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「獣の奏者エリン(TVアニメ動画)」

総合得点
73.7
感想・評価
570
棚に入れた
3651
ランキング
991
★★★★☆ 3.9 (570)
物語
4.3
作画
3.7
声優
3.6
音楽
4.0
キャラ
3.9

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獣の奏者エリンの感想・評価はどうでしたか?

大さじコショウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

動物、生物好きなら、ぜひ見てほしい作品

『『動物、生物好きなら、ぜひ見てほしい作品』』

そこそこ前の作品ですが、本作はフィクションの動物をテーマに
如何に動物と人間が関わっているのか、
動物がどういうものなのかを非常に丁寧に扱えてる作品です。

子供向けに放送されましたが、大人でも楽しめます


本作品の何と言っても良い所は
動物は懐いてたり大人しくても、野生の本性を常持っているという所です。

動物は単純に可愛いもののような扱いですが、元来の姿は本作のような
危険な要素があるのが生物、本作で伝えるなら獣でしょう。
テレビ番組のような単純に可愛い動物を紹介ではなく、
そういう危険な側面も含めているというのを表現しているのが凄く良いです
ライオンは檻の中で見るからいいのであって外に出ればってことですね。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆キャラ
主人公は若干天才肌な気質ですが
努力や知識への探求を怠らず懸命なのが好感持てますね。
苦難を乗り越えるさまや、好きなものに一生懸命探求していく様子は
実に見習いたいものです。

敵キャラっぽいのもはっきりしているので、関係もややこしく成りにくいです。



◆作画
NHKで放送されていたのもあって、安定しています。
絵自体は少し癖がありますが、そこまで気になりません。
たまに童話や民謡のような絵が表現されているのが、味を出しています。
架空の動物の動くさまは見所です。


◆ストーリー
NHKかつ、当時は子供向けに放送されてた時間ですが、結構ヘビーな要素あります
描画的な表現はないですが、精神的に来る要素がありますね……。
綺麗ごとだけを見せないのは、子供向けに放送しつつ大人向けな要素も感じます

生物、主人公の成長の様を見れますし、話数はあれどテンポは割と良く
アニメあるあるの中だるみは感じにくいと思います。 
引き延ばした話数というよりは、ちゃんと凝縮はされています
とはいえ回想話や、同じ伝承シーンがあったりしますので、そこらへんは各々スキップ推奨です



◆音楽
OPがスキマスイッチだったりします。
挿入曲も印象に残っています
音楽の入れるタイミングがなかなかせこく、グッとくるものがあります




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

懐かしさを合わせて久々に視聴しました。
当時の自分からも興味ある内容でしたが、今でも変わりなかったです。

投稿 : 2023/06/06
閲覧 : 159
サンキュー:

1

あや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

回想が多い…

回想がめちゃくちゃ多い!
1回のうち1/3くらいは回想なんじゃない!?
必要な時は別にいいんだけど、同じシーンを何度もみました…。

内容は、とても面白いです!!

そして、劇中で流れるスキマスイッチの雫がとってもよかった!
とくに13話!!鳥肌たちました!!!

投稿 : 2022/05/03
閲覧 : 586
サンキュー:

2

もっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

NHKの作品の中で面白い

当時子供の頃NHKで放送していたのを見ていた。
だいぶ前だったのでちょっと話は忘れてしまったがしっかりとした世界観が描けている作品で引き込まれていたと思う。
OPを歌っているのがスキマスイッチさんですごくいい曲である。

投稿 : 2021/02/25
閲覧 : 338
サンキュー:

1

がおー敦煌 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

50話の大作。

50話と言う長いお話なので内容は結構濃いです。
しかし後半に差し掛かるとセリフもない何を見せたいのかわからない描写が多くなっていきます。
50話の長い時間で作り上げたものなので4点にしていますが、25話編成だとしたら3点ぐらいに落ちる内容かなっと思います。

声優ですが主人公が星井七瀬っというどこにでもでしゃばる仕事をしているタイプのタレントさんです。歌手なのかタレントなのか声優になりたいのかどっちつかずの為糞みたいな声質でした。

正直50話もやっているのですから、声の当て感や、話し出す時の一文字目の大事さが上手くなっていくだろうと思ったのですが、最後までひどかったです。
けして棒読みではないのですが、周りのキャラクター声優がガチすぎるために一人だけ浮いていました。
サブキャラで4話に一回とかしかでない声優さんだったらまだ話がわかるのですが語り手がこれだときついです。



音楽は文句なく最高でした。
音楽を聴くだけにサントラなどをようつべで漁るのもいいかもしれません。

投稿 : 2020/12/15
閲覧 : 761
サンキュー:

4

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ならではの大作。。稀有な宿命を背負った少女のNHK大河ファンタジー。

NHK教育テレビ放送開始50周年記念番組。2009年放送。全50話。
原作はファンタジー小説『獣の奏者』(けもののそうじゃ)。

原作者でありアニメーション監修を務めた上橋菜穂子さんは発表記者会見で「21世紀のハイジを目指した」と発言したとか。

なるほど、スキマスイッチの主題歌『雫』で始まる世界には大河ドラマのような大作の雰囲気があります。
そしてEDは日常感ある落ち着いた曲で、世界観に浸ったまま枕につくことができそうな心地よい曲。

ざっくりいうとNHKらしい。。
そして優しい母と娘の情愛がいい。
絵も、粗さはあるけど優しい雰囲気。
曲や挿入歌も優しい。

エリンは応援したくなる。
一人の少女の成長をじっくり観られるアニメはそうそうない。
そういう意味では確かにハイジを目指したという言葉はうなずける。

~{netabare}
エリンのcvは・・星井七瀬さん?
歌手、女優業がメインで声優をやったのはこの作品だけのようです。
幼女から成長するヒロインとして、声が合っていたと思うし好感が持てました。
後半でのシリアスな演技は慣れた声優さんとはまた違った雰囲気が出てました。。それが良かったかどうかは人によって好みが分かれそうですが^^;

気になった回だけちょっとかいつまむと。。

第7話
 エリンの母親ソヨンの処刑回。
 言うまでもなくとんでもなく酷く非道な
 話ですが、この物語の中核でありその後の
 展開の起因となる出来事であることを
 考えると、ある程度の残酷さも致し方ない
 ところでしょうか。
 ただ、エリンは助けに行ったのに
 闘蛇に乗ったまま逃げるのは、
 ちょっと違和感。
 ソヨンによって闘蛇に結び付けられた
 とか、エリンが降りられなかった理由付
 が欲しかった。。

 闘蛇が大量死した原因も描かれず、
 喉に魚の骨が引っかかったように
 スッキリしない。

最終話
 シュナンをリランに乗せる必然性が
 あったのか、ちょっと理解に苦しみ
 ました。
 シュナンの部下がエリンを敵と誤解した
 だけだからシュナンが部下にやめろと
 いえばいいだけ、では?
 そう行動させた制作の意図が不可解でした。

 おかげでエリンが矢で射抜かれ。。
 事なきを得たからいいものの、
 「そんなバッドエンドはやめてくれ!」
 と心で叫んでしまいましたw
 (冷静に考えれば、ヒロインが死んで
  終わりなんてNHKでそれはない
  ですねw)

 あと、ちょっと細かいけどエリンに
 刺さった矢がいつ抜けたのか。。
 リランにくわえられた姿勢では
 矢がささったままは不自然かとw

 そして最後のエリンの息子とのシーン、
 傍らにイアルを佇ませてくれたら・・
 そして幼なじみサジュとの再会も描いて
 くれたら・・
 もう少しスッキリし、満足度も上がったかと。。

 ラストは個人的にはエリンの満面の笑みで
 締めて欲しかった。
 山リンゴもいいけど。。
{/netabare}~

全50話で、その長さに二の足を踏んでいましたが、
観始めると続きが気になり、
長く続くことがむしろ嬉しく感じました。
半分を過ぎると、終わりに向かっていいくことに
むしろ少し寂しさを感じました。

いわゆる、どこかの世界のいつかのファンタジー物語。「うたわれるもの」に世界観が近いような気がしました。

観て良かったと思います。

 (2020年9月Huluにて初視聴)

投稿 : 2020/10/04
閲覧 : 484
サンキュー:

7

アキラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分用メモ

上の上。
世界観も獣のデザインもめちゃくちゃ好き。あと挿入歌のタイミングが本当に神がかってる。主人公エリンの若干舌足らずな喋りがたまに気になるが、どのキャラも声のイメージはぴったりって感じで◎
アニメとして綺麗に締めてあるとはいえ途中までしかしてないのもあって、原作で続きが読みたくなるお気に入りアニメ。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 375
サンキュー:

3

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女性は必見!超絶オススメNo.1アニメ

小学生からお婆さんまで。女性なら必見のアニメです!

勿論、男性の方も見れば女性に優しくなれるアニメですよ。

原作者が監修しているので、世界観に忠実な建物、衣装、食べ物なんかが出てきます。

声優さんもキャラクターとバッチリあっていますので、アニメそのものを楽しむ人にもオススメです。

ちょっと、これ以上のアニメを探すのが困難なほどに、物語も秀逸です。

この作品が日本を代表するアニメになっても文句は一つもありません。

内容はとっても永いですが、見続けてしまう内容です。

投稿 : 2020/04/17
閲覧 : 518
サンキュー:

3

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

復讐劇から離れ、御都合主義の幸せに浸った

序盤、お母さんが処刑されるとこまで締まってよかった。数話しかないお母さんとその義父の演技は最後までこの作品に背景色をつける。

10歳から努力をし続け18歳にまで成長した、この少女には母を殺したもの(伝統、掟、旧体制)にしっかりと復讐してほしい、という気持ちで応援し続けたのだが。

風景は抽象化されているし、人間キャラは子供っぽいデザインだけど、動植物のデザインはアリ、蜜蜂から大蜥蜴、王獣までしっかり描かれている。ただ王獣が大蜥蜴を狩るシーンや交尾のシーンは極端に抽象化されている。もっと自由に表現すれば物語の趣旨に合ったと思うのだが。

編集と演出が説明重視で、昔見た世界名作劇場みたいだった。10歳以下の子供にはわかりやすくていいかもしれないが。

ラストの展開が50話を締め括るには物足りない。キャラ総出で「新しい時代の夜明けが来る」、と頑張ってはいる。ただ新しい権力構造は“大罪”に対して何らかの回答を用意していない。ちっちゃいかごから出たら少し大きな籠の中だった。この少女には、“封印された墓所でバイオコンピュータと戦った少女”と同じくらいのポテンシャルはあったのに。

その昔、こんな社会はダメだと突っ張って何十年か頑張り振り返ってみると、結局御都合主義の幸せに浸っていることに気付く、そういう視聴者にはちょうど良い適当な話なのだろう。

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 543
サンキュー:

5

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作知りません。後半結構重い展開になって子供向きなのかは考えさせられるところではありますが、こんな長編はNHKでしかできないし、とてもいい作品でした。こういう作品を見ると、やはり絵ではなくストーリーが重要と思ってしまいます。

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 350
サンキュー:

2

ネタバレ

うり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

王道を感じさせる作品

NHK制作の王道ファンタジー。
さすがNHKでじっくりと丁寧に描かれています。
ちょっと序盤がマッタリしているのと、50話ある中何度も回想が入るので、そのあたり整理して40話くらいでもいいのかなとは思う。

伝説の女神を祖に持つ架空の王国。
民衆の対立から始まる内紛の兆し。
こういうお話は大好きです。
そこに関わってくるのが主人公エリンと王獣リアン。
リアンはとても可愛いくてよい。
絵は少し古い感じが逆に王道ファンタジーとしての格式をだしていると思う。
音楽や、民衆の歌など、国家内の空気を感じさせる演出はさすが。

と、多分、一般的には高評価なのだと思います。
ですが、実は主人公エリンがどうしても合わなかった。

エリンにはどうもイライラさせられました。
{netabare} 好奇心旺盛、好きなことに一直線、はともかく、
「近寄るな」「部屋に入るな」といったこと、基本無視。全部する。
案の定、危なかったり、余計な事に巻き込まれたり。
周りが大人だから何とかなったり、作者的にそれが物語を動かすきっかけにしていたりするので、反省する事もほとんどない。
子供の頃はそれでもまだ「子供だから」と思ってみていられたけれど、大人になっても変わってない。また皆がエリンを守ろうとして繕った事をことごとく破っては立場を悪くし、全くエリンに感情移入出来ず。

王獣規範に対し「私はそんなもので縛りたくない!」と守る気全くないのに、王に護衛を命じられると「王獣規範の成り立ちをご存知ですか」としれっと利用。
公務や任務で忙しいイアンに「私が来ているのにどうして来てくれないの?」と(どうしても何も、と思ったのは私だけ?)イキナリ不満をぶつけてみたり。彼女か!的な? {/netabare}

声優さんの棒読みも半端なく、エリン周りが無ければもっとずっと高評価でした。
性格は原作通りでしょうから、仕方がないのですが。
そこが気にならなければ、おススメの作品です。

最後に、
{netabare} キリトのお菓子でいつ生徒が死ぬか、と、変なところでドキドキしてたけど、本当にただのお菓子だったという。皆無事に卒業してよかった。 {/netabare}

投稿 : 2019/06/03
閲覧 : 383
サンキュー:

2

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ナウシカ互換、王蟲ならぬ王獣と心を通じ合う少女の物語

本作の原作者・上橋菜穂子氏は、『風の谷のナウシカ』のファンなのだそうで、本作の

①科学的・物質的文明がさほど発展していない、どことなく中世的・牧歌的な作品世界、
②古くからの因習に頑迷にとらわれながらも基本的には善良な市井の人々と、権勢欲や名誉欲にとらわれて争いを起こしがちな政治的・軍事的指導者たち、
③そうした人々の{netabare}蒙昧を次々と啓(ひら)いていく、一見か弱そうだけれども誰にも負けない強い信念を心に宿した{/netabare}一人の少女、
④そして、{netabare}その牧歌的な世界の均衡が人々の妄動によって破られようとする寸前、誰にも懐かず恐怖の対象だった巨大生物と意を通わせたその少女が、ただ一人で世界を救ってしまう展開、{/netabare}

・・・という世界観と筋立ては、やはり同作のオマージュといってよいものと個人的には思えました(※多分、ファン層も重なっているのでは?)。

ただ、『ナウシカ』の方は2時間弱の劇場版作品で、サクっと見れたのに比較して、本作の場合は、全50話(※約20時間)という長丁場で、かつ、下記のように展開がかなり緩慢ということもあって、決して面白くない作品ではないのですが、私の個人評点は ☆ 3.8 と、いまいち高くなりませんでした(※因みに、『ナウシカ』は 未レビューですが ★ 4.0 です)。


◆パート別評価

【1】 {netabare}母ソヨンとのアケ村の日々{/netabare}(エリン10歳まで) ※第1~7話(計7話) ★ 4.0
【2】 {netabare}蜂飼いジョウンとの日々{/netabare}(エリン14歳まで) ※第8~14話(計7話) ☆ 3.5
【3】 {netabare}カザルグ王獣学舎の日々{/netabare}(エリン18歳まで) ※第15~30話(計16話) ☆ 3.6
【4】 {netabare}リョサ神王国の波乱とその結末{/netabare}(エリン18歳以降) ※第31~50話(計20話) ★ 4.0
--------------------------------------------------------------------
  総合        ☆ 3.8 (全50話)

・・・このように、

<1> 【1】序盤と【4】終盤は、それぞれ《分かり易いドラマ》があって、まずまず楽しめたのですが、
<2> 【2】+【3】という長めの中盤(併せて23話)の展開が非常に緩慢で、個人的には退屈な感じを否めず、視聴には難儀してしまいました。

といっても、この【2】+【3】に全然見どころがなかった訳では決してなくて、むしろ《分かり易くないドラマ》つまり《ヒロインの心理的成長》という《内面のドラマ》が、淡々としたテンポで念入りに描かれていて、制作者の意図としては、このやや長丁場を通過することで、視聴者の側にヒロイン(エリン)への愛着をせっせと刷り込んでいって、それを【4】のドラマチック展開での感動へと繋ぎたかったのだと推測するのですが、それがどうも残念ながら、私の好きな種類の刷り込み内容ではなかったようです。

もう少し詳しく書くと、この中盤で描出される《ヒロインの内面的ドラマ》については、

 <1> 彼女と{netabare}王獣リラン{/netabare}との間に次第に感情が通い合っていく過程の描写としては過不足ないものであったとしても、
 <2> 彼女と{netabare}級友や年長者たち{/netabare}との間に友情や信頼関係が育っていく過程の描写 としては何となく違和感ないし抵抗感のあるもののように、私は見えたのでした。

この違和感・抵抗感について、以下さらに分析します。


◆人々の“蒙(もう)を啓(ひら)く”少女への好感度は?

本作全体を見終わっての印象として、このヒロイン(エリン)は、{netabare}のちに「お父さん」とまで慕うことになるジョウンおじさんや、エサル教導師長を始めとする王獣保護所学舎の教導師たち、さらに4年間の学舎生活のうちに友情を深め合ったはずの級友たち、の誰の話も、実際には聞き入れず、肝心な所では常にブレずに不自然なまでに自分の思うところ{/netabare}を真っすぐに貫きとおして、最終的には周囲のひとたち全てに「自分の正しさ」を認めさせる結果に至る、まさに、

人々の“蒙(もう)を啓(ひら)く”少女である。

--------------------------- デジタル大辞泉 --------------------
けい‐もう【啓×蒙】

[名](スル)《「啓」はひらく、「蒙」はくらいの意》
人々に正しい知識を与え、合理的な考え方をするように教え導くこと。「大衆を啓蒙する」「啓蒙書」
--------------------------------------------------------------

・・・ということで、上記のとおり原作者・上橋菜穂子氏がファンだという『風の谷のナウシカ』を始めとする宮崎駿監督作品のヒロインたちにもこれは言えることと思いますが、その確固とした姿勢から、姿格好は如何に少女っぽく描かれていても、その内面が余り少女らしくない、何だか“説教じみた”“独善的で”“ドグマチック(教条的)な”存在のように見えてしまう点が、本作から受ける違和感・抵抗感の正体ではないでしょうか。

よくファンタジー世界などに転生した少年が無双の活躍をみせる作品のことを「俺TUEEE!」系といって揶揄する方がいますが、本作の構造も、ある意味で「私SUGEEE!」系と言えなくもないような・・・。

・・・というより、「俺TUEEE!」系は、これはこれでエンタメ作品として十分に需要があり「見るとスカっとして気分が良くなる」というプラスの効用があると思いますが、この手の「私SUGEEE!」系(※というジャンルが仮にあるとして)は、エンタメ目的というよりは明らかに「啓蒙」目的(※まだ何も知らない人に《私が正しいと思うこと》を教え込む、という些か独善的な目的)というか「下心」を秘匿した作品にも見えるので、その点をどう評価すべきか?(あるいは、そういう問題意識自体に気づいていない人が多いのか?)

私個人としては、同じNHK製作・放送アニメであれば、本作とよく似た中世的・牧歌的な作品世界を持ち本作よりしばらく前に放送された『ツバサ・クロニクル』(2005-6年)の方が、

<1> ヒロイン(サクラ姫)の心模様や振る舞いのナチュラルさに非常に好感が持てたうえに、
<2> 作品全体としても、変な「啓蒙」意図など微塵も感じず純粋にエンタメ作品として楽しめたので、

・・・本作よりもずっと好印象をもっているのですが、私と同じく両作を視聴してみた方がいるとしたら、その方々の感想も是非一度聴いてみたいところです。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1-5話視聴終了時点
ここまで、原作小説にはないオリジナル・エピソード。
・第13話視聴終了時点
野生の王獣をエリンが初めて目撃する回だけど、コレ詰まんなくね?そろそろ視聴し続けるのが辛くなってきたんだが。
主人公兼ヒロイン(エリン)が好奇心旺盛過ぎて、後先考えずにどんどん無謀な行動を起こして周囲を巻き込んでしまう展開は、『メイド・イン・アビス』にちょっと似てるかも?
・第32話視聴終了時点
前後の繋がりもなく大昔のオファロン王国の悲劇的事件のエピソードと見せられても・・・シナリオ稚拙ではないか?
・第33話視聴終了時点
これまでもそういう描写が多かったけど、ヌック&モック二人組がとことん間抜けで能無しに描かれている点が不愉快。
どうやら本作の脚本家は、主人公(兼ヒロイン)や彼女の周りのマトモな人たちと、それ以外のただのギャグ要員たちを完全に峻別しているらしく、それが主人公の独善的な性格と表裏一体の関係である気がする。
・第50(最終)話視聴終了時点
終盤は少しだけ盛り上がったけど、全体として50話でこれだけではシナリオとしては随分と薄味だったとしか言えないと思う。
もっとも、中盤の長丁場でヒロイン(エリン)に愛着を持った人は、この終盤のだいたい予想できた展開(ほぼナウシカ?)でも十分以上に感動できたし満足も出来たのだろうけれども。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作小説        上橋菜穂子(講談社刊『獣の奏者』 I 闘蛇編、II 王獣編(2006年11月刊))
監督           浜名孝行
シリーズ構成      藤咲淳一
脚本           藤咲淳一、ハラダサヤカ、後藤みどり、坂井史世、吉田玲子、谷村大四郎、布施木一喜、吉村清子
キャラクターデザイン 後藤隆幸
音楽           坂本昌之
アニメーション制作   Production I.G、トランス・アーツ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きは原作小説にないオリジナル・エピソード

=================== 獣の奏者エリン (2009年1-12月) =================

----------- 【1】 {netabare}母ソヨンとのアケ村の日々{/netabare}(エリン10歳まで) ----------

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ OP「雫」、ED「After the rain」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{netabare}
*第1話* 緑の目のエリン ☆ 大公領アケ村の棟梁の孫娘エリン(10歳)、逃げだした闘蛇の赤子ルル捜し
*第2話* 医術師のソヨン ☆ 武人タイロンの闘蛇治療、エリンの母ソヨン(碧眼の霧の民)
*第3話* 闘う獣 ☆ 真王ハルミヤの甥ダミヤ&大公オラン来村、闘蛇教練の波乱、ルルの耳膜切り(闘蛇に)
*第4話* 霧の中の秘密 ☆ 村娘サジュの姉ソジュの発病、霧の民の村へ、巡回者との遭遇、ソジュ回復・他村へ嫁入り
*第5話* エリンと卵泥棒 ★ 闘蛇の卵狩りの一幕(なかなか見つからない卵、野生の闘蛇の産卵、エリンの卵狩り反対)
第6話 ソヨンのぬくもり ★ 闘蛇の弔い笛(牙の死)、戒めを守る一族(アォー・ロゥ)、母の託し物、監察官の母拘引
第7話 母の指笛 ★ 闘蛇の裁き(ラゴウの沼への投げ込み、野生の闘蛇の群れ、奏者の技、母との決別){/netabare}

----------- 【2】 {netabare}蜂飼いジョウンとの日々{/netabare}(エリン14歳まで) ------------
{netabare}
第8話 蜂飼いのジョウン ☆ 霧の民ナソンの目撃報告、エリンの救助者、エリン回復
第9話 ハチミツとエリン ☆ 生き物の動きによく気づくエリン、エリンとジュオンの取引成立
第10話 夜明けの鳥 ☆ 王族護衛士(セザン)・神速のイアルvs.仮面の男、竪琴の贈り物(イアルより)
第11話 とびらの中に ☆ 好奇心旺盛なエリン、ジョウンの秘蔵本、ムック&モックの腹痛
第12話 白銀の羽 ☆ 夏の山へ、リョザ神王国王女セィミヤ、カショ山の王獣(巨大な羽根、飛行する姿)
第13話 王獣の谷 ☆ チゴの根取り(ジョウン)、野宿、野生の王獣のヒナと王獣
第14話 霧の民 ☆ ※ナソン(ソヨンの元許嫁)視点の第1-13話のダイジェスト{/netabare}

----------- 【3】 {netabare}カザルグ王獣学舎の日々{/netabare}(エリン18歳まで) -----------
{netabare}
第15話 ふたりの過去 ★ 4年後、アサン来宅(父ジョウンの王都の高等学舎復帰の説得)、元教導師長トウサナ・ジョウンの過去、エリンの本当にやりたい事、カザルグの王獣医術師エサル
第16話 堅き盾(セ・ザン)のイアル ☆ 王都へ(エリン14歳)、王国護衛士イアルの過去回想と現状
第17話 狙われた真王 ☆ 真王ハルミヤ60歳の誕生日祝典、大公長男シュナンの王国変革をの訴え(セィミヤ王女)、ダミヤの贈り物(幼獣リラン)、サイガムルの真王襲撃失敗(イアル負傷) ※演出がチープ×
第18話 教導師エサル ☆ ガザルム王獣保護所試験合格、ルームメイト(ユーヤン)、ジョウンからの巣立ち
第19話 カザルムの仲間 ☆ 同級生たちとの交流
第20話 リランという名の王獣 ☆ 人に飼われた王獣への哀れみ、幼獣リランの世話志願、世話掛かり交代(トムラからエリンへ)
第21話 消えそうな光 ☆ 懸命の幼獣介護(王獣規範、光と竪琴) ※獣医さん向けアニメ?
第22話 竪琴の響き ☆ 負傷したイアルの介抱、真王派と大公派の対立、リラン回復
第23話 カザルムの誓い ☆ エサルの懸念(王獣規範への違反、エリンが政治的に利用されてしまう惧れ)、エリン&リランの秘密を守る誓い
第24話 嘆きの歌 ☆ 辺境の大公軍と「牙の民」の長期抗争、シュガン&ヌガン兄弟の誓いと行き違い
*第25話* ふたりのおつかい × ヌック&モック二人組コメディ回 ※本編と無関係のため見なくてよい回
第26話 リランの心 ★ 学舎の夏休み(試験勉強、ユーヤンの恋話、リランとの交流深化)
*第27話* ヒカラにおちて ☆ 不思議な夢(母との会話、ジョウンとの再会、エリンの迷いの作り出した霧)
第28話 ジョウンの死 ☆ ジョウン死亡通知、エサル教導師長の過去話
第29話 獣の牙 ☆ エリン大怪我、リランとの真の通じ合いの願い
第30話 四年目の冬 ☆ ※エサル教導師長視点の第18-29話のダイジェスト、ED「きっと伝えて」{/netabare}

----------- 【4】 {netabare}リョサ神王国の波乱とその結末{/netabare}(エリン18歳以降) ---------

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ OP「雫」(*別ver.)、ED「きっと伝えて」 ~~~~~~~~~~~~~~
{netabare}
第31話 光の空 ☆ 学舎最上級生エリン(18歳)、教導師キリク(仮面の男)赴任、リラン飛翔
第32話 大罪 ★ エリンの編み出した「奏者の技」、巡回者ナソンの語る大罪(闘蛇を操った霧の民の祖先、オファロン王の逃亡、アフォンノアの谷の祭司ジェ、王獣暴走、オファロン王国滅亡、戒めの起源) ※作品世界の重要設定が明かされる注目回だが、説明の切り出し方がいかにも唐突でイマイチ△
*第33話* 飛翔 ☆ リランの飛翔訓練、キリクの語る王祖ジェの物語
*第34話* イアルとエリン ☆ チチモドキを盛られた成獣、イアンとの不意の再会(解毒剤運び)、成獣回復
第35話 あたらしい命 ☆ 怪我した野生の成獣エク、エサル教導師長の過去話、リランとエクの交合
第36話 卒舎ノ試し ☆ リラン懐胎、真王への報告、学舎卒業(エリン首席、ユーヤン&級友たちとの別れ)
*第37話* 誕生 ☆ エリンの教導師着任、唯一の新入り女学生シロン、リラン出産(アル) ※産卵ではなくて出産→鳥類ではなかったの?
第38話 真王ハルミヤ ★ 真王のカザルム行幸、竪琴と王獣規範違反発覚、真王の意外な発言
第39話 闘蛇の襲撃 ★ 御座船への闘蛇隊襲撃、エリン自身の意思によるリラン出撃、リラン暴走、王祖ジェの再来 
第40話 かげりゆく国 ★ 真王意識不明、ダミヤ手当、印のない闘蛇、エリンのイアン手当とイアンの打ち明け、エリンの打ち明け
第41話 真王の真実 ★ 真王回復・エリン晩餐招待、エリンの王都行き拒絶、王祖ジェと王国300年の秘密打ち明け、王国騒乱の謀略進行、真王急逝
第42話 セィミヤの涙 ★ セィミヤ登極、ダミヤ策動、シュナン拝謁・求婚
第43話 獣ノ医術師 ★ 王都からの召喚命令、リラン再暴走・初めての音無笛、キリクの迷い、失われた左手の三本指、王都へ
第44話 アクン・メ・チャイ ★ 王獣部隊設立の依頼(ダミヤ)、エリンの拒絶の方便(「本来あり得ない血の交わりから生まれた子」しか王獣を操れない)、ダミヤの卑劣な条件提示と微かな希望
第45話 かごの鳥 ☆ キリクの過去、ダミヤのイアル呼出し、イアルvs.キリク、キリクの思いとどまり
第46話 ふたりの絆 ☆ エリンのイアル介抱、二人の接近
第47話 清らかな夜 ☆ ナソンのエリン引き留め拒否、エリンのエィミヤ直訴
第48話 リョザの夜明け ☆ 降臨の野(タハイ・アゼ)の真王軍・大公軍対峙
第49話 決戦 ☆ セィミアの選択(青旗)、ヌガン軍の不意討ち(大公死亡、シュナン絶体絶命)、エリンの決断(リラン飛翔)
第50話 獣の奏者 ★ ヌガン軍壊滅・シュナン救助・エリン負傷、リランのエリン救出、ダミヤ斬死、後日譚(セィミア&シュナン婚儀、王国安定、エリン&イアンの息子ジェシー){/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)14、☆(並回)35、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.8

投稿 : 2019/03/13
閲覧 : 1234
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17

aegis さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作

原作から入ったせいで最初のうちは少し違和感を感じていたけど、エリンはすごく可愛いし王獣ももふもふで可愛いしおじさんも優しかったし、暖かい感じの作画ですごく良かった!
とにかく自分はこの作品の暖かさ溢れる感じが大好きです
原作も読んだほうが楽しめると思います

投稿 : 2019/02/17
閲覧 : 435
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1

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

獣の奏者エリン

過去に視聴済み。
原作未読だが、そのうち読んでみたい本ではある。

この壮大な物語は見る価値がある。
作画はクセが強いが
NHKだからこそ50話できたように思う。

音楽もすごくいい。
特にスキマスイッチの「雫」は名曲。

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 372
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6

ふじき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

きちんとした厚み、さすがnhk

10年前放送当時見たいたものを、今再度見返しています。
こんな作品でも、今新品のDVDが全く流通してなくて、衝撃的でした…悲しい…。
作品の奥行きの深さって、人手とお金と時間がかかる。観ることができて、私は本当に贅沢者です。

スロースタートだけど、絶対に裏切らない作品です。

投稿 : 2018/11/24
閲覧 : 382
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4

sobako777 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お子ちゃま向けかと思いきや、面白かった!

絵柄からして良い子が明るい部屋で見るお子ちゃま向けアニメかと思いきや、ややジブリ色すら感じさせる深く面白い作品だった。古臭いアニメによく登場するボケ役キャラの役割が余りにも昔ながらの定番過ぎて興醒めする部分もあったが、それでも、50話を飽きずに見れたのは、ストーリー力とさすがNHK の力か!?

投稿 : 2018/08/21
閲覧 : 425
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2

Marsa さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作者さん、NHK、Good Job!! 50話もあったが、観てよかった。

原作未読。全50話。2009年

内容は、他の優秀なレビューアーさんの通りで、私など
出る幕はないですねw

それでも言いたいことは、50話と長編ですが、話自体も
面白く、演出も上手く、大人も子供も、十分みるに値する
作品と思いました。
私も、評価が高いと知ってはいましたが、50話なんで、
と、尻込みしてましたw

この作品の続きはあって、小説ですかー(おっふ!)
んー、読みたいな。。。買っちゃおうかなー。

投稿 : 2018/08/09
閲覧 : 679
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23

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

NHKの大河アニメ

このアニメは、上橋菜穂子さんの小説『獣の奏者』を原作にしています。

上橋菜穂子さんは『精霊の守り人』や『鹿の王』を書かれた方であり、
国際アンデルセン賞や本屋大賞を受賞された作家です。

原作は、1.闘蛇編、2.王獣編、3.探求編、4.完結編 そして、外伝とあり、
その闘蛇編と王獣編をアニメ化しています。

物語は、主人公の少女エリンが10歳のときから始まります。
エリンは、腕の良い獣医師の母と二人で暮らしています。
エリンは賢くて芯が強く、そして動物への愛情を持った優しい少女です。

しかし、理不尽な世の中に翻弄され、エリンは孤独になります。
そのエリンが数々の困難にもめげずに成長してゆく物語です。

アニメは全部で50話です。
一挙に見るのは大変なので、
まずは1話から7話までを見ることをお勧めします。
おそらく、7話目で涙が流れるはずです。
でも、ここまではまだ序章にすぎません。
その次は14話まで見ることをお勧めします。

実は14話目まで過ぎた後で、この大河アニメの本編が始まるのです。
このアニメは壮大な物語なのです。

また、このアニメでは子供の目線で描くように工夫されており、原作と若干異なります。
家族一緒に見ても楽しめる内容です。

そして、アニメで感動された方は、小説を読まれることをお勧めします。
この小説は分厚いですが、エリンの心理描写が丁寧に描かれており、読み易く、ぐいぐい引き込まれます。
そしてアニメには描かれていない完結篇を読んだ後は、さらに感動するでしょう。

投稿 : 2018/07/28
閲覧 : 592
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31

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

命と共存

大人と子供どちらにも理解してもらいたい内容が多く含まれています。
人と獣と国が共存して生きていく物語。

全話50話もある物語ですので最期まで視聴するには
それなりの理解力とエネルギーが必要となっています。

物語は3分割して視聴されるのが負担が少なくなると思いますので
目安として1-14話、15-30話、31-50話で区切られると
物語の理解と整理が出来て、スムーズに視聴できるかと感じています。

全編を通して「親子」「未知への探求」「人と世界」といった
テーマが入り混じりながら展開していきます。

アニメとしての娯楽だけではなく、物語という一つの
人の生き方を描写されている作品ですので、前半の話で共感できなかった
方でも中盤の30話くらいまで視聴されれば、視聴するに値するか
判断できる内容であると私は感じています。

作画は牧歌的なイメージで、自然調和を感じさせるような
柔らかい描写に思えます。
生き物の動きや「目」の表現が、非常に視聴者の気持ちに
呼びかけてくるのが素晴らしいです。

音楽はオープニング&エンディングともに歌詞への想いが
強く感じます。
挿入歌も場面に応じた気持ちがよく伝わってきます。

視聴される機会がありましたら、ぜひ最期まで物語が何を
メッセージしているのか、一つでも多く感じてもらいたい作品です。

家族で視聴されても大丈夫な物語になっています。

(余談)

物語の中で「神」という存在について触れられています。

私は「神対応」という言葉に違和感を感じています。

人として相手を想って決断した判断なのに、偶像である神を
投影させて表現するのはどうかと思います。判断したのは人です。

あえて言うならば、相手を思いやる心を持った人が判断した
「上対応(上に立つ人の判断)」と表現するならば納得ができます。

上に立つ人が、誰のために作ったのか分からない掟により
人々を苦しめる結果になるという教訓はこの物語から強く感じます。

それでも「神対応」と言えるのでしょうか?

現実社会でも、この物語と同じように長い年月で同じ過ちを
繰り返しながら時代は進んでいます。

きっと無くならない現実ですが、人として忘れてはいけない
メッセージを投げかけているのだと私は感じています。

投稿 : 2018/07/18
閲覧 : 441
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15

うたわれリアン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

王獣を求めて成長する少女

放送当時、急いで学校から帰ってリアルタイムで見てました。
原作は知らず、ただシリアスなファンタジーアニメであることを理由に見ていましたが、とても深い話が多く、どっぷりと世界観に浸ってました。
とても話数の多いアニメで、最後まで見るには苦労をしますが、真剣に本物のファンタジーを求めてる人には、強くお勧めしたい作品です。
自分の中でも特にお気に入りのファンタジー作品です。

投稿 : 2017/10/07
閲覧 : 425
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6

MUA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

獣と人、心は触れ合えるのか

当時リアルタイムで観ましたが懐かしさから再視聴しました。
主人公エリンは別れと出会いを繰り返しながら確実に成長していきます。人とは交わらないとされてきた王獣と真剣に向き合い、単なる主従関係ではない新たな関わり方を実現します。各登場人物の視点をもとに、物語はキレイに纏まっていると思います。エリンはいい母親になりそう。

投稿 : 2017/05/23
閲覧 : 292
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4

ネタバレ

Dica さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観たい

王獣規範

さすがNHKといわんばかりのお話です
50話あります。
大事な事なので2度言います 50話あります!!
回想の場面除けば30話くらいで済みそうですがとりあえず長い物語です。
{netabare} この話で思ったのは、生きていくということは自分の居場所を見つけて何かに属さなければいけない事
そしてその属した中で自分にしかできない事を見つけて努力しろと言う
とても現実的なメッセージが込められている感じです。
ただ、アニメなんだから・・・
わざわざ現実突きつけるような物語にするのはいかがなものか
確かに大事な事だしNHKだし?
けどそんなこと日常生活で嫌でも突きつけられる事
アニメでも突きつけるのは残酷です。{/netabare}

投稿 : 2017/03/02
閲覧 : 310
サンキュー:

6

ねこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色々なことを考えさせられる物語

いきなりですがNHKアニメの中で1番好きな作品です。
この物語は1つの国の中に大公領と真王領があり、その2つの領民達の隙間から国が割れていくという舞台裏の中で、主人公のエリンが色々な人々や獣達と暮らしていきながら成長していく物語です。

この作品は内容が難しくなく、ですがシナリオははとても丁寧に作られていて、エリンや他の人たちや獣達の感情がとてもうまく表現できているので心理が掴みやすく感情移入がとてもしやすかったです。何度も泣きました。笑

この作品の良さは50話という長さを使ってエリンの成長を丁寧に描いているというところです。その成長した姿に何度感動したことか。
で、このアニメはなんと言っても歌がとても良いんです!op ed 挿入歌 全てが良曲で、中でもopの雫は神曲です途中から歌い手が変わりますがどちらも良くopアニメーションも独特でめちゃくちゃ好きです。この歌が挿入歌で入って来るシーンは本当に鳥肌が止まらないシーンが多かったです。

このアニメの悪かった点を言うとエリンちゃんの声優があまり上手ではなかった事と、同じ絵を多用していた事です。が、そんな事は関係ないぐらいに話がよく出来ていました。シナリオが丁寧で分かりやすく、感情表現に力を入れていて感情移入がしやすい作品が好きなので自分みたいタイプの人は間違いなく楽しめます。
このアニメはほんとに泣けます。
良いアニメに出会えてよかったです。

投稿 : 2017/01/10
閲覧 : 296
サンキュー:

4

rei@低浮上 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメという枠に囚われて欲しくない良作

最初に言っておきますと、
この作品は私が大好きで4周くらいは見ている作品です。
ひょっとするとアニメで一番好きかもしれません。

良くも悪くも「アニメ」らしさがない作品だと思います。
「○○」ってキャラクターが可愛いだとか、
○○と××の関係がいいとか、
そういう所謂「オタクらしい」アニメらしい楽しみ方はできないかもしれません。

雰囲気としては「世界名作劇場」がかなり近いです。
あれにもっとファンタジーとアジア系の異国情緒を織り交ぜた雰囲気の作品。

ですが、話が本当に深い。

確かにあった幸せな日々、
その日々に罅が入り、ガラガラと崩れ落ちていく。
そこから、また幸せを見つけ、目標を見つけていく。
新たな自分と新たな世界を知って、主人公は大人になっていく。
やがて主人公は国を揺るがす存在となり、
大きな陰謀に巻き込まれていく・・・。
簡単に纏めてしまうとこうですが、
すごく理不尽な世界に歯ぎしりしてしまいたくなるくらいです。

人生山あり谷在りといいますが、主人公エリンの人生は本当に波瀾万丈で、
最初の数話の素朴な世界とその終わり、
主人公に秘められた才能が開華する少女(青春)時代、
成長した主人公に与えられる試練・・・
とまさに山在り谷在り。

胃が痛くなるような話も結構ありますが、
是非一度は最後まで見て欲しい作品です。

ちなみに、ちゃんと恋愛もありますよ(笑)

投稿 : 2017/01/04
閲覧 : 310
サンキュー:

5

Spica さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

主人公のぶれることのない強い思いが物語を導く

十二国記を見てから、NHKで同じように女性が頑張るお話はないかと思ってたどり着いたのが「獣の奏者エリン」でした。
放送当時はまだ幼くて、絵の雰囲気や話の難しさから理解出来ずに途中で飽きてしまったのですが、少し大人になった今視聴すると、他のレビューの通り、幼かった私にもきちんと最後まで観て欲しかったと感じます。

物語は主人公成長型のファンタジーです
あらすじはこのサイトのところを参考にしてください。
幼い頃、見た野生の王獣の影響で、エリンは保護場に連れてこられた王獣を本来の姿にし野生に返したい気持ちが強く、国が定めた王獣の育て方の本当の意図を理解しながらも敢えて自分のやり方で育て上げます。そういったエリンの王獣に対する強い思いが、エリンの成長と共に物語を進めていきます。
物語の途中その思いによって育てた良い結果がエリンが1番したくはなかったことを招いてしまいますが、それでもエリンの心は強くたくましいもので最後まで自分の意思を貫き通します。


最近のアニメだと悩みや挫折を経て・・・という抑揚を用いて物語に加速をもたらしています。この作品にもそういう場面が見られますが、タイトルにも書いた通り、気持ちがぶれません。視聴していて、イライラを感じることはありませんでした。
主人公の周りの人間であっても芯がしっかりしていたり、絶対的悪がいて、すっきり視聴が出来ます。

1つ悪いことをあげれば、他のレビューと同様声優だと思います。主人公のエリンを担当した声優さんは本業は女優で、ジブリと同じように、聴き取りにくいところが所々あります。壮大な物語でうまくカバーしていると思いますが、気にする人は最後まで見続けることが困難かもしれません。


NHKが制作しただけあって、過度な表現や、作画のぶれがなく、安心して観られる作品です。作中で何度感動して泣いたことか・・・。全50話という長編アニメのため、きちんとした連休にゆっくり観ることをお勧めします。
本当にいい作品だと思うので、焦らないで下さいね。

久しぶりにお気に入りの棚に追加出来る作品に出会いました。
この出会いに感謝を。

投稿 : 2016/11/23
閲覧 : 286
サンキュー:

5

yuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

面白かったなぁ。
一話を見たら

投稿 : 2016/09/11
閲覧 : 293
サンキュー:

0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エリンの芯の強さと優しさ…人のぬくもりが感じられる物語で何度も目頭が熱くなりました。

この作品の原作は未読です。機動戦艦ナデシコを視聴した後、感動できる作品が視聴したいと思い、あにこれで探していた時にこの作品と出会いました。
「1位 もっと評価されるべき:212人」「3位 泣ける:95人」「4位 NHKの本気:87人」
これだけ成分タグで評価されているならきっと面白い…と思い視聴に踏み切りました。

この物語の主人公は少女エリン…エリンは母と二人で闘蛇衆の村で暮らしていました。
闘蛇は巨大なトカゲの様な姿をしており、馬代わりとして人が操舵しながら戦場で活躍する獣です。

エリンの母ソヨンは獣の医術師でしたが、特に技術に秀でていたので闘蛇の中でも大公家から預かっている牙と呼ばれる獣の世話を一任されていました。

相手は獣…決して人には慣れる事の無い生き物なのですが、力では全く歯が立たない闘蛇を意のままに操らなければ、戦場での活躍はおろか食事や寝床の掃除など日常の世話も満足にできません。

人は獣を服従させるのに…音無し笛という道具を用いるのです。この笛が発する音色は人間には聞こえないのですが、獣を硬直させ自由を奪う事の出来る人にとって唯一無二の道具でした。
そう…人間は音無し笛を使って獣を恐怖で縛り付けて服従させていたのです。
その他にも人が獣を飼うために様々な掟が定められていました。

こうして一旦人に飼われた獣は野生の獣の路線からどんどん外れていってしまうのです。
ですが、掟を破れば大罪…人も獣もがんじがらめになっていたのです。

好奇心旺盛なエリンは、時間を作ってはソヨンの世話の手伝いをするようになります。
年端もいかないエリンは、母親と一緒に居られることの嬉しさと自分もソヨンの様な立派な獣の医術師になる事を夢見て、一生懸命母を手伝い吸収しようとします。
こんな慎ましく…でも新しい発見の毎日がずっと続いていくのだと思っていました。

そんな矢先、大公様より預かった牙が全滅してしまう…という大事件が起こってしまいました。
そしてその責任の矛先は…世話係りだったソヨンに向くことになるのです。
縄で縛られ、連行される母親を見てじっとしていられるエリンではありません。

父を早くに亡くして母と二人暮らし…お互いたった一人の家族なんです。
大切…なんていう言葉なんかでは決してくくれない関係…
だってどっちが欠けても一人ぼっちになってしまうのだから…

頼れる人がいない…
住む家がない…
明日食べるモノがない・・・
エリン達にとっての一人ぼっちはこんなにも残酷な宣告を受けたのと同じなんです。

日の出を目前に控えた闘蛇の群れの住む池…
日の出と共に活動を開始する闘蛇の最初の行動は空腹を満たす事…
何の躊躇も無く池に飛び込んだエリンの目の前には母ソヨンの姿が…
ここから暫くは画面に釘付けでした…
親の役割と子の努め…決して涙無しでは見れないシーンであると共に、決して忘れられない出来事が繰り広げられ…物語が大きく動いていきます。

この物語はエリンの成長を綴っていますが、エリンに手を差し伸べる人たちの優しさが心に染み入る作品です。

蜂飼いのジョウン…最初にエリンが聡明である事に気付き色んな学問を教えてくれました。
教えたことを貪欲に吸収するエリン…きっとジョウンにとっても教え甲斐のある子供だったのでは無いでしょうか。

この頃です…ここには大公領の闘蛇と同じ立ち位置にいる王獣の存在を知ったのは…
もともと獣の医術師を夢見ていたんです…王獣と聞いて気にならない訳がありません。
こうしてエリンはカザルム王獣保護場に身を移す事となり、これが彼女の人生の大きな転機になるのです。

エリンをカザルムで優しく出迎えてくれたのは教導師長のエサル…
エサルもまた、エリンの才覚を見抜いた一人でもありました。

エリンには確かに獣の世話をする才覚があったのだと思います。
でもそれは彼女を構成するほんの一部分にしかすぎません。
私なら間違いなく途中で白旗を掲げている…どんな時でも彼女は全力投球を止めないんです。
「猛獣一直線」と物語の中でクラスメイトに言われていましたが、正にその表現が一番しっくりくると思います。

エリンが常に背水の陣であった事は否めませんが、ある時傷付いた王獣リランが運び込まれ、世話係りに大抜擢される頃からそんな事はとっくに忘却の彼方…
エリンの全力が決して人には懐かない王獣の目にはどの様に映るのか…
エリンの受けた決して消えない痛みの先に何が待っているのか…
気になる方は是非本編をご覧ください。
全50話の中で人同士…或いは人と獣の繋がりがとても丁寧に描かれています。
「NHKの本気」の成分タグ…決して伊達ではありませんでした。

原作は、「I 闘蛇編」「II 王獣編」「III 探求編」「IV 完結編」の全4巻で構成されていますが、アニメでは「I 闘蛇編」「II 王獣編」が描かれています。
もともとは王獣編のラストが究極だったのでそのまま完結する予定でしたが、周囲から続編を望む声が多数寄せられたため「III 探求編」「IV 完結編」が刊行されたとの事です(wikiより)。
…この様にwikiに記載されている通り、王獣編は友愛と慈しみに溢れたラストが視聴者を待っていてくれます。

それと、この作品…主題歌も心に染み入る曲がチョイスされていました。
特にお気に入りだったのが、オープニングテーマでスキマスイッチさんの「雫」と、挿入歌でcossamiさんの「青い星」の2曲です。
この2曲が流れる度、涙腺が熱くなったといっても過言ではありません。

お気に入りの棚行決定作品がまた一つ増えました^^

投稿 : 2016/09/08
閲覧 : 695
サンキュー:

20

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人生語る系の苦手なアニメですが・・・なんか深い

アニメで人生語るんじゃねー!って人間が見ても心打たれる作品(ちなみにクラナドはダメでした)。
ファンタジーなんだけどドキュメンタリー的な味付けを感じるお話でした。
ヒロインが国の覇権争いに翻弄されながらも、たくましく成長する姿が淡々と描かれており、抑揚に乏しいけど過剰な演出が少ないのが好み。
さすがに終盤はエンタメ的に盛り上げるのだが、それより中盤の仲間や獣との絆を培う姿が印象的だった。

投稿 : 2016/07/11
閲覧 : 288
ネタバレ

ゆーや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

さすがNHK!!

さすがNHKと思わせる作品でした。小さい頃見ていたんですけどその時は話がわからず面白くなかったのですが、最近見返してみました。子供の時何でこのよさが分からなかったんだ。と少し後悔してしまいましたw
そしてスキマスイッチが歌っていることに驚きました。雫でカラオケにいったら大体歌っています。
友達「子供の時聞いたことあるなー」
私「これエリンの曲」
友達「あーあのNHKのやつかw」みたいになって少しテンション上がってくれるので今高校生くらいのひと、カラオケで歌ってみてw

投稿 : 2016/06/19
閲覧 : 342
サンキュー:

3

ごりら さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白いです

1話から引き込まれます。NHKアニメなので観てるこっちが恥ずかしいという演出がありますが、ストーリーもしっかりしているので一見の価値ありです。
色々考えさせられるアニメです。

投稿 : 2016/03/14
閲覧 : 335
サンキュー:

2

usEMt17750 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

幼い頃見ていましたが、幼心に面白くて毎回楽しみにしていたのを覚えてます(^ν^)opもよかったな〜〜〜

投稿 : 2015/11/19
閲覧 : 334
サンキュー:

0

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獣の奏者エリンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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獣の奏者エリンのストーリー・あらすじ

獣ノ医術師である母とともに、闘蛇衆たちの村で暮らす少女・エリン。彼女の母ソヨンはその優れた医術の腕を買われ闘蛇のなかでも特に強い<牙>の世話を任せられていた。ある日、村で飼っていた全ての<牙>が突然死んでしまい、母はその責任を問われ処刑されることとなった。エリンは母を助けようと必死に奔走するも失敗、母と引き離され天涯孤独の身の上となってしまう。その後、蜂飼いのジョウンに助け出されたエリンは彼と共に暮らすうち、山奥で天空を翔る野生の王獣と出会う。その姿に魅せられたエリンは母と同じく獣ノ医術師になることを決意し、ジョウンの昔なじみでもあるエサルが教導師長を務めるカザルム王獣保護場の学舎へと入舎する。(TVアニメ動画『獣の奏者エリン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2009年冬アニメ
制作会社
トランス・アーツ / プロダクションI.G
公式サイト
shop.kodansha.jp/bc/books/topics/kemono/p2.html#03
主題歌
≪OP≫スキマスイッチ『雫』、松たか子『きっと伝えて』≪ED≫cossami『After the rain』

声優・キャラクター

星井七瀬、平田絵里子、内田直哉、藤原啓治、柳原哲也、鈴村健一、谷育子、高橋美佳子、石田彰、楠大典、花輪英司、川本成

スタッフ

原作:上橋菜穂子、 監督:浜名孝行、アニメーション監修:上橋菜穂子、キャラクターデザイン:後藤隆幸、シリーズ構成:藤咲淳一、総作画監督:高橋成之、美術監督:鈴木朗、撮影監督:だいけんいち、音響監督:平光琢也、音楽:坂本昌之、アニメーションプロデューサー:和田丈嗣、制作統括:廣岡篤哉/斉藤健治

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