~あなたには友達がいる~ 歌 土屋太鳳

ムーンプリンセス主題歌
フィールザムーンライト~愛の歌声を聴かせて~ 歌 咲妃みゆ

投稿 : 2024/10/20
閲覧 : 8
サンキュー:

2

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アイは、 "愛" 、 "I" 、それとも・・・?

私のクラスにやってきた転校生。
どこかで見た顔だと思っていたら、AIの実用化に向けての {netabare}"実験機" {/netabare}だった。

学力優秀、運動性能は抜群。
歌って、踊って、人懐っこくて。
ところどころヌケてもいて。
それに、キスだって・・・。

タレントぶりがすごいんだけど、不思議と嫌味に感じないのは、どうして・・・?。


彼女の名前は、シオン。(公式)

たぶん、詩音。(私的には)。


~ ~ ~ ~ ~


いきなり 私(サトミ)に馴れ馴れしく、「しあわせ?」なんて訊いてくる。

私は、シオンの正体は知っているけど、質問の意味も、意図もわからない。

この町はまるごと企業にコントロールされた世界。
社会生活そのものが大人たちの都合。
そして、クラスの謎ルール。


できること、できないこと。
知っていること、知らないこと。
やっていいこと、やってはいけないこと。

そんな気だるさに振りまわされ、板挟みにもなって、幸せなんて、考えること自体がバグみたいなもの・・・。

なのに、このAI。

わかったふうな顔して・・・。


~ ~ ~ ~ ~


勘違いしていたのは、私のほう。

彼女は、{netabare} 私が気づくずっと前から、私を見ていてくれてたんだ。

私の幸せを、私のために探していてくれてたんだ。



シオンには、待ちに待ったその瞬間。

そこには、ある愛の詩が込められていたんだ。{/netabare}


~ ~ ~ ~ ~


AI特有の目的達成へのあくなき探究。
課された使命への自己覚知。
自己生成する可能性。

そんなファクターが、見事な演出で表現されていました。


特に秀逸に感じられたのは、AIを友情のベースに据え、日常のルーチンに落とし込んだシナリオ。

そして、5Gの先に見えるだろう未来の環境。

吉浦康裕氏が見せたい "期待感" なのだろうと思いました。


~ ~ ~ ~ ~


「秘密はね、最後に明かされるんだよ♡」

この言葉が、あとでオチに効いてきます。



いいえ。

それは、一歩踏み出したい、友だち未満からのカミングアウト。

幸せを願う視点の逆転に、主客が入れ替わるハレーションなのです。


劇場の席を立つ私は、思わずくすりと微笑み、主題歌のメロディーを知らずとハミングしていました。


おまけ
{netabare}

舞台のモチーフは、佐渡島。
作風は、爽やかな青春群像劇。
テーマは、AIネットワークがつなげる人の幸せ。

そんなイメージボードから導き出した三つめの "アイ" 。

それは「あいの風」です。

古くは万葉集にもある由緒正しき "春の季語" で、「安由乃可是」と書き「あゆのかぜ」と読みます。

現代では、地域によって "あいの風、あゆの風、あえの風" とも呼ばれます。
漢字を当てれば "東風、鮎風、藍風" が多いようです。

韻で汲みとると "合い、間(あいさ)、肖(あやか)る" になろうかと思います。



もしかしたら、日本海側(北海道から山陰までの沿岸部や港町)にお住まいの方は聞き覚えがあるかもしれません。

春から夏の間に、ゆるりと吹き寄せる、北寄り~東寄りの涼しい季節風です。

謂われをかいつまんで言うと、北海道を出港する北前船(帆船)がこの風を利用しました。
京都や博多に向かう際に "追い手に帆かける風=順風" です。

この海風の特徴は、新潟県あたりまでは北から南へと吹きますが、ちょうど佐渡島あたりから北東から徐々に東寄りに向きを変えることです。

佐渡島がターニングポイントになっているんですね。



あいの風には二つの意味合いがあります。

一つは、海から幸せを運ぶ好ましい風(穏やかな風は漁には好都合)。
もう一つは、北前船のノボリの順風(京に向かうには上出来)。
この二つが定説です。

そう思うと、前述したイメージボードとぴたりと重なるように思うのです。

爽やかな青春群像劇は、才気煥発。
遠くに感じた友だちとの絆を結びつけるスプリングボード。

AIネットワークは、天壌無窮の可能性。
時空と次元を超えた価値観に触れたり、未来社会を予感したり。

人の幸せに肖(あやか)りたいアイの歌声もにぎやかに響いて・・・。

"肖る" は、似ていること、幸せをいただくこと、相乗りすることですので、アイの歌声と "あいのかぜ" はピッタリ符合するんですね。

吉浦監督が吹かせるAIの新しい風景です。
一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/02/03
閲覧 : 284
サンキュー:

19

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

歌声に元気をもらえる、そんな作品でした。

チャットGPTを始めAIの話題を毎日のようにニュースなどで
耳にする日々。

朝、自分はアレクサの音声によって目覚める毎日です。
カーテンを自動で開けたりとかももうありますよね。
すでに現実世界で採用されつつあるテクノロジーを含めて
ちょっと先の世界では十分にあり得るような描写が序盤からいっぱい
出てきます。

サトミの母親が中心となって開発されたAIのシオン。
無許可の実証実験としてサトミのクラスに転入することになります。

自己紹介の場でサトミに「今、幸せ?」って問いかけ
唐突に歌いだします。

ちょっと不思議ちゃんだけど普通の女の子として受け入れられちゃう
シオンの技術って相当凄いんでしょうね~。
(ポンコツのAIってキャッチコピーですけど、ロボの
技術は相当なレベルで、こういうのはまだまだ実現は
先なんだろうなって感じがします)

シオンはことある度に歌いだしちゃう女の子です。
自分はミュージカル大好きなほうなので、あの唐突な歌や音楽は
好意的に受け入れられます。
まあ本作では
シオンは人じゃなくてAIだからって理由があるだけに
ミュージカルが苦手な人でも突然歌いだすシオンのことを
わりと受け入れやすいんじゃないでしょうか。
(シオンが歌う理由、伏線が後半明らかになることに
よってシオンの歌の素晴らしさ、輝きが増すんですよね~)

人間関係があまり上手くいってなかったサトミを取り巻く面々が
シオンと触れ合ううちに良い方へ変わっていきます。

ゴッちゃんとアヤのちょっとした言葉の掛け違いによるすれ違い。
人間なら思ったことを素直に言えない・・ってありますよね。
シオンの歌声、思い出を想起させる演出にのせられての
愛の告白!

あ~自分もケンカの時、シオン欲しいかもww
(もしかしたら場の雰囲気で仲直り・・って無理か~~><!)

サンダーとシオンの柔道での踊るような乱取り稽古。
社交ダンスばりのリズミカルなレッスン、軽やかな歌声が素敵なんです!
ポンコツどころか優秀すぎじゃない?シオンって。
こんな稽古で勝てるようになったらAIでも好きになっちゃいますよね~。

サトミが本当にボッチだったの?ってくらい友達に囲まれてるって
ありますけど、それが良いやつばかりってのは悪くないです。

サトミにいつも幸せかを問いかけ行動するシオン。
終盤、暴走ぎみにトウマを巻き込むシーンは少々AI怖いかも
ってなりかけますけど
美しい月明りのもとで、花火が乱れ飛ぶ中
ディズニー映画のクライマックス?のような素晴らしいシオンの熱唱は
そりゃサプライズの告白にピッタリって盛り上がりました。

だけど盛り上がってる最中に会社に回収されてしまったシオン。

この作品の真のクライマックスはシオンが
サトミを幸せにするために行動し続ける理由が明らかになった時でした。

サトミを子供の頃から、身近で見守り続けてきたメモリー。
「サトミを幸せにすること」
誕生した時からトウマの気持ちを宿して自己進化してきたAI.
なぜ歌い踊るのか、幸せかを問い続けるのか・・・
「サトミ・・・・サトミ・・サトミ・・・・・」
稚拙ながらも数えきれないくらい呼びかけ
いつでも励まし続けて寄り添い歌い続けてきた事実。
執念ともいえるAIシオンの想いが明らかになっていく展開は
めっちゃ泣けちゃいました~~~><!

AIを題材にする作品はその設定や矛盾を探す目に常にさらされて
批判されちゃうのかもしれません。

自分は難しいことは分かりませんけど
高校生の彼ら、彼女達がちょっとしたきっかけをシオンに与えてもらって少し幸せになっていく、そんな優しい物語が楽しかったです。

シオンの人間とは違って良い意味で空気を読まない行動力に
ふと警戒心緩んで本音を引き出しちゃうのかもしれませんね。
いつしか
シオンを本当の友達のように感じ、彼女がピンチになった時
助けようと必死に行動していく姿は良かったな~。

命令されたことを追い求め続ける、ある意味人が執念と呼ぶくらいの
途方もなく学習し続ける能力は時に想像を超える結果を生む可能性
もあるし怖さもあります。

学習し続ける先が人類の幸せになる道と一緒であって欲しいし
シオンのようにただ一人の幸せを考え続け見守り続けられるような
優しい進化を続けて欲しいです。

土屋太鳳さんの演技、歌声が好印象な素敵な作品でした。

投稿 : 2023/06/13
閲覧 : 168
サンキュー:

20

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

素敵な青春映画

ミュージカル、青春、学園、ロボット、SF!?

使い古された題材だが、そう感じさせない新鮮な気持ちで観ることができた。


ロボットだからアクションでもはじまるかなと思ったけど、その方向性にいかず
純粋な青春映画として楽しめた。

あとヒロインは正統派美少女なのだが、どこか頭のねじがぶっとんでいる


あのコードギアスやヴァルブレイヴの水星の魔女の大河内脚本ということで学園でロボットによる虐殺みたいな展開になるのかなとひやひやさせられたが清々しいまでの青春映画だった。

主人公の親の出世欲はプロスペラとスレッタマーキュリーを沸騰させられる
し、ヒロインが唐突に歌い出すし(笑)

定番の展開をみせてくれた。

投稿 : 2023/06/02
閲覧 : 149
サンキュー:

9

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

元々たまごっち!みたいなオモチャAIだったのか⁈

AIものとして目新しさは無いが、韓国もののような実は裏でこんな事があったのか…の部分は否が応でも感動する。やたら歌う理由もそこまでわからない。
福原さんは声優としても素晴らしかった。
このAIをいきなり学校で実証実験って、母親の頭疑う設定はどうかと…
イブの時間はアシモフのコピーみたいなストーリーだったから、大河内さんのおかげでしっかり感動作になったのかな。
AI系なら野崎まどの小説家の作り方をオススメします。

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 90
サンキュー:

3

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

明らかにAIが暴走しているのだが

で、みんな高校生も大人もドタバタして滑稽。
特にこの実験都市の大人たちが子供っぽくてほとんどギャグ。ラストの展開で人類の退化が確定した。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 170
サンキュー:

4

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

シンギュラリティAIと青春劇。面白かったけれど、やや引っかかりも覚える

「イヴの時間」の吉浦康裕監督による109分のアニメ映画。
AI少女と高校生たちの青春劇やラブコメからの、シンギュラリティを扱ったSF作品。
※作品データベース様より転載

【良い点】
同年の春アニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-」に続いての、歌うAI少女とシンギュラリティを扱っている。
舞台をAIアニメにありがちな人類存亡ではなく、高校生たちの青春劇にする事で、より身近にAIと人間の関係性を問うた内容。
自己進化AIに対する、若者たちのポジティブな関わり方を清々しく描きつつ、視点によっては危険性も匂わせる塩梅。
AIがある程度実用化されつつある世界、高校生たちのAIへの反応や関わり方は2008年の「イヴの時間」よりも時代が進んでいる。
終盤の攻防戦、物理的に拘らずAIをネットに逃がす発想は、新世代の若者らしくて良かった。
2020年代の若い感性でAIの可能性を描いて見せたSF作品として良かった。
時代の進化に対応して作劇をアップデート出来ているのは吉浦監督お見事。(これが出来ず時代錯誤な監督の方が多いので)

AI、シンギュラリティSFとして内容の良し悪しはともかく、示唆に富んでいて考えさせられる。

AIヒロインをちゃんとAIらしく描けているのも何気に珍しい。
この手のAIヒロインは人間以上に人間らしいキャラが多い、本作のシオンちゃんは人間らしくなかった、良くも悪くも。

青春劇や恋愛劇は手堅く及第点。
人数多い割に主要キャラ全員に見せ場あり、シオンの歌とポンコツ行動に翻弄されるコミカルな青春劇として見やすかった。
ミュージカル調を「ポンコツAIだからしゃーない」と理屈付けする構図も上手い。
主要キャラにAIへの理解があるのも物語がスムーズな要因、前述したように現代的な感性をポジティブに活かした作劇だった。
楽曲を作劇に活かせている、歌詞が分かり易く、終盤の盛り上がりも申し分ない。

土屋太鳳氏はじめ声優陣も申し分ない。

【悪い点】
作画水準は申し分ないんだけど、絵的に魅せる力はあまり無い。普通に綺麗の域を出ず。

良い点と裏腹、AIヒロインがAIの域を出ず、あまり可愛くない。
キャラデザや異常行動含めて不気味の谷を感じる。
終盤明かされる誕生秘話とサトミとの関係は感動的ではあるんだけど、シオン自身にあまり共感できないためか微妙。

良い点と裏腹、青春劇も恋愛劇もありがち。大仰に盛り上がる程ではなかった。

ツダケンボイスな嫌味支社長を悪役に据える作劇も微妙。
大人の男性は無理解で無能、子供と女性はAIの可能性信じる正義的な構図もイマイチ。(自分が前者だからだけど…)

AI、シンギュラリティの怖い側面をさらっと流して放置しているのが気になる。
自己進化、人間の監視や制御を欺いたり、終盤は実質AIの反乱も起きてたり。
シオンは終始暴走していた。シオンが善意だから良かったものの、一歩間違えば危険だったような。怖くて手放しで感動できず。
支社長の視点も一理あるように思われるけれど、そこが描かれていない。
作中でAI規制法がある模様だけど、劇場版の尺では不十分だった。
高校生の青春劇に絞った良し悪しで、SFとしてのスケールは狭くなってしまった。

【総合評価】5~6点
シンギュラリティSFとしては鋭く、エンタメ作品としては微妙。
SFとしては粗削りなイヴの時間の方が面白さは上だった。
評価はとても良い以上付けてもよさげな意欲作なんだけど「良い」止まり。

手放しで絶賛できない自分は支社長寄りの時代遅れな大人なんだろうな、と自覚あり。
この作品は多分素晴らしいが、視聴者の自分が付いていけてないという認識。

投稿 : 2022/08/27
閲覧 : 201
サンキュー:

11

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんだろう ディズニー映画をみてるようだった

なんだろう ディズニー映画をみてるようだった
近い将来・・ こんな 世界がくるんだろうなぁ きっと
多分 ついていけない 携帯すらよくわからないし

投稿 : 2022/08/15
閲覧 : 128
サンキュー:

1

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

観てて恥ずかしい感じでした

んー
設定はいいかと思うけど
ちょっとストーリー展開が青すぎて自分には観てて恥ずかしく

ミュージカルは好きだけど
歌い出しや歌がこれこそ関係ないとこでとミュージカル嫌いが指摘するようなとこで歌うしで。。

てか歌と高校生と特殊な設定が無い。。ってのはこれはもうはなから2.5次元案件でしょうか。。


アニメなんだから細かいこと言うなといわれましょうが
ちょっと色々怖く
AIの実験とはいえ高校に転校届を受諾させるのはかなりの犯罪では?
→大会社が極秘に。。ならわかるけど、主人公の母が独断でといってたのでここもハッキングとか改竄したのか?と勘繰ってしまう

あとAI自身が命令を聞かずハッキングしまくって、かつ格闘ロボを人間にしむけるとか。。
今は電子化がすすんでいる軍隊の兵器も愛があるからつかっていいわよね❤️とやりかねない
ここ冗談でなくあぶないかと

てかサマーウォーズのAIがそうなったよね

→主人公にあって危険やどうしょうもない悩みに過剰に反応してしまいならいいが、主人公が現在あまり思ってないことを過剰に勝手にやるのは問題かと

あと個人情報も色んな家電やセキュリティシステムなどを利用して収集しまくってるのはストーカーにもなりかねぬと

ま、青春群像ラブコメアニメなのでそこまではですが。。

ちと気になりました。。

絵が綺麗っぽかったので期待したのですが
残念でした。。

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 192
サンキュー:

4

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

監督を知らずに観たら、もう少し楽しめた・・・・・・かもしれない

『サカサマのパテマ』の吉浦監督作品。

分かりやすく言うなら、「人間に化けたAIロボがその正体を知る人間の友達たちと送る青春ドラマ(ミュージカル風)」

同監督の『イヴの時間』に近いけど、『イヴの時間』と違ってこの作品は微妙。
ミュージカルを加えたのは良かったけど、終盤の展開がありきたりすぎる。何より相手方(社長たち)を開発者である主人公の母親を妬む一方的な悪として描いてるから、ちゃんとした主張の対立もない。せっかく序盤でシオンの危ない行動を描いてるんだから、せめて社長側に妬みとか一切ない反AIの人間を描いて欲しかった。
でも良く言えば「子供向け」に作られてるから、ファミリー層にも安心して観れる作品になってるし、そういう意味では、決して万人受けしない作品ではない。


ただ「子供向け」だとしたら少し気になるのが、さらっと描かれたけど、娘の気遣いを知らず、いざ失敗したら娘に当たり散らかす母親はどうなの?考えすぎかもしれないけど、「子供向け」作品の母親とは思えない。

投稿 : 2022/06/27
閲覧 : 126
サンキュー:

2

ネタバレ

†地雷君† さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ここ数年での最高傑作

もちろん、劇場版「ヴァイオレットエヴァーガーデン」も好きですよ?(きめつ?・・なにそれ美味しいの?)

ただ、この作品は もう少しライトに、皆が楽しめるお話です。かといってチープではなく、AIというテーマを取り扱った深みのある作品でもあります。

本作品は、同じくAIをテーマにした「イヴの時間」の『吉浦康裕』監督の作品です。監督のインタビューでも語られている通り、皆が楽しめるように作られています。
※「イヴの時間」も好きですが、雰囲気が特殊で万人受けではありませんでした。
※インタビューはこちら<https://www.youtube.com/watch?v=g1YE228tK68>

まずは、いろいろぎゅーっと詰まったPVを見てください。

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★まずはこれを見よう!!!
https://www.youtube.com/watch?v=Ht8oqfSgf8w
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主人公のサトミが通う学校に、サトミの母親が研究すするAI(シオン)が転校してきます。このAI(ロボット)、かなりの猪突猛進で、なぜかサトミを幸せにしようと行動します。転校初日にいきなり「サトミ!今幸せ?」と問いかけ歌い始めたり・・。

サトミはAIであることを知っているのですが、周りはそれを知らないため、火消しに奔走するサトミ。前半はドタバタ青春ラブコメ要素で展開していきますが、AIシオンには秘密があって・・。

後半少しシリアス展開ですが、最後はハッピーエンドです。
土屋太鳳さん演じるシオン、まいんちゃんこと福原遥さん演じるサトミがプロの声優にも劣らないクオリティだし、特にシオンの歌は何度聞いても素敵ですので、この作品は見ないと人生の損であると断言できる。そんな作品です。


追伸:挿入歌の「you need friends」はボッチには「う・・」となりますが、それでも前向きにさせてくれる素敵な曲です。

投稿 : 2022/03/27
閲覧 : 197
サンキュー:

7

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

AIとして、矛盾しそうな「命令に従う」ことと、「感情に従う」ことを上手くつなげた物語。

今から54年前の映画「2001年宇宙の旅」。
人工知能HAL9000は、その目(カメラ)に映る人間に疑問を感じ暴走します。

今から28年前の映画「マクロスプラス」。
人工知能シャロン・アップルは、愛した人に夢を見させたくて暴走します。

暴走?
それは、人間がそう捉えているだけのことです。
この2つに共通することは、「感情」により自ら行動を起こしただけのことです。
しかし、人間にとって、それは、想定外のことなので「暴走」なのです。

そして、この作品もしっかりとその王道に沿った内容でした。
ある「感情」を持った主人公の人工知能シオンは、サトミのために奔走します。
しかし、それは「暴走」に他ならず、このことが事件へと発展していきます。

私は、人工知能(AI)の「感情」は、甘く考えてはいけないと思っています。
なぜなら、それは、人間の「感情」と変わらないからです。


■AIは、プログラムだが、AIが獲得した「感情」はプログラムではない
{netabare}
AIはもちろんプログラムです。
しかし、AIが獲得した「感情」は、プログラムではないと思います。
その理由の一つは、もちろんそう考えた方が、夢があるからです・・・。
しかし、理由は、それだけではありません。
今の人工知能の仕組みを考えても、そう感じる部分があるからです。

プログラムとは、「こうきたら、こう反応する」と言うルールです。
もし、「感情」がプログラムなら、それはすべてルール化されています。
「こう話しかけけられたら、こう答えて、こういう表情をする」。
このようなルールがあらかじめプログラムやデータとして定義されます。

また、一昔前にAIと呼ばれていた機械学習も実際はただのプログラムです。
それは、ある対象をグループ分け(クラスタリング)する分類器です。
それがあたかも何かを認識したように見えるので人工知能と呼ばれています。
しかし、その仕組みは、複雑な数式を使ったプログラム(モデル)でしかありません。

しかし、今のAIは、人間の脳細胞のニューロンを模したものです。
プログラムは、ニューロンを再現しているだけです。
「感情」に関するルールは、定義されていません。
つまり、AIの「感情」とは、プログラミングされたものではありません。
「感情」とは、自ら「学習」して獲得していくものになります。

人間の持つ1つのニューロンの仕組みはとても単純です。
しかし、それが何百億個と集まり、何層にも繋がっています。
その結果、人間は、とても複雑なことを考えることができます。
逆に言えば、人間の脳そのものの仕組み自体は、とても「機械的」だと言うことです。
つまり、人間とAIとは、物事を考える最小単位のニューロンが、
細胞でできているのか、プログラムでできているかの違いだけでしかありません。

もし、そのニューロンを模したプログラムを
人間の脳細胞と同じ数だけ集めて、繋げられたら・・・、
そして、人間と同じように、何年も学習をさせたら・・・、
きっと、人間と同じ「感情」や「人格」が備わるはずです。

つまり、AIの「感情」とは、プログラムではなく、学習で自ら身に着けたものです。
そこに人間との違いはないのです。
このことがAIに人格があるとか、人権を認めるとかの問題にも発展していきます。

ただ、残念なことに現在の技術では、脳の再現性は不十分なようです。
ニューロン同士のつなぎ方(ニューラルネットワーク)は手探りです。
また、ニューロン間をつなぐ部分のシナプスに相当するところもいまいちのようです。
ニューロンから次のニューロンへ伝達する信号をスムーズに制御できません。
つまり、人間のように自然に物事を考えるのがまだまだ難しいようです。

そのためか、この作品のAIもちょっとポンコツです。
しかし、そこが可愛いところでもあるのですが・・・。
{/netabare}


■AIの「感情」は、どこにあるのか分からないこそ人間と同じ
{netabare}
ここからは、少しネタバレになってしまいます。

シオンは、当初、スタンドアロンの携帯端末として誕生しました。
言わば小さな子供です。
たくさんのニューロンをメモリー上に蓄えられるほどリソースは持っていません。
しかし、それがあることをきっかけにネットワーク上に逃げ出します。
すると世界中からリソースを集められニューラルネットワークの下地ができてきます。

さらにその中でシオンは、サトミのことをずっと見続けていました。
街中にあるネットワークにつながったカメラやセンサーを使っていたのです。
つまり、シオンは、ずっと「学習」を続けてきたのです。
すると、人間と同じ「感情」を持ってもおかしくはありません。

AIがこうして感情を持ったとしても、そこに感情プログラムは、存在しません。
存在するのは、ただニューロンを模したプログラムだけです。
つまり、AIの「感情」とは、どこにあるのかが分からないのです。

これは、人間の「感情(心)」が、どこにあるのか分からないのと同じです。
つまり、人間を解剖しても、そこにあるのは、脳細胞だけなのです。

ここまでくると、AIと人間の「感情(心)」は、同じものだと言えます。
{/netabare}


■AIの主人公は応援したくなるが、それは人間のエゴと紙一重の悲しさもある
{netabare}
AI自体は、プログラムですが、AIの「感情」は、プログラムではありません。
そう考えると、AIの主人公に対しても「感情」移入することができます。
なぜなら、AIの「感情」は、人間が持っているものと違いはないのですから。

では、なぜAIの主人公に感情移入し、感動できるのでしょうか?
それは、AIには、人間にはない不自由さがあるからです。
まずロボットであれば、柔軟性やバッテリー等の身体的な制約があります。
また、人間が作ったものなので制御的に人間に服従させられています。
緊急停止機能や人間の命令に従うことが、それにあたります。

つまり、AIは、人間と同じ感情を持ちつつも人間よりも劣るものとして描かれます。
実は、ここが悲しい部分でもありますし、応援したくなる部分でもあります。
AI作品は、実は、人間のエゴと紙一重なのです。
それは、つまり、人間の都合のいいようにAIを描いているからです。

もし、AIが完全無欠で、知能も体力も美貌も人間を凌駕していたらどうでしょうか?
その「感情」が本物であったとしても、はたして感情移入できるでしょうか?
たぶん難しいと思います。
なぜなら、それはもはや神であり感情移入の対象ではありません。
むしろ、人間を凌駕した時点で、抗う対象になってきます。
しかし、そんなAIも人間と同じ「感情」の持ち主だと思うとやはり複雑な気持ちです。

この作品の主人公のAIシオンの「感情」は、本物です。
だけど、ポンコツです。
だから、感情移入できるのです。
そういう意味で、AIの発展途上だからこそ描ける作品でもあるのかなと思いました。
{/netabare}


■まとめ

50年以上前から続くAIの王道です。
それは、AIが獲得した「感情」によって引き起こされる物語です。
それが、人間に危害加えるものなのか、ハートフルかは紙一重にすぎません。
人間にとっては、どちらも「暴走」に変わりありません。

むしろ私は、AIが持つ「感情」そのものについて、とても考えさせられました。
それは、人間のもつ「感情」と基本的に変わらないからです。

この作品のシオンは、技術的に発展途上のためかポンコツです。
しかし、獲得した「感情」は、人間と変わらない本物だったはずです。

シオンは最初、プログラムとして「人間の命令に従うこと」を実行しようとします。
その命令とは、「サトミを幸せにすること」です。
シオンは、それがどう言うことかを8年もかけて学習し解釈してきました。
つまり、考え続けてきたと言うことです。
そして、チャンスが訪れたときに実行に移したのです。
この誰かのために考え行動しようとすることは、もはや人間と同じ「感情」です。

この作品は、AIの持つ特徴を綺麗に物語にまとめていたと思います。
それは、「命令に従う」ことと、「感情に従う」ことです。
この2つは、一見、矛盾することですが、この物語では、うまく融合させました。
そこが、とても面白かったと思います。
そして、シオンの本物の「感情」からくる純粋な一生懸命さもよく伝わってきました。
私は、とても温かい気持ちになることができた作品でした。

投稿 : 2022/03/23
閲覧 : 248
サンキュー:

21

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ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

みんなを幸せにする良いAI

公開後話題となり、自分もその話題を聞きつけて劇場に足を運んで鑑賞。まず思ったのは夏に観たかったねー!

今年は『VIVY』や『ゴジラS.P』等のオリジナルSF AI物が多く、特に『ゴジラS.P』は「用語いっぱいで論的に説明する!これがぁ!SF物なんだよぉ!」感増し増しで正直ついていけなかったので、この作品はそれらと比べて、AIを題材にした作品としてはかなり分かりやすいストーリーで、観やすかったし、面白かった

ストーリーとしては、AIが広まり生活の一部となっているという設定で話が進んでいく
AIと人間の関わりに関しては、シオン サトミの関わりに終始しており、客観的な視点から立っての投げかけはやっておらず、それにより、後半は現実世界との認識の齟齬を産んでいるように思われる

よって、かなり現実の世界とのギャップがあり、正直自分は劇中の所謂"保守派"の意見の方に賛同しちゃった部分があり、「何故危険でないと言い切れるのか」「実験に無断で学校を使用した」などの様々な問題を、会長の鶴の一声で最後に一蹴した風であったが、それでそもそもの世界観と現実の視聴者とのギャップは埋められたかと言われれば微妙だと思う
ただ、もちろん自分も、シオンの様なAIがいたら面白そうだとは思うし、近未来のAIが一般化した世界も良いとは思っているということだけ

なのでこの作品は、近未来の世界観で、昨今のSF AI関連の作品に求められている要素をシオンとサトミの二者の関係に絞った、少しポンコツなAIとの関わりから始まる青春群像劇として、あくまで"良いAIを描く作品"という認識を持っておくのが良いと思う。前半中盤のシオンと悩みを持った高校生達との関わり、予想外のシオンの行動の理由付け、8年前に受けた使命を遂行する健気な進化したAIの姿など、そういう観点から見ると、万人に受けやすい良いストーリーだったと思う

今年最後に予想外のアタリ作品に出会えて、テレビアニメだけでなく、アニメ映画でも満足出来てとても良かった

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 197
サンキュー:

8

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しょへ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アイ、愛、I

良い意味で予想を裏切られました。久しぶりに映画で泣きそうになったかも…。

少年少女とAIシオンとの交流を描いたお話です。
爽やかな青春物語でもあり、AIの可能性の物語でもあります。
細かい近未来を舞台にした世界観の描写や、ミュージカルシーンの演出も印象的でした。

AIを題材にした作品と言えば、人類と敵対する展開など、その危険性を警鐘するような作品が過去に数多く存在します。
しかし、この作品はAIの明るい未来を描いていました。「こういうので良いんだよ」と気分が良くなりました。

後、登場人物が高校生ですごく青春していて、キラキラしていました。とにかく爽やかで良い。彼らと友達になりたいと思ってしまうほどです。

最後に一言、感動と青春と未来が詰まったこの名作に祝福あれ!

投稿 : 2021/12/08
閲覧 : 148
サンキュー:

6

ネタバレ

まじぇⅡ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こんなAlの未来をみれてよかった

なにも情報なしでただイヴの時間が好きだからみてみよ~と観たのだけど、音楽がとても素敵で、毎回曲が流れるたびに、なにか、心に突き刺さったようで涙がじわりじわり。
エンドロールで声優情報みて驚愕(;゚д゚)
ストーリー自体はまさに青春。ただAl怖いと思ってしまうところも多々ある。でも、機械の記憶であるデータが走馬灯のように流れるシーン、あれは心に響いた。
もしもわたしが青春時代に共にすごした、どこでもいっしょの面々をポケステにいれて言葉覚えてもらって会話した思い出が、こんな形でまた会えたならという共感もあったかもしれない。
ミュージカル形式の作品にはじめて出会えた作品だったのでこういう音楽×アニメーションってみたことがなかったからすごく満足な作品でした。

投稿 : 2021/11/16
閲覧 : 141
サンキュー:

5

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けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっと感情移入できなかった。

まずキャラデザがちょっと苦手。
シオンの顔が何か怖いw

話もテンポはいいんだけど
そのせいかシオンがサトミ達クラスメイトとの
エピソードがちょっと駆け足に感じて
サトミ達がシオンにそこまで肩入れするのが
何か実感沸かなかった。
少し置いてけぼり食らった感じ。
シオンがミュージカルみたいに
突然歌い出すのも苦手だなぁ。

シオンはサトミが小さい頃から
ずっと見守ってたみたいだけど、
これも考え様によっては
ちょっと怖いw

話の展開は王道なんで
後半はまだ良くなったけど、
全体的には微妙でした。

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 214
サンキュー:

9

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ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういうAIを目指すべき

青春学園アニメとして良作。
テンポが良くて気持ちよく見られる。
AIというか、プログラムであるAIロボット「シオン」が可愛くて、明るくて。
後半、こいつは攻殻機動隊に出てくる「人形使い」かと思いましたが。
自分自身をネットに流すことができるんですかねぇ。
ネットの世界は広大だわ・・。
{netabare}
シオンの素直さは、人間、特に我々日本人は学ぶべきなのではないか。
「サトミ」を幸せにするという命令を愚直に守っているだけ、
と言えば単純ですけど、人間って、特に大人っていろいろ考えちゃいますもんね。
体面とか、見栄とか、TPOとか。でもシオンはそんなこと関係無し!
自分の思ったことを口に出して愚直に実行する。
だからこそみんなに慕われるんだ、ということを、逆説的ながら
このポンコツAIが証明しているところが痛快です。
幼少時代のサトミから、ずっと見続けて、使命を守り続けてきたシオン。
記憶を辿るここの下りが映画でも最大の見せ場でしたね。

最後は衛星に留まっただけ?
あれだけの力があるなら、世界全体に散らばっても良いかとおもったけど、
使命からしてサトミしか眼中に無いかもね。
{/netabare}

投稿 : 2021/11/11
閲覧 : 191
サンキュー:

12

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蒙古斑 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

惜しい。

「惜しい」このひとことに限るだろう。
物語としては王道青春で、各登場人物の「幸せ」を叶えていくという話だ。初めはカップルのお話 次に試合に勝てない柔道部の話 そして主人公のことを好きな男の子の話 最後に主人公の話。
大まかに分けるとこんな感じ。脚本は普通に面白いし、青春って感じ。ただし、設定というか細かいところまで、しっかり考えていなかったような気がする。
・文明が発展している割に電力供給線が地面に埋まっていない。
・柔道の試合で勝った時ガッツポーズは怒られる。(武道の基本)
・高校生だけで町を管理する会社に乗り込むのは無謀と言ったメインキャラがいるのだが、大人1人加わっただけで、あっさり乗り込む。
他にも太陽光パネルを垂直にしても通路があるのであそこまで綺麗に反射はしない。など、自分がおかしいと思うことが沢山あった。
あとは、何故ミュージカル風にしたのかが謎。特に主人公には音楽が関係ないのにも関わらず歌ったのは謎。
音楽が主人公が求めた「幸せ」なの?
僕がこの作品から読み取れたのは、ただ主人公は友達が欲しかっただけ。つまり本当の幸せは「友達」じゃないの?
流行りに乗っかってミュージカル風にしたとしか思えない。制作側にそういう意図がないなら、何故歌わせたのかを問いたいね。
無知な僕が間違っていたり、見落としていたり、しているかもしれないから一概にこの作品を駄作とは言えませんでした。

投稿 : 2021/11/07
閲覧 : 191
サンキュー:

4

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遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

その歌は、少女の幸せを願う

告知の時点で私好みな雰囲気が匂っていたので見に行きました。
いやー、面白かったー。

内容としてはAIが人との触れ合いを通して、人のように成長し、学習していくというSF関連ではもう何度目だよというお約束なジャンル。
まあ展開がある程度読めるからこそ、鑑賞途中で不穏な空気を察知したり、逆に「これは大丈夫だな」という安心感を持って作品を見れたりするのでこの辺りは一長一短ですね。

作品自体はミュージカル調な作りでしたね。ちょくちょく歌唱パートが入ってきますが、それが一つのいい演出になっているのであまりクドさは感じません。ミュージカル特有の派手な照明演出とかもAIという設定を上手に利用してあって感心しました。そして何より土屋太鳳の歌が上手い・・・、正直一番驚きました。

さて、この手の作品のありがちな批判として、リアリティの無さというか、現実では「いやそうはならんやろー」という展開が何かと目につきがちですよね。本作にもそういう部分はたくさんあるんですけども、大事なの結局それを超えるだけの感動だったりメッセージを残せるかどうかだと思うんですよ。
そういった点においては、『君の名は。』とか『竜とそばかすの姫』は個人的には失敗していて、前述したような重箱の隅をつつくような批判ばかり出てきちゃうんですよね。
今作においては、メインキャラクターのシオンが最初に受けた「サトミを幸せにする」という願いを8年もの月日をかけて実行しようとしていたという壮大な物語が終盤に明かされることで、最後に二人が交わす言葉が大きな感動となって私の心に響いてきました。
だから細かなツッコミポイントは多々あれど、それは野暮ってもんだなと綺麗に水に流すことができるわけですね。

ただすごくいい作品ではあったんですが、予想を超えるほどまでは行かず。今年のアニメーション映画レベル高いですね。

投稿 : 2021/11/01
閲覧 : 245
サンキュー:

23

tanitasa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/06
閲覧 : 1

kirito007 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/27
閲覧 : 3

カスメロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/18
閲覧 : 3

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/07/12
閲覧 : 3

HJRPV00916 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 5

ゆにこん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/09
閲覧 : 5

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 5

りゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/20
閲覧 : 8

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 7

atsuman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 7

月桂樹 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/23
閲覧 : 9
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アイの歌声を聴かせてのストーリー・あらすじ

長編オリジナルアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』(アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2021年10月1日
制作会社
J.C.STAFF
公式サイト
ainouta.jp/

スタッフ

原作:吉浦康裕、キャラクター原案:紀伊カンナ
監督:吉浦康裕、脚本:吉浦康裕、共同脚本:大河内一楼、総作画監督・キャラクターデザイン:島村秀一

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